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*ピエロ*
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1:
◆pdSlmz1VDI
――今この瞬間。
あたしはただ笑いたいだけ。笑ってて欲しいだけ。夢もないし、特に飛び抜けたモンもない。ハイでもなくローでもなく,ただ一定のテンションを保つコトって何よりも難しい。雨も降りゃ虹も出る。
――きっと人生、笑ったモン勝ち。2006-05-20 06:33:00 -
70:
◆hjeX5VxSgg
だからこそ、翔太がまゆかの元へ行った裏切りがあたしの中ではとてつもなくデカイもので、ずっと許せずにいた。それ以来、彼氏どころか好きな人さえいなかったあたし。
そんな時に偶然の再会――あれだけ許さないと決めていたのに、実際この時、あたしの心は揺れていた。
《ゴメン。アヤ――》2006-05-28 04:52:00 -
71:
◆hjeX5VxSgg
ある日、気になってたコトを聞いてみた。
『アンタ毎日来てるけど金どっから湧いてくんの?』
『貯金やでぇ〜』そうサラリと答えるその笑顔に、あたしは胸が締め付けられた。翔太の家の事情をあたしは知ってる。家だってゆったら悪いけどホントお化け屋敷みたいで。。
『アホちゃう。もったいな。』『清香が薬辞めたら俺も通うんやめるわぁ。笑』
《……―。》本当に歯がゆかった。2006-05-28 05:02:00 -
72:
◆hjeX5VxSgg
あたしは考えていた。
"翔太あたしが薬やめたらヨリ戻すつもりなんかな?"
"あたしのせいで金なくなる…。"たかが十代の貯金なんてキャバ通ってたらすぐ消えるんは目に見えてる。ィヤ、もうないかも…。
案の定、翔太は毎月の給料まで手を出してたみたいだ。"どうしよ…。"
あたしの前に漠然と広がる何か――。2006-05-28 05:08:00 -
73:
◆hjeX5VxSgg
決めた。「薬辞めよう。」あたしは辞めれる自信があった。そんな量してないし。何より翔太――。
問題はアヤ…。絶対自分の意思では辞めないし、直也とも別れないだろう――。そんな事は百も承知であたしは強行手段を取った。はじめからこうすれば良かったのかもしれない。一度は諦めて自分まで染まろうとした。でももう一度…もう一度頑張ってみよう。このままじゃアカン。アヤだってわかってるハズやんな――?2006-05-28 05:14:00 -
74:
◆hjeX5VxSgg
でもそんな想いも簡単に打ち砕かれた。〔現実って甘くない。〕
『ドコ!?ドコやったかゆえやぁ!!』―ガシャーン―!ハサミを持って暴れまくるアヤ。『アカンってアヤ!もうやめよや!?頑張ろうや?!』
『黙れや!!お前だって一緒なってやってたやんけ!!はよ出せや!!!』あたしは薬とゆう薬を全部捨てた。せめてこの家の中だけでも…そうする以外方法がなかった。2006-05-28 05:20:00 -
75:
◆hjeX5VxSgg
『辞めるんやったら一人で辞めろや!!アヤまで巻き込むな!!』『そんなんゆうな!!一緒に辞めよゆうてんねん!』ガリガリの体で怒り狂うアヤ。アカン。ちょっと前まで落ち着いてたのに目もイッてるし顔ヤバィ…。
『清香は翔太んとこ行きたいんやろ!?さっさと行けや!!アヤなんかほっといたいーやんけ!』2006-05-28 05:25:00 -
76:
◆hjeX5VxSgg
怒鳴り散らし壁にハサミを突き刺すアヤ。可愛くてよくモテてたアヤ。この時、あたし初めてアンタの事〔コワイ〕と思った。。
今でも鮮明に覚えてる。
あの場面――。2006-05-28 05:27:00 -
77:
◆hjeX5VxSgg
『ぅ゛ッ…ぅッ!グスッ…』
座り込み泣き出すアヤと、その前にへたり込むあたし。その時、運悪くあたしの携帯が鳴った。アヤがそれを奪い画面を見て、携帯を投げつけてきた。
『ぃッ…!』それが顔にあたり、拾い上げ画面を見た。
【着信:翔太】2006-05-28 05:32:00 -
78:
◆hjeX5VxSgg
『はよ出えや。』『いいって。』『出ろって早く!!』アヤはそう怒鳴り壁にあたしを押さえつけてきた。
━ドンッ━!《―…!!》
あたしは体が硬直し、動けない。目の前には狂った顔でハサミの刃をつきつけるアヤ…。《嘘やろ――…》この時、あたしの中の何かが崩れた。
『マジかよ…アヤ…。』
涙が頬を伝う。2006-05-28 05:37:00 -
79:
◆hjeX5VxSgg
アヤも泣いてる。鼻水も垂れてた。
『マジやし…もう出てってや…清香には翔太がおるしぅッ…アヤには直也がおるしさっ…ヒック!』
『だからアカンて直也は!』そう言った瞬間だった。
――グサッ――
胸に激痛が走った。2006-05-28 05:41:00