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奇妙な話 短編集

スレッド内検索:
  • 1:

    H

    昔みなさんがきいたことあるような話を少し手を加えて書いていきます

    2006-03-28 09:51:00
  • 40:

    名無しさん

    あなたもホテルに泊まるときはぜひ確認して頂きたい…。          次のお話は夜くらいに書きます。

    2006-03-28 14:10:00
  • 41:

    名無しさん

    怖い??

    2006-03-28 14:20:00
  • 42:

    ?咲羅?

    見てるょ??頑張って??

    2006-03-28 22:01:00
  • 43:

    名無しさん

    2006-03-29 00:31:00
  • 44:

    名無しさん

    ?

    2006-03-29 01:12:00
  • 45:

    くみ

    Hさん書き方うまい?本気でこわいよ?

    2006-03-29 02:46:00
  • 46:

    名無しさん

    いいねぇ???

    2006-03-29 09:55:00
  • 47:

    名無しさん

    最近やたら長い話多いからこういう短編いい?

    2006-03-29 12:54:00
  • 48:

    名無しさん

    こわおもろかったo(^-^)o

    2006-03-29 15:26:00
  • 49:

    名無しさん

    1-100

    2006-03-29 16:24:00
  • 50:

    名無しさん

    2006-03-29 19:18:00
  • 51:

    名無しさん

    めちゃ恐い!主さん書き方うますぎる?

    2006-03-29 19:43:00
  • 52:

    名無しさん

    ドキドキしすぎて胸の鼓動が早くなる。

    2006-03-30 02:13:00
  • 53:

    名無しさん

    更新なし?

    2006-03-30 02:20:00
  • 54:

    名無しさん

    ハゲ↑

    2006-03-30 12:08:00
  • 55:

    名無しさん

    まだ?

    2006-03-30 12:14:00
  • 56:

    名無しさん

    ?

    2006-03-30 14:53:00
  • 57:

    名無しさん

    2006-03-30 18:41:00
  • 58:

    H

    見てない間に書き込みが増えてて嬉しいです。ありがとうございます(>_

    2006-04-01 15:53:00
  • 59:

    名無しさん

    次は自殺名所にまつわる不思議な話をしていきたいと思います★

    2006-04-01 15:54:00
  • 60:

    名無しさん

    菜々子という一人のライターが居た。彼女は潰れかけの出版社に勤める27歳独身。彼女のもとにはいつもろくな仕事が来ない。   そろそろこの仕事にも嫌気がさしていた。     そんなときだった。彼女に一件の仕事のオファーが来た。

    2006-04-01 15:59:00
  • 61:

    名無しさん

    その仕事の内容は    有名な自殺名所の現地ルポというものだった。   「またこの手の仕事?ふざけるんじゃないわよ。」 菜々子はため息をついた。同期のライターは次々に出世していく。。自分はいつまでこんな三流の仕事ばかり引き受けるのか。   やるせなない気持ちだった。

    2006-04-01 16:04:00
  • 62:

    名無しさん

    その夜のことだった。  菜々子はこのオファーの話を親しい友人に相談していた。          「いくら私だって自殺名所なんて気味が悪いわよね。」と菜々子。      「あら?そうかしら。菜々子にしか出来ない仕事だと思うけどな。」と友人。 菜々子ははっとした。  それもそうかも。。。  あたしにしか出来ない仕事なら受けてもいいかも。。

    2006-04-01 16:13:00
  • 63:

    名無しさん

    菜々子は友人の一言ですっかりその気になっていた。そして菜々子は仕事を受ける事にした。      「やってやる!」    菜々子は変にやる気に満ち溢れていた。

    2006-04-01 16:16:00
  • 64:

    名無しさん

    その仕事の具体的な内容とは、その名の通り誰もが知る日本で有名な和歌山県某所に本当に存在する自殺の名所に行き、面白おかしくそして何よりも恐く読者に伝わるように記事を書き上げる。というもの。   新人カメラマンの男と二人で向かうことになった。 彼の名は通称あっちゃん。

    2006-04-02 17:12:00
  • 65:

    名無しさん

    菜々子は内心びびっていた。こういう地に仕事目的や撮影に訪れる前にはお寺や神社で清めてもらうもの。いわば“許可を頂く”そんなニュアンスだ。菜々子は前日にお寺に行きことを済ました。「あんたあの場所はかなり危険やから気ぃつけてな。仕事後も変なのがついてきてないか一応調べてもらうんやで。」   お寺の人にそう言われ、菜々子は自分が引き受けた仕事の重大さを知る。

    2006-04-02 17:25:00
  • 66:

    名無しさん

    2006-04-02 21:38:00
  • 67:

    名無しさん

    ぉわり??

    2006-04-02 22:39:00
  • 68:

    名無しさん

    そしていよいよその日がやって来た。昨日の夜はあまり眠れなかった。重い頭を引きずり集合場所へと向かう。予定時刻きっちり。パートナーであるあっちゃんはまだ来ていないようだ。「近ごろの新入りは大胆ね」菜々子はそうつぶやくとタバコに火をつけた。 10分ほどしてようやくあっちゃんは現われた。   「すっすいません。一本乗り遅れちゃって…ハハ」しまりのない寝呆け顔にぼさぼさの頭。怒る気にもならなかった。

    2006-04-03 08:50:00
  • 69:

    名無しさん

    終わり?

    2006-04-07 08:40:00
  • 70:

    名無しさん

    1-100

    2006-04-07 11:37:00
  • 71:

    名無しさん

    書かないの?

    2006-04-12 07:35:00
  • 72:

    名無しさん

    2006-04-12 09:22:00
  • 73:

    名無しさん

    あげ

    2006-04-13 13:54:00
  • 74:

    H

    すいません。かきますね!

    2006-04-14 06:23:00
  • 75:

    名無しさん

    「お急ぎのところ申し訳ございません。ただいま人身事故発生のため運転が遅れております。。」    しょっぱなからこれだった。菜々子は嫌な予感がした。「いきなりか?」心の中でそう呟いた。「いやぁこんなことならもう少しゆっくり寝れましたねぇハハ、俺の遅刻は遅刻だけど遅刻じゃなかった!みたいな?」この男に何の危機感もなし。菜々子は呆れた。   この脳みそカラッポ男と菜々子はしばらく待つことになった。

    2006-04-14 06:31:00
  • 76:

    名無しさん

    ベンチに腰掛ける二人。 ふと菜々子はあっちゃんのひざに目がいった。単パンから少しのぞく白い物。包帯だ。         「怪我してるの?足。」 「あぁ。これっすか?いやまいりましてね、昨日風呂場で滑っちまってハハ普段絶対ないのにまぁ俺も歳ですねハハ」         普段ならただの笑い話で済む話。だけどこの状況では悪い方に結び付けて考える事しか菜々子は出来なかった。「そう?どじね。」 こんなキャラだからこそ内心の弱さは見せれない。 まして後輩の前でなんて。

    2006-04-14 06:39:00
  • 77:

    名無しさん

    「運転再開致します!!」ようやくだ。菜々子は少しホッとしたと同時に不安でもあった。       一時間ほど足止めをくらったが無事二人は電車に乗り込んだ。        電車には約一時間乗りっぱなし、もうさすがに障害物はないだろう、菜々子はそう思うと少し眠りについた。

    2006-04-14 06:44:00
  • 78:

    名無しさん

    ……。         「菜々子さん!菜々子さん!着きますよ!!」   「…はっ」       あっちゃんに起こされ菜々子が起きたときには、辺りはすっかり田舎の風景に変わっていた。      古びた駅に二人は降り立った。          いよいよ。。。     「いやぁ何もないっすね〜コンビニないの!まじ?」あっちゃんの呑気な発言をよそに、菜々子の不安はピークに達した。がここからは菜々子のプロ根性。  一気に仕事モードにオン。菜々子は「よし。」小声でそう呟いた。

    2006-04-14 06:51:00
  • 79:

    名無しさん

    その時だった。

    2006-04-14 06:52:00
  • 80:

    名無しさん

    ポツポツ…。       雨が振ってきたのだ。  「嘘でしょ!天気予報では一言もそんな事言ってなかったじゃない!」    「菜々子さんそんな事ゆってる場合じゃないすよ!とりあえずあの喫茶店入りましょ!」        小走りに二人は駅前の今にも潰れそうな喫茶店に向かった。

    2006-04-14 06:55:00
  • 81:

    名無しさん

    カランコロン。     「いらっしゃいませぇ…」お通夜かよ!とつっこみたくなる声。       声の主は何だか気味の悪いおじいさんが。客は一人もいなかった。

    2006-04-14 06:57:00
  • 82:

    名無しさん

    略ばっかりすいません??

    2006-04-14 06:58:00
  • 83:

    名無しさん

    かなり強い雨足。まるで夕立にあったような。   菜々子とあっちゃんはびしょびしょになりながら席についた。        「信じられない。」菜々子は相当苛立っている様子。「まぁちょうどノドも乾いてましたしハハ、休憩タイムとゆうことで。」    あっちゃんはまんざらでもなさそうだった。

    2006-04-14 07:01:00
  • 84:

    名無しさん

    「もお頭きた!ここまで来たからには帰らないからね!止むまで何時間でも待ちますからね!いい?あっちゃん!」菜々子は強く言い放つ。         「ハハ…まあ自分は付き合いますけど。。」今は逆らわないほうがいい。彼なりに空気を読んだ。

    2006-04-14 07:04:00
  • 85:

    名無しさん

    「あんたらK崖へ行くんだねえ…。こりやぁ死者の怒りの雨だなぁ。ふふ」  突然おじいさんが気味の悪い笑みを浮かべこう呟いた。一言も崖へ行く事には触れていない。      まぁ若い男女がこんなへんぴな所に来るのはそれしかないか。菜々子は気味が悪いながらも普通に振る舞った。

    2006-04-14 07:08:00
  • 86:

    名無しさん

    「えぇ。観光ではないですけど。」と菜々子。   「分かってますよ。あなたはライターで彼は付き人さんといった感じですなぁ。いやぁあんたね、今日は危ない。死者が出る日はいつもこんな雨が降る。あっ新しい死者が出るとゆう意味ね…」と、おじいさんは意味深な発言。菜々子はどんぴしゃりと的を獲ているおじいさんに驚きを隠せなかった。

    2006-04-14 07:13:00
  • 87:

    名無しさん

    「まぁ。私がライターとまで見破られて。すごいですね。」         「あんたみたいなのがよーく来るんです。。若い集はわしの言うことには聞く耳持たんがいつもこれだけは言うんです。死者の挑発に乗ってはならん…とね。」そう言い残すとおじいさんはゆっくりとカウンターに戻って行った。

    2006-04-14 07:18:00
  • 88:

    名無しさん

    菜々子は不安の色を隠せなかった。本当は菜々子だって恐い。だけど後にはひけない意地があった。こんな仕事一つ出来ないで、なんて思わせたくないし言わせたくない。もう完璧に菜々子の意地だけでしなかった。

    2006-04-14 07:22:00
  • 89:

    名無しさん

    あっちゃんは携帯で誰かと話をしている。     「え?あぁ電波わりぃな。三本たってるのになぁ。また掛ける!」と言うと携帯をしまった。      「菜々子さん、俺ら結構やばいんすかね?ハハ…」不安そうにあっちゃんは呟いた。あの能天気なあっちゃんまで。。そう感じざるを得ないこの状況。最悪な状況。「大丈夫よ。待ちましょう。」菜々子がそう言うとしばらく沈黙が続いた。

    2006-04-14 07:27:00
  • 90:

    名無しさん

    そのことばが本心でないことくらい、いくら能天気なあっちゃんでも分かった。菜々子の表情を見ればそんなの誰もが一目瞭然だ。 強気な菜々子はどこにも居ない。         嫌な空気が流れる。聞こえるのは激しい雨音だけ。

    2006-04-14 07:31:00
  • 91:

    名無しさん

    「菜々子さん止みましたよ…」菜々子はいつの間にか眠っていた。再度あっちゃんに起こされた時には、もう辺りはうす暗かった。 「よし。行くわよ。」  菜々子は仕事顔に戻る。さっきまでの弱気な菜々子はもういない。      「お客さん本当に行くんですねぇ…タクシー呼んどきましたから。お気をつけて。。」

    2006-04-14 07:37:00
  • 92:

    名無しさん

    意味深な笑みを残しおじいさんは姿を消した。   あっちゃんは泣きそうな表情を浮かべていた。   菜々子はあえて明るく振る舞った。        「今日これが終わったら何でも好きな物ご馳走するわ?食べに行きましょう。焼肉でもしゃぶしゃぶでも考えておきなさい。」

    2006-04-14 07:42:00
  • 93:

    名無しさん

    「無事に帰れるんすかね…ハハ…。」あっちゃんの声には力がなかった。「何言ってるの!さあ仕事仕事!」菜々子は自分に言い聞かせているようにも聞こえた。キキィ━。       タクシーがついた。   「お客さん乗って乗って!K崖までだってね?」  「はい!今乗りますー!!さ、行くわよ」菜々子はあっちゃんを誘導しタクシーに乗り込んだ。

    2006-04-14 07:48:00
  • 94:

    名無しさん

    2006-04-14 08:34:00
  • 95:

    名無しさん

    2006-04-14 08:35:00
  • 96:

    名無しさん

    ↑ありがとうございます??うれしい

    2006-04-14 08:36:00
  • 97:

    名無しさん

    「いやぁこんな天気の日にしかももう暗いっちゅーのにお客さん正気ですかい?」タクシーのおっちゃんは苦笑いでこう言った。  「ええ。まあ。」    菜々子とあっちゃんはそれどころではなかった。愛想良く振る舞うなんてとても出来なかった。     「まぁ気をつけてな!帰りも呼んでくれたら迎えいくしな!ほい名刺渡しとくで。」菜々子は名刺を受け取る。

    2006-04-14 08:40:00
  • 98:

    名無しさん

    おっちゃんの優しさ、明るさ。菜々子は少し気分がまぎれた気がした。    「ありがとう。」とだけ呟いた。         二人を乗せた車はどんどん人気のない田舎道へと進んでいく。辺りの風景を見ているだけでも不安が募る。ようやく崖が見えてきた…。

    2006-04-14 08:43:00
  • 99:

    名無しさん

    菜々子は息を飲んだ。  何だこの一帯は。。   ことばでは言い尽くせないが一言で言うとやばい…。いくつも群れをなす崖は遠くの方まで続いている。 この辺り一面がまるで別世界のよう。異空間。そのことばがぴったりの様な気がした。         「この辺で止めますで?」タクシーは静かに止まった…。

    2006-04-14 08:48:00
  • 100:

    名無しさん

    「心配無用ですって!なんの為の特殊カメラだと思ってるんすか!」と撮りながらあっちゃうは言う。  「失敗は許されないんだから。二度とこんなとこ来たくないってば。冗談じゃない。」菜々子は一人呟いた。強烈なこの場所は頭をひねらなくてもどんどん文章が浮かんでくる。まとめるのが大変なほど。この恐怖を伝えたい一心で菜々子は執筆に没頭した。また、あっちゃんもひたすらに撮り続けていた。

    2006-04-14 09:03:00
  • 101:

    名無しさん

    一刻も早くこの場を離れたい。互いの気持ちが手にとるように分かる。 10分ほどで先程のタクシーが来てくれた。     「ありがとうございます。いやぁお疲れさんやったな!」タクシーに乗り込むなり菜々子はほっとした。 終わった。。。長い一日がようやく終わった。安心感、疲労感が一気に押し寄せる。張り詰めていたものがほどけた。ふとあっちゃんを見ると爆睡している様。「よく頑張ったわねありがと。」相手が寝てるからこそ菜々子はこう言える。

    2006-04-14 09:16:00
  • 102:

    名無しさん

    菜々子はひそひそ声でおっちゃんにこう言った。  「大阪までこのまま行ってちょうだい。」疲れてるカレの為の菜々子の心遣い。 菜々子も眠りについた。

    2006-04-14 09:19:00
  • 103:

    名無しさん

    おもろい(^^)v

    2006-04-14 09:36:00
  • 104:

    名無しさん

    菜々子はこの時すっかり忘れていた。       そう。車は利用してはいけないということ。

    2006-04-14 10:22:00
  • 105:

    名無しさん

    109さんありがとうございます?あっと驚く結末を用意してるので良かったら最後までお付き合いして下さいね?

    2006-04-14 10:25:00
  • 106:

    名無しさん

    2006-04-14 11:01:00
  • 107:

    名無しさん

    キィーーー!ガタンッ。 急ブレーキで大きく体を揺さ振られ菜々子は目が覚めた。「いや悪い悪い。ネコが飛び出してきてね。疲れてるとこ悪いね。ささ出発だ!あれ?おかしいなあれ?」おっちゃんが慌てている。「どうしたんです?」菜々子は落ち着いていた。 「いやぁどうにもこうにもエンジンがかからんのですわ。おかしいな。」   まだ和歌山エリア。おっちゃんはぶつぶつ言いながら試行錯誤している。

    2006-04-14 12:20:00
  • 108:

    名無しさん

    菜々子ははっとした。あっちゃんの前日の怪我といい、今日の大幅な予定の狂い、そして帰りの車でのアクシデント。まだ続いている…?          「お客さん悪いけどだめや。今下のもんに来さすさかいに!」        菜々子はこんな優しいおじちゃんまで巻き込んでしまった気がした。「いえ。やはり電車で帰りますので。最寄りの駅までで構わないですから。」      待つこと5分。すぐにタクシーは到着し二人は優しかったおじさんに丁寧に挨拶をしてその場を後にした。

    2006-04-14 12:26:00
  • 109:

    名無しさん

    あっちゃんはよほど疲れたのか、心ここにあらずといった感じ。      「今日は本当にトラブルで始まりトラブルで締めね。」菜々子は疲れ口調で言った。「菜々子さん、俺せっかくだけどメシはまた今度でいいっす。ハハ…何かすごい疲れちゃって。」    確かにあっちゃんの顔色は悪かった。

    2006-04-14 12:29:00
  • 110:

    名無しさん

    ?しおり?

    2006-04-14 13:25:00
  • 111:

    名無しさん

    まさに厄日。そんな一日がようやく今終えようとしていた。         それぞれが複雑な心境のままそれぞれの帰路についた。           そして。。。

    2006-04-15 07:07:00
  • 112:

    名無しさん

    不可解な現象が起き続けたあの一日から約一週間が過ぎようとしていた。   二人はすぐさまお祓いをしてもらい平凡な日々を過ごしていた。       いつものさえないあっちゃんと、気の強い菜々子。 「菜々子さんこの間の写真が出来あがってきましたよ〜!」         それはお昼休みのひとときのことだった。

    2006-04-15 07:12:00
  • 113:

    名無しさん

    「どれ?見せて。よく撮れてるんでしょうね?」菜々子は相変わらずの口調。 「いや、俺もまだチェックしてなくて、ハハ菜々子さんに一番に見せようと思って。」あっちゃんも相変わらず菜々子に従順。    菜々子は当たり前といった様子で写真を受け取った。

    2006-04-15 07:15:00
  • 114:

    名無しさん

    「へぇー。あの時あんなに暗かったのにこんなに鮮明に明るく写るのね。やるじゃない。」菜々子はそう言うと一枚、二枚と順に見ていく。         何枚目か見たところで菜々子の手が止まった。   「ん?」

    2006-04-15 07:28:00
  • 115:

    名無しさん

    「ねぇ?あっちゃんちょっと来て。これ見て。」  「何っすか?」     あっちゃんは覗き込む。 菜々子の手にある写真は何の変哲もない崖の写真。 「どうかしたんすか?」 あっちゃんは不思議そうに聞き返す。       「この黒い点みたいなの。」菜々子の指差す先には、遠くの崖の方にぽつりとたたずむ、人影?

    2006-04-15 07:36:00
  • 116:

    名無しさん

    「これ…人っすよね?」あっちゃんの顔色が変わった。菜々子は無言で次の写真もめくる。。      「あっ!」       菜々子は狂ったように何枚も何枚も一気にめくる。 その表情は恐怖にゆがんでいる。。「ちょっ菜々子さんどうしたんすか!見せて下さいよ!」

    2006-04-15 07:40:00
  • 117:

    名無しさん

    もうお分りでしょうか? そう。あっちゃんがたまたま撮った写真には自殺者の姿が写りこんでいたのだ…崖に立つ瞬間から海へ消えていくまでの動作をしっかりと捉えていた…    よく本などであるパラパラと早くめくるとイラストが動くように見える原理のような。まさにあんな感じで…

    2006-04-15 07:45:00
  • 118:

    ?

    ぅわ?見たいソノ写真??

    2006-04-15 07:47:00
  • 119:

    名無しさん

    無言で菜々子はあっちゃんに写真を差し出した…。 「これ…!」      あっちゃんも事の重大さを知る。         そして自殺者が海へと消えていく最後の一枚。   そう最後の一枚を見たときあっちゃんは震えが止まらなかった…。

    2006-04-15 07:50:00
  • 120:

    名無しさん

    海面から飛び出す無数の手…その手の数は計り知れない…。まるで新しい仲間を招き入れるかのような…。

    2006-04-15 09:11:00
  • 121:

    名無しさん

    このお話の地となったのは和歌山県某所に本当に存在する自殺の名所。    このお話は実話でしょうか?           次のお話はだれもがよく目にする、あの道路標識にまつわる不思議なお話をしていきたいと思います。

    2006-04-15 09:15:00
  • 122:

    (・∀・)

    余談すみません…
    その崖私の地元ですね?和歌山県では有名です?そのK崖っていうのはどこの崖のことかはわからないけど?
    でもあそこはやばいですよほんとにいかないでくださいね?死体があがってきません、潮の流れが早く下には岩が無数にあり、おそらく底は岩で入り組んでいるらしいですね…危なすぎて捜索もできないから見た人はいませんけど。

    2006-04-15 10:09:00
  • 123:

    名無しさん

    白浜の三段壁の事やないん??あそこはほんま洒落なってへんくらいやばいからな〜

    2006-04-15 14:54:00
  • 124:

    名無しさん

    ほんまにあるんゃぁ???次の話恐楽しみにしてるなぁ??

    2006-04-15 15:23:00
  • 125:

    名無しさん

    ?

    2006-04-15 18:10:00
  • 126:

    名無しさん

    2006-04-15 18:43:00
  • 127:

    名無しさん

    めっちゃおもろかったです?てか引き込まれるし恐いし?次も楽しみにしてます?頑張ってください?

    2006-04-15 18:58:00
  • 128:

    名無しさん

    2006-04-15 23:00:00
  • 129:

    すごい楽しみにしてますッッ?

    2006-04-16 13:56:00
  • 130:

    名無しさん

    2006-04-16 16:47:00
  • 131:

    名無しさん

    2006-04-17 04:43:00
  • 132:

    名無しさん

    みなさん書き込みして頂いてありがとうございます?地名あたってます?和歌山って言えば。。分かりますよね?名前は一応変えておきましたが。      頑張って次のお話も書いていくので良かったらお付き合いお願いしますね??

    2006-04-18 01:45:00
  • 133:

    名無しさん

    ↑あ、主のHです?いつも名前入れ忘れちゃってすいません。。(>_

    2006-04-18 01:46:00
  • 134:

    名無しさん

    頑張って!

    2006-04-18 19:37:00
  • 135:

    名無しさん

    まっちょる??

    2006-04-19 23:55:00
  • 136:

    名無しさん

    アゲ

    2006-04-20 03:13:00
  • 137:

    名無しさん

    はLl これも中途半端に終了〜

    2006-04-22 23:55:00
  • 138:

    名無しさん

    待ってます?

    2006-04-23 14:44:00
  • 139:

    名無しさん

    144うざぃ。おまえみたぃなんがかきこむから主もかきたくなくなるねん。いらん事ゆぅな。

    2006-04-23 21:54:00
  • 140:

    144

    だってホンマのコトやん〜

    2006-04-23 22:47:00
  • 141:

    名無しさん

    かきにきてくれるって!

    2006-04-24 16:58:00
  • 142:

    すいません主です??  書いていきますね。待っててくださった方達本当にありがとうございます?? 嬉しいです!

    2006-04-25 12:19:00
  • 143:

    皆さんが必ず目にしたことのある、あの道路標識。 今では街中に溢れ返り、あの道路標識を注意深く見る人なんて、おそらく誰もいないと思います。    そんな道路標識の誕生秘話をご存じでしょうか?  そこにはとてつもなく悲しいエピソードが存在しているのです。。

    2006-04-25 12:22:00
  • 144:

    時はさかのぼる事昭和60年代。ある一人の男がいた。彼の名は泰三、33歳。  泰三はつい最近リストラに合い、スレスレの生活を送っていた。       独身、無職、もちろん恋人も金もなし。      苦しい毎日だった。

    2006-04-25 12:27:00
  • 145:

    名無しさん

    「何かいいことないかなぁ」これが泰三の口癖だった。           不精ひげを生やしだらしない身なりで昼下がりの街をうろつく。       同年代のスーツ姿の男を見るとやるせない気持ちだった。          ふと一つのポスターに目をやった。

    2006-04-25 12:29:00
  • 146:

    名無しさん

    「新道路標識!一般公募」そこにはデカデカとこう書いてある。       「へぇ〜。」      泰三は少し興味を示したのかまじまじとポスターに見入る。         「優秀な作品を提供して下さった方には賞金100万円!」

    2006-04-25 12:33:00
  • 147:

    名無しさん

    この文字を見て泰三の目の色は変わった。     「賞金100万?!」   泰三は100万という文字だけに食い付き、すっかりやる気になっていた。   「よし!いっちょ大穴あてたりますか♪」     泰三はいそいそとボロアパートに戻ると早速案を練り始めた。

    2006-04-25 12:37:00
  • 148:

    略すいません??

    2006-04-25 12:38:00
  • 149:

    名無しさん

    とはいったものの泰三には別に美術の才能があるわけでもない。       かといって面白い発想が出来るわけでもない。   「思いつかねーよぉ」  泰三は早速挫折しそうになっていた。       「何かいい案ねえかなぁ」考える事15分。。    とりあえず外に出ていいネタがないか散歩がてら散策することにした。

    2006-04-25 12:41:00
  • 150:

    名無しさん

    ?

    2006-04-26 02:55:00
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