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銀の鎖

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  • 1:

    美桜

    初めて書く小説なので、下手ですが読んでもらえれば嬉しいです。更新も少しずつになりますが、気長におつきあい下さいm(__)m

    2006-05-07 02:28:00
  • 601:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    でも、何と言って今の状況を説明すればいいのだろう。下手に皓輝を巻き込みたくない。

    2006-06-17 00:50:00
  • 602:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    結局考えたあげくにどう取り繕っても仕方がないと思い詳しい事情は説明できないが、

    2006-06-17 00:51:00
  • 603:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    『ごめんなさい。実家に引き戻されてしまって暫く皓輝とも連絡が取れそうにありません。もうすぐこの携帯も取り上げられてしまいそう。でも、きっと必ず皓輝の傍へ帰るから待っていて』

    2006-06-17 00:52:00
  • 604:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    とメールをした。本当は電話にしたかった。でも皓輝の声を聞いてしまえば今すぐにでも飛び出して皓輝の元へ行きたくなるのはわかっていた。

    2006-06-17 00:53:00
  • 605:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    だがそれをしてしまうと、ここまで強硬な手段に父が出た以上最初の家出のときのようにすんなりはいかないだろう。

    2006-06-17 00:54:00
  • 606:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    きっと父は皓輝の元へ行き、美桜を関わるなと言うだろう。それだけは絶対に避けたい。しばらく我慢していればまた逃げ出せる機会はあるだろうから…

    2006-06-17 00:55:00
  • 607:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    1週間ほど経って退院が許された。退院の日美桜は母に連れられて何年かぶりに実家へ足を踏み入れた。21年間過ごしてきた実家。

    2006-06-17 00:56:00
  • 608:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    だが久しぶりに戻っても懐かしいとは思わない。むしろ嫌な記憶が呼び覚まされて叫び出したい思いに駆られる。

    2006-06-17 00:57:00
  • 609:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    母と言葉を交わすこともなく美桜は自分の部屋へ急いだ。ドアを開ける。飛び出した頃となにひとつ変わらない光景がそこにあった。

    2006-06-17 00:58:00
  • 610:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    きっと母は美桜がいつ戻ってきてもいいように毎日掃除をしていてくれたのだろう。倒れこむようにベッドに横になる。

    2006-06-17 00:59:00
  • 611:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    首につけたままにしているネックレスに手をやる。誕生日に貰って以来一度も外したことのない皓輝からのプレゼント。

    2006-06-17 01:00:00
  • 612:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    (皓輝…会いたいよ…)皓輝はどうしているだろうか。突然連絡の取れなくなった美桜を心配してくれているだろうか。

    2006-06-17 01:01:00
  • 613:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    ずっと続くと思っていた幸せな日々は呆気ないほど簡単に壊れてしまった。

    2006-06-17 01:02:00
  • 614:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    皓輝の傍にいたい。そんなささやかな願いさえ抱いてはいけないのだろうか。

    2006-06-17 01:04:00
  • 615:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    (もう何も考えたくない……)そう思いながら美桜は目を閉じた。このまま眠ってしまっていっそ明日なんかこなければいいのに。

    2006-06-17 01:05:00
  • 616:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    そうすれば幸せな記憶も鮮やかなまま死ぬことができるのに。

    2006-06-17 01:05:00
  • 617:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    だがきっとこの家にいては死ぬことすら許されないのだろう。この家で美桜に許されることはただ息をすることだけ。

    2006-06-17 01:06:00
  • 618:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    そんな地獄の日々を我慢すればまた皓輝に逢えるのだろうか。それまで皓輝は待っていてくれるのだろうか。

    2006-06-17 01:07:00
  • 619:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    美桜はこれから始まろうとしている地獄を想像し絶望しながら眠りについた……

    2006-06-17 01:09:00
  • 620:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    今日の更新はここまでになります。お付き合いいただきましてありがとうございました。

    2006-06-17 01:09:00
  • 621:

    名無しさん

    お疲れ様です?楽しみに待ってます?

    2006-06-17 01:11:00
  • 622:

    名無しさん

    ?

    2006-06-17 09:51:00
  • 623:

    名無しさん

    2006-06-17 11:56:00
  • 624:

    ひろりん

    今日、一気に読みました?更新楽しみにしています?

    2006-06-17 13:32:00
  • 625:

    コアラ

    しおリ?

    2006-06-17 14:35:00
  • 626:

    美桜

    629さん、ひろりんさん、コアラさん、レスありがとうございますm(__)mまた夜にでも更新させていただきます!

    2006-06-17 17:00:00
  • 627:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    いつも読んで下さっている皆様本当にありがとうございますm(_ _)m今から更新させていただきます。

    2006-06-17 23:18:00
  • 628:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    Side B〜皓輝〜 美桜がいなくなって一ヶ月が過ぎた。美桜からメールをもらってすぐに電話をかけたのだが、留守電だった。

    2006-06-17 23:19:00
  • 629:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    しばらく何度かかけてみたがやはり留守電が続き次の日には携帯は解約されていた。

    2006-06-17 23:20:00
  • 630:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    美桜はいまどうしているのだろうか。

    2006-06-17 23:21:00
  • 631:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    毎日のように来ていた美桜が突然顔を出さなくなり、悠馬たちも心配をしている。

    2006-06-17 23:22:00
  • 632:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    最初の何日かは『体調が悪いそうだ』と誤魔化していたのだが、さすがに一週間がすぎてしまうとその言い訳も難しくなり本当のことを言わざるを得なくなった。

    2006-06-17 23:23:00
  • 633:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    美桜の家の事情はある程度悠馬たちも知っていたので理由を聞いて美桜の無事がわかり安心した反面、心配も増えたようだ。

    2006-06-17 23:24:00
  • 634:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「美桜姉、元気ですかね…」ぽつりと悠馬が寂しそうに言った。「どうだろうな…」と皓輝が返す。皓輝だって心配していないわけではない。

    2006-06-17 23:25:00
  • 635:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    最近はなくなっていたとはいえ、美桜が何かあればすぐにリストカットをする。今していないという保証はどこにもない。

    2006-06-17 23:26:00
  • 636:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    もし皓輝と会わない間にリストカットをしてしまい美桜に何かあったら…

    2006-06-17 23:27:00
  • 637:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    そう思うと居ても立ってもいられなくなるのだが、皓輝は美桜の実家を知っているわけでもなく電話さえ知らない。

    2006-06-17 23:28:00
  • 638:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    美桜がいなくなってすぐ美桜が勤めている店に美桜の実家のことを聞きにも行った。

    2006-06-17 23:29:00
  • 639:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    だが、店でも美桜の実家のことは把握していなかった。当然だろう。

    2006-06-17 23:30:00
  • 640:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    経歴などを言いたくない、言えない人間はこの世界にはたくさんいる。だから店側も敢えて深いところまでは追求しない。

    2006-06-17 23:31:00
  • 641:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    問題を起こさず、毎日店に来て仕事をしてくれていればそれだけで充分なのだ。

    2006-06-17 23:32:00
  • 642:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「でも、オレ、美桜姉も心配だけど、皓輝さんのことも心配っす」と悠馬が真剣な顔をして言った。

    2006-06-17 23:33:00
  • 643:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「皓輝さん、美桜姉がいなくなってからろくに飯食ってないじゃないですか」

    2006-06-17 23:34:00
  • 644:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    美桜がいなくなってからというもの、皓輝も精神的に落ち込み、イライラし、ろくに眠れず食事もできない日々が続いていた。

    2006-06-17 23:35:00
  • 645:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「そんなんじゃ、美桜姉が帰ってくる前に皓輝さんが倒れちゃいますよ」と泣きそうな表情で悠馬が言う。

    2006-06-17 23:36:00
  • 646:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「オレ、美桜姉と皓輝さんが一緒にいるところ見るの大好きでした。2人とも凄く自然に一緒にいるのに、凄く幸せそうだったから…」と悠馬は言う。

    2006-06-17 23:37:00
  • 647:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    「だから、美桜姉が帰ってきた時に皓輝さんは元気じゃないとダメなんです!」と最後には泣き出しながら悠馬は言った。「悠馬…」皓輝は思わず言葉に詰まった。

    2006-06-17 23:38:00
  • 648:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    今まで皓輝は同じ店の従業員と深く関わったことがない。同じ店の従業員とはいえ、いつ客を取られるか油断はできない。

    2006-06-17 23:39:00
  • 649:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    水商売の世界はそんなものだ、と思いながら仕事をして来た。だから後輩ですら信用していなかった。

    2006-06-17 23:40:00
  • 650:

    美桜 ◆kJmhGaf60.

    そう思っていたからこそ、悠馬がこんなに自分と美桜のことを心配して思ってくれるなんて想像もしなかった。

    2006-06-17 23:40:00
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