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◆朝が来る度、遠ざかる貴方◆
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1:
ユウナ
私の名前はユウナ。元風俗嬢だ。
−四月−私は初めて恋をした。今も忘れられない貴方との想い出を書いてみます。
〜貴方に捧げる手紙として〜2007-10-07 21:33:00 -
11:
ユウナ
なぁ、てつクン。貴方は出会った時の事を今でもまだ覚えてる?
私は忘れたことがないよ。出会ったことがよかったのかどうか、それははっきりゆうて私にはもうわからへん。
けどな、一緒にいたあの数カ月は私にとって初めての幸せな期間やった。貴方と会えたことを何度も神様に感謝したよ。
生きていてよかったって、初めて心の底からおもっとった。なにもかもが、初めてやってん。ありがとう。愛してんで。2007-10-08 06:31:00 -
12:
ユウナ
あれは、桜が満開に咲く四月のことやったな。
その日私は、仕事が休みで暇つぶしにインターネットの中をグルグルと徘徊してた。何をみても、何に対しても興味がわくことは無かった。
そんな時見つけたんが、てつクン、貴方の自作ホームページだった。気が付けば、私はてつクンの綺麗な言葉遣いで書かれたリアルでそれでいて楽しい内容でまとめられた日記小説と、生について書かれた私的理論に見入ってしまっていた。
『この人のこと、もっとよくしりたい』そんな気持ちから、プロフィールを開いてみた。『この人が、私がこんな引かれる人が、この世に存在してたんや』読み初めて数時間、それ位てつクンに惹かれてる私がいた。2007-10-08 06:42:00 -
13:
ユウナ
【メールありやす!私は○○(ここはあえてスルーしてください)でしたが、ユウナちゃんもですか?】そんな短い内容のメールだった。
私のテンションは、久しぶりに一気に上がっていった。『やった!メール返してくれた!バリうれしいし!』
【私も、一緒の○○でしたよー!】私は、慌ててメールを返信した。メールを返さない、返したって数時間後とか数日後の私がだ(笑)こんなの初めて!私は送信ボタンをおすと、携帯を握りしめながら返信を待っていた。もう、既にてつクンに恋をしていたに違いなかった。あったこともなかった、こえすら聞いてない。
だけど凄く居心地がよかったんだ。なぜだかはわからない。だけど、こんな事は初めてだった。きっと、運命だったんだ。私は今もそう信じているよ。2007-10-08 07:03:00 -
14:
ユウナ
〜♪♪〜〜♪♪〜♪♪〜
直ぐにメールの着信音が鳴り響いた。
私のテンションはまた一気に駆け上がっていく。さっきよりもドキドキするのを押さえながら、メールを開いてみた。
【ついにきた!!○○話で盛り上がれる人を待っていたのですが面白いですね!てかいきなりですけど電話しません?!0?0********嫌やったらスルーしてください?】さっきとは打って変わって絵文字がならんだそのメールには、そこには、そう記されていた。『ダァーッ!バリ嬉しいし!ありえへん!てか、めちゃめちゃ喋ってみたいィィー!!』てつクンにであえた事で、それまで陰気くさくなっていた私の気持ちは一気に変わっていった。2007-10-08 07:14:00 -
15:
ユウナ
なぁ?てつクン。多分、貴方との出会いでやたらとテンションMAXやった私は、絶対超変な女やったやんな?(笑)
でもな、それが私の本来の姿やったんかもしれへん。なんせな、めちゃくちゃ嬉しかったんよ。
はっきりゆうて、男には不自由してへんかったし人との新しい出会いにも興味は無かった。
けどな、貴方だけは特別やってん。ほんまやで?こんなん想えるん、多分あんただけや。絶対そう言い切れるで私。2007-10-08 07:18:00 -
16:
ユウナ
ホンマは直ぐにでも、電話したかった。けどその時、たまたま元彼が遊びに来てて、電話することができへんかった。関係なんてもうとうになかった相手やったけど、私はこの元彼にいっぱいお金を借りてる状態やったから、『遊んで』っていわれたら断ることはできへんかって、正直こまっとった相手。やけど、一切男と女の関係では既に無くなって何年もたってた。
私は、電話すんのんがいやなんやって思って欲しくなくって直ぐにメールを作成した。【ごめんなさい!嫌とかやないねんけど、今来客中で・・・。かえってからでもいいですか??】ホンマは、うちも電話したいって素直に言いたかった。そやけど、〔きもい女って思われたくない。〕そんな気持ちがそれを、許してはくれへんかった。てつくんやったから。
メールして数分後、〜〜♪♪〜♪♪♪〜〜〔てつくん〕 【いいですよ♪連絡待ってます。】という優しい内容に私はますます、てつくんへの気持ちがおおきなっていってた。
なんでなんやろ・・・?ホンマにわからへん。とっくに女を捨てて売女としていきとった私が、なんでか女になってしまっとった。てつくんの、なんでもない一言で私の心が癒されていく。こんなん、はじめてやった。=風俗嬢やってことは、しられたくない=そうおもっとった。今まで、何度も『そんな仕事してる人に・・・』って。男からも、女からも、何度も?偏見な言葉言われとったから。それでも、風俗からは、上がれへんかった。〔所詮、私は売女だ。〕そう思っときたかったから。普通の女になるんがこわかったんや。期待して傷付くことが。けれど、私はもうてつクンにこいしてしまっていたから、『所詮、風俗嬢や。』って。てつクンにだけは思われたくは、なかった。2007-10-10 01:07:00 -
17:
ユウナ
それから、私は何度も遠まわしに元彼へ変えるように促した。そやけど、鈍感な元彼は腹が立つくらいその気持ちにきがつかんかった。時間でけが刻一刻とすぎてゆく・・・。
ぁあ!!電話できへんなったらどないしよう・・・。元彼には、悪いけど私の頭ん中には、もはやそれしかなかった。2,3時間が経過した時、メールの受信音が鳴り響いた。
『????』〔てつくん〕 【はよ来客をかえらせて♪】そんな内容やった。『てつくんも、私の電話まってくれてるんやぁ!!』私は、ホンマに嬉しかった。元彼なんか、そっちのけで私はてつクンにメールを返した。もう、私の視界に映るのは携帯の画面だけ。
【仕事中やゆうのに、ごめんなさい!!なかなか来客帰ってくれんくって!!】元彼には、悪いけどホンマ帰ってほしかった(笑)『なぁ。。。私なんか寝むたなってきたわ・・・。』そんな風にゆうて、私は、ますます元彼へ早く帰ってくれる様促し始めた。2007-10-10 01:32:00 -
18:
ユウナ
直ぐにてつクンから返信が来た。【いーよ♪暇やし♪いくつなん?夜の子?】ぅわ・・・。やばい、なんて答えよう・・・。てつクンが夜職や、ゆうんはホームページ見てわかってた。夜や、ゆうんはウソつきたくなかったし、仮に夜職のてつクンにキャバや、なんてウソついたところで即効ばれるに決まってる。
仕方なく私は、【22やで!!仕事は、一応夜系かな!?】って送っといた。ぁあ・・・。多分、バレルやろうなぁ・・・。なんかごっつ、憂鬱やった。次にきたてつクンのメールには案の定・・・、【じゃあ、職業あてます!!○○○!!】と有名な風俗店の名前が・・・。この時、働いてたんが、市外にあるホテヘル。その地区ではできたばっかりやのに忙しいし、いろんな風俗サイトや雑誌にも宣伝だしとった店で、私はバンバン顔出ししてかせげとったんやけど、てつクンがゆうてきたようなそんな有名店で働いてるわけでもなかったから、
私は余計に言い出しにくくなっとった。いつもやったら、何!?風俗嬢で悪い!?見たいな感じなくらいかくそうとはせえへんかった私が、何をいまさらきれいぶっとたんやろって、今思えばわらける。2007-10-10 01:51:00 -
19:
ユウナ
【○○○ではないけど、職種はあたってんでー♪】ウソをついたって、仕方が無い。せやから、私はホンマの事を話すことにした。元彼『なぁ!!何メールばっかりしてん!?』
ーあ!そうや!おったんやった!忘れとった!イタっ!!ー 私は、すっかり元彼の存在を忘れてしまっとった(笑) それ位、てつクンの事で頭いっぱいやったに違いない(笑)
ユウナ『ぁあ・・・ごめん、ごめん!!つか、悪いんやけどうちホンマいい加減眠いわ。』そう不機嫌そうに私が言うと、元彼は渋々かえる用意をし始めた。こん時の私は、人と一緒やとねることができへん。そんな私の習性を知っていたからやろうと思う。
2007-10-10 11:05:00 -
20:
ユウナ
なぁ?てつクン、私なホンマに一人や無いと眠られへんかってんで?睡眠薬いっぱい、いっぱいのまな寝られへんかってんで?せやのに、なんでやったんやろうなぁ?てつクンが隣におったら、私めっちゃ癒されて、めちゃ安心できてめっちゃグッスリねむれとったやんなぁ?(笑)
なぁ?てつくん、私な人と一定以上ちかずくんこわかってん。仕事柄もあったかもしれへんけど、実は昔何回もレイプされたり回された事とかあってそれから余計やってん。
なぁ?てつくん。それやのに、私てつくんとはずっとひっついておきたかってん。ずっと、手握っておきたかってん。人の体温がいややった私な、実は手なんかつなぐん6年ぶりやってんで(笑)
なぁ?てつクン、これ読んでる?わたしな、ホンマに幸せやってん。ホンマに大好きやってん。もっともっと一緒におりたかってん。もっともっと一緒におって、てつクンにもっともっと幸せにしてもらいたかってん。私、欲張りやったんかな?てつクンがずっと隣でおって笑ってくれてる、私それだけで、十分幸せやった。それが、私の1番のワガママで、欲張りやったんやんな・・・??『ごめんな?』2007-10-10 11:18:00