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?勝つのはどっち??
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1:
理紗
風嬢の理紗とキャバ嬢の沙耶。1人の男を巡って、今日も壮絶なバトルを繰り広げる。??
2006-01-04 01:32:00 -
301:
削除削除されますた
あぼ~ん -
302:
理沙
「はいよっ!!」姉さんが屋台に入り、さっきまで姉さんの代わりをしていた女の子二人のうち一人が外へ出てきた。どっかのキャバ嬢だろうか。ご機嫌に歌なんか唄って…。今は何してても楽しいんやろな。。ボンヤリ屋台を見てると、その女の子と目が合う。すると明るい笑顔で返してくれた。中にいる女の子も姉さんにいろいろ教えられて「あっつ!!ばりあっつい!!」と言いながらも焼くのを楽しんでる。『最近…ほんまに楽しいと思った事なんてなかったなぁ。。』「いらっしゃいませぇ〜!!」「あれ??理沙さん何してんスかぁ??」龍の店のホスト君だ。『ちょっとね。』「代表と龍さん心配してましたよ??てか、ナンボ対ナンポでどっちが勝ったんスか??」
2006-03-02 04:37:00 -
305:
理沙
あさん?名無しさん?おおきに?
2006-03-02 22:53:00 -
306:
理沙
『…』「こんな所でそんなん聞くモンとちゃう!!どこのホストが聞いてるか分からんねん。気ぃつけ!!はい!!冷めへんうちに早よ持ってったり。」「あ、はい。すんません。。」「はい理沙おまたせぇ〜。マヨ多めしたったからな★500円です♪今日は真っ直ぐ家帰り。ココにおったら余計な事ばっかり考えてまうで…。」「うん。そうする。姉ありがと★」「ありがとうございましたぁ〜っ!!」大通りまで少し歩き、偶然前に停まってたタクに乗り込む。「グランドパレスマンションまで。お願いします。」「はいよ。」たこ焼きの匂いを充満させながら理沙はいろんな事を考えてた。姉さんの言ってた言葉…。キャバ嬢達の笑顔…。『……あ。分かった!!』「えっ!?何ですか??」『いえっ、独り言です。すいません。』
2006-03-03 00:19:00 -
307:
理沙
翌日…。仕事が終わった理沙は男友達を誘って真っ先にあの場所へ向かった。 「club スパイラル」 『すいません。飲みに来ました。恋さんと沙耶さん指名でお願いします。。』「はい。少々お待ちください。」改めて店内を見渡すと、天井にはシャンデリア。床はお決まりの赤絨毯。ココほんまにキャバクラか??クラブちゃいまっか??そらこういう所で働いたらお姫様気分にもなるわなぁ〜。「ようこそいらっしゃ…、あっ!!理沙さん★お久しぶりですっ。昨日はお疲れ様でしたぁ★おめでとうございます!!」『何で知ってんの??』「アイツ機嫌悪いから一発で分かりましたよぉ〜。すぐ顔に出るから丸分かりっ♪」『そっかぁ〜。そういえば沙耶は??』「着きたくないって裏でダダこねてます。」『そう…。じゃあ、コレ沙耶に渡してくれる??』「??何ですか??」『ちょっとね。中身見たらアカンよっ★』理沙はバッグから封筒を取り出して恋に渡した。昨日徹夜で書いた手紙。変に飾ってみたりせず、白便箋に白封筒でシンプルにまとめてみましたっ★「…分かりました。渡しておきますね★」
2006-03-03 00:56:00 -
308:
理沙
『また明日も来るなぁ★』「…はいっ★ありがとうございます!!」 それから理沙は沙耶指名で毎日スパイラルに通い続けた。もちろん沙耶が席に着く事はない。ほんまに無駄な行為やと思う。だけど、こうする事でしか償えなかった。許してくれなんて言わない。帰って来いとも言わない。ただ、やれるだけの事はやってみよう…。。そして一ヶ月が過ぎたある日…。 「すいません。沙耶さんは昨日で退店されまして…。」『えっ!?何で辞めたんですか??』「理沙さんいらっしゃいませぇ★沙耶やったら急にダダこねて辞めましたよ。「この仕事が嫌になった」って。最後まで本当いい迷惑ですよね。」『そうなんや。。どこ行ったか分かる??』「さぁ…。急だったんであたしも分かりません。」『…あっ!!もしかして陸の店かも。』「…行くんですか??」『うん。』「もうアイツの事なんかほっときましょうよ。何か…理沙さん見てたら可哀想になってくる。。」『ううん。あたしはずっと沙耶に償い続ける。』「理沙さんがそう言うんなら…。けど、理沙さんまで沙耶に騙されないで下さいね!!」『ありがとう。』
2006-03-03 01:20:00 -
309:
削除削除されますた
あぼ~ん -
310:
理沙
心配そうな顔する恋に一瞬笑顔を見せて上品な階段をゆっくり登ってく。これから行く先はもちろん陸の店…。 「¢¢£¥¥∞∴℃!!」陸の店に着き、ドアを開けようとした瞬間、中から女の子の叫ぶ声が聞こえた。そっとドアを開けてみる。。「何で陸飛んだんって聞いとんねん!!お前ら知ってんちゃうんか!!言わんねやったら沙耶が使った金全額返せや!!」見間違いなんかじゃない。聞き間違いでもない。すぐそこにいる女は、紛れもなく沙耶だった。『沙耶っ!!何してんの!?』「…チッ!!もうええわ。探偵でも雇って探し出すから。。」『沙耶っ!!』「どけや。」沙耶が冷たい表情でそう言い放つと、エレベーターの中に消えていった。理沙はとっさに非常階段で下へ降りた。だが間に合うはずもなく…、着いた頃にはもう沙耶の姿はなかった。。『もういっか…。』そう言った瞬間疲れが一気に出てその場にへたりこんだ。。沙耶はもう、この街に帰って来ないだろう。もう、会われへん。結局何もしてあげられなかった。もういい。できる限り精一杯頑張った。。仕方ないやんな…。。
2006-03-03 01:44:00