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━続・傷跡━
-
1:
理都
完結まで、宜しくお願いします?
━傷跡━初めからはこちらです→http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1133335290/-52006-01-04 03:52:00 -
201:
理都
母は、そう言うと、廊下を歩き、ゆっくりと階段を降りていった。
その後ろ姿を、あたしはただ呆然と、見つめていた。
「…………理都?」
―――――え‥。
龍二の声で、我に返る。2006-01-14 22:52:00 -
202:
理都
「どーしたん!?ボーっとして…。おばちゃん、めっちゃ優しいなぁ!食材、はよ冷蔵庫に入れよや。」 龍二が、あたしの手からスーパーの袋を取ると、ジーパンのポケットの中から、片手で鍵を取り出した。
『あっうん…そやな。』
あたしは、慌てて返事をした。
だけど、視線だけは、長く続く廊下の先から――。 まだ、離せないでいた。
2006-01-14 23:03:00 -
203:
まい
りつチャン強いなぁ。人間的にもめちゃくちゃ好きやわ。ガンバッてね。
2006-01-14 23:04:00 -
204:
理都
《部屋にあがっていく?》くらい、言えば良かったかな……。
フォークに刺さったチーズケーキを口に運びながら、ふと思った。
《あ、やっぱりおいしい‥‥‥。》
母が持ってきてくれたチーズケーキは、最近、まともに何も食べてなかったせいか。 格別に、おいしく感じた。2006-01-14 23:10:00 -
205:
???
頑張って?
2006-01-14 23:14:00 -
206:
理都
まいチャン、ありがとうございます! 読んで頂けて嬉しいですm(__*)m
この時の彼は、精神的に弱くなっていたので…
あたしが強くいなきゃと、思っていたのかも知れないですね。2006-01-14 23:16:00 -
207:
理都
???チャン、いつもありがとうございます!励みになります!(。_。*)2006-01-14 23:18:00 -
208:
理都
こうして、あたし達は、なんとか生き延びる事が出来た。車を売ったお金で家賃と、光熱費を払った。母が持ってきてくれた食材で、食費もしばらくは、かからない。
助かった‥‥‥‥。
この時の本心は、本当に、ただそれだけやったと思う。2006-01-14 23:45:00 -
209:
理都
子供だったあたし達は、生活の大変さ、というのを分かっていなくて。
お金さえあれば生きていけると、思っていた。 だけど、そのお金を稼ぐ為には、仕事をして、働かなきゃいけなくて。
そうやって、みんな生きているのが当たり前なんだって事を‥‥
馬鹿なあたしは、すっかり忘れてしまっていた。
2006-01-14 23:55:00 -
210:
理都
そう、お金は嫌でも、消費される。収入がないと、成り立たない。
車を売ったお金は、あっという間に、消費された。
そして、冷蔵庫の食材も…あたしの【節約】の努力も虚しく、気付いたら、完全に消費されていた。
2006-01-15 00:01:00 -
211:
理都
「……なぁ、あと金ナンボ残ってるん?」
ベッドに寝転がりながら、台所に立つあたしに、龍二が言った。
『財布には、二万…くらいかな。』
財布には、じゃないな。 正確には、これが、あたし達の【全財産】。2006-01-15 00:06:00 -
212:
理都
【カタン―‥】
「ふーん。っつか…また晩飯カレーなん?昨日も一昨日も食ったやんけ…。いい加減、飽きてくるわ。」 テーブルに並べた料理に、龍二が不服そうに言った。『…またって、仕方ないやん。カレーは、日持ちするねんから。』
《ふーん》って‥‥
アンタは、この状況を、理解してないん?
2006-01-15 00:12:00 -
213:
龍二
「日持ちって、たまにはメニュー考えろや。シチューにするとか、カレーうどんにするとか…なんかあるやろ!?毎日毎日カレーばっか食ってたら、胃もおかしなるわ。」
スプーンをダルそうに持ちながら、龍二は、吐き捨てるように言った。
『……ごめん。明日から、考えるわ。』
あたしは、そう言って、二日間煮込んで熟成されきったカレーを、ゆっくりと口に運んだ。2006-01-15 00:20:00 -
214:
理都
近頃、龍二はまたイライラしている。
お金が無くなってきたせいか、しばらく遊びにも行ってないせいか、理由はハッキリとは分からない。
だけど、文句やワガママを言ったり、何かと突っ掛かってくる事が増えた。2006-01-15 00:25:00 -
215:
理都
心に、余裕がなくなっているんだろう。
それは、あたしも一緒。
だから、少しくらいの我慢なら苦痛にもならないよ?
2006-01-15 00:32:00 -
216:
名無しさん
????????????
2006-01-15 00:38:00 -
217:
名無しさん
????????????????????????
2006-01-15 00:40:00 -
218:
あ
まぢイライラすんなぁ?その男??
2006-01-15 06:06:00 -
219:
理都
あチャン、ありがとうございます!
良ければ、ラストまで読んでやって下さい??2006-01-15 11:15:00 -
220:
理都
「おいっ!!お前、俺のタバコ知らんか!?」
え?タバコ…?
『アンタ…全部吸い終わってたやん。』
灰皿の中には、溢れるくらいの吸い殻がビッシリ。2006-01-15 11:21:00 -
221:
理都
「ったく……イライラすんなぁ。」
そう言うと龍二は、短くなった吸い殻を取り出して、無理矢理 火を付けた。
『……食べるものないからちょっと、買い物行ってくるな?』
あたしは、財布を持ち、その場を立ち上がる。
玄関を出る前に、もう一度声をかけたが、彼からの返事はなかった。2006-01-15 11:38:00 -
222:
理都
財布を握り締め、早足で駅前のスーパーへ迎う。
すれ違う人々を見ては、羨んだり、安心したり。
そんな自分が、結局、一番惨めに見えたり―――。
スーパーに着くと、買い物カゴを持って、店内に入った。2006-01-15 12:05:00 -
223:
理都
《カレーは、嫌やって言ってたしなぁ…。》
食品売場をグルグル回りながら、献立を考える。
かと言って、日持ちしそうな料理と言ったら、それくらいしか思いつかない…。
《あ‥‥‥‥‥‥!》
その時、あたしの目には、調理済みのオカズコーナーが目に入った。2006-01-15 12:10:00 -
224:
理都
《ハンバーグやぁ……。》
調理済みコーナーには、 【温めるだけ】という、ハンバーグが売られていた。
《龍二、ぜったい喜ぶやろなぁ…!》
そう思いながら、ついている値段を見る。
一つ、480円かぁ・・・。2006-01-15 12:17:00 -
225:
理都
材料を買って自分の手で作るのに比べたら安いけど、二つ買ったら、1000円近くいってしまう…。
あたしは、手に持っていた二つのハンバーグを、
一つだけカゴに入れ、
もう一つは売場に戻した。
2006-01-15 12:24:00 -
226:
名無しさん
????????????????????????
2006-01-15 12:28:00 -
227:
理都
あたしは、買い物カゴに、石鹸を一つ、放り込んだ。
《リンスはまだ残ってたし…洗うんくらい、これで泡立てたら大丈夫やんね!》
石鹸で髪は洗った事なかったけど、一人で納得して、そのままレジに向かった。
2006-01-15 12:37:00 -
228:
理都
レジで会計を済まし、カウンターの上で、カゴの中の商品を袋に詰める。
合計、1680円か……。
《まぁ、これで三日は持つかな…?》
あたしは、袋を手に持ち、スーパーを出ようとした。その時――。
《あ…!めっちゃいいニオイする…。》2006-01-15 12:43:00 -
229:
理都
いい香りがする方向に目を向けると、スーパーの構内にあった、【パン屋さん】が目に入った。
《焼きたてのパンの、めっちゃいいニオイ…!》
あたしは、フラフラと‥‥パン屋の店内に入った。
2006-01-15 12:48:00 -
230:
理都
《うわぁぁ…どれも、めっちゃおいしそう……。》
パン屋さんのパンは、スーパーに売ってる冷たくて袋詰めされたパンとは違い、ほんとにどれも キラキラ 輝いて見えた。
だけど、やっぱり値段もそれなり‥‥‥‥か。2006-01-15 12:57:00 -
231:
理都
店内の中で、恐らく、一番大きな形をしたパン。
【フランスパン】
《あ……これ、お腹いっぱいなりそう!》
フランスパンは、その大きな形の割に、他の可愛い物に比べ、値段は安かった。
2006-01-15 13:11:00 -
232:
理都
あたしは、目の前のフランスパンを一本トレイの上に乗せると、そのままレジへと向かった。
《早く帰らな龍二待ってるわ………。》
パン屋で会計を済ますと、両手いっぱいに荷物を抱えて、早足で家まで帰った。
2006-01-15 13:15:00 -
233:
理都
休憩します_?
読んでくれた方がいましたら、ありがとうございました(。_。*)2006-01-15 13:17:00 -
234:
???
頑張って?
2006-01-15 14:59:00 -
236:
理都
???チャン、いつもありがとう??
2006-01-15 16:51:00 -
237:
理都
『ただいま。』
家に帰ると、龍二はテレビゲームに熱中していた。 「…おーあっ…くそ。」
『ご飯買ってきたで。食べるやろ?』
【ドサ―‥】
あたしは、荷物を台所の上に置くと、とりあえず家着用のスウェットに着替えた。2006-01-15 16:59:00 -
238:
理都
「今日の晩飯なんなん?」
ゲームの電源を切り、テーブルの前に座った龍二が尋ねる。
『今日はな、ハンバーグ買ってきたねん☆アンタ好きやろ?』
あたしは、自信満々に、袋から買ってきたハンバーグを取り出す。
2006-01-15 17:05:00 -
239:
理都
「マジで!?ハンバーグとか久々やん!バリうまそうやしっ!!」
龍二は、子供みたいな顔をして喜んでいた。
《ほんま、単純やなぁ‥》あたしは、その姿を見て、思わず笑ってしまった。
「あれ?やけどコレ、一個しかないやん。なんで?」
2006-01-15 17:16:00 -
240:
理都
一個しかないハンバーグに気付いた龍二が、不思議そうな顔をして聞いた。
『あ…あぁ、あたしは違うもん食べるから!ほら、冷凍食品もこんなに買ってきたし☆』
袋の中から、まだ霜が溶け切れていない冷たい冷凍食品を見せた。
「…それは?なんなん?」
2006-01-15 17:24:00 -
241:
理都
「その、袋が無駄にデカイやつ…。」
え‥‥‥?あっ、
『これ?これな、フランスパン。スーパーの構内にパン屋あるやろ?いいニオイに釣られて…思わず買ってもたねん。笑』
あたしは、袋からその無駄に長いパンを取り出して、テーブルの上に置いた。2006-01-15 17:30:00 -
242:
名無しさん
????????????
2006-01-15 17:41:00 -
243:
理都
「デカッ……っつか、バリ硬そう………!」
『フランスパンは、硬いもんやで。笑 パン屋のんやからおいしいって☆龍二も食べてみる?』
あたしは、パンを袋から出して、紙袋のまま、龍二に手渡した。
「ええわ……。俺、パン嫌いやねん。」 龍二は、それを受け取らず台所に向かうと、ハンバーグを温め始めた。
2006-01-15 17:51:00 -
244:
理都
結局、あたしは二人分の冷凍食品をいくつか温めて、主食の代わりに、買ってきたパンを食べた。
《おいしいのになぁ…。》
もともと、パン好きだったあたしは、夕食が冷凍食品とフランスパンだけでも、不満は、なかった。
2006-01-15 17:56:00 -
245:
理都
翌朝―。
昼頃に目が覚めたあたし達は、龍二は、買い置きしていたカップラーメンを、あたしは一人、昨日の残りのパンを食べていた。
♪〜♪〜♪
突然……ベッドの脇に置いてあった龍二の携帯が鳴った。
2006-01-15 18:07:00 -
246:
理都
『龍二ぃー?電話、鳴ってんでー!?』
ちょうど、冷蔵庫にお茶を取りに行った龍二を、呼び戻す。
「お、マジで?誰や〜?」戻ってきた龍二は、お茶を片手に携帯を開き、ディスプレイを見た。
「あ‥‥光輝くんやん!」
2006-01-15 18:21:00 -
247:
理都
【光輝くん】を覚えてる人は、いるでしょうか…?
以前、元カノを呼んで遊びに行った時の龍二の先輩。
那智さんは、学生時代の先輩で、光輝くんは、また違う繋がりの…地元の先輩だった。
まぁ、簡単に言ったら龍二のお兄ちゃんである雄二さんの、【同級生】だった。
2006-01-15 18:33:00 -
248:
かぉりん
リッたん?ぉっかめぇッッ★更新待ってたょぉッッ??頑張れぇ?ぃッッ?з?
2006-01-15 18:47:00 -
249:
理都
かぉりんチャン、お久しぶりデス?読んで頂けてて嬉しいです!(。_。*?)
レス?は励みになります?ありがとう?=?2006-01-15 19:35:00 -
250:
理都
【カチャ―】
「…もしも〜し!?あっ、お疲れっす!はい。めちゃ久々っすね〜!!」
光輝くんとは、あれ以来会ってなかったせいもあり、久々の連絡に、龍二は嬉しそうに電話に出た。
「え?今っすか〜?いや、なんもしてなぃっすよ!」ん‥‥‥?この展開は‥‥嫌な予感がする。
「えっ…はい!全然来て下さいよ〜!めちゃくちゃ暇してるんで!!笑」2006-01-15 20:15:00 -
251:
理都
ガーーーーーーーン↓↓ やっぱり・・・・・
『ちょっ…龍二、部屋見てみや。汚すぎやろ!?人とか入れへんって…!』
あたしは、慌てて電話を片手に持つ龍二に、小声で言う。
「え?大丈夫やって。そんなん気にせん気にせん!」・・・・・おい。
アンタが気にしなくても、あたしは気にするってば…。2006-01-15 20:21:00 -
252:
名無しさん
????????????
2006-01-15 20:27:00 -
253:
???
しおり?
2006-01-15 20:41:00 -
254:
理都
?チャン、???チャン、いつもありがとう!(*^_^*)
2006-01-15 21:30:00 -
255:
理都
「…あ、いや大丈夫っす。うぃっす!んじゃあ、待ってますんで〜!」
【カチャ―】
『ちょっ・・なぁ!光輝くん来るん!?』
「え?おう。近くおるからあと15分くらいで着くってさ。」
15分って・・・・・2006-01-15 22:53:00 -
256:
理都
『アンタ、なんでいっつもそんな勝手なん…!?あたしスッピンやし、髪もボサボサやし、部屋も台所も…見たら分かるやろっ!?』寝起きやし、人なんか呼べる状況やないのくらい理解出来るやん‥‥。
「だからぁ、そんなん誰も気にしーひんって。部屋なんかいつも汚いやんけ。」『……っ、そーゆう問題やないやん!!』
ほんまに、嫌。こーゆうのは、ほんまに・・・
女と男の【違い】。アンタは、分かってるん?
2006-01-15 23:02:00 -
257:
名無しさん
????????????????????????
2006-01-15 23:27:00 -
258:
理都
龍二はいつもそうやった。
一緒に住んでからだって、夜中でも平気で友達を呼ぶし、あたしがお風呂からあがったら、いきなり誰か、来てた日もあるくらい。 《え…なんでっ?人が、お風呂入ってんねんで!?》
その度に、口論になった。だけど、龍二は、
《呼びたきゃ、お前も呼べばええやん!》
と、いつも、悪怯れもなく答えるだけだった。2006-01-15 23:39:00 -
259:
理都
『いい加減にしてよ……。あたしの事とか、ちょっとは気使ってよ……?』
光輝くんが苦手なのも、理由の一つだったのかも知れない。それは、以前から龍二にも言っていたから。
「はぁ…お前もいい加減、慣れてくれや。俺の先輩やで?見た目イカツイだけで恐ないやろ…?」 恐いとか、恐くないとか、そーゆう事じゃないのに
2006-01-15 23:49:00 -
260:
理都
『もう、ええわ。』
あたしは、そう言って龍二から背を向けると、化粧ポーチを手に取った。
………さすがに、眉毛だけは書いとかんとな。
「ったく、なに機嫌悪なってんねん。気悪いなぁ。」
《気悪いんは、どっちやねん・・・・。》2006-01-15 23:57:00 -
261:
理都
イライラを隠せないまま、簡単に化粧をして、髪の毛を水で濡らしてから、部屋に散らばるゴミを拾って、手際よくゴミ箱に入れる。
【ピンポーン―――】
あ・・・その時、部屋のチャイムが鳴った。
「おっ、光輝くん来たみたいやな!」
龍二は、ダボダボのスウェット姿のまま、玄関へ向かった。2006-01-16 00:23:00 -
262:
名無しさん
????????????
2006-01-16 00:56:00 -
263:
名無しさん
????????????
2006-01-16 01:28:00 -
264:
名無しさん
????????????????????????
2006-01-16 01:36:00 -
265:
理都
【ガチャッ――】
「あ、お疲れっすー!笑 マジ久々っすね☆入って下さい入って下さい!」
「うぃーす。お前久々やなぁ。元気してたかぁ?」
玄関の開く音と一緒に、少し懐かしい光輝くんの声が聞こえた。2006-01-16 02:20:00 -
266:
理都
「まぁ〜、ぼちぼちっすね。最近、ダラダラっすけど!」
「なんやお前、仕事どーしてん?続けてんかぁ〜?」「や〜それが…色々あったんすよ〜。これまた。」
「はぁ?笑 色々ってなんやね――、……お、りぃ!久しぶりやんけっ!」
『あ…お久しぶりです。』
2006-01-16 02:27:00 -
267:
名無しさん
あ|+〃?
2006-01-16 12:15:00 -
268:
か
はよ?
2006-01-16 16:42:00 -
269:
名無しさん
????????????????????????
2006-01-16 16:46:00 -
270:
理都
「なんやぁ、りぃお前スッピンちゃぅん?スッピンやと小学生みたぃやな。笑」
は・・・?
しょっ…小学生ぃぃぃ・・!?
アリエン………(;´c_` ?)2006-01-16 23:07:00 -
271:
名無しさん
????????????????????????
2006-01-16 23:13:00 -
272:
理都
『いちぉ・・・化粧してますよ。』
童顔ってこと、気にしてんのにな……。
「あははっ!小学生とか!お前、痛いとこつかれてるや〜ん!笑」
・・・・は?2006-01-16 23:29:00 -
273:
名無しさん
????????????
2006-01-16 23:32:00 -
274:
理都
↑略すみません?
2006-01-16 23:32:00 -
275:
理都
「光輝くんっ、こいつコレでもメイクしてるんで〜!いつもが濃いだけっすよ。笑」
「あっ、そぅなん?髪もストレートやし、いつもとイメージちゃうもんなぁ。」「…ストレートやと、小学生ってかヤンキーみたいしょっ!?」
「あははっ、確かにスウェットやから尚更なぁ。」
・・・・・ヤンキー?2006-01-16 23:43:00 -
276:
理都
「おいっ理都…!?お前、何険しい顔してんねん。そんな顔したら、更にヤンキーやぞっ!笑」
・・・・イライラする。
・・・・急に来たんは、どっちなん?
2006-01-16 23:49:00 -
277:
理都
『……ちょっと、コーヒー入れてくるわ。』
あたしは、表情を変えずにその場を立ち上がった。
「おいっ、理都。」
2006-01-16 23:54:00 -
278:
理都
………… 後ろで龍二が呼んでいたけど、あたしは、振り返らずに台所へ向かった。
『はぁ。』
なんで、あたしが笑い者にされなあかんのかな。
2006-01-17 00:01:00 -
279:
理都
ヤカンの熱湯をカップに注ぐと、コーヒーを入れ混ぜて、一気に飲んだ。
『………つっ。』
――こんな、些細な事で、イライラしてる。
あたしが、おかしいん?
2006-01-17 00:09:00 -
280:
理都
龍二が最近おかしいのは、心に余裕がないからだと、思ってた。
イライラしたり、何にでも突っ掛かったり。
あたしは、それを理解してるから。
いつも、彼の言葉に笑って答えてた。
2006-01-17 00:14:00 -
281:
理都
『……痛っ。』
…………治まってたのに。
………胃が、痛い。
……痛くて、倒れそうや。
2006-01-17 00:19:00 -
282:
理都
あたしは、そのままキッチンの床に、座り込んだ。
気付かなかった。
2006-01-17 00:22:00 -
283:
理都
気付いて、いなかった。
余裕がなくなってるのは、アタシ―――?
2006-01-17 00:25:00 -
284:
理都
略何度も、すみません。 気を付けます。2006-01-17 00:26:00 -
285:
理都
「…おいっ!お前何してるん?」
『え‥‥?』
キッチンに入ってきた龍二の声で、我に返った。
『あ…ごめん。コーヒー飲んでたら、また胃が痛くなって。』2006-01-17 00:30:00 -
286:
理都
「胃…?治ったんやなかったん?ってか、コーヒー俺らのも入れてや。」
『あ、うん…分かった。』
「俺の砂糖いらんから。」
あたしは、食器棚からカップを二つ取出し、お湯を注いだ。2006-01-17 00:36:00 -
287:
理都
「おう、サンキュー☆りぃ気きくやんっ!」
『コーヒーしかないですけど…。』
「えーよえーよ。ちょうどコーヒー飲みたい気分やったし。笑」
―――光輝くんは、思ってるより嫌な人ではないのかもしれない…。2006-01-17 00:41:00 -
288:
理都
なんやろう。
見た目だけで判断するわけじゃないけど、話し方とか雰囲気とか。
一見、すごく【軽薄そう】に見える。
だけど、本当は、違うのかもしれない…ふと思った。
2006-01-17 00:46:00 -
289:
名無しさん
???????????????
2006-01-17 01:31:00 -
290:
理都
「ってか、光輝くんコレ見て下さいよっ!めちゃくちゃ渋なぃっすか!?」
「おぉー…☆なかなかえぇホイル使っとんなぁ!」
その後、龍二と光輝くんは専門雑誌を見ながら、車の話でだいぶ盛り上がってる様子やった。
車とか…分からんしな。2006-01-17 02:11:00 -
291:
理都
車に詳しくないあたしは、いまひとつ二人の話に入り切れず… 一人で、携帯のテトリスをする事にした。
《♪ピロ〜ピロ♪》
テトリス独特の音楽が、部屋に響く………。
「っつか、何!?誰よ? テトリスやってんの。笑」
2006-01-17 02:20:00 -
292:
理都
『……えっ!?』
「お前、隅の方で音だけしてるし。淋しいって。笑」――声をかけてきたのは、光輝くん。
『あ、だって、話いまいち分からへんから…。』 「…あぁ!悪い悪い。話夢中になってもてたなぁ。車は男のロマンやからなっ。話し始めたら…そのまま日変わってまうわ。笑」
『……どんだけやねん。』あたしは、思わず大袈裟な光輝くんの言葉に、笑ってしまった。2006-01-17 02:42:00 -
293:
理都
「そういや龍、あのお前の元カノよ。メール返ってこんねんけど。笑」
―あ、カヨちゃんの事や。
「…えぇ!マジっすか!?アイツ〜今から電話して言いますわ。」
「いや、せんでええって。忙しいゆうとったし、しゃーないやろ。」2006-01-17 02:49:00 -
294:
理都
「でも…光輝くん、気に入ってたんちゃいます!?」「…気に入ってたってか、まぁ、確かにええ子はええ子そうやったけどな。向こう学生やし、色々事情もあるやろうしなぁ。」
カヨちゃん… やっぱりメール返してなかったんや。
「事情あったって、メールくらい返せますって。俺、カヨに言いますわ!」2006-01-17 02:55:00 -
295:
理都
『ちょっ…龍二っ!?やめときぃな!』
……カヨちゃんにだって、考えがあるんやし。
「はぁ?なんでやねん。メールくらい返せるやろ。」『……カヨちゃんの学校、めっちゃ進学校やろ?やから勉強とか…大変かも知れへんやんっ。』
「アイツ、そんな優等生ちゃうから。ちょぉ理都、電話取ってや。」2006-01-17 03:04:00 -
296:
理都
『やめぇなっ!カヨちゃんの気持ちも……考えたら?アンタ…なんか知らんけどすごいエラそうよな!?元カノやからって、そんな態度取るもんちゃうやろ?』
龍二のカヨちゃんに対する態度は…始めから、どうも不信感が取り払えない。
「お前、いきなりなんやねん?…何、突っ掛かってきてるん?」
2006-01-17 03:12:00 -
297:
理都
『……突っ掛かってるワケちゃうわ。』
だって、カヨちゃんに対する龍二は‥‥‥‥すごく、【嫌な男】に見えるから。
「…おいおい、お前ら喧嘩すんなって!りぃもそない怒んな…?なっ? 龍、俺が電話せんでえぇ言っとんやからせんでえぇねん。」2006-01-17 03:21:00 -
298:
名無しさん
???????????????????
2006-01-17 06:28:00 -
299:
名無しさん
ぁげ???
2006-01-17 09:34:00 -
300:
名無しさん
????????????
2006-01-17 15:36:00 -
301:
理都
「………光輝くんが、そう言うなら。俺はいぃんすけどねっ!」
‥‥‥良かった。
2006-01-17 19:58:00 -
302:
理都
光輝くんが間に入ってくれたおかげで、その場のゴタゴタは悪化せずに済んだ。
「そうぃや…りぃお前マジで誰かおらんの!?モテへん俺に紹介してやぁ〜笑」気まずい空気を掻き消すように、光輝くんが、笑いながら言った。
『…えっ?……いやいや、寄り取りみどりでしょ?あたしの友達まで手出さないで下さいよ。笑』
少しホッとしたあたしは、それを返すように笑顔で答えた。2006-01-17 20:16:00 -
303:
理都
「……なぃっすわぁ〜。 部長っ…!!それはなぃっすわぁ〜!!」
『いや、それ…何?ってか誰?笑』
「・・・紹介してよ。笑 俺、真剣に一年くらい女おらんねんて〜なぁ龍!?」
光輝くんが、龍二を見て言った。2006-01-17 20:27:00 -
304:
理都
「…えっ!?あぁ、そぅっすね。沙奈さん…以来っすもんね。一年っすね〜!」
「おぅ。…ってか、何ボーっとしてんねん。ちゃんと起きてんか?笑」
「えっ?起きてますって。ほら、めちゃめちゃ目ぇパッチリっすよ。」
「…パッチリやな。笑 ならもっと話に入ってこぃって。 」2006-01-17 21:12:00 -
305:
理都
「あ…はい、了解っす。」
―――――ん??
なんか、今、龍二と… 目が合った気がする。
たまたまかな‥‥?
2006-01-17 21:16:00 -
306:
理都
「ってな、ワケやから。りぃちゃんヨロシクな。笑」
『えっ…?(゚□゚;ノ)ノ』 「今の話、聞いてたやろ〜?ほんまに一年おらんねんて…。出会いもないし!」『ん…ん〜〜〜〜〜〜。』
《彼氏欲しい》って言ってる子は何人かいたし、紹介してもいいかな?って、思った。光輝くんは、ほんまに悪い人やなさそうやし。
2006-01-17 21:27:00 -
307:
理都
『じゃあ…あたしの後輩でもいーですか?』
「えっ!マジで!?紹介してくれんの?」
《ア・ン・タが…言ったんやろε=(´c_` )》
『…うん。 五つも年下で良ければ。笑』2006-01-17 21:37:00 -
308:
理都
「マっジで〜!!さっすがりぃやなっ☆年下好きやから全然OKっ!!ノープロブレム!!笑 」
『……あっそう。笑』
「でっでっ、どんな子よ?可愛い?美人!?一途っ?性格えぇ!?」
『………(;-_-+』2006-01-17 21:46:00 -
309:
理都
部屋に、笑い声が響く。
その笑い声に【彼】の声がなかったこと――。
あたしは… 気付いていなかった。
2006-01-17 22:18:00 -
311:
???
しおり?
2006-01-17 22:50:00 -
312:
理都
『なぁ、龍二!!アンタ、一回会った事あるよなぁ?あたしの後輩のマリコ☆』
確か、前にコンビニで会ってみんなで話したよな…。
『龍二?聞いとんっ!?』
2006-01-18 00:28:00 -
313:
理都
「何?聞いてなかったわ」
『……なんで、さっきからテレビばっか見とん?』 あたしらの話、聞いてなかったんや――。
「は?別に。おもろい番組やっとうからやん。」
『……そうなんや。』
「なんや〜?次は、龍二がスネよんかいなっ。…お前ら似たもんやなぁ。笑」2006-01-18 00:35:00 -
314:
理都
「いや、マジそんなん…ちゃいますて。」
龍二は苦笑いしながら、またすぐに体を、テレビの方へ向き直してしまった。
なんなんやろ・・・。
まぁ、いっか。2006-01-18 00:39:00 -
315:
理都
『じゃあ、マリコにメールしとくんで。アドレス教えて下さい。』
「あ、俺の〜?オッケイオッケイ!ちょっと待ってやぁ〜♪」
ピピッピピッピ―。
「…ややこいから、赤外線でそっち送るわなぁ。笑」そう言うと光輝くんは、自分の携帯を前に差し出してきたので、『あ、はい。』あたしも、同じように携帯を取り出した。2006-01-18 00:46:00 -
316:
理都
『あ、来た来た!!』
「お〜いったかぁ?これで完璧やなっ!あとはぁぁ、姫ヨロシクぅ!」
『誰が姫やねん…。笑』
あたしは、赤外線で送られてきた光輝くんのアドレスを、ひとまず登録する事にした。
ピピピピッピ―‥。2006-01-18 00:51:00 -
317:
名無しさん
??????????????
2006-01-18 01:37:00 -
319:
理都
『よし、完了。』
「お〜う!サンキュゥ!」光輝くんは、ニコニコしながら言った。
『マリコはかわいーい後輩やねんから、泣かしたら許しませんよっ。』
あたしが、それに釘を刺すように言う。
「…お、おう!笑 そのかわいーい後輩に、仲良くしてって言っとってな!」2006-01-18 09:08:00 -
320:
理都
『仕方なぃなぁ〜。笑 分かりましたっ☆あっ、その代わりぃ――』
「……………理都。」
《もしメールが来なかったら、龍二の携帯に電話してきてください…!!》 ――言い掛けた、時だった。
2006-01-18 09:18:00 -
321:
理都
『……あっ、龍二!?どないしたん?』
龍二が突然、名前を呼んだ。
「コーヒー、おかわり入れてきてや。」
『えっ…?あ、うん!』
あたしはその場を立ち上がり、龍二のカップを手に取ると、台所へ向かった。2006-01-18 09:23:00 -
322:
理都
『光輝くんはぁーいりますかぁぁ!?』
台所から、部屋に向かって叫ぶ。
「えー?…あぁ、コーヒーまだあるからいらんわぁ!サンキュゥ!!笑」
『はぃはぁーぃ☆』
コポコポコポ‥‥‥ あたしは、お湯を湧かしおえると、持ってきたカップにゆっくりと注いだ。2006-01-18 09:28:00 -
323:
理都
『はい、お待たせぇ!』 カップを、ベッドに寝転がっていた龍二に、手渡す。「…おう、さんきゅ。あとさ――」『あっ!!マリコからメール返ってきた〜!』
「――――‥。」
「えっ!?マジでぇー!!やたら早いなぁ。笑 で、返事はぁ!?」
『彼氏おらんしメールならOKやって☆』
2006-01-18 09:43:00 -
324:
理都
「…………理都、」
「おっさすがマリコやぁぁん〜!」『いきなし呼び捨てするなよ。笑』
――気付かなかった。
―――【彼の声】、に。
2006-01-18 14:30:00 -
325:
理都
悪気があった、ワケじゃない。
仲良くしていた、ワケじゃない。
それでもあたし、笑ってた
だって、アンタの――― 【友達】やから。
2006-01-18 14:40:00 -
326:
理都
「おい理都っ!!!!!」
――――ビクッッ―――――
え・・・・・?
――。―――突然の声に、一瞬、驚いた。 『…何?どうしたん?』
2006-01-18 14:52:00 -
327:
理都
「これ、砂糖入ってんねんけど。」
【カチャン―】
龍二が、カップをテーブルに置く。
『えっ…マジで?ごめん』まったく気付いてなかったわ……。2006-01-18 14:57:00 -
328:
名無しさん
????????????????????????
2006-01-18 15:01:00 -
329:
理都
「おいおい…お前、ビックリするやんけ。笑 龍も、砂糖くらいえぇやん。」
『龍二ごめんな…光輝くんのと、間違えたわ。』
光輝クンノト間違エタワ―
2006-01-18 15:13:00 -
330:
理都
――その瞬間、やった。
【!!グシャッッッ――――】
っ・・・・・・・!!
2006-01-18 15:20:00 -
331:
理都
何が起きたのか、分からなかった。
ただ、座っていたあたしの足元には………タウンページくらいの分厚い車の専門雑誌が、落ちていた。
2006-01-18 15:24:00 -
332:
理都
『痛…………………。』
額を触ると、生温い感覚。
触った指を顔の前に持ってくると、想像通りの鮮やかな赤い、色をしていた。
2006-01-18 15:27:00 -
333:
理都
「お……おい、りい大丈夫かっ!?ちょっ…龍!?お前何してんねんっ!?」
光輝くんの声が、遠くで、聞こえる。
赤い色は、あたしの目まで降りてきて、 流れた―。
2006-01-18 15:35:00 -
334:
理都
まるで、【涙】のように。
「お前さぁ、朝からふてこいねん………。いい加減にしとけよ?」
2006-01-18 15:38:00 -
335:
理都
恐らく、このタウンページくらいの本が、あたしの顔に飛んできたんだろう。
運悪く【角】が、当たっちゃったな………
「……っつか、話聞いとんかいや?黙っとらんと何かしゃべれや!?」2006-01-18 15:45:00 -
336:
理都
『ごめんな。コーヒーさっきので…切らしてもてん。すぐ、駅まで買いに行ってくるわ。』
「お…おいっ!?りい待てって!?お前、その顔じゃ外出れんて!!」
『……大丈夫ですよ。もーすぐ血止まると思うし。』
―あたしは、財布を持ってその場を、立ち上がった。2006-01-18 15:51:00 -
337:
理都
光輝くんは玄関まで来て、あたしの腕を、引っ張る。
「お前…………いっつも、こんな事されてんか?」
『…そんなワケないですよ。今日は、たまたま機嫌が悪いんやと思います☆』
不安そうな表情の光輝くんに、あたしは、笑顔で答えた。
2006-01-18 15:59:00 -
338:
理都
【ガチャン―――】
外に出たあたしは、階段までの廊下を、振り返らずに真っすぐに歩いた。
タンタンタンタンタン‥‥‥‥
下に着いて、マンションのポストの前に――、立つ。
2006-01-18 16:05:00 -
339:
理都
反射して映る自分の顔を見て、驚いた。
血は思ったよりたくさん出ていて…
あたしの顔は、【吸血鬼】みたいになっていた。
『ひっどい顔‥‥‥。』
2006-01-18 16:19:00 -
340:
理都
さすがに外は歩けそうになかったので、先に、マンションのトイレに入って顔を洗う事にした。
【キュッキュッッ――‥】
もう一度、鏡を見る。
2006-01-18 16:23:00 -
341:
理都
自然と、涙は出なかった。
額にくっきりと残った【傷跡】を、鏡越しに、他人を見るように――‥眺める。
2006-01-18 16:29:00 -
342:
理都
『ぶっさいくぅ……!』 あまりにもマヌケな自分の姿に、思わず、笑ってしまった。 あたしは、その傷を前髪で隠した。人から、見えないように。自分から、見えないように……。
あたしは、こんな事じゃ負けへん。
2006-01-18 16:40:00 -
343:
理都
こんな【傷跡】くらいで、弱音なんか…吐かへん。
アンタの【心の傷】に比べたら、こんなんかすり傷みたいなもんやから。
だからね、ほら
あたし、まだ笑えてるよ?
2006-01-18 16:54:00 -
344:
理都
アンタの【傷跡】が消えるまでは、強くいるから。
誰よりも、強くいるから…
2006-01-18 18:19:00 -
345:
名無しさん
休憩とか終わるんなら教えて
2006-01-18 20:20:00 -
346:
理都
349サン、了解しました。
今日はまだ少し、書いていきます!
2006-01-18 20:39:00 -
347:
理都
あたしは、そのままコンビニに行きコーヒーの粉と、バンドエイドを買った。 コンビニ袋をぶら下げながら、帰り道に、財布の中を覗く―‥。『はぁ‥‥。』ため息が、出る。
お金はどんどん無くなってきて、すぐにでも、底を尽きそうだった…。
『何日‥‥‥持つかな。』
2006-01-18 20:46:00 -
348:
理都
通り慣れた道に夏の面影は残らず、季節は代わり、 すっかりと秋だった。
『あ、柿や…。』
ふと上を見上げると、近所の家の庭に、柿の実がなってるのを見つけた。
こんな都会でも…変わらず草木は生きてるんやな。
2006-01-18 21:07:00 -
349:
理都
汚い空気、汚い世の中、 生き物は、それでも、懸命に生きている。
尊い生命を、守るため。 それは、私達人間も同じ。みんな、あらゆる傷みや苦しみを抱えながらも…明日に期待して、生きている。
だから、そう 本当に悲しいのは、諦めてしまう事‥‥でしょ?
2006-01-18 21:23:00 -
350:
理都
あたしは、負けない。負けたくない。自分自身に、過去なんかに……。 未来を変えれるのは、現在を生きてるからなんだ。 最期まで、笑っていたい。
まだ、諦めたくないよ……
2006-01-18 21:46:00 -
351:
理都
あたしはそのまま家に帰った。帰ると、光輝くんの姿はなかった。
『……ただいま。』
テレビを見ている龍二に、声をかける。返答はない。【パカ―‥】
買ってきたバンドエイドを開け、額にゆっくりと貼る。《いたた………。》
額にバンドエイドって・・こんなん小学生以来やな。2006-01-18 21:54:00 -
352:
理都
鏡に映るさっきよりもマヌケな姿に、思わず情けなくなった。
「………俺は、謝らへんからな。」
テレビの画面を凝視しながら、龍二が、呟く。
『いーよ。別に。』
あたしは、それだけ言うと買ってきた袋を持ちキッチンに行き、今度は、砂糖無しのコーヒーを入れた。2006-01-18 21:58:00 -
354:
理都
龍二があんな事をした理由は分かってる。
凡そあたしが、光輝くんと仲良くした事が気に入らなかったんだろう。
コポコポコポ‥‥‥ ヤカンから吹き出る白い湯気はモヤモヤとその場を埋め尽くし、まるで、あたしの心の中みたいだった。
2006-01-18 22:05:00 -
355:
理都
ここで休憩します。2006-01-18 22:06:00 -
356:
理都
352の、季節は代わり×
季節は変わり◎
の間違いです?スミマセン??2006-01-18 22:52:00 -
357:
???
頑張って?
2006-01-18 22:59:00 -
359:
名無しさん
頑張れ?
2006-01-19 00:35:00 -
360:
名無しさん
まだ読んでないけどどんな内容?
2006-01-19 00:52:00