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1:
もりやまはな
早く来て…今日もまた?錠買ってしまった…4500円…相場より500円安かったから…別にやめれない訳じゃなぃんだけど…薬で自分をつかまえとけば…自分を自分でつかまえとけば…誰も来なくても生きていける。
2005-10-25 12:03:00 -
251:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
すぐ返信がきた。
わかった!入る時にハマケンの知り合いですって言うて!ほんならDoorなしなるからo(^-^)oまじありがとう!友達に行きたいて言う子おったらまた教えてな!2005-11-09 14:28:00 -
252:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
わかったぁー★チケいつもらえる?
むちゃ早いHAMADAからの返信(笑)
来週か再来週でもいい!?てか前もメールしたと思うけど紹介とかいらん!?(^^)2005-11-09 18:21:00 -
253:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
いらん…紹介とかいらん(笑)HAMADAの友達とか…いらん
今はいらんかも(笑)じゃぁ再来週でいい曜日あったらメールちょーだい!
そかー(:_;)むっちゃ男前紹介したかってんけどな↓わかった!またメールするわ!ありがとう!2005-11-09 18:24:00 -
254:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ハマケンってシムケン(志村けん)みたいやな(笑)保健室の天上は校庭の池の光りが反射してチラチラと光っていた。なんだか眠れなくて天上の丸い穴を数えたり、アプリをしたりして時間をつぶした。…聡クンにメールを入れたりもした。このままぽかぽかしたこの部屋で、ずっとゴロゴロしていたい。
2005-11-10 02:15:00 -
255:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
すぐ連絡してこいや??今から迎えに行くから会おや?
うん?
聡クン…今あたしの頼れる人はもう聡クンしかいない。2005-11-10 02:24:00 -
256:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
聡くんと梅田に4時の約束をした。薬…どうやってやめたらいいんやろ。インターネットとかで見たらいいねん!パソコン見せてもらお。大丈夫!大丈夫!大丈夫!…一人でテンションがあがり過ぎて、横においてあった白いボールみたいなのに吐いてしまった。へんな色の細かい泡が口からぼわぼわ出てきた。ボールにへばりつく泡を見て思い出したのは、悦子のこと…。悦子もあたしも死ぬんかな。なんでマナやヨネダは死なへんねん!意味のわからない怒りがすごい勢いでこみあがってくる。
2005-11-10 11:20:00 -
257:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
狂ったわけじゃない!自分で自分はおかしなってるってわかってる!正気や!あたしは正気や!大丈夫!大丈夫!でもすごい重い怒りが消えない。イライラする。もう一度吐いた。頭が勝手に小刻みに揺れ出す、わざとじゃない、ほんまに勝手に揺れ出した。ベットはキシキシと音をたてる。白いシーツの端を口にいれて強く噛み、手がちぎれてしまうくらいに強く毛布を掴んだ。…30分くらいそうしてたんかな?気がついたら寝てた。終わりのホームルームの時間に、保健室の先生が起こしてくれて教室に戻った。「森山さん!ごめん欠課カード渡すの忘れてたわ!」
2005-11-10 11:28:00 -
258:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「森山さん!森山さん!」………あっあたしか(笑)
2005-11-10 11:29:00 -
259:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたし森山華になったんや…テストん時名前書くん気をつけないと(-.-;)めんどくさ。ユウキがザラに行きたいと言うので、早めに梅田に行きザラで待つことにした。ところがユウキが化粧をするのを待っていたら、結局ザラについた頃には4時をまわっていた。
今ソフマップの前?奥まで行ったら?帰りにくいからこっちまで来てくれー?
聡クンからきたメールをユウキに見せ、そのままバイバイした。阪急前でキャッチしてる奴がデブタに声をかけている、デブ専ソープにでも売るつもりなんだろう。制服着てたらキャッチされんくてホンマ楽。2005-11-10 12:27:00 -
260:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
制服の女と歩くんってそんな嫌なことなんや…。結局、色々案は出たものの行きたい所もないので、あたし達は聡くん家に行くことにした。最初から家行くもんやと思ってたから、たいして抵抗はなかった。車内では結構会話は絶えなくて、よく行くクラブとか好きな音楽の話をした。家のことはやっぱり話さなかった。聡くんも心配していたとは言うものの、それ以上なにも聞かないでいてくれた。43号線を走ってしばらくすると、聡クンの大学が見えてきた。
2005-11-10 12:44:00 -
261:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
43号線をおりて聡クンのマンションに到着。白いシンプルなマンションで、まだ新しそうだった。狭いけれどエントランスがあって、ワインレッド色のソファーセットの上に、小さなシャンデリアが飾られていた。
2005-11-10 13:01:00 -
262:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「2階やから階段であがろ」「うん。」非常階段は薄暗くて、足音がコンクリートに響いた。「ハウルの動く城のDVDあるで」「えっ!見たい!買ったん?」「ううん。パソコンで違法サイトがあって取れる(笑)」「オタク(笑)聡クンちゃんねらーとかちゃうん!?」「ちゃんねらーとか言う時点でお前がオタクじゃ(笑)」聡クンの部屋には表札は出てなかった。中に入ると、和風な部屋で白と茶色に統一されていた。「ひろーいやん」多分20畳弱くらいある。「やろ?この部屋だけ広かってん。でもワンルームやから屏風で仕切ってるねん。」
2005-11-10 13:16:00 -
263:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
屏風には虎と人間が森の中で出くわしたシーンが描かれていた。「この人、虎に食べられそうやん(笑)」軽く頭を叩かれる「習ったやろー。これ三月記やで?」「なにそれ???」「無知の知…」「ムチムチ?」「…」なんだか変な空気になったので、屏風の話はやめにして、パソコンを触らせてもらった。白のノートパソコンにはステッカーがいっぱい貼ってあって、テレビが見れるようになっていた。壁紙がアッシャーだったのがむちゃくちゃ意外だった(笑)
2005-11-11 09:57:00 -
264:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「学校でパソコンせーへんの?」人差し指で慎重にカチカチとボタンを押すあたしに聡クンが一言…「なんかホームページ作成とかやったらやったけど…友達のんコピーした(笑)」何枚か役にたちそぉーなページをプリントアウトしてもらった。「こんなんせんでも、俺普通にやめれたけどなぁ」なぜか自慢げな聡クン…。
2005-11-11 10:09:00 -
265:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ジョジョにじゃなくて、出来るだけ早くやめたいねん。」プリントしてもらった紙の束を鞄に入れた。なんだか目の前ではじっくり読みにくくて、家に帰って一人で読むことにした。「あっそうや俺オタクじゃないけど、むちゃおもろいもん持ってるで(笑)」「なになに!?」お気に入りのボタンから聡クンが出したサイトは…元は携帯用のサイトのようだった。「なにこれ?魔法の?ラ○ドのやつ?」「うん。携帯小説やねんやん、結構おもろいで。」「へー。あたしも友達とホムペ作ったけど完璧放置やねん(笑)」「あかんやん」聡クン…やっぱりオタクかも(笑)
2005-11-11 11:42:00 -
266:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
二階なのに方角がいいのか聡クンの部屋は夕日が差し込んで白の壁紙がオレンジ色に染まっていたのに、あっという間に外は暗くなって、たった30分くらいしかたっていないのにパソコンを終えるとあたし達はすることがなくなってしまった。こういう時はどうするんや(笑)ログハウスにいた時はなんもなくても結構話あったのに…。何話したらいいんやろ。悩みはしたもののなんか今更、気ぃ使うのもめんどくさくなって、壁にかけてあるスダレに飾られたCDの歌詞カードや、もろ大学生ライフな飲み会らしき時のポラロイドを眺めていた。
2005-11-11 18:09:00 -
267:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんか保健室にいた時みたいなんもうなれへんなぁー…。よかった。いくら薬パーで知り合ったとはいえ、ひとん家であんなんなったらしゃれならん。「華ちゃーん…晩御飯食べに行こか?」先に沈黙に負けたのは聡くんらしい…「えー…でも制服嫌なんやろ(笑)」スカートのすそを軽く持ち上げて苦笑いの私。「制服は好きやけど、横歩くんが嫌なだけ!…んーでもじゃぁ、ほか弁かなんか買って家で食べる?」「あーそうしよ!あたしすき焼き弁当うどん入りがいい!」二つ信号を渡った所にほか弁屋があったので聡クンが買いに行ってくれた。
2005-11-11 18:26:00 -
269:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
出て来たのは一枚のDVD…「集団コギャル痴女?」
2005-11-14 02:48:00 -
270:
名無しさん
age
2005-11-15 15:27:00 -
271:
名無しさん
終わりなん?
2005-11-17 10:34:00 -
272:
作者 ◆DEP4IVx7X6
306さん307さん
書き込みありがとうございます。今から更新します。また感想などありましたら宜しくお願いします☆2005-11-17 21:39:00 -
273:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
・・・・衛星ですらやらないマニアの領域やん(笑)
2005-11-17 21:45:00 -
274:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
なんかむっちゃ意外。デッキの中にDVDを戻し、なんのことはなくソファーに戻った。ここであれ見てオナってんかと思ったら更に笑えた。長針の位置が左半分に移動しそうになった頃、やっとスタスタとコンクリを蹴るスニカーの音と、チャリチャリと鍵を振り回す音が聞こえ「あーけて」扉のむこうから聡くんの声が聞こえた。
2005-11-17 21:53:00 -
275:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「開いてるで(笑)」扉を開けた瞬間、ホカ弁のいい匂い。「あほーかー。鍵かけとかなあかんやん。」「遅かったなぁ。」「むっちゃ混んでたし。寒いから缶コーヒー買った瞬間に出来上がるし(笑)」まだ温かい缶コーヒーをあたしのほっぺたに押し付けるフリをして、笑う聡君。黒目の大きな目は、笑うと目の下のとこがぷっくり膨らみ、少したれ目になる。
2005-11-17 21:57:00 -
277:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「すき焼き弁当うどんいらんかった?」いつもは一つだけのほか弁のフタも今日は二つかさなってテーブルの真ん中にまとめられてる。「ううん。うどん有りでいいよ」「多かったら残しな、俺食べるし。」聡クンはガツガツと弁当を飲み込むように食べた、よっぽどお腹がすいていたらしい。すき焼き弁当の生卵を、そのまますき焼きにかけてガツガツガツガツ。
2005-11-18 01:29:00 -
278:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
誰かと一緒に食事するん…なんか苦手。食べながらしゃべるタイミングがよくわからん。聡クンはガツガツ食べて何か話す気もないみたいなので、だまって箸をすすめた。「華さん、今日泊まれば?」ゲップを飲み込んで押さえながら聡クンが言った。「化粧落としとか持ってきてないもん(笑)」泊まって何すんの…エッチ?ラブホでエッチせんかった二人が!?(笑)「なんか前の女のんあるで。泊まりや」下心はなさそうな表情。…まぁ別に聡クンやしエッチして困る理由もないか。「考えとくわ。なんか変なDVDみつけてもたし(笑)」
2005-11-18 01:38:00 -
279:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
そこからはご飯中にはありえないようなエッチな話で盛り上がった。ご飯を半分くらい食べると、なんか吐き気がしてきて、すき焼きはほとんど残ってたけど、すき焼きお弁当を冷蔵庫にいれた。時計を見ると九時前…今から送ってとは言いにくいし、言うきっかけをつかめそうにはなかった。「はい、制服あっちのハンガーにかけとき」と部屋着を渡してくる聡クンは泊める気満々みたいやし(失笑)二人でコロコロのついたベッドをテレビの見やすい位置に動かして、ハウルの動く城のDVDを見た。ピンってなんかお尻がレオと似てるなぁ(笑)
2005-11-18 01:58:00 -
280:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「なんかパッとせんやろ(笑)」停止ボタンを押しながら聡クン。「うーん。なんかキムタクの役もっとカッコイイんかと思ってた(笑)」「やろ!?でも二回目見たら一回目よりおもろいで。」「あーぽいなぁ。次陣内のDVDみして♪」「えーまだ見んの(笑)じゃぁ俺風呂入って来るから見とき」「うん」聡クンがお風呂に入ってる間、ずっとシャワーの音がした。出しっぱなしらしい…変な人。陣内のDVDの声聞こえにくいやんか。
2005-11-18 02:21:00 -
281:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
陣内があたしの好きなオウムのネタをやり始めた頃、ガタガタと雑に風呂場の扉を開ける音。「華は風呂どーすんの?」やっぱり泊まり決定やねんね(笑)あたしに選択権なしかい。「うーん…いいわ朝か夜中入るわ。」腰にバスタオルを緩く巻き、オールバックにした髪を絞りながら部屋に入ってきた。「床濡れるで」「一人恐いんちゃうかと思ってマッハで入ってきた」それでシャワー出しっぱなしやったんか。聡クンてなんかこーいう優しさすごいあるよなぁ。濡れた髪の毛は結構長くて、アシメトリーな髪形の一番長い部分が鎖骨にぺたりと張り付いていた。
2005-11-18 02:36:00 -
282:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「髪の毛乾かしてぇ-」ベッドに無理矢理寝転ぼうとした聡クンの濡れた体がぺとぺとする「濡れてるやん。風邪ひくで!濡れる!あっち行け」壁にもたれながら足で押してベッドの下に突き落とした。「いったぁ。華痛いやんかー」ベッドの下で腹ばいになったままこちらを睨む聡クン。「体ふきって」濡れた背中のスジのはしった筋肉、バランスのいい体つきを見た時、ラブホのガラス越しに見た後ろ姿を思い出した。「聡クンってなんかスポーツしてたん?」古着っぽい部屋着を着て例の虎の後ろから出てきた聡クンに聞いてみた。「してたで、サッカーとハンドボール」
2005-11-18 02:51:00 -
283:
名無しさん
続き気になる☆
2005-11-18 03:04:00 -
284:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
それであんなバランスいい筋肉なんや…。「なんで?」「いい体してるから?」「一応ハンドは一回近畿の選抜なってんで。でも上半身に重い筋肉つかんねんやん。ヨネとかの方がいい体やん。」ベッドに座った瞬間、さっぱりめのシャンプーの香り。「ヨネダ君?…顔しか覚えてない(笑)あの子らまだログハウスおるん?」「知ら-ん。おってももう関わらん方がいいで。遊びの度越したらあかんねんって、マナちゃんとか多分やばいで。あの子、変な根性ありそうやから危険。ユウキちゃんみたいなビビりの方が薬うまいこと使えるねって」「ふーん」
2005-11-18 03:10:00 -
285:
作者 ◆DEP4IVx7X6
320さん
なんて嬉しいお言葉☆ありがとうございますm(__)mまた感想などあれば宜しくお願いします!2005-11-18 03:13:00 -
286:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
アメリカサイズのシングルベッドに二人で寝転ぶ。あたしは仰向けに、聡君は腕で三角枕を作ってあたしを見下ろしてる。ノーマルな美男子じゃないけど、すごい優しい顔してるなぁ聡クンって。初めて会った時はあんま印象になかったけど。「聡クンって見てないようで、見てるねんな。ユウキびびりやで本間に。でもやたらとヤンチャしたがるねん。それに乗ってヤンチャしてマナが暴走すんのがいつものパターン。」「やろうなぁ。ユウキちゃん薬の副作用とかやたらと聞いてきたわ(笑)マナちゃんは二人分一気に使うし」「どっちがタイプ?」
2005-11-18 03:21:00 -
287:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「何を言い出すの(笑)マナちゃんヨネの彼女やから」あたしの髪の毛を軽くひっぱる「顔だけやったらどっち?」別に知りたくないけど、興味がないわけじゃない。「じゃぁ華はこの前の奴らの中やったら誰が良かったん?」期待しまくった含み笑いをわざとした聡君は、わざとじゃないかもしれないギリギリのとこまで顔を近づけてきた。「…ヨネダ君と聡クン以外顔覚えてない」←ほんまに覚えてないもん。「せこっ」「聡君は!?」「…んー…」あたしの髪から細い束を取り、指にクルクルと巻き付ける。
2005-11-18 03:29:00 -
288:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたしの前にも、こんなシチュエーションで、このアングルから聡クンの綺麗な鼻筋や、大きくて深い色の黒目や、このサッパリめのシャンプーの匂いや…こういう色んな物を感じていた人がいるんやろなぁ。なんか恋人でもないし、恋人になる気もないあたしが、今その位置におさまってる事がなんとなく申し訳なく思えた。
2005-11-18 03:33:00 -
289:
320
本とか苦手なんですが…ここはちゃんと読めます。感想とか苦手なんでちゃんとしたの書けなくて…すいません。
2005-11-18 03:47:00 -
290:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「俺はセイラかな?」?「誰よ(笑)」「集団痴女コギャルの一人」「なにそれー!(笑)」笑い転げるあたしをまたぎDVDを入れ換える。「見るか?集団痴女コギャル」「名作なん?(笑)」「いやB作。でもネタ的には名作(笑)」DVDをセットすると部屋の電気を消し、あたしの背中にペトリとくっついた聡クンは、「ん」と腕枕を耳の下から突っ込んできて枕を持っていった。ちょっと固めの聡クンの腕枕。
2005-11-18 03:47:00 -
291:
作者 ◆DEP4IVx7X6
320さん
ありがとうございます!私も本苦手?ではないんですが、なかなか読みたいと思う本が少なくて…。リアリティーがないと読みたいと思わない性格なので、自分の小説はフィクションだけど、なるべくエピソードや登場人物は実話や実在の人物などを参考に組み込むようにしてます。ほんと下手で誤字脱字多いですが、またシオリでも宜しくお願いします。2005-11-18 03:56:00 -
292:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
集団痴女コギャルは…たしかに集団で痴女だけど…百歩譲ってもコギャルじゃない奴らが出て来て、おっさんを縄で縛ってアソコ舐めさせたりオシッコ飲ませたり。…「きもー。これほんまにオシッコなんかな!?湯気たってるねんけど(笑)」「そーなんちゃう?」自分からこんなネタDVD見せといて、妙にノッテこない…なんやの君。
2005-11-18 04:02:00 -
293:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
その時だった。
聡君の左手があたしの借りたロンTを持ち上げ始めた。2005-11-18 04:04:00 -
294:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
別にエッチするのはいいけど…あたしだって手順ちゃんと踏んで欲しいし。なんとなく聡クンにムカついた。「さむーい」前を押さえて服を下げた。「じゃぁチュ-しよか」そんな急ぐなみっともないぞ聡…。
2005-11-18 04:07:00 -
296:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「なんでちゅーすんの?」「なんでちゅーしたあかんの?」別にこーいう時の言葉なんか信用できひんってわかってる。「する意味ないから」「なんでする意味ないん?」でもなんとなく一応は言って欲しい。後でみじめにならないように「うざいぞ聡ー」後で自分に言い訳が出来るように。「…なんなん(笑)言うて欲しいんかいや。」「別に…」そー言われるとむかつく…金とんぞオッサン。
2005-11-18 10:25:00 -
297:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
フワフワの羽毛ぶとんを足で蹴りどけ、あたしの上に多いかぶさってきた。「二回も我慢してんねんで?それだけじゃ気持ち伝わらんか?口で言うたって華、信用してくれへんやん(笑)」細身なのに聡クンの体は鉄みたいにずっしり重い。「…」「今すぐやりたい。普通に離したくない。」「…」「足りた?」「…足りひん」「(笑)」「(笑)」しばらくクスクスと笑いあった。そんなにおかしくもなかったけど、なぜか笑ってしまう。クスクスとニヤニヤの間みたいな笑い。人って照れると笑ってしまうんやなぁ。テレビでは相変わらず痴女がオッサンを襲ってる。
2005-11-18 10:39:00 -
298:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたしの髪の毛に何度も指を通し、そちらに目線をやりながら頬杖をつく。「好きやで」「…うん」その時の最初のキスは、あの時の朝のキスみたいな優しいキスだった。ただ重みが違う気がしたんは、あたしの勘違いかな?
2005-11-18 10:46:00 -
299:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんか漫画みたいなセックスやった。フワフワしてて、ゆっくりで、聡クン気持ちいいんかかなり不安やった。…けどなんか気持ち良かったらしく、聡クンは結構すぐにイッた。お腹に温かい感触が点々と増える。それをティッシュで拭き取ると「華、そこ座って」ベッドにこぼしたんかな?「どここぼしたん?(笑)」テレビの明かりだけを頼りにベッドのシーツに手を這わせた。「こぼしてないわ(笑)中学生か」「えっちがうの?(笑)」「そこ座って」「?」ベッドのへりに座り、足をぶらぶらさせた。聡クンはベッドと壁の間に落ちたパンツを拾い、履きこんだ。
2005-11-18 10:58:00 -
300:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「寒ないか?」「ちょっと寒いけど大丈夫」床に下り、あたしの前にしゃがむ。「華ってエッチん時の声可愛いな。声だけでちんちんギンギンなったし(笑)」「ギンギンとか死語やん(笑)」「じゃぁカチカチ?」そう言いながらアゴを突き出し、ぶつけるような軽いキス。「コチコチ?(笑)」そういうと今度は唇に吸い付くようなキス。聡クンの肩に置いた右手に少し力が入る。すると私の左足を持ち上げ、ベッドの上に上げ立て膝にさせられた。キスをしながら何度もあたしのスネを撫でる。もう片方の手で背中を強く前に押された。
2005-11-18 11:13:00 -
301:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
キスはちょっと激しくなって、カチカチと歯がぶつかる嫌な感触が、口の中に響いた。スネを撫でていた手がゆっくりと移動してきて足のつけねまできた時、「痛かったら言うてな」…ジージージー
バイブがあそこに押し当てられてた。「あたしバイブしたことないって!」いつの間に…パンツ取った時!?「サラやから大丈夫やって」そんなこと聞いてない。「嫌や」ジージージージージージージージージージージージー。片手であたしの体を支え、無言の聡クンはバイブを更に強く押し当てる。乳首を鼻でなぞると、吸い付いては離し、吸い付いて離しを繰り替えす2005-11-18 11:26:00 -
302:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「嫌…」
2005-11-19 14:47:00 -
303:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「嫌じゃなーいー(笑)」ジージージージージージー「そんなん…買ったん?」ジー「買うかよ(笑)サークルの合宿で当てた」ジー。体中に鳥肌がたち、体を支え切れなくなったあたしは、そっとベッドに寝かされた。ジーー。「気持ちいい?」「よくわからん。こそばい。」「そこで気持ちいいって言うてやぁ(笑)」体が熱い。「なんか熱くなってきた」「(笑)だってこのバイブ、雪塗ってあるもん」「!?」起き上がり聡クンを睨んだ。「んなわけないやん(笑)」「怒…」「(笑)」
2005-11-19 15:05:00 -
304:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
私のアソコに、聡クンの親指と人差し指がそっとそえられ、指の間から上に下にと大きく上下させられたバイブが入ってきた。なんかチンポより堅くて冷たい感じが、お腹の下から伝わってきた。「恥ずかしことしよか(笑)」ジー。聡クンの舌が上半身に吸い付くような優しいキスをする。バイブを突っ込んだまんま、上に下にゆっくり上下させながら、どんどん奥に入れられた。「ぁ…あぁ」足に力が入らない。「やっばー俺またチンポ立ってきた(笑)華その顔反則(笑)」もうひとつの手を私の指に持ってきて口の中に指を入れてきた。
2005-11-19 15:16:00 -
305:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
私のアソコに、聡クンの人差し指と中指がそっとそえられ、指の間から上に下にと大きく上下させられたバイブが入ってきた。なんかチンポより堅くて冷たい感じが、お腹の下から伝わってきた。「恥ずかしことしよか(笑)」ジー。聡クンの舌が上半身に吸い付くような優しいキスをする。バイブを突っ込んだまんま、上に下にゆっくり上下させながら、どんどん奥に入れられた。「ぁ…あぁ」足に力が入らない。「やっばー俺またチンポ立ってきた(笑)華その顔反則(笑)」もうひとつの手を私の指に持ってきて口の中に指を入れてきた。
2005-11-19 15:16:00 -
306:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
どうしたらいいかわからなかったので、チュパチュパ吸っといた。「あーごめん華にしてあげるつもりやってんけど、むちゃしたいわ(笑)」
…聡…君結構性欲あるね(笑)「気持ちいい?」「うん」「恥ずかしい?」「うん」「反則やわぁそんなエロい声ー(笑)」じゃぁ言わすなよ。べちょべちょになったバイブを抜き、スイッチを切ると、「どの体位がいい?」クリトリスを指で押さえながら、クルクル回す。「…なんでも」体の熱はひいたのに、何かが欲しくてたまらない。聡クンにそっと抱き着いた。「はーな」2005-11-19 15:27:00 -
307:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
温かい聡クンの体のむこう、青く光り続けるテレビ画面に照らされ、バイブがテカテカとテカり床に転がっている。…エッチしてる時って、気持ちいいのになんで急にこんな切ない気持ちになるんやろ…。
2005-11-20 02:18:00 -
308:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
こんなん思うんはあたしだけなんかな2005-11-20 02:21:00 -
309:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
結局その日はそのまま一発やって眠った。朝早く目が覚めたのでお風呂を借りて聡クンを起こし、学校と同じ沿線の駅まで送ってもらった。「付き合ってって言うたら華は俺のこと避けそうやから、付き合いたくなったら連絡してきて。それまでは俺からは連絡せんから。」
駆け引き?のために出たであろう聡クンのセリフは心に届くことはなかった。適当に笑ってごまかしたけど、いつもみたいにはのってくれなくて、少し怒ったみたいな顔をして「まじでや」と言うと黙り込んでしまった。必要のない沈黙になんかイライラした。2005-11-20 02:31:00 -
310:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
はっきり言うべきなんかな…。聡クンのこと好きかもしらん、ほんまに好きかも。ただ付き合いたいとは思わん、今はとかじゃなくて多分この先に何かあったとしても、付き合いたいとかは…思わん気がした。だらだらと恋愛を楽しめる相手が聡クンやとはどうしても思われへんかった。この好きの気持ちが明日にでも、下手したら車おりた瞬間にもなくなってしまうかもしれない。ずっと好きでいる自信も期待も聡クンには持てなかった。
2005-11-20 02:35:00 -
311:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんか車酔いしたんか気持ち悪い…サークルの話なんかどーでもいいから、早く車からおりたかった。
2005-11-20 02:37:00 -
312:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
その日は一段と冷え込んで、学校ではみんなスカートの下にジャージを履いていた。マナと悦子はやっぱり学校に来なくて、ユウキのおもんないおもろい話を、5時間目が終わるまでなんとなく聞いていた。
2005-11-20 02:47:00 -
313:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
やっぱ言うとくか一応。「なぁーユウキー」ディズニーショップで買いもしないクリスマス限定スティッチを吟味するユウキ。「ん?なぁこのスティッチ顔まがってない?」「さぁ…」
2005-11-20 03:00:00 -
314:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんか嫌やなぁーやっぱ言わんとこ。なんかこーいうんいちいち報告するんとか好きじゃないし…。相手がユウキやっていうんもなんか嫌(+_+)。「こんにちわぁはなさんやんな?」長めのスカートにファミリアのバッグ。自毛っぽいCカールなロングヘア。普通にかわいらしいフワフワした女の子。ニコリと笑った顔に歯並びの綺麗な白い歯が似合う。「こんにちわ。びっくりした(笑)」
…健二の彼女や。一回だけ玄関で会ったことある。
「あたしも(笑)間違えてたらどうしよかと思った(笑)買い物?」「友達のんついてきただけ」何話せゆーねん…(笑2005-11-20 03:10:00 -
316:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「前にもロフト前でみかけてんケド声かけたらいいかかなり迷ってんやん(笑)でその時むちゃ後で後悔したから…次見つけたら飛び付こうと思って(笑)」なんかこの人…しゃべったらイメージと違うなぁ。「飛び付いて(笑)」「健二に妹いじめるなって怒られそうやからやめとくわ(笑)またみかけたら声かけるし、はなさんからも飛び付いてな(笑)」「いや、華でいいです、飛び付くんで気をつけて下さいね(笑)」「(笑)んじゃぁバイバイ」一緒にいた女の子…むちゃスタイルいいなぁ。普通にあの二人ちょっと目立ってるし…
2005-11-20 03:16:00 -
317:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
話かけられて振り返った時、一瞬あがってしまった。ずばぬけて可愛いってことはない普通のこやのに…なんかオーラあった。「可愛い制服着てたらやっぱ目立つなぁ」八割方嫌味っぽいユウキの言葉。あんたが着ても似合わんと思う。「あたしらんとこの制服がダサ過ぎやねんって。プリクラ取りに行こ」「ファッキンで化粧直ししてから行こー」「うん。」クリスマスムードで街中が浮足立つ、去年のクリスマスは…たしかどっかのサークルのイベントに行ってたなぁ…本気おもんなくてテンションあげるために葉っぱしてマリパー状態になってた。
2005-11-20 03:28:00 -
318:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
その日、聡クンに何か連絡するわけでもヨシクンから連絡があるわけでもなく、奥さんが新しい家具を買っておいてくれたので御礼のメールをして、冬服の位置を換えた。そんなことをしていたら朝になってた。貧血がひどくて次の日は学校を休んだ。…今回の期末…やっぱ終わったな(笑)2、3日してからヨシクンからむちゃくちゃ長いメールが届く。
2005-11-20 03:34:00 -
319:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
はなくそへ?
この前はごめん?なんであんなことしたんか自分でもよくわからん。なんか薬にはまったお前に正直むかついたしガッカリした?だからってあんなんしてよかったんかって言うたらあかんけど?まじごめんなさいm(._.)mただわかってほしかってん?薬はハマったら終わりやぞ?俺も友達でイッてもうてる奴おるし、華もそういうやつ見てきたやろ?華にはそんなんなって欲しくない?だから薬やめろ?協力できるとこは協力するし…タヤマらからなんか言われてたりするんやったら俺が話つけてきたるし…やめよや?2005-11-20 03:45:00 -
320:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
こんな?うざいかもしらんけどわかって?とりあえず連絡待ってるから
2005-11-20 03:47:00 -
321:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ヨシ君に逆に気つかわしてどーすんのよあたし。ヨシ君にすぐ電話をして三時間くらい話した。色々約束させられ、何度も謝ると「泣いてかけてきたら怒ったろと思ってたけど、ちゃんとまともな状態でかけてきて安心したわ…次したら坊主な(笑)」「えーヨシ君が坊主すんの?」「俺もう坊主やんけ(笑)」「(爆)」
2005-11-20 03:54:00 -
322:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
電話を切ると急に気持ちが楽になった。大切にしたい人に嫌われるっていうんはやっぱりショック大やったんやなぁ…解決してから気付いた。新しい家具はどれも猫足で、カッシーナのデザイナーが新しく設立したブランドのものらしい。奥さんがメールで事細かに教えてくれた。
2005-11-20 03:58:00 -
323:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
明日はHAMADAにチケットもらう日や。メールをすると梅田のロフト前に集合になった。明日早く帰ってTSUTAYA行きたいし、ひとりで行ってチケットもらったら帰ろうっと♪ほんまヨシ君と仲直りできてよかった。気持ちが一気に軽くなる。新しいベッドはまだバネが堅いけど、パリパリのシーツもようやく馴染んできて、その日は久しぶりにグッスリ眠った。
2005-11-20 04:04:00 -
324:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
この時は考えもせんかった…これから起こることなんか…想像も出来ひんかった。
あたし達は出会ってしまう。神様がいるとしたら、絶対わざと出会わせたんや。面白くなりそうやわとか思ってわざと。こうなるとわかっていたら…何度も考えた。ううん…でも…こうなるとわかってても、あたしはあなたに出会ったやろうし…後悔はあったけど間違いではなかったんやで。
神様の選択は間違いではなかったんやで。2005-11-20 04:14:00 -
325:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
きっと間違ったんは…あたしらの方や。
2005-11-20 04:15:00 -
326:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたし達は出会う。
2005-11-20 04:16:00 -
327:
320改めりり
今日も読んでいます☆やっぱり読みやすいです。
2005-11-20 04:22:00 -
328:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「だからクリーニング出せや!なんで洗濯もんだけ置きに帰ってくんの?洗うん俺しかおらんやん!」「ありがとーなぁ健二-」玄関でもめる健二と奥さんの声で目が覚める。さぶっむちゃ寒いんやけど…何この寒さ(笑)冷たいフローリングに足を着けると、フトンで温められた体が芯から冷えていく。健二が洗濯してるんや…あたしパンツとか普通に出してんのに…むちゃ恥ずかしいんやけど…じゃぁトイレの汚物入れとか誰が変えてくれてるんやろ?…今度から自分の部屋に捨てよ(笑)
2005-11-20 04:27:00 -
329:
作者 ◆DEP4IVx7X6
めりりさん☆
遅くまでありがとうございます!もうそう言っていただける方が一人でもいらっしゃるなら(T_T)…俄然頑張ります(笑)今日はこのへんで寝させてもらいます。また宜しくお願いします。おやすみなさい☆2005-11-20 04:30:00 -
330:
作者 ◆DEP4IVx7X6
りりさん☆
すいません!りりさんの前に『め』がついてしまっていました!大変失礼しましたm(._.)m?2005-11-20 04:32:00 -
331:
りり
一瞬、めりりにしておこうかと思いましたよ☆おやすみなさーい。
2005-11-20 04:36:00 -
332:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
さむー(泣)てかあたしも自転車欲しいなぁ…。でもなんか言いにくいし…あたしに自転車ないこと父よ気付いて(笑)マフラーやストールを巻いた人が目立つ。今年はマフラー何色にしよかなぁ…去年、制服ん時は赤やったしなぁ。ホームに群がるハトは電車が流れこんでくると電線に飛び移る。…なんでエサもないのにハトってホームにたかるんやろ(笑)
2005-11-20 14:58:00 -
333:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
もうどの授業もまったくわからんし…佐川と席隣なるし…今日いいことない…。窓側の席は昼間は陽射しが差し込み過ぎて少し暑かった。「悦子にメールしても返ってこえへんねん。」「電話してみたら?」「電話したら迷惑かなと思ってさぁメール返ってきてないのに電話までしてもなぁ」本間は自分にまで被害が及ぶん嫌やから近づきたくないだけのくせに…ユウキのこーゆうとこ本間無理やわ。「あーそやなぁー」適当に相槌をうったものの、表情まではとりつくろえなくて、視線を反らした。早く学校終わらんかな…。TSUTAYA行きたい。
2005-11-20 15:16:00 -
334:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「俺と同姓同名の奴がアイコラ集めてて、地元の奴に疑われてやぁ」隣の席で騒ぐ佐川。
…うんだってそれスレたてたんあたしやもん(笑)
ユウキの話を適当に流して大量にたまったプリントを前の席の頭良さそうな子に写させてもらった。なんかやけに親切にされて戸惑った。あたしってそんな恐くみられてんのかな…ユウキの方が虚勢はってんのに、なんかユウキとはあの子仲良くしゃべってるし…あたしみんなにどんなキャラやと思われてんねんやろ2005-11-20 15:37:00 -
335:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
HAMADAと待ち合わせした時間よりも、30分くらい早くついた。エスト前で涼子さんをみかけたからちょっとしゃべってロフト前にむかった。涼子さん今日も感じのいい人やった、どうやったら初対面とかで感じいいとか思われるんやろ…。あたし感じ悪い子に見えてるんかな…。イジメられたこともイジメたこともない…そんなあたしって実は損してるんかも。人に好かれる努力の仕方がイマイチわからんかった。
2005-11-20 15:54:00 -
336:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ロフトの前に立ってたらエンコー待ちみたいで嫌やからサザエの方の大通りまで行き、HAMADAにメールをした。
ついたあ☆サザエんとこいるんやけど?2005-11-20 16:20:00 -
337:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なかなか返信がこない。寒い…凍える↓↓↓
ブー
浜田賢治
そっち行くわ!てか紹介したい奴おるから連れて行くわ!
…だから紹介とかいらんって言うたのに。HAMADAの友達とかしれてるしれてる(笑)チケットもらってとっとと帰ろ…寒い…寒い…2005-11-20 16:22:00 -
338:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
携帯を鞄に直すとほぼ同時くらいに…「はなちゃーん」。顔をあげるとHAMADAと…なんか黒い人…。くろっ(笑)「黒っ(笑)」思わずふいてしまった。「やろ!?こいつむちゃ黒いやろ」「こにゃにゃちわ」黒い人が笑う、なんかハーフっぽい顔。あー無理無理このギャル男のテンション…受けつけない(-.-)
「チケットただにするからさぁ、華ちゃんこいつと遊んだってや」「?(笑)はい?」馬鹿にすんなHAMADA…「そーいうんいいわ(笑)」「えーなんでぇこいつ良い奴やで!?」なんとなく必死なHAMADAに余計むかついた。2005-11-20 16:29:00 -
339:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ハマケ-ン。ハナボウに謝りなさい」黒い人がHAMADAを軽く殴る、「なんでやねん!?お前ももっとアピールしろやぁお前が紹介してって言うてんやんけ!」「…うん。でも君ハナボウに謝りなさい、君ちょと失礼。」…。「なにがやねん!?」「…謝っとけ。」黒い人ちょっと恐そう、黒いから表情よくわからんけど。「ごめん?…でもなんで?こいつ意味わからんよなぁはなちゃん!?」いやお前の方が意味わからん。「チケ貸して、はい浜田君返って」そーいうと黒い人はHAMADAを追い返した。
2005-11-20 16:34:00 -
340:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ロフトの方からギャル集団が黒い人に手を振ってるのが見える。黒い人が軽く手を振るときゃーきゃー騒いでる。「さー…華ちゃん?帰ろか。送るわ」「いやいい。家近いし」「まじで!?よかったぁ原付きあんまガソリンなかったから遠くやったらどーしよかと思った(笑)」?は?濃い水色の色シャツにゆるくまかれたネクタイ、スーパー最野人みたいな髪形。「ハーフなん?」てかどーみてもハーフや。「うーんよう知らんけどじぃじがイタリア人らしい」歩き出したのでなぜか着いて行ってしまった。なんか変にオーラがある。「寒いなぁ…」「うん寒い」
2005-11-20 16:41:00 -
342:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「華ちゃんはみんなになんて呼ばれてるん?」「昔から仲良い子にはふーちゃんとか、あとは華とか」「へー俺はピロとかぁ。隆弘やからたまにタカさんとか言われるけど、タカさんは石橋さんの専売特許やん?」…なにこのIQガリバーな話。「どっか行くつもりやったん?」「うん地元のTSUTAYA」とかなんとか話しているうちに、ソフマップの前に到着。そういえば先週、ここで聡クンと待ち合わせしたなぁ。…あれから連絡ない。でも連絡ないんがなんか駆け引きしてるつもりかなんかしらんけど…ちょっとそーいう態度しんどい。あたしとの温度さむちゃ感じる
2005-11-20 16:48:00 -
344:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「これかぶりえる」キティーちゃんのヘルメット…嘘やろ(笑)「ネタやん(笑)」「友達の姉さんの原付きやねん。」「原付きニケツ絶対捕まるって(笑)梅田やでここ!?」「うん。福島の方から裏道抜けたら大丈夫なんだこれが。ヘルメットそれしかないから取りあえずギューって被るのー」おもいっきりヘルメットの紐わ締められ、軽くお腹に添えた手をギュッと巻き付けられた。「自分ノーヘルやん!?」「うん。頭堅いから大丈夫♪」そう言うと後ろを振り向き、「むーちゃ原付き寒いから」とゴツめの黒いマフラーをグルグル巻きにされた。
2005-11-20 16:56:00 -
345:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
そっからは…ほんま地獄やった。ありえんくらいザツイ運転で堤防を昇る直前派手にこけるし、なぜか爆笑してるし…「華ぼうお腹すいてない?」「うーん…うん。でもTSUTAYAよりたいから」「うーんTSUTAYAまだ間に合うしお好み焼き食べに行こか♪」こいつ暗くなったらさらに表情が見えない。「それジグロ?」「マサイやん(笑)日サロやで?俺むーちゃ地肌白いもん♪」…こいつ日サロにいくら注ぎ込んでるんやろ。「ドライブも楽しめたし♪お好み焼き屋さん華ちゃんとこの駅の前んとこ行こじぇ♪知ってるやろ『金太郎』あそこまじうまいよなぁ!」「…」
2005-11-20 17:05:00 -
346:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
黒い人なだけで、まぁ悪い人ではないやろう…。
2005-11-20 17:12:00 -
347:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
お好み焼き屋に着くと店の外に行列が出来ていた。「あーあー…華ちょっとここで待ってて」「うん」あたし男の子と二人でご飯食べたりすんのあんま得意違うんやけどなぁ…。みんな寒い中パイプ椅子に座って席があくのを待っている。こんだけ並ぶってことは相当おいしいんやろなぁ。店の中から隆弘が出て来た。178くらいあるんかな?のれんの棒で頭を打ちやがった。「予約してきた。7時やって」「ありがとう。」「スカートやのに並んだら風邪ひくーゆーねんなぁ。どうしよ1時間くらいあるけど…マクドかミスド行ってあったかいもん飲もか」「うん」
2005-11-20 20:33:00 -
348:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんかやたら手際いいなぁコイツ…。ミスドに入るとミルクティーをおごってくれた。ガラス扉にはMERRYC☆HRISTMASと白いスプレーで書いてある…これってどうやってはがすんやろ。「ほんま寒いなぁ今日。華、奥座り。そっちドア開くたび寒いから」あたしは彼女か(笑)「いいよ別に」「おいで」「いいって」明るい店内で見ると隆弘はほんの少しタレメだった。「隆弘って…なんか漫画みたいな顔してるなぁ(笑)」「よう言われる(笑)早くこっちおいでや」「えー嫌。なんなんそんな横座らしたいん。」「…嫌ならええけど。その席入口からパンツ丸見え」
2005-11-20 20:39:00 -
349:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「なになにその顔、差別や差別やー(笑)」「差別ちゃうけど男が体貢ぐんってなんか想像出来ひん。」あたしってなんでこーストレートなんでしょうか。「貢ぐったって普通のエッチやったで。俺そんな技術ないもん…黒人クラスじゃないし」「黒人クラス?(笑)そんな子おるん?」「(笑)俺の仲良いやつがさぁー…」下ネタやったけどなんとかさらりと話せた。ほんま男の子と二人でゆっくり話すん苦手。なんか疲れる。話ながら何度もクルクル回る隆弘の口ピをぼーと眺めていた。みんな男と付き合ったらこういう会話が楽しくて付き合うんやろなぁ…
2005-11-20 20:53:00 -
350:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
今まで付き合った男と話したことなんかほとんど覚えてない…忘れてしまうようなそんな話を、楽しいと思ったこともたいしてなかった。あたしってなんで男の子と付き合ったりするんやろ…。セックスしたいからかな…。セックスするのに付き合ってるからっていう言い訳が欲しかっただけなんかもしらん。ミスドで体があったまった頃、?時になったからお好み焼き屋さんに行ってみたけど、まだ全然列が進んでなくて、パイプ椅子に座っていた人達が二つ程椅子を前に進めているだけだった。「まじかー…よ」「いいやんなんか違うもん食べに行こ?」
2005-11-20 20:59:00 -
351:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
隆弘は下をむいたまま、寒さのせいか腕を固く組み左右に揺れながら何か考えているようだった。「うーん。…俺ん家来るか?晩御飯作ったるわ」ものすごい笑顔やん…「いや、それはいいわ(笑)」「鍋しよや!寒いし。」「えー…」さすがに初対面で家行ったらヤラれても文句言えんって…てかこいつ絶対ちんぽもむちゃ黒いわ…「華なんもせんって(笑)なんかされたいんやったらなんかするけど」「怒。TSUTAYAよってな」「おしゃぁーほんなら行こかぁー。また堤防昇るぞー」「また!?」堤防むちゃ寒いやん(T_T)案の定マフラーをまたグルグルに巻かれた。
2005-11-20 21:08:00 -
352:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
堤防は案の定むっちゃ寒かった。「死ぬー」淀川の橋の所で絶叫。すると橋を渡り終わった頃、「華ちゃんこれ着なさい」とカーデガンの上から無理矢理に隆弘の制服を着せられた。「手袋ないから袖ひっぱって持っとけよ。あとちょっとやから」「隆弘色シャツだけやん!」「色シャツフォー!!!」な、なにこいつ…。橋をおりて直ぐの所の小さなビルが隆弘の家だった。ビルの入口には松田会計事務所と看板が出ていた。「入っていいん?」「いいで、俺ん家やねんから(笑)三階は俺と弟しかおらんし。」「お邪魔します。」階段にあたしの声が響く。
2005-11-20 21:18:00 -
353:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
2階の踊り場には玄関がついていて、中からテレビの音がして人の気配がした。そこを通り過ぎ、そのまま三階にあがる。建て付けの悪そうなドアの鍵を開ける。…なんか急転回過ぎて疲れてきた…今から鍋するとか若干だるいし…。扉を開け電気を着けると、後付けされたようなキッチン、テーブルにはレースの敷物がかけられ、前にある襖の向こうに部屋がひとつ。右側にもうひとつあるらしかった。「俺の部屋右側。襖の方、弟の部屋やけど多分帰ってこやへんから(笑)」「うん。」
2005-11-20 21:29:00 -
354:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
隆弘の部屋にはどうやって入れたん!?って言いたくなるくらいにドデカいベッドが真ん中にひとつ…クローゼットとは逆の壁にはオーディオ類とテレビ。洋服も何着か床にそのままつまれていた。「ベッドでか(笑)」「俺寝るんむちゃ好きやねん♪寝相悪いし。ちょっと待っててな」「うん」鍋の用意、どこまで買いに行くんやろ…。部屋で待って間、マナに電話してみたけど誰も出なかった。カーンカンカンカン!勢いよく階段をのぼる足音…
2005-11-20 21:40:00 -
355:
りり
すごいと繋がり、世間は狭いってこの事ですね☆
2005-11-21 02:58:00 -
357:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「華ー、ドア開けて!」玄関に行きドアを開けると、土鍋と鍋セットを持つ隆弘。白菜など野菜はそのままでなぜかソーセージの袋まで持っている。「じゃーん。ダイニング若のちゃんこセットでおじゃる」「買ったん!?」「オカンが通販でな、あと元寺尾関のちゃんこセットもあったけどネームバリュー的にこっちかなぁと(笑)」そういってテーブルに土鍋セットを置くと「…さぁ始めよか!華、棚の上にエプロンあるから取って」「エプロンするん!?」「料理作る時以外にいつエプロンするん!?」「…」
2005-11-21 06:41:00 -
358:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
しかもこれエプロンっていうか割烹着やん…。「後ろの紐、結びあいっこしよ♪」…変な奴。「でも白菜とか野菜勝手に使っていいん?おばちゃん晩御飯に使うから買って来てはったんちゃうん?」てかソーセージ入れたくない。「これ俺が昨日、地元の奴と鍋した時の野菜の残りやから大丈夫やで」「あたし何したらいい?」「包丁一本しかないから横で見といて」…じゃぁなんであたしまで割烹着を着させられたんでしょうか(笑)隆弘は結構手際が良くて、小さなボールにすごくバランスよく野菜を盛りつけて行った。「鍋にはやっぱソーセージやろ♪」
2005-11-21 06:49:00 -
359:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…」だって一人で鍋とか思い付かんし(笑)スーパーの一人用うどんすきならよく作るけど(←火にかけるだけ)「華的得意料理は?卵料理は不可」洗い物で濡れた手をブラブラと振りながら隆弘があたしの横に座る。「ロールキャベツは美味しいって言われたことあるけど。…なんで横なん?(笑)」「じゃぁ今度作ってや!」「うんいいで」多分作るシチュエーションになることはないと思うけど。そんな話をしているとダイニング若のちゃんこ鍋セットが出来上がったようで、土鍋のフタの小さな穴から一直線に勢いよく湯気が噴き出した。
2005-11-21 07:14:00 -
360:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「3、2、1」フタを開けるとグツグツと野菜やつくねソーセージがリズムをとるように揺れている。「いただきまぁーす」「いただきます」塩のきいたダシがむちゃくちゃおいしい「ダシやばい」「やろ!?むちゃおいしいやろ!?若すごくない!?」「うん若すごい(笑)」結構はしがすすんだものの、四配目くらいであたしの胃は許容料を超えた。「ごめん、お腹いっぱいなったかも」いっぱいっていうかお腹限界…「俺食べるからいいで♪」隆弘はほんとにバクバク食べ続ける。「すごい(笑)」ビックリ人間かこいつ…
2005-11-21 07:26:00 -
361:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
しばらくぽけーとしてビックリ人間の食べっぷりを眺めていた。「華さぁ」口いっぱいにちゃんこを頬張りながらしゃべる隆弘。「そーやってぼーっとしていいで」ダシをジュルジュルとすすり、もう何杯目かわからないおかわり…。「どういう意味?」一瞬、あたしの顔が固まった「無理して喋らんでええよってこと」顔が熱くなっていくのがわかる。「あたしそんなよく喋る?」人に見られたくない部分、知られたくない部分。「よく喋るとかじゃなくて、会話楽しめってこと。喋りたくない時は喋らんっていうんも会話楽しむってことやねん。」「…」
2005-11-21 07:38:00 -
362:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんて言い返したらいいんやろ。てか…その部分、絶対入ってきて欲しくない部分やのに…。「隆弘もやめた方がいいで、思ったことなんも考えんと、すぐ口に出すん。」…それしか言い返せない。頭の中が妙な恥ずかしさで一杯になり、思考回路がうまく働かない。「すぐ口に出したけど、なんも考えてないわけじゃにゃいだ」お皿とお箸を置き、椅子の上で三角座りをしてこちらをみつめてきた。真剣な隆弘の顔、睨まれているみたいでなんだか恐かい。「…」部屋には鍋のグツグツと煮えたぎる音と、2階のテレビの音だけが響く。
2005-11-21 07:50:00 -
363:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「愛想よく出来る奴はいいねん、そーいう奴はしんどくないから。でも愛想よく出来ひんし…でもしゃべるって奴は…努力してる奴やと思う。愛想よく出来る技術身につけるために努力するんはいいことやけど、努力して喋ろうとすることは必要ないことやねん。だから華は喋ろうとせんでいいねん」下をむいたまま、頭をあげることが出来ない。なんで初対面の奴にこんなこと言われなあかんねんっていう怒りと、なんで初対面の奴に見抜かれたんやろっていう恥ずかしさ、あたしってそんなわかりやすい人間?っていう不安が頭と心の中で膨らんでいった。
2005-11-21 08:01:00 -
364:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
口の中で鉄みたいな味がする。口びるを強く噛み過ぎて血が出たみたい。コップ一杯たまった何かが、表面張力の膜をやぶりダブダブとこぼれ出す。「っ…っっ…」泣くのはずるいけど、もう泣く以外にどうしようもなかった。「…泣くと思った(笑)」頭を撫でる隆弘の手を振り払う。「あんたむちゃ失礼。他人の気持ちとか考えたら」驚いた顔の隆弘「なんでも治したり、わかりあったりすればいいってんじゃないねん。ダメでも治さんでいいとこもあるねん!」鼻水まで出て来た。ティッシュの箱を持ってきてあたしの前に置く隆弘。さっきより重い沈黙。
2005-11-21 08:13:00 -
365:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたしの鼻水の音…深い溜息をつく隆弘。「いきなし言うんはまずいかなぁと思ったけど、仲良くなってから言われたらヘコむやん。だから先に言うたんやけど、そんな怒りはるとは」お前となんか仲良くなるか!今すぐ部屋を飛び出して帰りたい。なんであたし泣いてんねん…。「俺の部屋いっとき。後片付け俺しとくから」黙って立ち上がり、ティッシュの箱を掴むと、隆弘の部屋のドアをおもいっきり閉めた。何であたしが泣かされなあかんのよ!部屋の電気も付けずにうづくまった。涙が止まらない。
2005-11-21 08:24:00 -
366:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
今まで、ひどいことは何回か言われたことある。幼い時は家のこと、最近はクラブでビップルームにあがっただけで意味のない陰口言われたり…それなりに傷ついたりした。だけど泣く程のことじゃなかった。まぁ言われても仕方ないかくらいの気持ちがどこかにあった。なんでやろ…なんで今日は別にいいかと…他人の言うてることやと…思われへんねやろ。すごい悔しい。なにこの悔しさわ。
2005-11-21 08:29:00 -
367:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
誰にも見られたくない。知られたくない。ここの部分は誰も入ってこんといて…
2005-11-21 08:33:00 -
368:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
考えれば考えるほど、色々な思い出と結び付き、涙を誘う。あかん…ストップ。なんも考えへんようにしないと…。
2005-11-21 08:36:00 -
369:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
このまま色んなこと思い出していったら、…最後にはこの涙がどこにいきつくか…あたしが1番わかってる。
2005-11-21 11:32:00 -
370:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
息をグッとこらえ、頭の中にペンキを塗っていく。ようやく心と涙にフタをして、鼻をかんでいると…
パチン
部屋の電気がついた。「電気つけーな。はい烏龍茶」「…」黙って烏龍茶を取り上げ、一気に飲み干した。「華って泣き虫やねんな(笑)」「最低…」「やっぱり?(笑)」ケラケラと笑いながらEPICをかけはじめた。こいつが聞いてる曲…全部嫌いになりそう…。2005-11-21 13:52:00 -
371:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「これ日本語役、一目惚れっていうねんてー」「…帰る」「華、一目惚れとかしたことある?」「帰りたい…」「俺ないねん一目惚れ」「…」土下座して謝ったって許さんぞ「あっでも27歳のレースクィーンに一目惚れされたことある(笑)」坊主じゃ…お前なんか坊主じゃ「ベッドの上座っていいで」「…」また涙出てきそう。「…ごめん…て謝って欲しいやろうけど…俺謝る気ないから」「!?」はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?「なんかなぁ…陰気くさいで自分」「…」「話しててもなんか自分が楽しくないん伝わってくるから、舐められてるみたいでしんどいから」
2005-11-21 14:00:00 -
372:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…」「作り笑いも鬼下手くそやし(笑)」「…」「そんなんで一緒におる奴楽しませてるつもりでおったあかんで。まわりも気付き出すで、こいつ舐めてんなぁって。」「…かえ…る」ヒクヒク言うあたしの泣き声は音楽に掻き消されてる。「しね!」立ち上がり鞄を掴み、部屋を飛び出そうとした、その瞬間扉の前に仁王立ちになる隆弘「…」今あたしが拳銃持ってたら迷わず撃ち殺してる。睨みながら見上げると「泣き顔セクスィやん♪」「…!」おもいっきり鞄を持った手を振りかぶるとミゾオチに一発決めてやった、「っ…はいったはいった(苦笑)」
2005-11-21 14:08:00 -
373:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
腹を押さえ、右手で待った待ったとジェスチャーし急に笑い出した。「…(笑)」気持ち悪い笑い方…「(笑)華…は…華化粧取れてデビルマンみたい!(笑)」はっと思い、右側にある全身鏡で顔を見ると…アイラインとマスカラが取れてデビルレディー状態。急いで後ろを向き、顔を隠した。「ははははは(笑)」
2005-11-21 14:13:00 -
375:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
こいつ本間なんなん…
「ははははははは(笑)」2005-11-21 15:32:00 -
376:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…気持ち悪い
2005-11-21 15:33:00 -
377:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…
2005-11-21 15:34:00 -
378:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ブチ…
げぼげぼげぼー…
ダイニング若のちゃんこ鍋が…全部つくねみたいになって出てきた。
気持ち悪い…2005-11-21 15:37:00 -
379:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
げぼ…っまだでる…ざまぁみろ部屋ゲロだらけにしたった。「大丈夫か!?」「まだでる」お前のせいじゃ…すると、座りこんでゲロだらけのあたしをヒョイと持ち上げて足でドアを蹴り、キッチンの流し台まで連れて行くと、私の頭を突き出した。「無理せんと全部吐き!またちゃんこ鍋くらい作ったるから」…お前なんかと二度とちゃんこするか!
げぼげぼげぼ…また白い泡が出たした。あたしの体をささえながら何度も背中をさする隆弘。「…華お前背骨ボコボコやん!ちゃんとご飯食べてんの!?もー」こぼこぼ…白い泡は口から出続けた。2005-11-21 15:50:00 -
380:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんで薬やめてんのに白い泡が出んのよ…まだ体ん中に薬残ってるってことなん?
その時やった…。あたしの中で…何かが弾けた。2005-11-21 16:22:00 -
381:
名無しさん
これ実話?
2005-11-21 16:22:00 -
382:
作者 ◆DEP4IVx7X6
423さん☆
書き込みありがとうございます。フィクションですが、エピソードなどはなるべく実話を参考にしたりしています。でも基本作り話です(笑)また感想などあれば是非宜しくお願いします。2005-11-21 16:25:00 -
383:
名無しさん
作者はふうちゃん自身なん?
2005-11-21 16:28:00 -
384:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「あっ…ははははははははははははは」今度馬鹿笑いし始めたのは私の方だった。「ははははは。…は…は」笑うたびにヨダレとゲロがだらだらと口のまわりに垂れていく。「はははははは!」あたし…ついに狂った?目の視点があわない。腹のそこから声を出したくてたまらない。「はははは!」
2005-11-21 16:33:00 -
385:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
隆弘のほうを見ると、無表情であたしの事をじっとみている。「ちがうねん。大丈夫やで。あは・・・あはははははは」笑い声っていうよりは叫び声だったかもしれない。
2005-11-21 18:00:00 -
386:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「なんかおかしいのんかーはなくそー」あたしの口の周りについたゲロを、自分のTシャツでゴシゴシと雑にふき取りながら笑いかけてきた。「大丈夫。ちょっとあははは・・・ははははは」「そっかー大丈夫かー。大丈夫やったら安心したわ。ほんならゆっくり深呼吸しよか。」あたしの背中を上に下にとゆっくりなでる。吐き気は治まったものの笑い声はしばらく止められなかった。
2005-11-21 18:05:00 -
387:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
それから・・・どれ位笑っていただろうか。多分30分は軽く笑っていた。最後の方は笑うのに疲れてヒュルヒュルと気管から風が抜ける音だけが部屋に響いた。「ゆっくりでええでー。笑いたかったら笑えよー。ゆっくり息すってみー大丈夫大丈夫」倒れこみながら、ヒュルヒュルいうあたしを抱きかかえるように座っている隆弘の色シャツとTシャツには、あたしの吐いたゲロと泡とよだれがべっちょり・・・部屋中に酸っぱい臭いが立ち込める。
2005-11-21 18:12:00 -
388:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ごめん・・ありがとう大丈夫」口を拭い立ち上がった。軽い酸欠状態になったみたいで頭がガンガンする。「大丈夫か?」「うん。ごめんな片付けるわ。」隆弘の部屋にはあたしの吐いた第一弾のゲロどもが島を作ってる。
2005-11-21 18:16:00 -
389:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「俺片付けとくから。華シャワーあびといで。トイレんとこユニットバスになってるから」「いいよ。隆弘がシャワー浴びといでや。あたし片付けて帰るから」あたしの吐いた泡のせいで床がツルツル滑った。
2005-11-21 18:19:00 -
390:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「(笑)あのさー・・・・俺自分の部屋、人に触られるん嫌やねん。しかもお前またゲロ吐かれたらシャレならんし・・・帰るにしたってそんなゲロまみれで電車乗ってくる奴おったら・・・俺やったら射殺するで」怒・・・「・・・」この時程、ファックの日本語訳を知りたくなった時はなかった。「でっかい洗面器に制服つけて鏡のとこの粉いれとけ」「・・・・」無言のまま振り返り、扉を思いっきり閉めた。扉の向こうから「お前ん家の扉、どんだけ重いねん(笑)」とケラケラ笑う隆弘の声が聞こえた。
2005-11-21 18:27:00 -
391:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
トイレのフタの上に制服を脱ぎ、洗面器につけた。タッパーに入れられた白い粉を振り、勢いよくシャワーを出す。モアモアと立ちこめる湯気、シャワーで体を流すと髪にもメッシュで入れてるエクステの部分にもゲロがベッチョリついて固まっている。・・・なぜか化粧落としとかもあるし・・・ずうずうしいとは思ったものの、ゲロ撒き散らしといて今更何してもえーやろ。と半分あきらめた様な気持ちになり、頭のてっぺんからつま先まで洗ってやった。・・・・もちろんお湯を出しっぱなしにして(ざまーみろ)
2005-11-21 18:36:00 -
392:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あーーーーーー。シャワーのお湯を口の中にあてる。笑いすぎて喉がいたい、笑い続けるギネス記録にあたし挑戦出来るかも。一応バスタブをきれいに洗い流して・・・・!?あたし何着てでればいいん!?制服つけてもたし・・・ユニットバスのドア開けたらすぐキッチンやんか!!!
2005-11-21 18:40:00 -
393:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ドンドン!「なー!・・・なー!」「なんやねん。華風呂なーがーいー。どこそんな念入りに洗ったのよー」「き、着るもん貸して」「え!?」声がいきなりでかくなった、どうやら扉の前にいるみたい。「着るもんない」「あーそかそか!ちょっと待てよー」「うん」しばらくゴソゴソと聞こえ、コンコンと扉をノックされた。「オカンらもう寝たみたいで2階鍵閉まってたから俺のんでええかー?」「うん。」扉をそっと開けると、ニョキリと黒い手が黄色い服を差し出す。「ごめん」「気にすんなー。タオルも渡すから取って」「うん」
2005-11-21 18:48:00 -
394:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
急いでバスタオルで体を拭き頭に巻きつけた。なんか扉の向こうにいると思ったら・・・怖い(ToT)やられたらどうしよ・・・。黄色い服は一枚しかなくてなんかつなぎみた・・・・!?
2005-11-21 18:51:00 -
396:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「こんなん着れるわけないやろ!?」扉の向こうに思いっきり叫んだ。「えーなんでーむっちゃ可愛いやん。俺の持ってるのんで一番可愛いのにー」「こんな中学生のギャルみたいなん・・・着れるわけないやん!他のん貸してよ!」あたしの手の中には・・・微笑むピカチュー一匹。「えーーーピロ君またゲロ吐かれるかもしらんから他の服貸したくないもーん。嫌なら裸族仕様で出てくればー。」!!!!
2005-11-21 18:56:00 -
397:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…多分最初で最後やな…ピカチューの体内にすっぽり包まれて扉を開けた。「今なぁゆず茶入れたろうと思って♪華遅いから2階に風呂入りに行ったらママちゃんがくれてん」「…」ニヤニヤしよって…。「可愛いやん(笑)風邪ひくから頭乾かし、ドライヤー弟の部屋に転がってるわ」頭の上でチョンマゲを作り、ロンティの上にパーカーを着込む隆弘…部屋着までぬかりないなこいつ。「弟の部屋開けていいん?」「いいでいいで今あいつ遠征で韓国行ってるから」ビンからジャムみたいなゆず茶のもとをスプーンいっぱいに救い、マグカップの中にたっぷり入れた
2005-11-21 19:29:00 -
398:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
弟の部屋を開けると敷きっぱなしであろうフトンの横にドライヤーが転がっていた。キッチンの明かりが入り、床が照らされた部屋は薄暗く浮かびあがる。壁一面に表彰状と床にまで置かれた沢山のトロフィー。パタン「弟すごいやん」「すごいで(笑)野球のユース日本代表選考選手、しかもピッチャー」「兄どうしたん…」「なぁ…兄どうしたんやろ。野球才能なくて中学で辞めてん。才能あるスポーツセックスだけやったぁ」「(゚_゚」無視無視。
2005-11-21 19:37:00 -
402:
作者 ◆DEP4IVx7X6
ありがとうございますm(__)m頑張ります!またよかったら感想などお願いします。
2005-11-21 21:01:00 -
406:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「アメリカとかに遠征行くんやったらついて行くのになぁ…アジアばっかやもん兄つまんない」「兄きしょい」「ゲロ子ゆず茶飲んだら頭乾かしよ」「ゆず茶のゲロってゆずの香りするんかな…あつっ…あっおいし」「やめてよー飲めんくなるー」「飲まんの?」「俺猫舌やのー」わざとらしくフーフーとマグカップに息を吹き掛けると、「ゲロ子さぁー…今日泊まれば」「えっ帰るよ」むしろ帰りたいよ(笑)「えーもうお風呂入ったしぃー外寒いしー帰りだるいしー」「…」「ハウルのDVDあるし見る?」「もう見た」
「あっそ?…」2005-11-21 21:45:00 -
408:
TEN
自然な会話がいいですね☆ハマりまくりです(笑)
私もこんな恋がしたいです。完結までゆっくり頑張ってください!2005-11-21 23:17:00 -
410:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「さっ寝るぜっ」「もう!?」「うんもう。…もうったってもう12時よ!もう明日よ!」いや12時やけど…あたし風呂上がったばっかりやし…まぁ…いっかこいつとこれ以上喋っても…なぁ。コップをシンクにつけると、背中を押されて部屋に連行された。「髪の毛乾かしていい?」「えー華抜け毛激しいんちゃーん、毛落とさんといてよー」…。「はいはい」なんかいちいち絡むんめんどくさくなってきた。さっき鬼のように人の気持ちズタボロにするセリフ吐いといて…何いまのこのオカマキャラ的なノリは…あたしん中で今隆弘はカバちゃんと同じくくりのキャラ
2005-11-22 03:23:00 -
411:
りり
黒人隆弘、良いキャラですね。りりは白人の方が好みですがね…。
2005-11-22 05:23:00 -
412:
作者 ◆DEP4IVx7X6
りりさん
私もです☆でも未だに外人さんの隣にいったらなんか緊張します…こんなグローバルな世の中なのに…(笑)2005-11-22 10:49:00 -
413:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
部屋に入るとベッドにおもいっきり飛び込みやがった。「ばいーん♪」無視無視。髪の毛を乾かしながら勝手にテレビをつける。「はなくそーのゲロ、ベッドの下まで流れこんでてんでぇーくしゃいくしゃいやった」スターウォーズのキャップがテレビの上に並べられ、それを手に取った隆弘はあたしの太ももの上で戦わせ始めた。「くしゃぃくしゃいっ♪くしゃぃくしゃいっ♪」キレイキレイ♪のCMのメロディに合わせて歌い続ける隆弘…。ドライヤーを耳元におもいっきりあててやった。
2005-11-22 11:03:00 -
414:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「うわ、何?そんなんも入ってたん!?俺にも使わせてや♪」「使えば(笑)」あんたの家にあったもんやん…あんたのもんじゃないやろうけど(笑)あたしには出してくれなかったくせに手鏡を出し、顔全体にランコムのたっかぁーい美白クリームを塗る隆弘…美白クリームやって死んでも教えたらんし…けっ。「なぁ俺ってサッカーの宮本に似てる?」はぁ!?「似てない…黒人に似てる」「広いな(笑)なんかこの髪形してからよく言われる…えっ俺エラはってる!?(T_T)」「はってないけど黒人。宮本かっこいい、君似てない、会話終了おやすみ」
2005-11-22 11:44:00 -
415:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「グンナイ待って?俺黒人に顔まで似てる!?あんな唇ちゃうもん!唇うすいもん」毛布の上からあたしの体を激しく揺する…お前が早よ寝る言い出したんやろが?「唇薄いかもしらんけど黒いからどっから唇かわからん…その目でその鼻でその体形で…何より黒い…黒人決定…おやすみ!」毛布をおもいっきりひっぱると毛布と一緒に転がってきたので、足で押しのけた。「やめてー床ゲロ臭いのに落ちたくないーーー」
2005-11-22 11:53:00 -
416:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
しばらく本気で蹴って落としてやろうと頑張ってみたものの、飽きたので反対側を向きそのまま目を閉じた…明日何時頃起きよ、携帯のアラームセットしないと!ベッドから起き上がり隆弘をまたいで携帯を取ろうとした。隆弘が仰向けになったのがシーツの波で伝わってくる。「お前ガリガリやな。無理なダイエットは乳たれる。」「全然やん。前よりは痩せたけど、ギャルはみんな細いから困るもん、あたし服Mやで」「でもお前、制服Sやろ」「うん」「それはSガールってこと。もっと食え」「食ってまた吐く?(笑)」
2005-11-22 12:34:00 -
419:
作者 ◆DEP4IVx7X6
466さん467さん
ありがとうございます。感想などありましたらまた宜しくお願いします。2005-11-22 16:14:00 -
420:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
パスッ。頭を平手で殴られる。「!?何すんのよ!」アゴに一発入れようと振りかぶった手首を強く握られた。「今の華ちゃんが悪い。そんなんネタにすんな。痛々しい」「いたたた」雑巾しぼりみたいにクルクルと右手を内側にまかれる。「ごめんなさいわ!?」「ごめんごめん!」気に障ったんやったら口で言えよ?痛いよ(T_T)右手を離すと毛布にくるまり「いやー華ちゃん仕返しするー!こーわーいー」あまりの痛さに声が出ない、筋がのびてもた…痛い。「自分女に手あげるとか最低!お前のまわりの女と一緒にせんとってくれる!?」
2005-11-22 18:21:00 -
421:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
毛布にくるまって巨大芋虫みたいになった隆弘にエルボを入れて、ひるんだすきに毛布を取り上げてあたしも芋虫になる。「そんないたかったんかいさー」フトンのはしを手繰り寄せながらひっぱる隆弘。「謝れ」「ごめーんねっ華ちゃんごめーんねっ」「ほんま…どうやったらそんなんになれるんか謎やわ」めいいっぱい掴んでいた毛布をぱっと離す。後ろに転げ落ちそうになる隆弘…「あぶなっ」結局転げ落ちた隆弘。「最初いい奴やなと思ったのに…あんた後半射殺寸前。」「華は前半ただの生意気なバイタ、後半はSっけのあるこにゃこちゃん…♪(笑)」
2005-11-22 18:33:00 -
422:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「あっもしかしてゲロ子だったのはスカトロプレー!?(笑)」「…」ベッドを揺らし一人で騒ぎ出す…。「隆弘みたいな人苦手…みんながみんな人とじゃれるんが好きな訳ちゃうねん!」じんじん熱い筋ののびた腕を押さえながら背中をむけた。…もーーーまた涙出てきた。あたしこんな泣きキャラちゃうのに…てかこの小説が始まった時のクール&シリアスなキャラのあたしはどこに(T_T)
2005-11-22 18:38:00 -
423:
アッコ
ちょぃ待ち?米田祐輔っていう芸能人おるんッ?同性同名の今年21の米田祐輔と私?ヵ月位付き合っててんけど???地元ドコの子?
2005-11-23 05:57:00 -
425:
名無しさん
↑…ぃゃ??名前トヵ偽名ゃろ???
2005-11-23 13:13:00 -
426:
作者 ◆DEP4IVx7X6
アッコさん
書き込みありがとうございます。同じ名前の方の名前をお借りしたわけではないので、違うと思いますm(__)mまぎらわしくてすいません?こういう偶然ってあるんですねぇ(゚■゚)?びっくりしました☆
473さん
ありがとうございます。また書き込みなどありましたら宜しくお願いします。
474さん
わざわざありがとうございますm(__)mまた感想などありましたら書き込み宜しくお願いします☆2005-11-23 13:20:00 -
428:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…華、普通に出来るやん(笑)」「ずっと普通やから(笑)」普通じゃないのはお前や。「そうやって素でおる方がいいで。(笑)女の子はねー、あぶなっかし過ぎたら回りも自分もしんどくなるのら」「…説教くさ」「ゲロくさ」「?」女みたいに冷たい隆弘の足先がフトンの中で一瞬触れる。「俺の昔の女もそんなんやって…最後まで素直じゃなかったから本間可愛くなかった。君はまだ若い、君はまだ間に合う。」私の背中にぽんと手を添えた。「さっきのはな…フラッシュバックていうねん。知ってる?」フラッシュバック?「知らん…何それ」
2005-11-23 21:40:00 -
429:
りり
りりも外人さんはかなり苦手…。なので、白人と言うより日本人が好きです☆
2005-11-24 03:07:00 -
430:
アッコ
なんやぁ?そっか?漢字まで一緒だったからホントに焦りました?コレカラも読みます?
2005-11-24 03:08:00 -
431:
作者 ◆DEP4IVx7X6
りりさん
ですね?ちなみに私は薄い顔がタイプです(笑)みんなにはブス専と言われますが…(゚-゚)?
アッコさん
漢字まで?す、すごい(*´∀)σ?実在の米田さんこんな人物の名前で本当申し訳ないです?アッコさん何か縁があるのかもしれませんね??これからも感想など書き込み宜しくお願いしますm(._.)m2005-11-24 10:06:00 -
432:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「トリップした時の状態に薬やめたあとになるねん。後遺症みたいなん」後遺症…「それ治るん!?」思ったより大きくなってしまった私の声が鉄骨に響く。「知らん…治るんちゃう?」「…。あたしパキった時…一回笑いがとまらんようなったことある」「…へー。」「なんでそんなん知ってるん?やってたん?」「いや俺はこっちだけ…」背中をむけていたものの、隆弘が何をするジェスチャーをしたのがなんとなくわかった。「中?ん時に好きやった女がやっててマネしたら…半年くらいハマった(笑)まぁあんなんはすぐやめれるわ」
2005-11-24 10:14:00 -
433:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「隆弘ヤンキーやったん?」「ちゃうわ!中?くらいん時にカラーギャング流行っててそれで!服好きやからブーツ履いてバンダナ巻いて、結構極めたで(笑)ギャングはすぐ止めたけど」ギャングとか(笑)「何色やったん?」「白。服すぐ汚れるねん(笑)でもアメ村で集団鬼ゴッコしたり…楽しかったー♪」そっと隆弘の方をむくと、隆弘もこちらをむく…「華はどんなんやったん?予想は…いじめッコかいじめられッコ。軟式テニス部とかで先輩とばっかりつるんでて…とか?」なんで軟式?(笑)「全部はずれ!…でもそんな中学生活が良かったかも」
2005-11-24 20:05:00 -
434:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ネタになるような話もない普通の中学生。」「反抗期とかあばれたりしたんちゃうん!?」「ばーちゃんと二人暮らしやったのに暴れれる訳ないやん(笑)」「へー♪うちも2階にばぁちゃんおんで!ボケてるからたまに暴れだす…反抗期なんかもな(笑)」「かもな(笑)」暗闇に慣れた目が、遠くを見ているような隆弘の顔をみつける。CDは勝手に二枚目に切り替えられ加藤ミリヤのアルバムが流れ出した。「ミーハー(笑)」「俺ミーハーやで(笑)でも好きになるもんがハヤるから仕方ない」お前始動かよ(失笑)
2005-11-24 20:12:00 -
435:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「加藤ミリヤのどの曲が好きなん?」「んーとなー」ベッドの端にいた隆弘が少し真ん中によってきたので、私も少し間を詰めた。体を曲げているのか隆弘の冷たい足にまた触れる。「んー…加藤ミリヤやったらジョウネツかな?ロンリーガールは名前多いからしんどい。アルバム持って帰る?」「あたしROSEかなーロンリーガールはカラオケで聞くんだるい」「あー三木道山なみにだるいな」
2005-11-24 20:21:00 -
437:
?
あげとく!
2005-11-24 23:36:00 -
438:
作者 ◆DEP4IVx7X6
486さん
ありがとうございます。
487さん
ありがとうございますo(^-^)oまた感想などありましたら宜しくお願いします。2005-11-25 01:50:00 -
439:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「そうそんな感じ……」「まぁベタやな」「…ベタか…あのさぁーベタな曲が全然ベタじゃなかったらどうなんそれ?」「?質問の意味がわからないさ」隆弘がオデコにデコピンをするふりをする…。「誰にでもあてはまるような歌詞に自分があてはまらんってこと」「それ自慢かいー」「コンプレックス…トラウマかな」「へー…俺つねあてはまるからわからんけど。ラッキー私って特別♪とか思ってたら」「…」「また無駄なシリアスさ出て来たで(*_*)ダルいからやめてよッ」たまにでてくるオカマキャラは一体なんなんだろう…。「あたしって不幸?(笑)」
2005-11-25 01:57:00 -
440:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「華ちゃんさぁー不幸かどうか迷う時点であんたも僕もLove&Pieceやん」「ふーん…で、どうやったら薬やめれると思う?」「なんなんそんな今すぐやめたいんかいさ?」「…親に気付かれそうやから止めたら、吐いたり狂ったり…普通の時もあるけど。で、今」「…へー。まぁ普通やな(笑)女は気弱いから半年くらいはかかるんちゃう?ツレは今もフラッシュバックでたまにパキパキなってるし。」「なんか方法ないんかな。本間に止めたいねん」「…お前本間の本間に止めたいん?」「うん。最初はテンションあげるためだけやったのになぁ(笑)」
2005-11-25 02:04:00 -
441:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
今じゃ薬中予備軍…てかもう薬中か(笑)「もーほんまに止めたーい!」天上にむかって言葉を吐き出すとタイミングよく暴走俗が国道を走り抜けて行った。…。部屋が静まりかえる。「…どこで薬買っててん?」隆弘が柄にもなく低い声で尋ねてきた。「Jの売人とか先輩?とか色々」「Jってことはヤクザ?」「も、いるし…テリー伊藤みたいな奴とか」タヤマのサングラス姿がスッと浮かぶ「あー…お前それ合法ドラッグやわ」「そうなん?錠剤と葉っぱしかしたことない。」「へー…まぁなんとなく薬の強さとかわかったし、本間に止めたいんやったら手伝う」
2005-11-25 02:14:00 -
442:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「何をどー手伝ってくれるん?あたし何するん?」「なんか野球してた時の先輩に聞いた方法。でもよーわからんから調べたるわ。…ただし」「ただし?なに?金はないで」「ただしー…」やりたいんかよ…「やらして(笑)って言いたいとこやけど、まぁもしやめれたらなんかオゴって」「いいよ(笑)」隆弘がニコリと笑うと大きくノビをした。「さーもー寝るぜ!また調べとくから今日はもう寝よ朝?に送ったるわ」「うん。ごめんなゲロコで…」「気にするなゲロコ…俺もバスはいつもゲロコなるから…一番前の席やから(笑)」
2005-11-25 02:21:00 -
443:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ぽんぽんっとあたしの頭を軽く叩くと、隆弘はおやすみも言わないまま寝てしまった。あたしはなかなか寝付けなくて、EPICと加藤ミリヤをもう一周して朝を迎えた。隆弘が携帯のアラームを止める…曲はドラゴンボールZ…どこのサイトで見つけたんよ(笑)「もー華いびきうるさいー」くしゃくしゃと頭を触りながら大あくび。「あたし寝てないから怒」「寝ろよ。行こか!その恰好で帰り。あと寒いから…買ったばかりのモンクレーを君に貸したろ…あっゲロかけないでよ」「かけへんわ!…なぁ昨日話たこと考えといてや!」「昨日?加藤ミリヤの好きな歌?」
2005-11-25 02:30:00 -
444:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ゲロ吐こか?」「わかってるって。何回もそんな話さすな」そういうとあたしの首にまたあの黒いマフラーをグルグルと巻き付けた。「約束ーいちーいいーおんなーのーふーりすーるなーにーつくりーわらーいはーするなーさーんーいちーいーちー心配ーせんでーもーぴろちゃんがーついてーーーーーーるっ。はい巻けた!行くで」「(゚_゚」何今の歌…何言ってるかようわからんかったけど…。
まだ日が昇らない時間の淀川はくすんでて、トラックで道はこみはじめていた。2005-11-25 02:39:00 -
445:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
信号ごとに、道案内をしていたが住所を言うと隆弘の方が道に詳しく、ポリを除けながら家の近くのパン屋さんの前に出た。「もうすぐそこやから歩いて帰るわ」「ええで。俺もこの原付きツレのんやからそいつん家に返して始発で帰るつもりやし」「じゃぁ先に返しに行く?」「華ん家まだ奥なんか?」「ううんアレ。」指の先にはクリスマスの電球を山ほどつけた我が家(って言うていいんかな)が少し顔を出した朝日に照らされている。「意外やろ(笑)あたしの家っぽくないやろ。」家をじっとみつめポケーとする隆弘。「…意外。」口がおもいっきりあいている
2005-11-25 02:48:00 -
446:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…とりあえず眠くて頭回らんから原付きガレージに止めといて」「あたしん家の?」「うん君ん家の」「友達はいいの?」「うんそれでいいの」「?わかった。でもずっと置いとけるかわからんで」「大丈夫大丈夫。あっ番号聞くん忘れてた…お前の携帯貸して」「えっ待って…はい」隆弘は素早く番号を打つと、あたしの携帯から自分の携帯にワンコした。「SMSでアド送って」「…うん。ありがとう」「うん。僕もありがとう(笑)兄さんに宜しく」「うん(笑)ばいばい」「ばいー」変なポーズをした後、隆弘は全速力で走って行った。…朝からボケとる。
2005-11-25 02:55:00 -
447:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
玄関を開けると、レオがアクビをしながらちょこんと座っていた。「ただいまー」シッポを振りながら上目使いのレオ。「散歩?健二に行ってもらい。あたしやったら帰れんくなるから(笑)」風呂場に行き、誰もいないようなので朝シャンした。体中の隆弘の臭いを洗い流す。ぼんやりとした色の風呂場の電気に、昨日からの出来事を丁寧に思い出す。…隆弘は、本間に助けてくれるんかな。そう思うふりをして実は大分期待してる。シャワーを止めて自分のジャージの臭いに少し安心した。…この家があたしにとって安息の場所になればいいな。
2005-11-25 03:04:00 -
448:
?
みてまぁす??
2005-11-25 12:06:00 -
449:
作者 ◆DEP4IVx7X6
?さん
ありがとうございますo(^-^)oまた感想などありましたら書き込み宜しくお願いします。2005-11-25 12:32:00 -
450:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
脱衣所の扉をあけた瞬間。足元から冷たい空気が入ってくる。ガチャガサガサ
?
健二が帰ってきたみたい…朝帰りかな?涼子さんの顔が頭に浮かぶ。…そういえば隆弘なんであたしにお兄ちゃん(健二)がおるって知ってたんやろ…ボケたつもりやったんかな(笑)玄関にはコンビニの袋を持った健二が立っていた。2005-11-25 12:37:00 -
452:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
501さん
ありがとうございます。また感想などありましたら宜しくお願いします。2005-11-28 16:49:00 -
453:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「おはよ」広くて深い色の石の玄関にピョンピョンと靴を脱ぎ捨てる健二。「おはよう。すいません、お風呂使いました。」なんで謝ってんのあたし・・・風呂あがりやし、素っぴんやし・・・まともに話すん初めてやし。しかもすいませんとか、なんか嫌味っぽいやん。むしろアタシの存在自体すいませんやのに・・・そっと足元から目をあげると、あたしと違って父さんの面影がある健二の顔。
2005-11-30 16:39:00 -
454:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「当たり前やん。使っていいで(笑)てかスッピンなったら更にあびる優に似てるなぁー」健二だって父さんに似てるよ。「そう?大家族スペシャルの子供産んだ長女に似てるって言われたことはあるけど」「本間やわ!むちゃ似てるわ!(笑)」 くしゃりと笑う笑い方まで似てる。むしろ笑い顔の方が似てるかも・・・。
「レオさかってんちゃうぞーー!」あたしの足元でなぜか興奮気味のレオをかっさらうと「ファミマ行ってきてん。華さんも食べよや」「うん、ありがとう」頭に隆弘に言われた言葉がちらつく。作り笑顔は見抜かれる。愛想笑いは嫌われる。せっかく住ましてもらってんねんやから気使わさんようにしないと・・・2005-11-30 16:47:00 -
455:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「好きなおにぎり取っていいで」ファミマの袋からおにぎりばかりが5つも出てきた。・・・健二、朝からこんなおにぎりばっかり食べるつもりやったんかな・・・「うん。」変り種のおにぎりとか、マヨネーズ系ばっかで選ぶのに困ったものの、しゃけいくらがまだマシな方だろうと思い、封を開けた。昨日は吐き過ぎたせいで、まだ胃がキリキリする。喉になんか吐いたものがつまってるんじゃないかって位に異物感を感じた。細くなりすぎた足が、裏庭側の窓に映る。何この気持ち悪い人間。ニコニコ話す健二の話に微笑みながら、クッションを体の上にさりげなくのっけた。こんなガリガリの体・・・気持ち悪い。
2005-11-30 16:57:00 -
456:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
おにぎりがやっと具に到達したのに、もうお腹っていうか胃の中がいっぱいでそれ以上飲み込めなかった。「華さん何時に出るの?」「今日なんか休もかなーと思って。最近休み過ぎて授業わからんし」3つ目のおにぎりを手にする健二「じゃあ俺も今日やーすもおっ。行ってもいかんでもどーせ一緒やし。」レオはおこぼれに預かろうと膝に前足をかけシッポをブンブン振っている。
2005-11-30 17:03:00 -
457:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「PS2取って来るから一緒にしよーぜ兄弟(笑)」半分笑えない冗談。「おー兄弟」隆弘にあれだけコテンパンに言われたのにやっぱりアタシは作り笑いをして健二に返した。健二が部屋にPS2を取りに行ってる間に、おにぎりをゴミ箱の奥のほうに捨てた。捨てるならくれよっといった感じに、レオがこちらを睨む。
2005-11-30 17:08:00 -
458:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
そっからあたしは濡れた髪を乾かしに行きたいとも言えず、健二と打ちどけようと必死だった。何か話が盛り上がる度に、ノリのいい女のフリ。と頭の中の隆弘が毒を吐いた。恐竜をばったばったと殺していくゲームをしながら「この恐竜見た目可愛いから、じっくり殺したら涼子怒りよんねん」ノロケかよ・・・「ノロケかよ」「ちゃうわ!」いやノロケだよ・・・
2005-11-30 17:19:00 -
459:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
途中であたしだけゲームオーバーになったので、健二が勝ち進んでいく様子をレオとポケーと眺めていた。健二ってゲーマーやなあ「遊びはなんでも好きやねん」無邪気な横顔にまた父さんを感じる。
2005-11-30 17:21:00 -
460:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
いっつもこうやって涼子はゲームしてんの眺めてんねんやろなー・・・。あたし、聡くんがゲームしてんの横で眺めてることなんか絶対できひん。1秒でも一緒にいたいって、どんな感覚なんやろ。あたしの暇やからとか、寂しいからとか、どっちでもいいからとか、そんな理由でセックスする気持ち、多分理解してもらわれへんやろなぁ。「あっそうや!華さん親父にいくら頼んだ?」テレビから目を離さずに、いきなり大きな声を出す健二にあたしもレオもビクついた。
2005-11-30 17:27:00 -
461:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「何が?」「クリスマスやん!あいつら洗濯も掃除も、たまにしかせーへんねんから!金もらってもいいし。なんか好きなもん頼んでもいいし。」「・・・・クリスマスいっつも花束とお金やった。」「親父が花束!!!」爆笑する健二。そんな変かな?「よく花買ってきてくれててん。ほぼ毎回。」まだ笑いながらゲームをセーブしスイッチを切る。「あーじゃあ、華さんラブなんやわ彼(笑)アイツ花粉症よりひどいアレルギー持ちで植物一切あかんねん。ばばあがガーデニングすんのも大反対で、なんかのどぎつい花植えるか植えへんかで離婚しそうにまでなってたもん。」
2005-11-30 17:35:00 -
462:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「花嫌いなん!?」嘘・・・マンションに住んでる時は、よく花の水変えたりしてくれてた。「嫌いとかじゃなくて、体質的に無理なんやと思うで。姉ちゃんもその体質受け継いでるから、臭いが無理!って庭のポプリむしって捨てたりしてた。(笑)」
2005-11-30 17:40:00 -
463:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
全然、知らんかった。父さんが花無理なんか。むしろ花が好きなんやと思ってた。だからひつこく買ってくるんやって・・・
2005-11-30 17:41:00 -
464:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あの花はあたしだけのための花やったんや・・・・
2005-11-30 17:42:00 -
465:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2005-11-30 17:47:00 -
466:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
熱い涙。昨日流したのとは違う、体中から流れでたみたいな熱い涙がぽろぽろ・・・止まらない。
あたし父さんに愛されてる。なんで気づかんかったんやろ。一番大切な家族ではなかったかもしらんけど、父さんはあたしを大切に思ってくれてたんや。2005-11-30 17:50:00 -
467:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
この涙は薬と絶対無関係や。あたし自身の涙なんや。熱いなみだをぬぐう。父さん・・・次はいつ会えるんかな。涙のついた手の甲を見てそっと微笑む。
2005-11-30 17:55:00 -
468:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
PPPPP・・・PPPPPPPP・・・・・PPPPPP・・・・・・
!?。家の電話が鳴った。・・・父さん?あたし出ていいんかな・・・。PPPPPPP・・・まだ電話は鳴り続けてる。PP・・・。あっ切れた。PPPPPPPPPP・・・また鳴り出すってことは?父さんか奥さんかな?PPP
「・・・し、森山です。」もう下瀬じゃないって(笑)「あっこんにちわ。佐々木と申しますが・・・」鼻にかかった女の人の声。2005-11-30 17:59:00 -
469:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「はい・・・」なんや違うんか・・・「健二くんいらっしゃいますか?」おおっ!「今ちょっとお風呂入ってますけど。」「すいません、携帯の番号わからなくなってしまって・・・お家にお電話させていただいたんですが?」・・・誰こいつ。涼子ではない。「あー勝手に番号教えたら怒られるんで」「・・・あーそーですかー。じゃあ佐々木直美から電話あったと、お伝え願えますか?名前言ったらわかると思うんで。番号は000-000・・・」「はい。はい。」メモを取るフリをして適当に聞き流した。
カチャ・・・・誰あの女・・・。・・・・・・・・・・・・あたし涼子好きやし。涼子の見方やもーん(^_^.)無視無視。念のため家の電話線を抜いておいた。笑2005-11-30 18:09:00 -
470:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
念のため風呂から上がった健二に確認してみる。「この前おった子、彼女?」「うん、彼女。可愛いやろ?」満面の笑みの健二。そーやんな・・・涼子が彼女であってるよな。直美って誰だ?・・・抹消、抹消。「うん。いい子そうやな、あそこの制服、よく梅田で見るわ。あたしどれでもいいから健二好きなピザでいいよ」てかピザなんか入らん。スープ系じゃないと無理・・・ピザを適当に頼んでいいと言い、電話があったため健二は部屋に上がって行った。・・・直美かな?(ーー;)ピザと飲めそうなさっぱり系のスープを注文するため電話線を入れなおし、もう一度抜いておいた(笑)
2005-11-30 18:16:00 -
471:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
しばらくするとレオがいきなり玄関に走り出した。%#&)=%$#・・・何か話し声・・・ピザ屋ではなく健二の友達のようだったので、そのままリビングでテレビを見ていた。携帯を見ると、聡くんから着信・・・・電話せんのんちゃうかったん?失笑。
さっきの電話かかってきた時のあの慌てよう・・・やっぱり電話の相手は直美やろなー・・・それを相談するために友達呼んだんかな?2005-11-30 18:23:00 -
472:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
健二にも浮気症な父さんの血、流れてるからなー・・・笑。
2005-11-30 18:23:00 -
473:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ピンポーン。今度こそピザ屋かな?玄関に向かおうとした瞬間・・・・
2005-11-30 18:26:00 -
474:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんであたしの家にマサイの戦士が・・・・ピザをピザ屋から受け取っていた。「君何してんの・・・」呆然。「おー妹!ピザ食うか?」いやだから君何してんの・・・。びっくりし過ぎて立ちすくむあたし。「迎えに来たんだにょーん」「何を???」「ピザ食べよーお腹すいたー。」思考が働かず、ストンとテーブルの椅子に座り呆然とするあたし。我が家のようにコップを出し食事の準備をする隆弘。「あとで話すから。とりあえず友達っていう定で話して。」「・・・」
2005-11-30 18:36:00 -
475:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
・・・やっと我にかえる。「ちょっ「あはははははははは」馬鹿でかい隆弘の笑い声。「あん「お兄やんタバスコどこ?」隆弘からリビングの入り口に目を移すと扉に寄りかかりながら健二が立っていた。ゴクリとツバを飲む。「お兄やん言うな!右の扉開けて」知り合い???ビックリしたあたしの服を机の下でひっぱる隆弘。「・・・あたしもお兄やんって呼ぼかな(笑)」ってとっさやからって何言ってんやあたしは!「タバスコあったぁ♪ハナクソはタバスコかける?」妙にニコニコしてる隆弘。「うん。…?それタバスコじゃないでソースやで(笑)」「えっ!?これタバスコじゃないの!?入れモノ似てるやん!」NHK並のオーバーリアクション「あーそれお土産にもらってん。アメリカで売ってる醤油やって。タバスコキッチンの棚に3種類くらい並べてあるわ」なぜかふてくされてる健二。「お兄やんひどい…(:_;)」
2005-12-01 14:36:00 -
476:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
この二人・・・どうやら知り合いらしい。・・・・。
2005-12-01 14:43:00 -
477:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
それからも呆然としたあたしをフォローするかのように隆弘はベラベラしゃべり、「チャーハン食いたい」って言って勝手にチャーハン作って食べて帰って行った。帰り道、「車で送ったるわ」という健二に「えーカーセックスカーなんか乗りたくないしー!華ちゃんが送って♪」
2005-12-01 14:46:00 -
478:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「お前、今の暴言・・・涼子に言うぞ」「エロネタは健二チクらんって知ってるもん。涼子硬派やから♪」・・・涼子硬派なんや((笑))
2005-12-01 14:47:00 -
479:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
盗聴されたり、FBIに追われたり、隆弘にいじられたり・・・健二ってなんか個人情報ばれまくりやなあ・・・
2005-12-01 14:57:00 -
480:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたし友達に(って言っても学校休んだってもうメールもくれんような奴らやけど)自分に腹違いの兄弟いたなんか絶対話されへんわ・・・。まぁそれだけ隆弘と健二が仲良しってことなんやろうけど・・・
2005-12-01 15:04:00 -
481:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
帰り道、家ではあんなにおちゃらけて好き放題してたくせに隆弘はほとんど話さなかった。聞きたいことは山ほどあったのに、何も聞けないような空気を出してる。駅に着く間際、「安心して。大丈夫やからな。」「何が?」「全部」と意味のわからない会話をしてあたし達はバイバイした。
2005-12-01 15:05:00 -
482:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
隆弘の待ち時間を潰したミスドの前を通る。ロングダウンを着ててもわかるガリガリな体。窓に映った自分を見るのが嫌で下を向いて歩いた。
2005-12-01 15:08:00 -
483:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
・・・・・・・・・・・・どんどん気持ち悪い体になっていく。
2005-12-01 15:14:00 -
484:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
それから数日間。隆弘からはなんの連絡もなかった。たまに健二に会いにきてはあたしの部屋まで聞こえるくらいの大きな声で話し、久しぶりに帰ってきた奥さんに「今ホストのバーテンしてるから来てやー」と営業して涼子に本気で殴られていた。
2005-12-01 15:18:00 -
485:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたしの方は・・・
2005-12-01 15:19:00 -
486:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
でも確かにこの薬をやってからはご飯も食べれるようになり、よく眠れるようになった。そんなに毎日は薬が欲しい衝動に駆られなくなったけど、また吐いたり狂ったりするのが怖くて、毎日きちんと薬を飲んだ。
2005-12-01 15:24:00 -
487:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
粗悪な作りの錠剤は緑色で一つ一つの色の濃さが微妙に違った。売人の弟が女を紹介して欲しいというのでユウキを紹介したら、タダ6錠くれたりした。
2005-12-01 15:25:00 -
488:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたし・・・この薬体にあってるんかも。
2005-12-01 15:26:00 -
489:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
そんなある日、部屋でゴロゴロしてたらノックもせずにいきなり隆弘が入ってきた。「はなーーー」黒!また黒くなってる・・・「・・・」「ほら行くぞ!」扉の向こうには健二と、健二の後ろから軽く手を振る涼子。「いやービクドン飽きたから華と待っとくー」「お前が腹減ったってゲーム消したんやろが!」
2005-12-01 15:30:00 -
490:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「華ちゃんもご飯行く?」二コリと笑う涼子。可愛いなー・・・「ううん。お腹すいてないから。ありがとう」なぜかベッドに寝転がり枕に抱きつく隆弘「二人で行ってくればー。クリスマスの予定とかたててくればー」くねくねと体を曲げる隆弘に、クッションを投げつけ健二と涼子は家を出て行った。
2005-12-01 15:35:00 -
491:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ぶおーん・・・健二のレクサスの気持ちいいエンジン音が聞こえる。「隆弘だってだいぶキャラ作ってるやん」手元に落ちてきたクッションをあたしもぶつける。「俺のは可愛げアール。君のは可愛くない」「・・・」あたしもう狂ったりせんし隆弘の助けいらんねんけどな・・・
2005-12-01 15:38:00 -
492:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「準備は整った。決戦の時がきたのら。」はぁ・・・。「ってことで取り敢えず、荷物固めよう。華意外とキレイにしてるなー。むっちゃ女っぽい部屋(笑)」「奥さんが揃えてくれてん。・・・荷物ってどこ行くん?」「ちょっとそこまで♪」「じゃあこの格好でいい?」「いいけど。着替えとかいるんちゃうん?あっ俺ん家、3階ナプキンないからナプキンもね♪すなぷキーん」
2005-12-01 15:43:00 -
493:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
・・・・・・・・・・・はい?
2005-12-01 15:44:00 -
494:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「あっそうや!学校ってお前中間何点くらいやった?」「そんなん覚えてないわ!」一体何この脈略ない話は!????
2005-12-01 16:56:00 -
495:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「平均評定は!?」「多分7くらい」「お前結構賢いやんけ!ってことは中間がーーーー・・・大丈夫!期末受けんでも赤点付けへんから親に連絡おかんわ!」そー言いながら隆弘は勝手にタンスを開けた。「何すんの!!!」勢いよくタンスを閉めるあたし。「指挟むやんかー!着替えなかったらパンツ手洗いよ(笑)自分で洗ってよ」「なんで隆弘ん家にあたしが住むん!?普通に考えて。おかしいから!!!」一気にしゃべり過ぎて息が乱れる。
2005-12-01 17:01:00 -
496:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「おかしくないから。俺むっちゃいいこと考えた♪」馬鹿dだこいつ「無理。父さんになんて言うん!?その前にあたしが行きたくない!タンスとか開けるなんて非常識!」半年ぶりくらいに大きな声を出した。何事かと驚いたレオが走り回る爪音が1階から聞こえてきた。
2005-12-01 17:04:00 -
497:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「・・・もう決めてん。早く用意しろ。」息の乱れが中々治らない。興奮して酸欠になったのか頭がクラクラした。「お前、まだ薬してるんやろ」「・・・・」軽くため息をつき下を向いたままのあたしの頭に手を置く。息の乱れがなかなか治らず重くなった頭を両腕で支えた。
2005-12-01 17:08:00 -
498:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「冷たい手して」あたしの手の上にそっと手を添える。「今、どれしてるん?」優しい口調で隆弘があたしの顔を覗き込む。「オランダのん」「?オランダって(笑)いつから?」「じゅっと・・・」息の乱れでろれつが回らない。なに?どうしたん?またあたしおかしくなってまうん?
2005-12-01 17:12:00 -
499:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
今度は深いため息をつき「荷物まとめたるから寝転んどき」朦朧(もうろう)とする意識の中で、鼻歌を歌う隆弘の声だけが聞こえる。眠いけどずっと起きてる・・・起きてるのにずっと寝てる、空気の薄いところにいるみたいな感覚がしばらく続いた。
2005-12-01 17:16:00 -
500:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ふわふわふわふわふわふわ
2005-12-01 17:18:00