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☆スタービーチ☆

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  • 1:

    きらきらアフロ

    「ねぇ知ってる?星の降る夜は1つだけ願い事が叶うんだよ?」
    「誰も信じてないと思うけどさ。私は信じてるんだよね☆」

    2005-07-20 01:28:00
  • 21:

    きらきらアフロ

    「リナ・リナ・リナ・リナ−ーッ」
    ボクは走った。声にならない声をあげながら灯台までの
    いつもの帰り道を。
    心臓ははちきれそうなぐらいドクドクと音をたてていたけれど。

    2005-07-21 00:54:00
  • 22:

    名無しさん

    2005-07-21 01:05:00
  • 23:

    きらきらアフロ

    まさかリナが・・・。
    頭の中はリナでいっぱいになっていた。
    「イタッ!」
    いつの間にか左足のサンダルがなくなっていた。
    小指の先から血がトクトクと流れている。
    心臓が叩くリズムより少し遅れて。

    2005-07-21 01:47:00
  • 24:

    きらきらアフロ

    病院はリナの家まで向かう坂の途中にあった。
    少しさびれたレンガ作りの大きな建物だった。
    「リナは?」「川崎リナの病室はどこですか?」
    ボクは受付に駆け込むと同時に声をあげた。

    2005-07-21 01:57:00
  • 25:

    きらきらアフロ

    小奇麗なオバサンは少し驚いた様子だったが
    「302号室です。」
    そう言うと奥の部屋に入っていってしまった。
    「302・302」
    ボクは呪文のように繰り返し唱えながらエレベーターを待った。

    2005-07-21 02:13:00
  • 26:

    きらきらアフロ

    何十分たったんだろうか?そう思うほど僕は焦っていた。
    どうしても落ち着けずにあたりを見渡した。静かだった。
    後ろで「チン」という音と共にドアが開いた。

    2005-07-21 02:18:00
  • 27:

    きらきらアフロ

    「ブゥ−−−ン」エレベーターの音と共に3階についた。
    飛び出るように降りると目の前にリナのお母さんが立ち尽くしていた。
    「おばさん!」「リナは?」「リナはどこですか?」
    もうボクは正気ではいられなかった。
    「ツカサ君!ツカサ君ちょっと落ち着いて。」
    おばさんはボクをなだめるように言った。

    2005-07-21 03:11:00
  • 28:

    きらきらアフロ

    「リナなら大丈夫。ちょっと疲れが溜まってただけだから。」
    「こっちよ。」ボクはおばさんに手を引かれ不気味なくらい静かな
    廊下を歩いた。

    2005-07-21 03:18:00
  • 29:

    きらきらアフロ

    「302号室」
    ボクは正直ドアを開けるのが怖かった。
    もしかしたら二度と目を覚まさなかいかもしれない。
    錯乱状態だったボクにはおばさんが大丈夫だと言っていた事さえ
    耳に届いていなかった。

    2005-07-21 03:25:00
  • 30:

    きらきらアフロ

    少し。また少しドアを開けていった。
    「リナ」思わず声が出ていた。
    ベットに駆け寄ったボクの目に映ったリナは本当に
    子供のような寝顔だった。

    2005-07-21 03:45:00
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