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  • 1:

    あたしの名前は御浜めい。友達には、マメって呼ばれたり呼ばれなかったり。昭和五十年後半に産声を上げてはや二十年は過ぎました。そんなの私の今までのお話。始まり始まり*。'・゚;*。・。

    2005-12-12 17:01:00
  • 73:

    ルナ

    アンパン?

    2005-12-16 00:46:00
  • 74:

    sage

    2005-12-16 01:12:00
  • 75:
    2005-12-16 05:37:00
  • 76:

    マリーさん????

    2005-12-16 05:45:00
  • 77:

    名無しさん

    マリーさん?ヮラ

    2005-12-16 07:29:00
  • 78:

    アゲパンサン?ルナサン?ヵキコありがとうございます??
    名無しサン?sage協力本当ありがとうございます??
    名無しサン?マリーサン?って誰ですか??マリーサンではナィです?気になる?またヵキコ待ってます?

    2005-12-16 10:09:00
  • 79:

    >>69さん?ヵキコありがとうございます??わからない時は聞いてくださいね??文章能力がないに等しいので解りにくいと思いますヶド最後までお付き合いして戴けると光栄デス????

    2005-12-16 10:21:00
  • 80:

    立ち上がると同時によたよたと部屋を歩き回る。

    『コウタ…?コウタどこ?…ごめん、カッとしただけやで?ごめん……なぁどこ隠れてるん?コウタ…?』

    どこにも居ないコウタをひたすら探していた。

    2005-12-16 14:39:00
  • 81:

    電話も出ない。
    メールも返事がない。

    何日も何日も何日も、豆は仕事は休み、ずっと携帯をにぎりしめて過ごした。

    2005-12-16 14:42:00
  • 82:

    ♪♪♪リンコロ♪♪♪リンコロ♪♪

    *゚Д゚)ハッ!!!
    『………はい。』
    何日たったのかもわからず、いきなり爆音で怒鳴るように鳴り出した携帯に驚き、全身が身震いする。

    2005-12-16 14:45:00
  • 83:

    『メイ!!!コウタくんが!!』
    友達が電話越しに声を張る。
    聞きたくなかった。

    ━━━コウタが捕まった。

    2005-12-16 14:50:00
  • 84:

    電話を切ると、
    枯れたはずの涙が太股にポタリポタリと落ちて行く。
    二人の約束した『一生』は、それはそれはあまりに呆気なく簡単に、断絶された。
    コウタとの関係は、思っていた以上に呆気ない物だった。

    2005-12-16 14:53:00
  • 85:

    それからは、
    何かに取り付かれたように狂ったように働いた。
    1日中、昼は喫茶店、夜は水商売。
    時が立ち、季節が流れると、店長が彼氏になり、しかもゲイだったり。
    笑ったり泣いたり。サリもホステスに復帰して、それなりに楽しく、たまに真剣になったりして毎日を過ごしていた。

    2005-12-16 14:57:00
  • 86:

    店長がゲイと知って、イボヂで店を辞め、
    また時が巡ればマザコンホストと付き合ったり、
    二十歳の頃には意味の解らない手切れ金をマザコンホストに貰った。
    それなりに、楽しく切ない人生を送っていた豆。

    2005-12-16 15:00:00
  • 87:

    そんな毎日、運命の神様は暇つぶしにサイコロをふり、

    隆介と出逢う

    2005-12-16 15:02:00
  • 88:

    幸せ過ぎる毎日だったが、
    『あの日』から、やっぱり心底は愛せないでいた。
    そんな豆を、隆介はいつも変わらずに笑顔で頭を撫でてくれていた。

    『俺がヨーロッパの貴婦人ならさしずめ君はペルシャ猫』これが彼の口癖だった。

    2005-12-16 15:05:00
  • 89:

    *+*+*ある日。
    『メイの携帯ほんまボロいな。アプリ使えん。』
    『そろそろ変えよかねぇ』
    『パカパカがペロペロになってるから変えたらいかがか』
    ━━━━こんな会話が飛び交う木漏れ日。

    2005-12-16 15:08:00
  • 90:

    *+*+*とある着信が、のちに多大な修羅へと招き出す*+*+*

    2005-12-16 15:10:00
  • 91:

    ?中断デス??
    >>82-92まで書きました?

    2005-12-16 15:11:00
  • 92:

    しずチャン

    オマメちゃんの小説ォモロィし絶対完結してくれるッて信用ぁるから好きゃゎ??

    2005-12-16 23:42:00
  • 93:
    2005-12-16 23:56:00
  • 94:

    ハロ??
    ?しずチャン?ありがとうございます???暇な女でごめんなさい??嬉しィィので更新します?デヘ?

    ?名無しサマ?sageしてくれてありがとうございます???読んでくれましたか??ォモンナィって??それはシィ?ですょ?

    2005-12-17 00:33:00
  • 95:

    ♪♪♪リンコロ♪♪リンコロ♪♪

    『*゚Д゚)ん?登録外……?誰やろ。』
    豆はテロンテロンな古ぼけた携帯を持ち上げた。
    ピッッッ。。『…はい?』

    2005-12-17 00:35:00
  • 96:

    *+*+*+*次の瞬間。
    『。。。ッッ!!!』
    豆の携帯を持つ手は、じんわりと汗が滲む。
    『…?メィ……?』
    小さなコソコソ声で隆介が豆を覗き込む。

    2005-12-17 00:38:00
  • 97:

    『ごめッッ…、ちょっと煙草買ってくる。』
    隆介から目をそらすと足速に部屋を飛び出した。


    『………いまさら何で?』

    2005-12-17 00:40:00
  • 98:

    名無しさん

    100━━━(゚∀゚)━━━!!

    2005-12-17 00:42:00
  • 99:

    『メイ、まだこの携帯使ってたんや。』
    『……コウタ…あんた、出てきたんやね。』
    『長かったヶドなぁ。おかげさまで出所出来ました。弁当付きやヶド。』
    『あ、そ。
    …………おめ…でとう?』

    2005-12-17 00:43:00
  • 100:

    『なぁ、会いたいねんか。今どこ?行くわ』
    そんな無理矢理で強引な所は変わっていなかった。
    『え、ごめん。あたし今付き合ってるひとが…』
    『どこ?』
    『いや、だから…』

    2005-12-17 00:46:00
  • 101:

    『無理無理。』
    『あたしが無理ですから』
    ----同い年の隆介にはない気迫と威圧感に操られそうになり下唇をキュッッと噛み締める。
    『最後やったら最後でいいねんか。ケジメ位つけさしてや。謝りたいねん』
    煙草の煙と一緒にため息が初春の空に舞う。

    2005-12-17 00:50:00
  • 102:

    『ほんまに最後やで』
    まるでそれは自分に言い聞かすように豆は呟いた。
    ニットコートに財布と携帯だけ握りしめ梅田の指定された喫茶店へ向かう。

    少し震える手を何度も繰り返しきつく握り、乗り込んだタクシーから見える景色はどれもまともに視界には写らなかった。

    2005-12-17 00:56:00
  • 103:

    カラン。。。。
    薄暗い喫茶店に入る。

    『久しぶり。』
    『………久しぶりです。』

    2005-12-17 00:57:00
  • 104:

    『まぁ、座りや』
    『……あ、ミルクティあったかいので。』
    注文を告げるとコウタの前に静かに座った。

    ------これから始まる出来事なんて予想すらしないで。。。

    2005-12-17 01:01:00
  • 105:

    今日はここまで?
    >>82-106書きました??


    名無しサマ?ヒャク獲得ありがとうございます??解りやすい区切りで嬉しいデス?よかったら読んでくださいね??

    2005-12-17 01:03:00
  • 106:
    2005-12-17 02:33:00
  • 107:

    ?しずチャン?嬉しィィ??ありがとう??そんな覗ぃてくれてるんゃ????ちなみに感想スレが有るからそっちにヵキコくれたら嬉しぃです?本当ありがとう?

    2005-12-17 10:31:00
  • 108:

    『お前ちょっと肉ついたね。幸せ太り?』
    懐かしい、ちょっと皮肉めいた鋭い笑顔でコウタは豆を覗き込む。
    湯気をくゆらせるティーカップに手を添えると、ピリピリと温かさが指を伝う。
    『……あの、あた…』
    『俺やっぱお前が居てな無理なんやん。』

    2005-12-17 11:26:00
  • 109:

    『*゚Д゚)!!?いや、最後ってゆうたや…』
    『無理。ってかお前には俺しかいてへんやろ』
    ----また笑う。鋭い目に吸い込まれてしまいそうになる。頭に血が回らない。クラクラと何かが飛び出しそうになる。
    『いや、無理…』
    『無理ちゃうし。』

    2005-12-17 11:30:00
  • 110:

    不敵な笑みが体を縛る。
    『部屋借りに行こっか。』
    『は*゚Д゚)!!?』
    『一緒に暮らすやろ。俺もこのへんに部屋借りな仕事出来んしや。』
    『いや(*゚Д゚)ノ無理!!』

    2005-12-17 11:33:00
  • 111:

    ガタンッッ!!!

    『無理やから!!かっかかかかかか彼氏おるから!!しかも幸せやから!!!バイバイ!!』
    勢いよく立ち上がると千円をテーブルに叩きつけ走り出す。
    店を出る時、うっすらと笑うコウタを見たが、すぐに目をそらし走る。

    2005-12-17 11:39:00
  • 112:

    タクシーに乗り込むと、来る時とは違った【震え】が身を巡った。
    来る時よりもはっきりとした、【震え】を感じた。

    家に着くのが異様に早く感じた

    2005-12-17 11:45:00
  • 113:

    『おかえりィィ(。゚∀゚。)』
    『…ただいま』
    『えらい遠くまで煙草買いに行ってたね』
    『*゚Д゚)!!あ、うん。散歩してた。』
    『ほぉ。いいね(。・v・。)』

    2005-12-17 11:48:00
  • 114:

    それからは、何もなかった様に毎日を過ごしていた。
    コウタからの着信は拒否。
    友達伝いにまたホストをしていると聞いたが、そんな事どーでもよかった。

    大切な隆介をなにより大切にしたかった。

    2005-12-17 11:52:00
  • 115:
    2005-12-17 15:51:00
  • 116:

    ぁずき

    しぉり?

    2005-12-17 16:42:00
  • 117:

    ぁずき????久しぶりデス?シォリありがとう?

    2005-12-17 23:32:00
  • 118:

    豆は当時、
    喫茶店アルバイト。
    そう、
    【特売インスタントコーヒーをこだわりと自負する店】
    アルバイトとしてコツコツ働いていた。

    2005-12-17 23:34:00
  • 119:

    朝の静かで暇な時間。
    店長は昼前まででてこないで一人。


    カランカラン。。。

    2005-12-17 23:37:00
  • 120:

    ハッとして顔を上げる。

    『あ、いらっしゃっ…!!?』

    『ホットで』

    2005-12-17 23:39:00
  • 121:

    『……コウタ。』
    『小さい店やなぁ。』
    カウンターの豆の目の前に腰掛けると煙草をジャケットから取り出して置く。
    静かに、大きなアーモンドの形をした切れ長目に捕われて動けない。
    流した水は勢いよく豆の手を流れて行く。

    2005-12-17 23:44:00
  • 122:

    『ちょっ…何で…』
    『何が?』
    笑う顔は鋭く冷たい。
    『こんな所まで…何でですか!?帰っ…』
    次の瞬間。コウタはグッとカウンターから腕を引っ張る。

    2005-12-17 23:48:00
  • 123:

    『逃げんなや。』
    掴まれた腕の手先からは冷たい水がカウンターに一滴、また一滴としたたり落ちる。
    『離し…ッッ』
    『離さんし』
    また笑う。掴まれたまま動けなくなっても、水は無情にもしたたり落ちる。

    2005-12-17 23:50:00
  • 124:

    『ちょっッッ…と!!!痛いッッ!!離して!!』
    我に返るとすぐに、キッと睨みつけ、グッと引き返そうと必死でもがく。
    『ははッッ。そーそー、その顔。その顔かなり好き。』
    掴む力は強くなり、次第に腕に鈍い痛みが、生暖かいコウタの手の温度と共に伝わってくる。

    2005-12-17 23:56:00
  • 125:

    『痛っッッ…!!』
    『痛い?』
    笑う顔を睨みつける。
    『痛い。』
    『離して欲しい?』

    2005-12-17 23:57:00
  • 126:

    『当たり前やろ!!はよ離…』
    『いや。』
    『ッッ!!!は!?』
    『離したらまた逃げるんやろ。やし嫌。』
    その言葉に反応して、ふとコウタに目を向けると、鋭い目は一瞬弱々しく淋しそうに見えた。

    2005-12-18 00:02:00
  • 127:

    『………離して』
    『嫌。』
    『…ッッ、こんなん、絶対間違えてるわ。コウタこーゆうやり方しか出来ひんの?コウ…』
    『そーや。俺はこんなやり方しか知らんで?』
    睨み逢ったまま、静かな店内は時計の秒針の音が、蛇口から流れる水と不協和音を奏でる。

    2005-12-18 00:10:00
  • 128:

    ?今日はここまでです?
    >>111-130までヵキました?

    2005-12-18 00:12:00
  • 129:

    リアルで読んでたんにちょい感動??おまめちゃんおやすみ?また感想スレで??

    2005-12-18 00:21:00
  • 130:
    2005-12-18 07:42:00
  • 131:

    団子チャン(?´v`。)ノりぁるゃったんゃ?????また?感想スレ?でお話しましょね?ヵキコ待ってます?

    2005-12-18 13:06:00
  • 132:

    長い沈黙が続く。
    『とりま、逃げんなよ。』
    ----パッと離されると、鬱血直前だった豆の腕は途端に血が巡る。
    睨んだままの豆を見てコウタは笑って店を出て行った。

    2005-12-18 13:13:00
  • 133:

    『ッッたぁ…』

    俯いて舌打ちをする。
    誰も居ない店内でカウンターを蹴った鈍い音だけが虚しく響いていた。

    2005-12-18 13:17:00
  • 134:

    『メイ〜(。゚∀゚。)仕事行ってきますよ〜!!!』

    ----その日は家で煮っころがしを作っていた。

    『あ、いってら(´・∀・)ノ』

    2005-12-18 13:21:00
  • 135:

    『淋しいか(。´v`。)ノなぁなぁ淋しいかっ☆』
    『うんうん淋しいな。いってらっしゃい』
    *+*グツグツグツグツ*+*+*
    煮っころがしが醤油の匂いを立ち込める。
    『お前さん(`Д´*)!!ほんまに淋しいか!!?』

    2005-12-18 13:23:00
  • 136:

    『やかましい。はよ行け』
    『アン(。´∧`。)ノ』
    『いってらっしゃいってば。また夜遊び叩かれんよ』
    『ブゥ(`ε´*)ほな行ってきますゥゥ!!!』
    『今日も頑張って☆』

    2005-12-18 13:26:00
  • 137:

    隆介が出て行った部屋は煮っころがしの匂い。
    『あたし天才。いつか道場六三郎を越えるな。うんまじで旨い(。゚∀゚。)ヒャ』
    *+*+*ぶつぶつと一人喋り。

    ♪♪♪リンコロ♪♪リンコロ♪♪

    2005-12-18 13:52:00
  • 138:

    *゚Д゚)ビクッッ!!!
    突如鳴りだした電話がテーブルでブルブル踊っている。


    パカッッ……。

    2005-12-18 13:54:00
  • 139:

    ◆着信◆【Ο9Ο25…】

    『……コウタ。』
    フゥッと一呼吸を大きくする。
    *+*+*+*ピッ!!!

    2005-12-18 13:56:00
  • 140:

    『…何』
    『寒いって!!!開けて』

    『…!!?』
    『男出てったしええやん。あー寒!!ってかまたホストと付き合ってんのお前。ハハハ』

    2005-12-18 13:59:00
  • 141:

    全身に悪寒が駆け巡る。
    次の瞬間。


    ---コンコン。。。。

    2005-12-18 14:00:00
  • 142:

    『ちょっ…と、コウタ……何やっ…て』
    『開けてって』
    。。。コンコンコンコン!!
    『まじでやめてや。あんた気狂ってんちゃうん。帰って』
    『寒いから開けて?』

    2005-12-18 14:03:00
  • 143:

    『嫌。帰って。』
    『ふーん。ほな朝また来よか?男どんな顔すんやろな』
    『*゚Д゚)!!』
    『お前に会いたいだけやねん。開けて。』
    『………ッッ。』

    2005-12-18 14:05:00
  • 144:

    カチャ。。。
    『あー寒かったァァ!!あ、なんか作ってんのー?醤油の匂い』
    『入れへんし。』
    ----ドアから身を入れようとするコウタの腕を掴む。
    『寒いって!!』

    2005-12-18 14:07:00
  • 145:

    『話しなら外できくから。出てや』
    『入るってば』
    『嫌ってゆーてんねん』
    『いやー』
    『やめてッッって!!!それ以上入んな』

    2005-12-18 14:18:00
  • 146:

    ---ガッッンッッ!!!ドン!!

    いきなり玄関の薄い壁に押し付けられる。
    『離して。』
    『嫌。』

    2005-12-18 14:19:00
  • 147:

    『なんでなん。あたしら終わってんで?もうやめよや…』
    『嫌や。お前やないと俺無理やねん。なぁ?わかってやメイ。お願いやって』
    『無理。今の男はあたしにとってほんまに大切やねん。ごめんな?でもな、ほんっま無理。わかって』

    『……わかった…』

    2005-12-18 14:23:00
  • 148:

    その瞬間コウタの顔は豆の顔に重なろうと近付く。

    『!!!?ッッ!!ちょっ!!』
    振り払った途端、コウタは笑い出す。
    『お前が嫌でも何してでも俺んとこ連れ戻すし』

    2005-12-18 14:26:00
  • 149:

    コウタの力は強くてさすがに太刀打ちできない。
    玄関で押し倒され、冷たい腕がロンTに入ってくる
    『嫌ッッ!!!やー!!!』
    『嫌でもいい。俺の事キライでもいい。でも俺はお前しか無理やねん。』
    背中をまさぐる手はブラのホックに気がつく。

    2005-12-18 14:32:00
  • 150:

    『や!!!オイ!!ちょっと待ってや!!!ちょっ…』
    コウタの荒々しく熱い吐息が耳にかかる。

    ---ホックが弾かれた瞬間。
    豆の頭でも何かか弾かれた。

    2005-12-18 14:35:00
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