-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
∞ぽん酢∞
-
1:
あたしの名前は御浜めい。友達には、マメって呼ばれたり呼ばれなかったり。昭和五十年後半に産声を上げてはや二十年は過ぎました。そんなの私の今までのお話。始まり始まり*。'・゚;*。・。
2005-12-12 17:01:00 -
111:
ガタンッッ!!!
『無理やから!!かっかかかかかか彼氏おるから!!しかも幸せやから!!!バイバイ!!』
勢いよく立ち上がると千円をテーブルに叩きつけ走り出す。
店を出る時、うっすらと笑うコウタを見たが、すぐに目をそらし走る。2005-12-17 11:39:00 -
112:
タクシーに乗り込むと、来る時とは違った【震え】が身を巡った。
来る時よりもはっきりとした、【震え】を感じた。
家に着くのが異様に早く感じた2005-12-17 11:45:00 -
113:
『おかえりィィ(。゚∀゚。)』
『…ただいま』
『えらい遠くまで煙草買いに行ってたね』
『*゚Д゚)!!あ、うん。散歩してた。』
『ほぉ。いいね(。・v・。)』2005-12-17 11:48:00 -
114:
それからは、何もなかった様に毎日を過ごしていた。
コウタからの着信は拒否。
友達伝いにまたホストをしていると聞いたが、そんな事どーでもよかった。
大切な隆介をなにより大切にしたかった。2005-12-17 11:52:00 -
116:
ぁずき
しぉり?
2005-12-17 16:42:00 -
118:
豆は当時、
喫茶店アルバイト。
そう、
【特売インスタントコーヒーをこだわりと自負する店】
アルバイトとしてコツコツ働いていた。2005-12-17 23:34:00 -
121:
『……コウタ。』
『小さい店やなぁ。』
カウンターの豆の目の前に腰掛けると煙草をジャケットから取り出して置く。
静かに、大きなアーモンドの形をした切れ長目に捕われて動けない。
流した水は勢いよく豆の手を流れて行く。2005-12-17 23:44:00 -
122:
『ちょっ…何で…』
『何が?』
笑う顔は鋭く冷たい。
『こんな所まで…何でですか!?帰っ…』
次の瞬間。コウタはグッとカウンターから腕を引っ張る。2005-12-17 23:48:00 -
123:
『逃げんなや。』
掴まれた腕の手先からは冷たい水がカウンターに一滴、また一滴としたたり落ちる。
『離し…ッッ』
『離さんし』
また笑う。掴まれたまま動けなくなっても、水は無情にもしたたり落ちる。2005-12-17 23:50:00 -
124:
『ちょっッッ…と!!!痛いッッ!!離して!!』
我に返るとすぐに、キッと睨みつけ、グッと引き返そうと必死でもがく。
『ははッッ。そーそー、その顔。その顔かなり好き。』
掴む力は強くなり、次第に腕に鈍い痛みが、生暖かいコウタの手の温度と共に伝わってくる。2005-12-17 23:56:00 -
126:
『当たり前やろ!!はよ離…』
『いや。』
『ッッ!!!は!?』
『離したらまた逃げるんやろ。やし嫌。』
その言葉に反応して、ふとコウタに目を向けると、鋭い目は一瞬弱々しく淋しそうに見えた。2005-12-18 00:02:00 -
127:
『………離して』
『嫌。』
『…ッッ、こんなん、絶対間違えてるわ。コウタこーゆうやり方しか出来ひんの?コウ…』
『そーや。俺はこんなやり方しか知らんで?』
睨み逢ったまま、静かな店内は時計の秒針の音が、蛇口から流れる水と不協和音を奏でる。2005-12-18 00:10:00