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雪降る季節
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1:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
「今までありがとう。楽しかったよ」
俺はそんなありきたりな言葉で話を締めくくった。目の前では、三年間一緒に過ごしてきた女が涙をためてうつむいている。2005-12-12 01:46:00 -
89:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
98サン、読んでくれてありがとぅ☆実は今ケータイが壊れてて…;今からできるかぎり更新していきます!!
2006-01-11 18:52:00 -
90:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
他愛もない話をしながら、ひなと一緒に長い階段を登って行く。
「今日友達と遊ぶんやなかったん?」
「んー、なんか急に彼氏と初詣行くことになったらしくて。そしたら、なんかひなもよっくんに逢いたくなっちゃってー」
どこまで本気で言ってるんだろう。ひながわからないよ。だけど疑いつつも、心は踊っていた。2006-01-11 19:04:00 -
91:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
境内は人がいっぱいで、人ごみが苦手な俺はめまいを覚えた。はぐれたらいけないから、と心の中で自分に理由付けしながら、そっとひなの手を握ってみた。ひなは一瞬、驚いたような顔で俺の顔を見たが、微笑んでこの手を握りかえしてくれた。
おみくじの順番待ちも、全然苦痛じゃなかった。いつの間にか、めまいはやんでいた。2006-01-11 19:11:00 -
93:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
おみくじの結果は、俺が中吉、ひなは凶だった。
「えー…恋愛運は波乱あり、だってぇ」
落ち込むひなに、「こんなの当たらないよ」と慰めても、ひなはしゅんとしたままだ。
「ひな、そのおみくじ枝にくくっときなよ。そしたら、神様がその凶をひなの代わりに背負ってくれるんやで」
「…いいよ、自分で持っとく」2006-01-11 19:30:00 -
94:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
「えっ、なんで?」
「だって、苦難を人に押しつけてたらいつまでたっても自分が成長できひんやろ!!それに……」
「ん?何?」
「…神様なんて、いないから」2006-01-11 19:35:00 -
95:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
そう言ってひなは下を向いて笑った。その笑顔は、いつもの可愛らしいものではなく、卑屈っぽくて、何か冷たかった。俺はゾクッとして、思わず目をそらした。
「…お参りしよっか」
そう言って俺の方を見た顔は、もういつもどおりのひなだった。
だけど、俺も同感だよ。神様なんて、いないと思う。2006-01-11 19:56:00 -
96:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
お参りの順番を待ちながら、俺は自分のおみくじを見ていた。
◆恋愛運:待ち人来たる◆
ひなにこれを見せると、「ねぇよっくん、これってまさにうちのことちゃうん!?」と一人ではしゃいでいた。2006-01-11 20:44:00 -
97:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
その時俺は呆れたように「何言ってんねん」と聞き流すふりをしたけど、本当は確信していたんだ。これはひなのことだって。
賽銭箱の前に立ち、二人で手を合わす。ひなは何かをお願いしてるんだろうか。神様なんているわけないよ。だけどもし、もしいるとしたら、どうかこれからもずっと、ひなのそばにいさせてください…。2006-01-11 20:52:00 -
98:
???
頑張って?
2006-01-14 23:10:00