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『これがあたしの生きる道』
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1:
朝日 ◆oYMPPWw31U
1枚のハガキ。
『結婚しました』
幸せそうに微笑む2人。
大丈夫、あたしもあんたも、ちゃんと笑えてる。2005-11-29 00:55:00 -
15:
朝日 ◆oYMPPWw31U
世間話をするものの、普段よりよそよそしいまま、時間だけが過ぎていく…(絶対今日は、キスするねん!)意気込んでみるものの、2人の距離は、テーブルを挟んで座っていて、手さえ届かない。(まずどうやって、今井君の隣へ行こう…?)それすらも分からんまま、他愛もない話をし続けて、外はもう暗くなっていた。
2005-11-29 02:39:00 -
16:
朝日 ◆oYMPPWw31U
かれこれ4時間くらい、キスで頭がいっぱいのまま、どうでもいい話を、延々としていた。(ミスチルのアルバム、もう4回くらい流れてるやん…違うのんかけろよ…)もう帰りたくなってきたあたしは、勇気を振り絞って言った。朝日『今井君、あたしの隣来て…?』
2005-11-29 02:44:00 -
17:
朝日 ◆oYMPPWw31U
その時あたしはソファーに、今井君は地べたに座っていた。今井君『えっ…』何となくキョドりながらも、今井君は黙って、あたしの隣に来て、腰をおろした。あたしも黙って、今井君の肩に頭を乗せて、今井君にもたれ掛かった。ドキドキいってる心臓の音が、聞こえるんじゃないかと思うくらい、あたしの緊張はMAXやった。
2005-11-29 02:52:00 -
18:
朝日 ◆oYMPPWw31U
期待と緊張を胸に、あたしの頭は、キスへの回想でいっぱいいっぱいになる。そこから1分経過…、2分経過…、3分経過…、…………。身動き取れへんまま、だんだん心臓のドキドキも、緩やかになってくる。(今井君…?)
2005-11-29 03:03:00 -
19:
朝日 ◆oYMPPWw31U
いっこうに何もして来ない今井君に、だんだん腹が立ってくる。朝日『あのさ…』今井君『ん?』優しく今井君が聞き返す。朝日『あたしそろそろ、帰らなアカンわ…』イライラを押さえながら、淋しそうに言った。今井君『そっか…』そう言うなり、あたしを包んでた腕が、スルリと解かれた。今井君『んじゃ送るわ!』
2005-11-29 03:09:00 -
20:
朝日 ◆oYMPPWw31U
朝日『いいわ!道覚えたし、1人で帰る!』急に怒鳴るように言ったあたしに、今井君は、?顔をしていた。あたしはお構いなしに、1人で家を出て、チャリを漕ぎ出した。(今井君は、あたしとキスしたないんかぁ…)焦っていた自分が恥ずかしいのと、キスして貰えへんのが悲しいのと…でも今井君に、何かがっかりした。その気持ちが、1番大きかった。
2005-11-29 03:18:00 -
21:
朝日 ◆oYMPPWw31U
結局クラス替えになる最後の日まで、今井君と話す事はなかった。自然消滅みたいな形で、あたしと今井君は終わった。春休みに入る最後の日、今井君から手紙を渡された。今井君『これ読んで』それだけ言って、今井君は走って行った。
2005-11-29 03:33:00 -
22:
朝日 ◆oYMPPWw31U
『藤嶋へ(あたしの名字)
何か話されへんまま、クラス替えになってもうたな。お前が家に遊びに来た日、あの日が最後の、デートやったんか…俺あの日な、めちゃめちゃ緊張しててん。今更やけどな、俺はあの日に、お前とキスしたくて、どうしたらいいんかって、それで頭ん中いっぱいいっぱいやった。』2005-11-29 03:41:00 -
23:
朝日 ◆oYMPPWw31U
『エロいとか思うなよ!だってやっぱり、好きな子とは、キスしたいって思うやんか。でもお前が嫌がったらどうしようとか、でも1番はどうしたらいいんかとか、全く分からんかって、1人で焦ってたわ★せっかく来てくれたのに、お前にはしょうもない思いさせたから、嫌われたんかなぁ?ごめんな。』
2005-11-29 03:47:00 -
24:
朝日 ◆oYMPPWw31U
『まぁでも、俺は今でも、お前の事好きやから!また嫌われんのが恐くて、クラス替えん時まで言えんかったけど…まぁ気向いたらでいいから、返事ちょうだい。期待せんと待っとくし。じゃあな。バイバイ。
PS…次は3年。引退まで、お互い部活頑張ろうな!
今井より』2005-11-29 03:57:00 -
25:
朝日 ◆oYMPPWw31U
読んだ後、胸がキューッと締め付けられた。今井君も、あたしとキスしたいって、思ってくれてたんや。何かあたし1人で怒って、今井君避けて、あたしって最低やん。そんなあたしやのに、今井君はまだ、好きって思ってくれてるんや。何かな…人を好きになるって、付き合うって、あたしまだ良く、分かってないな。
2005-11-29 04:03:00 -
26:
朝日 ◆oYMPPWw31U
そして春休み、あたしは部活にひたすら専念した。今井君に返事を書く気はなかった。今井君の気持ちは嬉しかったけど、また付き合うとかは、何となく無理やったから。そうこうして、春休みは終わっていった。明日からは3年生か。頑張ろう!
2005-11-29 04:09:00 -
27:
朝日 ◆oYMPPWw31U
あたしの14歳は、恋に恋してる…、そんな感じやった。初めての彼氏、初めて付き合う事に憧れて、自分が傷付く事ないまま終わった。相手を傷付けた事さえ、分かっていなかったと思う。人を好きになるって、どういう事なんやろう…
2005-11-29 04:15:00 -
28:
朝日 ◆oYMPPWw31U
読んでくれてる方、いないと思いますが…( ̄▽ ̄;)今日はこれで終わります。
2005-11-29 04:25:00 -
29:
名無しさん
読んでるょ??
2005-11-29 05:46:00 -
30:
?
続き書ぃτ?
2005-11-29 13:00:00 -
31:
名無しさん
サルビァ書いてた方ですか?
2005-11-29 13:48:00 -
32:
朝日 ◆oYMPPWw31U
32さん、読んでくれてて、めっちゃ嬉しいです??頑張って書くので、これからもヨロシクです?
?さん、もう少し遅くに、更新するつもりです??読んで頂いてありがとうです??
34さん、そうです。『サルビア』とは全く違う感じの話ですが、良かったら読んで下さいねo(^-^)o2005-11-29 23:24:00 -
34:
朝日 ◆oYMPPWw31U
36さん、ありがとうございますm(__)m
2005-11-30 01:42:00 -
35:
朝日 ◆oYMPPWw31U
━15歳━
3年生になった。今井君とはクラスが離れて、何となくやけどホッとした。普通に友達も出来て、平穏な生活を送っていた。
『なぁ、宿題写さして!』そう声をかけてきたのは、秋だった。朝日『たまには自分でしたら?』そう言いつつも、プリントを差し出す。2005-11-30 01:48:00 -
36:
朝日 ◆oYMPPWw31U
差し出されたプリントを、必死で写している、秋と拓郎…2人は金髪の髪の毛に、変形させた制服。いわゆるヤンキーというやつだった。何故かは分からないが、あたしはこの2人に、良く話しかけられる。全くもって違う人種な気がしてたけど、話すと意外に、2人ともいい奴だった。
2005-11-30 01:56:00 -
37:
朝日 ◆oYMPPWw31U
朝日『てか次、授業出るんや?』秋『最近俺ら真面目やろ?』朝日『雨でも降るんちゃうん…』
一緒のクラスになる以前から、2人の存在は知っていた。秋は、年上やら年下やら、やたら美人な女の子を、とっかえひっかえしているという噂を、良く耳にしていた。典型的な遊び人タイプだ。拓郎はクールな感じで、女の子の噂は一切なかった。何にせよ、2人とも見た目は男前で、ヤンキーじゃない子達も、ひそかに憧れていた。2005-11-30 02:08:00 -
38:
朝日 ◆oYMPPWw31U
あたしと秋のやりとりを横目に、拓郎『いつもありがとうな』拓郎が笑って言った。バチンッ!朝日『あんたもお礼くらい言え!』秋の背中を叩くあたし。拓郎はフッと笑って、『本間に…お前たまには、ありがとうとか言うてみ〜?』と、秋に言った。秋『どうも〜』朝日『気持ちこもってないし!』
2005-11-30 02:18:00 -
39:
朝日 ◆oYMPPWw31U
今まで全く違う世界にいると思っていた2人が、あたしと喋っている…でも何だか、心地良かった。秋は、クラスの女の子達にもちょっかいを出したりするが、拓郎は、全くと言っていいほど、あたし以外の女の子とは話さなかった。それがあたしは、嬉しかった…あたしは拓郎の事が、気になっていた。
2005-11-30 02:24:00 -
40:
??
続き気になります?最後まで読ましてもらいます☆
2005-11-30 02:26:00 -
41:
まぃ
サルビア読みました?今回も実話ですかぁ?ガンバって完結させてくださいね?応援してます??
2005-11-30 03:22:00 -
43:
名無しさん
????????????
2005-11-30 23:31:00 -
44:
朝日 ◆oYMPPWw31U
??さん、まだ?全然おもしろくないトコやのに、続き気にしてくれて嬉しいです?ありがとうです?
まぃさん、読んでくれて、応援してくれてありがとう??サルビアは実話じゃないですよ?これもフィクションです?
45さん、ありがとうございますm(__)m
46さん、?いっぱいありがとう?2005-12-01 02:05:00 -
45:
朝日 ◆oYMPPWw31U
気になると言っても、何をする訳でもなく、毎日拓郎の顔を見られて、話せるだけで、あたしは幸せだった。あたしはもうすぐ引退する部活に励み、秋と拓郎とは、教室以外では関わる事はなかった。季節は流れ、7月、あたしは部活を引退した。
2005-12-01 02:13:00 -
46:
朝日 ◆oYMPPWw31U
けっこう真剣に、部活をしていたあたしには、部活を引退した事で、生活のリズムも変わってきた。放課後に何もする事がない…周りの彼氏持ちの友達は、中学生活最後の夏に向けて、彼氏とのデートの計画に夢中だった。拓郎は夏休み、何して過ごすんやろう…
2005-12-01 02:18:00 -
47:
朝日 ◆oYMPPWw31U
今まで部活の事で頭がいっぱいやったあたしの胸に、拓郎が占める割合が、少しずつ多くなっていった。相変わらずの教室の風景、あたしと秋と拓郎で、くだらない話で盛り上がっていた時だった。
秋『もうすぐ夏休みや〜ん!楽しみやわぁ!』この頃秋には、操チャンという、2こ下の彼女がいた。朝日『何が楽しみなん?』2005-12-01 02:23:00 -
48:
朝日 ◆oYMPPWw31U
秋『は?だって花火とか祭とか、めちゃめちゃ操と行くとこあるし!』朝日『ふぅん』そういえば、昨年も一昨年も、あたしは部活の友達と、花火や祭に行っていた。(でもあの子ら、彼氏出来たしな…今年はどうしよう…)何て事を思っていたあたしに、秋『てかお前ら付き合ったら?』(は?こいつはいきなり何言いよんねん?)
2005-12-01 02:29:00 -
49:
朝日 ◆oYMPPWw31U
朝日『へっ?あへっ?あ゛…うん…』拓郎のセリフにびっくりして、何ともまぬけな声が出た。秋『マジで〜?カップル誕生〜?』自分で話を振ったくせに、秋は目を真ん丸くさせて驚いていた。でも自分の事のように、喜んでくれてたっけ…
こうしてあたしと拓郎は、付き合う事になった。2005-12-01 02:46:00 -
50:
みぃ?
読んでまふ?頑張って?
2005-12-01 11:56:00 -
51:
?あみ?
やっとハッケーン??次のもおもろそぅ(´∀`)頑張って下さい◎◎読みにくくなったらあかんから、感想は完結なってから書きます?応援してるねっ(ノ^^)八(^^ )ノ
2005-12-01 18:15:00 -
53:
朝日 ◆oYMPPWw31U
みぃ?さん、読んでくれてありがとう?頑張って書きます??
あみさん、発見してくれてありがとう(≧▽≦)/ まだ?話は盛り上がってないけど、徐々に盛り上げていくからね〜♪これからもヨロシクね〜♪
56さん、ありがとうです!2005-12-02 01:45:00 -
54:
朝日 ◆oYMPPWw31U
その日は普通に、学校が終わるなり、拓郎と秋は、どっかへ行ってしまった…(あれ…?一緒に帰ったりとかせんの…?)イマイチ付き合うきっかけも、軽い感じやったし、あたしは少し不安になって、家へと帰った。
2005-12-02 01:48:00 -
55:
朝日 ◆oYMPPWw31U
ベッドにゴロンと横になる…(拓郎は本間に、あたしと付き合う気あるんやろうか…もしかして、冗談やったとか…そもそもあたしの事を、好きやったんかな…)色んな不安が、胸を過ぎる…
2005-12-02 01:52:00 -
56:
朝日 ◆oYMPPWw31U
その時、『朝日〜!松田君って子から、電話やで〜!』オカンの声で、ベッドから跳び起きた。朝日『はいは〜い』急いで子機を取りに行き、また部屋に戻って来る。深呼吸して、保留ボタンを解除した。朝日『もしもし?』
2005-12-02 01:56:00 -
57:
朝日 ◆oYMPPWw31U
拓郎『あ…俺。分かる?』朝日『分かるで!』拓郎『めっちゃ緊張したわぁ…今のおばちゃん?』朝日『そやで』『……』『……』急に言葉を失って、2人とも沈黙してしまった。沈黙を破るように、拓郎がゆっくり話しだす。
2005-12-02 02:01:00 -
58:
朝日 ◆oYMPPWw31U
拓郎『あんな、今日の事…』(えっ?何?やっぱり無しとか言われるん?)拓郎『お前本間に、俺でいいの?』朝日『…』何て言ったらいいのか分からなくて、黙り込むあたし…拓郎『もしかして嫌やった?』朝日『それはない!いや!むしろ嬉しいから!』あまりの大声と、あたしの必死さに、電話越しで、拓郎がプッと吹き出した。
2005-12-02 02:05:00 -
59:
朝日 ◆oYMPPWw31U
拓郎『いや、良かった…ほなええねん!』2人して緊張の糸がほどけたのか、軽く世間話をした。最後に拓郎が、『ほなこれから、ヨロシクな!』そう言った。朝日『うん!』そう言って、電話を切った。
(夢じゃない…)軽くほっぺたをつねった。(今日から本間に、あたしと拓郎は、付き合ってくんや…)2005-12-02 02:09:00 -
60:
朝日 ◆oYMPPWw31U
今井君の時とは、何か違う…それが何でかは分からへんけど、きっと付き合う前から、拓郎に好意を寄せていたから。付き合った喜びが、今井君の時よりも、大きかった。(今度こそは、いっぱいデートしたり、キスしたり…)何て、これから始まる未来にウキウキしながら、あたしは胸を膨らませていた。
2005-12-02 02:14:00