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俺の女
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1:
俺は悠久。二十歳。容姿は普通。女にもそこそこモテる。この二十年間やんちゃもしてきた。女遊びもしてきた。でも今まで理性を失う事は無かった。あの女と会うまでは―" " "05/08/12 04:55
2007-08-25 07:12:00 -
151:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「やる気はあるか?」
『はっ、はい!』
俺と圭は声を揃えて返事をした。
「じゃあ、採用!笑。明日から来い!仕事の事は大輝から、聞け。」
「あ、あの…」
海斗さんはそそくさと席を立って、どっかへ行ってしまった。2005-08-14 01:33:00 -
152:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺と圭は大輝から、仕事の大幅な説明をしてもらった。
初心者の俺にはさっぱりだったが、とりあえず実践から入ろうと思った。
「じゃあ、明日6時な!」「6時ぃ?店は夜からじゃ…」2005-08-14 01:38:00 -
153:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「当たり前や!新人は掃除担当やからな!笑」
俺はだまされた……と思った。
「明日俺も6時に行くから、それまでに店の前おれよ!みっちみち鍛えたるから、覚悟しとけよ!笑」
俺はこの時の大輝の笑みを一生忘れない………笑2005-08-14 01:46:00 -
154:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
次の日、俺等は6時に出勤して、掃除を一通り終わらせた。それだけでくたくたになった。
9時から店がオープンすると、ホストが全員で16人ずらっと並んだ。俺は、またまた圧倒された。
「悠久、圭!客引きいってこい!」
海斗さんにいきなり指示された。2005-08-14 02:03:00 -
155:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
外に出て声をかけてみるが、ナンパのようにはすんなりといかない。シカト…シカト…シカトの嵐!俺は相当落ち込んだ。笑
「悠久、あの女どう?」
いかにもキャバ嬢二人組。声をかけてみる事にした。「そこのべっぴんさん二人組!笑」
すると、二人同時に振り向いた。笑2005-08-14 02:07:00 -
156:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
やったぁ!!と思い、近づいて話し掛ける。
「なぁ、俺等と一緒に楽しい夜を過ごさん?笑」
「いいで!いこいこ!」
なぜかすんなりオッケーだった。
「で、どこの店?名前は?何歳?いつからホストしてるん?」等と質問攻めにあった。笑2005-08-14 02:10:00 -
157:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
名前は真理と結衣。18歳の現役キャバ嬢。客から金を貰っては、ホスト遊びをしているらしい。顔はなかなか可愛い感じだった。
俺は真理、圭は結衣の隣に座った。
「自分、ホスト向いてなさそうやなぁ!笑。でもなんか雰囲気が好きやわ」
真理にいきなり痛い所をつかれた。年下にここまでゆわれるとは…少々、落ち込んだ。笑2005-08-14 02:16:00 -
158:
名無しさん
更新まってる?
2005-08-14 02:58:00 -
159:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「真理ちゃんは酒、何飲むん?てかお前、未成年やんけ!笑」
「何おっさんくさい事言ってるん?笑」
「カクテルにしとけ!」
「嫌だよー!けいくんピンドン!笑」
「お前なぁ…笑」
最近の未成年は怖い…笑2005-08-14 03:15:00 -
160:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
160さん、ありがとう☆もう少し更新して寝ます!
2005-08-14 03:17:00 -
161:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺はピンドンとやらを初めてみた…。こいつがピンドンか…。
「悠久!真理の為に一気してよ!」
「本気っすか?」
「本気!!笑」
真理に勢い負けをした俺は一杯、二杯と軽くたいらげた…つもりだったが、気付けば意識が飛んでいた。情けない………笑2005-08-14 03:21:00 -
162:
りぁ
悠久クン今日も楽しみにしてま?すッ??頑張れ?ぃ?
2005-08-14 03:21:00 -
163:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
気付けば、俺は自分のベッドに寝ていた。どーやって帰ってきたのか全く記憶がない。人間てのはなかなかよく出来てるもんだ。
「…ったぁ」
二日酔いで頭がガンガンする。俺は水を飲もうとベッドから、立ち上がろうとした。2005-08-14 03:24:00 -
164:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
りぁさん、いつもありがとう☆少しだけですけど、更新しますね!
よく見ると、隣に女が寝ている。
真理だ!!!!
俺はズボンを脱いで、すぐに確認した。昨日の晩は何も無かったようだ。
ホッとした………。2005-08-14 03:27:00 -
165:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「ん…悠久っ?」
「おはよ!てか俺、昨日何してた?」
「んー…なんか酒ガンガン飲んで、酔うて、叫んでたで。笑」
「ははは。まじかよ…」
「んで、真理が圭くんに悠久ん家聞いて、連れて帰ってんでぇ」
「そうなんや…」
「てか悠久って彼女とかおるん?」2005-08-14 03:31:00 -
166:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「おらんで。」
「佐里…って誰?」
「えっ?なんでお前その名前…」
「昨日、家帰ってきたら、悠久が真理に抱き着いてきて、ずっと真理を佐里って呼んどってん」
「前の女やねん。」
「まだ引きずってるん?」2005-08-14 03:34:00 -
167:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「それは無いわ。しかも、真理が気にする事ちゃうしな。」
「気にもなるわ!だって、真理なぁ、悠久の事好きやもん!」
「えっ?」
「真理と付き合って?」2005-08-14 03:37:00 -
168:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「今は無理やな…女作る気無いし…」
「あんたホストのくせに色もかけんねんなぁ」
「色って…?」
「はぁ…まぁ、いいわ。あたし悠久が落ちるまで店通うから、覚悟しといてな」2005-08-14 03:39:00 -
169:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「は…はい」
真理はその後、さっさと部屋を出てった。
また厄介な奴に好かれてしまった。真理はこれから俺をどうしようとしてんだろ?俺はそんな事考えながら、仕事の為に眠ることにした。2005-08-14 03:44:00 -
170:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
次の日、俺はまた6時に出勤した。店に着くなり、大輝に
「悠久、お前昨日やってくれたな!」
うわ…怒られる…と思ってビビってた。
「海斗さん褒めとったで!初日でお前、売り上げ20万やからな!」
「はっ?何が?」
「真理ちゃんやん!」2005-08-14 03:52:00 -
171:
?汚嬢?
?初?しぉり(?´?`)
2005-08-14 03:54:00 -
172:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「真理ちゃん、朝の5時までおったしなぁ。あれはお前に惚れてるわ。色カノにしてまえば?」
「色カノ?」
「本間の女じゃなくて、適当に彼女扱いしとけば、金積む女の事!」2005-08-14 03:57:00 -
173:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「そんなん、俺には出来んわ!」
「まぁ、試しにやってみ!ホストがどんなもんか分かる思うわ!」
大輝は色カノ、宿カノ、店カノ、趣味カノ…いっぱいいるらしい。その中でもエースと呼ばれる人がいるらしく、重要人物だと言ってた。2005-08-14 04:01:00 -
174:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
汚嬢さん、初しおりありがとう!
俺にはちんぷんかんぷんだった。俺は別にナンバーに入りたい訳でもなく、金を貢いで欲しい訳でも無かった。だから、特に何も考えず、怒られない程度の仕事をしていた。2005-08-14 04:04:00 -
176:
名無しさん
主サン?
寝タンかな??
更新まってる??
ぉやすみ?2005-08-14 05:21:00 -
177:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
178さん、ありがとう!また夜に更新します☆
2005-08-14 12:02:00 -
178:
ピイマン
初めてよんだぁ?めちゃおもろいやん?
2005-08-14 12:41:00 -
179:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
ピイマンさん、ありがとう☆
2005-08-14 14:55:00 -
180:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
続き書きます!
俺はそれから、確実に自分の客を掴んでいった。でも色、枕は絶対にしなかった。ホストなら、必要不可欠なのだが、俺は絶対にしなかった。というのも、佐里の事があってから、女と付き合う事はもっての他、女に興味が無くなってしまっていた。2005-08-14 22:21:00 -
181:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「悠久ぁ、いつになったら百合の事好きになってくれるん?」
「ははは…」
俺は笑ってごまかした。
百合は俺と同い年の20歳だ。百合は風俗嬢で、ホストは初めてだと言う。俺はほぼ毎日、百合が店に来てはからまれていた。何時も無理だと断ったが、なかなか分かってくれない。2005-08-14 22:32:00 -
182:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
何時じゃなくて、何度でした!
2005-08-14 22:33:00 -
183:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「ねぇ?悠久、聞いてんの?ねぇ!!」
「悠久さん、2番テーブルです!」
「おう!百合、んじゃあ、また後でな!俺、ちょっと行ってくるわ。」
「えーー……」
百合はしょぼくれた顔で俺を見ていた。2005-08-14 22:36:00 -
184:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
その2番テーブルにはあの真理がいた。
「悠久、お久!真理、最近忙しかってあんま来て無かったけど、真理おらんくて淋しかったんちゃん?笑」「いや、平和やったわ!笑」
「はぁ??笑それひどくない??」
「じゃあ、ちょっとだけ淋しかった!笑」2005-08-14 22:41:00 -
185:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
真理は、ホスト初日から、ずっと俺を口座で来てくれてる。いい奴だし、可愛いと思う。でも好きにはなれないし、なりたくない…。「悠久?どうしたん?なんか元気ないやん」
「えー?そうか?」
「じゃあ、悠久の為にルイでも卸そかなぁー」2005-08-14 22:45:00 -
186:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺はまた百合の席に戻った。
「悠久、あの女誰?」
「誰ってただの客やで?」「ふーん…」
俺は百合がこの時、何を考えているか予想もつかなかった。この時に止めていればよかったのに…2005-08-14 22:50:00 -
187:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
その日は俺の客は二人で真理はラストまで居た。
「悠久ぃー一緒に帰ってもいいぃ?」
真理は酔っ払っているようだ。真理は俺の店に来ると必ず酔って、俺が家まで送るはめになる。
「真理!タク来たぞ!はよ乗れ!」
「あぁーい!!」2005-08-14 23:21:00 -
188:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
タクに乗り込むと、真理は俺に寄り掛かってきた。
「悠久ぃ?真理なぁ、悠久の事好きやれぇ…」
「はいはい、分かったから!笑。すいません、〇〇まで行って下さい!」
俺は話を軽く流すと、真理はいきなり泣き出した。
「なんでなぁ…悠久はなぁ…真理のこ…となぁ…っ」「あー分かった、分かった!お前、タクのおっちゃんおんのに、やめろ!笑」2005-08-14 23:44:00 -
189:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「真理はぁ…悠久がぁ…」「すいません。お兄さん、着きましたけど…」
お金を払って真理の家で一緒に降りる事にした。
「悠久ぃ、今日は一緒におってぇ?なっ?」2005-08-14 23:47:00 -
190:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
そのまま俺は真理の押しに負けて、真理の家に泊まった。真理は家に着くと、すぐに寝てしまった。もちろん俺等は一緒にいても何も無いプラトニックな関係だ。
俺は真理の隣で寝た。真理の寝顔を見て、こいつかわええがな!笑。と少しドキッともした。2005-08-14 23:50:00 -
191:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
気付けば、昼前になっていた。真理は寝かせたままにして、俺は家に帰った。
家に着くと、充電をして携帯を見た。すると、驚くような光景を目の当たりにする。2005-08-14 23:58:00 -
192:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
受信メール:百合「悠久、帰ったら連絡して。」
百合「悠久、どこにいるん?あたし寂しい。」
百合「悠久、誰といるん?あの女と一緒?」
百合「悠久、あたしの事裏切る気?許せない」
…………………
そんなメールが約30通程、届いていた。俺は背筋がゾッとした。百合には寝ていた事にしようと思った。2005-08-15 00:04:00 -
193:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
寝て、起きると次は真理からメールが入っていた。起きたら、連絡してきて!緊急事態やねん!と入っていた。電話をかける。
「もしもし?なんかあったんか?」
「実はあたしが寝てた間に非通知の電話とメールがいっぱいきててん…それで恐くなってもて…」2005-08-15 00:09:00 -
194:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺は直感で百合だ―そう思った。
「真理。もしかしたら、それ俺の客かもしれん。だから、お前はちゃんと鍵閉めて、家におれ!」
「本間なん?分かった!」俺は電話を切って、すぐ百合に電話した。2005-08-15 00:12:00 -
195:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「もしもし?百合?」
「悠久?電話してきてくれたん?あたし、淋しかってんから…」
「お前、それより俺の客に非通知で電話したり、メールしたりした覚えないか?」
「はっ?何のこと?根拠もないのに、人を疑うなんて最悪やな!」2005-08-15 00:15:00 -
196:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「正直ゆえ!したんか?」「……した、けどなんか悪いん?だいたい悠久があたしをほったらかしてあの女のとこ行くからやろ?悪いんは悠久やろ?」
俺は口を開いた。
「ゴメン。俺が悪かった。俺がお前を満足させられんかったからやな…全部、俺のせいや。ゴメンな…百合…」2005-08-15 00:22:00 -
197:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「全部、俺が悪い…。やから、何かあったら、俺に言え!俺は何されてもいい。でも、あいつは関係ない!だから、あいつには何もするな!」
「そんなにあの女が大切なん?あたしは何なん?金もいっぱい出してきたし、悠久に一番尽くしてるのはあたしやで!それよりあの女の方が大切なん?」2005-08-15 00:27:00 -
198:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「そんなんゆうてんちゃうわ!お前もあいつも一緒や。差をつける気は無い。ただ俺は、お前みたいに筋の道通さん奴が嫌なだけや!」
「もう、いいわ!あたしもう悠久の店にはいかん!」「それは構わんけど、これ以上に何かしでかしたら、ただじゃ済まんって分かっとけよ!」2005-08-15 00:33:00 -
199:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
百合にいきなり電話を切られた。その後、真理に電話をし、当分はお前ん家に俺が行くと言った。真理は喜んでいた。
とりあえず、このまま一段落できれば、いいんだけど…2005-08-15 00:36:00 -
200:
めぐ
頑張れ???
2005-08-15 08:36:00 -
201:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
めぐさん、ありがとう☆彡
2005-08-15 11:03:00 -
202:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
それから、百合は俺の店には来なくなった。でも真理の事は心配だったから、仕事以外の時間は真理の家で過ごした。
「ねぇ?悠久?」
「んっ?どないしたん?」「真理、こんな一緒におってもらっていいん?」
「なんで?」
「悠久に迷惑かかるし」
「今更、何ゆーてんねん!お前、前から迷惑かけてばっかやん!笑」2005-08-15 11:19:00 -
203:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「もぅ!笑」
真理は俺を見て、ふくれっ面をした。こいつ、やっぱ可愛い。笑
すると、いきなり真理がもたれてきた…
「真理、悠久の事本気やで!」
「うん。」
「だから、キスして。」2005-08-15 11:22:00 -
204:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「はっ?」
「気持ちが無くていいから…だから、キスしてよ」
「それは無理。」
「なんで?」
「お前に気を持たせるのは嫌やから。」
「もう…いいわ。もう今日は帰って!」2005-08-15 11:24:00 -
205:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
真理に無理矢理、追い出されてしまった。家に帰ろうと思ったが、そのまま店に向かって、店で少し眠る事にした。
気持ちよく眠ったところで、携帯の音で目が覚めた。着信―真理。謝る気になったんだなと思い、電話に出た。2005-08-15 11:29:00 -
206:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「もしもし?」
「ゆう…き?た…すけ」
「真理?なんかあったんか?今、どこや?」
「家の…近くの…プープー」電話が切れた。俺はタクに乗って、すぐ真理の家へ向かった。2005-08-15 11:33:00 -
207:
名無しさん
気になるぅぅぅ?
2005-08-15 13:16:00 -
208:
りぁ
悠久クンゃぽぉ????続きめちゃ気になりゅゃン??更新楽しみにしてまぁ??
2005-08-15 15:13:00 -
209:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
210さん、ありがとう!りぁさん、お久しぶりです!いつもありがとう!
俺は真理の家に着くと、すぐにタクを降りて、真理を探し回った。
「…っ、真理ぃ!!真理!どこや!!」2005-08-15 16:51:00 -
210:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
すると、真理の家の近所にある空き地に真理が倒れていた。
「真理!真理、お前…なんで……」
「悠久来てくれたん?真理がなぁ…あの…、いっ…」「お前、もう喋るな!」
俺はすぐ救急車を呼んだ。2005-08-15 16:55:00 -
211:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
もう、夕方だったので、診察は終わっていたが、俺が昔行った事がある知り合いの診療所に行って、診てもらった。
中から、先生が出てきた。「あの…打撲と擦り傷やから、大丈夫。骨折も無かったんで。だから、安心してね。」
「は…はい。」2005-08-15 16:59:00 -
212:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
よかった、本当によかった―俺は安心した。
「悠久ぃ?真理、大丈夫やでっ…ったぁ!」
「お前なぁ、怪我してんねんから、無理はするな!」先生に「二、三日は安静にして下さい」とゆわれたので、俺は代表に電話をして、二、三日休みを貰った。2005-08-15 17:02:00 -
213:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
真理の家にいると危険だから、俺の家に真理を連れて帰る事にした。
「それで…何があって、こうなってん?」
「なんかコンビニにいこうとしてたら、いきなり女に文句つけられて、棒みたいなんでどつかれてん…」
「何歳ぐらいの?どんな女やったん?」2005-08-15 17:06:00 -
214:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「何歳か分からんけど、年上やと思う…。見た目は細身で、黒髪やった…」
俺は百合だ!と思った。
「それで…空き地まで引きずられて、殴られたり、蹴られたりした…」
「ゴメン…それ俺の客かもしれん…」2005-08-15 17:10:00 -
215:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「えっ?なんで?でも…どうやってあたしの住んでる所家…」
「分からん。でも前、非通知で電話やメールきてたやろ?あれもどっかから、調べたはずや。あいつなら、やりかねん…俺、今からあいつんとこ行くわ!」
「行かんといて!!…真理の傍におってよ…」2005-08-15 17:13:00 -
216:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「真理は…いいねん。悠久の為やったら、怪我ぐらいなんてことないし…。だから、行かんといて?」
真理は泣きながら、俺に抱き着いてきた。
「真理…ゴメンな…」
俺は百合が憎かった。憎くてたまらなかった。それと同時に真理を愛おしく感じた…。2005-08-15 17:16:00 -
217:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺は真理の髪を撫でながら、真理にキスをした。初めてのキス…。それも段々と激しさを増していく。
「ん…っ、悠久…?どうし…た…」
俺は真理の言葉を聞き入れず、真理を必死に愛撫した。2005-08-15 17:19:00 -
218:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
真理もそれに答えるように、声を出す…。
「…やっ、恥ずかしい…」「じゃあ、止める?」
「いや、止めない…」
「…あっ、もっと…悠久ぃ…もっとして…」
――――――――――
―――――――
――――
俺等は一つになった。真理と俺はこの日から、付き合う事になった。2005-08-15 17:23:00 -
219:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「悠久ぃ?真理、今日も留守番?」
「お前は危なっかしいから、家におれ!」
「はぁぁい!」
真理は一人暮ししていた家を解約し、俺の家で一緒に住む事にした。2005-08-15 17:42:00 -
220:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
それに真理にはもう店に来て、金を使うのは止めてくれ!と頼んだ。だから、店に来る時は俺が払った。
「じゃあ、いってらっしゃーい!」
「いってきます!チュッ」いってきますのチューをして、いざ出陣!!笑2005-08-15 17:44:00 -
221:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
店に着くと、さっきの緩んだ顔を改め、シャキっとした顔付きになる。
「悠久!俺ナンバー入ってん!知ってる?」
「聞いたで!圭に追い抜かれて、ショックやわ!俺も、がんばらな!笑」
圭は俺より成績を伸ばして、ナンバー5になっていた。俺もがんばらな!そう思った。2005-08-15 17:52:00 -
222:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
そんな時、俺の前にとんでもない来客が来た。
「悠久さん、新規で悠久さん指名でお客さんきてますよ!」
「あぁー行くわ!」
他の客を接客してた俺は、席を立ち、新規の客の席へ向かった。2005-08-15 17:58:00 -
223:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「初めまして!悠久で…」俺は目の前の光景に目を疑った。
「悠久、久しぶり!佐里やで。分かる?」
そう、佐里が居る。俺は動揺を隠しきれない。2005-08-15 18:00:00 -
224:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「佐里…なんで?」
「雑誌に悠久が載ってて、来てみてん」
「あっ…そうなんか」
「まぁ、そんな警戒せんと、座ってよ。」
俺は佐里の隣に腰かけた。2005-08-15 18:03:00 -
225:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「悠久…今、彼女は?」
「おるで…」
「そっかぁ…実は、あたし離婚してん」
「そうなん…」
「今は子供も前の旦那のとこにおるから、一人やねん」
なんでこんな話を俺にするのか、不思議でたまらなかった。2005-08-15 18:07:00 -
226:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「悠久は…付き合ってる時、あたしの事本気やった?」
「何で…そんなこと聞くん?」
「言いたくないんなら、いいで。ゴメン…実は今日、ここに来たんは話しがあってきてん。」2005-08-15 18:09:00 -
227:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「話…?何が話やねん!話なんか聞きたないわ!」
「ちょっとだけでいい…聞いて?」
「ええから、帰れ!金は俺が払う。そのかわり二度と来るな!」
「…………。」
佐里は黙っていた。2005-08-15 18:12:00 -
228:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺は佐里を無理矢理、追い返した。佐里の顔なんか二度と見たくなかった。それなのに――
俺は………………。
「あれ佐里ちゃうん?」
圭が話し掛けてきた。
「お前があんな取り乱すなんかめずらしい。」2005-08-15 18:15:00 -
229:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「もしかして、まだ……」「黙れや!あいつの話はええねん!俺、頭冷やしてくるわ!」
俺は圭に八つ当たりしてしまった。最低だ。
あの女を見ると、俺は俺でいられなくなる…俺は胸を締め付けられた。2005-08-15 18:18:00 -
231:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
233ありがとう!また後で、書きますヾ(`・Д・´o)
2005-08-15 18:48:00 -
232:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
今から書きます。
仕事が終わり、家に帰った。真理はベッドですやすやと寝ていた。
「んっ…悠久、帰ってたん…?」
「あっ、ゴメン…。起こした?」
「なんか今日、疲れてる?真理が癒してあげよか?笑」
ケラケラと笑う真理。2005-08-15 19:58:00 -
233:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺は真理にキスをした。
「もうっ!悠久のエッチ!笑」
俺には真理の言葉なんか耳に入らなかった。
「悠久…?どうし…っん」俺は無我夢中で真理を責める。2005-08-15 20:01:00 -
234:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
責めるじゃなくて、攻めるでした!誤字多すぎですね(。pд`q。)
2005-08-15 20:02:00 -
235:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
首筋に舌を沿わす。
「んっ…なんか…今日おかし…い」
真理の服の中に無理矢理手を入れる。胸へ愛撫する。「あっ…やぁ…ん」
下へ手が下りていく。
「悠久ぃ…もっと優しくし…てぇ…」2005-08-15 20:07:00 -
236:
削除削除されますた
あぼ~ん -
237:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺は水を頭から浴びた。
真理のゆう通り、俺はおかしい…。正気じゃなかった。今、自分を取り巻く全て―それを潰してしまいたかった。2005-08-15 20:14:00 -
238:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
真理はそんな俺を見て口には出さなかったが、俺の変化には気がついていた。
「悠久!今日は御飯食べて行く?」
「今日はいい。向こうで食べるわ」
「分かったぁ!仕事、頑張ってね!いってらっしゃい!」2005-08-15 20:19:00 -
239:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺は家を早く出て、店に行った。店に入って、誰もいない部屋で一人、ソファーにもたれかかる。
「悠久か?」
俺はビクッっとした。そこには代表が立っていた。
「真理ちゃんとはうまくいってるんか?なんか浮かない顔してるけど…」2005-08-15 20:39:00 -
240:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「別に普通ですよ…」
「嘘つくな!お前、なんか悩んでるやろ?…昨日の女か?」
「い、いやいや!ちゃいますよ!!あっ…ゴメンなさい。」
「なんかあるんやったら、俺に話してみ!話ぐらい聞いたるし。そんな顔で、仕事されたらたまらんし!」2005-08-15 20:44:00 -
241:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺は代表に佐里の事を全て話した。すると、代表が口を開いた。
「別に来てもほったらかしてたらええんちゃうか?」「え…でも…」
「冷たくしてたら、いつか来んくなるやろ。来んなってゆって追い返すよりは、態度で出したらええねん」2005-08-15 20:56:00 -
242:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「お前もホストしてんねやから、女の扱い方も少しは分かるやろ?」
「はっ…はい。」
「それと、お前がその女に会いたくないような理由が他にあるんやったら、俺のゆった事は無駄やけどな…」
さすがは代表だ―。俺の考えを見透かしてる。2005-08-15 21:00:00 -
243:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
そうだ―。俺には何か理由がある。でも、それが何か分からないから、自分でもなんかこう…歯痒いとゆうか…いらいらする。
「悠久、何があっても好きな女だけは大切にしろ!俺みたいに心の無いホストにはなるな!」
意味がわからなかったが、代表の言葉を聞いて、少し楽になった。2005-08-15 21:05:00 -
244:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺はいつものように仕事をした。すると店に圭が女二人と同伴してきた。
「いらっしゃいませー!」店中のホストが大きな声をあげる。
「悠久!ヘルプついてくれん?」
「いいで!」2005-08-15 21:16:00 -
245:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「悠久くん、ホスト初めてどれぐらい?」
「俺は半年ぐらいかな…」「そうなん?てかあたし悠久くんめっちゃタイプやわぁ」
葉月は俺にベタベタしてきた。
「…めろや!!触んな!」俺は葉月を怒鳴った。2005-08-15 21:26:00 -
246:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「はぁ?あんた客に対してその態度なんなん?」
「あっ…ゴメンなさい」
すると葉月はテーブルに置いてあった、カクテルを俺の顔面にかけた。
「お前、おちょくっとるやろ?圭!はよチェンジして!」2005-08-15 21:30:00 -
247:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺は席を立ち、トイレへ向かった。すると、圭が俺を追っ掛けてきた。
「悠久!お前どないしてん!ええ加減にせぇ!」
圭が怒鳴り声をあげる。
「お前、あいつ等は客や!お前はホストや!なんかあっていらいらしとん分かるけど、仕事に責任持て!」2005-08-15 21:34:00 -
248:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
圭の言う通りだ。俺が悪い、俺が間違ってる。だから、俺は最低だ。
2005-08-15 21:35:00 -
249:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
そんな時、新人の美月に呼ばれた。
「悠久さん!この前、追い返した女の人またきてますよ!」
俺はびっくりして、店のドアの前にいるあいつの所へ走った。
「悠久。また来ちゃった!」
「お前、表出ろ!」2005-08-15 22:17:00 -
250:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
俺は外に出て佐里を階段に座らせた。
「お前…どーゆーつもり?何が目的?」
「何もない。ただ前、言ってた話がしたいだけ。」
「俺はお前と話す気なんかない。」
「じゃあ、聞くだけ聞いて?」2005-08-15 22:20:00 -
251:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
そう言うと、佐里はベラベラと話し出した。
「あたし、悠久にひどい事したやん?あれは本間にごめんね。」
「謝っていらんから。」
「でも、あれから気がついてん。あたし悠久の事が好きやった…。あれからずっと…」2005-08-15 22:23:00 -
252:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
こいつはまた俺を騙す気だ…。俺の中でそればかり駆け巡った。
「話ってそれだけ?もう帰れや!」
「分かった。でもまた来るから。悠久が嫌って言っても来るから。」
「…あぁ!もう勝手にせぇや!」2005-08-15 22:26:00 -
253:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「じゃあ、バイバイ!」
佐里は暢気に手を振って、帰っていった。
店に戻ると、圭に呼び出された。
「お前、佐里帰したんか」「うん。帰ってもらった」「お前、佐里の事まだ引きずってるやろ?」
「…………。」
「そうやろ?だから…」2005-08-15 23:02:00 -
254:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「分からん……」
「まぁ、今日俺んち来いや!真理ちゃんには俺が強引に誘ったことにしといてええし。まぁ、俺は席に戻るわな!」
俺も自分の客がいる席に戻った。今日はあんまり話が出来なかった…。2005-08-15 23:06:00 -
256:
みぃ?
?しおり?? はじめてよんだけどおもしろいっ??続きまってますね?がんばって??
2005-08-16 06:14:00 -
257:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
みぃさん、しおりありがとう☆彡完結させるので、応援よろしく!
2005-08-16 14:08:00 -
258:
ルナ
悠久クン頑張って???
めっちゃ応援してるし?
完結まで、ずっと見てるカラ絶対完結してなぁ??2005-08-16 17:14:00 -
259:
???
はぢめて見ました???めちゃぉもろぃなぁ???応援??してるから?頑張ってくださぁい?
2005-08-16 18:34:00 -
260:
ひぃ ◆vkHTV4M25U
めっさぉもろぃ??頑張れぇぃ??
2005-08-16 20:20:00