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蝶が舞う
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1:
黒沢美月
初めて小説を書かしていただきます。下手な文章や仕事の都合上更新が遅くなるかもしれませんが楽しんで下さると嬉しいです。
2005-12-31 02:02:00 -
41:
…なんて幸せそうな顔なんだろう。自分には何もない事が寂しくて惨めだった。「なんかゴメン。自分の話ばっかりして…綺羅ちゃんは?彼氏とか」「私なんか…何もないですよ」冷えた枝豆をつまむとグチュっと音を立てて実が潰れた。別に食べたいわけではないが何かに触れていないと落ち着かなかった。私なんか…何もないじゃないか。ただ少しの会話と彼の顔を見るだけで勝手に幸せな気分に浸っているだけだ。
2006-02-05 20:54:00 -
42:
私だって愛してほしい。壊れるほど愛してもらいたい。他には何もいらないからただ愛が欲しいの。誰からも愛されるようにとつけられたこの名前が憎らしかった。私は一度でも誰かから死ぬほど愛してもらえた事があるのだろうか。お願いだから誰か私を必要としてよ。まゆりさんと別れた後虚しさがこみあげてきた。。流れても流れても止まることはない涙。そのうち歩くのも億劫になりHEP前で座り込んだ。
2006-02-05 21:20:00 -
43:
通行人は泣いている私に目もくれずに早足で家路へ急ぐ。今日はその無関心さがありがたかった。胸が苦しい。座り込んだまま電話帳をスライドしていく。「店長」迷わずに通話ボタンを押した。「プッ…プッ…」しばらくしてコール音がなり響く。「もしもし?」斎藤の声だ。ずっと聞きたかった声。「…寂しい…寂しい。助けて」「綺羅?どしたん?」「店長…私店長の事が好き…」「…お前酔ってるやろ?」「酔ってない!最初に会った時からずっと好きやった。付き合って」「…ホンマか。ありがとうな。でも付き合う事はできん」
2006-02-05 21:48:00 -
44:
「…なんで?」目の前が真っ暗になる。血の気が引いていくのが分かった。「お前は店の子。俺は店長。恋愛対象として見てないの。ましてやお前はまだ若いねんからもっといい男見つけて早く風俗上がれ」「…嫌や。店長がいい」「俺とおっても幸せになれんし無理やから」「…絶対?」「うん。絶対無理」これ以上彼の声を聞くのは今の私にとって酷でしかない。なんで電話なんかしたんだろう。私は何を期待していたの。何も言えずに電話を一方的に切ってしまった。ここから動けずに座り込んだまま泣き崩れる。
2006-02-05 22:13:00 -
47:
なぜこんなにも苦しいほど求めてる愛情を誰もくれないの?私はこのまま愛される事を知らず真っ暗な闇の中でひっそりと死んでいくんだろうか。―そんなのは嫌だ―怖くて怖くて寂しくて辛い。この仕事を続けているうちに心が壊れてしまったのかもしれない。ボロボロ泣いた。通行人はみんな見なかったフリをしながら避けて通っていく。こんな女なんか誰も相手にしたくはないだろう。誰だって面倒な事はごめんだ…誰か私を愛してよ。私いい子でいるから。「何泣いてんの?」
2006-02-07 00:11:00 -
48:
「…」無言のまま見上げるとそこにはホストが立っていた。「彼氏と喧嘩した?」彼は隣に腰を下ろして顔を覗きこむ。首を横に振りながら「彼氏おらんよ」と呟いた。「いや泣きながら電話してたから…」彼は煙草に火をつけた。「…なんでもない」そんなところを見られてたなんて恥ずかしくて携帯を鞄に投げ入れた。「今から俺とデートしよっか」彼は煙を空中に吐きだすと手を握ってきた。その手は泣きたくなるほど温かくて気付かれないように横を向いて涙を流した。「ここ寒くない?店行こうか?」私は頷く。彼は私の頭を撫でると「可愛い」と言ってくれた。煙草を消すと立ち上がって歩き出す。あの煙草の火のように私の恋は消えたんだ。次の恋をしたければまた火をつければいいだけ。私とまゆりさんは違う。彼女はきっと誰からも愛してもらえる。私はこの際嘘でもいいの。便利な女と言われても平気。でもお願いだからこれだけは聞いて。ちゃんとお金は払うから会ってる間だけは私を本気で愛して愛してるフリをして下さい。
《愛・終わり》
2006-02-07 14:57:00 -
49:
名無しさん
菜摘ひかるの真似しかできんの?自分なりの文章をつくってみたら?
2006-03-07 13:22:00