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Lose Memory…
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1:
杏奈
前回、水商売の変貌を書いて杏奈です。
また小説書こうと思うのでよかったら呼んで下さい。2006-01-03 03:52:00 -
118:
杏奈
「拓也は亜希の運命の人な気するねん」
「ハハッ。そんなんいつもゆうてんのか」
拓也は笑いながら私のおでこにデコピンした。確かにそう。私は運命とかにとらわれやすいしいつも付き合った人にはそう思ってきてた。
でも拓也には、ほんまに【何か】を感じた。運命的なものを。2006-01-26 15:47:00 -
119:
杏奈
「ずっと一緒にいれたらいいなぁ」
「ほんまやなぁ」
拓也は私に好きやってゆう言葉やはっきり付き合おうってことを言ってくれたことはなかった。
だけど私はそれでもよかった。拓也は絶対に私のことを大切にしてくれる…そんな気がしてたから。2006-01-26 15:51:00 -
120:
杏奈
「今日俺の家泊まっていくやろ?」
ふいに言われた言葉やったけど私には予想通りの言葉やった。拓也は見た感じワイルドなお兄系やけど、少し女慣れしてそうなとこがあったから。
この人やっぱり遊んでんのかな?私は少し心配やった。2006-01-26 15:54:00 -
121:
杏奈
でも思想と現実は別やった。初めて泊まった日、拓也は私に何もしてこなかった。
キスもなくて…。別に期待してたわけちゃうかったけど、なんかされるやろうなって思ってたから逆に拍子抜けした。
でもそんな拓也に私はドキドキしてたしどんどんはまっていった。2006-01-26 15:58:00 -
122:
杏奈
次の日も私は気付けば拓也のマンションの前に来てた。一回お泊りしたとは言っても私は拓也の携帯番号すら聞いてなかったからやった。
けっこう長いこと待った。一時間…半ぐらい。でもその時、またすごい地震が起きた。
目の前が揺れまくって私は倒れてしまってた。2006-01-26 16:04:00 -
123:
杏奈
「っ…」倒れた衝撃でヒジを打ったせいでヒジがしびれた。
「おい何やってんねん」座ったまま見上げると、拓也が立ってた。
「地震…」
「は!?」
「地震なったからびっくりして倒れてしまってん。そしたらヒジ打って今しびれてる…かなり痛いし」2006-01-26 16:08:00 -
124:
杏奈
「おい大丈夫か?」
「うん大丈夫」
「ちゃう、そうじゃなくて。地震なんかなかったで?」
俺は亜希と出会うまで、記憶に残る思い出なんて数えるぐらいしかなかった。でも亜希と一緒に過ごした日々は、生涯消えることなく俺の心で生き続けるやろう。2006-01-26 16:21:00 -
125:
杏奈
もっと早く分かってたなら、俺は亜希のやりたいことや願いをもっと叶えてあげれたかもしれんのに。
あの時亜希が言った運命って言葉が今もずっと俺の頭から離れへん。
俺は亜希に何もしてあげられへんかった。後悔ばかりが残った今、俺にはもう生きていく望みすらない。
亜希…ごめんな。2006-01-26 16:25:00