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ヤンキー時代。
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1:
ぁぃら
今からもう7年前からの話しです☆
へたくそだと思うけど、良かったら読んでください!2005-07-10 13:21:00 -
315:
ぁぃら
児童相談所=児相と言っていた。
そこは身寄りのない子供や、家庭内問題を抱えた子供がいる所だった。
私のようないわゆる問題児も例外ではなかった。
期限はバラバラだが、そこから養護施設や里子に出されたり教護院や鑑別所といった
所に送られることとなる。2005-07-20 14:43:00 -
316:
ぁぃら
私の場合は親が相談へ行き、少し友達から離れて生活を送り一人考える時間を
作る事が目的だった。児相の中に入れば、そこから出られるときまで
一歩も外出出来ない。外の光を浴びられるのは小さなグランドだけだった。
周りは大きな建物に囲まれ逃げ出す事は出来ない。2005-07-20 14:46:00 -
317:
ぁぃら
テレビは決まった時間だけ見れる。小さな子供もいるので体外アニメを
見させられた。一番小さな子で2歳。私はその中でも年上のほうだったので
小さな子の面倒をよく見させられた。子供は大好きだったし、懐いてくるので
可愛かったが、退屈だった。就寝時間から起床時間まで決められ、
お風呂も周に3回。知り合いもいないし、気が狂うかと思ったほどだった。2005-07-20 14:51:00 -
318:
ぁぃら
同じ部屋には女の子が5人いた。仲良くなったのは2つ年上の香織ちゃんだった。
香織ちゃんはずっと『うちカンベ決定してんねん!』と言っていた。
私はその言葉にいつも不安になっていた。自分がここにいつまでいるのかも
この先どうなるかも知らない。ただ毎日決められた生活を送るだけだった。2005-07-20 14:54:00 -
319:
ぁぃら
私が児相へ入ってから3週間が経った頃―
香織ちゃんは言っていた通り鑑別所に送られて行った。
もう2度と会う事もないだろう。私は香織ちゃんが出て行ってから
1週間後家に帰れることになる。2005-07-20 15:00:00 -
320:
ぁぃら
『ぁぃらちゃんちょっと来て?』保母さんに言われ後を付いて行った。
応接間に入れられると父と母が座っていた。そこには担当の近藤先生もいる。
先生『そこに座り。』私は言われるがままに座った。キョロキョロと様子を伺っていると
話は始まった。先生『では2日後でいいですね?』父『はい。ありがとうございます。』2005-07-20 15:03:00 -
321:
ぁぃら
先生『ぁぃら?2日後に帰る事になったから荷物まとめておくようにね!』
ぁぃら『まじで?!』私は凄く嬉しかった。母を見るとニッコリ笑っている。
ぁぃら『ありがとう・・・。』私は涙を流し言った。
そして2日後―
母に迎えに来てもらい児相を後にした。2005-07-20 15:06:00 -
322:
ぁぃら
家に着くと、しばらくは大人しくしていた。
けど美紀が気になり、禁じられていたが連絡を取った。
ぁぃら『もしぃ?美紀?』美紀『ぁぃら?!自分何してるん!!』
美紀たちには何も言ってなかったのだ。ふとお腹の子が気になったが、
聞こうとしたら美紀『ごめん!また掛けなおす!!』と忙しそうに切られた。2005-07-20 15:09:00 -
323:
ぁぃら
私は仕方がなくめぐみに電話した。美紀に話したことをもう一度説明し、
子供の事を聞いた。めぐみ『あぁ・・知らんねんなぁ。』ぁぃら『何が?』
めぐみ『流産してもてん。』ぁぃら『うそやろ・・・。』
私がいない間に流産してしまっていた。美紀はその時大丈夫だったのだろうか。
自分が傍にいなかった事を悔やんだ。2005-07-20 15:13:00 -
324:
あぃちゃ?
しぉりぃ?頑張ってね(^O^)
2005-07-20 15:13:00 -
325:
ぁぃら
あぃちゃさんぁりがとう☆めちゃ嬉しい(T^T)
頑張ります♪これからもヨロシクですm(__)m2005-07-20 15:16:00 -
326:
ぁぃら
それから私は何となく美紀に連絡を取りずらくなり、
めぐみと遊ぶ事が多くなった。
めぐみの友達と遊ぶようになり、知り合う男の子が増えた。
それと同時に私の最初で最後のモテ期が到来した。
2005-07-20 15:20:00 -
327:
ぁぃら
けど、どれも長続きはせず変な奴ばっかりだった。
最初に付き合ったのは光。彼は私より3つ年上だった。VIPに乗ってると
自慢していた。初めて車に乗った瞬間気持ちが一気に冷めた。
趣味の悪い内装・・・・全く統一されずカラフルなシートにビックリした。
流れてくる音楽はダンスマニア。「違うくない?」と思ったが何も言わずに分かれた。
2005-07-20 15:25:00 -
328:
ぁぃら
***訂正****
分かれた×
別れた○2005-07-20 15:26:00 -
329:
ぁぃら
その後、また直ぐに彼氏が出来た。その子は1つ年下だったが
かなりの美形で男前だった。私も直ぐに気に入り付き合った。
いつも単車デート、どこでパクッたか窃盗品だった。いつもポケットには
ハサミが入っている。でもそんな事は別に良かった。その子の地元に着くといつも周囲を
気にしていた。2005-07-20 15:29:00 -
330:
ぁぃら
理由は直ぐに分かった。『お前何処おってん!』彼拓海の友達だと思われる
人がやって来た。と思ったらいきなり殴られていた。『煙草。』と
言われるとそそくさとパクりに言った。時間が掛かると蹴られていた。
「パシリかよ。」と思ってすぐ別れた。2005-07-20 15:31:00 -
331:
ぁぃら
その次も直ぐに彼氏が出来た。この人も年上だった。名前は隼人。
付き合ってその日にラブホに連れて行かれた。そこまでは別に何も思わなかったが、
エッチが始まると人が変わった。彼は超M男だった。
言うまでもなく速攻で別れた。2005-07-20 15:34:00 -
332:
ぁぃら
この他にも何人かいたが、話にならなかった。
そうこうして半年がたった頃、美紀にさしぶりに連絡を取った。
美紀『何で連絡くれへんねん!』ぁぃら『ごめん?・・・最近どないなん?』
美紀『どないって?ってか家来いやっ☆』と言われあの日以来始めて家に行った。2005-07-20 15:36:00 -
333:
ぁぃら
少し休憩(*^-^*)
また後で更新しまぁぁす(*>ω)ノ2005-07-20 15:37:00 -
334:
凜
また続き気になる???
早く書いて???
2005-07-20 17:02:00 -
335:
あい
初めまして??更新楽しみにしてます??しおりぃ??
2005-07-20 17:05:00 -
336:
ココ
おもしろぃ?頑張って完結さしてねぇ?しぉり?
2005-07-20 18:54:00 -
337:
ぁぃら
凛さん*あいさん*ココさん
カキコぁりがとぉ☆今から更新しますねぇ♪2005-07-20 19:08:00 -
338:
ぁぃら
345より続き→
さしぶりの美紀の家、ドアの前で少し深呼吸をしながら入った。
ぁぃら『おひさ〜☆』美紀『お〜来たかぁ♪』美紀が玄関まで迎えてくれる。2005-07-20 19:10:00 -
339:
ぁぃら
美紀『自分冷たいんちゃん?!』ぁぃら『ごめんって〜・・・何か連絡しずらかってん。』
美紀『まぁ〜こっちもごめんな☆』美紀は思ったより元気そうだった。
ぁぃら『最近何してるん?』美紀『ん〜?お茶でいい?』
私は度肝抜かれた気分だった。今まで一度もお客さん扱いなんかされた事が
なかったからだ。2005-07-20 19:15:00 -
340:
ぁぃら
ぁぃら『えっ?ありがとう。何か変わったなぁ?』美紀『そうかぁ?』
ぁぃら『変わったで!お茶とか自分で入れろって言ってたやん!』
美紀『言ってたな!ぁぃら買ってに冷蔵庫あさってたもんな☆』
しばらく美紀は黙り込み、行儀良く座り直した。私もつられて正座する。2005-07-20 19:17:00 -
341:
ぁぃら
美紀『赤ちゃん流産したの聞いたやろ?』ぁぃら『ぅん・・・。』
美紀の目線の先には先輩から貰ったというベビーベットが置いてあった。
美紀『めっちゃ落ちててさぁ。ぁぃら行方不明やし!』
私は黙って話しを聞いた。2005-07-20 19:20:00 -
342:
ぁぃら
美紀『めぐみに相談しようと思ったけど、あの子も忙しいやん?』
めぐみは誰よりも良く遊び、喧嘩し、恋愛してた。
美紀『んで、隆に連絡してん。正直元カレやし悩んでんけどなぁ・・・。』
あの事件を知っているのは限られていた。隆しか相談できる人がいなかったのだろう。2005-07-20 19:24:00 -
343:
ぁぃら
美紀『隆と会った?』ぁぃら『会ってないで?』
美紀『・・・アイツめっちゃええ男になってるで。』美紀は思い出すように喋った。
ぁぃら『隆は昔からええ男やったやん☆』話しの方向が全く見えないまま
進んで行く。2005-07-20 19:27:00 -
344:
ぁぃら
美紀『ずっと一緒におってくれた。本間はぁぃらにおってほしかったけど〜!』
ぁぃら『ごめん・・・。』それを言われると弱い。
美紀『勿体無いことしたわっ!』ぁぃら『もう1回頑張れ!』
美紀が隆をまた好きになった事はすぐに察した。2005-07-20 19:29:00 -
345:
ぁぃら
でも話しは私が思うよりずっと進んでいたようだった。
美紀『隆に励ましてもらってる間に何も無かったと思う?』
ぁぃら『え?何かあったんや・・・。』美紀『どうしよ。』
またベビーベットを眺める美紀。ぁぃら『え?えっ?!まじで?』
美紀はコクンと頷いた。2005-07-20 19:32:00 -
346:
ぁぃら
ぁぃら『何ヶ月なん?』美紀『2ヶ月。』ぁぃら『そっか・・んで?』
私は正直何を悩んでいるのか分からなかった。好きな男の子供だ。
隆だってそんあに無責任な奴じゃない。美紀『隆に言ったらどう思うやろ?』
ぁぃら『美紀はそんな所だけ弱気よなっ!隆は大丈夫やって!』
何の根拠もなかったが、そう信じたかったのだ。2005-07-20 19:35:00 -
347:
ぁぃら
ぁぃら『ちゃんと言い!』美紀『一生のお願いやねんけど。』
美紀の一生は何回あるのだろうか。これまでもお願いされて来た気がする。
それは私にもいえる事だけど・・・。ぁぃら『ん?』美紀『隆呼んでくれへん?』
ぁぃら『それぐらいするやん!気持ち悪いなぁ☆』改まっている美紀が
おかしかった。美紀『うるさいなっ!』2005-07-20 19:38:00 -
348:
ぁぃら
私は早速隆に連絡を取った。隆は私だと気づくまで時間がかかり、
ぁぃらだと名乗るともの凄くビックリしていた。
隆《お前何処おんねん?!》ぁぃら『何でキレてるん?』
隆《美紀が辛い時おらんかったからや!!》事情の知らない隆はご立腹だった。2005-07-20 19:41:00 -
349:
ぁぃら
説明したい事は山ほどあったが、今は美紀の事が優先だ。
ぁぃら『またちゃんと説明するから!』隆《なんやねんそれっ!》
ぁぃら『もうちゃうねんって!今美紀の所おるから来て!』
そういうと隆は少し黙った。隆《美紀とおるん?仲直りしたん?》
ぁぃら『ってか喧嘩してへんから!来てよ!速攻やで!!』2005-07-20 19:44:00 -
350:
ぁぃら
そういうと私は一方的に電話を切った。このまま喋っていたら、
こっちまでイライラしそうだったからだ。
ぁぃら『一応来てって言ったで☆』美紀は私たちの会話にお腹を抱えて
笑っていた。美紀『昔からそんな感じやんな☆』2005-07-20 19:47:00 -
351:
ぁぃら
電話を切ってから5分くらいで隆がやって来た。本当に速攻だ。
美紀は緊張をしているようだったが、私はお構いなしに隆を迎え入れた。
隆『どういう事やねん?』まだ電話の話しの続きをしようとする隆。
ぁぃら『その話しは後でするから、ちょっと黙って!』2005-07-20 19:52:00 -
352:
ぁぃら
隆は納得してなかったが、とりあえず黙って座った。
ぁぃら『うちおらん方がええやんな?』美紀『えっ?おって!おってや!』
そう言われ座り直した。美紀が話し出すまでには時間が掛かったが、
隆も辛抱強く待っていた。美紀『あんな・・・子供出来てん。』2005-07-20 19:55:00 -
353:
ぁぃら
美紀はやっとの思いで言った。
隆『えっ?またかい?!誰の子やねん。』私はこの言葉に後ろから
飛び蹴りしてやろうかと思った。美紀『・・・隆の。』
隆『まじで?!女?男?』隆のとんだ発言に思わず吹きだしてしまった。2005-07-20 19:59:00 -
354:
ぁぃら
気が早いのも程がある。それと同時に私は安心した。この二人なら大丈夫だ。
隆『産むやろ?俺楽しみやぁ☆』美紀『おどろかんの?』
隆『驚いてるやん!結婚しななっ!』美紀は嬉しそうに笑った。
私は二人を見ていると無償に腹が立った。勝手にやってくれって感じだった。2005-07-20 20:03:00 -
355:
ぁぃら
今日はココまでにします☆
また感想とか入れてくれると嬉しいです(*^-^*)
完結まで頑張りますのでヨロシクね♪2005-07-20 20:04:00 -
356:
まり
しおり
2005-07-20 20:10:00 -
357:
ピカチュー
しぉり(*^・エ・)ノ
2005-07-21 00:28:00 -
358:
えりな
頑張ってね(*^_^*)
2005-07-21 03:34:00 -
359:
ココ
続き気になる??楽しみに待ってます?
2005-07-21 05:09:00 -
360:
名無しさん
あげ( ̄^ ̄)
2005-07-21 09:47:00 -
361:
?初代ヒoーチ?
わーい
2005-07-21 10:05:00 -
362:
ゆかvI
頑張れェ?
楽しみにしてます??
?しおり2005-07-21 10:44:00 -
363:
名無しさん
?
2005-07-21 11:59:00 -
364:
凜
なんか良い感じになってきたね???
また続き読みたいわぁ??2005-07-21 16:07:00 -
365:
???
メッチャォモロィ∪ぃ??≧?≦??⊇れヵラも読ωτ"レ」きますッッ??
2005-07-21 19:47:00 -
366:
☆らびゅ☆
しぉり?
2005-07-22 10:26:00 -
368:
ぁぃら
いっぱいカキコしてくれてありがとう!
昨日は忙しくて更新できませんでしたm(__)m
今から更新しますねぇ♪又ヨロシクお願いしまぁぁす(*>ω)ノ2005-07-22 16:05:00 -
369:
ぁぃら
367より続き→
美紀たちはそれから結婚準備に忙しそうだった。挙式は出来ないが、
家を探したり結納をしたりしていたみたいだった。
私と美紀はこの時からあまり遊べなくなってしまった。2005-07-22 16:06:00 -
370:
ぁぃら
ある日、駅前を横切った時―
さしぶりにアイツと会ってしまった。直人だ。何もなかったかの様に
声を掛けられ最初は戸惑ったが、昔の事だしと開き直った。
直人『さしぶりやん!』ぁぃら『本間やなぁ。』直人『美紀らとまだつるんでるん?』
ぁぃら『相変わらずやで☆』美紀のことを言おうか迷ったがやめておいた。2005-07-22 16:11:00 -
371:
ぁぃら
直人『あっ!お前今、男おる?』ぁぃら『おらんけど?』
直人『女紹介してくれって奴おるねんけど。』ぁぃら『いらんわ!』
私は別に彼氏がいらないわけじゃないけど、直人の紹介とか絶対いやだった。
そのまま私は家に帰り暇を持て余していた。すると知らない番号から
電話が掛かってきた。2005-07-22 16:17:00 -
372:
ぁぃら
ぁぃら『はい?』私はふてこく電話に出る。知らない番号の時はいつもそうだ。
その癖は今でも変わらない。《ぁぃらって子?》ぁぃら『だれ?』少し舌を巻き気味で言う。
《俺、直人の連れやねんけど番号聞いてん!》
勝手に番号を教えられた。電話の相手が紹介してほしいと言う奴だと直ぐ分かる。2005-07-22 16:21:00 -
373:
ぁぃら
ぁぃら『勝手にかけて来られても困るし。』《めっちゃ怒ってるやん!》
そりゃ怒りもするだろう。《俺ゆうじって言うねんけど、一回遊んでや☆》
ぁぃら『無理。』《友達連れて来てもええから!》ぁぃら『友達おらんし。』
《うそは、ええって!》本当にいないんだけど、と思いながらゆうじとのやり取り
は長く続いた。2005-07-22 16:24:00 -
374:
ぁぃら
結局1時間近くで私は折れてしまった。全部おごりだと言うし、OKした。
ゆうじも友達を連れてくるらしい。ゆうじ《こっちはいつでもええで☆》
ぁぃら『んじゃ友達に聞いてから連絡するわ。』私は電話を切って考えた。
美紀は連れて行けないし、めぐみしかいない。「男友達なら腐るほどいるのに!」
と思いながらめぐみに連絡を取った。2005-07-22 16:28:00 -
375:
ぁぃら
ぁぃら『・・・って訳やねんけど、めぐみ来れる?』私は一部始終説明し
めぐみを誘った。これで断られたら終わりだ。一人で行かなければならない。
そんな心配をよそに、めぐみはあっけなく了解してくれた。
めぐみ『男前なん?何来て行こぉ♪』私より乗り気だった。2005-07-22 16:31:00 -
376:
ぁぃら
約束の日―
私達は駅前のマクドで待ち合わせをした。めぐみ『おっそいなぁ?』
ぁぃら『もう帰る?』待たされるのは嫌いだ。待つ事15分くらいでゆうじ達は
やって来た。ゆうじ『ごめん、単車止めるとこ探してた!』めぐみ『ええで〜☆』2005-07-22 16:34:00 -
377:
ぁぃら
「え?さっきまで怒ってたやん!」と思った。めぐみはどうやらゆうじが気に入ったらしい。
容姿はそんなに悪くない。ジャニーズ系とでも言えるだろう。
もう一人後ろから歩いて来たのは晃だった。晃もゆうじと同じ感じだった。
ぁぃら『どこ行くん?』めぐみ『からおけ行きたい!』ゆうじ『よっしゃ!』
と勝手に二人で決めてしまった。2005-07-22 16:37:00 -
378:
ぁぃら
私と晃は二人後ろを歩いた。めぐみとゆうじがくっつくのも時間の問題だろう。
晃は無口で殆ど会話をしなかった。後に人見知りだと知る。
2時間で入り、めぐみとゆうじのライブが始まる。私と晃は手拍子などを
して完璧に観客になっていた。カラオケを出てもう帰りたいと思っていたら、
ゆうじが『別れて遊ぼ!』と言い出した。2005-07-22 16:41:00 -
379:
ぁぃら
別れてとは勿論めぐみと二人にならせろって事だろう。
私と晃・・・何を話せばいいのだろうか。そんな事はお構いなしにめぐみ達は
単車にまたがり何処かへ行ってしまった。
ぁぃら『どうする?』晃『俺らもどっか行こか!』急に元気になった晃にびっくりした。2005-07-22 16:44:00 -
380:
ぁぃら
ぁぃら『どっかって?』晃『どうしょ〜?』こういう時私は優柔不断だ。
晃『そや!とりあえず乗って!』単車の後ろをポンッと叩くと、エンジンをかけた。
私は言われるがままケツに乗った。走らせる事10分。
目の前には、山しかなかった。晃は単車を止め山の中へ入っていく。2005-07-22 16:52:00 -
381:
ぁぃら
疑問はいっぱいあったがとりあえず付いて行った。結構急な斜面にバテて来ると
晃がそっと手を引いてくれる。無口な晃はその分優しかった。
晃『もうちょっとやで☆』ぁぃら『何があるん?』晃は答えずニッと
笑った。ちょうどもう駄目だと思った時、晃『着いたー!』と叫んだ。2005-07-22 16:55:00 -
382:
ぁぃら
私は何があるのかと辺りを見渡したが、これと言って何も見当たらなかった。
晃『こっち来て!』晃に呼ばれ思い足を動かす。そこには綺麗な川が流れていた。
ぁぃら『めっちゃ穴場やん!』昔は無意味に川やら海やらが好きだった。
大きな岩が一杯ありその間を水が流れている。少し奥まで進むと
私では足が届かないくらい深い所もあった。2005-07-22 16:59:00 -
383:
ぁぃら
ぁぃら『バーベキューできるな♪』晃『そやろ?この前見つけてん。』
得意そうに言った。ぁぃら『どうやって見つけるん?!』
晃『ポリに追われたから逃げ込んだ☆』少し苦笑いをした。
水に手を付けるととても冷たい。晃は服を脱いでパンツ姿になった。
晃『見てて!見ててっ!』さっきの無口な晃とは別人で無邪気な子供になっていた。2005-07-22 17:02:00 -
384:
ぁぃら
その日自然と仲良くなった私たちは、翌日から毎日のように遊んだ。
川へ行く事が多かったが凄く楽しかった。ちゃんと付き合い始めたのは、
2週間がたった頃だった。
ぁぃら『自分いい加減にせーや!』晃『うっさいんじゃ!』楽しかったのも束の間
付き合い始めてから喧嘩が絶えなかったのだ。2005-07-22 17:09:00 -
385:
ぁぃら
晃が何かを隠している事に気がついたからだ。どんなに問い詰めても
一向に言おうとしない晃。喧嘩は日々ひどくなった。
喧嘩をしては毎日泣かされた。最後には決まって『んじゃ別れたるわ!』
と言われるからだ。私は晃を凄く好きだった。2005-07-22 17:12:00 -
386:
ぁぃら
喧嘩ばかりが続いて10日くらいだった。晃から1通のメールが届いた。
《ぁぃらごめんな。最後まで隠してて。もう一緒におられへんから、元気でな!》
と言う内容だった。私は意味が分からずゆうじに連絡を取った。けど
何も教えてくれなかった。翌日になると晃の携帯はコールすらならなかった。
ずっと圏外だ。何があったのか。何を隠していたのか。関係はあるのか。2005-07-22 17:15:00 -
387:
ぁぃら
ひたすら考えたが、何も分からない。私はただ遊ばれただけだったのだろうか。
どうしていいのか分からず美紀に連絡を取った。
ぁぃら『美紀?赤ちゃん順調?』美紀『順調やで☆何かあったん?』
美紀は直ぐに元気の無い私に気づいた。全てを話したが結局、美紀にも何も分からないと言われた。
当たり前の事だ。美紀『あんま考えこむなよぉ〜!』2005-07-22 17:18:00 -
388:
ぁぃら
最後にそう言われて電話を切る。大きくため息を付きベットに横になるといつの間にか
寝ていた。電話が鳴る音で起きると急いで電話に出た。
ぁぃら『めぐみ?どした?』めぐみ『晃くんの事分かったで!』
めぐみが心配してゆうじに聞き出してくれたらしい。2005-07-22 17:20:00 -
389:
ぁぃら
めぐみ『なんかな・・・パクられてんて。』ぁぃら『えっ?』
晃は私と出会う前、何かやらかしたようだった。それが何かは分からない。
スリやポッコン、殺人未遂、色んな噂が後に飛び交ったがどれも確かでは
無かった。本人は捕まるのも分かっていた。でも私には何も教えてくれなかった。2005-07-22 17:23:00 -
390:
ぁぃら
ぁぃら『そっか・・・ありがとうなぁ。』元気なく電話を切ると私はその日、
何年かぶりに号泣した。何もする気が起こらず、家からも出なかった。
服も毎日同じものを来て、殆ど寝ていた。腐った人間だった。
そんな生活をしているわつぃを心配そうに母は見ていたが、何も言っては来なかった。2005-07-22 17:26:00 -
391:
ぁぃら
引きこもり始めて1ヶ月が経とうとした頃―
ベルではなく家のドアがドンドンと叩かれる音がする。その時家には
私しかいなかった。仕方がなく階段を下り少し髪の毛をとかしてドアを開けた。
ぁぃら『・・・・?!』言葉が出なかった。そこには晃が立っていたのだ。2005-07-22 17:28:00 -
392:
ぁぃら
晃『よぉ!』ぁぃら『よぉじゃないわ!何してるん?!』
晃はパクられたはず。何でココにいるのか分からなかった。もう出てきたの
だろうか。晃『とりあえず入れてくれへん?』辺りをキョロキョロしながら
晃は玄関に入ってきた。ぁぃら『どういう事?!』2005-07-22 17:30:00 -
393:
ぁぃら
晃『会いに来た!』そんな事見れば分かる。何がなにやら頭が混乱していた。
ぁぃら『戻って来たん?今家おるん?』晃は首を横に振った。
嫌な予感がする。ぁぃら『んじゃ今何処におるん?』晃『・・・・教護院。』
ぁぃら『トンコしたん?』晃は頷いた。予感は的中した。教護院から
逃げ出して来てしまったのだ。2005-07-22 17:39:00 -
394:
ぁぃら
今日はココまでにします(*^-^*)
少し落ち着いた話になりましたが、ココからまた大変になって行きます。
また良かったら感想などお願いしますね♪いつも本当にありがとう!!
2005-07-22 17:40:00 -
396:
名無しさん
ほんでチャーハン作るん?
2005-07-22 18:44:00 -
397:
?まり?
オモロィ?完結までがんばってェー??
2005-07-22 20:37:00 -
398:
名無しさん
めちゃおもろぃ小説みつけた★
ポッコンとトンコてなんですか??2005-07-22 22:06:00 -
399:
名無しさん
しぉり
2005-07-23 05:15:00 -
400:
ピピ
おもろい?はやくかいてぇ??
2005-07-23 05:21:00 -
402:
名無しさん
とんこゎ飛んできた
2005-07-23 06:35:00 -
403:
ココ
次、更新されんのが楽しみ?頑張ってねッ?
?しぉり??2005-07-23 08:36:00 -
404:
ぁりさ
しぉり( ^^)Y☆Y(^^ )
2005-07-23 13:29:00 -
405:
ぁぃら
また沢山のカキコありがとうございますm(__)m
みんなのお陰で頑張れます♪本当にありがとう!
今から更新しますねぇ☆2005-07-23 18:35:00 -
406:
ぁぃら
あっ!ポッコンとトンコの意味でした(・・;)
分かりにくくてすみません↓
トンコは逃げるや飛ぶって意味で、教護院から脱走したという事です。
ポッコンは自動販売機などを壊して中のお金を盗む事です。2005-07-23 18:37:00 -
407:
ぁぃら
407より続き→
ぁぃら『本間自分アホやろ?』私は嬉しかったが、又教護院に戻されるのは
目に見えていた。晃は後の事を考えていなかったのだろう。
ぁぃら『どうするん?』晃『ゆうじの所にかくまって貰うねん。』2005-07-23 18:40:00 -
408:
ぁぃら
ぁぃら『ゆうじにはもう連絡したん?』晃『うん。』
私はゆうじに電話をした。ゆうじ《もしぃ〜。ひさしぶりやな!》
ぁぃら『そやね。ってか晃の事本気でかくまうん?』
晃をかくまうって事は自分だって危険な目にあうかもしれない。
2005-07-23 18:42:00 -
409:
ぁぃら
ゆうじ《しゃーないやろ?》ぁぃら『そうやけど・・』
私達には追い返すことが出来ない。間違った友情だった。本当なら
直ぐに教護院へ戻すべきだったのだ。
ゆうじ《かくまうっても、多分殆どみんなでオールやで☆》ぁぃら『いつ迎えに来てくれるん?』
いつまでも家にいられては困る。親が帰ってきたら大変だ。2005-07-23 18:45:00 -
410:
ぁぃら
ゆうじ《ん〜急ぐん?》ぁぃら『めっちゃ!』
ゆうじ《んじゃ速攻で行くわ!》私はホッとして電話を切った。
ずっと会いたかった晃がいる。でも素直に喜べない。
ぁぃら『何しにうちに会いに来たん?』晃『悪い事したなぁって。』2005-07-23 18:47:00 -
411:
ぁぃら
ぁぃら『本間最悪な奴やで!』私は何で捕まったのか気になったけど、
聞かなかった。何となく聞けなかった。
しばらくすると、外から単車の音が聞こえる。晃『来たみたいやわ。』
ぁぃら『うん・・・。』晃『また電話するなっ!』ぁぃら『捕まるなよ!』
捕まるに決まってる。でも逃げ切れるかも・・・なんて有り得ない事を考えた。2005-07-23 18:50:00 -
412:
ぁぃら
晃が出て行ってから直ぐにめぐみにと美紀に連絡を取った。
ぁぃら『めぐみ?晃が来た!』めぐみ『えっ?出て来たん?』
ぁぃら『トンコして来よったぁ。』めぐみ『大丈夫?今から行ったるから家おってや!』
めぐみはいつも私や美紀が困った時とか駆けつけてくれる。2005-07-23 18:54:00 -
413:
ぁぃら
美紀と電話を切ってすぐにめぐみがやって来た。
ぁぃら『めぐみぃ・・・。』めぐみは黙って部屋まで上がり、
ベットへ座った。めぐみ『晃くんは何処行ったん?』ぁぃら『ゆうじの所。』
めぐみ『ぁぃらどうするん?』めぐみもやっぱり心配していた。2005-07-23 18:58:00 -
414:
ぁぃら
私は、もし晃に何か頼まれたら断れない。一緒に逃げてと言われれば
着いていくだろう。何にしろ晃と関わるのは自分もポリに目を付けられる。
ぁぃら『どうしょぉ。』めぐみ『とりあえず、うちと毎日一緒におろ!』
ぁぃら『うん。ありがとぉ。』2005-07-23 19:01:00 -
415:
ぁぃら
それからめぐみには早の片付けを手伝ってもらった。
1ヶ月も放置していた部屋と自分は凄く汚かった。私はお風呂に入り
綺麗な服に着替えた。生やしっ放しだった眉毛もキチンと整える。
部屋がやっと片付いた頃、家の裏でクラクションが鳴った。2005-07-23 19:04:00 -
416:
ぁぃら
***訂正***
早の×
部屋の○2005-07-23 19:04:00 -
417:
ぁぃら
プー・・・ププーッ―
私とめぐみは慌てて言えから飛び出した。
ゆうじと晃がいた。ゆうじ『遅い!早く乗れやぁ☆』ぁぃら『はぁ?何処に連れて行くねん!』
めぐみ『まきぞいとかいらんしなぁ。』ゆうじ『とりあえず今日は大丈夫やって☆』2005-07-23 19:09:00 -
418:
ぁぃら
今日は大丈夫と言う言葉を馬鹿みたいに間に受け私とめぐみは単車にまたがった。
車の隙間を縫うように走りぬけると、一気に速度を上げた。
着いた先は晃とよく来た山だった。4人で黙々と山を登り川のそばまで行くと
火の光が見えた。ゆうじ『用意できたかぁ?』2005-07-23 19:14:00 -
419:
ぁぃら
そこにはたくさんの連れが集まっていた。すでに川で泳いでいる奴。
火をおこしている奴。酒を飲んでいる奴。中にはラリっている奴もいた。
めぐみ『何が始まるん?』ゆうじ『バーベキューに決まってるやん☆』
私とめぐみはそれを聞いた瞬間、不安を忘れテンションが跳ね上がった。2005-07-23 19:16:00 -
420:
ぁぃら
すみません↓今日は少ししか更新できませんでした(。。;)
今から用事があるので、また明日更新します☆また感想とかくれると
嬉しいです♪ごめんなさいm(__)m2005-07-23 19:22:00 -
421:
明日香
ゆっくり頑張ってね〜(*^∀^*)ノシ
2005-07-23 20:18:00 -
422:
名無しさん
しぉり?
2005-07-23 20:45:00 -
423:
名無しさん
めっちゃおもしろぃ??
売ってる小説よりいぃ??頑張ってまた続き書いてくださいね??2005-07-25 02:15:00 -
424:
☆らびゅ☆
しぉり?
2005-07-25 05:18:00 -
425:
ヒロキ
書いてぇ??
2005-07-26 00:57:00 -
426:
名無しさん
書いてください??
2005-07-26 03:03:00 -
427:
あい
しおり??????????????????
2005-07-26 04:06:00 -
428:
名無しさん
U汚V/
2005-07-26 05:34:00 -
429:
名無しさん
????????????????????????????????????????????????????????????
2005-07-26 07:04:00 -
430:
蚊
ちょっと字間違えすぎかなッ?訂正するのゎぃぃけど訂正してる以上に字間違えてるょ?話ゎおもしろいから頑張って??
2005-07-26 08:00:00 -
431:
ファンタアップル?
しぉり?
2005-07-26 08:02:00 -
432:
名無しさん
370
2005-07-26 12:20:00 -
433:
ぷー???
コンナぉもろぃの初めてゃ?本出せるんとちゃぅ??
はょ続き見せてぇ???2005-07-26 15:26:00 -
434:
名無しさん
?しおり?
ぉもちろL|です?応援してるんでぜぇ??ったい最後まで頑張って?さL|??2005-07-27 20:32:00 -
435:
名無しさん
かいて
2005-07-28 01:51:00 -
436:
名無しさん
書いてほしぃ?
2005-07-28 04:28:00 -
437:
名無しさん
書いてくださ〜い??
2005-07-28 11:37:00 -
438:
名無しさん
しおりって何ィィ?
2005-07-28 12:11:00 -
439:
名無しさん
≫453⊇⊇まτ"読ω+ニ"っτゅぅ印み+ニぃ+ょωゃDЁ??
?本?lニ挟む?ぉvノっτぁゑぢャω?ソレのコト???2005-07-28 23:24:00 -
440:
名無しさん
かいて
2005-07-29 01:33:00 -
441:
名無しさん
気になるぅ
2005-07-29 02:12:00 -
442:
ヒロキ
まだですかぁ???
2005-07-29 03:03:00 -
443:
?なちゅ?
一気に読みましたぁ??めちゃぉもろぃ?続き楽しみにしてまぁす(?∀??)
2005-07-29 04:41:00 -
444:
ぁぃら
長い間放置してて、すみませんでした↓ずっとPCで書いてたんですが、使えなくなってしまって(>_
2005-07-31 00:18:00 -
445:
名無しさん
やった読める?
2005-07-31 00:22:00 -
446:
ぁぃら
434より続き→
すっかり時を忘れて、子供の様にはしゃぎ回った。しかし、辺りが段々明るくなって来たと同時に現実へ引き戻された。2005-07-31 00:24:00 -
447:
ぁぃら
460さんありがとう☆これから又頑張ります!!
2005-07-31 00:28:00 -
448:
ぁぃら
私は、ただ呆然と立ち竦みその光景を見ている事しか出来なかった。「なんで?誰?」頭で繰替えされた。私達の世界に呆気なく大人達は踏み込んで来たのだ。
2005-07-31 00:31:00 -
449:
ぁぃら
どうしてこの場所が分かったのかは、分からない。気が付いた時、私達はポリに囲まれていた。大勢のポリが晃を押さえ込む。晃『キモイねん!触んなやっ!』最初は暴れ叫び、必死に抵抗していた。ゆうじ『ワレ、離さんかい?!』仲間達も必死に晃を逃がそうとポリにしがみつく。でもそんな抵抗は大人達を挑発したに過ぎなかった。
2005-07-31 00:39:00 -
450:
ぁぃら
ポリは晃を無理矢理引きずって行く。晃は諦めたのか殆ど抵抗もしなくなった。私は連れて行かれる晃を追い掛けた。晃『ごめんな…』私に向かって言った。パッツンに押し込まれ、走り去るのを見ていた。私は何も晃に伝えられなかった。
2005-07-31 00:44:00