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∞桃尻伯爵∞
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1:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『だからねー、ユウも忙しいからね?わかるでしょ?アハハ☆わかってるわかってる(。・∀・。)ノうん、ありがと☆じゃ仕事だし切るね、ウンはいはーい☆』
ポチッッ2005-11-26 17:36:00 -
2:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『仕事ッッ♪フンフフン♪今日は金田さんと同伴♪』
あたしユウ☆clubuって店で働く?2☆
ユウは本名をちょっとモジった源氏名です☆
♪♪♪リンコロ♪♪♪リンコロ♪♪
また!!?誰誰ー?2005-11-26 17:39:00 -
3:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
パカッッ
(゚Д゚・)權田やん。嫌々。こいつネチっこいんよね。無視☆
パカッッ
ユウは携帯を開いてすぐに閉じた。
『あ!!!オチチ!!!』2005-11-26 17:43:00 -
4:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
バタバタバタバタッッ!!!
『ユウうるさぃぃ。。。』
向こうの部屋から細やかな声が聞こえる。
『あ、リアごめんッッ』バタバタと走りながら探し物。
『あった!!!あたしのオチチ☆はぁ、これがないと出勤できないトコだった。アブナイアブナイ』2005-11-26 17:48:00 -
5:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『ギャ!!!ひげが生えてる!!』
バタバタバタバタ
『殺すぞてめぇ(´Д`)』
『だってヒゲがッッ!!!ヤダヤダ。ってリア出勤準備しないの?もぅ6時ょお』
『あったまイテぇぇ』2005-11-26 17:52:00 -
6:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ジョーリジョーリジョーリ☆
『毎日よぉやるわ』
さっきとは違う向こうから同居人リアの声。
ユウはヒゲをそっている。
名前はユウ。職業はclubホステス?2の座が指定席。━━━━━━━━━━━━━性別?2005-11-26 17:56:00 -
7:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
元はオ*ト*コ(。´∀`。)ノ
今?中身はそのままyO☆いじってないからね☆元々白くて細かったし、おけけもあんまり生えてこなかったの。
女顔だしね。誰似って?んー、よく言われるのは柴咲コウかしら☆ホホホ☆外身は完璧ょ☆2005-11-26 18:00:00 -
8:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『いってきまぁ(。・v・。)ノ』
ユウはカンカンとヒールをはいて颯爽と家を出た。
時計を見て
『イヤン。遅刻しちゃうやん』
テッケケテッケケとタクシーを捕まえる為に国道まで小走り。女の子らしく、あくまで小走り。2005-11-26 20:56:00 -
9:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
タクシーを捕まえ乗り込む。
『梅田のお初まで急いで運転手さん☆』
ハァァァ小走り疲れた。
携帯を見て異常なし。
『あ、リアのご飯作ってないんやった(゚◇゚・)』2005-11-26 20:59:00 -
10:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
リアに電話をかけてみる。
『圏外(゚Θ゚・)モゥッッ』
リアはユウの1番の憧れで有り友達。
リアは口も悪いし性格もひん曲がりまくっててまっすぐな部分なんてないに等しい。
でもカッチョイイ2005-11-26 21:05:00 -
11:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
実家をとびたして、まだ店に入りたてで住むところもなくてカプセルホテルを転々としながら暗中模索してた時、
リアはあたしに『うちに住め』って言ってくれた。
みんなの憧れで不動の?1。東京の雑誌にもチラホラでる位、本当に華やかできらびやかで妖艶。なのに気取らなくて。
別格って風格の女の子。まさしく憧れるに相応しい女2005-11-26 21:11:00 -
12:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
困ってる物はほっとけない主義でね。
本当は本当に優しい女。
だからあたしは、大好き☆
(´∀`)アハハハエヘヘ
『…さん?お客さん?着きましたよ!!!』2005-11-26 21:15:00 -
13:
天満?
俺や(ΘvΘ)/
2005-11-27 01:25:00 -
14:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『あ、ハイハイ(゚∀゚・)いくら?まけてねオイチャン☆』
『ダッヒャッヒャ(`∀´・)お姉ちゃんべっぴんさんやしホナ千円でええわ』
『イヤン☆オイチャンったら☆』
千円置いてタクシーをでる2005-11-27 13:56:00 -
15:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
お初天神はいつも人通りがすごい。酔っ払ったサラリーマンからキャバクラの女の子にホストのお兄ちゃん。
掻き分け掻き分け目的地。
『待ったー!!?』
先に来ていたお客さんにかけよる。ここでも小走り☆2005-11-27 13:59:00 -
16:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
金田さんは人当たりのいい優しい人。
ちっちゃな町工場の社長さんで2週間に1回決まって同伴。店では3時間いてくれる。
『何食べる?ユウお腹へりまくりだわッッん』
『ハハハ。ユウちゃんはいつも明るいなぁ。何でもええよ何食べたい?』
『肉☆』2005-11-27 14:03:00 -
17:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
焼肉屋で肉を食う。
『旨─────い(゚ε゚・)』
『旨い?よかったよかった☆最近どうや忙しい?』
『んー、忙しいヶドお客さんで優しい人は金田さんが1番やなぁ☆。。。モキュモキュ』
『ハッハッハ上手いなぁ』2005-11-27 14:06:00 -
18:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『もう?1なれんのちゃうんかいな』
『まだまだ(。´∀`。)ノリアは不動の?1やもの☆』
『相変わらずリアちゃん人気はすごいなぁ』
ハハハと笑い合ってジュウジュウ焼ける肉をほうばる。2005-11-27 14:08:00 -
19:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
肉をたらふく食べたら
寒い梅田を金田さんと歩く。
『寒いねーぇ!!!ヒャ』
『寒いなぁ!!!』
店に着くともう9時を回っていた。2005-11-27 14:12:00 -
20:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『ッらっしゃいませェエ』
クラブの癖にお上品でないボーイの威勢のよさ。
金田はボーイに連れられ店内の奥の方に歩いて行く
『ユウおはよ』
店長神吉と挨拶を交わす。店内を見るとまだ開店して間もないのにリア指名のお客さんは2組入っていた。2005-11-27 14:15:00 -
21:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『カミちゃんったら今日も男前やねぇ☆好き☆』
『ハハハ。はよ着替えてー』
店長通称カミ。
この男、尋常でない程モテる。2005-11-27 14:18:00 -
22:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『愛想悪(゚Д゚・)』
『ハイハイ。ユウ今日他に予定は?誰かくる?』
『んー後2組ちゃうかな』
『偉いね。関心関心』
『ぢゃ愛してん☆』ユウはリアとカミが恋仲って知ってるもちろん。仲良し3人だから。こんな絡みは日常茶飯事。2005-11-27 14:21:00 -
23:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『はよ。ホラ着替えて。着替えな本名ばらすよ。』
『ファック(゚Д゚・)!!!』
『ビッチめ』
『ビッチちゃうわい!!!』
こんな日常茶飯事。2005-11-27 14:23:00 -
25:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ユウはプリプリと更衣室に小走りで向かう。
*+*+*カチャッッ
『今日は何着よっかなん』
*+**カチャ
『あ、ユウおは』入って来たのはリアだった2005-11-27 22:28:00 -
26:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『ドレス新調?』
『あー、これなぁ。お客がくれてん。今日きてはったから。ユウは今から?』
『そー。ってリアもう帰ったんお客さん』
ドレスに腕を通しながらユウはリアと話す。2005-11-27 22:30:00 -
27:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『帰った。何故か2組同時に来はって、各々ボトルとシャンパン降ろして帰らはった。』
みんな出勤してがらんと静かな更衣室にリアのCartierのライターの音が響いた。
『そーいえばさぁ、リア最近痩せたよね』
『あら。嬉し。』2005-11-27 22:35:00 -
28:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『なんか有ったァァ?』
『なぁんも有りませんくてよ。ご心配なさらず』
『あら。不動の?1奪回かと燃えたのに』
『あら。そんな事微塵も気配すら漂わなくてよ。ホホホ』
『あら。オホホのホ』2005-11-27 22:38:00 -
29:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
何て無駄に話して、急いで着替えたら
髪と化粧直して更衣室を出る
『最近確実に痩せたよなぁ。リア。ダイエット?』
ふっとそんな事考えながら小走りでリストへ行く。2005-11-27 23:09:00 -
31:
?魔女っこメグ?
同時進行???さすがぉまめタン、ゃることが違ぅね?かっちょぇぇ????
ぉまめタンの話大スキだからぃっも楽しみにしてまつ???がんばってね?2005-11-27 23:52:00 -
32:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
接客中*+*+*カランカラン♪
『なんか最近リアおかしいねんなぁ(゚ε゚・)イライラしてるってゆーか』
『ん?』
『金田さんどー思う?』
『恋多き年ごろやろ?わしも若い頃はなぁ(。´∀`。)ノ』2005-11-27 23:55:00 -
33:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『んー。なんかあったんカナ』
ブツブツブツブツ。。。
『あれ、聞いてない?オーイ?ユウちゃーん』
『あ、どーしたの(o^◇^o)』
ユウにっこり金田さんがっくり2005-11-27 23:57:00 -
34:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
それから3時間(。・_・。)ノ
いつも通り金田さんはしっかり居てくれて、たらふく飲んで帰っていった。
『肩こってんなぁ』コキコキ
送り出しを終えたユウはリスト前を通る。
『あ、ユウ?ちょっときて』2005-11-28 00:00:00 -
35:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
?魔女っこめぐ??どっちにもヵキコありがとう??また感想?待ってます?よかったら別にスレが有るからそっちに?ヵキコ?して貰ってィィかな???同時進行難しいヶド頑張って書きます?
2005-11-28 00:03:00 -
36:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
カミに呼ばれリストで立ち止まる。
『なーにー。あ、肩揉んでくれるって?嬉しいわぁ(´∀`)ノありがたやありがたや』
『イエイエ全く違います。リアが先帰ったから帰る前電話しろって伝言。』
『なんで帰ったん』
『頭痛いんやって。風邪っぽいんやと』2005-11-28 00:08:00 -
37:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『あ。確かにいつも以上にご機嫌斜めやったね今日』
『あいつの『いつも以上ご機嫌斜め』とか(。´μ`。)ノ確実に手に追えんね。』
カミがなんやら紙にペンを滑らして笑った。
『ほんまそれ。』
つられて笑った。2005-11-28 00:13:00 -
38:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『病院嫌いやもんなぁ』
ユウはリストのカーテンを開け中に入って丸イスに座った。
『厄介な女やね』
そう言いながらカミは相変わらず何かを書いている。2005-11-28 00:15:00 -
39:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
キーン
重いライターで煙草に火をつけフッと煙を吐き出すユウ。
『好きな癖に』
にやっと笑った。
『まぁね』と言ったカミは背中を向けたまま2005-11-28 00:18:00 -
40:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
いわゆる男友達。
ユウは別に身なりは女だが、男が好きな訳ではない。
『可愛い』『綺麗』が好きなだけである。
かといって女の子にも興味は余りわかない。
基本、自分ラビュなのだ2005-11-28 00:21:00 -
41:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
カミとは仲がいい。
無駄にじゃれるのは信用してるから。
『異性』としての感情はまったくさらさらない。
でもリアに話さない事も時にカミには話せる。
やっぱりネッコは男だからか、カミと気が合うからからよくわからないヶド。とにかく仲良しなのである2005-11-28 00:24:00 -
43:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『ユウさんご指名です』
ボーイがカーテンを開け言う
『誰ー?』
煙草をクシャクシャッッと灰皿に擦りつけ火を消す。
『太ったダブルのスーツきた人っす』2005-11-28 13:59:00 -
44:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『堺さん?』とユウ。
『堺さん。』とカミ。
『はいはーい。』
リストを出て席につく。2005-11-28 14:01:00 -
45:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
●CLOSE●閉店後●
『あぁ(´Д`)ハァ。今日もちかれたァァ』
『リアに電話しぃよ』2005-11-28 14:03:00 -
46:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
プルルルプルルル
『何や』
『いや、リアが電話しろって行ったんじゃないの(。`_´。)』
『福々きて。』
『え、帰ったんちゃうの』2005-11-28 15:39:00 -
47:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『色々あってん。はよ来い』
ブチッッツーツーツー。。
?(゚Д゚・)
相変わらずわがままな姫に言われた通り福々に向かう。
カラ───ン♪2005-11-28 15:41:00 -
48:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『ユウちゃんいらっしゃい。リアちゃん待ってるよ(o^◇^o)。なんか、かーなりイライラしてるよ』
福々は座敷のBAR。
マスターとも仲良しで仕事終わりにリアとよく来る。
刺身が旨い。ダシ巻きも旨い。2005-11-28 15:45:00 -
49:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『マスター久しぶり☆とりあえずジンフィズね』
カツカツカツと奥の座敷の障子を開ける。
『お疲れ。』
『どーしたの?なんか有った?って頭痛いのは?』
『まぁまぁ座って。』スルメをかみかみしながらリアがユウを座らせる2005-11-28 15:49:00 -
50:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
リアが酔ってる。
キケンダ(゚Θ゚・)2005-11-28 16:22:00 -
51:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『なんか有っ…』
『やかましい。飲め!!ヒックシ』
完全にヤカラモードだわ。大変だわ。喰われる?(゚Д゚・)!!!2005-11-28 16:24:00 -
52:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
♪♪♪リンコロ♪♪リンコロ♪♪♪
----神----
カミ!!!ナイス!!!
『カミなら出んなや』2005-11-28 16:26:00 -
53:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ビックー!!!(*´□`)ノ
『あ…、はい…。でも何で』
『嫌やから』
『何でいや………………………………………!(゚?゚・)!!』
。。。。。リアが泣いとるッッ!!!2005-11-28 16:30:00 -
55:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『カルパッチョ旨ッッ!!!リアほらあーん(。ΘμΘ。)ノ』
『そーよ!!あたしがさばいたんだから絶品よ!!リアちゃん食べなさいよッッ☆』
『あ、このフィレカツも旨!!』
『でしょ!!!ホラッッリアちゃん?食べて飲んでホラ』2005-11-28 19:10:00 -
56:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
それはまるで、泣きやまない赤子を必死に泣きやまさせようとする大人のような、
必死さである、
『ゥワァァァァァン(pД┰)!!!』
リアの涙は沸き上がる
(o∵)人(゚Д゚・)大変だわッッ2005-11-28 19:16:00 -
57:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『何が有ったの』
聞いても首を横にフリフリするだけのリア。
リアはかなりのひねくれ者で強がりだ。だからこんな時も絶対理由は言わない。
『ドイ゙レ…。漏れるッッズヒッッ』2005-11-28 19:19:00 -
58:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
リアがマッチョムマスターに手を引かれトイレに行った。
『ん゛ーーーん(o*д*)ハァ』
♪♪♪ロンコロ♪♪ロンコロ♪♪♪2005-11-28 19:21:00 -
59:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『あ、あたし?じゃないや。リアの携帯か。』
(゚Θ゚・)!!!
泣いてる原因わかるかも…。2005-11-28 19:23:00 -
61:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
パカッ。。。。
『………(゚Д゚・)なんやて!』
ユウがみたメールはこう。
『早く決めてやぁ☆売れっ子ホステスやったら20位軽いやろ☆俺もあんま手荒い真似したないねんからやぁ☆ま、言い返事待ってまぁぁぁす☆』2005-11-29 00:05:00 -
62:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
件名は登録されていない。
馬鹿みたいに無駄につらつら列なった英単語。
『誰やこいつ。』
不安がユウを包んでいく。
『しかも字間違ってるし。『言い』やないやろ。『良い』やろ?…よほどの阿保か』2005-11-29 00:08:00 -
63:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ユウは、障子の向こうからカツカツカツカツとヒールの響く音にビクッとした。
リアが戻ってくる(゚Д゚・)
とりあえず瞬時に脳味噌が『消せ』と怒鳴ったので
脳味噌の指示に従いメールを物凄い勢いで消した。
ポヒポヒポヒポポポポポポポ!!!2005-11-29 00:12:00 -
64:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
カス──────ン
とまのぬけた音を鳴らし障子が開く。
『(εΘε。)ただいま』
泣いて擦って腫れ上がったリアの目にハッッッ?(゚Д゚・)!!
『ノビタが眼鏡取った時のB目たぁこのことなんだと今実感。ナウ、ナウ実感』2005-11-29 00:16:00 -
65:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『あぁ。B目ね、ズヒッッ』
『え!?知ってんの(゚Σ゚.)!』
『当たり前やろ。ズッッ。あたしを誰だと思ってんの』
『さすがァァ(。´∀`。)ノ』また一つリアに尊敬の念を抱いてしまった☆ハァ☆2005-11-29 00:20:00 -
66:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『あれ、ズヒッッあたしの、ズッ、携帯しらん?』
??(゚Д゚・)!!!ヤバイ!!
『ハァイ☆リアちゃんあったかいおしぼりょ☆』
ナイスだマスター☆
リアがマスターを見てる内にユウは携帯をリアのバックに突っ込んだ。2005-11-29 00:23:00 -
67:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『あ、そやそや携帯、ズッッ、知らん?』
『バックよく探した?リアはガサツやから(゚Д゚・)ちゃんと捜しなさいよッッ』
まるで、さも知らんようなデカイ態度でユウは答える。
『ズヒッそれがなぁ、ないね…あ、有った。』
悲しいかな日頃の行いがこうゆう時に表に出る。全くユウを疑わず、リアは自分の不注意と納得して携帯をバックに戻した。2005-11-29 00:31:00 -
70:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
リアはその後々何時間か飲み倒して案の定ぶっ倒れ、マスターとタクシーまで引っ張ってタクシーに掘り込んだ。
『北野まで』
タクシーは走りだす。ブーン
『ったく(゚Д゚・)』ユウはリアの頭をくしゃくしゃと撫でてため息をついた。2005-11-29 14:59:00 -
71:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『どうするかな。』
ユウは明るくなろうとしている空を見上げて呟く。
とりあえず登録されていない、頭の悪い男のメールアドレスをリアの携帯から抜き出す。
『着きましたよー。』
ハッと見上げて『ありがとう。いくらです?』と笑った。2005-11-29 15:03:00 -
72:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『重ッッ!!!』リアをかついでタクシーから降り、
オートロックをピポパポ押してエレベーターまでゼーゼー言いながらヨタヨタと歩く。
ガンッ!!!
半ば殴る様に陳列された数字の11のボタンを押す。2005-11-29 15:08:00 -
73:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
なんとか家につくとリアをベットに転がす。
『ムニョムニョムニョ(ΘωΘzZZ)』
リアはぐっすりと深い眠りの中に入り込んでる。
ユウは自分の、ピンクと紫のスワロフスキーでキラキラにデコレーションされた携帯を開いた。2005-11-29 15:12:00 -
74:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
プルルルルプルルルルプルルルル
『はい?』
『あ、ケイタぁ?ホスト上がったんだってね☆お疲れ様。』
電話の相手はケイタと言う元ホスト。2005-11-29 15:17:00 -
75:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ケイタの彼女、琳は、ユウの昔からの友達。
もちろん二人ともユウの中身を知っている。
琳がいろいろ大変だった時からケイタとはあれこれ仲がいい。『どーしたのまさるっち☆』
『(゚Д゚・)本名で呼ぶなって』2005-11-29 15:19:00 -
76:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『で、その男を調べろと?』
『そぅなの。多分ホストなんだと思うのよ。』
『根拠は?』
『さっきまたメールきてねー、見たら『店にお金持って来たら客が怪しむから用意できたらメールして』とかぬかしてケツカッチンなのよ』
『アドレスになんか手掛かりないィィ?』2005-11-29 18:05:00 -
77:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『んー(゚Θ゚・)。。。
あら(゚Д゚・)??。sirouって書いてる。シ…ロウ?って呼ぶのかしら』
ユウは目を細める
『シロウ?…あ、シロかな?アドレス顔文字みたいになってない?』
『なってる!!!英単語で顔になってる(゚∀゚・)』2005-11-29 18:09:00 -
78:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『シロなら俺の同期のツレが前働いてた店のヤツやん☆』
『ケイタは直接知り合いじゃないの?店はどこ?』
『うん、俺ッチは直接繋がりない。たしか店は梅田の●店』
『ありがと。じゃ(。´з`。)ノ』2005-11-29 18:14:00 -
79:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『え、オイオ…』ぶちッッ
ユウは電話を切り店の名前を携帯にメモする。
『(`∀´*)イッヒッヒッ☆
見ておれ馬鹿ホスト☆あたしの世界一ラブなリア泣かしたんだから。たんと、こらしめてあげるからねッッ☆』2005-11-29 18:19:00 -
81:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
気がつくと寝ていた。
ん…なんか……痛い…。
『ギャ(θДθ!!!)』
目を開けると、寝ぼけたリアがおもいっきり踏ん付けていた2005-11-29 22:54:00 -
82:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
リアは清々しい目覚めだったのか、みょうにすっきりした面持ちで部屋を出ていった。
『けーたいーどこやぁぁ』
リアが出ていった部屋で小さい声で呟いた。
カサカサとベットの周りを手を滑らし携帯を捜す。2005-11-29 23:16:00 -
83:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
♪♪♪リンコロ♪♪♪リンコロ♪♪
パカッッ
《嘘つきは泥沼の始まりよ》
●件名●カミ●
カコカコカコカコカコカコカコカコカコ。。。2005-11-30 00:17:00 -
84:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
《泥棒よ。デワ☆》---送信☆
パタンッッ
携帯を枕の下に突っ込み、布団にくるまる。
リアが『仕事の準備は』
って部屋に顔をひょっこり覗かせて聞いてきたヶドゴロゴロ☆2005-11-30 00:21:00 -
86:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
気がつくとまた寝ていたのかヨダレが垂れていた。
◎PM21時43分◎
『ありゃ。よく寝たわァァ。ふぁぁぁ』
あくびをしながらベットから降りて居間へ行く。2005-11-30 01:40:00 -
87:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
携帯を見るとチカチカと点滅。
『んー誰かしら』
パカッッ
●件名●リア●
《ヤバイって(。´-`。)ノ》2005-11-30 01:42:00 -
88:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
(゚Д゚・)ヤバイのッッ!!?
あの馬鹿なシロって奴の事!!?大変な事になってるの!?
ハァハァ、ダメよ落ち着けあたし。落ち着くのよあたし。落ち着け落ち着け落ち着け(。・_・。)ノ2005-11-30 01:46:00 -
89:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
くっそぅ!!!シロめッッ!!!
またリアの可愛い顔を悲しい顔にさせたのね!!
許せないッッ!!!
絶対許さないワヨ!!!
バタバタバタバタバタバタバタバタ2005-11-30 01:48:00 -
90:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
ユウは物凄い早さで風呂に入り髪を乾かし化粧を始める。
『リアに悲しい顔はさせないんだからッッ』
勝手に闘争心をメラメラ燃やすユウ22サィ。クドイようだが性別はオ☆ト☆コ☆2005-11-30 01:51:00 -
91:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
バタバタバタバタ必死に急ぐ。
ユウはシロに会いに行くおつもり。
急がなくても良いのだけど、ユウは逸る気持ちを押さえられず急ぐ。
それでも化粧に時間がかかり、結局準備出来たのは
◆23時42分◆2005-11-30 01:57:00 -
93:
さく
読みアゲッ??
2005-11-30 15:37:00 -
94:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
さくチャンありがとう(。´v`。)ノトリップ変わったし?機使いにくいヶド頑張って書きます☆
2005-11-30 16:19:00 -
95:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
♪♪♪リンコロ♪♪♪リンコロ♪♪
(゚Θ゚・)誰やろ。
『はーい?』
『もしまさるっちィィ☆』2005-11-30 16:21:00 -
96:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『あぁ、ケイタ?どしたのー?あたし今忙し…』
『新情報なんやヶドー☆』
『!!!何ッッ!!?』
『聞きたいィィ(。´v`。)ノ?』
ケイタが、電話ごしにでも嬉しそうなのがわかる。2005-11-30 16:24:00 -
97:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『何(*゚Д゚)!!!』
『あんねー、実はシロってホスト、かなり友営で有名でね、夜遊びにもほとんど叩かれた事ないねんてー。』
シュボッッ
ユウは煙草に火をつけた。
『うん、で?』2005-11-30 16:26:00 -
98:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『でもね(。゚∀゚。)』
『何(。゚∀゚。)』
『かなりバクチ好きで、借金がかなりあるんね。』
『ホゥホゥ(゚Θ゚・)』
『リアっちょと付き合ってた時からバクチ好きやったんやろうしリアっちょは知ってるかもだけど、裏ではかなり鬼みたいな事してんだってー』2005-11-30 16:30:00 -
99:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『(。・_・。)?』
『友営の裏で、オイシイ客は、しょっぱな枕して、こってこての本営なんだって。
だから叩かれないし、周りも気付かないの。』
『で?』
『で(。´v`。)ノね。』2005-11-30 16:32:00 -
100:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
*+*+*+*ピッッッ
ユウは煙草をくわえたまま携帯を眺め下ろしていた。
『『本営の一人が、未成年だったんだって☆』か。。。』
呟いて……ニヤリ☆2005-11-30 16:35:00 -
101:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『イッッヒヒヒヒ(`∀´*)』
(。゚∀゚){オイシイじゃない☆未成年に酒飲ましてケツカッチン☆プックック☆でもそれだけじゃ何か物足りないわねェェ。せっかく休んだってのに。
(*゚Д゚)!!!ハッ☆2005-11-30 16:39:00 -
102:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
(。´v`。)ノにやり。
ユウはバッチリ化粧を直して、ファーのボッテリついたコートを羽織り、無駄にでかい玄関の鏡で全身くまなくチェックする。
『よしよしッッ、完璧☆』2005-11-30 16:43:00 -
103:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
ファーコートにHERMESのバーキンを片手にぶら下げ、BVLGARIのアクセは首から手元からキラキラお上品に光りを放つ。
金持ちな小マダムみたいな身なりでカツカツとヒールを鳴らし、
むかうは梅田☆
新地はすり抜けタクシーを走らせる☆2005-11-30 16:47:00 -
104:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『あ、オイチャンそこでいいよ☆いくら?1260円?はいハーイ。じゃ、これで。お釣りはいいからコーヒーでも飲んで☆グピッッと飲んじゃって☆じゃありがと(。・v・。)ノ』
ユウはタクシーを下りて活気ついた梅田の街を歩く。2005-11-30 17:15:00 -
105:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『さぶっッッー!!!』
ユウは腹ごしらえを済ませて東通り商店街をテケテケテケテ歩く
『あれ、シロの店なんて店だったかな』
『お姉さん☆どこいくんッッ』
ユウはどうせスカウトかと嫌々ながら手をスッとふって振り向きもせずステステ歩く。2005-11-30 21:27:00 -
107:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『どこいくんってッッばぁ』
しつこい男にユウはイライラしたが次の瞬間
『あ(。゚∀゚。)』
ユウは振り向く。
『お兄さん◆ってホストクラブ知らない?』2005-11-30 21:30:00 -
108:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『え?それ俺の店やで』
(゚Θ゚・)!!!
『あら(。´v`。)ノなんて運がいいのあたし☆話しが早いわ☆シロって子いる?』
『シロさんのお客さん?シロさんもう来てるで』
『連れてって☆さぁさぁ今すぐに(`∀´*)』2005-11-30 21:33:00 -
110:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『らっしゃっせェェ!!!』
ついたホストクラブは、
耳がキンキンする程うるさいトランスの音色と、かんだかいお客さんの笑い声。
ホストの低いトーンでアップテンポな一気コール。2005-12-01 01:23:00 -
111:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『シロさん指名やんなー!!』
連れてきてくれた新人は、複雑な気持ちなのが伝わる、マニュアル通りの作られた笑顔。
『うん。あ、たんたかロックでスダチ搾って』
ユウはとりあえずと言った感じでオーダーしてホッと一息2005-12-01 01:26:00 -
112:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『あの子髪の毛アップの方がいいのに』
暇な待ち時間、ユウは勝手にお客のファッションチェックをして楽しむ。
『あの子はミニスカート似合わないのに無理しちゃって』
実にいい迷惑である。2005-12-01 01:29:00 -
113:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『はっじめましてぇ☆ヘルプのゴルゴでーす』
ユウは目の前に座ったホストを見て
『(゚Θ゚・)よく君そんな名前つけられてまでホストしようと思えたね』
『えー!!?ってか可愛いなぁ!名前聞いていい?』
無視かよ(。´v`。)ノ2005-12-01 01:32:00 -
114:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『ホストよく行くん?』
『可愛いな』
『彼氏おるん?』
マニュアル通りか?つまらん質問である。ユウはうるさい空気が窮屈で、窒息しそうで堪らなく気分が悪かった。2005-12-01 01:36:00 -
115:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
適当に愛想笑いを振り撒くと、手元のグラスを傾けた。
カラン。。。コロン。。。
まだかシロは。シロはまだなのか。
イライラがユウを包み込む。
『はじめましてェェ☆』━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━キタ!!2005-12-01 01:39:00 -
116:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
●●略部●●
『はじめましてェェ☆』
キタ!!!2005-12-01 01:40:00 -
117:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『シロでっすゥゥ☆』
ユウははやる気持ちを無理矢理落ち着ける。
ギュウギュウ。落ち着け落ち着け
ユウはゆっくりと見上げ、さも待ってました!!!的な満面の笑みを浮かべ『はじめまして☆』2005-12-01 01:43:00 -
118:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『はじめましてやんなぁ☆ってかロックかよッッ!!!』
━━━で?
『待たせてごめんなぁ。でもめっさ可愛いやん!!!付き合ってって感じやわ☆』
━━━で?
ユウは品のないホスト、シロを見てより一層吐き気を催した。2005-12-01 01:47:00 -
121:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
ユウはあまりに品の無い笑い方をするシロをみて
『まぁ顔は綺麗ヶド。なんでこれと付き合ってたのリア』
と小さすぎる声で呟いた。
無論、ばかでかいトランスの音に掻き消され、ユウの声は隣のシロには届かなかった。2005-12-01 12:46:00 -
122:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
シロが笑いながら聞く
『俺もなんか飲むでーィ☆』
『あ、じゃあとりあえずカフェパでも☆』
シロはピタッッと一瞬止まった。しょっぱなカフェパで、テーブルにはフルーツが置いてある。まるで金持ちお嬢さんが知らないホスト遊びをしにきたように誰もが見て取れる光景。シロは『オイシイ客』と察知したのだろう2005-12-01 12:50:00 -
123:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『ありやーっすッッ!!!』
うるさいトランスは尚更うるさいシャンパンコールに早変わりする。
ユウは続けて2本降ろした。
幸いシロの客は続けて帰り、店内のシロのお客はユウを含めて3組。
『オイシイ客』と判断したシロはユウにつきっきり。2005-12-01 12:54:00 -
124:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
シロはさすがに酔っていた。
ユウにやり。´v`。)
『そろそろかしら』
でわでわ作戦実行☆
『あのねー?』シロの耳元に顔を近づける2005-12-01 12:58:00 -
125:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『何なにー?』
シロからシャンパンの臭いアルコール臭が漂う。
『あたしちょっとふたりっきりになりたいなぁ☆』
ユウはこれみよがしに甘い声でささやく。
シロは酔いも手伝い『オイシイ客』『枕』『もっとオイシイ客』が脳裏をよぎる。グリグリグリグリ☆2005-12-01 13:02:00 -
126:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『でもなぁ』
ちょっと困った顔をするシロ
『そーやんなっ!!ごめん』
ユウはすかさず引く。
『じゃあ今日はもう帰ろっかな☆酔っちゃったし』2005-12-01 13:04:00 -
127:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
ユウはチェックとヘルプに告げると、運ばれた伝票をみて財布を開ける。
『(*゚Д゚)!!!』
酔ってはいてもシロもホストのはしくれ。
ユウがわざと入れて、わざと見える様に開けたともしらず財布の中の見る。軽く100枚はあるだろう札束。2005-12-01 13:07:00 -
128:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『枕決定☆本営決定☆』
シロは頭の中でウッヒョウヒョ☆
もちろんユウはニヤリ。
『かかったな』
呟いて財布をバックにしまう。2005-12-01 13:10:00 -
130:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
シロはユウの腕を引き、トガノ町のラブホに入る。
『ィシシ(`∀´*)』
ユウは思惑通りに事が進みご機嫌。
『ご休憩っと☆』言って部屋を決め、エレベーターに乗ったらチンッッ☆あっという間に部屋に入る。2005-12-02 00:21:00 -
131:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『ヒャーイッッ☆』
部屋に入るなり、馬鹿が飛び付いてきてユウはベットに押し倒される。
『イヤン☆先にお風呂☆入ってきてッッ(。´v`。)ノ』
『えー!!!もーいーやん』
『だめッッ☆』ブリブリと玉緒級のぶりっ子ぶりにシロも泣く泣く風呂に行く2005-12-02 00:24:00 -
132:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『さ、てと☆』
ユウはバックから何やら白い粉を取り出した。
おーっと!!!そこのあなた!!!
危ないお薬ではないので安心しておくんなまし☆
バカッッッと冷蔵庫を開けて冷たい冷たいジュースを取り出す。ポカリである☆2005-12-02 00:27:00 -
133:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
サラサラサラサラ〜♪
実はこの粉、漢方薬なのです。あまりにもリアが寝付きの悪い時に飲ませるとぐっすり☆
な万能薬☆
ポカリは吸収が早いでしょ?
うふふふふ(。・v・。)ノ2005-12-02 00:30:00 -
134:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
準備は万端☆
ユウももうひとつポカリを出してグピグピプハー(。θvθ。)ノ
カラカラカラカラ。。。
『ウイーックお先〜☆いい湯やったで早く入りや』
『ハァイ(。´v`。)ノあ、シロくんポカリ出しといた☆どーぞ☆』2005-12-02 00:33:00 -
135:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
ユウは自分の持っているポカリを口に宛てながらシロにポカリを渡す。
『おぉ。わざわざあけてくれてんやん。ありがと』
グピッッ。。。グピ。。。。。。
ノンダ━━━(。゚∀゚。)━━━!!!2005-12-02 00:36:00 -
136:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『じゃ、ゆっくり待ってて』
ニヤリと不適な笑みを浮かべユウは風呂場に入っていった。
数分後(。・v・。)カッコーカッコー2005-12-02 00:38:00 -
137:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
カラカラカラカラ。。。
『あぁら☆なんてぐっすりお休みなのかしら☆』
してやったり(。゚∀゚。)
シロはガーゴーガーゴーと怪獣を思わせるイビキを軽やかなリズムで発していた。2005-12-02 00:41:00 -
138:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
つんつんしても、ハリ手くらわしても、引っ張っても、乗っても………びくともしない☆
(。`v´。)ノ
。。。。。キュッポンッッ!!!
ユウはバックから取り出した油性マジックのフタを抜いた。2005-12-02 00:44:00 -
141:
?ハナハナ?
おまめちゃん??烏龍茶?から読んでます?これからもいろんな小説を届けちゃってください??
2005-12-02 01:26:00 -
142:
名無しさん
メタおもろL|??
頑張って更新
させて?さL|ねえ〜?2005-12-02 06:09:00 -
143:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
??ハナハナ??読んでくれてありがとう??アナタにオモシロシなお話?届けこの思いッッ?
名無しサン?ありがとう??また感想スレにヵキコ待ってます???2005-12-02 11:43:00 -
144:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
キュッキュキュキュキュキュッッ。。。
『(。´v`。)楽し☆』
キュキュキュキュキュキュッッ。。。。
数分後(。・v・。)カッコーカッコー♪2005-12-02 11:45:00 -
145:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『よし☆携帯携帯ッッ☆』
カシャッッカシャッッ
『完璧だわ☆』
ユウは何やら思惑通りに事を済ませて清々しい顔でラブホの玄関でヒールに足を突っ込み、カンカンとかかとを鳴らした。
『ふふッッ☆売れっ子ホストさらばじゃ(。´v`。)ノ』2005-12-02 11:49:00 -
146:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
パタンッ。。。
部屋の中はガーゴーとイビキが響き続ける。
イビキの発声源シロはあられもない姿。簡単に説明しますと、
スッポンポンなシロのアレは黒いインクで塗り立てられ、お腹には落書きが。
気になる(。・v・。)?2005-12-02 11:52:00 -
147:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
【僕は立ちましぇん】
しっかり黒々と記入されたシロのお腹は、しっかり写真となりユウのデータフォルダに保存された。2005-12-02 11:54:00 -
148:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
シロが脱ぎ捨てたスーツのポケットには一枚のカミキレが突っ込まれ、その紙には
【写真ばらまかれたくなかったら、金輪際、リアには近付いちゃダメよ☆うふふ☆あ、ちなみに携帯のリアの写真は削除したし、念のためSDカードは頂いておくわ☆
P.S━━未成年にお酒のまして元カノに金せびって。あんたの方が夜遊びやら2チャンネルに向いてるわよ☆じゃ☆】2005-12-02 11:59:00 -
149:
さく
読みアゲッ?
2005-12-02 13:08:00 -
150:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
?さくチァありがとゥゥ??書きまっせィィ?
2005-12-02 21:32:00 -
151:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
カツンカツンカツンカツン。。
ユウは、眠らない街が唯一静かになる夜明けの梅田をタクシーを捕まえるために歩いた。
『寒ッッッ』
コートのえりをピッと立て、丸まった背筋をたてた。2005-12-02 21:36:00 -
152:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
目の前を通りすぎるタクシーにハッとして、パッと腕を上げ、しばらくすると
タクシーが止まる。
バタッッ
『ありがとうございますー。どこまで?』2005-12-02 21:39:00 -
153:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
朝まで車を転がして、嫌な客でも居たのだろうか。
お疲れ気味で無愛想なタクシー運転手。
『お客さん!!?』
またまたハッとする2005-12-02 21:43:00 -
154:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『あぁ、北野まで。』
タクシーは世話しなく静かに走り出す。
ユウはなんとなく悲しかった。リアの過去が、あまりにリアルなもので恐かった。人と人は、どこかで冷たく離れていなければいけないのかもしれない。例え己が踏み込みたくても、踏み込んでしまうと、思い描いた理想や善意は、はかなくもろく、異常な程に鮮明だったりする。見てはいけない領域に、土足で踏み込んだような、それはあまりにも大きな嫌悪感を生み出す事がある。2005-12-02 21:51:00 -
155:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
本当に大切にしたい相手こそ
本当は傷つけてしまうのかもしれない。
リアに笑って欲しい自分の気持ちは、もしかすると単なるエゴイズムなのかもしれない。
ハッ(*゚Д゚)!!!暗いょ自分!!!2005-12-02 22:00:00 -
156:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
ユウは急にリアの声を聞きたくなった。
ピッピッピッ。。。ピッ
*+*+*+**プルルルルプルルルルルルルル
『はいょ』
電話に出たリアの声が、寝ぼけて腑抜けた声じゃなかったからちょっと戸惑う。2005-12-02 22:03:00 -
157:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
いつも通りのリアの声。
何とも意味のない会話をしてホッとして電話を切った。
家につくとリアが先に帰っててメモを捨て忘れてて、わたわたしてたら無理矢理リアに酒を飲まされた。2005-12-02 22:06:00 -
158:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
酔い潰れたリアを抱き抱え、ベットに運ぶとユウは風呂に入ってやっと就寝(。´_`。)
『…ウ、ユウ!!!』ん?夢?リアの声が聞こえる。2005-12-02 22:08:00 -
162:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
バコッバコッバコ
『痛いッッ。何いたっッッえ?なッッ何!(*゚Д゚)?』
ユウは飛び上がる程ではないにしろ、上半身をムクッと起こした。
『ユウ!!!』
『は?はい何(。´_`。)』2005-12-03 15:24:00 -
163:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『買い物行こ。ドレス!!ほんで髪切りに行こ!!!早く!!』
飛んできたリアが無理矢理ユウに被されたふかふかの羽毛布団をひっぺがす。
『寒っ(*゚Д゚)』
『ホラ、風呂いけ早く!!』
ガッ。。リアはユウをベッドから蹴落とした。2005-12-03 15:27:00 -
164:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『痛い痛いッッわかったわかった風呂入るから』
ユウはただならぬ殺気を背後から感じ、リアがまた何かあったのか、と、ほとほと呆れながら風呂に向かった。
チャポ───────ン2005-12-03 15:30:00 -
165:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『飲んでぇ♪♪飲んでぇぇ♪飲まれてぇ♪フフフン♪』
余り知らない河島英吾を鼻歌で奏でながらユウは湯舟につかって不細工過ぎる悪どい顔したアヒルのオモチャを泳がせる。
ガラガラガラガラッッ!!!2005-12-03 15:34:00 -
166:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『キャ(。´v`。)えっちィィ』
『まだ!!?(`Д´*)』
『まだってまだ入って5分そこそ…』
『早く!!!』
*+*+*+*ガラガラピシャッッ!!2005-12-03 15:36:00 -
167:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
どうしたのかしら(゚Θ゚・)
あんな荒れ荒れなのは珍しいわねぇ。ポチャ。。。
便秘で一週間程フン詰まりってた時もあそこまでは荒れてなかったし。ポチャン。。。。
あの子の大事に大事に保管してたモズクを知らずに食べちゃった時もあんな荒れ荒れじゃなかったのに。ポチャ。。。カミと喧嘩でもしたかな(。´v`。)ノ2005-12-03 15:43:00 -
169:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
サッサカと風呂を上がり、化粧をする。
リアがサザエさんみたいな頭でボケーッッと見つめてくる。
『何?見つめられても困るんですけど(*゚Д゚)』
『あ、あぁごめんごめん。てか急げ』2005-12-03 22:03:00 -
170:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『何か有った?』
ジュボジュボとマスカラを引っこ抜きながら鏡に映る後ろのサザエさんに聞く。
『何も』
『へぇーふぅぅん』
何かあるんだなと直感か第六感か知らないヶド勘が働いた。2005-12-03 22:06:00 -
171:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『なぁ』
サザエさんが頭にくっついたカーラーをユサユサと揺らしながら話しかけてきた。
『ん?』
あたしは相変わらずマスカラを何回もマツゲに覇わす。
『22て大人?』2005-12-03 22:09:00 -
172:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『ハハ。何いきなり』
鏡の中の不貞腐れたサザエさんの目を見る。
『いーの!!!大人か子供か聞いてんの!!!』
『はいはい。』
『どっちってば!(`Д´*)!』2005-12-03 22:12:00 -
173:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『あたしはまだまだティンカーベルよ☆』
鏡の中に向かって答える。
『あんたはピーターパンでしょ男やし』
『ティンカーベルよ!!!』
『ハハ。…………あたしは…。なんやろーなぁ…。』2005-12-03 22:14:00 -
177:
さく
読みアゲアゲッ?
2005-12-04 09:04:00 -
179:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
それからドレスを買いに行き、古びた喫茶店で休憩して
美容院(。・v・。)ノ
『ユウっち今日はどんなかんじにするー?』
あたしの担当モギちゃんは鏡ごしに話しかける2005-12-04 12:26:00 -
180:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『お任せで(。・v・。)』
『相変わらずリアちゃんとは違ったオーダーやなぁ☆』
『あたしはお任せ主義よ☆』
隣ではリアの頭からジャキンジャキンと髪の毛が落ちていく。
『(*゚Д゚)リアが切ってる』2005-12-04 12:29:00 -
181:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『なぁ(。゚∀゚。)珍しいな』
モギはユウの頭を丁寧にクシでとく。
『めっちゃ切ってる!!!』
『なぁ(。゚∀゚。)切ってるな』
『ちょっとあんた(`Д´*)会話する気ないでしょ!!!』2005-12-04 12:31:00 -
182:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
出来上がりは満足☆
『あらユウ可愛くなって☆』
リアが財布を片手に揺らしながら近寄る。
『リアこそ大人っぽくなって凄い素敵よ』
リアが照れながらにやにやしているのが何気にわかった。2005-12-04 12:33:00 -
183:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『リアなんで切ったのー?』
会計をしながら聞く。
カッチョンカッチョンとレジがレシートを打ち出す。
『なんか、気分転換?』
『ふぅん(。´v`。)』2005-12-04 12:35:00 -
184:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
心斎橋をリアの手を引いてぶらぶらする。
リアがカレーを食べたいと言ったから、目に着いたインドレストランに入る。
『いらっしゃいませェ』
可愛い女の子従業員の声。
こじんまりとした席に座ってメニューを見渡す。2005-12-04 14:24:00 -
185:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『お決まりですかァ?』
従業員の女の子の声に頭を上げる。
『えっと、あたしは…』
ユウは黙りこんだ。
『ん?オイ、ユウ?どしたん?えっと、あたしはシーフードセットでナンで』リアが淡々と注文する。2005-12-04 14:28:00 -
186:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『シーフードですね、サラダかデザートがつきますが、どちらになさいますか?』
ユウは目が点で黙ったまま。
『えっと、じゃサラダで』
リアが話している従業員の女の子。それはエイと言う女の子。見ただけでわかる。
ユウが男の子だった時の元カノ2005-12-04 14:31:00 -
187:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『かしこまりましたぁ。お客様はいかがなさいますかぁ?』
気付かない。そりゃ当たり前。だって目の前に座ってる客は、元カレの『まさる』ではなく、綺麗に着飾った『ユウ』なんだもの。
『あ、チキンカレーセットで、ライスでデザートで』2005-12-04 14:34:00 -
188:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
エイはすらすらと伝票を記入して立ち去る。
『ユウ?』
ハッ(*゚Д゚)!!『ん?』
『どーした?』リアはこんな時だけ勘が鋭い。2005-12-04 14:36:00 -
190:
さく
読みアゲアゲッです?
2005-12-04 15:24:00 -
191:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
*+*+*あの頃まだまだ俺は幼な過ぎて、
まだまだ誰かを大切になんてできなかったんだ。
エイ、君は今幸せかい?
あの時、どうして信じてやれなかったんだろうね。
悪いと、悪かったと、思ってるから、今なら許してくれるかな2005-12-04 17:25:00 -
192:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
3年前*+*+*マサル19歳
*+*+*+*『まぁくん!!!待ってお願い!!!』
『お前なんで嘘ついたん?』
エイに腕を力いっぱい捕まれ振り返るマサル。2005-12-04 17:28:00 -
193:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『あれはほんまに間違いやってんって!!!』
『はッッ。お前間違いであいつと浮気しとん』
『だから、ほんま酔ってて…。寂しかってん…』
『意味わからんねんけど。俺、お前になんかした?』
『だって、まぁくんモテるし、冷たいし』2005-12-04 17:31:00 -
194:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
マサルは当時、専門学校に通う美容師目指した学生。
エイとは学校で知り合い、エイに告白され付き合っていた。
マサルは女の子も尻込みする位に綺麗な顔立ちで、回りは男女問わずに人気者だった。
もちろんモテた。
でもマサルはエイをほんとに好きだった。好きで好きで、好きが故、素直になれずに冷たく振る舞っていた。2005-12-04 17:36:00 -
195:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
でも、エイは余りいい噂は立たなかった。
『軽い』『ヤリマン』『3股かけてる』など、
毎日マサルの耳に右から左から飛び交っていた。
それでも信じていたかった。それでも好きだった。
初めての女の子。2005-12-04 17:39:00 -
196:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
ある日一人暮しのエイのマンションに、マサルはバイト帰りに内緒で寄った。
黙って行った事など初めてで、鍵が開いていたのでマサルはドアを開けた。
そこで目にしたのは
パーカーだけ羽織って下は何もはいていないエイと、いつもマサルにくっついて、毎日のようにエイの『悪い噂』を耳元で囁いていた友達と思っていた男。2005-12-04 17:43:00 -
197:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
何もかも失って一人ぼっちになった気がした。
学校も辞めてしまい、ほんとに中身も夢も何もなくなった。
それから何度かエイは実家に来た。
会いたい気持ちはどこにもなかったのに。
それでも、好きな気持ちだけがいつまでも剥がれ落ちてくれなかった。2005-12-04 17:46:00 -
198:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
苦しくて苦しくて、
『誰かを好きになる事』が、こんなに辛いものだなんて、マサルは何ヶ月も何ヶ月も、一人、闇の中でもがき苦しんだ。
苦しんだ結果、自分以外を愛する事を封印する。絶対に開かない箱に入れて、絶対に二度とひらかないと誓って。
家をでて今に至る。2005-12-04 17:51:00 -
199:
さく
ハラハラ?
2005-12-04 19:22:00 -
200:
名無しさん
ァゲる?リアの話消えたン??
2005-12-05 11:11:00 -
201:
名無しさん
消えてへんしッ?
http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1132996006/206-2102005-12-06 02:19:00 -
202:
名無しさん
ありがとう(^^ゞ
2005-12-06 02:29:00 -
204:
ボーっとしていると
♪♪ロンリン♪♪♪ロンリン♪♪♪♪
ハッ?(゚Д゚*)
リアが立ち上がって
『電話してくる』と言って店を出た。2005-12-06 13:41:00 -
205:
エイは笑ったりびっくりしながら仕事をしている。
あの頃より少し太ったかな。
かわいい笑顔を眺めながらお冷やを口に持っていく。
時間がしっかり流れている事を身に染みてまた淋しくなった。2005-12-06 13:44:00 -
206:
たそがれていると、
電話を終えたのか、リアがドスッと前に座った。
なんともけわしいやら鬼みたいな顔で、またなんかあったのかと思ったヶド口にはしないで、長かったね、とだけ呟いた。
店を後にすると、寒い心斎橋を意味もなく歩き、早めに出勤することに。2005-12-06 13:48:00 -
207:
『おはよ』
店に入るとカミが居た。
リアが不貞腐れたままさっさと更衣室へ入る。
『リア怒らした?』
『んー。いや?』2005-12-06 13:49:00 -
208:
『いやぁ、ありゃかなりご立腹よ(。゚∀゚。)』
『いや?俺なんかしたかな』
『したからあんな顔してんじゃないの?』
『んー。ケホッッ。それよりユウなんか有った?』
━━━━━━びっくりした。顔に出てる訳もなく、いつも通りに笑顔でも、やっぱりカミには見透かされてる。カミのモテる理由はこうゆう所も多いにあるんだと思う。2005-12-06 13:53:00 -
209:
『なんもないわよ』
『あそ。コホッ。そっか。』
『カミ風邪?』
『ん。昨日おれ店泊。死んでしまうかと思った(。´v`。)』
『店泊ねぇ。一人で?』2005-12-06 13:56:00 -
210:
『タモツが看病してくれた』
『は(*゚Д゚)?』
『リア電話でんかったから店で寝てたらなぜかタモツが来て、ン゙ッ。看病してくれた』
『だからリアキレてんじゃないの!!!』
『リアはそんな事でキレんでしょ。コホッ』2005-12-06 13:59:00 -
211:
あき??
リア-ル???
おまめちン
ファイト????2005-12-06 13:59:00 -
212:
『いやいや、あんたの女やねんからそんな事知ったらキレるでしょ。』
『やろかな。まぁ彼女、よくわからんからねぇ』
多分、心配かけたくなかったんだろう。でもそれは間違い。女はきっと、それを『淋しい』って感じるのよ。それが積もるとサヨナラになるの。あの時、エイもそうだったんだろう。2005-12-06 14:02:00 -
213:
アキ?リアルありがとう??さげて書いてるから解りにくいヶド読んでね?ちなみに???よかったらsageってメールの所にヵキコしてくれたら嬉しぃです?
2005-12-06 14:05:00 -
214:
『ま、カミたん、あんま姫様怒らしなや☆』
『ユウこそ、相談あったらいつでも聞いたるよ☆』
『だから(*゚Д゚)なんもないってば!!』
ちょっと元気になって、笑えて更衣室に入る。
*+*+*カチャ2005-12-06 14:20:00 -
215:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
リアがもたげていた。
前に座る。
何分か立った頃、タモツとカリナが入ってきた。
タモツが異常に元気で、さっきの話と照らし合わすと、微妙な三角関係が目に浮かぶ。
リアとタモツの間には、見えはしないが稲妻がピリピリと行き交っていた。(。´_`。)ピリピリ2005-12-06 14:25:00 -
216:
━仕事が始まる━
時は師走。
忘年会もシーズンピーク。女の子はかきいれ時。
指名も売り上げもここぞとばかりに鰻登り。
?1リア?2ユウは凄い勢いで客が入る。2005-12-06 14:28:00 -
217:
リアには、いつものやる気なしの姿は微塵もなく、
何かに張り合うかの様に客を入れ売り上げを跳ね上げる。
『リアさん6組御来店です』
オープンしてすぐに更衣室にはボーイの声が響く。2005-12-06 14:31:00 -
218:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
まだオープンして、2時間程しかたっていない店内はリアとユウの客がひしめく。
リアがドレスチェンジに更衣室にいる。ユウも同じくドレスチェンジに更衣室。
『リアやる気満々ね』
『うん。これ着るためにね』
リアは先程買ったドレスを取り出す。2005-12-06 14:33:00 -
220:
『ユウこそやる気やね』
ドレスの背中のジップをあげながらリアが言う。
『まくし立てるわよ』
リピート買いのテスティモの紅を唇に這わせながら鏡ごしにリアを見る。
『負ける訳がないわ。あ、ちょっと背中あげて』2005-12-06 14:38:00 -
221:
リアのドレス姿はハッとするほどに華やかだった。
確かにシンプルなデザインのドレスだが、華やかな雰囲気を元来持ち合わせたリアは見事なまでに着こなしている。
緩くアップにした髪型も、胸元は強調されてはいるヶド、がらんと胸元が露骨に下品な露出ではなく、豊かな胸とピンクパールのネックレスがキラキラ輝く。
『リア、お見事よ』
『当たり前』2005-12-06 14:43:00 -
223:
さく
読みアゲッ?
2005-12-06 17:18:00 -
226:
◆p.N.KpK04s
見つけにくいのでage( ゜∀ ゜)
2005-12-07 10:05:00 -
228:
名無しさん
ぁげ
2005-12-07 12:00:00 -
229:
?さくチァンぉはょ(。´v`。)ノ出来ればsageてヵキコして欲しいです(。゚∀゚。)ぉ願いしますね☆今日も営業頑張って☆
◆p.Nサマ(。・v・。)ノ☆ヵキコありがとうございます☆ラブ☆見つけ憎いですょね…(*゚Д゚)でも嵐対策なのでよかったらsageで保存なんかしていただきたいでございます☆読んでくれてありがとうございます☆また名前入りでのヵキコ待ってます☆
?名無しサマ?嵐対策ご協力ありがとうございます??また感想スレもsageヵキコ待ってます???2005-12-07 12:02:00 -
230:
ぉ?名無しサマ??リアルでヵキコありがとうございます?嵐対策なのでよかったらブックマークにしてもらぇたら嬉しぃです?またヵキコ待ってますね??
2005-12-07 12:04:00 -
231:
カツカツカツとリアが出て行った。
『ユウさんまだですかー』
『はいはーい』
ユウは紅をセリーヌのポシェットに世話しなく突っ込む。
カツカツカツカツカツカツガチャバタン。。。。。2005-12-07 18:57:00 -
232:
『カミ、』
『あ、用意出来た?』
『何組何名?』
『君が?それとも?1が?』
小憎らしい顔でユウを下から見上げるモテる男、店長、カミ。2005-12-07 18:59:00 -
233:
『当たり前な事聞くのね』
見下ろす。
『ハハ。ユウさん店内6組13名様、リアさん店内7組9名様です。』
また小憎らしい顔が見上げている。
『売りは?』2005-12-07 19:02:00 -
234:
かがみ腰だったカミはよっこらしょっと背中を伸ばす。
『んー、?1と?2差額4万6千と端数。やるねユウ』
『負けてりゃ意味ないのよ』
『ま、今日がだいたい忘年会ピークだしね。ケホ』
『リアこの後予定は?』2005-12-07 19:06:00 -
235:
『なんか要田さんのところでストップかけてるみたい』
『要田さん?あれ(゚Θ゚・)あそこタモツはヘルプ?』
ユウはヨッと背中を伸ばしてちら見する。
『リア姫様が場内入れてとおっしゃりましてね』
『ふぅん。ブルッッッ(*゚Д゚)うわ寒気した!!!何かたくらんどるぞ!!あの姫様!!!』2005-12-07 19:09:00 -
236:
『姫は気性が粗ろぅございますから』
『あんたよく他人事ね。タモツはあんたの事好きやってのに。嫌な奴』
『あ、そーなの』
『そーですよ』
『俺は姫に一途なんでね。』2005-12-07 19:19:00 -
237:
『ハハッッ』
ユウはカツカツカツとヒールを鳴らし指名のテーブルへ向かう。
『イヤン☆ごんちゃんッッ☆お待たせ☆』
席に付いてリアのテーブルをチェック(。・v・。)ノ
『今日はユウのためにじゃんじゃん使ったるからなぁ☆』2005-12-07 19:22:00 -
240:
ユウは、出せる限りの力を尽くす。
出された酒はなるべく飲み、強いユウすら酔いしれる程、シャンパンやらバーボンやらウイスキーやら、行く席各々で降りるわ降りるわ。
フラフラしながらも仕事をこなす。
『おい、大丈夫なのお前』
カミの声も、もはやどんちゃん騒ぎの無礼講イベントの勢いに掻き消される。2005-12-07 23:49:00 -
241:
*+*宴は中盤に差し掛かる。
『リアさんのテーブル、ロマネおりたらしいよ』
世話しなく動き廻るヘルプの女の子の囁く声は足音と共に耳に響く。
『さすが。』
ユウは下を向き、はにかんだ様に笑った。リアは、いくらプライベートで嫌な事が有ろうと、体が苦しかろうと、絶対に仕事には影響させない。プロ意識は誰にも劣らない。そこが好き。わがままで、ひねくれ者でも、やっぱり好きなのはリアがそんな『カッコイイ』女だからだと思う。今日も。タモツを自分の席に座らせたのも、ある種、自分に対するプロ意識だろう。2005-12-07 23:59:00 -
243:
『君ねぇ』
『イヤン(。´v`。)カミたん、お説教は嫌よッッ、っと』
またも体が重心を見失い、ぐらつく。
『って、ホラ大丈夫?』
カミの細くごつい手が体を支える。2005-12-08 00:03:00 -
245:
カミがユウの体を抱き起こし、深いため息をつく。
『ユウお前なぁ、も…』
『負けたくないの』
『ん?』
『負けたくないのよ』2005-12-08 14:22:00 -
246:
『…お前らしくないね。』
うるさい店内から隔離されたトイレの前でカミは背中を壁にもたれかける。
『そう?きっとリアも同じよ。あたしたちの仕事は、次々と新しく綺麗な色とりどりの華が咲いては散り行くの。旬は一瞬。輝いていられるのはほんの僅かな時間なの。だから、だから負けたくないの。』
『んー。…リアに?』
『リアにもよ。』2005-12-08 14:27:00 -
248:
*+*+*宴はついに終盤。
『いや、ユウさん勢いやばくない?』
『リアさんもヤバイって』
『どっちが1勝ち取るんやろぉ(。゚∀゚。)気になる』
『いや、今ほぼ同立首位やろ』2005-12-08 14:32:00 -
249:
そんなヒソヒソ話しに花を咲かせるも、女の子達は、もはやユウとリアのヘルプ回りに忙しい。
『ナナちゃん3番ユウヘルプ、シィちゃん11番リアヘルプ回して』
カミはボーイに的確に指示を回す。2005-12-08 14:57:00 -
250:
ユウは酔っ払っていた。
----ヤバァ…。目が廻るゥゥ
『ユウさんお願いします』
ボーイが呼ぶ。
『ごめんね、よんちゃん。ちょっと行ってきまぁす☆』2005-12-08 15:02:00