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いつの日か・・・・・・・・。
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1:
七恵 ◆bcw/PCgrX2
この話はフィクションです☆昔1度書いたけど、掲示板が無くなってしまって途中になったから、
また書かせて下さい(^O^)/下手くそゃけど良かったら読んで下さい♪
2005-08-31 13:28:00 -
2:
七恵 ◆bcw/PCgrX2
歌舞伎町−
憧れて来たこの町を後にした。
名前は【渚】もちろん源氏名。私の本名を知る人は、もういない。
私には家族がいない。たった一人母がいたが、7年前に他界した。
父親の顔は知らない。7年前−当時私は16歳だった。
2005-08-31 13:29:00 -
3:
七恵 ◆bcw/PCgrX2
「七恵〜!お前も降りて来いや!」私はいつもの仲間と近所の公園にいた。
ジャングルジムは私の特等席だった。上から仲間を見ていると安心できた。
「本間ここ好きやな!」そう言いながら私の隣に攀じ登って来た。
【夕太】私の彼氏だった人。夕太は私にとってかけがえのない人だった。夕太だけは私を裏切らないと信じていた。
2005-08-31 13:30:00 -
4:
七恵 ◆bcw/PCgrX2
「夕太も遊んで来たら?」「七恵の横おるしっ!」そう言って頭をポンッと叩いた。
私達二人が和んでいると、必ず仲間に冷やかされた。幸せを感じる事の出来る時だった。
このままずっといれたら良いと願っていた。「みんなもぉ〜来てるやぁん☆」そいつの声がすると私は一気に不機嫌になった。【梨絵】大嫌いな奴。
梨絵が来ると、みんなは待ってましたと目を光らせて駆け寄った。
2005-08-31 13:31:00 -
5:
七恵 ◆bcw/PCgrX2
みんなが梨絵と公園の草村に入って行く。見慣れた光景だった。
出て来たと思うと片手にニールを持ち、輪になってシンナーを吸い始める。
梨絵達はボケ初めると、一目を気にせずSEXをする。
発情期の犬みたいだ…吐き気がする。汚い。
だから梨絵は嫌い……あいつと被る。憎い母親と−
2005-08-31 13:32:00 -
6:
七恵 ◆bcw/PCgrX2
隣で夕太も吸いたそうにしていた。「行ってこれば?」夕太は首を横に振った。
私の目の前では決してしない。私の嫌う事を知っているからだ。
シンナー、SEXは特に嫌い…夕太とは手を繋ぐ程度だった。
キスもした事がない。そんな事しなくても私達は十分愛しあって行けると思っていた。
夕太は理解してくれてると−
2005-08-31 13:33:00 -
7:
七恵 ◆bcw/PCgrX2
その日もいつもの時間になると私はジャングルジムから降り、公園を後にした。
もう深夜3時だ。いったいいつまでこんな生活が続くのだろうか。
家の前に着くと大きくため息を付いた。ボロイ木造のアパート・・・引き戸に手を伸ばし
ガラガラと扉を開けた。
2005-08-31 13:34:00 -
8:
七恵 ◆bcw/PCgrX2
きしむ床をそっと歩き部屋へ向かおうとすると母親の部屋の襖が開いた。
「あんた又帰って来たん?!はよ出て行け!!」枕やら誰のか分からない男物のパンツなどを、
投げ捨てながら叫ぶ母。「お前なんか産まれて来たんが間違いや!」
聞きなれたセリフにもう傷つきもしなかった。 私は母がまだ叫んでいるのを無視し部屋へ入った。
ベットへそのまま横になる。《私だって産まれて来たくなかった・・・》
母が暴れている音を耳に眠りに付いた。
2005-08-31 13:35:00 -
9:
七恵 ◆bcw/PCgrX2
翌日−
また母の叫び声で目が覚める。「はよ出て行って!帰ってくるな!」
まだ6時だ。さっき寝たばかりだと言うのに、ずっと暴れていたのだろうか。
私は眠い目をこすりながらお風呂へ向かう。 このボロアパートは共同トイレにお風呂だった。
でも住民は私達親子しか居なかった。みんな出て行ってしまった。
夜中中暴れる母・・・何度嫌味を言われたか分からない。出て行ってくれてホッとした。
2005-08-31 13:36:00 -
10:
七恵 ◆bcw/PCgrX2
お風呂から上がると私は母の叫び声を尻目にそそくさと制服を着た。
濡れた髪の毛を乾かす事も出来ないまま家を出た。
一応学校へ通っている。学費は顔も知らない父が出しているらしい・・・。
詳しい事情は知らないし、知りたくもない。こんな母の元へ置いていった父も憎かった。
学校は好きじゃないが他に行く所もない。登校しては図書室でサボる毎日だった。2005-08-31 13:39:00