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東京ラブストーリー
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1:
名無しさん
四年前、俺が十代だった時の話で、すべて実話です。その頃イケイケのホストだった俺は、女に金と体以外求めなかった。生まれも育ちも極普通だったが、昔からなぜか全く以て情や恋愛感情が欠けていた。
2006-04-06 18:59:00 -
2:
名無しさん
?
2006-04-06 22:38:00 -
3:
名無しさん
その日もいつもどおりキャッチに出ていた。そして一人の未成年と知り合った。彼女の名前は里奈。取り立てて可愛くもなく、今時のお洒落な子だったが、目が気持ち悪いぐらいすわっていたのをおぼえてる。
2006-04-07 12:38:00 -
4:
名無しさん
次の日の朝、彼女から電話が掛かってきた。『次の休みいつなの?おごってあげるから遊ぼうよ!』別に断る理由もなかったので遊ぶ事にした。当日、無難にファミレス→カラオケ→ホテルの順で、お決まりのデートをした。疲れていたのもあり、ホテルでは何もしていない。
2006-04-07 12:53:00 -
5:
名無しさん
そんな遊びを何度か繰り返していき、次第に仲良くなってきた俺は、そんな里奈からジカビキするようになっていった。初めのうちは1〜2万、どんどん額は上がって行って5〜10万と。その間に体の関係は全くなかったが、まだクソガキだった俺はそんな彼女を自分のおもちゃのように思って、ただの暇つぶしで色々やらせて遊んでたっけなぁ。。
2006-04-07 15:13:00 -
6:
名無しさん
最悪
2006-04-07 16:11:00 -
7:
名無しさん
最低
2006-04-07 16:17:00 -
8:
名無しさん
案の定、彼女は学校を退学になり家に帰る日が週に6日、5日、4日と減っていき、一月もたつと全く帰らなくなっていた。俺はホストをしていたのもあり、その時彼女や似たような存在が沢山いたのも、未成年で客にならない里奈には話していたが、全く気にしていないような素振りを見せていた。
2006-04-07 17:23:00 -
9:
名無しさん
クズ男
2006-04-07 17:34:00 -
10:
名無しさん
そんな事を思い出すと今でも涙かこぼれそうになるときがある。。人一倍強がりで、弱音なんて吐かない里奈はきっと毎日一人で泣いてたんだろう。それでもけなげに毎日こんな最低な俺に電話やメール、逢いに来たりしていたのだろう。俺に渡す金がキャバクラの給料だけでは足りず、援交などもしていたと思う。
2006-04-07 17:42:00 -
11:
名無しさん
そんなある日、俺は他店の従業員ともめた後輩の代弁をしにいき、立ち上がれないぐらいにボコボコにされた。全身三ヶ所骨折、頭わ二ヶ所割れて血だらけ。自分で立てないぐらいの惨めな体になってしまった。暫らく誰にも会いたくなかったし、みんなこんなに落ちぶれた俺なんて見たくなかったと思う。
2006-04-07 18:17:00 -
12:
名無しさん
一週間程たち退院してマンションに帰ると、一緒に東京に出てきた親友の健司と里奈がドアの前で話していた。聞けば二人は連絡のつかない俺を心配して、毎日来てくれていたという。そんな二人を松葉杖で足を引きずりながら何も言わずに中に通した。里奈は泣いていた。
2006-04-07 21:21:00 -
13:
名無しさん
必死に涙をかくしながら、俺がソファーに座ろうとするのを手伝ってくれる里奈。恥ずかしさで今すぐにどっか行ってしまいたいと思った。親友の健司は『ちゃんと勝ったのかよ?』とかそんな事を言っていたが、痛々しい顔を見れば頭の悪い健司も察していたのだろう。
2006-04-07 23:45:00 -
14:
名無しさん
俺は礼を言って里奈を帰らせ、久々に合った健司と酒を飲み、色々な話しをした。里奈は健司にひたすら俺の相談をしていたらしい。当時ハマっていたク○リや男相手ではあるが暴力、内容はそんな感じだったらしい。
2006-04-08 00:13:00 -
15:
名無しさん
その時思った。普通の女は彼女とか浮気とか、ホストをやっている事を心配するのに、里奈が心配してるのは全て俺の事、体や将来の心配をしてくれてるんだ。そんな事を考えると申し訳無く思えて、俺は電話でちゃんと礼を言いたくなりコールを鳴らした。何度も何度も。何か嫌な予感がしていた。
2006-04-08 00:24:00 -
16:
名無しさん
朝になり折り返しの電話が掛かってきた。出ると同時に『里奈ごめんな!昨日なんで泣いてたの?』里奈『嬉しかったから、また逢えて』そう言った彼女の声はいつもより低く、何かに怯えるように震えていた。不思議に思い何があったのかきいてみると。。 彼女はレイプされていた。
2006-04-08 00:39:00 -
17:
名無しさん
すぐに場所を聞き足を引きずりながらタクシーに乗り込み、里奈と合流した。『大丈夫か!?』その時はそんなありきたりの台詞しかでてこなかった。『別に大丈夫だよ、大げさだなぁ』彼女は笑いながら答えた。俺の家に連れていき、風呂に入らせ山程の出前をとり食べさせようとしたが、当然食欲などあるはずはない。二三時間して落ち着いてきたので、二人で警察に行った。
2006-04-08 01:01:00 -
18:
名無しさん
本当は俺がこの手でメチャクチャにしてやりたかったが。相手など見つけられる訳もないし、一番はもう里奈を傷つけたくないと思ったからだ。彼女の、知らない人と二人にきりになりたくないという希望で、聴聞室のような部屋に俺も入れることになった。警察のあまりに冷酷な質問に、俺は握りこぶしに冷や汗がにじんでいた。
2006-04-08 01:15:00 -
19:
名無しさん
その足で警察病院に連れていかれ、診察の後アフターピルを渡された。里奈はそれを飲まずに捨てた。『何してんだよ!気でも狂ったか?』『狂ってない、いらないから捨てたんだよ!』とか、そんなイザコザの後、家の前まで送り届けた。俺は彼女の行動が理解できなかった。
2006-04-08 01:35:00 -
20:
名無しさん
それから一月程すぎ、俺の怪我も大分良くなり仕事に復帰しようとしていた頃。彼女からいつもどうり連絡がきて逢って話していた。妊娠したらしい。なぜか嬉しそうだった。誰もが考える余地もなく堕ろす決断をするだろう。しかし里奈は違った。。
2006-04-08 01:43:00 -
21:
名無しさん
最悪な話だね でもそれも人生だと思うんだ 誰が悪いわけでもない でも主さんがしてたことは最低なのには間違いないからね
2006-04-08 12:45:00 -
22:
名無しさん
『堕ろすんだろ?』『絶対産むよ!』『親父どーすんだよ、レイプでできた子だろ?六人にまわされて誰の子かも知らないんだろ!』この時俺が言っていた事は、珍しくまともだったと思う。しかし里奈はこう言い残し、俺の元を去った。『私の子だよ…』初めて俺に見せた反抗だった。
2006-04-08 14:32:00 -
23:
名無しさん
里奈とはその日を境に連絡が取れなくなった。暇になったので仕事に復帰することにした。客も仕事仲間も暖かく迎えてくれて、それはそれで楽しかったのだが、頭の中でただのおもちゃだったはずの里奈が心配で仕方なかった。二ヵ月が過ぎ、一本の連絡が入った。
2006-04-08 14:45:00 -
24:
名無しさん
『元気だった?』声が擦れていて誰だかわからなかったが、話し方ですぐにわかった。里奈だった。話したいから家に来いと言われ、すぐに向かった。初めてじっくり家をみたら玄関の表札の名字が違っているのに気付いたのを覚えている。久しぶりに逢う里奈はひどくやつれた顔でニッコリ笑った。『ごめんね、怪我治ったんだね!良かった。』
2006-04-08 14:58:00 -
25:
名無しさん
聞きたい事が山程あって、何から聞いていいかわからなかったが、とりあえず『表札の名字違ったみたいだけど…』と、ソフトな質問をチョイスすることに。すると初めて家族の話しをしてくれた。精神病で入退院を繰り返す母と一級身体障害者で自殺願望の強い義理の父。小さいときに家出したきりの姉。そんな中で家庭内暴力や父の自殺未遂に悩みながら育ってきたらしい。全然ソフトじゃなかった。
2006-04-08 15:19:00 -
26:
名無しさん
職業柄沢山の女を見てきたつもりだが、片親だの再婚だの、家の中に居場所がないだの言って悲劇のヒロインになったり、自分は浮気しておきながら寂しいだの辛いだの言って彼氏のせいにしてリストカットの後を見せ付けてみたりするしょうもない奴が多いと思う。そんなこともあり、あたかも他人の話しをしているかのように普通に話す彼女をみて、俺は今までしてきた行動を心底後悔した。
2006-04-08 15:32:00 -
27:
名無しさん
次に子供の話しを聞いた。理由はよく覚えていないが流産したらしい。里奈が本当に悲しそうな顔をしていた。その時、以前言っていた『私の子だよ!』というシーンがフラッシュバックのように頭によみがえってきた。俺は泣きそうになり、でもこの子の前で泣いてはいけないと思い、走って家を飛び出した。
2006-04-08 15:43:00 -
28:
名無しさん
《なんで気付いてやれなかったんだろう。メチャクチャな家で殴られ蹴られ、それでもずっと弱音一つ吐かずに無理して笑ってきたんだよな!だからこそ自分の子だけは何があっても幸せにしてやりたかったんだろ!?ごめんな》そんな事を考えながら近くのコンビニまで走り、駐車場に泣き崩れた。
2006-04-08 16:07:00 -
29:
名無しさん
俺は泣いて泣いて泣きまくった。人目も気にせず声を出してないた。どれぐらい泣いただろう、辺りは暗くなり始め、変なオバサンが『元気だして』と、リポビタン・デーを差し出してきた(笑)そいつをグイっと飲み干し、再び里奈の家に帰った。
2006-04-08 16:28:00 -
30:
名無しさん
玄関で里奈を抱き締めた。この子を抱き締めたのはこれが初めてだった。『ずっと苦しかっただろ…辛かったよな、もぅ強がるなよ。』それでも彼女は苦笑しながらこういった『私お父さんの治療費とかお金必要で、中学生の時から援交とかしてたし、汚い自分認めないために強がるしかないよ』
2006-04-08 16:40:00 -
31:
名無しさん
俺は強く抱き締めながらこう返した『お前が人の為に何しても、そいつを純粋な気持ちで助けてたいって思ったした事ならそんなの汚くもなにもねぇよ!』里奈は子供みたいに泣いていた。その夜、朝まで彼女を抱いた。
2006-04-08 16:53:00 -
32:
名無しさん
森!たつ!見てっか!?
2006-04-08 17:51:00 -
33:
名無しさん
それからあっという間に一ヵ月が過ぎ半年が過ぎ、一年が過ぎた。俺たちは別れた。長い時間が経ち、里奈は新しい男ができ幸せにくらしている。俺は整備士になり、何人かと付き合ってみたがもう誰かを好きになるのは諦めた。今でも時々連絡を取り合い『あの時は楽しかったなぁ』なんて話したりしているのが楽しくてしかたない。
2006-04-08 18:53:00 -
34:
名無しさん
里奈へ。本当に幸せだったよ!楽しかったな!お台場とかディズニーランドとか、近所の夏祭りとか他にも色々いったっけな!別れたときマジでショックだったわ!でも、もしお前に出会えてなかったら、一生人を好きになる事はなかったと思う。サンキュー!===============================END
2006-04-08 20:11:00 -
35:
名無しさん
ょかったぁ??最低な過去やったケドなんか感動した??
2006-04-08 20:30:00 -
36:
名無しさん
主おしあわせに
2006-04-08 20:39:00 -
37:
名無しさん
サンクス!誰も読んでくれてないかと思ってたからなんか嬉しいぜ
2006-04-09 17:49:00 -
39:
名無しさん
良かったで☆幸せになってな?
2006-04-21 21:48:00