小説掲示板【triangle】…☆☆☆のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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【triangle】…☆☆☆

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  • 1:

    里菜

    あの頃の三人、今の三人。おかしな位変わった。

    今となれば笑い話だけどあの頃のあたし達、幼すぎて頑張り過ぎてたね。

    あたしにとってかけがえのないtriangle。

    2006-02-25 19:31:00
  • 170:

    里菜

    〜♪♪♪〜
    着信【桜君】
    "あぁも-そんな時間か…"あたしはいつも通り、電話に出る。
    里『はいはい☆おはようっ♪』桜『おはよう♪』
    そこからはいつもの会話。

    2006-03-07 01:09:00
  • 171:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 172:

    里菜

    167さん?
    ありがとうございます?

    2006-03-07 01:11:00
  • 173:

    里菜

    中断します?

    2006-03-07 01:11:00
  • 174:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 175:

    里菜

    と思ってたのは、どうやらあたしだけのようだった―。
    桜君のあたしへの信用が音を立て、崩れていく事なんて…
    その時のあたしはまだ知る由もなく――

    2006-03-07 11:57:00
  • 176:

    里菜

    それからのうちら3人は泥々の毎日だった。
    店が終わると桜君に内緒で優梨と逢う日々。
    店の中でのメ-ルのやり取り。手紙のやり取り。
    ヘルプにも誰にもばれないように、そのスリルを楽しんでいた。
    ―が、勘の鋭い桜君が気付いていない訳がなかった。

    2006-03-07 11:58:00
  • 177:

    里菜

    当のうちらは腹の探り合い。
    ばか正直なあたしは、桜君との全てを優梨に話し、何の根拠もなく、優梨の事を信用しようとしていた。
    しかし優梨はというと
    『桜君とは付き合ってない』『千晶が行ってるから、あたしも店に行ってるだけ』―とあたしに話していた。
    ―その言葉を信じようとしながらも、あたしの中から疑いの心が晴れる事はなかった。

    2006-03-07 12:00:00
  • 178:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 179:

    里菜

    "やっぱりな―…"この時のあたしは、もう疲れきっていた。
    どうしようもない三角関係。
    桜君の事が真剣に好きなだけに、あたしの心のダメ-ジは、思ったよりきついものがあった。
    桜君に優梨との事を話してしまえば、何かが崩れ始める―
    そう分かっているだけに、何も行動に移せず、我慢するしかない自分がいた。

    2006-03-07 12:03:00
  • 180:

    里菜

    『も-桜にゆおか』
    あたしの気持ちは固まっていた。
    『ゆうん?』と言う優梨の問いにも、
    『うん。なんかも-腹立ってしゃあないわ』と、笑って見せてみた。
    優梨はあまり何も言わなかった。

    2006-03-07 12:04:00
  • 181:

    里菜

    "真実を知ってしまうのが怖い"
    そんな事はお互い様。
    ただ、この時のうちらは、ただ純粋に桜と自分の関係を信じていたから―
    いつかは知る筈の真実―
    今なら…今なら知ってしまってもいいよね―…?

    2006-03-07 12:04:00
  • 182:

    里菜

    中断します?

    2006-03-07 12:05:00
  • 183:

    名無しさん

    メッチャ楽しい?続き書いて?

    2006-03-08 04:43:00
  • 184:

    里菜

    あたしは桜君にメ-ルを打った。
    『今日終わってから話あんねんけど、空いてる?』 ピッ -送信完了-

    あたしの頭の中は爆発しそうなくらい、怒りと悲しみで溢れていた。
    逆に、そこまでいくと、も-軽く開き直れるぐらいまでやった。

    2006-03-08 09:30:00
  • 185:

    里菜

    優梨はというと、複雑そうな顔をしていた。
    笑っていても、笑えてない、そんな感じやった。
    すると
    〜♪♪♪〜【桜君】
    桜君から電話が鳴った。

    2006-03-08 09:34:00
  • 186:

    里菜

    "電話かい…"意を決して電話に出てみた。
    里『はい』
    桜『何やねん』
    苛々しているのがモロ分かる口調で桜は言った。
    里『だから話あんねん』桜『だから何やねんゆ-てんねん』更に苛々し出した桜に、普段あまりキレないあたしまで少し苛々してきた。

    2006-03-08 09:38:00
  • 187:

    里菜

    里『とりあえず終わったら連絡して』
    そう言うと、電話は勝手に切られた。
    勘の鋭い桜の事やから、この時にはもう何となく気付いてたんちゃうかな、とあたしは思う。
    里『行こか』
    "連絡無しで帰られたら困る"そう思ったあたしは、優梨とビル下で待ち伏せする事にした。

    2006-03-08 09:42:00
  • 188:

    優梨

    しかし、相変わらず優梨の顔は曇っている。
    "なんでっ―?"そう思いながらも、あたしはその事について何も触れられなかった。
    ビルの下に着き、優梨と喋りながら、桜が下りてくるのをひたすら待った。
    すると2人の従業員が下りて来た―…

    2006-03-08 09:46:00
  • 189:

    里菜

    191さん?
    楽しいとか最強の誉め言葉です???
    まだ?続くんで、引き続きお付き合いよろしくです(′・?・)?

    2006-03-08 09:50:00
  • 190:

    里菜

    中断します?

    2006-03-08 09:51:00
  • 191:

    里菜

    『あれ?何してんの-?』1人の従業員があたし達に声をかけた。
    すると、あたしらの顔を交互に見るなり、だんだん顔色が変わっていくのが分かった。
    『いやいや何してるんっ!あかんてっ!』
    あたし達の担当が被っている事に驚いたのであろう、従業員はめちゃくちゃ焦っている。
    『桜君は?ちょ、呼んでくれへん?』そう言うと、従業員はダッシュで上に上がって行った。

    2006-03-08 14:44:00
  • 192:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 193:

    里菜

    『何してんねん』
    やけに偉そうな桜君の言葉にあたしは"何しにそない強気やねん"と怒りがこみ上げてきた。
    『何してんとかちゃうやん。−体ど-ゆう事なん?説明して-や。』
    強気に言ってみたものの、あたしは今にも泣き出してしまいそうな位、怖くて仕方なかった。

    2006-03-08 14:52:00
  • 194:

    里菜

    『何がやねん。おまえらよ-やってくれたの〜』と言う桜君にあたしは
    『ど-ゆう事なん?優梨とも付き合ってんやろ!?嘘ばっかやん!!』
    と泣き叫んでいた。
    『…も-無理や。帰れ。』
    冷静に淡々と答える桜君に、どうしたらいいか分からなくなったあたしは、近くにいた真の胸に飛び込んで泣き叫んでいた。

    2006-03-08 14:55:00
  • 195:

    里菜

    『悔しいっ…悔しい…!なんでなんっ!?なぁ!!なんでなんっっ―…』
    必死に真に問いかけるあたし。
    辛かった。めっちゃ悔しくて仕方なかった。
    そんなあたしに真は
    『おまえな、優梨を目の前にしたら、桜はあ-ゆうしかないやろ?とりあえず今日はも-帰れ。なっ?俺からも桜にちゃんとゆうといたるから…』

    2006-03-08 14:59:00
  • 196:

    里菜

    あたしは惨めな気持ちで一杯になった―。
    何も言わない優梨。
    あほみたいに泣き叫ぶあたし…。情けなくもなるよね?
    どんなに痛い子になってもいい。桜君があたしの事を1番に好きでいてくれるなら…
    あたしはそれだけで良かったのに…。

    2006-03-08 15:01:00
  • 197:

    里菜

    桜君と真は帰って行った。
    "−体、何の意味があったんやろ―…"
    あたしは抜け殻状態やった。
    その後、優梨と何を話したかなんて全く覚えてない。
    ただ、虚しさと敗北感だけが…あたしの中に残った。

    2006-03-08 15:04:00
  • 198:

    里菜

    それからの桜君とあたしの間には、分厚い壁が出来たようだった。
    信用を失ったあたし。
    信用を失った桜君―。
    それはもう修復不可能なまでに音を立て、今までのうちらはまるでなかったかの様に…取り返しのつかない程の距離感ができてしまった。

    2006-03-08 15:08:00
  • 199:

    里菜

    あたしは泣く事が増え、毎日の様に泣いていた。
    "も-誰も信じれへん"

    それでも店に行く事をやめなかったあたしは、店の中でも病みっぱなしの泣きっぱなしだった。
    そんなあたしに疲れきっていただろう桜君が―…とうとうあたしに別れを切り出した。

    2006-03-08 15:15:00
  • 200:

    里菜

    中断します?

    2006-03-08 15:16:00
  • 201:

    里菜

    『もう別れよか』
    予想していたような桜君の言葉に、あたしの目からは涙が溢れ出た。
    あたしは首を振り続ける事しかできず、別れを頑なに拒んだ。
    桜君は疲れきったようにため息ばかりついていた。
    『嫌や…絶対嫌や…っ』

    2006-03-08 23:56:00
  • 202:

    里菜

    『失った信用を取り戻すのって難しいねん。分かるけ?』
    呆れた様に、桜君はゆっくりとあたしに話す。
    『分かるっ―…』
    "お互い様やん―"
    そんな台詞、あたしに言える筈がなかった。

    2006-03-08 23:59:00
  • 203:

    里菜

    あくまで桜君は仕事としてしている事―
    けれど、水商売初心者のあたしには、そんな事分かる筈がなかった。
    【色恋・枕】―
    そんな言葉も、意味さえも知る筈がなかった―。

    2006-03-09 00:01:00
  • 204:

    里菜

    『頑張って信用取り戻すからっ…別れるなんて言わんといて―…っ』
    桜君は大きなため息をつき、それ以上は何も言わなかった。

    この時に…この時に別れていれば…良かった?
    そうすれば、これ以上の辛い想いをする事はなかった―…?

    2006-03-09 00:04:00
  • 205:

    里菜

    それからの桜君は、あたしの席に着いてくれる事わなくなった。
    席どころか、電話やメ-ルさえも繋いでくれない…地獄のような日々が始まった。

    2006-03-09 00:06:00
  • 206:

    里菜

    優梨はというと、あの修羅場の日からずっと、店に行っても席に着かず、電話やメ-ルさえも繋いでくれない、あたしと同じ状態が続いていたようだった。

    まさに、あたしと優梨は同じ立場に置かれていた―。

    2006-03-09 00:10:00
  • 207:

    里菜

    優梨には常に報告していた。
    ≪今日も桜君、席ついてくれへんかったわ…≫
    あたしは無神経過ぎたんかもしれない。
    少なくともあの時の優梨は、桜君の事好きやった筈よな―?
    あたしは自分しか見えてなかった。

    2006-03-09 00:14:00
  • 208:

    優梨

    しばらくすると、優梨は店に来なくなった。
    あたしもそうなりたかった。なれるもんならなりたかった。
    …けど、あたしには桜君しか…見えてなかった。
    ≪どうすれば嫌いになれる?≫≪どうすれば楽になれる?≫そんな問いかけに答えなど出なかった。

    2006-03-09 00:17:00
  • 209:

    里菜

    そんな日々が続く中―
    ある日、桜君が昔の様に戻り始めた。
    いや、それは戻ったフリにしか過ぎなかったのだけれど―

    それはきっと同情心から来る、その時の桜君の精−杯だったんだろう。

    2006-03-09 00:22:00
  • 210:

    里菜

    中断します?

    2006-03-09 00:23:00
  • 211:

    里菜

    2人の前に立ちはだかる分厚い壁が変わる事はなかった―。

    『おまえ、まだ優梨と連絡取ってるんけ?』
    突然の桜君の質問に、あたしは少し戸惑った。

    2006-03-09 13:58:00
  • 212:

    里菜

    嘘はつけない。カマかもしれないから―
    もう嘘はつきたくないから―…
    あたしは正直に
    『うん…取ってる…』
    そう答えた。

    2006-03-09 13:59:00
  • 213:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 214:

    里菜

    "なんでどっちか選ばなくちゃいけない?"
    確かに優梨との日々はまだ浅いかもしれない。
    けどあたしは少なくとも優梨に対しての運命は感じてた。
    "無くしたくない―"
    素直にそう想ってた。

    2006-03-09 14:03:00
  • 215:

    里菜

    けどどちらか選ばなきゃいけない― なら、あたしは桜君を選んでやろうやん。
    選んだらいいんやろ?
    それで桜君があたしだけの物になるなら―

    あたしは間違ってた?

    2006-03-09 14:05:00
  • 216:

    里菜

    いや、間違ってなかったんだよ。
    運命はずっと昔に決まってた。
    ≪二兎追うもの−兎も獲ず≫
    そんな言葉、嘘ばっかり。
    もしその言葉に嘘がないと言うのなら―あたしは奇跡を起こした世界で1番の幸せ者だ。

    2006-03-09 14:11:00
  • 217:

    里菜

    あたしは覚悟を決めた。
    勝手な選択かもしれない。あたしのエゴに過ぎない事も分かってる―。

    優梨…ごめん…。

    2006-03-09 14:13:00
  • 218:

    里菜

    『あたし、やっぱり桜君の事裏切れへん。もう連絡取るんやめよ?―』
    ピッ -送信完了-

    "これで良かったんや…"
    あたしは必死に自分に言い聞かせた。

    2006-03-09 14:15:00
  • 219:

    里菜

    けれど―…そんなにすんなり神様はあたしに微笑んではくれない。
    そんな簡単に幸せは手に入る筈がない―。

    何も変わらない日々が過ぎる中、気付けばもう新しい年を迎えようとしていた―。

    2006-03-09 14:18:00
  • 220:

    里菜

    ある日、桜君が嬉しそうにあたしにある報告をしてきた。
    『里菜!俺、来月から新店で店長する事なってんけ〜っ☆』
    『店長!?まじで!?すごいやん!!おめでと〜☆』
    あたしは素直に嬉しかった。
    桜君の喜びはあたしの喜び。新店の名前も−緒に決め、−緒に辞書を引いて決めた―のに―…

    2006-03-09 14:23:00
  • 221:

    里菜

    あたしは、この桜君の新しいお店で、桜君との別れを―
    迎える事になる―。

    2006-03-09 14:24:00
  • 222:

    里菜

    中断します?

    2006-03-09 14:25:00
  • 223:

    里菜

    何も変わらないあたし。
    何も変わらない桜君―
    2人の状況は、何も変わる事はなく―
    あたしの気持ちはだんだんと変わり始めた。
    いや、諦めの気持ちが出始めたんだろう―。

    2006-03-10 22:49:00
  • 224:

    里菜

    桜君といても楽しくもない。大した会話も交わさない―

    "−体あたしは何をしてるんやろ""何しに来てるんやろ"―

    そう思い始めると、2人に別れが訪れるのは、そう早くはなかった。

    2006-03-10 22:53:00
  • 225:

    里菜

    忘れもしない、2月のまだ寒さも解けない、冬真っ直中のある日―
    あたしは桜君に別れを告げられた。

    平原綾香のjupiterがリピ-トで鳴り響く店内―
    それはまるでその日の為に用意されたかのような、その時のあたし達にぴったりな演出だった―。

    2006-03-10 22:54:00
  • 226:

    里菜

    『おはよう♪』
    別れの場にはふさわしくない程、明るい桜君。
    けれど彼は、何か大きな決意をしたかの様な―嘘−つない目で、どこか遠くを見つめていた。

    そんな中、彼があたしに放った言葉は―…

    2006-03-10 22:57:00
  • 227:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 228:

    里菜

    いつもの声と同じト-ンで、彼はあたしに放った―。

    前とは違ったんよ。
    全然違ったんよ―。
    あたしに止める隙なんて与えへんくらい、桜君の言葉に、目に、戸惑いはなかったんよ―…

    2006-03-10 23:00:00
  • 229:

    里菜

    誰がそんな桜君を止める事ができる?
    ―あたしには無理。
    もう来るべき時が来てしまったんや―

    あたしは静かに頷いた。

    2006-03-10 23:01:00
  • 230:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 231:

    里菜

    あたしの目からは涙が止まらなかった。
    隣の桜君の目からも、涙は流れ落ちていた―。

    あたしは頷く事しかできずただ、ただ下を向き、声をあげて泣いていた。

    2006-03-10 23:05:00
  • 232:

    里菜

    本当は別れたくなんかないよ。
    ―けど、このまま付き合っていてもきっと何も変わらないから―…。

    "終わったんや―…"
    絶望感と共に、あたしはどこか、ホッとしていたのかもしれない。

    2006-03-10 23:08:00
  • 233:

    里菜

    今までの時間に終幕を下ろす事が、これほどにも辛い事か―
    あたしは、どこか1つ、強くなれた気がした。

    2006-03-10 23:09:00
  • 234:

    里菜

    本当に大好きだった、そして今でも大好きな桜君。
    どうか、あたしとの日々をなかった事にはしないで。
    記憶の片隅にでもあなたは残してくれてる―?

    "桜君、ありがとう。"

    2006-03-10 23:11:00
  • 235:

    里菜

    中断します?

    2006-03-10 23:15:00
  • 236:

    名無しさん

    2006-03-11 06:03:00
  • 237:

    里菜

    そこからのあたしは、ホストに対しての見る目は大きく変わった。

    色恋に枕、"あぁ、ホストってそ-ゆう世界なんや"
    桜君と別れてから、やっとそれを理解したあたし。
    桜君との1年であたしは色々な事を学んだ。

    2006-03-11 08:55:00
  • 238:

    名無しさん

    2006-03-11 16:19:00
  • 239:

    名無しさん

    2006-03-11 16:22:00
  • 240:

    里菜

    桜君の店に行かなくなったあたしは、毎日暇な日を過ごしていた。
    仕事も行かない、特に遊びに行く事もない。

    『あ-暇やぁ…』
    家にいても思い出すのは桜君の事ばかり。

    2006-03-13 12:53:00
  • 241:

    里菜

    "優梨に?してみよ"
    とことん勝手なあたしを、優梨は受け入れてくれるだろうか?

    優梨も、あたしが行かなくなるちょっと前から、もう店にはあまり来ていなかった。
    たまに見かける事はあったが、お互い気まずい気持ちがあるのか、愛想笑いぐらいしか交わす事はなかった。

    2006-03-13 12:56:00
  • 242:

    里菜

    崩れてしまった、3人の関係。―は、とりあえず保留として…

    あたしは優梨に?をする事にした。
    ≪優梨?久しぶり??元気してる?≫
    ピッ -送信完了-

    2006-03-13 12:58:00
  • 243:

    里菜

    "あたしはこれからどうなるんやろ…"
    考える事はそんな事ばかりだった。
    桜君との別れは仕方ない、と自分の中でくぎりはつけている。
    なんせ、あたしも納得した上の別れやからね。
    認めざるおえない。

    2006-03-13 13:01:00
  • 244:

    里菜

    〜♪♪♪〜
    想いにふけっていると、優梨からの指定着信音が部屋中に鳴り響いた。

    急いで?を手にし、ドキドキしながらも?画面を開くと―…
    『里菜おひさやん??優梨は相変わらず元気にしてますよ???里菜は?桜の店行ってるん?』

    2006-03-13 13:05:00
  • 245:

    里菜

    あたしの勝手で終わったにも関わらず、こうやって普通に接してくれる優梨に、あたしは感謝の気持ちで−杯だった。

    そこからはお互いの近況を話したり、もちろん桜君と別れた事もすべて話した。

    そして後日、優梨と久々に遊ぶ事になった―。

    2006-03-13 13:10:00
  • 246:

    里菜

    待ち合わせはミナミのかに道楽の前。
    ひつこいスカウトやキャッチを無視しながら、ちょっと遅刻癖がある優梨を1人待つ?
    …?いや、あたしがいつも早すぎるんか?

    2006-03-13 13:14:00
  • 247:

    里菜

    『優梨?久しぶり??』人が行き交う中、久々の再会にはしゃぐ2人。

    『とりあどっか入ろっか?』そう言って、とりあえずお馴染みびくドンにて腹ごしらえをする事にした。

    お互い注文を済ませ、久しぶりの再会に華を咲かせる。

    2006-03-13 13:19:00
  • 248:

    里菜

    優『で?なんで桜と別れたんやな?』少し悲しげな顔で、優梨はあたしに聞いてきた。
    里『ん-…なんでやろ?里菜も疲れたしな?』
    苦笑いでそう伝えると、優梨も少しつられたように苦笑いで返した。

    『てかなぁ…優梨、1つ里菜に言わなあかん事あるわ』すこし俯いてそう話す優梨に、あたしは何となくその時、優梨はあたしに何の話をしようとしているのかは、分かった様な気がした。

    2006-03-13 13:26:00
  • 249:

    里菜

    『里菜な、たぶん勘違いしてると想うんやけど―…優梨な、桜の事は本気違ったで?』難い表情を変える事なく、優梨はあたしにそう話した。

    『ん…そっかぁ。じゃあ何やったん?遊び?』いつものテンションで軽く聞くあたしに、
    『遊びってゆうか、そら付き合ってる時は好きやったで。けどそれはあくまで、ホストとしての桜がって話や。里菜と関わってくうちに、優梨の知らん部分とかいっぱい見えていった。そしたら"あっやっぱそやったんや"って思えてくる部分が−杯あってな。"あ-、優梨ってそこまで桜の事好き違ったんやなぁ"って思えてきたんやんか…。里菜に対して意地になって店行ってる部分もあったしな』と優梨は答えた。

    2006-03-13 13:37:00
  • 250:

    里菜

    『そっかぁ…』
    そう答えずにしかいられないあたしに、優梨は
    『だから里菜頑張ってな?優梨なんかに気遣う必要全くないんやで?』
    と少し声を荒げて伝えた。

    2006-03-13 13:41:00
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