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1:
もりやまはな
早く来て…今日もまた?錠買ってしまった…4500円…相場より500円安かったから…別にやめれない訳じゃなぃんだけど…薬で自分をつかまえとけば…自分を自分でつかまえとけば…誰も来なくても生きていける。
2005-10-25 12:03:00 -
2:
名無しさん
そうなんや〜鎖でつないでたら?
2005-10-25 12:09:00 -
3:
もりやまはな
爆音のトランス…ホールで踊る人、はじっこで乳もまれて喜んでるブス、トイレのタンクに隠して薬売る売人、未成年立入禁止のはずのクラブJは8割は未成年…成人になってもこんなクラブで楽しめる奴の方が痛い(笑)ナンパと薬とセックスと…あと…ホントに踊りに来てる変な人達…ここにはすごいエネルギーがあるけど無駄なエネルギーなもんだから膨らんでいくばかり。
2005-10-25 12:10:00 -
4:
もりやまはな
今日はエクスタシーを買った。買う気はまったくなかったんだけど…ユウキちゃん達のグループが薬をやってみたいと言い出し、私が仲の良い売人タヤマに交渉することになった。『エクある?』手でサインを出しタヤマに話かけた。『ふーちゃんがするの?』目がロンパなため暗いクラブでもカザールをかけるタヤマ。『ううん、友達がしたいって』『へーふーちゃんもしよやぁ。ふーちゃんするんやったら俺もするし』
2005-10-25 12:18:00 -
5:
もりやまはな
『売れてないの?』タヤマに首にかけたルミカをひとつあげた。『逆!むーちゃエクは売れてる!今日はもう帰ろかと思ってたとこディステニー!』薬なしでこのテンションは羨ましい…『使い方間違ってるって(笑)エクスタシー残りどれくらい?』『見てこないとわからんけど多分六錠くらい…かな?』
2005-10-25 12:24:00 -
6:
もりやまはな
『じゃぁ残り全部買うしアタシもするからまけてや』タヤマのジャラジャラつけたCHROME HEARTSをいじりながら股の間に足をいれた。『全然いいでー!あの端っこにおる奴フー嬢見える?なんも知らんみたいやから3錠2万で売ったってん』『まじでぇおめでと-』そんなどうでもいい事が自慢になるんだこの人…
2005-10-25 12:37:00 -
7:
もりやまはな
パキパキタヤマはゲロまみれで爆笑していた。
2005-10-25 12:52:00 -
8:
名無しさん
きしょいスレ
2005-10-25 12:58:00 -
9:
もりやまはな
天井が落ちてくる夢を見た。ひたすら何回も何回も天井が落ちてくる。朝起きたら汗だくで、すごくヨダレが出てた。シャワーを浴びて制服を着て、軽く化粧をしたら朝7時過ぎに家を出た。机には一万円置いてあった。一万円…てことは父さん一週間は帰ってこないんだろうな。一週間一万は少ないぞ…。
2005-10-25 13:11:00 -
10:
もりやまはな
母さんは多分死んだ。よく知らないけど小さい時に死んだ。あたしを育ててくれたばーちゃんは母さんのことを何も教えてくれなかった。何も言わないかわりに母さんの悪口も言わなかったので、記憶も情報もないかわりにあたしは母さんを恨む感情もあまりなかった。ばーちゃんが死んだ時、盆と正月しか会いにこなかった父さんがあたしを迎えに来た。一緒に住むようになっても仕事柄あまり会うことはないけれど、結構いい人だと思う。ばーちゃん同様、私に憎しみや悲しみを与えようとはしない。
2005-10-25 13:18:00 -
11:
もりやまはな
家は50階建てのマンションの47階、上の階には市議会委員やら阪神の選手やらが住んでいる。梅田からもミナミからも近い代わりに、あまり治安はよくない。あとゴミの分別がやたらとうるさい。分けるのがめんどくさい時は朝近くのファミマに捨てたりした。
2005-10-25 13:30:00 -
12:
もりやまはな
「ガキつかのDVDがさ-…」どーでもいい話を佐川がなぜか自慢げに話す。ベース吉本で出待ちする種類の女子達が佐山のしょうむない話に爆笑…若手芸人のレベルもそりゃ下がるわな…。お前ラほんとは佐川に気に入られてセックスしたいだけだろーが。「おはようフーちゃん」「あーおはよぅマナ。ユウキと悦子は?」「あーなんか昨日パキったんで気持ち悪くなって今日は休むみたい。」…タヤマの奴、質の悪いの売り付けやがって。「まじで!?大丈夫!?」「大丈夫。大丈夫。あの二人が悪いねん!一回に2錠まとめて飲んでた。」…バカが。
2005-10-25 13:47:00 -
13:
もりやまはな
「それ薬切れたあと地獄やと思うで(笑)しかも初めてやったら余計に…」苦笑いのあたしの机に携帯を出し、マナはあたしの机の前の席に勝手に座った。「あかん言うたんやけど…まぁこれで反省するやろ」マナは手鏡を取り出して髪の毛を治した。しぐさのひとつひとつが、妙に艶っぽいのは彼女がキャバ嬢のせいなのか理科の小柴と付き合ってる?せいなのか…多分両方だろうな。
2005-10-25 13:55:00 -
14:
もりやまはな
「二人おらんくて調度いいわ、マナなぁふーちゃんに話あってんやぁん」八重歯を見せながらマナがずるそうに笑った。「なーに-?」たいしたことではないだろうに…それでもあたしは机な寝そべりながらマナの顔を覗きこんだ。「今離されへんから昼休み第三階段の上んとこで一緒に食べへん?」「?うんわかった。」…なんやろ
2005-10-25 16:08:00 -
15:
もりやまはな
訂正。
×今離されへん
○今話されへん2005-10-25 16:10:00 -
16:
もりやまはな
英語と古典は気がついたら終わってた。数Aはおもしろいから真剣に聞いた。数学おもしろいから好き。あと国語も…本好き。ディープラブとかは読む気になんかならないけど、『人間失格』とか『風立ちぬ』とか『細雪』とか…近代文学はばーちゃん家にいる時によく読んだ。…絵本なんか金太郎くらいしかなかったんだもん(笑)窓の外…空は昨日よりも低くなった気がする。秋だもんなぁ。斜め前の席の佐川が携帯で画像を見てるのが見えた。…どうやらアイコラを見てるらしい…こいつやっぱバカだ。ベース組なら誰でも食えるぞ佐川(笑)
2005-10-25 17:33:00 -
17:
もりやまはな
昼休み…弁当(っていっても自分で作ったから中身はご飯、卵焼き、ソーセージ、大量のほうれん草だけだけど)を持って第三階段にむかった。自分で呼び出しといてマナはまだ来ていない。仕方ないから先に弁当を食べた、こんな弁当まじまじと見られるのも恥ずかしいから急いで食べた。食べ終わったあとはポーっとして携帯をいじった。暇だから佐川の名前でアイコラ募集のスレをたててやった。面白くもなんともないけどなんか笑えた。
2005-10-25 17:43:00 -
18:
もりやまはな
「あんなぁとりあえず内緒にして欲しいんやけどなぁ」セックスしたあとでよくそんなに食欲があるなぁ(笑)「うん。わかった。」「マナなぁ…米田祐輔と付き合ってんねんやん。」「……」は?「ビックリしたやんなぁ(笑)でも嘘ちゃうでぇ本間やで!引っ越しする前に行ってた中学がオナチューやねんやぁん」口のまわりにケチャップを沢山つけてマナの目はランランと輝いていた。明らかにあたしに芸人並のビックリアクションを期待してる…でも…「ヨネダユウスケてだれ?」普段必要以上にテレビを見ないあたしには誰かまったくわからなかった(笑)
2005-10-25 17:55:00 -
19:
もりやまはな
「あっはっはっはっ」マナの口から出たケチャップがあたしの首まで飛んできた(怒)「そっかぁーオリキでもないのに知るはずないかぁ、でも結構有名やねんで?Mステとかも出たことあんねんからぁ」オリキ???どうやらヨネダさんは芸能人らしい…「マナ中学で一緒なってんけど祐輔は小学校からジュニアしてて地元では有名やってんやん、で同じ絡むグループなれたのにマナ中2で引っ越ししたから会えんくて…でも携帯は知ってたからコマメにたまに連絡…」←(以下省略)マナがこんなにもよくしゃべる子だとは思わなかった。だいぶ興奮しているらしい。
2005-10-25 18:01:00 -
20:
もりやまはな
要するに…そのマナいわくマナの彼氏であるジュニアのヨネダが大阪に一週間くらい帰って来る際に何人かのジュニア友達も一緒につれて帰って来るから、女を何人か用意して欲しいと言われたらしい。彼女なら二人きりで会いたいものではないのか?(失笑)マナと付き合っているといっても、金こそすべてむこうもちなものの二人の付き合いはセフレ同様、ヘタしたらホストと客くらいの関係だった。一週間その子達はヨネダの親戚の別荘に泊めてもらうらしく、行ったらヤラれるのは確実だなと思った。「何人か行かなあかんねやったらユーキらも誘えば?」
2005-10-25 18:10:00 -
21:
もりやまはな
意地悪な質問をしてみた。武勇伝大好きユーキと、口の軽い悦子を誘いたくないとわかりつつ、自分が選ばれたことに少々の苛立ちを感じたからだ。「あー(笑)ユーキちょっとデブやん?悦子ブスやし(笑)無理やろ」意外なマナの返答に驚いた。ユーキとあたしの体重は大して変わらないし、悦子も日本人顔だけど決してブスじゃない、鼻筋がキレイでむしろあたしの好きな顔だった。「あたしもデブやん(笑)」←39キロ乳ナシのマナから見たら。と心の中で付け加える女のプライド(笑)「えーふーちゃん乳でかいし体キレイからいいねん。」…へー。
2005-10-25 18:16:00 -
22:
もりやまはな
とりあえずヨネダ御一行が来るのは11月に入ってかららしかったので、その日はそこで話が終わった。「祐輔としゃべってみる?人見知り全然せえへん子やから」と言ってマナは勝手にヨネダに電話をかけたけど、繋がらなかった。マナの話を聞いている間に5時間目になっており、そのままサボってホームルームだけ出て帰った。一週間一緒にいるなら新しい秋服欲しいなぁ…家に帰り父さんの携帯に欲しい服の雑誌の写メールと値段をメールした。現金書留で送ってくれるとのことだった。
2005-10-25 18:24:00 -
23:
もりやまはな
こんな男達とのセックス豪遊のために新しい洋服を買ってもらうのが、なんだか申し訳ない気がしてきて、その日の夕飯は帰ってこないとはわかっていたものの二人ぶん作った。クリームシチューとほうれん草のおひたし…写メールすると、父さんからは『ありがとう。』とだけ帰ってきた。「もうほうれん草買ってきちゃだめやで(笑)やっとなくなってんから」と返信すると、「女の子はほうれん草いっぱい食べなあかん。また買って帰る。おやすみ」とメールがきた。ばーちゃんも父さんも大好きだ。
2005-10-25 18:31:00 -
24:
もりやまはな
二人ともあたしを生かそうとしてくれている。父さんはたまにしか帰ってこないけど、いつも花束を持って帰ってくる。そんなので喜ぶ子は少ないし、あと処理が面倒だから別にいらないんだけど、口には出さないものの、下瀬はなのはなと、花をかけているらしかった。なんだか寂しくなったから、その日はばーちゃんの仏壇の前に布団をひいて寝た。
2005-10-25 18:35:00 -
25:
もりやまはな
今夜は天井は落ちてこなかった。
2005-10-25 18:37:00 -
26:
もりやまはな
中間テスト中、生理もかさなってなんかイライラしたから、中間テストが終わった土曜日はクラブJに行った、金がなかったからヨシ君っていう先輩からマリファナを分けてもらった…でもあんまりトベなかった。仕方ないから誘われるままにヨシ君の家に泊まった。クラブを出るとすごく寒くて汚いミナミの街に泣きそうになった。
2005-10-25 18:42:00 -
27:
もりやまはな
「家行っていいの?」ヨシ君の車の中は草の臭いがした。「オレ今年から一人暮らししてるからいいよ。死んだじーちゃんの家に住んでるから広いけどボロいぞ(笑)」運転しながらヨシ君はあたしと手を握っていた。指を絡めて嫌らしそうに触る。「でもあたしまだ生理終わってないかも…いい?」ヨシ君は驚く様子も嫌がる様子もなく「いいよ(笑)」外は少し雨が降っている。父さんもどこかでこの雨を見ているのかな。雨が降ると一番キレイなテールランプはオレンジだった。ヨシ君の家は車で30分くらい…ほんとにボロかったけどキレイに掃除してあった。
2005-10-25 20:16:00 -
28:
もりやまはな
「風呂一緒に入ろ」「いや」「…ぶっ!」屁こきやがった(笑)「…」風呂は一緒に入らなかったけどシャワーだけ借りて、セックスするだろうからタンポン抜いて風呂場の窓から捨てた(笑)
2005-10-25 20:23:00 -
29:
もりやまはな
風呂場をキレイに掃除してヨシ君ねスウェットを着て居間に戻ると誰もいなかった。しばらく携帯を充電したりスキンケアしたりした。いっこうにヨシ君が現れる様子がないので「田中芳樹ぃー」と叫んでみた。「下瀬はなぁー!」二階からすごい声。携帯と飲み物を持って二階にあがった。ギーギー階段がしなる。ホントにぼろい家、でもこの砂壁の感じなんか死んだばーちゃん家みたいで…なんか安心した。奥の部屋のふすまの隙間からテレビの明かりがチカチカ漏れてる。「どっか行ったんかと思って下で待ってたのに」電気は消えていた。
2005-10-25 20:41:00 -
30:
もりやまはな
キスをした。すごく優しいキス…優しくてすごくゆっくりなキス。キスとは逆に手はケツを揉みまくってきた。「痛いよ」吐息まじりの声で呟いた。「痛くしてるねん」ヨシ君はあたしに馬乗りになりふとんにおもいっきり押さえつけてきた。「ほんまに痛いから!」そんなに痛くなかったけどなんか恐くて叫んだ…「…はな」また優しいキス。今度はおしりも優しく触ってきた。手慣れた感じにブラジャーを外し、前戯がすごく長かった。あんまり前戯が気持ちいいもんだから、わざと痛いふりをしたりしてじらした。あたしの濡れた髪にヨシ君の指がとおる。
2005-10-25 21:14:00 -
31:
もりやまはな
くるりてひっくり返されバックで入れられた。もちろんゴムは何も言わんでもつけてくれた。やってる時あたしの背筋を何回も指でなぞる。その度にありえない位にエロい音が自分の口から漏れるのがわかった。あたしこんなエロ女やったんや…ほどほどに激しくて優しいヨシ君のエッチはすごく良かった。自分ばっかり気持ちいいんじゃないかと心配になりヨシ君がイッたあと思わず聞いてしまった、「ヨシ君どうやった?」「ふーちゃんは?」笑いながらあたしの乳に優しくキスをしていく、乳首を優しく舐めながら「いいよ、ふーちゃんがイクまでするょ」
2005-10-25 21:21:00 -
32:
もりやまはな
ダブっていることもあり、むこうのご両親には相当嫌われているらしかった。信頼されるようになるためにも、今働いている堀江の服屋で二年後までにはプレスになるつもりらしい。「まぁ葉っぱもあと半年くらいで卒業やな。女の子は赤ちゃん産まなあかんねんし…ふーちゃんもわかってるやんな」腰をそっとひきよせて強く抱きしめられた。「…」あたしは寝てるふりして何も答えなかった。子供を産むための準備なんて、あたしにする資格があるのだろうか…風呂場でゆげになって一度すべて溶けてしまえばよかったのにと思った。
2005-10-25 21:46:00 -
33:
もりやまはな
昼頃、ヨシ君がマンションの下まで送ってくれた。「オレほんまアホやから?学期の期末助けてな(笑)」そういいながらいつ買ったのかまったく気づかなかったけど、まだ温かい缶コーヒーとサンドウィッチを車の窓から差し出された。「ありがとう!うわーむちゃ嬉しい!(笑)わかった!数学と国語と社会全般は手伝うわ」「おう!またなんかあったら電話しろよ、ばいにゃ」「ばいばいにゃ」ヨシ君はあたしがマンションに入るまで見守ってくれていた。近所の目を考え、エンジンを切って…付き合うならやっぱ年上やなぁとしみじみ思った。
2005-10-25 21:53:00 -
34:
もりやまはな
父さんから届いたお金を持って夕方からミナミと梅田を回って買い物した。アウターとかも買ったので20万円くらい買ってた。…家に帰ってまた罪悪感。今日もばーちゃんの仏壇の前で寝た。
2005-10-25 21:58:00 -
35:
もりやまはな
あれから何回かヨシ君家に泊めてもらった。でもエッチはなかった。ヨシ君いわく妹みたいに見えてきたから、本気なんにもしたくないらしい…でもちん○は一緒に寝る時たまに勃っていたが(笑)あたしもヨシ君みたいなお兄ちゃんなら大歓迎だった。学校は相変わらずで気がつけば11月も半ばにきていた。マナは何も言ってこなかったので、ガセネタか…とか思いつつも大して気にせず過ごしていた。父さんは二回くらい帰ってきて、ロールキャベツが気にいったらしく次もこれがいいといったので二回ともロールキャベツを作った。
2005-10-25 22:12:00 -
36:
もりやまはな
体育の時間、12分完走でサトカツにしごかれ喘息が出た。あたしは薬も葉っぱもするけど煙草は吸わない。それはこの喘息が原因だった。葉っぱでは出ない喘息が煙草ではかならず出たし、マラソンでもかならず出た。12分完走を休むには体育一単元分を休むため保護者とか医者とか診断書とかが必要なため、休むことが出来なかった。父さんは多分あたしが喘息だって知らないだろうな。
2005-10-25 22:54:00 -
37:
もりやまはな
出来るだけ、父さんには迷惑かけたくない…迷惑だなんて思わないでいてくれるかもしれないけど…迷惑かけたくない…父さんの中ではあたしは今以上大きな存在になっちゃいけないんだ…保健室の先生に病院で診断書を貰うように薦められてその日は帰った。
2005-10-26 01:06:00 -
39:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
パソコンでも書くので、ここよりIDつけます。
2005-10-26 01:18:00 -
40:
名無しさん
この小説ぉもしろぃカラ,ハナさん頑張ッて書いてねェ〜((●´艸`●)
2005-10-26 01:26:00 -
41:
名無しさん
IDじゃなくトリップです
2005-10-26 01:35:00 -
42:
名無しさん
IDもトリも意味変わらんと思う((●´艸`●)ワラワラ
2005-10-26 01:36:00 -
44:
名無しさん
この話はおもろい(。・艸・)本っぽくていいなぁ。完結してや(^ε^)-☆Chu!!
2005-10-26 02:06:00 -
45:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
みなさんありがとうございます。本当に読んでいただいて嬉しいです。以前に完結出来ずに終わってしまったことがあったので、今回はそういうことのないよう、ゆっくりですが頑張ります!
51>久しぶりなもんで、すいませんトリップです。2005-10-26 02:19:00 -
46:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
マンションのエレベーターの中、誰もいない家に帰るのは嫌で泣きそうになった。父さんがいない時、あたしにとってあの家は小屋でしかない。喘息になったせいかな…妙に弱気な自分がいた。一瞬ヨシ君の顔が頭に浮かぶ…だめだ。仕事中かもしれないし彼女といるかもしれない…第一ホントに大切な人ならこういう時は頼っちゃいけない気がした。
2005-10-26 02:24:00 -
47:
名無しさん
完結出来なかったのは何の話ですか?
2005-10-26 02:25:00 -
48:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
そんな時、携帯が鳴った。マナからだった…。「ごめん、教室帰らんとそのまま帰ったぁ」「もう!心配するやん!ばか!かば!」「(笑)…どうしたん?」「決まったで日にち!祐輔が帰って来る日にち!ふーちゃん絶対空けといてや!」「うんわかった」…心配なんか…してないだろてめー
2005-10-26 02:29:00 -
49:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
57>すいません、聞くの当たり前だと思うんですが、この小説完結したあとにそっちの続きをまた書こうと思っているのと、前作品を私が書いたという証拠がないこと、このスレが荒れてしまう恐れがあることなどから、今の時点での解答は控えさせて下さい。すいません!
2005-10-26 02:34:00 -
50:
名無しさん
ゆるさんで
2005-10-26 02:41:00 -
51:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
…クラブいこ。風呂に入り化粧をしてJに行った。タヤマをソッコーでみつけて薬を買いブッとんだ。すごい気持ちいい。弱い自分がフッとんでいく、鏡にうつる自分が誰よりもカラフルに見えたし、やたらとおかしくて笑えた。笑いすぎて声が枯れてきた。こんなになったのは初めてだった、するとどこからともなくバラードが聞こえてきた。外国の全然知らない曲…インディーズでは結構有名なHAMADAって人だった。全然タイプじゃなかったけど気がついたらトイレでHAMADAにパンツをぬがされてた。「なぁなんか唄ってや」「なにがいい?」
2005-10-26 02:45:00 -
52:
名無しさん
シカト?
2005-10-26 02:48:00 -
53:
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あぼ~ん -
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もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
携帯番号を教えてくれた。「俺、作詞とかもしてるし今度話聞かせて」本当は曲の参考のために番号を教えてくれたんじゃないことはわかった。16で薬でブッとんだあたしを見て可愛そうになったんだと思う。HAMADAは名刺もくれた。次の日、パキパキ状態だったためHAMADAの声意外はほとんど覚えていなかった。お父さんは夜中に帰って来てまたどっかへ行ったらしく、一万円と、季節はずれのガーベラの花束が置いてあった。
2005-10-26 03:02:00 -
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もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ー85>なんですかf^_^;?
2005-10-26 03:07:00 -
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81:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
読んでいただいてる方、本当にすいません、私の荒らし対策は基本無視です。なので荒らされそうなので書くの止めます。それかどこかでまた書きます。すいません。続けていくためには無視が荒らしへの最良の策だと思っています。では。
2005-10-26 03:15:00 -
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83:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もちろん続き書きますのでまた読んで下さいね。荒らしは私の小説を読んでくれていたんですか?荒されるのは嫌だけど、読んでくれてるのはすごく嬉しいです、ありがとうございます。全員に喜んでもらおうなんて小説書くのは私なんかでは無理ですから。長々と読んでもらえたなら、それはそれで嬉しいです。読まれないよりましですから。読むのと荒らすのは別物ですけどね。おやすみなさい。
2005-10-26 03:42:00 -
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85:
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87:
名無しさん
明日も書いてね???
2005-10-26 06:03:00 -
88:
名無しさん
荒らす奴って心せまくて、こんなサイトでしかいきられへん奴なんやろな!笑
誰からも相手されへんからってこんな事すんなよ!迷惑やぞ荒らす奴!
荒らす奴の性格ってキモチ悪そうやなぁ!笑
2005-10-26 09:29:00 -
89:
削除削除されますた
あぼ~ん -
90:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
花なんか…いらないよ。そう叫んで床に叩きつけたい自分と、父さんが家に帰ってきた証拠をみつけ興奮する二人の自分。薬やったら頭おかしくなるってこーいうことかな?私の私なのに…感情がコントロール出来ない。気持ち悪くなってトイレで2、3回吐いて学校にむかった。体重は43キロ…しばらく計らないうちに随分痩せていた。電車の窓から朝焼けが見える…やばい。こんな勢いで痩せてったら父さんに気づかれる…完全に薬で人生パーにするパターンにはまってる。辞めようもう薬辞めよう。いつでも辞めれるから…なら今日から…今日から辞めよう
2005-10-26 09:54:00 -
91:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
携帯のアドレスからタヤマの名前を削除した。大丈夫…今ならまだ戻れる。
2005-10-26 09:58:00 -
92:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
他の売人やヤクザも削除した。薬にはまってる奴の名前を消すことで自分が少しづつ洗われていく気さへした。ピピピ…?浜田賢治…誰だこいつ?あたしは知り合い以外のアドレスはいれない。無駄にアドレスが増えるのは嫌だし、かかってきてこまる人間もいないから、すべての番号を把握する必要も…浜田賢治。そうかHAMADAか。こいつ賢治って言うんや(笑)地味やな(笑)
2005-10-26 10:07:00 -
93:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
気がむいたっていうよりは、魔がさしたって言ったほうがあってるかもしれない。あたしはHAMADAにメールした。言葉は意外とスラスラでてきた、多分もう二度とかかわる事はないだろうという安心からだろう。すらすら…言葉が出てきた。
2005-10-26 10:10:00 -
94:
名無しさん
99やけど頑張って書いてな??俺ちゃんと読んでるから?
2005-10-26 10:37:00 -
95:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
99、106>男性読者さんがいらっしゃるとは嬉しいです!頑張ります。
2005-10-26 11:18:00 -
96:
名無しさん
男やったら以外なん?笑
まぁ応援してるのには変わりないから?
頑張れ??2005-10-26 11:42:00 -
97:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
108>夜遊びは女性が多いと思いこんでいたもので。嬉しいです、頑張ります。
2005-10-26 12:38:00 -
98:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
賢治クンこの前はありがとう????薬やめるコトにしたぁ-?また今度Jで絡飯{??
こんな報告こいつにしても意味ないってわかってるケド…誰かに報告したくて…誓約書のつもりでハマダにメールした。返信はもちろんなかったけど…気にはならなかった。2005-10-26 12:44:00 -
99:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「はぁ-なぁ。おはよぅ!大丈夫やった?」ユウキが大袈裟な身振りでかけよってきた。「うん、ありがとう。普通に大丈夫やから。」私の机の中にはプリントがぎっしり…ぐちゃぐちゃに突っ込んであった。ほんまに心配していたならプリントくらいまとめといてくれよ…あたしが普通なのか、こいつらが普通なのか…基準を決めるのに最近戸惑う。三者面談のためこの日は午前中で学校が終わった。まだお昼だから風は冷たかったけど、お日様がポカポカ気持ち良かった。
2005-10-26 12:50:00 -
100:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
♪♪♪
?…マナだった。「もしもし?マナ?」『ごめーん今日学校休んでもたぁ』(えっマナ休みやったん?全然気づかんかったし(笑))「三者あるからもぉ-終わったわぁマナ何してんの?」『フフフフ♪』マナの笑い方から、なんとなく検討はついた。2005-10-26 12:56:00 -
101:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
『あんなぁ祐輔、明日帰るはずやってんけど家の用事で昨日帰ってきてんやぁん♪だから二人でミナミ行ってたぁ』「すごいやぁん!よかったなぁ!」←何がすごいんだ…『あとの二人は明日来るらしいから、ふーちゃん明日からあけといてや!』「はいは-い」芸能人に会うのは初めてなのに…まったく緊張しないのはナゼ…だ…。なんか疲れた…そのまま家に帰って、眉毛を脱色したあと夕方には寝ていた。薬をしたくはならなかったけど、お腹もまったくすかなかった。
2005-10-26 13:31:00 -
102:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
早く寝たら早く目が覚めるのは当たり前で・・・5時過ぎに目が覚めた。一人ぼっちのこの家は、眠ったときから物の位置がまったく変わっていない。ただただ動いているのは、時計くらいだった。
2005-10-26 13:38:00 -
103:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
・・・・とりあえず、置手紙を書いた。一週間も連続で家を空けるのは初めてだったし、父さんにはまともに会っていないため、泊まりに行く事を話さずじまいでいた。思えば・・・父さんに、というか誰かに手紙を書くのは初めてだった。
2005-10-26 13:41:00 -
104:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
DEAR お父さん
友達と学校を休んでキャンプに行きます。何かあったら連絡下さい。
FROM はな2005-10-26 13:43:00 -
105:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
父さんにあたしに用事がる何かなんてあるのだろうか。自分で書きながら笑えた。部屋に掃除機をかけ、用意をし終わったら9時前だった。一応自分の部屋の鍵もかけておいた、意味はないけど。更に意味はないけれどヨシ君に電話した。もしかしたらあの時、むちゃくちゃ緊張していて、それを紛らわそうとしていたのかもしれない。
2005-10-26 13:48:00 -
106:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
・・・・『どないしたー妹ー』ヨシ君はすぐ出た。「はや(笑)色々あって今から芸能人に会ってくるわ!」『なんやねんそれ!連れて行ってや』ヨシ君は駅にいるようで、阪神電車の警告メロディーが聞こえた。「相手、男やから。別に用事ないねん。また電話するわ。」『・・・・お前。おもんなかったら帰ってこい。迎えに行ったるから、今車検やから原付で(笑)』「わかった(笑)」ヨシ君あんなおしゃれやのに原付乗るんや・・・ちょっと和んだ。マナ達とは新大阪駅に11時の約束だったので、ガスの元栓など細かくチェックして家を出た。学校行事以外で旅行?に行くのは初めてだ。・・・なんだか初めてずくし・・・この調子なら薬をやめていても辛くないなと思った。
2005-10-26 13:58:00 -
107:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
この日はエロカジュアル?で行ったため昼間近所を歩くのに少々抵抗があった(失笑)普段はシンプルなキレイメが好きなのだが、マナからのリクエストもあってこういう風貌に収まった
2005-10-26 14:04:00 -
108:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
芸能人ってどんなのだろう・・・・新大阪に着くまでずっと《芸能人とは》の定義について考えていた。
2005-10-26 14:06:00 -
110:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
新大阪のマナに言われた場所に行ってみると、やけに帽子を深々とかぶった集団がいた。わかりやすいなおい(失笑)なぜかマナまで帽子をかぶっている・・・おいおい。「まなーごめーん。」「あっ!ふーちゃんおーそーいーーー」あらー・・・そのキャラでくるんかい。しかもあたしちゃんと5分前集合しましたやん・・・。しかも、誘わないと言ったくせにその場にはユウキと悦子がいた。あとマナの地元の女の子1人。どうやら自慢したくて仕方なかったマナはユウキ達に話してしまったらしい。
2005-10-26 14:14:00 -
111:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ヨネダの親戚の別荘はすごくて、ログハウスが三つ並んでた。真ん中には別に大きな食堂つきのログハウスがひとつ…会社の避暑地用宿泊施設として社員に安く提供するために作ったらしかった。お金持ちってすごいなぁ-。キレイに掃除されていたのでとりあえず女は女、男は男でログハウスに荷物を置きに行った。あたしはユウキと悦子と同じハウスで、キルトで作ったすごく可愛い絵が飾ってあった。男どもなんかより、初めて泊まるログハウスにかなり興奮した。夕方に雨が降ったけれど、ポーチでそれぞれのハウスが繋がっているため濡れずにすんだ。
2005-10-26 16:24:00 -
112:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
食堂の業務用冷蔵庫は銀色のでっかい箱みたいで、中にはアルコール飲料やハムなど、管理人の人が常備してくれている保存食がところせましと詰められていた。男の子達は変にウキウキしてて気持ち悪かった。でも同じようなウキウキがマナ達からも出ていた。
2005-10-26 18:55:00 -
113:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「お風呂ってどんなん?ここから離れたかった。「たしか入口入って右の扉開けたら風呂場やで。湯はってきてや」「うんわかったぁ」ヨネダの命令口調に若干むかついた。しかも右の扉開けたら男子トイレやし(怒笑)左の扉を開けると風呂場とボイラー室があった。
2005-10-26 19:05:00 -
115:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もしヨネダの本カノがマナだったとしたら、こんなふうに女集めのネタなんかにされないで今頃二人きりでここにきていただろう…あたしが今までの男達にネタにされてきたのに傷つかなかったのは、きっと何もセックス以上の何かを期待していなかったせいだと思う。いつかマナみたいにマックス期待してしまう相手が出来て、その人にとって自分がただのネタだったと知ってしまったら…多分消えたくなるな(笑)大切な人がいないあたしは、誰かの大切になったことのないあたしは、もしかしたら楽な人生を送れているのかもしれない。
2005-10-27 02:02:00 -
116:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ジャー。勢いよく流れ出す蛇口のお湯からは濛々(もうもう)と湯気が立ち上る。みんなの乱交パーティーが終わるまでこうして風呂場でお湯の流れていくのを見ていたい気持ちになった。芸能人あんなにみたかったのに…あんなもんなんや。…なんかヘコむわ、生まれて初めて見る芸能人やったのに…。ぱっとせんことこのうえないんじゃぼけ(泣笑)
2005-10-27 02:06:00 -
117:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ふーちゃんッ」ユウキが両手に花火の沢山入った袋を持って脱衣所に突っ立っていた。「ん?」「なんかあと二人きた(笑)」「…?」食堂にもどると…むーちゃくちゃカッコイイ男の人が二人立っていた。ハイエースを運転してくれた人と入れ代わりで来たらしい。…なんていうかオーラがすごい。ヨネダなんか普通に霞んでいる。
2005-10-27 02:50:00 -
118:
もりもとはな ◆DEP4IVx7X6
「あね人らも芸能人なん?」ユウキにそっと耳打ちした。「違うと思うで?年上っぽいし」たしかに…。一人はパーマがかった髪形にアメカジっぽい服装をした押尾学とか森田剛みたいな顔したちょっと恐そうな人だった。手首からタトゥーがのぞいていた。
2005-10-27 10:46:00 -
119:
もりもとはな ◆DEP4IVx7X6
手には大量の打ち上げ花火の入った袋。クチピをクルクル舌でまわし、目が座ってる…この人薬やってるな(失笑)…すぐわかった。ヨネダとじゃれながら時よりケリを入れている。名前はリュウ君、昔関西ジャニーズだったらしい。深夜番組とかならたまに出ていたらしい。北野まことの電話番号を知っているらしい。ジャニーさんがゲイっていうのは嘘らしい。らしい。らしい。…。有名かどうかは私にはわからないけど、目の前にいるMステに出たことあるらしい芸能人達よりも普通に雰囲気があってかっこよかった。
2005-10-27 10:56:00 -
120:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ユウキは「あいのりの嵐に似てますねぇ」とか言ってやたらとリュウ君に絡んでいた。どうやら気にいったらしい。でもなんかリュウ君はよくしゃべるけど、あんまり愛想がいいタイプじゃないみたいで、ユウキのことをモロうざそうな顔をしてヨネダにばかり話かけている。話によると大学生らしく聞いたことないようは奈良の大学に通っていた。「ユウキちゃん乱馬?分の?に出てきそうな顔やな」と言った時はウケた(笑)。
2005-10-27 12:28:00 -
121:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もうひとりの聡君(サトシ君)はリュウ君の幼なじみで、平日で誰もつかまらないからと言う理由だけで連れてこられたらしい。すごい爽やかな人であんまりしゃべらない人みたいだけど、お兄さんッて感じだった。←ヨシ君とは全然タイプが違うけど。アローズのアウターが可愛かった。
2005-10-27 12:49:00 -
122:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
黒目がすごくキレイで、優しい目をしていた。芸能人で言うとぉ-…いない(笑)ちょっとだけオダギリジョーと玉木宏の入った瑛太?らしい←ユウキいわく。瑛太てだれ…(笑)
2005-10-27 12:55:00 -
123:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
一日目はみんなでバーベキューをすることになった。バーベキューといっても肉ばっかで、野菜はほとんどなかった。食欲のわかないあたしは、仕方ないので残ったトウモロコシを食堂の調理場で茹でようとログハウスに戻った。外ではみんなが花火を始めたらしく、スリガラスに赤や緑の光が写る。一日目でこんなテンションあがってて、一週間も本当にこんな所で過ごすんだろうか。・・・こんな気持ちになるとは今日の朝は全然想像していなかった。
2005-10-27 13:04:00 -
124:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
大勢でいるのはあまり好きじゃないのかもしれない。大勢でいる時の自分は、一人でいる時よりも存在感がない気がする。調理場には、色んな種類の包丁が吊り下げてある。・・・バトルロワイヤルが始まったら、調理場に逃げよう。マナは確実に米田に殺されるな・・・(笑)一人でいると苦痛な孤独は、みんなでいるとすごく魅力的な時間に感じた。
2005-10-27 13:09:00 -
125:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「塩入れた?」聡君だった。「塩どこにあるかわかれへんねん。だから味ナシ、ケチャップとかは冷蔵庫に入ってたんやけど。」「塩こっちやで。」包丁の吊り下げられている上の棚をあけると、塩やらコショウやら色々な香辛料が入れてあった。
2005-10-27 13:13:00 -
126:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「聡君来たことあるん?」塩を大量にお湯の中に入れた。「うん。半年くらい前に・・・一日で帰ったけど。」「あたしも帰りたいかも(笑)」「初めてなん?」「うん。ユウキと悦子も初めてやで、多分マナもやと思うけど?」聡君が不思議そうな顔をした。「さっき話したとき、マナちゃんみんなした事あるっていってたで?」「は?」話がかみあっていない事に、聡君は更に不思議そうな顔をした。
2005-10-27 13:19:00 -
127:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
妙な苛立ちが湧き上がってきた。「したことあるって何?エッチ?」無表情で聡君を睨みつける。「違う違う!そんな顔したあかんってー(笑)」あたしの頭をなでながら嘘っぽく笑う聡くん。
2005-10-27 13:22:00 -
128:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あたしみんなで楽しく遊ぶアンド芸能人見れるアンド旅費タダっていうんで来たんやけど間違ってるとこある?」聡くんはお鍋の火を止め、流し台に運びながら「間違ってないいで・・・・ただぁ・・・足りひんかも。はなちゃんらなんも聞いてない?」最終確認の様な聡くんの言葉、そんなに言いづらい何をしようとしてるんだ・・・
2005-10-27 13:28:00 -
129:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「・・・・」聡くんを見つめた。おそらく乱交パーティーか何かだろう。それくらいは予想していたけれど、喜んでそれを受け入れていると思われていることに腹がたった。
2005-10-27 13:31:00 -
130:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・葉っぱ」「・・・・・・・」そっちか。乱交パーティー+葉っぱパーティー・・・・・
2005-10-27 13:40:00 -
131:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ないなー。あたしはやめとくわ」精一杯の笑顔を作りカウンターの椅子に座る。「・・・ぶっちゃけ初めてちゃうんやろ?」聡くんの表情が変わった。起こっている様にはみえなかったけど、すごく血の気のない顔をしていた。「うん。でももうやめたから」ここで譲ったら負けだ。聡くんとあたしはしばらく見詰め合った。外からはロケット花火のヒュンヒュン言う音とマナ達のキャーキャー言うカナきり声が聞こえた。
2005-10-27 13:46:00 -
132:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
訂正
×起こっている
○怒っている2005-10-27 13:47:00 -
133:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「彼氏にやめろって言われたん?」大きなボールに湯切りしたトウモロコシを入れ、馬鹿にした様に笑う。「別に。やめたくなっただけ。本気ではまる奴はただのアホやろ」お前の事やぞ聡・・・
2005-10-27 13:50:00 -
134:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」二人ともトウモロコシに手をつける事はなく沈黙が続いた。あたしはどうしたらいいかわからなかったけど、この空気をどうにかしたいとも思わなかった。
2005-10-27 13:51:00 -
135:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「このへん山下りたらすぐ国道やねん。降りる途中にむちゃいっぱいラブホあんねんやん。」「あー行きの道から見えた。」ラブホ以外には考えられない派手な外観の建物はたしか十数件固まって建っていた。
2005-10-27 13:55:00 -
136:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「今日はそっちに泊まろ、荷物取っておいで。俺まだ車から荷物下ろしてないからリュウ達に説明して車で待っとくわ」・・・・意味がわからなかった。
2005-10-27 13:57:00 -
137:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あのさーマナは知ってるん?薬パーやって?」「っていうか・・・聞いた話やと最初は普通に・・・まあ米田の帰還パーティーするって言うてたんが・・・途中から薬パーになったって感じかな。リュウとマナちゃんが企画したらしいで。ヨネもノリ気やったらしいけど。」「きしょ」いきりやがって。マナが最初にあたしだけ誘った理由がなんとなくわかった。
2005-10-27 14:11:00 -
138:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「まあなんしフケよ。荷物持っといで」ポケットの中の車の鍵を探しながら立ち上がる聡君「いいよ。したくないことはしたくないって言えるし。」ここで帰ったらナメられる。「そんなんわかってるよ。でもいちいち頭逝った奴らの相手、一晩中するん面倒やろ?俺がはなちゃんとやりたいから、二人でラブホいって?だってことにしたらいいやん。断ったて、家帰ったって、へたれやとか言われるんがオチやねんから」そう言うと聡君はトウモロコシの入ったボールを持って外に出て行った。
2005-10-27 14:19:00 -
139:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
何を持っていき何を置いて行くべきか迷ったので、荷物はまるまる全部持って行った。ポーチを歩く私にマナは気づいていたけれど、すでに聡とデキたためフケると聞かされているらしく、目で変なアイズをしてきた後はさっきよりもやたらとデカイ声で騒ぎまくっていた。ポンチューなって死んでまえ…
2005-10-27 14:39:00 -
140:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
白のハイエースの隣に、変なエンブレムの外車が止まっていた、中では聡君が煙草を吸っている。後部座席に荷物をほうり込むと助手席に乗った。おもいきっり扉を強く閉め、ずっと外を見ている膨れっ面のあたしをみて聡くんはちょっとフイていた。社内では薄く洋楽がかかっている、知らない曲ばかりだったけど嫌いな趣味じゃなかった。車のライトにイタチの死体がうつっても二人とも何もふれなかった。
2005-10-27 14:54:00 -
141:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ラブホ好き?俺嫌いやねんなー」知らねーよ「何回かしか行ったことないから。ラブホ好きな子多いで。」うそ。本当は実はラブホテルには1回しか行ったことなかった。しかも二人とも制服を着ていたのでパネルのとこで管理人に追い返された。「へー」行きはあんなに長かった山道はあっという間におわり、あたし達はどうせならと一番綺麗そうな有名チェーン店のラブホに泊まった。エッチするのかな・・・そんなことを考えながらこのラブホに入ったのはあたしくらいだろう。受付もすごく綺麗で、外観に負けないくらい内装も凝っていた。
2005-10-27 15:09:00 -
142:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
部屋は707号室。ナナとかけた訳じゃないやんなとじゃれて少し和んだ。
2005-10-27 15:12:00 -
143:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「お風呂入りたかったら入ってな。俺むこう見とくから。」お風呂はガラスばりでメリークリスマスとホワイトスプレーで書かれていた。・・・気が早いなおい。「いいよ先入って。あとの方がいい。」クラブのトイレやビルの階段でセックスするあたしにとって、ラブホテルという空間の中での行動のとり方がよくわからなかった。「じゃあ先入るわ。シャンプーとか持ってる?ラブホのアメニティー嫌いやねん。」「あるよ。髪ばしばしなるもんな!」お風呂セットを渡し、ベットから風呂場は丸見えのため背をむけてテレビを見た。衛星放送で[ハリーポッター]をやっていたので適当に流しながら見た。風呂場からは細かいシャワーの音が聞こえた。
2005-10-27 15:21:00 -
144:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あがったでーはいりーー」「うん」どうしよう。ラブホという空間に若干あがってしまった。聡君に悟られないように目も合わせずそそくさと風呂場へむかった。
2005-10-27 15:30:00 -
145:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
かろうじてベットから見えない入り口付近で服を風呂場の脱ぎドアを開けた。まだ温かい空気は甘ったるいあたしのシャンプーの香りがした。
2005-10-27 15:35:00 -
146:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ベットルームの方を見ると、腰にタオルをまいたまま仁王立ちになって聡くんは[ハリーポッター]を見ていた。最初は何してんだと思ったけど、どうやらあたしが中から覗いていないか確認しやすいように、部屋の真ん中で仁王立ちで立っていてくれているようだった。
2005-10-27 15:38:00 -
147:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
結構いい人っていうか、いい大人だな聡くんは・・・色々きずかってくれてるし・・・少し反省した。
2005-10-27 15:40:00 -
148:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
聡くんの背中には筋の入った筋肉がついていて、肩幅もあるし、少し細めのバランスのいい体をしていた。よく見ると思ったよりは背が低くて175弱くらいかな。少しずれた腰に巻いたタオルからは、引き締まったお尻が右側だけ少し見えていて、ジロジロ覗いてるのは自分の方だなと笑えた。
2005-10-27 15:45:00 -
149:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
だいたい少し少しって言っといてだいぶジロジロ観察してるし(笑)
2005-10-27 16:16:00 -
150:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「お湯つからなくて大丈夫なん?」えっお湯つかってもよかったん!?「うん。聡くんは?」「お湯はるん時間かかるからつかってないねん。」「へー…」「…もしかしてはなちゃん…きたくなかった?」「…」なんて言ったらいいんだ…エッチは嫌じゃないけどラブホは苦手(ってか初めててあがってもただけやけど)なんて言っていいものなのか!?聡くんの腰に巻いたタオルに雫がスーと流れ落ちる。うっすら割れた腹筋はしなやかな筋肉っていう感じで、気づかなかったけど首に大きなホクロがあった。
2005-10-27 20:15:00 -
151:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「…………………………………」
2005-10-27 21:41:00 -
152:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「………………」
2005-10-27 22:13:00 -
153:
ますだおかだ
それ本名?
パア??2005-10-27 22:16:00 -
154:
マィケル
鼻チャン?
ぉしまぃケル??2005-10-27 22:36:00 -
155:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
下をむいたまま体が動かない。「なんか眠なってきたなぁー」「…」いえまったく…「寝よか?」「さ、さき寝てていいで。髪の毛かわかしたり色々するから」顔をあげると聡くんの顔がすごく近くにあった。黒い瞳でみつめられ、心の中がみすかされている気がした。口元はきゅっと上がっている唇。毛穴ひとつない大きめの鼻。左右均等なまゆげ…まだ濡れた髪はオールバツクにしてるのに小さな顔だった。「じゃぁ髪の毛乾かしてあげるわ。結構長いなぁ」「うん。ドライヤーむちゃ時間かかるねん」濡れたあたしの髪は胸の少し下くらいまであった。
2005-10-27 22:40:00 -
156:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ますだおかださん→
本名じゃないです☆もし暇があったら読んでみて下さい、お願いします。
マイケルさん→
まだ続きます☆継読お願いします。2005-10-27 22:43:00 -
157:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「女の濡れた髪ってよくない?」「フェチやん(笑)」濡れた髪が首に張り付いているのを優しくとかしながら、まるで料理の下ごしらえをしてるみたいに、聡くんはあたしの髪をタオルで挟んではほぐすを繰り替えした。だんだん落ち着いてきたので、ベッドの上に座りながらテレビを見て髪をふいてもらった。聡くんはあれこれとずーと自分の話をしていた…ううん。正確には自分の話をしてくれていた。たまにスッピンの方が可愛いとか、肌がキレイだねとか、目が大きいねとか、見え透いたことをわざといいながら。
2005-10-27 22:50:00 -
158:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
勢いよく振り返ったため、髪の毛の雫が聡くんの上半身に飛び散る。「あれは個人差すごいあるから人の体験談まったくあてになれへんけど、俺は全然辛くなかったなぁ、付き合いで薬してただけやし。」「ふーん。」唇をとがらし腑に落ちない感じのあたしを聡くんは後ろから抱きしめてきた。「俺の場合、彼女とセックスしまくってたから(笑)セックスしてたら薬やめても辛くないで」「おっさんキモい(笑)」「これまじやって!誘ってるわけちゃうぞ!」わざとらしく同様する聡くん…わざとわかりやすくしてるのはナゼなんだろう…多分ガキ相手だからかな
2005-10-27 23:18:00 -
159:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
わかりやすい大人を演じることで聡くんはあたしのところまで目線を下げてくれているようだった。さすが姉一人、弟二人いるだけある。←聡くんがベラベラ勝手にしゃべってた。
2005-10-27 23:20:00 -
160:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
それからもあたし達はたわいもない会話を続けた。学校の話とか、色々…でもヨシ君にさらりと話せた家庭の話を、聡くんには話す気にならなかった。…多分四人兄弟で幼稚園から有名私立ばかりに通ってきた聡くんには、あたしの話は酷過ぎる気がしたから。あたしの話を聞いて、自分は幸せだと思われるのも、その幸せを申し訳なさそうに隠されるのも嫌だった。
2005-10-27 23:27:00 -
161:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
今までそういう目には何度かあった。
2005-10-27 23:30:00 -
163:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
悪気のない気遣いに傷つかなかったわけじゃない。何度か…色々あった。
2005-10-28 01:14:00 -
166:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
それからあたし達はぺちゃくちゃと他愛もないおしゃべりを続けたあと、どちらともなく携帯の番号を交換した。お互いの携帯の画像を見せあったり、ラブホについてたPS2をしているうちに朝になり、もう一度お風呂に入ってラブホをでた。もちろんお風呂は別々に入った。
2005-10-28 13:17:00 -
167:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
朝早かったため霧が濃く帰り道の途中、一度簡易トイレのあるところで止まり、霧でまったく見えない景色とかすかに霧が染まり朝日が顔を出すのを見ながら、キスをした。これも、お互いどちらともなくキスをしていた。ホントに唇をただ舐められただけのような軽いキスだった。
2005-10-28 13:37:00 -
168:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ホントにエッチしなくてよかったんかな…山道の途中、車から見えた霧の中にうもれているラブホは、まるで廃墟のようだった。
2005-10-28 16:00:00 -
169:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ログハウスのドアをあけると、食堂のソファーでヨネダとマナ以外は雑魚寝していた。…部屋中に草の臭いがする。ヨダレをだらだら垂らしながら眠るユウキを見て聡くんは苦笑いをしていた。マナとヨネダは違うログハウスで一発やりに行ったらしかった。仕方ないので、マナ達が寝ているログハウスの真反対のログハウスに聡くんと荷物を置きに行き、あたし達も眠ることにした。
2005-10-28 16:37:00 -
170:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
なかなか眠れなかった。ベッドも別々だし、ラブホに行って何もされなかった相手に何かされるはずもないのに…。そんな私の心を読んだように聡くんは「しゃっくりはなぜでるか」とか「はなは大家族スペシャルで16で子供を産んだ長女に顔が似てる」とか…それで機嫌を悪くしたら「幼いコウダクミとか…」…なんか意味わからん。そんなことばかり言っていた。
2005-10-29 00:07:00 -
171:
りな
おもしろい☆
続きまた待ってるで〜!2005-10-29 02:05:00 -
172:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
りなさん→
ありがとうございます。頑張ります(^^)2005-10-29 02:38:00 -
173:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
気がついたら寝ていて、起きたのは夕方だった。マナが「夕ごはんピザにするから好きなん選びッ」とメニューを持って起こしにきた。寝起きなのにこんな濃いもん…(失笑)「なんでもいいで。ただサイドメニューのチキンとかアイスとかも頼もや」「あーそぉしよぉ」マナはヨネダの友達の貢ぎ物となった(←という設定 )あたしに以上に優しかった。おそらく感謝の気持ちを表してるんだろう。マナが愛想よくしてくる度にすごく腹が立ったけど、聡くんの「俺から見たらガキ」発言もあって、苛立ちを顔に出さないように気をつけた。
2005-10-29 02:46:00 -
174:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
隣のベットに聡くんの姿はなかった。どうやら遠すぎるため、ピザ屋までピザを取りに行かなければらしく、もう出発したらしい。携帯でサイドメニューの追加を告げると『寝起きやのにすごいなぁ(笑)』「えっ?若さ若さ(笑)」
2005-10-29 02:51:00 -
175:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
食堂に行くと、リュウ君と売れない(←あたし予想)ジャニーズ二人が風呂に入ったらしく、濡れた髪のままでしゃべっていた。悦子とマナの地元の友達(名前忘れた)は一緒に買い出しに向かったらしい。ユウキは相変わらずリュウにべったりで、それでも昨日よりはましで、いくらかリュウ君からもユウキに話しかけていた。ジャニーズの二人は思ってたよりは実は愛想が良くて、会話は意外とはずんだ。待っている間にテーブルの大量のゴミを片付けた。管理人さんはいつ来たのか、また冷蔵庫の中の酒や食べ物はいっぱいになっていた。
2005-10-29 02:57:00 -
176:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
空が染まっていく時間なんてほんの一瞬で、すぐ真っ暗になった。月はすごく明るくて、外に出ても相手の顔がはっきり見える。なかなか買い出し組が帰ってこないので、ログハウスに戻り化粧を少し直した。携帯を見るとメールが?件…TSUTAYA、メルマガ…HAMADAだった。HAMADAから返信がくるとは…かなり驚いた。別に返信いらんのに(笑)
2005-10-29 03:09:00 -
177:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
着信は…ヨシ君。今の時間はまだバイト中かな?少し安心した。誰からも連絡なかったらどうしようとか…心のどこかで思ってた。別にどーもしないけど…
2005-10-29 09:01:00 -
179:
名無しさん
おもしろい?完結楽しみにしてるので頑張って下さい?
2005-10-29 11:42:00 -
180:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「なぁふーちゃぁん。聡くんいい人やろぉ?」ねちゃねちゃとした喋り方でマナがずるそうに笑う。「あーやなー」適当に笑顔で対応した。こいつ…ユウキとはまた違ったうざさがあるなぁ-…
2005-10-29 13:35:00 -
184:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
冷え込みが厳しくなり、リュウ君達が薪ストーブをつけようと悪戦苦闘していると、やっと買い出し組が帰ってきた。「おかえりぃー遅かったくない?」「ごめんごめん」と言ってヨネダがニット帽をぬいだ瞬間…モワッと…草の臭い…小さな段ボール箱は何十にもガムテープが巻き付けられている。こいつら今日もヤル気!?ありえへん!!!今まで草よくやってたわけでもないのに二日も続けてしたくなるはずがない。明らかにスリルを味わいたいという無意味な欲求からの行動やし…。わざと顔に出し聡くんを睨んだ。…味方?やと思ったのに…
2005-10-30 01:20:00 -
185:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
あたしの般若のような形相に「ピザ冷めかけやからチーズ固まってるかもぉ(笑)」聡くんがおどける。「テーブルの上掃除しといたから、食べよ食べよ!」人の熱気でか、部屋は妙に温かくなった…ハイテンションなヨネダ…ベクトルの先はみんな同じ方向…
2005-10-30 01:30:00 -
186:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もともと食欲がないのと、イライラが重なって何も手をつける気にはならなかった。オニオンスープを半分くらい一気に飲む。やりきれない怒りはどうも納まりそうにない。押さえようとしても、みんなのこの後の何かを期待した笑いがおを見ると、ふつふつと湧き出てくる。ソファーの上にぽんと置かれた段ボール…あれに火をつけたら…こいつらおそらく怒り狂うだろうな。それにしても、宿泊代はともかく、薬を大量に買う金や、食時代はどこから出ているのだろうか…ヨネダか?………そんなはぶりがいいタイプには見えない…まったく見えない
2005-10-30 01:48:00 -
187:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あたしなんかしんどいから一回部屋戻るわぁ」悦子だった。手元を見るとピザにまったく手をつけていない。「大丈夫?あたしも一緒に行くわー大丈夫?」おおげさに心配するみんな…。悦子は顔が真っ白だった、唇にすら色のなくなった悦子と悦子の荷物を持って私と聡くんの泊まったコテージにむかった。寒くて寒くて手足の指がとれそう…
2005-10-30 20:41:00 -
188:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「…悦子昨日何時間くらいやってたん?」目を合わさずに聞いてみた。「…わからん」深い溜め息を飲み込む。あたしだって溜め息つけるような選択をしてきたわけじゃない。「とりあえず水もってきたし、水いっぱい飲んで寝よ」「…」悦子の顔はまします白くなり、月夜の中では白黒映画みたいになっていた。
2005-10-30 21:49:00 -
189:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
昔、ヨシ君の後輩が吐きまくってるのを見たことがある。薬が体にあわない奴は絶対いる、ほんとたまにだけど…気持ち良さなんてまったくなくて、ものすごい吐き気と頭痛に一晩中苦しめられる。ログハウスの横の草むらで悦子はゲロゲロと吐いた。あまり食べていなかったらしく、最後は細かい泡を吐いていた。
2005-10-30 22:54:00 -
190:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
悦子は吐きながら泣いていた。涙ぐむ悦子を見て少し腹がたったけど、涙の意味はわからなくもなかった。悦子が眠るまで付き添って、携帯で聡くんを呼び出した。「いま山側のログハウスおるから来て」「わかった。」聡くんの後ろからは狂ったように笑う誰かの笑い声がした。聡くんが薬をやっていないことを祈った。携帯を見るとまたHAMADAからメールがきている…もういいって。
2005-10-30 23:55:00 -
191:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
聡くんはすぐ来てくれた。両手に沢山の食べ物を持って。「お腹すいてないか?」「すくか、この状況で(笑)」聡くんは悦子に目をやると「落ち着いた?」「うん…悦子帰した方がいいんちゃう?」「やな。あいつらパキりまくり…」聡くんは右手をあげ袖をめくった、そこにはくっきりとすごい歯形…「どうしたん!?」「ちょけたあのヤンキーみたいな子にやられた」…マナの地元の子だ。「あたしも帰りたい」「…」
2005-10-31 00:03:00 -
192:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
二人でしばらくの間、涙のあとのついた悦子の寝顔をみつめた。
2005-10-31 00:07:00 -
193:
まりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「こんな状態で家帰されへんし、明日の朝でよか…明日の朝には落ち着いてるやろ。悦子ちゃんもあいつらも」「…やな。ごめん明日の朝、近くの駅まで送って」「えっ、ちゃんと家まで送らせてや(笑)今日オレもここで寝ていい?」…正直、嫌だったけど一人でゲロくさい悦子と一緒にいるのはもっと嫌だったので、あたしは聡くんと同じベットで眠ることにした。なぜか辛い気持ちになって、夜中、先に手をにぎったのはあたしの方だった。ベットの中、温かい聡くんの手は冷たいあたしの手をぎゅっと握り返して、「寒いんか?」「ううん大丈夫」
2005-10-31 00:27:00 -
194:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
たぶんあたしの手はすごく汗かいてたと思う(笑)夜中、聡くんの寝顔を見た。すごいキレイな横顔だった。長いまつげに月明かりがあたって頬に影が出来ていた。
2005-10-31 00:29:00 -
195:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
次の日の朝、目が覚めると聡君はいなくてあたしの荷物がすべてこちらのログハウスに運ばれていた。…悦子もいない。聡くんと先に帰る準備してるんかな?シャワーを浴びて、化粧をしてログハウスに鍵をかけ食堂にむかった。このポーチを歩くのはもう一生ないだろう…マナ達に何か文句を言われるだろうか…一瞬頭をよぎったけど、そんなことどうでもよかった。
2005-10-31 00:33:00 -
196:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
食堂の扉を開けると、昨日より強烈な草の臭い…悦子とマナとヨネダとジャニーズが座っている。「あたし帰るわ」間髪入れずにはっきりいった。正直マナをしばきたかった。「聡くんから聞いたよー♪いいなぁいいなぁ」マナはまだ葉っぱが抜けてないのか?「とりあえずあとで電話するわ、悦子行こ」アゴでドアを注す私に悦子はありえないことを言い出す。「ふーちゃん…あたしもう大丈夫やし、聡くんと邪魔した悪いから残るわ」はあ!?昨日ゲロまみれになっといてこいつここに残ってどうするつもり!?あまりの頭の悪さに殴りかかりそうになった。
2005-10-31 00:50:00 -
197:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
…殴りかかりそうになったほんとに…でも悦子に近づいて気付く…隣のジャニーズが悦子の手を握っている。近くでみる悦子の顔はまだ白い…きっと残りたいなんて本音じゃない。悦子はこのジャニーズにほだされたらしかった。昨日はぐっと飲み込んだ溜め息を今度は深く吐き出して、聡くんが風呂から上がるのを車の中で待った。聡くんは濡れた髪のまま走ってきてくれた。「こらーはなくそ!中で待っとかな風邪ひくで」「そっちこそ風邪ひくで。あいつらと一緒におったら殺してしまいそうやし」「…パキった奴に本気なったあかんって?な?」
2005-10-31 01:00:00 -
198:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「…」「いこかー」聡君はなぜかあたしを軽く抱きしめ、エンジンをかけた。ポーチにはパキパキ軍団が並び手をふっていた。悦子は何か言いたそうだったけど、もう面倒くさくなって無視した。知らない鳥の鳴き声は、まるでここは人間のいるとこじゃないと、教えてくれているようだった。
2005-10-31 01:05:00 -
199:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「マナ達に説明してくれてありがとう」このありがとうにはここ二日間のすべてのありがとうをこめた。「あーいいで。聡はなくそに惚れちゃって二人でいたいし帰っていい?って言うたらあっさり許してくれたし」車の窓から見える山の上のログハウスは、もうあんなに小さく見える…。「なんかマナ意味わからんこと言うてたんは…そのことか」「家どのへん?また大阪まで大分あるけど(笑)」「○○。また近くなったら言うわ」「うん。家の人に連絡しといてな」「…あー大丈夫やで」「…そう。」
2005-10-31 01:22:00 -
200:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
突き詰めて理由を聞いてくるのかと思いきや、聡くんはあっさり引き下がり「じゃぁさぁどーせ用意はあるんやし、オレん家くる?」「えーないない(笑)家の人に悪いし」「オレ大学の近くで一人暮ししてるから大丈夫やで。しかもここからそんな遠くないし。結構広いで」「うーん…」家に帰りたいわけでもないし…とかいう言い訳を自分にしつつ、ほんとは聡くんともう少し一緒にいたかった。「じゃぁ一泊だけ。」聡くんは優しく笑うと、私の手をにぎり、聡くんの住むマンションまであたし達はずっと手を繋いでいた。
2005-10-31 01:28:00 -
201:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
聡くんの大学の前を走り過ぎてマンションが見えそうになった頃、携帯が鳴った。
(びっくりした)
着信 父さん2005-10-31 03:22:00 -
202:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ごめん電話でていい?」「いいよいいよ」CDの音を消しながら聡くんは不思議そうな顔をした。多分その時のあたしの顔がびっくりし過ぎてむちゃくちゃ変だったからだと思う。「はい。」『はなか?』「うん、ごめんね手紙だけで連絡せんくて」『あーいいよいいよ。父さんこそ遊んでるとこごめんな。あんなぁーちょっと話あるんやけど、いつ頃帰ってこれるかな?』父さんが話!?「大丈夫やで、今から帰るわ」『ごめんな、じゃぁ○○の駅で待ってるから着きそうになったら電話くれるか?』なんで家じゃないんだろう…家から離れた駅なんだろう…
2005-10-31 03:41:00 -
203:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
父さんにメールを入れる。
○○駅にもうすぐ着くよ。2005-10-31 03:59:00 -
204:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
すぐ返信が届く
駅前のロータリーにいます2005-10-31 04:00:00 -
205:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ごめん地元○○やねんけど、○○駅でおろしてもらっていい?」「うん…もしかしてはな…父さんに怒られたんか?俺一緒に謝ろか?」「ううん!大丈夫やから!」思っていたより大きな声をだしてしまったのは聡くんのせいじゃない。その理由はあたしの中にあった。こんなに不安に思ったのも父さんを恐く思ったことも始めてだった。
2005-10-31 04:04:00 -
206:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
薬してたことバレたんかな…いや違うそれはない、家でしたことないし。…。再婚…再婚…かな。一番有力やな、彼女紹介されるんかな…でも急やな…。彼女に子供ができたから再婚したい。…これが一番有力やな。
2005-10-31 04:07:00 -
207:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
○○駅に着くと、絶対今日中に連絡すると聡くんに約束させられた。ロータリーにむかいながら、「いいよおめでとう」をさりげなく言うにはどうしたらいいのか…必死に考えた。いいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでと
2005-10-31 04:11:00 -
208:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ロータリーにつき見回すと父さんの車が止まっていた。車を止め煙草を吸う父さんは、私に軽く手をあげ「おかえり」と笑った。いつもの父さんだった。
2005-10-31 04:15:00 -
209:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「お腹すいてないか?」「うん。」父さんの車に乗ったことは数える程しかなかったので、それだけで緊張した。「ごめんな、話あるなんかいきなり言うたからはな不安なったんちゃう?」まゆげをひそめて本当に心配そうな顔をする父さん。「大丈夫、父さん前見て、前」「あっごめんごめんここ一通やね(笑)」…いつもの父さんだ。いつ本題に入るのかな?車はどこにむかうのかな?父さんに聞いてしまえば、すぐ解決出来る疑問ばかりが浮かんでは飲み込まれていく。
2005-10-31 04:21:00 -
210:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ついたよ」車は綺麗なガーデニングをほどこしたヘーベルハウスみたいな家の前で止まった。「?」「車庫に車入れるから玄関で待っててね」玄関からは中庭のアンティークみたいな白のテーブルセットが見えた。あそこの位置から見える庭が一番キレイなんだろうな…
2005-10-31 04:31:00 -
211:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
英語で書いたオシャレな標札。MORIYAMA
2005-10-31 04:36:00 -
212:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
カチャ…ドアが開いた。中からはガッリガリのおばさん「はなちゃん。いらっしゃい」右手にはキャンキャン吠えるダックスフンドを抱いている。「こんにちは」「こんにちわ!このワンコ、キャンキャンないてうるさいやろーレオくんって言います、はいレオくん挨拶わ」ばかかこのおばちゃん。「来たの?」おばさんの後ろから男の子の声、中を覗くとちょっとだけお父さんに似た男の子が立っていた。なんとなくすべてが理解出来た。「健二、雨降りそうやから涼子ちゃん車で送ったり」男の子の後ろにはあたしでも知ってる有名お嬢女子校の制服を着た女の子が…
2005-10-31 04:45:00 -
213:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「いいですいいです!私もう道覚えてるし、一人で帰れます、いつもすいません、お邪魔しました。」あたしにも軽い会釈をして女の子は家を出て行った。「玄関でしゃべるのも変やしリビングに行こうね」おばさんは顔をしゅわしゅわに笑い、ワンコはそんなおばさんの顔をベロンベロンと舐めていた。男の子は…ちょっとあたしのことを睨んでいた。
2005-10-31 04:50:00 -
214:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もしかしたら血の繋がってる男の子
…なんか気持ち悪かった。2005-10-31 05:11:00 -
215:
名無しさん
みっかっちゃった?
2005-10-31 16:12:00 -
218:
作者 ◆DEP4IVx7X6
更新かなり遅くなると思いますが、楽しみにして下さる方がいらっしゃるなら…頑張ってみますo(^-^)o
2005-11-04 19:10:00 -
219:
作者 ◆DEP4IVx7X6
???????????
2005-11-05 13:49:00 -
220:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
パタン。
扉を閉めると勝手に電気がついた。温かくてフワフワした感じの明かりの色。さっき話していた父さんと父さんの奥さんの話が頭の中でグネグネと曲がる。
どうやらあの男の子はあたしの兄らしい。腹違いの兄がいるなんて…昔なら安っぽい漫画にある話だったけど、今はよくある話やし…そんなにショックではなかった。予想はしてなかったけど、全然予想出来なかったわけじゃないし…。「今日は華ちゃん泊まっていき!おばちゃん客間綺麗にしといたから!」ちょっとひつこそうだったけど、父さんの奥さんはすごく笑顔の素敵な人で…安心した。2005-11-05 13:59:00 -
221:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
パリパリしたシーツにフワフワの毛布、アンティークらしき椅子の上には、ヨーロッパっぽい赤れんがの続く町並みを描いた油絵。一人用のソファーの上には、歯ブラシとタオル、糊の効いた薄ピンクのパジャマ。…これが本当の父さんの家の風景なんだ。毛の短いカーペットはまるでどこかのホテルみたい…。レスポの旅行かばんをベットの上に置くと少し、しなった。携帯を充電するために、ベッドの横に置いてある女の子の持つプレゼントが光る置物のコンセントを抜いた。
2005-11-06 00:34:00 -
222:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ヨシ君とマナから着信。聡くんからメールがきてた。この状況を誰かに説明したい気持ちと、誰にも話さずすべてなかったコトにしたい気持ちが水と油みたいに、交ざりあわずにグラグラ揺れた。
…化粧落として歯磨いて…とりあえず寝よ。置いてあるパジャマには着替えず、旅行カバンから旅行用に用意したジャージに着替え、うる覚えの家の廊下をてくてくと歩いた。足元に?メートルおきくらいにライトがついてて、まるで道を教えてくれてるみたい。Janjanja-jan…斜め前の部屋からレゲエの曲っぽいビートが響く。あの男の子かな?2005-11-06 01:09:00 -
223:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
健二くんだっけ?あたしのことかなり嫌ってるだろうなぁ…話し合いの時も犬と遊んでてテーブルに着こうともしやんかったし。まぁ当然やろうけど(笑)この家のすべてがあたしを拒否してるやろなぁ…あたしにはあの寂しい永遠に同じ所に同じものがある家が似合ってるんや。こんな人の気配で溢れた家…自分の存在が空しくて辛い。
2005-11-06 01:13:00 -
224:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
洗面台にある色んな種類の歯磨粉と外国製の電動歯ブラシが、追い撃ちをかける。
…帰る場所なんて本間はないけど、ここ以外のどこかに帰りたい。2005-11-06 01:16:00 -
225:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…
2005-11-06 01:18:00 -
226:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
……
2005-11-06 01:19:00 -
227:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
………………
2005-11-06 01:19:00 -
228:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…くすりしたい
2005-11-06 01:20:00 -
229:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
日曜日、父さんの言うままに引っ越しの手順をすませると、ヨシ君の家にむかった。頭おかしくなりそうなくらい薬がしたい。薬とセックスがしたい。電車が途中の駅に止まるたびにイライラして座席をボリボリて引っ掻いた。薬がしたい。なんでもいいから!薬がしたい!父さんに家族がいたことなんかどーでもいい!薬がしたい!ヨシ君家の近くの駅に着くと、原付きにまたがりヨシ君が煙草に火を付けていた。「ヨシ君!」薬!「華はやーい。時間守れるようなったんや(笑)」薬の代わりにヨシ君のかぶっていた銀色のヘルメットをかぶって後ろにまたがった。
2005-11-06 01:26:00 -
230:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ヨシ君家までの5分がむちゃくちゃ長く感じた。信号で止まった時、ヨシ君の体に爪をたてると「…華…今日はゆっくりしていけ」ヨシ君は優しい言葉を冷たい表情でつぶやき、それ以外は何も言わなかった。
2005-11-06 01:30:00 -
231:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ガラガラガラ。ボロい引き戸を開けヨシ君の家に入ると「二階の机の上にあるわ」靴を脱ぎながらヨシ君はあたしの頭を優しく叩いた。ブーツを脱ぎ捨てギシギシとしなる階段を駆け上がる。ふすまを勢いよく、まるでこのボロ屋が傾くんじゃないかってくらい勢いよくあけると、机の上には…灰皿と…錠剤の入った袋。赤だ…。ちょっとガッカリしたけど、今は赤でもなんでもいい。ゴクリと飲み込み、唾を何度も飲む。喉をゆっくりと赤が流れていくのがわかった。目をつぶり呼吸を調える。強く握った手を緩めると、じんわりと嫌な汗をかいていた。
2005-11-06 01:36:00 -
232:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
まるで運動会の前の日みたいなワクワクが体中を駆け巡る。さっきまでの張り裂けそうな空しさは影すらなくなり、大の字で寝転びたい気持ちになった。「…俺薬やめるつもりやから、付き合えるのは赤くらいやわ、ごめんな」「ううん、ごめんタヤマとかアドレス消して誰もわからんし…ごめん」寝言の様につぶやく。ジャケットを脱ぐと、ヨシ君も赤をベロに乗せ、?リットルペットを勢いよくゴクゴクと呑んだ。何度も上下する喉仏、あたしはすでにエッチしたい気持ちになってる。自分からデニム地のミニスカの下からパンツを脱ぎ、フトンに寝転がった。
2005-11-06 01:44:00 -
233:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ヨシ君も着ていたロンティーを雑に脱ぎ、ジーパンのベルトをガチャガチャと外す。「華お前また痩せた?」「…」そんな話どーでもいい、早くアソコさわって。自分でもありえへんと思うような気持ちがどんどん浮かんできた。ヨシ君はあたしの膝を立て、片手で開くと、指をいきなり入れてきた。それでもすでにグチュグチュのあそこは、指をゴクリと飲み込む。「自分で乳出してみ」言われるままにブラジャーを外し、服ごと持ち上げ乳を出した。あたしの乳首の回りをクルクルと回り焦らすヨシ君の手…手首のアクセが肌にあたり冷たい。
2005-11-06 01:52:00 -
234:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
アソコからはクチャクチャとこの世で一番汚い音が聞こえる。ヨシ君は指を抜くと今度は二本にしてアソコの入り口で縦に激しく指を上下させた。乳首を強くつねり、引っ張ったまま離してくれない。「痛っ」と小さくつぶやいたけれど、わざと無視された。でも赤が効いているのか、それすら快感に感じた。「おっきい声出してええぞ」まるで命令みたいな口調に、アソコのグチュグチュていう音は更に大きくなった。
2005-11-06 01:57:00 -
235:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
再び指を一本にし、アソコの中で小刻みにバイブする。「あっああっあ!」あたしの声を聞くとヨシ君は乳首をつねっていた手をヘソの下に持っていき、はげしくあたしの下腹部を押す。すると余計にアソコの振動が伝わってきて、あたしの喘ぎ声は部屋中に響き渡るくらいになった。親指でクリトリスを強く押す。下腹部にあてられていた手は、再び胸に戻り、乳首をつまんだり離したりしながら、アソコとは対象的に優しくもまれた。「…ごめんい、イク」
2005-11-06 02:08:00 -
236:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
???
2005-11-06 02:14:00 -
237:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
最初にイッた時よりはるかに気持ちよかった。それが赤のおかげかヨシ君のおかげかは、よくわからないけど、狂いそうなあの空しさと不安から解き放ってくれたのは、ヨシ君ではなく赤なのは間違いない。
2005-11-06 02:16:00 -
238:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ヨシ君もしてあげる」起き上がりヨシのチンポを触ろうとすると「ありがとうな、今日はいいわ。後ろむいてみ」言葉は優しかったけど、あたしを見下ろした目はとても冷たかった。チンポはギンギンだったけど、早くセックスを終わらせたい感じがガンガン伝わってきた。後ろをむき四つん這いになると、すぐにチンポを入れ、体をぴたりとくっつけてきた。あたしの左手の横に置かれヨシ君の左手は、ゴツゴツしてて、大きくてひらべったい四角いの爪には、あたしの体液がべっちょりついていた。
2005-11-06 08:27:00 -
239:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「っ…は…あ…」ヨシ君の呼吸みたいな喘ぎ声が小さく耳元で聞こえる。耳たぶをちゅるちゅるとすい、右手で、アソコの上の方を押さえて固定された。ヨシ君の腰が激しく揺れたび、ヘソの真下がズンズン感じる。ヨシ君のベルトのガチャガチャ言う音は、腰が激しさを増すと規則よくガッガッガッガッと聞こえた。まるであたしの喘ぎ声のリズムを取っているかの様に。「っ…」いきなり上半身だけ起こすと、あたしの腰を掴み、縦に激しくゆさぶるヨシ君。ちょっと痛かったけど、赤のせいかフワフワしてて痛いけど遠くの痛みのような感じだった。
2005-11-06 08:43:00 -
240:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
最低で乱暴で無意味なこんなセックス…ヨシ君とじゃなくて、もっとどーでもいい奴とすればよかった。…大切な人を自分から外に追い出した気がした。でも色々思っても薬のおかげで、後悔はしても悩みだとは思わずすんだ。エッチが終わるとヨシ君は「風呂入り」と言ってくれたけど、一緒に入ろうとはもう言ってくれなかった。部屋のふすまを閉めた時、このまま帰ってしまおうかと一瞬思った。
2005-11-09 00:04:00 -
241:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
風呂からあがっても、ヨシ君はあたしが部屋を出た時と同じ体制で煙草を吸っていた。ごめんねと謝りたかった、薬をやったことをじゃない、大切な友達としてあつかってくれていたのに、憂さ晴らしのセックスに付き合わせてごめん…そう素直に言って楽になりたかった。だけど…ヨシ君のまとう苛立ちの空気がそれを許さなかった。ヨシ君にはセックスをしてもらうより、話を聞いて欲しかっただけなのに…。薬欲しさに連絡をし、辛さから抜け出すために、セックスをしてもらった憐れな自分。体中の血を搾り出されてカスカスになった…そんな気分。
2005-11-09 00:25:00 -
243:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
結局その日はしばらくして帰った。無言と威圧的な態度から、あたしはヨシ君をとても傷つけたんだと思いしる。マンションに帰りたかったけど、鍵をもう持っていないので、仕方なくあの家に行かなければならない。駅からのうるおぼえの道…このまま記憶喪失になったらどんなに楽やろ…でも張り詰めた糸は切れてはくれなくて、あたしは無事あの家に辿り着いた。家のドアを開けると、健二が風呂場から出て来た。中学時代のものらしきサッカーのユニフォームを着た彼は「おかえりなさい」と優しさも嫌味もない口調。
2005-11-09 00:33:00 -
244:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「すいません」とだけ言って頭を軽く下げ、用意されたあたしの部屋に上がり、その日はそのまま寝た。すごく眠かったのと、寝る意外他に何も思いつかなかったから…あたしこのまま薬止められへんくて父さんにバレたらどうしよ…考えたくなくても、考えなくても、そんな問い掛けを心の中で何万回も繰り返した。
2005-11-09 00:39:00 -
245:
名無しさん
実話ですか?薬の描写が詳しいので
2005-11-09 02:46:00 -
246:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
♪♪♪
携帯がなる
HAMADA
こいつひつこいな…2005-11-09 13:10:00 -
247:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
学校に行くと…マナと悦子は来ていなかった。少し痩せたユウキが磁石みたいにあたしにむかって直進してくる。「ふーちゃーん!あたしずっと一人やってんで!」一人で別荘から帰しといて…(笑)。「風邪ひいてん。あれ?マナらは?」なんとなく想像はついたけど聞いてみた。「それがな!なんかな-!ユウスケ君らとまた遊んでるみたいやねん。悦子のお母さんにバレて怒られてふーちゃんが帰った次の日には解散したんやけど、悦子好きな子おったみたいで、また集まって遊んでるみたい」はてしなく予想通りな回答が戻ってきてちょっと笑えた。
2005-11-09 14:14:00 -
248:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
数学の時間。あんなに数学好きやったのに…さすがに休み過ぎた。まったく内容ついて行かれへん(笑)国語なんか聞く気にすらならんくて保健室で寝ることにした。微熱はまだあったからすんなり寝させてくれた。携帯を見ると誰からも連絡はない。一瞬、別荘から帰った時、車から見えた悦子の顔が頭をよぎる。
辛いのはお前だけちゃうんじゃぼけ!
同じように薬ではまったであろう悦子を想像してボロボロに切り刻んだ。ユウキも暇になったようで、保健室に来たみたいやったけど、万年仮病のもんやから追い返されていた。2005-11-09 14:19:00 -
249:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ブーブー
メールがきた。どうせまた…はいやっぱりHAMADA(笑)
むっちゃいいハコでするんで来て下さ-い★二枚買ってくれるんやったら一枚500円でいいから!2005-11-09 14:23:00 -
250:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ほんまにチケットあまってるんやろな…ちょっと可愛そうになった。歌はむちゃうまいのに…きっとMCおもんないから人入らんねんやろなぁ…。
Doorいくらなん?Doorもただにしてくれるんやったら行くわぁ-(*´∀)2005-11-09 14:26:00 -
251:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
すぐ返信がきた。
わかった!入る時にハマケンの知り合いですって言うて!ほんならDoorなしなるからo(^-^)oまじありがとう!友達に行きたいて言う子おったらまた教えてな!2005-11-09 14:28:00 -
252:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
わかったぁー★チケいつもらえる?
むちゃ早いHAMADAからの返信(笑)
来週か再来週でもいい!?てか前もメールしたと思うけど紹介とかいらん!?(^^)2005-11-09 18:21:00 -
253:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
いらん…紹介とかいらん(笑)HAMADAの友達とか…いらん
今はいらんかも(笑)じゃぁ再来週でいい曜日あったらメールちょーだい!
そかー(:_;)むっちゃ男前紹介したかってんけどな↓わかった!またメールするわ!ありがとう!2005-11-09 18:24:00 -
254:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ハマケンってシムケン(志村けん)みたいやな(笑)保健室の天上は校庭の池の光りが反射してチラチラと光っていた。なんだか眠れなくて天上の丸い穴を数えたり、アプリをしたりして時間をつぶした。…聡クンにメールを入れたりもした。このままぽかぽかしたこの部屋で、ずっとゴロゴロしていたい。
2005-11-10 02:15:00 -
255:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
すぐ連絡してこいや??今から迎えに行くから会おや?
うん?
聡クン…今あたしの頼れる人はもう聡クンしかいない。2005-11-10 02:24:00 -
256:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
聡くんと梅田に4時の約束をした。薬…どうやってやめたらいいんやろ。インターネットとかで見たらいいねん!パソコン見せてもらお。大丈夫!大丈夫!大丈夫!…一人でテンションがあがり過ぎて、横においてあった白いボールみたいなのに吐いてしまった。へんな色の細かい泡が口からぼわぼわ出てきた。ボールにへばりつく泡を見て思い出したのは、悦子のこと…。悦子もあたしも死ぬんかな。なんでマナやヨネダは死なへんねん!意味のわからない怒りがすごい勢いでこみあがってくる。
2005-11-10 11:20:00 -
257:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
狂ったわけじゃない!自分で自分はおかしなってるってわかってる!正気や!あたしは正気や!大丈夫!大丈夫!でもすごい重い怒りが消えない。イライラする。もう一度吐いた。頭が勝手に小刻みに揺れ出す、わざとじゃない、ほんまに勝手に揺れ出した。ベットはキシキシと音をたてる。白いシーツの端を口にいれて強く噛み、手がちぎれてしまうくらいに強く毛布を掴んだ。…30分くらいそうしてたんかな?気がついたら寝てた。終わりのホームルームの時間に、保健室の先生が起こしてくれて教室に戻った。「森山さん!ごめん欠課カード渡すの忘れてたわ!」
2005-11-10 11:28:00 -
258:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「森山さん!森山さん!」………あっあたしか(笑)
2005-11-10 11:29:00 -
259:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたし森山華になったんや…テストん時名前書くん気をつけないと(-.-;)めんどくさ。ユウキがザラに行きたいと言うので、早めに梅田に行きザラで待つことにした。ところがユウキが化粧をするのを待っていたら、結局ザラについた頃には4時をまわっていた。
今ソフマップの前?奥まで行ったら?帰りにくいからこっちまで来てくれー?
聡クンからきたメールをユウキに見せ、そのままバイバイした。阪急前でキャッチしてる奴がデブタに声をかけている、デブ専ソープにでも売るつもりなんだろう。制服着てたらキャッチされんくてホンマ楽。2005-11-10 12:27:00 -
260:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
制服の女と歩くんってそんな嫌なことなんや…。結局、色々案は出たものの行きたい所もないので、あたし達は聡くん家に行くことにした。最初から家行くもんやと思ってたから、たいして抵抗はなかった。車内では結構会話は絶えなくて、よく行くクラブとか好きな音楽の話をした。家のことはやっぱり話さなかった。聡くんも心配していたとは言うものの、それ以上なにも聞かないでいてくれた。43号線を走ってしばらくすると、聡クンの大学が見えてきた。
2005-11-10 12:44:00 -
261:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
43号線をおりて聡クンのマンションに到着。白いシンプルなマンションで、まだ新しそうだった。狭いけれどエントランスがあって、ワインレッド色のソファーセットの上に、小さなシャンデリアが飾られていた。
2005-11-10 13:01:00 -
262:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「2階やから階段であがろ」「うん。」非常階段は薄暗くて、足音がコンクリートに響いた。「ハウルの動く城のDVDあるで」「えっ!見たい!買ったん?」「ううん。パソコンで違法サイトがあって取れる(笑)」「オタク(笑)聡クンちゃんねらーとかちゃうん!?」「ちゃんねらーとか言う時点でお前がオタクじゃ(笑)」聡クンの部屋には表札は出てなかった。中に入ると、和風な部屋で白と茶色に統一されていた。「ひろーいやん」多分20畳弱くらいある。「やろ?この部屋だけ広かってん。でもワンルームやから屏風で仕切ってるねん。」
2005-11-10 13:16:00 -
263:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
屏風には虎と人間が森の中で出くわしたシーンが描かれていた。「この人、虎に食べられそうやん(笑)」軽く頭を叩かれる「習ったやろー。これ三月記やで?」「なにそれ???」「無知の知…」「ムチムチ?」「…」なんだか変な空気になったので、屏風の話はやめにして、パソコンを触らせてもらった。白のノートパソコンにはステッカーがいっぱい貼ってあって、テレビが見れるようになっていた。壁紙がアッシャーだったのがむちゃくちゃ意外だった(笑)
2005-11-11 09:57:00 -
264:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「学校でパソコンせーへんの?」人差し指で慎重にカチカチとボタンを押すあたしに聡クンが一言…「なんかホームページ作成とかやったらやったけど…友達のんコピーした(笑)」何枚か役にたちそぉーなページをプリントアウトしてもらった。「こんなんせんでも、俺普通にやめれたけどなぁ」なぜか自慢げな聡クン…。
2005-11-11 10:09:00 -
265:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ジョジョにじゃなくて、出来るだけ早くやめたいねん。」プリントしてもらった紙の束を鞄に入れた。なんだか目の前ではじっくり読みにくくて、家に帰って一人で読むことにした。「あっそうや俺オタクじゃないけど、むちゃおもろいもん持ってるで(笑)」「なになに!?」お気に入りのボタンから聡クンが出したサイトは…元は携帯用のサイトのようだった。「なにこれ?魔法の?ラ○ドのやつ?」「うん。携帯小説やねんやん、結構おもろいで。」「へー。あたしも友達とホムペ作ったけど完璧放置やねん(笑)」「あかんやん」聡クン…やっぱりオタクかも(笑)
2005-11-11 11:42:00 -
266:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
二階なのに方角がいいのか聡クンの部屋は夕日が差し込んで白の壁紙がオレンジ色に染まっていたのに、あっという間に外は暗くなって、たった30分くらいしかたっていないのにパソコンを終えるとあたし達はすることがなくなってしまった。こういう時はどうするんや(笑)ログハウスにいた時はなんもなくても結構話あったのに…。何話したらいいんやろ。悩みはしたもののなんか今更、気ぃ使うのもめんどくさくなって、壁にかけてあるスダレに飾られたCDの歌詞カードや、もろ大学生ライフな飲み会らしき時のポラロイドを眺めていた。
2005-11-11 18:09:00 -
267:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんか保健室にいた時みたいなんもうなれへんなぁー…。よかった。いくら薬パーで知り合ったとはいえ、ひとん家であんなんなったらしゃれならん。「華ちゃーん…晩御飯食べに行こか?」先に沈黙に負けたのは聡くんらしい…「えー…でも制服嫌なんやろ(笑)」スカートのすそを軽く持ち上げて苦笑いの私。「制服は好きやけど、横歩くんが嫌なだけ!…んーでもじゃぁ、ほか弁かなんか買って家で食べる?」「あーそうしよ!あたしすき焼き弁当うどん入りがいい!」二つ信号を渡った所にほか弁屋があったので聡クンが買いに行ってくれた。
2005-11-11 18:26:00 -
269:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
出て来たのは一枚のDVD…「集団コギャル痴女?」
2005-11-14 02:48:00 -
270:
名無しさん
age
2005-11-15 15:27:00 -
271:
名無しさん
終わりなん?
2005-11-17 10:34:00 -
272:
作者 ◆DEP4IVx7X6
306さん307さん
書き込みありがとうございます。今から更新します。また感想などありましたら宜しくお願いします☆2005-11-17 21:39:00 -
273:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
・・・・衛星ですらやらないマニアの領域やん(笑)
2005-11-17 21:45:00 -
274:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
なんかむっちゃ意外。デッキの中にDVDを戻し、なんのことはなくソファーに戻った。ここであれ見てオナってんかと思ったら更に笑えた。長針の位置が左半分に移動しそうになった頃、やっとスタスタとコンクリを蹴るスニカーの音と、チャリチャリと鍵を振り回す音が聞こえ「あーけて」扉のむこうから聡くんの声が聞こえた。
2005-11-17 21:53:00 -
275:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「開いてるで(笑)」扉を開けた瞬間、ホカ弁のいい匂い。「あほーかー。鍵かけとかなあかんやん。」「遅かったなぁ。」「むっちゃ混んでたし。寒いから缶コーヒー買った瞬間に出来上がるし(笑)」まだ温かい缶コーヒーをあたしのほっぺたに押し付けるフリをして、笑う聡君。黒目の大きな目は、笑うと目の下のとこがぷっくり膨らみ、少したれ目になる。
2005-11-17 21:57:00 -
277:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「すき焼き弁当うどんいらんかった?」いつもは一つだけのほか弁のフタも今日は二つかさなってテーブルの真ん中にまとめられてる。「ううん。うどん有りでいいよ」「多かったら残しな、俺食べるし。」聡クンはガツガツと弁当を飲み込むように食べた、よっぽどお腹がすいていたらしい。すき焼き弁当の生卵を、そのまますき焼きにかけてガツガツガツガツ。
2005-11-18 01:29:00 -
278:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
誰かと一緒に食事するん…なんか苦手。食べながらしゃべるタイミングがよくわからん。聡クンはガツガツ食べて何か話す気もないみたいなので、だまって箸をすすめた。「華さん、今日泊まれば?」ゲップを飲み込んで押さえながら聡クンが言った。「化粧落としとか持ってきてないもん(笑)」泊まって何すんの…エッチ?ラブホでエッチせんかった二人が!?(笑)「なんか前の女のんあるで。泊まりや」下心はなさそうな表情。…まぁ別に聡クンやしエッチして困る理由もないか。「考えとくわ。なんか変なDVDみつけてもたし(笑)」
2005-11-18 01:38:00 -
279:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
そこからはご飯中にはありえないようなエッチな話で盛り上がった。ご飯を半分くらい食べると、なんか吐き気がしてきて、すき焼きはほとんど残ってたけど、すき焼きお弁当を冷蔵庫にいれた。時計を見ると九時前…今から送ってとは言いにくいし、言うきっかけをつかめそうにはなかった。「はい、制服あっちのハンガーにかけとき」と部屋着を渡してくる聡クンは泊める気満々みたいやし(失笑)二人でコロコロのついたベッドをテレビの見やすい位置に動かして、ハウルの動く城のDVDを見た。ピンってなんかお尻がレオと似てるなぁ(笑)
2005-11-18 01:58:00 -
280:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「なんかパッとせんやろ(笑)」停止ボタンを押しながら聡クン。「うーん。なんかキムタクの役もっとカッコイイんかと思ってた(笑)」「やろ!?でも二回目見たら一回目よりおもろいで。」「あーぽいなぁ。次陣内のDVDみして♪」「えーまだ見んの(笑)じゃぁ俺風呂入って来るから見とき」「うん」聡クンがお風呂に入ってる間、ずっとシャワーの音がした。出しっぱなしらしい…変な人。陣内のDVDの声聞こえにくいやんか。
2005-11-18 02:21:00 -
281:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
陣内があたしの好きなオウムのネタをやり始めた頃、ガタガタと雑に風呂場の扉を開ける音。「華は風呂どーすんの?」やっぱり泊まり決定やねんね(笑)あたしに選択権なしかい。「うーん…いいわ朝か夜中入るわ。」腰にバスタオルを緩く巻き、オールバックにした髪を絞りながら部屋に入ってきた。「床濡れるで」「一人恐いんちゃうかと思ってマッハで入ってきた」それでシャワー出しっぱなしやったんか。聡クンてなんかこーいう優しさすごいあるよなぁ。濡れた髪の毛は結構長くて、アシメトリーな髪形の一番長い部分が鎖骨にぺたりと張り付いていた。
2005-11-18 02:36:00 -
282:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「髪の毛乾かしてぇ-」ベッドに無理矢理寝転ぼうとした聡クンの濡れた体がぺとぺとする「濡れてるやん。風邪ひくで!濡れる!あっち行け」壁にもたれながら足で押してベッドの下に突き落とした。「いったぁ。華痛いやんかー」ベッドの下で腹ばいになったままこちらを睨む聡クン。「体ふきって」濡れた背中のスジのはしった筋肉、バランスのいい体つきを見た時、ラブホのガラス越しに見た後ろ姿を思い出した。「聡クンってなんかスポーツしてたん?」古着っぽい部屋着を着て例の虎の後ろから出てきた聡クンに聞いてみた。「してたで、サッカーとハンドボール」
2005-11-18 02:51:00 -
283:
名無しさん
続き気になる☆
2005-11-18 03:04:00 -
284:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
それであんなバランスいい筋肉なんや…。「なんで?」「いい体してるから?」「一応ハンドは一回近畿の選抜なってんで。でも上半身に重い筋肉つかんねんやん。ヨネとかの方がいい体やん。」ベッドに座った瞬間、さっぱりめのシャンプーの香り。「ヨネダ君?…顔しか覚えてない(笑)あの子らまだログハウスおるん?」「知ら-ん。おってももう関わらん方がいいで。遊びの度越したらあかんねんって、マナちゃんとか多分やばいで。あの子、変な根性ありそうやから危険。ユウキちゃんみたいなビビりの方が薬うまいこと使えるねって」「ふーん」
2005-11-18 03:10:00 -
285:
作者 ◆DEP4IVx7X6
320さん
なんて嬉しいお言葉☆ありがとうございますm(__)mまた感想などあれば宜しくお願いします!2005-11-18 03:13:00 -
286:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
アメリカサイズのシングルベッドに二人で寝転ぶ。あたしは仰向けに、聡君は腕で三角枕を作ってあたしを見下ろしてる。ノーマルな美男子じゃないけど、すごい優しい顔してるなぁ聡クンって。初めて会った時はあんま印象になかったけど。「聡クンって見てないようで、見てるねんな。ユウキびびりやで本間に。でもやたらとヤンチャしたがるねん。それに乗ってヤンチャしてマナが暴走すんのがいつものパターン。」「やろうなぁ。ユウキちゃん薬の副作用とかやたらと聞いてきたわ(笑)マナちゃんは二人分一気に使うし」「どっちがタイプ?」
2005-11-18 03:21:00 -
287:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「何を言い出すの(笑)マナちゃんヨネの彼女やから」あたしの髪の毛を軽くひっぱる「顔だけやったらどっち?」別に知りたくないけど、興味がないわけじゃない。「じゃぁ華はこの前の奴らの中やったら誰が良かったん?」期待しまくった含み笑いをわざとした聡君は、わざとじゃないかもしれないギリギリのとこまで顔を近づけてきた。「…ヨネダ君と聡クン以外顔覚えてない」←ほんまに覚えてないもん。「せこっ」「聡君は!?」「…んー…」あたしの髪から細い束を取り、指にクルクルと巻き付ける。
2005-11-18 03:29:00 -
288:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたしの前にも、こんなシチュエーションで、このアングルから聡クンの綺麗な鼻筋や、大きくて深い色の黒目や、このサッパリめのシャンプーの匂いや…こういう色んな物を感じていた人がいるんやろなぁ。なんか恋人でもないし、恋人になる気もないあたしが、今その位置におさまってる事がなんとなく申し訳なく思えた。
2005-11-18 03:33:00 -
289:
320
本とか苦手なんですが…ここはちゃんと読めます。感想とか苦手なんでちゃんとしたの書けなくて…すいません。
2005-11-18 03:47:00 -
290:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「俺はセイラかな?」?「誰よ(笑)」「集団痴女コギャルの一人」「なにそれー!(笑)」笑い転げるあたしをまたぎDVDを入れ換える。「見るか?集団痴女コギャル」「名作なん?(笑)」「いやB作。でもネタ的には名作(笑)」DVDをセットすると部屋の電気を消し、あたしの背中にペトリとくっついた聡クンは、「ん」と腕枕を耳の下から突っ込んできて枕を持っていった。ちょっと固めの聡クンの腕枕。
2005-11-18 03:47:00 -
291:
作者 ◆DEP4IVx7X6
320さん
ありがとうございます!私も本苦手?ではないんですが、なかなか読みたいと思う本が少なくて…。リアリティーがないと読みたいと思わない性格なので、自分の小説はフィクションだけど、なるべくエピソードや登場人物は実話や実在の人物などを参考に組み込むようにしてます。ほんと下手で誤字脱字多いですが、またシオリでも宜しくお願いします。2005-11-18 03:56:00 -
292:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
集団痴女コギャルは…たしかに集団で痴女だけど…百歩譲ってもコギャルじゃない奴らが出て来て、おっさんを縄で縛ってアソコ舐めさせたりオシッコ飲ませたり。…「きもー。これほんまにオシッコなんかな!?湯気たってるねんけど(笑)」「そーなんちゃう?」自分からこんなネタDVD見せといて、妙にノッテこない…なんやの君。
2005-11-18 04:02:00 -
293:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
その時だった。
聡君の左手があたしの借りたロンTを持ち上げ始めた。2005-11-18 04:04:00 -
294:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
別にエッチするのはいいけど…あたしだって手順ちゃんと踏んで欲しいし。なんとなく聡クンにムカついた。「さむーい」前を押さえて服を下げた。「じゃぁチュ-しよか」そんな急ぐなみっともないぞ聡…。
2005-11-18 04:07:00 -
296:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「なんでちゅーすんの?」「なんでちゅーしたあかんの?」別にこーいう時の言葉なんか信用できひんってわかってる。「する意味ないから」「なんでする意味ないん?」でもなんとなく一応は言って欲しい。後でみじめにならないように「うざいぞ聡ー」後で自分に言い訳が出来るように。「…なんなん(笑)言うて欲しいんかいや。」「別に…」そー言われるとむかつく…金とんぞオッサン。
2005-11-18 10:25:00 -
297:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
フワフワの羽毛ぶとんを足で蹴りどけ、あたしの上に多いかぶさってきた。「二回も我慢してんねんで?それだけじゃ気持ち伝わらんか?口で言うたって華、信用してくれへんやん(笑)」細身なのに聡クンの体は鉄みたいにずっしり重い。「…」「今すぐやりたい。普通に離したくない。」「…」「足りた?」「…足りひん」「(笑)」「(笑)」しばらくクスクスと笑いあった。そんなにおかしくもなかったけど、なぜか笑ってしまう。クスクスとニヤニヤの間みたいな笑い。人って照れると笑ってしまうんやなぁ。テレビでは相変わらず痴女がオッサンを襲ってる。
2005-11-18 10:39:00 -
298:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたしの髪の毛に何度も指を通し、そちらに目線をやりながら頬杖をつく。「好きやで」「…うん」その時の最初のキスは、あの時の朝のキスみたいな優しいキスだった。ただ重みが違う気がしたんは、あたしの勘違いかな?
2005-11-18 10:46:00 -
299:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんか漫画みたいなセックスやった。フワフワしてて、ゆっくりで、聡クン気持ちいいんかかなり不安やった。…けどなんか気持ち良かったらしく、聡クンは結構すぐにイッた。お腹に温かい感触が点々と増える。それをティッシュで拭き取ると「華、そこ座って」ベッドにこぼしたんかな?「どここぼしたん?(笑)」テレビの明かりだけを頼りにベッドのシーツに手を這わせた。「こぼしてないわ(笑)中学生か」「えっちがうの?(笑)」「そこ座って」「?」ベッドのへりに座り、足をぶらぶらさせた。聡クンはベッドと壁の間に落ちたパンツを拾い、履きこんだ。
2005-11-18 10:58:00 -
300:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「寒ないか?」「ちょっと寒いけど大丈夫」床に下り、あたしの前にしゃがむ。「華ってエッチん時の声可愛いな。声だけでちんちんギンギンなったし(笑)」「ギンギンとか死語やん(笑)」「じゃぁカチカチ?」そう言いながらアゴを突き出し、ぶつけるような軽いキス。「コチコチ?(笑)」そういうと今度は唇に吸い付くようなキス。聡クンの肩に置いた右手に少し力が入る。すると私の左足を持ち上げ、ベッドの上に上げ立て膝にさせられた。キスをしながら何度もあたしのスネを撫でる。もう片方の手で背中を強く前に押された。
2005-11-18 11:13:00 -
301:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
キスはちょっと激しくなって、カチカチと歯がぶつかる嫌な感触が、口の中に響いた。スネを撫でていた手がゆっくりと移動してきて足のつけねまできた時、「痛かったら言うてな」…ジージージー
バイブがあそこに押し当てられてた。「あたしバイブしたことないって!」いつの間に…パンツ取った時!?「サラやから大丈夫やって」そんなこと聞いてない。「嫌や」ジージージージージージージージージージージージー。片手であたしの体を支え、無言の聡クンはバイブを更に強く押し当てる。乳首を鼻でなぞると、吸い付いては離し、吸い付いて離しを繰り替えす2005-11-18 11:26:00 -
302:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「嫌…」
2005-11-19 14:47:00 -
303:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「嫌じゃなーいー(笑)」ジージージージージージー「そんなん…買ったん?」ジー「買うかよ(笑)サークルの合宿で当てた」ジー。体中に鳥肌がたち、体を支え切れなくなったあたしは、そっとベッドに寝かされた。ジーー。「気持ちいい?」「よくわからん。こそばい。」「そこで気持ちいいって言うてやぁ(笑)」体が熱い。「なんか熱くなってきた」「(笑)だってこのバイブ、雪塗ってあるもん」「!?」起き上がり聡クンを睨んだ。「んなわけないやん(笑)」「怒…」「(笑)」
2005-11-19 15:05:00 -
304:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
私のアソコに、聡クンの親指と人差し指がそっとそえられ、指の間から上に下にと大きく上下させられたバイブが入ってきた。なんかチンポより堅くて冷たい感じが、お腹の下から伝わってきた。「恥ずかしことしよか(笑)」ジー。聡クンの舌が上半身に吸い付くような優しいキスをする。バイブを突っ込んだまんま、上に下にゆっくり上下させながら、どんどん奥に入れられた。「ぁ…あぁ」足に力が入らない。「やっばー俺またチンポ立ってきた(笑)華その顔反則(笑)」もうひとつの手を私の指に持ってきて口の中に指を入れてきた。
2005-11-19 15:16:00 -
305:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
私のアソコに、聡クンの人差し指と中指がそっとそえられ、指の間から上に下にと大きく上下させられたバイブが入ってきた。なんかチンポより堅くて冷たい感じが、お腹の下から伝わってきた。「恥ずかしことしよか(笑)」ジー。聡クンの舌が上半身に吸い付くような優しいキスをする。バイブを突っ込んだまんま、上に下にゆっくり上下させながら、どんどん奥に入れられた。「ぁ…あぁ」足に力が入らない。「やっばー俺またチンポ立ってきた(笑)華その顔反則(笑)」もうひとつの手を私の指に持ってきて口の中に指を入れてきた。
2005-11-19 15:16:00 -
306:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
どうしたらいいかわからなかったので、チュパチュパ吸っといた。「あーごめん華にしてあげるつもりやってんけど、むちゃしたいわ(笑)」
…聡…君結構性欲あるね(笑)「気持ちいい?」「うん」「恥ずかしい?」「うん」「反則やわぁそんなエロい声ー(笑)」じゃぁ言わすなよ。べちょべちょになったバイブを抜き、スイッチを切ると、「どの体位がいい?」クリトリスを指で押さえながら、クルクル回す。「…なんでも」体の熱はひいたのに、何かが欲しくてたまらない。聡クンにそっと抱き着いた。「はーな」2005-11-19 15:27:00 -
307:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
温かい聡クンの体のむこう、青く光り続けるテレビ画面に照らされ、バイブがテカテカとテカり床に転がっている。…エッチしてる時って、気持ちいいのになんで急にこんな切ない気持ちになるんやろ…。
2005-11-20 02:18:00 -
308:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
こんなん思うんはあたしだけなんかな2005-11-20 02:21:00 -
309:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
結局その日はそのまま一発やって眠った。朝早く目が覚めたのでお風呂を借りて聡クンを起こし、学校と同じ沿線の駅まで送ってもらった。「付き合ってって言うたら華は俺のこと避けそうやから、付き合いたくなったら連絡してきて。それまでは俺からは連絡せんから。」
駆け引き?のために出たであろう聡クンのセリフは心に届くことはなかった。適当に笑ってごまかしたけど、いつもみたいにはのってくれなくて、少し怒ったみたいな顔をして「まじでや」と言うと黙り込んでしまった。必要のない沈黙になんかイライラした。2005-11-20 02:31:00 -
310:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
はっきり言うべきなんかな…。聡クンのこと好きかもしらん、ほんまに好きかも。ただ付き合いたいとは思わん、今はとかじゃなくて多分この先に何かあったとしても、付き合いたいとかは…思わん気がした。だらだらと恋愛を楽しめる相手が聡クンやとはどうしても思われへんかった。この好きの気持ちが明日にでも、下手したら車おりた瞬間にもなくなってしまうかもしれない。ずっと好きでいる自信も期待も聡クンには持てなかった。
2005-11-20 02:35:00 -
311:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんか車酔いしたんか気持ち悪い…サークルの話なんかどーでもいいから、早く車からおりたかった。
2005-11-20 02:37:00 -
312:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
その日は一段と冷え込んで、学校ではみんなスカートの下にジャージを履いていた。マナと悦子はやっぱり学校に来なくて、ユウキのおもんないおもろい話を、5時間目が終わるまでなんとなく聞いていた。
2005-11-20 02:47:00 -
313:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
やっぱ言うとくか一応。「なぁーユウキー」ディズニーショップで買いもしないクリスマス限定スティッチを吟味するユウキ。「ん?なぁこのスティッチ顔まがってない?」「さぁ…」
2005-11-20 03:00:00 -
314:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんか嫌やなぁーやっぱ言わんとこ。なんかこーいうんいちいち報告するんとか好きじゃないし…。相手がユウキやっていうんもなんか嫌(+_+)。「こんにちわぁはなさんやんな?」長めのスカートにファミリアのバッグ。自毛っぽいCカールなロングヘア。普通にかわいらしいフワフワした女の子。ニコリと笑った顔に歯並びの綺麗な白い歯が似合う。「こんにちわ。びっくりした(笑)」
…健二の彼女や。一回だけ玄関で会ったことある。
「あたしも(笑)間違えてたらどうしよかと思った(笑)買い物?」「友達のんついてきただけ」何話せゆーねん…(笑2005-11-20 03:10:00 -
316:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「前にもロフト前でみかけてんケド声かけたらいいかかなり迷ってんやん(笑)でその時むちゃ後で後悔したから…次見つけたら飛び付こうと思って(笑)」なんかこの人…しゃべったらイメージと違うなぁ。「飛び付いて(笑)」「健二に妹いじめるなって怒られそうやからやめとくわ(笑)またみかけたら声かけるし、はなさんからも飛び付いてな(笑)」「いや、華でいいです、飛び付くんで気をつけて下さいね(笑)」「(笑)んじゃぁバイバイ」一緒にいた女の子…むちゃスタイルいいなぁ。普通にあの二人ちょっと目立ってるし…
2005-11-20 03:16:00 -
317:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
話かけられて振り返った時、一瞬あがってしまった。ずばぬけて可愛いってことはない普通のこやのに…なんかオーラあった。「可愛い制服着てたらやっぱ目立つなぁ」八割方嫌味っぽいユウキの言葉。あんたが着ても似合わんと思う。「あたしらんとこの制服がダサ過ぎやねんって。プリクラ取りに行こ」「ファッキンで化粧直ししてから行こー」「うん。」クリスマスムードで街中が浮足立つ、去年のクリスマスは…たしかどっかのサークルのイベントに行ってたなぁ…本気おもんなくてテンションあげるために葉っぱしてマリパー状態になってた。
2005-11-20 03:28:00 -
318:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
その日、聡クンに何か連絡するわけでもヨシクンから連絡があるわけでもなく、奥さんが新しい家具を買っておいてくれたので御礼のメールをして、冬服の位置を換えた。そんなことをしていたら朝になってた。貧血がひどくて次の日は学校を休んだ。…今回の期末…やっぱ終わったな(笑)2、3日してからヨシクンからむちゃくちゃ長いメールが届く。
2005-11-20 03:34:00 -
319:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
はなくそへ?
この前はごめん?なんであんなことしたんか自分でもよくわからん。なんか薬にはまったお前に正直むかついたしガッカリした?だからってあんなんしてよかったんかって言うたらあかんけど?まじごめんなさいm(._.)mただわかってほしかってん?薬はハマったら終わりやぞ?俺も友達でイッてもうてる奴おるし、華もそういうやつ見てきたやろ?華にはそんなんなって欲しくない?だから薬やめろ?協力できるとこは協力するし…タヤマらからなんか言われてたりするんやったら俺が話つけてきたるし…やめよや?2005-11-20 03:45:00 -
320:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
こんな?うざいかもしらんけどわかって?とりあえず連絡待ってるから
2005-11-20 03:47:00 -
321:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ヨシ君に逆に気つかわしてどーすんのよあたし。ヨシ君にすぐ電話をして三時間くらい話した。色々約束させられ、何度も謝ると「泣いてかけてきたら怒ったろと思ってたけど、ちゃんとまともな状態でかけてきて安心したわ…次したら坊主な(笑)」「えーヨシ君が坊主すんの?」「俺もう坊主やんけ(笑)」「(爆)」
2005-11-20 03:54:00 -
322:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
電話を切ると急に気持ちが楽になった。大切にしたい人に嫌われるっていうんはやっぱりショック大やったんやなぁ…解決してから気付いた。新しい家具はどれも猫足で、カッシーナのデザイナーが新しく設立したブランドのものらしい。奥さんがメールで事細かに教えてくれた。
2005-11-20 03:58:00 -
323:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
明日はHAMADAにチケットもらう日や。メールをすると梅田のロフト前に集合になった。明日早く帰ってTSUTAYA行きたいし、ひとりで行ってチケットもらったら帰ろうっと♪ほんまヨシ君と仲直りできてよかった。気持ちが一気に軽くなる。新しいベッドはまだバネが堅いけど、パリパリのシーツもようやく馴染んできて、その日は久しぶりにグッスリ眠った。
2005-11-20 04:04:00 -
324:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
この時は考えもせんかった…これから起こることなんか…想像も出来ひんかった。
あたし達は出会ってしまう。神様がいるとしたら、絶対わざと出会わせたんや。面白くなりそうやわとか思ってわざと。こうなるとわかっていたら…何度も考えた。ううん…でも…こうなるとわかってても、あたしはあなたに出会ったやろうし…後悔はあったけど間違いではなかったんやで。
神様の選択は間違いではなかったんやで。2005-11-20 04:14:00 -
325:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
きっと間違ったんは…あたしらの方や。
2005-11-20 04:15:00 -
326:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたし達は出会う。
2005-11-20 04:16:00 -
327:
320改めりり
今日も読んでいます☆やっぱり読みやすいです。
2005-11-20 04:22:00 -
328:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「だからクリーニング出せや!なんで洗濯もんだけ置きに帰ってくんの?洗うん俺しかおらんやん!」「ありがとーなぁ健二-」玄関でもめる健二と奥さんの声で目が覚める。さぶっむちゃ寒いんやけど…何この寒さ(笑)冷たいフローリングに足を着けると、フトンで温められた体が芯から冷えていく。健二が洗濯してるんや…あたしパンツとか普通に出してんのに…むちゃ恥ずかしいんやけど…じゃぁトイレの汚物入れとか誰が変えてくれてるんやろ?…今度から自分の部屋に捨てよ(笑)
2005-11-20 04:27:00 -
329:
作者 ◆DEP4IVx7X6
めりりさん☆
遅くまでありがとうございます!もうそう言っていただける方が一人でもいらっしゃるなら(T_T)…俄然頑張ります(笑)今日はこのへんで寝させてもらいます。また宜しくお願いします。おやすみなさい☆2005-11-20 04:30:00 -
330:
作者 ◆DEP4IVx7X6
りりさん☆
すいません!りりさんの前に『め』がついてしまっていました!大変失礼しましたm(._.)m?2005-11-20 04:32:00 -
331:
りり
一瞬、めりりにしておこうかと思いましたよ☆おやすみなさーい。
2005-11-20 04:36:00 -
332:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
さむー(泣)てかあたしも自転車欲しいなぁ…。でもなんか言いにくいし…あたしに自転車ないこと父よ気付いて(笑)マフラーやストールを巻いた人が目立つ。今年はマフラー何色にしよかなぁ…去年、制服ん時は赤やったしなぁ。ホームに群がるハトは電車が流れこんでくると電線に飛び移る。…なんでエサもないのにハトってホームにたかるんやろ(笑)
2005-11-20 14:58:00 -
333:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
もうどの授業もまったくわからんし…佐川と席隣なるし…今日いいことない…。窓側の席は昼間は陽射しが差し込み過ぎて少し暑かった。「悦子にメールしても返ってこえへんねん。」「電話してみたら?」「電話したら迷惑かなと思ってさぁメール返ってきてないのに電話までしてもなぁ」本間は自分にまで被害が及ぶん嫌やから近づきたくないだけのくせに…ユウキのこーゆうとこ本間無理やわ。「あーそやなぁー」適当に相槌をうったものの、表情まではとりつくろえなくて、視線を反らした。早く学校終わらんかな…。TSUTAYA行きたい。
2005-11-20 15:16:00 -
334:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「俺と同姓同名の奴がアイコラ集めてて、地元の奴に疑われてやぁ」隣の席で騒ぐ佐川。
…うんだってそれスレたてたんあたしやもん(笑)
ユウキの話を適当に流して大量にたまったプリントを前の席の頭良さそうな子に写させてもらった。なんかやけに親切にされて戸惑った。あたしってそんな恐くみられてんのかな…ユウキの方が虚勢はってんのに、なんかユウキとはあの子仲良くしゃべってるし…あたしみんなにどんなキャラやと思われてんねんやろ2005-11-20 15:37:00 -
335:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
HAMADAと待ち合わせした時間よりも、30分くらい早くついた。エスト前で涼子さんをみかけたからちょっとしゃべってロフト前にむかった。涼子さん今日も感じのいい人やった、どうやったら初対面とかで感じいいとか思われるんやろ…。あたし感じ悪い子に見えてるんかな…。イジメられたこともイジメたこともない…そんなあたしって実は損してるんかも。人に好かれる努力の仕方がイマイチわからんかった。
2005-11-20 15:54:00 -
336:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ロフトの前に立ってたらエンコー待ちみたいで嫌やからサザエの方の大通りまで行き、HAMADAにメールをした。
ついたあ☆サザエんとこいるんやけど?2005-11-20 16:20:00 -
337:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なかなか返信がこない。寒い…凍える↓↓↓
ブー
浜田賢治
そっち行くわ!てか紹介したい奴おるから連れて行くわ!
…だから紹介とかいらんって言うたのに。HAMADAの友達とかしれてるしれてる(笑)チケットもらってとっとと帰ろ…寒い…寒い…2005-11-20 16:22:00 -
338:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
携帯を鞄に直すとほぼ同時くらいに…「はなちゃーん」。顔をあげるとHAMADAと…なんか黒い人…。くろっ(笑)「黒っ(笑)」思わずふいてしまった。「やろ!?こいつむちゃ黒いやろ」「こにゃにゃちわ」黒い人が笑う、なんかハーフっぽい顔。あー無理無理このギャル男のテンション…受けつけない(-.-)
「チケットただにするからさぁ、華ちゃんこいつと遊んだってや」「?(笑)はい?」馬鹿にすんなHAMADA…「そーいうんいいわ(笑)」「えーなんでぇこいつ良い奴やで!?」なんとなく必死なHAMADAに余計むかついた。2005-11-20 16:29:00 -
339:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ハマケ-ン。ハナボウに謝りなさい」黒い人がHAMADAを軽く殴る、「なんでやねん!?お前ももっとアピールしろやぁお前が紹介してって言うてんやんけ!」「…うん。でも君ハナボウに謝りなさい、君ちょと失礼。」…。「なにがやねん!?」「…謝っとけ。」黒い人ちょっと恐そう、黒いから表情よくわからんけど。「ごめん?…でもなんで?こいつ意味わからんよなぁはなちゃん!?」いやお前の方が意味わからん。「チケ貸して、はい浜田君返って」そーいうと黒い人はHAMADAを追い返した。
2005-11-20 16:34:00 -
340:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ロフトの方からギャル集団が黒い人に手を振ってるのが見える。黒い人が軽く手を振るときゃーきゃー騒いでる。「さー…華ちゃん?帰ろか。送るわ」「いやいい。家近いし」「まじで!?よかったぁ原付きあんまガソリンなかったから遠くやったらどーしよかと思った(笑)」?は?濃い水色の色シャツにゆるくまかれたネクタイ、スーパー最野人みたいな髪形。「ハーフなん?」てかどーみてもハーフや。「うーんよう知らんけどじぃじがイタリア人らしい」歩き出したのでなぜか着いて行ってしまった。なんか変にオーラがある。「寒いなぁ…」「うん寒い」
2005-11-20 16:41:00 -
342:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「華ちゃんはみんなになんて呼ばれてるん?」「昔から仲良い子にはふーちゃんとか、あとは華とか」「へー俺はピロとかぁ。隆弘やからたまにタカさんとか言われるけど、タカさんは石橋さんの専売特許やん?」…なにこのIQガリバーな話。「どっか行くつもりやったん?」「うん地元のTSUTAYA」とかなんとか話しているうちに、ソフマップの前に到着。そういえば先週、ここで聡クンと待ち合わせしたなぁ。…あれから連絡ない。でも連絡ないんがなんか駆け引きしてるつもりかなんかしらんけど…ちょっとそーいう態度しんどい。あたしとの温度さむちゃ感じる
2005-11-20 16:48:00 -
344:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「これかぶりえる」キティーちゃんのヘルメット…嘘やろ(笑)「ネタやん(笑)」「友達の姉さんの原付きやねん。」「原付きニケツ絶対捕まるって(笑)梅田やでここ!?」「うん。福島の方から裏道抜けたら大丈夫なんだこれが。ヘルメットそれしかないから取りあえずギューって被るのー」おもいっきりヘルメットの紐わ締められ、軽くお腹に添えた手をギュッと巻き付けられた。「自分ノーヘルやん!?」「うん。頭堅いから大丈夫♪」そう言うと後ろを振り向き、「むーちゃ原付き寒いから」とゴツめの黒いマフラーをグルグル巻きにされた。
2005-11-20 16:56:00 -
345:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
そっからは…ほんま地獄やった。ありえんくらいザツイ運転で堤防を昇る直前派手にこけるし、なぜか爆笑してるし…「華ぼうお腹すいてない?」「うーん…うん。でもTSUTAYAよりたいから」「うーんTSUTAYAまだ間に合うしお好み焼き食べに行こか♪」こいつ暗くなったらさらに表情が見えない。「それジグロ?」「マサイやん(笑)日サロやで?俺むーちゃ地肌白いもん♪」…こいつ日サロにいくら注ぎ込んでるんやろ。「ドライブも楽しめたし♪お好み焼き屋さん華ちゃんとこの駅の前んとこ行こじぇ♪知ってるやろ『金太郎』あそこまじうまいよなぁ!」「…」
2005-11-20 17:05:00 -
346:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
黒い人なだけで、まぁ悪い人ではないやろう…。
2005-11-20 17:12:00 -
347:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
お好み焼き屋に着くと店の外に行列が出来ていた。「あーあー…華ちょっとここで待ってて」「うん」あたし男の子と二人でご飯食べたりすんのあんま得意違うんやけどなぁ…。みんな寒い中パイプ椅子に座って席があくのを待っている。こんだけ並ぶってことは相当おいしいんやろなぁ。店の中から隆弘が出て来た。178くらいあるんかな?のれんの棒で頭を打ちやがった。「予約してきた。7時やって」「ありがとう。」「スカートやのに並んだら風邪ひくーゆーねんなぁ。どうしよ1時間くらいあるけど…マクドかミスド行ってあったかいもん飲もか」「うん」
2005-11-20 20:33:00 -
348:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんかやたら手際いいなぁコイツ…。ミスドに入るとミルクティーをおごってくれた。ガラス扉にはMERRYC☆HRISTMASと白いスプレーで書いてある…これってどうやってはがすんやろ。「ほんま寒いなぁ今日。華、奥座り。そっちドア開くたび寒いから」あたしは彼女か(笑)「いいよ別に」「おいで」「いいって」明るい店内で見ると隆弘はほんの少しタレメだった。「隆弘って…なんか漫画みたいな顔してるなぁ(笑)」「よう言われる(笑)早くこっちおいでや」「えー嫌。なんなんそんな横座らしたいん。」「…嫌ならええけど。その席入口からパンツ丸見え」
2005-11-20 20:39:00 -
349:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「なになにその顔、差別や差別やー(笑)」「差別ちゃうけど男が体貢ぐんってなんか想像出来ひん。」あたしってなんでこーストレートなんでしょうか。「貢ぐったって普通のエッチやったで。俺そんな技術ないもん…黒人クラスじゃないし」「黒人クラス?(笑)そんな子おるん?」「(笑)俺の仲良いやつがさぁー…」下ネタやったけどなんとかさらりと話せた。ほんま男の子と二人でゆっくり話すん苦手。なんか疲れる。話ながら何度もクルクル回る隆弘の口ピをぼーと眺めていた。みんな男と付き合ったらこういう会話が楽しくて付き合うんやろなぁ…
2005-11-20 20:53:00 -
350:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
今まで付き合った男と話したことなんかほとんど覚えてない…忘れてしまうようなそんな話を、楽しいと思ったこともたいしてなかった。あたしってなんで男の子と付き合ったりするんやろ…。セックスしたいからかな…。セックスするのに付き合ってるからっていう言い訳が欲しかっただけなんかもしらん。ミスドで体があったまった頃、?時になったからお好み焼き屋さんに行ってみたけど、まだ全然列が進んでなくて、パイプ椅子に座っていた人達が二つ程椅子を前に進めているだけだった。「まじかー…よ」「いいやんなんか違うもん食べに行こ?」
2005-11-20 20:59:00 -
351:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
隆弘は下をむいたまま、寒さのせいか腕を固く組み左右に揺れながら何か考えているようだった。「うーん。…俺ん家来るか?晩御飯作ったるわ」ものすごい笑顔やん…「いや、それはいいわ(笑)」「鍋しよや!寒いし。」「えー…」さすがに初対面で家行ったらヤラれても文句言えんって…てかこいつ絶対ちんぽもむちゃ黒いわ…「華なんもせんって(笑)なんかされたいんやったらなんかするけど」「怒。TSUTAYAよってな」「おしゃぁーほんなら行こかぁー。また堤防昇るぞー」「また!?」堤防むちゃ寒いやん(T_T)案の定マフラーをまたグルグルに巻かれた。
2005-11-20 21:08:00 -
352:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
堤防は案の定むっちゃ寒かった。「死ぬー」淀川の橋の所で絶叫。すると橋を渡り終わった頃、「華ちゃんこれ着なさい」とカーデガンの上から無理矢理に隆弘の制服を着せられた。「手袋ないから袖ひっぱって持っとけよ。あとちょっとやから」「隆弘色シャツだけやん!」「色シャツフォー!!!」な、なにこいつ…。橋をおりて直ぐの所の小さなビルが隆弘の家だった。ビルの入口には松田会計事務所と看板が出ていた。「入っていいん?」「いいで、俺ん家やねんから(笑)三階は俺と弟しかおらんし。」「お邪魔します。」階段にあたしの声が響く。
2005-11-20 21:18:00 -
353:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
2階の踊り場には玄関がついていて、中からテレビの音がして人の気配がした。そこを通り過ぎ、そのまま三階にあがる。建て付けの悪そうなドアの鍵を開ける。…なんか急転回過ぎて疲れてきた…今から鍋するとか若干だるいし…。扉を開け電気を着けると、後付けされたようなキッチン、テーブルにはレースの敷物がかけられ、前にある襖の向こうに部屋がひとつ。右側にもうひとつあるらしかった。「俺の部屋右側。襖の方、弟の部屋やけど多分帰ってこやへんから(笑)」「うん。」
2005-11-20 21:29:00 -
354:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
隆弘の部屋にはどうやって入れたん!?って言いたくなるくらいにドデカいベッドが真ん中にひとつ…クローゼットとは逆の壁にはオーディオ類とテレビ。洋服も何着か床にそのままつまれていた。「ベッドでか(笑)」「俺寝るんむちゃ好きやねん♪寝相悪いし。ちょっと待っててな」「うん」鍋の用意、どこまで買いに行くんやろ…。部屋で待って間、マナに電話してみたけど誰も出なかった。カーンカンカンカン!勢いよく階段をのぼる足音…
2005-11-20 21:40:00 -
355:
りり
すごいと繋がり、世間は狭いってこの事ですね☆
2005-11-21 02:58:00 -
357:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「華ー、ドア開けて!」玄関に行きドアを開けると、土鍋と鍋セットを持つ隆弘。白菜など野菜はそのままでなぜかソーセージの袋まで持っている。「じゃーん。ダイニング若のちゃんこセットでおじゃる」「買ったん!?」「オカンが通販でな、あと元寺尾関のちゃんこセットもあったけどネームバリュー的にこっちかなぁと(笑)」そういってテーブルに土鍋セットを置くと「…さぁ始めよか!華、棚の上にエプロンあるから取って」「エプロンするん!?」「料理作る時以外にいつエプロンするん!?」「…」
2005-11-21 06:41:00 -
358:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
しかもこれエプロンっていうか割烹着やん…。「後ろの紐、結びあいっこしよ♪」…変な奴。「でも白菜とか野菜勝手に使っていいん?おばちゃん晩御飯に使うから買って来てはったんちゃうん?」てかソーセージ入れたくない。「これ俺が昨日、地元の奴と鍋した時の野菜の残りやから大丈夫やで」「あたし何したらいい?」「包丁一本しかないから横で見といて」…じゃぁなんであたしまで割烹着を着させられたんでしょうか(笑)隆弘は結構手際が良くて、小さなボールにすごくバランスよく野菜を盛りつけて行った。「鍋にはやっぱソーセージやろ♪」
2005-11-21 06:49:00 -
359:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…」だって一人で鍋とか思い付かんし(笑)スーパーの一人用うどんすきならよく作るけど(←火にかけるだけ)「華的得意料理は?卵料理は不可」洗い物で濡れた手をブラブラと振りながら隆弘があたしの横に座る。「ロールキャベツは美味しいって言われたことあるけど。…なんで横なん?(笑)」「じゃぁ今度作ってや!」「うんいいで」多分作るシチュエーションになることはないと思うけど。そんな話をしているとダイニング若のちゃんこ鍋セットが出来上がったようで、土鍋のフタの小さな穴から一直線に勢いよく湯気が噴き出した。
2005-11-21 07:14:00 -
360:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「3、2、1」フタを開けるとグツグツと野菜やつくねソーセージがリズムをとるように揺れている。「いただきまぁーす」「いただきます」塩のきいたダシがむちゃくちゃおいしい「ダシやばい」「やろ!?むちゃおいしいやろ!?若すごくない!?」「うん若すごい(笑)」結構はしがすすんだものの、四配目くらいであたしの胃は許容料を超えた。「ごめん、お腹いっぱいなったかも」いっぱいっていうかお腹限界…「俺食べるからいいで♪」隆弘はほんとにバクバク食べ続ける。「すごい(笑)」ビックリ人間かこいつ…
2005-11-21 07:26:00 -
361:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
しばらくぽけーとしてビックリ人間の食べっぷりを眺めていた。「華さぁ」口いっぱいにちゃんこを頬張りながらしゃべる隆弘。「そーやってぼーっとしていいで」ダシをジュルジュルとすすり、もう何杯目かわからないおかわり…。「どういう意味?」一瞬、あたしの顔が固まった「無理して喋らんでええよってこと」顔が熱くなっていくのがわかる。「あたしそんなよく喋る?」人に見られたくない部分、知られたくない部分。「よく喋るとかじゃなくて、会話楽しめってこと。喋りたくない時は喋らんっていうんも会話楽しむってことやねん。」「…」
2005-11-21 07:38:00 -
362:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんて言い返したらいいんやろ。てか…その部分、絶対入ってきて欲しくない部分やのに…。「隆弘もやめた方がいいで、思ったことなんも考えんと、すぐ口に出すん。」…それしか言い返せない。頭の中が妙な恥ずかしさで一杯になり、思考回路がうまく働かない。「すぐ口に出したけど、なんも考えてないわけじゃにゃいだ」お皿とお箸を置き、椅子の上で三角座りをしてこちらをみつめてきた。真剣な隆弘の顔、睨まれているみたいでなんだか恐かい。「…」部屋には鍋のグツグツと煮えたぎる音と、2階のテレビの音だけが響く。
2005-11-21 07:50:00 -
363:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「愛想よく出来る奴はいいねん、そーいう奴はしんどくないから。でも愛想よく出来ひんし…でもしゃべるって奴は…努力してる奴やと思う。愛想よく出来る技術身につけるために努力するんはいいことやけど、努力して喋ろうとすることは必要ないことやねん。だから華は喋ろうとせんでいいねん」下をむいたまま、頭をあげることが出来ない。なんで初対面の奴にこんなこと言われなあかんねんっていう怒りと、なんで初対面の奴に見抜かれたんやろっていう恥ずかしさ、あたしってそんなわかりやすい人間?っていう不安が頭と心の中で膨らんでいった。
2005-11-21 08:01:00 -
364:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
口の中で鉄みたいな味がする。口びるを強く噛み過ぎて血が出たみたい。コップ一杯たまった何かが、表面張力の膜をやぶりダブダブとこぼれ出す。「っ…っっ…」泣くのはずるいけど、もう泣く以外にどうしようもなかった。「…泣くと思った(笑)」頭を撫でる隆弘の手を振り払う。「あんたむちゃ失礼。他人の気持ちとか考えたら」驚いた顔の隆弘「なんでも治したり、わかりあったりすればいいってんじゃないねん。ダメでも治さんでいいとこもあるねん!」鼻水まで出て来た。ティッシュの箱を持ってきてあたしの前に置く隆弘。さっきより重い沈黙。
2005-11-21 08:13:00 -
365:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたしの鼻水の音…深い溜息をつく隆弘。「いきなし言うんはまずいかなぁと思ったけど、仲良くなってから言われたらヘコむやん。だから先に言うたんやけど、そんな怒りはるとは」お前となんか仲良くなるか!今すぐ部屋を飛び出して帰りたい。なんであたし泣いてんねん…。「俺の部屋いっとき。後片付け俺しとくから」黙って立ち上がり、ティッシュの箱を掴むと、隆弘の部屋のドアをおもいっきり閉めた。何であたしが泣かされなあかんのよ!部屋の電気も付けずにうづくまった。涙が止まらない。
2005-11-21 08:24:00 -
366:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
今まで、ひどいことは何回か言われたことある。幼い時は家のこと、最近はクラブでビップルームにあがっただけで意味のない陰口言われたり…それなりに傷ついたりした。だけど泣く程のことじゃなかった。まぁ言われても仕方ないかくらいの気持ちがどこかにあった。なんでやろ…なんで今日は別にいいかと…他人の言うてることやと…思われへんねやろ。すごい悔しい。なにこの悔しさわ。
2005-11-21 08:29:00 -
367:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
誰にも見られたくない。知られたくない。ここの部分は誰も入ってこんといて…
2005-11-21 08:33:00 -
368:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
考えれば考えるほど、色々な思い出と結び付き、涙を誘う。あかん…ストップ。なんも考えへんようにしないと…。
2005-11-21 08:36:00 -
369:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
このまま色んなこと思い出していったら、…最後にはこの涙がどこにいきつくか…あたしが1番わかってる。
2005-11-21 11:32:00 -
370:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
息をグッとこらえ、頭の中にペンキを塗っていく。ようやく心と涙にフタをして、鼻をかんでいると…
パチン
部屋の電気がついた。「電気つけーな。はい烏龍茶」「…」黙って烏龍茶を取り上げ、一気に飲み干した。「華って泣き虫やねんな(笑)」「最低…」「やっぱり?(笑)」ケラケラと笑いながらEPICをかけはじめた。こいつが聞いてる曲…全部嫌いになりそう…。2005-11-21 13:52:00 -
371:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「これ日本語役、一目惚れっていうねんてー」「…帰る」「華、一目惚れとかしたことある?」「帰りたい…」「俺ないねん一目惚れ」「…」土下座して謝ったって許さんぞ「あっでも27歳のレースクィーンに一目惚れされたことある(笑)」坊主じゃ…お前なんか坊主じゃ「ベッドの上座っていいで」「…」また涙出てきそう。「…ごめん…て謝って欲しいやろうけど…俺謝る気ないから」「!?」はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?「なんかなぁ…陰気くさいで自分」「…」「話しててもなんか自分が楽しくないん伝わってくるから、舐められてるみたいでしんどいから」
2005-11-21 14:00:00 -
372:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…」「作り笑いも鬼下手くそやし(笑)」「…」「そんなんで一緒におる奴楽しませてるつもりでおったあかんで。まわりも気付き出すで、こいつ舐めてんなぁって。」「…かえ…る」ヒクヒク言うあたしの泣き声は音楽に掻き消されてる。「しね!」立ち上がり鞄を掴み、部屋を飛び出そうとした、その瞬間扉の前に仁王立ちになる隆弘「…」今あたしが拳銃持ってたら迷わず撃ち殺してる。睨みながら見上げると「泣き顔セクスィやん♪」「…!」おもいっきり鞄を持った手を振りかぶるとミゾオチに一発決めてやった、「っ…はいったはいった(苦笑)」
2005-11-21 14:08:00 -
373:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
腹を押さえ、右手で待った待ったとジェスチャーし急に笑い出した。「…(笑)」気持ち悪い笑い方…「(笑)華…は…華化粧取れてデビルマンみたい!(笑)」はっと思い、右側にある全身鏡で顔を見ると…アイラインとマスカラが取れてデビルレディー状態。急いで後ろを向き、顔を隠した。「ははははは(笑)」
2005-11-21 14:13:00 -
375:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
こいつ本間なんなん…
「ははははははは(笑)」2005-11-21 15:32:00 -
376:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…気持ち悪い
2005-11-21 15:33:00 -
377:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…
2005-11-21 15:34:00 -
378:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ブチ…
げぼげぼげぼー…
ダイニング若のちゃんこ鍋が…全部つくねみたいになって出てきた。
気持ち悪い…2005-11-21 15:37:00 -
379:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
げぼ…っまだでる…ざまぁみろ部屋ゲロだらけにしたった。「大丈夫か!?」「まだでる」お前のせいじゃ…すると、座りこんでゲロだらけのあたしをヒョイと持ち上げて足でドアを蹴り、キッチンの流し台まで連れて行くと、私の頭を突き出した。「無理せんと全部吐き!またちゃんこ鍋くらい作ったるから」…お前なんかと二度とちゃんこするか!
げぼげぼげぼ…また白い泡が出たした。あたしの体をささえながら何度も背中をさする隆弘。「…華お前背骨ボコボコやん!ちゃんとご飯食べてんの!?もー」こぼこぼ…白い泡は口から出続けた。2005-11-21 15:50:00 -
380:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんで薬やめてんのに白い泡が出んのよ…まだ体ん中に薬残ってるってことなん?
その時やった…。あたしの中で…何かが弾けた。2005-11-21 16:22:00 -
381:
名無しさん
これ実話?
2005-11-21 16:22:00 -
382:
作者 ◆DEP4IVx7X6
423さん☆
書き込みありがとうございます。フィクションですが、エピソードなどはなるべく実話を参考にしたりしています。でも基本作り話です(笑)また感想などあれば是非宜しくお願いします。2005-11-21 16:25:00 -
383:
名無しさん
作者はふうちゃん自身なん?
2005-11-21 16:28:00 -
384:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「あっ…ははははははははははははは」今度馬鹿笑いし始めたのは私の方だった。「ははははは。…は…は」笑うたびにヨダレとゲロがだらだらと口のまわりに垂れていく。「はははははは!」あたし…ついに狂った?目の視点があわない。腹のそこから声を出したくてたまらない。「はははは!」
2005-11-21 16:33:00 -
385:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
隆弘のほうを見ると、無表情であたしの事をじっとみている。「ちがうねん。大丈夫やで。あは・・・あはははははは」笑い声っていうよりは叫び声だったかもしれない。
2005-11-21 18:00:00 -
386:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「なんかおかしいのんかーはなくそー」あたしの口の周りについたゲロを、自分のTシャツでゴシゴシと雑にふき取りながら笑いかけてきた。「大丈夫。ちょっとあははは・・・ははははは」「そっかー大丈夫かー。大丈夫やったら安心したわ。ほんならゆっくり深呼吸しよか。」あたしの背中を上に下にとゆっくりなでる。吐き気は治まったものの笑い声はしばらく止められなかった。
2005-11-21 18:05:00 -
387:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
それから・・・どれ位笑っていただろうか。多分30分は軽く笑っていた。最後の方は笑うのに疲れてヒュルヒュルと気管から風が抜ける音だけが部屋に響いた。「ゆっくりでええでー。笑いたかったら笑えよー。ゆっくり息すってみー大丈夫大丈夫」倒れこみながら、ヒュルヒュルいうあたしを抱きかかえるように座っている隆弘の色シャツとTシャツには、あたしの吐いたゲロと泡とよだれがべっちょり・・・部屋中に酸っぱい臭いが立ち込める。
2005-11-21 18:12:00 -
388:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ごめん・・ありがとう大丈夫」口を拭い立ち上がった。軽い酸欠状態になったみたいで頭がガンガンする。「大丈夫か?」「うん。ごめんな片付けるわ。」隆弘の部屋にはあたしの吐いた第一弾のゲロどもが島を作ってる。
2005-11-21 18:16:00 -
389:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「俺片付けとくから。華シャワーあびといで。トイレんとこユニットバスになってるから」「いいよ。隆弘がシャワー浴びといでや。あたし片付けて帰るから」あたしの吐いた泡のせいで床がツルツル滑った。
2005-11-21 18:19:00 -
390:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「(笑)あのさー・・・・俺自分の部屋、人に触られるん嫌やねん。しかもお前またゲロ吐かれたらシャレならんし・・・帰るにしたってそんなゲロまみれで電車乗ってくる奴おったら・・・俺やったら射殺するで」怒・・・「・・・」この時程、ファックの日本語訳を知りたくなった時はなかった。「でっかい洗面器に制服つけて鏡のとこの粉いれとけ」「・・・・」無言のまま振り返り、扉を思いっきり閉めた。扉の向こうから「お前ん家の扉、どんだけ重いねん(笑)」とケラケラ笑う隆弘の声が聞こえた。
2005-11-21 18:27:00 -
391:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
トイレのフタの上に制服を脱ぎ、洗面器につけた。タッパーに入れられた白い粉を振り、勢いよくシャワーを出す。モアモアと立ちこめる湯気、シャワーで体を流すと髪にもメッシュで入れてるエクステの部分にもゲロがベッチョリついて固まっている。・・・なぜか化粧落としとかもあるし・・・ずうずうしいとは思ったものの、ゲロ撒き散らしといて今更何してもえーやろ。と半分あきらめた様な気持ちになり、頭のてっぺんからつま先まで洗ってやった。・・・・もちろんお湯を出しっぱなしにして(ざまーみろ)
2005-11-21 18:36:00 -
392:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あーーーーーー。シャワーのお湯を口の中にあてる。笑いすぎて喉がいたい、笑い続けるギネス記録にあたし挑戦出来るかも。一応バスタブをきれいに洗い流して・・・・!?あたし何着てでればいいん!?制服つけてもたし・・・ユニットバスのドア開けたらすぐキッチンやんか!!!
2005-11-21 18:40:00 -
393:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ドンドン!「なー!・・・なー!」「なんやねん。華風呂なーがーいー。どこそんな念入りに洗ったのよー」「き、着るもん貸して」「え!?」声がいきなりでかくなった、どうやら扉の前にいるみたい。「着るもんない」「あーそかそか!ちょっと待てよー」「うん」しばらくゴソゴソと聞こえ、コンコンと扉をノックされた。「オカンらもう寝たみたいで2階鍵閉まってたから俺のんでええかー?」「うん。」扉をそっと開けると、ニョキリと黒い手が黄色い服を差し出す。「ごめん」「気にすんなー。タオルも渡すから取って」「うん」
2005-11-21 18:48:00 -
394:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
急いでバスタオルで体を拭き頭に巻きつけた。なんか扉の向こうにいると思ったら・・・怖い(ToT)やられたらどうしよ・・・。黄色い服は一枚しかなくてなんかつなぎみた・・・・!?
2005-11-21 18:51:00 -
396:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「こんなん着れるわけないやろ!?」扉の向こうに思いっきり叫んだ。「えーなんでーむっちゃ可愛いやん。俺の持ってるのんで一番可愛いのにー」「こんな中学生のギャルみたいなん・・・着れるわけないやん!他のん貸してよ!」あたしの手の中には・・・微笑むピカチュー一匹。「えーーーピロ君またゲロ吐かれるかもしらんから他の服貸したくないもーん。嫌なら裸族仕様で出てくればー。」!!!!
2005-11-21 18:56:00 -
397:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…多分最初で最後やな…ピカチューの体内にすっぽり包まれて扉を開けた。「今なぁゆず茶入れたろうと思って♪華遅いから2階に風呂入りに行ったらママちゃんがくれてん」「…」ニヤニヤしよって…。「可愛いやん(笑)風邪ひくから頭乾かし、ドライヤー弟の部屋に転がってるわ」頭の上でチョンマゲを作り、ロンティの上にパーカーを着込む隆弘…部屋着までぬかりないなこいつ。「弟の部屋開けていいん?」「いいでいいで今あいつ遠征で韓国行ってるから」ビンからジャムみたいなゆず茶のもとをスプーンいっぱいに救い、マグカップの中にたっぷり入れた
2005-11-21 19:29:00 -
398:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
弟の部屋を開けると敷きっぱなしであろうフトンの横にドライヤーが転がっていた。キッチンの明かりが入り、床が照らされた部屋は薄暗く浮かびあがる。壁一面に表彰状と床にまで置かれた沢山のトロフィー。パタン「弟すごいやん」「すごいで(笑)野球のユース日本代表選考選手、しかもピッチャー」「兄どうしたん…」「なぁ…兄どうしたんやろ。野球才能なくて中学で辞めてん。才能あるスポーツセックスだけやったぁ」「(゚_゚」無視無視。
2005-11-21 19:37:00 -
402:
作者 ◆DEP4IVx7X6
ありがとうございますm(__)m頑張ります!またよかったら感想などお願いします。
2005-11-21 21:01:00 -
406:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「アメリカとかに遠征行くんやったらついて行くのになぁ…アジアばっかやもん兄つまんない」「兄きしょい」「ゲロ子ゆず茶飲んだら頭乾かしよ」「ゆず茶のゲロってゆずの香りするんかな…あつっ…あっおいし」「やめてよー飲めんくなるー」「飲まんの?」「俺猫舌やのー」わざとらしくフーフーとマグカップに息を吹き掛けると、「ゲロ子さぁー…今日泊まれば」「えっ帰るよ」むしろ帰りたいよ(笑)「えーもうお風呂入ったしぃー外寒いしー帰りだるいしー」「…」「ハウルのDVDあるし見る?」「もう見た」
「あっそ?…」2005-11-21 21:45:00 -
408:
TEN
自然な会話がいいですね☆ハマりまくりです(笑)
私もこんな恋がしたいです。完結までゆっくり頑張ってください!2005-11-21 23:17:00 -
410:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「さっ寝るぜっ」「もう!?」「うんもう。…もうったってもう12時よ!もう明日よ!」いや12時やけど…あたし風呂上がったばっかりやし…まぁ…いっかこいつとこれ以上喋っても…なぁ。コップをシンクにつけると、背中を押されて部屋に連行された。「髪の毛乾かしていい?」「えー華抜け毛激しいんちゃーん、毛落とさんといてよー」…。「はいはい」なんかいちいち絡むんめんどくさくなってきた。さっき鬼のように人の気持ちズタボロにするセリフ吐いといて…何いまのこのオカマキャラ的なノリは…あたしん中で今隆弘はカバちゃんと同じくくりのキャラ
2005-11-22 03:23:00 -
411:
りり
黒人隆弘、良いキャラですね。りりは白人の方が好みですがね…。
2005-11-22 05:23:00 -
412:
作者 ◆DEP4IVx7X6
りりさん
私もです☆でも未だに外人さんの隣にいったらなんか緊張します…こんなグローバルな世の中なのに…(笑)2005-11-22 10:49:00 -
413:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
部屋に入るとベッドにおもいっきり飛び込みやがった。「ばいーん♪」無視無視。髪の毛を乾かしながら勝手にテレビをつける。「はなくそーのゲロ、ベッドの下まで流れこんでてんでぇーくしゃいくしゃいやった」スターウォーズのキャップがテレビの上に並べられ、それを手に取った隆弘はあたしの太ももの上で戦わせ始めた。「くしゃぃくしゃいっ♪くしゃぃくしゃいっ♪」キレイキレイ♪のCMのメロディに合わせて歌い続ける隆弘…。ドライヤーを耳元におもいっきりあててやった。
2005-11-22 11:03:00 -
414:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「うわ、何?そんなんも入ってたん!?俺にも使わせてや♪」「使えば(笑)」あんたの家にあったもんやん…あんたのもんじゃないやろうけど(笑)あたしには出してくれなかったくせに手鏡を出し、顔全体にランコムのたっかぁーい美白クリームを塗る隆弘…美白クリームやって死んでも教えたらんし…けっ。「なぁ俺ってサッカーの宮本に似てる?」はぁ!?「似てない…黒人に似てる」「広いな(笑)なんかこの髪形してからよく言われる…えっ俺エラはってる!?(T_T)」「はってないけど黒人。宮本かっこいい、君似てない、会話終了おやすみ」
2005-11-22 11:44:00 -
415:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「グンナイ待って?俺黒人に顔まで似てる!?あんな唇ちゃうもん!唇うすいもん」毛布の上からあたしの体を激しく揺する…お前が早よ寝る言い出したんやろが?「唇薄いかもしらんけど黒いからどっから唇かわからん…その目でその鼻でその体形で…何より黒い…黒人決定…おやすみ!」毛布をおもいっきりひっぱると毛布と一緒に転がってきたので、足で押しのけた。「やめてー床ゲロ臭いのに落ちたくないーーー」
2005-11-22 11:53:00 -
416:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
しばらく本気で蹴って落としてやろうと頑張ってみたものの、飽きたので反対側を向きそのまま目を閉じた…明日何時頃起きよ、携帯のアラームセットしないと!ベッドから起き上がり隆弘をまたいで携帯を取ろうとした。隆弘が仰向けになったのがシーツの波で伝わってくる。「お前ガリガリやな。無理なダイエットは乳たれる。」「全然やん。前よりは痩せたけど、ギャルはみんな細いから困るもん、あたし服Mやで」「でもお前、制服Sやろ」「うん」「それはSガールってこと。もっと食え」「食ってまた吐く?(笑)」
2005-11-22 12:34:00 -
419:
作者 ◆DEP4IVx7X6
466さん467さん
ありがとうございます。感想などありましたらまた宜しくお願いします。2005-11-22 16:14:00 -
420:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
パスッ。頭を平手で殴られる。「!?何すんのよ!」アゴに一発入れようと振りかぶった手首を強く握られた。「今の華ちゃんが悪い。そんなんネタにすんな。痛々しい」「いたたた」雑巾しぼりみたいにクルクルと右手を内側にまかれる。「ごめんなさいわ!?」「ごめんごめん!」気に障ったんやったら口で言えよ?痛いよ(T_T)右手を離すと毛布にくるまり「いやー華ちゃん仕返しするー!こーわーいー」あまりの痛さに声が出ない、筋がのびてもた…痛い。「自分女に手あげるとか最低!お前のまわりの女と一緒にせんとってくれる!?」
2005-11-22 18:21:00 -
421:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
毛布にくるまって巨大芋虫みたいになった隆弘にエルボを入れて、ひるんだすきに毛布を取り上げてあたしも芋虫になる。「そんないたかったんかいさー」フトンのはしを手繰り寄せながらひっぱる隆弘。「謝れ」「ごめーんねっ華ちゃんごめーんねっ」「ほんま…どうやったらそんなんになれるんか謎やわ」めいいっぱい掴んでいた毛布をぱっと離す。後ろに転げ落ちそうになる隆弘…「あぶなっ」結局転げ落ちた隆弘。「最初いい奴やなと思ったのに…あんた後半射殺寸前。」「華は前半ただの生意気なバイタ、後半はSっけのあるこにゃこちゃん…♪(笑)」
2005-11-22 18:33:00 -
422:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「あっもしかしてゲロ子だったのはスカトロプレー!?(笑)」「…」ベッドを揺らし一人で騒ぎ出す…。「隆弘みたいな人苦手…みんながみんな人とじゃれるんが好きな訳ちゃうねん!」じんじん熱い筋ののびた腕を押さえながら背中をむけた。…もーーーまた涙出てきた。あたしこんな泣きキャラちゃうのに…てかこの小説が始まった時のクール&シリアスなキャラのあたしはどこに(T_T)
2005-11-22 18:38:00 -
423:
アッコ
ちょぃ待ち?米田祐輔っていう芸能人おるんッ?同性同名の今年21の米田祐輔と私?ヵ月位付き合っててんけど???地元ドコの子?
2005-11-23 05:57:00 -
425:
名無しさん
↑…ぃゃ??名前トヵ偽名ゃろ???
2005-11-23 13:13:00 -
426:
作者 ◆DEP4IVx7X6
アッコさん
書き込みありがとうございます。同じ名前の方の名前をお借りしたわけではないので、違うと思いますm(__)mまぎらわしくてすいません?こういう偶然ってあるんですねぇ(゚■゚)?びっくりしました☆
473さん
ありがとうございます。また書き込みなどありましたら宜しくお願いします。
474さん
わざわざありがとうございますm(__)mまた感想などありましたら書き込み宜しくお願いします☆2005-11-23 13:20:00 -
428:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…華、普通に出来るやん(笑)」「ずっと普通やから(笑)」普通じゃないのはお前や。「そうやって素でおる方がいいで。(笑)女の子はねー、あぶなっかし過ぎたら回りも自分もしんどくなるのら」「…説教くさ」「ゲロくさ」「?」女みたいに冷たい隆弘の足先がフトンの中で一瞬触れる。「俺の昔の女もそんなんやって…最後まで素直じゃなかったから本間可愛くなかった。君はまだ若い、君はまだ間に合う。」私の背中にぽんと手を添えた。「さっきのはな…フラッシュバックていうねん。知ってる?」フラッシュバック?「知らん…何それ」
2005-11-23 21:40:00 -
429:
りり
りりも外人さんはかなり苦手…。なので、白人と言うより日本人が好きです☆
2005-11-24 03:07:00 -
430:
アッコ
なんやぁ?そっか?漢字まで一緒だったからホントに焦りました?コレカラも読みます?
2005-11-24 03:08:00 -
431:
作者 ◆DEP4IVx7X6
りりさん
ですね?ちなみに私は薄い顔がタイプです(笑)みんなにはブス専と言われますが…(゚-゚)?
アッコさん
漢字まで?す、すごい(*´∀)σ?実在の米田さんこんな人物の名前で本当申し訳ないです?アッコさん何か縁があるのかもしれませんね??これからも感想など書き込み宜しくお願いしますm(._.)m2005-11-24 10:06:00 -
432:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「トリップした時の状態に薬やめたあとになるねん。後遺症みたいなん」後遺症…「それ治るん!?」思ったより大きくなってしまった私の声が鉄骨に響く。「知らん…治るんちゃう?」「…。あたしパキった時…一回笑いがとまらんようなったことある」「…へー。」「なんでそんなん知ってるん?やってたん?」「いや俺はこっちだけ…」背中をむけていたものの、隆弘が何をするジェスチャーをしたのがなんとなくわかった。「中?ん時に好きやった女がやっててマネしたら…半年くらいハマった(笑)まぁあんなんはすぐやめれるわ」
2005-11-24 10:14:00 -
433:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「隆弘ヤンキーやったん?」「ちゃうわ!中?くらいん時にカラーギャング流行っててそれで!服好きやからブーツ履いてバンダナ巻いて、結構極めたで(笑)ギャングはすぐ止めたけど」ギャングとか(笑)「何色やったん?」「白。服すぐ汚れるねん(笑)でもアメ村で集団鬼ゴッコしたり…楽しかったー♪」そっと隆弘の方をむくと、隆弘もこちらをむく…「華はどんなんやったん?予想は…いじめッコかいじめられッコ。軟式テニス部とかで先輩とばっかりつるんでて…とか?」なんで軟式?(笑)「全部はずれ!…でもそんな中学生活が良かったかも」
2005-11-24 20:05:00 -
434:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ネタになるような話もない普通の中学生。」「反抗期とかあばれたりしたんちゃうん!?」「ばーちゃんと二人暮らしやったのに暴れれる訳ないやん(笑)」「へー♪うちも2階にばぁちゃんおんで!ボケてるからたまに暴れだす…反抗期なんかもな(笑)」「かもな(笑)」暗闇に慣れた目が、遠くを見ているような隆弘の顔をみつける。CDは勝手に二枚目に切り替えられ加藤ミリヤのアルバムが流れ出した。「ミーハー(笑)」「俺ミーハーやで(笑)でも好きになるもんがハヤるから仕方ない」お前始動かよ(失笑)
2005-11-24 20:12:00 -
435:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「加藤ミリヤのどの曲が好きなん?」「んーとなー」ベッドの端にいた隆弘が少し真ん中によってきたので、私も少し間を詰めた。体を曲げているのか隆弘の冷たい足にまた触れる。「んー…加藤ミリヤやったらジョウネツかな?ロンリーガールは名前多いからしんどい。アルバム持って帰る?」「あたしROSEかなーロンリーガールはカラオケで聞くんだるい」「あー三木道山なみにだるいな」
2005-11-24 20:21:00 -
437:
?
あげとく!
2005-11-24 23:36:00 -
438:
作者 ◆DEP4IVx7X6
486さん
ありがとうございます。
487さん
ありがとうございますo(^-^)oまた感想などありましたら宜しくお願いします。2005-11-25 01:50:00 -
439:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「そうそんな感じ……」「まぁベタやな」「…ベタか…あのさぁーベタな曲が全然ベタじゃなかったらどうなんそれ?」「?質問の意味がわからないさ」隆弘がオデコにデコピンをするふりをする…。「誰にでもあてはまるような歌詞に自分があてはまらんってこと」「それ自慢かいー」「コンプレックス…トラウマかな」「へー…俺つねあてはまるからわからんけど。ラッキー私って特別♪とか思ってたら」「…」「また無駄なシリアスさ出て来たで(*_*)ダルいからやめてよッ」たまにでてくるオカマキャラは一体なんなんだろう…。「あたしって不幸?(笑)」
2005-11-25 01:57:00 -
440:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「華ちゃんさぁー不幸かどうか迷う時点であんたも僕もLove&Pieceやん」「ふーん…で、どうやったら薬やめれると思う?」「なんなんそんな今すぐやめたいんかいさ?」「…親に気付かれそうやから止めたら、吐いたり狂ったり…普通の時もあるけど。で、今」「…へー。まぁ普通やな(笑)女は気弱いから半年くらいはかかるんちゃう?ツレは今もフラッシュバックでたまにパキパキなってるし。」「なんか方法ないんかな。本間に止めたいねん」「…お前本間の本間に止めたいん?」「うん。最初はテンションあげるためだけやったのになぁ(笑)」
2005-11-25 02:04:00 -
441:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
今じゃ薬中予備軍…てかもう薬中か(笑)「もーほんまに止めたーい!」天上にむかって言葉を吐き出すとタイミングよく暴走俗が国道を走り抜けて行った。…。部屋が静まりかえる。「…どこで薬買っててん?」隆弘が柄にもなく低い声で尋ねてきた。「Jの売人とか先輩?とか色々」「Jってことはヤクザ?」「も、いるし…テリー伊藤みたいな奴とか」タヤマのサングラス姿がスッと浮かぶ「あー…お前それ合法ドラッグやわ」「そうなん?錠剤と葉っぱしかしたことない。」「へー…まぁなんとなく薬の強さとかわかったし、本間に止めたいんやったら手伝う」
2005-11-25 02:14:00 -
442:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「何をどー手伝ってくれるん?あたし何するん?」「なんか野球してた時の先輩に聞いた方法。でもよーわからんから調べたるわ。…ただし」「ただし?なに?金はないで」「ただしー…」やりたいんかよ…「やらして(笑)って言いたいとこやけど、まぁもしやめれたらなんかオゴって」「いいよ(笑)」隆弘がニコリと笑うと大きくノビをした。「さーもー寝るぜ!また調べとくから今日はもう寝よ朝?に送ったるわ」「うん。ごめんなゲロコで…」「気にするなゲロコ…俺もバスはいつもゲロコなるから…一番前の席やから(笑)」
2005-11-25 02:21:00 -
443:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ぽんぽんっとあたしの頭を軽く叩くと、隆弘はおやすみも言わないまま寝てしまった。あたしはなかなか寝付けなくて、EPICと加藤ミリヤをもう一周して朝を迎えた。隆弘が携帯のアラームを止める…曲はドラゴンボールZ…どこのサイトで見つけたんよ(笑)「もー華いびきうるさいー」くしゃくしゃと頭を触りながら大あくび。「あたし寝てないから怒」「寝ろよ。行こか!その恰好で帰り。あと寒いから…買ったばかりのモンクレーを君に貸したろ…あっゲロかけないでよ」「かけへんわ!…なぁ昨日話たこと考えといてや!」「昨日?加藤ミリヤの好きな歌?」
2005-11-25 02:30:00 -
444:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ゲロ吐こか?」「わかってるって。何回もそんな話さすな」そういうとあたしの首にまたあの黒いマフラーをグルグルと巻き付けた。「約束ーいちーいいーおんなーのーふーりすーるなーにーつくりーわらーいはーするなーさーんーいちーいーちー心配ーせんでーもーぴろちゃんがーついてーーーーーーるっ。はい巻けた!行くで」「(゚_゚」何今の歌…何言ってるかようわからんかったけど…。
まだ日が昇らない時間の淀川はくすんでて、トラックで道はこみはじめていた。2005-11-25 02:39:00 -
445:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
信号ごとに、道案内をしていたが住所を言うと隆弘の方が道に詳しく、ポリを除けながら家の近くのパン屋さんの前に出た。「もうすぐそこやから歩いて帰るわ」「ええで。俺もこの原付きツレのんやからそいつん家に返して始発で帰るつもりやし」「じゃぁ先に返しに行く?」「華ん家まだ奥なんか?」「ううんアレ。」指の先にはクリスマスの電球を山ほどつけた我が家(って言うていいんかな)が少し顔を出した朝日に照らされている。「意外やろ(笑)あたしの家っぽくないやろ。」家をじっとみつめポケーとする隆弘。「…意外。」口がおもいっきりあいている
2005-11-25 02:48:00 -
446:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…とりあえず眠くて頭回らんから原付きガレージに止めといて」「あたしん家の?」「うん君ん家の」「友達はいいの?」「うんそれでいいの」「?わかった。でもずっと置いとけるかわからんで」「大丈夫大丈夫。あっ番号聞くん忘れてた…お前の携帯貸して」「えっ待って…はい」隆弘は素早く番号を打つと、あたしの携帯から自分の携帯にワンコした。「SMSでアド送って」「…うん。ありがとう」「うん。僕もありがとう(笑)兄さんに宜しく」「うん(笑)ばいばい」「ばいー」変なポーズをした後、隆弘は全速力で走って行った。…朝からボケとる。
2005-11-25 02:55:00 -
447:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
玄関を開けると、レオがアクビをしながらちょこんと座っていた。「ただいまー」シッポを振りながら上目使いのレオ。「散歩?健二に行ってもらい。あたしやったら帰れんくなるから(笑)」風呂場に行き、誰もいないようなので朝シャンした。体中の隆弘の臭いを洗い流す。ぼんやりとした色の風呂場の電気に、昨日からの出来事を丁寧に思い出す。…隆弘は、本間に助けてくれるんかな。そう思うふりをして実は大分期待してる。シャワーを止めて自分のジャージの臭いに少し安心した。…この家があたしにとって安息の場所になればいいな。
2005-11-25 03:04:00 -
448:
?
みてまぁす??
2005-11-25 12:06:00 -
449:
作者 ◆DEP4IVx7X6
?さん
ありがとうございますo(^-^)oまた感想などありましたら書き込み宜しくお願いします。2005-11-25 12:32:00 -
450:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
脱衣所の扉をあけた瞬間。足元から冷たい空気が入ってくる。ガチャガサガサ
?
健二が帰ってきたみたい…朝帰りかな?涼子さんの顔が頭に浮かぶ。…そういえば隆弘なんであたしにお兄ちゃん(健二)がおるって知ってたんやろ…ボケたつもりやったんかな(笑)玄関にはコンビニの袋を持った健二が立っていた。2005-11-25 12:37:00 -
452:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
501さん
ありがとうございます。また感想などありましたら宜しくお願いします。2005-11-28 16:49:00 -
453:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「おはよ」広くて深い色の石の玄関にピョンピョンと靴を脱ぎ捨てる健二。「おはよう。すいません、お風呂使いました。」なんで謝ってんのあたし・・・風呂あがりやし、素っぴんやし・・・まともに話すん初めてやし。しかもすいませんとか、なんか嫌味っぽいやん。むしろアタシの存在自体すいませんやのに・・・そっと足元から目をあげると、あたしと違って父さんの面影がある健二の顔。
2005-11-30 16:39:00 -
454:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「当たり前やん。使っていいで(笑)てかスッピンなったら更にあびる優に似てるなぁー」健二だって父さんに似てるよ。「そう?大家族スペシャルの子供産んだ長女に似てるって言われたことはあるけど」「本間やわ!むちゃ似てるわ!(笑)」 くしゃりと笑う笑い方まで似てる。むしろ笑い顔の方が似てるかも・・・。
「レオさかってんちゃうぞーー!」あたしの足元でなぜか興奮気味のレオをかっさらうと「ファミマ行ってきてん。華さんも食べよや」「うん、ありがとう」頭に隆弘に言われた言葉がちらつく。作り笑顔は見抜かれる。愛想笑いは嫌われる。せっかく住ましてもらってんねんやから気使わさんようにしないと・・・2005-11-30 16:47:00 -
455:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「好きなおにぎり取っていいで」ファミマの袋からおにぎりばかりが5つも出てきた。・・・健二、朝からこんなおにぎりばっかり食べるつもりやったんかな・・・「うん。」変り種のおにぎりとか、マヨネーズ系ばっかで選ぶのに困ったものの、しゃけいくらがまだマシな方だろうと思い、封を開けた。昨日は吐き過ぎたせいで、まだ胃がキリキリする。喉になんか吐いたものがつまってるんじゃないかって位に異物感を感じた。細くなりすぎた足が、裏庭側の窓に映る。何この気持ち悪い人間。ニコニコ話す健二の話に微笑みながら、クッションを体の上にさりげなくのっけた。こんなガリガリの体・・・気持ち悪い。
2005-11-30 16:57:00 -
456:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
おにぎりがやっと具に到達したのに、もうお腹っていうか胃の中がいっぱいでそれ以上飲み込めなかった。「華さん何時に出るの?」「今日なんか休もかなーと思って。最近休み過ぎて授業わからんし」3つ目のおにぎりを手にする健二「じゃあ俺も今日やーすもおっ。行ってもいかんでもどーせ一緒やし。」レオはおこぼれに預かろうと膝に前足をかけシッポをブンブン振っている。
2005-11-30 17:03:00 -
457:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「PS2取って来るから一緒にしよーぜ兄弟(笑)」半分笑えない冗談。「おー兄弟」隆弘にあれだけコテンパンに言われたのにやっぱりアタシは作り笑いをして健二に返した。健二が部屋にPS2を取りに行ってる間に、おにぎりをゴミ箱の奥のほうに捨てた。捨てるならくれよっといった感じに、レオがこちらを睨む。
2005-11-30 17:08:00 -
458:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
そっからあたしは濡れた髪を乾かしに行きたいとも言えず、健二と打ちどけようと必死だった。何か話が盛り上がる度に、ノリのいい女のフリ。と頭の中の隆弘が毒を吐いた。恐竜をばったばったと殺していくゲームをしながら「この恐竜見た目可愛いから、じっくり殺したら涼子怒りよんねん」ノロケかよ・・・「ノロケかよ」「ちゃうわ!」いやノロケだよ・・・
2005-11-30 17:19:00 -
459:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
途中であたしだけゲームオーバーになったので、健二が勝ち進んでいく様子をレオとポケーと眺めていた。健二ってゲーマーやなあ「遊びはなんでも好きやねん」無邪気な横顔にまた父さんを感じる。
2005-11-30 17:21:00 -
460:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
いっつもこうやって涼子はゲームしてんの眺めてんねんやろなー・・・。あたし、聡くんがゲームしてんの横で眺めてることなんか絶対できひん。1秒でも一緒にいたいって、どんな感覚なんやろ。あたしの暇やからとか、寂しいからとか、どっちでもいいからとか、そんな理由でセックスする気持ち、多分理解してもらわれへんやろなぁ。「あっそうや!華さん親父にいくら頼んだ?」テレビから目を離さずに、いきなり大きな声を出す健二にあたしもレオもビクついた。
2005-11-30 17:27:00 -
461:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「何が?」「クリスマスやん!あいつら洗濯も掃除も、たまにしかせーへんねんから!金もらってもいいし。なんか好きなもん頼んでもいいし。」「・・・・クリスマスいっつも花束とお金やった。」「親父が花束!!!」爆笑する健二。そんな変かな?「よく花買ってきてくれててん。ほぼ毎回。」まだ笑いながらゲームをセーブしスイッチを切る。「あーじゃあ、華さんラブなんやわ彼(笑)アイツ花粉症よりひどいアレルギー持ちで植物一切あかんねん。ばばあがガーデニングすんのも大反対で、なんかのどぎつい花植えるか植えへんかで離婚しそうにまでなってたもん。」
2005-11-30 17:35:00 -
462:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「花嫌いなん!?」嘘・・・マンションに住んでる時は、よく花の水変えたりしてくれてた。「嫌いとかじゃなくて、体質的に無理なんやと思うで。姉ちゃんもその体質受け継いでるから、臭いが無理!って庭のポプリむしって捨てたりしてた。(笑)」
2005-11-30 17:40:00 -
463:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
全然、知らんかった。父さんが花無理なんか。むしろ花が好きなんやと思ってた。だからひつこく買ってくるんやって・・・
2005-11-30 17:41:00 -
464:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あの花はあたしだけのための花やったんや・・・・
2005-11-30 17:42:00 -
465:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2005-11-30 17:47:00 -
466:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
熱い涙。昨日流したのとは違う、体中から流れでたみたいな熱い涙がぽろぽろ・・・止まらない。
あたし父さんに愛されてる。なんで気づかんかったんやろ。一番大切な家族ではなかったかもしらんけど、父さんはあたしを大切に思ってくれてたんや。2005-11-30 17:50:00 -
467:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
この涙は薬と絶対無関係や。あたし自身の涙なんや。熱いなみだをぬぐう。父さん・・・次はいつ会えるんかな。涙のついた手の甲を見てそっと微笑む。
2005-11-30 17:55:00 -
468:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
PPPPP・・・PPPPPPPP・・・・・PPPPPP・・・・・・
!?。家の電話が鳴った。・・・父さん?あたし出ていいんかな・・・。PPPPPPP・・・まだ電話は鳴り続けてる。PP・・・。あっ切れた。PPPPPPPPPP・・・また鳴り出すってことは?父さんか奥さんかな?PPP
「・・・し、森山です。」もう下瀬じゃないって(笑)「あっこんにちわ。佐々木と申しますが・・・」鼻にかかった女の人の声。2005-11-30 17:59:00 -
469:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「はい・・・」なんや違うんか・・・「健二くんいらっしゃいますか?」おおっ!「今ちょっとお風呂入ってますけど。」「すいません、携帯の番号わからなくなってしまって・・・お家にお電話させていただいたんですが?」・・・誰こいつ。涼子ではない。「あー勝手に番号教えたら怒られるんで」「・・・あーそーですかー。じゃあ佐々木直美から電話あったと、お伝え願えますか?名前言ったらわかると思うんで。番号は000-000・・・」「はい。はい。」メモを取るフリをして適当に聞き流した。
カチャ・・・・誰あの女・・・。・・・・・・・・・・・・あたし涼子好きやし。涼子の見方やもーん(^_^.)無視無視。念のため家の電話線を抜いておいた。笑2005-11-30 18:09:00 -
470:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
念のため風呂から上がった健二に確認してみる。「この前おった子、彼女?」「うん、彼女。可愛いやろ?」満面の笑みの健二。そーやんな・・・涼子が彼女であってるよな。直美って誰だ?・・・抹消、抹消。「うん。いい子そうやな、あそこの制服、よく梅田で見るわ。あたしどれでもいいから健二好きなピザでいいよ」てかピザなんか入らん。スープ系じゃないと無理・・・ピザを適当に頼んでいいと言い、電話があったため健二は部屋に上がって行った。・・・直美かな?(ーー;)ピザと飲めそうなさっぱり系のスープを注文するため電話線を入れなおし、もう一度抜いておいた(笑)
2005-11-30 18:16:00 -
471:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
しばらくするとレオがいきなり玄関に走り出した。%#&)=%$#・・・何か話し声・・・ピザ屋ではなく健二の友達のようだったので、そのままリビングでテレビを見ていた。携帯を見ると、聡くんから着信・・・・電話せんのんちゃうかったん?失笑。
さっきの電話かかってきた時のあの慌てよう・・・やっぱり電話の相手は直美やろなー・・・それを相談するために友達呼んだんかな?2005-11-30 18:23:00 -
472:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
健二にも浮気症な父さんの血、流れてるからなー・・・笑。
2005-11-30 18:23:00 -
473:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ピンポーン。今度こそピザ屋かな?玄関に向かおうとした瞬間・・・・
2005-11-30 18:26:00 -
474:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんであたしの家にマサイの戦士が・・・・ピザをピザ屋から受け取っていた。「君何してんの・・・」呆然。「おー妹!ピザ食うか?」いやだから君何してんの・・・。びっくりし過ぎて立ちすくむあたし。「迎えに来たんだにょーん」「何を???」「ピザ食べよーお腹すいたー。」思考が働かず、ストンとテーブルの椅子に座り呆然とするあたし。我が家のようにコップを出し食事の準備をする隆弘。「あとで話すから。とりあえず友達っていう定で話して。」「・・・」
2005-11-30 18:36:00 -
475:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
・・・やっと我にかえる。「ちょっ「あはははははははは」馬鹿でかい隆弘の笑い声。「あん「お兄やんタバスコどこ?」隆弘からリビングの入り口に目を移すと扉に寄りかかりながら健二が立っていた。ゴクリとツバを飲む。「お兄やん言うな!右の扉開けて」知り合い???ビックリしたあたしの服を机の下でひっぱる隆弘。「・・・あたしもお兄やんって呼ぼかな(笑)」ってとっさやからって何言ってんやあたしは!「タバスコあったぁ♪ハナクソはタバスコかける?」妙にニコニコしてる隆弘。「うん。…?それタバスコじゃないでソースやで(笑)」「えっ!?これタバスコじゃないの!?入れモノ似てるやん!」NHK並のオーバーリアクション「あーそれお土産にもらってん。アメリカで売ってる醤油やって。タバスコキッチンの棚に3種類くらい並べてあるわ」なぜかふてくされてる健二。「お兄やんひどい…(:_;)」
2005-12-01 14:36:00 -
476:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
この二人・・・どうやら知り合いらしい。・・・・。
2005-12-01 14:43:00 -
477:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
それからも呆然としたあたしをフォローするかのように隆弘はベラベラしゃべり、「チャーハン食いたい」って言って勝手にチャーハン作って食べて帰って行った。帰り道、「車で送ったるわ」という健二に「えーカーセックスカーなんか乗りたくないしー!華ちゃんが送って♪」
2005-12-01 14:46:00 -
478:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「お前、今の暴言・・・涼子に言うぞ」「エロネタは健二チクらんって知ってるもん。涼子硬派やから♪」・・・涼子硬派なんや((笑))
2005-12-01 14:47:00 -
479:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
盗聴されたり、FBIに追われたり、隆弘にいじられたり・・・健二ってなんか個人情報ばれまくりやなあ・・・
2005-12-01 14:57:00 -
480:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたし友達に(って言っても学校休んだってもうメールもくれんような奴らやけど)自分に腹違いの兄弟いたなんか絶対話されへんわ・・・。まぁそれだけ隆弘と健二が仲良しってことなんやろうけど・・・
2005-12-01 15:04:00 -
481:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
帰り道、家ではあんなにおちゃらけて好き放題してたくせに隆弘はほとんど話さなかった。聞きたいことは山ほどあったのに、何も聞けないような空気を出してる。駅に着く間際、「安心して。大丈夫やからな。」「何が?」「全部」と意味のわからない会話をしてあたし達はバイバイした。
2005-12-01 15:05:00 -
482:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
隆弘の待ち時間を潰したミスドの前を通る。ロングダウンを着ててもわかるガリガリな体。窓に映った自分を見るのが嫌で下を向いて歩いた。
2005-12-01 15:08:00 -
483:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
・・・・・・・・・・・・どんどん気持ち悪い体になっていく。
2005-12-01 15:14:00 -
484:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
それから数日間。隆弘からはなんの連絡もなかった。たまに健二に会いにきてはあたしの部屋まで聞こえるくらいの大きな声で話し、久しぶりに帰ってきた奥さんに「今ホストのバーテンしてるから来てやー」と営業して涼子に本気で殴られていた。
2005-12-01 15:18:00 -
485:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたしの方は・・・
2005-12-01 15:19:00 -
486:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
でも確かにこの薬をやってからはご飯も食べれるようになり、よく眠れるようになった。そんなに毎日は薬が欲しい衝動に駆られなくなったけど、また吐いたり狂ったりするのが怖くて、毎日きちんと薬を飲んだ。
2005-12-01 15:24:00 -
487:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
粗悪な作りの錠剤は緑色で一つ一つの色の濃さが微妙に違った。売人の弟が女を紹介して欲しいというのでユウキを紹介したら、タダ6錠くれたりした。
2005-12-01 15:25:00 -
488:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたし・・・この薬体にあってるんかも。
2005-12-01 15:26:00 -
489:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
そんなある日、部屋でゴロゴロしてたらノックもせずにいきなり隆弘が入ってきた。「はなーーー」黒!また黒くなってる・・・「・・・」「ほら行くぞ!」扉の向こうには健二と、健二の後ろから軽く手を振る涼子。「いやービクドン飽きたから華と待っとくー」「お前が腹減ったってゲーム消したんやろが!」
2005-12-01 15:30:00 -
490:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「華ちゃんもご飯行く?」二コリと笑う涼子。可愛いなー・・・「ううん。お腹すいてないから。ありがとう」なぜかベッドに寝転がり枕に抱きつく隆弘「二人で行ってくればー。クリスマスの予定とかたててくればー」くねくねと体を曲げる隆弘に、クッションを投げつけ健二と涼子は家を出て行った。
2005-12-01 15:35:00 -
491:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ぶおーん・・・健二のレクサスの気持ちいいエンジン音が聞こえる。「隆弘だってだいぶキャラ作ってるやん」手元に落ちてきたクッションをあたしもぶつける。「俺のは可愛げアール。君のは可愛くない」「・・・」あたしもう狂ったりせんし隆弘の助けいらんねんけどな・・・
2005-12-01 15:38:00 -
492:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「準備は整った。決戦の時がきたのら。」はぁ・・・。「ってことで取り敢えず、荷物固めよう。華意外とキレイにしてるなー。むっちゃ女っぽい部屋(笑)」「奥さんが揃えてくれてん。・・・荷物ってどこ行くん?」「ちょっとそこまで♪」「じゃあこの格好でいい?」「いいけど。着替えとかいるんちゃうん?あっ俺ん家、3階ナプキンないからナプキンもね♪すなぷキーん」
2005-12-01 15:43:00 -
493:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
・・・・・・・・・・・はい?
2005-12-01 15:44:00 -
494:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「あっそうや!学校ってお前中間何点くらいやった?」「そんなん覚えてないわ!」一体何この脈略ない話は!????
2005-12-01 16:56:00 -
495:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「平均評定は!?」「多分7くらい」「お前結構賢いやんけ!ってことは中間がーーーー・・・大丈夫!期末受けんでも赤点付けへんから親に連絡おかんわ!」そー言いながら隆弘は勝手にタンスを開けた。「何すんの!!!」勢いよくタンスを閉めるあたし。「指挟むやんかー!着替えなかったらパンツ手洗いよ(笑)自分で洗ってよ」「なんで隆弘ん家にあたしが住むん!?普通に考えて。おかしいから!!!」一気にしゃべり過ぎて息が乱れる。
2005-12-01 17:01:00 -
496:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「おかしくないから。俺むっちゃいいこと考えた♪」馬鹿dだこいつ「無理。父さんになんて言うん!?その前にあたしが行きたくない!タンスとか開けるなんて非常識!」半年ぶりくらいに大きな声を出した。何事かと驚いたレオが走り回る爪音が1階から聞こえてきた。
2005-12-01 17:04:00 -
497:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「・・・もう決めてん。早く用意しろ。」息の乱れが中々治らない。興奮して酸欠になったのか頭がクラクラした。「お前、まだ薬してるんやろ」「・・・・」軽くため息をつき下を向いたままのあたしの頭に手を置く。息の乱れがなかなか治らず重くなった頭を両腕で支えた。
2005-12-01 17:08:00 -
498:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「冷たい手して」あたしの手の上にそっと手を添える。「今、どれしてるん?」優しい口調で隆弘があたしの顔を覗き込む。「オランダのん」「?オランダって(笑)いつから?」「じゅっと・・・」息の乱れでろれつが回らない。なに?どうしたん?またあたしおかしくなってまうん?
2005-12-01 17:12:00 -
499:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
今度は深いため息をつき「荷物まとめたるから寝転んどき」朦朧(もうろう)とする意識の中で、鼻歌を歌う隆弘の声だけが聞こえる。眠いけどずっと起きてる・・・起きてるのにずっと寝てる、空気の薄いところにいるみたいな感覚がしばらく続いた。
2005-12-01 17:16:00 -
500:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ふわふわふわふわふわふわ
2005-12-01 17:18:00 -
501:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ぶぃーーー「あっ健ちゃんら帰ってきた!はいじゃあこれ持って!」部屋の隅によけておいたショッパーズには、クローゼットにかけておいた服が何着か詰められていた。お気に入りのショッパーズばっかり使いやがって(怒)体はふらつくものの意識は一応あった。ただ感情はあるものの、何も考えたくなかった。ふわふわする。ただそれだけ・・・
2005-12-01 17:23:00 -
502:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
健二の部屋をノックもしないで開ける隆弘。「おかえり建ちゃん」「おー。」ソファーに寝転びながらテレビを見る健二。「嫁は?」あたしの体を支えながら座らすた隆弘。「嫁帰ったで。あと君セクハラー。何くっついてんの」「健二さん・・・いやお兄さん」
2005-12-01 17:34:00 -
503:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
気持ち悪がる健二に、隆弘は・・・土下座をした。ビックリして声も出ないあたしと、気持ち悪がって完璧に引いてる健二。「華さんと同棲させてください!!!!」・・・・・はああああ!????
2005-12-01 17:37:00 -
504:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「やっぱり付き合っとってんやんけ!」「いやまだセックスはしてません!純粋な交際やねん・・・」「なんでいきなり同棲やねん」「お前自分の彼女が自分の友達と一緒に住んでたらどんな気分や!?涼子の家にハマケンが常おるねんぞ!!!」「俺とアイツを一緒にするな!」なんか収集つかん感じに話が進んでる・・・
2005-12-01 17:41:00 -
505:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「愛し合ってるねん。出会う運命やってん・・・ってことでパパにうまいこと言うといてな♪」そういうと隆弘はニコニコしながらなかば強引にあたしを立たせ、健二に見えない様に体を支えながら部屋を出て行った。「ネタ!?なんで??」ちょっとウケてる健二。本間にこれでいいの?同棲って・・・屁もこけん!ズカズカ進む隆弘を見つめると「あー山場越えたな♪」笑ってやがるーーー!
2005-12-01 17:45:00 -
506:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
結局、健二は怒ったり反対することもなく、追いかけて来て隆弘の家まで車で送ってくれた。「華さんたまには帰ってきてな」「・・・・はあ」いや気分とパワーが元に戻れば今すぐにでも帰りたいんやけどね(笑)
2005-12-01 17:48:00 -
507:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「はーーーーー。まぁ明日からってことで今日はもう寝よか♪」何が明日からなん?あとやたらめったら♪を飛ばすな・・・。「水ちょうだい」「ないから自販で買ってくるわ♪」「うん」・・・なんか隆弘って陰と陽が激しすぎて怖い。
2005-12-01 17:52:00 -
508:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ばたりとベットに寝転がる。なんかモノが増えたような隆弘の部屋。テレビが2台になってる。・・・・ZZZZ。疲れたっていうよりはエネルギー切れになって、水を飲むことなくそのまま眠った。薄れゆく意識の中で・・・狭い箱と広い箱に何度も入れられる夢を見た。意識はあるのに見る夢なんて初めてですごく怖かった。
2005-12-01 17:56:00 -
509:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2005-12-01 18:02:00 -
510:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
pPPPPPPPpp・・「んんん」ダサい着信音で目を開けると、そこには毛穴ひとつない隆弘の・・・ちかっ!鼻先が今にも当たりそうなくらい近くにあった黒い顔にびっくりして思わず飛び起きる。「・・・っおーおはようはなたれ」PPpppPPPP「おはよう・・・携帯鳴ってる」「あー後輩後輩。女ちゃうからやきもひひゃくな」あくびをしながら電話を取った。「うぃーうん。あーいいであげるわ。えーじゃあケムリのん頂戴や♪モバオク?やり方わからんから誰かにやらせてまた電話して。うん・・うん」電話をしながら部屋を出て行く隆弘。あわてて鏡を見ると口の周りにはカピカピになったヨダレがべっちょり。あわててふき取る。枕にまでついてるし(-_-;)
2005-12-01 18:12:00 -
511:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
えーと昨日こーなってあーなって健二が・・・で。頭がガンガンする。そーいやあ昨日は薬飲んでないんや、1日飲まんかっただけでこれって・・・ガーんガーん・・・結構きついな。喉がカラカラだったので、枕元に置いてあったウーロン茶を一気に飲み干した。
2005-12-01 18:16:00 -
512:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「おはようハナクソ」服に手を入れ体をボリボリかきながらまたアクビをしている。「おはよう。・・・学校行ってくるわ」あたしの飲み干したウーロン茶をひっくり返すと、最後の一滴が隆弘の口の中に落ちる。「今日から君は専業主婦だ。学校は休憩♪」本当に空になったペットボトルを回転させ勢いよく投げ捨てた。「取り敢えず風呂入っておいで。ツバ臭い(笑)」顔面におもいっきり投げられたバスタオルを持って風呂場にむかった。風呂場の横には大きなダンボールが3っつ詰まれてアタシの背丈程になってあった。今何時なんやろ。最後に飲んだのが一昨日の午前2時くらい・・・もう丸二日か・・・。狂う程ではないものの、ワクワクする気持ちがさざ波のように押し寄せてくるのは確かだった。
2005-12-01 18:32:00 -
513:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あー薬したい
2005-12-01 18:33:00 -
514:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
風呂から上がると、寝癖のついた髪をちょんまげにした隆弘がラーメンにお湯を注いでいる。「華も食べるやろ?なるともラーメン」「いいわ。水ちょうだい」「じゃあバナナ食べや。」なんでバナナ・・・
2005-12-01 18:36:00 -
515:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「コーナンに何買いに行くん?」ギーコギーコとうなる隆弘のチャリンコ「んー?色々♪」「携帯忘れたから取りに帰りたいねんけど」「えー…あかん!嫁浮気するかもしらんやん!旦那束縛します!」馬鹿かこいつ…。隆弘とあたしのテンションはやっぱり180度逆だった…。隆弘じゃなくて健二が兄貴でまだよかった…。コーナンの入口にはクリスマスの飾り付けがされていて、発砲スチロールのトナカイの鼻が、子供にちぎられていた。「カートどこやろ?」「何買うん?」「ん?木材とーロープとーあっ釘とか…色々」「…家でも建てる気?(笑)」
2005-12-01 21:42:00 -
516:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「おしいっ!あっすいませーんこれと同じやつ20くらい欲しいんですけどー」隆弘が手にとったのは分厚めのベニヤ板。「おしい?じゃぁ犬小屋」「ブー。じゃぁロープいらんやーん(笑)」あっそっか…て、こんなゲームどーでもいいから携帯取りに行きたい。「なぁここって○○○駅の近くやんな?」「うん。」「あたし電車で帰るわ」「ん?」「電車で家帰るわ。携帯取ってまた来るから」家に6錠あるし。「んー?」「じゃ」「あかん。」「しらん」「あかん。行ったら薬中やってバラす。止まれ」ピタリ止まり振り替えると、そこには陰バージョンの隆弘。
2005-12-01 21:49:00 -
517:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
結局その日は、木材やらロープやら一色の材料を買って自転車を押しながら二人で帰った。イライラしてるあたしに「お肉食べたいから焼肉行こ」「いや(←即答)」焼肉なんか食ったら吐いてまう。「ホルモン!ホルモン!ホルモン」原始人かお前わ…。隆弘がオゴるからという理由で焼肉屋さんに半ば強引に連れて行かれた。…肉の臭いだけで吐きそう。「わかめスープ」この一言意外何も言わずに下をむく私は、誰がどーみたってケンカしてスネてる彼女に見えていただろう。「おいしいのにー」を100回くらい言いながら隆弘はご飯を3回もおかわりした。
2005-12-01 21:56:00 -
518:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
焼肉屋の臭いからやっと開放され、静かに冷たい夜道を歩く。どこかから淀川の磯臭い臭いがする。スタスタ前を歩くあたしに「華さぁ下着とかパジャマとか持ってきてないのに大丈夫?」お前が荷造りしたんやろが?しかも夏服ばっかり選びよって…。「…」「健二に頼んで近いうちに持ってきてもらわないとなー」「健二にチクったんねん。隆弘に監禁されてるって…」「えー監禁なんかしてないやーん!帰ってもいいよ、でも帰ったらバラすぞおらって言うてるだけ(笑)」こいつ…肌だけじゃなくて腹の中まで真っ黒や…。
2005-12-01 22:17:00 -
519:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「脅迫罪」「なに?薬物乱用罪」「…婦女暴行罪」「それは今からです。」
「…」
焼肉臭いから横で寝たくないと理由を付け、夜中に脱走しようとしたものの、靴を隠され失敗。明日こそ帰ろうと思いキッチンにひいたフトンにくるまる。今の気分はそうやな…水風船がパンパンにふくらんでる感じ…あー今パスポートがあったら確実オランダに飛んでる。
その次の日も眠れなかったけど、夜中何時もトイレに行く隆弘がわざわざ寝てるか確認するもんだから、目を閉じてじっとしておくしかなかった。2005-12-01 22:25:00 -
520:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
しかも確認の仕方が「…」…ぷっ…ぱっ
…にぎりっぺ…。
殺意を覚えた。2005-12-01 22:28:00 -
521:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
これって…隆弘のしてることって犯罪やんな?「あんた犯罪者やで。しかもなんで学校行かんの?」「あんたも犯罪者やん。しかも学校行ってないやん」…お前が監禁してるからじゃろがい!!!こんなに簡単に人って誘拐(←おおげさ?)されるもんやねんなぁ…しかも隆弘ん家の人なんも言わんし。「うち放任主義やから。ホスクラのバーテンやっててもなんも言われんかったし(笑)」「バイト行かんの?」「行かん。後輩に譲ってん。なんか金いるけど彼女おるからホスト無理らしくて」ホスクラのバーテンもホストも一緒ちゃうんか…。何が違うん(-.-)?
2005-12-01 22:34:00 -
522:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ちょー華ー貧乏揺すりやめて!机揺れる」「あーごめん」薬くれたら止まるよ…。ガタガタガタガタ揺れる膝を手で押さえる。つーと油汗がコメカミから垂れてきた。真冬でこんなに寒いのに…やばい…そろそろ限界かもしらん。この頃になるとあたしは起きてる間はずっと歯ぎしりと貧乏ゆすりをしていた。夜は眠れないので恐い夢を見ることはなくなったものの、息は自分でもわかるくらいに臭くなり、今まではそんなクセなかったはずやのに爪をカリカリと噛んでしまう。噛む爪がなくなり指先から血が出たりした。
2005-12-01 22:41:00 -
523:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「お邪魔しまーす」「うい」「お邪魔します」「ういうい」「お前らガレージに置いてた木材持ってきた?」「はい。あっこれ現場のんなんで今日持って帰りたいんですげど?」「あーいいで、すぐ終わるから」「まっさん髪形変えはりました?」「変えましたー♪」「色マネしていいっすか?」「坊主やん君」わいわい。扉の向こうからは数人の隆弘以外の声。…今なら出て行けるかも!!!扉をおもいっきりひいた。ガチャ…ガチャガチャガチャガチヤ…
あんのマサイ人!鍵かけてやがる!!!!「まっさん、誰かいはるんですか?」「あー彼女彼女」気付いた!2005-12-01 23:00:00 -
524:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「開けて!おら開けろや!」ドンドンドン!「今悪いことしたから説教部屋行きやねん(笑)」「助けて!助けて下さい!!!」ドン!ドン!大きな声を出すだけで膝が震える。
ジョーーーー
…失禁。出した感覚なんかまったくない、太ももが温かくなったので見てみるとオシッコで隆弘から借りたスウェットが一部濃くなっている。…。扉のむこうからはもう何も聞こえない。「とりあえず、これ内緒。しゃべったら殺す。そことあそこにコレはめたいんやん」「は、はい!」しばらくしてまた聞こえた隆弘と後輩の話し声。2005-12-01 23:09:00 -
525:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ビビりきった後輩達の声…。役立たずが!!!おもいっきり扉に足蹴りをし、再びベットにへたりこんだ。涙がぼろぼろ出てくる。寒さのあまり体を丸めこみ膝を抱いた…。薬がしたい…出来ないならこのまま死んでしまいたい。
涙の止まらない目をそっと開けると隆弘の煙草とライターが目についた。本当に今思えば何がしたかったんやろ。正気じゃないだけじゃなくて本間に完璧に狂ってた。2005-12-01 23:17:00 -
526:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
隆弘の山ほどある服をひっぱり出してベットの上にまとめ…
火をつけた2005-12-01 23:18:00 -
527:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
火をつけるなんて出来るなら、窓ガラスを割ればよかったのに(笑)なんで火の方にはしったのか…未だに自分のとった行動がよくわからない。覚えているのは真っ黒な煙りと、ギャーギャー叫ぶ、自分の声だけ。
2005-12-01 23:21:00 -
528:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
気がつくと、キッチンにひいたフトンの上に寝かされていた。真上にある蛍光灯の明かりがまぶしくて横を向くと、三角座りの隆弘がこっちを見ている。「君ばかでしょ。家なき子か!」「お水ちょだい…」喉が痛い。「ほれ」そっと私を起こすとぬるい水を、そーと口の中に流し込む。「頭…痛い…」「煙り吸いまくったせい。俺の服燃やしたせい。自分のせい。」見ると隆弘の服にはススが付き、髪の毛はちょっとコゲていた。「…わかれ…ん…」「ん?」「…わかれ…へん」「狂って火付けたけど、密室やったから煙り吸ってブッ倒れて今!」
2005-12-01 23:30:00 -
529:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「後輩は?」「しゃべったら殺す。って散々脅して帰らせた。一人火傷してたけどまぁ大丈夫やろ(笑)」「部屋は?」「窓しめてたし密室やったから酸素ないやん?ボヤ程度で済んだで…服はほとんどオジャンやけど(:_;)」「…弁償する」「いつか自分のお金で弁償してね(笑)」「うん…」自分の息が臭い。ゲロったのは本当だろう、前みたいに喉に異物感を感じる。「とりあえず部屋も出来上がったし!風呂入ろ!華も俺も臭い(笑)」「うん」「さっき健二来て着替えとかパジャマとか置いて行ってくれたで?」「健二!?なんか言ってた?」
2005-12-01 23:45:00 -
530:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「なんか急いでるからって着替えおいて、とっとと帰って行った。おっちゃんもおばちゃんも元気やって!」「そう…」なんや…健二にちょっと会いたかったのに…こんな状態でなんやけど(笑)「あと一週間ちょっとで2006年やん!正月には一緒に森山家に帰ろな!」
「…うん」あたしの啜り泣く声がだんだんと大きくなると「もー華臭いわぁ(笑)このフトンもポイやなぁー」と言いながら隆弘は無理矢理フトンに入ってきて、あたしを強く抱きしめてくれた。隆弘にスッポリと包まれたあたしは、今までに感じたことのないような感情に襲われる。2005-12-01 23:56:00 -
531:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ずっとこうしてたい。そのままあたしを捕まえてて…離さんといて2005-12-01 23:57:00 -
532:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
このままずっと
離すさんといて…また悪魔があたしに取り付くから。このままずっと
つかまえていて…2005-12-01 23:59:00 -
533:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
この時、父さんにバレるからとか、ガリガリの体が気持ち悪いからとか、そんなどーでもいい理由からじゃなく…本当に薬をやめなあかんと思った。そりゃぁさっきまで狂ってしょんべん垂れてた奴が言うても信憑性ないけど、
悪魔に自分から近づいて、快楽のためだけに魂を売ったことを本当に後悔した。2005-12-02 00:03:00 -
534:
イクヨクルヨ
初リアルやった♪♪♪ちょっと嬉しかったです☆華ちゃんの話し見ていて私の過去とてらしあわせて見てしまい怖さもでてわかる気持ちもあり複雑な気持ちで読んでました☆でもやっぱおもしろくて大好きです(≧∇≦)
2005-12-02 00:05:00 -
535:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
薬は悪魔や…
しっぺ返しはかならずついてくる。…誰にだって。
それが平気だからと手を出すなら覚悟しといた方がいい。最初の快楽を味わうのは自分だけ、後から来る地獄を味わうのは…自分や家族…恋人…友達…みんななんやってこと。
そしてあなたの手から流れ落ちていく…薬では手に入れることの出来ないものたちが。2005-12-02 00:09:00 -
536:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「お湯はってくるわ。久しぶりにつかりたいやろ?」「うん、ありがとう」「そのかーわーり!時計見て」隆弘があたしの目の前に突き出した時計を見る。眩しくて目がしょぼつく「00時04分…?」「そう!メリークリスマ-ス」あたしを強く抱きしめ「はぐはぐー♪」と体を揺する隆弘。「でもまだイヴやで?」「イヴもクリスマスも一緒!」…一緒か…?「ってことで一緒に風呂入ろな!」「は?」「オシッコじょーまで見られてんから裸なんか恥ずかしないない(笑)んで俺、華のすっぴん好きやからきっと真っ裸も好きやと思う♪」…ほへ?…
2005-12-02 00:24:00 -
537:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
黒くて堅そうな上半身に思わず目がいく。「エッチ!」ちょけながら前を隠し、自分の部屋に走っていった。…馬鹿だ。お湯が半分くらいまでたまると、「お前いい服だけ上手に選んで燃やしてくれたなぁ」と、何やら体操服らしきものを持って出てきた隆弘。「…それ着んの?(笑)」「だって…これしかないもん。二階ばーちゃんら寝てるからもう鍵しまってるし」体操服にはデカデカと[3-A松田隆弘]…そないにデカイ字で書かんでも…「体操服まで自己主張激しいな(笑)」「言わないで…書いたの母やから(笑)」
2005-12-02 00:45:00 -
538:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
電気を消し、台所の手元を照らす蛍光灯だけを付けて服を脱ぐ。なぜか正座してじーと見てある隆弘。後ろをむくと「ほほーテレた所がまたいとうつくし…」何キャラ…?
上の服を脱ぐとプーンとゲロの臭い。「俺らの体ん中ってこんな臭いもんだらけやねんなぁ(笑)体ん中に鼻ついてなくてよかった」わざと脱ぎ捨てたトレーナーを臭いまくる。
この人は優しい人だ。
今更思った。2005-12-02 00:59:00 -
539:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたしだったら間違っても人のゲロのついたトレーナーなんて臭えない。
スウェットをいさぎよく脱ぎ捨て、下着姿のままとことことユニットバスの扉の前に立つ。「可愛いから。」「…」「俺のアジアサイズも見る?」「いらん(笑)」「まぁもぉ規定サイズじゃなくなってるんですけどね(笑)」あたし達は屋台の日本酒みたいに並々入った湯舟におもいっきりつかった。勢いよく溢れ出すお湯で、シャンプー立てに飾られたアヒル隊長が流されていく。「ほらメヤニもゲロ跡もキレイキレイ♪」指で優しくあたしの顔をこする隆弘。2005-12-02 01:07:00 -
540:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
キスしたい。エッチよりキスがしたいってこんな気持ちなんやなぁ…
「あたし、またおかしくなる?」「まぁなるやろな(笑)今は暴れてストレス発散したし…寝起きやし」ゲロで固まった髪も湯舟につけ手櫛(てぐし)でとかす。「いつまたおかしくなるん?」「さぁ。そんな、いとうつくしな顔したあかん!ただでさへ規定サイズ外やねんから(笑)」「…ほんまは今も薬したいなーって思ってるかもしらん。自分でもわからんけど…正気やけど…薬のこと…考えてるかもしらん」「ほおほお」2005-12-02 01:12:00 -
541:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
くるりと後ろをむかされ湯舟につかったままシャワーで髪を洗われた。また湯舟のお湯が溢れだし、アヒル隊長が移動する。「狂ったってまた連れ戻したるから。正気な時はいらんこと考えんな」あたしの体をはさむ様にして広げられた隆弘の足をじっとみつめながら小さく頷いた。シャンプーとリンスをしてくれた隆弘は「俺もして♪」と、おもいっきり湯舟に潜ると頭を押し付けてきた。コロコロ髪形変えてる割には傷んでない隆弘の髪の毛。意外と人の頭を洗うって言うのは大変で、何度か耳の穴にズボリと指を入れてしまった(笑)
2005-12-02 01:20:00 -
542:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
裸が恥ずかしいなんて…もうこれっぽっちも思わなかった。隆弘は湯舟の中で何度もあたしの足首を握っては「ジャストサイズ」とニヤけていた。…変なフェチ…。風呂あがり、隆弘の部屋を見に行くと、ベットの中央がコゲているだけなものの、水びたしになったらしく床一面に新聞紙がひかれていた。「今日はキッチンで一緒に寝よ。てかもうコゲてんのとゲロまみれのん以外フトン1つしかないし?」「弁償するから?」「今?体で?」
「…」んー…
「悩むな!(笑)その冗談、思春期には酷だからやめて!(:_;)」…あっでたオカマキャラ…2005-12-02 01:26:00 -
543:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
その日、隆弘は抱きしめてくれることはもうなかった。ただ一組のフトンで手を繋いで眠るだけで、あたしには充分だった。
2005-12-02 01:28:00 -
544:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…ーろ!お!ぎーろ!おきろー」クイっクィと髪を引っ張りながら頬杖えをつく隆弘に起こされる。「ん…」「どう調子は?」「…眠い。…久しぶりにグッスリ寝た。」薬する夢見たけど…。「おしっじゃぁ今のうちにトイレして顔洗ってこいさー」「もうちょっと寝る…」「あっかーん!」敷きブトンをおもいっきり持ち上げられ、床にコロコロと転がる。「しばく眠い」「早く!」ぶーたれながらユニットバスで言われた通りの仕事をこなした。ユニットバスの扉を開けると…久しぶりに制服を着た隆弘が目に入る。「学校行くん?」
2005-12-02 01:35:00 -
545:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「んー?うん。今日終業式やから絶対行かなあかんねん。ついでに健二のフリしてお前の学校に通知簿取りに行ってくる。」「バレるやろ」「バレへんバレへん。家庭環境複雑やから先生らも口出しにくいやろうし…」「隆弘日本人に見えるかな…」「日本語しゃべれるから大丈夫♪はいゆず茶」「ありがとう」「…とー…多分帰って来るん3時くらいやわ」「うん」久しぶりに制服姿を見るだけでドキドキするあたしは変です…フェチなんかな…「飲んだ?」「うん、ごちそーさま」「おしゃ。じゃぁこっち来て」???
2005-12-02 01:40:00 -
546:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
隆弘がポケットからロッカーの鍵みたいなのを取り出し、弟くんの部屋の襖(ふすま)を開けた。
2005-12-02 01:45:00 -
547:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
そこには…
また壁???
銀色の…ログハウスにあった業務用冷蔵庫みたいな壁。隆弘がロッカーの鍵みたいなのを差し込むと「後輩にタダで作らせたから建て付け悪いわっしょ」ガガガガガガガ…何かを引きずるような音をたてて扉は開いた。中に入るとそこには…何もない。2005-12-02 01:49:00 -
548:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
電気も蛍光灯も全部外されて、窓にはコーナンで買ったベニヤ板がすき間なく打ち付けられている。
「…」えーと…
「ふすまわなぁー…補強の仕方迷ったけど、鉄工所でバイトしてる奴おったから発注してん(笑)」後ろをむくと、確かに襖の部分にだけ、チョット雑に溶接されたフタが立て掛けられている…っていう感じだった。「弟くんの荷物は?」「あいつ来年の9月から留学すんねん。Mac鈴木の行ってた学校に。だから大丈夫」「いやだから荷物は?」「家具は捨てた(笑)トロフィーは段ボールん中」2005-12-02 01:58:00 -
549:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
風呂場の隣に積まれた段ボール…あれ中身トロフィーやったんや。「…あたしこん中におるの?」こんな光りも差し込まないような箱の中に?
「華…」私の両手を掴むと隆弘は子供に話かけるような言い方でゆっくり話し始めた。「あんな。色々調べてん。ネットとか友達に話聞いたり…実は…タヤマにも会ってん。」「!?」何聞いたん!?タヤマいらんこと言うたんちゃうやろなぁ!?一瞬で曇るあたしの顔を見て隆弘はニコリと笑った。「うん…まぁ華の口から聞きたくないような話もチラホラは聞いた」
…最悪。2005-12-02 02:04:00 -
550:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「でー…先輩とタヤマをボコって止めに入った奴もボコった。あーあと華の悪口言うた奴の鼻を折った(笑)」笑えない。「タヤマとかほんまヤバイで…」「うん、だから目には目を。で親ヤクザの先輩連れて行ってん。まぁそのへんは心配せんといて」「…」
「でー…こっからが大切。お前が買ってた薬は合法ドラッグ。普通に売買禁止のドラッグの化学式組み替えて、法の目抜けるっていう渋谷の店が大量に裁いてて、それをタヤマが組に言われて売っててん。」「ようそこまで調べあげたな…」「うん。ちょっと調べるん楽しかった(笑)」2005-12-02 02:12:00 -
551:
りり
更新嬉しいです。一緒に…の方も読んでますよ☆
華ちゃん、薬抜き計画、黒人くん頑張ってほしいです。
リアルに感じるので、薬とは無縁のりりが読んでも絶対手を出したらダメやと思います。
りりなんか煙草も止めれないくらいですもん。2005-12-02 02:17:00 -
552:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「全然連絡せんかったら変に思われるし…」「ほんまにむかつくからそれは謝って」「…ごめんなさい」土下座する隆弘…こいつの土下座に誠意がないことは健二ん家の一見で証明されてるからなぁ…。
「まぁそんな感じで話それたけど、薬すぐ止める方法があんねん。精神病棟とかでも使われてるらしい」「それがこの監禁?」「…まぁ言い方悪くすれば監禁…よく言えばぁ…まぁ監禁やな(笑)電気も何もかもはずして箱を作り、窓も塞いで自殺も防止!俺も一緒に入るつもりやったけど…とりあえず帰ってくるまでここにおって」2005-12-02 03:33:00 -
553:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
部屋を見渡すと、ほんの少し漏れた光りが壁に線を作り、本当に他は何もない。「角に頭ぶつけたりしたあかんから押し入れもベニヤ板でフタしといたから。」窓と同じ様にびっしりと丁寧に打ち付けられたベニヤ板。「最悪のクリスマスプレゼント(笑)」下をむいて顔をひきつらせると「ありがと♪じゃぁトイレしたなったらそこ…」ピンクのバケツが部屋の隅に一つ…「…まじで?」 「だってインターネットの画像もこんなバケツやったもん」「紙は!?」「はいっ♪♪」「雑誌とかMDとかは?」「そんなんなーしっ」
「……頭おかしくなる。」2005-12-02 03:41:00 -
554:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「これがラストステージじゃー!」何キャラ…
ガガガガガガガ…
……バタン2005-12-02 03:50:00 -
555:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…そういやこんな夢、前に見たことある気がする。
2005-12-02 03:52:00 -
556:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
本間になんもないただの箱みたいな部屋…。目が慣れると部屋の中は結構明るく感じた。雑誌とか…せめて時計くらい置いていってくれたらいいのに…。暇やわぁ…電気だけじゃなく、エアコンも配線ごと取り外されていた。しばらく気が狂うわけでもなく、部屋の隅にもたれてボーっとする。…暇
2005-12-02 03:55:00 -
557:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
薬を止めてもうどれくらいたつんやろ…。日にちの感覚はだいぶ前からなくなっていた。毛布くらいおいてけ…寒いやんか。床に寝転がり、天上の木目なんかを数えていたけど、無意識過ぎて嫌になりやめた。柱には鉛筆やボールペンで何か書かれている。コロコロと転がり、近くでよく見る…
―1997 たかひろ
―1997 りゅうじ2005-12-02 04:01:00 -
558:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
立ち上がり上に目をやると2003年まで、二人の身長らしきところに毎年、印が入れられていた。中には
―2000 たかひろ股下
っていうのがあってウケた。股下の部分に印つけてどーするつもりよ(笑)でもなんか…こーいうのん…いいなぁー。他にはなんかないかなっ♪何もない和室の中をひたすら探索した。長いこと捜しまわって、見つけたのは畳みが煙草で焦がされてることくらいだったけど結構楽しかった。なんとなく、羨ましさや空しさもちらついたけど、そんな気持ちは誰の家に遊びに行っても感じてたもんだから、わざと気付かないフリをした。2005-12-02 04:10:00 -
559:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
再び元の位置に戻り、柱によりかかる。寒いなぁ…。ベニヤ板から漏れる光が少しかげってきてる。…そろそろ帰ってきてもいい時間帯ちゃうんかなぁ…。
…寒い。
…ZZZZZZ2005-12-02 04:13:00 -
560:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
――――――――――――寒いなぁ…。ビュー…。パリパリパリパリ。
???
…足が!足が凍ってる!!助けて!黒い海に飲み込まれていく!!!助けて!!手がない…!?なんで!?助けて!助けて!2005-12-02 04:18:00 -
561:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
このシーンばっかり連続で10回くらいみた。2005-12-02 04:20:00 -
562:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…頬をパチパチと叩かれ目が覚める。「な!はな!はな!」やっぱり夢やったんか…夢ってわかってても恐ろしい夢「…ふぇー!」泣き付くあたしに隆弘は……「ごめんごめん3時?分なってもた」急いで帰ってきてくれたらしく息が乱れていた。「この部屋嫌や!普通に家の中で生活したい。恐い!恐い夢見た!」「…華…」 「こんな狭い部屋にずっとおったらまともな奴だって頭おかしなるって!?夢ん中で…こわ…(泣)」「華…」あたしまともな時だってこんなとこいたくない…「…華あのな」言葉に詰まる隆弘…。「…なに?」「…華。」
2005-12-02 04:27:00 -
563:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「華…それ夢ちゃう。幻覚や…お前今、目おもいっきり空いてた。…叫びながら畳…ばんばん叩いてた。」
下をむけ顔を上げない隆弘。 幻覚…2005-12-02 04:30:00 -
564:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「とりあえず、下だけ履きかえよか」また優しく笑う隆弘…。まさかと思い下に目線をやると…
…失禁。
「ごめん!!!」「ごめん禁止じゃー。寒いないか?」「…」情けない…ほんまに情けない…。好きな男の子の前で…。何回おしっこ漏らしてんのよ!!!「健二が持ってきた下着、おばちゃんが買ったんかなぁ…なんか綿パンばっかりで色気ないわぁ(笑)」紙袋を持ってきてガサガサと漁りだす隆弘に思わず言ってしまう。
「薬中でオシッコもらす女に色気なんか感じひんくせに!!!」2005-12-02 04:38:00 -
565:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
自分の言葉に自分が一番傷つくのはわかっていても、吐き出さなくては心ごと破裂してしまいそうな程、羞恥心が膨んでいた。
「…ほぉーーーー!」
じじぃみたいに感心する隆弘…。こんな場面、いくらいつもみたいにチョケたって収拾不可能。目の前にはオシッコ漏らしながら、色気を感じてないやろ!と叫ぶ薬中女が一名。…畳に散乱する白の綿パン。急いで帰ってきてくれた隆弘になんの落ち度が?むしろオシッコしてるのきもがられへんだけで充分やのに…。我が儘とかじゃなぃ…。心配してる。…隆弘に嫌われないか心配してる。2005-12-02 04:46:00 -
566:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
心配を言葉にすると…こんな…こんな裏目に…。薬のせい?違う…
隆弘のことが好きなせい。2005-12-02 04:47:00 -
567:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「華がもうやめて!このチンコ虫!って言うても捕まえて腰カクカクさしたい。」隆弘の言葉に、自分の顔が耳まで赤くなってるのがわかった。オシッコ漏らしてることに赤くなれよ(失笑)「でもさぁやっぱり愛のあるセックスがしたい訳だ(笑)だからこうして後輩や先輩や友達や…俺の持ってるもん全部使って、華を連れ戻そうとしてんねん。…すべては愛のあるセックスのためさ」首を横に振りながらそう言うと「ってことでベアーちゃんで行っとこか(笑)」バックプリントでクマの顔が書かれた綿パンをあたしに渡した。
2005-12-02 05:06:00 -
568:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…ありがとう。」クマを受け取りありがとうにすべての気持ちを込める。
「今はそれどころじゃないってわかってるから。だからって待たれへんわけじゃないし、しょんべんやゲロぐらいじゃー気持ちなんか変わらんって(笑)さすがに次火つけたら刺すけどな(笑)」ケラケラ笑う隆弘につられて笑い、パンツを履き変え部屋に戻った。フトンや分厚めの毛布にロープ。ダウン、水、パン、おにぎり、お菓子なんかを部屋に持ち込み、トイレに行くと、隆弘はまた重い扉を閉めた。
ガガガガガガガ…
バタン。
今回は隆弘もいる…大丈夫。心で何回も繰り返す2005-12-02 05:16:00 -
569:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
冬のせいで早くに日が落ちるため部屋はもう真っ暗。「怖ないか?」「うん」「薬したいか?」「かなり(笑)」「(笑)」フトンの中は二人だからだいぶ温かい。「全然眠なれへんなー…まだ7時やもんなぁ」カサカサカサカサカサ…フトンにあたしの貧乏ゆすりが伝わる。「じゃぁなんか面白い話でもしよか?」体を近づけることもなく、フトンの中で取れるだけの距離をとった隆弘は、腕で三角枕をしながら何度も背中を撫でてくれた。「薬欲しい…」「そっかぁ。じゃぁ健二と涼子が出会った時の合コンの話し「薬したい…」
2005-12-02 05:27:00 -
571:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
言葉にすれば楽になるわけでもないのに…口から出る言葉といったら…薬…薬…薬…薬…それでも隆弘は笑顔で話かけ続けてくれた。自分はまだ正気だという判断は出来た。「薬はしたあかんな…でも薬がしたい」貧乏ゆすりで体がガタガタガタガタ揺れる。「そやなーあかんなー。」真っ暗で隆弘の顔が見えない。「隆弘おる?」「ちゃんとここにおるよ」冷たい足先がガタガタ揺れるあたしの足を挟み、暗闇から現れた手が頭をポンっと叩いた。「今日はクリスマスやでー華」「うん…ギシギシガシ」歯ぎしりの音にもどうずることなく話し続ける。
2005-12-02 05:38:00 -
573:
ぁ??
この話し好きゃで??何てゅぅたらィィんか上手くゅぇんヶド?薬してハマッタら本間にャバィ?コトなるんゃなぁ…ッッてめっちゃ感じた?ぁ??はまりゃすぃタィプゃヵラ絶対薬ゎしたなぃ?怖ぃし(:_;)
2005-12-02 06:33:00 -
574:
名無しさん
〉〉570-650
2005-12-02 08:28:00 -
575:
名無しさん
>>570-650
2005-12-02 08:29:00 -
578:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「クリスマスの思い出とかどんなん?どんな男と過ごしたんにょー」無理して語尾を踊らせ話す隆弘「薬したい…でもあかんっつわかて…るギシギシガシ」強く唇を噛むとプチリと切れて鉄の味が広がった。
……。
真っ暗闇の中でデッカイ鹿みたいな奴が隆弘の後ろから突進してこようとするのが見えた!「隆弘危ない!鹿みたいなん来た!起きて!」「華、大丈夫やからフトン入り。な?」こっちにむかって突進してくる…。「隆弘も避けないと踏まれるで!」部屋の隅に移動して頭をかかえると、鹿は方向転換をし、あたしの方にむかってきた。「隆弘!隆弘!」2005-12-02 11:49:00 -
579:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ここおる。ここおる。」そっと温かい手があたしの肩に触れた。「鹿が!!!」幻覚なん?妄想なん?でもこんなにはっきり見える。動物の獣臭い臭いまでする!「大丈夫やでー大丈夫やでー」背中を何度もさする隆弘「鹿ってトナカイか?サンタもあかんなー華怖がらせて…ナマハゲちゃうねんからなぁ(笑)」「ふぇ…ふぇーーーー」涙はもうあまり出ない。ただ叫びたくなって…たまらなく叫びたくなって
「きゃーーーーー!」叫びたくった。2005-12-02 11:55:00 -
580:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「150ホルンー♪」そういうと抱きしめ、あたしの顔を胸に強く押し当てて…、「大丈夫。ここにおるしトナカイは今忙しいから華のとこにそんな長いことおらんし大丈夫。」「キャーーーーー!」「華頑張れ…!頑張れ!悪魔追い出そな!」「キャーーーーー!!!キャーーーーーーーーーー」
あたしは正気や!大丈夫!自分の中で何度も呟いていた。ただ…本当にプチリとテレビを消したように…その日の記憶はそこまで…2005-12-02 12:01:00 -
581:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…」窓から差し込む少しの光りで目が覚める…朝?やんな…。ビクッ!すごい悪寒。何この部屋…むっちゃ寒い…ガガガガガガガ…「おーおはよう。ごめんオシッコしに行ってた」少しヒゲの伸びた隆弘。黒い肌でもわかるくらい目の下にはくっきりクマが出来ている。「隆弘寒い…」「寒いだけ?」「うん。でもむっちゃ寒いねん!」足なんか凍傷起こしてるみたいな寒すぎて感覚ない…。「今のうちにさきトイレ行こか」「嫌。寒くて体カチコチ…」「えーでもーオシッコしたなってバケツでしなあかんようーなっても知らんでー」
2005-12-02 12:09:00 -
582:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
スウェットの股の部分を掴む。…よかった。今日はもらしてない。「…してなかった」「やったぁー♪」それにしてもなんだか体の中が寒い…「隆弘寒い」「その前に今のうちにトイレ行っとこな♪」空の段ボールみたいにひょいっと持ち上げられトイレにむかう。「寒い」別にオシッコはしたくなかったのに…冷たい便座の感触で自然とでる…。「でたー?」扉のむこうから叫ぶ隆弘。「でた」恥ずかしい。「華おっきい方もしとき。もー長いこと出てないやん」「人ん家でおっきい方でえへん」「なにそれ(笑)もらしてゲロるのに…なんの意地やねん(笑)」
2005-12-02 12:43:00 -
583:
名無しさん
隆弘にキスしたくてしょうがないってとこかなり分かる!なんか泣きたくなるぐらい切なく感じた!作者さんが伝えたい事と違うかもやけど…でも凄く良いよ〜
2005-12-02 12:52:00 -
584:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「意地じゃないプライド」ジャーーー。「あっそ(笑)」扉を開けると、おんぶをするポーズの隆弘。「歩けるよ」「寒いんやろ。寒なって手足の感触なくなるって先輩から聞いた。もーすぐゴールが近い証拠や。頑張ろや。」
「…ぅん」
あたしは隆弘に何がしてあげられますか神様…こんな素敵な人とどーして早く会わせてくれへんかったん?初めて自分のした色々な過去を消したいと思った。後悔は前からなんとなくしてた、でも今更なに言ってんのんよっていう気持ちがずっとあって…その気持ちを中心に心は回ってた。2005-12-02 12:52:00 -
585:
作者 ◆DEP4IVx7X6
653さん☆
あーなんて嬉しい!そこ結構私も好きな場面なんです(笑)何かを感じとっていただけているだけで充分嬉しいですm(__)m2005-12-02 12:55:00 -
586:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
今あたしの心にいるのは、隆弘が無理矢理引っ張り出した不器用で怖がりなあたし。まっすぐ隆弘だけを見てる。
…というかまっすぐ隆弘が見てくれることを望んでる。今悪魔と戦いながら、感じてる。
一秒でも一緒におりたいっていう切なくて愛しい素敵な気持ちを…。2005-12-02 13:00:00 -
587:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…こんな気持ち言葉にしたら、きっと薄っぺらい言葉の羅列になって、あなたはきっと笑い飛ばすやろね。
2005-12-02 13:04:00 -
588:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ゾクッ!隆弘が作ったサラサラのお粥を口元に持ってこられただけで、寒気と吐き気がした。ビクつく体に「そんな寒いん?」と最初に会った時よりもだいぶやつれた顔の隆弘。「骨から凍ってるみたい」ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ…。お粥は口に入れて見るものの、喉にフタがされているみたいでなかなか飲み込めなかった。ふた口食べるのがやっと…。分厚い毛布で私を包み、隆弘が毛布越しにあしを抱きしめる。「ストーブ危ないから付けられへんから、人間カイロじゃー」隆弘の笑い声にもだいぶ元気がなくなっている。ガタガタガタガタ
2005-12-02 13:11:00 -
589:
ぁ??
華?ゎ隆弘クンに何もしなくてィィと思ぅ??薬完璧に辞めて?ただ毎日ちゃんとご飯をぉ腹一杯食べて?くれてたら隆弘クンゎ喜ぶと思ぅ? この話が実話ゃったら華?ょぉ頑張ったナァ?作り話ゃったら?薬が怖い?コト皆に伝わってほしぃゃん?
2005-12-02 13:21:00 -
590:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
わかってる…ゴールはもう見えてる。でも、凍った両足は前に進むどころか、どんどん後ろにひっぱられいく。
ガタガタガタガタ…
「薬…お願い…寒い……」「華…毛布ふや「うっさい!薬早く!死にそう!凍る!早く!」寒さはもう限界やった。他のことを考える余裕なんか大分前からなくなってる。ただただ、寒さをなんとかしたかった。灯油をかぶって火を付けたい…そう思うくらいに寒かった。
「クスーリー…薬したぃ。お金出すから…セックス…しゅーから」だらだらとヨダレがたれるのを隆弘は袖で拭きながら、「ゆっくり、10数えよか…華。」2005-12-02 13:23:00 -
591:
作者 ◆DEP4IVx7X6
ぁ??さん
ほんと私もそう思います!フィクションですが…華はどこかにいます。きっと日本中か…もしくは関西…大阪?のどこかに(笑)隆弘が『?一緒に暮らそう?』の健二よりいい奴に感じてきて最近焦る作者です(失笑)2005-12-02 13:30:00 -
592:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「いーちーにーさーーんしーーー」「薬?エッチしよやー薬しよやー」
「…悪魔が出てきたん?ごーーろーくー」「あはははははははははははは」恐い…口が勝手にしゃべって笑い出す。心の中に檻が出来てあたしを閉じ込めてる。そんな言葉、隆弘に言わんといて!「あはははははははは!」
「っ…またフラッシュバックかーい!」檻の中から壁に頭をもたげる隆弘が見える。「あはははははははははは」天上を見上げ、笑い続けるあたしじゃないあたし。2005-12-02 13:36:00 -
593:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
立ち上がり笑い続ける。「あははははははは!」あたしが狂ったんじゃない。心はまだ正気。ただ体が…脳みそが…カチコチに凍って、誰かに操られる。自分じゃ動かされへん。
「あはははは…はは…は…」呆然と無表情であたしを見上げる隆弘の目に、もう冗談を言う元気は残ってなかった。
「…は…は…はーよ薬持ってこいやぁぁぁぁぁ!!!!」掃除機のエみたいに細くなった足が、隆弘の顔面を蹴り上げる。
ベシっ!!!2005-12-02 13:43:00 -
594:
イクヨクルヨ
今私の中で華ちゃん頑張ってがいっぱいあります!!!大事な人に出会えた思うなら今どんな恥ずかしい自分でも最後まで頑張ってがあります(>_
2005-12-02 13:44:00 -
595:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
その瞬間だった。 !!!
隆弘があたしの頭を掴みおもいっきり畳みに押さえつけた。グラつき朦朧(もうろう)とする意識の中、初めて箱に入った日にみつけた柱が目に写る。
「絶対連れ戻したるからな…華!」隆弘がなんか言ってる。気持ち悪くなって少し吐いた。白い汁と消化されずに残っていたふた口程の米つぶが、口のまわりにへばりつく。…そのまま目を閉じると、暗い闇の中…ひたすらスカイダイビングみたいに落ち続ける夢をみた。…誰もあたしをつかまえに来てくれたりはしない…。ビューっと風を斬って落ちて行った。2005-12-02 13:52:00 -
596:
作者 ◆DEP4IVx7X6
イクヨクルヨさん☆
ありがとうございます!これはもうテストそっちのけで大幅更新するしかないです?(笑)華をいじめてるのが自分だと思うと複雑な心境ですが…頑張ってる二人をあと少し見守って下さいm(__)m2005-12-02 13:59:00 -
597:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
着地することもなく目が覚める…。
手足が動かない。
視点の合わない目を無理矢理開けると、薄暗い部屋の中、あの柱にもたれかかり下をむいた隆弘がいた。
「…隆弘…寝てるのん?」ゆっくりと上げられた顔は彫刻みたいに、いらない肉がそぎ落とされていた…。「やっと起きたな。丸一日寝てたで」「…そう。」起き上がろうとするものの、なんだか体に巻き付いた毛布が重い。「華、暴れ出したから毛布の上からロープでしばった。ごめん」…あーそーなんや…。「いいよ。」「あと…お前髪の毛むしり出したから腹なぐって気絶さした。」「そう…」2005-12-02 14:06:00 -
598:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ハゲになったらイブモア買ったるから(笑)」声にも表情にも元気がない冗談。もう…この人をこれ以上巻き込む訳にはいかへん。
「…隆弘。ごめん」2005-12-02 14:09:00 -
599:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「あたしもぉ無理やわ。」「…なに言うんやー」溜め息混じりの隆弘の声。「もう無理や。薬止めれんくてもいい。」
狂っても一応は折れなかった心が、ポキリとまっぷたつになった。
「隆弘巻き込みたくないから…」
今更何言ってんのよって自分でも思うセリフ。殴られたらしいミゾオチの痛みがジンジンとわかるようになってくる。2005-12-02 14:15:00 -
600:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「あたし…こんなんで隆弘に好きになってもらえる自信ない…あたし自分に自信ない」かすれ声がなお一層自分を惨めにさせた。
「…ほー(笑)」床に寝転がり隆弘はあたしに背中をむけた。しばらくの沈黙の間、薬をしたい衝動を必死に押さえる。ギシギシガシ…歯ぎしりの音が、また部屋に響いた。2005-12-02 14:19:00 -
601:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「はじめて会った時に…」クルリとこちらを向き、呆れたように少し笑う…本当はもっとニッコリ笑うつもりやったんやろうけど、そんな元気…もう残されているはずもなかった。外からはゴミ収拾車の音楽と、眩しくなっていくものの、どんどん地面に押し込められていく夕日が、ベニヤのすき間というすき間から差し込んだ。
2005-12-02 15:25:00 -
602:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「むっちゃ可愛いやんけーーー…でもダッサぃ制服…愛想ないし。ハマケンくっつけようと必死やし…。」「…」覚えてるよ、黒い人やなって思った。
「軽そうやし、ヒョコヒョコついてくるし…話おもんないし」…だっさいヘルメットに黒のマフラー。
「なんか…愛想いいフリしてるとこがうっとおしかったから、飯食って帰って…二度と会う気はなかってんけど」…あたしも。2005-12-02 15:31:00 -
603:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
コロコロと転がり起き上がると、毛布のロープをほどき始めた。「でもなぁ…」これで終わりなんや。全部。薬も出来て、この寒さや吐き気、頭痛に震え…すべてから開放されて、元の生活に戻れる。
ロープを固く結び過ぎたのか、指にもう力が入らないのか、隆弘はロープをほどくのにだいぶてこずっていた。2005-12-02 15:36:00 -
604:
?
あげ?
2005-12-02 15:38:00 -
605:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…でもな、なんかお前おれにビクビクしててさぁ(笑)」ロープがほどけ、毛布の中に冷たい風が入ってきた。
「うん。」もう泣きすぎて枯れきっていたはずやのに…涙がでる。そう…父さんの花束の時みたいな、熱くてスーっと流れ落ちる感じの涙。
「もー…」言葉に詰まる隆弘。2005-12-02 15:46:00 -
606:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「そんだけで好きになってた(笑)俺ドS!?って自分で笑えた。…いい女のフリしながら、ビクビクしてるんに気付いた時にずきゅんって…(笑)」
「…うん(泣)」
神様…これは告白ですか?それともサヨナラの言葉ですか…2005-12-02 15:52:00 -
607:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ゆっくりと隆弘にささえられながら起き上がる。髪が臭い…息が臭い…体じゅうが臭い。
「ありがとう。ごめんな」一緒に頑張ってくれてありがとう。つかまえてくれてたのに…
手の中からこぼれ落ちていったのはあたしのほう。きっとさっきの夢は…隆弘の掌から、もうつかまえにはこれないところまで落ちていくあたし。2005-12-02 15:57:00 -
608:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
辛い、ほんまに辛い。
薬欲しい…。
でもなんなんやろ…
この後悔の気持ち。檻の中に入れられていたはずのあたしの気持ちは、今熱い涙となって止まらず頬をつたっている。2005-12-02 16:01:00 -
609:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「まだまだ。引き下がるわけにはいかんねん」
「…ぇ…」
グチョグチョになったあたしを隆弘はゆっくり抱きしめた。
「ごめん。やっぱり離すこと出来ひんわ」ボロボロと泣き出す隆弘。もう小学生くらいしかないあたしの体を強く抱きしめる。「あぁーあぁー!」…あたしの遠くなった耳元で大きな声をあげて泣き出す。隆弘だってあたしと同じくらい苦しんでたに違いはない。強く抱きしめてくれた腕も胸板も…体をくっつけるといぜんよりも大分痩せているのがわかった。2005-12-02 16:09:00 -
610:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
反省してます神様。あたしだけでいいでしょ苦しむのは…。この人はなんも悪いことしてないんちゃう?…それとも…好きな人が苦しんでる姿を見てもっと苦しめと…
あたしにそういいたいん?2005-12-02 16:11:00 -
611:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
負けるわけにはいかん…。ここで負けたら、隆弘みたいな人とは二度とめぐりあわれへん。隆弘はまるで薬中がうつったかの様に、しばらく狂い泣きした。2005-12-02 16:16:00 -
612:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
夜になり、隆弘とあたしは真っ暗の箱の中で向かいあわせに座りながら、お互いひとつづつ好きな話をすることにした。隆弘もあたしも落ちのないしょうむない話ばかりを繰り返した…。
野球を止めたくなかったこと、先輩のこと、初恋、好きな服、雑誌、地元、バイト…
ばーちゃんのこと、お母さんの写真を見つけたものの恐くて父さん内緒にしたこと、友達のこと、セックスのこと、ラブレターをもらったこと…2005-12-02 16:22:00 -
613:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「すごいやん、華ラブレターもらったことあんねや」「…すごいか?その子誰にでも告白する子やったから…こ、こんな話…おもももんないやろ?」「ライバルかー…しばきにいかなあかんなぁ」「つつつ…次隆弘の番!」どもっているあたしの頭を優しく撫でながら話すあたしの知らない隆弘の話を、一生懸命聞いた。
2005-12-02 16:28:00 -
614:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
今まで誰も読もうとはしなかったあたしの本を、1ページ1ページ2人でめくる。
最後に覚えているのは、隆弘が堤防で友達と飼ってた野良犬の話…。
多分それが最後…。2005-12-02 16:34:00 -
615:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
もう夢は見なかった…。見たかもしらんけどまったく覚えてない…。家の前を登校する小学生達の声で目を覚ます。深く溜息をつき目をこすると、目ヤニがポロポロと落ちた。
あたしの膝には、ポカンと口を開けた隆弘の寝顔。2005-12-02 16:37:00 -
616:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
一瞬死んでるのかと思い、体を揺する。
「隆弘!隆弘!隆弘!隆弘!隆弘!」
「なにーな…連呼せんでもぼく隆弘ですが(笑)」
「死んでるかと思った。」「うん。腹減って死にそう」目を閉じたまま、固いであろうあたしの膝まくらにしがみつく。2005-12-02 16:41:00 -
617:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…うん。あたしも腹減って死にそう。」2005-12-02 16:42:00 -
618:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
大きな目をぱちりと開け、驚いた顔であたしを見上げる。
「でもいきなりは無理(笑)とりあえずゆず茶飲みたいなぁー」
首を横にかしげておどけるあたしを、これまでにないくらい強く抱きしめ、隆弘はまた泣いた。静かにしんしんと息を殺しながら…。2005-12-02 16:46:00 -
619:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
隆弘がしてくれたみたいに、声を殺して泣き続ける隆弘の頭を何度も何度も優しく撫でた。2005-12-02 16:49:00 -
620:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ガガガガガガガ…二人で重い扉を開けて、そのままお風呂に入った。エクステは髪をむしった時に取れてしまったらしく、真っ黒の長い髪が寂しくなった胸元にかかる。正気に戻るとなんだか今までのことがありえへんくらい恥ずかしくて、お風呂の中での会話はほとんどなかった。まるで酒の勢いで一発やったあとみたいな気恥ずかしさ…。頭も体も別々に洗い、隆弘はすぐ風呂を出た。「ゆっくり入れよ、ドアちょっと開けとくわな」…目も合わさずにそう言って…
2005-12-02 16:55:00 -
621:
◆p.N.KpK04s
泣いた(*´Д`)
2005-12-02 16:55:00 -
622:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
お風呂に入るのが、こんな体力のいることだったとは…(笑)フラフラしながら扉を開ける。体に巻いたバスタオルは、あたしの体を2周していた。
「ゆず茶とみそ汁とお粥!」
「そんなに入るかな…(笑)」2005-12-02 16:58:00 -
623:
作者 ◆DEP4IVx7X6
693さん
ありがとうございますm(__)mもうすぐ終わるので、またじっくり感想聞かせて下さい。2005-12-02 17:00:00 -
624:
森山 ◆DEP4IVx7X6
「なるともラーメンもあるで♪」
「吐くって(笑)」
まだなんとなく信じられへん…。まるで腫瘍がレーザーで焼き消されたみたいに、あたしの中の悪魔は消えてなくなっていた。不思議な感じ。服を着てゆず茶をすすりながら台所の隆弘を見つめる
「なぁ涼子…」2005-12-02 17:04:00 -
625:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「んー?」
オタマなんて持った後ろ姿…なんか笑える。2005-12-02 17:05:00 -
626:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「もしまた薬したなっても、つかまえといたるから…お前も今の自分のこと…しっかりつかまえて、もう離すなよ」
「…うん」2005-12-02 17:08:00 -
627:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
まだ温かいゆず茶のコップを持ったまま、キッチンに立つ隆弘に後ろから抱き着いた。
「なんかカッコイイこと言おうとしても口に出したら意外と普通やな(笑)」
「あたしも前それ思ったことある(笑)」2005-12-02 17:11:00 -
628:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
言葉に出来ない気持ちは言葉にしない方がいいのかもしれない。
「あたし今の自分と隆弘…はなさんように頑張る」
グツグツと煮えるみそ汁を無視して、あたしと隆弘は長くて優しいキスをした。言葉に出来ない思いを、確かめ合うために…。2005-12-02 17:16:00 -
629:
作者 ◆DEP4IVx7X6
―――――――――――――――――――――(完)
2005-12-02 17:18:00 -
631:
◆p.N.KpK04s
リアルで完結して嬉しい(> <)!
ずっと読んでました☆
文才に脱帽です〜!!!2005-12-02 17:26:00 -
632:
名無しさん
お疲れ様です☆最後まで読みました!すっごい良かった!内容もすごぃリァルやし色々伝わってきました。この話し大好きやったから,完結おめでとうやけど終わるのいやって感じです(>_
2005-12-02 17:29:00 -
633:
名無しさん
最後なんで華ぢゃなくて涼子?????
2005-12-02 17:32:00 -
634:
作者 ◆DEP4IVx7X6
703さん☆
ありがとうございますm(__)mなんか700も読んでもらっちゃってすいません(笑)文才ほんとないんです?得に描写が―…。途中で色々考えると薬をテーマにして良かったのか…重くなり過ぎたかな?話題性のあるテーマって逆に難しいな…とか路頭に迷って、大変ですさんの『奉国由美』とかニヤニヤしながら色々読んだりして小説の色について学ばさせていただきました。残り2作は涼子と健二の色を大切にして書きたいと思います。これからも宜しくお願いします。2005-12-02 17:34:00 -
635:
名無しさん
あのなんで涼子なん?あほやから理解でけへん…
2005-12-02 17:37:00 -
636:
名無しさん
すっごぃょかった???
2005-12-02 17:38:00 -
637:
作者 ◆DEP4IVx7X6
705さん☆
ありがとうございます!きっと華もなるともラーメン食べながら喜んでると思います(笑)機会があれば、また二人の続きを書きたいと思いますので、その時はまた覗いてやって下さい☆優しい読者さんばっかりで本当に救われます。どんどん精進して、もっといい作品を作れるように頑張ります!ありがとうございました☆2005-12-02 17:41:00 -
638:
作者 ◆DEP4IVx7X6
…????????
2005-12-02 17:43:00 -
639:
作者 ◆DEP4IVx7X6
706さん708さん☆
…やってしまいました。しかもヤマバで…(泣)打ちながら興奮し過ぎて涼子って書いてしまいました…。今ショックのあまり
『うそーん』ってつぶいてしまいました…?すいません(:_;)おもいっきり作者のポカです…隆弘まったく悪くないです…作者ポカです?ご指摘ありがとうございました!ちょっとそこ、涼子と書いてハナと読む的なのりで…乗り切れませんよね?あー本当に申し訳ないですm(__)m…2005-12-02 17:48:00 -
640:
作者 ◆DEP4IVx7X6
709さん
嬉しいです!ありがとうございますm(__)m今ポカに気付き凹んでいる作者です(笑)走れメロスじゃないですが、感動はいつも頑張ったり、辛かったりしたその向こうに生まれる気がします。これからもテーマは変わっても、そういった感動を大切にした小説を書けるように頑張りたいと思います。また違う作品の感想や指摘などありましたら宜しくお願いします。ありがとうございました!2005-12-02 17:55:00 -
641:
名無しさん
なぁ?んやぁ?ょかった??スッキリしましたぁ?笑。完結おめでと??
2005-12-02 18:43:00 -
642:
作者 ◆DEP4IVx7X6
714さん☆
ほんと申し訳ないですm(__)m?読んでいただいてありがとうございました!o(^-^)o多分他にもポカあると思いますが…これから今以上に気をつけます?完結して安心したんですが、やっぱりダメなところや課題も多々みつかり勉強になりました!また感想やご指摘などありましたら宜しくお願いします☆2005-12-02 18:49:00 -
644:
イクヨクルヨ
完結おめでとぉ〜(=^∇^=)最後のほうわ涙がかってに流れながら読んでました♪♪♪とりあえずお疲れさまです☆あと2つ完結に向かって頑張って下さい☆
2005-12-02 22:38:00 -
645:
ぁ??
主サン?完結本間にォメデトォゃ??ン?今読んだで?この話しゎフィクションゃったヶド?今現在,華?みたぃに薬に苦しんでる人等が多分数えきれん位居とると思ぅン?この苦しさゎ味わった人にしか本間にわからん思ぅヶド?メッチャリァルな小説?に感動?したし?薬の怖さもメッチャ伝わった?感動した?なんし,本間完結?ォメデトォ???良かった?
2005-12-02 23:57:00 -
646:
作者 ◆DEP4IVx7X6
ぁ??さん
ありがとうございます!温かいお言葉を沢山いただき、本当に励みになりました!読者のみなさんあっての小説だなぁとつくづく思いました☆薬は本当に恐いです。『?いまつかまえて?』はフィクションですが、組み込まれた内容は現実の部分が多々あります。今回の反省点などもふまえ頑張っていきたいと思います。ありがとうございました☆2005-12-03 01:51:00 -
648:
ぁぃら
こっちもよかったです?
2005-12-03 16:17:00 -
650:
名無しさん
かかないんですか?
2005-12-03 20:59:00 -
651:
名無しさん
ぃゃぃゃ完結してるゃん?
2005-12-03 21:10:00 -
653:
名無しさん
726さん☆
読んでいただいてありがとうございます。これでこの話は完結です。また感想などありましたら宜しくお願いします。
727さん☆
わざわざありがとうございます。また感想などありましたら宜しくお願いします。2005-12-04 03:02:00 -
654:
作者 ◆DEP4IVx7X6
↑すいません作者です。
2005-12-04 03:04:00 -
656:
名無しさん
完結おめでとぉ ??
めちゃ良かったですっ?2005-12-04 22:46:00 -
657:
あ?
ぁ??サンとはまた別の者です??
この話かなり泣いてしまいました?
はなにゎ共感できたりイラってくるとこもあったケド、ホンマ感動しました??
すごくよかったです?2005-12-06 02:10:00 -
658:
作者 ◆DEP4IVx7X6
734さん
ありがとうございます☆誤字脱字多くてほんとすいませんm(__)m華から何か感じとっていただけたようで嬉しいです。これからも頑張りますのでまた他作品でも感想などありましたら宜しくお願いします。
あ?さん
ありがとうございます★そういっていただけるてすごく嬉しいです(:_;)華は友達を作るのも下手くそだし、友達に恵まれない損な性格だし…って自分で想像してたんですが、その変があんまり上手に書けなくて…主人公のダメさを書くのがこれからの課題で(笑)他作品も感想などあればまた宜しくお願いします。2005-12-06 08:11:00 -
659:
名無しさん
ぁげ☆
2005-12-06 18:11:00 -
662:
作者 ◆DEP4IVx7X6
737さん738さん739さん
ありがとうございます☆また感想などありましたら宜しくお願いします。2005-12-07 18:12:00 -
664:
名無しさん
?
2005-12-08 18:56:00 -
665:
名無しさん
頑張って
2005-12-08 22:47:00 -
666:
作者 ◆DEP4IVx7X6
741さん
ありがとうございます★そう言っていただけると非常に嬉しいです。自分のウリになる部分を延ばしていけたらと思っています!他作も感想などありましたら宜しくお願いします。ありがとうございました。
742さん743さん
ありがとうございます。また感想などありましたら宜しくお願いします。
744さん
ありがとうございます★がんばります!2005-12-09 00:50:00 -
669:
作者 ◆DEP4IVx7X6
746さん747さん
ありがとうございます★また感想などありましたら宜しくお願いします。2005-12-11 16:05:00 -
676:
作者 ◆DEP4IVx7X6
749さん750さん751さん752さん753さん754さん
読んでいただいてありがとうございます。また感想などありましたら宜しくお願いします☆2005-12-13 16:04:00 -
683:
名無しさん
756さん757さん758さん759さん760さん761さん
ありがとうございます☆感想などありましたらまた宜しくお願いします。2005-12-14 13:08:00 -
685:
作者 ◆DEP4IVx7X6
763さん
ありがとうございます☆感想などありましたらまた宜しくお願いします☆2005-12-22 12:07:00 -
686:
名無しさん
?
2005-12-29 11:30:00 -
687:
名無しさん
?
2005-12-29 17:22:00 -
688:
名無しさん
300
2005-12-30 08:40:00 -
690:
作者 ◆DEP4IVx7X6
765さん766さん767さん768さん
書き込みありがとうございます★また感想などありましたら宜しくお願いします★2006-01-06 06:24:00 -
693:
名無しさん
めちゃめちゃ文章上手い?
本出したらいいのに?2006-01-11 00:42:00 -
694:
名無しさん
やなあ♪
2006-01-11 00:47:00 -
698:
名無しさん
7ロロ-
2006-01-22 21:39:00 -
699:
名無しさん
まちがえた(/_;)777
2006-01-22 21:40:00