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僕等がいた。
-
1:
奈津美
まだ17才だったあの頃
そこには確かに
僕等がいた。2005-05-17 15:34:00 -
2:
奈津美
掲示板の周りにはたくさんの人が騒いでた。
由美子「同じクラスになれたやぁん!めっちゃうれちぃわぁ」
奈津美「そうやなぁ(o^_^o)あたしも嬉しいわぁ」
二人で手を取り合って喜んでた時。2005-05-17 15:42:00 -
3:
奈津美
「うるせぇ・・・」あたしに向かってぽつりと毒を吐いた。
それが海だった。2005-05-17 15:45:00 -
4:
奈津美
「冬月ってかっこいいなぁ」「彼女おるんかなぁ」「冬月見てたら他の男子が汚く見えるし」「あははは!分かるそれぇ」
更衣室での女子達の話題。
冬月海と私は同じクラスになって一ヶ月が経った。海は女子からかなり人気がある。由美子もメロメロ・・・。あたしには分からない。あんな冷たい感じの男子なんか興味ない。2005-05-17 17:59:00 -
5:
奈津美
「冬月ってさぁ、めっちゃクールやんかぁ。あれが魅力やなぁ」「けど東京からこっちに来てまだ二年らしくてさぁ向こうに彼女がいるかも」
女子達がまだ騒いでる?
制服に着替え終わった由美子が
由美子「奈津美ぃ、今日部活のとき話あるんだぁ」2005-05-17 18:03:00 -
6:
奈津美
第1話「はじまり」
2005-05-17 20:48:00 -
7:
削除削除されますた
あぼ~ん -
8:
奈津美
部活の時間、部員7人しかいない美術部の美術室で由美子が海の話をしだした。毎日聞かされてる私の身にもなってよ?
由美子「冬月君に告白しようと思うんだ」由美子は真っ直ぐな目で私を見た。
奈津美「話した事ないのに?・・・あんな奴のどこがいいの?みんなおかしいよ」2005-05-17 21:02:00 -
9:
奈津美
海は、物静かで女に興味なんてなさげな感じがしていた。男子とは仲良しみたいだけど女子と話したりするところを見た事がなかった。ミーハーな女子が話かけても冷たい答えしかしない。そんな奴で、それでも人気がある意味が私には本当にわからなかった
2005-05-17 21:05:00 -
10:
奈津美
由美子「明日告白してみようと思って・・・。でね、冬月君と席が近い奈津美にこれを明日渡してもらいたいねん」
由美子はポケットから手紙を出して私に差し出した。私は手紙を受けとらず自分で渡せと言った。由美子「お願い!」
由美子は諦めなかった。30分くらいねばられてしまい、私は仕方なく受け取った2005-05-17 21:10:00 -
11:
奈津美
次の日朝から気が重かった・・・。
由美子「おっはよ?」元気よく教室で由美子がお出迎え。奈津美「はよぉ。元気やねぇ」
教室には、もうみんな来てわいわい話してる。海も男子と仲良く話してる。はぁ・・。由美子は耳元で《御礼はするから?よろしくな?》と言った。この教室でいつ渡せばいいんだろう。女子の視線は海に集中してんのに。2005-05-17 22:20:00 -
12:
奈津美
授業は全く頭に入らずずっとタイミングをうかがっていたが結局五時間目になってしまった。由美子は不安そうにしてるし・・・はぁ。海と私は一番後ろの席でしかも隣。よし!教科書を落としてその時に渡そう!
先生が黒板に書いてる時に私は教科書を落とした。2005-05-17 22:24:00 -
13:
奈津美
ばさっ!
みんなが注目?奈津美「すいませんっ・・・」
先生が一つ咳をしてみんなが前を見た。教科書を取ろうとした時、「はい」海が私の教科書を取ってくれた。
海と目が合う。
奈津美「ありがとう・・・」2005-05-17 23:07:00 -
14:
奈津美
後ろを見ると
海が立っていた。
由美子「冬月君・・・」そう言いかけた時すごい勢いで海が由美子に向かって歩いてきた。私はただ呆然とした・・・。由美子「ごめん。奈津美。私が呼び出したんだぁ・・・教室で待ってて」2005-05-17 23:16:00 -
15:
勝
続き気になるから早くはいてなぁ???まってまぁす?
2005-05-17 23:52:00 -
16:
奈津美
わぁぁヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノめっさ嬉しいねんけど??ありがとう読んでくれて?感謝感謝やわぁ??
2005-05-17 23:59:00 -
17:
奈津美
奈津美「うっ・・・うん分かったぁ」そう言って速足で屋上から校舎内に行った。
手紙には・・・屋上に来てって書いてあったんやぁ・・・。頑張れぇ由美子!教室には誰もいなかった。夕日が教室をオレンジに染める。グラウンドでは野球部が練習してる。窓際の席から窓を開けてただグラウンドを眺めてた2005-05-18 00:03:00 -
18:
奈津美
教室のカーテンが風で揺れる。
由美子どうなったのかなぁ・・まだかなぁ・・もう10分くらい待ってるんだけどなぁ・・・。
そう考えながらもただグラウンドをぼぉっと見ていた。由美子は私と違ってかわいいから絶対大丈夫だろなぁ・・・。昔からモテたもんなぁ・・・由美子はぁ。2005-05-18 00:07:00 -
19:
奈津美
ガラッ
教室のドアが勢いよく開いた。慌ててドアを見ると
海がいた。
ピシャン!海は勢いよく扉をしめてこっちに向かって歩いてきた。私はびっくりして黙って見ていた。2005-05-18 00:10:00 -
20:
奈津美
海は私の座ってる席の一つ前に座ってため息を着きながら外を見た。
海の背中は寂しそうだった。
何故だかそう思った。
沈黙が少し続いた。変な空間だった。野球部の声とバットがボールに当たる音だけが教室に聞こえる。2005-05-18 00:14:00 -
21:
奈津美
奈津美「冬月・・・由美子は・・・?」
海「夜電話するからって伝えてくれって言われた・・・先帰るって・・・」低い声で海はそう言った。
奈津美「・・・っ・・・」何か言おうとしたけどそれ以上は言えなかった。というか聞けなかった。海「あんたさぁ・・・」そう言いながら海は後ろを向いて私の瞳をじっと見た。
海「・・・」奈津美「・・・」2005-05-18 00:21:00 -
22:
奈津美
海「・・・じゃあな」海はそれ以上何も言わず席を立って教室を出た。
私も少ししてから教室を出て、家に帰った。
由美子に電話しても結局由美子はその晩は一度も出なかった。2005-05-18 00:25:00 -
23:
奈津美
次の日由美子は元気だった。いつもの由美子だった。海もいつもの海だった。放課後由美子がカラオケに私を誘ったから二人で言った。そして由美子はカラオケ歌いながら泣き出した。
奈津美「・・・由美子・・・」
由美子「・・・だめやった・・・好きな人がおるねんて・・・」小さな声でそう言った。私は由美子の隣に座り、由美子の頭を撫でながら、「元気を出して」をアカペラでマイクなしで歌った。由美子は私の腕の中で泣いた。2005-05-18 00:32:00 -
24:
奈津美
奈津美「由美子・・・泣かんとってやぁ・・・あたしまで泣けてくるやん・・・」由美子「・・奈津美ぃ・・あたし諦めへん・・これからはいっぱい冬月に話し掛ける・・だってなぁ・・好きやもん・・」奈津美「・・うんっ・・あたしも応援する・・!」
二人で泣いた。勇気づけあった。友達ってええやんなぁ!二人でカラオケ歌いまくりはしゃぎまくった。頑張れ!由美子!2005-05-18 00:46:00 -
25:
削除削除されますた
あぼ~ん -
26:
奈津美
2話「君が笑った」
2005-05-18 00:52:00 -
27:
削除削除されますた
あぼ~ん -
28:
奈津美
梅雨の季節になった。毎日毎日雨雨雨!本間うざいにも程があるわっ
由美子はフラれた日から海に少しずつ話し掛けるようになった。海は不器用に返事をするだけ。それでも由美子はめげずに話し掛ける。
女子達は何人も海に告白してフラれてその頃には海の話題はなくなりかけていた。2005-05-18 00:59:00 -
29:
みぃ
こうゆうの好きです?? 頑張ってください?
2005-05-18 01:35:00 -
30:
かな
しぉりぃ??
2005-05-18 01:36:00 -
31:
奈津美
わぁぁ(*⌒▽⌒*)ありがとう??本間に本間にうれしいわぁ??
2005-05-18 01:47:00 -
32:
名無しさん
しぉり?
2005-05-18 09:59:00 -
33:
奈津美
神田「ここじゃちょっと話せないからさぁ、放課後時間作ってほしい」
奈津美「わかった・・・」2005-05-18 10:24:00 -
34:
まお
続き気になるΨ(`∀´)Ψ頑張ってくらはい??
2005-05-18 11:05:00 -
35:
奈津美
まおちゃんぁりがと??いっぱい書くからね??
2005-05-18 13:19:00 -
36:
奈津美
教室に戻ると由美子が私の腕をひっぱった。そして耳元で《ちょっとちょっと!神田と何話したん?!》とすごい興味ありげに興奮しながらそう言った。奈津美「なんか。修学旅行一緒の班になってって言われた」
由美子《えっ?!まじで?!・・・って事は・・・冬月君も一緒って事やんなぁ?!ばりうれしい》奈津美「けど、まだ先やし、どうなるか分からんし・・・それに他の女子だって絶対狙ってるやろうしなぁ」2005-05-18 13:27:00 -
37:
奈津美
?キーンコーン カーンコーン
チャイムが鳴った。奈津美「じゃあまた後で話すわ」由美子「わかった」2005-05-18 13:30:00 -
38:
奈津美
神田「まじで?!やったぁ!山村ってかわいいからてっきりおるもんやと思ってた・・・じゃあな!ありがとう」
そう言うと神田は教室から出て行った。教室に一人残って考えた。
由美子は海が好き。海の仲良い神田は由美子が好き。海は神田の気持ち知ってるのかなぁ?知ってて由美子を振ったのかなぁ?どうなんだろぅ。2005-05-18 13:52:00 -
39:
奈津美
部室で由美子にさんざん問い詰められたけど、曖昧な返事で何とか乗り切った。神田から言わないでと頼まれたから言えなかった。きっとこの事を由美子が知ったらと考えると言わないでおいた方がいいと思った。
2005-05-18 13:55:00 -
40:
奈津美
その日以来神田が由美子に視線を送っている事に気付き出した。女子も気付いていたが由美子は気付いていなかった。海は相変わらず冷静だった。
由美子「はぁ。お腹すいたぁはやく弁当食べたいわぁ」由美子は気楽だった。最近女子達の間で自分が話題になってるなんて気付いてないようだ。奈津美「本間あんた気楽やなぁ」つい言ってしまった。
由美子「えっ?何で?・・・あぁ試験が近いのに勉強もしてへんから?」2005-05-18 14:01:00 -
41:
奈津美
気楽な子だなぁ・・・由美子は中学の時めっちゃモテて女子からはひそかに憧れられた存在で、由美子が持っている物はみんな真似していた。けど本人は全く気付いていなかった。
普通気付く事でも由美子は気付かないのだ。2005-05-18 14:58:00 -
42:
奈津美
その日は部活には行かないで久々に由美子と町へ制服のまま出た。夏祭りの浴衣をお揃いにしようと由美子が言い出したのだ。
奈津美「あたし青にする!由美子は?」由美子「あたしピンク?」そして二人でお揃いをかった。店員さんに「お二人共とっても似合うと思いますよ!」と言われて二人で照れた。浴衣を買ってマクドで軽く食べて由美子は用事あるからと言って由美子とマクド前で別れた。2005-05-18 15:04:00 -
43:
奈津美
振り向くと
神田が目の前でこけた?神田「・・・いってぇ」
神田が腰をさする。奈津美「・・・大丈夫?」思わず笑ってしまう。海もすぐ駆け寄ってきて笑い出した。それを見てすねる神田。その顔がやけに笑えてよけい笑った。海を見ると海が笑いながらこっちを見た。
あたしが海の笑う顔をちゃんと見たのは初めてだった。2005-05-18 15:23:00 -
44:
奈津美
目の前に映るものすべて信じて疑わなかったあの頃
キラキラどれだけ僕等は輝いていただろう。2005-05-18 15:28:00 -
45:
名無しさん
????
2005-05-18 15:47:00 -
46:
奈津美
3話
「花火」2005-05-18 16:51:00 -
47:
奈津美
神田は立ち上がって走り出した。私と海は二人で立ち止まっていた。
海「おぉい!神田ぁ!どこ行くんだよ!」神田に向かって海が叫んだ。神田は止まってこちらに向かって
神田「お前らこっち来いって!早く!」そう言って走り出した。奈津美「えっ?!あたしも?!」海「まじ意味分かんねぇ・・・」そう言って海も走り出した。あたしは立ち止まってると海が振り向いて
海「早く」と手招きした。仕方なく私も走った。2005-05-18 17:06:00 -
48:
奈津美
やっと追い付いた時にはハーバーランドだった。モザイクの先の小さい遊園地に着いた。
神田「あぁ疲れたぁ!お前ら遅いねん!」階段に神田が息切れしながら座る。あたしと海も息切れしながら座る。
海「はぁはぁ・・・あっつぅ・・・お前意味不明だよなぁ」神田に向かってそう言った。
奈津美「っていうか私関係ないやん・・・何でついて行かなあかんのよ・・・」2005-05-18 17:11:00 -
49:
奈津美
神田「お前ら二人に発表しまっす!」神田が私と海の前に立って元気よく言った。
神田「・・・明日・・俺、山村に告白します!」
海と私は黙った。海「えっ?お前山村の事」神田「好きやで」2005-05-18 17:15:00 -
50:
なつ
きになるぅ?しおり? がんばってくらはい??
2005-05-18 17:28:00 -
51:
奈津美
?なつちゃん?ぁりがとにゃん(* ̄ε ̄*)めちゃんこぅれちいですぅ??頑張るにゃぁ!
2005-05-18 17:39:00 -
52:
奈津美
神田がトイレに行ってる間私と海は二人になった。奈津美「冬月さぁ由美子の事言ってないん?」 海「言う必要なくねぇ?」奈津美「でも神田が由美子の事好きって知らなかったの?」海は観覧車を眺めてた
海「・・今知った・・・」そう言って私を見た。
海「・・・出会ってすぐの人を好きになる意味が分からねぇよなぁ・・・」海はまた遠くを見た。夕日が海の横顔を照らす。奈津美「・・・何で?」海「何知らない奴を好きになる意味が分からん・・・みんな簡単に好きって言って無理ならすぐ諦める・・・そんなんなら最初からいらねぇ」2005-05-18 17:51:00 -
53:
奈津美
奈津美「そこから始まるんやんかぁ!大体全部の人が諦める訳ちゃうし・・・勝手に決めたりしんときよ」私は由美子をばかにされた気がしてムカついた。海は冷静に空を見てた。海「興味ない・・・」奈津美「・・・」
だめだ。あたしには海のどこがいいのか全く分からない。由美子には悪いけどやっぱ苦手。2005-05-18 17:55:00 -
54:
奈津美
次の日―
由美子「えぇっ?!奈津美昨日冬月と神田と一緒に遊んだの?!」その日も晴れてたので屋上でお弁当を食べてた。
奈津美「だから、遊んだ訳じゃなく・・・」由美子「もしかして奈津美は冬月の事好きなんじゃ・・・」奈津美「それはありえない」2005-05-18 17:59:00 -
55:
削除削除されますた
あぼ~ん -
56:
奈津美
由美子は断言する私に驚いた。奈津美「絶対にありえない」私はそう言った。由美子「ずっと思ってたんやけど、奈津美は恋してないの?」由美子は言った。
奈津美「由美子知ってるやろ?あたしに恋はしばらくおとずれないねんから!」
由美子「分かってるけどな、後藤先輩の事まだ忘れてないん?」由美子はちょっと真剣な顔で言った2005-05-18 22:36:00 -
57:
奈津美
後藤先輩・・・。
胸の奥深くに閉じ込めてた思い出が蘇る。。
二重の大きな瞳、白いはだ、ちょっと低い声、優しい性格、私を何度もモデルにして先輩は絵を描いた2005-05-18 22:46:00 -
58:
奈津美
中学に入学して間もなく美術部に入った。
初めて部活に行った時一人美術室の隅でただひたすら真剣な顔で絵を描いてる人がいた。会話する事もなくただただ静かに描いていた。
それが後藤先輩。部員は20人程でけっこうだらけた部活動で、みんな落書き程度しかしていない2005-05-18 22:56:00 -
59:
奈津美
後藤先輩に近づく人はいなかった。近寄り難い雰囲気を出していたからというのもあった。
同じ部員の由美子と仲良くなったのは入部して三か月くらいしてからだった。由美子は真面目な近寄り難い後藤先輩の事を苦手にしていた。私は興味をもっていたけど話しかける勇気はなかった。2005-05-18 23:00:00 -
60:
奈津美
入部して半年くらいしてから後藤先輩が私を呼んだ。
先輩「モデル頼んでもいい?」初めて先輩の正面からの顔と声を聞いた。その場にいた部員みんなが静まりかえって私に注目した。2005-05-18 23:02:00 -
61:
奈津美
それから先輩は私をモデルにして何枚も絵を描いた。
会話はあまりないけど、真剣に見つめる後藤先輩に少しずつ恋をしていった。
後藤先輩の行動一つ一つが好きになっていき、どんどん知りたくなった。教室で授業を受けてる時グラウンドを見ると先輩の体育の授業の姿を目で追ったり、体育祭でひそかに応援したり。2005-05-18 23:08:00 -
62:
奈津美
先輩は少しずつ私に話し掛けるようになった。
そして笑ったりもした。そうやって先輩は三年になった。私は二年になった。
先輩からモデルの御礼だと誕生日プレゼントにオルゴールをもらったりもした。写真も何枚か撮ったりした。先輩は決して目立つ人ではないけれど私にとっては一番ドキドキする人だった。
卒業の一週間前私は先輩に呼び出されて久々に部室に行った。2005-05-18 23:13:00 -
63:
奈津美
先輩「今までありがとうな。来週卒業式には出ないまま外国で絵の勉強しに行く。明日出発やから今日が最後なんや」
あまりの突然の事で驚いた。由美子に相談して卒業式に告白する事が決まった矢先の事だった。
胸の奥で鼓動が聞こえる。
先輩「それだけ言いたかったから・・・」先輩はうつむいて少し微笑んだ。奈津美「先輩・・・いつ戻ってくるんですか?」
先輩「さぁ、まだ分からないけど、五年後くらいかなぁ」
奈津美「・・・待ってていいですか?」気付いたらそう言っていた。言わないでいるのは永遠の別れを意味する気がしたから。
しばらく沈黙が続いて先輩は「もし待っててくれたら・・・」奈津美「・・・」
先輩「その時は付き合ってほしい・・・」
先輩はそういって私のほっぺたを触って私の涙をふいた。
奈津美「私・・・待ってます・・・」先輩「うん・・・」
それから今になる。2005-05-18 23:26:00 -
64:
奈津美
由美子「もう忘れなさいよ・・・手紙も来なくなって一年たつやんかぁ」奈津美「分かってるよ・・・もう待ってへんし先輩も忘れたやろうし・・・」由美子は少し笑った。私も少し笑った。2005-05-18 23:32:00 -
65:
奈津美
ガラッ
教室のドアが開いた。振り向くと由美子だった。その後ろに神田の姿が見えた。由美子「ごめん奈津美、今日神田と帰る」 奈津美「えっ?」神田「付き合う事になったんだぁ悪いけど冬月と二人で帰って」はぁ?だって由美子は海の事が好きなんじゃ・・・
奈津美「由美子?」由美子「じゃあね(o^_^o)」そう言って二人は帰ってしまった。
海は冷静な顔をしていた。私は理解できなかった。海「行くぞ」海はそう言って教室を出た。2005-05-19 02:24:00 -
66:
奈津美
第4話
「別れ」2005-05-19 02:32:00 -
67:
奈津美
二人で海岸近くのコンビニで花火とライターを買って海岸に行った。
まだ空は明るい。奈津美「ねぇ、本間にするん?」海「暗くなるまで待つ?」奈津美「どうせするならそっちの方がよくない?」海「じゃあ待つ」
海は海岸前に座った。私は訳が分からないけど隣に座った。
奈津美「あのさぁ・・・」2005-05-19 02:42:00 -
68:
ギャル汚 ◆7W9NT64xD6
気になるわぁ?かなり気になる?ワラ
はよかいてな?まってます?あとガンバ???2005-05-19 03:55:00 -
69:
奈津美
ギャル汚ありがとう?がんばるね?
ちなみに神田は小池徹平をイメージしてください。2005-05-19 06:57:00 -
70:
名無しさん
読んでますぅ??頑張ってくらさいィ???しぉりッ?
2005-05-19 07:51:00 -
71:
奈津美
ありがとう(?_?)?? 頑張るなぁ!
2005-05-19 10:35:00 -
72:
奈津美
奈津美「だるいかぁ・・・まぁそんな事言わないで花火楽しもうなぁ」
オレンジ色をした空が少しずつ青とうす紫色の空に変わり出した。2005-05-19 10:40:00 -
73:
奈津美
海「・・・」海は少しずつ私に笑う顔を見せてくれるようになった。自分の話も少しずつだけど話すようになった。
それでもいつも遠くを見ていた。
奈津美「きれいやなぁ」
二人で花火をたくさんした。花火の命は一瞬で消える。その美しさは心の中にずどんと何かを残してくれる程素晴らしい。最後の線香花火をしていた。
海「あんたさぁ・・・いい奴かもな」線香花火の作り出すわずかな明かりが海を照らす。
奈津美「いい奴かもじゃなくていい奴なんだよ。」2005-05-19 10:50:00 -
74:
奈津美
私の線香花火の日玉がぽたりと地面に落ちた。
奈津美「あぁ゛っ?あんたが言うから落ちたやんかぁ!」ほっぺを膨らました。すると海は少しふきだして
海「ふぐみてぇだな。」と言った。
ポタッ
海の線香花火の日玉も地面に落ちた。海「あっ」海は眉間にしわをよせて唇をとがらせて変な声を出した。それが本間におかしくて私は笑い転げた。奈津美「あほやぁ!あはははははっ!お腹いたいやんかぁぁぁ!すねお!すねお!」海は恥ずかしそうにしていたけどそのうち笑い出した。2005-05-19 11:12:00 -
75:
奈津美
次の日から学校でも海は私に少しずつ話し掛けるようになった。女子達は勝手に勘違いして噂をたてまくった。私と海ができてるだとかデートしていただとかでたらめばかり。由美子「奈津美さぁ、冬月の事好きなんじゃないん?あたしもう直人一筋やし別に構わんよ」
奈津美「だから違うってばそんなんちゃうし・・・っていうか前から聞きたかったんやけど神田からの告白なんで受け入れたん?」由美子「だってさぁ、直人も結構実は気になってたから」
奈津美「はぁ?まじで?軽いなぁあんた」
由美子「だってぇやっぱ好きって言ってくれるほうが嬉しいもん」2005-05-19 11:20:00 -
76:
奈津美
由美子は部活が終わると神田と帰った。
由美子と神田に手を振ったあと海に
奈津美「ごめん。待った?」海「いや、神田といたし。行こうか」
海は歩き出した。海はいつもより真剣な顔をしていた。奈津美「冬月どないしたん?顔暗いで?」
海「・・・そこの喫茶店入ろう」海はそう言って喫茶店に入った。2005-05-19 11:36:00 -
77:
奈津美
「おまたせしました」
テーブルの上に二つならんだミックスジュースとコーラ。
奈津美「どないしたん?」海「恋人が出来たって言われた」
奈津美「えっ・・・付き合って四年の彼女の人?」海はうなずいた。私は慌てて彼女をかばった。奈津美「そんな事ないって!彼女さびしかったから嘘付いたんやって!」海「俺が向こうで一番仲良かった奴と付き合う事になったからって」海は顔色ひとつ変えずそう言った。
何故だか涙がこぼれた2005-05-19 11:43:00 -
78:
奈津美
あの頃 全てを信じていたあの頃
悲しみは僕等の全てであり 喜びは僕等の全てだと勝手に思い込んでいた。
それは 空を目指し 届くことなく一瞬で舞散る花火のように きっと美しく純粋なものだっただろう。2005-05-19 11:47:00 -
79:
奈津美
第5話
「彼女の願い」2005-05-19 12:05:00 -
80:
奈津美
奈津美「あんたさぁそれでいいんか?諦めるん?」涙をふきながら海に言った。
海「あいつが決めた事なら構わない・・・遠距離はやっぱ無理だって事だろ」
奈津美「あんたも簡単やん。あんただって同じやん軽いなぁ」海「・・・」奈津美「奪い返せばいいやんか・・・取られたなら取り返せばいいやんか!」2005-05-19 12:11:00 -
81:
奈津美
海は笑った。海「そうだよな・・・やっぱ相談してよかった。ありがとう」奈津美「えっ?」海「土曜ちょっと行ってくる東京に」
海はすっきりした顔でそう言った2005-05-19 12:16:00 -
82:
奈津美
海って冷めてる奴かと思ったけどけっこう熱いとことかあるんやぁ・・・ちょっと見直した。
由美子「えぇっ?!土曜冬月用事で祭行けないの?!」今日から授業は午前中で終わり。神田と海は用事で先に帰った。奈津美「仕方ないって?三人で祭行こうよ・・・それか神田と二人で行ってくる?」由美子「それはあかん!せっかく浴衣お揃いやし!けど用事ってなんなん?!」奈津美「さぁ・・・知らないけど」
人に言わないでおいた方がいいと思った。海は私にしか言ってないと言っていた。神田にも言ってないらしい2005-05-19 12:52:00 -
83:
奈津美
奈津美「そういえばさぁ由美子と二人で帰るの久々やんなぁ」由美子「本間やなぁ。ずっと直人と帰ってるし女同士もいいもんやなぁ」
奈津美「あんたら仲良しやもんなぁ」由美子はでれでれしてる。すっかり神田色に染まった。2005-05-19 12:55:00 -
84:
奈津美
土曜になった。お母さんに浴衣を着せてもらって、髪はアップにしてもらった。今日の私はかわいらしい!と自分をほめた。
待ち合わせ場所に行くと神田と由美子がいた。由美子「奈津美めっちゃ可愛い!似合ってる!」奈津美「由美子もめっさ可愛い!」二人で褒めあった。神田はどっちも可愛いと言った2005-05-19 13:10:00 -
85:
奈津美
三人で色々屋台の出店で楽しんだ。くじびきで変なキャラクターのキーホルダーが当たった。これ海にあげよう?そう思った。
神田「もうすぐ花火あがるから場所移動しようや」神田がそう言ったので三人で近くのビルの屋上に行った。海今頃何してんかなぁ・・・海の事が気になった。
ドォォォン!目の前に大きな花火が空を彩る。由美子「きれぇ!絶景やん!」神田「やろ?!冬月が見つけたねんで。特等席やろ?!」神田は自慢気に言った2005-05-19 13:18:00 -
86:
奈津美
彼の願いと
海「あいつが望んだ事だ」奈津美「・・・」
彼女の願いと
海「会えなすぎてさびしいときに俺は何もしてやれなかった」奈津美「・・・」
すれ違う現実、届かない距離
海「仕方ない」奈津美「・・・あんた・・・」
それが現実だった。2005-05-19 14:01:00 -
87:
奈津美
キラキラした青春時代と言われる年に僕等は直面していても、気付くこともないまま簡単にほおり出してはまた見失っていた。
それに気付いた時にはもう大人になっていた。2005-05-19 14:04:00 -
88:
奈津美
第6話
「涙」2005-05-19 14:08:00 -
89:
名無しさん
すごいおもしろいです!頑張って書いてください^^
2005-05-19 14:12:00 -
90:
名無しさん
読ませてもらってます♪♪メチャ面白ぃ!!!!続き楽しみにしてます★"
2005-05-19 14:28:00 -
91:
奈津美
ありがとうありがとうm(__)m本間その言葉しか浮かびません?本間おおきに!
2005-05-19 14:31:00 -
92:
奈津美
奈津美「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ」扇風機の前で声を出していた。
「何やってんねん?ほら掃除するからそこどきなさい」お母さんが掃除機持って部屋に入って来た。奈津美「お母さん暑゛い゛よう?クーラーつけてもいい?」「あかんあかん!無理!今日は涼しい方やし、もうあんたちょっとは掃除手伝いなさいよ。」奈津美「あ゛づい゛あ゛づい゛あ゛づい゛」 「うるさいなぁ!あんたセミと変わらんわ!」
ブーン
お母さんそう言いながら掃除機をかけた。もう八月やで。暑いし夏休み暇過ぎて溶けてしまいそうやわ・・・2005-05-19 14:39:00 -
93:
奈津美
一階に降りてリビングのソファの上で寝転がった。奈津美「あつぅあついあつい」由美子は毎日といっていい程神田と遊んでいた。あたしは彼氏もいないし毎日退屈だった。テレビはしょうもないし、する事もない。
ピーンポーン
家のチャイムがなった。奈津美「お母さぁん!誰か来たでぇ!」・・・・・・?・・・返答なし
仕方なく私がドアを開けた。由美子「やっほぉ??」きゃぁぁぁ?由美子じゃないですかぁ??奈津美「久々やん!どないしたん?!」由美子「遊ぼうや!ちょっと入ってもいい?」奈津美「どうぞどうぞ」2005-05-19 14:46:00 -
94:
奈津美
由美子「おばちゃんこんにちわあ」「まぁ?由美子ちゃんいらっしゃい?」 由美子はお母さんと仲良しだ。奈津美「お母さん部屋にジュース持ってきてなぁ?あとクーラーつけてええ?」
「ええよ?由美子ちゃんゆっくりしてってなぁ」
由美子「おばちゃん若いよなぁ」部屋に行くと由美子はそう言った。クーラー付けてあたしは天国だ?由美子「そうそう!明後日から二日間予定ない?」奈津美「まったくない」由美子は断言した私を見てふきだした。由美子「旅行行かへん?冬月も直人も行くねんけど」奈津美「どこに行くん?」
由美子「淡路やで?一人一万で行けるねんで?直人の親戚の民宿でお金いらんし?一万は遊ぶお金」2005-05-19 14:58:00 -
95:
奈津美
断る理由もなく、私は了解した。お母さんは助かるわぁと喜んだ。水着は去年のがあったし服もなんでもいいと思ったので適当に用意した。
当日。天気快晴。みんなで駅で待ち合わせ。由美子「おはよぉ?奈津美荷物それだけ?!」奈津美「だって一泊やろ?これで充分やん由美子が多すぎやねん」由美子はでっかい旅行かばんで来ていた。奈津美「あいつらは?」由美子「トイレ行ったよ・・・あっ来た来た!」 振り向くと海と神田がいた。海の私服姿はじめてみたけど神田と海が二人でいるとまるで芸能人だ。2005-05-19 16:08:00 -
96:
奈津美
舞子に着いた。そこからバスで明石大橋を渡った。由美子「きれぇだねぇ!こらっ直人寝るなよ!」神田「いていてっ!寝てへんわ?」後ろで二人が騒がしい。海は黙って隣でガム食べてる。奈津美「ねぇ、元気?」海「ん?」奈津美「あれから連絡あった?」海「あぁっ、全然ないしもう忘れてた」海は笑った。奈津美「忘れるわけないやん。。あんま無理せんときなぁ。」
2005-05-19 16:22:00 -
97:
かず
めっちゃおもろい??なんかかなりよんでてリアルやしつうか実はや思うけどなんかよんでて楽しい?がんばってな?
2005-05-19 19:23:00 -
98:
奈津美
海はにこっと微笑み何も言わなかった。それが妙に胸の奥で切なくなった。
由美子「着いたぁぁ!すっごいなぁ!」確かにびっくりするくらい立派な旅館だった。神田「だろ?!遊び放題やで!」旅館に入るとすぐ女将さんが来てくれた。「まぁまぁいらっしゃい!直人君久しぶりやねぇ」2005-05-19 19:23:00 -
99:
奈津美
かずちん?ありがちょ(o^_^o)っていうか実話じゃないです?けど読んでなぁ?
2005-05-19 19:27:00 -
100:
奈津美
読んでくれてるみなさんへ??
この話は実話ではないですけどちゃんと意味はあります。最後には読んでてよかったって思えてもらえるように気持ち込めて書くんで実話ちゃうんやったら読むんやめるとか言わないで読んでください?2005-05-19 19:32:00 -
101:
奈津美
仲居さん二人が部屋を案内してくれた。由美子と神田は同じ部屋で私と海が隣になった。
奈津美「あかんやろ?!」温泉につかりながら由美子に言った。由美子「何が?」奈津美「なんで冬月と同じ部屋なん?!ありえん無理!おかしいやろ!」由美子「初夜やねんから邪魔せんといて」はぁ?!何を言ってるんですか?!
奈津美「あほちゃうか?!あんたら二人で来たらよかってん!冬月だって引いてたわ!」2005-05-19 20:49:00 -
102:
奈津美
由美子「引いてない引いてない?あぁもううるさいなぁ」由美子はそう言って体を洗いに行った。??本間ありえん!
奈津美「由美子のあほー?」2005-05-19 21:59:00 -
103:
奈津美
温泉からあがって服着替えて四人で近くにあるという小さな遊園地に行く事になった。遊園地までは仲居さんが送ってくれた。まだ昼の二時なのだ。しかし暑い。。遊園地は結構同じ年くらいの人が多くてびっくりした。四人でジェットコースターに乗ったりして結構はしゃいだ。海も楽しそうだった。
2005-05-19 22:04:00 -
104:
奈津美
夕方近くになったので神田が旅館に電話すると仲居さんが迎えに来てくれて車で旅館まで帰った。はしゃぎすぎてかなりくたびれた?食事は由美子と神田の部屋で四人で仲良く食べた。その後またお風呂に入ったりして気付いたらもう10時をまわっていた。
2005-05-19 22:07:00 -
105:
奈津美
部屋に戻った。気が重い・・・。まだ海は戻ってきてなかった。そして布団が二つならんでいた。
奈津美「無理無理!」布団と布団を引き離して左の布団の上から横になった・・・。冷たくて気持ちいいなぁ???・・・・・・・・・
ぱちくり
目が覚めた。あれ?ここどこだ?
あぁっ!!とび起きた。窓際のところで海が外を見ていた。月明かりに照らされていた。奈津美「めっさ寝てた!」ねぼけたまま叫んでしまった2005-05-19 22:14:00 -
106:
奈津美
海「・・・はだけてる」えっ?浴衣がはだけてブラジャーとパンツが丸見えだった。奈津美「きゃぁっ」あわててひもをむすびなおした
2005-05-19 22:19:00 -
107:
奈津美
奈津美「見た?」海「見てない」奈津美「見たやろ?」海「見てない見てない」奈津美「ちょっと見たやろ?」海「・・・」奈津美「見えたやろ?」海「白」
奈津美「見てるんやんかぁ!」
海「なんなんだよ?たちわるいなぁ寝起き最悪じゃん」2005-05-19 22:22:00 -
108:
名無しさん
しぉりッ(??∪??)
2005-05-20 00:00:00 -
109:
奈津美
ありがとうヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ本間にありがとう??めっさ嬉しいよぅ???
2005-05-20 00:34:00 -
110:
奈津美
奈津美「最悪!変態!なすび!かぼちゃ!茶碗蒸し!」ねぼけると人は無敵になる。海「あ゛ぁ゛もう、お前なぁ本間にぃ」海はため息を付いた。
奈津美「わぁ?きれいやなぁ」窓の向こうの景色はものすごく綺麗だった。こぼれそうな程か細い三日月に星がたくさん輝いて海の波がきらきらしていた。
奈津美「冬月海ってさぁ」海「フルネームで呼ぶなよ」
奈津美「いい名前だね」海の顔を見た。海はびっくりした顔で急に悲しそうな顔になった。奈津美「冬月?」海は答えないでただうつむいてる。
奈津美「どうしたん?ふゆっ・・・」
海の肩を触るとそこから伝わる震えが私の心を揺らいだ。月明かりが海の悲しみを誘いだした。2005-05-20 00:47:00 -
111:
奈津美
海の涙はどんな意味をもっていたのかその時は全く分からないでいた。
僕等は時に人を傷つけてしまう。それは今もあの頃も変わらない。
人の痛みは自分のものにはできない事など分からないでただただわかったつもりでいたあの頃、それはただの同情だった。2005-05-20 00:51:00 -
112:
奈津美
第7話
「見え始めた過去」2005-05-20 01:37:00 -
113:
奈津美
海「なんだよ・・お前・・・気安く呼ぶな・・・」奈津美「海・・・」海「・・・呼ぶなって」奈津美「海」
海「・・・」
ぎゅぅう・・・海は私の腕の中で泣いた。私は海の泣く声が聞こえないように歌を小さい声で歌った。海の涙が見えないように抱きしめ続けた。2005-05-20 01:51:00 -
114:
奈津美
海「あんたさぁ、いい奴だな」海が私の腕からはなれて言った。奈津美「・・・今頃気付いたん?遅すぎんで」冗談ぽく言った。海は笑った。
海「俺あんたの前だと自分が出せるんだよなぁ・・何でか分からないけど」奈津美「友達だから」海「え?」奈津美「冬月はどう想ってるかは知らない。けどあたしは冬月も神田も由美子も大事な友達やと想ってる」2005-05-20 02:08:00 -
115:
奈津美
海は外を見ながら小さくうなづいて笑った。
奈津美「げっ!もう二時やんか!明日海行くしもう寝よっ!」
海「もうそんなじかん?寝よ寝よっ」離しすぎた布団を少しひっつけた。奈津美「おやすみ・・」海「おぅ」・・・・・・
奈津美「おやすみ」海「・・おぅ」・・奈津美「おやすみ」海「・・・・・」奈津美「おぉぉやぁぁぁすぅぅぅみぃぃぃ」海「・・オヤスミ」奈津美「冬月ぃぃうぅぅみぃぃぃ」
海「?うっせぇなぁ」奈津美「おやすみ?」海「・・・おやすみなさい」2005-05-20 02:20:00 -
116:
奈津美
服を着替えてから由美子と神田と海と四人で朝ご飯を食べました。由美子「昨日夜何かあった?」海・奈津美「何もない」二人でハモってしまった。神田は笑っていた。由美子「アヤシイ・・・」
奈津美「全くもって何もないよ?したくもない気持ち悪いわ」
海「お前なぁ・・・こっちがお断りだよ?」奈津美「こっちのセリフやわ」神田が笑う。由美子「何かめっちゃ仲良くなってるやん!冬月君ってもっとクールかと想ってた」
海が黙る。奈津美「クールだってさ。よかったね」海が睨む。神田「まぁまぁ!これ食べたら海行こうぜ!」2005-05-20 02:38:00 -
117:
奈津美
海岸はものすごい人で、にぎわっていた。ここでも注目を浴びる。
由美子「あの海の家にしよっ★」由美子と神田は手をつなぎながら走って行った。2005-05-20 02:49:00 -
118:
奈津美
海の家に入って四人で座ってる所に海の家のお兄さんとお姉さん達が集まって来た。お兄さんa「なぁ!似てるやろ?!」お姉さんa「タッキーそっくりやなぁ!君は小池徹平!」お兄さんb「美男美女カップルやなぁ!」勝手に騒いでる。お兄さんb「ごめんなぁ急に。こいつらがさぁ騒いでるからさぁ気になって・・・」
神田「いいっすよ?由美子海行こうぜ!」さっき水着に着替えたばかりやのに・・・。由美子達は二人で行ってしまった2005-05-20 03:02:00 -
119:
名無しさん
しょーもね
2005-05-20 04:44:00 -
120:
名無しさん
めちゃ好きこの話?
2005-05-20 05:41:00 -
121:
名無しさん
しぉりッ(★^o^★)
2005-05-20 07:40:00 -
122:
ぅんち
しぉり?
2005-05-20 08:21:00 -
123:
奈津美
みんなみんな本間にありがとう??
2005-05-20 08:26:00 -
124:
奈津美
奈津美「由美子と神田本間に仲良しやなぁずぅぅっと一緒やん」海「なぁせっかく海来たんだし四人でなんかして遊ぼうぜ」海はそう言ってこの店にあるバトミントンを四本買った。私はシャボン玉を買った。荷物はロッカーに預けて由美子達を海から呼び出して四人でバトミントンをする事になった。
奈津美「めっちゃまぶしくて羽が見えへぇん!」なかなか風が強いのと陽射しが強いので続かなく、結局五分くらい経った時には海と神田だけ続けてた。私と由美子は少し後ろのパラソルの下からシャボン玉をしながらバトミントンの様子を見た。2005-05-20 08:45:00 -
125:
奈津美
奈津美「すごい人やなぁ・・・あっ!羽が飛んで行った!」海達が探してる奈津美「あっちやで!神田ぁもっと後ろに行ったぁ」由美子「・・・昨日しちゃった・・・」神田から羽を見つけましたのサイン
奈津美「何?何か言った?」由美子は照れながら由美子「昨日しちゃった」奈津美「初めてやん!痛かった?!どんなん?!どんなん?!」
由美子「全然気持ちよくなかった・・・痛いし。入れるまでは気持ちよかったんやけど。なんか微妙奈津美は?本間に何もなし?」
奈津美「ないない!話はけっこうしたけどな・・」2005-05-20 08:52:00 -
126:
奈津美
奈津美「っていうかすごい由美子が急に大人びて見えるわぁ・・ついにしたんやなぁ・・あたしはいつになんやろなぁ・・・」神田と海は女の子に囲まれた。由美子「あっ?何なん?!あの娘ら囲んだ直人もでれでれしてるぅ?」海がこっちを指差すと女の子達はこっちを見てどっかに行った。
2005-05-20 08:56:00 -
127:
奈津美
由美子「直人が言ってたで」奈津美「なんて?」由美子「冬月って本間に女の子と会話とかしないみたいで直人と冬月って一年から仲良しらしいけど会話してるの自体が有り得ないって。」奈津美「そうなん?」
由美子「冬月って自分の事は話さないらしいから分からないって。どんなに仲良くても男同士の話と女同士の話は違うから深く聞かないけどって」2005-05-20 09:01:00 -
128:
奈津美
奈津美「冬月はけっこう冷めたようで冷めてへんと思うで」シャボン玉をいっぱい飛ばした風がきつくてすぐ遠くにいく。由美子「そうかもなぁ。けど私は直人と由美子と冬月と四人でいつまでも仲良くしてたい」
海と神田はこっちに歩いてくる
奈津美「そうやなぁ・・・」由美子「卒業しても、仲良くしてたい」
シャボン玉を見て海が笑った。
奈津美「そうやな」2005-05-20 09:07:00 -
129:
名無しさん
????
2005-05-20 11:30:00 -
130:
奈津美
お兄さんb「はいチクビ?」
パシャッ。お姉さんc「記念写真この店に毎年飾ってるからまたみんなで見に来てね」奈津美「はい」
海の家の人が私たちを撮ってくれた。あの時の写真は今でも飾られてるだろうか・・・。2005-05-20 11:51:00 -
131:
奈津美
夏が足速に走り去った
「今日から2学期やで!進路も決め始めなあかん、だらだらしとったらお前ら置いてかれんど!気合入れて取り組め」先生からの2学期初めての言葉。
「2学期は体育祭、文化祭、そして修学旅行がある、その間にも試験がたくさんあるから遊んでる暇ないぞぉ」2005-05-20 11:57:00 -
132:
奈津美
由美子「できたよ?写真」学校の帰りみんなでマクドに寄り道した。由美子がテーブルに並べ出す。神田「おぉっこれええやん!あっこっちも・・・由美子お前俺の寝顔」由美子「直人の寝顔は三枚ありまぁす?由美子と冬月君の帰りのバスでの寝顔は四枚?」奈津美「ぎゃあ?口開いてるやん!やめてよ?わぁ!冬月見んといて!神田も見るな!」笑いながら二人が見てる?
写真は全部で80枚あった。由美子はふいに撮ったり隠れてとったりしたらしく、行きの電車で私と海がガムで風船つくった瞬間や神田と海の後ろ姿や海の家で話てる私と海や、遊園地でくたびれてる姿とかばかりだった。ちゃんとしたしゃしんもたくさんあるけど。2005-05-20 12:07:00 -
133:
奈津美
由美子「焼き増しするから写真の裏に名前書いてな。今日出すから明日には渡せるわ一枚30円でいいよ」三人で写真の裏に名前を書いた。
2005-05-20 12:11:00 -
134:
名無しさん
めちゃ気になる!!
2005-05-20 12:31:00 -
135:
奈津美
あの頃の夢は。お嫁さんでも色んな職につく事でもなんでもなかった。
本当に望んだ未来はただ僕等がつながっている未来。ただそれだけだった。 それはきっとどんなすごい仕事をする会社に入る事よりも難しい事だっただろう。2005-05-20 12:32:00 -
136:
奈津美
第8話
「叩き付けられた現実」2005-05-20 12:33:00 -
137:
奈津美
乗るはずの電車が発車した。ホームに残ったままだった。
奈津美「いつ?」海「まだ分からないんだ・・・こっちに残るかもしれないし、行くかもしれない」
奈津美「家庭の事情で・・・?」海はうなずいた・・・。奈津美「そっかぁ!向こうに行くとなかなか会えないなぁ・・・。」海「まだ分からないし・・・」奈津美「向こうに帰れば彼女あんたのとこにもどってくる・・・」
海「・・・かもな」奈津美「それが冬月幸せ?」海「・・・もうあいつの事は過去だよ。俺今楽しいしこっちの方がいい」奈津美「今考えても仕方なくない?親が決める事ならなおさらやん」2005-05-20 12:45:00 -
138:
奈津美
九月はあっという間に終わった。試験は平均点ぎりぎりだったのでまぁ何とかといったかんじだった。今月は修学旅行がありクラスで班を決めた。男女で行動する時の班は私と由美子と神田と海とまぁまぁ仲良しの理香と海と神田の仲良しの山口になった。 寝る時の班は私と由美子と理香とめぐみと奈美。それで決まった。
二泊三日の北海道。その後すぐ体育祭がある。体育祭の練習と修学旅行での話と授業で忙しくなった。2005-05-20 13:59:00 -
139:
奈津美
「お土産はカニ!カニ!頼むでぇ!ちゃんと宅急便でな?」お母さんは毎日そればっかり口にする。奈津美「わかったって?うるさいなぁ!」「奈津美北海道の食べ物はおいしいからいっぱい食べてこいよ」お父さんはそればっか。
何なんだうちの家族は・・・。「明日行くんやねぇ?忘れ物ないようにしなあかんで!うらやましいわぁ??なぁお父さん??」お父さんは苦笑いをした。新婚旅行に北海道に行った両親はやけに北海道の話になるともりあがる?2005-05-20 14:10:00 -
140:
名無しさん
いつも楽しみにしてるんで頑張ってかいてね!
2005-05-20 14:11:00 -
141:
奈津美
ありがとう?(T-T)? がんばります?
こういう感想とか見ると本間に頑張ろうって思う!2005-05-20 14:14:00 -
142:
名無しさん
いつも楽しみに読んでます☆海好き-☆
(ノω`*)ノキャァ?2005-05-20 14:16:00 -
143:
奈津美
?みなさんに御礼の文?
みなさん本間にありがとうございます。
みなさんは青春時代といわれた17才の事を思い出すと胸がきゅんとしませんか。
この物語は大切なみなさんの想い出をよりいっそう大切に出来ればいいという想いだけで書いてます。力不足でわかりにくいところもあるかと思いますがどうか最後までお付き合いお願いします。作者より心を込めて。2005-05-20 14:22:00 -
144:
奈津美
167さんありがとうヾ(@^▽^@)ノわーい
海は私もお気に入りだよ??けど神田の方がいいかも(笑)どっちも男前すぎの設定なんでどっちでも嬉しいなぁ?2005-05-20 14:45:00 -
145:
奈津美
北海道到着。
クラスごとにバスに乗った。由美子「あんま寒くないなぁ!雪とかもう降ってるかと思ったけど」奈津美「キツネおるかなぁ」理香「ほっほっホタルぅ」北の国からですか?奈津美「あほやぁ!あはははは!」バスの中めっさうるさい?
バスガイドさんの挨拶が始まった。2005-05-20 15:01:00 -
146:
奈津美
ガイドさんは綺麗な人で優しい感じ。
バスはずっと広い道を走る。北海道の景色の素晴らしさは言葉では表せない。行った人しか分からない程美しい。2005-05-20 15:54:00 -
147:
奈津美
何時間もバスに乗りっぱなし。トイレ休憩だけバス降りる感じの長い長い移動が終わり、今日泊まるホテルに着いた。綺麗な大きいホテルだった。先生「はぁい!荷物部屋に置いたら二時間自由にしてよし!ただしホテルからは出ては駄目!ホテルの中なら自由にしていいぞ!」先生がそう言った。
2005-05-20 16:01:00 -
148:
奈津美
みんな散らばる。由美子「奈津美ぃ部屋行こう!」奈津美「めっちゃでかくない?!ホテルの中にお土産屋さんばり並んでるし!あそこメリーゴーランドある!何じゃここ!」本当にホテルというより遊園地の一角にいるような気分になるホテルだった。理香「こりゃ!あんたら勝手に動くな?部屋行くでぇめぐみぃ!奈美ぃ!行くで!」
2005-05-20 16:35:00 -
149:
奈津美
奈美「早く行きたぁい??あっ、お土産屋さん行こうよ?」みんなで行く事にした。奈津美「ぎゃぁぁ?」みんながあたしを見る。奈津美「あと三枚しか撮られへぇん?」理香「・・・雲と部屋ばっか撮るからやろ?お土産屋でカメラ買いや?」
2005-05-20 17:05:00 -
150:
奈津美
私はカメラとお父さんとお母さんに白い恋人とバター飴を買った。由美子「見て見て?これ綺麗ちゃう?!」由美子は雪の結晶のキーホルダーを見せた。奈津美「わぁぁ?めっちゃ綺麗!」あたしも買った。
二時間はあっという間に終わった。2005-05-20 17:18:00 -
151:
名無しさん
今一気に読んだ?頑張ってね?
2005-05-20 18:26:00 -
152:
ギャル汚 ◆/GaL/3/muU
しおり?がんばれぇ?
2005-05-20 18:49:00 -
153:
奈津美
ぁぁ!ギャル汚やん?久々やなぁ?めったうれちい?あと180さん?ありがとさぁん?本間本間うれしすぎやわ???
2005-05-20 19:02:00 -
154:
奈津美
「いっただきまぁす!」二年全員で夕御飯が始まった。肉っ肉っ肉っ?
海と神田と山口と理香とテーブルを囲む。羊デビュー?海「・・・」神田「うんめぇ!」奈津美「おいしぃ?」2005-05-20 20:06:00 -
155:
奈津美
奈津美「やったぁ!みんな撮ろう!うつんでぇ!」みんなテーブルを囲む。カメラマン「はいチーズ」
みんなでピース
にぎやかな食事は無事に終わった。2005-05-20 20:16:00 -
156:
奈津美
二日目
ホテルの遊園地。神田達と一緒の班だ。二時間乗り放題!
由美子「ぎやぁ!フリーホールやぁ!あれ乗りたい!」由美子がフリーホールに向かって猛ダッシュ。理香「わぁぁ?あたしも行く行く!」奈津美「やったぁ!」神田「まじかよぉ・・・俺ぱす」海「俺もパス」山口「俺もパス」奈津美「理香ぁ!男子がパスやって!」理香が振り向く理香「じゃああたしにじゃいけんで勝ったらいいで!」神田達は気合入れて挑む。理香「せえの最初はぁパア!」理香?神田?海?山口?
神田「はぁ?!萩原おまえっΣ( ̄□ ̄|||)」
海「最悪」山口「・・・」理香「誰が最初はグーなんて決めたんですかぁ?はいはぁい行くよ!」理香は走った。由美子がフリーホールの前で手招きする2005-05-20 20:30:00 -
157:
奈津美
六人きれいにフリーホールに乗りこみ。神田、由美子、海、あたし、山口、理香という順番。由美子「じゃあしりとりしていこうよ!」フリーホールが少しずつ上昇して行く。神田「りんご」由美子「ごま」海「まり」奈津美「りす」山口「すいか」理香「カラス」フリーホールが一番上に近づく。神田「す・・・みれ」由美子「れんげ」フリーホールが! 海「げぇ(落下中)ぇぇぇぇ・(落下中)・・・・・・・・ぇぇぇ(落下完了。)」
2005-05-20 20:38:00 -
158:
奈津美
海はもういやだという顔。理香「早く!男子あんたら男やろ?!」男子達「絶対いや」理香「ほら!じゃいけんや!」また構える。理香「最初はぁグー!」理香?神田?山口?海?神田「あ゛あ゛っ?」
ジェットコースター乗り込み完了。
二人ずつ順番に並んだ。2005-05-20 20:50:00 -
159:
奈津美
修学旅行は本当に楽しかった小樽のオルゴール館も行けたし。。カニももちろん買いました。
写真はいっぱい撮った。
修学旅行も無事終わり次は体育祭を控えていた。しかも来週だ。2005-05-20 21:22:00 -
160:
奈津美
由美子が真っ青な顔で休み時間に私をトイレに連れてった。スカートのポケットからだしたのは、由美子「妊娠した・・・」
2005-05-20 21:24:00 -
161:
奈津美
幸せな時間は一瞬でしかなかった。近づき始める黒い闇が私たちを誘い出した。
2005-05-20 22:40:00 -
162:
奈津美
深い闇に閉じ込められたように手探りで探してみても悪夢は覚めない。覚めないのは、夢じゃなく現実だからだった。
僕等はいつまでも永遠だよと・・・抱きしめ合うことでしか確認する事ができずにいた。
不器用な手と指で守りぬこうとただ震えながら守ったつもりでいた・・・2005-05-21 01:52:00 -
163:
奈津美
第9話
「命」2005-05-21 01:53:00 -
164:
奈津美
奈津美「神田には」由美子「言ってへん・・・奈津美・・どうしよ・・・」トイレの床にしゃがみ込んで由美子は頭を抱えた。奈津美「生むん?」由美子「どうしよう・・・怖い怖いよぉっ」由美子が私の腕を握った。私は由美子を抱きしめた。
奈津美「とにかく考えなあかん!とにかくここでじたばたしてもしゃあない」由美子は震えながらもうなずいた。奈津美「とにかく教室もどろ」2005-05-21 01:58:00 -
165:
奈津美
由美子「奈津美ぃ・・・あたし怖いよ・・・やだっやだっ・・・」由美子は泣き出した。奈津美「あたしそばにおるから!どんな時だってあんたの手はなさんから!」由美子「奈津美ぃ奈津美ぃ」
2005-05-21 02:03:00 -
166:
奈津美
教室に戻ると真っ青な顔色をしてる由美子に気付いたのは神田だった。由美子はただうつむいて席に着いた。私は体調が悪いからだと嘘を付いた。由美子は弁当を食べなかった。私もあまり食べる気がしなかった。由美子の事を考えると泣きそうになった・・・。
2005-05-21 03:00:00 -
167:
奈津美
神田は結局戻って来ないまま学校が終わった。海「何かあったのかなぁ?」私は何となくわかった。 奈津美「あたし、今日は帰るね」そう言って教室を出てそのまま由美子の家に行った。
家に行くと誰も出てこなかった。奈津美「まさか・・・」走って近くの産婦人科に行った。
産婦人科の前で由美子のおじさんともう一人おじさんがいた。奈津美「おじさん・・・」
おじさん「奈津美ちゃん!」何も言わず走って病院に入った。患者さんは誰もいないしずかな所だった。スリッパに履き変えて中に入ると受付の看護婦さんが私に声をかけた。2005-05-21 03:17:00 -
168:
奈津美
「奈津美ちゃん?」振り向くとトイレから由美子のおばさんが出てきた。目が真っ赤だった。奈津美「・・・由美子は?」おばさん「・・・知ってたの?・・・」奈津美「・・・はい・・・」おばさん「さっき終わったところで今麻酔で眠ってるわ・・・神田君が付き添ってるから・・・」
ドクン・・ドクン・・
頭が真っ白になった。
おばさん「・・仕方がないもんねぇ・・おばさん分かってるねんけど・・神田君攻め過ぎてもて・・」おばさんは泣き出した。おばさん「ひたすら謝ってきてねぇ・・神田君だけが悪いわけじゃないのに・・・」
涙がこみあげてきた。奈津美「おばさん泣かないで・・・」おばさんの肩をさすった。2005-05-21 03:26:00 -
169:
奈津美
おばさんから今日は帰ってといわれ、私は産婦人科を出た。
おじさんの姿は目にはいったが声をかけれなかった。2005-05-21 03:30:00 -
170:
奈津美
奈津美「一緒にいるって・・約束したのに・・・由美子のそばに・・・いる事ができなかった・・・できなかった」海「何があったんだよ?!言えよ?!」奈津美「・・・あたしっ・・・あたし・・・」海「俺ら友達なんだろ?!痛み分け合って差さえ合っていかなきゃだめなんだろ?!お前が言ったんだよ!俺の痛みはお前の痛みでもあるって!」
2005-05-21 03:49:00 -
171:
奈津美
奈津美「由美子が・・・由美子が中絶したねん・・・あたしっあたしっ・・・」ぎゅぅぅぅ
海の制服を握り締めた。海「もう何も言うな・・・もうわかったから・・・泣いていいよ・・・無理するな・・・」海は優しくそう言った。2005-05-21 03:57:00 -
172:
奈津美
波の音だけが聞こえた。海はずっと私を抱きしめた。海の腕の中は温かかった。
2005-05-21 04:00:00 -
173:
奈津美
彼の涙 彼女の涙
私の涙 あなたの涙
全ていつか思い出となっていく。
それがどんな困難であったとしても未来は残酷にもつながっているから。
たとえそのさきに、僕等の姿はなかったとしても・・・。2005-05-21 04:15:00 -
174:
奈津美
読んでくれてるみなさんへ
私は月曜まで書くのお休みさせていただきますm(__)m時間があれば書くつもりですがちょっと難しいので・・・。良かったら感想とか聞かせてくださいm(__)m2005-05-21 04:44:00 -
175:
美彩
読みやすぃ∪バリぉも∪ろぃ(゚∀゚)?続き気になるっτ????完結まで頑張っτ下さいね???
2005-05-21 06:37:00 -
176:
名無しさん
すごいおもしろいですよ?頑張ってくださぁい?
2005-05-21 10:32:00 -
177:
奈津美
時間ができたぁ?今から書くね!
2005-05-21 11:02:00 -
178:
奈津美
第10話
「愛情と友情」2005-05-21 11:05:00 -
179:
名無しさん
やッた!!(ノω`*)ノキャァ?頑張って!!
2005-05-21 11:10:00 -
180:
奈津美
海が教室に来た。神田「冬月ちゃぁん??」海はびっくりしながら近寄ってきた。海「山村おはよ」由美子「心配かけたみたいで・・・ごめんなぁ」奈津美「冬月あのさぁ」海「ん?」海に耳打ちした
奈津美《卒業したら結婚すんだって?》海はびっくりした顔。由美子と神田は照れてた。海「よかったなぁ!俺絶対式出るから!」2005-05-21 11:24:00 -
181:
奈津美
暗闇から救い出してくれたのは、他でもない由美子の笑顔だった。
体育祭が始まった。由美子はみんなの応援席で制服のままで見学。今日は快晴だ!由美子「なんかわくわくする!」奈津美「緊張するわぁ!」先生「お前らぁ!今日は気合入れてくれよ!」クラスみんなが先生の声で一気にテンションがあがる。2005-05-21 11:29:00 -
182:
奈津美
クラスみんなでウルフルズの歌を歌った。他のクラスもかなり盛り上がってる。理香「あたし次ぎやでぇ・・・」奈美「理香ファイト!ファイト!」クラスのみんながどよめいた。山口の番だ!
「ぐっさん!ぐっさん!ぐっさん!」みんなでぐっさんコール。由美子も笑顔でぐっさんコール。2005-05-21 11:35:00 -
183:
奈津美
『いちについて!よーい・・・』
パァァン
みんなが総立ちした。山口が駆け抜ける。すごい声援が会場を包み込む。キャァァァ!
山口は二着だった。
一番始めのだっただけにすごい声援だった。
神田の走りも理香の走りも奈美の走りもめぐみの走りも私の走りも終わった。「タッキー!タッキー!タッキー」クラスのみんなが叫び出した。海だ・・・。学校中の人がタッキーと叫び出した。海はグランドの真ん中で手をふった。みんな拍手しながら笑ってる。先生がマイクで『続きましてタッキー&翼の夢物語』と言った。すると三年生の翼に似てると有名な先輩が頭にはちまきまいてグランドの真ん中に来た。会場がヒートアップ2005-05-21 11:45:00 -
184:
奈津美
由美子「何?!曲が始まったで?!」奈津美「えぇっ?!冬月何?なんで踊ってんの?!」冬月と三年生の翼に似た人が急遽用意されたグランドの真ん中のふたつのマイクスタンドの前で生徒側を向いて曲と共におどりだした。会場中さらにヒートアップ。
2005-05-21 11:49:00 -
185:
奈津美
海から後で聞いたところ赤組代表と白組代表で代表に選ばれてひそかに覚えさせられたらしい。
2005-05-21 11:52:00 -
186:
奈津美
にぎやかな楽しい体育祭は最後に生徒全員で色とりどりの風船を空に飛ばして閉会式がはじまる。由美子も参加した。これは平和でありますようにという意味がこもった競技らしい。生徒全員がグランドに風船を持って並ぶ。生徒全員で1800人。それは綺麗な光景だった。校長『平和でありますように』笛とともに1800個の風船が空に飛んだ。拍手と歓声が会場を包み込んだ。
2005-05-21 12:35:00 -
187:
奈津美
体育祭が終わって教室に戻るとき一年生の女子達から海は写真に一緒に写ってくださいと頼まれまくってまるでアイドルみたいだった。神田もそれは同じだった。由美子はヤキモチも焼かず先に私と教室に戻った。奈津美「体大丈夫?」由美子「うん?もう大丈夫やで。冬月やっぱかっこええなぁ・・・まぁ直人が一番やけどな」奈津美「かっこいいけど笑けたわ!あの冬月がめっさ歌って踊ってたやん!」理香「ちょっちょっ!冬月びっくりしたなぁ!」理香達が走りながら席まできた。奈美「冬月って何かおもろいなぁ!」理香「本間びっくりしたけど本物みたいで本間あらためてタッキーやなぁ」奈津美「声もそのままやし、関東弁やし」由美子「あぁっ!直人おかえりぃ!あれっ?冬月君は?」神田「まだつかまってる?あいつアイドルよりアイドルやで?疲れたぁ・・・みんな帰らんの?」理香「神田も人気やんかぁ!あんたもジャニーズ系やもんなぁ!」めぐみ「りぃかぁ!奈美ぃ帰るでぇ!」めぐみが呼んだ。理香達に手を振った。
2005-05-21 12:59:00 -
188:
奈津美
神田「冬月まだかかりそうやし、俺らも先かえろっか」由美子「そうやなぁ・・・奈津美帰ろっか?待っとく?」奈津美「疲れたし帰る★」三人で教室を出た。グランドのまわりで海の姿が見えたので三人で声かけて先に帰った。
2005-05-21 13:03:00 -
189:
?
めちゃォモロィ???
2005-05-21 13:14:00 -
190:
奈津美
?ちゃんありがと??体育祭のとことか自分で書きこみしながら笑ってしまった?
2005-05-21 13:22:00 -
191:
?
ォモロかった?????ヮラ翼でてきたゃん??トカ思ったしぃ???ヮラ
2005-05-21 13:28:00 -
192:
奈津美
あと修学旅行の遊園地のとこは最初省略して小樽でのとこを力入れてかこうとしたんだけど、何か遊園地に力入れてしまいました(笑)フリーホールのとこがカキコミしながら笑けすぎた。
2005-05-21 13:41:00 -
193:
?
ィンジャンのとこもォモロかったしぃ???頑張ッッてくださぁぃ?最新待ッてま⊃??
2005-05-21 14:10:00 -
194:
奈津美
あの頃・・・毎日が新しい事だらけだったあの頃・・・同じ月に四人が生まれた事くらいですごいはしゃいで笑えたあの頃・・・それは、まるで夢を見ているようだった
僕等は、ささいな事で喜ぶ事も悲しむ事さえも器用なくらい敏感に反応してしまうことができていた。
あの頃目にした物や景色を見ると今でも一瞬心はあの頃に戻ってしまうんだ
君に会いたい・・・。2005-05-21 14:34:00 -
195:
奈津美
第11話
「君がいた」2005-05-21 20:46:00 -
196:
奈津美
「奈津美ぃ」
奈津美「ん?」真奈「もう!また奈津美の空想がはじまった?」奈津美「ごめんごめん?昨日残業やったから」真奈「はい、誕生日プレゼント」真奈がHERMESの小さな紙袋を渡した。
今日私は24になった。2005-05-21 20:51:00 -
197:
名無しさん
めっちゃおもしろぃケド漫画の方とかぶってる?
2005-05-21 21:12:00 -
198:
奈津美
えっ?漫画?何ですか?
2005-05-21 22:12:00 -
199:
名無しさん
僕等がいたって漫画ぁりますやん?確かに似てるワラ
2005-05-21 22:14:00 -
200:
奈津美
真奈「最近本間ぼぉっとしすぎ?」奈津美「そうかなぁ・・・仕事のせいちゃうかなぁ」
真奈「もうすぐ寿退社やろ?!しっかりせな!まぁお誕生日おめでとう!」
私たちは同じ月に生まれた
「おめでとぅ!!」由美子「あたしおめでとう!」神田「俺おめでとう!」海「俺もおめでとう」奈津美「おめでと」2005-05-21 22:18:00 -
201:
奈津美
知らないよ?っていうか漫画読まんし?
真似したわけちゃうんやけど??何か漫画書いてる人同じですいませんm(__)mあとそれを読んでる人ごめんなさい?知らなかったから仕方ないけど・・・気悪くしたなら書くのやめるから言ってください?本間にしらんかった・・・2005-05-21 22:21:00 -
202:
名無しさん
気になる∪かぃτゃ?
2005-05-21 22:52:00 -
203:
?
名前一緒な?ぁるケド内容とかちゃうんゃし気にせんでぃぃゃろ????奈津美サン続ききになるカラまた書ぃてくださぁぃ???
2005-05-21 23:17:00 -
204:
みぃ
今読んだけど?ょかったニャ?漫画と名前がかぶってるだけゃん?別にぃちぃちツッコむ事ちゃぅし??なんかここの小説ってホストとかそぉゅぅ系ばっかゃから?こぉゅぅ話ゎ新鮮??でぉもしろぃからスキ?続き楽しみにしてます?
2005-05-22 00:42:00 -
205:
奈津美
漫画のファンからしたらイヤな気かもしれんけど?私頑張って書きます!
2005-05-22 02:45:00 -
206:
奈津美
10月生まれの四人でカラオケボックスで誕生日会をした。
プレゼント交換をした。と言ってもみんなでお揃いの安物のネックレス。幸せになるように四つ葉のクローバーの形をしたネックレス。安物でも充分嬉しかった。神田「俺歌います!」
神田が番号を入力した。始まった曲は
曲名が画面に出る。
由美子・奈津美・神田「タッキー?タッキー?タッキー?」手拍子しながら叫んだ
海「またかよ!もう踊らねぇよ!」2005-05-22 03:03:00 -
207:
奈津美
神田「わぁ!本物が出たぁ!」奈津美・由美子「タッキー!タッキー!タッキー!」
曲とともに海が立ち上がって踊り出した。神田「お前完璧やんけ!あははははは( ̄▽ ̄)!!」由美子「冬月かっこいい!」海はタッキーが乗り移ったかのように踊り出した。歌うのは
奈津美「神田かよΣ( ̄□ ̄|||)」由美子「直人かっこいい!」海が踊って神田が熱唱。サビはみんなで踊った。2005-05-22 03:11:00 -
208:
奈津美
四人で拍手。万歳もした。その場でジャンプもした。少し横にも飛んでみた。デューク歩きもした神田「って更家かよ!」奈津美「あんたがやれって言ったんやろ?あほらしいわ?歌、歌っていい?」由美子「アユがいい!」神田「おぉっ!いいねぇ」
2005-05-22 03:21:00 -
209:
奈津美
アユのWHOを入れた。由美子「わぁぁ!あたしめっさ好きぃぃぃヾ(@^▽^@)ノわーい」神田も喜んだ。
曲が流れ出した。私は気持ちを込めて歌った。みんな真剣に聞いてくれて由美子は泣き出した。由美子「奈津美の声ってなんか切なくなるぅ・・・めった感動したぁ」2005-05-22 06:11:00 -
210:
奈津美
カラオケは二時間にしたのにずっとはしゃいでて結局四人で2曲しか歌わなかった・・・。
カラオケ屋を出たらもう真っ暗になって少し肌寒かった。由美子「まだ六時やのにもう暗いなぁ。もうすぐ11月やしなぁ。直人、帰ろうッか」
神田「おう!本間やなぁ。そうしよっか。お前らどうすんの?」奈津美「私本や寄って帰る」海「俺も帰る」駅前で三人とバイバイして私は本屋に向かった。2005-05-22 12:30:00 -
211:
名無しさん
あげ?
2005-05-23 12:07:00 -
212:
奈津美
三宮にある、センター街の中のジュンク堂に入った。
ここの本屋はいつもいっぱいお客さんが入ってる。私は雑誌コーナーでJJを取って、レジでお金を払った。
「ありがとうございましたぁ」2005-05-23 12:09:00 -
213:
奈津美
後ろから声を掛けられた。
聞き覚えのある・・・声
声のする方に振り返る。
バサッ
雑誌が地面に落ちる。
―?!―
奈津美「・・・先・・輩・・・」
少し大人びた後藤先輩がそこにいた。2005-05-23 12:15:00 -
214:
奈津美
泣きながらモノクロにして無理矢理閉じ込めた記憶が、色を戻し始めた。
閉じ込めた、その声
その瞳・・・その顔
涙が流れた2005-05-23 12:18:00 -
215:
奈津美
いくつも、いくつも忘れようとしても、きっと思い出だけは・・大切な思い出だけは、ふいに蘇ってしまう。
激しい位の風に飛び散る桜の激しい程の花吹雪のように、出逢い、別れを繰り返しても、ふんばってそれでも咲き続けた桜のように、大切な思い出だけは、散らない
色褪せない。2005-05-23 12:22:00 -
216:
奈津美
僕等はとても脆かった。
2005-05-23 12:24:00 -
217:
奈津美
第12話
「恋」2005-05-23 12:25:00 -
218:
奈津美
先輩「泣くな泣くな」
ぽんぽん。
先輩は笑いながら頭を軽く叩いた。
奈津美「あ゛ぃ゛っ・・すいませんっ・・・いつ帰ってきたんですか?・・・」
涙をふきながら地面に落ちた雑誌を持ち上げて聞いた。
先輩「先月やで?ごめんなぁ・・・手紙かこうとしたんだけど忙しくて・・・」
奈津美「はい・・・」
人混みのすごいセンター街からぬけだして、二人で喫茶店に入った。
制服姿の私と私服姿の先輩は多分周りから見るとよほど目に付くようで、キョロキョロ見られた。2005-05-23 12:31:00 -
219:
奈津美
奈津美「目立っちゃいますね」先輩は、苦笑い。先輩「一つしか変わらんのになぁ!」
奈津美「予定よりずいぶん早く戻ってきたんですね」先輩「うん。四月からこっちの大学行く予定だから早めに戻ってきた。」
先輩が妙に大人に見えた。2005-05-23 12:36:00 -
220:
奈津美
先輩と電車に乗って帰った。ふいに続く沈黙が耐えられないでいた。
何か。
何か違う・・・、笑顔も声も変わってないのに・・・何か違う・・・2005-05-23 12:50:00 -
221:
奈津美
―言わなくちゃ―
遠ざかる先輩、離れていくふたつの影。
―言わなくちゃ―
奈津美「せんぱぁい!」声が響く。先輩が振り返った。2005-05-23 12:57:00 -
222:
奈津美
奈津美「あたし・・・ずっと待ってました!ここで・・・ずっと・・・待ってました!!」泣きながら叫けんだ。
2005-05-23 13:00:00 -
223:
奈津美
涙で景色がぼやけてる。何も見えないや・・・。
奈津美「ずっと・・・」
先輩は立ち止まって何か言いかけた時。二人の間をバスが通った。
―!?―
バスが通り過ぎた後先輩の姿はどこにもなかった。
バス停に一つの影が空しくそこに居た。奈津美「・・・はぁ・・・」涙をふいて立ち上がった時
後ろから腕をひっぱられて振り返った。
海「お前何一人で叫んで泣いてんの?」奈津美「えっ?何であんたこんな所にいるん?」2005-05-23 13:34:00 -
224:
奈津美
海「ちょっと用事があったから・・・ってかお前一人でここに来ていきなりあっちに向いて叫び出したからびっくりしたよ」奈津美「えっ?先輩と一緒にいたで?」海「は?電車でお前見つけたんだけどお前一人だったじゃん」海は不思議そうな顔でそう言った。
奈津美「はぁ?!一人ちゃうし」海「お前大丈夫か?」2005-05-23 13:39:00 -
225:
奈津美
海は頭がおかしくなったと思いながら家に帰った。家に帰ると由美子が私を待ってた。泣きながら・・・。
お母さん「奈津美、今から由美子ちゃんと会場行きなさい」奈津美「会場?何?どこ?由美子何で泣いてるん?」
由美子「後藤先輩が昨日死んだって・・・」何で?だってあたし今日会った・・・。奈津美「先輩なら一時間前一緒にいたで?何で死ぬん?」由美子もお母さんもびっくりしてた。2005-05-23 13:45:00 -
226:
奈津美
由美子は不思議がる私の手を無理矢理ひっぱってタクシーに乗せて、通夜会場に連れてった。会場にはたくさん人が集まってた。みんな泣いてる・・・。一番前に沢山の花と真ん中に先輩の写真があった。お経が響く。
2005-05-23 13:54:00 -
227:
奈津美
わけのわからないまま、お焼香を済ませた。
事実を受入たのは葬式の時の先輩の動かない体を目にした時だった。
涙っていうものはこういう時流れないものだと思った。特別に先輩の両親が火葬場まで行ってもいいと言ったので由美子と親族の人達のバスに乗った。2005-05-23 13:59:00 -
228:
奈津美
昼からどんより雲が広がりだして雨が火葬場を濡らした。先輩の体は灰色い煙になって空へ上った。
2005-05-23 14:02:00 -
229:
奈津美
先輩は向こうで事故にあったらしい。顔は綺麗なままで・・・。
先輩が小さい箱に納められた後、先輩のお母さんから私にと、一つのスケッチブックを渡された。おばさん「丁度事故の時持ってたみたいで、血がついてるけど中はきれいだから・・・」由美子「奈津美・・・?」奈津美「ありがとうございます」2005-05-23 14:07:00 -
230:
奈津美
葬儀場から家に帰った。スケッチブックの中は見る勇気がなくて家に帰ってから一人で開いた。
色々スケッチしていた絵が何枚もあった。街の景色や空の景色。先輩の線だぁ・・・。私をデッサンした時の思い出が蘇る・・・。
最後のページを開いた。2005-05-23 14:13:00 -
231:
奈津美
奈津美「題名・・・恋・・・」白い紙にぽたりと涙が落ちた。
それは紙いっぱいに描かれた私の笑顔だった。2005-05-23 14:17:00 -
232:
奈津美
奈津美「好きだよ・・・大好きだよ・・・・・ずっと本当に好きだよ・・」スケッチブックを抱きしめながらコンポの音量を上げて、泣いた。
先輩は最後に会いにきたんだ・・2005-05-23 14:25:00 -
233:
奈津美
僕等は確かに大人になる。時間は耐えず流れ体は日に日に確実に成長しつづける。いつまでもこのままでは生きていけない。いつまでも同じ場所にはいられない・・・。
深い悲しみも乗り越えて喜びに変える・・・。2005-05-23 14:36:00 -
234:
アカルキミライ
愛よ 未来よ 夢よ ハレタ日よ 飛び立つ僕等を導いてとずっと叫んだ春
忘れてたものが消えてく それはスバラシキ展開 やがて雨も地へと溶けだし 涙は無情に流れた
今も今も信じてる事 今も今も手放せぬもの
約束はそっと破れた それはカナシキ性みたい 声が声が出せないくらい 弱く脆くここにいる
君へ届けと奏でてみた 空へ響けと重ねてみた 今は僕を信じはじめた ウソに少し慣れ始めた
愛よ 未来よ 夢よ ハレタ日よ 飛び立つ僕等を導いてとずっと叫んだ春
今も今も信じてる事 今も今も手放せぬもの 僕の声が君に届けば 何か何か変われるだろう
愛よ 未来よ 夢よ ハレタ日よ 飛び立つ僕等を導いてとずっと叫んだ
過去も痛みも 止まれど進め 胸にある君に届けと歌って咲いたはる
「アンダーグラフ。アカルキミライ」2005-05-23 14:48:00 -
235:
名無しさん
主さぁん(;o;)泣けてきたぁ・・・?めっちゃおもしろいしぃ感動したぁ。漫画とは内容ぜんぜんちゃうやん?作品名だけやん!
2005-05-23 15:04:00 -
236:
名無しさん
あげちゃいます???おもしろい!
2005-05-23 15:22:00 -
237:
名無しさん
海大好き???
2005-05-23 15:24:00 -
238:
花?
ぃつもょんでるんでぇ?頑張ってくださぁいヽ(´ー`)ノ
2005-05-23 15:25:00 -
239:
名無しさん
あげ?
2005-05-23 15:28:00 -
240:
名無しさん
うちも海好きヽ(´▽`)/
2005-05-23 15:32:00 -
241:
名無しさん
あたしも!海大好き?
2005-05-23 15:44:00 -
242:
名無しさん
あたしもぅみくんだいちゅき?かっこよすぎぃ?
2005-05-23 15:51:00 -
243:
奈津美
みんなありがとうm(__)mアンダーグラフの歌詞書いてくれた人ありがとう??この小説にぴったりやね?海すごい人気でびっくりすんねんけどっ!
2005-05-23 16:17:00 -
244:
ゅり ◆QkRJTXcpFI
ャンキ-な彼達を書ぃてるゅりです??
すごぃ心に響ました?
これからも楽しみにして、応援してます?頑張って?さぃ?2005-05-23 17:07:00 -
245:
名無しさん
こどものおもちゃってマンガ小学校の時に読んでたやつにテンポが似てて懐かしい ?ワラ?ナツミちゃんがサナみたいでっって久しぶりに漫喫いこかな仕事前に ワラ 頑張って?
2005-05-23 17:16:00 -
246:
奈津美
子どものおもちゃって軽く見た事あるよ?ちゃんと読んでみるね!
2005-05-23 19:27:00 -
247:
ゅり ◆QkRJTXcpFI
マヂうれしぃ〜〜〜〜〜〜〜?本間ぁりがとぅ??
又ゅっくり覗きにくるぅ?
(≧?≦???2005-05-23 19:33:00 -
248:
奈津美
第13話
「おもかげ」2005-05-23 21:27:00 -
249:
奈津美
先輩・・・あなたの夢を見ました。
パチ。 ふいに目覚めた。スケッチブックを抱いたまま眠っていた。時計の針は夜中の三時を指していた。スケッチブックが現実を物語る。一体これは何という現実だろう・・・。今までは何とかひそかに先輩を想っていた。遠くても同じ空の下にいるから大丈夫と何度も自分を励ました。2005-05-23 21:32:00 -
250:
奈津美
もう、どうあがいても会えない・・・。
会えない・・・。奈津美「ゃぁっ・・・やだよ・・・っっ・・・ぅぅっ」スケッチブックの私は笑ってる・・・
ぽたりぽたり。涙がもう止まらない。右手で前髪をかきあげながらベットにまた横たわる。奈津美「・・・おいてかんといてぇ・・・ゃだっやだぁ・・・」2005-05-23 21:36:00 -
251:
奈津美
ピチチ・・ピチチ。お母さん「奈津美奈津美!起きなさい」お母さんが私の体を叩く。
奈津美「・・・休む」お母さん「えっ?・・・休むの?」奈津美「・・・」お母さんはため息をひとつついて、お母さん「ちゃんと着替えなさい!あんた制服姿で寝てたの?!」奈津美「・・・・・」お母さん「学校に連絡してくるから、朝ご飯だけでも食べなさい」2005-05-23 21:42:00 -
252:
奈津美
食べれるわけがない。
お腹が減ったのか何なのかさえも分からない。晴れた空は色を私の目に写さない。
灰色だ。
ただ流行りの曲のMDがコンポから流れる。スケッチブックが涙を誘う。
勝手に涙は流れてくんだ・・・知らなかった。2005-05-23 21:47:00 -
253:
奈津美
気付けばもう夕方だった。お母さんが部屋に晩御飯を持って来た。
お母さん「あんたの好きなカレーやからちゃんと食べなさいよ・・・」そう言って部屋を後にした。机に置かれたカレーをただ眺めた。カレーってこんな色・・・?
灰色のカレー匂いはカレー。2005-05-23 21:51:00 -
254:
奈津美
机の前に座ってカレーを一口食べた。
涙が流れる。勝手に流れる。飲み込むとため息が出てくる。
おいしくない・・・。壁にもたれてベットの上のスケッチブックを眺めた。奈津美「・・・ぅぅっ・・・」そのまま泣いた。2005-05-23 21:55:00 -
255:
奈津美
そんな風にして三日がすぎた。
体重は三?やせて、立ちくらみがするのでずっと横たわっていた。お母さんは色々好きなものを作ってくれた。けれど食べる気がしない・・・。2005-05-23 21:59:00 -
256:
奈津美
由美子「奈津美?やっほぉ?」
制服姿の由美子が心配して遊びに来た。奈津美「・・・由美子・・・」
ベットに由美子が座って私の手を握った。由美子「奈津美、どう?」奈津美「・・・」由美子は切ない顔で微笑んで私を抱きしめた。由美子「奈津美、外行こうか?」奈津美「どこ行くん?」由美子「直人と冬月も表で待ってるから!ねっ?!外いこっ」由美子が私の服を選んで、壁にかかってた帽子を深く私にかぶせた。2005-05-23 22:08:00 -
257:
奈津美
由美子「おばさぁん一日奈津美お借りしまぁす!」お母さん「よろしくね・・・ごめんなぁ由美子ちゃん・・・あとこれお金」お母さんは私の鞄の中の財布にお金を入れた。由美子「じゃあ行ってきます!」奈津美「どこ行くん?」お母さん「奈津美、気付けてね」
2005-05-23 22:12:00 -
258:
奈津美
海「おいで、奈津美」
ぴたり。
振り返った。
海が笑って両手を広げた。
奈津美「・・・」海「おいで」
体が勝手に海へと向かう。何故かは分からないけど海のとこに行きたかった。2005-05-23 22:27:00 -
259:
奈津美
海の胸ってあったかい・・・。ぎゅぅぅぅっ・・・。海が私を抱きしめた。涙が止まった。由美子「さぁ!いこっか!」神田「今夜は寝かさないでぇ!お前らかくごしやがれ!」海が私の手つないで歩いた。
2005-05-23 22:31:00 -
260:
奈津美
電車に乗って舞子に向かった。そしてバスに乗った。その間もずっと海はだまって手つないでくれていた。泣きそうになるとつないでる手をぎゅっと強く握ってくれた。
2005-05-23 22:34:00 -
261:
奈津美
夏に泊まった神田の親戚の旅館に着いた。部屋は今日は四人部屋。窓際の椅子に座って外を眺めてると由美子がオレンジジュースを差し出した。由美子の顔を見ると由美子は微笑みながら「おいちいよ?」と言った。一口飲んでテーブルに置いてまた外を見た。
2005-05-23 22:41:00 -
262:
奈津美
神田「よぉっっっっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!冬月ナァァァイス!!」神田が飛び上がって喜んだ。由美子も手叩きながら笑ってる。海は鏡を見ながらのりを取ってた。
2005-05-23 22:48:00 -
263:
奈津美
三人を見てると少し元気が出てきた。奈津美「みんな、ありがとう」
三人の動きが止まった。奈津美「ありがとう」
三人が笑った。私も笑った。2005-05-23 22:51:00 -
264:
奈津美
私は温泉は体調的にやめたほうがいいと女将に言われたので部屋のお風呂に入った。お風呂からあがったけどみんな温泉に行ってたから静かな部屋に一人ぽつんと座った。先輩・・・・・・。涙がまた溢れ出した。先輩・・先輩・・・先輩・・・。畳に横たわって泣いた。
2005-05-23 22:58:00 -
265:
奈津美
海はだまってドライヤーをかけて私の髪を乾かす。ドライヤーの音が部屋を包む。
奈津美「本当はな」海「ん?」ドライヤーの音は響く。
奈津美「死んだ人好きな人やねん・・・」海「うん」ブーン
奈津美「ずっと好きな人やねん・・・」ブーン
海「うん」奈津美「ずっと好きな人やねん。。」ブーン2005-05-23 23:06:00 -
266:
奈津美
奈津美「私なもう、待っても・・・もう会えない・・・」ブーン
海「・・・」奈津美「もう探せない・・・もう・・・」カチ。ドライヤーの止まる音
海「・・・・・っ」後ろから海が苦しいくらい強く抱きしめた。2005-05-23 23:10:00 -
267:
奈津美
奈津美「・・・ぅぅっ・・・せんぱい・・・せんぱいせんぱい・・・」涙はぽたりぽたりと海の腕をつたって私のふとももに落ちる。
海は抱きしめたまま。
泣いていた。多分泣いていた。
奈津美「海・・・」海「ん?」奈津美「冬の海は好きだよ・・・」
海「え?」奈津美「あんたみたいに、あったかいから・・・」2005-05-23 23:21:00 -
268:
奈津美
海「・・っんだよ・なんだよそれ」奈津美「冷たいようで、本当はあったかいから・・・」
海の手を放して海の方に体を向けた。海はうつむいた。
奈津美「あんたがもし一人ぼっちでさびしいときに笑わせてあげるから」海はうつむいたまま・・・。
奈津美「あたしがさびしいときには、笑わせてな」海はだまってうなずいた。
奈津美「けど、やっぱしばらくは無理かな・・・多分泣き虫だろなぁ」2005-05-23 23:28:00 -
269:
奈津美
海の頭にタオルをかけて顔を隠した。
多分泣いてるから、多分もう少したてば泣きやむから、分からないようにタオルをかけた。
海、ありがとう。
先輩・・・。2005-05-23 23:31:00 -
270:
名無しさん
馴れ合いはやめて下さい。なんかイヤ
2005-05-23 23:49:00 -
271:
名無しさん
マヂぃぃ.。゚+.(・∀・)゚+.゚完結するまで絶対読むから絶対完結まで書ぃてね?
2005-05-23 23:50:00 -
272:
奈津美
僕等の未来はあの時は未知のもので、ただ漠然としていた。
未来である今なら分かるけど、あの頃の僕等はただ傷をかばいあう事が友情だと思っていた。
本当は、ただの同情でしかなかった。2005-05-23 23:54:00 -
273:
奈津美
ゆりちゃんありがと?あとおちかれ、あたしはもう少し書くからゆっくり読んでください
ゆりちゃんの次の人へ?、気悪くさせたみたいでごめん?けど許してくださいm(__)m
その次の人?へ 完結いつすんだろ・・・頑張る(>_2005-05-24 00:00:00 -
274:
名無しさん
その次の人です??
ゅっくり書ぃてね?書くの疲れちゃぅでしょ?奈津美?のぺ?スで書き?げてね?2005-05-24 00:25:00 -
275:
奈津美
第14話
「最初の雪」2005-05-24 00:25:00 -
276:
奈津美
由美子「お玉とボール?」神田「ばびぃずびぃ゛ばぁ゛べぇ゛ん゛(はい。すいません)」
神田が由美子に渡した。
ペチン。由美子が手を離した。
神田「いっったぁぁΣ( ̄□ ̄|||)」由美子「調子に乗らないの。」奈津美・海「・・・?・・・」ぐつぐつ。お鍋の中の具がそろそろできそうだ。2005-05-24 00:58:00 -
277:
奈津美
ぱくり。奈津美「おいしい」神田→?(;o;)?心の声【よかったよかったぁ】
由美子ヽ(´▽`)/【あたしが入れたからだ】
海(^ー^)【ふぅ・】2005-05-24 01:07:00 -
278:
名無しさん
↑何か見にくい??
2005-05-24 01:10:00 -
279:
奈津美
灰色だった色が、少しずつ色を取り戻す。
四人で楽しく鍋を食べた。食べてしばらくして由美子と神田は二人で一階にあるゲームコーナーに行くと言って出て行った。2005-05-24 01:11:00 -
280:
奈津美
ごめん?見にくい?!
表情を伝えたかったねんけど?
ごめん?2005-05-24 01:12:00 -
281:
奈津美
奈津美「友達やん・・・」海「もっと近くで支えたい」海の目って引き込まれる・・・。
奈津美「先輩が一番・・・」海「余裕が出来るまで待つから」奈津美「友達やんかぁ・・・」
海は切ない顔で笑った。海「好きなんだ」
ドクン・・・ドクン2005-05-24 01:30:00 -
282:
奈津美
奈津美「いつでも・・・いつでも・・・そばにいてくれる?」
ドクン・・・ドクン
海「いる」
先輩の笑顔が歪んでいく
奈津美「遠くに行かない?」海「行かない」
ドクン・・・ドクン
奈津美「じゃあ、雪降らせて!それが無理なら」海は少し笑って
カラララ
窓を開けて指差した
海「もう降ってるよ」2005-05-24 01:35:00 -
283:
奈津美
海は私のおでこにキスをした。
先輩への気持ちをもったまま海を受け入れた。
あたし最低かも・・・。2005-05-24 01:38:00 -
284:
奈津美
奈津美「まだ、今は無理・・・」海「分かってるよ・・けど俺信じて大丈夫だから」海は窓の外に手を出して初雪をさわっていた。息が白い。
奈津美「奈津美って呼んで?」海「えっ?・・・奈津美・・・」奈津美「もっかい」海「奈津美」
奈津美「もっかい・・・もっかい」海「奈津美」
奈津美「ありがと」2005-05-24 01:59:00 -
285:
ギャル汚 ◆/GaL/3/muU
おひさのカキコ??感動した?いい話しやぁ?なんかかなりいいモンよましてもらってる気がする?つうかこんな恋したいっす?ワラ まぁそんな感じで続ききになるけどしおり?がんばってくらはい?
2005-05-24 02:21:00 -
286:
名無しさん
ゆりってやつどこの小説にも書き込んでこびうりすぎ。見ててうざい。
2005-05-24 06:06:00 -
287:
奈津美
あっ!ギャル汚寂しかったよ(TOT)きてくれてありがちょ??感動してくれてありがちょ?
2005-05-24 08:47:00 -
288:
奈津美
ゆりちゃんの事悪く言ってる人へ?
人それぞれやしあんまプリプリしんと楽しくしてくださいm(__)m私は読んでくれてる人が誰であろうと嬉しいよ?2005-05-24 08:51:00 -
289:
奈津美
もう会えないと泣きながらさまよった中で、ちゃんと探して見つけてくれたのは、君達だった。
季節はあわただしく繰り返す。
今度は僕が君達を探し出す。2005-05-24 08:57:00 -
290:
奈津美
第15話
「クリスマスツリー」2005-05-24 09:00:00 -
291:
奈津美
街が12月になってクリスマスムードになった。
先輩のお墓に私はちょくちょく行っている。海には来てほしくなかったから由美子と二人で毎回行っては涙を流した。由美子「なぁ前から聞きたかったんけど、冬月と付き合ってんの?」奈津美「・・・付き合ってない付き合ってない」由美子「そうなんやぁ・・・けどさぁ冬月はあんたの事絶対好きやで」
あたしはそれ以上何も答えなかった。それにしても寒いです?お墓場って寒い?奈津美「先輩また来るね」由美子「先輩またね!」お墓に向かって手を振って、神田と海の所へ行った。2005-05-24 09:15:00 -
292:
奈津美
海とは付き合ってない。私の中には先輩がいつもいて海が入る隙を作らない。
海「クリスマス会える?」奈津美「四人でクリスマスするんやろ?」神田「しかも俺ん家で?」由美子「奈津美も来るよね?一緒に料理しよ?」2005-05-24 09:25:00 -
293:
奈津美
家に帰るとお母さんが玄関に額縁に入れた先輩が描いた私の絵が飾られてあり私は絵に向かって挨拶をしてる。
お母さんはやっと笑うようになってきた私を見てそうしてくれた。お父さんは会社から帰ってくると私とお母さんが飾り付けしたツリーを見て踊りだした。2005-05-24 09:29:00 -
294:
奈津美
由美子「おっそぉい!」教室に戻ると三人が待ってた。奈津美「ごめんごめん?」由美子が教壇に立つ
由美子「んじゃ明日から冬休みですがぁ・・・イベント覚えてますか?」奈津美「・・・?」神田「はい。由美子先生!クリスマスでぇす!」由美子「はい。よろしい?冬月次!」海「カウントダウンです」由美子「はい!いいですかぁ!カウントダウンは有馬でしますよぉ」奈津美「えっ?聞いてないよ?」神田「だって言ってないもん?」海「当たったんだよクジが」奈津美「・・・クジ・・・?・・・えぇっ?!商店街のくじ引き?!」由美子「へへっ★当たりましたぁ?」
奈津美「すっご!すっごぉぉい!」2005-05-24 10:47:00 -
295:
奈津美
お母さん「メリークリスマァス?!」奈津美「朝からうるさいなぁ・・・ご飯食べてんねんから静かにしてや?」お母さんはサンタの恰好をしてクリスマスの曲をかけて踊ってる。
お母さん「いいやんかぁ?へるもんちゃうし??今日は由美子ちゃんたちとパーティやろ?!タッキー君も一緒?!あの子かわいいなぁ??」奈津美「冬月君やって?」お母さん「冬月タッキーやんかぁ??」2005-05-24 10:53:00 -
296:
奈津美
お母さんは、海のファンです?
私は待ち合わせに間に合うようにちょっと早めに家を出て小さいツリーを買って先輩のお墓に行った。今日は寒い?
奈津美「寒い寒い」お墓の前にちょこんとツリーを置いた。奈津美「先輩・・・メリークリスマス」一人で来るのは始めて。2005-05-24 11:01:00 -
297:
奈津美
先輩・・・。
一人で来るとやっぱ辛いなぁ・・・。墓石を触って泣いた。
先輩・・・会いたいです。2005-05-24 11:05:00 -
298:
奈津美
空を見上げたら
海「よぉっ」海が目に入った。
奈津美「冬月ぃ!めっさびっくりした」
海はくすくす笑って先輩に手をあわせた。奈津美「初めてやんなぁここまで来るの」海「綺麗な墓だな」奈津美「うん」
先輩・・・先輩。2005-05-24 11:10:00 -
299:
奈津美
墓場を出たら海が手を出してきた。
私は手を握った。海「冷てぇ・・・」奈津美「あったかぁ・・・」海は微笑んだ。奈津美「冬月・・・」海「ん・・・?」奈津美「・・・あんたが居たら寂しくないよ」海が立ち止まった。奈津美「寂しくないよ」
海「あっ。」海が空を見上げた
奈津美「雪だぁ・・・」海「晴れてんのに、何でだ?」ふいに後ろを向いた。風が吹いた・・・。
奈津美「きれい・・・」海「うん」
先輩の居るお墓の場所に光がさして雪が舞落ちる。2005-05-24 11:23:00 -
300:
奈津美
この雪は先輩からのプレゼントだ。
私は空を見上げながらそう思った。先輩は空にいる。それなら寂しくないよ・・・。いつでも会えるから。
いつもあなたを想っているから・・・。
先輩・・・さようなら2005-05-24 11:28:00 -
301:
奈津美
第16話
「海」2005-05-24 11:34:00 -
302:
奈津美
クリスマスパーティなんて嫌いだ?
奈津美「頭いたぁい・・・」由美子「あっ!やっと起きた奈津美よく寝てたね」みんなテレビゲームをしてた。海「お前本間もう酒飲むなよ」
全然覚えてない
奈津美「うぅ・・・神田水ちょうだい・・・」神田「はいよ」神田は部屋を出て水を持って来た。2005-05-24 11:52:00 -
303:
あきと
奈津美さん初めまして。いつも拝見させて頂いてます。この作品を初めて読んだ時、文章力が素晴らしくて思わず入り込んでしまいました。何か昔の青春時代を思い出し、懐かしい気分になりました。とても文章の勉強になるし、なんといっても、この先のストーリーが気になるので、これからも更新楽しみにしています。頑張って下さいね。
2005-05-24 13:01:00 -
304:
麻奈 ◆b1Ucjzcv2I
初めまして☆いつも拝見させて頂いてます。とても読んでて気持ちがいい作品ですよね、この先が楽しみで毎日チェックしてます。
文章に引き込まれて一つ一つのシーンが頭の中に浮かんでくる感じです。これからも頑張って書いて下さるのを期待していますね(人´∀`*)ー麻奈ー2005-05-24 13:09:00 -
305:
瞳
はじめまして?私も、去年好きだった人を亡くしました…。ふっきれたつもりやったけど?これ読んで思い出して自分と重ねてしまいました?この小説が終わるまで、思い出にひたろうと思いました。だから最後まで頑張ってくださいね??長くなってごめんなさい?
2005-05-24 13:17:00 -
306:
奈津美
あきとさん、麻奈さん、瞳さんへ?
感想ありがとうございます。この話は作り話で実話でもなんでもないですが、引き込まれるとか言ってもらえて感激っす(*⌒▽⌒*)
文章力は、正直あるのかないのかと言うならないです・・・?私がこの物語で伝えたい事は読んでいくうちに多分分かってもらえるでしょう・・・。2005-05-24 14:49:00 -
307:
奈津美
奈津美「ケーキは?」神田「お前寝てたやんか!」由美子「ウソウソ(笑)ちゃんと待ってたで?」
海「あっ、・・・負けた」神田「冬月ぷよぷよ弱過ぎぃ」
海と神田はぷよぷよをしている。それにしても頭いたぁ・・・。
由美子「奈津美ケーキ食べれる?」奈津美「う゛ぅ゛・・・食べるせっかくみんなで作ったし」神田「んじゃ持ってくるべ」海「俺トイレ?」2005-05-24 14:56:00 -
308:
奈津美
ケーキはなかなか綺麗な出来だった。ローソクに火を付けてみんなで消した。
奈津美「今何時?」海「今は夜の七時」奈津美「まだ七時?!あれっ?」由美子「奈津美だって一時間しか寝てへんやん!」奈津美「もう夜中やと思ってた!」2005-05-24 14:59:00 -
309:
百合
はじめまして?ずっと読ませてもらってます??ぃっ寝てるんッ??ってくらぃぃっ見ても更新してて、読んでる側としては感激です?笑。なんか読んでると不思議な気持ちになってきてすごく引き込まれる作品だし、続きがとても楽しみです?応援してるので完結まで頑張って?さぃねッ??
2005-05-24 15:07:00 -
310:
奈津美
百合ちゃんへ?
いつ寝てるって・・・あんま寝ないからなぁ・・・けど、頑張る!2005-05-24 15:10:00 -
311:
百合
百合ゎ昼と夜掛け持ちで働ぃてるから?日に何回も見るんだけど、そのたびに更新してるからすごぃなぁ?って思ってました??ぁまり無理しなぃょぅに頑張って?さぃね?
2005-05-24 15:24:00 -
312:
奈津美
フラッシュの光と笑い声で目が覚めた。
奈津美「・・・おはよ」みんな笑いをこらえてる。奈津美「どないしたん?」くっくっくっ。
神田「たぁかぁ・・・つき・・・くっくっくっ」由美子「っすっ・・・」海「・・・ぶっ・・・」奈津美「何よっ?どうしたん?」由美子が鏡を見せて来た。
奈津美「なんじゃこりゃΣ( ̄□ ̄|||)!!」顔に落書きされてた。みんながお腹抱えて笑い出した。
奈津美「ばりきもいやんかぁ?最悪?」2005-05-24 16:01:00 -
313:
奈津美
由美子が笑いながらおしぼりで拭き取ってくれた。
奈津美「もう10時?!帰らへんの?!」由美子「おばちゃんにさっき連絡したで」奈津美「本間!?お母さん何て?」由美子「できるだけ早く帰ってきてって」
奈津美「じゃあ帰ろうかなぁ」海「俺おくるよ」由美子「あたし直人のとこ泊まり??」
奈津美「大丈夫なん?」由美子「おばさんと寝るから大丈夫?もう家族ぐるみの付き合いやし」2005-05-24 16:08:00 -
314:
奈津美
海「好きだよ・・・」
月明かりとたまに通る車の明かりが二人を照らす。
奈津美「冬月・・・より、あたしのほうが・・・」海「えっ?」
奈津美「なんでもなぁい」
今はこれ以上は秘密にしとこう。
私は笑いながら海と手つないであるいた。海「何?気になんじゃん」奈津美「内緒やもん?あぁ寒い寒い」2005-05-24 16:21:00 -
315:
奈津美
私のファーストキスは、海でした。海には言ってないけど・・・。2005-05-24 16:55:00 -
316:
奈津美
いつからキスにドキドキしなくなったんだろう・・・。
いつから欲張りになったんだろう・・・。
いつから当たり前の事が出来なくなったんだろう・・・。
いつから、君を忘れたんだろう・・・。2005-05-24 16:58:00 -
317:
奈津美
第17話
「亀裂」2005-05-24 17:00:00 -
318:
奈津美
奈津美「お父さん!お父さん!」大晦日。お父さんは昼からテレビを見てる。
お父さん「何やぁ?」お母さん「何やちゃいまっせ?昼からテレビなんか見てぇ?奈津美と由美子ちゃん駅まで送ってよ?」
お父さん「あぁっそうか有馬行くねんなぁ・・・じゃあ正月はお母さんと二人かぁ・・・」奈津美「早く早く?由美子が待ってるねんから?」お母さん「私と二人じゃ不満なん?」
お父さん「満足です・・・奈津美いこか!」2005-05-24 17:08:00 -
319:
奈津美
お父さんに駅まで送ってもらった。由美子「おっちゃんありがとう?」お父さん「由美子ちゃんまたなぁ。奈津美これ」お父さんは一万渡してきた。奈津美「ありがと」お父さん「気付けてな!じゃあな」
ブーン。お父さんの車が去って行った。
外は曇りだから寒い。奈津美「神田と冬月は?」由美子「中の喫茶店で待ち合わせやから、切符先買っておこっか」由美子と二人で切符を買った。そして喫茶店に入った。2005-05-24 17:23:00 -
320:
奈津美
店内は満席でみんな海と神田をちらちら見てる。確かにかなり目立つもんなぁ・・・。海の顔を見るのはクリスマス振りだ・・・。何か緊張するなぁ。海の隣に座ってミックスジュースを飲んだ。神田「今日寒いなぁ?俺苦手やねぇん寒いの?」由美子「早く行こうやぁ?温泉つかりたい?」
電車に乗って有馬に着いた。迎えのバスが丁度来たみたいで待たずにすんだ。2005-05-24 17:57:00 -
321:
奈津美
ホテルに着いてチェックインをした。フロントの近くのソファに座って周りを見渡した。由美子「めちゃめちゃ綺麗やぁん?大ッ満足?」神田と海がこっちに来た。
2005-05-24 18:00:00 -
322:
奈津美
部屋は隣同士二つ。スゥイートだった。部屋の中にキーを差し込むと部屋中の電気が付いた。奈津美「すっごぉ?何やここ私スィート初めてぇ?」海と二人で部屋中見て回った。めっさ綺麗し広くて焦った。
2005-05-24 18:05:00 -
323:
奈津美
海はソファに座ってジュースを飲んでる。私はベッドの上でジャンプして遊んでる。奈津美「冬月ぃ?見て見てぇ」
海が振り向く。ぴょんぴょんぴょん?
海「何やってんだよ?」奈津美「だってすごいふかふかやもん?っていうかベット一つしかないやん。まぁいっか?こんな大きいねんからなぁ」海「もう飛び跳ねるなって(−。−;)」
奈津美「はぁい?」ベットからおりて海の隣に座った。2005-05-24 18:11:00 -
324:
奈津美
海「もう温くなるだろ・・・広すぎもやだな・・・」奈津美「そうや!新婚ごっこしようよ」海「はぁ?!」
奈津美「あたしお嫁さん役な!冬月旦那さんな!」海「やだよ?」
奈津美「早く早く?」海の腕をひっぱってドアの前に立たせた。奈津美「はい!はいって来ていいよ」
海が部屋の中にはいって来た。奈津美「ただいまぁ」海「ただいま・・・」
奈津美「あらっ?あなたぁん?おっかえりなっさぁぁい?」海が吹き出した。海「なんだよそれぇ!」ほっぺをふくらまして海をにらむ。(○`ε´○)
海「・・・ただいまぁ」奈津美「さっき言ったやん?」海「あぁ今日は疲れた」2005-05-24 18:27:00 -
325:
奈津美
奈津美「お疲れ様?うふ?あなたお風呂になさいます?お食事になさいます?それとも・・・」海「食事にします」奈津美「最後まで聞け?」
海「俺もうやだよぉ?神田としろよ?」奈津美「食事にします?お風呂にします?それとも?あ?ん?ぱ?ん?ま?ん?の顔真似しますかぁ?」海「アンパンマンの顔真似してください」2005-05-24 18:32:00 -
326:
奈津美
奈津美「こんにちは!僕アンパンマンだよ!よろしくね」 海「はい。よろしく」奈津美「似てた?!似てた?!」海「似てた似てた」
2005-05-24 18:35:00 -
327:
奈津美
その時部屋がノックされて海が飛んで行った。
奈津美「あなたぁオカエリなっさぁい?」神田「おぉっ?ハニー今帰ったよ?」奈津美「食事になさいまっすぅ??それともお風呂になさいますぅ???それともぉ??」
由美子「何あれ?」海「新婚ごっこだよ」
神田「うぅんまよっちゃうなぁ???ぜぇんぶ頼むよぉ??」2005-05-24 18:56:00 -
328:
奈津美
ギャハハハ(≧▽≦)
二人で盛り上がりまくったぁ。由美子「もう満足した?」奈津美・神田「したしたぁ?」
きゃっきゃっ!2005-05-24 18:59:00 -
329:
まぁ
めっちゃ呼んでます☆ドキドキする(*^-^*)実は私は神戸っ子なので地名が
良く分かって、とてもフィクションな感じがしない♪頑張ってくださいm(__)m2005-05-24 19:26:00 -
330:
奈津美
まぁちゃんありがと?この話はもろ作り話だよ(笑)ただリアルにしたくて困惑しながら書いてます?あたし神田のキャラが大好きなんだよなぁ??
2005-05-24 19:35:00 -
331:
まぁ
神田おもろい!彼氏にするなら海かな(*^-^*)てかこんな友達ほしぃ☆
新婚ごっこには笑わせていただきました♪2005-05-24 19:42:00 -
332:
奈津美
海も神田もおっとこまえやから、どっちでもいいなぁ?新婚ごっこおもしろいやろ?!
2005-05-24 19:49:00 -
333:
奈津美
奈津美「きれぇ・・・」海「だろ?」海は得意げに言った。私はその顔を見て何か笑ってしまった。
海「なんだよっ笑うなよ!」奈津美「冬月ってさぁロマンチスト?何か空ばっか見てるやん」海「うっせぇ」
奈津美「そういうとこ好き」
海の顔が赤くなった。
奈津美「好きやで」浴衣から見える海の小指を私の小指でつないだ。2005-05-24 19:57:00 -
334:
奈津美
海は黙ったまま白い息を吐きだしながら小指を放して私の手を握った。
キュン・・・
胸が熱くなった。海「俺の方が先」
奈津美「え゛っ?」海は私の変な声に吹き出して月を見た。
海「俺のほうが先に好きになったんだよ」2005-05-24 20:02:00 -
335:
奈津美
奈津美「けど。あたしの方が絶対好き」海「なんか照れるな・・・」
・・・
背伸びして海のほっぺにキスした。2005-05-24 20:07:00 -
336:
名無しさん
海ぃぃ?かっこよすぎぃみんな誰ファン?!うちは海!
2005-05-24 21:10:00 -
337:
まぃ?
ぁたしも?海くん?かっこよすぎ?
2005-05-24 21:28:00 -
338:
名無しさん
神田がいいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ
2005-05-24 21:33:00 -
339:
名無しさん
やっぱ奈津美?
2005-05-24 21:36:00 -
340:
奈津美
ガラガラガラッ
パンパンッ!
四人でお祈りしてからおみくじを引いた。何だったは内緒?けど神田は大吉でした。2005-05-24 22:54:00 -
341:
奈津美
今年も来年も仲良く四人が一緒に居る事を祈った。
四人で迎える正月は最初で最後だった。
海・・・大好きだよ・・・2005-05-24 23:35:00 -
342:
奈津美
三学期が始まってすぐ海の口から聞かされた。
海「やっぱ東京に帰るみたいだ・・・」奈津美「・・・いつ?!」海「三学期が終わったらすぐだって・・・」2005-05-24 23:39:00 -
343:
奈津美
二人で行ったカラオケボックスで海が急に言った。
奈津美「もし行ったら、もう戻って来ないの・・・?」海はうつむいたまま「分からない」と答えた。奈津美「・・・冬月が悪いわけちゃうもんなぁ・・・」海はただ暗かった。奈津美「由美子と神田には伝えた?」海「昨日言った・・・」2005-05-24 23:46:00 -
344:
奈津美
この時何か大きな亀裂が私と海の間に入ったのが分かった。
2005-05-24 23:47:00 -
345:
奈津美
第18話
「壁」2005-05-24 23:52:00 -
346:
奈津美
海が東京に帰るのを知ってるのは本人の希望で私たちと先生だけだった。
私は元気が出ない。海がふいに私を誘い出して二人で映画に行った。海「まだ一時間近く時間あるなぁ」ハーバーランドのモザイクで映画のチケットを二枚買って時間までの間ゲームをした。UFOキャッチャーで海は、アンパンマンのぬいぐるみを取ってくれた。奈津美「ありがと?」海「プリクラとろっか」
二人で映画館の横にあるプリクラ専門の店に入ってプリクラを撮った2005-05-25 00:04:00 -
347:
奈津美
海は楽しそうにしてる。私はつられて楽しそうにしたけど、胸が張り裂けそうだった。
映画館の中に入って二人で席に付いた。まだ開演前で映画館の中は人が少ない。2005-05-25 00:07:00 -
348:
奈津美
今日はこれでおわり??また明日書くからね(o^_^o)もうすぐ完結するっぽいよん?
2005-05-25 00:31:00 -
349:
ゆり ◆QkRJTXcpFI
覗きに来てくれてサンキュ?
奈津美ちんお疲れ???2005-05-25 03:22:00 -
350:
ギャル汚 ◆/GaL/3/muU
やっぱいいなぁ?これ読んでたらなんか楽しい?これ書き終えたらもうこの書き込みもなくなるし楽しくなる気持ちはなくなるんやろな?でも完結するまで楽しく読むしなるべく書き込むようにするわ?寂しなるなよ?完結まで頑張って書いてください?
2005-05-25 05:54:00 -
351:
奈津美
ギャル汚ありがと('◇')ゞ完結したらびっくりお知らせするからね?今日で完結やと思う?
2005-05-25 10:05:00 -
352:
奈津美
「ほぉらぁー!こっち向いてぇ!みんな写るようにもっとひっついてぇ」 神田《あのおやじハゲ散らかしてるでっ》神田が小さい声で言った。
くすくすくすっ。
「はぁいいい笑顔だよぉ!はい撮りまぁす」
神田《ハゲっ?ハゲっ?》
神田が笑わせてくる。
カシャ
「はぁいOK!」2005-05-25 10:11:00 -
353:
奈津美
今日は私と海のなんちゃって結婚式―
お客さんはもちろんこの二人
神田「お前らいつから付き合っとったん?!」由美子「奈津美きれいやなぁ」
お年玉でレンタルでドレスを借りてメイクと髪は美容院の人がしてくれた。カメラマンさんはプロの人じゃなく牧師さん。2005-05-25 10:16:00 -
354:
奈津美
今からバージンロードを歩く。
ちゃんと一応スタッフの人が何人かいて形は本物と同じ。
バージンロードは一人で歩くのはだめだという事でスタッフの年がお父さんに近い人が一緒に歩いてくれる事になった。2005-05-25 10:20:00 -
355:
奈津美
今日は晴れ。
一月後半やのに春なみに暖かくなった。太陽の光が協会を照らす。
私はスタッフの人から教会の外に出てと指示があり、教会のドアの前に立った。五分くらいスタッフの人に歩き方を教えてもらった。なんせ、いきなり申し込んだから練習なしの本番だ。2005-05-25 10:25:00 -
356:
奈津美
パイプオルガンが響き出した。
「じゃあ行きますよ。ベールを顔の前におろしてください」ベールをおろす。
スタッフの腕を組む。ドアがゆっくり開き出した。2005-05-25 10:28:00 -
357:
奈津美
パイプオルガンの音がドアが開くと共に外にも響き渡る。
奈津美「えっ・・・」
《ほら行きますよ。左足から》
スタッフの人と一緒に左足からゆっくり歩き出した。びっくりしたのは、両側の席にクラスのみんなが立ち上がっててこっちを向いてる。こんなの知らないよ?!
しかも歌の上手い女子がパイプオルガンにあわせてキャンユウセレブレイトを歌い出した。2005-05-25 10:40:00 -
358:
奈津美
びっくりしながらスタッフの人とゆっくり歩いてみんなの横を通る・・・。歌とオルガンの音が響き渡る
一番前の席に先生がいて微笑みながらうなずいた。先生の横に海が立ってこっちを向いてる。
海の前にたどり着いた
海はスタッフの人と礼をして
ゆっくりスタッフの人の腕をはなし、海の腕を組んだ。2005-05-25 10:47:00 -
359:
奈津美
海が私の顔にかかったベールをあげた。
そして、海《綺麗だよ》と言って私に誓いのキスをした。2005-05-25 11:10:00 -
360:
奈津美
後ろを向いて思い切り投げた。
みんなの騒ぎ声と笑い声がした。振り返ると
山口がきょとんとした顔でブーケを持ってた。みんな大爆笑。2005-05-25 11:20:00 -
361:
奈津美
山口は女子達からすごいブーイングを受けてしまいました?。
みんなで写真を撮りまくり、先生をかこんで牧師さんも一緒に入ってスタッフの人が撮ってくれた。2005-05-25 11:30:00 -
362:
奈津美
僕等は時に前を向かないで歩む、みちを選び間違える事がある。
それは仕方のない事だろう。
立派な大人とは、お金とか名誉をもつ事ではなく、どれだけ人を大切に出来るかでもなく、ただ当たり前の普通の生活さえできればいい。そうなのかもしれない。2005-05-25 11:36:00 -
363:
奈津美
第18話
「約束」2005-05-25 11:37:00 -
364:
奈津美
来週海が東京に行く事になった。
今日は最後のデートだ。由美子も神田も今日は二人でいろよと、言って結局本当に来なかった。
朝から海と待ち合わせして須磨に行った。
海「さっぶぅぅぅ!」奈津美「まだめっさ寒いやぁんΣ( ̄□ ̄|||)やっぱハーバーとかにしようよ!」びゅんびゅん風が吹きまくりでかなり寒い。2005-05-25 11:42:00 -
365:
奈津美
海「そうしよっか!無理無理ぃ!寒すぎ!」二人で仕方なくハーバーに行った。
奈津美「冬月。クレープ食べたい」海「俺おごるわ何食べたい?」
奈津美「本間に?!やったぁ!あたしバナナチョコ?」海「ここ座って待ってて」阪急デパートの前の広場のクレープ屋の前のベンチに座った。それにしてもすごい人だ。2005-05-25 11:47:00 -
366:
奈津美
海は並んでる。
その姿を見ると何か泣きそうになってきた。
奈津美「だめだめ!泣かない泣かない」
海「えっ?何か言った?」奈津美「えっ?ううん」海がクレープを渡してくれた。2005-05-25 11:50:00 -
367:
奈津美
海はなんだか今日はやたらと元気。よく笑う。
私は何度も何度も泣きそうになった。
けど泣かなかった。2005-05-25 11:54:00 -
368:
奈津美
最終話
「僕等がいた」2005-05-25 12:04:00 -
369:
奈津美
先生「冬月!向こうに行っても頑張りなさい」
海「はい」
「お前たまにはこっち来いよな」「冬月今までありがとう」みんなで新神戸にある新幹線の駅まで見送りに来た。みんなの約束は「泣かない」。
ホームに新幹線が来た。みんなが海をかこんで海の姿が見えなかった。
由美子「冬月ぃ!」みんなが私と由美子を見た。海が人をかきわけてこっちに来た。神田「お前に会いに行くからな!」海「おぅ!」由美子「結婚式来てな!」海「了解」奈津美「気付けてね」海「うん」
海は新幹線に乗ってこっちを見てる。ベルが鳴り響いた。海「奈津美!」扉が締まり出した。みんなが私を扉の前につれてきた。奈津美「何?!」扉がしまった。海は口ぱくで【行ってきます】と言った。涙があふれた。2005-05-25 12:15:00 -
370:
奈津美
新幹線はゆっくり動き出した。私はしゃがみこんで由美子の腕の中で泣いた。
海との思い出が蘇る。
真顔の海。
笑った海。
困った海。
すねた海。
励ました海
約束した海
海・・・大好きだよ!2005-05-25 12:22:00 -
371:
奈津美
―あれから六年が経って今になる。
春休み一日目に海が行ってからは、しばらく三年でクラスも三人ばらばらでも一緒にいた。けど由美子と神田はあの後二年くらいしてから、色々あって別れた。
私は頑張って勉強して大学に見事に合格した。
みんな離れ離れになって、由美子とも連絡をとらなくなった。2005-05-25 12:32:00 -
372:
奈津美
海とは―
しばらく連絡とっていたんだけど、結局少しずつ途絶えていった。
仕方ない・・・現実はハッピーエンドなんてないのだから。
生きてる限りハッピーエンドはない。それが青春だろう。
それが淡い切ない当たり前の青春だろう。2005-05-25 12:36:00 -
373:
奈津美
私は来月式をあげる。
しかもあの教会で・・・。
空を見上げて息を思い切り吸って微笑んだ。
真奈「ほら!奈津美行くよ!」
真奈が手招きする。奈津美「はぁい」
真奈に向かって走り出した。2005-05-25 12:39:00 -
374:
奈津美
ふと思い出すのはいつも
あの頃
何でも純粋に受け入れたあの頃
そこには17才の僕等がいつも笑ってる。
笑って走りぬけていく
「完」2005-05-25 12:42:00 -
375:
?なお?
完結ぉめでとッッ???ずっと読んでましたッッ???お疲れ様です???海とくっつかんかったんがめっちゃビックリゃけど?何せお疲れ様???
2005-05-25 12:46:00 -
376:
名無しさん
お疲れ様??凄い楽しかった?本当文章上手くて読み入っちゃった?
2005-05-25 12:46:00 -
377:
名無しさん
奈津美さんお疲れさまですぅ(??з?)ノ??ずっと読ませてもらってましたぁ??今までで読んだ中で一番楽しく読ませてもらいましたぁ???
2005-05-25 12:48:00 -
378:
さぁたん
ずっと読んでましたァァァ??
スゴィ本読んでるみたぃでした?
完結ぉめでとぅござぃます?ぉ疲れさまでした?2005-05-25 12:53:00 -
379:
奈津美
わぁぁぁ?みんな感想ありがとう(*⌒▽⌒*)めっちゃめちゃうれしい!
最初本間けんな小説誰が読むんやろうとか思って書いてたからみんなからの感想はかなりうれしい?2005-05-25 13:54:00 -
380:
名無しさん
また書いてね?
2005-05-25 13:56:00 -
381:
名無しさん
びっくりお知らせって何???
2005-05-25 14:19:00 -
382:
奈津美
あんまびっくりちゃうかもやけど、次のお話今考えてるとこなんだぁ(^o^;)
タイトルまだ考えてないからなぁ・・・。
もっとおもしろくします。2005-05-25 14:48:00 -
383:
名無しさん
早く読みたいです(>_
2005-05-25 15:38:00 -
384:
名無しさん
次って続きの話??
2005-05-25 16:02:00 -
385:
奈津美
続きじゃないよ?
2005-05-25 16:41:00 -
386:
名無しさん
じゃあまた見に行くんで頑張ってください?
2005-05-25 16:48:00 -
387:
奈津美
今から書くよ?題名は「虹が見えた」 です(o^_^o)
2005-05-25 16:53:00 -
388:
名無しさん
読みます?
2005-05-25 18:38:00 -
389:
名無しさん
?
2005-05-25 19:57:00 -
390:
ぅんち
今全部読み切りました??文章から青春が伝わってきてすごく切なくもあり感動しました。私は今18やけど学生時代…17の頃は南でキャバをやってました。だから感じる事の出来なかった学校という存在の中での青春…。いろんな事を夢見たり、恋愛もしたかったけど出会う男はおっさんばっかり?だからこの話を読んで胸がきゅんとなりました?素敵な小説を書いてくれてありがとう??
2005-05-25 23:16:00 -
391:
奈津美
ぅんちちゃん?青春は誰にでもおとずれるもんだよ!ぅんちちゃんの青春は今からかもしれへんやんか(o^_^o)
色んな青春があるから、淋しがることないよ!がんばれ!2005-05-25 23:23:00 -
392:
名無しさん
新しい作品読んでます?奈津美が出て来たから何かうれしい???
2005-05-26 00:11:00 -
393:
夏美
今一気に読みました!奈津美さんって多分めっちゃ優しいんやろなぁって思うくらい物語に出てくるキャラ一人一人がいい味だしてて何か私もこの世界に入りこんでしまいました!??何か番外編書いてほしいです!
2005-05-26 00:55:00 -
394:
か ◆WzABZnmhwE
あ
2005-05-26 01:01:00 -
395:
名無しさん
あたしも番外編見たいヾ(@^▽^@)ノわーい
2005-05-26 01:17:00 -
396:
奈津美サン☆
初めましてッッ!!
ずっと読んでましたょ〜(^O^)
ホントに凄く良かったデス!!
プロになれるんぢゃなぃかなぁって思ぃました!!2005-05-26 02:55:00 -
397:
☆
全部よみました??感動できて笑えてすごくおましろかったてす??作者さんお疲れさまです?作者のファンになりました??また次きたいしてます?
2005-05-26 05:20:00 -
398:
奈津美
みんなありがとう(* ̄ε ̄*)
次の作品ぜひ見に来てくださぁい?2005-05-26 06:02:00 -
399:
名無しさん
疑問です!海は最初違うクラスやったのに何故途中から同じクラスになっているのですか?
2005-05-26 21:00:00 -
400:
奈津美
物語の最初が二年のクラス発表やからだよ。最初から同じクラスだよ。
2005-05-26 22:13:00 -
401:
まる
結局海君とどぅなっナニω(?o??)
2005-05-27 05:00:00 -
402:
奈津美
虹が見えた。でその後を書きます。
2005-05-27 06:16:00 -
403:
名無しさん
?
2005-05-29 09:24:00 -
404:
名無しさん
夜中から今まで一気に読みました?すごいよかった?次ぎの小説はこの話の続きなんですか?すごい気になる?
2005-06-05 05:42:00 -
405:
はぁ?
今全部読ましてもらいましたぁ??めっちゃ良かったでぇす???
2005-06-05 06:21:00 -
406:
奈津美
主人公は違うけど一応続編だよ?
2005-06-05 14:54:00 -
407:
名無しさん
??
2005-06-06 05:50:00 -
408:
名無しさん
あげます
2005-06-08 01:55:00 -
409:
名無しさん
ジャンル別
http://mbsp.jp/ch.php?ID=jun3927&c_num=471#GENEL2005-06-08 02:30:00 -
410:
名無しさん
あげ?
2005-06-08 11:46:00 -
411:
名無しさん
???
2005-06-09 00:54:00 -
412:
名無しさん
?あげ
2005-06-10 14:25:00 -
413:
名無しさん
?
2005-06-10 19:39:00 -
414:
あき
今一気に読みましたぁ????めっちゃ良かった???ぅちゎ今ちょうど17サイで、大好きな彼が居ます??海とくっつかなかったのが凄く残念だったけど、結末がなんだかよく解る気がしました…。。
2005-06-10 21:56:00 -
415:
奈津美
あきちゃんありがとう読んでくれて?感謝だよ?
2005-06-11 06:44:00 -
416:
名無しさん
あげ?
2005-06-12 00:56:00 -
417:
しほ
今読みましたぁ??めっちゃ感動??しちゃぃましたぁ??今しほゎ17でゃたら読みぃってしまぃましたぁ??ゥチもこんな青春?が送れたらィィなぁ??ってめちゃめちゃ思いました??
2005-06-12 03:27:00 -
418:
奈津美
しほちゃん?ありがとうね?なんかすごい嬉しいよ!
2005-06-12 03:36:00 -
419:
しほ
御礼なんてとんでもナィです??しほがこんなィィ小説書いて?くれたコトに御礼したぃぐらぃですょ??虹が見えた?も読みました?すっごぃ感動して又泣いちゃぃました??これカラも応援?してマスッッ??
2005-06-13 01:54:00 -
420:
奈津美
ややこしくなってるけど、前編虹が見えた読んでから虹が見えたを読んでね?一度削除されて、その続きから書いてたら、いい人がコピペはじめてくれたから。
2005-06-13 02:06:00 -
421:
◆SeY.///U0s
《前編 虹が見えた》次はここ読んであげてください↓
http://bbs.yoasobiweb.com//test/mread.cgi/yomimono/1118399217/-52005-06-13 02:13:00 -
422:
名無しさん
マンガ結構内容かぶることあるで!何か違うとか読んでる人がカキコするから言ったけど?まぁ別にぱくりでもおもしろいし頑張って?
2005-06-13 10:13:00 -
423:
奈津美
↑だから、私その漫画知らないって?パクる以前の話だよ?
2005-06-13 11:57:00 -
424:
名無しさん
????
2005-06-23 15:23:00 -
425:
名無しさん
あげ
2005-07-14 03:16:00 -
435:
ぅみ
一気に読みました めちゃ感動した!ぁたしもこんな恋ができたらいぃなと思いました 今の男がおる限リ無理やけど 笑
続編の方も読みますネ?2005-07-25 16:54:00 -
436:
名無しさん
奈津美わ誰と結婚したの?海わど〜なったの?
2005-07-26 11:05:00 -
437:
?みぃ?
全部読みました?すごく、よかったです?
2005-07-27 22:11:00 -
438:
名無しさん
全部よみました? 続編よみます? ありがとうござうました
2005-08-04 01:06:00 -
439:
奈津美
海…? 海… 海… 今年も花火したいね
2005-08-04 03:48:00 -
440:
奈津美
ちょっとだけおまけの話を。よかったら読んでください
2005-08-04 03:50:00 -
441:
奈津美
海が東京に帰って、長いような短いような春休みが終わり、私は三年になった。 由美子とも神田ともばらばらになり、新しいクラスがまだ落ち着かないでいる。毎日どこかで海の姿を探してしまう時がある。
2005-08-04 03:53:00 -
442:
奈津美
神田「なぁんか調子くるうよなぁ…冬月がおらんだけでさぁ」由美子「本間やなぁ…あっち行ってから一ヵ月しかたってへんのになぁ。なぁ奈津美連絡とってんやろ?元気しとん?」
2005-08-04 04:00:00 -
443:
奈津美
四人でよく来た学校近くの喫茶店のいつもの席に久々に来て仲良くいつものようにくだらない会話をしているが、私の前に当たり前のように座っていた海の姿は、もうそこには なくて それが 何だか淋しかった。
2005-08-04 12:29:00 -
444:
奈津美
奈津美「電話はしとうよ。 元気やでぇ。」神田「そっかぁ。っていってもやぁ、まだ一ヵ月くらいやし元気やわなぁ笑。」 由美子「あっ、そうそう!奈津美にさぁプレゼントがあんねん」 由美子はそう言うとかばんの中からスケジュール帳を出して開いた。神田はコーラーを飲んでいる。 奈津美「何、何 ?」由美子が探してる物がとても気になった。
2005-08-04 12:36:00 -
445:
名無しさん
こいつまだ書いてたん?うざいから消えて。
2005-08-04 16:19:00 -
446:
名無しさん
うざいなら読むなよ笑
2005-08-04 16:22:00 -
447:
名無しさん
????????????
2005-11-10 05:46:00 -
450:
名無しさん
ってかやっぱ僕等がいたの漫画とかぶってる気する↓まぢで↓合間の言葉とか…
漫画ファンやからショックやし↓2006-04-27 09:10:00 -
451:
名無しさん
あげ
2007-05-20 06:07:00 -
452:
名無しさん
あげ
2007-12-24 01:48:00 -
453:
名無しさん
あげ
2008-11-03 04:00:00