-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
僕等がいた。
-
1:
奈津美
まだ17才だったあの頃
そこには確かに
僕等がいた。2005-05-17 15:34:00 -
74:
奈津美
私の線香花火の日玉がぽたりと地面に落ちた。
奈津美「あぁ゛っ?あんたが言うから落ちたやんかぁ!」ほっぺを膨らました。すると海は少しふきだして
海「ふぐみてぇだな。」と言った。
ポタッ
海の線香花火の日玉も地面に落ちた。海「あっ」海は眉間にしわをよせて唇をとがらせて変な声を出した。それが本間におかしくて私は笑い転げた。奈津美「あほやぁ!あはははははっ!お腹いたいやんかぁぁぁ!すねお!すねお!」海は恥ずかしそうにしていたけどそのうち笑い出した。2005-05-19 11:12:00 -
75:
奈津美
次の日から学校でも海は私に少しずつ話し掛けるようになった。女子達は勝手に勘違いして噂をたてまくった。私と海ができてるだとかデートしていただとかでたらめばかり。由美子「奈津美さぁ、冬月の事好きなんじゃないん?あたしもう直人一筋やし別に構わんよ」
奈津美「だから違うってばそんなんちゃうし・・・っていうか前から聞きたかったんやけど神田からの告白なんで受け入れたん?」由美子「だってさぁ、直人も結構実は気になってたから」
奈津美「はぁ?まじで?軽いなぁあんた」
由美子「だってぇやっぱ好きって言ってくれるほうが嬉しいもん」2005-05-19 11:20:00 -
76:
奈津美
由美子は部活が終わると神田と帰った。
由美子と神田に手を振ったあと海に
奈津美「ごめん。待った?」海「いや、神田といたし。行こうか」
海は歩き出した。海はいつもより真剣な顔をしていた。奈津美「冬月どないしたん?顔暗いで?」
海「・・・そこの喫茶店入ろう」海はそう言って喫茶店に入った。2005-05-19 11:36:00 -
77:
奈津美
「おまたせしました」
テーブルの上に二つならんだミックスジュースとコーラ。
奈津美「どないしたん?」海「恋人が出来たって言われた」
奈津美「えっ・・・付き合って四年の彼女の人?」海はうなずいた。私は慌てて彼女をかばった。奈津美「そんな事ないって!彼女さびしかったから嘘付いたんやって!」海「俺が向こうで一番仲良かった奴と付き合う事になったからって」海は顔色ひとつ変えずそう言った。
何故だか涙がこぼれた2005-05-19 11:43:00 -
78:
奈津美
あの頃 全てを信じていたあの頃
悲しみは僕等の全てであり 喜びは僕等の全てだと勝手に思い込んでいた。
それは 空を目指し 届くことなく一瞬で舞散る花火のように きっと美しく純粋なものだっただろう。2005-05-19 11:47:00 -
79:
奈津美
第5話
「彼女の願い」2005-05-19 12:05:00 -
80:
奈津美
奈津美「あんたさぁそれでいいんか?諦めるん?」涙をふきながら海に言った。
海「あいつが決めた事なら構わない・・・遠距離はやっぱ無理だって事だろ」
奈津美「あんたも簡単やん。あんただって同じやん軽いなぁ」海「・・・」奈津美「奪い返せばいいやんか・・・取られたなら取り返せばいいやんか!」2005-05-19 12:11:00 -
81:
奈津美
海は笑った。海「そうだよな・・・やっぱ相談してよかった。ありがとう」奈津美「えっ?」海「土曜ちょっと行ってくる東京に」
海はすっきりした顔でそう言った2005-05-19 12:16:00 -
82:
奈津美
海って冷めてる奴かと思ったけどけっこう熱いとことかあるんやぁ・・・ちょっと見直した。
由美子「えぇっ?!土曜冬月用事で祭行けないの?!」今日から授業は午前中で終わり。神田と海は用事で先に帰った。奈津美「仕方ないって?三人で祭行こうよ・・・それか神田と二人で行ってくる?」由美子「それはあかん!せっかく浴衣お揃いやし!けど用事ってなんなん?!」奈津美「さぁ・・・知らないけど」
人に言わないでおいた方がいいと思った。海は私にしか言ってないと言っていた。神田にも言ってないらしい2005-05-19 12:52:00 -
83:
奈津美
奈津美「そういえばさぁ由美子と二人で帰るの久々やんなぁ」由美子「本間やなぁ。ずっと直人と帰ってるし女同士もいいもんやなぁ」
奈津美「あんたら仲良しやもんなぁ」由美子はでれでれしてる。すっかり神田色に染まった。2005-05-19 12:55:00