小説掲示板╂ 蜂蜜HONEY ╂のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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╂ 蜂蜜HONEY ╂

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  • 1:

    ───甘く滴る黄金色。
    とろりと豊かな螺旋を描く蜂蜜はこんがり焼いたトーストに這って染みる。
    大好きな香りが鼻をつつく。

    「焼けたょー。起きてー」

    2006-04-04 20:13:00
  • 3:


    「で!?どんなだったの。」

    ───最近出来た、お洒落な喫茶店で
    昔から切れる事の無い友情に満ちた友達【スミレ】が目を煌めかせ唇を動かす。

    2006-04-04 20:19:00
  • 4:

    『どんなって?別に至って普通だよ。』
    なんて少しすまして答える。

    三咲ヨシノ。22歳。
    .

    2006-04-04 20:21:00
  • 5:

    ヨシノはお洒落な喫茶店の
    お洒落なカプチーノに描かれた、これまたお洒落な白い泡に目を凝らしながら、
    昨夜の出来事をぼんやりと思い出し始める。

    2006-04-04 20:24:00
  • 6:


    ━━━前日・PM9時━━━

    「はいこれ。俺の女。」
    『はじめまして、シュンの彼女の三咲ヨシノで・・す。こんばんわ・・?』

    2006-04-04 20:27:00
  • 7:

    「この子かァァ!!ヨシノチャンよろしくー!!ケンジでぇっす☆」
    「何歳〜!?」
    「どこの子なんー?」

    質問やらご愛嬌の交わる空間にヨシノは居た。大好きな彼氏、シュンの隣。

    2006-04-04 20:29:00
  • 8:

    「てかお前らウルサイから。はいヨシノ。これ飲んどき。ちょっと俺、新郎んトコ行ってくるし。」

    ----その空間は、シュンの友達の結婚披露宴の二次会。

    『え!?ちょっとシュン・・困る!!ちょっ・・・と!!』

    2006-04-04 20:32:00
  • 9:

    シュンはすたすたと人波を掻き分けて見えなくなる。
    知らないシュンの友達達に囲まれて動けないヨシノがポツリ。
    『もー・・・ハァ。』
    ──小さいため息をつくもつかの間。

    2006-04-04 20:35:00
  • 10:



    ━━━━ドンッッッ!!!

    .

    2006-04-04 20:36:00
  • 11:

    『ゥわッッ!!』
    ──ヨシノは木打ちの床に転げる。
    「え゛!?ごめんッッ!!」
    謝られても持っていたシャンパンにビシャビシャに濡れてしまった新品5万のワンピは無惨。
    黙って立ち上がるヨシノ。
    顔には苛立ちがくっきり浮き彫り。

    2006-04-04 20:40:00
  • 12:

    ビシャビシャに滴る水滴を垂らしながら
    シフォンのフリルが足に張り付く。
    「ほんまごめん!!」
    声が後ろから聞こえる。

    2006-04-04 20:42:00
  • 13:

    『いえ。』
    振り返る事もなく、ドスドスとトイレ目掛けて足を鳴らす。
    さっきまで群がって来ていた、チャラっちい男の子達は余りの形相だからか
    そそくさと道を開ける。

    2006-04-04 20:45:00
  • 14:

    ━━━ガチャッッ!!!

    『はッ!!』

    いきなり開いたトイレの入口にびっくりしたヨシノは、湿ったハンカチで口を紡ぐ。

    2006-04-04 20:52:00
  • 15:

    「・・てか見たぁ!?シュンの女!!まじ微妙〜」
    「見た見たッッ!!っちゃけ可愛くないやんなぁ〜ギャハハッッ」

    ──入口付近の大きな鏡の方から聞こえるのは、
    ヨシノの、悪口。´∀`)))

    2006-04-04 20:55:00
  • 16:

    《微妙やと!?ほっとけ!!》

    心の中で活火山を噴火させながら、ワンピを搾る手先に力をこめこめ。

    「ナオリは〜!?見た〜シュンの女!!!」

    2006-04-04 20:59:00
  • 17:

    「…うん見たよ。普通に可愛いかった。」
    ━━掠れた声が聞こえる。
    「可愛くないって!!てかぁー、ナオリはシュン好きだったんじゃないっけ?」
    ・・・・・?(ΦДΦ。)
    その一言が気になるヨシノ。そろっとドアを少し開いた。

    2006-04-04 21:03:00
  • 18:


    キィ─────ッッ・・・

    《ん?あの黒いのと黒いのは違うな明らか。んー・・・ぁ!!》

    2006-04-04 21:05:00
  • 19:



    *>>1-20*

    .

    2006-04-04 21:05:00
  • 20:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 21:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 22:

    名無しさん

    別に21荒らしてなぃやん。ヮラ

    2006-04-05 09:29:00
  • 23:

    《あれ!!あれかっ!!》
    ──ヨシノの目に写る可愛い女の子は水で手を洗う。
    「でもまじシュンが女連れてくるとはね〜」
    「あんな程度かよって感じ」
    黒い女の子が二人、キャラキャラと悪口に花をさかす。

    2006-04-05 13:52:00
  • 24:

    「ナオリはぁ〜あの女どうでもィィ訳?」
    黒いのがナオリをつつく。
    「んー。まぁ、シュンがィィならって話やん。あたしとシュンは友達やし。」
    トイレから見えるその表情に少し違和感を覚えながら
    ヨシノはパンパンとワンピの裾を叩いて立ち上がる。

    2006-04-05 13:56:00
  • 25:


    『ョシッッ!!』

    ━━━ガチャッッ!!!
    .

    2006-04-05 13:58:00
  • 26:

    ━━カツン・・・カツン・・・!!

    ヒールをわざとらしく鳴らし、ヨシノは女の子が無駄に流す蛇口まで歩いて行く。
    「ぁ!!・・・・・・」
    気まずい表情は眉をしわ寄らす女の子二人。

    2006-04-05 14:00:00
  • 27:

    ニコッとわざとがましい笑顔を作るとエクボが掘り込まれたヨシノの顔。
    『あらぁ〜。ハンカチも持って無いのー?はいッッ☆よかったら使って?』
    そう言ってヨシノはワンピを拭いたびしょ濡れのハンカチをヒラヒラ。
    「・・・いらんしッッ。行こ!!」

    2006-04-05 14:04:00
  • 28:

    黒いのが去って行く。
    振り過ぎた香水の匂いに鼻がひん曲がりそう。
    『はぁ。』
    また出たため息に呆れながら
    目の前に有るでかい鏡を見上げる。

    2006-04-05 14:06:00
  • 29:

    ヨシノはハッとする。
    『あ!!居たんや!!えっ…と、ナオリチャン??』
    鏡に写るのは可愛い女の子。

    ──このナオリとの出会いが、後のヨシノを取り巻く波乱の幕開けだとは、まだ知るよしもなかった───・・・

    2006-04-05 14:09:00
  • 30:


    「はじめまして。ナオリです…って、知ってるの?」

    カジュアルな感じ。
    細くて、静かだが愛想のいい感じの女の子。ナオリ。

    2006-04-05 14:13:00
  • 31:

    『さっき聞こえたから。こちらこそはじめまして☆』

    自然に笑えた気がした。
    ヨシノはナオリに微笑むと流れる蛇口を閉める。
    ───キュッッ!!!

    2006-04-05 14:15:00
  • 32:

    「ヨシノチャンやんね。シュンから聞いてるよ。
    よろしくね。さっきの二人が…嫌な気にさせちゃったよね。ごめんね‥?」
    ──木村カエラにものすごく似たナオリの申し訳なさそうな表情にホッとするヨシノ。
    『ううん!!大丈夫大丈夫!!シュンは人気者?って思った☆笑☆あたしには冷たいのにーッッ』
    「アハハ。人気者かなぁ。でも確かにシュンはみんなに好かれてるよー。」

    2006-04-05 14:19:00
  • 33:

    なぜか違和感を感じながら、
    ナオリと一緒にトイレを出るとすぐに不貞腐れたシュンを見つける。
    「長い。お前こんな時にうんこすんなよ」
    少しアルコールが香るシュンが言う。

    2006-04-05 14:23:00
  • 34:

    『はッッ!?してない!!服が濡れてなぁ・・・!!』
    「はいはいはいはい。わかったわかった。匂ってないから大丈夫やって。」
    『だから!!してないって!!おいッッ!!待ってって!!』

    なんて、たわいない会話をしながらざわめく人波に二人は吸い込まれて行く。

    2006-04-05 14:27:00
  • 35:

    気がつくとナオリの姿は見えなくなっていた。
    『ナオリチャンってィィ子やね』
    摘んだ袖元で囁くと
    「ナオリー?喋ったん?」
    『うん☆』

    2006-04-05 14:29:00
  • 36:


    ━━━━━━━━━━
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━
    『・・・って感じやった。』
    ──ヨシノは昨夜の出来事を喋り終え、お洒落なカプチーノを口元へ運ぶ。

    2006-04-05 14:33:00
  • 37:



    *>>24-37*

    .

    2006-04-05 14:35:00
  • 38:

    名無しさん

    ?

    2006-04-05 21:48:00
  • 39:

    「ナオリチャン気になるね」
    スミレが笑う。
    『・・・・そ?』
    口元まで来ていたカプチーノがふわっと揺れて離される。
    「うん。なんか気になる。」

    2006-04-06 00:04:00
  • 40:

    スミレは昔から勘がィィ。
    冴えると言うか、
    第六感?的なものが有る。

    『気になる…かなぁ‥』

    2006-04-06 00:06:00
  • 41:

    「ま、なんかが有ったら言ってね〜ィィ☆」
    ニヤっと不敵な笑みを零し、
    嫌味っぽく笑うスミレ。
    『期待しといてね〜ィィだ』
    ヨシノはイィーっと歯を見せて笑い返した。

    2006-04-06 00:10:00
  • 42:

    ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪*"・゚.'ある朝──・・・

    2006-04-06 00:11:00
  • 43:


    『ん…ふぁ‥‥んんー?』
    目を擦りながらヨシノは布団から白い腕を出した。
    『んー!!!誰〜』
    眠い顔のまま、携帯を掴む。

    2006-04-06 00:13:00
  • 44:

    ・・・・・パカッッッ!!

    ◇◆着信・シュン◆◇

    ポチッ!!『・・・あーい?』

    2006-04-06 00:15:00
  • 45:

    『‥んぇ?今日?うん開いてるよー・・・
    わぁかったァァ…ふぁぁ。あ、ごめんごめん聞いてマス』

    ・・・・・ポチッ

    2006-04-06 00:17:00
  • 46:

    『8時に家かーぁ。今何時やー?・・・はッッ!?6時!?…寝よ。』

    ポスッッッ・・・!!

    寝息が部屋を満たして行く。

    2006-04-06 00:19:00
  • 47:


    ━━夜・8時━━

    ガチャッッ!!
    『おばんでーす。そしてお邪魔致しまーす』

    2006-04-06 00:21:00
  • 48:

    「あ。来たん」
    いつも通りの無愛想なシュンが部屋に入るヨシノを見上げてまたすぐテレビに目をやる。
    『話ってなに?』
    握っていた色鮮やかなアルマを手元に置いて座るヨシノ。

    2006-04-06 00:25:00
  • 49:

    「ホレ。」

    ──カランカランカラ〜・・・

    何かがガラステーブルに音を鳴らす。

    2006-04-06 00:26:00
  • 50:

    『ん?なになに』
    目の悪いド近眼のヨシノはテーブルを覗き込む。と。

    『?(ΦДΦ。)!!!え゛!?』
    .

    2006-04-06 00:27:00
  • 51:

    名無しさん

    2006-04-06 00:28:00
  • 52:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 53:


    *>>40-53*

    .

    2006-04-06 00:32:00
  • 54:

    名無しさん

    2006-04-06 02:17:00
  • 55:

    名無しさん

    あげ

    2006-04-06 13:59:00
  • 56:

    ??

    2006-04-06 14:03:00
  • 57:

    そこにはキラキラと渋って輝く部屋の鍵。
    愛するシュンとお揃いの部屋の鍵。
    『あわわわ』
    「さて、今日から2年目やし。荷物運ぶかー」

    2006-04-06 20:05:00
  • 58:

    『ィィの!!?』
    「うん。てか嫌なん?」
    『いえ全く!!これからよろしくお願いいたします!!』
    テーブルを見つめ、
    なによりも欲しかった、お宝を眺めるヨシノ。

    2006-04-06 20:08:00
  • 59:

    「あ、あとこれも。」
    小さな箱が二つ。彼の手に二つ並ぶ。
    『まさかっ!!まさか!!』
    過呼吸気味になるヨシノは小さな箱に涙腺をやられそうになる

    2006-04-06 20:10:00
  • 60:

    「どっちがイ?いっこはハズレやで〜。」
    『うそん!!えー・・・っと』
    右手に乗っかるのは、まっ黒の小箱。
    左手に乗っかるのは、まっ白の小箱。
    『んー・・・わからんー!!ハズレいややぁぁ!!』

    2006-04-06 20:12:00
  • 61:

    「はよ選べ。」
    クスッと落ち着き払った笑顔でシュンが言う。
    大きな一重に見られる。
    2年たってもまだ慣れない、愛しくて威圧的な目。
    『んー・・・もー!!こっち!!!』

    2006-04-06 20:16:00
  • 62:


    パカッッッ・・・・

    『?(ΦДΦ。)!!!』

    2006-04-06 20:17:00
  • 63:

    『・・・やっ・・たぁ!!やったー!!!指輪や!!』

    真っ白な箱の中には、ふんわりと光る、白みがかったシルバーのわっか。

    「よかったね〜」

    2006-04-06 20:19:00
  • 64:

    シュンが少しだけ笑う。
    『それがハズレ!?』
    ヨシノはウキウキと指輪をはめながら勝ち誇った笑顔でシュンに問う。
    「んー。」
    シュンが手の上の箱を開ける。

    2006-04-06 20:23:00
  • 65:


    ───パカッ!!

    『え゛!?』
    ヨシノは黒い箱を覗き込む。

    2006-04-06 20:24:00
  • 66:

    『こっちも指輪やん!!』
    「そやで。ペアがィィんやろ?これ俺の。」
    『シュン・・・うわぁあん!!もーめっちゃ好きやー!!』
    「泣くなキモい。」
    ヨシノは幸せ過ぎる一日を過ごしたのでした☆

    2006-04-06 20:38:00
  • 67:



    それからは毎日がキラキラ。
    ヨシノは幸せ過ぎる日々を送っていた。
    半年の月日はあっという間に流れ、夏が来た。

    2006-04-06 20:39:00
  • 68:

    名無しさん

    2006-04-07 08:03:00
  • 69:

    名無しさん

    2006-04-07 09:30:00
  • 70:

    名無しさん

    これ本物のおまめちゃんちゃうよな???

    2006-04-07 10:07:00
  • 71:

    名無しさん

    何でなん?

    2006-04-07 12:17:00
  • 72:

    豆です???なんでなんで??下手??恋愛モノ書いてって、読者サマのご意見で今書いてるんですょ??今ちょっと?ドライバーの方が行き詰まっちゃってて?気分転換にも?こっち書いてます?下手でごめんね?

    2006-04-07 12:24:00
  • 73:

    名無しさん

    下手

    2006-04-07 12:46:00
  • 74:

    名無しさん

    プッ

    2006-04-07 21:22:00
  • 75:

    名無しさん

    レベ儿おちナニあ??

    2006-04-07 21:27:00
  • 76:

    名無しさん

    ↑ひどい?

    2006-04-07 21:49:00
  • 77:

    名無しさん

    最低やな

    2006-04-07 22:11:00
  • 78:

    名無しさん

    途中からおまめchan書いてなくない??微妙に文面が違う気がする。。
    あと、>>73はも偽者っぽくない??
    今まで長い間おまめchanの小説見てきたけど、あんな言葉遣いしないよ…絵文字の使い方もm(__)m
    こんなん思うんうちだけですか??トリップなら、あくらでもコピーできます。

    2006-04-08 02:29:00
  • 79:

    名無しさん

    私も73は偽やと思う。あれはおまめちんの書き方違うわ。

    2006-04-08 06:15:00
  • 80:

    名無しさん

    みんな最低ゃな?

    2006-04-08 07:34:00
  • 81:

    名無しさん

    あなたたちこそ本当にファンなら本当におまめさんだってこともトリップが同じってこともわかるんじゃないの?

    2006-04-08 07:39:00
  • 82:

    だいたい、まだ話始まったばっかりでストーリー展開してないやん。私は本人やって思うしこんなん豆ちゃん可哀相すぎるわ

    2006-04-08 07:45:00
  • 83:

    感想スレに行ってもらえると、ありがたいんですが…。

    2006-04-08 08:03:00
  • 84:

    名無しさん

    ほら?書いてくれへんくなったやん?

    2006-04-09 05:52:00
  • 85:

    名無しさん

    2006-04-09 23:00:00
  • 86:

    名無しさん

    書くな

    2006-04-09 23:28:00
  • 87:

    名無しさん

    お前に関係ないしワラ

    2006-04-09 23:28:00
  • 88:

    名無しさん

    お前にもなワラワラ

    2006-04-09 23:32:00
  • 89:
    2006-04-10 00:48:00
  • 90:

    名無しさん

    八光?!

    2006-04-10 16:24:00
  • 91:

    名無しさん

    こっちゎ?

    2006-04-23 11:49:00
  • 92:

    こっちを今日書きます?夜になります??

    2006-04-23 13:20:00
  • 93:

    名無しさん

    書くな

    2006-04-23 13:35:00
  • 94:

    気に入らないなら読んでいただかなくて結構ですよ?

    2006-04-23 13:42:00
  • 95:

    名無しさん

    気に入らないから削除します?

    2006-04-23 14:37:00
  • 96:

    ↑こうゆう奴は無視無視?

    2006-04-23 14:45:00
  • 97:

    >>68

    ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

    ヨシノはいきなり鳴り出した携帯をソファから拾い上げ、画面に並ぶ名前を確認。

    2006-04-23 17:58:00
  • 98:

    *+*+*ピッ!!

    『はい〜。うん、え゛?(ΦДΦ。)今日?今から!?待って待って片付けな無理!!』

    そう言って携帯を放り投げたヨシノはせかせかと部屋を片付け始めた。

    2006-04-23 18:00:00
  • 99:

    『ったく!!シュンのアホ!!いきなり友達連れて来るとか!!こんな汚い・・?(ΦДΦ。)!!!うわ!!化粧もしてないやん!!うわうわヤバイ・・・』

    独り言に華を咲かせ、ヨシノは部屋を片付ける。
    と・・・・

    2006-04-23 18:02:00
  • 100:

    『ん!?何これ???』

    箪笥の中から一枚の封筒が。
    手に取り、中を開いてゆく。
    『・・・・・・!!!』

    2006-04-23 18:04:00
  • 101:

    『…ナオリより・・・』
    それは桃色の一枚の紙切れ。
    しかし、ヨシノが見てはいけない紙切れだった。
    『日付は…先月・・・って!?え゛!どーゆ事これ!?』
    箪笥の前でへしゃげるヨシノ。右手に握られた紙切れが夕焼けの風に揺らめいていた。

    2006-04-23 18:10:00
  • 102:

    プルルルル・・・・・プルル
    「あ〜い?どしたのヨシ」
    『聞いて!!えらいこっちゃ!!あのあのナオリって子が!!』
    ヨシノは電波に乗せる声が上擦る。
    「なに!?ヨシノ落ち着いて!!どーした!!」

    2006-04-23 18:13:00
  • 103:

    冷たい汗で携帯がぐらつく。
    電話の向こうではハスキーなスミレの声がする。
    『ナオリって子覚えてる!?』
    「んー・・・!!はいはい!!意味深なかわいい子!!」
    『そぅ!!ナオリチャンがシュン宛に、こここ恋文ぉッ!!』

    2006-04-23 18:16:00
  • 104:

    「恋文!?なんやそれ。そんなん昔の話やろ〜」
    『ちゃうの!!スミレのアホ!!先月なんやて!!しかも、文章からして何回も恋文書いてる!!うわわ(。"Д"。)どーしょー。嫌やなぁ・・しかも《二番でもィィ》て書いてる・・ぅわぁ・・』
    「二番目でもィィとか。あんたの彼氏も大変やな。」
    『シュンが!!ナオリチャンと二股かけてたらどどどど!!!』
    「ヨシノ落ち着いて。手紙はそんな事は書いてナィんしょ?」

    2006-04-23 18:22:00
  • 105:

    『《シュンはナオの事友達って言ってるヶド、やっぱりナオはシュンが忘れられへん。》って書いてる(。┰Д┰)』
    「なら大丈夫やん。大丈夫大丈夫〜。」
    『・・・・・・いや。』
    「ん゛!?」
    『なんか大丈夫じゃナィ。何かがおかしい。違和感があるんだよね。』

    2006-04-23 18:25:00
  • 106:

    「何それ。女の勘ってヤツ!?アハハ。」
    『笑うなょッ!!女の勘…ってのかなぁ・・・』
    「ヨシノは心配性なだけよ。大丈夫大丈夫」
    『スミレが鈍いだけでしょが!!でも、あのパーチーの日、確かに違和感感じたんだけどなぁ…』

    2006-04-23 18:28:00
  • 107:

    「違和感ねぇ〜」
    『んー・・・なにやら不安げな予感が』

    ─ピンポ─────ン!!
    .

    2006-04-23 18:31:00
  • 108:

    『帰ってきた(。"Д"。)!!とりあえずまたかける!!』
    ──ボサついた髪を手ぐしで整えるとヨシノは携帯をにぎりしめて玄関へと走る。

    ガチャ・・・『おかえ・・(ΦДΦ。)』

    2006-04-23 18:33:00
  • 109:

    「ただいま。」
    「おじゃましまーす!!」

    シュンの後ろからはゾロゾロと男達が入ってくる。
    そこに紛れて一人の女の子も、玄関に入ってきた。

    2006-04-23 18:35:00
  • 110:

    『ナオリチャン・・・』
    「おじゃまします☆ごめんねいきなり来ちゃって…」
    愛想の良い女の子、ナオリは靴を脱ぎ、丁寧な足柄で部屋に入って行った。

    『・・・天敵・・現る!(。"Д"。)!』ヨシノは小さく呟くと一つ、大きく息を吸い、いざ天敵の待つリビングへと足を上げた。

    2006-04-23 18:40:00
  • 111:
    2006-04-23 18:41:00
  • 112:

    名無しさん

    かかんの?

    2006-04-24 07:45:00
  • 113:

    ぉもろぃ( ^ー゚)b続き楽しみにしてるねッッ!

    2006-04-24 08:43:00
  • 114:

    リビングでは早速、宴が始まっていた。
    缶ビールが交差する。
    酒を煽るシュンの隣にそっと座るヨシノ。
    「なぁなぁヨシノチャン、シュンっていっつもどんなんなん(。゚∀゚。)」
    男が楽しそうに聞いてくる。

    2006-04-25 15:02:00
  • 115:

    『んー、普通やで(。゚∀゚。)』
    「普通って!!優しいん!!?こいつ昔から冷めてるねん」
    『あー。優しい・・・事は優しいかな』
    「まじでー!!!!」
    よくわからないが男達がはしゃいでいる。

    2006-04-25 15:05:00
  • 116:

    「シュンは優しいやん?《昔》から」

    静かに笑いながら意味深にナオリが呟いた。

    「ナオリはシュンと仲良かったもんな〜!!」

    2006-04-25 15:07:00
  • 117:

    笑い合う男達に混ざって消えた言葉。
    ヨシノは耳にしっかり残していた。
    『昔から・・・ねー。』
    呟く。みんなには聞こえないヨシノの言葉。

    2006-04-25 15:10:00
  • 118:

    「でもヨシノチャンみたいに可愛い彼女がこいつなんかに出来るとはね〜」
    誰かが言う。
    『え゛!!そんな事はナィよ』
    「そーそー。こいつのスッピンまじでナィから。お前ら化粧に騙されてる」
    シュンが缶ビールを片手に笑う

    2006-04-25 15:13:00
  • 119:

    『今も結構スッピンですよ!!作ってナィですよ!!』
    シュンの言葉に噛み付く。
    「ナオも、ヨシノチャン可愛いと思う。女の子らしいし☆ナオにはない所いっぱい有るし。うらやましい〜」

    ──シュンをちらっと見たナオリを、ヨシノは見逃さなかった

    2006-04-25 15:20:00
  • 120:

    『ナオリチャン《も》可愛いやんか(。^∀^。)』
    ナオリのピンク色の視線に食い込むように口を開く。
    「そんなー!!!ナオ全然可愛くないよ〜」
    そう言ってナオリは手に持ったこれまたピンク色のカシスピーチをコクりと飲み込む。

    2006-04-25 15:23:00
  • 121:

    にっこり笑ってヨシノは手探りに掴んだ
    日本酒《鬼ごろし》をかっくらう。
    「お前、大丈夫?」
    素っ頓狂な顔したシュンに腹が立ち手を払おうとした瞬間。
    ──グラッ・・・

    2006-04-25 15:26:00
  • 122:

    『あれ(。◎∀@。)あれれ』
    頭が回る。
    天井が…見え‥
    …‥・・・・・・・・・・バタッ!!!
    「あーあ。ったく弱いくせに飲むから。」

    2006-04-25 15:30:00
  • 123:

    冷静なシュンの声が耳に届いた途端、
    夢の国にアルコールにより行ってしまったヨシノ。

    『・・グゥ・・・・(。≡θ≡)zZzZ』

    2006-04-25 15:32:00
  • 124:
    2006-04-25 15:33:00
  • 125:

    ?鈴チャン?ありがとう??遅れてごめんね??

    2006-04-25 15:34:00
  • 126:

    名無しさん

    本文にカキコ失礼します。ぉまめチャンのチファンです??
    毎回、登場人物に好感が持てて作者さん共々大好きです?復活してくれてありがとうございます?
    がんばってください?

    2006-04-26 06:01:00
  • 127:

    ???サンありがとうございます??凄い嬉しい??ちなみに今までの登場人物で誰が1番お好きですか??また感想スレにも来て下さいね?

    2006-04-26 12:49:00
  • 128:



    ────グゥ・・・(。‐∀-。)・・・

    ヨシノはクルクルと廻るメリーゴーランドな夢の中。。。。

    2006-04-26 12:51:00
  • 129:

    「ヨシノチャンすっかり寝ちゃったね。」
    カチャ・・・カチャ‥・・
    キッチンに立つのはナオリとシュン。
    『あいつ酒弱いから。この前もジンジャエールと梅サワー間違えて倒れてん。アホやろ?』
    そう言って泡立つ白い水に、アルコールが染みたグラスを絡めるシュン。

    2006-04-26 12:55:00
  • 130:

    「・・・・なぁシュン…?」
    カチャ・・・カチャ…
    『ん?どしたー?』
    シュンは泡を纏ったグラスを水で流し始める。
    「あたし…やっぱ好きやねん。…‥2番でもィィ。やっぱりシュンがィィ・・・。」

    2006-04-26 13:01:00
  • 131:

    名無しさん

    2006-04-27 13:44:00
  • 132:

    名無しさん

    2006-04-27 13:54:00
  • 133:

    『…あー・・・だからそれは』
    「嫌!!聞きたくない!!シュンお願い…」
    潤んだ瞳でナオリが言う。
    『いや、まじで俺ヨシノだいじやし。』
    「・・・・わかった…ごめん」

    2006-04-29 17:00:00
  • 134:



    。"Д"。))))

    ヨシノはリビングで聞いていた

    2006-04-29 17:01:00
  • 135:

    《まじで…ナオリチャン‥勘弁してよー?(ΦДΦ。)》

    お気に入りのふわふわしたケープで顔を隠し、ヨシノは頭を必死に回転させる。

    その夜、シュンはずっと寝付けずにいた。

    2006-04-29 17:04:00
  • 136:

    『あ、シュンおはよ。』
    ──気がつけば寝ていたヨシノがリビングに行くと、朝日が昇りきった部屋でシュンの飲むコーヒーが香る。
    「おはよ。…仕事行くわ。お前今日は?」
    そう言ってコーヒーを置く音がなぜか重い。
    『あ、あたしも今日から新店舗で遅くなるぽい』

    2006-04-29 17:09:00
  • 137:

    「あー、言ってたな。爪の店やっけ」
    『ネイルサロンです〜。新店舗のアドバイザー今出張行ってるから。忙しくなるかな。』
    目をこすりながら電気ポットにカップを近づける。
    ━━コポポポ…コポポポポポ‥
    「そ。わかった。俺も新人の指導あるし。セット予約最近増えてきたし遅くなるわ。ほな行ってきまーす。」

    2006-04-29 17:15:00
  • 138:

    『あ、シュン…‥』
    ティーカップの中で湯気をくゆらす湯を紅茶のリーフが茶色く染めてゆく。
    「なに?」
    湯が、濃くなって行く。
    『あの‥ナオリチャンって…‥』

    2006-04-29 17:19:00
  • 139:

    ドキン…ドキン‥ドキン…ドキン

    「ナオリが何」

    『あ、いや、なんもナィ!!昨日飲んでたしちゃんと帰れたかなって思って!!』

    2006-04-29 17:21:00
  • 140:

    「あぁ。大丈夫。タクシーで帰ったし。行ってきます」

    キィ────パタン!!

    ・・・聞けなかった。なぜか、聞いてはいけないような、怖いような気持ちがヨシノの頭を過ぎっていた。昨夜、ベッドの端でため息をついたシュンの表情を見てしまったから…。

    2006-04-29 17:24:00
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