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妹と私

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  • 1:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    素人なので読みにくいんですがお願いします。(旧掲示板コピペ)

    2005-08-05 00:32:00
  • 2:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私と妹は腹違いで?個違い。
    けど絶対姉妹という事は私たちの誇りだと思う。

    2005-08-05 00:33:00
  • 3:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    父、母が?の時駆け落ちし、私が生まれた。
    覚えてる限り家族三人が幸せだったときは私が?才になるぐらいまでだった気がする。

    2005-08-05 00:34:00
  • 4:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    父は大手の不動産会社の営業に勤めていてお金の羽振りがょく、母も料理が上手く優しかった。
    子どもの私がゅぅのも何だが二人はお似合いの美男美女だと思っていた。

    2005-08-05 00:35:00
  • 5:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しかし、気付けば引越しをして私と母二人で住んでいた。父はたまに帰って来て普通の家族だった。だから私もぁまり不思議に思わなかった。

    2005-08-05 00:36:00
  • 6:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ぁる日の日曜日、母が一緒に出掛けようと言うのでついてったら大きな会場で前で男の人が一人マイクを持ち祭壇で何か喋っていた。その話を聞いていたのは母だけでなく何百人もの人が聞いていた。私は思わず母に「ここってなぁに?」と聞くと「ぁの人のぉ話を聞いてたらいいことがあるのよ」
    そう…母は宗教にハマっていたのだ。

    2005-08-05 00:37:00
  • 7:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    それから毎週日曜日は遊園地でもなくその『会場』と呼ばれる場へ連れて行かれた。
    私は何も楽しくなかったがなんとなくまぁぃぃかと思ってぃた。
    まさかこの『会場』こそが母をダメにさせるなんて思ってもなかった。

    2005-08-05 00:38:00
  • 8:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    当時私は幼稚園生だった。私の通っていた幼稚園はキリスト教で大学までぁる、いわゅるお坊ちゃま、お嬢が集まるとこだった。なのでどっかの野球選手の娘や金持ちの子どもが多かった。私は内気でぁまり可愛い顔でもなかったのでょくぃじられてぃた。

    2005-08-05 00:39:00
  • 9:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ぃゃ、ぃじりではなくぃじめだった。笑
    そのぃじりの中の一つを紹介?すると…
    私「つとむ君何探してるん?」
    つとむ「ぁの人形がなぃねん!なぁのぞみもなおきも一緒に探してゃ!」
    私・なおき「ぃぃでぇ」私は本当に探してたら
    つ「ぁっ!この引出しの中かも!」
    な「ちょっとのぞみここに足置いといてゃ!笑」つ「ょぃしょ…ょぃしょ…ょぃしょ!」

    2005-08-05 00:40:00
  • 10:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y


    つ「ぁっ!この引出しの中かも!」
    な「ちょっとのぞみここに足置いといてゃ!笑」つ「ょぃしょ…ょぃしょ…ょぃしょ!」

    2005-08-05 00:41:00
  • 11:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ガッターン!!
    見事に一番上の木の引きだしを私の左足の親指に命中した。
    つとむもなおきもめっちゃ楽しそうに爆笑してぃた。

    2005-08-05 00:42:00
  • 12:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    そんな二人を見るとぃつものかと思い痛みをこらえて私も笑っていた。
    そして歩こうと立った瞬間悲鳴をぁげた。
    先生が慌てて来て足を見て病院に連れて行った。

    2005-08-05 00:43:00
  • 13:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    調べてもらうと見事に骨折だった…笑 先生にどぅしてなったのか聞かれたのでそのまま話すと
    先「それはね、のぞみちゃん、こんな事言いたくないけどぃじめゃで!何で今まで黙ってたん?」…ぃじめ?なんぢゃそれ?…
    私「けどみんな笑顔になるからぃぃゃん!」
    先生はそっから私を一生懸命みてくれるよぅになった。

    2005-08-05 00:51:00
  • 14:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    こんな感じで鈍感な子どもだった。笑
    けどその事件でぃじめだと気付いた気がする。笑

    2005-08-05 00:51:00
  • 15:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ぁる夜、夜中に目が覚めた。
    「ママ?ママぁ…?」
    何度呼んでも母はぃなかった。真っ暗で一人ぼっち… 不安で寂しくて耐えれなかった。当時携帯なんてものなかった。小さいながらも覚えていたぉばあちゃんの家に電話を掛けた。

    2005-08-05 00:53:00
  • 16:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    トゥルルル…
    ガチャッ
    「…もしもし」
    眠たそうなぉばぁちゃんの声だ。
    私は一人だったのですごく安心した。しかし私がこの電話で喋ってぃぃのか恐くなった。

    2005-08-05 00:54:00
  • 17:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「…も…し…もし…」
    「もしもし?のんちゃん!?どぅしたん!?」
    我慢できなくなった。
    「ぉばぁぁぁぁぁちゃん……ママがなぁ…ッッぃなぃねんッッ」
    泣き出してしまった。

    2005-08-05 00:55:00
  • 18:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    するとぉばぁちゃんが父に電話を替わった。
    「のぞみどぉしたん?」
    父は祖母の家にずっとぉるらしかった。
    「ママがなぁぁ…ヒック…ぃなぃねん…」
    ガチャ ドァの開く音がした。

    2005-08-05 00:57:00
  • 19:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「ぁっママ帰ってきたみたい!ぁりがとう!」すぐ電話を切った。
    部屋に入ってきた母が顔色を変えて「のぞみ!どこに電話してたん!?」
    恐かった。しかも何故そこまで言われなければならないのかわからなかった。
    「…ぉばぁちゃんとこ」そっからすごく怒られた気がするけどぁまり覚えてぃなぃ。

    2005-08-05 01:01:00
  • 20:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    恐くて私はソファのかげに隠れて泣いていた。
    しばらくして母が「のんちゃん…ごめんね…」
    優しく言いながら頭を撫でた。
    その日から母は夜出掛ける時私も連れて行くょぅになった。

    2005-08-05 01:02:00
  • 21:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    連れて行かれると車に乗った若めの男の人がいてそれに乗り込み食事しに行っていた。その人はゆうじ。
    また違う日にはぉっさんの名前は知らなかったからはげと呼んでいた。笑
    また違う日には普通のサラリーマンと…

    2005-08-05 01:02:00
  • 22:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    家に帰って来てくれたと思って喜んだのもつかの間…
    父に抱き付こうと思い「パパぁ!」
    しかし父は母に向かって「我ょぉするのぉ!!」
    私の前で父が母の髪の毛をつかんだ。

    2005-08-05 01:03:00
  • 23:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私の期待ははねのけられ父がやから口調で母をしばぃてぃた。
    そんなもんか…
    なぜか心の中の私は思っていた。私はずっとその光景を止めもせず見てぃた。普通の子だったら止めてたのかもしれなぃ。

    2005-08-05 01:04:00
  • 24:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    気付けばおばあちゃんが傍に付いてくれた。
    おばあちゃんはいつも優しかったし、とても大事にしてくれていた。しかも私もものすごくおばあちゃん子だった。
    ぉばぁちゃんは昔、クラブのママゃ居酒屋二つ経営してぃた。だからなのか私には会う度、惜しみなくお金を使ってくれていた。

    2005-08-05 01:05:00
  • 25:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しょっちゅう会っていたのにわがままだった私は百貨店に行くと絶対に私の欲しいぉもちゃ、服、私の好きなメロンを決まって?個、を買ってもらってぃた。
    メロンは確実一個は腐ってた気がする…苦笑

    2005-08-05 01:06:00
  • 26:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    気が付くとソファの上で私は眠ってしまってぃた。周りを見ると母がアワを吹いていた。そんな母をぉばあちゃんが一生懸命看病していた。
    父は立ちながら部屋のドァらへんでタバコを吸っていた。
    私が初めて見た父の恐ろしい顔……

    2005-08-05 01:07:00
  • 27:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    なんとなく母の傍に行ってみた。母はぐったりしていて美人な顔が台なしだった。
    その日以外にも母はぉばぁちゃんの家で同じ事がぁった。
    なんで母がこんなにしばかれているのかがわからなかった。

    2005-08-05 01:09:00
  • 28:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ぁる日、母が
    「のんちゃんは近くのぉばぁちゃんと遠くのぉばぁちゃん、どっちが好き?」
    近くのおばあちゃんは父の母でさっき話しで出てきた私が大好きで仕方ない方。遠くのおばあちゃんは母方のぁんまり知らない方だ。

    2005-08-05 01:10:00
  • 29:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私は迷わず、
    「近くのぉばぁちゃん!」と答えた。
    母は表情を変えずに「わかった。」
    そぅ言った。
    何故母がそんな事を聞くのかわからなかった。

    2005-08-05 01:10:00
  • 30:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    小学一年生にあがり、好きな子が出来た。名前はたくや君。ぃつも一緒だった。
    いつも私の家で母の作る蜜豆を食べて遊んでいた。
    そんなぁる日、母がぃつものように家にぃなくチャィムが鳴った。

    2005-08-05 01:11:00
  • 31:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「はぁい、どちら様ですか?」
    ドアを開けると見知らぬ女がぃた。
    「お母さんぉる?」
    「ママはぃませんけど、どちら様ですか?」
    「この紙渡してもらってぃぃかな?お願いね。」そぅ言って帰って言った。

    2005-08-05 01:12:00
  • 32:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    なんだこりゃ…
    数字が書かれていた。
    たくや君のとこに戻り遊んでぃると母が帰ってきた。母に紙を渡すと私の肩を持ってすごぃ顔で、「…その人になんもされてなぃ!?」びっくりして私は頷いた。

    2005-08-05 01:13:00
  • 33:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    その日の夜、母は久しぶりに寝る前に絵本を読んでくれた。
    一緒に布団に入るのなんて記憶にぁまりなかったがこの日は覚えてぃる。
    そして母が私に言ってくれた。
    「のんちゃん、お話あるねんけどな、ママとパパお別れしちゃぅねん。」
    とりぁぇず意味がわからんし、なるようになると思っていたので私は何も言わずに聞いてぃた。「それでな、のんちゃんは、ぉばぁちゃんとパパんとこにお引越しゃねん。」

    2005-08-05 01:14:00
  • 34:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私は喜んで聞いた。
    私「ずっと?」母「そぅゃで。」
    私「ゃったぁぁ!ぉばぁちゃんと毎日一緒ゃ!」母「けどママとはもぅ会われへんねんで?」私「ぅん!」
    今思えば、ちょっとぐらぃ悲しめょと思う。

    2005-08-05 01:15:00
  • 35:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私「いつからなん?」母「夏休みからゃで。」私「めっちゃ楽しみゃ!」
    母「ママはもぅ一緒じゃなぃねんで?」私「なんで?」
    母「パパとバィバィゃからゃ。」私「喧嘩?」
    母「………」
    そっから私は寝てしまった。

    2005-08-05 01:16:00
  • 36:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    夏休みになり母と父の離婚が成立したのか、父が私を迎えにきた。
    その日は家族三人最後の夜を過ごした。
    朝起きたら三人で寝ていたはずだか父と母、二人で隣の部屋で抱き合って寝ていた。
    二人を起こそうと思ったが、なんとなく何も見てなぃフリしてまた私は寝た。

    2005-08-05 01:17:00
  • 37:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    お昼頃、母と最後のお別れ。
    私「ママァァバィバィ!」何でこんなにサバサバしてるか、私はまた母と会えると思っていたからだ。事の重大さなんて知っているつもりだったが知ろうとしなかった。

    2005-08-05 01:18:00
  • 38:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    車の中で父が
    「ぉばぁちゃんちにのぞみに会わせたい人ぉるねん。」
    なんだそりゃ
    「ふぅぅん、会う!」
    なんだかんだでぉばぁちゃんちに着いた。

    2005-08-05 01:19:00
  • 39:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    その女の人はひろこと言う名前だった。
    ぉばぁちゃんは相変わらずニコニコしてぃた。
    私はぉばぁちゃんと住める事が何ょり嬉しくてすぐその女ひろこと仲良くなれた。

    2005-08-05 01:23:00
  • 40:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ?学期になり新しい学校が始まった。すぐに溶け込め普通に楽しかった。ひろこと言う人も家に泊まったりと大きな喧嘩もなく父も順調のょぅだった。

    2005-08-05 01:24:00
  • 41:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ある日私が学校から帰ってくると父がものすごく怒りながら私を掴んできた。
    「ぉぃ!お前、何が本当のママは遠くにぉるゃねん!コルゥァ!」
    バッチィィィン!! 父に叩かれた。
    痛かった…
    それでも父はやめなかった。

    2005-08-05 01:26:00
  • 42:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    とりあえず何でしばかれてるのかわからなかった。父の傍にはぁの女がぃた。
    「学校で本間のおかんはちゃぅとこぉるてゅぅとぉゃろが?」
    覚えてない。
    「ぅん。」「なんでそんな事ゅぅねん!」
    ばちぃぃん 私は鼻血が垂れた。

    2005-08-05 01:27:00
  • 43:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    そこで思った。私は本間の事はゅっちゃぃけなぃんだと。
    「ともちゃんのお母さんからお前がそんなんゅぅてるて聞いてんど?」
    「…ごめんなさい」
    ごめんなさぃなんて思ってなかった。本当の事をどぅしてゅってはいけないのかわからなかった。

    2005-08-05 01:27:00
  • 44:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    父にこんなに怒られた事がなかった私は父を少し嫌いになった。
    そっから全て地獄は始まった。

    2005-08-05 01:28:00
  • 45:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    夕方頃、父達がぃなくなりおばぁちゃんがパートから帰ってきたので怒られた事をぉばぁちゃんにゅぅと、わかった。と返事が帰ってきた。
    晩、ぉばぁちゃんはいつものスナックに私を連れて行き、おばぁちゃんは酔っ払って二人で家に帰った。

    2005-08-05 01:29:00
  • 46:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    家にはぃつものょうに父とぁの人がぃた。
    「ぉぃ、何 孫に手ぇ挙げてんねん!子どもゃろが」
    実はぉばぁちゃんは酔っ払うとかなりタチが悪い。酔っ払うとあんまり一緒にぃたくなぃと思う程…

    2005-08-05 01:30:00
  • 47:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    父が私の方を睨んだ。
    すかさず私はぉばぁちゃんの影に隠れた。
    そっからその日の夜は喧嘩だった。
    私の事を思ったぉばぁちゃんの喧嘩が私の居場所をなくしてぃった。

    2005-08-05 01:31:00
  • 48:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    その日以外にもおばあちゃんは酒を飲んでは父やあの人にやかりちらし、あの人のご飯がまずいやらあたしに対する態度などを愚痴愚痴ゆっていた。
    もちろん私は怒られた事などをおばあちゃんにゆったりもしていた。
    そんな日々が続いていたある日、父、おばあちゃん、ぁのひろこと私で、ぉばぁちゃんの仲良い人のところに食べに行った。小さいお好み屋さんだ。いつものように喧嘩が始まり、私は暇なので座席で寝ていた。

    2005-08-05 01:32:00
  • 49:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    パリーン!!
    何かが割れた音がした。びっくりして起きてみると、瓶ビールの破片が散らばっていた。ひろこが倒れていた。
    父が瓶ビールを持っていた。おばあちゃんは普通に寄り掛かって座っていた。

    2005-08-05 01:33:00
  • 50:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    何が起こったか何もわからなかったが、あのひろこが頭から血を流していたのはわかった。しばらくして店の人が救急車を呼んだのか救急車が来た。
    父は泣いていた。運ばれていくあのひろこはぐったりしていた。 父は一緒に救急車に乗ったらしく店には戻ってこなかった。
    おばあちゃんはまた飲み続けていた。
    私は何もきかんとこと思い、また寝た。

    2005-08-05 01:34:00
  • 51:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しばらくして父が店に戻って来て私を起こした。私の横でおばあちゃんが寝ていて、起こしても起きなかった。私と父二人で車で帰った。すごく怒られた。
    おばあちゃんがいなくなったらいつも父達は怒ってくるのだ。 正直何故おばあちゃんがいないときだけに怒られるのかわからなかった。だから余計私はおばあちゃんの金魚のフンのようについて回った。
    家に着くとあのひろこは頭に包帯を巻いて寝ていた。

    2005-08-05 01:34:00
  • 52:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私が帰ってきたのがわかったのか「のんちゃん…のんちゃん…」
    私を呼んだ。頭の包帯を見た私は心配になって傍に行った。
    「ごめんね…」
    私「大丈夫?痛い?」
    「大丈夫やで、もう遅いし学校あるから寝ぇな。」私は頷いて私の部屋に向かった。

    2005-08-05 01:36:00
  • 53:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しばらく平和な日が続いた。
    父が「これからこぃつはお前のママになるからな」
    やっぱりなぁ…まぁいっか。
    けどちょっと嫁になるのはかわいそうだと思った。喧嘩ばっかりやし、おばあちゃんもあんなだし…。私の二番目のママが出来た。

    2005-08-05 01:37:00
  • 54:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    それから何か月して、喧嘩が耐えなかったので、おばあちゃんと私、父と母で別居となった。しばらく何か月平和だった。
    そして阪神大震災がきた。私たちは別に被害はなかったのだが、父達は心配してまた四人で住み始めた。

    2005-08-05 01:37:00
  • 55:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    母は妊娠していた。お腹が少しおっきかった。私に兄弟が出来ると思うと嬉しかった。ある日私がお腹に耳をあてた。
    「お姉ちゃんやでぇ!」するとビクンっと動いた。嬉しかった。

    2005-08-05 01:38:00
  • 56:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ある朝おばあちゃんが起こしてきた。
    「のんちゃん、赤ちゃんが生まれたで。」
    嬉しくて飛び起きた。
    父が車で病院に連れてってくれた。
    「赤ちゃんどこぉぉ?」父が教えてくれた場所に走った。

    2005-08-05 01:39:00
  • 57:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    見に行くと三人の赤ちゃんが並んでいた。
    今日付けの赤ちゃんが一人いた。
    この子や…
    すやすや寝ていた。
    じぃぃぃぃぃっと見ていた。横には父とおばあちゃんがいた。

    2005-08-05 01:40:00
  • 58:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「のんちゃん…のんちゃん」
    遠くから母の声がした。どっからかわからずキョロ?していたら、父が私を病室まで連れてった。母はぐったりしている様子だった。

    2005-08-05 01:41:00
  • 59:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しばらく日が経ち家に母と赤ちゃんは帰ってきた。私はすかさず赤ちゃんを見た。
    猿みたぃな赤ちゃん。
    けど女の子だ。
    かわいい。
    名前は何にするか家族会議をした。

    2005-08-05 01:42:00
  • 60:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私はマンガに出てきていた名前ばかり挙げた。さすがに却下…笑
    父が「ぁぃつがゅぅててんけどのぞみの望と希を入れた名前にして希望したいってゅぅてた」ぉばあちゃんと納得。
    妹は有希と名付けられた。

    2005-08-05 01:43:00
  • 61:

    名無しさん

    有希は成長するにつれものすごくかわぃくなっていった。
    私と違ってパッチリ二重、長いまつげ。
    私の自慢の妹だった。
    何をするのも私は連れて歩いた。

    2005-08-05 01:47:00
  • 62:

    名無しさん

    そんなある日また喧嘩が起きた。
    有希と私はすやすや寝ていた。
    軽く目が覚めた私はまた喧嘩かぁと思ってまた眠りにつこうとしていた。

    2005-08-05 01:48:00
  • 63:

    名無しさん

    また私が眠りに入りかけた頃、影を感じた。
    パッと起きると母が泣きながら有希を抱き上げていた。「もういや…」母は呟きながら。荷物をまとめ出していた。 母は出ていこうとしていた。おばあちゃんは必死に止めていた。
    しかし「もういやぁぁ!!」 母は叫びおばあちゃんの腕を振り切った。
    私は止めようともしたくなかった。こんなに激しい喧嘩がしょっちゅうある。

    2005-08-05 01:49:00
  • 64:

    名無しさん

    しかもバツイチの父で子持ち。姑との同居。誰もが嫌だろう。
    私は私でおばあちゃんに隠れて怒られるのが嫌だった。そのときは母と父二人とも嫌いだった。母は父が帰ってくる前に有希を連れて出て行った。私はどうしようもなく寝るしかなかった。

    2005-08-05 01:55:00
  • 65:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    次の日起きても何も変わらなかった。有希と母はいない。
    夜父は帰ってきた。その日から父は荒れた。
    気に食わない事があると暴れた。タンスを壊した事もあった。おばあちゃんと二人でびくびくしていた。

    2005-08-05 01:56:00
  • 66:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ある朝父がトイレからなかなか出て来ないので耳を潜めていた。
    中からカチッカチッというライターの音がした。そのとき私は何だかわからないけどやばいと思った。
    その行為が何かわからないなりに理解した。休みの日私は父の部屋に忍び込んだ。そしてわからないけど引きだしを探った。

    2005-08-05 01:57:00
  • 67:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    すると、引きだしからビニールのちっさい中に粒のような固形が入ったのを見つけた。これだ…
    私はそれをぱくった。これはあってはいけない…
    私の勉強机の引き出しに隠した。

    2005-08-05 01:58:00
  • 68:

    29

    そのとき誰も家にいなかった。おばあちゃんが帰ってきた。
    あの固形のやつが何か知りたかった…
    おばあちゃんに聞きたい…
    しかし聞くと恐くなりそうなので聞けなかった。

    2005-08-05 02:02:00
  • 69:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    今日パパが帰って何かあったらどうしよう…
    そんな事をずっと考えていた。
    そういえば最近父は夜出ていく事が多かった。
    ばれないと思った。

    2005-08-05 02:02:00
  • 70:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    暴れたり最近しない。
    けど有希達が戻ってきたわけでない。
    有希達が出ていって半年経った。

    2005-08-05 02:03:00
  • 71:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私が小学校?年になった。相変わらず有希達がいない生活。
    もぅ離婚してしまったのだろうか。だから帰ってこなぃのかな。
    ある日父が女を連れて帰って来た。父から何回か話を聞いていた女だ。
    見るからにまだ?代前半のィケ?なきれいな子だった。

    2005-08-05 02:04:00
  • 72:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私はそのとき、父が離婚したんだなと思った。次のぉかんはこぃつか…ぉかんゆうよりお姉ちゃんやな。
    なんだかんだいって優しいしおもしろい人だった。
    何度かその女は家にきた。りなと言う名だった。スッピンを初めて見た時顔が違い過ぎてびっくりした。

    2005-08-05 02:05:00
  • 73:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    りな以外にも父は会社の女に手を出したらしくぉニューの女を連れてきた。
    顔はまぁ普通。ぉニューはあきなと言う名だ。
    私は何がなんだかわからなかったが、遊んでもらぇたらそれでよかった。

    2005-08-05 02:06:00
  • 74:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ぁる日、父とりなと遊園地に行く事になった。りなの家に父の車で迎えに行ったらりなが来た。
    ん?誰だ!?ぁの子供…  りなは子供を連れて来てた。父に聞くとりなの子供らしかった。

    2005-08-05 02:07:00
  • 75:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    りなは子供と車に乗るなり、「のんちゃん!初めてゃんな!?うちの娘のまよやねん!」
    紹介されたまよは三歳ぐらいだった。人見知りをするのかりなに隠れていた。私は妹の事を思い出した。
    有希はどうしてんだろ…。あの子も人見知りするようになってるんかな。
    そう思いながら私はまよに挨拶をした。まよは恥ずかしながらりなの顔を見た。

    2005-08-05 02:08:00
  • 76:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「のんちゃんごめんなぁ!まよ人見知りやから。」「全然!」
    私は気を使いながらひきつった笑顔を見せた。 とりあえず私たちは遊園地に向かった。
    私はまよに少しでも私に慣れてもらおうと頑張った。
    しかしあまりだった。
    遊園地につくとまよもはしゃぎだした。

    2005-08-05 02:09:00
  • 77:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    帰るまでにまよとそれなりに仲良くなった。
    夕方になり帰った。まよは変な色気があるなぁと思いながら有希の事をまた考えていた。

    2005-08-05 02:11:00
  • 78:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    父と二人になった。すると、
    「りなはバツイチやねん。まよはお父さんの顔しらんねん。仲良くしたってな。」
    「そぉなんや。」
    だから何なんだ。と思っていた。

    2005-08-05 02:12:00
  • 79:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    父は何を思ってか、また話かけて来た。
    「今の車どう思う?」出た。どうでもいいっちゅうねん。
    「車って感じやん。」適当に答えてみた。
    「パパなぁ車変えよっかなぁとかおもっとぉねん!」
    確かそのときの車はシーマだった。

    2005-08-05 02:13:00
  • 80:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しかも父は近所の子と私をよく車の上に乗せたりして遊んでいた。
    だから車なんかで私らを遊ばしていたのか。自分で解釈してみたりしていた。
    父は車についてまだ語っていた。
    「この車にしようおもてるねん!」そう言いながら父は一台の車が載ったチラシみたいなのを見せて来た。「かっこぇぇやろ!?」小学生の私は車なんてどうでもよかった。

    2005-08-05 02:14:00
  • 81:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私はここは同意した方がよさげだと思い、「かっこぃぃなぁ…」と一言ゆってみた。
    すると父は「じゃぁこれにするからな!」
    勝手にしてくれ。動けたらいいのになんのやねん。

    2005-08-05 02:15:00
  • 82:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    それから一ヶ月もしない父の休みの日、私が学校から帰ると、チラシの車が私の家の前にとまっていた。うわ、替えやがった。
    家に入ると、父がまた話かけて来た。

    2005-08-05 02:16:00
  • 83:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「のぞみ!ドライブ行くど!」最悪。
    父に連れて行かれた。
    私はそのとき好きな男のコ遊ぶ約束があった。いわゆるぶっちをしてしまった。
    私は父にむかついた。

    2005-08-05 02:16:00
  • 84:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    不機嫌にドライブに付き合っていると、また父が「この車嫌いか?」私はこんな車なんかより好きな子と遊びたかった。
    「車よりパパなんか嫌いや!」ゆってやった。 しかし私はむかついていたあまりにとまらなかった。
    「しかも有希は!?ママは!?なんなん!?わかってないとでも思ってるん!?」
    父はしゅんとしていた。

    2005-08-05 02:17:00
  • 85:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私は、やってしまったと思って黙ってみた。「離婚してん。けど、この前有希に会ったで。」そう言いながら父は私にプリクラを見せて来た。

    2005-08-05 02:18:00
  • 86:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    有希と父が写っていた。有希はやっぱりかわいかった。髪形がおかっぱになっていた。「有希痩せとったわ。」ポツンと父はゆった。
    しばらく沈黙が続いた。「私は有希に会われへんの?」
    父に聞いた。「今度あいつにゆうとくわ。」そう言った。

    2005-08-05 02:19:00
  • 87:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ドライブが終わり家に帰った。悪かったかな?
    そう思いながらボケっとしていた。父はトイレに向かった。私はまだあれをやってるんだ、と確信した。

    2005-08-05 02:20:00
  • 88:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    予想通りトイレの近くにいくと
    カチッ…カチッ… ライターの音が鳴っていた。
    その夜、おばあちゃんの部屋に行った。おばあちゃんに「パパ、悪い事してるかもしれへん…」

    2005-08-05 02:21:00
  • 89:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    おばあちゃんは首をかしげた。「なんでなん?」
    私はぁの粒が入った物を見せた。「これは…」おばあちゃんは言葉を失っていた。
    おばあちゃんの反応を見て私は麻薬だとわかった。

    2005-08-05 02:22:00
  • 90:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    麻薬だとわかった私は父にまたして欲しくないと思い父がいないとき、父の部屋に忍び込み麻薬をぱくり捨てたりしていた。
    そんな日が続く中父はりなゃあきなを交代に家につれてきていた。

    2005-08-05 02:23:00
  • 91:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私はりな達が父のしている事が気付いていないのが不思議だった。そんなある日、また麻薬を探っていたらりなからの手紙を発見した。
    キティちゃんのかわいらしい手紙だった。悪いなぁと思いつつ読んでみた。読んでみると、ショックな事が書かれていた。りなは父の子供を二度おろしていた。
    見てはいけなかった…。

    2005-08-05 02:24:00
  • 92:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    更にまだ手紙があった。
    また読んでみた。次はりなとは違う。
    私の知らないさりなという人妻だった。
    このさりなも子供がいるようだった。
    父は一体何人と付き合っているんだ。

    2005-08-05 02:25:00
  • 93:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私はわけがわからなくなり、父の部屋を出た。
    相変わらず父は家に帰って来たと思えば、また出て行く…そんな生活をしていた。

    2005-08-05 02:26:00
  • 94:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    突然、父がちゃんと家にいるようになった。最近りな達を見ることがない。おばあちゃんいわくどうやら股掛けがばれたらしい。
    久々りなが家に来た。

    2005-08-05 02:27:00
  • 95:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    おばあちゃんとりながしゃべっていた。
    股掛けがバレたときあきなとりなと父で会って話し合いのガチンコだったらしい。
    しかもあきなは【のぞみちゃんもぐるやったんやんか!】とか言ってたらしい。
    そんなもんぐるも何もちくれるかいな。

    2005-08-05 02:27:00
  • 96:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しかもあきなは父の子供をはらんでたらしく、父に金を請求したらしい。
    父もばかだ。しかしりなは勝ち誇ったように私を選んでくれました。と言っていた。
    ばかな女だ。

    2005-08-05 02:28:00
  • 97:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    そんな話を聞き終え、父が来た。
    やってらんないねぇ。と思いおばあちゃんと自分の部屋に行った。
    おばあちゃんに私は「あんな男はいやや」と言った。

    2005-08-05 02:29:00
  • 98:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しばらくして、私は中学にあがった。
    中学に入ってしばらくしてから父はりなと別れたらしい。
    いきなり父が「有希明日連れてくるわ!」
    嬉しかった。変わってるんだろうか。すごく嬉しかった。

    2005-08-05 02:31:00
  • 99:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    有希と会う日、父が有希を家に連れて来た。有希と離れてから一年は経つ。
    覚えているかな…少し不安だった。

    2005-08-05 02:31:00
  • 100:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    コピペ休憩

    2005-08-05 02:32:00
  • 101:

    あ - か

    お疲れ様です(・∀・)

    2005-08-05 02:33:00
  • 102:

    のぞみ ◆5gLMLnAz.Y

    コピペしてくださってる方へ

    びっくりしました!ワラ
    ありがとうござぃますm(__;)mなんか恥ずかしい(*´艸`)ワラ
    質問ですが、コピペってどうしてるんですか?

    2005-08-05 05:07:00
  • 103:

    のぞみさんこんにちは 以前に「ホステス日記」で「妹と私」をコピペすると約束した者です。結構長いので一気には出来ないけど頑張ります
    コピペは旧掲示板が消える前にこのスレの文章をコピーして、PCに保存しました。それをまたコピペしてるだけです

    2005-08-05 09:27:00
  • 104:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    父と有希が家に入って来た。私は玄関まで走った。すると有希が、
    「おねぇちゃん!!」抱きついてきた。
    ぁっ覚えてる。さすが妹。
    相変わらずくっきり二重に長いまつげ。ちょっと滑舌も良くなっていた。

    2005-08-07 00:36:00
  • 105:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    いやん、かわいい とか思っていた。
    おばあちゃんもにこにこしていた。とりあえず部屋に行き、お昼だったので、父、おばあちゃん、有希、私でご飯を食べた。

    2005-08-07 00:38:00
  • 106:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    その日有希は私の家に泊まった。
    有希は自分のママ、つまり私の二番目の母について話し出した。
    「有希、つとむ君嫌いじゃないけどパパとお姉ちゃんとおばあちゃんと一緒に住みたい!」つとむ君は話を聞いていると二番目の母の恋人らしかった。

    2005-08-07 00:40:00
  • 107:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    有希は小さいから何でも喋る。私だけでよかった。変な安心感がした。
    「何でお姉ちゃんと有希は一緒ぢゃないの?」
    確かに。けど、離婚してしまっているから一緒にまたなれない。小さい子は純粋やな。

    2005-08-07 00:41:00
  • 108:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私は何て答えたら良いかわからなかった。
    とりあえず、「おっきくなったらわかるで。」と言っておいた。
    もしかしたらそんな事を言う有希は寂しいのかもしれない。

    2005-08-07 00:42:00
  • 109:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    有希は夜一人ぼっちらしい。有希のママは夜働きに行っている。まだ小さいのに一人だ。それに比べ私はおばあちゃんが私の母がわりになってぃる。しかも溺愛だ。有希がかわいそうに思った。 私と有希は腹違いでも血は繋がっている。なのに、別々の家で、別々の生活をしている。私は有希が産まれたとき、有希が成長するのを見るのがすごく楽しみだった。
    いっぱいお揃いの物を身につけたかった。

    2005-08-07 00:43:00
  • 110:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しかも、有希にこんな事を言って欲しくなかった。
    「けど、有希とお姉ちゃんはずっと一緒やからな!有希、お姉ちゃんの事好き?」
    「うん!有希、お姉ちゃん大好き!一緒ね!」
    二人で指きりげんまんをした。

    2005-08-07 00:45:00
  • 111:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    有希が寝静まって一人ボーっと考えていた。
    何でこんなバラバラになってしまったんだろ…
    おばあちゃんは酒乱だった。そういえばなんでも喧嘩の始まりはおばあちゃんからだった…だから二番目のママは嫌気がさして出て行き、父も女関係が激しくなったんだ。そぅ結果が出た。

    2005-08-07 00:46:00
  • 112:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    何故か今までの自分があほらしく思えた。
    何でもはい、はいとおばあちゃんの言うことを聞いていた私だった。いつも我慢した。遊びに行きたくてもダメだと言うし、友人の事をゆわれては関係を切れと言われたり…いっぱい我慢してきた。

    2005-08-07 00:47:00
  • 113:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私はその日から、おばあちゃんに反抗的になった。
    友達とずっと一緒にいた。夜中抜け出したりした。学校もさぼるようになった。
    私は荒れた。

    2005-08-07 00:48:00
  • 114:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    中?になり、私は学校を変わった。実は中学受験していて、私立の学校に行っていた。しかし、私は学校の友人と喧嘩になり、嫌になって転校を望んだ。その結果、私は地元の中学に移った。

    2005-08-07 00:49:00
  • 115:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    転校早々、ヤンキーの子にトイレで「転校生は転校生らしくしろや!」
    やっべぇ…。公立なめてたわ…。
    そのとき、私はルーズ、茶髪、短いスカートで行っていた。次の日から、少しおとなしめに行った。こんなハズぢゃなかった…。
    小学校のときの友達はまぢ陰キャラになっていて、ちょっと焦った。友達出来ねぇんではなぃか…。しんどいなぁ。

    2005-08-07 00:50:00
  • 116:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しばらく私は一人で行動した。
    一人でいるのが慣れた頃、友達が出来始めた。
    私を含め、四人のグループができた。
    その友人達に初めてタバコを吸うようになった。

    2005-08-07 00:51:00
  • 117:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ある日、夜家で洗面所に向かおうとして、戸を開けた。すると父がいた。
    父はアルミホイルを左手で持ち、何かで丸めた物を口に加えていた。
    そして右手でライターを…。
    鏡越しで目が合った。

    2005-08-07 00:52:00
  • 118:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    あっ…やっべぇ…。ダッシュで戸を閉めて、自分の部屋に行った。気付いてはいたが、この目でその行為を見ると逃げてしまった。
    父は私を追い掛けもしなかった。 とりあえず、私に見られた事でやめるんだろうと思った。
    しかしそんな考えは甘かった。

    2005-08-07 00:53:00
  • 119:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ある日、父の勤めている会社が倒産した。父は倒産する事がわかっていたのか、直前に辞めてきた。
    最悪だ。これからどう生活していけばいいのだろう。

    2005-08-07 00:54:00
  • 120:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    そういえばさりなと言う女が最近家に来ていた。子持ちのハズなのに…。むしろまた同棲のようになっていた。今回は私も中学生だし、やりづらかった。
    さりなは離婚したらしかった。私達は今住んでいるとこを引っ越さなければならなくなった。家賃が払えなくなるからだ。また、おばあちゃんと私、父とさりな、と別々に住んだ。

    2005-08-07 00:55:00
  • 121:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    父は今まで派手にしてきたツケ、借金があった。父が好きだった新車のセルシオを売り、売れる物は売った。何もかもが壊れ出した。
    節約と言う事を初めて知った。欲しい服が買えない。おこづかいがもらえない。ぼろ文化。
    こんな生活が嫌だった。

    2005-08-07 00:57:00
  • 122:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    実は学校の担任から内申点が悪いから、公立と私立を並願しろと言われていた。
    今の私の家には私立に行くお金なんかない。公立一本だった。私は何とかなると思っていた。しかし、おばあちゃんは心配症で毎日勉強しろとガミガミ言ってきていた。
    私は嫌気をさしながらもちゃんと家に帰っていた。おばあちゃんは年だから…そぅ思っていた。けど、いつまで我慢したらいいんだろう。そんな風にも思っていた。

    2005-08-07 01:00:00
  • 123:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    何だかんだで公立を合格した。やっぱりなんとかなるやん!しかし、友人一人だけが落ちてしまった…。これはきっついなぁぁ…。かける言葉がなかった。
    そんなとき、家に帰ると妹が来ていると、おばあちゃんから携帯に連絡が入ったのですぐ帰った。私は最低なやつだ…。苦笑

    2005-08-07 01:01:00
  • 124:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    家に帰ると父もいた。父は会社を辞めてからまだ仕事をしていない。こいつのせいで借金をさりなとおばあちゃんが頑張って返していっているのに、仕事を探しもせず麻薬に手を出している。
    今の父は働いていた頃のかっこいい父と違うかった。輝きがなかった。しかもヒモだ。嫌気がさす。一緒に住んでもないのに私を叱るときだけ出てくる。都合良すぎだ。

    2005-08-07 01:02:00
  • 125:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    有希は私が帰ってきたら隠れんぼをした。バレバレだ。机の下から足が見えている。
    「有希、みぃっけ!!」見えていた足をこしょばした。 「いやぁぁ、お姉ちゃん!」笑いながら出て来た。「お姉ちゃん、合格おめでとう!」「ありがとぉ!」有希は私に甘えて来た。

    2005-08-07 01:03:00
  • 126:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私は受験からの解放からすぐ、有希を連れて地元のつかしんに行った。
    二人でプリクラを撮りブラブラしていた。幸せだった。やはり姉妹は良い。
    そういえば最近、有希の言葉使いが悪い。しかも有希は保育所の男のコと喧嘩しても勝つようなやんちゃッ子だ。誰に似たんだろう…笑
    有希に私は言葉使いをしょっちゅう注意した。

    2005-08-07 01:04:00
  • 127:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しかし本気で怒ったらすねる。とことんすねる。手を挙げようとするとすぐに自分を防御する。なんか変だな、と思い手を普通に横で上げてみた。有希はびくっとなった。
    有希は私の二番目の母に育てられている。かなり二番目の母はしつけなど怒るとやからになる。私も何度か髪を引きずり回されたりした。だからなのか有希は手に敏感になっていた。

    2005-08-07 01:05:00
  • 128:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私は有希はヤンキーになると予感した。笑
    家に帰り、普通に一夜を過ごした。次の日、有希は帰る直前に「お姉ちゃん!帰りたくない!有希、ずっとお姉ちゃんといたい!」いきなりなんだ?と思った。

    2005-08-07 01:06:00
  • 129:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「ぁほぉ、有希、ママもうちょいしたらお迎え来るねんで?」有希は泣き真似をしだした。「どこの子が嘘泣きしてるんやぁぁ!」
    私は有希をこしょばした。ケラケラ有希は笑った。
    有希は笑いながらも、「お姉ちゃんがいい…ふへっ…」
    と言った。けど、機嫌がよくなっていた。つくづく子供は単純だと思った。その日、有希は帰って行った。

    2005-08-07 01:07:00
  • 130:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    教室に向かってる途中、別に一人でもやってけるし。あいつにいじめられても仕返ししたると強気になってみたりした。けど、はみごって嫌やなぁ…と弱気になってみたりしていた。教室に着いた。

    2005-08-07 01:10:00
  • 131:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ホラ、あの女キンパで登校してるし。
    私の嫌な女はまいと言った。
    まいはスタイル良し、かわいらしい顔で、男ウケが良かった。どうせ、八方美人だろ…きもいわ。私の席は一番後ろだった。

    2005-08-07 01:11:00
  • 132:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ラッキー!私はおもいっきり机を後ろにくっつけた。一人でも頑張るし。
    そう決心した。まいはゆうなという子といた。どうせ、二人で私の文句言ってるんだろな。私は曲がっている。

    2005-08-07 01:12:00
  • 133:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    次の日、弁当の時間があった。私が恐れている時間だ。
    仲良かった子達はクラスの子と仲良くやっているようだし、入れなかった。
    だるっ!!
    一人で食べていた。すると、まいとゆうなが教室に帰ってきた。

    2005-08-07 01:13:00
  • 134:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    うわっ、一人で食べてるとこ見られるってだる!!
    食べていると、「何で一人なん?一緒に食べようや!」
    見るとまいが私に話し掛けいる。しかも笑顔。なんぢゃコイツ。

    2005-08-07 01:14:00
  • 135:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    あっコイツは私をネタにしようと思ってそう言ってきてるんやわ。
    どこまでも私はひねくれている。
    とりあえずまいとゆうなと私で食べていた。気まずい…。
    だが、簡単に気を許すワケにはいかなかった。

    2005-08-07 01:15:00
  • 136:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    何故かすごくこの空気が嫌だ。早く食べて逃げたい。
    そう思っていると「自分、何かしゃべりーや!」まいが言ってきた。
    なんなんだコイツ!!
    内心そう思っていた。「うん。」かなりふてこい返事をした。
    「あっ自分龍君と付き合ってるやろ!?昨日遊んだときに自分の話ばっかやってんで!」

    2005-08-07 01:16:00
  • 137:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    龍君とは、当時私が付き合っていた人だ。中学は一緒だが今は違う学校だ。
    そのとき、私は龍君が好きだった。「なんてゅうてた!?」不覚にも感情剥きだしにしてしまった。
    「あの子の事、好きなん?って聞いたら大好きゆうてたで!同じクラスってゆったらばりあんたの事聞かれたし!」大好きなんて恥ずかしいけど嬉しかった。
    「本間かぁ!」私は上機嫌になった。

    2005-08-07 01:17:00
  • 138:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    龍君が初めての彼氏ではなかったが、めちゃくちゃ好きになっていた。
    だから龍君の話しは聞かずにいられなかった。なんだかんだで昼休みは終わった。

    2005-08-07 01:18:00
  • 139:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    次の時間、遠足の班決めをしなければならなかった。適当に入れてもらおう。
    そう思っていた。しかし「なぁ!一緒の班なろや!」
    私のささやかな平和な遠足想像が壊れた。

    2005-08-07 01:19:00
  • 140:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    一緒の班になってしまった。
    もぅ、どぉでもええわ。
    諦めた。

    2005-08-07 01:19:00
  • 141:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    遠足の日。
    私はまい達と色々回った。
    私はどうしても行きたいとこがあり、いつの間にかまいと私が先頭をきって歩いていた。自己中の私と自己中のまい。いつしかまいと私は仲良くなった。

    2005-08-07 01:21:00
  • 142:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しかし、家庭はというとかつかつの生活。父はさりなと喧嘩をしたのかこっちの家に泊まりにきていた。ぐちゃぐちゃだった。私自身、家の事は目をつぶって生活していた。

    2005-08-07 01:23:00
  • 143:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    父がとうとうおばあちゃんに麻薬について問い質された。私もいやだったし、さりなもいやだったろう。私の家ではその日喧嘩の鬼だった。父が包丁を持ち出した。
    おばあちゃんとさりなと私。誰が刺されるんだろう。すると父は畳に包丁をさした。泣いていた。泣きたいのは私たちだ。誰のせいでこんな生活なんだ。

    2005-08-07 01:24:00
  • 144:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私もしんどくなった。フラフラと家から出て行った。どこに行くワケでもなく家にいたくなかった。たいがい我慢をしてきた。いや、考えようとしなかった。
    周りに我慢してるな。頑張ってるな。そんな言葉が私は欲しくなかった。
    言葉だけなら誰でも言える。けど、この状態が普通やねん。

    2005-08-07 01:26:00
  • 145:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ボーっと歩いていたら、我にかえった。
    帰らなきゃ。帰るとこはあの家しか私にはないんだ。
    お母さん、何で私なんか産んだん?自分産むだけ産んでほったからしかい。しんどいわ。

    2005-08-07 01:26:00
  • 146:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私は中学のとき、おばあちゃんに全て聞いた。
    私の産みの母、有希の母の事。
    私のママは宗教にはまってお金全てを宗教につぎこみ、宗教を立てた男と寝たり、散々だったらしい。

    2005-08-07 01:27:00
  • 147:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しかも、父も父で母以外の女ができたから別居を望んでいた。
    母は母で子供の私が邪魔な存在だったらしく、ぉばあちゃんに育てて欲しいと何度も頼みにいっていたらしい。
    確かに私はおばあちゃんと母のそぅぃぅ会話のやり取りをかすかながら覚えている。

    2005-08-07 01:28:00
  • 148:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    どっちにしろ、父にしろ、母にしろ、私が邪魔だった。
    ずっと知らなかった。知らないフリなら慣れていたけど聞いてしまったらしんどい。
    母は今、バツイチ医者と結婚してる。

    2005-08-07 01:29:00
  • 149:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    結局は私の産みの母は金しか興味がなぃょうだ。
    有希の母はヤンキー上がりの女らしく、またこの人も男ができて別れたという。
    有希と私は何?親の都合で離れ離れがやむ終えず?姉妹ゃで?

    2005-08-07 01:30:00
  • 150:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ぐっちゃぐっちゃにまた私はなりだした。
    家では父、さりな、おばあちゃんがいた。
    どこに行ってたやら何やら聞かれたがしかとして布団に入った。

    2005-08-07 01:31:00
  • 151:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    父はその日から麻薬に手を出さないという約束で父の家に監禁状態になった。
    私はやっと少しはましになると安心した。
    しかし、しばらくたって有希の母と連絡が取れなくなった。 私の携帯から電話をかけても番号をお確かめになって…という。
    どういう事だ?もぅ有希に会えない?

    2005-08-07 01:32:00
  • 152:

    ぅみ

    この話めちゃスキやったんです??コピペしてくれてる方あリがとぅござぃます??

    2005-08-07 01:32:00
  • 153:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    それから何日経ってまも二番目の母から連絡は来ない。ショックだった。
    私から妹と言う存在がなくなってしまった。全部それぞれの親の都合…

    2005-08-07 01:33:00
  • 154:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私の唯一家族での支えは?
    何で?
    私はまた家で喧嘩があったりしたら今度は手首を切るようになった。
    いわゆる、リストカットをし始めていた。

    2005-08-07 01:34:00
  • 155:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ある日、私は学校の成績悪くておばあちゃんと喧嘩になった。
    めっちゃ反抗して掴みあい、しばきあいになっていた。
    おばあちゃんは自分の手に追えないと思ったのか父を呼んだ。すぐに父が家に来た。
    父にしばかれた。
    何で散々自分がやりたい放題して私らまで迷惑かけてるのにこんな奴にしばかれなあかんねん。悔しかった。しかもこんなときだけ来る。むかついた。

    2005-08-07 01:35:00
  • 156:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    一番都合がいいのは父だ。また麻薬をしているのが発覚していた。薬物に手を出すなんてださい。人の事あまり言えないがそぅ思っていた。また私は家を出た。
    最近、家で喧嘩などあったとき家から出るのが癖になっていた。
    リストカットも家を出ていって帰ってきたときする癖になっていた。
    その日も家に帰ってきておばあちゃんが寝たあとカッターに手が伸びた。

    2005-08-07 01:36:00
  • 157:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    左手を出し、カッターで手首を軽く刺した。
    前のかさぶたがまだ残っている。けど気にしなかった。
    私は何回も刺した。刺しているうちに感覚がなくなり、切りだした。

    2005-08-07 01:37:00
  • 158:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    血が垂れていた。
    もっと血出てくれへんかな?死にたい。けどこんなんじゃ死なれへん。
    ボーっと血を見ながら、また手首を刺しだした。血がさっきよりも出てきていた。
    左手のそばにあった下敷きが半分血で染まっていた。

    2005-08-07 01:38:00
  • 159:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    自分でも分かる程に血が出ていた。私がこれで死んだら有希は悲しむかな?
    会いに来てくれるかな?ってか私が死んだら誰が悲しむん?
    誰もおらんやん…
    私は一人や。
    懲りずにまだ手首を刺していた。

    2005-08-07 01:39:00
  • 160:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しばらくして我に帰った。これは痛いんとちゃうんかな…
    あっ痛い。しかもこんなんで死ねる訳ないやん。
    あほやわ。手首を刺す右手を止めた。

    2005-08-07 01:40:00
  • 161:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    自分でしたくせに本気で痛かった。
    とりあえず、ティッシュで手首と腕の血を拭き、下敷きに付いていた血は水で流した。手首を曲げる事ができない程今回はひどかった。

    2005-08-07 01:41:00
  • 162:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    死にたい思ってるのに死なれへんってただのへたれやな。そぅ思いながら傷の処置をした。あっ学校のみんなにばれへんようにしなあかんわ。きもい思われる。
    そんな事を思いながら眠りについた。

    2005-08-07 01:42:00
  • 163:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    学校では相変わらずまいとやりたい放題していた。しかし、2年になりまいと離れてしまった。今回のクラスは実におもしろくなかった。しけしけの私だったが、まいの友達のあいこがいたので少し安心した。
    あいこは学校1のべっぴんだった。
    美人すぎて逆に変な噂が流されていた。私もあまり知らないから最初は気を使っていた。あいこは落ち着いていて負けず嫌いだった。普通にいい子だった。
    あいこと一緒にいるようになった。

    2005-08-07 01:43:00
  • 164:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しかし、まだ若い私はたまにはしゃぎたかったがあいこの落ち着きようにはしゃげなかった。やっぱりつまらない。
    まいも2年のクラスはおもしろくないと嘆いていた。
    お互い授業中にはしゃぐ奴がいなくなったからおもしろくない。 しかし、私はおもしろくないと言えば、あいこに失礼だと思いあまり言わなかった。
    あいこの紹介でまいとテレアポのバイトを始めた。私は一年から居酒屋のバイトをしていた。テレアポと居酒屋をかけもちをした。

    2005-08-07 01:44:00
  • 165:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    三人仲良くテレアポに行っていた。
    そんなある日、あいこが休みの日にまいと彼氏がいない事について二人でしゃべっていた。やばいなぁ!!とか言いつつあまり気にはしてなかった。

    2005-08-07 01:45:00
  • 166:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    彼氏がいなくても私は楽しかった。けどやっぱり寂しくなる。ってな具合いだった。
    「あ!のぞみに男紹介したるわ!」「え〜誰ぇぇ?」
    「のぞみ知ってる子やけど…」「は?誰ぇぇぇぇ!?」
    私の知ってる限り地元に男前はいなかった。

    2005-08-07 01:46:00
  • 167:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「ノッポやで!」ノッポ?誰それ。しかもノッポて何やねん。ノッポて。
    「知らん!!誰!?会った事あたしないで?」
    「なんでよ!みんなでセブイレたまるときたまにおるやん!しかもゆうじらとカラオケんときおった!」
    「ゆうじの友達なん?」

    2005-08-08 02:19:00
  • 168:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    本間に誰かわからなかった。私の中で彼は存在が薄いらしかった。
    「のぞみ、クリスマスが待ってるねんで?」「うん…」
    「ゆうじにノッポのアドと番号聞いたるからメールしぃ!」
    「う…ん…」
    とりあえず私はノッポと言うあだ名がいやだった。

    2005-08-08 02:19:00
  • 169:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    正直変なあだ名な奴だったのであまり気分が乗らなかったが、まぃの押しに負けた。
    まいはゆうじに電話をし、私をノッポに紹介すると伝えた。
    何かこういうの苦手やなぁ…笑

    2005-08-08 02:20:00
  • 170:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    まいは電話を終え、「ゆうじ、今ノッポと一緒らしいで!」
    まぢかょ!?
    下手しい私がノッポに気があるから紹介なったって勘違いされたらどぅせぇゆいますのん!?

    2005-08-08 02:21:00
  • 171:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    とりあえず、男欲しいしまぁいっか。
    まいからアドと番号を聞き、とりあえずノッポにメールした。
    それからあまり連絡は取らなかった。
    しかし、まい達にクリスマスに約束しろと言われたのでまい達がいるときにメールをした。

    2005-08-08 02:22:00
  • 172:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    《今何してるん?ってかクリスマス一緒にあそぼ★》
    送信。
    なんか、私絶対勘違いされるんではないかい?
    しかしみんなは「男が欲しくないのか!?」と言い返して来た。
    絶対勘違いされてる!いややわぁ…

    2005-08-08 02:23:00
  • 173:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    返事が帰ってきた。
    《今はゆうじらとおるで!クリスマス予定なかったらいいで!》
    …なんじゃコイツ?なかったらいいでって何やねん?今約束しようとこっちは下手についてんのに調子乗りやがって。

    2005-08-08 02:25:00
  • 174:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私はめんどくさくてまい達に携帯を渡した。
    そういえば顔知らないや。かっこいいんかなぁ?
    何日かしてクリスマスがきた。
    結局は友達達と過ごした。ノッポは当日に無理と言ってきた。

    2005-08-08 02:26:00
  • 175:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ノッポの事は別に気にならなかった。冬休みが終わり、学校が始まった。
    まい達と帰っていたら、ゆうじ達が正門前にたまっていた。
    まいが「ノッポおるで!」「どれ?」
    「帽子のやつ!」顔が見えない。

    2005-08-08 02:27:00
  • 176:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私達は三人で帰っていた。まぃと私とあゆなだ。
    あゆなは昔ノッポに告られたらしい。しかしあゆなはフッタ。笑
    「ゆうじ!!」あゆなが話掛けた。流れ的にゆうじらの元に行った。
    私はこいつがノッポかぁ。
    まぁそんな感じだった。ノッポと喋る事なく終わった。

    2005-08-08 02:28:00
  • 177:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    それから私達は修学旅行に行き、バレンタインが近づいて来た。
    あいなは?年付き合っている彼氏に、まいは最近付き合った彼氏にチョコをあげる。
    私…残されてる!笑 しかしあまりにも周りがノッポの事を言うので少し気になっていた。
    ノッポにあげる事に決定した。チョコはまいと一緒に作る約束をした。

    2005-08-08 02:29:00
  • 178:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    いよいよバレンタインが明日となったとき、みんながいるときにノッポに電話をした。「もしもし?あんなぁ明日空けてて欲しいねん!渡したいものがあるから」
    チョコってばればれ。
    「あ〜空けときたいねんけどな…」
    またこいつ断るのか。

    2005-08-08 02:30:00
  • 179:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「オレなぁ明日捕まるかもしれんねん。」
    はい?なんだって?
    「ってか捕まるねんやん。つかまらんかったらいけるで!」「何で捕まるん!?」
    ショックだった。

    2005-08-08 02:33:00
  • 180:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「原チャぱくったんばれてん。」
    はぁぁぁ!?
    「そっかぁ…そしたら明日また連絡してや。」
    「わかった!ごめんな!」
    おいおい。ポリも勘弁ならんなぁ…

    2005-08-08 02:34:00
  • 181:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    みんなに伝えた。「ありえへんやん!」みんな口を揃えて言った。
    その日まいと一緒にチョコを作った。捕まらない事を祈りながら。

    2005-08-08 02:35:00
  • 182:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    バレンタイン当日、朝からノッポとメールをしていた。
    『今から出頭してくるわ!』
    『わかった★捕まらんといてな!』
    何故か切なかった。ノッポだけじゃなくその時期は周りの男が結構捕まっていた。

    2005-08-08 02:36:00
  • 183:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    まぁ捕まらんやろうと思い、居酒屋のバイトに行った。
    暇なとき、携帯を見たけどノッポからの連絡はなかった。
    気になってきてバイトを上がった瞬間、ノッポに電話をした。

    2005-08-08 02:37:00
  • 184:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    電波が飛んでいた。何回かけてもずっと変わらなかった。
    信じたくなくてゆうじに掛けた。
    「なぁ、ノッポって捕まったん!?」「捕まったやろな。」
    涙が出て来た。ゆうじとの電話を切った瞬間にまいに電話をかけた。
    「ノッポ捕まったってぇぇ」「まぢで!?ってか泣いてるん!?大丈夫かぁ!?」

    2005-08-08 02:38:00
  • 185:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    やばい、好きになってるのまいにばれる!
    「いや、多少なりともショックやん!笑」言い訳をした。
    「手紙一緒に書こうな!」「うん!ありがとう!」

    2005-08-08 02:39:00
  • 186:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    とりあえず家に帰って作ったチョコをおばあちゃんと食べた。
    おばあちゃんは少し不思議そうにしていた。
    今日捕まったって事は留置で三日、鑑べで一ヶ月や。ってことはまだまだやん!!
    最悪!!

    2005-08-08 02:40:00
  • 187:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    何日かしてまいと一緒に手紙を書いた。
    何て書いたらいいのかわからなくてありきたりな事を書きまくった。
    数日して返事が来た。嬉しかった。まさか返事が来るとは思っていなかった。

    2005-08-08 02:41:00
  • 188:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    その手紙には読んでいくと付き合おうと書かれていた。
    まぢ!?やっば!嬉しい!
    すぐにまた学校でみんなに報告した。
    みんなはやったやん!と喜んでくれた。

    2005-08-08 02:46:00
  • 189:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    何回かノッポと手紙のやりとりをした。
    そういえばもうすぐ出てくる。
    チョコ作らなきゃ!
    2回目となるバレンタインチョコを作った。

    2005-08-08 02:47:00
  • 190:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    作った次の日、みんなと公園で喋っていた。
    夕方携帯が鳴った。しかもこの着メロは…
    私は思わず「ノッポやぁぁぁ!!」
    公園に響きわたるほど叫んだ。

    2005-08-08 02:47:00
  • 191:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    すぐに電話に出た。
    「帰ってきたで!笑」
    「おかえり!笑」
    周りのみんなは私に注目していた。

    2005-08-08 02:48:00
  • 192:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「今からあお!」私は何故か積極的。チョコ渡さなきゃ!
    電話を切り、みんなの顔を見た。
    「やったなぁぁ!!」「みんなありがとぉ!」
    「てかはよノッポんとこ行ってこい!!笑」「うん!ありがとう!」

    2005-08-08 02:49:00
  • 193:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私はダッシュでチャリに乗り、家にチョコを取りに帰り、制服のままノッポのとこに向かった。約束の公園に着いた。
    ノッポがいた。なんか恥ずかしい。

    2005-08-08 02:50:00
  • 194:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ノッポはベンチに座ってた。私はすぐにチョコを渡した。
    「おかえり!おそなったけど、はい!」「まぢで!?ありがとう!」
    なんか気まずい。笑

    2005-08-08 02:53:00
  • 195:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    それから二人でかんべの話や色んな話をした。
    「ってかあたしら付き合ったのいつからなん?」気になってた事を言った。
    「今日にしよや!笑」なかなかぎこい。なんだかんだ喋ってその日は帰った

    2005-08-08 02:54:00
  • 196:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    そんな私を見てまい達は最初の方は仕方ないなぁとあったかい目で見てくれていたが、さぼり続けて行くとさすがにまい達も怒り出した。
    わかっていたけど理性が働かない。
    ノッポは女経験が少ない。そのせいなのかいつも優しく、私に甘い。
    私はノッポがかわいくてかわいくて仕方がなかった。
    ノッポも私にはまっていた。

    2005-08-08 02:55:00
  • 197:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ノッポは私にバレンタインのお返しとして香水をくれた。
    GUCCIのラッシュだった。
    嬉しくて私は毎日欠かさずつけていた。
    たまに振り過ぎだと言われたりした。笑

    2005-08-08 02:56:00
  • 198:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    しかし、私は何でも言うことを聞くノッポに不満があった。
    男のくせに何でも言う事を聞く、好き好きうざい。など、嫌気がさしてきた。
    好きだけど嫌になったので別れを告げた。彼は泣きながらそれを拒んだ。
    男のくせに泣くなよ。余計無理になって別れた。

    2005-08-08 02:57:00
  • 199:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    けど、気持ちに私は負けてしまい、よりを戻した。
    私は意志が弱い。ノッポは喜んでまた付き合うことを了解した。
    ノッポのその行動が私を調子にのらした。こいつは私に惚れてる。
    変な自信がついてしまった。しかし相変わらずノッポは優しかった。

    2005-08-08 02:58:00
  • 200:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ある日、ノッポと公園にいたとき、私の携帯に知らない番号から掛かってきた。
    「もしもし?」「もしもし、のぞみ?元気しとった?」聞き覚えのある声。

    2005-08-08 02:59:00
  • 201:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    有希の母だった。
    色々話していたが、彼女はもぅ私のママじゃない。
    前のようにママと呼べるわけでもなく、曖昧な呼び方をした。
    「のぞみに弟も出来てんで」
    はい??あっそういう事で私達から飛んだんだ。

    2005-08-08 03:00:00
  • 202:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    有希の母は続けた。
    「のぞみもまだ私の娘やで。親権も私がまだもってるし。」
    は?親権?
    あんたまだ私のおかん?飛んどいて母きどり?
    あんたなんかいらん。有希だけに会いたいねん。

    2005-08-08 03:02:00
  • 203:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    けど私はこぅぃう時はいつも自分の気持ちを表に出さない。
    聞けば聞く程、私をどうにか丸め込もうとする。
    人は年を取れば取るほど悪知恵がついたり純粋な気持ちを忘れる。
    今携帯で私と喋ってる二人も子どもがいる女もそうだ。

    2005-08-08 03:08:00
  • 204:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「引越しした家にも弟に会いに遊びにきてよぉ」
    「ぅん、わかった。今、人といるからまた掛けるね。」
    やっと苦痛な電話が終わった。私は苦しくなって傍にいたノッポにより掛かった。

    2005-08-08 03:09:00
  • 205:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ノッポは私を見て少し困惑していた様子だった。
    「ノッポ、ごめんな。」
    「俺も何にも言えなくてごめんな。」
    こいつは本当に優しい。

    2005-08-08 03:11:00
  • 206:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私は、ノッポの存在が出来て、リストカットをしなくなった。
    居場所が彼に出来たから。何も言わず私に優しい。
    けどたまにそれが嫌。けど大好きだった。

    2005-08-08 03:12:00
  • 207:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ノッポはギュッと私を抱きしめてくれた。
    ありがとう…私は幸せだよ。
    家に帰り、おばあちゃんに有希の母から連絡があった事を伝えた。
    おばあちゃんは驚いていた。

    2005-08-08 03:14:00
  • 208:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「おばあちゃんたちには、もう今日は遅いから明日連絡するって」
    とりあえず、電話で喋った事をおばあちゃんに全て報告した。
    「あんた、向こうの家絶対行ったらあかんで。」
    「なんで?」

    2005-08-08 03:15:00
  • 209:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「当たり前やんか!」
    おばあちゃん怒り出した?けど何で?家行くぐらい何があかんねん。
    「さりなちゃんを裏切る行為やからや。」
    「は?家行くだけで裏切りなん?じゃぁ有希会うなって事なん!?」
    また喧嘩になった。

    2005-08-08 03:15:00
  • 210:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「何が裏切りで何が裏切りじゃないん!?パパはどうなるん!?あの人(さりな)がおるときだって女と浮気しとったり、あの人がパパの子妊娠しておろした事とか!あたしを捨て掛けたりしてるやんけ!」
    「あんたはあほか!今さりなちゃん頑張ってくれてんねんど!」
    「だから何?あの人だって前のだんなとか子供を裏切ってるやんけ!」

    2005-08-08 10:12:00
  • 211:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私だけ裏切り者だと言われるのが腹がたって仕方なかった。
    「有希のママだって一応あたしのママしとったやん!しかも今は私だって割り切れるわ!」「あんたは何もわからん子やな!」
    「うるさいわ!何もわからんように目ぇつむって育ったんじゃ!」
    私はまた家を飛び出した。

    2005-08-08 10:19:00
  • 212:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    おばあちゃんに追い掛けられないように裸足で走って逃げた。何が悪いんよ。こんな環境にしたんあんたらやんか。
    このとき初めて自分の家庭を否定した。そして、つらいと思った。
    私は外に出るとき携帯を持っていた。
    おばあちゃんからの鬼電話。
    出てもどうせまた罵声を聞くだけ。

    2005-08-08 10:21:00
  • 213:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ノッポに会いたい。
    おばあちゃんを着信拒否をしてノッポに掛けた。
    「ノッポ、私またやっちゃった。」私はノッポと付き合っても家で喧嘩をすれば家を飛び出していた。ノッポは必ず、私が飛び出したら私のとこに駆け付けてくれていた。
    私はノッポと付き合ってから余計軽い喧嘩でも家を飛び出していた。
    この日も、ノッポが私の元に駆け付けて来た。

    2005-08-08 10:22:00
  • 214:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「心配かける奴やなぁ!」笑いながらノッポは頭を撫でてくれた。
    私はノッポの顔を見るとさっきまでの嫌な気持ちがすぅっと消えていた。
    私は彼に癒されて家に帰った。

    2005-08-08 10:26:00
  • 215:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    おばあちゃんは起きていた。
    「どこ行ってたん!?」
    うるさい。
    おばあちゃんはすごく過保護な人だった。
    だから余計うざかった。何も言わず寝た。

    2005-08-09 00:50:00
  • 216:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    何日か過ぎたある日、ノッポがペアリングを買ってくれた。
    以前からペアリングの話が出ていた。
    だか、私達はお金がなかった。ノッポなんかバイトさえしていなかった。私たちはせっかく買うのだったらブランドのやつにしようと思っていた。
    ノッポはバイトをしだした。その初給料でペアリングを買った。
    ティファニーの店に行った。明らかに二人は浮いていた。笑

    2005-08-09 00:51:00
  • 217:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    名前を彫ってもらうために2週間待ちになった。二人でウキウキした。2週間が経ち、取りに行った。
    そしてラブホに行き、二人で指輪をはめあいっこをした。 このペアリングで本間にずっと一緒にいられる気がしていた。
    ノッポはペアリング以外にもペアネックを私に渡してきた。
    お揃いの物が増えて行く。嬉しくてネックもはずす事なく毎日を過ごした。

    2005-08-09 00:54:00
  • 218:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    夏休みになり、有希が家に来る事になった。
    有希を家に送りに有希の母も車できた。
    「お姉ちゃん!!」元気な声で有希が車から出て来た。
    有希の母も出て来た。

    2005-08-09 00:55:00
  • 219:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    有希の母は少し痩せたように見えた。
    車の中にはベビーシートがあった。
    私に気付いたのか、有希の母が「のぞみ、この子えいじって言うねんよ。」

    2005-08-09 01:02:00
  • 220:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    呼吸の仕方、反応がおかしかった。
    もしかしてこの子…
    「お姉ちゃん!なんでえいちゃんばっかりなん?」
    ちょっとふてくされた有希に目が行った。

    2005-08-09 01:05:00
  • 221:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「ごめん、ごめん!有希、弟出来て良かったな!」
    有希はまたふてくされて「みんなえいちゃんばっかやもん…」
    寂しそうに言った。 とりあえず家で少し話すことになり、家に入った。
    有希の母はえいじの事を話しだした。

    2005-08-09 01:06:00
  • 222:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    えいじは実はダウン症だと言った。
    原因は有希の母がえいじがお腹にいるときにヘビースモーカーだった事らしい。
    たかがたばこ。されどたばこだと思って少し恐くなった。

    2005-08-09 01:07:00
  • 223:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    ダウン症とは私はぁまり詳しくはないんですが、説明すると成長が遅れ、言葉もはっきり話せなくて、歩くのも少し困難な病気の事です。
    説明下手ですいませんm(_ _;)m

    2005-08-09 01:08:00
  • 224:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    有希だけを残し、有希の母とえいじは帰った。
    有希はやっぱりいっぱい甘えて来た。
    弟にみんなかかりっきりで、有希はずっと寂しい思いをしてたはずだ。
    有希は相手してと言わんばかりに私にくっつき虫になっていた。

    2005-08-09 01:09:00
  • 225:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    有希はこんなに小さくても姉として頑張っていた。有希の母は夜の仕事で夜は家にいない為、えいじの世話は姉の有希が面倒をみている。
    しかも自分の母にも甘えられない。まだ小学1年だというのに…。だから私がいる家では一番下の有希だから甘えたになるのだろう。
    わがままいっぱい言うし、とてつもなくすねる。お手上げ並の存在になっていた。

    2005-08-09 01:10:00
  • 226:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    夜になり、花火をする事になった。ノッポも呼んだ。
    三人仲良く花火をした。有希が「お姉ちゃんよりお兄ちゃんが優しいから好きぃ!」
    私は優しくないと言うのか?笑
    「結婚したら有希も入れてね!」かわいくて仕方なかった。

    2005-08-09 01:11:00
  • 227:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    夜寝るとき、有希は私を抱き枕のようにして寝た。
    寂しかったんだろうなと思いつつ、私は抱き枕になった気分で寝た。
    次の日、有希は帰って行った。もう会えなくなるなんて思ってなかった。
    またいつもと同じ生活を私は送っていた。

    2005-08-09 01:12:00
  • 228:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私はバイトや学校生活、ノッポ、忙しくて、有希と会おうとしなかった。
    ゆっくりしたときに会いたいと思っていた。そして私は無事に学校を卒業した。

    2005-08-09 01:13:00
  • 229:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    また有希に会おうと思い、おばあちゃんに言った。すると
    「もう、有希には会われへんよ。」
    ん?どういう意味?有希の母がまた再婚したらしかった。
    もう、有希に会えない…そう思った。
    しかし最後に会えるようになった。

    2005-08-09 01:15:00
  • 230:

    のぞみ ◆5gLMLnAz.Y

    コピペして下さってる方ぇ
    長いのに毎度お疲れさまです★

    2005-08-09 01:15:00
  • 231:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    久々に会った有希はまたおっきくなった気がした。
    生意気になっていたが、甘えたでかわいいのは変わらなかった。
    これで最後になるのか…

    2005-08-09 01:16:00
  • 232:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    有希はきっと何も知らない。
    いっぱいプリクラ、写真を撮った。
    無邪気にはしゃいでる有希はもう見れない… そう思うとつらかった。

    2005-08-09 01:17:00
  • 233:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「お姉ちゃん、有希なぁ、ずっとお姉ちゃんと一緒にいたい!」心が痛んだ。
    「有希、わがまま言ったらあかんで。有希はお姉ちゃんの妹やろ?今のパパ好きやろ?」「ぅん、けどなぁ今のパパよりお姉チャンが好きやもん!」
    どうしようもない気持ちになった。私は有希を抱きしめた。
    「お姉チャンだって有希と一緒にいたいよ…ごめんな。」
    「お姉チャンがなんで謝るん?」

    2005-08-09 01:18:00
  • 234:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    本当に子どもは純粋だとつくづく思った。それから私達は家で遊んでいた。
    有希が帰る前、有希は寂しそうにしていた。
    私は何にも知らない有希に悪い気がした。有希はまた私に会えると思っていたから…。「有希、あんな大事なお話がぁるねん。」有希は頷いて聞いた。

    2005-08-09 01:20:00
  • 235:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「もう、有希とお姉チャンは今日で会われへんくなるねんな。」
    「なんでぇ?有希悪い事した?」
    悲しそうな顔して私を見た。どう答えたらいいかわからなかった。

    2005-08-09 01:21:00
  • 236:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「おっきくなったらわかるけどな、有希は新しいパパ出来たやろ?お姉チャンは有希達の邪魔は出来ひんねん。」
    有希は小さいなりに解釈したのか泣き出した。
    「いややぁぁ!」

    2005-08-09 01:22:00
  • 237:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「有希、泣いたらあかんよ。」
    私も泣きそうになった。有希は何度も嫌だと言って泣きやまなかった。
    「お姉ちゃんがいいもん。有希なぁっっいい子でいるからぁぁ。何で離れなあかんの?」何でって…とうとう私も泣いてしまった。

    2005-08-09 01:23:00
  • 238:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「お姉チャンだって有希と会えなくなるん嫌やで。けど、仕方ないねん…」
    私は有希を見れなかった。泣いてる有希を見たらつらくなるから…。
    「有希、あんたはお姉チャンの妹やろ?泣いたらあかんよ。」

    2005-08-09 01:25:00
  • 239:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    「お姉チャンだって泣いてるやんかぁぁ」
    「あんたはお姉チャンに突っ込めるようになったなぁ」
    涙が出つつも笑いながら私は有希の頭を撫でた。
    「有希は私の妹やから頑張れるやろ?」有希はしゃくりあげるのをこらえて頷いた。

    2005-08-09 01:26:00
  • 240:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    何度も言ってしまうがかわいくてたまらなかった。
    「お姉チャン、有希会えなくても頑張るから!」有希は成長したみたいだ。
    私は安心した。しばらく有希と二人でまた泣いた。

    2005-08-09 01:27:00
  • 241:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    帰る時間になった。突然有希が指きりをしようと言ってきた。
    「有希が一人で会いに行く約束するから!」
    「わかった!お姉ちゃんもそのときまでに結婚しとくわ!笑」
    お互い指きりをして別れた。

    2005-08-09 01:28:00
  • 242:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    私は一人で部屋にこもった。写真を見た。
    生まれたときの猿みたいな有希…お揃いの服を着てる私達…私の真似をして変なポーズの有希… また涙が出た。

    2005-08-09 01:29:00
  • 243:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    もう、会えない…たった一人の妹…
    成長する姿まだまだ見たかった。有希の彼氏になる人も見たかった。
    もっと甘えさせたかった。

    2005-08-09 01:30:00
  • 244:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    けど、二人で指きりをした。
    また会うって。
    有希が大きくなったら私に会いに来てくれる。
    今は別々だけど姉妹だよ。

    2005-08-09 01:31:00
  • 245:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    有希へ
    家族みんな仲良くしてる?ぐれたらあかんで!頑張り過ぎもあかんで!お姉チャンの事たまには思ってや!笑
    えいじの事ちゃんとかわいがったりよ!お姉チャンはずっと有希の事思ってるからな!
    幸せになってな。

    2005-08-09 01:31:00
  • 246:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    読んでくれたみなさんへ
    シスコンな私の話を最後まで読んでくださってありがとうございます。
    この話を読んで兄弟姉妹を大切に思って頂けると嬉しいです。
    最後までありがとうございました。
    のぞみ

    2005-08-09 01:33:00
  • 247:

    のぞみ ◇5gLMLnAz.Y

    04/11/24〜05/2/12  旧掲示板完結作品 コピペ終了

    2005-08-09 01:34:00
  • 248:

    ぅみ

    何回読んでも感動する??コピペおつかれさまでした?

    2005-08-09 05:41:00
  • 249:

    長いコピペお疲れ様でした(;^_^A嬉しかったです★
    ぅみさんぁりがとぅ?

    2005-08-10 05:30:00
  • 250:

    ゅぃ

    めっちゃ感動したしぃ(>_

    2005-09-05 07:09:00
  • 251:

    名無しさん

    >>255
    新人ホステス日記? (のぞみさんの2作目)http://bbs.yoasobiweb.com//test/read.cgi/yomimono/1119218413/1-5" target="_blank">http://bbs.yoasobiweb.com//test/read.cgi/yomimono/1119218413/1-5
    妹の有希さんのことはここに少し書いてあったよ

    2005-09-05 07:36:00
  • 252:

    名無しさん

    2005-09-06 07:35:00
  • 253:

    名無しさん

    (???;)

    2005-10-09 15:11:00
  • 254:

    名無しさん

    (´_つ`)

    2005-10-09 15:34:00
  • 255:

    ????????

    ???

    2005-10-10 05:55:00
  • 256:

    名無しさん

    いやン?

    2005-11-06 17:20:00
  • 257:

    名無しさん

    2005-11-06 21:40:00
  • 258:

    名無しさん

    2005-11-07 02:02:00
  • 259:

    名無しさん

    2005-11-07 02:26:00
  • 260:

    名無しさん

    2005-11-13 23:06:00
  • 261:

    名無しさん

    2006-01-15 00:13:00
  • 262:

    名無しさん

    age

    2006-02-21 02:05:00
  • 263:

    名無しさん

    2006-04-17 18:32:00
  • 264:

    名無しさん

    2006-06-09 17:31:00
  • 265:

    名無しさん

    2006-06-09 19:50:00
  • 266:

    名無しさん

    2006-06-29 00:51:00
  • 267:

    名無しさん

    久々あげ

    2007-10-21 02:59:00
  • 268:

    名無しさん

    アゲ?

    2010-11-18 14:26:00
  • 269:

    名無しさん

    私は小学3年です。私には彼氏がいます彼と私はデートの時どちらかの家に行きだれもいないとき部屋で横になって裸で抱き合いますそれがだんだんエスカレートしていって学校の体育倉庫で服を脱がされまだ3年生ですが学年で1番大きいおっぱいを掴むように触られたりしゃぶったりされます最初は苦手だったんだけどだんだん気持ちよくなりサイコーです。しかもわたしは学年1美人でもてます。彼も同じ美男美女でよくみんなに羨ましく思われます。・・・このカキコを見たあなたは4日後に不幸が訪れますそれがイヤならこれをコピして5ヶ所カキコ下さい私の友達はこれを信じず4日後に親が死にました44日後友達は行方不明・・・いまだに手がかりもなく私はこのコピペを5ヶ所に張り付けましたすると7日後に彼氏ができ10日後に大嫌いな人が事故で入院しました。

    2010-11-18 19:55:00
  • 270:

    名無しさん

    アゲ

    2010-11-20 08:42:00
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