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奇妙な話 短編集
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1:
H
昔みなさんがきいたことあるような話を少し手を加えて書いていきます
2006-03-28 09:51:00 -
2:
名無しさん
ある真冬の夜。仲のいい姉妹が観光のため古びたホテルに泊まっていた。姉の名は恵子。妹の名は真由子。今日で観光も三日目。 ホテルの部屋にも慣れて始めていた。そんな夜のことだった。
2006-03-28 09:55:00 -
3:
H
恵子はお風呂上がりに鏡面台の前に座り、髪をといていた。真由子は鏡面台のすぐ後ろのベッドによこたわり恵子と鏡ごしで目を合わせながらたわいない会話をしていた。
2006-03-28 09:59:00 -
4:
名無しさん
鏡ごしにベッドと真由子の姿を見ながら恵子は 「このホテルあんまり人も泊まってないし何か気味悪いのよねぇ。」と真由子に言った。 恵子はぐちっぽい性格をしている。また姉さんのいつものぐちだと真由子は気にも止めないで寝かかっていた。
2006-03-28 10:04:00 -
5:
名無しさん
その時だった…━。
2006-03-28 10:06:00 -
6:
名無しさん
「アイスクリーム買いにいこうよ」と恵子。 真由子は耳を疑った。 こんな寒いのに何を言い出すのだと。 「姉さん正気?外は寒いしもう夜も遅いし明日にしてよ。」と真由子は眠そうに言った。
2006-03-28 10:10:00 -
7:
名無しさん
「どうしても今食べたいの!」と恵子。 真由子は呆れた。 「じゃあ一人で行きなよ。私は寝とくから。」 真由子はそう言うと布団にくるまり恵子に背を向けた。 すると恵子は真由子の手を強引に引っ張り 「あんたも昼間食べたがってたじゃん♪」と言うと 真由子の手をつかんだままゆっくり部屋を出た。
2006-03-28 10:18:00 -
8:
名無しさん
このとき真由子は悟った。何かがおかしいと。 恵子の様子が明らかにおかしいのだ。口調は明るいが恵子の顔には脂汗が浮かび無理にはしゃいでいるように見えた。 何かある。そう思った真由子は誘導されるがままに部屋を出た。
2006-03-28 10:21:00 -
9:
名無しさん
部屋を出た瞬間、恵子は真由子の手をつかんだまま全速力で走りだした。何も言わずただただ全速力で走った。エレベーターも使わず階段で一階に向かい全速力で走る二人。ようやく誰もいないロビーに着き、玄関まで辿り着いた。
2006-03-28 10:26:00 -
10:
名無しさん
外に出てホテルを後にした二人。だが恵子はまだ走る。真由子は訳が分からなかったがとりあえずついて走った。すると一軒のコンビニの前にさしかかった。コンビニの前にはひとけがあり、うっそうとしたホテル周辺の空気とは大違いだ。そのとき恵子の足が止まった。。。
2006-03-28 10:34:00 -
11:
名無しさん
息を切らす恵子と真由子。ハァハァと白い息が後をたたない。しばらく二人はしゃがみこみ息を整えた。5分ほどたっただろうか?真由子は恵子の顔を見てぎょっとした。震えながら真っ青な顔をした恵子。恐怖におのめいた顔をしている。真由子は恐る恐る聞いた。「ねえ…何があったの?」
2006-03-28 10:41:00 -
12:
名無しさん
恵子は黙ったままだ。 いや、恐怖のあまり口がきけないといった様子だ。 沈黙が続いた。 二人の光景は周りから見るとおかしなものだっただろう。ホテルの浴衣に身を包み足元はスリッパで暗い雰囲気を漂わせている。
2006-03-28 10:46:00 -
13:
名無しさん
どれくらいたっただろうか。 ようやく恵子の重い口が動いた。。
2006-03-28 10:49:00 -
14:
名無しさん
略すいません。 略部分 どれくらいたっただろうか。ようやく恵子の重い口が動いた。
2006-03-28 10:50:00 -
15:
名無しさん
「真由子。。恐がらないで聞いてね。。?」
2006-03-28 12:05:00 -
16:
名無しさん
恵子は続けた。 「私には鏡ごしで真由子が見えていたの。 真由子はあのとき…べッドの上で横たわってたわよね?」 確かめるように恵子はか細い声で話し始めた。
2006-03-28 12:09:00 -
17:
名無しさん
真由子は尋常じゃない姉の様子に困惑していた。 そして次の瞬間、恵子の口からとんでもない事実を知らされることになる。
2006-03-28 12:12:00 -
18:
名無しさん
「ベッドの下に…大きなかまを持った男が息を殺して隠れていたの…。」
2006-03-28 12:14:00 -
19:
名無しさん
この話は実話だと言われているが真相は分からない。この時とった姉の行動は素晴らしいと言われている。殺されると判断した姉は、平然を装い、ぱにくることなく、部屋を出る口実を瞬時に考え、無事に命が助かった…。あの時取り乱していれば明らかに殺されていたであろう。。勇敢な姉によって真由子は救われたのである。
2006-03-28 12:21:00 -
20:
名無しさん
次の話をしたいと思います。 これもホテルにまつわるお話です。
2006-03-28 12:24:00 -
21:
名無しさん
出る部屋と出ない部屋。梨乃はすぐに判断する事が出来た。出る部屋は先ず入った瞬間に空気が違う。冷たい冷ややかな空気が漂う。そして梨乃はある行動を取る。 そう、お札探しである。 昔からいわくつきの部屋には、額縁の裏などにお札を貼ると言う週間が、ホテルや旅館業界ではある。
2006-03-28 12:33:00 -
22:
名無しさん
梨乃が嫌な空気を感じた部屋にお札がないということは絶対になかった。 そしてお札を見つけると、梨乃は部屋をかえてもらう。 ツアーも終盤に差し掛かったある日のこと。 いつものようにマネージャーに「ここが今日梨乃が泊まる部屋ね。」と一つの部屋に連れてこられた。マネージャーは通称やまちゃん。
2006-03-28 12:39:00 -
23:
まな
怖い??けど…見てまぅ?続けてぇ????
2006-03-28 12:41:00 -
24:
名無しさん
入った瞬間梨乃は息を飲んだ。 ものすごいものを感じる…。いつもとは比べものにならないとてつもない霊気。梨乃はすかさず言った。 「山ちゃん。。この部屋は相当まずいよ。」 山ちゃんはまたかといった感じで「それは困ったわね。お札探しましょうか。」と言うと、一つの絵に向かって歩きだした。
2006-03-28 12:45:00 -
25:
名無しさん
まなさん?ありがとう?見てくれてうれしいです。頑張って書きますね?
2006-03-28 12:52:00 -
26:
名無しさん
山ちゃんは迷うことなく絵の裏を見た。ない。お札がないのである。入り口に立ち尽くす梨乃に向かって山ちゃんは「梨乃ー?お札ないわよ?」 そんなはずがない。。梨乃は返事もせず部屋に入るとおもむろにお札を探し始めた。 テレビの裏や棚の後ろ、ありとあらゆるところを探した。
2006-03-28 12:56:00 -
27:
名無しさん
がしかし、お札はどこにもない。。。 おかしい。こんな事は初めてだった。 梨乃の様子を見て、山ちゃんは困った様にこう言った。「部屋かえてもらうように手続きするからロビーに行きましょう。」 山ちゃんに誘導され梨乃たちは部屋を後にした。
2006-03-28 12:59:00 -
28:
名無しさん
「ごめんなさい!!今日はあいにくもう満室でして。申し訳ないです。。」 ロビーに着くと絶望的な言葉が返ってきた。 山ちゃんが周辺のホテルや旅館にも手配して空き部屋がないか聞いてくれたがどこも満室との事だった。 「梨乃、申し訳ないけど今日はあの部屋に泊まってもらえない?お札もなかった事だしきっと梨乃の思い違いよ?疲れてるのよ?ね。」もう夜もいい時間だった。山ちゃんにこれ以上迷惑はかけられない。
2006-03-28 13:08:00 -
29:
名無しさん
梨乃は頷いた。 「じゃあ明日は九時に迎えに来るからね。梨乃疲れてるみたいだからゆっくり休んで?おやすみなさい。」そう言うと山ちゃんは部屋を後にした。 一人の部屋…。梨乃は思い違いなんかではなかったと確信した。やっぱりこの部屋はおかしい。。
2006-03-28 13:13:00 -
30:
名無しさん
時計を見ると十二時をまわっていた。疲れもピークに達していた梨乃は早いこと寝てしまおうと決めた。 さっさとシャワーを浴びベッドに入る。深夜一時に梨乃は眠りについた。
2006-03-28 13:17:00 -
31:
名無しさん
どれくらいたっただろうか。梨乃はうなされていた。ハッと目を覚ますとビッショリ汗をかいていた。寒気がする。。時計に目をやると二時前。 全然眠ってないじゃないか。明日も一日コンサートだというのにこんな事ではやっていけない。梨乃は焦って目をつむる。焦れば焦るほど眠れない。最悪な状況に梨乃はいらついていた。
2006-03-28 13:23:00 -
32:
名無しさん
ひたすら心を無にして寝る努力をする梨乃。もう少しで眠りに落ちていきそうな瞬間…。ガクッ!! 誰かに足を引っ張られたような感覚でまた目が覚めた。梨乃のいらだちはピークに達した。 やっぱりこの部屋は異常だ!そうつぶやき梨乃は起き上がった。おもむろに部屋をあさり始めた。 「どこよ!どこにお札があるのよ!あるはずでしょう!もう!どこよー!」
2006-03-28 13:30:00 -
33:
???
気になる・・・??
頑張って下サイねえ??2006-03-28 13:33:00 -
34:
名無しさん
部屋はぐちゃぐちゃになっていた。 やっぱりお札はどこにもない。 梨乃は気が変になりそうだった。 散らかった部屋に荒い息をはき一人たたずむ梨乃。 ふとベッドな目をやった。
2006-03-28 13:35:00 -
35:
名無しさん
???さんありがとうございます?もうクライマックスです?頑張ります?
2006-03-28 13:37:00 -
36:
名無しさん
略部分 部屋はぐちゃぐちゃになっていた。やっぱりお札はどこにもない。梨乃は気が変になりそうだった。散らかった部屋に荒い息をはき一人たたずむ梨乃。 ふとベッドに目をやった。
2006-03-28 13:44:00 -
37:
名無しさん
いじってないのはもうベッドしかない。 梨乃はとことん調べてやろうと思った。 「ンッと、ええい!!」 梨乃はベッドのマット部分を持ち上げた。
2006-03-28 13:48:00 -
38:
名無しさん
その瞬間梨乃は全身が凍り付いた。。
2006-03-28 13:50:00 -
39:
名無しさん
マットの裏部分全体がお札で埋め尽くされていた… 隙間なくビッシリと… その数は100枚をはるかに越えているだろう数だった。。
2006-03-28 13:53:00 -
40:
名無しさん
あなたもホテルに泊まるときはぜひ確認して頂きたい…。 次のお話は夜くらいに書きます。
2006-03-28 14:10:00 -
41:
名無しさん
怖い??
2006-03-28 14:20:00 -
42:
?咲羅?
見てるょ??頑張って??
2006-03-28 22:01:00 -
44:
名無しさん
?
2006-03-29 01:12:00 -
45:
くみ
Hさん書き方うまい?本気でこわいよ?
2006-03-29 02:46:00 -
46:
名無しさん
いいねぇ???
2006-03-29 09:55:00 -
47:
名無しさん
最近やたら長い話多いからこういう短編いい?
2006-03-29 12:54:00 -
48:
名無しさん
こわおもろかったo(^-^)o
2006-03-29 15:26:00 -
49:
名無しさん
1-100
2006-03-29 16:24:00 -
51:
名無しさん
めちゃ恐い!主さん書き方うますぎる?
2006-03-29 19:43:00 -
52:
名無しさん
ドキドキしすぎて胸の鼓動が早くなる。
2006-03-30 02:13:00 -
53:
名無しさん
更新なし?
2006-03-30 02:20:00 -
54:
名無しさん
ハゲ↑
2006-03-30 12:08:00 -
55:
名無しさん
まだ?
2006-03-30 12:14:00 -
56:
名無しさん
?
2006-03-30 14:53:00 -
58:
H
見てない間に書き込みが増えてて嬉しいです。ありがとうございます(>_
2006-04-01 15:53:00 -
59:
名無しさん
次は自殺名所にまつわる不思議な話をしていきたいと思います★
2006-04-01 15:54:00 -
60:
名無しさん
菜々子という一人のライターが居た。彼女は潰れかけの出版社に勤める27歳独身。彼女のもとにはいつもろくな仕事が来ない。 そろそろこの仕事にも嫌気がさしていた。 そんなときだった。彼女に一件の仕事のオファーが来た。
2006-04-01 15:59:00 -
61:
名無しさん
その仕事の内容は 有名な自殺名所の現地ルポというものだった。 「またこの手の仕事?ふざけるんじゃないわよ。」 菜々子はため息をついた。同期のライターは次々に出世していく。。自分はいつまでこんな三流の仕事ばかり引き受けるのか。 やるせなない気持ちだった。
2006-04-01 16:04:00 -
62:
名無しさん
その夜のことだった。 菜々子はこのオファーの話を親しい友人に相談していた。 「いくら私だって自殺名所なんて気味が悪いわよね。」と菜々子。 「あら?そうかしら。菜々子にしか出来ない仕事だと思うけどな。」と友人。 菜々子ははっとした。 それもそうかも。。。 あたしにしか出来ない仕事なら受けてもいいかも。。
2006-04-01 16:13:00 -
63:
名無しさん
菜々子は友人の一言ですっかりその気になっていた。そして菜々子は仕事を受ける事にした。 「やってやる!」 菜々子は変にやる気に満ち溢れていた。
2006-04-01 16:16:00 -
64:
名無しさん
その仕事の具体的な内容とは、その名の通り誰もが知る日本で有名な和歌山県某所に本当に存在する自殺の名所に行き、面白おかしくそして何よりも恐く読者に伝わるように記事を書き上げる。というもの。 新人カメラマンの男と二人で向かうことになった。 彼の名は通称あっちゃん。
2006-04-02 17:12:00 -
65:
名無しさん
菜々子は内心びびっていた。こういう地に仕事目的や撮影に訪れる前にはお寺や神社で清めてもらうもの。いわば“許可を頂く”そんなニュアンスだ。菜々子は前日にお寺に行きことを済ました。「あんたあの場所はかなり危険やから気ぃつけてな。仕事後も変なのがついてきてないか一応調べてもらうんやで。」 お寺の人にそう言われ、菜々子は自分が引き受けた仕事の重大さを知る。
2006-04-02 17:25:00 -
67:
名無しさん
ぉわり??
2006-04-02 22:39:00 -
68:
名無しさん
そしていよいよその日がやって来た。昨日の夜はあまり眠れなかった。重い頭を引きずり集合場所へと向かう。予定時刻きっちり。パートナーであるあっちゃんはまだ来ていないようだ。「近ごろの新入りは大胆ね」菜々子はそうつぶやくとタバコに火をつけた。 10分ほどしてようやくあっちゃんは現われた。 「すっすいません。一本乗り遅れちゃって…ハハ」しまりのない寝呆け顔にぼさぼさの頭。怒る気にもならなかった。
2006-04-03 08:50:00 -
69:
名無しさん
終わり?
2006-04-07 08:40:00 -
70:
名無しさん
1-100
2006-04-07 11:37:00 -
71:
名無しさん
書かないの?
2006-04-12 07:35:00 -
73:
名無しさん
あげ
2006-04-13 13:54:00 -
74:
H
すいません。かきますね!
2006-04-14 06:23:00 -
75:
名無しさん
「お急ぎのところ申し訳ございません。ただいま人身事故発生のため運転が遅れております。。」 しょっぱなからこれだった。菜々子は嫌な予感がした。「いきなりか?」心の中でそう呟いた。「いやぁこんなことならもう少しゆっくり寝れましたねぇハハ、俺の遅刻は遅刻だけど遅刻じゃなかった!みたいな?」この男に何の危機感もなし。菜々子は呆れた。 この脳みそカラッポ男と菜々子はしばらく待つことになった。
2006-04-14 06:31:00 -
76:
名無しさん
ベンチに腰掛ける二人。 ふと菜々子はあっちゃんのひざに目がいった。単パンから少しのぞく白い物。包帯だ。 「怪我してるの?足。」 「あぁ。これっすか?いやまいりましてね、昨日風呂場で滑っちまってハハ普段絶対ないのにまぁ俺も歳ですねハハ」 普段ならただの笑い話で済む話。だけどこの状況では悪い方に結び付けて考える事しか菜々子は出来なかった。「そう?どじね。」 こんなキャラだからこそ内心の弱さは見せれない。 まして後輩の前でなんて。
2006-04-14 06:39:00 -
77:
名無しさん
「運転再開致します!!」ようやくだ。菜々子は少しホッとしたと同時に不安でもあった。 一時間ほど足止めをくらったが無事二人は電車に乗り込んだ。 電車には約一時間乗りっぱなし、もうさすがに障害物はないだろう、菜々子はそう思うと少し眠りについた。
2006-04-14 06:44:00 -
78:
名無しさん
……。 「菜々子さん!菜々子さん!着きますよ!!」 「…はっ」 あっちゃんに起こされ菜々子が起きたときには、辺りはすっかり田舎の風景に変わっていた。 古びた駅に二人は降り立った。 いよいよ。。。 「いやぁ何もないっすね〜コンビニないの!まじ?」あっちゃんの呑気な発言をよそに、菜々子の不安はピークに達した。がここからは菜々子のプロ根性。 一気に仕事モードにオン。菜々子は「よし。」小声でそう呟いた。
2006-04-14 06:51:00 -
79:
名無しさん
その時だった。
2006-04-14 06:52:00 -
80:
名無しさん
ポツポツ…。 雨が振ってきたのだ。 「嘘でしょ!天気予報では一言もそんな事言ってなかったじゃない!」 「菜々子さんそんな事ゆってる場合じゃないすよ!とりあえずあの喫茶店入りましょ!」 小走りに二人は駅前の今にも潰れそうな喫茶店に向かった。
2006-04-14 06:55:00 -
81:
名無しさん
カランコロン。 「いらっしゃいませぇ…」お通夜かよ!とつっこみたくなる声。 声の主は何だか気味の悪いおじいさんが。客は一人もいなかった。
2006-04-14 06:57:00 -
82:
名無しさん
略ばっかりすいません??
2006-04-14 06:58:00 -
83:
名無しさん
かなり強い雨足。まるで夕立にあったような。 菜々子とあっちゃんはびしょびしょになりながら席についた。 「信じられない。」菜々子は相当苛立っている様子。「まぁちょうどノドも乾いてましたしハハ、休憩タイムとゆうことで。」 あっちゃんはまんざらでもなさそうだった。
2006-04-14 07:01:00 -
84:
名無しさん
「もお頭きた!ここまで来たからには帰らないからね!止むまで何時間でも待ちますからね!いい?あっちゃん!」菜々子は強く言い放つ。 「ハハ…まあ自分は付き合いますけど。。」今は逆らわないほうがいい。彼なりに空気を読んだ。
2006-04-14 07:04:00 -
85:
名無しさん
「あんたらK崖へ行くんだねえ…。こりやぁ死者の怒りの雨だなぁ。ふふ」 突然おじいさんが気味の悪い笑みを浮かべこう呟いた。一言も崖へ行く事には触れていない。 まぁ若い男女がこんなへんぴな所に来るのはそれしかないか。菜々子は気味が悪いながらも普通に振る舞った。
2006-04-14 07:08:00 -
86:
名無しさん
「えぇ。観光ではないですけど。」と菜々子。 「分かってますよ。あなたはライターで彼は付き人さんといった感じですなぁ。いやぁあんたね、今日は危ない。死者が出る日はいつもこんな雨が降る。あっ新しい死者が出るとゆう意味ね…」と、おじいさんは意味深な発言。菜々子はどんぴしゃりと的を獲ているおじいさんに驚きを隠せなかった。
2006-04-14 07:13:00 -
87:
名無しさん
「まぁ。私がライターとまで見破られて。すごいですね。」 「あんたみたいなのがよーく来るんです。。若い集はわしの言うことには聞く耳持たんがいつもこれだけは言うんです。死者の挑発に乗ってはならん…とね。」そう言い残すとおじいさんはゆっくりとカウンターに戻って行った。
2006-04-14 07:18:00 -
88:
名無しさん
菜々子は不安の色を隠せなかった。本当は菜々子だって恐い。だけど後にはひけない意地があった。こんな仕事一つ出来ないで、なんて思わせたくないし言わせたくない。もう完璧に菜々子の意地だけでしなかった。
2006-04-14 07:22:00 -
89:
名無しさん
あっちゃんは携帯で誰かと話をしている。 「え?あぁ電波わりぃな。三本たってるのになぁ。また掛ける!」と言うと携帯をしまった。 「菜々子さん、俺ら結構やばいんすかね?ハハ…」不安そうにあっちゃんは呟いた。あの能天気なあっちゃんまで。。そう感じざるを得ないこの状況。最悪な状況。「大丈夫よ。待ちましょう。」菜々子がそう言うとしばらく沈黙が続いた。
2006-04-14 07:27:00 -
90:
名無しさん
そのことばが本心でないことくらい、いくら能天気なあっちゃんでも分かった。菜々子の表情を見ればそんなの誰もが一目瞭然だ。 強気な菜々子はどこにも居ない。 嫌な空気が流れる。聞こえるのは激しい雨音だけ。
2006-04-14 07:31:00 -
91:
名無しさん
「菜々子さん止みましたよ…」菜々子はいつの間にか眠っていた。再度あっちゃんに起こされた時には、もう辺りはうす暗かった。 「よし。行くわよ。」 菜々子は仕事顔に戻る。さっきまでの弱気な菜々子はもういない。 「お客さん本当に行くんですねぇ…タクシー呼んどきましたから。お気をつけて。。」
2006-04-14 07:37:00 -
92:
名無しさん
意味深な笑みを残しおじいさんは姿を消した。 あっちゃんは泣きそうな表情を浮かべていた。 菜々子はあえて明るく振る舞った。 「今日これが終わったら何でも好きな物ご馳走するわ?食べに行きましょう。焼肉でもしゃぶしゃぶでも考えておきなさい。」
2006-04-14 07:42:00 -
93:
名無しさん
「無事に帰れるんすかね…ハハ…。」あっちゃんの声には力がなかった。「何言ってるの!さあ仕事仕事!」菜々子は自分に言い聞かせているようにも聞こえた。キキィ━。 タクシーがついた。 「お客さん乗って乗って!K崖までだってね?」 「はい!今乗りますー!!さ、行くわよ」菜々子はあっちゃんを誘導しタクシーに乗り込んだ。
2006-04-14 07:48:00 -
96:
名無しさん
↑ありがとうございます??うれしい
2006-04-14 08:36:00 -
97:
名無しさん
「いやぁこんな天気の日にしかももう暗いっちゅーのにお客さん正気ですかい?」タクシーのおっちゃんは苦笑いでこう言った。 「ええ。まあ。」 菜々子とあっちゃんはそれどころではなかった。愛想良く振る舞うなんてとても出来なかった。 「まぁ気をつけてな!帰りも呼んでくれたら迎えいくしな!ほい名刺渡しとくで。」菜々子は名刺を受け取る。
2006-04-14 08:40:00 -
98:
名無しさん
おっちゃんの優しさ、明るさ。菜々子は少し気分がまぎれた気がした。 「ありがとう。」とだけ呟いた。 二人を乗せた車はどんどん人気のない田舎道へと進んでいく。辺りの風景を見ているだけでも不安が募る。ようやく崖が見えてきた…。
2006-04-14 08:43:00 -
99:
名無しさん
菜々子は息を飲んだ。 何だこの一帯は。。 ことばでは言い尽くせないが一言で言うとやばい…。いくつも群れをなす崖は遠くの方まで続いている。 この辺り一面がまるで別世界のよう。異空間。そのことばがぴったりの様な気がした。 「この辺で止めますで?」タクシーは静かに止まった…。
2006-04-14 08:48:00 -
100:
名無しさん
「心配無用ですって!なんの為の特殊カメラだと思ってるんすか!」と撮りながらあっちゃうは言う。 「失敗は許されないんだから。二度とこんなとこ来たくないってば。冗談じゃない。」菜々子は一人呟いた。強烈なこの場所は頭をひねらなくてもどんどん文章が浮かんでくる。まとめるのが大変なほど。この恐怖を伝えたい一心で菜々子は執筆に没頭した。また、あっちゃんもひたすらに撮り続けていた。
2006-04-14 09:03:00