小説掲示板『All along〜絆〜』のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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『All along〜絆〜』

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  • 1:

    ◎由里です◎

    ?新スレ立てました。また書いてくので良かったら読んで下さい?

    過去スレです
    ?http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1119716895/1-200

    2005-09-04 20:10:00
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    やったぁ\(^_^)(^_^)/新スレありがとう☆何回も立て直し大変だろうけど応援してるので更新楽しみにしてますね★

    2005-09-04 20:18:00
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
  • 9:

    なんでスレで雑談するん?

    2005-09-04 20:42:00
  • 10:

    亀梨

    了解☆彡ほにゃ絵文字ひかぇるゎ(ノД≦*)

    2005-09-04 20:46:00
  • 11:

    管理人にメールしてみるわ。2ちゃんとかもそやけど目的なしの荒らしとかイタズラの場合、メルアド公開とかカキコ禁止なるとかできるやん?

    2005-09-04 20:46:00
  • 12:

    それゎできひんで??私も前小説書いてて荒らされたからしてんケド…?所詮サィトゃしなぁ??ホンマ荒らしダルィ?

    2005-09-04 20:48:00
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
  • 17:

    ちゃんとsageしなあかんよ?メールのとこにsageっていれればいいだけやから?

    2005-09-05 00:20:00
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
  • 21:

    強さ・・・なんてカッコイイもんじゃないけど、晃太のために強くなる。もっともっと強くなろう。
    食事も終わり家に帰ってからもケガの話はせずに、野球の試合時間はDVDを見たり普通に過ごした。次の日からも晃太は病院に通って、専門医に経過を見てもらったりとにかく毎日必死で頑張ってた。
    そんな晃太を見て、私は初めて分かった気がした。ただ生まれ持った才能で好きなことを仕事にしてチヤホヤされてただけじゃないと。

    2005-09-06 07:38:00
  • 22:

    野球一本で食べていける人間なんてほんの一握りだけだってことが。才能だけじゃない、見えない努力があったからここまできたんだなって。
    スポーツ選手はホントに大変だ。投手なら肩や肘が壊れればもう絶望に近い。野手は打てなくなれば終わり。サッカー選手だって走れなくなれば・・・そんな環境に身を置いて日々みんな頑張ってるんだ。

    2005-09-06 07:42:00
  • 23:

    そして、晃太が出るのをずっと楽しみにしていた日本シリーズを迎えた。もちろんそのグランドには晃太はいない。
    それでも晃太は腐らなかった。弱音も吐かずに、勝ってほしいと口にしてた。私達は球場にも行かず、ずっと家でテレビ観戦だった。初戦は勝った。次の二戦目も勝った。
    やっぱり晃太のチームは強かった。でもそこには晃太がいない。私は喜ばなきゃいけないのに少し悲しかった。

    2005-09-06 07:48:00
  • 24:

    でも・・・三戦目、四戦目、五戦目と負けてしまい残すはあと二試合になった。
    相手が先に一勝すれば、日本一の優勝チームになる。晃太のチームが勝つには残りの二試合、両方勝たなければ優勝できない。
    晃太はずっと心配そうだった。でも、そんな思いも届かずに六戦目も負けてしまい、悲願の優勝を逃してしまった。

    2005-09-06 07:54:00
  • 25:

    こんなこと思っちゃだめだけど、私は少しホッとしていた。晃太のいないまま日本一にならなくて良かったと。
    この借りは、この先晃太に返してもらえるようになったって。あのリーグ優勝の輪の中ではしゃいでた晃太を、今度は日本一の舞台で見たかったから・・・。
    晃太本人はテレビを見ながらイライラしてた。エラー、デッドボール、敬遠。目につくものが多すぎたせいで平常心ではいられなかったみたいだった。

    2005-09-06 07:59:00
  • 26:

    「晃太が来年この借り返しなよ。また大暴れすればいいじゃん。でもそれより早く足治して頑張ろうね」
    「そーだな。少しずつ良くはなってきてるしキャンプインするまでには大丈夫じゃないかな?あとはキャンプで調整すれば完璧だと思うよ」
    そう言って晃太は笑った。良かった・・・やっぱり晃太は笑顔でいる方がいい。こんなに優しい顔するんだから。

    2005-09-06 08:03:00
  • 27:

    それから順調に良くなり、秋季キャンプを迎えた。万全ではない状態だったけど、キャンプで完璧にすると言って晃太はキャンプ地に向かって行った。
    キャンプは約一ヶ月ある。晃太が行く直前、一ヶ月は長すぎるなぁとまた少し寂しくなっていた時、晃太が言ってくれた。
    「長すぎて由里また余計な心配するだろうから遊びにおいで」
    って。だから会いに行けることになった。でもやっぱり不安はあった。以前のあの週刊誌や面倒な人がいたらどうしようって。

    2005-09-06 08:11:00
  • 28:

    でもそんなことはすぐに忘れた。もうそんなことで悩んだりするのもバカらしくなったから。会いたいなら会いに行けばいいって、そう思えた。
    晃太が行ってから一週間、その間に私は久しぶりに実家の浦安に帰っていた。お母さんと会うのもあの晃太が挨拶に来た時以来だった。
    少し小さくなった気がしたお母さんと妹達と久しぶりに一緒に食事したり色んな話したり。つかの間の幸せな時間だった。

    2005-09-06 08:15:00
  • 29:

    「矢口さんケガはもう大丈夫なの?」
    そうお母さんに聞かれた私は、今までの病院でのことやリハビリの話をたくさん話した。安心した顔をしたお母さんを見てると、晃太のこと心配していたんだなぁと思った。
    「お母さんは大丈夫?仕事無理してない?だめだよちゃんと言わなきゃ」
    私はホステスをしていた間、月に15万円をずっと実家に入れていた。夜の世界を上がった時も、貯め続けていた貯金400万円をお母さんに渡した。

    2005-09-06 08:21:00
  • 30:

    どうしてそんなことするの?って思う人もいたかもしれない。せっかく貯めたのにって。でも、私達が小さい頃からずっとお母さんは頑張ってたから。
    女一人でずっと頑張ってた。そんなお母さんを私はすごく好きだし誇りに思ってる。だから大切にしたいって。
    晃太にその話をした時、俺も親孝行したいって言った。そして晃太は自分の実家と私の実家に、毎月仕送りをしようって言ってくれた。

    2005-09-06 08:26:00
  • 31:

    私がホステスを辞めて、自分での仕送りができなくなるのをお母さんは分かってた。でも辞めてからも毎月変わらず振り込んでた。
    「由里?そういえばもうお金はいいから。仕事も辞めて貯金まで渡してくれたのに・・・。充分すぎるくらい由里にはしてもらったんだから」
    お母さんは突然そう言ってきた。

    2005-09-06 08:31:00
  • 32:

    「いいよ大丈夫だから。晃太がね、昔の話とかお母さんの話したら由里の親は俺の俺みたいなもんだろって言ってくれてさ。だから晃太の親にも由里の親にも親孝行していこうって」
    私がそう言うとお母さんの目には少し涙がにじんでいた。昔より小さくなった体、しわの増えた目尻、お母さんも年をとったなぁって思った。
    「由里ありがとう。ごめんねこんなお母さんで。もっとしっかりしてたらあんたももっとちゃんとした人生歩めたのに」
    お母さんの声は震えてた。

    2005-09-06 08:37:00
  • 33:

    「そんなことないよ?めちゃくちゃいい人生だし。普通の子より由里のほうが苦労は多くてもいい生き方してるし。お母さんの子なんだからさ。それだけで幸せじゃん」
    私がそう言うと、お母さんは泣いてしまった。そして、私もまた泣いてしまってた。いい涙。悲しくて流す涙じゃない。嬉しくて流せる涙ってきっとすごく素敵なものだよね。

    2005-09-06 08:42:00
  • 34:

    「ちょっとぉー、お母さんもお姉ちゃんも何泣いてんのよ!?もーヤダー」
    近くに座っていた恵里と美恵もびっくりして泣いてしまった。よく泣いたなぁ、この家で。昔と変わらない。悲しくたって苦しくたってみんなで泣けば寂しくなかった。
    これからは、こんな風に嬉しくて流す涙が増えるといいのになぁ・・・。

    2005-09-06 08:47:00
  • 35:

    家族の絆は深いものだから。切っても切れない血の繋がり。知らないうちに似てしまってる性格。長い時間を過ごすからこそ喧嘩もするけど、誰かが困ってると絶対に助けてくれる。
    友達や恋人は裏切るかもしれない。離れることがあるかもしれない。でも家族はそうじゃないから。
    ずっとずっと変わらずに残るものだから。

    2005-09-06 08:51:00
  • 36:

    約一週間、久しぶりに実家でそうやって過ごしてた。お母さんと料理作ったり妹の恋愛相談のったり。楽しい時間はホントにあっという間だった。
    そして、帰る前日にはお母さんとお酒を一緒に飲んだ。昔話をしたり昔の写真やビデオを見たり。ずっとニコニコ顔で話しているのを見てると、お母さんにとって私はいくつになっても子供なんだなぁって思った。
    そしてこれからも、ずっとずっと私のお母さんなんだなぁって。照れ臭いけど、ホントにお母さんの娘で良かったって思った。

    2005-09-06 08:59:00
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
  • 49:
    2005-09-08 23:07:00
  • 50:

    名無しさん

    ??

    2005-09-10 01:37:00
  • 51:

    由里

    また書いていきます。

    2005-09-12 12:35:00
  • 52:

    由里

    そして、次の日実家から一度マンションに帰ると一週間分くらいの荷物を用意してキャリーバックにつめこんだ私は、キャンプ地に向かうため空港へと向かった。
    搭乗手続もスムーズに済み時間がくるまで空港内の喫茶店でゆっくりお茶を飲んでいた。
    ♪〜♪〜♪
    携帯が鳴り着信画面を見ると晃太からだった。
    「ハイハーイ」

    2005-09-12 12:42:00
  • 53:

    由里

    「まだ空港?何時頃着くか分かる?」
    何時だろ?
    「うーんとねぇ多分3時過ぎかなぁ」
    「そっか。迎えに行けないけど大丈夫?着いたらタクシー乗って○×ホテルって言って。着いたらロビーの右側にフロントがあるからそこで」

    2005-09-12 12:45:00
  • 54:

    由里

    「もー分かってるよー昨日もそれ言われたし。由里そんなにバカじゃないよ」
    晃太は過保護な親みたいに必死に私に何度も同じことを言ってくる。笑っちゃうよホントに・・・
    「分かったわかった。とりあえず着いたら一応メールしててね。じゃあ」
    電話を切った私はニコニコしてた。多分周りにいた人は私のこと変なやつだと思ってたかも。
    でもワクワクして嬉しかったからそんなのどうでも良かった。

    2005-09-12 12:49:00
  • 55:

    由里

    そして、無事飛行機は飛び立った。しばしの空の旅。窓際だった私はずっと外ばかり見ていた。
    考えてみれば一人で飛行機に乗ったのも初めてで、ほんの少しまた大人になった気がした。
    もうすぐ晃太に会える。そう思うと一人でも楽しかった。そして、飛行機の旅も終わり無事到着した私は空港に着くと出口からすぐに見えたタクシー乗り場に歩いて行った。

    2005-09-12 12:55:00
  • 56:

    由里

    「○×ホテルまでお願いします」
    トランクに荷物を積み、私は運転手さんに行き先を言うと運転手さんは私をバックミラーでチラチラ見ながら話し掛けてきた。
    「観光?それともキャンプ見に来たんですか?」
    「あ、まぁ・・・観光みたいなもんです」
    「珍しいねぇ、一人で観光なんて。じゃあこれあげますよ。たいしたものは載ってませんけど」

    2005-09-12 12:59:00
  • 57:

    由里

    そう言って手渡してくれたパンフレットは、ホントに観光向けスポットばかりがピックアップされていて、もらって正解だった。
    晃太は休養日以外は毎日練習だし暇つぶしに一人で行くこともできるかも、そう思いながらホテルに着くまでずっとパンフレットを見ていた。
    「もうすぐ着きますよ」
    運転手にそう言われ、私はとりあえず晃太に着いたよとメールをしておいた。

    2005-09-12 13:02:00
  • 58:

    由里

    そして、タクシーもホテルに着き運転手さんに荷物をおろしてもらうと私はホテルに入った。チェックインもスムーズに済みとりあえず荷物もあったし部屋に入った。
    部屋はセミダブル。私はとりあえずベッドにバタンと寝転んだ。あー疲れたぁ・・・朝から浦安から東京帰って空港行って飛行機乗って・・・。
    久しぶりに動いた気がして疲れてしまってた。

    2005-09-12 13:10:00
  • 59:

    由里

    プルルルル
    その音で目が覚めた。え?どこ?ここ・・・部屋は真っ暗だった。あ、そうだホテルだ。私はとりあえず電気をつけると部屋の電話に出た。
    「はい」
    「はいじゃねーよー由里。びっくりするじゃん。さっきからずっと電話してんのにさー。部屋の前にも行ったんだよさっき」
    晃太の声だった。私は時計を見てびっくりした。もう8時過ぎだったからだ。私こんなに寝てたの?

    2005-09-12 13:15:00
  • 60:

    由里

    「飯くおー。とりあえず15分後にロビーの入口から出て左にちょっと歩いてて。すぐ行くから。あっ帽子かぶってこいよ」
    「わかったぁ」
    ベッドに寝転んだまま私はそう言うと電話を置いた。あぁ15分後か・・・えっ?15分後?もう時間ないじゃん。
    鏡を見ると化粧はくずれ、少しねぐせもついていた。もぉっ!せっかく久しぶりに晃太に会えるのに・・・最悪だよ。

    2005-09-12 13:20:00
  • 61:

    由里

    サッと軽く化粧を直し、用意を済まして帽子をかぶると私は部屋から出た。ロビーにおりると入口にはたくさんの人がいた。
    色紙を持った人やユニホームとペンを持った人、多分サイン待ちのために待ってるんだろうなぁと思った。
    私はうつむきながらそこを通り抜け、言われたとおり左に歩いて行った。けっこう歩いた。どこまで行けばいいんだろ?そう思っているとププッと車のクラクションが鳴り、振り向くとタクシーに乗った晃太が窓から顔を出して笑っていた。

    2005-09-12 13:25:00
  • 62:

    ァミーゴ

    ァミーゴだよ?

    2005-09-12 13:30:00
  • 63:

    由里

    私の横でタクシーは止まりドアが開いた。久しぶりに会う晃太は少しかっこよくなった気がした。タクシーに乗ると、そのまま走りだした。その間は久しぶりに晃太と手を繋いでた。
    大きな手、少し硬い手、私はこの手が大好きだった。そしてあるお店の前に着くと私達はタクシーからおりた。
    晃太の後ろから歩いてついて行き、お店に入ると店内はガヤガヤしていた。

    2005-09-12 13:32:00
  • 64:

    由里

    「おーこっちこっち」
    その時、聞き覚えのある大きな声が聞こえてきた。その声の先を見ると男の人が二人と女の人が二人。よく見ると須藤さんと田村さんだった。
    「えっ?一緒?」
    私は聞いてなかったからびっくりした。
    「由里が来るって言ったらまた顔見たいとか一緒に飯行こうって言われてさぁ。ごめんな、でも二人も彼女今日来たとこだしさ、大丈夫だよ」

    2005-09-12 13:38:00
  • 65:

    由里

    そう晃太に言われたし、私は全然大丈夫だった。そして四人の席に入りみんなで食事が始まった。
    田村さんの彼女さんは年上の人で28歳。スッチー、今でいうCAだ。付き合って二年だった。私は田村さんとはコンパで会っていたけど、彼女がいることは全然知らなかった。
    彼女さんは遊んでたこと知らないんだろうなぁ・・・そう思うと少し目を見れなかった。須藤さんの彼女は私と同じ歳だった。
    某事務所に所属するタレントの卵。まだ付き合ったばかりだと言ってた。

    2005-09-12 13:44:00
  • 66:

    ァミーゴ

    ァミーゴだよ?

    2005-09-12 13:51:00
  • 67:

    ァミーゴ

    ァミーゴだょって?

    2005-09-12 13:53:00
  • 68:

    由里

    「うそー?すごいじゃん。私も今ね、六本木で働いてるんだけど噂で聞いたことあって。Jのスーパーホステスって。そしたらスーちゃん(須藤さん)が知ってるって言ってたから。でもまさか矢口さんの彼女とは思わなかった」
    よく言ってくれてるのか嫌味なのかは分からなかったけど、私はどっちでも良かった。
    「同じ歳だし仲良くしよ」
    とだけ言っておいた。

    2005-09-12 13:55:00
  • 69:

    ァミーゴ

    なんで無視???????久しぶりき書いてたから覗いただけやのに?????

    2005-09-12 13:57:00
  • 70:

    由里

    田村さんの彼女さんは落ち着いていて品がある人だった。綺麗で田村さんを立て、一歩ひきながら見守っているような。
    須藤さんの彼女も可愛くて愛嬌のある子。まだ若さがあるせいか須藤さんが優しくかまってあげてるように見える。
    どっちにしてもやっぱりいい彼女に見えた。私も頑張らなきゃ、いい彼女って言われるように。
    「そういえば由里ちゃんめっちゃ頑張ってるみたいやなぁ毎日食事も栄養の勉強とかしながら作ってんねやろ?晃太が自慢してきとったで」

    2005-09-12 14:01:00
  • 71:

    由里

    関西弁の須藤さんにそう言われて私は多分顔が真っ赤になってしまっていた。
    「余計なこと言わないで下さいよー」
    晃太もまた少し顔が赤くなっていた。目が合うと笑ってしまった。二人して照れてるなんてバカップルみたいでおかしくて。
    「足どお?よくなった?」
    「あ、あぁもう全然平気!走れるようにもなったし。超頑張ったからさ」

    2005-09-12 14:05:00
  • 72:

    由里

    ぁみーごさん久しぶりです?私も久しぶりに書いててちょっと必死になってました?
    今日更新していくのでまた読んで下さいね?

    2005-09-12 14:07:00
  • 73:

    由里

    それを聞いて安心した。肩の荷がおりたみたいに。そして、食事も終わり私達はタクシーを二台手配してもらい、お店を出ると男と女に別れた。
    晃太達は先に帰ってもらわないといけなかった。一緒にホテルに戻ることはできないから。
    入口で出待ちしてるファン達の目や、また張り込んでるかもしれないカメラを警戒して、私達は時間差を明けて後から帰ることにした。

    2005-09-12 14:11:00
  • 74:

    由里

    ちょっと休憩します?

    2005-09-12 14:18:00
  • 75:

    由里

    私は知らないフリをした。須藤さんが結婚してることを。でも雪乃ちゃんはびっくりするような言葉を言った。
    「スーちゃん奥さんもいるし産まれたばっかのベビーもいるじゃん。ゆき分かってたんだけど好きになっちゃって。不倫?になるんだろうけどそこまで重くもないし・・・」
    雪乃ちゃん知ってたんだ。まぁ知らないわけないか、須藤さんだって有名人だし調べればすぐ分かるよね。

    2005-09-12 14:25:00
  • 76:

    由里

    雪乃ちゃんのしてることは良くないことかもしれない。でも人を好きになることは誰にも止められないんだよね。
    法律やルールはあるとしても、不倫はバレない限りずっとバレない。でも何でだろう。寂しくなんないのかな・・・一緒にいない時は家庭に帰ってるのを分かってるのに。
    須藤さんも何を思って付き合ってるんだろう。私には理解しがたい話だった。

    2005-09-12 14:29:00
  • 77:

    由里

    「それぞれ色んな愛し方があるからね」
    涼子さんが小さな声でそう言った。
    「雪乃ちゃんのしてることはダメなことだよ。自分が苦しいだけで。でも私も経験あるから気持ちすごく分かる。手に入らないから欲しくなるんだよ。でも寂しくなるよ絶対。ホントに割り切らなきゃやってらんないから」
    涼子さんの言葉に私も雪乃ちゃんも言葉が出てこなかった。私達より少し長く生きてるだけなのに涼子さんの言葉は重みがあり、深かった。

    2005-09-12 14:35:00
  • 78:

    由里

    そして雪乃ちゃんは泣いてしまった。涼子さんは慌てて謝ってた。でも泣いたのはきっと涼子さんのせいじゃない。
    自分自身に泣いたんだ。須藤さんの前では泣けないから、割り切った女でいなきゃいけないから。そう思うと何だか切なくなった。
    私と同じ歳なのにこんなに苦しい現実と向き合ってるんだって思うと辛くなった。
    でもタクシーはホテルに着いてしまい、私達はタクシーからおりると入口から入ろうと歩いていった。

    2005-09-12 14:40:00
  • 79:

    由里

    たくさんいるファンの人達がジロジロ見てくる。きっとさっき帰ってきた晃太達三人と人数が同じだからだ。変に勘繰った顔をしていた。
    私達はそれぞれ別の階でおりたけど、またゆっくりお酒でも飲もうとみんなで携帯番号とメルアドを交換した。
    私は部屋に着くと涼子さんには【お疲れ様でした?楽しかったです?おやすみなさい?】と入れ、雪乃ちゃんには【もう泣いちゃだめだよ?せっかく可愛いんだから?またゆっくり話そうね?】と入れた。

    2005-09-12 14:46:00
  • 80:

    由里

    すぐに二人からメールが帰ってきた。
    涼子さんからは【私も楽しかった?おやすみなさい】雪乃ちゃんからは【ありがとう?もう大丈夫だよ?またゆっくり話そうね】と。
    それからも私はシャワーを浴びながらずっと須藤さんと雪乃ちゃんのことで頭の中がモヤモヤしてたけど、私が悩んでも仕方ないなと思って考えないようにした。

    2005-09-12 14:50:00
  • 81:

    悠?

    由里ちゃん?久しぶりで楽しく読ませてもらってます?やっぱりいいなぁ?心あたたまる?頑張ってね?更新おつかれさま?

    2005-09-12 16:30:00
  • 82:

    コアラ

    久しぶりのしおり??  頑張って??

    2005-09-13 02:49:00
  • 83:

    名無しさん

    ?

    2005-09-15 04:02:00
  • 84:

    名無しさん

    更新しないの?

    2005-09-17 14:02:00
  • 85:

    名無しさん

    阪神優勝間近やし忙しいんちゃう?

    2005-09-17 14:46:00
  • 86:

    かな

    やったぁぁ??続き書いてくれてるぅ??またちょくちょく見させていただきまぁぁす?

    2005-09-18 05:56:00
  • 87:

    由里

    お久しぶりです?たくさんレスしてくれててありがとうございました?またゆっくり書いていきま?す?

    2005-09-18 07:49:00
  • 88:

    由里

    シャワーを浴び終わった私はゴロンとベッドに寝転んでるとすぐに晃太が来た。なんだか密会してるみたいでドキドキだった。
    「大丈夫なの?」
    「何が?」
    「同じホテル泊まってて。ばれたらやばくないの?」
    「やばいよ。でもばれないから大丈夫。久しぶりに由里と寝れるしさ。どーでもいいよそんなことは」

    2005-09-18 07:53:00
  • 89:

    由里

    「本当に大丈夫ー?」
    私達はやっと二人きりになれたせいか、久しぶりにたくさんキスした。何十回?もバカみたいだけど。
    でも・・・きっと私は幸せだった。さっきの雪乃ちゃんのことや、少し大人目線で冷静沈着な涼子さんよりも。
    比べるものじゃないけど、私は今の晃太には何の不満もなかったから。

    2005-09-18 07:58:00
  • 90:

    由里

    でも人ってずっとずっと同じ気持ちでいれることってないから・・・晃太も隠れて遊んだり浮気相手作ったりするのかなって考えると怖くなった。
    「ねぇ、須藤さん今年赤ちゃん産まれたんだよね?」
    「そーだよ。女の子だったかな。写メ見せてもらったけど超可愛かった。それがどうかしたの?」

    2005-09-18 08:01:00
  • 91:

    由里

    どうかしたのって・・・。晃太は何を考えてるんだろう。
    「雪乃ちゃんは愛人?っていうか浮気相手になるの?何で新婚で子供も産まれたばっかなのに平気でそうゆうことするんだろ」

    「うーん・・・何でかは俺には分かんない。須藤さんともそんな話はしないし。たださぁ、俺は雪乃ちゃんも悪いと思うよ。腺は引けたわけでしょ?付き合う前に」

    2005-09-18 08:09:00
  • 92:

    名無しさん

    ?

    2005-09-19 02:36:00
  • 93:

    コアラ

    しおり??

    2005-09-19 11:31:00
  • 94:

    名無しさん

    ?

    2005-09-20 14:24:00
  • 95:

    名無しさん

    っ・づ・き??

    2005-09-20 17:07:00
  • 96:

    名無しさん

    毎日まだかなぁって楽しみにしてます??早く完結さしてくださいね?

    2005-09-21 23:04:00
  • 97:

    名無しさん

    ?

    2005-09-22 06:03:00
  • 98:

    名無しさん

    書かないン?

    2005-09-22 11:27:00
  • 99:

    由里

    皆さんお待たせしすぎちゃってスイマセン?
    今日は時間があるので更新していきますね?

    2005-09-22 15:01:00
  • 100:

    名無しさん

    ゃぁったぁ?ずっと待ってたからカナリ嬉しい???リアルタイムゃし??頑張って?

    2005-09-22 15:04:00
  • 101:

    由里

    確かにその通り。初めから分かってたなら苦しくなることぐらい目に見えてただろうなぁ。
    「でもね、由里には理解できないよ。どっちも悪いかもしれないけど奥さんとか子供はもっと嫌だよね。何も知らないんだから」
    晃太は少し黙って考えた後「そうだなぁ」
    とだけ一言つぶやいた。

    2005-09-22 15:05:00
  • 102:

    由里

    話を戻すと、早い話が須藤さんは昨年に結婚した。いわゆるできちゃった結婚だった。そしてシーズン中に赤ちゃんも産まれた。はたから見ていれば幸せ真っ只中のはずだった。
    でも結婚していながら雪乃ちゃんとコンパで知り合ってそのまま付き合うことになった・・・。
    こんなことは普通の人でもあることかもしれない。浮気や不倫の一つや二つってよく人は言う。

    2005-09-22 15:13:00
  • 103:

    由里

    でも雪乃ちゃんの泣き顔を見た私はそうゆう恋愛の裏の深さを見た気がした。
    表向きは平気な顔してて。雪乃ちゃんは須藤さんの前じゃずっと笑ってた。何の不満も不安も見せずにただ隣で笑ってた。

    本当は言いたいこと・・・たくさんあるのに。本当は寂しくて苦しいのに。

    2005-09-22 15:19:00
  • 104:

    由里

    須藤さんはそれに全く気がついてない。言い方は悪いかもしれないけど、自分の思い通りに生きているようなそんな風に見えた。
    人としては好きだけど男としてはあまり好意はもてなくなった。
    もっと相手の、周りの気持ちを考えてくれたらいいのに。

    2005-09-22 15:24:00
  • 105:

    由里

    「今日はもう寝よう。由里疲れただろ?」
    晃太はそう言うと髪を撫でながら寝かせてくれた。しばらくしたら晃太の寝息が聞こえてきて顔を見るともう眠ってしまってた。
    私も目を閉じて眠りにつこうとしたけど、何故か寝付けずにいて・・・それから一時間近くたった時に携帯が震え、画面を見ると雪乃ちゃんからのメールだった。

    2005-09-22 15:31:00
  • 106:

    由里

    ?
    由里ちゃん起きてる?

    短いメールだった。私は起きてるよ?と返事を返したけど、しばらくたっても返事が返ってこなかった。
    どうしたんだろ?って一人でずっと気になりすぎて、返事が待てないまま私は電話をかけてしまった。

    2005-09-22 15:35:00
  • 107:

    由里

    プルルルル
    「はい、由里ちゃん起きてたの?メールごめんね」
    「いーよ大丈夫。っていうかどーしたの?雪乃ちゃん今何してたの?」
    少し間が空いた後、雪乃ちゃんはホテルの近くにあるバーに一人でいると言った。私は心配になってスッピンのまま帽子を被り、そのバーに向かった。

    2005-09-22 15:39:00
  • 108:

    由里

    お店を見つけた私はカウンターしかないそのバーの奥の席で一人で飲んでいた雪乃ちゃんを見つけた。
    「由里ちゃん?えっ?どーしたの?スッピン?」

    私は少し笑ってしまった。考えてみたら眉毛くらい描くべきだったかなって。
    「スッピンやばいかな?っていうかダメじゃん一人で飲んでちゃ。誘ってくれたらよかったのに」

    2005-09-22 15:44:00
  • 109:

    由里

    「でも矢口さんと一緒だったでしょ?もしかしてさっきの電話で出てきてくれたの?ゴメンね・・・」
    雪乃ちゃんは見るからに元気がなかった。何かあったんだとすぐに分かった。
    「晃太はすぐ寝たし爆睡中大丈夫だよ。それより何かあったの?」
    私がそう聞くと雪乃ちゃんはハァーッと溜め息をついた。

    2005-09-22 15:49:00
  • 110:

    由里

    「大丈夫だよ。由里、口は堅いから。何かあった時はさ人に話してスッキリするのが一番だし」

    私はカクテルを飲みながらゆっくり話を聞いた。店内のお客は私達二人だけ。静かな時間が流れていた。

    「あのね・・・」

    2005-09-22 15:53:00
  • 111:

    由里

    雪乃ちゃんは話してくれた。さっきまで須藤さんといたこと。
    これから先このままでいいのかどうしたらいいのか分からないこと。それを須藤さんに言ったら好きだけど俺には何も言えないって言われたこと。
    一番になれないのは分かってるのに好きだってこと。どうして須藤さんを好きになったかってこと。

    2005-09-22 15:57:00
  • 112:

    由里

    雪乃ちゃんは須藤さんに、明日の試合でホームランを打ったら、付き合ってって最初はそんなノリで口説かれたって笑いながら話してくれた。
    始めは興味もなかったって。まさか自分が不倫をするなんてことも想像できなかったって。
    でも気付けばいつの間にか好きになってたって。恋愛ってそんなもんなんだよね。好きになろうと思ってなるわけじゃない。
    なりたくなくても好きになっちゃう時ってあるから。

    2005-09-22 16:02:00
  • 113:

    由里

    誰かに止められたり何かを言われて変わる気持ちじゃない。言われて変わる気持ちならそれは本物じゃないから。
    昔、ペガとアルタイルが周りに大反対されて引き離され、二人の間に天の川を流された昔話があったよね。二人は一年に一度しか会えなくなってしまった話。
    私はその物語を知った時、最初は何てヒドイことをするんだって思ってた。

    2005-09-22 16:11:00
  • 114:

    由里

    でも二人の強い気持ちがあったから一年に一度だけ、川に橋をかけることを許された。その日だけは会うことが許された。
    ベガもアルタイルも、その一年に一度だけのその日だけを想い、ずっとずーっとそれだけのためにたくさんの想いを我慢して頑張って。
    思い合う気持ちが本物ならそれでもずっとずっと続くんだよね。私は今も七月七日、空の上ではそんなことが続いているような、そんな気がする。
    そして翌々考えた時ふと思った。

    2005-09-22 16:18:00
  • 115:

    由里

    雪乃ちゃんの気持ちも、きっと報われる時が来るんじゃないかって。無駄な恋愛ではないって。
    これから先、うまくいくかだめになるかは分からないけど、幸せの価値観なんて人それぞれだし・・・。
    幸せは自分の心が決めるもの。そして誰もがなれるもの。人に幸せにしてもらうんじゃない。自分で幸せを掴めるようにならないと。

    2005-09-22 18:12:00
  • 116:

    由里

    「好きなら好きでいいじゃん。一緒にいたいならいればいいじゃん。辛くても寂しくても自分が選んだ人なんだったらさ。だって別れたって嫌いになんてなれないでしょ?」

    「・・・うん。なれない。だから苦しいんだよね。さっきも一緒にいる時にさ、こうして毎日ずっと一緒にいれたらいいのになって言われて。嬉しくてさー私。泣きそうだった。でもやっぱり寂しくなった。だから涙出そうだったし部屋出てきたの」

    2005-09-22 18:23:00
  • 117:

    由里

    雪乃ちゃんは須藤さんの前で泣いたことがないと言ってた。喧嘩をしたことも。好きだからできないって。そういう愛し方もあるんだなぁって思った。
    優しさの強がり。でも優しさの裏にある寂しさはずっと消えないまま。素直になれたらどんなに楽になるんだろうか。

    2005-09-22 18:27:00
  • 118:

    由里

    「明日一緒にキャンプ見に行く?ていうか由里ちゃん帰ってからも時々遊んでくれる?」
    少し顔が明るくなった雪乃ちゃんにそう言われ、私は少しホッとした。
    「遊ぶ遊ぶー♪いつでも連絡してよ。明日もね」
    私達は明日の約束をした後、残りのカクテルを飲みほしてバーを出た。
    ホテルまでの帰り道は好きな音楽の話や他愛ない話をしながら、いつの間にか二人とも笑ったりしてて。

    2005-09-22 18:33:00
  • 119:

    由里

    そして私達はエレベーターでバイバイすると、それぞれ部屋に帰っていった。
    私が部屋に戻ると、晃太はベッドの上で座ったまま少しご機嫌ナナメな顔をしてた。
    「晃太起きてたの?」
    「どこ行ってたんだよ。携帯も置いたままだし」
    「雪乃ちゃんと会ってた」

    2005-09-22 18:36:00
  • 120:

    由里

    「えっ雪乃ちゃん?何で?何かあったの?」
    晃太はふくれた顔がくずれいつもの顔に戻った。
    「何もないよ。寝れなかったから少し飲んでたの」
    「スッピンで?」
    私はすっかり忘れてた。雪乃ちゃんにアツク語っておきながら自分はスッピンなんて・・・恥ずかしい

    2005-09-22 18:42:00
  • 121:

    由里

    「もう寝るからいーの」
    私がベッドにもぐり込むと晃太に後ろからつかまえられて、そのまま久しぶりに晃太の心音を感じながら二人とも眠ってしまった。
    大好きな人がそばにいるって幸せだよね。ドキドキする心臓の音が聞こえると安心できる。
    こんなに近くにいるんだって。

    2005-09-22 18:49:00
  • 122:

    由里

    PPPPP
    アラームの音で目が覚めた。とりあえず晃太を起こしてカーテンを開けると眩しいくらい天気が良かった。晃太は練習の用意もあって自分の部屋に戻り、私は一人でとりあえずゆっくりテレビを見ていた。
    化粧して髪やって・・・ゆっくりゆっくりやりながらボーっとしてると雪乃ちゃんから電話がかかってきた。

    2005-09-22 18:56:00
  • 123:

    由里

    「用意できてるー?」
    もう昼間だったけど食事をしていなかった私達は、少し遅れた朝食をとろーってことになり、一階ロビーで待ち合わせをするとホテル内でランチを食べた。
    昨日の元気のなかった雪乃ちゃんとは違う。大笑いしたりはしゃいだり。元気になってるのを見て、安心したし嬉しかった。

    2005-09-22 19:02:00
  • 124:

    由里

    >>1-100
    >>101-125
    少し休憩します?スイマセン

    2005-09-22 19:03:00
  • 125:

    名無しさん

    ?

    2005-09-22 23:03:00
  • 126:

    ?みさき???

    ?友ダチ?に聞ぃて??今一気に読みましたァ??めちゃ?泣きましたッッ??女の子の気持ちがすごくゎかって読みゃすかったです?またちょく?見に?きます???楽しみにしてぃますッッ??頑張って?さァァ?ぃ川??

    2005-09-24 00:22:00
  • 127:

    赤西

    キョロ?キョロ??

    2005-09-24 01:00:00
  • 128:

    名無しさん

    ?

    2005-09-24 19:05:00
  • 129:

    亀梨

    ん????

    2005-09-24 19:18:00
  • 130:

    由里

    赤西さん亀梨さんこんばんわ?読んでくれてるかな?今日また後で更新していくのでまた見て下さいね?

    2005-09-24 20:43:00
  • 131:

    悠?

    由里ちゃん更新お疲れさまです(。・?・。)楽しみにしてたんでうれしいです?頑張ってね??

    2005-09-25 01:50:00
  • 132:

    名無しさん

    まだ??

    2005-09-25 23:20:00
  • 133:

    名無しさん

    書いて??

    2005-09-27 06:30:00
  • 134:

    名無しさん

    ?

    2005-09-27 18:23:00
  • 135:

    亀梨

    ゃみで読んでたりします??

    2005-09-27 18:43:00
  • 136:

    名無しさん

    MVP

    2005-09-29 15:20:00
  • 137:

    名無しさん

    VIP

    2005-10-01 09:42:00
  • 138:

    名無しさん

    もうかかへんのかな?

    2005-10-01 11:05:00
  • 139:

    由里

    書きますよ?すいません?最近忙しかったから更新ゆっくりになってます?

    2005-10-02 07:41:00
  • 140:

    由里

    それから私達はホテルを出るとタクシーに乗り込み晃太達が練習する場所に向かった。
    着くと人がたくさんいた。みんなファンの人達や練習見学しに来てる人ばかり。私達もその人込みに紛れながらしばし見学。
    初めて来るキャンプ地は思っていたよりも騒がしかったけど、空気が澄んでいるような気がして気持ち良かった。

    2005-10-02 07:42:00
  • 141:

    由里

    「あっ由里ちゃん!矢口さんいたよーあそこあそこ!すーちゃんはどこにいるんだろ?」
    雪乃ちゃんが指差した先には晃太が見えた。しばらくすると須藤さんも見つけることがてきて私達はぼーっと見学してた。

    2005-10-02 07:46:00
  • 142:

    由里

    それにしても試合じゃないからヒマだった。最初は笑って見てたものの、人の多さとうるささに疲れてしまいそうで。
    「どっか行こっかー」
    「由里も思ってたぁ」
    私と雪乃ちゃんは、同じこと考えてた。せっかく来たんだしってことで。
    「そーだ☆来た時にタクシーの運転手さんに観光用のパンフレットもらってたんだ。見る?」

    2005-10-02 07:52:00
  • 143:

    由里

    それからなぜか私達は意味なく季節はずれの海へ向かうことにした。
    11月の海。人もいないし静かだった。まぁいるわけないか・・・。二人して浜辺に座り込んでぼーっと海を見てた。
    目の前には水平線が見え、広い海とよく晴れた空。ただ波音だけが静かに聞こえてた。

    2005-10-02 07:57:00
  • 144:

    由里

    癒されるってゆうのかな?ただぼーっとしてるだけなのに不思議と気持ちが落ち着けた。
    「由里ちゃん矢口さんとは付き合ってどれくらいたつの?」
    「まだ四ヵ月くらい」
    雪乃ちゃんはびっくりした顔をしてた。
    「もっと長いのかと思ってた。意外ー。そのわりには二人とも落ち着いてるね」

    2005-10-02 08:03:00
  • 145:

    由里

    「えーそんなことないよ。色々あったよ・・・ありすぎってくらいあった」
    思い出すだけでも目まぐるしい出来事だらけ。私にとって晃太との出会いは自分を、自分の人生も変えることになったから。
    もし出会っていなければ、あの時となりに座ってなければ、何も変わらないままだったはず。

    2005-10-02 08:06:00
  • 146:

    由里

    きっと私は英二とよりを戻し、六本木であのまんまホステスを続けてた。たくさんの人を傷つけたり寂しい思いをさせてしまったかもしれない。
    でも、それでも私はこれで良かったんだと思う。
    傷つけてしまった英二や、晃太の元カノ達。寂しくさせてしまったレイや黒木さん、Jのスタッフ達。

    2005-10-02 08:11:00
  • 147:

    由里

    そのことを考えると少し私も寂しくなるけど・・・。でも自分で決めたことに何一つ後悔はない。
    「あー雪も幸せになりたいなぁ。まぁ無理な話だけどさ。すーちゃんには何も望んでないから。っていうか望んじゃだめなんだけど。雪ね、東京帰ったら仕事頑張ろうって思ってるんだ」

    2005-10-02 08:16:00
  • 148:

    由里

    「そうなんだぁ。いいじゃん☆頑張ってみなよ」
    雪乃ちゃんは某プロダクションに所属してるタレントの卵だった。まぁその時はまだ本当に仕事もあまりなくて夜はキャバでバイトもしてたんだけど。
    「今はBSとかそっちのほうの仕事しかないんだけどとりあえず何でも頑張って有名になる!仕事頑張ればすーちゃんのこと考えなくて済むだろうし」

    2005-10-02 08:22:00
  • 149:

    由里

    「じゃあ有名人になったら○○○(大物芸能人)に会わせてね(笑)由里あの人笑いのツボなんだー」
    「○○○?絶対無理だよーとりあえずテレビ出れるようになんなきゃ無理だもんね。よし!頑張る」
    ただのその場の流れの約束だった。その時は本気で考えもしなかったけど。

    2005-10-02 08:29:00
  • 150:

    由里

    それから私達は時間を見計り、練習場所に戻ると何もなかったかのようにまた座りながら練習風景を見ていた。
    夕刻も過ぎ、やっと練習が終わるともう空は暗くなっていた。
    私と雪乃ちゃんは先にホテルに戻り、中に入ってからバイバイするとそれぞれ部屋に戻った。

    2005-10-02 08:32:00
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