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真実の愛〜そして偽りの愛…

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  • 1:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    今でも幸せだったあの頃を思い出す。悲しむ自分の姿なんか想像できなかった。今となれば過去の出来事…。過去の出来事としてゆりの頭の中、心の中に封印する事はこの先できるなんて思えない…。

    2005-11-25 14:01:00
  • 2:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    今から3年前。まだまだ社会も知らない何に対しても辛さ、厳しさを知らない毎日が楽しくて仕方がなかった日々を過ごしていた。怖いものなんて想像もつかないただ《幸せ》な毎日を過ごしていた。平凡な毎日。今となれば懐かしくて仕方がない。生き生きとした毎日が本当に懐かしい。

    2005-11-25 14:08:00
  • 3:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE


    ゆりの頭の中にいつも流れてくる言葉。あんたを忘れた日ないよ…。枯れるほど泣いた涙は今でもこぼれ落ちてくるねん…。

    2005-11-25 14:13:00
  • 4:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    生まれて24年間星の数ほど恋をしてきた。別れも経験してきた。何も怖くもつらくもなかった。
      【次があるやん】
    次に出会う人がいるから別れってものがある。出会いがあるから恋もできる。そんな繰り返しはゆりにとっては当たり前の事で恋愛をゲームの1つとして楽しんでいた。

    2005-11-25 14:18:00
  • 5:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    真剣にのめり込むと負けてしまう。恋愛を方程式としてゲームのようにもて遊んでいたのかもしれない。

    あんたと出会うまではゆりにとって《真剣》《本気》と言う言葉は何もあてはまっていなかったんやろな…。いつものようにゲームの1つとして楽しんでいたらこんな辛い毎日を送らんですんだんかも…。

    2005-11-25 14:22:00
  • 6:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    聞きたくなくても噂は耳に入ってくる。いつも頭に浮かんでくるあの言葉。

    2005-11-25 14:29:00
  • 7:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    出会いは今から4年前。ゆりは1つの恋愛のゲームを終了させていた。のめり込むと負けてしまう。彼氏がいなくても楽しかったのかもしれない。仕事も昼と夜を掛け持ちしていたのでお金には困っていなかった。毎日が楽しくて楽しくて仕方がなかった。

    2005-11-25 14:34:00
  • 8:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    寝る時間なんてほとんどなくても苦痛じゃなかった。夜はスナックみたいな所で仲良しのさやと一緒に働いていた。こじんまりとした店だったけど時給がなによりよかったので決めた感じだった。客層と言えばやはり年配の方が多かった。

    2005-11-25 14:40:00
  • 9:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ママも大好きだった。ゆりの事もさやの事も自分の子供のように可愛がってくれた。そして逆にゆり達は自分の母親のように慕っていた。恋の話、仕事の話色んな相談事をいやな顔1つせず真剣に聞いてくれた。怒られることもあったけどゆりにとっては愛情の1つだと受けとめられた。さやもゆりと同じ事を言っていた。

    2005-11-25 14:48:00
  • 10:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「ママ〜ゆり昨日将太と別れたねん」
    出勤して第一声がその言葉。挨拶する事すら忘れた。「ゆり〜まずは挨拶やろ。まぁいいけど、また別れたん?今年入って半年たつけどゆりから別れた言う言葉よぉ聞くわ。将太ええ子やったやん。男前やし優しいし何があかんのよ」

    2005-11-25 14:54:00
  • 11:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    カチャっ
    「ママ〜ゆりまた別れたらしいで!」
    さやが出勤してきた。さやにはメールで伝えてあった。「あんたら2人ともほんまに仲いいなぁ。さや、出勤したらまずは挨拶やろ。ほんまに似たもの通しやな」ママは思った事を素直に口にだすのでそんなママにゆりもさやも甘えすぎていた。

    2005-11-25 14:59:00
  • 12:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さや「ママおはよぉ。てかゆり将太の何があかんかったん?別れたって一言のメールで何もわからへんやん」お店は19時開店。ゆりとさやは17時には仕事が終わるので18時までにはお店に入ってママが用意してくれる晩ご飯を3人で食べる。
    「ゆり真実の愛とかわからへんわ。将太はすごい男前やし優しいしゆりの事も大事にしてくれてた。でも何かピーンとくるものがないねん」

    2005-11-25 15:07:00
  • 13:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ママ「ゆりとさやは似たもの通しで二人で一つやけど恋愛に関してだけは正反対やなぁ。ゆりはすぐ別れるけどさやは長い事付き合う」さや「将太納得したん?」ゆり「ん…。してくれてはないやろな。やり直してってメールも入ってくるし電話もずっとなってるから」
    ママもさやも今までのゆりを見てきてるので【次があるやん】と笑いながら言ってた。何度も経験してきた別れ…。やっぱり切り出すのは辛い。

    2005-11-25 15:14:00
  • 14:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    将太は精一杯ゆりの事を愛してくれてたと思う。その気持ちはゆりにも伝わってきてそれなりに幸せだった。でも何かが違う…。1つ年下だったからかな…。背伸びしてくれてた部分もあったと思う。それがゆりにも明らかにわかるぐらいの背伸びだった。そんな将太に素直に甘えられなかった。ゆり「ゆりは真実の愛って言う恋愛できひんのかなぁ」

    2005-11-25 15:20:00
  • 15:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ママとさやがお腹を抱えて笑いだした。人が真剣に悩んでるのに!!!
    ママ「ゆりは相手の優しさとか好意を素直に受けとめてる?女ってのは想うより想われる方が幸せなんよ。大事にされればされる程幸せなんよ?さやをみてごらん。稜くん(さやの彼氏)に大事にされてる。でもその気持ちに答えて稜くんに何かしてあげたいって気持ちが生まれてくる。その2人気持ちが平等になった時は真実の愛って言えるんちゃうかな。さやはそこまでにいかず別れてしまうねんな」

    2005-11-25 15:27:00
  • 16:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さや「そう。ゆりはすぐ別れてしまう癖があるからね。相手を見る前に別れて相手のよさが見え切れてないねん。まずは相手をよく知ることがポイント。すぐ悪い所を見ない。いい所も見てあげて。じゃあ嫌な所見えても受けとめられる気持ちでてくると思うよ。次は失敗しないように今勉強になった事を生かしたらうまくいくと思うよ」ママ「ママもさやと同じ意見やわ〜」

    2005-11-25 15:32:00
  • 17:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ゆりはスキになる前に別れてしまう。スキと言う感情がわからないのは自分自身に原因を作ってしまっている。今まで何人と付き合ってきたけど長くても3ヵ月しかもたなかった。ゆりに比べてさやは今の彼氏である稜くんとは2年も付き合っている。そんなさやが羨ましかった。

    2005-11-25 18:59:00
  • 18:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやと稜くんを見て羨ましい気持ちと恋愛とは何なんかいつもわからずにいた。何が楽しいんやろ…。その心の奥底からでてくる笑顔はど−やったらでてくるん…?ゆりはいつも自分に問い掛けていた。

    真実の愛こそさや達だ。ゆりもいつかさや達みたいな恋愛がしたい。次こそは!

    2005-11-25 19:03:00
  • 19:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「いらっしゃあい」
    1人色んな事を考えていると開店時間となってお客さんが来店してきた。いつもの顔触れ。お客さんとも仲良くなって色んな話をしながらお酒を飲むのが楽しくて仕方がなかった。次々とお客さんが入ってきた。そんな時だった。見慣れない人達が5人ほど入ってきた。ママと気まずそうな挨拶をかわしている。

    2005-11-25 19:07:00
  • 20:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「ゆり〜さや〜おいで!」2人はママに呼ばれた。
    「2人は初めてやんな?ママの昔からのお友達やねん。近くの会社の社長さん。会社は小さいし従業員も少ないけど去年からケンカして全然来なくなっててんけど最近連絡とるようになってまた飲みに来てくれるみたい。常連さんやったんよ。しゅんくんも久しぶりやねぇ」しゅん「久しぶりっす」しゅんくんと言う人に目をやった時だった。

    2005-11-25 19:11:00
  • 21:

    名無しさん

    読んでます(^.^)b頑張ってね☆恋愛=ゲーム。昔の私。共感できるなっ☆

    2005-11-25 19:13:00
  • 22:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ぐぐっとひきつけられる感じがした。ママ「しゅんくんこの子達今年から来てくれてるの。こっちがゆりでこっちがさやね。2人とも20才よ。あっ!さやは彼氏持ちね。手だしたらあかんからね。ゆりやったらいいよ〜。別れたてやから」ゆり「ママ!!」ゆりはちょっと恥ずかしくなった。しゅんくんはくちゃくちゃにした笑顔がものすごく素敵だった。それがしゅんとの出会いだった。

    2005-11-25 19:15:00
  • 23:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE


    しゅんはとてつもなく社長に可愛がられてるようだった。年は22才。ゆりより2つ年上だった。今年で仕事も2年目である事。しゅんも付き合うと長続きしない事。その日ゆりはずっとしゅん達の席につき色んな話をした。

    2005-11-25 19:57:00
  • 24:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    会社では社長に怒られまくっている事。人前でうまくしゃべれず悩んでいる事。色んな話をした。なぜかゆりはしゅんにひきつけられるものがあってその日将太と別れた事は忘れきってママやさやの言う【次があるやん】の言葉を理解しきっていた。

    2005-11-25 19:59:00
  • 25:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    今までの恋とは違う。そんな気がしていた。だって自分から好きかも!とか気になる!って人がいたわけではなく今までとは違う何かがゆりの中で生まれはじめていた。【ときめき】ってやつを…。その日しゅん達は閉店時間をすぎても飲んでいた。ママとしゅんの会社の社長がケンカする前はこんな事日常茶飯事だったらしい。

    2005-11-25 23:32:00
  • 26:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    社長としゅんの他に来ていたのは年配のおじさんて感じだった。みんなお酒が好きなのか浴びるように飲んでいる。そんな中にしゅんは顔を真っ赤にしながら頑張って焼酎を飲んでいた。ゆり「お酒苦手ですか?」しゅん「敬語とかいいで〜。普通にしゃべろ。お酒はあんま好きちゃうよ」と苦笑いをした。その笑顔も無邪気で可愛い。

    2005-11-25 23:36:00
  • 27:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    あの時のあんたの顔ゆりの頭にやきついて離れへんよ。あんたはあの時心の底から幸せそうに笑ってた…。
    ゆり「好きじゃないんか」しゅん「ゆりちゃんは?」ゆり「ゆりはお酒てか生が好き。毎日飲んでるよ」 しゅん「毎日?俺毎日て言っていい程社長と飲みに連れていかされてるけどこれでも強くなった方やで」

    2005-11-25 23:41:00
  • 28:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    そんな会話をしていると社長はチェックをしてした。【このままもっとしゅんくんとしゃべりたいな…】そんな事を思っていると
    社長「ママまた明日来るわ。明日はしゅんに1曲歌わせやなあかんな!ゆりちゃんさやちゃんこいつの歌声楽しみに待っててや」
    「はぁ〜い」2人声がはもるように響いていた。

    2005-11-25 23:46:00
  • 29:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ママ「お疲れさま〜。時間のびてしまってごめんね。それよりゆり!今日は顔違ったよ」さや「違ったよね」2人ともめちゃ笑顔でゆりをからかってくる。自分でも思うよ。いつもよりすごく楽しんでる自分がいてた気がする。ボーイもからんできてみんなにからかわれる。ママ「これこそ恋やね」

    2005-11-25 23:49:00
  • 30:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    恋って言われてもな〜。ゆり自身これが恋!!ってわかるかって言われてもわからへんし今まで恋愛をゲームとして見てきていたゆりは20才になった今でさえ感情を理解する事ができていなかった。でも自分の中でも今までに経験した事のない感情を味わっていた。

    2005-11-25 23:52:00
  • 31:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    片付けを済ませてさやと店をでた。店から歩いて5分のマンションにさやと2人で済んでいた。部屋は2DK。十分の広さだった。お風呂に入り仕事もあるので寝ることにした。ベットに入っても全然寝付けない。目をつぶってもしゅんの顔が焼き付いてて目の前から離れない。

    2005-11-25 23:58:00
  • 32:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    こんな気持ち初めて…。どぉ表現していいのかわからない。
    コンコンっ。「ゆり寝てる?」さやだ。カチャっ「起きてる。どした?」さや「ゆりの事気になってね」ゆり「朝まで飲む?」さや「うん」冷蔵庫からビールをだしいつもの用に飲み始めた。話題といえばまずは昨日別れたばかりの将太の事だった。

    2005-11-26 00:05:00
  • 33:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    将太との出会いは昼の仕事で出会った。何回か一緒に遊んでいるうちに告白されなんとなく付き合うようになった。嫌いではなかった。顔もゆり好み。服装もゆり好み。性格も合わないってほどでもなかったけどなぜか好きになる事ができなかった。さやにも何度も相談はしていた。でも別れ話をする時はいつも自分1人で決めていた。別れる別れないは決めるのは自分。他人が決めた事を従うのはおかしな事だから。

    2005-11-26 00:11:00
  • 34:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ゆり「やっぱり心の底から好きって言う感情がでてこないんよ。好きは好きやったよ。将太と遊んでても苦痛じゃなかったし。でもゆりの中では将太もゲームにすぎへんかったねん…」 さや「後悔がないんならいいと思うよ。ゆりの幸せはさやの幸せでもあるんやからな。で!!!しゅんくんにときめいてたりして?」さやがにやついてる。ゆりは正直に今の感情をさやに伝えた。これがどんな感情に変わるのか…。ただ今思うのは【早くしゅんくんに会いたいな…。】

    2005-11-26 00:16:00
  • 35:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「それって恋の予感やん」とさやにからかわれお酒がまわってき出勤時間まで寝る事にした。
    ピピピピピピピ?。目覚まし時計がけたたましく鳴り続けている。今日1日頑張れば夜はしゅんに会える。いつもより念入りに化粧をし髪の毛も巻いたりしていた。こんな事将太と付き合ってる時したっけ…(笑)

    2005-11-26 00:20:00
  • 36:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    も−嬉しくて嬉しくてたまらなかった。1日中笑顔で過ごした。同僚や上司の人達にいやってほど「ゆりちゃん今日はご機嫌やね。なんかあったの?」と言われていた。別れたてやのにこんな切り替えの早い自分にもびっくりしていた。何よりこんな気持ちになれている事にゆりは喜びを感じていた。

    2005-11-26 00:24:00
  • 37:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    仕事も終わりお店に迎うタクシーの中でも入念に化粧直しをしていた。
    カチャっ。「ママおはよ〜!」ママ「ゆりおはよ。えらいご機嫌さんやね。昨日とはうってかわって。恋したな」ママ「ママ何言ってんの〜」そんな会話を交わしているとさやも出勤してきた。ボーイ達も出勤してきてみんなで食事を済ませた。ご飯どころじゃないよ!しゅんくんがいつ来るのか内心心臓ばくばくだった。

    2005-11-26 00:29:00
  • 38:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    これこそが【真実の恋。】ゆりはそう確信していた。こんな気持ちになるのが初めてで片思いってだけでも苦痛じゃなかった。普通は付き合いたい!自分のものにしたい!とか思うもの。でもゆりはなぜか恋できた事に喜びを感じていた。変な人やわ…(泣)

    2005-11-26 00:37:00
  • 39:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    しゅんは昨日と同じように焼酎をオーダーした。社長と他の人達は来て早々カラオケを楽しみ始めた。しゅんはカウンターに座りもの静かに焼酎を飲み始めた。昨日とは全然態度が違う。そわそわしている。飲むペースも早い…。
    ゆり「しゅんくん何かあったん?」しゅん「いゃっ…あっ…。何もないよ…」
    会話の一つにしても噛みまくりでしゃべれていない。そんな姿も可愛いなぁ。

    2005-11-26 00:43:00
  • 40:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ゆりの顔は笑顔がでまくり。「ゆりちゃん…彼…氏とか…ってイヤっ…彼氏とかいてるん?」「いてないよ」「即答やな。ゆりちゃんのおかげで緊張もほぐれたわ」「緊張?なに緊張してんの?楽しく飲んで行って」「あっうん…。でもこの緊張の中で飲むんもいややから…ゆりちゃん連絡先とか教えてもらえる?今度2人で遊びに行かへん?」

    2005-11-26 00:51:00
  • 41:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    突然の事でゆりは目が点になった。まさかそんな展開になるとは思ってもいなかったから…。
    「うん。いいよ。紙に書くわ」ゆりは携帯番号とメールアドレスを書きしゅんに渡した。「今俺のアドレス送っとくから後で見といて。はぁ。緊張したわ〜。この言葉言うだけで今日1日緊張しっぱなしやったって」

    2005-11-26 00:55:00
  • 42:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    【しゅんくんて可愛いなぁ…。ゆり…恋してる…。】心の中でそぉ確信した。この初めてのなんとも言えないこの気持ちを大切に育てていきたい。今まで経験した事のない純粋な気持ち…。これこそ初めて味わう。昨日会っただけやのにこんな簡単に恋を始められるんや…。恋愛=ゲーム的なものじゃあない!!【真実の恋】だ!!

    2005-11-26 11:10:00
  • 43:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    その日は昨日と比べて早くに閉店となった。店をでて携帯をチェックした。
    「しゅんくんからメール入ってる?!!」思わず声にでてしまった。横にいてたさやはびっくりしていた。
    「ゆりってかいつのまにしゅんくんと番号交換してたん〜。その顔を見るとやっぱり気にいってるんやん」「うん…。初めてこんな気持ちになって…。今までとは違う気持ちやねん。ゆり…しゅんくんの事好きっ」

    2005-11-26 11:41:00
  • 44:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「ゆりもとうとう初恋か」「初恋!?」
    まぁさやに初恋と言われても過言ではない。今まで何人もの人と付き合ってきたのにおかしな話である。
    「さやにいつでも相談しておいで。で!メールの内容は何て入ってたの?」
    「あっ!!忘れてた!!」「おいおい…ゆり…」

    2005-11-26 13:06:00
  • 45:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    【しゅんです。さっそく初メール。さっきはお店やったし俺は客やから本当は断り辛かったやろ…。でも俺はゆりちゃんと一緒に遊びに行きたいからよかったらメールして。俺『風見春』です】「しゅんって春って書くんや…。なんかいいなぁ…」「なになに?も−何独り言言ってんのよ?内容は?」

    2005-11-26 13:15:00
  • 46:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「今度2人で遊ぼうって」「よかったやん。ゆり頑張っておいで。楽しみやな」「うんっ」ゆりはずっと顔が笑いっぱなし。
    将太までの男とはゲームのような感覚だったけどこの日を境にゆりの中ではゲームは終了していた。
    真実の恋への新たな旅立ちなのかな…。

    2005-11-26 13:25:00
  • 47:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    きっとそうだ!この先の事なんか誰にもわかるわけがない。自分自身で切り開いていく。ゆり自身が自分の人生の物語を作っていく!家に着き一段落した所でしゅんくんに返事をした。

    【なんて返そっかな。かわくい返事した方がいいのかな…強気でいたらいいのかな…】色んな事が頭の中を駆け巡る。
    【自分を全て出し切ろう!嫌われたっていい。初めから本来もっているゆりの全てを見てもらお】

    2005-11-26 16:45:00
  • 48:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    自分を作って見せてても後々しんどいだけ。そんな人達と何人も付き合ってきた。それがわかった時点でゆりがしんどくなる。素のゆりを見せよう!
    【メールありがと。今度一緒に遊ぼうね☆楽しみ!春ってかいてしゅんていいね】何も考えずその時思った事をメールした。しゅんくんの事これからどんどん知っていきたいな…。

    2005-11-26 17:06:00
  • 49:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    こんな恋もあるんやな…。ゆりは片思いなのに恋愛している事に優越感にひたっていた。今思えば本当に自分ののんびりさに呆れます(笑)当たり前の事がその当時当たり前ではなかった。普通なら病んだり悩んだりすると思う。でもそんな事よりも今の気持ちがすごくゆりを楽しませてくれてた。いつのまにかゆりは眠りについていたらしくけたたましく鳴る携帯の目覚ましで目を覚ました。

    2005-11-26 17:49:00
  • 50:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    今日は休みか…。そんな事を思いながらふと時計に目をやる。
     ――AM07:30――
    今日は予定もないしこのまま寝ようと目を閉じた。

    ガチャっ!!「うわっ!」さや部屋から聞こえてきた。朝っぱらから何を暴れているんやろ…。

    2005-11-26 17:54:00
  • 51:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「さや。朝っぱらから何をしてるの?」ゆりは寝呆けながらさやの部屋をのぞいた。
    「今日は稜が泊まりにくるからさ(苦笑)」
    さやの部屋は思いっきりちらかっていた。服はぬぎっぱなし…。たばこの吸い殻はこぼれている…。色んな所にものがあふれかえっていた。これを今から片付けていくのか…。

    2005-11-26 20:04:00
  • 52:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやの部屋を見ているとO型だと見ててすぐわかる。毎週起きている光景だ。この後の言葉もかならず決まっている。その言葉を聞く前にさっさと部屋に戻って寝よう〜。と思った時!

    「ゆり〜一緒に片付けて」きたきた!この言葉。

    2005-11-26 20:09:00
  • 53:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    なんでたった1週間でこんなにちらかるかな…。本当になぞだよ…。
    「ゆりは夢のなかに戻ります…」部屋をでて行こうとした時にはゆりの手をつかまれていた。
    「ゆりお願い。今回だけ。今回だけは一緒に片付けて下さい。おごるから」
    そんなこんなで毎週同じ事を言われしぶしぶ一緒に片付けてしまう…。

    2005-11-26 20:13:00
  • 54:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「ゆり〜携帯なってるよ」部屋に戻って携帯をチェックすると、しゅんからだった。
    【おはよ。起きてるかな?急やけど明日予定入ってる?なかったら遊ぼう!!】
    ゆりのテンションは一気にあがった。明日しゅんくんに会える!即効OKの返事をした。

    2005-11-26 20:19:00
  • 55:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやの部屋を片付けてる場合じゃない!明日何着ていこう。あ゙?も-考えるだけで顔がにやけてしまう。
    早く明日にならないかな…。その日は1日中しゅんくんとメールしていた(笑)。電話すればいいのに…。

    1日は早くすぎ夜になった。10時に待ち合わせ。家まで車で迎えにきてくれる。

    2005-11-26 20:26:00
  • 56:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さっさと寝る事にした。なぜか熟睡できた(笑)

    朝。早めに起きて念入りに化粧をし、髪の毛もセットした。よしっ!準備OK!いつでも出陣OK!
    ―♪♪♪―「しゅんくんからだ!」ピッ「もしもし」「あっゆりちゃん?ちょっと早めにでたから早く着いたねん。下にいてるから」「ゆりも用意できてるからすぐ行くね」

    2005-11-26 20:36:00
  • 57:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「ゆりちゃん、どうぞっ」見とれすぎていてびっくり。しゅんくんの車はめゃくちゃかっこよかった。「うん。ありがと。めちゃかっこいいね。」ドアをしめて運転席に乗り込んだしゅんくん。ずっと笑顔が耐えなかった。「俺車いじったりするの好きやねん。あんまりいじりすぎるのも格好悪いけど…」「そんな事ないよ。めちゃかっこいいよ」

    2005-11-26 21:05:00
  • 58:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    あの時のしゅんの顔今でも覚えてるよ。2つ年下なのに無邪気に笑ったあの顔…。しゅんの事は1つ1つ鮮明に覚えてるよ…。
    「さてと出発!ゆりちゃんどこ行こっか。いきたい所2人で考えながら行こう」「それいいなぁ。てか、ゆりでいいよ。ちゃん付けで呼ばれるとなんかねぇ…」「じゃあゆりも俺のことしゅんでいいから」

    2005-11-26 23:09:00
  • 59:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「OK〜。ゆりドライブしたいな。寒いからちょっと車で色んな所行きたいな」「OK〜。俺車で走るんも好きやから休みの日は1人でドライブしとんよな!」
    目的地なんてない。交差点でじゃんけんをしながら買った方に曲がって先へ進む。ゲームみたいなものだった。

    2005-11-26 23:13:00
  • 60:

    名無しさん

    2005-11-26 23:21:00
  • 61:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    知りたかった事をいっぱい知ることができた。お昼ご飯もマクドのドライブスルー。ひたすら走った後休憩でカラオケへ。
    しゅんはものすごくうまかった。惚れ直したってカンジ!聞き入ってしまった…。カラオケの後は映画を見る事にした。そんなこんなで夜になった。夜ご飯を済ませて夜景を見に行くことにした。

    2005-11-26 23:22:00
  • 62:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    今日1日楽しかったなぁ…。こんなドキドキ感なんか初めて味わった気がする。夜景も何回も見てきたけどしゅんと見ている夜景はなんか今までと違うよ…。
    「ゆり!めちゃきれいやなぁ。今日はまじ楽しかった。ありがとな。また来週予定なかったら遊ぼうやぁ」「うん!ゆり彼氏と別れたばっかりやから今は予定全然ないねん。遊ぼうよ!」

    2005-11-26 23:28:00
  • 63:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「店にまた飲みに行くと思うけど嫌がらず相手してや。てか毎日店行ってる?」「毎日じゃないよ。月曜日と火曜日と木曜と金曜日だけだよ」「昼も仕事して大変やろ?あんまり無理せんときや!ゆりは頑張り屋さんて事わかったからや!」こんな短時間でゆりの性格わかってくれてる。しゅんの言葉が嬉しくて泣いてしまった…。

    2005-11-26 23:32:00
  • 64:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ゆりはぐだぐだ悩む事が大嫌い。働くことで考えるヒマをなくしていたのかもしれない(笑)。
    「しゅんくん〜帰ろっか」「おう。またしゅんくんなってるやん!」「あっ…」

    も−楽しくてしょうがないよぉ!!もっともっとしゅんと一緒にいたいけど…。

    2005-11-26 23:36:00
  • 65:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    また家まで送ってもらいバイバイした。しゅんが乗った車を見えなくなるまでずっと見ていた。
    【あ?本当に今日1日楽しかったなぁ!もっともっとしゅんと遊びたかったけど。でも…ほんまにしゅんの事めっちゃ好きやわ。しゅんがゆりの彼氏やったら…。しゅんと付き合いたい】
    ゆりの中にやっと自分のものにしたいという気持ちがではじめた日だった。

    2005-11-26 23:41:00
  • 66:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「さや〜、ただいまぁ!」「あっ!ゆりおかえり〜。てかその笑みはなにぃ?しゅんくんとどこ行ってきたの?そんな楽しそうなゆり初めてみた気するわ。いつもデートの後はむすっとした顔で帰ってきてたのに」 そう!ゆりは今までとは違う自分に気付いていた。だって楽しいんやもん!こんな楽しいって思える事今までなかったんやもん!

    2005-11-26 23:45:00
  • 67:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    その日1日あった事をさやに嫌って程話を聞いてもらった。しゃべらずにはいられない程興奮していた。 

     【しゅんが好き…。】 この幸せがこれ以上の幸せになりますよぉに…。この幸せが壊れませんよぉに!

    ただただ祈るばっかりたった。

    2005-11-26 23:49:00
  • 68:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    【明日からまた頑張って働くぞ!!ゆりは頑張り屋】
    しゅんが言ってくれた言葉を思いながらベットに入った。いい夢が見れますよぉに…。
    しゅんとは毎日メールや電話をした。会社の人達と週1のペースで飲みに来ていた。飲みに来た日はずっとゆりとしゃべっていた。

    2005-11-27 00:43:00
  • 69:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    すごく楽しい時間が流れていた。毎週日曜日が待ち遠しくて仕方がなかった。しゅんと出会い遊ぶようになってから1ヵ月半ほどたっていた。
    その日はいつも通りしゅんと遊ぶ日曜日だった。毎週お決まりのように念入りに化粧をし髪の毛もセットする。

    2005-11-27 00:47:00
  • 70:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    そしてしゅんが迎えに来てくれる。        
    「ゆり。今日は俺が行く所決めてもいいか?」
    「うん。いいよ。どこ行くの?」
    「それは言えませ〜ん。着いてからのお楽しみや!」どこ行くんやろ…。なんか今日のしゅんぎこちないよ?

    2005-11-27 00:51:00
  • 71:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    車を走らせること数十分。着いた所は南港。
    【買い物でもするのかな】ゆりはそれぐらいしか考えられなかった。
    「よし。ゆり着いたぞ!行こう」
    「うん」
    車から降りると冷たい風がゆりの顔を突き破るカンジがした。12月も半ばにさしかかっていたので寒さもピーク!雪が降りそうな勢いだった。

    2005-11-27 00:55:00
  • 72:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ランチを済ませてショッピングをした。途中お茶をして休憩しながら全ての店を見おわる頃外はだんだん暗くなってきていた。しゅんの行きたい所って何なんやろ…?ショッピングだったとしてもゆりばっかりが買っていてしゅんは何も買っていないよ?疑問に思っていたその時だった。

    「ゆり!俺の行きたい所来てほしいねん」

    2005-11-27 01:00:00
  • 73:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    観覧車が目的やったのかい…(苦笑)。しゅんは乗り物が好きやなぁ…。遊園地に行っても2つも年上やのに無邪気にはしゃいで楽しんでいた。ゆりも一緒になってはしゃいでいたけど…。

    そんなこんなで観覧車に乗り込み2人で夜景を見ていた。その時だった!!

    「ゆり…話…あるねん…」

    2005-11-27 01:10:00
  • 74:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「話?…なんの話なん?」いきなりの事で何の話も想像つかなかった。しゅんは真剣な顔をしてた。いつもの無邪気に顔をくちゃくちゃしながら思いっきり笑顔のしゅんではなくいつになく真剣な顔を…。ちょうど観覧車もてっぺんにさしかかった時だった。


    「ゆり…。俺…ゆりの事好きやねん…。付き合って下さい。」

    2005-11-27 01:16:00
  • 75:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    今までこんな光景は何回も経験してきた。ゆりはそんなシチュエーションとかど−でもよかった冷めた女だった。でも今回はなぜか嬉しかった。
    「ゆりなんかでいいの?」「ゆりがいいねん!俺の最後の彼女になって下さい」「うん。ゆりからもっ!ゆりの彼氏になって下さい」

    2005-11-27 16:58:00
  • 76:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    今までなら「いいよ!」って可愛げのない返事をしてきていた。本当は寂しがりやなのに強がって素直になれなかったけど今回は違う。しゅんに出会って本当の気持ちを素直に伝える事ができた。しゅん、本当にありがとね。ゆりはしゅんに出会えてよかった。幸せ!「ゆり!これからもよろしくな。焦らず俺らのぺ−でやっていこな」
    そう言ってしゅんと初めてチューをした。

    2005-11-27 17:05:00
  • 77:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    今まで付き合ってきた人と何回もしてきたチューもしゅんとは全然気持ちが違う!ほんまに心の底から好きと思える人と出会いその人と口がふれただけですごくドキドキする。何もかもが新鮮で口から心臓が飛び出るぐらいの心境だった。

    「俺、ほんまにゆりの事大事にするからな!いつもゆりの強がって頑張ってる支えになりたい。俺ゆりの事守ってやりたい。俺には素直に甘えて来いや!」

    2005-11-27 17:10:00
  • 78:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ゆりはしゅんと付き合った日初めて自分の家に呼んだ。帰り際になりこのままバイバイするのが寂しくて冗談っぽく「あがってく?」の一言から実現した。しゅんも嬉しそうに喜んでた。

    カチャっ「さやいてるけどあがって。さや〜ただいま」「おうっ。お邪魔します」「あっ!ゆりおかえり〜。しゅんくんやん!!!!」

    2005-11-27 17:22:00
  • 79:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやはしゅんがその場にいる事に対してかなりびっくりしていた。ゆりはしゅんの彼女に昇格した事を伝えると飛び跳ねて喜んでくれた。さやは邪魔者はほっといてさっさと部屋に行って下さいと行ってきた。ゆりが帰った時さやはすでにビールを飲んで少し酔っていた。そんなさやをほってしゅんをゆりの部屋に案内した。

    2005-11-27 17:27:00
  • 80:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    【部屋きれいにしててよかったぁ】ゆりはかなりのきれい好き。もしさやの部屋みたいやったら…。とか色々考えてしまった。
    「あっ!ゆり今度どっか行った時写真とってここに飾ろうや」「写真とろ−!」今まで遊んできたけど写真もプリクラも撮った事がなかったし部屋に彼氏と2ショットの写真を飾る事自体なかった(笑)

    2005-11-27 17:33:00
  • 81:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    このまま時間が止まってしまえば…って思った。ただ横にいてくれるだけで幸せ。ゆりの目の前で笑顔を絶やさず笑ってくれてるだけで…全てが幸せでこの幸せが壊れてしまわないように願っていた。
    いつのまにかしゅんはゆりのベットで寝てしまってた。今日1日緊張しっぱなしやったもんね。ゆりの為にありがと。可愛いな…。

    2005-11-27 17:40:00
  • 82:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    いつまで見てても飽きない。どのくらいの時間がたったんやろ…。ゆりはずっとしゅんの寝顔を見ていた(笑)でもしゅん明日仕事やんね?帰らなあかんやん!ゆりはしゅんを起こした。「しゅん!も-12時すぎてるよ。起きて帰れる?」
    「……」 返事がないよ。今までの彼氏なら叩き起こしていた。この自分の変わりようにびっくりするよ。

    2005-11-27 17:46:00
  • 83:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    寝てるからいいっかな…。ゆりはしゅんの口にチューをした。その瞬間っ!!!

    がばっとしゅんが起き上がった。「ゆりだけずるい」なぜか、ふてくされてる。「チューはちゃんと2人起きてる時にするもんや!1人だけ幸せになってずるいやんけ」

    しゅんて…結構甘えた!?

    2005-11-27 17:51:00
  • 84:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ゆりはそんなしゅんの姿を見てお腹を抱えて笑ってしまった。見た目はク-ルで物静かでかっこいいのに中身は可愛くて甘えたでそのギャップがおもしろかった。しゅんは目が一気に目が覚めたみたいだった。1人いじけてるところがまた可愛くていじりたくなる!

    2005-11-27 17:55:00
  • 85:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ごめんごめんとしゅんをなだめつつ…。
    「しゅん明日も仕事やろ?そろそろ帰らないと…。」「ゆりは帰ってほしい?」「しゅんともっと一緒にいたいけど仕事あるしさ…」「俺はこのまままだゆりとおりたい!あかんか…?」「あかん事はないけど…」「俺ゆりと一緒に暮らしたい。俺今日ゆりに俺の最後の彼女になってって言うたの覚えてるか?ゆりは不安な事とか恐くて聞かれへん事は流してしまうやろ?」

    2005-11-27 18:05:00
  • 86:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    確かにそうだ。ゆりは恐くて聞かれへん事は流してしまう癖があった。今回もしゅんの言葉が気になっていた。【最後の彼女?】気にはなっていたが考えすぎたくないのでいつもの癖で流していた。
    「ゆり…俺に頼ってや。俺はゆりの彼氏なんやぞ!俺にとってゆりは最後の彼女や。…あかん説教になっても−た。ごめんな…。」

    2005-11-27 18:21:00
  • 87:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「しゅんは自分の気持ち素直に伝えられへん時があるやろ?それを素直に伝えたいけど遠回しの言い方をするやん。ゆりには何でも素直に言ってきて。しゅんの一言でこの先嫌いになったりなんかしないよ?」
    出会ったのは約2ヵ月弱前。付き合うことになったのは今日。正確には12時すぎてるので昨日。毎週1日遊ぶ他しゅんがお客として店に飲みに来た時にしゃべるぐらい。

    2005-11-27 18:27:00
  • 88:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    2人をお互いの性格をわかりきっていた。そしてお互いの弱点を見付け克服して行こうと思った。
    「しゅん?」
    「今日泊まってもいい?ここから仕事行っていい?何もせんから…」
    「明日ちゃんと仕事行くって約束してくれるならいいよ?」
    「約束する!今日はゆりを1人締めできる!!」

    2005-11-27 18:46:00
  • 89:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    その日はゆりのベットで手をつないで寝た。静まり返った部屋。寝息さえ響く。そんな夜に大好きで晴れて彼氏となったしゅんが隣にいてる。心臓がバクバクで音が聞こえないか…いびきとかでてたらどぉしよ…寝顔ものすごい顔になってたら…色んな事が頭にかけめぐるが気にしていてもどおにもならない事。気にせず「しゅん〜おやすみ〜っ」「ゆりっ。おやすみ〜っ」

    2005-11-27 18:53:00
  • 90:

    ゆり ◆qGHJAmfOM2

    【あの頃は本当に幸せだったよ?あんたは覚えてる?あんたもあの頃はゆりと同じ気持ちやったんよね?あの頃のゆりは何も恐くなかったよ?自分でも強かったって思うよ?でも今は…】

    世間はクリスマス一色。しゅんのクリスマスプレゼント何にしよっかな。あの顔をくちゃくちゃにしながら笑ってくれる程の笑顔を見せて喜んでほしいもの…。

    2005-11-27 19:10:00
  • 91:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    考えても考えてもきりがない。あげたいものなんて山ほどある。あ゙?も-何がいいのかわからないっ!!でもクリスマスは刻々と迫っている。

     ━━12月24日━━ 結局考えつかず香水とマフラーにした。また来年もある!誕生日もある!あっ!っと驚いてもらえるプレゼントをそれまでに考えておこう!

    2005-11-27 19:19:00
  • 92:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    その日はゆりの家でお泊りの日だった。さやと稜は神戸へプチ旅行。ゆりは仕事が終わると急いでスーパーへ買い出し。しゅんにご飯を作ってあげたい!メニューを考えるのも悩んだ。クリスマスやからチキン?でもゆりがチキンを焼ける訳ない(笑)ご飯の事はしゅんに内緒。びっくりさせたかったから。

    2005-11-27 19:25:00
  • 93:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    何日も悩んだ結果メニューは、鳥の唐揚げ、ホワイトシチュー、サンドイッチにした。ケーキまで焼ける余裕はなかったので小さなケーキを買って来た。
    買い物も済み急いで家に帰り料理にとりかかった。
    しゅんの口に合うかな…。失敗したらどぉしよ…。
    プレッシャーに押し潰されながらも失敗したらしたで仕方がない!その時考えよう。

    2005-11-27 19:32:00
  • 94:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    サンドイッチとシチューは無事完成。【上出来上出来!】と自分で自分を誉めていた。後は鳥の唐揚げ…。うまく揚がるかな?味はしみ込ませているのでそれは大丈夫と思うけど…。
    さぁ!気を取り直して唐揚げにとりかかった時しゅんから電話がかかってきた。あと30分で着くとの事だった。

    【急がないと!!】

    2005-11-27 19:38:00
  • 95:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    いい色にあがってきた所で念のために味見してみた。

    【初挑戦のわりには上出来!上出来!よしっ。料理も完璧やし後は盛り付け。】
    せっかくうまくできたんやから見た目もきれいにかわいくしたい。だってしゅんと過ごす初めてのイベントなんやから!!

    2005-11-27 19:42:00
  • 96:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    時計に目をやるとしゅんから連絡がきてそろそろ30分がたとうとしていた。料理も盛り付けも無事終了。あとはしゅんが来るのを待つだけ。その前に化粧直ししておこう…。

    ピーンポーン
    しゅんだ!しゅんがきた。

    2005-11-27 19:47:00
  • 97:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「ゆり。遅くなってごめんな。仕事長引いて。さぁどこ行こっか?」
    「しゅん今日は家でゆっくりしよ。寒かったやろ?」「?おう…」
    リビングに入るとしゅんはかなりびっくりしている。

    「しゅんの事びっくりさせようと思って料理作ってみた。味の保証はできへんけど頑張って作ったねん…」

    2005-11-27 20:00:00
  • 98:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「ゆり…」
    しゅんはゆりにそっと抱きついてきた。体はすごい冷えきって冷たかったけどすごく暖かく感じた。
    「俺…ほんまに嬉しい。帰ったら飯作って待ってくれてる人がいてる。それがゆりや。何もしてあげてへんのにありがとな。俺ほんまに幸せやわ」
    「ゆりも幸せやで?こんなに喜んでくれるんやもん」

    2005-11-27 20:07:00
  • 99:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    素直なしゅん。一言一言が嬉しい。こんなに喜んでくれてゆりは嬉しいよ?
    「しゅん食べよ。」
    「おう。腹減った〜!!」

    しゅんは、おいしい!を連発しながら食べてくれた。食後にはケーキ。ろうそくに火をつけ電気を消した。「ゆり。これ!クリスマスプレゼント。あけてや!」「ありがと!でもこのろうそく先消してしまお?とけてしまうよ」

    2005-11-27 20:35:00
  • 100:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「おうっ」2人で一緒にろうそくの火を消した。電気をつけプレゼント交換のやり直し!!
    「しゅん!これゆりからのクリスマスプレゼント!」「お〜!ありがとな!あけてもいいか?」「あけて」

    「おっ!マフラー!それに俺がほしかった香水やん」「うん。寒くなってきたから風邪ひかんといてな!」

    2005-11-27 20:39:00
  • 101:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    突然すぎてびっくり!ゆりは唖然としてた。
    【約10日前に付き合ったばっかりなんですけど!?しゅん?本気ですか!?】内心、そぉ思った自分と
    【しゅんと結婚?したい!めちゃめちゃ嬉しいよぉ】と、思った自分とで気持ちが入りみだっていた…。

    「ゆり…?」

    2005-11-27 23:22:00
  • 102:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    しゅんはそぉ言うと今まで顔をくちゃくちゃにしながら笑っていたのにいきなり真剣な顔つきに変わり、ゆりの左手の薬指に指輪をはめてくれた。
    「ぴったりやね!めちゃかわいい。しゅんありがと」「ゆりもマフラーと香水ありがとな。で!!これからも仲良く楽しくしよな!」「うんっ。大切にするね」

    2005-11-27 23:32:00
  • 103:

    ゆり

    ゆりの不安な気持ちなんか一切なかった。怖いものなんて何1つゆりの中には存在していなかった。幸せで幸せでこの幸せせさえ壊れない自信があった。しゅんにはゆりの全てをだせる。なんでも話す事ができる。

    2人で切り分けたケーキを食べテレビを見たりゲームをしたりしてゆっくり過ごした。

    2005-11-28 07:42:00
  • 104:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    待ち時間なんかあっと言う間!!しゅんとしゃべっていたら1時間なんかすぐたってしまう。今までのゆりならこの待ち時間に対してイライラして絶対確実にキレてる…。そして大ケンカになってた(笑)
    付き合うって楽しいな…。心からそぉ思ったよ。

    2005-11-28 10:36:00
  • 105:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    【本気になれば人は変わる】この言葉、ゆりは大好き。今の恋も本気!だからゆりは変われたんだよ…?


    も−今年も終わり。来年はどんな年になるんやろ…。怖いものなんかないよ!ゆりには頼れる人がいてるんやし!今まで怖い!って思った事ないぐらい突っ走ってきたけど今は強がらず弱い自分もだせる!

    2005-11-28 11:52:00
  • 106:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    しゅんは真剣に聞いてくるた。ゆりはキャバ時代結構な給料をもらっていた。その時に貯めた貯金にも一切手をださずおいてる。今の昼の仕事だけでも贅沢させしなければ余裕でやっていける。何よりしゅんと一緒にいる時間の方が大切だった…。それを正直にしゅんに伝えた。
    「俺もその方が嬉しい!」

    2005-11-28 13:08:00
  • 107:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    お店にしゅんが来てくれた時しゅんにばっかりつく事はできない。仕事とはいえしゅんも不安だったと思う。その事でケンカする事も何度かあったので…。お店のママは大好き。このままずっとママに頼りたい気持ちもあったけどそれ以上に大切なものが今ゆりの前にいてる!



    【しゅんと言う彼氏…。】

    2005-11-28 13:12:00
  • 108:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    大晦日。隣にいるのはしゅん。カウントダウンの時も年があけた時もいつも隣にいてくれるのはしゅんだった。いつも笑顔を絶やさずゆりだけに向けてくれる。あの時のプロポーズ今まで生きてきた中で一番嬉しかったよ!ゆりは初詣でしゅんとずっと一緒にいれる事を祈った。



    【この先何があってもしゅんだけを愛します。この真実の愛を一生涯守りとおります…】

    2005-11-28 13:42:00
  • 109:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    こんな事お祈りしたなんてしゅんには言えない。内緒のお願い事!
    年越しも年明けもいい感じに過ぎていった。
    1月もあれよあれよとすぎていき世間はバレンタインの季節。しゅんとは何もかもが初めてのイベント!新鮮で何もかも楽しい!面倒臭いなんて思った事もない。手作りにした方が喜んでくれるかな!?でも手作りにしても何を作ったらいいんやろ…。

    2005-11-28 15:26:00
  • 110:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやに相談すると2人で作る事に意見が一致した。
    失敗も勉強の1つ!何事にも挑戦が大事。

    バレンタイン当日…。
    気合いを入れて2人でラッピングまでして完成させた。こんな手作りにするなんか今までした事がない。てかバレンタイン自体あげた事のないゆりでした…。 なんと冷たい女だったんやろ(泣)

    2005-11-28 15:30:00
  • 111:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    しゅんは喜んでくれた。その喜び方毎回違うのが嬉しかった。素直にでてくる表現だと思う。心からしゅんの気持ちが伝わってくる。ゆりはお返しを求めてやってるわけではない!ただ好きと言う気持ちから何かしたい!そぉ思ってしている。

    2005-11-28 15:55:00
  • 112:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    本当に不安になる事なんてなかった。その日その日が楽しくて、幸せすぎて不幸と言う言葉を考える事なんてなかった。ゆりには辛いとかそんな言葉は存在しない!

    季節は春を迎えた。
    いつもと変わりなく幸せな日々を送っていた。 さやの様子がおかしい。早朝から何回もトイレへ駆け込む。

    2005-11-28 16:44:00
  • 113:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    なんかしんどそう…。
    「ゆり…。さや妊娠した」「え…!?りょうには?」「まだ…なんて言おう…。怖くて言われへんよぉぉ」さやは泣き崩れた。さや達はうまくいってなかった。会えばケンカ…。今は距離をおいている期間だった!【子供ができたって言うたらりょうも喜んでくれるよ!きっとうまくいくよ!】ゆりはさやには軽はずみなことが言えなかったのでそぉ心の中で思い泣きじゃくるさやの背中をさすっていた。

    2005-11-28 17:35:00
  • 114:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    子供か…。全然考えつきもしなかったことだった。
    命の誕生とは本当に喜ばしい事やのにさやにおきている今の立場がなぜか子供ができた事に対して素直に喜んでいいものなのか悩んだ。さや…。いつもゆりのよき相談相手でもあり小さいころからずっと一緒やったね。励まし合ってここまできた。こんな時ゆりはさやに対して何かできるんやろ…。

    2005-11-28 17:41:00
  • 115:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやのそばにいててあげよ!さやの幸せはゆりの幸せでもあるんやで?
    「さや病院に行ったの?」「昨日行ってきた…。も−すぐ4ヵ月になるって…」泣きじゃくっていたさやは落ち着いて話だした。さやとりょうは1ヵ月連絡をとっていない状態だった。

    2005-11-28 19:07:00
  • 116:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    何度も衝突しりょうの浮気も原因になっていたようだった。別れ話も出て結局は戻る…。そんな状況が繰り返していた。今回もいつもの事やろなと思っていた。子供ができた話をすれば壊れかかっていた絆も深まるはず!ゆりはそぉ思っていた。

    2005-11-28 23:52:00
  • 117:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「さや?逃げてたらあかんやん!今はお腹に赤ちゃんいてるんやで。その現実を受けとめてちゃんとりょうに報告しやな!さやはお腹の赤ちゃんのママなんやで?赤ちゃんはさやを頼って頑張って生きてるんやで。そのママがこんな泣いてたら赤ちゃんも泣いてるで」

    2005-11-28 23:55:00
  • 118:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやはゆりに泣き付いてきた。さやの気持ちはわかってる!辛い…不安…。その気持ちは痛いほど伝わってくる!でも…。今はさや1人で解決する問題じゃない。


    命って本当にかけがえのないものだから…。

    2005-11-29 00:03:00
  • 119:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「りょうに電話してみる」さやはふらふらしながら部屋に戻って行った。さやにしかわからない心境。ゆりの言った言葉でさやが傷ついてたらどぉしよ…。さやはさやなりに考えていた事あると思う。そんなさやの考えとかにゆりは土足で踏み躙ったように思われてたら…。ゆりは自分が言った言葉が正しかったのか間違っていたのかわからなくなっていた。

    2005-11-29 00:09:00
  • 120:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    今さやにおかれてる状況が今ゆりではよくわからない…。でも!さやには幸せになってもらいたい…。

    「ゆり?りょ…うっ。電話でって…くれへん。何回もっ…何回もかけてるのに」泣きすぎて過呼吸になりながらさやは部屋からでてきた。

    2005-11-29 07:41:00
  • 121:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「さや…。」
    こんな時どおしたらいいんやろ…。考えて考えても答えがで−へん…。
    と、その時さやの携帯がなった。
    「…。りょうやっ!!!」さやの顔はぱぁっと明るくなった感じがした。
    「もしもし?りょう?…」

    2005-11-29 07:44:00
  • 122:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    なんか様子がおかしい…。「ゆり?なんかわからへん。りょうじゃない……。」ゆりはさやに変わり電話にでた。ゆりでさえ何がなんだかわからなかった。



    【これは夢やんな!?】

    2005-11-29 08:43:00
  • 123:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    電話の先はりょうではなかった。誰…!?

    その電話はりょうが車の事故に巻き込まれ助けてくれた人だった。ゆりとさやは急いで病院へ駆け付けた。無事でいてほしい!さやには赤ちゃんがいるんだよ?

    2005-11-29 09:38:00
  • 124:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    いつもゆりの事支え続けていつも心配してくれてたさやの彼氏…。りょう…。さやと同じぐらいゆりにとって大事な友達の1人。さやとケンカになればいつもゆりのところに電話してきてたりょう…。ゆりの相談話もいつもさやと一緒に聞いてくれてたりょう…。横で泣き崩れるさやを支えながらゆりは病院の待合室で待っていた。

    【無事でありますよぉに】

    2005-11-29 09:43:00
  • 125:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    りょうは強い人間や!笑ってでてきてくれる!そぉ信じていた。どれくらい時間がたったんやろ…。時計を見ても数十分しかたっていない…。過呼吸になりながら泣いてるさやをずっと背中をさすっていた。


    現実は厳しかった…。

    2005-11-29 09:45:00
  • 126:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    担当の医師から聞いた言葉はさやもゆりも愕然とさせた…。
    【頭を強くうっているため意識不明の重体である事…。このまま意識が戻る事は奇跡に近いと言う事…。】

    ゆりはさやとその場に泣き崩れてしまった。さやを支えてあげなあかんのに…。

    2005-11-29 09:48:00
  • 127:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ゆりは何をしてるんやろ…。今さやを支えあげなあかんのに一緒になって泣き崩れてる!でも悲しすぎる…。奇跡は起こるやんな…?そう…!奇跡は起こる!
    ゆりはそぉ思うようになりさやを支える事にした。
    「さや?りょう頑張ってるんやで?りょうが目覚ますの待ってあげよ?目覚ました時さやがいてなかったらりょう淋しがるで?」

    2005-11-29 11:17:00
  • 128:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやは一層激しく泣き続けた。病院中に響き渡るぐらい…。ゆりはかける言葉をなくてさやの背中をなぜ続けた…。

    そんなさやをかかえながら家まで戻り泣き疲れたのか眠ってしまった。そんなさやが目が離せなかった…。

    2005-11-29 11:20:00
  • 129:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやの性格からして思い立ったら即行動派。何をしでかすかが本当に怖い…。ちゃんと見ててあげやな…。そぉ思っていたのにゆりは油断してそのまま眠ってしまった。
    起きてみるといるはずのさやがいない…。


    「さやっ!!?」

    2005-11-29 12:57:00
  • 130:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    リビングにもいない…。靴…。さやの靴があるか玄関へ走った。
    さやの靴がない…。
    どこに行ったんやろ…。ゆりは青ざめた…。鍵もかけず家をとびでた。さやの行きそうな場所…。思い当たらない。ゆりはしゅんに電話していた…。

    2005-11-29 13:01:00
  • 131:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    焦って何を言っていいのかわからない…。ゆりはパニックになりながらも必死にしゅんに状況を伝えた。しゅんもりょうとは何回も遊んだことがあり仲もよかったので突然のことにかなりびっくりしていた。突然しゅんが叫んだ!


    「病院や!」

    2005-11-29 13:05:00
  • 132:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    担当の医師から状況を聞いた後さやは泣き崩れてしまったので落ち着かせるためゆり達はりょうには会わず家に帰ってきたのだった。さやはりょうに会いに行ったはず!さやは電話をきりひたすら走り続けた。しんどいなんて思わなかった。病院につきりょうの部屋を聞きまたひたすら病院内を走った。

    2005-11-29 13:10:00
  • 133:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやはいた…。

    【よかったぁ……】ゆりは力が抜けた。
    「さや…。」
    さやは静かに振り向いた。「ゆり…。りょういっぱい管みたいなのつながれてるねん…。顔じゅう傷だらけで包帯ぐるぐるまきやねん…。りょうやってわからへんねん…。」

    2005-11-29 13:13:00
  • 134:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    目にいっぱい涙をためながら必死に離すさや…。
    「1ヵ月ぶりやで…?全然会ってもないし連絡もしてなかったんやで…。次会えるときはちゃんと謝ろうって思ってたのに…。謝ったらいつもの笑ったりょうに会えると思ってたのに…」さやはゆりに抱きつきそのまま泣き崩れてしまった…。

    2005-11-29 13:16:00
  • 135:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    その時りょうのお母さんが来た…。
    「さやちゃん来てくれてありがとうな。ゆりちゃんも。私も今まだ信じられへんねん…。朝もいつもとおり元気に起きてきてね。いつも通りやったんよ…。ここ1ヵ月さやちゃんとケンカしてって口癖のように言っててん。謝りたいけどさやはも-俺に愛想つきたやろな…。って。さやちゃんごめんな…。心配ばっかりかけて…。あんなバカな息子スキになってくれたのに!早く目覚ましよなぁ…」

    2005-11-29 13:21:00
  • 136:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやは大声をあげて泣いていた。そんなさやをゆりはかける言葉もなく優しく包み込んだ。りょうのお母さんはそんなさやとゆりをまた優しく包み込んでくれた。
    「りょっ…うごめ…っごめんな…。さやっ…さやが頑固やから…いつもわがままばっかり言って…。も−わがまま言わへんから起きてよぉ!目覚ましてよぉ!」

    2005-11-29 13:24:00
  • 137:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    りょうのお母さんはずっとさやとゆりを抱き締めてくれていた。自分の息子が事故で意識不明の重体におちいってると言う現実をみて辛いはずなのにさやの事を心配してくれてる…。ゆりはそんな姿を見てりょうが早く目を覚ましてくれる事をただただ祈るばっかりだった。

    2005-11-29 13:33:00
  • 138:

    ゆり ◆F.zJvBVfKs

    家に帰ってもずっと泣き続けるさやにゆりはずっとそばにいた。枯れることのない涙…。ゆりも一緒に泣いてしまった。次の日さやもゆりも仕事を休んだ…。心配してしゅんも来てくれた。さやはずっとベットに入ったまま…。気分が悪いのかつわりで何度かトイレへ駆け込む。食事もとっていなかった…。りょうのお母さんも心配してやってきてくれた。

    2005-11-29 14:12:00
  • 139:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    【さや!赤ちゃんの事言うてないんちゃう?】
    ゆりはふと思った。今の精神状態からだとさや自身の体調も心配だしそれ以上にりょうとさやの赤ちゃんの事も心配だった…。
    りょうのお母さんが夜ご飯を作ってくれた。りょうのお母さんが帰ったあとさやの部屋に行った。

    2005-11-29 15:52:00
  • 140:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さや寝てるのかな…!?部屋越しにさやを呼んだ。返事がなかったけど何か物音がする…。ゆりはさやの部屋をあけた…。
    「さやっ!何してるんよ」さやは睡眠薬のびんをあけ手のひらに大量の薬をだしていた。
    「さやは弱い子やねん…」泣きながらさやは口元にその薬をもっていこうとしていた。

    パシっ!

    2005-11-29 15:56:00
  • 141:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「何やってんのよ!お腹に赤ちゃんいてる事わかってんの?りょうの子供やで!そんなさやの姿見てりょうが喜ぶとおもってんの?」ゆりはものすごい大声でさやを怒鳴りつけた。
    「だってさやはりょうがいてな無理やもん…」
    なぜかさやは冷静だった。

    2005-11-29 16:27:00
  • 142:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「さやがした行動は間違ってるんやで!ちゃんと落ち着いて!さやのお腹にいる赤ちゃんさやを頼って一生懸命生きてるんやで?りょうだって一生懸命生きようとしてる。それやのにさやは何してんの?失礼じゃない?頑張ってさやとりょうの赤ちゃん守ってあげよ」

    さやは少しの沈黙の間を経てまた大声で泣きだした。

    2005-11-29 17:08:00
  • 143:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「さや間違ってた…。りょうの赤ちゃん守ってみせる…。ゆり…ありがとう。こんなさやのために一生懸命支えてくれてありがとう」

    ゆりはひたすらさやの体をなで続けた。
    「りょうも赤ちゃんも頑張ってるんやから…」

    2005-11-29 17:10:00
  • 144:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやはまた泣き続けた…。「さやはお腹の赤ちゃん守り通してみせる!りょうが目覚ました時びっくりするなぁ」そぉ言ってさやはいつもの笑顔に戻っていた。「母は強し!」やね…。


    さやはりょうのお母さんにお腹の赤ちゃんの事を報告しに行った。生みたい!って事を伝えに…。

    2005-11-29 19:05:00
  • 145:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    りょうのお母さんは泣いて喜んでくれたみたいだった。さやはその日から強くなったように感じた。そんなさやを見てゆりはさやとりょうの赤ちゃんの為にさやの事できるだけ助けようと思い仕事が終わると買い物をし真っすぐ家に帰り夕ご飯の用意をする用になった。

    2005-11-29 19:25:00
  • 146:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    自然としゅんの存在を忘れかけていた…。連絡がきても今忙しいから!と愛想も可愛くもない返事…。それよりさやの事が心配だった。いっこうによくならないりょうの事も心配だった。それでもさやは頑張っていた。

    2005-11-29 19:27:00
  • 147:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    そして間もなくしてりょうは帰らぬ人となってしまった…。病院に駆け付けたゆりはその場で泣き崩れてしまった…。今までずっと友達でいつもさやの横にいたりょう…。しゅんと付き合うってなった時もすごく喜んで応援してくれたりょう…。そのりょうがさやをおいていってしまう事ない…。奇跡は起こる!これは夢やから!息もまともにできないぐらい泣いて泣いて泣き崩れた。

    2005-11-29 21:56:00
  • 148:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやは冷静だった…。冷静にゆりに言った。
    「りょうもこんなに悲しんでもらえる泣いてくれる友達がいっぱいいてて幸せものやね。そんなりょうを好きになってさやは幸せやった。それに大切な命もプレゼントしてくれた。ずっとさや達を見守ってくれてる」

    2005-11-29 22:08:00
  • 149:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    そう言ってさやの目から大きな一粒の涙がこぼれた…。その時さやはどんな気持ちやったんやろ…。本当に辛い事やのに…。
    お葬式の時もさやは冷静だった…。お葬式が終わってからさやが話をしにきた。「りょうとはも−会えないんやね…。りょうがさやの近くでいる間は泣き顔見せたくなかった…。さやがりょうの顔見ている間は泣きたくなかった…。」

    2005-11-29 23:02:00
  • 150:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「さや…。りょうそんなさやの事ちゃんと見ててくれたと思うよ?」
    「うん…。さや、ちゃんとりょうに赤ちゃんの事必死で伝え続けてたねん…。じゃあさっきかすかに動いた気がするねん。勘違いかもしやんけどりょうが答えてくれたんかなって…。さやこのお腹の赤ちゃんの事立派に育てる!りょうが残してくれたこの命守り通してみせる!だから泣かへん!泣いてたらりょうに怒られるもんね!ゆりこんなさやの事今まで支えてくれてありがと。さや頑張るよ!」

    2005-11-29 23:09:00
  • 151:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやの言葉は力強かった!さやとりょうはあの時赤ちゃんを通して2人だけの会話をしてたんやね…。さやとりょうこそ【真実の愛】で愛し合っていた。そぉゆりは思っていた。
    しゅんもいつのまにかゆりの横にたっていた。そして「俺りょうとはちょっとの間やったけどほんま出会えてよかったって思えるぐらいいい奴やった。りょうと出会えて俺の人生も変わった気する…。」

    2005-11-29 23:15:00
  • 152:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやは微笑んでいた…。


    さやは昔から強かったね。ゆりはただ弱いから強がっていただけで本当は弱い。さやが羨ましかったよ?今でもそんなさやはゆりにとって支えでもあり尊敬できる大切な大切な友達やで。

    2005-11-29 23:18:00
  • 153:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ━━あの時の事覚えてますか?あんたはあの時何を思ってあんな言葉発したん?あんたは今何をしてるの?あの時の涙は…?あたしは今でもあの時のあんたの顔鮮明に覚えてるで?━━

    2005-11-29 23:25:00
  • 154:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ━今目の前にいてる大切な存在…。それはしゅん。後悔しないように精一杯愛してあげて?その気持ちは相手にも必ず伝わるから…━

    さやの口癖だった。
    ゆりはしゅんが好き。いつもゆりの事を支えてくれてるしゅんが好き…。神社で誓った言葉はゆりにとって心のそこから思った事。いつもしゅんだけを見てる。

    2005-11-30 03:54:00
  • 155:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    梅雨もあけ本格的な夏の始まり7月。ゆりの誕生日の月だった。有休をとって2人で沖縄旅行。この幸せはずっと続くと信じてる…。

    「ゆり。俺ほんまゆりの事守るから!ずっと2人や」「うん」

    2005-11-30 04:06:00
  • 156:

    名無しさん

    2005-11-30 04:24:00
  • 157:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    沖縄旅行から帰って来てしばらくしてからの事だった。知らない番号から電話がかかっている。ゆりは出ずに無視し続けた。
    しばらくしてからまた同じ番号から電話がかかってきた。ゆりは誰やろ…。と思いながら電話にでた。
    「もしもし?」
    「…あんたが…ゆり?」

    2005-11-30 09:48:00
  • 158:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    「あんた誰やねん?」
    「人のダンナに手だしててその言い草はなんなん?」「はぁ!?」
    ゆりはさっぱりわからない。こんなしょうもない電話さっさと切りたかった。ため息まじりに言い掛けた言葉をその女はさえぎった。「しゅんや!手だしてるやろ!私と結婚してんねん!娘もおんねん!」

    2005-11-30 12:47:00
  • 159:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ゆりは言葉を失った。
    【この女は何を言うてんの!?しゅんが結婚してる!?はぁ!?いつも常にゆりの横にいてくれてたやん】「久しぶりに家に帰ってきたと思って携帯みたらあんたの名前ばっかりやしといつめたらあんたの事認めてんねん!しゅんも迷惑してんねん!関わらんといて」そぉ言って女は電話を一方的に切った。

    2005-11-30 12:52:00
  • 160:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    何…!?
    今起こった事って何!?夢?現実…!?しゅんが結婚してた!?
    頭がパニックで心臓の鼓動も早い…。
    ど−言う事?ゆりはしゅんに電話した。

    2005-11-30 12:56:00
  • 161:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    手が震えてうまくボタンを押せない…。
    しゅんじゃないよね?しゅんじゃない別人のしゅんやんね…!?
    やっと辿り着いた気がしてた【真実の愛】。それがしゅんやで?そのしゅんが結婚してた!?嫌がらせもいい所やわ!

    2005-11-30 13:00:00
  • 162:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    本人に確かめる!震えてうまくボタンを押せないわ、震えで何度も携帯を落としながら焦る気持ちを落ち着かせて電話した!
    しゅんが仕事中て事もお構いなく電話した。


    【しゅん!早くでて!】

    2005-11-30 13:02:00
  • 163:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    真夏真っ只中だった。ぎらぎら照りつく太陽。
    家のなかにいてても暑くて汗もでてくる。そんな中ゆりはなぜか震えている…。
    ガクガクに震えてる…。
    昨日もしゅんはゆりの横でいつものくちゃくちゃにした顔で笑っていてくれてたんやで…!?そのしゅんが結婚してるわけないやん!

    2005-11-30 13:06:00
  • 164:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    付き合いたてのクリスマス。小さな箱に入った指輪のプレゼントと共に嬉しい言葉のプレゼントももらったやん!?



    【来年のクリスマスに結婚して下さい】

    2005-11-30 13:08:00
  • 165:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    色んな事が頭を駆け巡る。

    【おかけになった電話番号は現在使われておりません。番号をお確かめの上おかけなおし下さい】

    無残にも響き渡るアナウンス…。ゆりはもう1度かけてみた…。

    2005-11-30 13:11:00
  • 166:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ますます震えてとまらず息もまともにできない。メールも送信できない…。
    ゆりはわけがわからずパニックで落ち着けない。

    【ど−いう事!?】
    ただただ唖然とその場に座り込んだ。

    2005-11-30 13:14:00
  • 167:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    何時間その場に座り込んでたのかわからない。
    さやが帰ってきた。心配して覗き込んできたさやの顔を見た瞬間ゆりの目から涙があふれてきた。声をはりあげ大声で泣き続けた。何があったのか聞いてくるさやに説明さえできない。言葉がでてこない。でてくるのは涙だけ。

    2005-11-30 13:18:00
  • 168:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやは何も聞かずゆりが落ち着くまでずっと付き添ってくれてた。何時間も泣き続けた。枯れる所かどんどん涙はあふれてくる。やっとしゃべれる状態になりさやに状況を伝えた。

    2005-11-30 13:21:00
  • 169:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    壊れるはずがないと思っていた。罰なんかな…!?色んな事が頭を駆け巡る。また涙があふれてきた。
    怖いものも不安もなく生きてきたこの22年間。でも初めて【怖い】【不安】どんどんでてくる言葉。
    本当は弱いのに強がって自分を保ってきたけど初めて自分が崩れていくのを感じた…。

    2005-11-30 13:26:00
  • 170:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    も−ゆりの頭には
    【次があるやん!】て言葉はなかった。しゅんだけしか見えていなかったこの毎日。いきなり別れを告げられたわけでもなく報告もあったわけでもなく、ただ一方的にいなくなった…。

    【遊ばれてたの?だまされてたの?】

    2005-11-30 13:29:00
  • 171:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    失恋とものがこれほど苦しいとは思ってもいなかった。心臓をぎゅっと誰かに握られてるみたいで苦しい…。恋愛をゲームのようにもて遊んできた頃、自分のしてきた行動に自分で最低やと思った。やっと手に入れたと思ってたのに…。

    2005-11-30 13:33:00
  • 172:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやは泣きじゃくるゆりの隣で切れまくっていた。ゆりの携帯をとりあげしゅんの嫁と言う女に電話している。何を言っているのか耳に入ってこない。
    「ゆり!しゅんの事はも−あきらめて!浮気するような男にゆりを任せられへん!ゆりを泣かせる男はゆりがいいって言うてもさやは納得も応援もできへん!」

    2005-11-30 13:39:00
  • 173:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    ゆりはさやの言葉を素直に受けとめ静かに泣いた。
    しゅんとの失恋の涙じゃない。さやと言う親友の優しさに嬉しかったから。いつも何かがあった時支えてくれてたさや…。また助けてもらった。さや…。
    【ありがとうな】

    2005-11-30 13:43:00
  • 174:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    やっと手に入れた【真実の愛】はたった9ヵ月で終わった。そしてそれは【真実の愛】ではなく【偽りの愛】だったと気付いた…。


    季節は秋を迎えた。
    さやは無事元気な男の子を出産した。

    2005-11-30 13:46:00
  • 175:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    りょうにそっくりな男の子。生まれ変わりなんかなとさやと話していた。も−悲しい涙は流さない。
    2人で決めた事だった。これから流す涙は嬉し涙のみ!2人して同じぐらいいっぱい泣いてきた。枯れる事なくあふれでてくる涙をふいてはあふれでての繰り返し…。

    2005-11-30 13:50:00
  • 176:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    も−泣かない。


    でも…。
    あんたの事はゆりの心の奥にまだいてるで!あんたを愛した事忘れてないで!あんたのあの時顔は忘れることなんかないで…。

    2005-11-30 13:54:00
  • 177:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    さやとりょうの子供には、片親でもたくましく前向きに育っていってほしいというさやの願いから
    【拓磨(たくま)】
    と名付けられた。りょうのお母さんも泣いて喜んでくれていた。

    2005-11-30 13:57:00
  • 178:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

     ━━あれから2年━━


    ゆりは前と変わらずさやとそしてさやの愛息子の拓磨と3人で暮らしている。拓磨も2才の誕生日を迎え元気にすくすく育っている。言葉も少しづつ覚えときどきゆりの事を「パパ」と呼んだりもする(笑)

    2005-11-30 14:01:00
  • 179:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    あれからゆりは彼氏をつくっていない。
    ゆりの中では〔恋愛〕と言うゲームを終了させていたのかもしれない。今はさやと拓磨と暮らす毎日が楽しくて仕方がない。色々あったけどまだしゅんを思い出す事がある…。あれから2年もたっているのに…。

    2005-11-30 14:05:00
  • 180:

    ゆり ◆4fg6mZxwdE

    あんたは今どこで何をしてんの?ゆりといた9ヵ月はどんな気持ちでいてたん?あんたは遊びの恋やったん?あんたの顔をくちゃくちゃにして思いっきり嬉しそうに笑ったあの笑顔…。いつまでもゆりの心の中に焼き付いてるから…。


     ━━━END━━━

    2005-11-30 14:09:00
  • 181:

    ????????

    ゆりちゃんお疲れ様?
    ずっと読んでたよ?
    今だに忘れられないんやね?今でも辛いと想う?
    でも恋することを怖がらないでね?神様わいつかゆりちゃんに幸せを届けに来てくれるから?女の子わ恋をしてる時が1番可愛くて、輝いてるんだよ?だから、この先また恋が出来た時━‥頑張ってね?
    頑張れば気持ちわ伝わるし自分も幸せって想うことが出来るよ?
    すごくいい友達がいて本当に幸せですね??
    これからも頑張って下さい?

    2005-11-30 17:12:00
  • 182:

    名無しさん

    2005-11-30 17:19:00
  • 183:

    名無しさん

    なんの弁解も言葉も無いってしゅんくんひどいし…。

    2005-12-01 04:23:00
  • 184:

    名無しさん

    ゅりサン完結ぉめでと?しゅんクンほんまひどぃ??最後メチャ切なくなった

    2005-12-01 06:11:00
  • 185:

    ゆり

    ????????サン?ありがと?前向きに頑張ろって思ったよ??神様は見ててくれてるもんね?恋してる時は本当にいきいきしてたし楽しかったぁ?また恋したいなって心から思えたよ?
    名無しサン?読んでもらってありがと?その後のしゅんの行方はわかりません?まだ正直辛いけど次の恋ができるように頑張るよ??
    カキコ?ありがとうございました??

    2005-12-01 13:51:00
  • 186:

    名無しさん

    2006-04-19 23:06:00
  • 187:

    名無しさん?

    ゆりちゃんは絶対しあわせになる?乗り越えられた成長は無限だよ?

    2006-04-20 00:31:00
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