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幸せの色。

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  • 1:

    ◆ObanGQEW7M

    10月―ミナミ
    寒い、昨日までとは打って変わって寒い。
    アキは自転車で店まで向かっていた。
    アキの家から、アキがレギュラーで勤めているキャバまでは自転車で10分くらいだった。

    2005-11-02 04:59:00
  • 71:

    ◆ObanGQEW7M

    春先も、真夏も、秋空も、冬の寒い時も、カズヤと一緒だった。先なんて考えた事なかったケド、漠然とずっと一緒だと思っていた。

    2005-11-03 02:17:00
  • 72:

    名無しさん

    2005-11-03 04:27:00
  • 73:

    ◆ObanGQEW7M

    アキが感傷にひたっていると、いつのまにかヒカリサンが店前にタクシーを用意していた。
    ヒカリサンとマサキが何か話した後、マサキはアキを抱え上げた。
    「大丈夫か?タクシー乗ってヒカリんち行こか」

    2005-11-06 15:30:00
  • 74:

    ◆ObanGQEW7M

    持ち上げられた瞬間、アキは叫んだ
    「やだやだ!吐いちゃう!」
    マサキは慌ててアキをソファに下ろした。
    「まだ吐けそぉか?トイレ行く?」

    2005-11-06 15:33:00
  • 75:

    ◆ObanGQEW7M

    アキは首を横に振った。
    「吐けない…」
    「はぁ!?」
    「動かされると吐きそうに気持ち悪い。今すっごく寝れそうやで寝る。」
    「寝るってお前、ヒカリは?」

    2005-11-06 15:35:00
  • 76:

    ◆ObanGQEW7M

    「寝て起きたらスッキリするから、起きたら自分で帰ります。」
    「帰ります、ってお前…どこ帰んねん。」
    「……。」

    2005-11-06 15:37:00
  • 77:

    ◆ObanGQEW7M

    「…分かったよ。ここで寝とき。」
    マサキはアキの頭を軽くなでて、ヒカリサンを送りに行った。
    「じゃあ、お昼頃にまた来るね。一応アキチャンも女の子だし2人きりにするのは心配だけど、あの状態なら何もないでしょ…」
    ヒカリサンは待たせていたタクシーに乗って帰った。

    2005-11-06 15:40:00
  • 78:

    ◆ObanGQEW7M

    ヒカリサンを見送ったマサキは店の中に戻ってくると、ガラステーブルをアキの寝ていたソファの隣にくっつけて、横になった。
    「えっ…寝にくくない?てゆうか別に隣こなくて良いし。」

    2005-11-06 15:44:00
  • 79:

    ◆ObanGQEW7M

    「お前冷たいなぁ」
    マサキは低く言いながらアキに腕枕しようとした。
    「ちょ、良いってば。」
    アキがそれを避けて起き上がった。
    「なんやねんッッ」

    2005-11-06 15:47:00
  • 80:

    ◆ObanGQEW7M

    アキが冗談っぽくキツく怒った。
    「なんやねんじゃなく。こっちおいで。」
    アキにはマサキの行動の意味が良く分からなかったが、強く言われたのと寂しさも手伝い、素直に言葉に従った。

    2005-11-06 15:49:00
  • 81:

    ◆ObanGQEW7M

    アキはマサキと向かい合わせになるように寝転がった。
    「あったかい…。腕枕なんて、どんくらいぶりやろ…。」
    アキがぽつりぽつりと話すと、アキの背中にまわされてたマサキの腕にキュウっと力が入った。

    2005-11-06 15:56:00
  • 82:

    ◆ObanGQEW7M

    「ん〜…?」
    アキは眠れそうなままの、うつろな意識でマサキを見上げた。
    マサキと目が合う。
    1秒、
    2秒、
    3秒、

    2005-11-06 15:58:00
  • 83:

    ◆ObanGQEW7M



    3秒、

    2005-11-06 15:59:00
  • 84:

    ◆ObanGQEW7M

    マサキは何も言わずアキにキスした。
    アキの背中にまわされてた手は、いつのまにかアキの頭を押さえていて、キスは深くなっていく。
    「ちょッッ!」
    アキがマサキの顔を手で押した。

    2005-11-06 16:02:00
  • 85:

    ◆ObanGQEW7M

    アキがマサキを避けようと起き上がった。
    「…。」
    マサキも何も言わず起き上がり、またアキにキスをしようとした。
    「いや、ほんまに何やねん。」

    2005-11-06 16:04:00
  • 86:

    ◆ObanGQEW7M

    アキが顔を背けるとマサキは無言のまま、アキを抱き締めた。
    店内に無言の重い空気が流れる。
    「…イヤ?」
    先にしゃべったのはマサキだった。

    2005-11-06 16:06:00
  • 87:

    ◆ObanGQEW7M

    「いや、イヤとかじゃなく…」
    「じゃあ何?」
    まだお酒の抜けない頭で一生懸命マサキを理解しようとしたがアキには、この流れが良くない流れという事しか理解できなかった。

    2005-11-06 16:08:00
  • 88:

    ◆ObanGQEW7M

    「イヤってゆうか、ダメ。」
    「ダメ?」
    「ダメ!」
    「ダメ…」
    駄目と言う言葉を知らないハズがないのにマサキはダメと言うアキを無視してソファにアキを抱き締めたまま倒れこんだ。

    2005-11-06 16:11:00
  • 89:

    ◆ObanGQEW7M

    「イヤなん?」
    「イヤじゃないけど…」
    「イヤじゃないんや」
    マサキはアキを押さえてキスを続けた。
    「イヤじゃないけどダメ!」

    2005-11-06 16:14:00
  • 90:

    ◆ObanGQEW7M

    アキがいくら力を込めてマサキをどかそうとしても、マサキの力には勝てなかった。
    マサキのキスはエスカレートしていき、マサキの手はアキのスカートの中に入っていった。

    2005-11-06 16:17:00
  • 91:

    ◆ObanGQEW7M

    「ちょッッ、ほんまに……」
    「イヤじゃないんやろ?」
    マサキはアキの胸元にキスしながら言った。
    カズヤともご無沙汰だったアキの体は正直に反応して、アキは力が入らなくなった。

    2005-11-06 16:20:00
  • 92:

    ◆ObanGQEW7M

    「ダメ…ほんまに止めてッッ」
    アキが何を言ってもマサキは止めようとしなかった。
    アキは流されて、マサキとヤッてしまった。

    2005-11-06 16:23:00
  • 93:

    ◆ObanGQEW7M

    「最悪や…」
    アキはタバコに火を点けてつぶやいた。
    「何が最悪なん?」
    マサキもアキの隣でタバコに火を点けた。

    2005-11-06 16:24:00
  • 94:

    ◆ObanGQEW7M

    「最悪やん…彼氏と別れて酔った勢いで、こんな事して…」
    アキはため息をついた。
    「…オレは愛のないセックスはせぇへんで!」
    マサキは明るく言って水を飲んだ。

    2005-11-06 16:27:00
  • 95:

    ◆ObanGQEW7M

    アキはフッと笑って
    「愛って。会って2回目でウチらのどこに愛があんねん。」
    とつぶやいた。
    マサキはちょっと不機嫌な顔をした。

    2005-11-06 16:29:00
  • 96:

    ◆ObanGQEW7M

    「そぉやけど。スキじゃなかったら立つモンも立てへんし、そもそもゲロ臭いのにチュー出来ひんで。」
    「…じゃあアキの事スキなん?」
    「…それはまだ分からへんけど」

    2005-11-06 16:31:00
  • 97:

    ◆ObanGQEW7M

    「スキじゃないんやん…」
    アキはちょっとガッカリした。マサキの事は嫌いじゃないし、むしろ性格的に合うし好きだ。
    でも傷心の酔っている子とノリでヤッてしまう様な人はやっぱり嫌。

    2005-11-06 16:35:00
  • 98:

    ◆ObanGQEW7M

    「目ぇ覚めたし、帰るわ。」
    アキは、ごめんね、と言い帰った。

    2005-11-06 16:36:00
  • 99:

    ◆ObanGQEW7M

    すでに昼の12時をすぎていて、カズヤは仕事に行っていた。
    部屋に戻ると、猫が甘えてきた。
    猫砂も変えてあるし、エサも足してある。

    2005-11-06 16:38:00
  • 100:

    ◆ObanGQEW7M

    「普通に出来るじゃん」
    アキは着替えて布団に潜った。
    マサキにメールをしとこう。
    アキは携帯をとった。

    2005-11-06 16:40:00
  • 101:

    ◆ObanGQEW7M

    瞬間、携帯が鳴る。

    ━カズヤ━

    「はい?」

    2005-11-06 16:41:00
  • 102:

    ◆ObanGQEW7M

    「あーもしもし?部屋なんやけどさぁ、オレすぐに寮入れんし、しばらくそこ住みたいねんけど。」
    この部屋は一応アキ名義だ。
    「いいけど…。」

    2005-11-06 16:43:00
  • 103:

    ◆ObanGQEW7M

    「アキ、新しい男とかいてないの?」
    「えっ?いてないけど…」
    「え〜、じゃあどうする?オレと住むのは無理やろ?」
    「えっ、うん…考えとく」

    2005-11-06 16:45:00
  • 104:

    ◆ObanGQEW7M

    カズヤは別人の様に冷たく用件だけ告げ電話を切った。
    もう、今は何も考えたくない……。
    ともかく、マサキにメールしよう。

    2005-11-06 16:47:00
  • 105:

    ◆ObanGQEW7M

    でも何を打って良いか…
    アキが悩んでいると、メールがきた。
    マサキからだった。
    [さっきは何かごめん。]

    2005-11-06 16:49:00
  • 106:

    ◆ObanGQEW7M

    [こっちこそごめん。ただ、傷心だからとか、酔った勢いとかでエッチするのは嫌やったから…]
    アキは思った事をそのまま打った。

    2005-11-06 16:54:00
  • 107:

    名無しさん

    ?

    2005-11-08 22:24:00
  • 108:

    名無しさん

    2005-11-09 05:24:00
  • 109:

    名無しさん

    かかんの?

    2005-11-11 10:27:00
  • 110:

    名無しさん

    もう書くん止めたん?

    2005-11-12 18:44:00
  • 111:

    ◆ObanGQEW7M

    あげてくれてありがとうございますッッ?
    バタバタしてて書けませんでした??
    読んでる人がいるなんてビックリです?

    2005-11-13 01:22:00
  • 112:

    ◆ObanGQEW7M

    『さっきも言ったけどオレはそんなんじゃエッチせぇへんから……』
    マサキからはすぐ返事が来た。
    アキから見て、マサキは一般的に言う男前なんやろなって感じだ。

    2005-11-13 05:57:00
  • 113:

    ◆ObanGQEW7M

    だからこそ『愛がある』なんて言うなら、お酒が入ってる時にエッチなんてしたくなかった。
    そんな人じゃないと言われても、そんな人に見えてしまう。

    2005-11-13 06:03:00
  • 114:

    ◆ObanGQEW7M

    アキは、その話をヒカリサンには話せなかった。
    ヒカリサンに軽い子だと思われたくなかったから。
    マサキの事は好きになっちゃダメだ…。

    2005-11-13 06:05:00
  • 115:

    ◆ObanGQEW7M

    その日、アキは店を休んだ。
    怠くてダルくて、客も呼べないしフリーで愛想笑いも出来ない。
    部屋で、ボーっとしていると携帯が鳴った。

    2005-11-13 06:08:00
  • 116:

    ◆ObanGQEW7M

    ━━マサキ━━
    着信はマサキだった。
    「なんやろ…」
    慌てて出る。
    『おはよ。』

    2005-11-13 06:10:00
  • 117:

    ◆ObanGQEW7M

    「おはよ。どしたん?」
    『別に…何してるん?』
    「引きこもり。笑」
    『カビ生えんでぇ〜!出てきぃや。』

    2005-11-13 06:11:00
  • 118:

    ◆ObanGQEW7M

    「えっ…?」
    『出てきぃや。暇やねん。このまま部屋おっても彼氏帰ってくるんやろ?』
    「あっ、うん……」

    2005-11-13 06:13:00
  • 119:

    ◆ObanGQEW7M

    なんだかよく分からないまま、アキは気付いたらマサキの店に来ていた。
    見慣れた店内に入ると、昨日の事がフラッシュバックして、ちょっと恥ずかしい。

    2005-11-13 06:15:00
  • 120:

    ◆ObanGQEW7M

    「今日はベッピンやん」
    バチバチにメイクをしているアキを見て、マサキは無邪気に笑った。
    店内にはアキ以外に客はいなかった。
    「ほんまに暇そぉやな。」

    2005-11-13 06:17:00
  • 121:

    ◆ObanGQEW7M

    「彼氏とどぉなったん?」
    アキは、お昼にカズヤがしてきた部屋の話をした。
    「最低やなぁ、ってか……アキはそれで良いん?」

    2005-11-13 06:19:00
  • 122:

    ◆ObanGQEW7M

    「良くないけど…可哀相かなって。アキが満喫とかで時間潰そっかなぁ…」
    「はぁ?アキの部屋なのに?」
    「だってあっちお金ないし…」

    2005-11-13 06:21:00
  • 123:

    ◆ObanGQEW7M

    マサキは不思議なものを見るような顔でアキを見ていた。
    その時、アキの携帯がアキを呼んだ。
    着信はカズヤだった。

    2005-11-13 06:22:00
  • 124:

    ◆ObanGQEW7M

    電話出たくないな…。
    幸いマナーモードだったのでバッグの中に入れたまま、ほぉっておいた。
    10分、20分。

    2005-11-13 06:23:00
  • 125:

    ◆ObanGQEW7M

    携帯は、着信の度に、すぐ留守番電話になるので、すぐに切れたが10分たっても20分たっても一定の感覚でバイブし続けていた。
    「しつこ…」

    2005-11-13 06:25:00
  • 126:

    ◆ObanGQEW7M

    携帯を見ると、
    不在着信━23件
    新着メール ━8件
    「!?」
    慌てて携帯を確認する。

    2005-11-13 06:27:00
  • 127:

    ◆ObanGQEW7M

    着信、メール全てカズヤだった。
    しかもメールの内容からすると、電話に出ない事に怒っている。
    アキは怖くなって、店内を出てカズヤにコールバックした。

    2005-11-13 06:28:00
  • 128:

    名無しさん

    2005-11-13 07:37:00
  • 129:

    名無しさん

    しおり?読んでまぁす?

    2005-11-13 07:57:00
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