小説掲示板僕等がいた。のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

僕等がいた。

スレッド内検索:
  • 1:

    奈津美

    まだ17才だったあの頃
    そこには確かに
    僕等がいた。

    2005-05-17 15:34:00
  • 214:

    奈津美

    泣きながらモノクロにして無理矢理閉じ込めた記憶が、色を戻し始めた。
    閉じ込めた、その声
    その瞳・・・その顔


    涙が流れた

    2005-05-23 12:18:00
  • 215:

    奈津美

    いくつも、いくつも忘れようとしても、きっと思い出だけは・・大切な思い出だけは、ふいに蘇ってしまう。

    激しい位の風に飛び散る桜の激しい程の花吹雪のように、出逢い、別れを繰り返しても、ふんばってそれでも咲き続けた桜のように、大切な思い出だけは、散らない

    色褪せない。

    2005-05-23 12:22:00
  • 216:

    奈津美

    僕等はとても脆かった。

    2005-05-23 12:24:00
  • 217:

    奈津美

    第12話
    「恋」

    2005-05-23 12:25:00
  • 218:

    奈津美

    先輩「泣くな泣くな」
    ぽんぽん。
    先輩は笑いながら頭を軽く叩いた。
    奈津美「あ゛ぃ゛っ・・すいませんっ・・・いつ帰ってきたんですか?・・・」
    涙をふきながら地面に落ちた雑誌を持ち上げて聞いた。
    先輩「先月やで?ごめんなぁ・・・手紙かこうとしたんだけど忙しくて・・・」
    奈津美「はい・・・」
    人混みのすごいセンター街からぬけだして、二人で喫茶店に入った。
    制服姿の私と私服姿の先輩は多分周りから見るとよほど目に付くようで、キョロキョロ見られた。

    2005-05-23 12:31:00
  • 219:

    奈津美

    奈津美「目立っちゃいますね」先輩は、苦笑い。先輩「一つしか変わらんのになぁ!」
    奈津美「予定よりずいぶん早く戻ってきたんですね」先輩「うん。四月からこっちの大学行く予定だから早めに戻ってきた。」
    先輩が妙に大人に見えた。

    2005-05-23 12:36:00
  • 220:

    奈津美

    先輩と電車に乗って帰った。ふいに続く沈黙が耐えられないでいた。
    何か。
    何か違う・・・、笑顔も声も変わってないのに・・・何か違う・・・

    2005-05-23 12:50:00
  • 221:

    奈津美

    ―言わなくちゃ―

    遠ざかる先輩、離れていくふたつの影。

    ―言わなくちゃ―

    奈津美「せんぱぁい!」声が響く。先輩が振り返った。

    2005-05-23 12:57:00
  • 222:

    奈津美

    奈津美「あたし・・・ずっと待ってました!ここで・・・ずっと・・・待ってました!!」泣きながら叫けんだ。

    2005-05-23 13:00:00
  • 223:

    奈津美

    涙で景色がぼやけてる。何も見えないや・・・。
    奈津美「ずっと・・・」
    先輩は立ち止まって何か言いかけた時。二人の間をバスが通った。
    ―!?―
    バスが通り過ぎた後先輩の姿はどこにもなかった。
    バス停に一つの影が空しくそこに居た。奈津美「・・・はぁ・・・」涙をふいて立ち上がった時
    後ろから腕をひっぱられて振り返った。
    海「お前何一人で叫んで泣いてんの?」奈津美「えっ?何であんたこんな所にいるん?」

    2005-05-23 13:34:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
僕等がいた。を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。