小説掲示板彼氏依存症のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

彼氏依存症

スレッド内検索:
  • 1:

    素人

    ヘタクソすぎてムカつかせてしまったらすいません。小説というよりは、過去の回想です。

    2006-03-26 05:27:00
  • 2:

    素人

    かつては確かに最愛の人だった。私の全て。全てだった。。。私の生きる希望、夢、支え。それが今は、『憎しみの塊』と化した。人間の汚い心の全てを彼に抱いた。

    2006-03-26 05:42:00
  • 3:

    素人

    【彼との出会い】‐私は当時23才だった。水商売にあきあきしながら早二年目。それなりに人気者だったが、毎日が嫌でたまらなかった。早くこの世界から逃げ出したい。そう思いながら毎日指名客とフリー客をこなしていた。そんなある日だった。

    2006-03-26 05:57:00
  • 4:

    素人

    『花さんお願いします』指名わましのボーイさんによばれ客席に向かう。『フリーです』二人組の男だった。一人は色黒で細身、少し頼りなさそうで、石田純一似の男。第一印象は、(ただのおっさん)もう一人はサングラスにヒゲヅラのがたいのいい、これまた、ただのいかついおっさん。石田純一似の客は、花ちゃんを指名で何度か通っているようで、あたしはもう一人のいかついヒゲ親父につかされた。

    2006-03-26 06:09:00
  • 5:

    素人

    『失礼しまぁす?愛です?』『あ〜!知ってる!この前あっちの席で客とキスしてたでしょ?』すかさず返事をしたのは向かいにすわる石田純一だった。『僕達にはしてくれないの?』ふざけながら話し掛けてくる。(誰にでもするわけちゃうわ?調子狂うわ)そんな事を思いながら、その席での場内指名は諦めた。その後も彼はあたしにちょっかいをだし続け、隣のヒゲ親父と話す機会はほとんどなく、あっさりコンパニオン交替となった。(あの石田純一やたらからみやがって?)

    2006-03-26 06:16:00
  • 6:

    素人

    次の日もあたしはいつものようにせっせと仕事をこなしていると、パッと店内の男と目があった。それは昨日の石田純一だった。??広い店内で、なぜか一瞬目があった事が奇妙だったが、私はかるく会釈をすると、また自分の仕事に集中した。そんな事はすぐに忘れた。『愛さん、あちらのお客さまから場内指名です』え!?突然の指名にびっくりし、見るとそれは石田純一だった。(え?なんで?)彼はいつも花ちゃんを指名しているはずなのに。

    2006-03-26 06:26:00
  • 7:

    素人

    『え〜!?びっくりしたぁ!指名してくれてありがとう!ていぅかなんで!?』あたしは不思議で仕方なかった。確かに昨日やたら絡んできたが、あたしは人の客には興味がない。可愛げもなく、ほとんど振り払うようなかわししかしなかったはずなのに。     『さっき、目合ったとき会釈してくれたから』   それはただの照れ隠しに見えた。

    2006-03-26 06:30:00
  • 8:

    素人

    ミスありました。5の『花さん、お願いします。』は『愛さんお願いします』です?ややこいミスすいませんm(__)m

    2006-03-26 06:34:00
  • 9:

    素人

    彼が嫌いではなかった。だから自然と密着接客になる。彼と私の心の距離も密接にかんじた。営業の一貫として、今時考えられないが、ポッキーの両端食いもした。それから初キスだった。それからは、席やトイレに立った時、お見送りの時など、頻繁に唇を交わしだした。もぅ、思いは加速していた。私は彼を好きになっていた。

    2006-03-26 06:52:00
  • 10:

    素人

    彼は毎日私に会いにきてくれていたので、私への気持ちにもある程度自信があった。          『今度二人で旅行いこうよ』私は彼に当たり前のように言う。そしてハッと思い出し、慌てて言い直す。『でもダメだぁ!だって純一(という名前にしておきます)彼女がいるもん』  彼が好きだったが、あたしは人の物には興味がない。だったらいい客として繋いでおいたらいい。その時はまだ体の関係はなかったし、ぎりぎり彼への気持ちに余裕があった。

    2006-03-26 07:02:00
  • 11:

    『いるよ。ずっとあってないけど』純一がいう。??不思議に思い、私が聞く。『え?なんで?』    『わかんない。ずっと一緒に住んでたけど、出てっちゃった』        (ふーん。なんやそれ?)それでも錯覚していた。彼は私の物だと。

    2006-03-26 07:05:00
  • 12:

    素人

    ↑主→素人です?すいませんm(__)m

    2006-03-26 07:07:00
  • 13:

    素人

    【起動】‐珍しく、彼の方から電話がなった。どきどきしながら電話を取る。 『もしもし?』うれしい気持ちを悟られないように電話に出る。(本気なったら負け)すると彼は奇妙な言葉を発した。      『言ったから。』    ???何の話かわからず聞き返す。        『何を?』       『言ってたじゃん。彼女がいるからダメだって』  (???)       『だから正式に別れた。』(!!!)       正直、そぅなる事を期待して、私はあの時あの発言をした。私の期待道理に彼は動いてくれた。うれしかったし、後は時間の問題だと思ったし、彼の気持ちも、言葉も、信じて疑わなかった。それだけ純粋だった。疑うことを知らなかった。

    2006-03-26 07:43:00
  • 14:

    素人

    それからも彼は通い続けてくれた。順調だった。だが、簡単に体を許すのはプライドが許さなかった。安売りしてはいけないといぅ、ちょっと前にされたアドバイスも心の片隅にあった。一度アフターでそれとなくホテルに誘われたが、何よりも私は恥ずかしすぎてその誘いから逃げた。気持ちは全然OKだったが、まだ早い、何より恥ずかしさでいっぱいで無理だった。彼はこう言った。『だったらいいけど、俺もそういう風に接するからね。』彼の気持ちもわからなくはない。私はキャバ嬢。彼だって心のどこかで恐れている。キャバ嬢に心をもて遊ばれるのを。威嚇というよりは、守りに感じた。私は恐かった。彼が私から離れていくのが。私が彼をもて遊んでいると、彼に誤解されたくなかった。それでも彼は会いに来てくれた。しばらく、お互いの探り合いの日々が続いた。

    2006-03-26 07:59:00
  • 15:

    素人

    彼にたくさんの嘘と隠し事がある事を、この頃は全く気付かなかった。嫌に人目を気にしたり、挙動不振なところは性格だと思ったし、昨日言った事を忘れたりするのは忘れっぽいんだと思った。私の知ってる世界はあまりにも狭すぎ、裏切りや嘘に慣れていなかった。おこちゃまで純粋な世界しか知らなかった。彼に会うまでは。

    2006-03-26 08:07:00
  • 16:

    素人

    なんか書いてて文才と表現力の無さに悲しくなってきました。ある程度過去の事と精算できているためか、淡々と書くしかできなくて?面白くなくてすぃません。

    2006-03-26 08:15:00
  • 17:

    名無しさん

    読んでるよ?楽しみにしてます?頑張って?

    2006-03-26 16:02:00
  • 18:

    名無しさん

    おもしろそう!頑張ってかいてね☆

    2006-03-26 18:03:00
  • 19:

    素人

    うわぁ?読んでくれてる方いるんですね?うれしぃです?なんか緊張するけど頑張ります。応援ありがとぅございます?また朝方更新します。

    2006-03-26 19:02:00
  • 20:

    名無しさん

    読んでます このあとの展開に期待☆

    2006-03-27 00:46:00
  • 21:

    素人

    『ネックレスが欲しいの』ある日私は言う。彼との関係をより深くするため、彼の誠意を確信したかった私はおねだりする。 彼は快く承諾してくれ、ショッピングに行く日取りを決めた。

    2006-03-27 04:26:00
  • 22:

    素人

    うれしかった。当時の私からしたら、カルティエなんてセレブの象徴に見えた。彼の金銭的な余裕も、彼の魅力の一つだった。

    2006-03-27 04:40:00
  • 23:

    素人

    プレゼントを手にし軽くデートをした後食事に向かう。ホテルの最上階の窓際。シャンパンを飲みながらうれしそうにプレゼントを取り出す。『付けて?』よくある恋愛ドラマのおきまりパターンのようだった。『似合う?』うれしそうに私は聞く。『うん。すごく似合ってるよ。すごい綺麗だ。これにしてよかったな。』満足そうに答える彼。あたしは今日は酔わなくてはならない。恥ずかしさを忘れるために。もぅ、逃げないために。

    2006-03-27 04:48:00
  • 24:

    素人

    あたしはどんどん飲んだ。理性は邪魔だった。

    2006-03-27 04:51:00
  • 25:

    素人

    【初夜】‐目が覚めると、隣に彼が寝ていた。一泊3万円の露天風呂付きのホテルで二人はとうとう、結ばれた。前日は酔いすぎて、正直彼との営みはあまり記憶にない。だが後悔なんてなかった。私がずっと望んでいた事。ただ、ホステスとして、客と寝る事に対しての抵抗があった。その一線を軽々しく越えるのは嫌だったから、ずっと耐えてきた。そして、とうとうその一線を越える日を迎えたのだ。

    2006-03-27 05:01:00
  • 26:

    素人

    私は軽く彼の頬にキスをする。彼も目を覚まし、愛をもう一度確かめあう。クールで六つ年上の彼は、優しい目で私を見つめながらゆっくりと私を突く。私は心地よさに身をよじりながらはずかしそうにあえぐ。彼は相変わらず冷静を装い私をみつめながら言う。『愛ちゃん、かわいいな。店ではあんなに強気で生意気そうなのに、こんなかわいい顔するんだ。かわいいな。愛のこんな顔、俺しか知らないんだな。』なんだか彼にバレてはいけない秘密をしられたような恥ずかしさと、彼だけに独占されているという喜びは、二人の秘密事のようで、一層絆が深まった気がした。

    2006-03-27 05:15:00
  • 27:

    素人

    いきなり中出しだったのでさすがにビックリしたが、彼は『もしできたら結婚したらいい』と言ってくれた。それから中出しすることはなかったが、その後も『結婚』という言葉を彼は度々口にしていた。ある日は『愛ちゃん、俺たちお互いいい年だよね?そろそろ適齢期だね』と言われたこともあるし、本屋でゼグシィを指差し、『買わないの?』と薦められた事もある。おたがいが結婚を意識していた。

    2006-03-27 05:23:00
  • 28:

    素人

    かなり長期戦になりそうです?二年がかりの複雑な運命の悪戯はうまく文にするのがムヅカシイです?なかなか転回しなく、文才もないので、イラつかせてしまうかもしれませんがお許しください。

    2006-03-27 05:43:00
  • 29:

    素人

    彼は六つ年上で当時29才。東京出身。裏カジノの雇われ店長らしく、当時の金回りはそこそこよかった。裏カジノ‐私にはそれが違法という以外なんの知識もなかった。私の知っている彼から、その世界の汚さは想像さえできなかった。違法の仕事と知っていても、情け無いことにそれが魅力的にさえ見えていたし、悪い仕事とわかっていても、それが気にならないくらい好きだった。多少人目を気にしすぎたり、挙動不振なところが頼りなく思える時もあったが、私には最愛の人だった。

    2006-03-27 05:55:00
  • 30:

    素人

    私は当時23才。地方出身。お水歴一年半。22才まで4年付き合った彼氏がいたが、平平淡々な毎日に飽き飽きして別れを決意。もちろん簡単ではなかったし、勇気のいる事だった。しかし私はもっと世の中を見たかった。いろんな意味で経験したかった。たとえ苦しい事でも、人生には彩りがあった方がいいと思った。飛んで火に入る夏の虫‐のごとく、夜の世界に舞入ったのだった。水商売には心から飽き飽きしていたし、嫌悪感さえ感じていたが、他にできる事もなく、悩み続けた結果、いつか結婚するまでこの仕事するしかない。という結果になった。

    2006-03-27 06:11:00
  • 31:

    素人

    【旅行】‐二人の初旅行は京ディズニーランドだった。『ディズニーランドに行く前に実家に寄ってもいいかな?』うれしかった。たとえついででも、彼の母親(父親は離婚したためいない)や兄弟に紹介してもらえる。私は特別な扱いをうけている気がした。

    2006-03-27 06:43:00
  • 32:

    素人

    実家に着くと彼の母親とお兄さんに会う事ができた。簡単な挨拶しかしなかったが、私には特別な事に感じた。手早く用事をすますとすぐにディズニーランドに向かうため家を出た。玄関の外までお母さんが見送ってくれた。『いってきまぁ〜す?』にこやかにお母さんに手を振った。『いってらっしゃい』にこっと笑うお母さんの横で、大きくて赤い花が風にふかれてゆれていた。眩しかった。

    2006-03-27 06:59:00
  • 33:

    素人

    『〈いってらっしゃい〉って言ってたな。』    『うん?』(???だから?)  『昔からは想像できないな。いつも友達とか家に来てもツンとして、愛想悪いから皆に恐がられてたのに。人間、年とれば丸くなるんだな。』なんだか切なそうにいう。母親に会うのは五年振りらしく、親の老いを目の当たりにしたかれはさすがにショックを受けたようで、しばらく複雑な胸の内を語っていた。そして『愛ちゃんのおかげで親の大事さがわかったよ。ちゃんとたまには帰らないとダメだな』といった。

    2006-03-27 07:06:00
  • 34:

    素人

    そしてディズニーランドランドの帰りにも家に寄り、私は彼のお母さんにお土産を渡した。彼の回りの人、彼の大事な人は私にとっても大事な存在に思えた。 『はい。これお土産です』使える物を。そう思ってミッキーのタオルを選んだ。『まぁ!わざわざいいのに。ありがとうね。』突然息子が帰ってきたと思ったら、女の子連れ。お母さんからは驚きと期待のような、見守るような、うれしそうな、きまずそうな、色んな気持ちが伺いとれた。『愛ちゃんはいくつ?アユみたいでかわいいね。』正直まったくアユには似ていないが、金髪で付けまつげで派手な若い子=アユに見えるらしい『今度三人でグアムにいかない?お母さんもあんまり先が長くないだろうしね。』この時の台詞がこんなに皮肉になるなんて、この時は誰も思いもしなかっただろい。いや、もしかしたら本人は感じていたのかもしれない。

    2006-03-27 07:23:00
  • 35:

    素人

    大阪に帰ってくると、今迄どおり夜の八時から朝方の四時五時まで仕事をこなす毎日が続いていた。

    2006-03-27 08:10:00
  • 36:

    素人

    二日に一回は彼が店に来、一緒に帰ってホテルにお泊り。次の日は彼はそのまま仕事に行くのが恒例になっていた。

    2006-03-27 08:12:00
  • 37:

    素人

    そんなある日、悪びれもなしに彼は言った『これから営業時間長くなるから、今までみたいに店に行くのは難しくなるよ。なるべく顔だすようにするけど』

    2006-03-27 08:17:00
  • 38:

    素人

    それから確かに、店に来る回数はへった。必然一緒に帰る回数も減ったが、仕方なかった。それでも週に何回かは来てくれる。飽きられたわけではない。まさか。そんなわけない。

    2006-03-27 08:21:00
  • 39:

    素人

    【六月】彼の誕生日、私も彼も仕事だった。お互い仕事は大事なので、話し合いの結果仕事が終わって会うことになった。出勤前、彼に内緒でケーキを買い、ネクタイとネックレスのプレゼントも用意してあった。

    2006-03-27 08:27:00
  • 40:

    素人

    『営業時間が長くなった』といっても、かなりその日は遅かった。私は朝方四時に仕事を終えると、彼からの連絡を待ち続けた。彼から連絡があったのは朝方八時過ぎだった。

    2006-03-27 08:31:00
  • 41:

    素人

    約束の場所で彼を待つ。 彼は私が予想したのとは反対の方向(駅方面)からやってきた。そういえば、約束の場所もいつもと違う。???『なんでこっちからじゃないの?』彼の店のある方面を指差し、不思議そうに尋ねる。『営業でお客さんのお店に飲みにいってたの。遅くなってごめんねこんな遅くまで待っててくれるなんて。。。大事にしなくちゃな』ポンポンと頭を撫でてくれた。『そうやで』私は笑いながら答えた。

    2006-03-27 08:38:00
  • 42:

    素人

    彼に休みはなかった。日曜日も仕事だというのを疑いもしなかった。特にに日曜は従業員が休みを取りたがるから、自分が休むのは難しいといわれた。よく考えれば気付けたはずの事はたくさんあった。日曜日も営業しているカジノ屋なんてない。

    2006-03-27 08:45:00
  • 43:

    素人

    ある日の彼はなぜかとても機嫌がよかった。『どうしたの?なんか変やで?』普段人前でイチャついたりするのを嫌がるはずの彼が、その日はやたらベタベタしてきた。『俺の彼女。かわいいでしょ』チュッ。  (???)不思議に思えたが、みんなの前でそんなことをしてくれるなんて今までなかったし、うれしかった。

    2006-03-27 08:55:00
  • 44:

    素人

    その日もホテルに一緒に帰り、彼は相変わらず上機嫌だった。『何か変やで?いいことあったん?』(今日はよっぽど儲かったんかな?)そんな事を考えながら再び聞いてみた。『酔っ払っちゃったんだよ』適当な答え。彼は酔っ払うと眠たくなって、逆にテンション落ちるはずなのに、微妙な理由を聞いて余計不思議だったが、対して深くは考えなかった。その彼の奇妙な行動については後々知ることになる。

    2006-03-27 09:02:00
  • 45:

    素人

    彼がシャワーを浴びている間に、なんとなく、彼の携帯に目がいった。魔が差してしまった。着信‐何人かの名前の中に、女の名前が紛れていた。(美香) 続いて発信‐(美香)  ???従業員かな?彼を120%信じきっていた私に、疑う余地なんてなかったし、携帯を勝手に見てしまった罪悪感もあって、聞く気にもならなかった。何より信じすぎて、従業員か親戚以外に疑う能力がなかった。

    2006-03-27 09:13:00
  • 46:

    素人

    私は、信じたい事だけを信じ、見たいものだけを見ていたのかもしれない。本当は気付けたかもしれない事実を何度も自分のせいで見逃していたのかもしれない。こうであってほしい、こうなはずだ。強い信頼が、事実を見えにくくした。

    2006-03-27 09:17:00
  • 47:

    名無しさん

    頑張って完結させて下さいね カキコすると他の読者の邪魔になると思うので控えるけど、
    最後まで読むので!!応援してます

    2006-03-28 01:22:00
  • 48:

    素人

    51さんありがとうございますm(__)m演出や構成、表現力、全てにおいて素人なので書いていて申し訳ないくらいですが、溢れてくる記憶、感情を正直に書いていこうと思います。

    2006-03-28 05:20:00
  • 49:

    素人

    【誕生日】‐付き合いだして半年程で、私の24才の誕生日を迎えた。『愛、無理して働かなくてもいいんだよ?』家賃と称して毎月八万円と、たまにおこづかいをもらっていた事もあり、レギュラーで入っていた仕事は半分ほどになっていた。お水をあがるのは時間の問題だった。

    2006-03-28 05:32:00
  • 50:

    素人

    彼の誕生日にはお互い休みを取れなかったが、私の誕生日には、彼は休みを取ってくれたので、私も休んだ。約束通り、時計をプレゼントしてもらい、軽いデートと食事を済ませ、いつも通りホテルへ迎う。

    2006-03-28 05:35:00
  • 51:

    素人

    誕生日ケーキは、彼は用意してくれていなかった。実を言うと、プレゼントも当日用意してなかったらしく二人で直接見に行った。(プレゼントって、前もって用意してくれるもんじゃないの?)行き当たりばったりの彼に苛立つ事はちょくちょくあった。もちろん当日彼が遅刻するのは恒例だった。〔愛されていない〕のではなく、〔性格〕なのだと思った。

    2006-03-28 05:42:00
  • 52:

    素人

    ホテルに迎う途中、ゲームセンターに寄った。二人でゲームセンターに行くなんて、中学生デートみたいでちょっと馬鹿みたいだったが、二人はあまりデートらしいデートというのを普段なかなかできなかったので、普通のデートをしているという事がうれしかった。

    2006-03-28 05:49:00
  • 53:

    素人

    『あっ!これかわいい!』ウェディングバージョンのミッキーとミニーのでっかいぬいぐるみを指差し、クレーンゲームを覗き込む。彼は『まかしといて』というと、器用にクレーンを操り、二つのぬいぐるみを取ってくれた。

    2006-03-28 05:53:00
  • 54:

    素人

    ウェディングバージョンのミッキーとミニーを手に抱き、『愛ちゃんと俺だね』といってくれた。その中学生デートで手に入れたプレゼントは、ある意味純粋で新鮮で、慌てて選びにいったカルティエの時計より、輝いてみえた。

    2006-03-28 05:59:00
  • 55:

    素人

    私たちのお泊りは、いつもホテルだった。私は彼の家に行った事もなければ、彼が私の家にくる事もなかったし、お互い『行きたい』と言わなかった。むしろ思い付きもしなかった。ホテルはいたせりつくせりで楽だったし、なぜかそれが自然だった。だから当然、彼の家の場所さえ知らなかった。

    2006-03-28 06:15:00
  • 56:

    素人

    【異変】‐〈プル、プルルルル。。。ただ今電話に出ることが…〉プツ。仕事が終わるとかならず彼に電話していたが、彼の〈営業時間が伸びた〉ため、電話に出る回数が減った。

    2006-03-28 06:19:00
  • 57:

    素人

    それでも彼と一緒に帰ろうと、友達と時間を潰していたらしばらくしてメールが届いた。〈ごめん。今から連れと打ちっぱなしに行ってくる〉…思い通りにならずムッとした私はすかさず電話する。〈プル、プルルルル。。。ただ今電話に出ることが…〉プツ!   さっきメールが届いたところなのにもう電話に出ない。本当に連れと打ちっぱなしなんかな?苛立つ私。私にはどうしようもなかった。

    2006-03-28 06:27:00
  • 58:

    素人

    (ん???)と不思議に思う事は多々あった。それでもやっぱり順調だったのと、細かいことは気にしない私の性格が、その疑問を深く掘り下げる事をしなかった。

    2006-03-28 06:53:00
  • 59:

    名無しさん

    期待アゲ?????

    2006-03-28 14:35:00
  • 60:

    素人

    『そっか。そうしな!どこに引っ越すの?』何でもない顔で聞く。私はちょっと考えて答える。『純一の家の近くはどう?』(最近すれ違い多いし、一緒に済むにはまだ早いけど、近くに住んだら頻繁に会えるかな?)という思いが込められていた。一瞬とまどった純一はしばらく考えてこう答えた。『…俺の家、かなり不便だよ?それより俺の店の近くにしなよ?そのほうがちょくちょく会えるし。毎日仕事前とか仕事終わりに行っちゃうかもな。』優しい顔で私を見つめそういった。なぜ否定されたのか少し不思議に思いながらも(え?そんなに沢山会えるようになるんだ!)私は彼の言う通りにした。

    2006-03-29 03:42:00
  • 61:

    素人

    新居探しは、まるで新婚さんのようで楽しかった。散々選びぬいてやっと決まった。費用は彼が負担してくれた。頼りがいがあった。

    2006-03-29 03:47:00
  • 62:

    素人

    入居日、鍵をもらうと、まだ空っぽの部屋に二人で様子を見に行った。    『やっぱりここにしてよかったな。なかなかいいよ』『うん!愛、諦めないで頑張って探してよかった。』夜中だった。窓から外を覗くと、暗闇に浮かび上がる大阪城とOBPの夜景がキラキラと輝いていた。

    2006-03-29 04:00:00
  • 63:

    素人

    『綺麗…』私がうれしそうに窓の外を眺めていると、彼がそっと後ろから抱き締めてきた。『大好きだよ…』それからたくさんキスしてくれた。窓に広がる、めいいっぱいの宝石たちは、私たちの幸せを祝福してくれているようだった。(ここから私たちが本格的に始まって行くんだ。もっともっと純一と会えるようになる)私は〈沢山会えるようになる日〉が待ち遠しかった。

    2006-03-29 04:13:00
  • 64:

    素人

    私は何の曇りもなく、二人の幸せを夢みていた。〈異変〉を何度も何度も見落としながら。。。

    2006-03-29 04:15:00
  • 65:

    素人

    私は〈ケン〉と名乗る中国人のお客さんが一人いて、何度か旅行に誘われていた。『愛ちゃんは妹みたいな存在だから大丈夫。何もしないです。ただ色んな国を見せてあげたい』

    2006-03-29 05:01:00
  • 66:

    素人

    気付かない振りをしてきたが、ただの馬鹿ではない。やはり、少しずつ彼への疑惑は溜まっていた。  私は【まさか】という余裕はあったが、実際はいつも心のどこかで不安だった。 横にいても、彼は遠くにいる気がした。彼の瞳には、私が映っていないように思えるときもあった。掴めるようで掴めない、そんな感じだった。

    2006-03-29 05:09:00
  • 67:

    素人

    『私、ケンさんと旅行にいこうかなぁ。』      私には彼に対して〈心の余裕〉があると思わせたかった。止められるのもわかっていた。『ダメだよ!何もしないなんていい事いってるけど、そんなの絶対嘘だからな!』彼は不機嫌に言ったが、私は彼の反応が理想通りだったのでひとまず安心した。

    2006-03-29 05:22:00
  • 68:

    素人

    だが、私の胸の燻りは消えなかった。       ある土曜日。毎週土曜日は一緒に帰るのが暗黙の了解になっていた。仕事が終わって彼に電話する。彼は〈営業時間が伸びた〉ため、やはり電話にでれないが〈終わったよ!〉の合図だ。彼は私が彼を待っている事をわかっているはず。仕事が終わればすぐにかけなおしてくれる。

    2006-03-29 05:30:00
  • 69:

    素人

    しかし、予想の時間を遥かに過ぎても、彼からの連絡はない。(おかしぃな。どうしたのかな。)‐暗黙の了解であって、〈必ず〉の約束をしたわけではない。何時間か一人で暇を潰した後、いい加減に諦めて帰った。

    2006-03-29 05:35:00
  • 70:

    素人

    その日は何度も電話をかけたが、何度かけても電話はつながらなかった。

    2006-03-29 05:38:00
  • 71:

    素人

    次の日‐『ごめんな!昨日は電源切れてたよ。もしかして待ってたの?ごめんな』彼の電話はよく電源が切れるらしい…。そんな事は度々あった。

    2006-03-29 05:40:00
  • 72:

    素人

    さすがに限界だった。(そんなに私を雑に扱うなら私だってあんたを雑に扱ってやるから!)心のなかでそうさけんだ。精一杯の強がり。私の大事さをわかって欲しかった。  『最近イライラするし、私ケンさんと旅行行って気晴らししてくるわ!』   有無を言わせない言い方をした。『…そっか。俺のせいだからな。ダメっていってもいくんでしょ?気を付けろよ』彼はとめなかった。

    2006-03-29 05:53:00
  • 73:

    素人

    『絶対やめとき!危なすぎる!絶対体求められるって!』友達のアドバイスは私の胸には届かなかった。ケンさんとの付き合いも長かったし、彼の言葉もある程度信用していた。私は世間知らずだったし、第一、もう後にひけなかった。(たまには純一も嫌な思いをしたらいいねん…)

    2006-03-29 06:28:00
  • 74:

    素人

    行き先はマレーシアだった。(中途半端やな)行き先はどこでもよかった。五時間かけてホテルに着いた。ケンさんとは同じ部屋だった。

    2006-03-29 06:31:00
  • 75:

    素人

    さすがに警戒した。変な雰囲気にならないよう、出来るかぎり努力した。

    2006-03-29 06:32:00
  • 76:

    素人

    『疲れたからシャワー浴びつくるね』さっさと寝たかった。シャワーをあがると、なぜか部屋の明かりが薄暗くなっていた…。(???)『あれ?なんで暗くしたん?』私はとぼけながら部屋の明かりを全開にした。

    2006-03-29 06:35:00
  • 77:

    素人

    『明るいのがいいですか?』ビールを飲みながら私に聞く。『うん!』とぼけながら、出来るかぎり(その気はないですよ)アピールをしといた。『愛ちゃんものみますか?』私にもお酒を奨めてきた。

    2006-03-29 06:38:00
  • 78:

    素人

    『私はいいや。疲れたからもう寝るね。ケンさんはまだ寝ないの?』早く寝てくれという願いを込めて尋ねる。『私はもう少し飲んでます』(あっそ?)   『じゃぁ先に寝るから。おやすみぃ?』

    2006-03-29 06:40:00
  • 79:

    素人

    かなりの緊張感と危機感はあったが、ある意味根性が座っている私は、旅の疲れも手伝って、すぐに眠りについた。

    2006-03-29 06:42:00
  • 80:

    素人

    人間の第六感というのはすごいものだ。熟睡していた私は何かの殺気で目を覚ます。(!!!)     ハッと目を開けると、目の前にケンさんの顔がみるみる近づいてくる!突然過ぎて頭が回らない。混乱する!『絶対やめとき!』あの時の友達の台詞がものすごいスピードで脳裏をよぎった。〈終わった…〉この言葉が目の前に浮かんだ。私は自分の軽率さを改めて後悔した。

    2006-03-29 06:54:00
  • 81:

    素人

    『ケ、ケンさん?おかしいおかしい?ケンさんのベットあっち!』パニくる頭をフル活用する。寸止めでキスをかわす。それでもケンさんの手は私の太腿へのびてきた。『無理無理!ケンさんのベットあっちやって!おかしいおかしい!ケンさんのベットあっちやって!』太腿に伸びた手を振り払いながら口からはそんな言葉しかでなかった。

    2006-03-29 07:00:00
  • 82:

    素人

    ケンさんにもプライドというものがあるだろう。ここまで拒否されて無理強いするほど悪人ではなかった。『すいません。少し酔っ払いました。』なんとか引き下がってくれた。(死ぬかと思った…)ひとまず胸を撫で下ろした。それからはあまりにも動揺しすぎてほとんど眠れなかった。

    2006-03-29 07:06:00
  • 83:

    素人

    次の朝『おはよう!?』  昨日の気まずい事件をかき消すようにさわやかに挨拶をした。お互いその事には触れたくなかった。

    2006-03-29 07:07:00
  • 84:

    素人

    ケンさんは、いくつか自分で仕事をやっているらしく、詳しい内容は知らないけれど、推測するにかなりややこしい(怪しい)仕事だと思われる。それは中国、日本を中心に、色んな国で活動しているようだった。

    2006-03-29 07:12:00
  • 85:

    素人

    その中の一つとしてマレーシアがあった。私たちはお客さまとして、マレーシアによばれていた。    現地で紹介されたのは、いかにも顔に〔悪いです〕と書いてあるボス。それからいかにも顔に〔怪しいです〕と書いてある雑魚数人。みんな中国系マレーシア人だった。(多分彼らはマフィアと思われる)

    2006-03-29 07:20:00
  • 86:

    素人

    顔こそみんな恐いものの、日本語もなかなかうまく、気を使って私をよく笑かしてくれた。ちょっとした観光にも連れていってくれた。なんだか友達みたいでうれしかった。

    2006-03-29 07:22:00
  • 87:

    素人

    その日はケンさんとボスが、何かしらの取引が成立したらしく、夜中にディスコに連れ出された。

    2006-03-29 07:24:00
  • 88:

    素人

    カンパーイ!!メンバーは十人以上いたであろう。それぞれのグラスを片手にお祝いが始まった。

    2006-03-29 07:27:00
  • 89:

    素人

    すごい音量の聞き慣れない音楽と、ほとんど真っ暗な店内で、みんながはしゃぎだす。みんながみんな日本語をしゃべってくれるわけではなかったし、知らない人たちばかりで、わたしが心から楽しむのは難しかった。

    2006-03-29 07:29:00
  • 90:

    素人

    すると、雑魚の中のリーダーらしき人が、手慣れた様子で〔細長く切った紙布巾〕をグラスに巻き付けてきた。(???)不思議そうに眺めていると、『愛さんのグラス、間違えないように』と言ってきた。(そんなん意味あるかな?)と思いながら『ありがとう』といった。

    2006-03-29 07:35:00
  • 91:

    素人

    はじめはみんな、なんとなくぎこちなかった。それがだんだんお酒が入る事により、いい感じに盛り上がってきた。みんな楽しくのんでいた。何度かお酒を手渡され、(断るのも失礼かな)と思い、飲みたくないのに無理矢理のんだ。

    2006-03-29 07:38:00
  • 92:

    素人

    気が付くと、ケンさんは完璧にできあがっていた。こんなに酔っ払っているところは見たことがない。ケンさんが近づいてきた。『愛ちゃんはぁ〜私がゼッタイまもるからぁ〜安心してくださぁい』(???)『私はぁ〜ここぉまでぇ〜連れてきたぁ〜責任がぁありますぅ。その責任はぁおっきぃ』(何言ってるん?この人。昨日の今日で気持ち悪いわ)

    2006-03-29 07:48:00
  • 93:

    素人

    ふとみると、ケンさんのグラスにも、へんてこな印はしてあった。

    2006-03-29 07:49:00
  • 94:

    素人

    (なんかケンさん気持ち悪いわ)そう思っていると、次はケンさんは警備員らしきデカイ男を連れてきて、私に紹介してきた。『この人ぉ〜ここでぇ〜、一番偉い警備員だからぁ、大丈夫ぅ〜。何かあっても心配ない〜助けてくれるぅ』(ハイハイもうわかったからね)何がしたいのか、何をいいたいのかわからなかった。

    2006-03-29 07:53:00
  • 95:

    素人

    ビールを飲み干すと、また次が手渡される。付き合い切れずに一旦断る。だか相手は引き下がらない。(ほんまにみんな酒好きやなぁ)やたらひつこくあおってくる。(???なんかやたらひつこいな)     『私のお酒がのめないの?』といわんばかりのあおり方だった。あまりのひつこさに断りきれず、仕方なしに口をつける。

    2006-03-29 07:58:00
  • 96:

    素人

    〔ゴクゴクゴクゴク…ジャリ…!〕途中まで飲むと、まるで溶けきれなかった顆粒が口に入ったような、変な感触がした。(え?ジャリって?え?え?ま、まさか…)考えられなかった。まさか…ね…

    2006-03-29 08:02:00
  • 97:

    素人

    ただ呆然として、酔っ払ってキモくなったケンさんの横に座った。マジで?

    2006-03-29 08:03:00
  • 98:

    素人

    嫌な予感は的中した。みるみる音楽がよじれだして、必要以上に頭に響く。目の焦点が合わず、目に写るもの全てが歪んで見えた。 (やられた!)

    2006-03-29 08:05:00
  • 99:

    素人

    と同時に、強い吐き気に襲われた。(しっかりしやな!しっかり!負けたらあかん!諦めたら終わりや!)ヨタつきながらトイレに向かう。体が鉛のように重たくなって、なかなか前に進まない。空気を泳ぐように、まるでスローモーションしているかのように、体が思うように動かない。

    2006-03-29 08:10:00
  • 100:

    素人

    なんとかトイレに辿り着くと、(全部吐きまくってやる!馬鹿やろう!負けへんで!)と必死だった。指を突っ込みゲェゲェ吐いたが、無駄な抵抗だった。せめて頭だけはしっかりしやな!怒りと恐怖が込み上げる。

    2006-03-29 08:13:00
  • 101:

    素人

    こんな状態で、帰るところは一つ。(終わった。ケンさんや。昨日私を抱かれへんかったから…卑怯なやつ!)自分が危険に立たされていると頭でわかっていても、助けを求める場はなかった。こんな右も左も言葉もわからない状況で、逃げ場はなかった。

    2006-03-29 08:19:00
  • 102:

    名無しさん

    2006-03-29 13:20:00
  • 103:

    ???

    しおり?

    2006-03-29 14:35:00
  • 104:

    素人

    『純一…』       私がこんな状態になっている事など、彼は今想像もしていないだろう。    (ごめん純一。私、いつも心配している側だったから、たまには心配して欲しかってん)彼の気を引くための駆け引きは〔凶〕という最悪の結果になろうとしていた。

    2006-03-30 22:44:00
  • 105:

    素人

    今の私に逃げ場はない。 考えても仕方なかった。最悪の結果が頭をよぎる。

    2006-03-30 22:47:00
  • 106:

    素人

    『愛ちゃん!大丈夫ですか!?』けたたましい声でケンさんが叫ぶ。いつのまにかケンさんは女子トイレまで私の様子を見にきていた。(自分がやったくせに)心配している振りが馬鹿らしかった。『愛ちゃん!愛ちゃん!大丈夫ですか?』店の騒音にも負けないくらいの大声で叫んでいる。演技にしては上手かった。(心配してる振りしてもばればれやから?)

    2006-03-30 22:57:00
  • 107:

    素人

    吐けるまで吐いた。薬のせいで歯がガチガチとかじかむ。(…いつまでもトイレにこもってても仕方ないか…)半分諦め、半分強気でトイレを出る。

    2006-03-30 23:02:00
  • 108:

    素人

    トイレを出ると、真っ先に出迎えたのはなぜかケンさんではなく、取引先のマレーシア人だった。間髪入れずに勢い良くいう。『薬入れたでしょ!』日本語の話せる彼に怒鳴る。そいつはキョロキョロしながらとぼけていう。『私わからない。なんの事ですか?』

    2006-03-30 23:07:00
  • 109:

    素人

    (もういいわ?とぼけやがって)ケンさんに頼まれて、こいつらがグルになっているとしか思えなかった。

    2006-03-30 23:09:00
  • 110:

    素人

    ハッと顔をあげる。一人だった雑魚(取引先のマレーシア人)が心配した振りをして集まってきていた。私のわからない言葉で仲間同士何かを話している。頭がグルグルしてあまり状況が把握できない。気が付くと雑魚に囲まれていた…

    2006-03-30 23:14:00
  • 111:

    名無しさん

    2006-03-30 23:15:00
  • 112:

    素人

    けたたましい叫び声がした!『愛ちゃん!愛ちゃん!帰ります!』酔っ払って叫びまくるケンさんだった。私に近寄ろうとするのを、いかにも(まかして!)という顔で阻止しているマレーシア人。

    2006-03-30 23:16:00
  • 113:

    素人

    それを振り払ってケンさんは近寄って来ると、よたついている私を力強く支え、そしてすごい意気込みで言った。『帰ります!』

    2006-03-30 23:19:00
  • 114:

    素人

    また同じホテルに帰るのは嫌だった。そういえばケンさんは酔っ払い出してからすぐに何度も『帰ろう』と言っていたが、前日の事件のせいで気がすすまなかった私は『まだ早いよ』とホテルへの帰宅を渋っていた。

    2006-03-30 23:25:00
  • 115:

    素人

    たがこうなったからにはホテルへの帰宅は観念するしかなかった。

    2006-03-30 23:28:00
  • 116:

    素人

    暗やみと騒音の迷路みたいなディスコをケンさんに支えられながら出ると、開口一番に彼の目を見て言った。『薬入れたでしょ!』私は今までケンさんに見せたことのない、怒りと軽蔑の眼差しでビシッと言い切った。

    2006-03-30 23:35:00
  • 117:

    素人

    『私がですか!?なぜ?なんのために?』彼は必死に濡れ衣を晴らそうと食いかかってくる。

    2006-03-30 23:36:00
  • 118:

    素人

    『ケンさん、昨日の事おぼえてる?私今までふれなかったけど、ちゃんと覚えてるんだからね!』    『…はい。…覚えてます。昨日はすいません。酔っていました。でも薬は違います!私にもプライドがあります!信じてくれないなら私は死んでもいいです!信じてください!』彼は必死に涙を浮かべながら訴えてきた(そりゃぁオーバーやろ)と思いながら、ケンさんの必死さはまんざら嘘には思えなかった。

    2006-03-30 23:41:00
  • 119:

    素人

    ホテルについて散々話し合いをした。頭はしっかりかりしていた。

    2006-03-30 23:47:00
  • 120:

    素人

    『ケンさんじゃないなら誰?』まだ恐怖と怒りでいっぱいの私は納得するまで追求しつづけた。まだケンさんをうたがっていた。『わかりません。多分取引先のボス以外の誰かがかってにやった事だと思います。私も飲まされました。』

    2006-03-30 23:52:00
  • 121:

    素人

    (え?ケンさんも??)それは全く気付かなった。酔っているだけだと思っていた。『何のために??』『多分、愛ちゃんがかわいいから…』『え!?』(私達はお客さまとして招待されたのに?しかも表向きはケンさんの彼女として来ているのに?みんな表向きはケンさんに頭が上がらないという感じだったのにそういう事はありえるのだろうか?)『この国はそういう所です。普通じゃないです…私も散々周りには注意したほうがいいと言われてきましたが、こうなってやっと、みんなの言っていた事がわかりました。』

    2006-03-31 00:03:00
  • 122:

    素人

    そういえばディスコでのケンさんの様子はおかしかった。『愛ちゃんは私が守ります!』ひつこいくらいに言っていた。警備員を紹介してきたのも…何度も私に帰ろうと言ってきた。よく考えれば…あのグラスの変な印…!ケンさんにも付けられていた!?

    2006-03-31 00:06:00
  • 123:

    素人

    あのグラスの変な印は、間違えないため。そう。薬を〔入れる〕グラスと〔入れない〕グラス。印のあるグラスにだけ、彼らは薬をいれていたのだ。

    2006-03-31 00:08:00
  • 124:

    素人

    入れるグラスは私とケンさんのものだけ。     トイレを出て私を取り囲む雑魚たち。ケンさんをさりげに阻止する彼ら…。  つじつまがあった。

    2006-03-31 00:10:00
  • 125:

    素人

    危うくまわされるところだった…!?彼らに!?確かに知り合って間は無かったが、観光に連れていってくれたり、私を笑かしてくれたり、友達みたいに接してくれていたのにすっかり気を許していた…ショックだった。

    2006-03-31 00:14:00
  • 126:

    素人

    なんとか一難を乗り越えた私は、虚しさと悔しさで一杯だったが、転んでもただでは起き上がらない私は痛手を逆手にとる事を決心し、こんな危険な目に合わせたケンさんには必ず何か償いをしてもらわないとね。と思いながら眠りについた。

    2006-03-31 00:18:00
  • 127:

    素人

    その薬が一体なんだったのかわからなかったが、薬物関係が全く初めてだった私は二日間ベットから起きれなかった。

    2006-03-31 00:21:00
  • 128:

    素人

    寝込んでいる間、純一に電話をしてこの事件を伝えた。『だから危ないっ言っただろ!大丈夫なのか!?』『うん。ごめんね。でも今は大丈夫。』      『ならいいけど』

    2006-03-31 00:23:00
  • 129:

    素人

    案外あっさりした返事だった。もっと取り乱して心配してくれると思った。

    2006-03-31 00:24:00
  • 130:

    素人

    私がオーバーなだけなのだろうか?薬関係に縁のない普通の人だったら、彼女が知らない国で薬を飲まされたなんて聞いたら、ビックリして取り乱すかと思っていた。そもそも薬なんてテレビや映画の中だけの話だと、当時の私は思っていた。それなのに彼は、レイプされそうだった事にたいしては驚いていたが、薬については案外冷静な態度だった。

    2006-03-31 00:32:00
  • 131:

    名無しさん

    2006-04-01 09:31:00
  • 132:

    名無しさん

    書いて?

    2006-04-04 07:12:00
  • 133:

    素人

    137さんありがとうございます?辛いことを思い出しながら書いていると感情移入してしまうのと忙しいのでなかなか更新できませんでしたが、応援してくれるかたがいるなんてうれしいです。ちょっとずつ書いていきますね?

    2006-04-04 21:30:00
  • 134:

    素人

    すいません。今お昼の仕事をはじめたのでやはり更新が難しいです。週末には更新しますm(__)m見てくださっている方いらしゃいましたらご迷惑おかけしますm(__)m

    2006-04-05 05:40:00
  • 135:

    名無しさん

    待ってます??

    2006-04-05 10:39:00
  • 136:

    名無しさん

    ぁげ?

    2006-04-05 23:18:00
  • 137:

    素人

    私はずっと。強く、強く、強くなりたいのに、弱く、弱く、弱くしかいられないでいる。。。

    2006-04-09 03:13:00
  • 138:

    素人

    体が動くようになると、わたしはけんさんに買い物につれてってもらった。有無を言わせず散々買い物をした。それで気を晴らしたつもりだったが、彼との行き違いや、マレーシアでの事件は、無意識にわたしの心を蝕み初めていたのかもしれない。

    2006-04-09 03:19:00
  • 139:

    素人

    私が日本に帰る日。しばらくぶりに彼に会えるのがうれしくて、頭は彼の事でいっぱいだった。早く会いたい。きっと彼も私に会いたがってる。疲労と浮かれの両方を胸に空港へ向かう。空港でベルサーチのお店をみつけた。彼の好きなブランド。すでにカルティエのボールペンをお土産にかってはいたが、ふらふらとお店に入る。

    2006-04-09 03:33:00
  • 140:

    素人

    (あ。ベルト…)私がマレーシアにくる前に、彼はベルトを欲しがっていたのを思い出した。(プレゼントしたらきっと驚くだろうな)彼の喜ぶ顔が頭に浮かんだ。迷わずそれを購入すると、彼の笑顔が早くみたくて心が弾んだ。マレーシアでの裏切りやアクシデントなんて蚊がさしたようなもの。すぐ忘れた。(つもりだった)

    2006-04-09 03:39:00
  • 141:

    素人

    彼は空港まで迎えにはきてくれなかった。忙しいから仕方ない。電車でやっとのこと家につくと、へろへろだったがその日は仕事に行かなければいけなかった。

    2006-04-09 03:43:00
  • 142:

    素人

    その日もそれなりに仕事をこなし、帰りを急いだ。帰ったら彼に会える。早くお土産を渡して喜ばしたい。

    2006-04-09 12:51:00
  • 143:

    素人

    帰ろうとした時…目の前でボーイが言い合いになった。とてもささいな理由だったが、私のせいで。『違うねん。大した事じゃないから気にせんといて』と仲裁にはいっても、しばらくいざこざが続いていた。

    2006-04-09 12:54:00
  • 144:

    素人

    その時だった【ハァハァハァハァ…】 急に息が苦しくなった。【ドクンドクン…】鼓動が激しく波打つ。(え???何?これ?)初めて経験する感覚だった。手足が汗ばみ、全身の血の気がサーっと引いていくのがわかる。

    2006-04-09 12:59:00
  • 145:

    素人

    『愛さん、送り来ましたよ』別のボーイが知らせに来た。まだボーイは言い合っている。止められないまま送りが来た。体がおかしい。誰も気付かない。どうしていいのかわからないまま、送りを待たせないように急いで車に乗る。

    2006-04-09 13:02:00
  • 146:

    素人

    家に着くと、少しはましになっていたが、経験したことのないさっきの自分に異変を感じた私は、恐くて彼に電話した。

    2006-04-09 13:05:00
  • 147:

    素人

    『純一…ハァハァなんか、体が変みたい。ちょっと小さいトラブル重なりすぎて、精神的にきたみたのかな?ハァハァ』      本当に小さすぎるトラブル。それから彼に対する不安も度重なっていた。自分の思っている以上に、心は負担を感じていたのかもしれない。

    2006-04-09 13:09:00
  • 148:

    素人

    『え?大丈夫か?どうした?』彼の心配する声。私は少し安心したが、一分一秒でも一人でいたくなかった『なんか、ちょっとヤバいから、急いで来てくれる?』そんなお願いしたのは初めてだったかもしれない。年上の忙しい彼には、〔いつものわがままな自分〕は自然に追いやられ、いつも、全てが彼のペースだった。

    2006-04-09 13:15:00
  • 149:

    素人

    それに気付いた彼は『そっか。わかった。愛がそんな事いうの珍しいし、急いで行くよ。だけど、今連れを送ってるとこだから少しだけ待ってな。』といって電話をきった。

    2006-04-09 13:18:00
  • 150:

    素人

    息苦しいまま考えた。なにが私を追い込んだのだろう。平気なはずだった。けんさんの言葉を信じた事。マレーシアで友達みたいに接してくれたみんなに裏切られたこと。薬を飲まされたこと。彼がいつも私の期待を裏切ること。。。全て大した事じゃないのに、ちょっとずつちょっとずつ、心の負担になっていたこと。頭ではわかっていた。(精神って、こんなににもろいんだぁ…)どこか他人事のように分析する。私はいつも、自分に対してさえ第三者的な目で見てしまうところがあった。

    2006-04-09 13:35:00
  • 151:

    素人

    『すぐに向かうから』その言葉を信じて待ち続けた。彼の話では私の家からそう遠くない所にいるはずだったが、来たのはそれから二時間近くたってからだった。彼には〔時間〕というものが曖昧な物に思えるらしく、いつも無意識にわたしを不快にさせていた。それがどんなに辛い事か、彼には何度いっても伝わる事はなかった。

    2006-04-09 13:42:00
  • 152:

    素人

    『愛?大丈夫?』やっと会えた喜びと安心感で(遅いよ!なんでこんな時くらい側に着いててくれないの!?)といいたいのをこらえ『大丈夫。たぶんストレスかな?(苦笑)これ、お土産』そういってお土産を手渡す。

    2006-04-09 13:49:00
  • 153:

    素人

    『え?お土産あるの?そんな、お金使う事ないのに。ごめんな。ありがとうな。』箱を見て、なんとなく中身の検討がついたらしく『何かわかる?』という質問に『もしかしてベルトか?』とうれしそうに答えた。『欲しがってたでしょ?』〔あなたの事はなんでもわかるのよ。いつもあなたを思ってるのよ。〕そう、伝えたかった。

    2006-04-09 13:55:00
  • 154:

    素人

    久々に会えた喜びで、私の心は満たされていた。いつも彼にプレゼントしてもらっている分、心を込めて、わたしなりの精一杯のお返しをした。彼も喜んでくれて満足だった。

    2006-04-09 13:57:00
  • 155:

    素人

    なぜか、いつもそうだった。不満や不安がいっぱいで、文句や愚痴が喉まで出かかるのだけれど、彼を目の前にすると何も言葉が出てこなくなる。嫌われたくないから我慢するというよりは、やっと会えた喜びが、全てを帳消しにしてしまうのだろうか。彼のくったくのない笑顔や優しい口調。全てが私を(ま、いっか)と思わせてしまう。まるで魔法のように…きっと彼には無意識にそういう力があるのだろう。吐き出せなかった不平不満は、吐き出す場所を求めて肥大化する。それなのに彼の〔飴とムチ〕の使い方があまりにも達人で、ただその小さい飴欲しさに大きなムチの痛みに耐え続けた。まるで調教されるかのように。【依存】とは、そういう案外単純で無意識なものから始まるのかもしれない。

    2006-04-09 14:09:00
  • 156:

    素人

    【発覚】…引っ越したばかりでまだベットもなかったので、床に布団を敷いて一緒に寝た。なんとか一難を危機一髪で乗り越え、日本に戻り、愛する彼の腕のなかで眠る事は、壊れかかった心を癒してくれた。

    2006-04-09 14:19:00
  • 157:

    素人

    しばらくしてふと目が覚める。見ると彼は熟睡していた。まだ明け方は布団に入っていても肌寒い。彼を起こさないようにそっと布団をでてトイレにいった。

    2006-04-09 14:23:00
  • 158:

    素人

    ふと、テーブルに置かれている彼の携帯が目に入る。…魔が差した。

    2006-04-09 14:24:00
  • 159:

    素人

    恐る恐る彼の携帯を手に取る。あれから、彼の携帯を見るのは二度目。(ドキンドキンドキン)罪悪感と緊張感でくらくらする。

    2006-04-09 14:28:00
  • 160:

    素人

    〔カパ〕メールを見ようとするが、ロックがかかっている。怪しい。着信、発信。何人かの女の名前…やはり、ふにおちない。だからといって〔女の人と電話している=浮気〕と全てを決め付ける決定的な証拠もない。

    2006-04-09 14:35:00
  • 161:

    素人

    ロックがかかっていたのでみれる範囲が限られていたが、必死で〔何か〕を探した。嫌、〔何もない〕ことを証明できる〔何か〕をさがした。

    2006-04-09 14:38:00
  • 162:

    素人

    最後に(そうだ、写メ!)携帯の機種によって(?)、ロックがかかっていても見れる場合がある。恐る恐る写メ→閲覧

    2006-04-09 14:40:00
  • 163:

    素人

    (えっ!?!!) 思わず我が目を疑った。(あ、赤ちゃん…?)そこに写っていたのは生まれたての赤ちゃんばかりだった。病院だろうか?保育機のようなものに入れられたあかちゃんは、まだ焦点も定まっていない。

    2006-04-09 14:44:00
  • 164:

    素人

    日付をみる。かなり最近の物だ。その日付は、彼を朝まで待ち続けたが結局連絡のなかった、あの土曜日の日付の物も含まれていた。

    2006-04-09 14:47:00
  • 165:

    素人

    二人で一緒にとった写真は、綺麗さっぱり、残されてなんていなかった。

    2006-04-09 14:47:00
  • 166:

    素人

    (う、嘘…)あまりにも唐突すぎて、何が何だか飲み込めない。(こ、子供?純一の?)頭が真っ白になる。携帯を持つ手が一気に振るえる。

    2006-04-09 14:50:00
  • 167:

    名無しさん

    読みたあ-い?

    2006-04-12 02:14:00
  • 168:

    名無しさん

    続き気になる?頑張って?

    2006-04-12 03:00:00
  • 169:

    素人

    (…え?え?純一の子供?…純一は…結婚してるの!?う、うそでしょ!?)    今まで夢にも思わなかったシチュエーションが、一瞬にしてめまぐるしく頭を駆け巡る

    2006-04-12 21:03:00
  • 170:

    素人

    私達、結婚しようねって…彼女とは別れたって、わざわざ電話までしてきたのに?あの言葉は嘘だったの?私、ずっと騙され続けてたの?…信じられない。そんな事って…ある…?       写真の赤ちゃんはホントにホントに生まれたてで、小さくて、柔らかそうで、か弱くて、天使のようだった。

    2006-04-12 21:11:00
  • 171:

    素人

    今まで、納得できない事は多々あった。でも、でも…人が、そんな簡単に、優しい笑顔で、平気で嘘をつくものだなんて、私はしらなかった。

    2006-04-12 21:13:00
  • 172:

    素人

    今度はさっきよりも状態はひどい。心臓がすごいはやさで暴れてる。手足は氷つくように冷たくなり、血の気が引きすぎて寒気がする。息を吸っても吸っても息苦しくて呼吸が荒れる。

    2006-04-12 21:19:00
  • 173:

    素人

    そんなわけない!そんなわけない!そんなわけない!そんなわけ!ない!!愛してるっていってくれた!『俺のお母さんを頼むね』っていってくれた!結婚しようねっていってくれた!一緒にいる時間が増えるっていってくれた!大事にしなきゃねって言ってくれた!優しい笑顔で言ってくれた!全部嘘なんて…そんなはずない!!

    2006-04-12 21:25:00
  • 174:

    素人

    震える手で携帯をそっと閉じると、力なくその携帯をまたテーブルのうえに戻した。

    2006-04-12 21:27:00
  • 175:

    素人

    いろんな推察と、いろんな感情が一気に湧き過ぎてわけがわからない。

    2006-04-12 21:31:00
  • 176:

    素人

    いたたまれずに部屋を出て、泣きながら友達に電話をした。寒さと恐怖で震える。話しても話しても、わたしは心と頭の整理ができずにいた。

    2006-04-12 21:36:00
  • 177:

    名無しさん

    ?

    2006-04-14 07:40:00
  • 178:

    名無しさん

    全然読みやすいよ?がんばってね?

    2006-04-14 18:08:00
  • 179:

    名無しさん

    あげ?

    2006-04-20 14:55:00
  • 180:

    名無しさん

    楽しみにしてるんで早く書ぃて下さぃ?

    2006-04-26 20:44:00
  • 181:

    素人

    みなさま上げていただいてありがとうございますm(__)m本当に更新できる時間がなくてもうしわけないです?もう少ししたら少し時間がとれるかもしれませんので。ご迷惑をおかけしますm(__)m

    2006-04-27 00:49:00
  • 182:

    素人

    どれだけ冷たい風にさらされていたのだろう。裸足のあたしは凍るような指先に限界を感じ震えながら部屋に戻った。

    2006-04-27 21:57:00
  • 183:

    素人

    どうしたらよいのだろう…普通の人はこういう時どうするのだろうか?。。。気付かなかった振りをして様子をみる?

    2006-04-27 21:59:00
  • 184:

    素人

    いや。私にはそんな器用な事はできない。賢くないとわかっていても、やはり本人に確認したい。私はいつも、面と向かって馬鹿正直で、白か黒をはっきり確認しないと気が済まない性格だから。

    2006-04-27 22:01:00
  • 185:

    素人

    やはり、黙ってはいられない!意を決して彼の寝ている寝室に向かう。彼はいつになくぐっすりと熟睡していた。

    2006-04-27 22:02:00
  • 186:

    素人

    『ねぇ、ねぇ、純一?ねぇ、起きて?』熟睡している彼はなかなか起きない。心臓が暴れるように脈うちながら、私を崖っぷちにたたせる。

    2006-04-27 22:04:00
  • 187:

    素人

    『ん、ん〜?何?どうしたの?起きてたの?』やっと目だけはなんとか覚めた純一は、かすれるような声で返事する。私は、この動揺がばれないよう、冷静をよそおい、(平気よ)という風に聞いた。(なぜか私は辛いときやショックを受けた時、決まって強がる節があった。余裕でいたかった。それがいい女の要素でもあるとおもっていた。)

    2006-04-27 22:09:00
  • 188:

    素人

    『純一、子供いるの?』(たいした事ないわ)という風に言う。純一が本当の事を言いやすくなればという配慮もあった。

    2006-04-27 22:11:00
  • 189:

    素人

    さすがに寝起きの純一、寝呆け眼に寝耳に水。そんな事をいきなり言われたら、あわてふためいて嘘なんて付けないだろう。

    2006-04-27 22:13:00
  • 190:

    素人

    だが彼は、意外な反応(嫌、逆に理想の答え、わたしの求めていた返事なのかもしれない)を示した。

    2006-04-27 22:14:00
  • 191:

    素人

    顔色一つかえずにこういった。『いないよ?』優しく穏やかな声。驚きや動揺なんてかけらもなかった。静かにくびを横に振りながらあっさりと答えるど、なだめるようにこういった。『どうしちゃったの??』

    2006-04-27 22:16:00
  • 192:

    素人

    (いやいや、私は知ってるのよ。純一)否定された事に逆に私が混乱した。ある意味こんなにも私を屈辱的に追い込んだ男の開き直る姿はどんなものだろうとみてやりたかった。むしろ私の勝ちだと思っていたのに、否定した…?

    2006-04-27 22:21:00
  • 193:

    素人

    『だって、あたしみちゃったもん…。』(これで言い訳はできないだろう。)私は、必死に泣いて謝るなり、ムキになるなり、取り乱す姿を心のどこかで期待していた。

    2006-04-27 22:23:00
  • 194:

    素人

    『見たって、なにを?』 さらにとぼける。    『携帯だよ』さぁ、どうする?

    2006-04-27 22:24:00
  • 195:

    素人

    『ん?携帯?あ〜、あれ、俺の子じゃないよ。友達に子供が産まれんだよ』  冷静に、あたしを安心させるような言い方だった。

    2006-04-27 22:26:00
  • 196:

    素人

    『嘘ばっかり。人のこ、あんなにたくさんとるの?』普通に考えて、ありえない。そんな言い訳は通用しない。なのに、口ではそういうが、心の八割が安心へ向かい歩きだしてしいた。

    2006-04-27 22:28:00
  • 197:

    素人

    『子供好きだからね。それよりどうしたの?こんな時間に。大丈夫?やっぱり今日愛ちゃん変だね。疲れてるんだな。もう寝なよ。』

    2006-04-27 22:30:00
  • 198:

    素人

    逆に、そんな事疑うわたしの方がおかしいんじゃにいかと思えてしまうほどの余裕と気遣いのある台詞だった。

    2006-04-27 22:32:00
  • 199:

    素人

    汚れ無き私は、その夜、彼の腕の中で、安心して眠りについた。(私今日変だわ。。。)

    2006-04-27 22:33:00
  • 200:

    素人

    今でも思い出すと手が震え、血の気が引き寒気で体が震える。数々の嘘やごまかしは複雑に絡み合って最悪の結果となった。文など書いた事のない私に、この苦しみがここに書ききれるのだろうか。まわりの友達も、失恋しては一旦は落ち込むが、なんだかんだいってすぐに新しい彼をみつける。所詮そんなもんか。くだらない。私はこうやって普通に生活しているようにみえるけど、毎日が苦痛で、不安で淋しくて、無力で、一人ぽっち。あの時の薄れゆく記憶を何度も何度も思い出し、手に入らなかった純一との結婚生活を想像しては、現実にくるしんで。気を紛らわすために昼も夜も働く毎日。ここに、全てなんて書けない。

    2006-04-27 23:50:00
  • 201:

    素人

    最初に書いたように、これは小説というよりは私の半記になります。皆様が期待するような展開や結末になるかはわかりませんが、どうか御了承ください。

    2006-04-28 00:05:00
  • 202:

    名無しさん

    頑張って下さい!またかいてくれるのを待ってます

    2006-04-28 15:05:00
  • 203:

    名無しさん

    かかないのー?

    2006-04-28 18:46:00
  • 204:

    時間さえあれば書くつもりてす。応援してくれているかたがた、ありがとうございますm(__)m

    2006-04-28 20:39:00
  • 205:

    名無しさん

    2006-04-28 23:48:00
  • 206:

    ?

    応援してるよ?いつも更新楽しみにしてます??

    2006-04-29 14:15:00
  • 207:

    素人

    彼とはまともに喧嘩をしたことはない。情熱的で、感情をストレートに表現する私とは対照的に、彼はいつも何かを隠すような、本音がどこにあるかわからない人だった。私が感情をぶつけると、かれはそれをさらっとかわすか、もしくは逃げていた。その【逃げ】が私には恐怖だった。【逃げ】は時に【私への拒絶】として表現された。離れたくない。私が感情的になればなるほど、彼は離れていく。だから彼には感情的になってはいけない。。。いつの間にかそう擦り込まれていたのだろうか…無意識に私は彼のいいなりにならざるを得なかった。彼はそういう、相手を【コントロールする力】、【服従させる力】を、無意識に、先天的に持っているのかもしれない…(表面上は穏やかでひかえめ、決して無理強いをするのではなく、自らそうしたいとおもわせられる。そこが天才的だった。本人に悪意がない。だから余計に悪質なのだ)

    2006-04-30 06:23:00
  • 208:

    名無しさん

    更新楽しみにしてますッ?

    2006-05-12 13:40:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
彼氏依存症を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。