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ヤンキー時代。

スレッド内検索:
  • 1:

    ぁぃら

    今からもう7年前からの話しです☆
    へたくそだと思うけど、良かったら読んでください!

    2005-07-10 13:21:00
  • 2:

    ぁぃら

    私は当時14歳。早生まれの為中学3年生だった。
    GWが終え、修学旅行と言う中学生活3年間でもっとも大きな行事を終える。
    6月私は中途半端な時期に転校する事になった。

    2005-07-10 13:24:00
  • 3:

    ぁぃら

    その転校が私の人生を大きく変えたに違いない。
    転校といっても同じ路線で5駅位隣の町に引越しただけだった。
    でも「電車通学は危ない!」と言う父の一言で学校は変わってしまった。

    2005-07-10 13:26:00
  • 4:

    ぁぃら

    友達と離れるのは寂しかったけどすぐ会えるし、
    何より平凡な毎日、受験勉強に飽きていた私は新しい学校への期待で一杯だった。
    6月の第3週目の月曜日、私は一人みんなと違う制服で学校へ登校する。

    2005-07-10 13:30:00
  • 5:

    ぁぃら

    この日は母親と一緒に職員室へ向かった。違う制服がよほど珍しいのか
    たくさんの視線を浴びる。意味もなく優越感に浸っていた。
    職員室から出ると母親と別れて、担任だと言う男の先生について教室へ向かった。

    2005-07-10 13:33:00
  • 6:

    ぁぃら

    もう季節は梅雨前で蒸し暑く、どの教室も窓が浅海に開けられていた。
    自分の教室に着くまでの間、色んなクラスの子達が教室から身を乗り出して
    私を見ていた。3年5組の札が刺さってある教室の前で止まる。
    先生『ここが教室やからね。』ぁぃら『はい。』

    2005-07-10 13:36:00
  • 7:

    ぁぃら

    私は少し大げさに頷いた。ガラッ―
    教室の扉を開けるとみんなが一斉にこっちを見る。緊張の中先生の
    後ろに付いて黒板の前へ立った。

    2005-07-10 13:38:00
  • 8:

    ぁぃら

    先生『土曜日に言ってた転校生です。みんな仲良くするように!』
    それだけ言うと、先生は私を見て頷いてみせた。
    ぁぃら『浜崎ぁぃらです。宜しくお願いします。』頭を下げて言った。
    顔を上げるとみんなの視線が私を歓迎していない事を語っていた。

    2005-07-10 13:41:00
  • 9:

    ぁぃら

    そんな中1人、目に付いた男の子が居た。
    彼は金色の頭をしていて、耳には大きなピアスが付いていた。
    カッターシャツははだけ窓の外をぼぉ〜と見ている。

    2005-07-10 13:44:00
  • 10:

    ぁぃら

    私は一番後ろに用意された机に腰を下ろすと、斜め前に座る彼をじっと
    見る。別にタイプとかではなく、ただの好奇心だ。前の学校にもこんな子は
    いくらでも居たが私とは世界が違った。

    2005-07-10 13:49:00
  • 11:

    ぁぃら

    HRが終わると1時間目の授業が始まった。
    最悪な事に全然、授業に付いていけない。前の学校との授業のペースが
    違うのか何ページも飛んでいた。さっぱり分からないまま、
    その日の授業を終えると、一人教室を後にした。

    2005-07-10 13:52:00
  • 12:

    ぁぃら

    そう簡単に友達は出来なかった。誰1人として私に喋りかけてはくれず、
    遠くからこっちを見て話しをしているだけ。
    そんな日が何日も続いたある日、友達第一号が出来る事件が起こった。

    2005-07-10 13:54:00
  • 13:

    ぁぃら

    その日も、いつもの様に登校して教室へ入ると空気が一瞬にして変わった。
    クラスの誰もが私を冷ややかな目で見る。私は決して気が弱くない。
    なんたってB型だ。そんな目線は余計に私を反抗的にさせる。
    少し大きな音を立てて自分の席に着く。

    2005-07-10 13:56:00
  • 14:

    ぁぃら

    もうあの彼も登校していて机に顔を埋めて寝ていた。
    私は荒ただしく鞄から教科書を机にしまい、こっちを見ている奴らを睨み返した。
    心の中は煮えくり返りそうになりながら、相手が仕掛けてくるのを
    待った。

    2005-07-10 13:58:00
  • 15:

    ぁぃら

    そんな中、ある女の子が私の期待に答えてくれる。真理子だ。
    こっちを見て数人の女の子とクスクス笑ったと思ったら、こっちへ歩いてくる。
    金魚の糞みたいに一列になって来た。
    ガンッ―
    真理子『いったぁ・・。』

    2005-07-10 14:03:00
  • 16:

    ぁぃら

    その声を合図かの様に周りにいた女の子が騒ぎだした。
    『真理子大丈夫?!』『自分何しとんねん!』『最悪〜!』『真理子に謝れやっ!』など、
    意味の分からない事を散々わめかれた。自分が人の机に勝手にぶつかって来て
    転んだんだ。謝ってもらいたいのは、こっちだった。勿論わざとやったのは分かっている。

    2005-07-10 14:06:00
  • 17:

    ぁぃら

    私は、床に座り込んでいる真理子を黙って見下ろした。
    真理子も負けず私を睨んでいた。
    『何黙ってんねん!謝れやっ!』女の子の一人がまだ叫んでいる。
    ぁぃら『どんくさっ・・・。』私はとりあえず言葉を発した。

    2005-07-10 14:09:00
  • 18:

    ぁぃら

    真理子の顔が真っ赤になり何処かのオバちゃんみたいに、怒鳴りだした。
    真理子『はぁ?!転校生の癖に生意気やねん!』
    ぁぃら『だから?』真理子『お前の存在が邪魔やねん!消えろ。』
    私はその言葉でブチ切れてしまった。

    2005-07-10 14:13:00
  • 19:

    ぁぃら

    何も言わずに立ち上がり真理子に殴りかかった。
    というより、口より先に手が出たって感じだった。私は今まで他人と殴り合いの喧嘩なんて
    一度もした事がない。男鏡台の間で育ったからか、それなりにパンチやキックを
    取得していた。どんな風に殴っていたのかは殆ど覚えていない。
    ただお腹を思いっきり蹴り飛ばしてやった。

    2005-07-10 14:16:00
  • 20:

    ぁぃら

    訂正

    男鏡台×
    男兄弟○

    2005-07-10 14:17:00
  • 21:

    ぁぃら

    真理子は立ち上がるとお腹を押さえたまま教室から出ていった。
    我に返ると教室がとても静かだったことに気づく。みんなの視線は前にも
    増して冷たくなっていた。

    2005-07-10 14:20:00
  • 22:

    ぁぃら

    机の位置を直し、座り直すとふと金髪の彼と目があった。
    クスッと笑われ何だか恥ずかしくなった。
    その日の放課後、やっぱり担任に呼び出された。ぁぃら『失礼しまーす。』
    職員室へ入ると真理子やその仲間も居た。

    2005-07-10 14:23:00
  • 23:

    ぁぃら

    先生はガミガミ怒って、私の言い分なんかちっとも聞こうとしてくれなかった。
    私が一方的に殴ったみたいな言い方だ。こっちだって殴られているし、
    仕掛けたのは真理子のほうだ。でも何を言っても無駄なのは分かっていた。
    先生も私を嫌っていたから・・・。

    2005-07-10 14:25:00
  • 24:

    ぁぃら

    先生あ私を嫌いな理由。それはただの先入観だった。
    変な時期の転校、きっと前の学校で問題を起こしたのだろうと思われていた。
    問題児のためか名札も貰えず、生徒手帳だって受験の時にやっと貰えた。
    名簿にも私の名前はずっとなかった。

    2005-07-10 14:27:00
  • 25:

    ぁぃら

    でも別に問題児だから転校をしたわけじゃない。
    お気楽な両親が新築の家を購入した為、転校するはめになった。
    受験生の娘を抱え本当にお気楽だ。

    2005-07-10 14:28:00
  • 26:

    ぁぃら

    いたって真面目だった私。目立たず普通に学校生活を送ってきた。
    内申書見れば分かる事だ。でも私にはどうでも良かった。
    後もう少しで夏休みだし、もう直ぐ卒業出来る。
    先生の話しは右から左へ抜けていった。気が付くと時刻はもう5時になっている。
    いつもなら家でのんびりしている時間だ。

    2005-07-10 14:31:00
  • 27:

    ぁぃら

    帰っていいと言われ職員室を出ると少し伸びをして、学校をでた。
    帰りにいつも通る駅前を横切ろうとした時、急に呼びとめられた。
    『おいっ!』私は自分が呼ばれているとは思わず、まっすぐ歩く。
    『お前やってっ!』肩をポンッと叩かれ振り向いた。

    2005-07-10 14:34:00
  • 28:

    ミカ

    ぉもしろぃ♪頑張ってねぇ(*≧∪≦*)

    2005-07-10 14:36:00
  • 29:

    ぁぃら

    ぁぃら『あぁ〜っ!』私は何処から出たのか声を裏返して言った。
    私の驚いた顔を見て笑っているのは、いつも同じ教室に居る
    あの金髪の彼だった。彼の名前は直人。
    直人『自分驚きすぎやしっ。』そう言ってまだ笑っている。
    そんなにツボに入ったのか。

    2005-07-10 14:39:00
  • 30:

    ぁぃら

    ミカちゃんありがとう!感激です☆
    頑張りますのでこれからも宜しくねぇ(*>ω)ノ

    2005-07-10 14:40:00
  • 31:

    名無しさん

    おもろいっ↑↑ずっと見てるョ☆頑張って完結してなぁo(^-^)o

    2005-07-10 14:42:00
  • 32:

    ぁぃら

    31さん見てくれてありがとう!本間に嬉しいです☆
    完結まで頑張るので、お付き合い宜しくねぇ♪

    2005-07-10 14:46:00
  • 33:

    ぁぃら

    直人『おぉ!俺もアイツ嫌いやねんっ。』この日は真理子の悪口で意気投合を
    してしまった。喜んでいいのやら、とりあえず友達第一号が出来た。
    直人『又連れに紹介したるわっ!』ぁぃら『まじでっ?自分いい奴やな☆』
    そう言って笑って1時間くらい駅前で話した後、私は家に帰った。

    2005-07-10 14:50:00
  • 34:

    ぁぃら

    家に着くともう6時を過ぎていた。
    そっとリビングのドアを開けると私がただいまを言う前に、怒鳴られた。
    父『お前何時やと思っとんねん!』ぁぃら『ごめん。友達がやっと出来て・・。』
    父『遅くまで、どんな友達やっ!』私はしまったと思った。

    2005-07-10 14:53:00
  • 35:

    ぁぃら

    私の家は門限が厳しかった。6時を1秒でも過ぎたらアウトだ。
    これでも伸ばしてもらった方だった。友達の事を言われるのは1番嫌いだ。
    親はすぐ、あの子と付き合うなとか勝手に友達のせいにする。
    それだけはどんなに怒られても、譲れない事だった。

    2005-07-10 14:56:00
  • 36:

    ぁぃら

    今読んでくれてる人いるかな?
    少し用事が出来てしまったので、今日はココまで☆
    又更新しますので宜しくです(*^-^*)勝手ですみません↓

    2005-07-10 14:57:00
  • 37:

    名無しさん

    更新楽しみにまってまぁすっ????

    2005-07-10 15:03:00
  • 38:

    みほ

    頑張ってかいてなぁ?

    2005-07-10 15:06:00
  • 39:

    ミカ

    しおり

    2005-07-10 15:28:00
  • 40:

    愛ひめ

    めた2オモロイ☆★頑張ってにゃぁー(^O^)/

    2005-07-10 15:44:00
  • 41:

    名無しさん

    おもろい?しおり???

    2005-07-11 03:07:00
  • 42:

    名無しさん

    ?

    2005-07-11 07:37:00
  • 43:

    ぁぃら

    みんなぃっぱいカキコありがとう!!本当に励みになります☆
    遅くなってすみませんm(__)m今から更新しますねぇ♪
    又感想や意見お願いします。

    2005-07-11 17:59:00
  • 44:

    ぁぃら

    36より続き→

    私は友達の事を言われると、一気に不機嫌になった。
    ぁぃら『ごめんって言ってるやんっ!』毎回逆ギレをしては自分の部屋へと
    階段を駆け上がって行く。

    2005-07-11 18:02:00
  • 45:

    ぁぃら

    制服を脱ぎ捨て部屋着に着替えると、ベットへダイブした。
    母『ご飯食べなさ〜い!』ただそれだけ言われた。でも私には、
    そんな母の声もうっとうしくて仕方がなかった。
    食卓へ降り黙々とご飯を食べる。ぁぃら『ごちそうさま。』
    自分の食べた食器をシンクへ持って行くと又すぐ部屋へ戻った。

    2005-07-11 18:07:00
  • 46:

    ぁぃら

    私の食事はすごく早い。5分〜10分で済ませる。少しでも長く父や母と
    いたくないからだ。私は反抗期の真っ只中だった。
    部屋から出るのはご飯、トイレ、お風呂の時だけだ。『早く寝なさい』と言われれば
    夜中まで起きてた。何の意味もなかったけど、ただ反抗せずにはいられなかった。

    2005-07-11 18:12:00
  • 47:

    ぁぃら

    翌日―
    私はいつもの様に、朝ごはんを喉の奥へ流し込む様に食べると
    学校へ向かった。学校も好きじゃないけど、家に居るときほどイライラしなくてすむ。
    教室の扉をガラッと開けるといつもの様に空気が一瞬にして変わる。

    2005-07-11 18:14:00
  • 48:

    ぁぃら

    私もいつもの様にふてぶてしい態度で席に座った。
    直人『おはよぉ。』眠そうな声で直人が話しかけてきた。
    今まで教室で誰かに話しかけられた事など無かったから、ビックリした。
    ぁぃら『おはよ!!』無意味なほど大きな声で返事すると
    直人は笑いながら前の席へ座った。

    2005-07-11 18:20:00
  • 49:

    美咲

    命ー神様からの贈り物ーの美咲です?
    今一気に見さしてもらってます?メッチャ楽しみです?お互い完結頑張りましょうね??

    2005-07-11 18:24:00
  • 50:

    ぁぃら

    直人『今日放課後いける?』ぁぃら『今日?!』私はすぐにでも了解を出したかった。
    でも門限を考えると1時間くらいしか無理だ。
    ぁぃら『ぅーん・・・うち門限あるからなぁ。』少し残念そうに答えた。
    直人『まじでっ?!ダルイなっ。』せっかく出来た友達が遊んでくれなくなるんじゃないかと思った。

    2005-07-11 18:24:00
  • 51:

    ぁぃら

    美咲さんぁりがとう!美咲さんも書いているのに読んでくれるなんて
    嬉しいです♪私も見に行かせてもらいますね(*^-^*)
    お互い頑張りましょぉ(*>ω)ノ

    2005-07-11 18:26:00
  • 52:

    美波

    私、よんでる〜?

    2005-07-11 18:28:00
  • 53:

    ぁぃら

    ぁぃら『ダルイやろぉ?1時間くらいしか無理やわぁ。』
    直人『ちょっとでも連れんとこ行く?』ぁぃら『行くっ!』
    かなり嬉しかった。直人はいい奴だ。きっとその友達もいい奴ばっかりに決まっている。
    そう思うと放課後が待ち遠しかった。

    2005-07-11 18:32:00
  • 54:

    ぁぃら

    美波さん読んでくれてぁりがとう!
    文章とかへたくそやけど、宜しくです☆

    2005-07-11 18:33:00
  • 55:

    ぁぃら

    その日の授業が全て終わると掃除をサボって直人と一緒に教室を後にした。
    ぁぃら『サボって大丈夫?』私は出来る限り問題は起こしたくなかった。
    既に目を付けられているのにこれ以上はごめんだ。
    直人は『余裕』と言って早くと私を急かす。

    2005-07-11 18:36:00
  • 56:

    ぁぃら

    二人でたまり場だと言う所まで歩く。その間、仲間の事を色々聞いたりした。
    とりあえず『みんなめっちゃいい奴やで☆』という事だけ分かった。
    直人『そこにみんなおるわ!』直人が指さした方を見る。
    私は内心「おいおい。」と思った。そこには神社がポツンと建っていて
    辺りには何も無かった。

    2005-07-11 18:39:00
  • 57:

    ぁぃら

    直人『お疲れ〜!』みんなの方に手を振る。私はどうして良いのか分からず、
    直人の横で立っているだけだった。『お疲れ〜。転校生の子?』
    一人の女の子が興味津々で言った。彼女の名前は美紀。
    私の親友になる子だった。

    2005-07-11 18:43:00
  • 58:

    ぁぃら

    美紀『早くこっちおいでやっ☆』ぼけ〜と立っている私に言った。
    緊張しながら7・8人いる輪の中に入っていく。
    直人1人の時はそんなに感じなかったが、仲間が揃うと少し圧倒された。
    「ヤンキーや。こわっ・・」それが第一印象だった。

    2005-07-11 18:47:00
  • 59:

    ぁぃら

    その日美紀と仲良くなり、少しづつグループの沙耶とめぐみとも
    仲良くなった。何日かすると私も神社へ毎日行くようになり
    その場に居ても違和感さえ感じなくなった。やっと自分の仲間と居場所を
    確保した気分だった。

    2005-07-11 18:55:00
  • 60:

    ぁぃら

    学校へ行けば休み時間の度に、美紀たちと階段の踊り場で喋ったりする。
    放課後はその踊り場へ集合してコンビニに寄ってから神社へ向かった。
    直人たち男軍団はいっつも私達より先に神社で待っていた。
    ある日一人の男の子、誠が言った。誠『ぁぃらも吸う?』
    手渡されたのはセブンスター1本とライターだった。

    2005-07-11 19:05:00
  • 61:

    ぁぃら

    美紀たちも煙草は吸っていた。お酒も飲むし見てる分には何も思わなかったけど、
    自分が吸いたいとか思った事もなかった。少し戸惑ったが
    煙草とライターを受け取った。ただの好奇心・・・というよりもっと
    みんなと近い存在になりたかったのだと思う。

    2005-07-11 19:07:00
  • 62:

    ぁぃら

    ぁぃら『どうやって吸うん?』誠『吸いながら火付けるねん。』
    見本を見せてくれる。私は火の付け方さえも知らなかったのだ。
    美紀『セッタはキツイからこっちにしぃ?』そういって私の手から煙草を摩り替えた。
    マルボロ・メンソール・ライト。みんなはマルメラと呼んでいた。

    2005-07-11 19:10:00
  • 63:

    ぁぃら

    私は何がキツイのか分からなかったが、言われた通りにマルメラに
    火をつけた。ぎこちない動きに『かわい〜☆』と冷やかされながら
    見よう見まねで煙草を二本の指で挟むと思いっきり吸った。
    誠『ちゃうちゃう!肺まで入れるねん。』ぁぃら『どおやって?』
    美紀『二回吸うみたいな。』私はスッスッと二回吸い込んだ。

    2005-07-11 19:14:00
  • 64:

    ぁぃら

    むせたりはしなかった。でも美味しくないし何が良いのかは分からない。
    でもその日から私は煙草マルボロ・メンソール・ライトを今も7年間吸い続けている。
    二人からレクチャーを受けながらカッコ良く吸う方法など、ふざけながら
    教えて貰っていると、買出しに行っていたみんなが帰ってきた。

    2005-07-11 19:17:00
  • 65:

    ぁぃら

    直人『あぁー!!ぁぃらが不良になった!』泣きまねをして言った。
    沙耶『本間や。煙草吸うてるやん☆』みんながワイワイ騒ぎだす。
    私はなぜか嬉しくなった。買出しに行った、おかしやらジュース、お酒を
    広げ輪になって座る。そうやって毎日は過ぎていった。

    2005-07-11 19:20:00
  • 66:

    ぁぃら

    煙草を覚え、お酒も覚えた。みんなと過ごす毎日は本当に楽しい。
    でも私はいっつも仲間はずれになった気分に襲われていた。
    ぁぃら『もう時間やし帰るわぁ。。』時計は5時45分を指している。
    美紀『又明日なぁ!』みんなに手を振って神社を後にした。

    2005-07-11 19:24:00
  • 67:

    ぁぃら

    私はいつもみんながまだ遊んでいる中、一人さきに帰らなくてはいけなかった。
    門限があるからだ。学校が終わって1時間半くらい騒ぐと夢から覚めた気分になる。
    みんなとギリギリの時間まで遊んでダッシュで家に帰る。
    何回かは時間をすっかり忘れていて門限を過ぎた事もあった。
    その度に怒られて、私の不満は膨らんでいった。

    2005-07-11 19:27:00
  • 68:

    ぁぃら

    気が付けばもう受験シーズンだった。推薦で決まった子はもう春休み気分だった。
    私はと言うとろくに勉強もせず美紀たちと下ネタの話に華を咲かせていた。
    勿論私は未経験。美紀は中2で沙耶は最近、めぐみは自称小6で処女膜を破ったと言った。
    未知の世界に私はドンドン引き込まれて言った。

    2005-07-11 19:33:00
  • 69:

    ぁぃら

    沙耶が良いものを見せてくれると言って、
    その日は女4人で美紀の家に集合した。沙耶『じゃーん♪』
    沙耶が手にしたものはコンドームだった。私は始めてみる物に興奮せずには
    いられなかった。みんなに色んな知識を吹き込まれては興味が沸く一方だった。
    だからと言ってどうする事も出来ず、卒業が近づいたある日私は恋をした。

    2005-07-11 19:37:00
  • 70:

    ぁぃら

    私に煙草を勧めた誠だった。みんなにそれを打ち明ける。
    美紀『何処がいいん?!』沙耶『ぁぃら趣味おかしいって!』めぐみ『・・・・。』
    散々言われたが卒業式にボタンを貰おうと協力して貰った。

    2005-07-11 19:39:00
  • 71:

    ぁぃら


    今日はココまでにします☆まだこの話しの出だしですが、これから
    私のヤンキー時代の話しはもっと進んでいきます♪良かったら又
    感想などお願いします。(*^-^*)

    2005-07-11 19:43:00
  • 72:

    名無しさん

    やばいこれめっちゃおもろい?あいらさん頑張れ?

    2005-07-11 20:08:00
  • 73:

    名無しさん

    頑張ってなぁっ☆めっちゃおもろい〜!!!

    2005-07-12 01:40:00
  • 74:

    名無しさん

    2005-07-12 02:41:00
  • 75:

    ?みほ?

    早く書いてなぁ(^-^)頑張れよっ?

    2005-07-12 03:01:00
  • 76:

    名無しさん

    続き気になる???

    2005-07-12 03:02:00
  • 77:

    名無しさん

    しおり

    2005-07-12 03:42:00
  • 78:

    名無しさん

    ???

    2005-07-12 06:09:00
  • 79:

    名無しさん

    しおり?

    2005-07-12 08:01:00
  • 80:

    ぁぃら

    わぁーい☆いっぱいカキコしてくれてありがとう^0^/
    読んでもらえて嬉しいです♪本当に励みになります。
    今から更新しますねぇ(*^-^*)これからもヨロシクm(__)m

    2005-07-12 14:54:00
  • 81:

    ぁぃら

    沙耶も公立の受験が残っている。直人や誠、男の子達は私立も受ける事が
    出来ず、夜間学校へ進学する。みんなバラバラになってしまうのは目に見えていた。
    卒業なんてしたくなかった。
    けど、ほっておいても卒業式の日は訪れてしまった。

    2005-07-12 15:03:00
  • 82:

    名無しさん

    しぉり

    2005-07-12 15:05:00
  • 83:

    ぁぃら

    かったるい式ももうそろそろ終わりだ。私は最後のクラス5組の転校生の為
    卒業証書の授与は一番最後だった。1組から1人づつ授与されているのを
    長い時間ぼぉ〜と待ち、自分の名前が呼ばれる。
    きっと一番長く緊張していたに違いない。最後に校歌を歌うと、保護者や在校生の
    間を抜けて体育間を後にした。

    2005-07-12 15:06:00
  • 84:

    ぁぃら

    86さんしおりぁりがとう!本当に嬉しいです(*^-^*)
    これからもヨロシクねぇ♪

    2005-07-12 15:09:00
  • 85:

    ぁぃら

    運動場へ出ると涙を流し友達や先生と別れを済ます生徒がたくさんいた。
    私は涙の一粒も出ず、未練の欠片もなかった。唯一、仲間とバラバラに
    なる事だけが心残りだった。人で溢れ帰る運動場から美紀たちを探す。
    すると私が見つけるよりも先に美紀たちがやって来た。

    2005-07-12 15:13:00
  • 86:

    ぁぃら

    美紀『ぁぃら〜。こっち!こっち!』ぁぃら『何処おったか全然分からんかったぁ・・。』
    私は美紀たちの元へ駆け寄り、少しスネた感じで言った。
    めぐみ『ぁぃらは制服で目立つからなぁ☆』
    ぁぃら『そっか☆』必要以上に納得する。

    2005-07-12 15:18:00
  • 87:

    ぁぃら

    沙耶『誠は?』沙耶に言われてドキッとした。すっかり忘れていたのだ。
    私にって卒業式よりも、ずっと大きな大事なイベントが残っている。
    告白なんて1度もした事がなかった。ぁぃら『どうしよ!どうしよ?!』
    急にパニックになる。みんなが『大丈夫やって☆』と既に泣きそうな私を
    励ました。

    2005-07-12 15:21:00
  • 88:

    ぁぃら

    美紀『あっ!おったで☆』沙耶『ほらっ!』
    みんながグイグイ腕を引っ張って誠のところへ連れて行こうとした。
    ぁぃら『待って!本間待ってっ!』私の抵抗は意味のないものだった。
    めぐみが誠を大声で呼んでしまったのだ。

    2005-07-12 15:24:00
  • 89:

    ぁぃら

    誠が気づきこっちへやって来る。美紀『みんなは?』誠に聞いた。
    誠『直人らは後輩に捕まってるで。』二人が話している時、
    私はもう失恋する事に気づいてしまった。ふと、顔を上げたときに
    目に入った誠の姿。着ている学ランにはもう第二ボタンは付いていなかった。

    2005-07-12 15:29:00
  • 90:

    ぁぃら

    それには美紀たちも気づいたのか、私に無理やり告白させる事はしなかった。
    この状況で気持ちを伝える勇気はさすがになかった。
    沙耶『んじゃ又後でなっ!』沙耶が気を利かせ、誠の傍から離れさせてくれた。
    私の恋は告白もしないまま終わってしまった。

    2005-07-12 15:32:00
  • 91:

    ぁぃら

    人ごみの中から離れれると、みんなが心配そうに私をみた。
    ショックは大きかった。ぁぃら『誰にあげたんかなぁ?』ただそれが気になった。
    だってそれは憎き相手だ。美紀たちも心当たりはないようだった。
    めぐみ『気にするなぁ〜!ウチなんか失恋しまくりやで☆』
    確かにめぐみは失恋しまくりだった。でも慰めにはならない。

    2005-07-12 15:40:00
  • 92:

    ぁぃら

    私は黙って俯いていた。するといきなりめぐみが泣き叫ぶように言った。
    めぐみ『うちらだって辛いねんで?!ぁぃらに何て言っていいかも分からんし、
    何もしてあげられへんし!』沙耶はめぐみの背中をさする。
    私は顔をあげた。みんなが悲しそうな顔をしている。
    ぁぃら『ごめんなぁ・・・。』そういって思いっきり泣いた。

    2005-07-12 15:44:00
  • 93:

    ぁぃら

    ぁぃら『別れを惜しんでたに決まってるやん☆』私は何も無かった様に言った。
    美紀たちもそれには安心した様子だった。
    誠『もう行く?』美紀『行こかっ!』みんなが揃えば学校にいる必要もなかった。
    ぁぃら『お母さんに言ってくる!』私は走って母の元へ行き、先に帰っているように言った。

    2005-07-12 15:52:00
  • 94:

    ぁぃら

    神社へ付くと男の子達がカメラをドサドサッと鞄からだした。
    使い捨てカメラが10個ほどある。美紀『やるやん☆』直人『余裕やし!』
    ぁぃら『いつの間に?!』直人たちは近所のスーパーで万引きをしていた。
    そんな事が悪いとさえ思わなくなっていた。
    いっぱい写真を撮り酒を飲み騒いで過ごす。

    2005-07-12 15:55:00
  • 95:

    えりな

    それは突然の主のえりなです(^-^)いつも読ませてもらってます☆頑張ってくださいね(o^o^o)

    2005-07-12 15:56:00
  • 96:

    ぁぃら

    酔っ払うと決まって男の子達は服を脱ぎ出した。
    恥ずかしくないのだろうか。みんながフルチンで走りまわる。私には刺激が強すぎだった。
    いつも見ないように端っこで座っていた。
    直人『大丈夫なん?』直人が急にそういった。ぁぃら『ちょっと・・・・。』
    私はみんなが裸でいる事を言っていると思った。

    2005-07-12 15:59:00
  • 97:

    ぁぃら

    えりなさんぁりがとう!読んでもらえて嬉しいです☆
    えりなさんも書いてるんですか?忙しいのに本当にありがとうm(__)m
    私も又読ませていただきますね♪お互い頑張りましょぉ(*>ω)ノ

    2005-07-12 16:02:00
  • 98:

    ぁぃら

    直人『これやるわっ☆』そう言って私に手渡した。ボタンだった。
    ぁぃら『いらんしぃー。』そう言いながらちゃっかり貰った。
    深い意味は無いと思っていた。だって直人の学ランにはもう1つもボタンが無かった。
    私にくれたのは第三ボタンだ。直人たちは後輩にモテていたから
    直人だけじゃなく誠もみんな、ボタンは1・2個しか残っていなかった。

    2005-07-12 16:07:00
  • 99:

    ぁぃら

    私はふと「知ってたんや。」とその時初めて気づき少し恥ずかしくなった。
    私はその日もみんなより先に家へ帰らなくてはいけなかった。
    お酒も少ししか飲まない。酔って帰っては危険すぎる。もうみんな出来上がってしまって
    いる中、一人鞄を持ち神社を後にした。

    2005-07-12 16:10:00
  • 100:

    ぁぃら

    私が残念に思っている中、両親は喜んでいた。私は急にひらめき
    合格祝いにPHSを買ってもらう事をねだった。
    春休みだと言うのに今まで家を出してもらえなかった分、私は残りの休みを
    思いっきり遊ぶ。買って貰ったばかりのPHSでみんなに連絡を取り
    バラバラになってしまう不安は無くなっていった。

    2005-07-12 16:27:00
  • 101:

    ぁぃら

    ある夜、私はみんなより早く家に帰り部屋でテレビを見ていた時だった。
    PHSが鳴った。着信は直人からだ。
    ぁぃら『はいはーい☆』直人『何してるん?』ぁぃら『テレビ見てるで☆どうしたん?』
    私は直人との電話は慣れていなかった。遊ぶ約束をする程度の事でしか
    連絡を取らないからだ。

    2005-07-12 16:37:00
  • 102:

    ぁぃら

    しばらく世間話をしていたが、直人が言った。
    直人『自分、彼氏作らんの?』急にそんな事を言われたので少し
    驚いた。ぁぃら『作りてくてもなぁ。』と答えた。
    直人『俺は?』ぁぃら『えっ?』直人『俺と付き合う?』
    それが直人の精一杯の告白だった。

    2005-07-12 16:41:00
  • 103:

    ぁぃら

    私は今まで直人を意識した事は1度も無かった。
    けど何となく付き合った。彼氏という存在がほしかったのだ。
    春休みはみんなと一緒に遊んだり直人と二人で遊んだりした。
    直ぐに誠の事は忘れ直人を好きになれた。でも二人よりみんなで遊ぶ方が
    私には楽しくて仕方がなかった。

    2005-07-12 16:45:00
  • 104:

    ぁぃら

    駅に着く。ぁぃら『おつかれ〜☆』改札を抜けるとみんなが見えた。
    美紀『共学どない?』ぁぃら『別に〜おもんない!』私にとって共学だろうが
    なんだろうが関係ない。友達もそれなりに出来たが、
    美紀たち程仲良くはならなかった。ぁぃら『もう帰らな。』
    私は駅で30分ほど喋ると家へ向かった。

    2005-07-12 16:52:00
  • 105:

    ぁぃら


    今日はココまでにします(*^-^*)
    読んでくれている方、本当にありがとう!又更新しますので
    ヨロシクです☆また感想など入れてくれると嬉しいです♪

    2005-07-12 17:01:00
  • 106:

    名無しさん

    書いてやあー?

    2005-07-12 20:38:00
  • 107:

    ?飛鳥?

    あげ?毎日楽しみに読ましてもらってます?がんばって最後まで書いてねぇ?

    2005-07-13 15:20:00
  • 108:

    ぁぃら

    いつもカキコしてくれて本当にありがとう!
    みんなのお陰で頑張ろうって思えます(*^-^*)完結まで頑張ります☆
    では、今から更新しますねぇ♪

    2005-07-13 16:28:00
  • 109:

    ぁぃら

    その日もいつもの様に学校が終わり電車に揺られ地元まで帰ってきた。
    美紀『あっ!来たっ来たっ☆』美紀が私の方へ手を振る。
    ぁぃら『あれ?みんなは?』珍しく美紀とめぐみしか居なかった。
    いつもは、直人たちも居てバトンタッチをしてから男達は夜間の学校へ向かう。

    2005-07-13 16:33:00
  • 110:

    ぁぃら

    めぐみ『みんなは後から来るで☆』ぁぃら『学校間に合うん?』
    美紀『何かサボるみたいっ。』私は直人にそんな事は一言も聞いていなかった。
    少し不機嫌になるい私を見て美紀とめぐみが顔を合わせて、
    会話をする。美紀『何かな・・ぁぃら門限あるやん?気使ってるみたいやで?』

    2005-07-13 16:36:00
  • 111:

    ぁぃら

    気を使ってるのは私のほうだ。何に気を使っているのか全く理解出来ない。
    ぁぃら『どおいう意味なん?』美紀はしばらく言葉を選んでいるようだった。
    するとめぐみが言った。めぐみ『夜出て来られへんやろ?自分だけ遊ぶんが悪い気がするみたい。』
    ぁぃら『・・・で?』美紀『今日みんなでカラオケ行こう言ってんねん。マラソン。』

    2005-07-13 16:39:00
  • 112:

    ぁぃら

    ぁぃら『んでうちに黙って行くつもりやったん?』
    めぐみ『みたいやで?ぁぃらが帰ってから駅集合するって。』
    言うまでもなく私は頭にきていた。今までもそうやって遊んでいたのだろうか。
    別に束縛なんかしていない。ただ隠された事に腹が立った。

    2005-07-13 16:44:00
  • 113:

    ぁぃら

    ぁぃら『んじゃいつでも遊べる子と付き合ったらええやん!』私は、
    怒りを美紀たちにぶつけてしまう。美紀『直人に電話する?』
    ぁぃら『来るまで待つ。』私は何も知らずに駅にやって来る直人を
    待ち伏せしようとした。

    2005-07-13 16:46:00
  • 114:

    ぁぃら

    PM 6:00―
    何も知らない直人は誠たちと騒ぎながら駅へやって来た。
    私を見て驚いた様子だ。直人『帰らんでええん?』ぁぃら『直人も学校は?』
    黙っている直人に意地悪く言う。ぁぃら『うちがおったら不都合なんや?』

    2005-07-13 16:49:00
  • 115:

    ぁぃら

    みんなは気まずそうにしていた。
    ぁぃら『もうええわ。隠す時はバレん様にしいや!バイバイ。』
    駅を後にした。私の中で直人とは終わった。
    悔しかった。まるで自分が輪悪いような気分だ。

    2005-07-13 16:54:00
  • 116:

    ぁぃら

    家に着くともう6時半をまわっていた。父が何か叫んでいたが、
    無視をして自分の部屋にこもった。全て厳しい親のせいだと憎んだ。
    それから数日が立ち、私は学校を行かなくなった。
    もう親の言う事は何も聞かない。美紀たちも学校をサボるようになり
    1日中一緒にいた。

    2005-07-13 16:57:00
  • 117:

    ぁぃら

    この頃から美紀と二人でいる事が多くなった。
    二人で遊びに出かけ、帰りの電車の中。二人組の男の子からやたら視線を
    感じていた。美紀『めっちゃ見られてるやん。』
    ぁぃら『なんやろ?パンツ見えてんちゃん☆』美紀『金取るぞ〜!』
    冗談を言っていたが結構気になった。

    2005-07-13 17:03:00
  • 118:

    ぁぃら

    私たちは当時流行っていたのかコギャルをしていた。
    15センチ近くある厚底サンダルを履き、超が付くほどのミニスカート。
    チューブトップやキャミを来て露出強だった。意味も無くハイビスカスに敏感だった
    記憶がある。お金は無い為全部がパクった物だった。

    2005-07-13 17:07:00
  • 119:

    ぁぃら

    eggと言う雑誌からパクり服や鞄サンダルブーツ、メイク道具まで
    万引きした。捕まる気なんて全くしなかった。私服警備まで見分けが付く程に
    慣れ当たり前の事だったのだ。
    電車を降りるとその男の子達も降りた。酔っ払っているのか少し動きがおかしかった。

    2005-07-13 17:10:00
  • 120:

    ぁぃら

    駅で美紀と飽きるまで喋る。これが日課だった。別に話題がある訳じゃなかった。
    何ともない事でも二人はバカ笑いが出来た。
    美紀と駅前にしゃがみ込み煙草を咥えながら喋っていた。
    『なぁなぁ・・。』さっきの男の子達だ。地元でナンパをされるのは
    初めての事だった。

    2005-07-13 17:13:00
  • 121:

    ぁぃら

    私達は特に警戒はせず普通に喋りだした。
    色々質問したり、されたり直ぐに仲良くなる。男の子達の名前は隆と拓矢。
    隆は23歳で拓矢は20歳だった。私から見れば20歳と言うのは凄く大人に感じていた。
    が、二人は全然子供だった。

    2005-07-13 17:16:00
  • 122:

    ぁぃら

    ぁぃら『酔ってるん?』さっきから様子のおかしい拓矢が気になった。
    正直少し気持ちが悪い。拓矢『酒は飲めませ〜ん。』目が全然会わない。
    美紀『おかしいで?』なんとなく想像できた。でも目の前で見たのは初めてだった。

    2005-07-13 17:19:00
  • 123:

    ぁぃら

    隆『ラリってるからほっといたって〜。』ぁぃら『やっぱり?』
    電車の中でも吸っていたのかと思うと関心する。
    袖口に口をつけスーハーしている拓矢は一人別世界に行ってしまっていた。
    拓矢は話にならないので隆と番号を交換すると私達は家へ帰った。

    2005-07-13 17:23:00
  • 124:

    ぁぃら

    美紀から電話が鳴る。美紀『今隆から電話あってんけど遊ぶ?』
    ぁぃら『別に良いけど何するん?』私は意味なく地元でたむろするのは
    嫌いだった。あれ以来直人たちとも会いたくない。
    美紀『分からんけど迎えに行くって〜☆』迎えに来られるのは困る。
    親に又ごちゃごちゃ言われたらうっとうしい。

    2005-07-13 17:31:00
  • 125:

    ぁぃら

    ぁぃら『んじゃ○×公園にいてるわぁ。』電話を切って仕度を始める。
    地元で遊ぶときは大体ジャージだった。その日もKANIのジャージにTシャツ
    を来て家を出る。公園に着くとすぐ迎えが来た。
    やたらうるさい音を立ててやって来たのは大きな単車にまたがった
    拓矢だった。この前の印象が強くちょっと怖かった。

    2005-07-13 17:34:00
  • 126:

    ぁぃら

    拓矢『よぉ!ぁぃら?』ぁぃら『覚えてないんかい?!』拓矢『おぉ。隆に聞いただけ。』
    ぁぃら『今日はボケてないん?』この前と違ってちゃんと目が合う。
    ラリってたら拓矢のケツになんか乗れない。事故られたら終わりだ。
    拓矢『今日は素!!』なんか威張った感じで言われた。

    2005-07-13 17:40:00
  • 127:

    名無しさん

    2005-07-13 17:42:00
  • 128:

    ぁぃら

    ぁぃら『何かカッコイイなこれっ☆』私は単車にまたがりながら言った。
    サンダンシートと言うらしい。拓矢『誰やと思っとんねん☆』誉められたのが嬉しかったのか
    意味の分からない返事をされた。ぁぃら『美紀たちは?』拓矢『先行ってるわ!』
    同時に単車のエンジンをかけた。

    2005-07-13 17:44:00
  • 129:

    ぁぃら

    137さんありがとう!それってその番号のレスが見れるんかな?
    よく分かってないんですが、ヨロシクですm(__)m

    2005-07-13 17:45:00
  • 130:

    ぁぃら

    慣れるまでは鼓膜が破れるんじゃないかと思った。
    軽快にリズムを刻みながら走る。気持ちよくて仕方がなかった。
    この前に見た拓矢とは別人でとてもかっこよく見える。
    拓矢『落ちんなよ?』大通りに出る前に言われた。ぁぃら『平気☆』

    2005-07-13 17:48:00
  • 131:

    ぁぃら

    大きな通りに出ると運転が変わった。とりあえず怖い。
    相変わらずリズムを刻みながら走る。ジグザグにローリングをしながら渋滞を
    起こす。と思ったら急にスピードを上げた。ウーウー《植木!止まらんかー!》
    パトカーが追って来る。「ってか名前バレてんやん?!」
    本当に事故るかと思った。

    2005-07-13 17:52:00
  • 132:

    ぁぃら


    今日はココまでにします(*^-^*)
    これから私はドンドン荒れて行ってしまいます。ヤンキー時代の本題とも
    言える話になって行くので又ヨロシクお願いしますm(__)m

    2005-07-13 17:57:00
  • 133:

    えりな

    楽しみにしてます☆彡

    2005-07-13 18:46:00
  • 134:

    美咲

    まぢおもろい(●>∀<)oまた覗きに来まぁぁす♪しおり♪

    2005-07-13 22:27:00
  • 135:

    いくみ

    しおり??

    2005-07-13 22:53:00
  • 136:

    まり

    しおり

    2005-07-13 23:42:00
  • 137:

    名無しさん

    ?

    2005-07-14 04:44:00
  • 138:

    ぁぃら

    今日もいっぱいの人が読んでくれていて嬉しいです♪
    しおりや感想本当にありがとう!!今から更新します☆
    又ヨロシクお願いしまぁぁぁす(*>ω)ノ

    2005-07-14 13:17:00
  • 139:

    ぁぃら

    141より続き→

    私は拓矢にしがみ付き目をギュッとつぶっていた。パッツンとサイレンと
    スピーカーから叫ぶ声、単車の音が聞こえる。拓矢の背中からは
    楽しくて興奮しているのが分かった。

    2005-07-14 13:20:00
  • 140:

    ぁぃら

    サイレンの音が聞こえなくなる。諦めたようだ。
    私は安心して顔を上げた。辺りは地元から離れ海の臭いが漂っている。
    地元から一番近い海に着く。まだ海開きはしていない為人は少なかった。

    2005-07-14 13:23:00
  • 141:

    ぁぃら

    単車が止まったと同時に私は飛び降りた。おしりがジンジン痛かった。
    拓矢『隆たち何処やろ?』ぁぃら『先着てるんちゃん?』
    拓矢『そやけど、ここ広いし・・。』そう言って電話をかける。
    辺りは少数の人たちがポツポツと居るだけで美紀たちは見当たらなかった。

    2005-07-14 13:26:00
  • 142:

    ぁぃら

    拓矢『すぐこっち来るって!』拓矢は電話を切ると煙草に火をつけた。
    その横に座って私も煙草を吸う。しばらく会話はない。
    そりゃそうだろう。会うのは2回目だし、拓矢は覚えていない。
    今日だって単車に乗せられつれて来られただけだ。

    2005-07-14 13:29:00
  • 143:

    ぁぃら

    私はこの時拓矢を意識していたに違いない。沈黙する二人を波の音だけが
    包んでいた。拓矢『何かしゃべれやっ!』拓矢も気まずかったのだろう。
    ぁぃら『拓矢が喋ってや。』拓矢『じゃぁ・・・何歳?』それが素の拓矢と
    交わした最初の言葉だった。ぁぃら『じゃぁって何?!15歳やけど。』

    2005-07-14 13:33:00
  • 144:

    ぁぃら

    拓矢『わっか〜!俺20歳やでぇ。』ぁぃら『知ってるし!この前「酒は飲めませ〜ん」って
    言ってたで☆』私は真似をして言った。拓矢は少し恥ずかしそうにしていた。
    そうこうしている内に美紀と隆がやって来た。
    拓矢『おっそい!』隆『ぁぃら大丈夫やった?』隆は拓矢の言葉をわざと無視して言った。

    2005-07-14 13:36:00
  • 145:

    ぁぃら

    拓矢『無視かい。』美紀『花火買っててん☆』拓矢は無邪気に喜んでいた。
    ぁぃら『なんとか無事やったぁ。』私は隆に大げさに怖かった事を説明する。
    隆『追われたん?!』拓矢『おぉ。余裕でまいたけどなっ☆』
    自慢そうに言う拓矢に隆はキックをするフリをした。隆『女ケツ乗っけてんねんぞ。』

    2005-07-14 13:40:00
  • 146:

    ぁぃら

    拓矢は『ついつい・・。』と言ってごまかした。
    それから暗くなるまで4人で喋ったり服のまま海に入ってじゃれたりしていた。
    隆と拓矢は暴走族だった。隆は引退しているが、今でもたまに参加するらしい。
    拓矢は現役だった。拓矢『引退しなアカンけど、やめられん。』と言っていた。

    2005-07-14 13:44:00
  • 147:

    ぁぃら

    拓矢の暴走は族の中でもピカイチらしい。運転技術も上手いと言った。
    私と美紀はそんな話を興味津々に聞いた。ぁぃら『今度連れて行ってやっ!』
    二人は『女はアカン!』と声をそろえて言ったが、美紀と二人でだだをこね、
    先輩の車から見ると言う約束でOKしてもらった。

    2005-07-14 13:48:00
  • 148:

    ぁぃら

    暗くなるとロケット花火や打ち上げ花火、後はねずみ花火(?)をして
    遊んだ。基本的に相手に向けて火をつける。逃げ回ったり追いかけたり。
    でも私と美紀は焼けどなどしない。隆と拓矢がカバってくれる。
    二人はアチッアチッと言いながら両手に一杯の花火を持って戦っていた。

    2005-07-14 13:53:00
  • 149:

    ぁぃら

    拓矢『よしっ。ぁぃら行けっ!』ぁぃら『おぉっ♪』私は拓矢を盾に隆へ攻撃する。
    美紀も隆を盾に攻撃していた。私たちは自然とそういう組み合わせになっていた。
    花火がなくなると、浪打ぎわで棒倒しをした。負けたら海へ投げ飛ばされた。
    拓矢が隆が負けると美紀と一緒にズルズルと海へ引っ張りこんだ。
    勿論私達も道連れにされる。

    2005-07-14 13:56:00
  • 150:

    ぁぃら

    4人ともビショビショになり少し肌寒くなって来たところでゲームは終了した。
    帰りの単車。来るときに乗った時より安心できた。きっと拓矢を信じていたのだろう。
    地元に戻ると服はすっかり乾いている。駅前で少し話すと家の近くまで
    送ってもらい帰った。

    2005-07-14 13:58:00
  • 151:

    ぁぃら

    家に着くと直ぐにシャワーを浴び、部屋にこもる。父や母は何か言いたげだったが、
    何も言ってこなかった。PHSに着信が6件もある。全部美紀だ。
    すぐに掛けなおす。ぁぃら『おつかれ〜☆どうしたん?』
    美紀『うん。ちょっとなぁ・・。』少しもったいぶる。ぁぃら『何よぉ?』

    2005-07-14 14:00:00
  • 152:

    ぁぃら

    美紀『拓矢とどない?』急な質問に少し動揺した。ぁぃら『どないって?』
    美紀『うん。うち隆と付き合う事なってん。』
    ぁぃら『まじで?!いつ?急やん!おめでとぉ♪』ビックリしたけど
    別に不思議なことでもなかった。私たちはまだ若い。会って間もなくても
    全然付き合えた。

    2005-07-14 14:03:00
  • 153:

    ぁぃら

    美紀『ありがとぉ!今日の帰りやで☆』ぁぃら『帰り?あぁっ!あの途中遅かった時か?!』
    帰り隆の単車が急に後ろから消えた。しばらく拓矢と単車を止め待っていると
    戻ってきたが、隆『しょんべんしてた☆』と言った。
    美紀『あん時!あん時!』ぁぃら『告られたん?!いいなぁ〜。』
    美紀は私の知っている限りモテる子だった。

    2005-07-14 14:07:00
  • 154:

    ぁぃら

    美紀『告られたら付き合う?』ぁぃら『付き合う!!でもシン中やしなぁ。』
    美紀は『あぁ〜』と言ってしばらく黙った。
    すると隆に電話を変わった。ぁぃら『一緒におったん?!おめでとやなっ☆』
    隆『おぉ!拓矢の事やけど、アカン?』私は意味が分からなかった。
    アカンも何も告られてもいない。

    2005-07-14 14:15:00
  • 155:

    ぁぃら

    ぁぃら『なにが?』隆『今拓矢も一緒やねん。』ぁぃら『そぉなん?』
    私はこの時また自分だけが仲間はずれになった気がした。
    電話の向こうで話し声が聞こえる。《お前自分で言えやっ!》ギャーギャー聞こえた
    と思うと急に静かになった。拓矢『俺やけど・・。』ぁぃら『うん。』
    いくら鈍感な人でも分かる。「早く言ってくれっ!」と思っていた。

    2005-07-14 14:19:00
  • 156:

    ぁぃら

    しばらく沈黙になった。私は耐えられず、ぁぃら『なに?早く言ってっ!』
    と言ってしまった。拓矢『お前が言えやっ!』そんな意味の分からない事を
    繰り返し言い合った。拓矢『んじゃそういう事やから。』
    「ってどういう事やねん。」と思いながら、拓矢と付き合う事になった。

    2005-07-14 14:22:00
  • 157:

    ぁぃら

    それからは毎日のように4人で遊んでいた。
    付き合い始めて1ヶ月がたった頃―
    その日は初めて2人で遊ぶことになった。拓矢『んじゃ行こっ☆』
    迎えに来てもらい単車に乗る。ぁぃら『何処行くん?』拓矢『俺ん家♪』
    まさかと思った。ついにこの日が来てしまった。

    2005-07-14 14:27:00
  • 158:

    ぁぃら

    やっぱり予感は的中した。拓矢の家に着くなり部屋に連れて行かれた。
    敷きっぱなしと思われる布団へ拓矢はもぐりこみ私の腕を引っ張る。
    正直、2度としたくないと思った。何あの痛さ!何あの変な格好!
    拓矢は私が始めてだと知って、優しくしてくれたけどそれでも痛すぎた。

    2005-07-14 14:36:00
  • 159:

    ぁぃら

    15歳の夏―
    私は処女膜を破った。パンツには3日間くらいずっと血がにじんでいた。
    母にばれるのではと、しきりに気にしていた。
    そんな出来事から1週間ほどすると、待ちに待った暴走に連れて行って貰う事になった。

    2005-07-14 14:39:00
  • 160:

    ぁぃら


    今日はここまでにしまぁす☆
    あとで又時間があれば更新します(*^-^*)
    読んでくれてる方本当にありがとう!いつも感想やしおりなど感激です♪
    またお願いしますm(__)m

    2005-07-14 14:42:00
  • 161:

    えりな

    待ってます(o^o^o)

    2005-07-14 14:56:00
  • 162:

    いくみ

    おもちろい?

    2005-07-14 15:46:00
  • 163:

    ぁぃら

    時間出来たので更新しまぁす♪
    えりなさん*いくみさんありがとぉ^0^/
    みんなのカキコがあると凄くやる気が出ます☆完結までまだまだですが
    ヨロシクお願いしまーす!

    2005-07-14 16:17:00
  • 164:

    ぁぃら

    170より続き→

    PM10:30―
    族の仲間が集合し始めた。私と美紀はみんなとは初対面だ。隆と拓矢にべったり引っ付いて
    次々やって来る仲間達を見ていた。

    2005-07-14 16:20:00
  • 165:

    ぁぃら

    みんなイカツイ単車にイカツイ人ばかり・・・拓矢たちが可愛らしく見えた。
    中には私たちとタメの子も居たし、年齢はバラバラだった。
    一台のヤン車が大きな音楽と共にやって来る。ウーハーと重低音が響く。
    ドンドンと鳴る車から1人の男の人が出て来た。名前は大樹。
    私たちは、たっちゃんと呼んだ。

    2005-07-14 16:25:00
  • 166:

    ぁぃら

    拓矢『お疲れ様です!!』深く頭を下げて言う。みんなも揃って挨拶をした。
    それだけで十分この人の威圧は伝わった。
    たっちゃん『おつかれぇ!この子らか?』影から見ていた私達に気づいたたっちゃんは
    隆に言った。隆『はい!お願いします。』たっちゃんは私と美紀の前まで来て
    『名前何て言うん?こいつらの女?』と聞いた。

    2005-07-14 16:29:00
  • 167:

    ぁぃら

    私達は名前を言ってコクリと頷いた。たっちゃん『そんな怖がらんといてや〜。』
    と私と美紀の頭をポンッとした。拓矢『ぁぃらが俺の女です!』いきなり言う。
    たっちゃん『そんな心配せんでも食わんて!・・・たぶんな。』ニヤリとして
    拓矢をからかう。拓矢『まじ勘弁っすよー。』さっきまでの緊迫した空気が
    なじんだ。拓矢はたっちゃんに懐いているらしい。たっちゃんも可愛がっているようだった。

    2005-07-14 16:35:00
  • 168:

    ぁぃら

    私たちもすぐにたっちゃんには懐き、お兄ちゃんみたいだった。
    みんなが集合した頃にはもう、日付は変わっていた。
    たっちゃん『んじゃ、ぁぃらと美紀は車乗りや。』言われるがまま
    後部座席へと滑り込んだ。全員で何人くらいいただろう。
    単車の数は50台はあったと思う。

    2005-07-14 16:38:00
  • 169:

    ぁぃら

    今日は誰かの追悼暴走らしい。二つの族が一緒になって走っているといった。
    連合を組んでいる。よく分からなかったが「すごい組織だ。」と勝手に解釈した。
    他の車は殆どなく大きな道路に広がって走る男達。
    こけるんじゃないかと心配になるほどローリングをしてはケツに乗っている子は、
    背中を思いっきりそって踊っていた。

    2005-07-14 16:46:00
  • 170:

    ぁぃら

    交番や警察所の前を通過するときは思いっきりスピードを落とし、
    リズムを刻む。後ろの子はたこ踊りをした。思いっきりポリを挑発している。
    その挑発に乗るかの様にパッツンが出てくる。男の子達は顔にタオルを巻いたり
    変なマスクを付けたりと顔を隠していたが、思いっきり名前を叫ばれていた。
    サイレンの音が増える。私の興奮は絶頂に達していた。

    2005-07-14 16:54:00
  • 171:

    ぁぃら

    ある地点を過ぎると、ポリをまき始める。みんながバラバラになると
    たっちゃんは一気にスピードを上げ、目的地へ向かった。
    事前に決めていた集合場所。みんなが集まってくる。ケツ持ちをしていた子が
    最後だった。車からおり伸びをして拓矢の元へ行く。
    私以上に興奮状態にある拓矢は何を言っているのか分からないくらいに騒いでいた。

    2005-07-14 17:02:00
  • 172:

    ぁぃら

    今から折り返して地元へ戻るという。私と美紀の意見は一緒だった。
    ぁぃら『ケツ乗っけて!』しきりにお願いした。
    でも結局乗せては貰えず膨れながら美紀と車へ戻ると、引き換えしたのだった。

    2005-07-14 17:08:00
  • 173:

    ぁぃら

    その日から数日が経ったある日―
    寝ている所を母に叩き起こされた。母『あんた学校どぉすんの?』
    ちょうど夏休み前の事だ。私は学校へ既に行っていなかったが、
    辞めた訳ではなかった。ぁぃら『やめる。』それだけ言うと又眠りに付いた。

    2005-07-14 17:10:00
  • 174:

    ぁぃら

    夕方。また母に起こされる。私のはすっかり夜行性になっていた為、
    いつも朝から寝て夜7時頃に起きる。
    母に話しがあると言われダルイからだを起こしリビングへ降りた。
    ソファには父の姿も見えた。

    2005-07-14 17:12:00
  • 175:

    ぁぃら

    父『学校ほんまに辞めるんか?』そう言った父は悲しい顔をしていた。
    ぁぃら『どうせ留年やろ?』テストも受けず、出席日数だって足りていないはず、
    進級できるはずがないと思った。父『お父さんは行ってほしい。』
    この時私は両親の顔をまともに見ることが出来なかった。
    自分が悪い事をしていると気づいていたからだ。

    2005-07-14 17:17:00
  • 176:

    ぁぃら

    とりあえず学校は行ってくれ。と言われ私は了解した。
    父と母の元気の無い顔・・・私にはそれ以上反抗する事ができなかった。
    翌日両親と一緒に学校へ向かった。校長室で話しをされる。
    すっかり変わってしまった私を見て担任は驚いていた。

    2005-07-14 17:19:00
  • 177:

    ぁぃら

    髪の毛は金色になり、耳にはピアスがずらりと並ぶほど付いてあった。
    目つきも変わったと言われた。
    2学期が始まってちゃんと学校に来るれば進級できると言われた。
    私はその言葉に少し安心して家に帰った。

    2005-07-14 17:21:00
  • 178:

    ぁぃら

    だからと言って遊ぶ事を辞めた訳じゃない。学校へ行けばそれでいいだろう
    と思っていたからだ。
    夏休み、私たちは暴走を繰り返し休みが終わりに近づいた頃には
    単車の後ろでたこ踊りをするほどになっていた。

    2005-07-14 17:25:00
  • 179:

    ぁぃら

    特攻服を作りレディースを結成しようともしたが、女友達は少なく
    自分達では単車を運転する事が出来なかった。何度か練習をしたが
    足は地面に届かず、思い単車を支えることも出来なかった。レディースの
    夢はあっけなく終わり、拓矢たちに混じって踊っていた。

    2005-07-14 17:27:00
  • 180:

    ぁぃら

    二学期に入ると最初の1週間はちゃんと学校へ行った。
    が、1週間後私はサボってしまった。シンナーを始めたからだ。
    その日いつもの4人で集まった。そこに拓矢はボケて来た。別に珍しい事では
    無かったがその日は無性に気になった。

    2005-07-14 17:31:00
  • 181:

    ぁぃら


    今日はココまで☆
    まだまだ先は長いです(。。;)どこを省略するべきか悩みながら結構詳しく書いていて、
    ダラダラとなってしまってるんじゃないかと心配です↓
    最後までお付き合いしてくれると嬉しいです(*^-^*)

    2005-07-14 17:39:00
  • 182:

    いくみ

    楽しみにしてるね?

    2005-07-14 17:49:00
  • 183:

    まり

    しおり

    2005-07-14 19:43:00
  • 184:

    ヘロヘロ君

    続き楽しみに待ってます??

    2005-07-16 02:00:00
  • 185:

    ぁぃちゃ

    しぉりぃ?

    2005-07-16 06:23:00
  • 186:

    名無しさん

    ?

    2005-07-16 08:37:00
  • 187:

    ぁぃら

    こんにちは★みんなカキコありがとう!
    昨日は忙しくて更新できませんでしたm(__)m
    今から更新しますねっ♪ヨロシクお願いしまーす(*>ω)ノ

    2005-07-16 12:51:00
  • 188:

    ぁぃら

    192より続き→

    ぁぃら『拓矢いつまで続けるん?』この頃付き合ってもう半年くらいだった。
    一向に辞めようとしない拓矢がドンドン違う人へと変わって行くようだった。
    拓矢『ん〜?』ボケている相手に聞いても意味のない事だった。

    2005-07-16 12:55:00
  • 189:

    ぁぃら

    美紀と陵は全然気にしていないみたいだったが、私には気になって仕方がない。
    そんなに気持ちいい物なのだろうか。
    シンナーやシャブをしている人に対して私は偏見すら持っていなかった。
    どちらかと言うと興味のほうが強い。ぁぃら『そんなに美味しいん?』
    そう聞いた私に、拓矢は、にまぁ〜っと不気味に笑った。

    2005-07-16 12:59:00
  • 190:

    ぁぃら

    この頃美紀にしきりに言われていた。美紀『うちらは絶対薬物禁止やで!』
    もしどっちかが手を出したら殴ってでも止めようと言う約束をした。
    ぁぃら『約束なっ!』私は自分がする訳ないと思っていた。
    でも美紀との約束はあっけなく破られた。

    2005-07-16 13:04:00
  • 191:

    ぁぃら

    美紀と隆が後輩を迎えに行くと言って、その場から居なくなった時、
    拓矢は見計らっていたかの様に言った。拓矢『ぁぃらも吸う?』
    公園の草むらに入っていった。ビニール袋とシンナーの入ったペットボトル。
    大事そうに抱え戻ってきた。ニールの底を結び透明な液体を入れると
    私に手渡した。

    2005-07-16 13:07:00
  • 192:

    ぁぃら

    私は迷うことなくニールに口を付けた。
    最初は少しむせたりしたけど、直ぐに気持ちよくなった。
    何も喋らず無言で吸い続ける。やたらとヨダレが出ていた。
    美紀たちが戻って来たときは少し焦った。美紀との約束を破ったから。
    でも直ぐにどうでも良くなって無視して吸った。

    2005-07-16 13:15:00
  • 193:

    ぁぃら

    美紀『自分何してんねん!』しゃがんでいる私を美紀は蹴った。
    それでも無視している。美紀は私を無理やり立たせ、持っていたニールを
    取り上げた。ぁぃら『返してーよぉ・・』美紀から取り替えそうと必死になる。
    その時の私はとても醜かっただろう。

    2005-07-16 13:17:00
  • 194:

    ぁぃら

    美紀『何でやねん・・・。』美紀は悲しそうに泣いていた。
    私は美紀の涙を見ても正気には戻らなかった。
    バッチン―
    思いっきりビンタをされ、私も泣き出した。
    ぁぃら『何で殴るん?返してって言ってるだけやん。。』

    2005-07-16 13:20:00
  • 195:

    ぁぃら

    美紀は言葉を失っていた。美紀『もう1発殴らせろ!』と言うと、
    私を今度はグーで殴り去って行った。投げ捨てられたニールを拾い、
    美紀の姿を見送ると、私は又拓矢とボケ始めた。
    何か耳もとで呪文のような声が聞こえると私は完璧に飛んだ。
    そこから先は全く記憶になかった。

    2005-07-16 13:33:00
  • 196:

    ヘロヘロ君

    続き楽しみに待ってます??

    2005-07-16 13:44:00
  • 197:

    ぁぃら

    それからは結局学校も辞め、拓矢と二人毎日ボケるようになった。
    いつも呪文のような声が聞こえると、記憶が失われた。
    ある日、私は拓矢が約束の場所に来なかったので、美紀に殴られた日
    以来に連絡を取った。電話に出てくれるか心配だったが、不機嫌そうに
    美紀が出た、美紀『なに?』ぁぃら『怒ってるやんな?ごめん。』

    2005-07-16 13:46:00
  • 198:

    ぁぃら

    ヘロヘロ君ぁりがとう!
    もう少し更新しますのでヨロシクです(*^-^*)

    2005-07-16 13:48:00
  • 199:

    ぁぃら

    美紀『んで辞めたん?』ぁぃら『・・・拓矢知らんかなって思って。』
    私は美紀の質問には答えなかった。答えなくても美紀には十分わかっていた。
    美紀『知らんし。』ぁぃら『そっか・・・。』しばらく沈黙が続いた。
    陵『ぁぃら?』美紀の電話に陵が出た。陵『お前もう拓矢と別れろ!』

    2005-07-16 13:52:00
  • 200:

    ぁぃら

    急に言われて何も言えなかった。陵『あいつもうパクられんぞ!』
    ぁぃら『えっ?』私は意味が分からなかった。ずっと一緒にいたから
    捕まるような事はボケてる事くらいだ。それなら私も捕まる。
    でも理由は違った。隆『アイツ引ったくりしよった。』

    2005-07-16 13:54:00
  • 201:

    ぁぃら

    拓矢はネタを手に入れる為、売人から買っていたのだ。
    そのお金を引ったくって作っていたらしい。
    私はそんな事全然知らなかった。どうやってネタを手に入れているかなんて
    考えたこともなかったのだ。ぁぃら『んで何でパクられるって分かるん?』

    2005-07-16 13:56:00
  • 202:

    ぁぃら

    隆『一緒にやった奴がパクられてん。多分そいつ拓矢の事うたうで。』
    同じ原チャで何度もしていたらしく捕まるのは目に見えていたようだった。
    そいつがチクらなければ、拓矢は捕まらない。でも考えは甘かった。
    いつの間にか拓矢は拘置所に送られていた。成人しているし、刑務所に入るだろう。

    2005-07-16 14:00:00
  • 203:

    ぁぃら

    拓矢が居なくなってもそんなに悲しくはなかった。きっと既に気持ちは
    冷めていたのだろう。ただボケる仲間に過ぎなかった。それはお互いに。
    私は手に入らなくなったシンナーを吸えなくなると、
    いつの間にか考えもしなくなった。私がシンナーを吸わなくなると
    美紀も前までどうりに接してくれるようになる。

    2005-07-16 14:08:00
  • 204:

    ぁぃら

    美紀『隆たちに原チャ貰ってん!』美紀が明け方頃に電話をしてきて言った。
    言ってみるとナンバープレートは折上げられ、鍵穴は壊れていた。
    前のポケットにはマイナスドライバー、ぁぃら『窃盗もんやん?!』
    美紀『ぅん。乗りに行こぉ〜!』私達はいつも誰かのケツに乗っていたので
    運転経験はあまりなかった。

    2005-07-16 14:12:00
  • 205:

    ぁぃら

    次の日の夜中に待ち合わせをする。昼間にホームセンターでパクっておいた
    塗装用スプレーで原チャをピンク色にすると乾くまで、何処に行くかと盛り上がった。

    2005-07-16 14:16:00
  • 206:

    ぁぃら


    ココまでで一旦休憩★
    時間があったら又更新します(*^-^*)
    いつも読んでくれてありがとう♪

    2005-07-16 14:17:00
  • 207:

    (?・?・)

    昔のコトを思い出すってゆーかココおもろい(?>?

    2005-07-17 10:05:00
  • 208:

    ぁぃちゃ?

    しぉりぃ??

    2005-07-17 10:49:00
  • 209:

    名無しさん

    http://a.look2.nu/novel0222/

    2005-07-17 11:20:00
  • 210:

    ピンキ

    ぴおり♪

    2005-07-17 23:30:00
  • 211:

    ぁぃら

    みなさんカキコぁりがとう!書きながら昔の事を思い出しながら
    懐かしくて自分で「あほやな〜」って思います。
    これからもヨロシクねぇ(*^-^*)
    今から更新します★

    2005-07-18 15:54:00
  • 212:

    ぁぃら

    217より続き→

    その日は近くの山を登り夜景を見に行った。いくまでに酒を買い込み
    運転を交代しながら頂上へ向かった。
    走り屋がたくさん追い越して行き、その度に「うちら邪魔やろな〜。」と
    思った。

    2005-07-18 15:57:00
  • 213:

    ぁぃら

    ケツに乗るのも命がけだった。『事故る!事故る!』っとギャアギャア騒ぎながら
    何とか無事に頂上の展望台まで到着した。
    辺りには走り屋のチームがたくさんいた。ステッカーの貼ってある車、
    自分達が場違いだと気づく。それでも負けじと二人で缶ビールを開け
    夜景をおかずに呑み始めた。

    2005-07-18 16:00:00
  • 214:

    ぁぃら

    美紀との話しの内容はいつも決まっている。
    「いい事ないかな〜?」「お金ほしいな〜!」「早く結婚したい!」
    「玉の輿乗りたい!」「カッコイイ彼氏ほしい!」
    そんなくだらない話し・・・・夢を膨らませ自分達の永遠の友情を最後に誓う。
    『オバちゃんなっても一緒に井戸端会議しよやっ★』

    2005-07-18 16:04:00
  • 215:

    ぁぃら

    その日も散々喋って、山を降りた。翌日も原チャをオモチャに遊ぶ。
    でもそんなオモチャも1週間後には無くなってしまった。
    『美紀さんちょっと借りていいっすか?!』
    私たちは後輩で公園にいた。後輩の一人が原チャを貸してほしいと言った。
    美紀『いいけど、追われるなよ。』そして後輩は1人何処かへ走っていった。

    2005-07-18 16:10:00
  • 216:

    名無しさん

    早く書いてぇ?

    2005-07-18 16:12:00
  • 217:

    ぁぃら

    それから5分後―
    ウーウーとパッツンのサイレンが聞こえてくる。まさかと思ったがやっぱり追われているには
    さっきの後輩だった。ぁぃら『あいつアホや〜★』美紀『めっちゃ必死やん!』
    そんな姿を遠くから笑いながら見ていると、原チャは公園のほうへ向かって
    走って来た。

    2005-07-18 16:13:00
  • 218:

    ぁぃら

    228さんぁりがとう!
    頑張って早く書きますね★

    2005-07-18 16:14:00
  • 219:

    ぁぃら

    ぁぃら『何でやねん!』私と美紀、残った後輩は焦って、その辺に置いておいた
    携帯や煙草を手に取ると、走りだした。美紀『まいてこいやっ!』大声で言ったが
    逆効果だったのか、後輩は原チャを乗り捨てて走って来た。
    全く迷惑な話だ。私達とポリの鬼ごっこが始まった。

    2005-07-18 16:18:00
  • 220:

    ぁぃら

    ポリの数は増えババタンが2・3台とパッツン1台。走って追いかけてくるポリもいた。
    団地に逃げ込んだり、草むらに隠れたり色々だった。
    パッツンのスピーカーからは私と美紀の名前が叫ばれていた。
    捕まったことは無いものの拓矢たちと暴走をしていた為、交番勤務のポリとは
    仲良しだった。

    2005-07-18 16:21:00
  • 221:

    ぁぃら

    必死に逃げた。30分くらいは追いかけっこをしていただろう。
    やっとポリも諦めたと思い、携帯でバラバラになったみんなに連絡を取り
    集合した。美紀『本間お前ありえん!』乗り捨てて来た後輩を責める。
    ぁぃら『めっちゃ疲れた。。。』何が悲しくて走って逃げなければならないのだ。

    2005-07-18 16:27:00
  • 222:

    ぁぃら

    美紀『和希は?』ぁぃら『本間や!どこ行ったん?』後輩の1人がいない事に
    気づいた。すると美紀の携帯が鳴った。美紀『隆〜?まじで?!』
    なにやら酷く驚いていた。電話を切ると美紀が早口で話し始める。
    美紀『和希が捕まったって!うたわれるかもしれん。』

    2005-07-18 16:31:00
  • 223:

    ぁぃら

    なぜかこういう情報は早く回ってくる。隆がダレに聞いたのかは分からないが、
    確かだろう。誤報も中にはあるが殆どが、当たっているからだった。
    ぁぃら『大丈夫ちゃうん?』チクる何てありえないと思った。
    仲間を売ると同じだ。そんな事をすればどの道和希は痛い目にあうだろう。

    2005-07-18 16:35:00
  • 224:

    ぁぃら

    念のため美紀と口裏を合わせてその日は大人しく家に戻った。
    まだ時刻はPM7:00頃だった。
    家に帰るとちゃんと私のご飯も用意されてあった。いつも食べないのに
    毎日用意しておいてくれているみたいだ。こういう母の行動はたまに私の
    胸を痛くさせた。

    2005-07-18 16:37:00
  • 225:

    ぁぃら

    翌日―
    朝っぱらから母に叩き起こされた。母『あんた何やってんの!』
    もの凄い剣幕で怒ったかと思うと悲しそうな顔をした。私は何の事かは
    直ぐに分かった。「チクられた!」と思い美紀に速攻で電話をした。

    2005-07-18 16:39:00
  • 226:

    ぁぃら

    ぁぃら『もしぃ?美紀のところ電話あった?』
    美紀《あったし!やっぱりうたわれたやん!!》美紀は凄く怒っていた。
    ぁぃら『んでどうするん?』美紀《行かなしゃーないやろ?》ぁぃら『そやな。』
    電話を切り駅前で待ち合わせをする。私達は警察署に呼ばれていた。
    ブチれば家に来るだろう。それは厄介だ。

    2005-07-18 16:45:00
  • 227:

    ぁぃら

    警察署に着くと見覚えのあるポリが迎えてくれた。
    後藤ちゃんだ。少し前まで交番勤務だったけど、最近移動したらしかった。
    後藤ちゃん『お前らやってくれたなぁ〜。』ぁぃら『見逃してぇーや☆』
    美紀『本間頼むわ〜。』私達のそんな願いは聞き入れられるはずも無く
    調書を取られた。

    2005-07-18 16:48:00
  • 228:

    ぁぃら

    会議室みたいな所だった。壁には警察の制服を着たおじさんの写真が何枚か飾られていた。
    「偉いさんかな?」と呑気な考えをしていた。テレビドラマみたいな個室じゃ
    なかった。4・5時間掛かっただろう。なぜなら私達は嘘を付いていたからだった。
    美紀と話しが合なければまずい。必死で質問に答えた。

    2005-07-18 16:53:00
  • 229:

    ぁぃら

    本当は隆に原チャを貰ったが、それを隠さなければならなかった。
    じゃないと隆が窃盗で捕まるからだ。
    警察『原チャはどこで見つけたんや?』ぁぃら『駅の裏の道。』
    警察『小林と二人でか?』ぁぃら『うん。』警察『どっちが盗もうって言ったんや?』
    ぁぃら『どっちも。何か二人で自然にそうなった。』

    2005-07-18 16:58:00
  • 230:

    ぁぃら

    嘘がばれないようになるべく感情を出さずはなした。
    警察『どっちが鍵穴壊した?』ぁぃら『最初から壊れてた。』
    私達は自分の罪も軽くしなくてはいけない。窃盗物を盗んだ。そういう
    事にしたのだ。これは大きな違いだった。横領になるからだ。
    窃盗よりは少し罪が軽い。

    2005-07-18 17:00:00
  • 231:

    ぁぃら

    その後、何で窃盗品やと分かったかなど、詳しく聞かれたが慎重に答えていった。
    調書がやっと終わったと思うと、回収されたあのピンク色の原チャの前で
    写真を撮られ、指全部の指紋も取られた。最後に身長を測り、前からと横からの写真を
    取られると警察署を後にした。

    2005-07-18 17:03:00
  • 232:

    ぁぃら

    **説明**

    小林とは美紀の事ですm(__)m

    2005-07-18 17:08:00
  • 233:

    ぁぃら

    ぁぃら『本間だるかったなぁ・・・。』美紀『まじ疲れた。でも隆の事はバレんで済んだな♪』
    ぁぃら『そやな!話し合わせといてよかったなぁ☆』
    この1件の事は忘れた頃に家裁から呼び出しが来て「注意」だけで済んだ。
           私達は一安心して次の遊びを考えた。

    2005-07-18 17:12:00
  • 234:

    ぁぃら

    そんな生活を始めた頃―
    私は家に全く帰らなくなった。美紀の家に住みついていた。
    親からの連絡も無視をし、毎日ナンパで知り合った違う男と遊んだ。
    遊び方は色々ある。酒を飲んだりカラオケをするだけの時もあった。
    がシン中やシャブ中と遊ぶ事もあった為、私は又シンナーを始めた。

    2005-07-18 17:21:00
  • 235:

    ぁぃら

    美紀もこの頃は私と一緒にボケていた。ただシャブはした事はない。
    理由は単純なものだった。素人に注射されるのが嫌だったからだ。
    それ以外でも方法はあったが、主にみんな注射器でしていた。
    見ているだけでも気分が悪かった。

    2005-07-18 17:24:00
  • 236:

    ぁぃら

    ボケながら暴走に出かけた。私達は別に何処にも属していない。
    その都度違う族の暴走を楽しんだ。
    ラリっているから、単車から落ちそうになった事もある。
    でも懲りずに美紀とラリってはケツに乗せてもらい汗だくになるほど、
    たこ踊りをしていた。

    2005-07-18 17:26:00
  • 237:

    ぁぃら

    1度、族狩りにあった事がある。あれは凄く怖かった。
    なんせ目の前で仲間の子が思いっきり跳ねられたのを見たのだ。
    何メートルも飛んで行った。それを見たときはさすがに素に戻った。
    その飛んで行った子がその後どうなったかは知らない。

    2005-07-18 17:28:00
  • 238:

    ぁぃら

    美紀の家で2ヶ月ほど生活をした頃―
    私は1つ年上の地元の男の子と付き合うようになった。
    その子とは成り行きでそうなったのだが、意外と気が合い毎日一緒にいた。
    美紀はと言うと、ナンパで知り合った男の子と姿をくらましていた。

    2005-07-18 17:33:00
  • 239:

    ぁぃら

    美紀の居ない美紀の部屋。私はそこで寝起きをする。
    おかしい話だが、美紀のお母さんは何も言わなかった。それどころか
    ご飯を作ってくれ、一緒にテレビを見たりしてすごした。
    その頃は彼氏の新語と毎日エッチに明け暮れた。それ以外はゲームセンターで
    遊んだり、たまにシンナーを吸ったり。美紀は一向に帰ってこなかった。

    2005-07-18 17:36:00
  • 240:

    ぁぃら

    **訂正**

    新語×
    真吾○    間違いばかりですみませんm(__)m

    2005-07-18 17:37:00
  • 241:

    ぁぃら

    美紀の携帯に何度連絡をしても電話に出ない。コールはなるのだが、
    喋ったのはもう3週間くらい前だ。
    どうする事も出来ず、ただ美紀の帰りを待ちながら真吾と一緒にいた。
    美紀のベットで眠りに着いた、夜中の3時頃、急に電話がなった。

    2005-07-18 17:40:00
  • 242:

    ぁぃら

    美紀からだ。私は慌てて電話にでる。
    ぁぃら『美紀?!自分何処おるん!!??』美紀『・・・・・。』
    返事がない。ぁぃら『美紀?』美紀『ぁぃら・・・・うち。』
    美紀が泣いているのが分かった。ぁぃら『どうしたん?』
    美紀『・・・・・。』何も喋らない美紀に私は『帰っておいで。』としか
    言えなかった。

    2005-07-18 17:42:00
  • 243:

    ぁぃら

    分かったとは言った物の美紀が心配だった。起きていて頻繁にメールを
    送った。AM5:00―
    ドアが開く音がした。ガチャ・・・・・私はベットから飛び降り玄関へ走った。
    美紀が靴も脱がずその場で立ち尽くしていた。
    私は目を疑った。ぁぃら『美紀・・・・!!』

    2005-07-18 17:46:00
  • 244:

    ぁぃら


    今日はココまでにしま〜す☆
    また後で時間があれば更新しますね(*^-^*)
    無ければ明日になりますが、又感想など、ヨロシクお願いします♪

    2005-07-18 17:50:00
  • 245:

    み〜☆

    初コメント〜☆(´∀`)ノ~☆
    読ませてもらッてま〜す☆
    ファィト(≧?≦)

    2005-07-18 18:39:00
  • 246:

    りさ

    ぁぃらサン読ましてもらってます^^パッツンとババタンてなんですか?ごめんなさいアホで・・・

    2005-07-18 20:05:00
  • 247:

    名無しさん

    続き気になる?(>_

    2005-07-18 22:29:00
  • 248:

    名無しさん

    パッツンゎパトカ━

    2005-07-18 22:56:00
  • 249:

    名無しさん

    ババタンゎおまわりさんのバイク

    2005-07-19 00:35:00
  • 250:

    み〜☆

    ババタンッてシロバイの事?

    2005-07-19 03:22:00
  • 251:

    名無しさん

    美紀ちゃんに何があったん?気になる?

    2005-07-19 05:21:00
  • 252:

    名無しさん

    白バイゎ白バイ(´・ω・)ババタンゎ新聞配達の人等がのってるようなバイクの事

    2005-07-19 06:44:00
  • 253:

    名無しさん

    楽しみにUてマス??めっちゃ読みやすいからぃいUャ??完結まで頑張ってや?

    2005-07-19 06:56:00
  • 254:

    名無しさん

    ???

    2005-07-19 08:09:00
  • 255:

    ☆らびゅ☆

    しぉり?
    気になるぅ???

    2005-07-19 08:10:00
  • 256:

    ぁぃら

    キャー^0^/たくさんカキコあって、めちゃ嬉しい(T^T)
    感激です☆りささん分かりにくくてごめんね↓ヤンキー用語(?)
    みたいのです(*^-^*)普通に書こうか悩んだんですが、当時ゎこぉ言っていたので・・・。
    みなさんが説明してくれたように、「パッツン=パトカー」「ババタン=バイク(新聞配達と間違える↓)」
    「白バイ=白バイ」です。説明してくれた方ありがとうございましたm(__)m今から更新します♪

    2005-07-19 13:28:00
  • 257:

    ぁぃら

    256より続き→

    美紀『・・・・っ。』美紀は声を押し殺すように泣きその場でうずくまった。
    私は状況がさっぱり分からず、黙って見ているだけしか出来なかった。

    2005-07-19 13:31:00
  • 258:

    ぁぃら

    美紀は、ボロボロになってしまっていた。
    綺麗に伸ばされた金色の髪も、ガタガタにばっさり切られ、服は泥だらけになり
    破れていた。靴もお気に入りだと履いていたものでは無く、何処かでパクッた
    であろうスリッパを履いていた。所々から出ている血はどす黒く固まってしまっている。

    2005-07-19 13:34:00
  • 259:

    ぁぃら

    そんな美紀を呆然と見ていたが我に返った。ぁぃら『何があったん?!』
    美紀『・・・・・。』ぁぃら『美紀!!』ただ無くだけの美紀に少し強く言った。
    美紀『・・うっ・・ぁ、ぁぃらー・・っ。』しゃくりあげながら私に抱きついて来た。
    背中をヨシヨシと撫でながら、ぁぃら『とりあえず中入ろ?』と言って
    部屋まで美紀を連れて上がった。

    2005-07-19 13:38:00
  • 260:

    ぁぃら

    *****訂正****

    ただ無く×
    ただ泣く○  すみませんm(__)m

    2005-07-19 13:39:00
  • 261:

    ぁぃら

    しばらくは、黙って泣いていた。私は何があったのか頭でずっと考えながら
    美紀の言葉を待った。「まさかレイプ・・・」と考えたが違った。
    美紀『ぁぃら?』ぁぃら『ん?』美紀『ごめんな・・・。』
    美紀はやっと喋りだした。私はなだめる様に1つずつ話しを聞いて言った。

    2005-07-19 13:42:00
  • 262:

    ぁぃら

    ぁぃら『何があったん?』美紀『ボコられた。』ぁぃら『誰に?!』
    美紀『たかの女・・・。』たかとはナンパで知り合った、男だった。
    そいつといる事は分かっていた。彼女がいたのだろうか。
    話しは良く分からなかった。美紀の話によると、美紀は浮気相手にしか
    過ぎなかったらしい。

    2005-07-19 13:45:00
  • 263:

    ぁぃら

    ぁぃら『その女1人にそんなにやられたん?』そんな訳ない・・・。
    一人相手なら美紀だって、戦えたはずだ。どう見たって男の仕業か
    複数にやられた。美紀『たかと女と後5・6人。』ぁぃら『たかも手出したん?!』
    私は怒りが込み上げて来た。

    2005-07-19 13:48:00
  • 264:

    ぁぃら

    たかの家に二人でいる時、女が来たらしい。既に仲間が5・6人いた。
    入って来るなり何も言わずに、美紀を部屋から引きずり出し、
    『誰の男に手出してんねん?!』と言われ一瞬のうちにボコボコに
    された。美紀が『彼女おらへんって言ったやん・・・。』と言うと。
    たか『お前嘘つくなよ。女おっても関係ないって言ってたやんけ!』

    2005-07-19 13:50:00
  • 265:

    ぁぃら

    と言ってたかにも殴られた。『外歩けんようにしてまうぞっ!』と
    彼女達の暴力はしばらく止まなかった。最後に髪をばっさり切られ、
    『二度と面見せるなよ。』と捨て台詞を吐かれた。
    話し終えると、美紀『悔しいっ・・・。』ただそれだけ言った。

    2005-07-19 13:53:00
  • 266:

    ぁぃら

    ぁぃら『なんなんそれっ?!』私はこの時すでに仕返しを考えていた。
    親友がこんな目に合うなんて許せなかった。
    なぜこんなにまで殴ったのか。理由なんてもうどうでも良かった。
    美紀『ぁぃら・・・うちどうしよう。』ぁぃら『何が?』

    2005-07-19 13:57:00
  • 267:

    ぁぃら

    私は、「やりに行くに決まってるやん。」と思っていた。
    美紀『うちアイツの子供おる。』ぁぃら『・・・・はぁ?』
    美紀『出来てもて、たかの所行ってん。』私はこの時だから殴られたんじゃ
    ないかと思った。妊娠させて責任取りたくないから。そして私の予感は的中する。

    2005-07-19 14:00:00
  • 268:

    ぁぃら

    ぁぃら『何も心配せんでいいから!』私はとりあえず隆に連絡を取った。
    もう1ヶ月は取っていなかっただろう。
    美紀の了解の下、隆に事情を話し来て貰った。ぁぃら『んでやりに行こ思ってんねん!』
    隆『アホか!お前1人で行っても一緒やんけっ!』その通りだ。
    ぁぃら『だから隆に連絡したんやん!』

    2005-07-19 14:03:00
  • 269:

    ぁぃら

    隆『でも相手女やろ?』ぁぃら『男もおる!!』私あ今直ぐにでも行きたいのを
    我慢し、鼻息を荒くしていた。隆『お前やれるんか?』私達はあまり喧嘩とかに
    縁がなかった。売られたら買う程度だ。周りには常に男仲間が居た為
    自分達が被害に合うことも少なかった。私は部屋に飾られてある
    昔作った、特攻服を指さした。

    2005-07-19 14:11:00
  • 270:

    ぁぃら

    《喧嘩上等》の文字が刺繍されている。
    隆は『分かった。』と言った。隆『10人くらいでええか?』ぁぃら『うん!』
    隆の声で直ぐに人は集まった。私はさしぶりにめぐみに連絡をした程度だった。
    所詮私には何の力もないのだ。めぐみは私たちの知る限りでは最強の女だった。
    唯一喧嘩なれしている女だ。

    2005-07-19 14:17:00
  • 271:

    ぁぃら

    めぐみは事情を聞くと速攻で来てくれた。心強い限りだった。
    美紀を連れていくのは危険だったが、場所が分からないので連れて行く事にした。
    美紀『うちもやり返したいし!!』と単車にまたがった。6台の単車をふかしながら
    よそ者の縄張りへ着く。

    2005-07-19 14:20:00
  • 272:

    ぁぃら

    美紀のガタガタにされた髪の毛を見ると、怒りがマックスに達した。
    たかの家の前に着き少し様子を伺う。家からは騒ぎ声が聞こえた。
    在宅のようだ・・・・ぁぃら『乗り込む?』めぐみ『余裕☆』めぐみは
    誰よりもやる気満々だったと思う。まず私とめぐみが二人たかの家に向かった。
    ベルを押す。

    2005-07-19 14:25:00
  • 273:

    ぁぃら

    ガチャ―
    ドアが開き中を見ると美紀をリンチしたであろう奴らがたまっていた。
    たか『誰?』ぁぃら『出て来いや。』とりあえず外に出すのが計画1だった。
    たか『はぁ?』めぐみ『ええから来いゆーてんねん!!』
    バコッ・・・めぐみはいきなり殴りかかった。めぐみ『ワレ、うち等の連れよぉどついてくれたなぁ!』

    2005-07-19 14:31:00
  • 274:

    ゅん

    やった?リアルタイム?いつも読んでます?頑張ってください?

    2005-07-19 14:34:00
  • 275:

    ぁぃら

    めぐみは玄関で殴り飛ばし怒鳴った。仲間ながらめぐみが怖かった。
    男を相手に止まる事なく殴り続けた。がたかの仲間も異変に気づきやって来る。
    計画は失敗だ。狭い玄関で喧嘩が始まってしまった。
    たかの女だと思われる奴を引きずり出した。私はこいつとタイマンをはる事になる。
    『ワレ誰どいっ!!』女の口調が変わる。

    2005-07-19 14:35:00
  • 276:

    ぁぃら

    ゅんさんぁりがとう♪いつも読んでくれてるんですか??
    本当に嬉しいです(*^-^*)よーし!頑張るぞっ☆これからもヨロシクね!

    2005-07-19 14:36:00
  • 277:

    ぁぃら

    ぁぃら『ワレこそ歩けん面にしたんぞっ・・ゴラァァ!』
    美紀には一人男をつけていた。『絶対守れよ!』とめぐみに脅されていたように
    見えた。たかはめぐみがボコボコにした。他の奴らはたぶん隆たちが
    やってくれたと思う。私は自分の事で精一杯だった。

    2005-07-19 14:40:00
  • 278:

    ゅん

    はぃ?初カキコなんですけどなんか昔思い出したりめっちゃワクワクして読んでマス?応援してるんで完結してくださぃね??

    2005-07-19 14:41:00
  • 279:

    ぁぃら

    相手の女は中々しぶとい・・と言うより私が弱い。
    人を殴るのはこっちも結構痛かった。輪つぃは殴るより蹴るほうが得意だ。
    蹴り飛ばすと女が履いていた厚底のサンダルが目に入った。
    美紀がお気に入りと言っていたサンダルだった。

    2005-07-19 14:43:00
  • 280:

    ぁぃら

    ゅんさん初カキコぁりがとう☆本当に励みになります(*^-^*)
    私も自分で思い出しながら書いています♪なんか本当にアホやな〜って。

    2005-07-19 14:46:00
  • 281:

    I?凜

    初めてカキコします?
    早く書いて????
    続き気になる?ぅ???

    2005-07-19 14:49:00
  • 282:

    ぁぃら

    怒りを通り越すとこういう事なのだろう。私は女の足を蹴り倒し、
    サンダルを奪い返した。そのサンダルを握り締めると馬乗りになり
    顔を殴り続けた。サンダルは血でにじみ、女はもう抵抗せず
    『やめて!・・・やめてっ。』と訴えた。
    でも私は止める事なく女をサンダルで殴り続けた。

    2005-07-19 14:50:00
  • 283:

    ぁぃら

    凛さんカキコぁりがとう☆頑張って早く書きますね(*^-^*)
    これからもドンドンカキコして下さいm(__)m
    私の頑張れる元なので♪これからもヨロシク!!

    2005-07-19 14:51:00
  • 284:

    ぁぃら

    その時は何の感情もなかったと思う。美紀の事も頭には無かった。
    私はめぐみに止められ我に返った。めぐみ『ぁぃら!!もうええで。』
    ぁぃら『・・・・・。』手をとめ辺りを見た。みんなの戦いはもう終わっていた。
    めぐみ『ぁぃら?』ぁぃら『たかは?』めぐみ『余裕やし!』Vサインをして言った。

    2005-07-19 14:55:00
  • 285:

    ゆかvI

    続き気になる??´3`)ノ
    頑張ってにゃン?
    楽しみにしてます?
    ?しおり

    2005-07-19 14:56:00
  • 286:

    ぁぃら

    女の上から降りると私は一目散に美紀のところに行った。
    ぁぃら『どうする?』美紀『・・・・。』これで解決した訳じゃない。
    美紀のお腹にはアイツの子が宿っている。ぁぃら『おい・・・お前や!』
    私はたかを呼んだ。たかはめぐみが見事にボコボコにしていた。動くのも辛そうだった。

    2005-07-19 14:58:00
  • 287:

    ぁぃら

    ゆかりさんぁりがとう!頑張りますねぇ♪
    できる限り更新していきますのでヨロシクでぇぇす(*>ω)ノ

    2005-07-19 14:59:00
  • 288:

    ぁぃら

    ぁぃら『お前どないすんねん。』たか『・・・・。』ぁぃら『責任逃れするぐらいやったら
    チンポ切ってまえやっ!』めぐみ『切る?ハサミ持って来るわ☆』勿論冗談で言ったが、
    男は十分怖かっただろう。めぐみなら本当にやりそうだ。
    美紀がいきなりたかの顔面を蹴り上げた。美紀『もういいわ・・行こ!』

    2005-07-19 15:04:00
  • 289:

    ぁぃら

    美紀は誰の顔を見ることもなく言った。どうする事も出来ない。
    本当に悔しかっただろう。私たちはもうそこにいる理由は無くなった。
    ぁぃら『美紀ごめん・・・サンダル血まみれにしてもた。』
    美紀『もう要らんで☆ぁぃら怖すぎなぁ〜!』笑っていたが、目が笑っていない様に
    見えた。

    2005-07-19 15:06:00
  • 290:

    ぁぃら

    私たちは地元に戻り美紀の家に集合した。ぁぃら『今日はありがとうやで!』
    隆たちにお礼を言って帰ってもらった。めぐみと残り女だけで話をしたかったからだ。
    隆たちもそれは分かってくれた。隆『おぉ!何かあったら又連絡して来いよ?』
    ぁぃら『ぅん!隆頼りにしてんで☆』隆は手をヒラヒラさせて帰っていった。

    2005-07-19 15:09:00
  • 291:

    ぁぃら

    ぁぃら『どうすう?』めぐみ『美紀はどうしたいん?』
    お腹にいる赤ちゃんの事を考えなくてはいけなかった。美紀は本当に辛かっただろう。
    この子のパパは最低な奴だった。美紀『うん。産んでも育てられるかな?』
    当然の不安だった。まだ16歳の私たちが1人で子供を育てるのは想像以上に大変な事だろう。

    2005-07-19 15:12:00
  • 292:

    ぁぃら

    ぁぃら『産みたい?』美紀『正直アイツの子供はほしくない。』
    めぐみ『んじゃ降ろすん?』美紀は黙って首を横に振った。
    矛盾している美紀だったが、何となく気持ちは分かる。子供は何も悪くないのだ。
    ぁぃら『出来る事は協力する!』めぐみ『うちにも連絡くれたらいいし!』
    思いつく限りの言葉で励ました。

    2005-07-19 15:15:00
  • 293:

    ぁぃら

    無責任と思われるかもしれない。でも私達なりの友情だった。
    美紀『うん。ありがとう・・・。』美紀は子供を産む決意をする。
    めぐみを送り出すと、私は荷物をまとめた。美紀の希望だった。
    今までお世話になったが実家に帰る事になったのだ。美紀は複雑な心境の中
    『一人になりたい。』と言った。

    2005-07-19 15:17:00
  • 294:

    ぁぃら


    今日はココまでにします(*^-^*)
    読んでくださっている方、応援ありがとう!これからも頑張ります♪
    また更新しますのでヨロシクですm(__)m

    2005-07-19 15:20:00
  • 295:

    字をよむことが大嫌いな私がだんだんハマっていってしまう…
    おもろすぎるーぅ☆
    しんどいし忙しいと思うけど頑張って━♪

    2005-07-19 15:27:00
  • 296:

    次はいつくらいに更新するの〜??
    めっちゃ?楽しみに?してます???

    2005-07-19 15:29:00
  • 297:

    ☆らびゅ☆

    しぉり?

    2005-07-19 17:49:00
  • 298:

    名無しさん

    しおり?

    2005-07-19 22:14:00
  • 299:

    ?舞花?

    なんか先輩?って感じ??本屋で発売してる小説とかよりもおもろい?がんばってください?

    2005-07-19 22:40:00
  • 300:

    ピカチュー

    今いっきに読んだ????めっちゃぉもしろぃ??

    2005-07-19 23:36:00
  • 301:

    しおり

    2005-07-19 23:42:00
  • 302:

    美咲

    こちらもまた覗きに来ましたぁぁぁ(^ε^)♪カキコぁりがとぅですp(^-^)qぁぃらさんの更新も楽しみにしてます♪完結に向かって頑張りましょうね♪

    2005-07-19 23:44:00
  • 303:

    えりな

    あいらちゃん頑張ってね(o^o^o)

    2005-07-20 00:48:00
  • 304:

    名無しさん

    しおり

    2005-07-20 08:29:00
  • 305:

    名無しさん

    ?

    2005-07-20 10:15:00
  • 306:

    ぁぃら

    しおりゃ感想本当にぁりがとう!!
    めっちゃぃっぱいカキコあってビックリしました♪
    今から更新しますね☆
    これからもヨロシクでぇぇす(*>ω)ノ

    2005-07-20 14:01:00
  • 307:

    ぁぃら

    306より続き→

    もう3ヶ月も家に帰ってない。今更どんな顔して帰ればいいのか悩んだ。
    というより家に入れてくれるのだろうか。私は一人荷物を抱え公園のベンチに座った。

    2005-07-20 14:03:00
  • 308:

    ぁぃら

    美紀の事も心配だった。一人にしておいて大丈夫なのか。
    とりあえず家に電話をしようと、私は携帯を取り電話帳を開いた。
    実家の番号が映し出され、それをじっと眺めた。
    中々発信ボタンを押せずにいると、急に電話がなった。

    2005-07-20 14:08:00
  • 309:

    ぁぃら

    公衆電話からだった。ぁぃら『はい?』《ねぇちゃん?!》
    弟からだった。心配してかけて来たらしい。3つ離れた弟にまで、
    心配かけて本当に情けない。ぁぃら『どうしたん?』《もう帰って来て!》
    ぁぃら『帰ろうと思ってんねんけど、おとん怒ってるやろ?』
    私はとりあえず弟に家の状況を探った。

    2005-07-20 14:11:00
  • 310:

    ぁぃら

    《体壊してるねん。ねぇちゃんのせいやで!》プチッ・・ツーツー・・・
    私は電話を切ってしまった。お父さんの具合が気になった。
    私のせい・・・ひどく罪悪感を覚えた。電話帳から実家の番号を出すと
    直ぐに発信した。《はい。》電話に出たのはお母さんだった。

    2005-07-20 14:15:00
  • 311:

    ぁぃら

    元気のない母の声に、驚いた。ぁぃら『うちやけど、今から帰ろうと思って・・・。』
    《気をつけて帰っておいでね。》ぁぃら『分かった。ごめん・・・。』
    電話を終えると涙がこぼれた。自分のした事がどれだけ親に心配かけただろう。
    直ぐに公園から出て家に向かった。

    2005-07-20 14:18:00
  • 312:

    ぁぃら

    ぁぃら『ただいま・・・。』母『おかえり。』母は私の顔を見ず言った。
    自分の家なのにとても居ずらかった。私がまいた種だ。
    出て行った時のままになってある部屋にこもった。これからどうすれば
    いいのかをひたすら考える。しばらくすると父が帰宅し、リビングへ降りてくるように言われた。

    2005-07-20 14:23:00
  • 313:

    ぁぃら

    とても気が重い。階段を下りそっとリビングに入ると、父と母が
    ソファに腰を下ろし私を待っていた。少し老けたような気がする。
    二人とも顔色もあまり良くなかった。
    ぁぃら『ごめんなさい。』私はとりあえず謝った。もう家出したりしないから
    許してほしいと願った。やっと父が口を開いたと思うと、私は耳を疑った。

    2005-07-20 14:31:00
  • 314:

    ぁぃら

    父『・・・・やっぱり嫌か?』ぁぃら『ぅうん・・行くわ。』
    内心は嫌だった。誰が好きでそんな所に行くものか。でも私は断れなかった。
    目に涙を浮かべる両親。きっと凄く悩んだのだろう。
    私はこの話をされてから3日後、児童相談所と言う所に入る事となった。

    2005-07-20 14:35:00
  • 315:

    ぁぃら

    児童相談所=児相と言っていた。
    そこは身寄りのない子供や、家庭内問題を抱えた子供がいる所だった。
    私のようないわゆる問題児も例外ではなかった。
    期限はバラバラだが、そこから養護施設や里子に出されたり教護院や鑑別所といった
    所に送られることとなる。

    2005-07-20 14:43:00
  • 316:

    ぁぃら

    私の場合は親が相談へ行き、少し友達から離れて生活を送り一人考える時間を
    作る事が目的だった。児相の中に入れば、そこから出られるときまで
    一歩も外出出来ない。外の光を浴びられるのは小さなグランドだけだった。
    周りは大きな建物に囲まれ逃げ出す事は出来ない。

    2005-07-20 14:46:00
  • 317:

    ぁぃら

    テレビは決まった時間だけ見れる。小さな子供もいるので体外アニメを
    見させられた。一番小さな子で2歳。私はその中でも年上のほうだったので
    小さな子の面倒をよく見させられた。子供は大好きだったし、懐いてくるので
    可愛かったが、退屈だった。就寝時間から起床時間まで決められ、
    お風呂も周に3回。知り合いもいないし、気が狂うかと思ったほどだった。

    2005-07-20 14:51:00
  • 318:

    ぁぃら

    同じ部屋には女の子が5人いた。仲良くなったのは2つ年上の香織ちゃんだった。
    香織ちゃんはずっと『うちカンベ決定してんねん!』と言っていた。
    私はその言葉にいつも不安になっていた。自分がここにいつまでいるのかも
    この先どうなるかも知らない。ただ毎日決められた生活を送るだけだった。

    2005-07-20 14:54:00
  • 319:

    ぁぃら

    私が児相へ入ってから3週間が経った頃―
    香織ちゃんは言っていた通り鑑別所に送られて行った。
    もう2度と会う事もないだろう。私は香織ちゃんが出て行ってから
    1週間後家に帰れることになる。

    2005-07-20 15:00:00
  • 320:

    ぁぃら

    『ぁぃらちゃんちょっと来て?』保母さんに言われ後を付いて行った。
    応接間に入れられると父と母が座っていた。そこには担当の近藤先生もいる。
    先生『そこに座り。』私は言われるがままに座った。キョロキョロと様子を伺っていると
    話は始まった。先生『では2日後でいいですね?』父『はい。ありがとうございます。』

    2005-07-20 15:03:00
  • 321:

    ぁぃら

    先生『ぁぃら?2日後に帰る事になったから荷物まとめておくようにね!』
    ぁぃら『まじで?!』私は凄く嬉しかった。母を見るとニッコリ笑っている。
    ぁぃら『ありがとう・・・。』私は涙を流し言った。
    そして2日後―
    母に迎えに来てもらい児相を後にした。

    2005-07-20 15:06:00
  • 322:

    ぁぃら

    家に着くと、しばらくは大人しくしていた。
    けど美紀が気になり、禁じられていたが連絡を取った。
    ぁぃら『もしぃ?美紀?』美紀『ぁぃら?!自分何してるん!!』
    美紀たちには何も言ってなかったのだ。ふとお腹の子が気になったが、
    聞こうとしたら美紀『ごめん!また掛けなおす!!』と忙しそうに切られた。

    2005-07-20 15:09:00
  • 323:

    ぁぃら

    私は仕方がなくめぐみに電話した。美紀に話したことをもう一度説明し、
    子供の事を聞いた。めぐみ『あぁ・・知らんねんなぁ。』ぁぃら『何が?』
    めぐみ『流産してもてん。』ぁぃら『うそやろ・・・。』
    私がいない間に流産してしまっていた。美紀はその時大丈夫だったのだろうか。
    自分が傍にいなかった事を悔やんだ。

    2005-07-20 15:13:00
  • 324:

    あぃちゃ?

    しぉりぃ?頑張ってね(^O^)

    2005-07-20 15:13:00
  • 325:

    ぁぃら

    あぃちゃさんぁりがとう☆めちゃ嬉しい(T^T)
    頑張ります♪これからもヨロシクですm(__)m

    2005-07-20 15:16:00
  • 326:

    ぁぃら

    それから私は何となく美紀に連絡を取りずらくなり、
    めぐみと遊ぶ事が多くなった。
    めぐみの友達と遊ぶようになり、知り合う男の子が増えた。
    それと同時に私の最初で最後のモテ期が到来した。

    2005-07-20 15:20:00
  • 327:

    ぁぃら

    けど、どれも長続きはせず変な奴ばっかりだった。
    最初に付き合ったのは光。彼は私より3つ年上だった。VIPに乗ってると
    自慢していた。初めて車に乗った瞬間気持ちが一気に冷めた。
    趣味の悪い内装・・・・全く統一されずカラフルなシートにビックリした。
    流れてくる音楽はダンスマニア。「違うくない?」と思ったが何も言わずに分かれた。

    2005-07-20 15:25:00
  • 328:

    ぁぃら

    ***訂正****

    分かれた×
    別れた○

    2005-07-20 15:26:00
  • 329:

    ぁぃら

    その後、また直ぐに彼氏が出来た。その子は1つ年下だったが
    かなりの美形で男前だった。私も直ぐに気に入り付き合った。
    いつも単車デート、どこでパクッたか窃盗品だった。いつもポケットには
    ハサミが入っている。でもそんな事は別に良かった。その子の地元に着くといつも周囲を
    気にしていた。

    2005-07-20 15:29:00
  • 330:

    ぁぃら

    理由は直ぐに分かった。『お前何処おってん!』彼拓海の友達だと思われる
    人がやって来た。と思ったらいきなり殴られていた。『煙草。』と
    言われるとそそくさとパクりに言った。時間が掛かると蹴られていた。
    「パシリかよ。」と思ってすぐ別れた。

    2005-07-20 15:31:00
  • 331:

    ぁぃら

    その次も直ぐに彼氏が出来た。この人も年上だった。名前は隼人。
    付き合ってその日にラブホに連れて行かれた。そこまでは別に何も思わなかったが、
    エッチが始まると人が変わった。彼は超M男だった。
    言うまでもなく速攻で別れた。

    2005-07-20 15:34:00
  • 332:

    ぁぃら

    この他にも何人かいたが、話にならなかった。
    そうこうして半年がたった頃、美紀にさしぶりに連絡を取った。
    美紀『何で連絡くれへんねん!』ぁぃら『ごめん?・・・最近どないなん?』
    美紀『どないって?ってか家来いやっ☆』と言われあの日以来始めて家に行った。

    2005-07-20 15:36:00
  • 333:

    ぁぃら


    少し休憩(*^-^*)
    また後で更新しまぁぁす(*>ω)ノ

    2005-07-20 15:37:00
  • 334:

    また続き気になる???
    早く書いて???

    2005-07-20 17:02:00
  • 335:

    あい

    初めまして??更新楽しみにしてます??しおりぃ??

    2005-07-20 17:05:00
  • 336:

    ココ

    おもしろぃ?頑張って完結さしてねぇ?しぉり?

    2005-07-20 18:54:00
  • 337:

    ぁぃら

    凛さん*あいさん*ココさん
    カキコぁりがとぉ☆今から更新しますねぇ♪

    2005-07-20 19:08:00
  • 338:

    ぁぃら

    345より続き→

    さしぶりの美紀の家、ドアの前で少し深呼吸をしながら入った。
    ぁぃら『おひさ〜☆』美紀『お〜来たかぁ♪』美紀が玄関まで迎えてくれる。

    2005-07-20 19:10:00
  • 339:

    ぁぃら

    美紀『自分冷たいんちゃん?!』ぁぃら『ごめんって〜・・・何か連絡しずらかってん。』
    美紀『まぁ〜こっちもごめんな☆』美紀は思ったより元気そうだった。
    ぁぃら『最近何してるん?』美紀『ん〜?お茶でいい?』
    私は度肝抜かれた気分だった。今まで一度もお客さん扱いなんかされた事が
    なかったからだ。

    2005-07-20 19:15:00
  • 340:

    ぁぃら

    ぁぃら『えっ?ありがとう。何か変わったなぁ?』美紀『そうかぁ?』
    ぁぃら『変わったで!お茶とか自分で入れろって言ってたやん!』
    美紀『言ってたな!ぁぃら買ってに冷蔵庫あさってたもんな☆』
    しばらく美紀は黙り込み、行儀良く座り直した。私もつられて正座する。

    2005-07-20 19:17:00
  • 341:

    ぁぃら

    美紀『赤ちゃん流産したの聞いたやろ?』ぁぃら『ぅん・・・。』
    美紀の目線の先には先輩から貰ったというベビーベットが置いてあった。
    美紀『めっちゃ落ちててさぁ。ぁぃら行方不明やし!』
    私は黙って話しを聞いた。

    2005-07-20 19:20:00
  • 342:

    ぁぃら

    美紀『めぐみに相談しようと思ったけど、あの子も忙しいやん?』
    めぐみは誰よりも良く遊び、喧嘩し、恋愛してた。
    美紀『んで、隆に連絡してん。正直元カレやし悩んでんけどなぁ・・・。』
    あの事件を知っているのは限られていた。隆しか相談できる人がいなかったのだろう。

    2005-07-20 19:24:00
  • 343:

    ぁぃら

    美紀『隆と会った?』ぁぃら『会ってないで?』
    美紀『・・・アイツめっちゃええ男になってるで。』美紀は思い出すように喋った。
    ぁぃら『隆は昔からええ男やったやん☆』話しの方向が全く見えないまま
    進んで行く。

    2005-07-20 19:27:00
  • 344:

    ぁぃら

    美紀『ずっと一緒におってくれた。本間はぁぃらにおってほしかったけど〜!』
    ぁぃら『ごめん・・・。』それを言われると弱い。
    美紀『勿体無いことしたわっ!』ぁぃら『もう1回頑張れ!』
    美紀が隆をまた好きになった事はすぐに察した。

    2005-07-20 19:29:00
  • 345:

    ぁぃら

    でも話しは私が思うよりずっと進んでいたようだった。
    美紀『隆に励ましてもらってる間に何も無かったと思う?』
    ぁぃら『え?何かあったんや・・・。』美紀『どうしよ。』
    またベビーベットを眺める美紀。ぁぃら『え?えっ?!まじで?』
    美紀はコクンと頷いた。

    2005-07-20 19:32:00
  • 346:

    ぁぃら

    ぁぃら『何ヶ月なん?』美紀『2ヶ月。』ぁぃら『そっか・・んで?』
    私は正直何を悩んでいるのか分からなかった。好きな男の子供だ。
    隆だってそんあに無責任な奴じゃない。美紀『隆に言ったらどう思うやろ?』
    ぁぃら『美紀はそんな所だけ弱気よなっ!隆は大丈夫やって!』
    何の根拠もなかったが、そう信じたかったのだ。

    2005-07-20 19:35:00
  • 347:

    ぁぃら

    ぁぃら『ちゃんと言い!』美紀『一生のお願いやねんけど。』
    美紀の一生は何回あるのだろうか。これまでもお願いされて来た気がする。
    それは私にもいえる事だけど・・・。ぁぃら『ん?』美紀『隆呼んでくれへん?』
    ぁぃら『それぐらいするやん!気持ち悪いなぁ☆』改まっている美紀が
    おかしかった。美紀『うるさいなっ!』

    2005-07-20 19:38:00
  • 348:

    ぁぃら

    私は早速隆に連絡を取った。隆は私だと気づくまで時間がかかり、
    ぁぃらだと名乗るともの凄くビックリしていた。
    隆《お前何処おんねん?!》ぁぃら『何でキレてるん?』
    隆《美紀が辛い時おらんかったからや!!》事情の知らない隆はご立腹だった。

    2005-07-20 19:41:00
  • 349:

    ぁぃら

    説明したい事は山ほどあったが、今は美紀の事が優先だ。
    ぁぃら『またちゃんと説明するから!』隆《なんやねんそれっ!》
    ぁぃら『もうちゃうねんって!今美紀の所おるから来て!』
    そういうと隆は少し黙った。隆《美紀とおるん?仲直りしたん?》
    ぁぃら『ってか喧嘩してへんから!来てよ!速攻やで!!』

    2005-07-20 19:44:00
  • 350:

    ぁぃら

    そういうと私は一方的に電話を切った。このまま喋っていたら、
    こっちまでイライラしそうだったからだ。
    ぁぃら『一応来てって言ったで☆』美紀は私たちの会話にお腹を抱えて
    笑っていた。美紀『昔からそんな感じやんな☆』

    2005-07-20 19:47:00
  • 351:

    ぁぃら

    電話を切ってから5分くらいで隆がやって来た。本当に速攻だ。
    美紀は緊張をしているようだったが、私はお構いなしに隆を迎え入れた。
    隆『どういう事やねん?』まだ電話の話しの続きをしようとする隆。
    ぁぃら『その話しは後でするから、ちょっと黙って!』

    2005-07-20 19:52:00
  • 352:

    ぁぃら

    隆は納得してなかったが、とりあえず黙って座った。
    ぁぃら『うちおらん方がええやんな?』美紀『えっ?おって!おってや!』
    そう言われ座り直した。美紀が話し出すまでには時間が掛かったが、
    隆も辛抱強く待っていた。美紀『あんな・・・子供出来てん。』

    2005-07-20 19:55:00
  • 353:

    ぁぃら

    美紀はやっとの思いで言った。
    隆『えっ?またかい?!誰の子やねん。』私はこの言葉に後ろから
    飛び蹴りしてやろうかと思った。美紀『・・・隆の。』
    隆『まじで?!女?男?』隆のとんだ発言に思わず吹きだしてしまった。

    2005-07-20 19:59:00
  • 354:

    ぁぃら

    気が早いのも程がある。それと同時に私は安心した。この二人なら大丈夫だ。
    隆『産むやろ?俺楽しみやぁ☆』美紀『おどろかんの?』
    隆『驚いてるやん!結婚しななっ!』美紀は嬉しそうに笑った。
    私は二人を見ていると無償に腹が立った。勝手にやってくれって感じだった。

    2005-07-20 20:03:00
  • 355:

    ぁぃら


    今日はココまでにします☆
    また感想とか入れてくれると嬉しいです(*^-^*)
    完結まで頑張りますのでヨロシクね♪

    2005-07-20 20:04:00
  • 356:

    まり

    しおり

    2005-07-20 20:10:00
  • 357:

    ピカチュー

    しぉり(*^・エ・)ノ

    2005-07-21 00:28:00
  • 358:

    えりな

    頑張ってね(*^_^*)

    2005-07-21 03:34:00
  • 359:

    ココ

    続き気になる??楽しみに待ってます?

    2005-07-21 05:09:00
  • 360:

    名無しさん

    あげ( ̄^ ̄)

    2005-07-21 09:47:00
  • 361:

    ?初代ヒoーチ?

    わーい

    2005-07-21 10:05:00
  • 362:

    ゆかvI

    頑張れェ?
    楽しみにしてます??
    ?しおり

    2005-07-21 10:44:00
  • 363:

    名無しさん

    ?

    2005-07-21 11:59:00
  • 364:

    なんか良い感じになってきたね???
    また続き読みたいわぁ??

    2005-07-21 16:07:00
  • 365:

    ???

    メッチャォモロィ∪ぃ??≧?≦??⊇れヵラも読ωτ"レ」きますッッ??

    2005-07-21 19:47:00
  • 366:

    ☆らびゅ☆

    しぉり?

    2005-07-22 10:26:00
  • 367:

    名無しさん

    2005-07-22 15:15:00
  • 368:

    ぁぃら

    いっぱいカキコしてくれてありがとう!
    昨日は忙しくて更新できませんでしたm(__)m
    今から更新しますねぇ♪又ヨロシクお願いしまぁぁす(*>ω)ノ

    2005-07-22 16:05:00
  • 369:

    ぁぃら

    367より続き→

    美紀たちはそれから結婚準備に忙しそうだった。挙式は出来ないが、
    家を探したり結納をしたりしていたみたいだった。
    私と美紀はこの時からあまり遊べなくなってしまった。

    2005-07-22 16:06:00
  • 370:

    ぁぃら

    ある日、駅前を横切った時―
    さしぶりにアイツと会ってしまった。直人だ。何もなかったかの様に
    声を掛けられ最初は戸惑ったが、昔の事だしと開き直った。
    直人『さしぶりやん!』ぁぃら『本間やなぁ。』直人『美紀らとまだつるんでるん?』
    ぁぃら『相変わらずやで☆』美紀のことを言おうか迷ったがやめておいた。

    2005-07-22 16:11:00
  • 371:

    ぁぃら

    直人『あっ!お前今、男おる?』ぁぃら『おらんけど?』
    直人『女紹介してくれって奴おるねんけど。』ぁぃら『いらんわ!』
    私は別に彼氏がいらないわけじゃないけど、直人の紹介とか絶対いやだった。
    そのまま私は家に帰り暇を持て余していた。すると知らない番号から
    電話が掛かってきた。

    2005-07-22 16:17:00
  • 372:

    ぁぃら

    ぁぃら『はい?』私はふてこく電話に出る。知らない番号の時はいつもそうだ。
    その癖は今でも変わらない。《ぁぃらって子?》ぁぃら『だれ?』少し舌を巻き気味で言う。
    《俺、直人の連れやねんけど番号聞いてん!》
    勝手に番号を教えられた。電話の相手が紹介してほしいと言う奴だと直ぐ分かる。

    2005-07-22 16:21:00
  • 373:

    ぁぃら

    ぁぃら『勝手にかけて来られても困るし。』《めっちゃ怒ってるやん!》
    そりゃ怒りもするだろう。《俺ゆうじって言うねんけど、一回遊んでや☆》
    ぁぃら『無理。』《友達連れて来てもええから!》ぁぃら『友達おらんし。』
    《うそは、ええって!》本当にいないんだけど、と思いながらゆうじとのやり取り
    は長く続いた。

    2005-07-22 16:24:00
  • 374:

    ぁぃら

    結局1時間近くで私は折れてしまった。全部おごりだと言うし、OKした。
    ゆうじも友達を連れてくるらしい。ゆうじ《こっちはいつでもええで☆》
    ぁぃら『んじゃ友達に聞いてから連絡するわ。』私は電話を切って考えた。
    美紀は連れて行けないし、めぐみしかいない。「男友達なら腐るほどいるのに!」
    と思いながらめぐみに連絡を取った。

    2005-07-22 16:28:00
  • 375:

    ぁぃら

    ぁぃら『・・・って訳やねんけど、めぐみ来れる?』私は一部始終説明し
    めぐみを誘った。これで断られたら終わりだ。一人で行かなければならない。
    そんな心配をよそに、めぐみはあっけなく了解してくれた。
    めぐみ『男前なん?何来て行こぉ♪』私より乗り気だった。

    2005-07-22 16:31:00
  • 376:

    ぁぃら

    約束の日―
    私達は駅前のマクドで待ち合わせをした。めぐみ『おっそいなぁ?』
    ぁぃら『もう帰る?』待たされるのは嫌いだ。待つ事15分くらいでゆうじ達は
    やって来た。ゆうじ『ごめん、単車止めるとこ探してた!』めぐみ『ええで〜☆』

    2005-07-22 16:34:00
  • 377:

    ぁぃら

    「え?さっきまで怒ってたやん!」と思った。めぐみはどうやらゆうじが気に入ったらしい。
    容姿はそんなに悪くない。ジャニーズ系とでも言えるだろう。
    もう一人後ろから歩いて来たのは晃だった。晃もゆうじと同じ感じだった。
    ぁぃら『どこ行くん?』めぐみ『からおけ行きたい!』ゆうじ『よっしゃ!』
    と勝手に二人で決めてしまった。

    2005-07-22 16:37:00
  • 378:

    ぁぃら

    私と晃は二人後ろを歩いた。めぐみとゆうじがくっつくのも時間の問題だろう。
    晃は無口で殆ど会話をしなかった。後に人見知りだと知る。
    2時間で入り、めぐみとゆうじのライブが始まる。私と晃は手拍子などを
    して完璧に観客になっていた。カラオケを出てもう帰りたいと思っていたら、
    ゆうじが『別れて遊ぼ!』と言い出した。

    2005-07-22 16:41:00
  • 379:

    ぁぃら

    別れてとは勿論めぐみと二人にならせろって事だろう。
    私と晃・・・何を話せばいいのだろうか。そんな事はお構いなしにめぐみ達は
    単車にまたがり何処かへ行ってしまった。
    ぁぃら『どうする?』晃『俺らもどっか行こか!』急に元気になった晃にびっくりした。

    2005-07-22 16:44:00
  • 380:

    ぁぃら

    ぁぃら『どっかって?』晃『どうしょ〜?』こういう時私は優柔不断だ。
    晃『そや!とりあえず乗って!』単車の後ろをポンッと叩くと、エンジンをかけた。
    私は言われるがままケツに乗った。走らせる事10分。
    目の前には、山しかなかった。晃は単車を止め山の中へ入っていく。

    2005-07-22 16:52:00
  • 381:

    ぁぃら

    疑問はいっぱいあったがとりあえず付いて行った。結構急な斜面にバテて来ると
    晃がそっと手を引いてくれる。無口な晃はその分優しかった。
    晃『もうちょっとやで☆』ぁぃら『何があるん?』晃は答えずニッと
    笑った。ちょうどもう駄目だと思った時、晃『着いたー!』と叫んだ。

    2005-07-22 16:55:00
  • 382:

    ぁぃら

    私は何があるのかと辺りを見渡したが、これと言って何も見当たらなかった。
    晃『こっち来て!』晃に呼ばれ思い足を動かす。そこには綺麗な川が流れていた。
    ぁぃら『めっちゃ穴場やん!』昔は無意味に川やら海やらが好きだった。
    大きな岩が一杯ありその間を水が流れている。少し奥まで進むと
    私では足が届かないくらい深い所もあった。

    2005-07-22 16:59:00
  • 383:

    ぁぃら

    ぁぃら『バーベキューできるな♪』晃『そやろ?この前見つけてん。』
    得意そうに言った。ぁぃら『どうやって見つけるん?!』
    晃『ポリに追われたから逃げ込んだ☆』少し苦笑いをした。
    水に手を付けるととても冷たい。晃は服を脱いでパンツ姿になった。
    晃『見てて!見ててっ!』さっきの無口な晃とは別人で無邪気な子供になっていた。

    2005-07-22 17:02:00
  • 384:

    ぁぃら

    その日自然と仲良くなった私たちは、翌日から毎日のように遊んだ。
    川へ行く事が多かったが凄く楽しかった。ちゃんと付き合い始めたのは、
    2週間がたった頃だった。
    ぁぃら『自分いい加減にせーや!』晃『うっさいんじゃ!』楽しかったのも束の間
    付き合い始めてから喧嘩が絶えなかったのだ。

    2005-07-22 17:09:00
  • 385:

    ぁぃら

    晃が何かを隠している事に気がついたからだ。どんなに問い詰めても
    一向に言おうとしない晃。喧嘩は日々ひどくなった。
    喧嘩をしては毎日泣かされた。最後には決まって『んじゃ別れたるわ!』
    と言われるからだ。私は晃を凄く好きだった。

    2005-07-22 17:12:00
  • 386:

    ぁぃら

    喧嘩ばかりが続いて10日くらいだった。晃から1通のメールが届いた。
    《ぁぃらごめんな。最後まで隠してて。もう一緒におられへんから、元気でな!》
    と言う内容だった。私は意味が分からずゆうじに連絡を取った。けど
    何も教えてくれなかった。翌日になると晃の携帯はコールすらならなかった。
    ずっと圏外だ。何があったのか。何を隠していたのか。関係はあるのか。

    2005-07-22 17:15:00
  • 387:

    ぁぃら

    ひたすら考えたが、何も分からない。私はただ遊ばれただけだったのだろうか。
    どうしていいのか分からず美紀に連絡を取った。
    ぁぃら『美紀?赤ちゃん順調?』美紀『順調やで☆何かあったん?』
    美紀は直ぐに元気の無い私に気づいた。全てを話したが結局、美紀にも何も分からないと言われた。
    当たり前の事だ。美紀『あんま考えこむなよぉ〜!』

    2005-07-22 17:18:00
  • 388:

    ぁぃら

    最後にそう言われて電話を切る。大きくため息を付きベットに横になるといつの間にか
    寝ていた。電話が鳴る音で起きると急いで電話に出た。
    ぁぃら『めぐみ?どした?』めぐみ『晃くんの事分かったで!』
    めぐみが心配してゆうじに聞き出してくれたらしい。

    2005-07-22 17:20:00
  • 389:

    ぁぃら

    めぐみ『なんかな・・・パクられてんて。』ぁぃら『えっ?』
    晃は私と出会う前、何かやらかしたようだった。それが何かは分からない。
    スリやポッコン、殺人未遂、色んな噂が後に飛び交ったがどれも確かでは
    無かった。本人は捕まるのも分かっていた。でも私には何も教えてくれなかった。

    2005-07-22 17:23:00
  • 390:

    ぁぃら

    ぁぃら『そっか・・・ありがとうなぁ。』元気なく電話を切ると私はその日、
    何年かぶりに号泣した。何もする気が起こらず、家からも出なかった。
    服も毎日同じものを来て、殆ど寝ていた。腐った人間だった。
    そんな生活をしているわつぃを心配そうに母は見ていたが、何も言っては来なかった。

    2005-07-22 17:26:00
  • 391:

    ぁぃら

    引きこもり始めて1ヶ月が経とうとした頃―
    ベルではなく家のドアがドンドンと叩かれる音がする。その時家には
    私しかいなかった。仕方がなく階段を下り少し髪の毛をとかしてドアを開けた。
    ぁぃら『・・・・?!』言葉が出なかった。そこには晃が立っていたのだ。

    2005-07-22 17:28:00
  • 392:

    ぁぃら

    晃『よぉ!』ぁぃら『よぉじゃないわ!何してるん?!』
    晃はパクられたはず。何でココにいるのか分からなかった。もう出てきたの
    だろうか。晃『とりあえず入れてくれへん?』辺りをキョロキョロしながら
    晃は玄関に入ってきた。ぁぃら『どういう事?!』

    2005-07-22 17:30:00
  • 393:

    ぁぃら

    晃『会いに来た!』そんな事見れば分かる。何がなにやら頭が混乱していた。
    ぁぃら『戻って来たん?今家おるん?』晃は首を横に振った。
    嫌な予感がする。ぁぃら『んじゃ今何処におるん?』晃『・・・・教護院。』
    ぁぃら『トンコしたん?』晃は頷いた。予感は的中した。教護院から
    逃げ出して来てしまったのだ。

    2005-07-22 17:39:00
  • 394:

    ぁぃら


    今日はココまでにします(*^-^*)
    少し落ち着いた話になりましたが、ココからまた大変になって行きます。
    また良かったら感想などお願いしますね♪いつも本当にありがとう!!

    2005-07-22 17:40:00
  • 395:

    しおり?まぢぉもろぃ?完結までがんばって??

    2005-07-22 18:38:00
  • 396:

    名無しさん

    ほんでチャーハン作るん?

    2005-07-22 18:44:00
  • 397:

    ?まり?

    オモロィ?完結までがんばってェー??

    2005-07-22 20:37:00
  • 398:

    名無しさん

    めちゃおもろぃ小説みつけた★
    ポッコンとトンコてなんですか??

    2005-07-22 22:06:00
  • 399:

    名無しさん

    しぉり

    2005-07-23 05:15:00
  • 400:

    ピピ

    おもろい?はやくかいてぇ??

    2005-07-23 05:21:00
  • 401:

    名無しさん

    2005-07-23 06:17:00
  • 402:

    名無しさん

    とんこゎ飛んできた

    2005-07-23 06:35:00
  • 403:

    ココ

    次、更新されんのが楽しみ?頑張ってねッ?
    ?しぉり??

    2005-07-23 08:36:00
  • 404:

    ぁりさ

    しぉり( ^^)Y☆Y(^^ )

    2005-07-23 13:29:00
  • 405:

    ぁぃら

    また沢山のカキコありがとうございますm(__)m
    みんなのお陰で頑張れます♪本当にありがとう!
    今から更新しますねぇ☆

    2005-07-23 18:35:00
  • 406:

    ぁぃら

    あっ!ポッコンとトンコの意味でした(・・;)
    分かりにくくてすみません↓
    トンコは逃げるや飛ぶって意味で、教護院から脱走したという事です。
    ポッコンは自動販売機などを壊して中のお金を盗む事です。

    2005-07-23 18:37:00
  • 407:

    ぁぃら

    407より続き→

    ぁぃら『本間自分アホやろ?』私は嬉しかったが、又教護院に戻されるのは
    目に見えていた。晃は後の事を考えていなかったのだろう。
    ぁぃら『どうするん?』晃『ゆうじの所にかくまって貰うねん。』

    2005-07-23 18:40:00
  • 408:

    ぁぃら

    ぁぃら『ゆうじにはもう連絡したん?』晃『うん。』
    私はゆうじに電話をした。ゆうじ《もしぃ〜。ひさしぶりやな!》
    ぁぃら『そやね。ってか晃の事本気でかくまうん?』
    晃をかくまうって事は自分だって危険な目にあうかもしれない。

    2005-07-23 18:42:00
  • 409:

    ぁぃら

    ゆうじ《しゃーないやろ?》ぁぃら『そうやけど・・』
    私達には追い返すことが出来ない。間違った友情だった。本当なら
    直ぐに教護院へ戻すべきだったのだ。
    ゆうじ《かくまうっても、多分殆どみんなでオールやで☆》ぁぃら『いつ迎えに来てくれるん?』
    いつまでも家にいられては困る。親が帰ってきたら大変だ。

    2005-07-23 18:45:00
  • 410:

    ぁぃら

    ゆうじ《ん〜急ぐん?》ぁぃら『めっちゃ!』
    ゆうじ《んじゃ速攻で行くわ!》私はホッとして電話を切った。
    ずっと会いたかった晃がいる。でも素直に喜べない。
    ぁぃら『何しにうちに会いに来たん?』晃『悪い事したなぁって。』

    2005-07-23 18:47:00
  • 411:

    ぁぃら

    ぁぃら『本間最悪な奴やで!』私は何で捕まったのか気になったけど、
    聞かなかった。何となく聞けなかった。
    しばらくすると、外から単車の音が聞こえる。晃『来たみたいやわ。』
    ぁぃら『うん・・・。』晃『また電話するなっ!』ぁぃら『捕まるなよ!』
    捕まるに決まってる。でも逃げ切れるかも・・・なんて有り得ない事を考えた。

    2005-07-23 18:50:00
  • 412:

    ぁぃら

    晃が出て行ってから直ぐにめぐみにと美紀に連絡を取った。
    ぁぃら『めぐみ?晃が来た!』めぐみ『えっ?出て来たん?』
    ぁぃら『トンコして来よったぁ。』めぐみ『大丈夫?今から行ったるから家おってや!』
    めぐみはいつも私や美紀が困った時とか駆けつけてくれる。

    2005-07-23 18:54:00
  • 413:

    ぁぃら

    美紀と電話を切ってすぐにめぐみがやって来た。
    ぁぃら『めぐみぃ・・・。』めぐみは黙って部屋まで上がり、
    ベットへ座った。めぐみ『晃くんは何処行ったん?』ぁぃら『ゆうじの所。』
    めぐみ『ぁぃらどうするん?』めぐみもやっぱり心配していた。

    2005-07-23 18:58:00
  • 414:

    ぁぃら

    私は、もし晃に何か頼まれたら断れない。一緒に逃げてと言われれば
    着いていくだろう。何にしろ晃と関わるのは自分もポリに目を付けられる。
    ぁぃら『どうしょぉ。』めぐみ『とりあえず、うちと毎日一緒におろ!』
    ぁぃら『うん。ありがとぉ。』

    2005-07-23 19:01:00
  • 415:

    ぁぃら

    それからめぐみには早の片付けを手伝ってもらった。
    1ヶ月も放置していた部屋と自分は凄く汚かった。私はお風呂に入り
    綺麗な服に着替えた。生やしっ放しだった眉毛もキチンと整える。
    部屋がやっと片付いた頃、家の裏でクラクションが鳴った。

    2005-07-23 19:04:00
  • 416:

    ぁぃら

    ***訂正***

    早の×
    部屋の○

    2005-07-23 19:04:00
  • 417:

    ぁぃら

    プー・・・ププーッ―
    私とめぐみは慌てて言えから飛び出した。
    ゆうじと晃がいた。ゆうじ『遅い!早く乗れやぁ☆』ぁぃら『はぁ?何処に連れて行くねん!』
    めぐみ『まきぞいとかいらんしなぁ。』ゆうじ『とりあえず今日は大丈夫やって☆』

    2005-07-23 19:09:00
  • 418:

    ぁぃら

    今日は大丈夫と言う言葉を馬鹿みたいに間に受け私とめぐみは単車にまたがった。
    車の隙間を縫うように走りぬけると、一気に速度を上げた。
    着いた先は晃とよく来た山だった。4人で黙々と山を登り川のそばまで行くと
    火の光が見えた。ゆうじ『用意できたかぁ?』

    2005-07-23 19:14:00
  • 419:

    ぁぃら

    そこにはたくさんの連れが集まっていた。すでに川で泳いでいる奴。
    火をおこしている奴。酒を飲んでいる奴。中にはラリっている奴もいた。
    めぐみ『何が始まるん?』ゆうじ『バーベキューに決まってるやん☆』
    私とめぐみはそれを聞いた瞬間、不安を忘れテンションが跳ね上がった。

    2005-07-23 19:16:00
  • 420:

    ぁぃら


    すみません↓今日は少ししか更新できませんでした(。。;)
    今から用事があるので、また明日更新します☆また感想とかくれると
    嬉しいです♪ごめんなさいm(__)m

    2005-07-23 19:22:00
  • 421:

    明日香

    ゆっくり頑張ってね〜(*^∀^*)ノシ

    2005-07-23 20:18:00
  • 422:

    名無しさん

    しぉり?

    2005-07-23 20:45:00
  • 423:

    名無しさん

    めっちゃおもしろぃ??
    売ってる小説よりいぃ??頑張ってまた続き書いてくださいね??

    2005-07-25 02:15:00
  • 424:

    ☆らびゅ☆

    しぉり?

    2005-07-25 05:18:00
  • 425:

    ヒロキ

    書いてぇ??

    2005-07-26 00:57:00
  • 426:

    名無しさん

    書いてください??

    2005-07-26 03:03:00
  • 427:

    あい

    しおり??????????????????

    2005-07-26 04:06:00
  • 428:

    名無しさん

    U汚V/

    2005-07-26 05:34:00
  • 429:

    名無しさん

    ????????????????????????????????????????????????????????????

    2005-07-26 07:04:00
  • 430:

    ちょっと字間違えすぎかなッ?訂正するのゎぃぃけど訂正してる以上に字間違えてるょ?話ゎおもしろいから頑張って??

    2005-07-26 08:00:00
  • 431:

    ファンタアップル?

    しぉり?

    2005-07-26 08:02:00
  • 432:

    名無しさん

    370

    2005-07-26 12:20:00
  • 433:

    ぷー???

    コンナぉもろぃの初めてゃ?本出せるんとちゃぅ??
    はょ続き見せてぇ???

    2005-07-26 15:26:00
  • 434:

    名無しさん

    ?しおり?
    ぉもちろL|です?応援してるんでぜぇ??ったい最後まで頑張って?さL|??

    2005-07-27 20:32:00
  • 435:

    名無しさん

    かいて

    2005-07-28 01:51:00
  • 436:

    名無しさん

    書いてほしぃ?

    2005-07-28 04:28:00
  • 437:

    名無しさん

    書いてくださ〜い??

    2005-07-28 11:37:00
  • 438:

    名無しさん

    しおりって何ィィ?

    2005-07-28 12:11:00
  • 439:

    名無しさん

    ≫453⊇⊇まτ"読ω+ニ"っτゅぅ印み+ニぃ+ょωゃDЁ??
    ?本?lニ挟む?ぉvノっτぁゑぢャω?ソレのコト???

    2005-07-28 23:24:00
  • 440:

    名無しさん

    かいて

    2005-07-29 01:33:00
  • 441:

    名無しさん

    気になるぅ

    2005-07-29 02:12:00
  • 442:

    ヒロキ

    まだですかぁ???

    2005-07-29 03:03:00
  • 443:

    ?なちゅ?

    一気に読みましたぁ??めちゃぉもろぃ?続き楽しみにしてまぁす(?∀??)

    2005-07-29 04:41:00
  • 444:

    ぁぃら

    長い間放置してて、すみませんでした↓ずっとPCで書いてたんですが、使えなくなってしまって(>_

    2005-07-31 00:18:00
  • 445:

    名無しさん

    やった読める?

    2005-07-31 00:22:00
  • 446:

    ぁぃら

    434より続き→
    すっかり時を忘れて、子供の様にはしゃぎ回った。しかし、辺りが段々明るくなって来たと同時に現実へ引き戻された。

    2005-07-31 00:24:00
  • 447:

    ぁぃら

    460さんありがとう☆これから又頑張ります!!

    2005-07-31 00:28:00
  • 448:

    ぁぃら

    私は、ただ呆然と立ち竦みその光景を見ている事しか出来なかった。「なんで?誰?」頭で繰替えされた。私達の世界に呆気なく大人達は踏み込んで来たのだ。

    2005-07-31 00:31:00
  • 449:

    ぁぃら

    どうしてこの場所が分かったのかは、分からない。気が付いた時、私達はポリに囲まれていた。大勢のポリが晃を押さえ込む。晃『キモイねん!触んなやっ!』最初は暴れ叫び、必死に抵抗していた。ゆうじ『ワレ、離さんかい?!』仲間達も必死に晃を逃がそうとポリにしがみつく。でもそんな抵抗は大人達を挑発したに過ぎなかった。

    2005-07-31 00:39:00
  • 450:

    ぁぃら

    ポリは晃を無理矢理引きずって行く。晃は諦めたのか殆ど抵抗もしなくなった。私は連れて行かれる晃を追い掛けた。晃『ごめんな…』私に向かって言った。パッツンに押し込まれ、走り去るのを見ていた。私は何も晃に伝えられなかった。

    2005-07-31 00:44:00
  • 451:

    ぁぃら

    しばらくは頭が混乱し動く事も出来なかった。さっきまで、大声で笑い何の不安も無かった。一気にどん底に落ちる。めぐみ『大丈夫?』めぐみに声をかけられても言葉が出ず、涙が溢れ出た。

    2005-07-31 00:47:00
  • 452:

    ぁぃら

    どの位泣いていただろう…。日付の感覚も、もう無い。泣きすぎて頭が割れそうだ。私は又腐った人間に戻った。あれから誰とも会わず、携帯の電源も切ったままだ。なのに食欲だけは、もの凄かった。食べずにはいられない。食べても空腹が満たされないのだ。この時私は10キロも太っていた。

    2005-07-31 00:52:00
  • 453:

    ぁぃら

    あれから、3ヶ月が経った頃− 私は涙も枯れていた。ふと携帯の電源を入れると、大量のメールが来た。殆どが「連絡ちょうだい」と言う内容。その中に気になるメールが1件あった。ゆうじ《晃から預かってるもんある!》私はそのメールを見ると直ぐにゆうじに電話をした。

    2005-07-31 00:58:00
  • 454:

    ぁぃら

    プルル…プルッ−
    ゆうじ《ぁぃら?!お前大丈夫なん?》ぁぃら『…うん、』酷く気まずい。ゆうじ《みんな心配してんで!》ぁぃら『うん、ごめん。』聞きたい事を中々聞けずに、ただ返事をするだけの会話を1時間位した。ゆうじ『じゃ、またな!』そう言われ電話を切った。枯れた筈の涙が又出てくる。晃から預かっている物が欲しい。でもそれの為に今まで無視した連絡を取ったと思われるのは、相手に失礼だと思った。というより軽蔑されたくなかった。

    2005-07-31 01:06:00
  • 455:

    ぁぃら

    自分の弱さに腹が立ち、悲しくなる。ゆうじにもう一度かけ直そうかと悩んでいると、電話が鳴った。ぁぃら『ゆうじ?!』私は勢いよく出た。ゆうじ『お前泣いてん?はっきり聞けよなぁ。』ゆうじは、私が求める物に気付きかけ直して来たのだ。ゆうじ『お前から連絡あってビックリしてたら忘れてたわ☆』少し冗談ぽく言う。泣いてる私への優しさだった。ぁぃら『ごめんな…何預かってるん』ゆうじ『気になる?』じらされる。ゆうじ『今から出て来いや!』出て来たら渡すと言う、ほぼ脅迫に応じ指定された場所へ行く事になった。

    2005-07-31 01:13:00
  • 456:

    ぁぃら

    出て行くにしても、直ぐに行ける程私は綺麗ではない。汚い顔を鏡で見る。頭をグシャっとして気合いを入れるとシャワーを浴び、出来る限り綺麗にした。服は太って殆ど入らない…ジャージを着る事になった。伸ばしっぱなしの髪をとかして、やっとの事で外に出た。

    2005-07-31 01:18:00
  • 457:

    ぁぃら

    こんなにも明るかったかと思う程、外は眩しかった。指定された場所へ行くとゆうじが待っていた。ぁぃら『さしぶり…』ゆうじ『さしぶり過ぎなっ!公園行こや☆』近くの公園へ行く事になった。その公園はみんなで獅子座流星群を見た場所だ。思い出がいっぱいある。

    2005-07-31 01:22:00
  • 458:

    ぁぃら


    今日はここまで☆そろそろ寝ますo(^-^)o更新してない間に、カキコしてくれた方ありがとう!本当に嬉しいです♪又ヨロシクお願いしますm(._.)mおやすみなさい♪

    2005-07-31 01:24:00
  • 459:

    名無しさん

    つづき楽しみにちてりゅぅ???

    2005-07-31 07:24:00
  • 460:

    ぁぃら

    474さんありがとぉ☆
    また呼んでくれると嬉しいです(*^-^*)
    今から更新しますねぇ♪

    2005-07-31 14:29:00
  • 461:

    ぁぃら

    472より続き→

    あの時は、みんなで花火をしながら流星群が流れるのを早い時間から
    待っていた。空が明るくなり星が降り始めると、みんなで地面に寝転がり、
    空を見上げる。私の隣には晃がいた。

    2005-07-31 14:32:00
  • 462:

    ぁぃら

    その日はゆうじと並び公園まで歩いた。
    公園の手前まで来るとゆうじがいきなり走り出し、私は追いかけた。
    『おぉーす!!』公園に着くと、あの時の仲間が私を迎えてくれた。
    めぐみ『ぁぃら〜☆』めぐみが寄って来て抱きつく。ぁぃら『みんなおったん?』
    めぐみ『ゆうじから集合かかってん!』めぐみは私の手を取ってみんなの元へ連れて行った。

    2005-07-31 14:36:00
  • 463:

    ぁぃら

    『お前大丈夫かいや?!』『連絡無視すんなよなぁ。』『はよ、こっち座れや☆』
    みんなに声を掛けられ戸惑った。ゆうじ『びっくりした?』
    ぁぃら『した!』今まで落ち込んでいた気持ちが何処かへ飛ばされて行く。
    私はたくさんの友達に救われた。

    2005-07-31 14:39:00
  • 464:

    ぁぃら

    みんなの輪に入る。最初はなんだか照れくさかった。
    めぐみ『自分めっちゃ太ったな?!』ぁぃら『うっさい!』
    ゆうじ『顔パンパンやん☆』ぁぃら『自分黙って〜!』じゃれていると、
    ゆうじの顔つきが少し変わった。ゆうじ『今なぁ・・・晃ネンショおるで。』

    2005-07-31 14:42:00
  • 465:

    ぁぃら

    ぁぃら『・・・教護院は?』ゆうじ『もう戻れんかったらしい。』
    晃はトンコしている間、窃盗や万引きなど、繰り返ししていた。
    お陰で、教護院には戻れず、鑑別所に送られ少年院に入ったようだ。
    ぁぃら『預かった奴って?』ゆうじは無言でポケットに手を入れ、何かを
    取り出すと、私に手渡した。

    2005-07-31 14:45:00
  • 466:

    ぁぃら

    クシャクシャになった紙切れだった。そこには晃の字で手紙が書かれてある。
    私は目を見開いて読んだ。《ぁぃらへ  捕まったら、当分帰って来れへん。
    俺は中で頑張って来るから、ぁぃらも頑張れよ!バイバイ。》
    短い文章だった。何度も読み返し、その字を見つめた。

    2005-07-31 14:50:00
  • 467:

    ぁぃら

    晃は鑑別所も少年院も覚悟でトンコして来たんだ。そして捕まったら、
    私と別れるつもりで・・・私はそう解釈した。待っててとかそんな言葉は微塵もない。
    「お互い別々に頑張ろう。」と。ぁぃら『バイバイやって・・・』
    私は無理やり笑った。その手紙はみんなで撮った写真と一緒にアルバムへ閉じた。

    2005-07-31 14:54:00
  • 468:

    ぁぃら

    その日からゆうじ達ともあまり遊ばなくなった。
    一緒にいれば嫌でも晃を思い出す。一人で地元を原チャでうろつき、
    飽きた頃に家に帰る。そんな生活をしていた。
    ある日、原チャにまたがり近くのコンビニへ行った時の事―

    2005-07-31 14:59:00
  • 469:

    ぁぃら

    私はコンビニで煙草を買い、外に出た。『やっぱ、ぁぃらや〜ん☆』
    私の原チャに座り両手を広げて待っている。1つ先輩の千佳ちゃんだった。
    ぁぃら『千佳ちゃん!びっくりするやん?!』千佳ちゃん『最近遊んでないんやろ?』
    ぁぃら『うん・・・まぁ色々あってん☆』話していると、千佳ちゃんの電話が鳴った。

    2005-07-31 15:12:00
  • 470:

    名無しさん

    リァルタィムゃァ???ぉも?ろぃ?頑張ってネ?

    2005-07-31 15:15:00
  • 471:

    ぁぃら

    千佳ちゃん『ぁぃら行くでっ!』原チャのキーを回しエンジンをかけていった。
    ぁぃら『えっ?何処に?』千佳ちゃん『連れんとこ☆』千佳ちゃんは早くと急かし
    シートをバンバン叩く。ぁぃら『えー?いいわぁ。』断ったものの、
    強引につれて行かれる事となった。何故か私が運転をし、地下ちゃんをケツに
    乗せた。千佳ちゃん『もっと飛ばせっ☆』後ろで騒ぐ。ぁぃら『危ないって!』といいながらも徐々にスピードを上げた。

    2005-07-31 15:18:00
  • 472:

    ぁぃら

    485さんありがとぉ^0^/
    面白いですか?!嬉しいです♪頑張りますね(*^-^*)
    これからもヨロシクですm(__)m

    2005-07-31 15:19:00
  • 473:

    ぁぃら

    千佳ちゃんは地元では有名なシン中だった。男癖もよくない。
    でも決して悪い人ではなかったが、関わりたがる人はいなかった。
    私は何故か先輩に気に入られるタイプで千佳ちゃんも可愛がってくれる先輩の
    1人だった。ぁぃら『何処行ったらいいん?』千佳ちゃん『○×湖!!』

    2005-07-31 15:22:00
  • 474:

    ぁぃら

    ○×湖とは、先輩達のたまり場だった。地元から少し離れ原チャを飛ばして20分くらいかかる。
    ぁぃら『追われたらどうするんよ?!』千佳ちゃん『大丈夫やって〜☆』
    千佳ちゃんはいつものん気だった。走る事10分―
    ウーウー・・《危ないから、止まりなさい。》やっぱり追われた。最初は優しかったポリも
    荒くなっていく。《浜崎ー!!止まらんかいっ?!》

    2005-07-31 15:26:00
  • 475:

    ぁぃら

    パッツンが横まで来てガードレールに挟まれそうになる。
    千佳ちゃんと一緒になってパッツンをボコボコ蹴り、急ブレーキをかけて
    Uターンした。ポリから見えないところまで来て、原チャを止めた。
    ぁぃら『やっぱり追われたやん!』千佳ちゃん『キャハハハ☆』
    何がそんなに楽しいのか凄く喜んでいるようだった。

    2005-07-31 15:29:00
  • 476:

    ぁぃら

    そういえば千佳ちゃんはこういうのが好きだった。
    1つ上の先輩まではレディースがあり、単車も乗りこなしていたっけ・・・。
    ぁぃら『千佳ちゃん運転してやぁ。』先輩をケツに乗っけるなんて
    本当にゴメンだった。千佳ちゃん『えー?頼むわっ☆』
    「先輩に逆らうん?」とこういう時だけの権限を使われて、結局○×湖まで運転させられた。

    2005-07-31 15:34:00
  • 477:

    ぁぃら

    なんとかたまり場まで着くと、先輩たちがお出迎えをしてくれた。
    ユキ姉『ぁぃらお疲れ〜☆』真吾くん『千佳に捕まったん?可哀想に・・・』
    ユキ姉は美人系ヤンキーだった。真吾くんはユキ姉の彼氏。
    4人で喋っていると、酷く低い声が聞こえた。『そいつ誰?』私はドキッとして、
    振り向く。見た事のない人が5人くらい居た。

    2005-07-31 15:39:00
  • 478:

    ぁぃら

    女の子が1人と男の子が4人。「めっちゃメンチ切られてますやん?!」
    私は千佳ちゃんに助けを求めた。千佳ちゃんは『ぁぃらやで☆』とそれだけ
    言った。ユキ姉がすかさず私をちゃんと紹介してくれ、相手の人も紹介してくれた。
    隣の地元の人たちらしかった。さっきの低い声の持ち主と私は一気に仲良くなる。

    2005-07-31 15:44:00
  • 479:

    ぁぃら

    ぁぃら『太郎って言うん・・・すか?』慣れない敬語を使ってみた。
    太郎『おぉ!何か文句あるんか?』ぁぃら『ないっす。』
    「この人こえーよ・・・。」それが第一印象だった。太郎『敬語とかいらんで。』
    ぁぃら『え?あっはい。』いらんと言われてもって感じだった。
    ユタくん『ぁぃらちゃん気にせんでええで☆』

    2005-07-31 15:48:00
  • 480:

    ぁぃら

    ユタくんはセクシーな声の持ち主だった。ユタくんの本名は優太。
    私はユタくんと呼ぶ。ぁぃら『でも何か怒ってません?』私はユタくんに聞いた。
    ユタくん『全然。照れてんねん☆なっ太郎ちゃん!』ぁぃら『ブッ・・太郎ちゃん?!』
    噴出してしまった。太郎ちゃんはしばらくユタくんを睨み、太郎『お前笑うなぁ!』
    と言って私を襲った。

    2005-07-31 15:51:00
  • 481:

    ぁぃら

    馬乗りになり、全身コショコショの刑。ぁぃら『ごっめん!ごめん!』
    太郎が上から降りると私はユタくんの後ろへ隠れて、ぁぃら『太郎ちゃん♪』
    と冷やかして言った。そうして私は新たな仲間に出会った。
    この日から千佳ちゃん、ユキ姉、真吾くんとユタくん、太郎ちゃんと
    毎日一緒にいた。

    2005-07-31 15:54:00
  • 482:

    ぁぃら


    一旦休憩します☆又後で更新しますねぇ(*^-^*)
    読んでくれてる方ありがとう!本当に感謝してます♪
    又よろしくでぇぇす(*>ω)ノ

    2005-07-31 15:57:00
  • 483:

    名無しさん

    ほんまなつかしいわぁ☆頑張って完結さしてねぇ〜

    2005-07-31 17:42:00
  • 484:

    名無しさん

    2005-07-31 17:47:00
  • 485:

    名無しさん

    ごひゃく

    2005-07-31 18:24:00
  • 486:

    ぁぃら

    498さん、499さんありがとぉ☆500取られたぁ(T^T)
    今から少し更新します(*^-^*)又感想とかお願いしまぁぁす(*>ω)ノ

    2005-07-31 18:49:00
  • 487:

    ぁぃら

    496より続き→

    千佳ちゃんは相変わらず毎日ラリっていた。ユキ姉達はシンナーはせず、
    毎日酒を浴びるほど呑む。強いから羨ましい。
    そんなある日事件が起こってしまった。

    2005-07-31 18:52:00
  • 488:

    ぁぃら

    その日もいつも通りにたまり場で集まった。ユキ姉と私が買出しに行く事に
    なり原チャを2ケツして出かけた。千佳ちゃんは既にボケ初めていた為、
    太郎たちに任せて行った。ぁぃら『真吾くんと行ったら良いのに〜。』
    私はユキ姉を冷やかすように言った。ユキ姉『たまには女同士でええやん☆』
    ぁぃら『そやね〜☆』ユキ姉『ぁぃらこそ、あの子とおりたかった?』

    2005-07-31 18:56:00
  • 489:

    ぁぃら

    ぁぃら『え”っ?!』ユキ姉は本当に鋭い。ユキ姉『優太やろ?』
    私はユタくんが気になった。好きまではいってなかったが、
    あのセクシー声にあの美形顔、優しいとくれば反則だ。
    誰だって目を奪われるに違いない。ぁぃら『何で分かるん?でも好きとかちゃうで!』
    必死で言ったがクスッと笑われてしまった。

    2005-07-31 18:59:00
  • 490:

    ぁぃら

    いつの間にか恋愛相談みたいになりながら原チャを飛ばして
    みんなの元へ帰った。すると、そこに太郎とユタくんしかいなかった。
    ぁぃら『太郎ちゃん!千佳ちゃん達は?』私は何となくユタくんに話しかけるのが、
    恥ずかしくて太郎に聞いた。太郎『千佳が真吾連れてどっか行ってもてん。』
    ぁぃら『何で止めへんかったん?!』ユタくん『止めたけど、無駄やってんて!』

    2005-07-31 19:04:00
  • 491:

    ぁぃら

    太郎とユタくんは必死に事を説明している。ユキ姉の方を見ると、
    明らかに不機嫌だった。そりゃそうだろう。自分の彼氏と女が2人で消えたんだ。
    ぁぃら『探しに行こっ!』私は慌てて言った。
    ユキ姉『ぁぃら探して来てくれん?』いつもの優しい声ではなくドスの聞いた低い声。
    私は直ぐに原チャにまたがった。ぁぃら『どっち行った?』

    2005-07-31 19:09:00
  • 492:

    ぁぃら

    太郎が指さす方向へ向かおうとした。ユタくん『俺も行くわ!』
    原チャのハンドルを私から奪い、前へ滑りこんだ。ユタくん『太郎!ユキ姉頼むで!』
    私達は必死だった。ユキ姉の事も心配だが、千佳ちゃんたちも心配だった。
    なんせボケてる。ポリに見つかったら大変だ。ユタくんはスピードを全開にし、
    一気に走りだした。

    2005-07-31 19:12:00
  • 493:

    ぁぃら

    1時間くらい探しまわったが見つからないまま、私達はユキ姉のところに
    戻ることにした。ぁぃら『あっ!戻って来てるやん☆』遠くに見えて来た方を
    さして言った。ユタくん『本間や!あいつら何処おってん。』
    ぁぃら『早く!早く!』私は急かした。嫌な予感がしたのだ。

    2005-07-31 19:15:00
  • 494:

    ぁぃら

    近づくにつれ予感がはっきりした物になっていく。
    千佳ちゃんもユキ姉も血まみれだ。ぁぃら『ユキ姉!!』
    私は叫んだが、聞こえていないかのようだった。ぁぃら『太郎ちゃん!どうなっってんの?』
    太郎『千佳が真吾になんかしたみたい・・・。』直ぐに意味は分かった。
    千佳ちゃんがボケて真吾くんに手を出したのだろう。ユキ姉だって千佳ちゃんじゃなかったら、
    あんなに心配もしていなかった。

    2005-07-31 19:18:00
  • 495:

    ぁぃら

    前にも言ったが千佳ちゃんは男癖が悪くて有名だ。
    ぁぃら『何で止めへんの?!』太郎『止める必要ないやろ。』ぁぃら『何でやねん!』
    私は二人のところに走って行った。ぁぃら『ユキ姉!千佳ちゃん!』
    二人は見向きもしない。しつこく止めようとすると、とばっちりを喰らって殴られた。
    ユタくん『危ないから!』私はその場から又離された。

    2005-07-31 19:22:00
  • 496:

    ぁぃら

    私達はその戦いが終わるまで黙って待つしかなかった。
    ぁぃら『真吾くん何でなん?』どうしても納得できない。真吾『ユキが千佳タイマン張るって言ったから。』
    タイマンは他の人は邪魔できない。私はこの時、「もう終わりやなぁ。」と思った。
    明日から遊ぶ事も無くなるだろう。

    2005-07-31 19:25:00
  • 497:

    ぁぃら


    今日はココまでにします(*^-^*)
    話は一旦落ち着きましたが、私は荒れ狂ってしまいます☆
    その辺はもう少し先ですが、ヨカッタら読んでくださいね♪
    又感想とかくれると嬉しいです!

    2005-07-31 19:27:00
  • 498:

    名無しさん

    しおり?
    ハードな生活を送っていたみたいでうらやましいです?
    私なんか…ワラ

    2005-07-31 19:52:00
  • 499:

    名無しさん

    2005-07-31 23:08:00
  • 500:

    名無しさん

    2005-07-31 23:08:00
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