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幸せになれますか…

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  • 1:

    とも ◆cup1R.AET2

    今、妊娠4ヶ月…これから幸せになれますか?幸せになってもイイですか?大きな幸せはいらない…小さくてイイ。ただ幸せになりたい…

    2005-11-27 15:04:00
  • 2:

    とも ◆cup1R.AET2

    14歳−家に居るのも学校に行くのも嫌で家を飛び出した。これから予想もつかない出来事が続くことなんか知らずミナミに向かった。友達と2人どこに行く宛もなく頼る人もいなく何も考えずボォーと過ごした。

    2005-11-27 15:11:00
  • 3:

    とも ◆cup1R.AET2

    夜になりスーツ姿の人や綺麗に着飾った人や様々な人がいる。少し怖くなった…その半面、初めての体験ばかりで楽しさもあった。ブラブラ歩いてると家出してる女の子や男の子と知り合う。同じ境遇の中で親しくなるにも時間はかからなかった。

    2005-11-27 15:15:00
  • 4:

    とも ◆cup1R.AET2

    色々な地域から出てきてたり遠い県から出てきたりしてる子達…家出の理由はみんな似たような事。一緒に家出した友達は補導され帰った。寂しかったけど1人ぢゃないから心細くはなかった。毎日寝る場所は違う。外や24時間営業の店で寝る時もあった。

    2005-11-27 15:22:00
  • 5:

    とも ◆cup1R.AET2

    家出して一週間経った頃1人でミナミを歩いてるとスーツをきた若い男の人に声をかけられた。「何歳?家出?仕事せぇへん?」怖かった…何も分からない。ただ首を横に振った。すると財布から一万を出し「昼やからって繁華街には色々あるから気を付けよ。足しにはならんかもしれんけど、これでご飯でも食べ」って鞄にお金を入れて立ち去って行った。

    2005-11-27 15:31:00
  • 6:

    とも ◆cup1R.AET2

    唖然として数分その場から動けなかった。友達と合流して夜まで時間を潰した。ミナミで知り合った女の子達は収入がないから援助交際。男の子達はオヤジ狩りなどをしていた。夜になり友達は援助するため三時間後にまた待ち合わせをした。

    2005-11-27 15:37:00
  • 7:

    とも ◆cup1R.AET2

    その間、ミナミでみんなが集合する場所があった。いつ行っても誰か1人は必ず居てるから安心できた。そこに向かうため道頓堀を歩いてるとスーツをきた男2人に囲まれた。見上げると昼間の人と知らない若い人…

    2005-11-27 15:43:00
  • 8:

    とも ◆cup1R.AET2

    「また会ったな。危ないで。あれから飯食った?」と聞かれまた横に首をふる。またその人は口が開く。「昼間言うてた子やで。似てるやろ?」と笑いながら横にいる男の人に喋る。その人も笑いながら「雰囲気やな」と答える。−意味が分からない…

    2005-11-27 15:48:00
  • 9:

    とも ◆cup1R.AET2

    そのまま立ち去ろうと歩きだした時、昼間の人に手を引っ張られラーメン屋さんに連れて行かれた。何が起こってるか理解できない、ともにゆっくり話をしてくれた。昼間の人はキャバクラの雇われ店長・横にいる人はボーイの隼人くん。さっき話をしながら笑ってたのは隼人くんの家出した妹に雰囲気が似ているとのこと。

    2005-11-27 15:54:00
  • 10:

    とも ◆cup1R.AET2

    話を聞いてるだけでどんな妹か知らない。分かったことは人見知りが激しく警戒心が強い・知らない人には喋らず首を縦か横に振り会話をする子。隼人くんは妹が可愛くて家出して連絡が取れないから心配していると話しながら財布に貼ってるプリクラを見せてくれた。

    2005-11-27 16:01:00
  • 11:

    とも ◆cup1R.AET2

    (どこか冷めてそうな感じ…)と思いながら注文してくれたラーメンを食べていた。すると店長が「昼間見た時この鋭い目つきが似てる思ってなぁ〜」と笑いながら話す。ラーメンを食べ終え昼間渡された一万を返し店を出ようとした時「店オープンしたけどまだ暇やし同年代の子ばっかりやし外危ないし時間くるまで店おり」と言ってくれた。

    2005-11-27 16:10:00
  • 12:

    とも ◆cup1R.AET2

    ともの中でキャバクラとは未知の世界でいやらしい想像でしかなかった。警戒しながら首を横に振り返事をした。隼人くんは「変な店とか思ってるやろ〜怖ないで。行って無理と思ったら警察でも呼んでいいし財布と携帯預けるし安心しぃ」と言う。

    2005-11-27 16:17:00
  • 13:

    とも ◆cup1R.AET2

    「分かった…」と初めて口で返事をした。店長は笑いながら良く出来ました!と褒めてくれた。3人で道頓堀を抜け宗右衛門町を歩く。すると怪しげなビル前に到着−エレベーターで3階へ。ドアを開け奥へ付いて行く。1人お客さんが居て周りに数人の女の子が楽しそうに話している。

    2005-11-27 16:30:00
  • 14:

    とも ◆cup1R.AET2

    お酒を飲みながら酔っぱらいの客はチップ〜延長〜と言いながら女の子にお金を渡してる。渡してるというより配っているっていうほうが正しいかもしれない。ボックス席に座り口をぽかぁ〜んと開けながら夢中でその席を見ていた。

    2005-11-27 16:34:00
  • 15:

    とも ◆cup1R.AET2

    隼人くんがジュースを持って前に座り口を開く「これ飲み。あのぉ〜怖くなかったら財布と携帯返して下さい」と…すっかり忘れていた財布と携帯を返しまたあの席を眺めていた。1人女の子が席にあったフルーツを小皿に添えそれを持ってきてくれた。

    2005-11-27 17:14:00
  • 16:

    とも ◆cup1R.AET2

    「スカウトされたん?何歳?私16。タメぐらいやろ?これ食べなぁ」って言うてくれた。ニッコリ優しく微笑んでくれる彼女に「ありがと。14です」と答えた。前にいた隼人くんは大きい声で「嘘やろぉー」と一言叫び周りも人達もビックリしていた。

    2005-11-27 22:03:00
  • 17:

    とも ◆cup1R.AET2

    それから女の子と話が盛り上がり店長やボーイ達と打ち解けていた。16の女の子3人組は地元が同じで家出をし、この店で働き店泊をしていた。(仕事しないと金ないしなぁ〜)と思い明日から働くと伝え待ち合わせしていた友達の元へ行った。

    2005-11-27 22:10:00
  • 18:

    とも ◆cup1R.AET2

    友達に伝えると顔色を変え誰かに電話をしだした。何か嫌な予感はしたけど深く考えず店の話を続けた。何分か経った頃、友達の電話が鳴りすぐ行くと伝え一緒に喫茶店を出た。どこに向かってるか分からない━ホテル街を抜け人通りがほとんどない橋。周りは浮浪者がダンボールを敷き眠っている。

    2005-11-27 22:18:00
  • 19:

    とも ◆cup1R.AET2

    目の前には男3人と女2人。みんなミナミで最初に知り合った家出仲間。一緒にきた子に「よぉ〜その年でキャバ行こ思ってんな。みんな援助してんねんから、お前も行け。年下やからって可愛がってたけど無理や。タイマンはれや」って血相を変え怒ってる?

    2005-11-27 22:25:00
  • 20:

    とも ◆cup1R.AET2

    まだ状況を掴めず周りを眺めていると急に━ドスッ━男3人のうち2人に蹴られ倒れ込んだ。男の力にはかなわない。それでも蹴られたことに怒りを覚え女とタイマンはるのを受けた。でも女が倒れると男が入って殴る・蹴るを繰り返される。1時間ほど経っただろう…年上の1人の男が「もういいやろ」と言った。その言葉でやっと解放された。

    2005-11-27 22:34:00
  • 21:

    とも ◆cup1R.AET2

    橋の上には倒れている女1人と残され、みんな何処かへ行った。最後に1人の男が「裏切りはでかい。暗黙のルールゆうのを分かってたら良かったな」って耳元で言い去って行った。(そんなにキャバはアカンの?みんなと一緒に援助しな許されへんことなん?)そう思いながらも重い体を起こし歩いた。

    2005-11-27 22:39:00
  • 22:

    とも ◆cup1R.AET2

    コンビニに入りトイレを借りた。もう外は明け方…鏡をのぞき込むと少し腫れている。顔はマシやけど体中が痛く動くのも精一杯。トイレから出てコンビニを出ようとすると店員さんに「大丈夫ですか?警察呼びましょか?救急車にしますか?」と聞かれた。

    2005-11-27 22:44:00
  • 23:

    とも ◆cup1R.AET2

    親切な店員さんに首を横に振りコンビニを出た。出たとこには、また違う家出仲間がいた。ビックリして何があったか聞かれたが、もう人は信用しない・友達なんかいらん・仲間もウンザリ…そう思ったから口を開かなかった。まだ幼かった純粋だった心に深い傷がひとつ付く。

    2005-11-27 22:50:00
  • 24:

    とも ◆cup1R.AET2

    黙ってたら1人の男の子が深い溜め息をし、おんぶをしてくれた。もう1人の女の子は大丈夫?と後ろから背中をさすりながら歩いた。いつもの24時間の店に着き女の子が周りを確かめ「おらんから大丈夫やで」って言い大好きなオレンジジュースを買ってきてくれた。

    2005-11-27 22:55:00
  • 25:

    とも ◆cup1R.AET2

    2人は何があったか深くは聞いてこなかったがだいたいの予想はついてたみたい。そんな会話を聞き後ろの席に居た知らないお兄さん2人が消毒と湿布と包帯を買ってきてくれ渡された。一緒にいた女の子がお礼を言い手当てをしてくれた。

    2005-11-27 23:00:00
  • 26:

    とも ◆cup1R.AET2

    手当てが終わるとお兄さん達が話しかけてきた。怪しげな人と普通の人。四人で盛り上がり1人ぽつんと傷を眺めてると普通の人が「誰にやられたん?やり返したろか。そんな体ぢゃしんどいやろ。どっか部屋取ったるから女2人で休み」と言ってくれた。

    2005-11-27 23:07:00
  • 27:

    とも ◆cup1R.AET2

    首を強く横に振り続けたが無理矢理連れて行かれホテルの部屋を取ってくれ女2人泊まることになった。その日ぐっすり眠り目が覚めると部屋には1人やった…枕元に置き手紙があった。[あいつ等に言われたんやろ?電話あって呼ばれたから先に出るな。援助なんかしたらあかんで。絶対後悔するから]と書いてた。それを見て急に涙が出てきた。ともにも心配してくれる仲間がまだいてた。

    2005-11-27 23:19:00
  • 28:

    とも ◆cup1R.AET2

    お風呂に入り約束していたキャバクラに電話をし店長に大まかに理由を話して出勤する日を待ってもらった。話してる間にフロントから電話と言われ店長との電話を切り誰か分からないまま電話を繋げてもらった。今日の朝のお兄さんからだ。ホテル下にいるから食事に行こうと誘われ、お礼も言わなくちゃいけないしお腹も空いてたし荷物を持ってホテルを出た。

    2005-11-27 23:26:00
  • 29:

    とも ◆cup1R.AET2

    2人でいると思ってたらしく怪しげな人も一緒だった。朝のお礼を言いご飯を食べながら色々と話をした。途中で怪しげな人は仕事みたいで消えていった。相手の人は矢野と名乗る10歳上の人。知ってるのはただそれだけ。こっちも名前と年だけ伝えた。

    2005-11-27 23:31:00
  • 30:

    とも ◆cup1R.AET2

    帰り車でミナミまで送ってもらい降りようとした時、矢野は「落ち着くまで側にいさせて。そんな体で心配や」と言われた…大人はせこい。純粋な心にまた傷を付ける。そんな事も疑わず矢野と付き合いを始めた。名前と年しか知らない彼…ともにとって初めての彼…

    2005-11-27 23:37:00
  • 31:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼とは毎日一緒。寝るのもホテル泊まり。服も毎日買ってくれる。仕事には行かない。そのくせ財布の中は分厚い。たまに夜、仕事と言って1人ホテルに泊まる日もあった。そんな時は決まって三万を渡してくる。小遣いだ。ともがまだ眠っている昼どこかに行っている。戻ってくると、ちょっとドライブ行ってたと言う。バレバレな嘘…

    2005-11-27 23:44:00
  • 32:

    とも ◆cup1R.AET2

    ある日、矢野に聞いた…最初は嘘に嘘を積み重ねてたけど真剣な顔をして「実はヤクザしてる。黙ってて悪かったな」と言う。別に職を聞いたから驚かない。家出する前から身近なとこに居たから。矢野に好きとか恋愛感情はない。ともにすれば付き合うって事すら分からないから。

    2005-11-27 23:49:00
  • 33:

    とも ◆cup1R.AET2

    でも今ともが頼れるのは矢野しかいない。矢野もそれを知っている。それから事務所の当番の日はちゃんと言うてから行く。ある日、当番から帰ってこない。何日経っても連絡がない。電話しても出ないし諦めた時ケータイが鳴った。画面を見ると下四桁が1234。警察だ!何も悪いことしてない。してても家出だけ…そう思いながら電話にでた。

    2005-11-28 00:08:00
  • 34:

    とも ◆cup1R.AET2

    結構話したと思う。あまり覚えていない。覚えているのは矢野が捕まった・他県に妻子がいた・ともに面会希望をしている・来るまで黙秘を続けると矢野が言うている・との事…妻子!!?捕まったことよりも妻子持ちとゆうのに驚きを隠せなかった。

    2005-11-28 00:14:00
  • 35:

    とも ◆cup1R.AET2

    恋愛感情はないと言っても毎日一緒にいた人。心を開き頼りにしていた人。また裏切り…次は彼からの。妻子とゆうのにショックを受けた。矢野に惹かれていってたんだろう。初めての彼は妻子持ち…初めての彼は捕まった。

    2005-11-28 00:19:00
  • 36:

    とも ◆cup1R.AET2

    何をして捕まったかなんて知らない。どうでもいい。また矢野のことで連絡があるかもしれない…携帯処分しよ。新しいプリケーを買い頼れる相手がいないから店長に電話をした。事情を話し会うことになった。

    2005-11-28 00:22:00
  • 37:

    とも ◆cup1R.AET2

    店長は頷きながら話を聞いてくれる。最後に「良く頑張ったな。泣きたい時はいっぱい泣き。泣いた後は心が晴れる。14の子にはキツイ仕事かも知らん。この業界は大人のせこさや汚いとこを見てしまう、それをうまく利用できたらいいけど出来へん時はまた傷付くから仕事する、せぇへんはちゃんと考えて決断しぃ。行くとこないし店におったらいいから」と言うてくれた。

    2005-11-28 00:33:00
  • 38:

    とも ◆cup1R.AET2

    ともの中でもう決まっていた。大人に裏切られても、もう裏切られたから平気。人は信用しない。自分だけ信用しとけば誰も傷つかない。店長にお願いします。とだけ伝えた。━今日からキャバ嬢━不安な気持ちを抱え仕事の手順を教えてもらった。

    2005-11-28 07:02:00
  • 39:

    とも ◆cup1R.AET2

    初日の仕事━オープン前に店の女の子がお化粧をしてくれた。髪の毛をセットしてくれた。服を選んでくれた。人形状態だったけど何もかもが嬉しかった。オープンして少し経った時キャッチとゆうものをしに外に出た。「1時間どうですかぁ〜?」と違う店の女の子がたくさんキャッチをしていた。

    2005-11-28 07:06:00
  • 40:

    とも ◆cup1R.AET2

    その場にしゃがみ込み人の流れを見ていた。するとスーツ姿のおじさんが立ち止まり暖かいココアをくれ「何てゆう店?寒いし一緒に行こうか」と言ってくれた。ありがとう。と言いボーイに伝え店に向かった。初めての指名客。嬉しかった。

    2005-11-28 07:22:00
  • 41:

    とも ◆cup1R.AET2

    店に着き水割りを作り会話をした。普段人見知りが激しいのに良く喋れた。何歳?と問いかけに笑顔で18と答える。生年月日と干支を聞かれてもすんなり答える。だって店でアホみたいに頭に叩きつけられたから。ともには誕生日が2回もある。真実と嘘の…

    2005-11-28 07:26:00
  • 42:

    とも ◆cup1R.AET2

    おじさんは田中さんと名乗る人。田中さんは色々な話しをしてくれた。ボトルもキープしてくれ、それから2週間に1度店にきてくれるようになった。仕事にもようやく慣れた頃ひっかけ橋で山下さんとゆう1人のおじさんと出会う。

    2005-11-28 07:30:00
  • 43:

    とも ◆cup1R.AET2

    山下さんは家出少女達と仲良し。ともとタメの娘がいてたが赤ちゃんのころ離婚をし会っていないと話してくれた。だから家出少女を見ると自分の娘と例え心配で声をかけ家に帰れと説教をする。こんな変な出会いをした山下さんと長い付き合いになると思ってもなかった。

    2005-11-28 07:35:00
  • 44:

    とも ◆cup1R.AET2

    仕事も順調で平凡な毎日が過ぎていく。ミナミを歩くのも、もう抵抗はない。だいたい、いつも同じ顔ぶれの同業者。仕事が終わりコンビニ行った時、運悪くも財布を忘れた時があった。困っていたら並んでた人が一緒で!と言い払ってくれた。

    2005-11-28 07:40:00
  • 45:

    とも ◆cup1R.AET2

    お金持ってくるからと言い店に戻り財布を持ちコンビニ前に戻った。その人は笑って「いいよ。少し喋ろ」と言いコンビニ横の階段に座り話した。優しそうな感じの人で20歳の翔と言っていた。建築の仕事しながらたまに夜は先輩の店を手伝い今日も手伝いが終わったとこだった。

    2005-11-28 07:48:00
  • 46:

    とも ◆cup1R.AET2

    翔と知り合い手伝いがあった日は仕事後に待ち合わせをしてご飯を食べに行く仲になってた。ともはこの少し前からシンナ−とゆうものにハマり仕事も休みがちだった。きっかけは好奇心から…店の女の子に分けてもらい仕事行く日は前日から吸わない。でも周りには匂いでバレてた。

    2005-11-28 07:53:00
  • 47:

    とも ◆cup1R.AET2

    翔はたまに怖い顔つきになる。でも彼は気付いていない。ご飯を食べに行く日、車できた時があった。何も考えず乗り込んだ。普通の会話をしながら急に「シンナ−はあかんで。やめれるか?」と聞かれた。黙ってると怖い顔つきになり「次したら車でひくで」と言われた…あの顔つきが真剣で怖くて「やめる」とだけ言うといつもの翔に戻った。

    2005-11-28 08:00:00
  • 48:

    とも ◆cup1R.AET2

    何事もなかったようにご飯を終え送ってもらってる時、翔の家に着いた。1人暮らしの部屋…翔はジュースを持って「店で寝泊まりもしんどいやろ。ここで良かったら好きに使っていいから」と笑顔で言う。翔のこの言葉で甘えるようになった。

    2005-11-28 08:04:00
  • 49:

    とも ◆cup1R.AET2

    そうと決まれば荷物を運び店長に伝え翔と同居が始まった。朝早くから仕事に行き帰ってきたら、ご飯を作ってくれる。掃除も洗濯もしてくれる。ともはただ仕事に行って帰ってきて寝るだけ。翔がしてくれるからその行為に甘えてた。何日か続いた時に翔から「付き合おかぁ〜」と花束を抱え帰ってきた。

    2005-11-28 08:10:00
  • 50:

    ぇりな

    頑張れェ??
    ぇりなも家出してたトキぁってめちゃ似てるンょ??応援してまぁ??

    2005-11-28 08:10:00
  • 51:

    とも ◆cup1R.AET2

    優しい翔にすっかり甘えてたのもあり答えは考える間もなくウンと返事をした。前みたいに不倫は嫌…そう思うと束縛していた。でも優しくて言うた通りに何でもしてくれる。ただ時折見せる怖い顔つきは気になって仕方なかった。

    2005-11-28 08:16:00
  • 52:

    とも ◆cup1R.AET2

    えりなちゃん、ありがと☆頑張って書くね!

    2005-11-28 08:18:00
  • 53:

    とも ◆cup1R.AET2

    穏やかな日々はずっとは続かない。翔が仕事から帰ってきた…酔っぱらってる。仕事の用意をしていると急に頭を叩かれた。「仕事辞めろや」あの怖い顔つきで言ってくる。それでも時間がなかったし無視をして家を出ようとしたら後ろからきて引っ張られた…顔が怖い…

    2005-11-28 08:22:00
  • 54:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼の態度はいつもと違って素に戻らない。いつもならすぐ笑ってくれる。それでも仕事に行こうと抵抗すると━バシッ━頬を叩かれた…それから背中を蹴られ殴られを繰り返し「やめてよ」と泣きながら言うたら彼はいつもの顔に戻り「ごめん。どうかしてた。酔いすぎたかも」と背中をさすりながら涙を流し謝ってきた。

    2005-11-28 08:27:00
  • 55:

    とも ◆cup1R.AET2

    ビックリした。今起こったことが理解できず、ただ泣くことすら出来ない。最低と言うても彼は涙しながら謝るだけ。その涙に騙され許した。この時別れていれば良かった…この男に振り回されるとは思ってもなかった…

    2005-11-28 08:31:00
  • 56:

    とも ◆cup1R.AET2

    その日は仕事を休み彼と話した。ホンマは仕事辞めてほしかった…と言われた。ともは辞める代わりに条件を言う。二度と手を出さないと…彼はニコリと頷き安心したのか深い眠りにつく。仕事はすぐに辞めれない。でも辞めなければ…店長に理由を話したが分かってもらえず別れろとまで言われた。

    2005-11-28 08:36:00
  • 57:

    とも ◆cup1R.AET2

    とものために言ってくれている言葉…でも分からずに別れろと言う店長に怒りを覚えた。結局店は飛んだ。それから家でのんびりと暮らす。何も出来ないから寝てるかテレビ見ているか毎日そればっかり。外も寒い。もうすぐ誕生日…15になる。家を出て半年も過ぎた。

    2005-11-28 08:42:00
  • 58:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼は仕事から帰ってきてご飯を作り掃除と洗濯…前と変わらない。そこにともが加わっているぐらい。彼は怒らない。何も言わない。むしろ掃除機をかけた日は満面な笑みで褒めてくれる。どこまでも優しい。でもそれは優しさの仮面を被った偽りの彼だったのかも知れない…

    2005-11-28 08:46:00
  • 59:

    とも ◆cup1R.AET2

    店を飛んで一ヶ月…店長やボーイ・女の子から連絡がなくなった。店長から「その男には気をつけろよ」と留守電に入ってた。そんな忠告も忘れ彼と毎日を過ごしてた。でも最近様子が変…あの顔つきになる日が多くなる。機嫌が悪い日は殴る蹴る━何か気付いた様に止め、ひたすら謝る。その繰り返しが多くなる。

    2005-11-28 08:54:00
  • 60:

    とも ◆cup1R.AET2

    暴力を振るわれても最後は優しい…機嫌が悪いだけ…ともが少し我慢すればいいだけ…呪文を唱えるように自分に言い聞かす。それからは殴られない様に彼に接する。でも甘かった…何をしても殴られる。その日も優しくなって謝る。その後、重い口が開く…「俺のために稼いで。助けてくれ。借金が増える一方でお前に当たって辛いねん」って言う

    2005-11-28 09:02:00
  • 61:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼も辛かったんや…ともが助けてあげる・またキャバに行こう・そう思い彼に言う。でも彼は「俺の知り合いのとこ稼げるからそこにして」って言う。飲み屋ならどこでも良かったから首を縦に振った。彼はその知り合いに電話をする…明日さっそく面接。今日は早く寝よ…

    2005-11-28 09:08:00
  • 62:

    とも ◆cup1R.AET2

    次の日━彼は仕事を休み機嫌が良かった。昼過ぎに用意をしていると彼が「そんな用意いらんで。どうせ化粧も落ちるし髪もぐちゃぐちゃなるし適当にしとき」まだ昼だし飲み屋は夜から…彼はそこまで心配して言ってくれる。でもそれは全部勘違いで終わった…

    2005-11-28 09:13:00
  • 63:

    とも ◆cup1R.AET2

    待ち合わせの喫茶店に向かう。先方はもう到着していた。彼は男に軽く挨拶をして終わったら連絡してって言い喫茶店を出た。ガッチリした男が自己紹介をし仕事の話をした。「風俗は初めて?」その言葉に耳を疑った…(風俗!?飲み屋ちゃうん?)そう思いながら黙ってると男は「風俗って聞いてなかったんか」と溜め息をつく。

    2005-11-28 09:20:00
  • 64:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼に電話をし「風俗って何よ。聞いてないし」って怒鳴った。すぐに迎えにきてその日は家に帰る。帰った瞬間また顔つきは変わり「働けや」と暴力…もう痛いのは嫌。分かったと言うとすぐに止め優しくなった。もう彼に対して感情はない…殴られるのが嫌やから彼に従う。そうしとけば彼は優しいから…

    2005-11-28 09:26:00
  • 65:

    とも ◆cup1R.AET2

    いつからだろう…ともの中で彼が怖い存在になったのは。最初は優しかった…今あの優しさは殴った後だけ…借金いくらあるのかな…借金のせいで彼は変わったのか?真実は彼にしか分からない…問い詰める気もない。また下手に喋ると殴られるから大人しく彼に従う…喋る言葉ひとつずつ選びながら声にする。

    2005-11-28 14:27:00
  • 66:

    とも ◆cup1R.AET2

    15歳になったばかりの頃━風俗嬢━としてデビューする。辛かった…泣きながら接客した日もあった。汚くて触れられるのも嫌で何回も逃げようとした。この店の人達は彼の変わりの見張り役…給料もない。働けば働いた分、彼に給料は運ばれる。

    2005-11-28 14:31:00
  • 67:

    とも ◆cup1R.AET2

    ともの給料は内緒でもらった客からのチップと彼からの毎日の千円。何に使う訳でもない…タバコ代ぐらいしか使うとこはない。ご飯は週に一度ぐらい食べる。体重もどんどん減る一方…拒食症だ。食べ物を見るのも嫌で匂いだけで嘔吐する。水分は採っていたけどしまいに水分も受け付けられなくなるまでそう時間はかからなかった。

    2005-11-28 14:36:00
  • 68:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼はそんな姿を見て仕事にならないから無理にでも食べさした。でも口に入れられるだけで吐く。体力もなく立ってるのも精一杯…仕事は辞めさせられた。次の仕事は援助交際。もう、どうにでもなればいい。彼は見張る為に近くにいる。ホテルに入っても出ても後ろからつけてくる。逃げることはもうしない…しんどいから。逃げる体力なんかない。

    2005-11-28 14:41:00
  • 69:

    とも ◆cup1R.AET2

    ヘルスと違って本番がある。運が良ければ何もしないで終われた。1回行くと3万〜5万…彼の元へ戻ると隠し金をしていないか隅から隅まで調べられる。ともは裏切らないから安心して…まだ純粋な心は持っている。どんだけ人に裏切られても付いていく。まだ少しの希望を持っている。

    2005-11-28 15:01:00
  • 70:

    とも ◆cup1R.AET2

    体重も30?まで落ちていた。それでも彼のために稼ぎに出る。彼は仕事を辞め女の子と遊び回る。やめて!の一言も口に出せない。彼にとって、ともは稼ぐ人形でしかない。泣いても彼は戻ってこない。だからもう泣く事をやめる…どれだけ辛くても悲しくても泣かない。涙がもったいないから。小さいながらも彼への抵抗…

    2005-11-28 15:15:00
  • 71:

    とも ◆cup1R.AET2

    泣かないと決めてから何を言われても言い返す。彼は気に喰わないのか殴る。しばらく殴られなかったから痛みを忘れてた。またひとつ決意する…何を言われても言い返さない。口を開かない。苦痛ぢゃなかった…喋らない事がこんなにラクとは思わなかった。

    2005-11-28 15:18:00
  • 72:

    とも ◆cup1R.AET2

    それから彼の浮気はますますエスカレートする。でも平気。利用されたなら、とことん利用し返すって決めたから。話しかけられても返事はしない。だって口を開くことを忘れたから…援助の見張りをするのも飽きてきたのかデリヘルにしろって言われた。

    2005-11-28 15:44:00
  • 73:

    とも ◆cup1R.AET2

    ここまできたなら何でも出来る。怖さなんか今のともにはない。自分でデリを探し面接に行く。彼は逃げないと安心してるのか見張りにこない。ともの顔に笑顔って文字はない。それぐらい人間に対し冷めていた。ともは1人で生きれるから…

    2005-11-28 15:48:00
  • 74:

    とも ◆cup1R.AET2

    それに対し変態も多い。それでも金のために我慢する。そうゆう時はお人形さんになれば簡単なこと…血が流れてない人形は涙も出なければ感情もないから。
    何ヶ月か経った頃フリーの客にホテルに呼ばれた。見た目は若い普通の人だった。プレーに入った時なんか変…

    2005-11-28 16:11:00
  • 75:

    とも ◆cup1R.AET2

    ゴソゴソしている。パッと客から離れ電気をつけると小さい袋の中に白い粉が入ってる。気持ち良くなるから…って注射器を取り出した。怖い。。。。慌てて服をきて事務所に電話してホテルを出た。ドライバーに話してホテル拒否をした。

    2005-11-28 16:22:00
  • 76:

    とも ◆cup1R.AET2

    悪いことは続く…次の日に客宅に行く。フリーで若いサラリーマン風の人。オレンジジュースを出してくれ少し話した。なんか頭がフラフラする…そのまま横になりベットに手錠で繋がれた。服を脱がされ腕をタオルで縛られる…男の手には注射器を持っている。逃げようとしても動けない…息が出来ない。苦しい。脈が早く打っている。もう死ぬかも…と思ってると逆の腕を打たれた。覚えているのはそこまで…

    2005-11-28 16:31:00
  • 77:

    とも ◆cup1R.AET2

    気がつくと部屋を出て歩いていた。頭がフラフラ…山下さんがいた。ともに気付くと山下さんは1人の女の子とこっちにきた。安心して泣きまくり落ち着いた時に事情を話す。一緒にいた女の子はなっちゃん。なっちゃんの家にいた…頭を撫でられながら眠りについた。

    2005-11-28 16:36:00
  • 78:

    とも ◆cup1R.AET2

    途中、目を覚まし急に怖くなった。とてつもない恐怖感…横にいた山下さんと、なっちゃんを見て狂ったように叫びだした。変な錯覚から狂い出す。落ち着けば寝る…また目が覚めれば同じ作業をする。なっちゃんはずっと付いててくれる。なっちゃんが怖くて包丁を剥けた時もあった…

    2005-11-28 16:41:00
  • 79:

    とも ◆cup1R.AET2

    それでも側にいてくれる。山下さんは彼のとこに行き荷物を取ってきてくれた。「解放されたで。もう大丈夫やで」なっちゃんが優しく言ってくれる。山下さんも知り合いの病院に連れて行ってくれカウンセラーを受けた。毎日点滴をしに交代で病院に連れて行ってくれる。悪夢から連れ出してくれた二人には今も感謝している。

    2005-11-28 16:52:00
  • 80:

    とも ◆cup1R.AET2

    少しずつ体重も増えたけど背負った傷は深く誰も信じることはない。担当の医師ですら何をされるか分からないから警戒していた。点滴の針を見るだけで震えが止まらず悪夢が蘇る。フラッシュバックだ…何人もの看護婦に押さえられ点滴をされる。点滴を抜かないためにベットにゴム製で出来た物で押さえられる。

    2005-11-28 16:57:00
  • 81:

    とも ◆cup1R.AET2

    その姿を見るたび、なっちゃんは「頑張ろうな。もう少しの我慢やから」って毎回言う。時には一緒に泣いてくれる。そんな悲しそうな顔をする、なっちゃんに心配かけたらアカンと思い精一杯「もう大丈夫」と言い微笑んだ。なっちゃんも微笑み返してくれる。

    2005-11-28 17:01:00
  • 82:

    とも ◆cup1R.AET2

    担当の医師も様子を伺いながら今まで何があったか聞く。閉ざされていた重たい口がそっと開き、ゆっくりと話をする。泣いていた…頑張ったね!って泣きながら何回も言う。それから体重もほぼ戻りカウンセラーを受ける日が減る。落ち着きを取り戻した頃また水商売に戻った。いつまでも迷惑はかけれないから。なっちゃんと同じ店やから大丈夫。

    2005-11-28 17:10:00
  • 83:

    とも ◆cup1R.AET2

    でも、なっちゃん以外は怖い…客も怖い…横にいてるだけで吐き気がする。それでも仕事と割り切り頑張った。頑張ったとの表現は間違い…利用できるものは利用する。世の中お金!そう思うと接客するのは苦痛ぢゃない。仕事が終わればホストに行く。ともが金で買う…あれだけ嫌な思いをしたのに今は何も思わない。金で男を言う通りにさせる。男の屈辱な姿を見るのは楽しかった…

    2005-11-28 17:17:00
  • 84:

    とも ◆cup1R.AET2

    ただの仕返しにすぎない。関係ない人を男って理由で好き勝手する。ホストだけぢゃ済まない。そこらへんにいる知り合った男達も、ともの暇な時のオモチャ…二人にならない限り大丈夫。横にはいつも、なっちゃんがいる。そんな日々が続いた時1人の男に出会った…

    2005-11-28 17:22:00
  • 85:

    とも ◆cup1R.AET2

    名前はコウタ18歳。ともの16になる誕生日に知り合った。仕事はホストになったばかりの新人さん。コウタは店に呼ばない代わりにともが仕事終わると食事に呼ぶ。なっちゃんと2人で…会計はいつもコウタ。彼は自分の話をしない。ともも自分の話をしない。いつも会っては、なっちゃんの話に2人で聞いている。

    2005-11-28 17:28:00
  • 86:

    とも ◆cup1R.AET2

    なっちゃんが仕事後アフターの時があった。ともは行くのを断り先に帰ろうと思い送り待ちをしていた時いつも通りコウタから電話があった。なっちゃんがいないから断ろうと思い電話に出ると暗い声で「今日で店辞めて地元に戻ることにした」と言う。なんか変やったし居る場所を聞き向かった。

    2005-11-28 17:34:00
  • 87:

    とも ◆cup1R.AET2

    1人で行くのは怖かった…でも理由を知りたかったから。ただそれだけ。いつも通り食事に行く。すると喋らない彼は話しだした。彼の地元は九州で昔ヤンチャをして族の頭をしていた。でも他のチームと喧嘩になり、その時付き合っていた彼女が被害を受け植物人間状態にされた…と話してくれた。

    2005-11-28 17:41:00
  • 88:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼女の親に消えろと言われ地元から消え去る事を決め大阪に出てきた。でも昨日その彼女が息を引き取ったとゆう電話を受け地元に戻り彼女に被害を受けた奴を殺しに行くと言う…話しながら、ともの目からも彼の目からも涙が溢れた。彼にも辛い日々があったから喋れない人になっていたんだ…と実感した。

    2005-11-28 17:46:00
  • 89:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼を止める権利はない。でも帰ってほしくなかった。嫌な胸騒ぎがする…沈黙が続いた時「ちゃんと連絡するから」と笑顔で言ってくれた。笑える状態ぢゃなかったはずやのに…初めて見た彼の笑顔。胸が痛かった。その日いつも通りタクシー乗り場まで送ってくれた。タクシーに乗る時、彼は言った

    2005-11-28 17:50:00
  • 90:

    とも ◆cup1R.AET2

    「お前に何があったか知らん。でも1人ぢゃない。すぐ戻ってくるから、それまで笑える女になれ」って…そこで彼とバイバイをした。付き合ってる訳ぢゃなかったけど最後に勇気をくれた彼。もう出会うはずもないのに次会える日までに笑顔になるって決めた。

    2005-11-28 17:54:00
  • 91:

    とも ◆cup1R.AET2

    家に戻ると、なっちゃんが帰っていた。コウタとの出来事を話すとなっちゃんも泣いていた。2人で帰ってきた時は笑顔で迎え入れようと約束した。昼過ぎ電話が鳴る…コウタからだ。すぐに出ると「今さっき着いてこれから行ってくる。もし…」そこで彼は話を止めた。終わったら連絡すると言い電話を切られた。それから仕事も出来ず休みを取った。

    2005-11-28 17:58:00
  • 92:

    とも ◆cup1R.AET2

    何日経っても連絡はない。こっちから連絡はしなかった。それでもなかなか連絡がなく電話をしてみた…すると知らない男が電話を取る。その人は「ともちゃん?」と聞く。返事をしコウタの居場所を聞くが何も返事がない。しつこく聞くともに電話の相手は「落ち着いて聞いて」と言う…

    2005-11-28 18:03:00
  • 93:

    とも ◆cup1R.AET2

    「何かあった時ともちゃんに連絡して元気や。と伝えててくれと頼まれた。1人で乗り込み何十人もの相手に袋たたきにされ俺等が行った時には間に合わんかった」電話の相手はまだ話し続ける…でも耳に入ってこない。彼は元気なん?それだけ聞きたかった。答えは…病院に運ばれてしばらくして息を引き取った。…冗談?嘘?

    2005-11-28 18:08:00
  • 94:

    とも ◆cup1R.AET2

    何を言ってるのか分からない。電話を代わってくれと言うが代わってくれない。「人を騙して楽しい?冗談でもキツイから。連絡待ってるからって伝えてて」と言い電話を切った。何回も電話は鳴るが出る気がしない。冗談でも許されるようなことではない。

    2005-11-28 18:11:00
  • 95:

    とも ◆cup1R.AET2

    なっちゃんが帰ってきた。苛立ちを押さえながら話した。なっちゃんは電話を取り彼に電話をする。誰かと話しているが顔が怖い。泣いている。電話を切り横にきて「九州行く?」と聞いてくる。何で?と聞いたが答えがない。「コウタから連絡あるの待ってるし九州なんか行かん」とだけ伝え布団の中に潜った。

    2005-11-28 18:15:00
  • 96:

    とも ◆cup1R.AET2

    次の日なっちゃんは喪服をきている。行き先は九州━ともは見送る。亡くなった相手が彼とは信じられなく彼からの着信をひたすら待つ。夜なっちゃんは帰ってきた。目が赤く腫れ上がっている。ともは手には携帯を離さず横にいき頭を撫でる。なっちゃんは泣き崩れた…

    2005-11-28 18:19:00
  • 97:

    とも ◆cup1R.AET2

    なっちゃんは泣きながら砂が入った入れ物を渡す。綺麗な物だ。受け取ると「これコウタの骨やって。お墓行ったら親がいて渡された」って言う。それでも信じられずそれを持ち家を飛び出した。本当は気付いていたかも知れない。受け入れたくなかっただけかも知れない。なっちゃんに事実を知らされて初めて現実と思い知らされる…

    2005-11-28 18:25:00
  • 98:

    とも ◆cup1R.AET2

    砂の入った入れ物を淀川に投げ捨てた。もし本当でも受け入れてはいけない事実…だから今のともにも彼の真相は分からないまま。ただ彼はどこかで元気に過ごしていると今でもそう思っている。彼を忘れた訳ぢゃない。今は彼と出会えたことはイイ思い出になっている。

    2005-11-28 18:36:00
  • 99:

    とも ◆cup1R.AET2

    それからなっちゃんとの間で彼の話はしなくなった。時間を忘れるため仕事を夢中でする。ただ変わった事はミナミぢゃなく梅田に移った。なっちゃんとの同居もやめ店の寮にバラバラで住みだした。ともは何かを忘れるためシンナ−にまた手を出す。吸っている間は何もかも忘れられるから…

    2005-11-28 18:42:00
  • 100:

    とも ◆cup1R.AET2

    その頃みかと言う2つ上の子と知り合った。みかの実家に住むようになり仕事も辞め毎日ボケる。なくなったら仕入れにいく。シンナ−がなくなれば当時流行っていたQ2に電話をする。みかが暇つぶしに電話をしていると1回会ったことのある男と繋がり呼び出した。

    2005-11-28 18:46:00
  • 101:

    とも ◆cup1R.AET2

    何も知らないまま付いて行くと車の中から男2人が出てきた。こっちに向かって担がれ車に乗せられ走り出す。何が起こったか分からず唖然としていると男は知らない港で車を止めた。船の前で「売られたくなかったら大人しくしろ」って言う。

    2005-11-28 18:50:00
  • 102:

    とも ◆cup1R.AET2

    みかは泣いている。ともは腹が立ち反抗する。動き出した車から飛び出したけどあっさり捕まりホテルへ連れて行かれた。2対2に別れ部屋に入る。一緒に入った男は「ごめんやけど大人しくして」と言うてきた。こんな状態で大人しく出来るはずもない。

    2005-11-28 18:53:00
  • 103:

    とも ◆cup1R.AET2

    叫び続けると一発殴られた。男はいつだって思い通りにいかないと弱い相手を殴る。最低だ…なるようにしかならないと開き直りトイレに鍵をかけ閉じこもった。何時間かしてノックされ「出るで」と言われた。車に再び乗せられ駅に着いた。帰れると思ったが世の中そんな単純に物事は進まない。

    2005-11-28 19:00:00
  • 104:

    とも ◆cup1R.AET2

    こいつ等を呼んだみかだけが車から降ろされ帰って行った。こんな時みんな自分が一番だから他人の心配までしていられない。それでも、みかに対して怒りを覚えた。また車を走らせホテルへ━次はもう1人の男と部屋に入る。途中みかから電話が入った。男が出て代わられた…みかは元気な声で「ごめんな。先帰って。安心したせいかマクド2セットも食べてもうた」呆れて電話を男に渡した。

    2005-11-28 19:06:00
  • 105:

    とも ◆cup1R.AET2

    それから何をするわけでもなく静まり返ったホテルで時間を経つのを待った。急に吐き気に襲われた…フラッシュバックだ。悪夢が再び蘇る。呼吸困難にまでなり男が慌てて病院に連れて行った。点滴をして帰らされた。男は待合いにいた。車に乗せられホテルへ戻る…

    2005-11-28 19:11:00
  • 106:

    とも ◆cup1R.AET2

    そのままトイレに閉じこもっていたら男が「何もせぇへんから出てこい」と言う。そんな言葉信じれるはずもなく無視した。あまりにも、しつこいのでトイレから出た。男は「寝ろ」と一言残しソファーに移動した。何がしたくてともがいるのか分からない。

    2005-11-28 19:15:00
  • 107:

    とも ◆cup1R.AET2

    次の日は朝から起こされ違うホテルへ移動する。昨日いた男と交代する。まるで逃げないように監視しているみたい。逃げる隙もないし男が寝るのを待ったけど一睡もしない。こっちが先に眠くなる…それでも耐えたけど寝る気配がないから諦めて寝た。

    2005-11-28 19:20:00
  • 108:

    とも ◆cup1R.AET2

    もう拉致されてどれぐらいだろう…ホテルから一歩も外に出ていない。毎日男は交代で監視する。何もしてこない。ある日、男に婚姻届けを持ってこられ「俺の物になったら自由にしたる」と言う。散々人を閉じこめたくせに寝ぼけたことを抜かす奴だ…無視をし続けると「それなら一緒に死んでくれや」とナイフを持って言う。

    2005-11-28 19:25:00
  • 109:

    とも ◆cup1R.AET2

    こんな奴と一緒に死ぬぐらいなら1人で死んだほうが断然マシ。でも、こんな奴のために死ぬのも嫌。またトイレに閉じこもった…男は「もう何も言わんから」と言うので約束してトイレを出た。それにしても、こいつ等は寝ない奴。いつまでも逃げれない…

    2005-11-28 19:32:00
  • 110:

    とも ◆cup1R.AET2

    そう思った次の日、男はウトウトしだした。チャンスと思い静かに眠るのを待った。いびきをかきだした頃、寝てるのを確認して足音を立てず男の財布から金を取りケータイを持ってホテルを出た。どこか分からないまま走り続けタクシーを拾ってなっちゃんに電話して家に行った。

    2005-11-28 19:37:00
  • 111:

    とも ◆cup1R.AET2

    なっちゃんに会って今さっきまでのことを話した。拉致監禁は何もされないだけマシと思うかもしれない。だけど監禁される苦痛は精神的にでかい。自ら危険な道に向かったから自業自得なのかも知れない。しばらく、なっちゃんの家からは出れない日々がまた続いた。携帯には男から何件も脅しの留守番が入っていた。

    2005-11-28 19:41:00
  • 112:

    とも ◆cup1R.AET2

    プリケーやから携帯を捨てた。17の誕生日、おばあちゃんの家に行った。家には親がいた。久しぶりに会う…生きてたんか?と言われた。第一声がそれで気が抜けた。それから実家に戻り水商売を転々としながら平凡に過ごした。もう何も起こらないと信じて…

    2005-11-28 19:46:00
  • 113:

    とも ◆cup1R.AET2

    家に帰ってからシンナ−を吸った日もあった。だけど前と違って何ヶ月かに一度ぐらい。夢でコウタが出てきて「もう止め」って言うている。久しぶりに彼の姿を見た。元気だった。笑っていた。起きてから、止めようと誓いペットボトルとニールを捨てた。

    2005-11-28 19:50:00
  • 114:

    とも ◆cup1R.AET2

    あれだけ吸っていたのにあっさり止めれた。苦痛にもならない。きっと彼のお陰なんだろうな…と思い毎日を過ごした。18になる前どこも身分証を提示しろと言う店が増えたから京都の知り合いのお姉さんを頼りコンパニオンの仕事をした。

    2005-11-28 19:57:00
  • 115:

    とも ◆cup1R.AET2

    久しぶりの休みの日に親は買い物に出かけ家には腹違いのお兄と2人だった。お兄はボケていたが気にせず家の掃除をしていた。すると後ろから抱きつき押し倒された。理性のない顔をしていた。叫び続けるとタオルで口を押さえつけ暴れると足を固定する…

    2005-11-28 20:00:00
  • 116:

    とも ◆cup1R.AET2

    もう、されるがままにされ終わると服を着て出ていった…涙なんか出ない。本当に悲しい時、人は涙を流すことを忘れる。感情を忘れてしまうから…カウンセラーに通ってる時そう医師に聞いた。穏やかな日を過ごしていたのに一気にどん底に陥った。

    2005-11-28 20:05:00
  • 117:

    とも ◆cup1R.AET2

    こんなこと誰にも話せない。死んでも墓場に持っていくと決めた。それから親が出かけたのを見計らって二度オモチャにされる。抵抗すれば「バラされたいんか」と脅す。怖くて仕方なかった…怖いのに感情を出すことが出来ない…1人でぶつぶつと何かを唱える日が増えた。その様子を見て何もしなくなった。家も出て行った。吐くのが治まらず親に病院に連れて行かれる。

    2005-11-28 20:11:00
  • 118:

    とも ◆cup1R.AET2

    結果は神経性胃炎。精神的なことやストレスで胃に何カ所か穴が開きかけているとのこと。毎日点滴をした。親も心配していたが真実を話すことはなかった。大丈夫!と言うことしか出来なかった。本当は誰かに助けてもらいたかった…でもそれは望んではいけないこと。

    2005-11-28 20:16:00
  • 119:

    とも ◆cup1R.AET2

    点滴も必要なくなったけど薬は手放すなかった。安定剤と睡眠薬…これがないと生きていけない。飲まない日は発作が出る。それぐらい薬に頼っていた。いけないことだが飲まないと今のともにとって普通ではいられなくなる。

    2005-11-28 20:19:00
  • 120:

    とも ◆cup1R.AET2

    18になった時、店探しをした。実家も裕福ではない。働いてお金を入れないと小さい弟や妹がいる。自分が小さい時に苦労したから同じ思いはさせたくなかった。好きな物を買ってあげて少しの贅沢をさせてあげたかったから。店はすぐに見つかった。ミナミや梅田ぢゃなく小さい街のラウンジを選んだ。

    2005-11-28 20:23:00
  • 121:

    とも ◆cup1R.AET2

    すぐ面接をしてくれ働きだした。でも店の女の子と喧嘩になり辞めさせられた。なっちゃんに連絡すると、昔働いてたとこに戻ってると聞き店長に事情を話し働かしてくれた。当時年バレをして辞めたところだ。場所は新地に系列があり、なっちゃんもそこで働いてるから新地に決めた

    2005-11-28 20:30:00
  • 122:

    とも ◆cup1R.AET2

    初めて客の財布を心配しながら仕事をした。今まで金を使ってくれない客を切っていたけど今ではどんな人でも大切なお客さんだったから。時には新規客にキレ水を頭からかけたり喧嘩したりもあったけど我慢も覚えた。生活のため…自分に言い聞かしながら仕事を頑張っていた。

    2005-11-28 20:37:00
  • 123:

    とも ◆cup1R.AET2

    仕事帰りになっちゃんと梅田にご飯に行った。その帰りホストにキャッチされた。送りの車を待っているだけだったので喋った。お客さん以外と話すのは久しぶりで恐怖も残っていた。たわいもない会話に頷き聞いてるだけだった。すると彼は「人を信用してない目をしてる。しんどい時は人に頼らないと1人では生きていかれへんで」と言う…

    2005-11-28 20:42:00
  • 124:

    とも ◆cup1R.AET2

    その言葉に泣いてしまう。彼も、なっちゃんもなっちゃんと話していた人もビックリしていた。なっちゃんに連れられ、その場を離れた。不思議な人…まるで見透かされてるかの様な感じ。その日は帰って眠りにつくことはなかった。

    2005-11-28 20:45:00
  • 125:

    とも ◆cup1R.AET2

    次の日は何もなかったかの様に仕事に行く。なっちゃんも普段通りに接してくれる。仕事が終わると店下に昨日のホストがいた。四人でご飯に行って別れた。何回か仕事後に会ってご飯に行き番号を交換した。毎日仕事後に電話をしてくれた。話すことなくても電話がある。

    2005-11-28 20:53:00
  • 126:

    とも ◆cup1R.AET2

    「用事ないのに何で電話してくるん?」って聞いた時「俺を信用するまで電話する」と答えられた。意味が分からず笑ってしまった。「やっと笑ったな。いつもしかめっ面やから客も逃げるで」って彼は言う。大きなお世話だ。次の日もまた次の日も電話がある。日曜日、お互い仕事が休みのため久しぶりに食事に行った

    2005-11-28 20:58:00
  • 127:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼は10歳上だと初めて知った。2人での食事は恐怖と緊張が混ざる。色々な出来事があってから男2人になったことはなかった。彼は電話の時と同じで会話がなくなったら食べるのに夢中。苦痛にはならなかった。電話で慣れてたから自然だった。

    2005-11-28 21:03:00
  • 128:

    とも ◆cup1R.AET2

    それから休みになると会い食事に行く。たまに店に行き彼はカラオケを歌う。歌い終わると真面目な顔で「何があったんか話してみ。誰かが必要になる時は絶対あるねんで」と言う。それでも首を横に振り続けた。彼は「俺の秘密も言うから腹割って話そや」と指切りをさせられ話し出した。

    2005-11-28 21:10:00
  • 129:

    名無しさん

    2005-11-28 21:15:00
  • 130:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼はヤクザの事務所に入ってたけど飛んで兵庫県から大阪にきた。何も聞かず話していることを頷き聞いていた。話が終わるとさっきまでの顔と違い笑顔で「はい次やで」と言い、ゆっくり話した…不倫・暴力・浮気・拉致監禁…大まかに話しをして終わらした。言ってないことのほうが多い、けど裏切られるのは嫌やから細かいことは話さない。

    2005-11-28 21:18:00
  • 131:

    とも ◆cup1R.AET2

    話し終わってから「男が皆そうではないから。中には本気で愛してくれる奴は現れる。だから、その時こいつと一緒に居たいと思えるなら全て話して受け止めてもらい。受け入れてくれん奴はこっちから願い下げやろ。絶対に現れる。お前は幸せにならなあかんねん。今俺に話さんかったことも全てをぶつけろ」って言うてくれた…

    2005-11-28 21:23:00
  • 132:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼は気付いてた。でもあえて何も言わなかった。ともの背中を押してくれた彼…帰りに「俺を必要としてみるか?いつか、お前は俺から離れなあかん時はくる。それまで俺を練習台にしろ」って言う。彼の言う意味は分からなかったけど彼といたら背中を押してくれるかもしれない。迷った時に導いてくれるかもしれない。そう思ったから首を縦に振り頷いた

    2005-11-28 21:32:00
  • 133:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼と付き合い毎日が楽しかった。付き合う前と変わらない。だけど彼に惹かれていき好きと言う気持ちが日に日に大きくなる。でも好きから先はいかない。どこかで愛してはいけない人って思っていたからブレーキをかけていた。

    2005-11-28 21:41:00
  • 134:

    とも ◆cup1R.AET2

    好きになればなるほど不安も大きい。束縛をしたかった…甘えたかった…わがままを言いたかった…いつも我慢していた。嫌われないように背伸びばかりして本当の自分を見失う。気を遣って何も言えなくなる。不満は爆発しそうな勢い…いつからか自分の思いを伝えられなくなっている。

    2005-11-28 21:46:00
  • 135:

    名無しさん

    2005-11-28 21:56:00
  • 136:

    とも ◆cup1R.AET2

    どう表現したらいいのだろう…ともは彼にとって何?一番聞きたかった言葉である。でも最後まで聞かなかった言葉だ。聞いてこれ以上、背伸びしたって自分が苦しくなるから…少しぐらいラクしたって罰は当たらないだろう。

    2005-11-29 16:55:00
  • 137:

    とも ◆cup1R.AET2

    いつか彼に誘われた。「今日ホテルで泊まろうか」って…ホテル!!?無理だよ…ともは汚れてる。彼まで汚くなる。それにホテルなんか行ったら逃げ道がない。いくら信じてるとはいえ、怖い…弱い人間だ。フラッシュバックとゆうものはこんなにも恐怖に導く…

    2005-11-29 17:03:00
  • 138:

    とも ◆cup1R.AET2

    それでも「嫌」と言えない…首を縦に振る。彼を信じてる訳ぢゃない、ただ嫌われたくないから…恐怖と戦いながら、ひきつった笑顔を作る。ともだってドキドキしたい…でもビクビクしか出来ない。それでも彼の言うことに笑みを向ける。

    2005-11-29 17:12:00
  • 139:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼はなんでも分かる人。心の中を透視できるんだ…きっと。シャワーを出て彼の横に腰を下ろす。彼の優しい手招きで横になる…バスタオル一枚。ともの中での恐怖心が膨らみ続け強く布団を握り目を瞑る…「最初から怖いくせに断れよ。無理するな」って…

    2005-11-29 17:17:00
  • 140:

    とも ◆cup1R.AET2

    そんなこと言われても笑顔で「大丈夫」と答えると彼は続ける…初めて愛された実感をする。でも彼はさっさとシャワーを浴びタバコを吸っている。彼の背中には一面絵が書いてた。彼は何を思ってるのか何を考えてるのか…ともには彼の心の中は覗けない。

    2005-11-29 17:39:00
  • 141:

    とも ◆cup1R.AET2

    一眠りしてホテルを後にした。初めて何か沢山の物を感じられた。それは心地の良いものだ。彼とまだ離れたくない。それでも必死に押さえ笑顔で「ありがと」って手を振り別れた。ありがと?何に対して彼にその言葉をぶつけたのか分からない。

    2005-11-29 17:44:00
  • 142:

    とも ◆cup1R.AET2

    ホテルに行く日は何度かあった。最後の日には恐怖より楽しみに変わっていた。あれだけ怖くて汚いものだと思っていた行為…彼に教えてもらった。助けてもらった。好きな人と愛せるってゆうのは今のともには、どんな気持ちになるか今なら分かる。

    2005-11-29 17:48:00
  • 143:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼は本当に練習台になってくれたんだ。「店飛ぶわ」その一言を残して…それから連絡をとざえるのは早かった。本当に離れていった…いつかは離れなあかんって言葉は嘘ぢゃなかった。でも大丈夫。彼に教わったことはいつか試される日がくるから…

    2005-11-29 17:54:00
  • 144:

    とも ◆cup1R.AET2

    それから半年ほど過ぎ仕事一本の日々。店に指名客がきた。誰だろう…思い出せない。でも、ひとつだけ思い出したことがある…彼に似てる!客の話など聞かず顔ばかり見ていた。良い顔をしている訳ぢゃない。ごく普通の顔だ。それでも懐かしく1人で思い出に浸る。

    2005-11-29 18:00:00
  • 145:

    とも ◆cup1R.AET2

    それからも何回か指名で来店してくれた。帰り際、交際を申し込まれた。別に好きぢゃない、彼とソックリな顔に惹かれてる。だから理由はどうあれ軽い気持ちでオッケと返事を出した。そんな軽い付き合いもすぐ終わるのは目に見えていた。やっぱり彼ぢゃない…彼もただ水商売の女と付き合ったって軽い気持ちだったはず。

    2005-11-29 18:07:00
  • 146:

    とも ◆cup1R.AET2

    自分から別れない。だって客やから…店で知り合ったから店に返さないといけない。別れたかったら彼から言うだろう。そう思った矢先、彼の浮気が発覚した。好きって気持ちはなかったから怒りはしなかった。だけど別れて!とビンタと一言を残してきた。

    2005-11-29 18:11:00
  • 147:

    とも ◆cup1R.AET2

    別れた後も連絡は鬼の様だった。会わないと言えば店にくる。そのほうがこっちも効率が良くなる。稼がしてもらったことには違いない。
    なっちゃんといつも仕事の後はサイトを見る。目的は何もないけど日常になっていた。サイト巡りをしていると、ある掲示板を見つけた

    2005-11-29 19:54:00
  • 148:

    とも ◆cup1R.AET2

    地元の子がいっぱい集まってる。最初は見てるだけだったがなっちゃんに「ともの地元やねんから参加しぃ〜うちも地元探して参加するし」って言われたから参加した。年齢もバラバラで会ったこともない。最初はその中でやり取りをしていた

    2005-11-29 19:57:00
  • 149:

    とも ◆cup1R.AET2

    少し話せば女の子同士メール交換をする。女の子のメールは写メを交換して少し話せば終了…その中にいた男の人にメールをした。1人は少しメールしたけど話が合わず連絡は自然としなくなった。もう1人は面白い人ってのが第一印象。メールだけの会話やけど飽きがなかった。

    2005-11-29 20:04:00
  • 150:

    とも ◆cup1R.AET2

    最初の電話でも自然と話せた。彼はしんじって名前でともより10歳上の人。同じ地元やけど今は隣の街に住んでいた。結構メールのやり取りをしてた時、掲示板の女の子から食事に誘われた。夜から仕事やったし行こうとは思ってなかったけど、しんじに話し一緒に行くことになったから途中参加にした。

    2005-11-29 20:13:00
  • 151:

    とも ◆cup1R.AET2

    ━食事会の日━昼前に起きて慌てて用意した。そのまま仕事に行くから髪も緩めに巻く。しんじが迎えにきてくれる。待ち合わせしてた家の近所でしんじがくるのを待った。向こうからウルサイ単車の音が聞こえてきた…ウルサイとは聞いていたけどコレ?そう思いながら見ていたら目の前に止まった…

    2005-11-29 20:24:00
  • 152:

    とも ◆cup1R.AET2

    「遅なってごめん、ごめん」と悪気がなさそうに謝る。少し話した。会ってからの印象は(気遣わんでイイ人やなぁ〜)って感じやった。それから、しんじの後ろに乗り食事会をしている場所に向かった。女の子は変に気を遣う。それに人見知り激しいし…会って席に座って黙ってたら、しんじが話を振ってくれた。

    2005-11-29 20:31:00
  • 153:

    美咲

    続きがきになるしぉり

    2005-11-30 01:47:00
  • 154:

    とも ◆cup1R.AET2

    美咲タンぁりがと☆

    2005-11-30 11:34:00
  • 155:

    とも ◆cup1R.AET2

    何時間いたか覚えてない。飲んで歌ってドンチャン騒ぎ…ともは仕事だから飲まない。飲まないと言うより飲めない。仕事では無理してでも多少は飲んだりしたけど胃を悪くしてから受け付けない。医師からドクターストップにかかった。ともの体は若いながらもボロボロだ…

    2005-11-30 11:43:00
  • 156:

    とも ◆cup1R.AET2

    出勤する前になっちゃんを迎えに行くのが日課だった。(そろそろ行かな遅刻するなぁ)と思ってたら「送ったるで」ってしんじが言ってくれた。キミ…飲んでるし運転少し怖いんやけど。と思いながらも送ってもらうことにした。またね!と言い別れてしんじの後ろに乗った。

    2005-11-30 11:57:00
  • 157:

    とも ◆cup1R.AET2

    坂のとこでふわっと浮いた。しんじが「捕まっときよ」って言うから後ろから抱きつく感じで彼の服をギュっと強く握ってた。なっちゃん家の近くのコンビニ前で降ろしてもらう。「気遣ったわぁ〜」と笑いながら彼は言う。ともにはそうは思えなかったけど彼も彼なりにどこか気を遣ってたんだと思うことにした。

    2005-11-30 12:03:00
  • 158:

    とも ◆cup1R.AET2

    「ホンマに女の子って気遣うよなぁ〜」と続いて彼に言った。不思議と彼には普通に接することができた。コンビニでなっちゃんの寝起きの飲み物と軽い食べ物とタバコを買ってから彼とバイバイした。仕事中も何通かメールのやり取りをしてた。

    2005-11-30 12:06:00
  • 159:

    とも ◆cup1R.AET2

    それから二人で会う日が増えた。仕事行く時に送ってもらったり終われば迎えにきてくれる。時には食事に行ったりも。不安は少なからずあったが恐怖は全くといっていいほどなかった。一緒にいて気楽とも思えた。そんな気持ちになったのはなっちゃん以外初めてかもしれない。

    2005-11-30 12:10:00
  • 160:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼の家へ遊びに行くことになった。少しの不安は消えなかったけどこのままぢゃ前に進めないとなっちゃんに背中を押してもらい行くことを決めた。仕事終わってから迎えにきてもらう。もう後ろに乗って彼にしがみつくのは慣れたけど風が強いと飛んで行ってしまいそうだから、そんな時は力一杯にしがみつく。

    2005-11-30 12:13:00
  • 161:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼の家に着きラフな格好に着替える。どこの家に行っても必ず着替えないと気が済まない。窮屈なのは嫌い。それからメイクも必ず落とす。化粧しながら寝るとか起きた時にすごいことになってそうで怖い…少しは気遣えってぐらい自分の空間に心地良く居た

    2005-11-30 12:52:00
  • 162:

    とも ◆cup1R.AET2

    TSUTAYAに行って恐いDVDを借りて見た。恐いのは苦手…ビクッとしながら見てた。見終わると寝る準備に入る。ともはベットに居て彼はベット下に居た。少ししてから「横行っていい?」と聞く。ウンと返事して寝た。枕がひとつしかなくて動き回ってたともに彼は腕枕をしてくれた。

    2005-11-30 13:00:00
  • 163:

    とも ◆cup1R.AET2

    自然に腕を持ってきてくれたから自然に枕した。何でも自然にしてくれる彼…きっとみんなに優しいんだ!と思った。それ以上のことは何もなく爆睡した。

    2005-11-30 13:08:00
  • 164:

    とも ◆cup1R.AET2

    泊まりに行く回数も多くなる。いつもの様に彼の家で寝てると「何か買いに行こ」と起こされた。眠いから待ってとか言うてたけど結局着替えて家を出た。彼の後ろに乗り到着しようとした時、何かが起こった━スローで宙に浮く。気がつけば地面に叩きつけられた。

    2005-11-30 13:32:00
  • 165:

    とも ◆cup1R.AET2

    後ろから衝突されたのだ。頭が痛く吐き気がする。口の中に違和感があり気持ち悪い。全身が痛くて動けない。ヘルメットをしてなかったから頭も打った。それだけで済んで良かったと後から周りに言われた。しばらくしてから警察がきた。それよりか救急車は?警察が救急車を呼び先に病院に行った

    2005-11-30 13:35:00
  • 166:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼は大丈夫そう…顔の傷を手当てしてもらった。頭のレントゲンを撮るかと聞かれたけど気持ち悪いしなぜか無償に帰りたくて断った。それから警察に行ったが様子を見て事情聴取は日を改めた。彼にずっともたれかかり何もする気が起こらずボォーっとしていた

    2005-11-30 13:38:00
  • 167:

    とも ◆cup1R.AET2

    口の中の違和感は歯が欠けて欠けた物が喉に突き刺さっていた。吐きたいけど吐く力がない。我慢して我慢して彼の家に戻った。彼はコンビニに行き食べ物を買ってきてくれて渡してきたがこんな状態で食べる気なんかしない。鏡を見て左半分の顔が腫れていた…やっと自分に何が起こったか理解でき泣いた…

    2005-11-30 13:42:00
  • 168:

    とも ◆cup1R.AET2

    横にいた彼はどうすることも出来ず「ごめんな」と言いながら頭や背中をさすってくれ「少し休み」とベットで横にならした。少し眠りにつき朝タクシーで帰った。ともの顔を見てみんなビックリしていた。それどころぢゃない…トイレに向かい吐いた。やっと欠けた歯も出てきたがしばらく吐くのが続いた。

    2005-11-30 13:46:00
  • 169:

    とも ◆cup1R.AET2

    次の日、彼がともの親に話する言うて二人で喫茶店に行ったみたい。何を話したかは知らない。それから見舞いにきてくれたり家にきた。ともの親に会ったのも家にきたのも彼が初めてだった。顔が腫れてるから会いたくはなかった。でも会いたい気持ちもあった。

    2005-11-30 15:19:00
  • 170:

    とも ◆cup1R.AET2

    小さい家で隠れる場所なんかない。彼は家にくるたび手土産も持ってくる。小さい弟や妹は人見知りはするが彼にすぐなつく。何回も会えば一緒になって遊んでくれる。子供相手は疲れるのに嫌な顔ひとつせず笑って可愛がってくれる。

    2005-11-30 15:23:00
  • 171:

    とも ◆cup1R.AET2

    そんな彼にいつしか惹かれていたのか…彼と居てると今までとは違い背伸びもせず自然体でいれる。本当の姿のままでいれる。事故してから一ヶ月ほど経った。仕事も休んでいたし毎日通ってた病院も通院回数が減って暇な毎日…だから彼の家に行く。彼はいつでも暖かく迎え入れてくれるから。

    2005-11-30 18:02:00
  • 172:

    とも ◆cup1R.AET2

    単車には乗らない。いつか再び乗れる日が来るのか今も分からない。一度怖いと思ったら頑固拒否。ともって本当は人一倍ワガママでお天気屋。それに寂しがり屋で甘えた。ただ甘えかたが分からない…束縛されるのは嫌、でも束縛したがりで超が付くほど独占欲が強く何にでもヤキモチを妬く。ともだけを見ててほしいから…

    2005-11-30 18:07:00
  • 173:

    美咲

    凄く気になるよーこれは実話ですか

    2005-11-30 19:28:00
  • 174:

    とも ◆cup1R.AET2

    今までは自分を抑えるのに必死で感情を表に出さなかった。出したら殴られる…出したら去っていきそうな人としか付き合ってないから。でも彼は違う…彼は何でも受け入れてくれるタイプ。でも、まだ言わない…もしかしたら嫌われるかもしれないから過去の自分を置いて素の自分で彼に接する。

    2005-11-30 21:57:00
  • 175:

    とも ◆cup1R.AET2

    美咲タンまたまたありがと。実話です。今、入院中やから遅れたりするかもしれんけどなるべく更新するようにするね!

    2005-11-30 21:58:00
  • 176:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼と一緒にいればいるだけ彼と触れ合える。今まで自分から手を繋いだことはなかった…なっちゃんとはあったけどね。でも彼には自分から繋げた。彼も受け入れてくれる。彼からキスもされた。恥ずかしかったけど嬉しかった。でも、どこかで(ともは汚いから…)と卑屈になった日もあった

    2005-11-30 22:04:00
  • 177:

    とも ◆cup1R.AET2

    後悔したって遅い…でも悔しかった。今までの自分が憎くて恨んだ。彼に最初に出会っていれば…また違った普通の恋愛ができたのかも知れない。それぐらい、ともには彼が必要な存在だ。

    2005-11-30 22:07:00
  • 178:

    とも ◆cup1R.AET2

    「付き合う」そんな言葉ともには必要ぢゃなかった。自然に抱かれ自然に付き合った。だから付き合った日は分からない。彼の友達に「俺の女」って紹介され嬉しかった。彼にも過去はある…彼は正直に話してくれた。今までの彼女に暴力してたこと・薬物をしていたこと…

    2005-11-30 22:11:00
  • 179:

    とも ◆cup1R.AET2

    聞きたくなかった…って気持ちもあった。ともも過去のことを思い切って話した。一つを除いて…言うのに時間かかったし全てを受け止めてくれることは多少なりと時間はかかった。でも最後は彼は全てを受け止めてくれた…練習台になってくれた彼が言ってた言葉を思い出した…

    2005-11-30 22:19:00
  • 180:

    とも ◆cup1R.AET2

    本当に受け入れてくれる彼が現れた。とものことを「最後の女にする」とまで言ってくれた。嬉しくて涙が出る…あれだけ感情表現が出来なかったのに今は嬉し泣きまで出来るようになった。支えてくれる人がいるだけで人はこんなにも変われる。何事も開き直っていたけど人生を諦めないで良かったって心から思う…

    2005-11-30 22:26:00
  • 181:

    とも ◆cup1R.AET2

    どれだけ死にたくなったか…いつも未遂で終わる。本当は死ぬ勇気なんかない。死ぬってのは未知の世界で怖い。でも人は挫折した時、自ら命を断つ人もいる。強い人間?それとも弱い人間?どちらでもない。そんな人等も精一杯考えて出した答えなんだろう…

    2005-11-30 22:31:00
  • 182:

    とも ◆cup1R.AET2

    それでも他の道を進み頑張って生きてる人もいる。様々な理由の中ともは今、彼とゆう存在に出会えたこと感謝してる。色々デートしたり喧嘩することも多々あった。知り合って半年━ともの二十歳の誕生日。彼に指輪を買ってもらう。指輪なんか初めてプレゼントされた

    2005-11-30 22:36:00
  • 183:

    とも ◆cup1R.AET2

    嬉しかった。本当に嬉しかった。「ありがとう」彼に言ったら素直なともにビックリしていた。もう今年も終わる…彼と一緒にいたくて年を明けてから一緒に住みたいって伝え同棲生活が始まった。何もかも幸せで毎日こんな時間が過ぎると思ってた。

    2005-11-30 22:41:00
  • 184:

    とも ◆cup1R.AET2

    水商売を辞めた。14歳から始めた仕事…色んな職種にもついたが二十歳を機に辞めた。彼と住み良い点もあれば悪い点もある。これは誰にだってあることだ。仕事が終われば真っ直ぐ帰ってきて飲み会も連れて行ってくれる。

    2005-11-30 22:45:00
  • 185:

    とも ◆cup1R.AET2

    三月━彼の31歳の誕生日。年の差を感じさせない見た目は若い彼。プレゼントはいらんと言ってたけど前から欲しがってたひげ剃りをプレゼントに購入した。でも0時前から喧嘩をした…原因は覚えていない。でも、とものワガママか何かが原因だ。

    2005-11-30 22:49:00
  • 186:

    とも ◆cup1R.AET2

    ベットの下の引き出しにプレゼントを隠していた。でも喧嘩して腹が立ったのか持ち上げて壊す…彼は、ともには絶対手を出さない。例え出したくなるぐらい腹が立ってても我慢して物に当たる。でもそんな姿見たくない…ともが悪いのにどこまでも勝手…素直に謝りたい…でも、こんな時に昔に戻ったかの様に何も話せなくなる…

    2005-11-30 22:54:00
  • 187:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼は呆れて寝てしまった…いつも寝た後は泣く。いつもいつも謝らないとって思うのに素直に謝れなくて涙が出る。誕生日やのに嫌な思いをさせた…手紙を書きプレゼントに添えて彼が起きたら見てくれると思い頭元に置いて眠りにつく。

    2005-11-30 23:04:00
  • 188:

    とも ◆cup1R.AET2

    なかなか寝付けない。彼は喧嘩したらすぐに寝る。だけど眠りは浅く何回も目を覚ます。気にしてくれてるのかな?って少し期待してしまう自分がいる…勝手な勘違いに過ぎないのかもしれない。またこの日も彼はすぐに目を開けた。プレゼントを見て「何これ」と聞く。でも返事をしない

    2005-11-30 23:10:00
  • 189:

    とも ◆cup1R.AET2

    手紙も見た。彼は優しい口調で物を言う。優しくされて泣く…抱きしめてほしくて泣く。口にすればいいのにどこまでも不器用なのかもしれない。彼に触れられて嬉しくて涙が出て優しく接してもらえば涙が出る。喧嘩した時も自分が発言出来ない悔しさが涙が出てほっとかれて悲しくなり涙が出る。こんなに泣き虫だった?

    2005-11-30 23:14:00
  • 190:

    美咲

    しぉり

    2005-12-01 01:24:00
  • 191:

    とも ◆cup1R.AET2

    謝らないから毎度喧嘩したら彼が折れてくれる。メールや手紙など文字にすれば素直になれるのに言葉に出来ない臆病者…同棲して四ヶ月━朝帰りをしたり遊びに行くのが増える。それからまた一ヶ月後━連絡なしの朝帰りや次の日に帰宅する。分かっていながら帰ってこず…

    2005-12-01 14:59:00
  • 192:

    とも ◆cup1R.AET2

    午前様はやめてって伝えても出来ない。彼にしたら帰ってきたら謝ればいいってそんな軽い考えだった。それからも続く…限界だ。荷物を持って家を出た。いつか誰かと話してた…「荷物あったら辛いよな」って。だから荷物は全て持って出た。

    2005-12-01 15:02:00
  • 193:

    とも ◆cup1R.AET2

    ともが我慢すれば良かった?…限界くるまで我慢したし何回も言った。でも直らない。ともより大切な物があるならそっちに行けばいい。家を出てから涙が止まらない。タクシーのおっちゃんが何も言わずティッシュをくれた。寂しさが募って何も考えたくない…

    2005-12-01 15:20:00
  • 194:

    とも ◆cup1R.AET2

    仕事も出来ない…重症だ。彼からメールあった。泣きそう…ともには彼がいないとダメみたい。数日後、彼と会う…色々と話してくれた。彼には、ともが必要って言ってくれた。ともにも彼が必要で離れてこんな辛いなら一緒にいる。彼の元に帰ることにした。

    2005-12-01 15:29:00
  • 195:

    とも ◆cup1R.AET2

    仕事も出来ない…重症だ。彼からメールあった。泣きそう…ともには彼がいないとダメみたい。数日後、彼と会う…色々と話してくれた。彼には、ともが必要って言ってくれた。ともにも彼が必要で離れてこんな辛いなら一緒にいる。彼の元に帰ることにした

    2005-12-01 15:29:00
  • 196:

    とも ◆cup1R.AET2

    ともの親にも泣かしたこと謝ってくれ荷物を運んだ。大好きな家と大好きな彼の元に帰る。ともの帰る場所には必ず彼がいる。数ヶ月してまた2度目の家出をする。1度目にもう家は出ないって約束したけど負けた。ともが縛りすぎたのか…彼の気持ちが分からない。別れようと置き手紙をして出た…

    2005-12-01 15:37:00
  • 197:

    とも ◆cup1R.AET2

    ともには一大決心。彼のこと大好きで愛している…でも、その気持ちは彼にしたら重い物かもしれない。辛いことから逃げる癖…直さなきゃ。実家に帰って職もないから仕事探し。前にしてた仕事は人間関係が一気に崩れて裏切られたから辞めた。ともは人を信じれないんぢゃない…裏切られるから最初から信じてないだけかもしれない

    2005-12-01 15:42:00
  • 198:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼に対してもどこか一線を引いてたのかも知れない…彼と離れ今までありがと。ってメールがきた時ホンマに終わったんやぁ〜って悲しくて何か口実をつけて最後にもう1度だけ会いたかった。だから家の鍵を返しに行くと伝えた。それから彼から「人生最大の一大決心したから来た時にでも聞いて。それで俺も後悔せぇへんから」ってメールがきた

    2005-12-01 15:47:00
  • 199:

    とも ◆cup1R.AET2

    何!!?嫌なこと?とも、昔から鈍いとこがあると友達から指摘されることが多い。自分が不安定な時に何を言われてもマイナスに考える…くだらないことにプラス思考。だから彼の言葉にビビってた部分があった。聞きたくないって半面思っていた

    2005-12-01 15:50:00
  • 200:

    とも ◆cup1R.AET2

    友達に仕事を紹介された。面接に行く。久しぶりの梅田━終わった時HEP前から「ともちん」って大声で叫ばれた…とものはずはない!と思いスタスタ歩いてるとまた大声で「ともちん」って叫ぶ。次は後ろからドンと押された。仕事を紹介してくれた友達だ。

    2005-12-01 15:54:00
  • 201:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼氏と一緒にいてた。友達の声で周りの視線はこっちに向けられてる…ともはこれから彼のとこに行こうと思ってたけどさっき面接が終わりそうにもなかったから終電迄には行くって伝えたから時間はあるなぁ〜と思い久しぶりの友達と軽く食事をした

    2005-12-01 15:56:00
  • 202:

    とも ◆cup1R.AET2

    会話は盛り上がってノロケ話をずっと聞かされる。彼に何を言われるか分からない不安はあったけど友達の幸せそうな顔を見ると嬉しかった。彼女も辛い恋愛をしてきたから…一途な彼女はいつも彼に捨てられる。理由を伝えられず…それでも彼女は彼氏を追ってどん底を見る。

    2005-12-01 15:59:00
  • 203:

    とも ◆cup1R.AET2

    でも次の恋をすればすぐ立ち直る彼女。今が幸せそうで良かった。11時過ぎ、そろそろ彼のとこに向かった。……もうすぐ着く…ピンポーンと押し彼が出てきて中に入る。今にも抱きつきたいけど平常心で保つ。二人の間に少しの距離ができる。今までなら横にピタリとひっついていたけど今は離れたとこに座る。

    2005-12-01 18:06:00
  • 204:

    とも ◆cup1R.AET2

    「話するから、こっち来てや」って言われベットに移動した。でも距離はある…彼の足下に座り彼の話を聞いた。真顔で真剣に彼は語っている。その横で涙を流しながら聞いている。何の涙?彼に顔を押さえられた…彼も泣いている?今まで彼は強くいつも守ってくれていた。そんな彼の弱気な姿を見て愛おしく感じる

    2005-12-01 18:10:00
  • 205:

    とも ◆cup1R.AET2

    初めて見せてくれた弱い部分。ともは守ってもらってるだけぢゃいけない…彼が弱ってる時ともが助けないと。お互い支え合うことをしなくちゃいけない。彼からのプロポーズ…いつも笑って軽い感じで言っていたけど今日は違う。真剣に言うてくれている。嬉しくて大粒の涙が溢れ、しばらく止まることはなかった。

    2005-12-01 18:14:00
  • 206:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼に抱きしめてもらい二人の間の距離が一気になくなった。話し合った結果ともは実家で過ごした。彼と住みたい気持ちはあったけど今後の貯金の為に1人分浮くし、ともが彼にまた依存して甘えがでるかもしれないと思ったから。今年いっぱいの約束をして彼も了承した。

    2005-12-01 18:27:00
  • 207:

    とも ◆cup1R.AET2

    その間、彼は何してるのか?って不安も多々でてくる。連絡がなければ気が変にでもなりそうだ。週末は彼のとこに行くのに不安で不安で仕方ない毎日が続く。彼の家へ泊まりに行った時、歯が痛くてご飯も食べれない日があった。次の日、実家に帰り歯医者が休みの為また耐える。喋れなく口が開かなくて仕事も休むと伝えた。

    2005-12-01 18:45:00
  • 208:

    とも ◆cup1R.AET2

    次の日朝早くから行き結果は親しらずのこと。炎症を起こしてるからと薬を飲んで様子を見ることに。しばらく仕事も休みを取ったが向こうから何の連絡もなくこっちからも連絡しなかったら結局行かず終いになった。親しらずも抜かないまま彼と家に戻る日がきた。

    2005-12-01 18:48:00
  • 209:

    ???

    頑張ってね?

    2005-12-02 00:04:00
  • 210:

    名無しさん

    2005-12-02 04:26:00
  • 211:

    とも ◆cup1R.AET2

    213さん214さん、ありがと★

    2005-12-02 09:04:00
  • 212:

    とも ◆cup1R.AET2

    彼の元に戻り変わらない日々を過ごす。最近やたらと眠い…寝ても寝ても眠りにつく。あまり気にせずにいた。生理遅れてるなぁ〜と思いつつあったけど別に気にしなかった。一週間過ぎた頃には体もダルく熱っぽく何もする気がしない。それでもヘルパーの資格を取る為の話があったので参加した

    2005-12-02 09:11:00
  • 213:

    とも ◆cup1R.AET2

    行く前に彼から検査薬を進められたがしなかった。ヘルパーの資格取るには妊婦さんはダメだと話をされる。一時間ほど話して終わった。まだ生理がきてないから申し込みはしないで家に帰った。帰ってからしばらくして彼がシャワーを浴びる。その間に検査薬で調べてみた

    2005-12-02 09:14:00
  • 214:

    とも ◆cup1R.AET2

    何分もしないうちにうっすらと+になった。赤ちゃん…?本当にいてるのかまだ油断はできない。けど嬉しかった。彼との子供だから嬉しさを隠せなかった。一緒にいた妹に見せるとビックリしながらも喜んでくれた。シャワーを浴びている彼にも見せた。なんだか反応はイマイチ…

    2005-12-02 09:21:00
  • 215:

    とも ◆cup1R.AET2

    でも職場の人に電話して報告してくれたり。でも心の奥まで読めないから分からない…それから良く眠ったり気分悪かったりお腹が張って痛かったりする。彼と喧嘩した日の夜中にいつもより張りがすごくて痛みが続く…起きてからも続いてたから我慢できず病院へ行った

    2005-12-02 23:06:00
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