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1:
もりやまはな
早く来て…今日もまた?錠買ってしまった…4500円…相場より500円安かったから…別にやめれない訳じゃなぃんだけど…薬で自分をつかまえとけば…自分を自分でつかまえとけば…誰も来なくても生きていける。
2005-10-25 12:03:00 -
571:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
言葉にすれば楽になるわけでもないのに…口から出る言葉といったら…薬…薬…薬…薬…それでも隆弘は笑顔で話かけ続けてくれた。自分はまだ正気だという判断は出来た。「薬はしたあかんな…でも薬がしたい」貧乏ゆすりで体がガタガタガタガタ揺れる。「そやなーあかんなー。」真っ暗で隆弘の顔が見えない。「隆弘おる?」「ちゃんとここにおるよ」冷たい足先がガタガタ揺れるあたしの足を挟み、暗闇から現れた手が頭をポンっと叩いた。「今日はクリスマスやでー華」「うん…ギシギシガシ」歯ぎしりの音にもどうずることなく話し続ける。
2005-12-02 05:38:00 -
573:
ぁ??
この話し好きゃで??何てゅぅたらィィんか上手くゅぇんヶド?薬してハマッタら本間にャバィ?コトなるんゃなぁ…ッッてめっちゃ感じた?ぁ??はまりゃすぃタィプゃヵラ絶対薬ゎしたなぃ?怖ぃし(:_;)
2005-12-02 06:33:00 -
574:
名無しさん
〉〉570-650
2005-12-02 08:28:00 -
575:
名無しさん
>>570-650
2005-12-02 08:29:00 -
578:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「クリスマスの思い出とかどんなん?どんな男と過ごしたんにょー」無理して語尾を踊らせ話す隆弘「薬したい…でもあかんっつわかて…るギシギシガシ」強く唇を噛むとプチリと切れて鉄の味が広がった。
……。
真っ暗闇の中でデッカイ鹿みたいな奴が隆弘の後ろから突進してこようとするのが見えた!「隆弘危ない!鹿みたいなん来た!起きて!」「華、大丈夫やからフトン入り。な?」こっちにむかって突進してくる…。「隆弘も避けないと踏まれるで!」部屋の隅に移動して頭をかかえると、鹿は方向転換をし、あたしの方にむかってきた。「隆弘!隆弘!」2005-12-02 11:49:00 -
579:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ここおる。ここおる。」そっと温かい手があたしの肩に触れた。「鹿が!!!」幻覚なん?妄想なん?でもこんなにはっきり見える。動物の獣臭い臭いまでする!「大丈夫やでー大丈夫やでー」背中を何度もさする隆弘「鹿ってトナカイか?サンタもあかんなー華怖がらせて…ナマハゲちゃうねんからなぁ(笑)」「ふぇ…ふぇーーーー」涙はもうあまり出ない。ただ叫びたくなって…たまらなく叫びたくなって
「きゃーーーーー!」叫びたくった。2005-12-02 11:55:00 -
580:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「150ホルンー♪」そういうと抱きしめ、あたしの顔を胸に強く押し当てて…、「大丈夫。ここにおるしトナカイは今忙しいから華のとこにそんな長いことおらんし大丈夫。」「キャーーーーー!」「華頑張れ…!頑張れ!悪魔追い出そな!」「キャーーーーー!!!キャーーーーーーーーーー」
あたしは正気や!大丈夫!自分の中で何度も呟いていた。ただ…本当にプチリとテレビを消したように…その日の記憶はそこまで…2005-12-02 12:01:00 -
581:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…」窓から差し込む少しの光りで目が覚める…朝?やんな…。ビクッ!すごい悪寒。何この部屋…むっちゃ寒い…ガガガガガガガ…「おーおはよう。ごめんオシッコしに行ってた」少しヒゲの伸びた隆弘。黒い肌でもわかるくらい目の下にはくっきりクマが出来ている。「隆弘寒い…」「寒いだけ?」「うん。でもむっちゃ寒いねん!」足なんか凍傷起こしてるみたいな寒すぎて感覚ない…。「今のうちにさきトイレ行こか」「嫌。寒くて体カチコチ…」「えーでもーオシッコしたなってバケツでしなあかんようーなっても知らんでー」
2005-12-02 12:09:00 -
582:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
スウェットの股の部分を掴む。…よかった。今日はもらしてない。「…してなかった」「やったぁー♪」それにしてもなんだか体の中が寒い…「隆弘寒い」「その前に今のうちにトイレ行っとこな♪」空の段ボールみたいにひょいっと持ち上げられトイレにむかう。「寒い」別にオシッコはしたくなかったのに…冷たい便座の感触で自然とでる…。「でたー?」扉のむこうから叫ぶ隆弘。「でた」恥ずかしい。「華おっきい方もしとき。もー長いこと出てないやん」「人ん家でおっきい方でえへん」「なにそれ(笑)もらしてゲロるのに…なんの意地やねん(笑)」
2005-12-02 12:43:00 -
583:
名無しさん
隆弘にキスしたくてしょうがないってとこかなり分かる!なんか泣きたくなるぐらい切なく感じた!作者さんが伝えたい事と違うかもやけど…でも凄く良いよ〜
2005-12-02 12:52:00 -
584:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「意地じゃないプライド」ジャーーー。「あっそ(笑)」扉を開けると、おんぶをするポーズの隆弘。「歩けるよ」「寒いんやろ。寒なって手足の感触なくなるって先輩から聞いた。もーすぐゴールが近い証拠や。頑張ろや。」
「…ぅん」
あたしは隆弘に何がしてあげられますか神様…こんな素敵な人とどーして早く会わせてくれへんかったん?初めて自分のした色々な過去を消したいと思った。後悔は前からなんとなくしてた、でも今更なに言ってんのんよっていう気持ちがずっとあって…その気持ちを中心に心は回ってた。2005-12-02 12:52:00 -
585:
作者 ◆DEP4IVx7X6
653さん☆
あーなんて嬉しい!そこ結構私も好きな場面なんです(笑)何かを感じとっていただけているだけで充分嬉しいですm(__)m2005-12-02 12:55:00 -
586:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
今あたしの心にいるのは、隆弘が無理矢理引っ張り出した不器用で怖がりなあたし。まっすぐ隆弘だけを見てる。
…というかまっすぐ隆弘が見てくれることを望んでる。今悪魔と戦いながら、感じてる。
一秒でも一緒におりたいっていう切なくて愛しい素敵な気持ちを…。2005-12-02 13:00:00 -
587:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…こんな気持ち言葉にしたら、きっと薄っぺらい言葉の羅列になって、あなたはきっと笑い飛ばすやろね。
2005-12-02 13:04:00 -
588:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ゾクッ!隆弘が作ったサラサラのお粥を口元に持ってこられただけで、寒気と吐き気がした。ビクつく体に「そんな寒いん?」と最初に会った時よりもだいぶやつれた顔の隆弘。「骨から凍ってるみたい」ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ…。お粥は口に入れて見るものの、喉にフタがされているみたいでなかなか飲み込めなかった。ふた口食べるのがやっと…。分厚い毛布で私を包み、隆弘が毛布越しにあしを抱きしめる。「ストーブ危ないから付けられへんから、人間カイロじゃー」隆弘の笑い声にもだいぶ元気がなくなっている。ガタガタガタガタ
2005-12-02 13:11:00 -
589:
ぁ??
華?ゎ隆弘クンに何もしなくてィィと思ぅ??薬完璧に辞めて?ただ毎日ちゃんとご飯をぉ腹一杯食べて?くれてたら隆弘クンゎ喜ぶと思ぅ? この話が実話ゃったら華?ょぉ頑張ったナァ?作り話ゃったら?薬が怖い?コト皆に伝わってほしぃゃん?
2005-12-02 13:21:00 -
590:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
わかってる…ゴールはもう見えてる。でも、凍った両足は前に進むどころか、どんどん後ろにひっぱられいく。
ガタガタガタガタ…
「薬…お願い…寒い……」「華…毛布ふや「うっさい!薬早く!死にそう!凍る!早く!」寒さはもう限界やった。他のことを考える余裕なんか大分前からなくなってる。ただただ、寒さをなんとかしたかった。灯油をかぶって火を付けたい…そう思うくらいに寒かった。
「クスーリー…薬したぃ。お金出すから…セックス…しゅーから」だらだらとヨダレがたれるのを隆弘は袖で拭きながら、「ゆっくり、10数えよか…華。」2005-12-02 13:23:00 -
591:
作者 ◆DEP4IVx7X6
ぁ??さん
ほんと私もそう思います!フィクションですが…華はどこかにいます。きっと日本中か…もしくは関西…大阪?のどこかに(笑)隆弘が『?一緒に暮らそう?』の健二よりいい奴に感じてきて最近焦る作者です(失笑)2005-12-02 13:30:00 -
592:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「いーちーにーさーーんしーーー」「薬?エッチしよやー薬しよやー」
「…悪魔が出てきたん?ごーーろーくー」「あはははははははははははは」恐い…口が勝手にしゃべって笑い出す。心の中に檻が出来てあたしを閉じ込めてる。そんな言葉、隆弘に言わんといて!「あはははははははは!」
「っ…またフラッシュバックかーい!」檻の中から壁に頭をもたげる隆弘が見える。「あはははははははははは」天上を見上げ、笑い続けるあたしじゃないあたし。2005-12-02 13:36:00 -
593:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
立ち上がり笑い続ける。「あははははははは!」あたしが狂ったんじゃない。心はまだ正気。ただ体が…脳みそが…カチコチに凍って、誰かに操られる。自分じゃ動かされへん。
「あはははは…はは…は…」呆然と無表情であたしを見上げる隆弘の目に、もう冗談を言う元気は残ってなかった。
「…は…は…はーよ薬持ってこいやぁぁぁぁぁ!!!!」掃除機のエみたいに細くなった足が、隆弘の顔面を蹴り上げる。
ベシっ!!!2005-12-02 13:43:00 -
594:
イクヨクルヨ
今私の中で華ちゃん頑張ってがいっぱいあります!!!大事な人に出会えた思うなら今どんな恥ずかしい自分でも最後まで頑張ってがあります(>_
2005-12-02 13:44:00 -
595:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
その瞬間だった。 !!!
隆弘があたしの頭を掴みおもいっきり畳みに押さえつけた。グラつき朦朧(もうろう)とする意識の中、初めて箱に入った日にみつけた柱が目に写る。
「絶対連れ戻したるからな…華!」隆弘がなんか言ってる。気持ち悪くなって少し吐いた。白い汁と消化されずに残っていたふた口程の米つぶが、口のまわりにへばりつく。…そのまま目を閉じると、暗い闇の中…ひたすらスカイダイビングみたいに落ち続ける夢をみた。…誰もあたしをつかまえに来てくれたりはしない…。ビューっと風を斬って落ちて行った。2005-12-02 13:52:00 -
596:
作者 ◆DEP4IVx7X6
イクヨクルヨさん☆
ありがとうございます!これはもうテストそっちのけで大幅更新するしかないです?(笑)華をいじめてるのが自分だと思うと複雑な心境ですが…頑張ってる二人をあと少し見守って下さいm(__)m2005-12-02 13:59:00 -
597:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
着地することもなく目が覚める…。
手足が動かない。
視点の合わない目を無理矢理開けると、薄暗い部屋の中、あの柱にもたれかかり下をむいた隆弘がいた。
「…隆弘…寝てるのん?」ゆっくりと上げられた顔は彫刻みたいに、いらない肉がそぎ落とされていた…。「やっと起きたな。丸一日寝てたで」「…そう。」起き上がろうとするものの、なんだか体に巻き付いた毛布が重い。「華、暴れ出したから毛布の上からロープでしばった。ごめん」…あーそーなんや…。「いいよ。」「あと…お前髪の毛むしり出したから腹なぐって気絶さした。」「そう…」2005-12-02 14:06:00 -
598:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ハゲになったらイブモア買ったるから(笑)」声にも表情にも元気がない冗談。もう…この人をこれ以上巻き込む訳にはいかへん。
「…隆弘。ごめん」2005-12-02 14:09:00 -
599:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「あたしもぉ無理やわ。」「…なに言うんやー」溜め息混じりの隆弘の声。「もう無理や。薬止めれんくてもいい。」
狂っても一応は折れなかった心が、ポキリとまっぷたつになった。
「隆弘巻き込みたくないから…」
今更何言ってんのよって自分でも思うセリフ。殴られたらしいミゾオチの痛みがジンジンとわかるようになってくる。2005-12-02 14:15:00 -
600:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「あたし…こんなんで隆弘に好きになってもらえる自信ない…あたし自分に自信ない」かすれ声がなお一層自分を惨めにさせた。
「…ほー(笑)」床に寝転がり隆弘はあたしに背中をむけた。しばらくの沈黙の間、薬をしたい衝動を必死に押さえる。ギシギシガシ…歯ぎしりの音が、また部屋に響いた。2005-12-02 14:19:00 -
601:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「はじめて会った時に…」クルリとこちらを向き、呆れたように少し笑う…本当はもっとニッコリ笑うつもりやったんやろうけど、そんな元気…もう残されているはずもなかった。外からはゴミ収拾車の音楽と、眩しくなっていくものの、どんどん地面に押し込められていく夕日が、ベニヤのすき間というすき間から差し込んだ。
2005-12-02 15:25:00 -
602:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「むっちゃ可愛いやんけーーー…でもダッサぃ制服…愛想ないし。ハマケンくっつけようと必死やし…。」「…」覚えてるよ、黒い人やなって思った。
「軽そうやし、ヒョコヒョコついてくるし…話おもんないし」…だっさいヘルメットに黒のマフラー。
「なんか…愛想いいフリしてるとこがうっとおしかったから、飯食って帰って…二度と会う気はなかってんけど」…あたしも。2005-12-02 15:31:00 -
603:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
コロコロと転がり起き上がると、毛布のロープをほどき始めた。「でもなぁ…」これで終わりなんや。全部。薬も出来て、この寒さや吐き気、頭痛に震え…すべてから開放されて、元の生活に戻れる。
ロープを固く結び過ぎたのか、指にもう力が入らないのか、隆弘はロープをほどくのにだいぶてこずっていた。2005-12-02 15:36:00 -
604:
?
あげ?
2005-12-02 15:38:00 -
605:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…でもな、なんかお前おれにビクビクしててさぁ(笑)」ロープがほどけ、毛布の中に冷たい風が入ってきた。
「うん。」もう泣きすぎて枯れきっていたはずやのに…涙がでる。そう…父さんの花束の時みたいな、熱くてスーっと流れ落ちる感じの涙。
「もー…」言葉に詰まる隆弘。2005-12-02 15:46:00 -
606:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「そんだけで好きになってた(笑)俺ドS!?って自分で笑えた。…いい女のフリしながら、ビクビクしてるんに気付いた時にずきゅんって…(笑)」
「…うん(泣)」
神様…これは告白ですか?それともサヨナラの言葉ですか…2005-12-02 15:52:00 -
607:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ゆっくりと隆弘にささえられながら起き上がる。髪が臭い…息が臭い…体じゅうが臭い。
「ありがとう。ごめんな」一緒に頑張ってくれてありがとう。つかまえてくれてたのに…
手の中からこぼれ落ちていったのはあたしのほう。きっとさっきの夢は…隆弘の掌から、もうつかまえにはこれないところまで落ちていくあたし。2005-12-02 15:57:00 -
608:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
辛い、ほんまに辛い。
薬欲しい…。
でもなんなんやろ…
この後悔の気持ち。檻の中に入れられていたはずのあたしの気持ちは、今熱い涙となって止まらず頬をつたっている。2005-12-02 16:01:00 -
609:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「まだまだ。引き下がるわけにはいかんねん」
「…ぇ…」
グチョグチョになったあたしを隆弘はゆっくり抱きしめた。
「ごめん。やっぱり離すこと出来ひんわ」ボロボロと泣き出す隆弘。もう小学生くらいしかないあたしの体を強く抱きしめる。「あぁーあぁー!」…あたしの遠くなった耳元で大きな声をあげて泣き出す。隆弘だってあたしと同じくらい苦しんでたに違いはない。強く抱きしめてくれた腕も胸板も…体をくっつけるといぜんよりも大分痩せているのがわかった。2005-12-02 16:09:00 -
610:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
反省してます神様。あたしだけでいいでしょ苦しむのは…。この人はなんも悪いことしてないんちゃう?…それとも…好きな人が苦しんでる姿を見てもっと苦しめと…
あたしにそういいたいん?2005-12-02 16:11:00 -
611:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
負けるわけにはいかん…。ここで負けたら、隆弘みたいな人とは二度とめぐりあわれへん。隆弘はまるで薬中がうつったかの様に、しばらく狂い泣きした。2005-12-02 16:16:00 -
612:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
夜になり、隆弘とあたしは真っ暗の箱の中で向かいあわせに座りながら、お互いひとつづつ好きな話をすることにした。隆弘もあたしも落ちのないしょうむない話ばかりを繰り返した…。
野球を止めたくなかったこと、先輩のこと、初恋、好きな服、雑誌、地元、バイト…
ばーちゃんのこと、お母さんの写真を見つけたものの恐くて父さん内緒にしたこと、友達のこと、セックスのこと、ラブレターをもらったこと…2005-12-02 16:22:00 -
613:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「すごいやん、華ラブレターもらったことあんねや」「…すごいか?その子誰にでも告白する子やったから…こ、こんな話…おもももんないやろ?」「ライバルかー…しばきにいかなあかんなぁ」「つつつ…次隆弘の番!」どもっているあたしの頭を優しく撫でながら話すあたしの知らない隆弘の話を、一生懸命聞いた。
2005-12-02 16:28:00 -
614:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
今まで誰も読もうとはしなかったあたしの本を、1ページ1ページ2人でめくる。
最後に覚えているのは、隆弘が堤防で友達と飼ってた野良犬の話…。
多分それが最後…。2005-12-02 16:34:00 -
615:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
もう夢は見なかった…。見たかもしらんけどまったく覚えてない…。家の前を登校する小学生達の声で目を覚ます。深く溜息をつき目をこすると、目ヤニがポロポロと落ちた。
あたしの膝には、ポカンと口を開けた隆弘の寝顔。2005-12-02 16:37:00 -
616:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
一瞬死んでるのかと思い、体を揺する。
「隆弘!隆弘!隆弘!隆弘!隆弘!」
「なにーな…連呼せんでもぼく隆弘ですが(笑)」
「死んでるかと思った。」「うん。腹減って死にそう」目を閉じたまま、固いであろうあたしの膝まくらにしがみつく。2005-12-02 16:41:00 -
617:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…うん。あたしも腹減って死にそう。」2005-12-02 16:42:00 -
618:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
大きな目をぱちりと開け、驚いた顔であたしを見上げる。
「でもいきなりは無理(笑)とりあえずゆず茶飲みたいなぁー」
首を横にかしげておどけるあたしを、これまでにないくらい強く抱きしめ、隆弘はまた泣いた。静かにしんしんと息を殺しながら…。2005-12-02 16:46:00 -
619:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
隆弘がしてくれたみたいに、声を殺して泣き続ける隆弘の頭を何度も何度も優しく撫でた。2005-12-02 16:49:00 -
620:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ガガガガガガガ…二人で重い扉を開けて、そのままお風呂に入った。エクステは髪をむしった時に取れてしまったらしく、真っ黒の長い髪が寂しくなった胸元にかかる。正気に戻るとなんだか今までのことがありえへんくらい恥ずかしくて、お風呂の中での会話はほとんどなかった。まるで酒の勢いで一発やったあとみたいな気恥ずかしさ…。頭も体も別々に洗い、隆弘はすぐ風呂を出た。「ゆっくり入れよ、ドアちょっと開けとくわな」…目も合わさずにそう言って…
2005-12-02 16:55:00 -
621:
◆p.N.KpK04s
泣いた(*´Д`)
2005-12-02 16:55:00 -
622:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
お風呂に入るのが、こんな体力のいることだったとは…(笑)フラフラしながら扉を開ける。体に巻いたバスタオルは、あたしの体を2周していた。
「ゆず茶とみそ汁とお粥!」
「そんなに入るかな…(笑)」2005-12-02 16:58:00 -
623:
作者 ◆DEP4IVx7X6
693さん
ありがとうございますm(__)mもうすぐ終わるので、またじっくり感想聞かせて下さい。2005-12-02 17:00:00 -
624:
森山 ◆DEP4IVx7X6
「なるともラーメンもあるで♪」
「吐くって(笑)」
まだなんとなく信じられへん…。まるで腫瘍がレーザーで焼き消されたみたいに、あたしの中の悪魔は消えてなくなっていた。不思議な感じ。服を着てゆず茶をすすりながら台所の隆弘を見つめる
「なぁ涼子…」2005-12-02 17:04:00 -
625:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「んー?」
オタマなんて持った後ろ姿…なんか笑える。2005-12-02 17:05:00 -
626:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「もしまた薬したなっても、つかまえといたるから…お前も今の自分のこと…しっかりつかまえて、もう離すなよ」
「…うん」2005-12-02 17:08:00 -
627:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
まだ温かいゆず茶のコップを持ったまま、キッチンに立つ隆弘に後ろから抱き着いた。
「なんかカッコイイこと言おうとしても口に出したら意外と普通やな(笑)」
「あたしも前それ思ったことある(笑)」2005-12-02 17:11:00 -
628:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
言葉に出来ない気持ちは言葉にしない方がいいのかもしれない。
「あたし今の自分と隆弘…はなさんように頑張る」
グツグツと煮えるみそ汁を無視して、あたしと隆弘は長くて優しいキスをした。言葉に出来ない思いを、確かめ合うために…。2005-12-02 17:16:00 -
629:
作者 ◆DEP4IVx7X6
―――――――――――――――――――――(完)
2005-12-02 17:18:00 -
631:
◆p.N.KpK04s
リアルで完結して嬉しい(> <)!
ずっと読んでました☆
文才に脱帽です〜!!!2005-12-02 17:26:00 -
632:
名無しさん
お疲れ様です☆最後まで読みました!すっごい良かった!内容もすごぃリァルやし色々伝わってきました。この話し大好きやったから,完結おめでとうやけど終わるのいやって感じです(>_
2005-12-02 17:29:00 -
633:
名無しさん
最後なんで華ぢゃなくて涼子?????
2005-12-02 17:32:00 -
634:
作者 ◆DEP4IVx7X6
703さん☆
ありがとうございますm(__)mなんか700も読んでもらっちゃってすいません(笑)文才ほんとないんです?得に描写が―…。途中で色々考えると薬をテーマにして良かったのか…重くなり過ぎたかな?話題性のあるテーマって逆に難しいな…とか路頭に迷って、大変ですさんの『奉国由美』とかニヤニヤしながら色々読んだりして小説の色について学ばさせていただきました。残り2作は涼子と健二の色を大切にして書きたいと思います。これからも宜しくお願いします。2005-12-02 17:34:00 -
635:
名無しさん
あのなんで涼子なん?あほやから理解でけへん…
2005-12-02 17:37:00 -
636:
名無しさん
すっごぃょかった???
2005-12-02 17:38:00 -
637:
作者 ◆DEP4IVx7X6
705さん☆
ありがとうございます!きっと華もなるともラーメン食べながら喜んでると思います(笑)機会があれば、また二人の続きを書きたいと思いますので、その時はまた覗いてやって下さい☆優しい読者さんばっかりで本当に救われます。どんどん精進して、もっといい作品を作れるように頑張ります!ありがとうございました☆2005-12-02 17:41:00 -
638:
作者 ◆DEP4IVx7X6
…????????
2005-12-02 17:43:00 -
639:
作者 ◆DEP4IVx7X6
706さん708さん☆
…やってしまいました。しかもヤマバで…(泣)打ちながら興奮し過ぎて涼子って書いてしまいました…。今ショックのあまり
『うそーん』ってつぶいてしまいました…?すいません(:_;)おもいっきり作者のポカです…隆弘まったく悪くないです…作者ポカです?ご指摘ありがとうございました!ちょっとそこ、涼子と書いてハナと読む的なのりで…乗り切れませんよね?あー本当に申し訳ないですm(__)m…2005-12-02 17:48:00 -
640:
作者 ◆DEP4IVx7X6
709さん
嬉しいです!ありがとうございますm(__)m今ポカに気付き凹んでいる作者です(笑)走れメロスじゃないですが、感動はいつも頑張ったり、辛かったりしたその向こうに生まれる気がします。これからもテーマは変わっても、そういった感動を大切にした小説を書けるように頑張りたいと思います。また違う作品の感想や指摘などありましたら宜しくお願いします。ありがとうございました!2005-12-02 17:55:00 -
641:
名無しさん
なぁ?んやぁ?ょかった??スッキリしましたぁ?笑。完結おめでと??
2005-12-02 18:43:00 -
642:
作者 ◆DEP4IVx7X6
714さん☆
ほんと申し訳ないですm(__)m?読んでいただいてありがとうございました!o(^-^)o多分他にもポカあると思いますが…これから今以上に気をつけます?完結して安心したんですが、やっぱりダメなところや課題も多々みつかり勉強になりました!また感想やご指摘などありましたら宜しくお願いします☆2005-12-02 18:49:00 -
644:
イクヨクルヨ
完結おめでとぉ〜(=^∇^=)最後のほうわ涙がかってに流れながら読んでました♪♪♪とりあえずお疲れさまです☆あと2つ完結に向かって頑張って下さい☆
2005-12-02 22:38:00 -
645:
ぁ??
主サン?完結本間にォメデトォゃ??ン?今読んだで?この話しゎフィクションゃったヶド?今現在,華?みたぃに薬に苦しんでる人等が多分数えきれん位居とると思ぅン?この苦しさゎ味わった人にしか本間にわからん思ぅヶド?メッチャリァルな小説?に感動?したし?薬の怖さもメッチャ伝わった?感動した?なんし,本間完結?ォメデトォ???良かった?
2005-12-02 23:57:00 -
646:
作者 ◆DEP4IVx7X6
ぁ??さん
ありがとうございます!温かいお言葉を沢山いただき、本当に励みになりました!読者のみなさんあっての小説だなぁとつくづく思いました☆薬は本当に恐いです。『?いまつかまえて?』はフィクションですが、組み込まれた内容は現実の部分が多々あります。今回の反省点などもふまえ頑張っていきたいと思います。ありがとうございました☆2005-12-03 01:51:00 -
648:
ぁぃら
こっちもよかったです?
2005-12-03 16:17:00 -
650:
名無しさん
かかないんですか?
2005-12-03 20:59:00