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?勝つのはどっち??
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1:
理紗
風嬢の理紗とキャバ嬢の沙耶。1人の男を巡って、今日も壮絶なバトルを繰り広げる。??
2006-01-04 01:32:00 -
301:
削除削除されますた
あぼ~ん -
302:
理沙
「はいよっ!!」姉さんが屋台に入り、さっきまで姉さんの代わりをしていた女の子二人のうち一人が外へ出てきた。どっかのキャバ嬢だろうか。ご機嫌に歌なんか唄って…。今は何してても楽しいんやろな。。ボンヤリ屋台を見てると、その女の子と目が合う。すると明るい笑顔で返してくれた。中にいる女の子も姉さんにいろいろ教えられて「あっつ!!ばりあっつい!!」と言いながらも焼くのを楽しんでる。『最近…ほんまに楽しいと思った事なんてなかったなぁ。。』「いらっしゃいませぇ〜!!」「あれ??理沙さん何してんスかぁ??」龍の店のホスト君だ。『ちょっとね。』「代表と龍さん心配してましたよ??てか、ナンボ対ナンポでどっちが勝ったんスか??」
2006-03-02 04:37:00 -
305:
理沙
あさん?名無しさん?おおきに?
2006-03-02 22:53:00 -
306:
理沙
『…』「こんな所でそんなん聞くモンとちゃう!!どこのホストが聞いてるか分からんねん。気ぃつけ!!はい!!冷めへんうちに早よ持ってったり。」「あ、はい。すんません。。」「はい理沙おまたせぇ〜。マヨ多めしたったからな★500円です♪今日は真っ直ぐ家帰り。ココにおったら余計な事ばっかり考えてまうで…。」「うん。そうする。姉ありがと★」「ありがとうございましたぁ〜っ!!」大通りまで少し歩き、偶然前に停まってたタクに乗り込む。「グランドパレスマンションまで。お願いします。」「はいよ。」たこ焼きの匂いを充満させながら理沙はいろんな事を考えてた。姉さんの言ってた言葉…。キャバ嬢達の笑顔…。『……あ。分かった!!』「えっ!?何ですか??」『いえっ、独り言です。すいません。』
2006-03-03 00:19:00 -
307:
理沙
翌日…。仕事が終わった理沙は男友達を誘って真っ先にあの場所へ向かった。 「club スパイラル」 『すいません。飲みに来ました。恋さんと沙耶さん指名でお願いします。。』「はい。少々お待ちください。」改めて店内を見渡すと、天井にはシャンデリア。床はお決まりの赤絨毯。ココほんまにキャバクラか??クラブちゃいまっか??そらこういう所で働いたらお姫様気分にもなるわなぁ〜。「ようこそいらっしゃ…、あっ!!理沙さん★お久しぶりですっ。昨日はお疲れ様でしたぁ★おめでとうございます!!」『何で知ってんの??』「アイツ機嫌悪いから一発で分かりましたよぉ〜。すぐ顔に出るから丸分かりっ♪」『そっかぁ〜。そういえば沙耶は??』「着きたくないって裏でダダこねてます。」『そう…。じゃあ、コレ沙耶に渡してくれる??』「??何ですか??」『ちょっとね。中身見たらアカンよっ★』理沙はバッグから封筒を取り出して恋に渡した。昨日徹夜で書いた手紙。変に飾ってみたりせず、白便箋に白封筒でシンプルにまとめてみましたっ★「…分かりました。渡しておきますね★」
2006-03-03 00:56:00 -
308:
理沙
『また明日も来るなぁ★』「…はいっ★ありがとうございます!!」 それから理沙は沙耶指名で毎日スパイラルに通い続けた。もちろん沙耶が席に着く事はない。ほんまに無駄な行為やと思う。だけど、こうする事でしか償えなかった。許してくれなんて言わない。帰って来いとも言わない。ただ、やれるだけの事はやってみよう…。。そして一ヶ月が過ぎたある日…。 「すいません。沙耶さんは昨日で退店されまして…。」『えっ!?何で辞めたんですか??』「理沙さんいらっしゃいませぇ★沙耶やったら急にダダこねて辞めましたよ。「この仕事が嫌になった」って。最後まで本当いい迷惑ですよね。」『そうなんや。。どこ行ったか分かる??』「さぁ…。急だったんであたしも分かりません。」『…あっ!!もしかして陸の店かも。』「…行くんですか??」『うん。』「もうアイツの事なんかほっときましょうよ。何か…理沙さん見てたら可哀想になってくる。。」『ううん。あたしはずっと沙耶に償い続ける。』「理沙さんがそう言うんなら…。けど、理沙さんまで沙耶に騙されないで下さいね!!」『ありがとう。』
2006-03-03 01:20:00 -
309:
削除削除されますた
あぼ~ん -
310:
理沙
心配そうな顔する恋に一瞬笑顔を見せて上品な階段をゆっくり登ってく。これから行く先はもちろん陸の店…。 「¢¢£¥¥∞∴℃!!」陸の店に着き、ドアを開けようとした瞬間、中から女の子の叫ぶ声が聞こえた。そっとドアを開けてみる。。「何で陸飛んだんって聞いとんねん!!お前ら知ってんちゃうんか!!言わんねやったら沙耶が使った金全額返せや!!」見間違いなんかじゃない。聞き間違いでもない。すぐそこにいる女は、紛れもなく沙耶だった。『沙耶っ!!何してんの!?』「…チッ!!もうええわ。探偵でも雇って探し出すから。。」『沙耶っ!!』「どけや。」沙耶が冷たい表情でそう言い放つと、エレベーターの中に消えていった。理沙はとっさに非常階段で下へ降りた。だが間に合うはずもなく…、着いた頃にはもう沙耶の姿はなかった。。『もういっか…。』そう言った瞬間疲れが一気に出てその場にへたりこんだ。。沙耶はもう、この街に帰って来ないだろう。もう、会われへん。結局何もしてあげられなかった。もういい。できる限り精一杯頑張った。。仕方ないやんな…。。
2006-03-03 01:44:00 -
311:
理沙
━2005年夏。━
『いらっしゃいませぇ。』「ジャケットでしたらこっちの色の方が合いますよぉ★」「アメリカやったらココにブローチ付けよるん。うん。」理沙、葵、ジェーンは風俗を辞めてショップをオープンさせた。沙耶の事は…正直まだ少し引きずってる。だけどいつまでもヘコんでいられない。いつか沙耶がこの店に来てくれたらなぁ〜。そんな風に考えられるようになった。『ふぅ〜。お疲れ様ぁ★』「今日もあの人来たなぁ。」「来た来たぁ!!上から下までトータルCDでお買い上げぇ〜やもんなぁ。何の仕事してんやろ??」入ったばかりのスタッフがヤイヤイ騒いでる。『ん??どうしたん??』「オーナー知ってますぅ??毎日来るお客さんなんですけど、いっつもキャップ深くかぶってグラサンしてるから顔分からないんです。美人ぽいオーラ放ってるんですけどねぇ。それに毎回使う額ハンパないんですよぉっ!!それやったらカード作った方がいいじゃないですかぁ。いっつも「いらん」って言われるんですよぉ〜。」「ほんっま不思議やんなぁ〜。何してる人なんやろ。」『お客さんをそんな目で見るモンちゃうよ。美紀ちゃんと由香ちゃんだって気持よく買い物してんのにいろいろ探られたら嫌やろ2006-03-03 02:05:00 -
312:
削除削除されますた
あぼ~ん -
313:
理沙
「お疲れ様でぇ〜す!!」『はぁい。気ぃつけてねぇ〜。』「うちもその人知ってる…。でな、うちの体験談やねんけど、いっぱい買ってくれんのにカード作らんお客さんって名前知られたくない人が多いねん。有名なAV女優さんとかさぁ…。その人も何か理由があるから作らんのやと思うで。」『そっかぁ〜。勉強なるわぁ。』「ワタシね、あの人どっかで見たことあると思う。でも思い出せんの。。」『まぁ明日も来るでしょっ★今日は早よ帰って寝るわ。お疲れ様ぁ〜。』
2006-03-03 02:14:00 -
314:
理沙
「オーナー。面接希望の方いらっしゃってますよぉ〜。」『あ、は〜い。事務所案内しといてくれる??』「はぁい。」「面接かぁ〜。どんな子入るんやろ??」『…よっしゃ終了っ!!行って来るわぁ★』「はいよ★」 『面接って一番緊張すんねんなぁ〜。。』スーツの乱れを直しながらエレベーター内でボヤく。『お待たせしてすいません。面接ですよ…、えっ!?』「久しぶりっ★」理沙は目を疑った。そこには昨日店に出したばかりのワンピースを着た沙耶が、細長い足を組んで座っていたのだ。『何…で??』「沙耶なりに反省して店戻ったら理沙もジェーンもおらんくてさぁ。店出したって聞いたからコッチ来たっ★」「今まで…ほんまにごめんなさい!!許してもらわれへんと思う。でも、沙耶はまた理沙と一緒におりたいねん!!昔みたいに、同じ場所におりたいねん。。」『沙耶…、あたしの事恨んでるんじゃないの??』「最初はめっちゃ恨んでたけど、理沙の誠意見てたら自然と許してたっ★」
2006-03-03 02:36:00 -
316:
理沙
『沙耶…っ。ありがとう。あたしもずっと沙耶に謝りたくて…。あたしこそ、ごめんなさい。。また一緒に…働こ??』「…うんっ!!」 そして今現在、あたし達はオッサンが買ったマンション2部屋を使って二組ずつで生活している。今ではこんな過去も全てが笑い話になるくらい、あたし達は強い絆で結ばれている。ただひとつ問題があるとすれば『結婚できない』こと★もうええねんっ!!これからはキャリアウーマンの時代や!!明らか開き直ってます。ハイ。 この世の中、ほんの些細な事で差別したり、見た目や職業だけで馬鹿にする人が多い。それでいいんですか??ホストだから、キャバ嬢だから、風嬢だから…。そんなの絶対関係ない。みんな夜の世界に生きてるんだから。みんなどっかで寂しいと思ってる。その気持ちは一緒だから。。
━完結━2006-03-03 03:12:00 -
317:
理沙
今まで読んでくれたみなさん?ほんまにありがとうございました?まとめ方ヘタクソでうまく書けなかったけど、荒らしもなく、すごく平和なスレになって良かったです?次を書く予定はないんですが、またヒョッコリ出て来るかもしれません?本当にありがとうございました?
2006-03-03 03:16:00 -
318:
名無しさん
終わった。。。おもしろかったです。
2006-03-03 03:19:00 -
319:
?山っこ?
ぉ疲れさまですぅ??めっちゃ良かったぁ??入り込めました??読みやすかったし、書くの上手ぃです?
2006-03-03 03:59:00 -
320:
名無しさん
2006-03-03 04:00:00 -
322:
ルリ
ずっと読んでたよぉ?すっごいおもしろかったです?なんか考え方も変わりました?お疲れ様でした?
2006-03-03 06:35:00 -
323:
あい
完結おめでとう?本当にお疲れさまでした??もし次の小説を書いてくれるならその時も最後まで応援します??
2006-03-03 06:41:00 -
324:
ななみ?
メッチャょかったぁ???マタきかぃがぁったら書ぃて下さぃ???
2006-03-03 07:42:00 -
326:
?あい?
ズット読んでました?
私も夜してるのに
ホストと風俗を差別して
たけどあかんなって
思いました?
めっちゃおもしろかった
ですよ???
おつかれです?2006-03-03 16:43:00 -
329:
名無しさん
めっちゃぉもしろかったよぉ(^O^)
2006-03-04 00:32:00 -
330:
名無しさん
あ
2006-03-04 03:11:00 -
332:
名無しさん
あげ
2006-03-04 21:37:00 -
333:
名無しさん
おつかれさんっ?
2006-03-05 01:43:00 -
336:
名無しさん
一気に読んじゃいました
おもしろかった2006-03-05 07:54:00 -
337:
名無しさん
かなりオモシロカッタし小説って苦手ゃのにスンナリ読めました? すごく上手ゃと思います?是非また書いて下さいネ?
2006-03-06 17:37:00 -
341:
名無しさん
理沙ちゃんお疲れ様??
2006-03-10 05:02:00 -
342:
理沙
?山っこ?タン?ルリタン?あいタン?ななみ?タン??あい?タン?そして名無しのみなさん?アンカーレスくれたみなさま?書き込みありがとう?
大変お待たせ?しました?新スレ立てるのももったいないんでココに新しいの書きます?次は葵の話です?コレもフィクションなんですけど、葵のモデルの子がまたスゴイんで?やっとOKもらえたんで書きます?2006-03-15 02:08:00 -
343:
理沙
今日はまだ仕事が残ってるんで書けないんですが、明日ドバッと書くので一日だけ待ってあげてください?ちなみに題名は『赤い笑顔??青い涙』です?
2006-03-15 02:59:00 -
344:
?山っこ?
待ってるねぇ?楽しみ??
2006-03-15 03:24:00 -
345:
みりあ♪
たのしみ(*^−^)ノ今までレスしたことないけど一番すきで終わってからみる小説なかったからかなりうれしい♪♪頑張ってください(*^_^*)
2006-03-15 03:47:00 -
347:
名無しさん
頑張って下さい? アゲ?
2006-03-15 17:36:00 -
348:
あい
楽しみに待ってます??
2006-03-15 19:37:00 -
349:
理沙
?山っこ?タン?みりあ♪タン★名無しさん?350タン?あいタン?おおきにっ?やっと徹夜でしてた仕事が片付いたんで書いていきます?
2006-03-16 01:36:00 -
350:
理沙
『誰に向かってモノ言いよるんやゴラァっ!!馬鹿にしよったら許さんけなぁ!!』 この声が街中に響き渡ったのは何年前の事でしょう…。 『おちかれさんでっすぅ〜!!オッヒョ♪明日僕お休みするからヨロシクなんだなっ★オッヒョ♪』「いやいや。葵ちゃん明日昼の部入ってるから…。」『いやん♪冗談よぉ〜。もぉ〜。ノリ悪いわねん。ではではまた明日なんだなっ★オッヒョ♪』市外の小さな小さなヘルスの扉を開け、バイバイと手を振る当時18歳の葵。アホしてウケ狙うのが楽しくてしょうがない年頃。地方から出てきたばっかりの可愛いくて子憎たらしい『グーフィー命』な女の子★大阪来る前に産まれて初めてディズニーランド行ってグーフィーの前歯に一目惚れして以来『オッヒョ♪』がマイブームに。 泣き虫やけど気が強く、優柔不断やけど曲がった事が大嫌いで人一倍努力家で友達思いな葵のおはなし★★
2006-03-16 02:05:00 -
351:
理沙
『今日の稼ぎは7万円♪っとォ★』フンフン鼻唄なんか歌いながら自転車置き場に向かって歩き出す。 「なぁなぁ、今帰り??お腹空いてへんかぁ??オッチャン腹ペコやねん。一緒にメシでも行かんかぁ??」『はい??』眉間にしわ寄せて首を左に傾けてみる。そこには今で言うアキバ!!って感じの気持ち悪い中年がニヤニヤしていた。『結構です。』「メシぐらいええやんかぁ。オッチャン今日金持ちやから何でも食べさしたるし。なっ??なっ??」さっきよりも一層ニヤニヤした中年が顔を近付けて話してくる。そのとき、フッとママに言われた言葉を思い出した。「都会は危ない街じゃけ、自分の身は自分で守らないけんのよ。女の子なんじゃけ特にね!!」『行きません!!他あたって下さい!!』「嫌や!!」『うちも嫌です!!』「…ふんっ。毎日毎日男のアッコ舐め回してるくせに値打ちこきやがって。風俗嬢に拒否する権利なんかないんじゃ!!黙って言う事聞けクソ便所!!」『…今何て??』「クソ便所言うたんじゃ!!このボケ女!!」━ブッチン!!━『誰に向かってモノ言いよるんやゴラァ!!お前らにそんな使い用もない棒なんか付いてるからこの仕事あるんじゃろが!!風俗嬢馬鹿にしよったら
2006-03-16 02:43:00 -
352:
削除削除されますた
あぼ~ん -
353:
理沙
頭に血が昇り、方言と関西弁ミックスという何ともアッパレな怒鳴り方をなさる葵様。それと同時に周りの声が一瞬にしてなくなった。あちこちからドギツイ視線を感じる…。「こいつ地方の人間か。売られた子や!!怖い怖い。」中年がややビビリ気味に立ち去っていった。葵も周りの視線が痛すぎて自転車置き場まで走る。
2006-03-16 03:29:00 -
354:
理沙
『あ゙〜ウザッ!!もうほんまウザイ。次会ったら缶投げたんねん!!』 夜風を浴びながらブツクサ文句を言い、いつもの道を通って帰る。家とは全く逆方向。葵にとって未知の場所。そして、とても特別な場所…。 「おっ!!お疲れぇ〜★」『お疲れぇ★またビラ配ってんの??恵司もまだまだ出世せぇへんなぁ〜。笑』「うっさい!!てか葵の店でハタチ以上の子おったらココ宣伝しといてって言うたや〜ん。」『どんな店なんかも知らんのに紹介できるかい!!』「だから普通のショーパブやってぇ。」『ショーパブとか言うてストリップちゃうん。』「ちゃうから!!」『じゃあうちも入らしてぇや。』「お子ちゃまは入店禁止なんですぅ〜。」『ばりムカツクわぁ。』「はいはい。仕事の邪魔やから子供は帰ってシッコして寝ろ!!」『ばぁ〜かっ!!ベロベロベェ〜っ!!』「ははっ!!葵おやすみっ!!」『…うんっ。恵司も頑張れよ!!おやすみっ★』
2006-03-16 04:09:00 -
355:
理沙
片手運転して手を振りながらまた自転車をこぎ出す。「ショーパブ『スクエア』で〜す。ワンドリ付き3千円なんで是非どうぞ〜っ!!」恵司の声を背中で受けながら立ちこぎして早く離れた。もちろん顔を真っ赤にして★ 『明日も仕事頑張ろっ★』 知り合いも頼れる人もいなかったこの街で、道も分からずウロウロしてる葵に初めて声をかけてくれた男の子。それが恵司だった。あのときもあぁやってビラ配りしてたっけ…。
2006-03-16 04:23:00 -
357:
理沙
初対面の子に堂々と『ヌクデ!!ギャルソンって言う名前のヘルスどこですか??』と訪ねた葵。今振り返ればとても恥ずかしい思い出なんだとか★ 『ルキただいまぁ〜♪』シマリスのルキに帰宅を知らせ、手帳に今日の稼ぎを書くといつものようにベッドイン。考えるのは恵司の事ばかりだった…。『ショーパブって…どんな所なんやろ。恵司は中入ったらどんな事してるんやろ。なぁ??ルキ。』「…ガジガジガジガジ…。」『…はぁ。あほらし。寝よ。』
2006-03-16 05:09:00 -
358:
理沙
━数日後━ 『おはようございまぁ〜す★』「葵おはよぉ★なぁなぁ、スクエアっていうショーパブ知ってる??」『あぁ。もちろんさ★あいにく僕は行った事がないんだけれど。』「その喋りきもいって!!笑。昨日行って来てんけどなぁ〜。あっこヤバイ!!」『…な・に・が!?』「めっちゃおもろいっ!!」「男前多いしなぁ★ホスト顔負け!!ダンス見入ってもうたって!!あたし絶対健哉担当にするぅ♪」「あっし優やなぁ〜。葵週末一緒に行こうや!!」『うちまだ18やし…。』「絶対バレへんって★なっ??行こ??」
2006-03-16 05:23:00 -
359:
理沙
?今日はココマデ?
名無しさん?アンカーおおきに?2006-03-16 05:24:00 -
360:
?山っこ?
おもろぃ??理沙ちゃω頑張れぇ??
2006-03-16 06:32:00 -
361:
ななみ?
マタ始まってる???メッチャ楽しみ?頑張ってくださぃ?
2006-03-16 15:00:00 -
362:
理沙
?山っこ?タン?ななみ?タン?いつもチェックしてくれてありがとっ?
2006-03-16 22:22:00 -
363:
理沙
「葵さん、仁美さん、お願いします。」「はぁ〜いよ。よっしゃ!!今日もボチボチ頑張ろか。」『そうやね★じゃあまた後でっ!!』 今日はあいにくの雨。客入りも少ないせいで待機ばかり続く。そんなときに限って、また恵司の事しか頭に浮かばなくなってる。『今頃寝てるやろなぁ〜。』から始まり、毎回最後にたどり着くのは葵の知らない『店の中での恵司』の事だった。 『店行きたいけど…恵司アカンって言うてるし。変装したところでバレたらおしまいやし…。あと二年も我慢できひんよぉ。』
2006-03-16 23:25:00 -
364:
理沙
小さな部屋に寝転んでモジモジするイモムシ葵。イモムシする事数分。コールが鳴り響いた。「葵さんお疲れ様です。」『えっ!!もう??』「さっき店長から連絡入って、今日はアカン日やから昼の部はもう閉めるそうです。」『そうなんやぁ。お疲れ様ぁ。』「葵っ★ウィッグ見に行こや!!」まぢスか…。葵が『行く』と言うまで二人の交渉はまだまだ続くらしい。全くいい迷惑ですわぁ。 京橋に安いウィッグが売ってるって事で急遽電車に乗り込む。今日はルキとイチャイチャするつもりやったのにっ!!
2006-03-16 23:59:00 -
365:
理沙
『もう分かったからっ!!行きますよ。でもすぐ帰りますからねっ!!』「キャッ★葵タン好きぃ〜♪」『こんなときだけ好きになってもらいたくないわぁ。』「んもぅっ!!いけずぅ★」「まぁあっしらおごるしさっ。ショーまじ楽しいし★絶対葵もハマるって!!」『そうかなぁ…。』 首を傾げてあんまりその気じゃないフリして見せた。だけど本当は楽しみで仕方ない。居酒屋以外の飲み屋に行くのが初めてなのもあるし、何よりいつもより長い時間恵司といられる事が嬉しい。
2006-03-17 00:19:00 -
368:
理沙
名無しさん?おおきに?
2006-03-17 23:03:00 -
369:
理沙
月日が経つのは早いもので…ついにこの日がやって来た。 「うんOK★これで絶対バレへん!!」「ほんまや別人やん♪」鏡の前に観月ありさ似の美女が映る。鈴木あみのマネしてバッサリ切ったボブもウィッグを付けるとマキマキロングというお上品な髪型になり、目尻の付け睫の力でセクシーアイに。ここから今現在の葵が作られたのだとか。黒ドレスに仁美から借りたフォックスのコートをはおると、どっから見たって銀座のホステスさん★鏡に向かってポージング♪
2006-03-17 23:24:00 -
370:
理沙
『なぁ…。変じゃない??やっぱ行くのやめ…』「全然OK!!もう店前やし今更遅いって!!早よしなショー始まるやん。行こっ!!」仁美が張り切ってドアを開けた。ビックリして必死にドアの端にへばりいて存在を消そうとする葵さん。逆に注目浴びて存在感ありまくってますから…。「いらっしゃ…!!えっ??何してんの!?」『いやっ、えっとォ…。そう!!新型のストレッチです!!『静止のポーズ』って言うんですけどねぇ〜。あはは…ははっ。』
2006-03-18 01:02:00 -
371:
理沙
「ベッピンさんやのにダイエットなんかいらんって!!さぁさぁ中入って★」ベッピン??誰が??…うち!?うちなん!?うちやんな?? 自問自答しながらも中居君をコテコテさしたような男にエスコートされ席に座る。目で恵司を探しながらショーが始まるのを待っていた。 「∞∞♂♀#%!!イッツ・ショータイームッ!!」『ヘっ??』「始まったぁ!!」「健哉ぁ〜っ!!」さっきのコテコテした男がバックダンサーひきつれてダンスを披露する。右側で踊る色っぽい男が健哉。仁美が惚れるのも分かる。だって鎖骨がっ!!顔がっ…!!とにかくエロイねんもん。セックスアピールしすぎなんですもの。健哉っていう名前だけに『オオスミ・ケンヤ』とシンクロしちゃいますわ。 ダンスは軽いお芝居みたいになっていて、コテ男が健哉達と喧嘩したり、薬打つフリしたり頭に銃つき付けたりと…。また演技が上手い!!みんなの表情にドキドキさせられっぱなしだ。
2006-03-18 01:34:00 -
372:
理沙
女はときに男の苦しむ顔を見ると妙に欲情する。『可哀想』なんて気持ちは一切ない。どうやって伝えたらいいのか分からないけど、例えで言うなら『ときめきのキュンッ』を通り越して、すぐに『欲情的なドキンッ』が来る。そんな感じ…。コレでオチる女の子も少なくはないと思う。 ショーもラストへと向かって盛り上がりを見せる。『やばっ!!』「ん??どしたぁ??」『こんなときに限ってトイレ行きたくなってきた…。ずっと我慢しててんけどもう限界やってっ!!』「あっしら代わりに見といたるから急いで行ってきぃ〜。」『うん。ごめんっ!!』側にいた男の子に場所を聞いてトイレへ駆け込む。トイレのドアを開けた瞬間、葵は顔をしかめて口を押さえた。
2006-03-18 02:07:00 -
373:
理沙
薬の匂いや…。 まだ地方にいた頃いろいろとヤンチャしてきた葵には、すぐにこの匂いが分かった。薬中毒になってた先輩の家と同じ匂い。ありとあらゆる薬の匂い…。 口を押さえたまま個室に駆け込み用をたして足元の箱を開けた。そこにはあらゆる方法で薬を使った残骸が無数に詰め込まれてあった。『はぁ…。やっぱりな…。』溜め息つきながら無意識に壁に手をついた。そのとき…。 『何これ…。』 上からペンキを塗られててよく見えないが、爪で時を書いたような跡がうっすら残っている。
2006-03-18 02:28:00 -
374:
理沙
↑『時を書いた』『字を書いた』です?すいません?
目をこらしてよく見てみる。誰かへのメッセージ??らしい。『しんちゃん、いいネタくれてありがとう。薬Dayまで間に合わなくてさ。しんちゃん大好きやで。絶対結婚しようね。2001,10,06 あゆみ★』 しんちゃん…?? 薬Day?? 何それ…。訳が分からないまま読むのをやめてトイレを出る。さっきの文字が頭に焼き付いて離れないまま手を洗いボーッとしていると、ギャルっぽい女の子が入ってきた。やけにイライラしてる。ふと手を見ると、ちょうど薬が入るくらいの大きさの袋を持っていた。2006-03-18 02:41:00 -
375:
理沙
しばらく様子をうかがうと、中でガサガサ言ったと思ったらすぐに薬の匂いが隙間からもれてくる。 「もぉしもし??そぉ〜。えりなタンれぇす★伸也に3万でネタもらったから今お試し中ぅ〜。めぇっちゃきもちいわぁ〜。ヒャヒャッ!!今日ネタDayやしおいでぇさぁ〜。ヒャヒャヒャヒャ!!ツレ連れて来たらえりなタダやねぇん。伸也担当ならんでも店の子みぃんなやってるしアンタもネタもらえんでぇ〜。」 個室の向こうから聞こえる恐ろしい言葉に自然と足が震える。 さっきの『しんちゃん』は伸也??そして『ネタDay』はまさに今日。『店の子みんなやってる』恵司も??『ツレ連れて来たらタダ』それで二人は無理矢理にでもうちを誘ったん??
2006-03-18 02:59:00 -
376:
理沙
?今日はココマデ?
2006-03-18 03:08:00 -
377:
名無しさん
がんばって??
2006-03-18 15:33:00 -
378:
あい
あげ?がんばって??
2006-03-19 00:00:00 -
379:
理沙
名無しさん?あいタン?ほんまおおきにっ?
2006-03-19 02:01:00 -
380:
理沙
頭が混乱する。本当か嘘かもまだ分からないのに、葵は誰も信じられない。『恵司も絶対薬やってる…。仁美も明日香も前から薬やってるみたいやし、きっとココで手に入れてたんや…。アメ村で入手してるとか嘘やん。どうせうちもハマらそうとしたんやろ。もう嫌…。ほんま嫌やわ。』葵の悪い癖、被害妄想。だけど、今回のは少しカスっていたようで…。
2006-03-19 02:16:00 -
381:
理沙
「葵おっそぉ〜いっ!!」「大きい方やったん??」『いやぁ…ちょっとねぇ。うちそろそろ帰るわ。』「何言うてんのよぉ。楽しいのはこれからやぁんっ★」『でも明日早いから。』「無理っ!!帰さへんっ!!」仁美に抱きつかれた瞬間、薬独特の匂いが鼻についた。灰皿には葉っぱのカスが散らばり、足元にはパイプ。その横で何事もなくパイプに口をつける明日香。周りを見渡すとあちこちでコッソリと薬が売買されてるのが目に入る。 『この店絶対ヤバイ!!』 葵はトイレに忘れ物したと伝えて外に出た。完全にパキっている二人は葵がバッグを持ってったのにも気付かず薬を楽しんでいる。
2006-03-19 02:27:00 -
382:
理沙
『あのっ、恵司はどこですか??』「あぁ。恵司やったら外おんで。恵司担当??呼んで来たろっか??」『いえ。結構です。』 『恵司だけは…薬やってませんように!!』そう願って急いで階段を降りる。 『恵…っ!!…あれぇ??』いつも階段下にいるはずの恵司がいない。もしかしてどっかで薬やってるんじゃ…!!不安になって階段付近を往復してみた。どこにもいない…。 『はぁ…。やっぱり恵司も一緒なんかなぁ??』ガッカリして恵司がよく休憩してる階段の横のイイ感じのスペースにしゃがみこんだ。
2006-03-19 02:39:00 -
383:
理沙
「あれ??んなとこで何してはるんですか??」『けっ…恵司っ!!』「俺の事知ってはるんですか??」いやいやウチや!!可愛い可愛い葵さんやがな!!毎日顔合わしよるんやから気付いとくれやす!!あ…そっか。ウチ今観月ありさやっけ。いやいや失敬!!申し訳ない!!『あっ!!えっとォ…。そう!!さっき店の人に聞いたんよ。毎日頑張ってビラ配ってる子誰??って★名前聞いたら喋ってみたくなって出て来たんよ。だけど居なかったから少し待ってた所★あと5分待っても来なかったら帰ってた所やで??』あれ??何でこんなお上品な喋り方できてんの??普段なら『恵司のブッサイクな顔面見て癒されよ思ったのにおらんしなぁ!!どこでサボッとったんや!?』なんて下品なセリフしか言われへんのに。。観月ありさのおかげか??
2006-03-19 03:42:00 -
384:
理沙
さて恵司の反応は…??「まじっすか!!教えてくれてたら飛んで来たのに!!寒かったでしょ??ほんますいません!!コレ飲みます??」何この違いっ!!鼻の下ベロ〜ンとさして缶コーヒーなんか渡しやがって!!ウチにそんなんしてくれた事ないやん!!もうええっ!!アンタとは離婚や!! 『ありがとう★』とりあえず笑顔で受け取り、飲めるはずもないブラックコーヒーの缶を開ける。こうなったらトコトン嘘つき続けてみよう。。 「名前何て言うんすか??」『沙織。22歳です。』「て事は昭和54年生まれのひつじどし??」『あ〜…。うん。そう★』「うわぁ★おないやん!!」無理矢理な嘘にヒヤヒヤしながら慌てて答える。(5年前22歳だった方、間違えてたらごめんなさい?)
2006-03-19 04:22:00 -
385:
理沙
?今日はココマデ?
2006-03-19 04:24:00 -
386:
?山っ子?
ぉ疲れぇ???頑張れ??
2006-03-19 08:00:00 -
387:
名無しさん
ぁげぇ
2006-03-20 13:28:00 -
388:
理沙
?山っこ?タン?名無しさん?ありがとう?
2006-03-21 03:53:00 -
389:
名無しさん
書かんの?
2006-03-21 04:49:00 -
391:
理沙
名無しさん?昨日更新中に寝てしまった?今回は充電しながらだったんでコピーしてます?今から貼り付けるねぇ?アンカーさん?いつもおおきに?
2006-03-22 04:12:00 -
392:
理沙
「もう帰っちゃうんすか??」『うん。友達に誘われて来てみたんやけど…。こんな店と思わなくてねぇ。何か幻滅したわ。』「…ごめんなさい。」何で恵司が謝るんよ。まさかやってんちゃうやろなぁ。『恵司もやってるん??』「まさか!!中の奴らと一緒にせんとって下さいよ。俺はあんなアホみたいなんしませんって!!タバコだけで十分やわぁ〜。ワラ」『だから出世できずにずっとビラ配りなんちゃう??』「えっ??」しまった!!つい口が滑って…!!『いやっ、いつもそうやってるからさぁ。』「それ葵にも言われたわぁ。」『あ、葵ちゃん??』「俺の妹分みたいな存在の子で、これまためっちゃ生意気やねん!!ワラ。」妹か…。。てか生意気で悪かったわね!!「そういや今日見てへんなぁ。いつも一時間前ぐらいにどこからともなくひたすらチャリこいで現れるんですよ。たまに突進してくるしなぁ〜。。何かあったんやろか??」今まさにアンタの目の前におるやないの。『女の子は忙しいねんで。たまには来ない日もあるよ。』「そっかぁ。けどアイツ危なっかしいからなぁ〜。」『心配なん??』
2006-03-22 04:14:00 -
393:
理沙
「そんな事ないけど…。」『まぁ、そういう事にしとこっか★今度また別の日にゆっくり飲みに来るよ。じゃあね。』「あっ!!うん。気い付けて!!」恵司に手を振りいつもと逆の道へ歩く。曲がり角を曲がってそこから恵司の姿を見ると、ポケットからビラを出して辺りをキョロキョロ見渡してる。 あれがウチを探してくれてる動作やったらなぁ。。 『ルキただいまぁ〜。』おかえりと返してくれる人もなく、すぐにウィッグを外して鈴木あみヘアのいつもの葵に戻る。楽しかった大人気分ももうおしまい。。
2006-03-22 04:57:00 -
394:
理沙
『はぁ疲れたぁ〜。なぁルキ。うち生意気で危なっかしい妹やねんて。心配すんのも妹としてやんな??』「ジー…ッ。(お前の話はええから早よメシよこせや!!)」『ルキ??聞いてるん??』「ガジガジガジガジ…。(メシよこせ言うとんねん!!おのれわしを飢え死にさす気かいや!!)」『そっかぁ。やっぱりそうかぁ…。あ、エサやな。すまんのぅ。』世にも奇妙な独り言を言い続ける葵。ご近所さん本当申し訳ない。。
2006-03-22 05:30:00 -
395:
理沙
『おはようございまぁ〜すなんだなっ★オッヒョ♪』「あ、葵ちゃん!!昨日は…ごめんな??」「この前行ったときは全然あんなんじゃなかってんで??」『いやいやまたぁ〜。最初っから知ってたんやろ??二人ともずっとあの店で薬手に入れてたんじゃないん??』「…えっ??ちゃうで??」「けどまぁ…葵ちゃんの言う事合ってるなぁ。。」『やろ??それに連れ連れて来たら一人タダになるんやってね。それでうちを誘ったんやろ??』「ごめん。。」『もう全部言うてよ。二人の口からほんまの事聞きたいわ。』
2006-03-22 05:47:00 -
396:
理沙
?今日はココマデ?
2006-03-22 06:00:00 -
397:
理沙
葵の冷静すぎる態度を見て、二人は長い時間口をつむいでいた。そしてようやく仁美が小さな声で話し出す。。 「先週あの店行ったときに薬買ってる子おって従業員に聞いたら「週末ヤクDayってのがある」って聞いて…。正直アメ村いいネタもらわれへんし、しょっちゅうミナミ出んのしんどくてつい…。あの店で薬買ったんは昨日が初めてやねん。コレだけは信じて。」「葵ちゃん誘ったんは、タダになるからとかそういうのじゃなくて、いいネタが少し安く買えるからやねん。」どっちにしろ利用されたって事かぁ…。
2006-03-22 23:26:00 -
398:
理沙
『もういいよ。。もうウチ誘わんといて。コートありがとう。』「葵ちゃ…っ!!」『いい加減薬辞めや。どうなっても知らんよ。。』 葵は二人にそうしか言えなかった。地方にいたときの先輩と同じようになってほしくないから…。もう、人が人でなくなる姿は見たくない。もう悲しい思いするのは嫌や…。。
2006-03-23 01:20:00 -
399:
理沙
数年前━。毎日のように先輩の家へ行き薬や葉っぱをしてはゲラゲラ笑っていた頃。。 『みどりせんぱぁ〜いっ★お邪魔しまぁすっ♪葉っぱ残って…!!先輩!?』「へへっ…。へへへひゃっ。はぎゃぎゃっ。」『みどり先…輩…??』「はひゃひゃひゃっ!!ぎゃぎゃっ。」絨毯にはいつくばりながらもがくように笑い続ける先輩。辺りは血まみれで…口からは赤く濁った泡がブクブクと溢れだしていた。その表情にみどり先輩の面影はなく、すでに妖怪へと化してしまっていた。。
2006-03-23 01:49:00 -
400:
理沙
骨と皮だけになったガリガリの体には複数のアザや切り傷。髪や絨毯をむしってはしきりに口へ運ぶ。『みどり先輩っ!!何してるん!!なぁっ!!』急いでみどり先輩の手を掴む。すると先輩は葵をギロッとにらみ葵の腕に噛みつく。葵はその手を離し電話を掴んだ。 『もしもしっ!?サキ??今すぐ先輩のとこ来てっ!!…あんたパキッてんの!?もういいっ!!』『もしもしエミさん!?今すぐ…、もういいです。』どこへ電話してもみんなすでに薬をしてて、まともな子なんて誰一人としていなかった。。もう周りには助けてくれる人なんていない事を今まで全然気付いてなかった。
2006-03-23 02:02:00