小説掲示板歌舞伎町で嵐?のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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歌舞伎町で嵐?

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  • 1:

    亜美◆O57ekZTKi6

    あたしの名前は瑠璃。歌舞伎町でホステスをしている。東京生まれ東京育ちの都会っ子だ。                   この前、運命の出会いをしたの。しびれるくらいの。そんな瑠璃の恋愛の話。

    2006-09-12 00:07:00
  • 2:

    亜美◆O57ekZTKi6

    あたしはお酒も強くないし、美人ってわけでもない。喋りも普通。だからナンバーにも入ってない。   「瑠璃〜。仕事終わったらカラオケ行こうよ〜。」「カラオケ〜?いいけど。」「やったね〜!愛すごい歌いたくて〜。」やたら語尾をのばす喋り方のこの子は愛。あたしの仕事仲間。「今日は客少ないからもう閉店するよ〜。」「はぁ〜い。」みんなが声をそろえて返事した。           ここはこじんまりとしたキャバクラである。

    2006-09-12 00:16:00
  • 3:

    亜美◆O57ekZTKi6

    あたし達はいっせいにロッカーへ着替えに行った。「でねー、ダァが超ムカつくのー!」「ふぅん。」「ちょっと瑠璃、聞いてる!?」「聞いてるってば。さ、行こ。カラオケ。」「待ってぇ〜!」         あたし達はいつもこんな感じ。ウルサイ愛と、冷めた瑠璃。           ホステスとはいえ、安キャバで働いていて、早あがりさせられたりするあたし達にお金はないに等しい。タクシーは使わず、歩きでカラオケまで行く。

    2006-09-12 00:21:00
  • 4:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「………」「どおしたん?赤くなって。自分大丈夫なん?ってか道教えてや!」ハッ。見とれていた。この関西弁を喋る不思議な男に。「み、道って?」「CLUB KINGっていうホスクラわかる?」「KINGって超有名店だよ!」「知ってるわ!笑 だから行きたいんやん。」「そーなの?お兄さんホストなりたいの?」「うん。そう。ていうかそんなんはどうでもいいから道教えてぇや〜。」「わかった!つれていってあげる。」「ほんまにーラッキイ!」「ついでに、傘も半分貸してあげる。」「ありがとう。優しいんやな。」あたしは照れた。なにしろ、こんな男前と話したのは初めてだったから。

    2006-09-12 00:47:00
  • 5:

    亜美◆O57ekZTKi6

    KINGに着くまでの間、あたしは質問しっぱなしだった。どこに住んでるの?何才?名前は?彼女いるの?好きな人は?       質問の嵐によって、わかったことは彼の名前は透。大阪からホストするために出てきたばっかり。年は22。彼女はいないらしい。好きな人はいる。ずっと引きずってる子が。 KINGに着いた。「はい、着いたよっ。」「ほんまありがとう!感謝するわ!てかまた遊びにおいでや〜。俺ここで働くし。」「わかった。絶対行くよ!透だよね!?覚えたから!」「お〜!ほんならな!ばいばい!」「ばいばーい!」      ………………………………………………………「ちょっと!聞いてる!?瑠璃の番やで!」

    2006-09-12 00:59:00
  • 6:

    ?

    頑張って下さい?
    コレもホントの話ですか?

    2006-09-12 01:11:00
  • 7:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「口座の方はお決まりですか?」「あ、あたしは透でこの子はフリーで。」「ちょっと瑠璃!透って誰!?」「この前道で出会ったの!!」「あぁそーですかッ。」          「お席の方案内させますね。」「こちらどうぞーー。」ふかふかのソファが用意されてた。あたし達はそこへ座り、キャッキャッと騒いだ。

    2006-09-12 01:31:00
  • 8:

    名無しさん

    続きが楽しみですっ?
    ゆっくり頑張って下さい?

    2006-09-12 01:45:00
  • 9:

    ?

    妄想の世界ッすか?ワラ
    だいぶいい感じの妄想スネ?コノ小説も完結するのを首をながぁ??くして待ってるんでホンマ自分の書きたい時に書くぐらぃのペースでいぃんで頑張って下さいね?

    2006-09-12 02:08:00
  • 10:

    名無しさん

    風嬢VS風嬢の亜美チャンですょね?新作メタ嬉しぃ??
    頑張って下さぃね?

    2006-09-12 05:27:00
  • 11:

    モカニャン

    こっそり読んでまつ(´∀`)

    2006-09-12 06:02:00
  • 12:

    名無しさん

    風嬢VS風嬢の続編かな?楽しみにしてます?

    2006-09-12 06:23:00
  • 13:

    名無しさん

    関東でゎ口座じゃなく担当って言いますо

    2006-09-12 09:03:00
  • 14:

    亜美◆O57ekZTKi6

    透に会えるーーー。    あたしは初めてのホストということもあり、多少緊張しながら透が来るのを待った。           「おはよー!」透が現れた。サラサラの茶色と金の混じった髪。すらっとしたスタイル。この前、雨に濡れていた時よりももっともっと男前に見えた。      「透…。来ちゃった。」「来ると思ってなかったしな!ありがとう!そういや、名前聞いてなかったな?」「あ、あたし瑠璃。」「瑠璃?変わった名前やなぁ。」「そぉ?源治名も瑠璃やで。」「源治名って、夜の仕事なん?」「一応…。」

    2006-09-12 13:42:00
  • 15:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「そぉなんや!仲間やん。」「そぉだね笑」    それからあたし達はビールを頼み、ゆっくり喋っていた。           愛にはコロコロといろんなホストが着いていた。愛も楽しんでいる様子だった。   「透って大阪ではどうだったの?」「え?ホストとして?」「うん。そう。」「一応No.1やったよ。」「マヂで!?すごいじゃん!大箱だったの?」「結構大箱やった。」「すごーい!そうなんだぁ。」

    2006-09-12 13:58:00
  • 16:

    亜美◆O57ekZTKi6

    皆様?レスぁりやす??続編はじめましたぁ?暇なんで??関東では担当っていうんですねぇ?知らなかった?          これからも頑張って書いていくんで応援よろしくです?

    2006-09-12 23:35:00
  • 17:

    名無しさん

    頑張ってね???

    2006-09-12 23:38:00
  • 18:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「透の好きな子って…どんな子?」「好きっていうか、もう終わってるからなぁ。大阪に置いてきたし。いい子やったよ。太客やった。」「太客?なにそれ。」あたしはホスト用語をまったくわかっていなかった。「太客っていうのは、お金をいっぱい使ってくれる人のこと。」「へぇ〜そうなんだ。じゃあ、もともとはお客さんだった子なんだ。」「うん。そうやねん。」

    2006-09-12 23:42:00
  • 19:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「じゃあ、あたしにもちょっとは確立あるかな?」「どういう意味?」「その…彼女になれる確立……。」「うん、あるかもね。」「本当!?あたし頑張る!」「ハハ。どう頑張るん?」「透に女として見てもらえるように頑張る♪」「わかった笑 てゆうか、そろそろ時間やわ。どうする?」「うーん。今日はお金ないからチェックで。」「わかった!」                       「もー愛、超楽しかったぁ♪」「ほんと?よかった!」「瑠璃ありがとーっ!」「いいよ♪また行こうね!」それからあたし達は別れ、違う路線で別々に帰った。

    2006-09-12 23:49:00
  • 20:

    亜美◆O57ekZTKi6

    家に帰り、お風呂につかった。透…かっこよかったな…。あたし本気になっちゃうよ…。        寝ても覚めても透のことばかり考えていた。「やば…のぼせそう。」お風呂からあがり、ビールを飲んだ。 ♪♪♪チャラリ♪♪♪    「あ、透からメールだ!」透とアドレスを交換していたのだった。《今日はめちゃありがと(^_-)楽しかったわぁ。俺はいつでもキングにおるし、瑠璃のこと待ってるからな〜じゃ、おやすみ(^^)v》

    2006-09-12 23:57:00
  • 21:

    亜美◆O57ekZTKi6

    透……また会いに行くからね。          営業とわかってても嬉しかった。それからお酒の弱いあたしはビールに酔い、眠りについた。                   その頃透はーーー。    「瑠璃は育てたらいいお客さんになってくれそうやな。」瑠璃にメール送信し、一人ごちた。「透〜飯行くぞ〜。」「あ、はーい!」 それから俺は先輩たちと飲みに行った。      「透はキングでもNo.1目指してるの?」先輩ホストが聞いた。「はい。NO.1じゃないと意味ないんです。」「なんでそんなに、NO.1にこだわるの?」「大阪に残してきた前の女と約束したからです。歌舞伎町でNo.1になるって…。」「そっかぁ〜。まだ好きなの?」「ぶっちゃけわかんないです…。」「そうなんだ。ま、俺を抜かしてみなよ。」この人はNo.2だ。

    2006-09-13 00:13:00
  • 22:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「ほんとに!?愛が一緒なら心強いよ!もう辞めちゃおう!」「うん!!」  そして、勢いづいたあたし達はそのまま店長のもとへ行った。「店長〜あたし達もう辞めます。」愛がきっぱりと告げた。「は?!どういうこと!?」「そのままでーす。今までの給料払ってください。」「辞めるのは一ヵ月前に申告してくれないと給料出せないよ。」「はぁ!?」「辞めてもらうのは結構だけど、そういうことだから。」「……わかりました。じゃ、今までお世話になりました。ごめん愛、あたしもう給料いらないや。こんなとこであと一ヵ月も働いてらんないし。」「マヂで言ってんの!?わ、わかった!あたしも行く!店長サヨナラっ!」

    2006-09-13 00:42:00
  • 23:

    この話大好き? 頑張ってね?

    2006-09-13 00:57:00
  • 24:

    ゅぅ

    透にはずっとリカ一筋でおってほしい?

    2006-09-13 01:29:00
  • 25:

    名無しさん

    ↑同じく?

    2006-09-13 07:10:00
  • 26:

    名無しさん

    ↑アタシも?

    2006-09-13 08:31:00
  • 27:

    亜美◆O57ekZTKi6

    勤めていたキャバを出ていき、あたしたちは歌舞伎町をトボトボ歩いた。     「瑠璃〜どぉすんの?これから。」「あたし、もっと大手の大箱のキャバで働きたいんだ。」「でも〜そんなとこであたしたちがやっていけるかなぁ?」「やっていく。あたし、透に見合う女になりたいの。」「それはわかったけど〜、どこで働くの?」「プリンセスは!?」「プリンセス〜!??ちょっと大箱すぎない!?歌舞伎町一おっきいよ、あの店!」「わかってるって。だからいいんじゃん。頑張ろうよ。」「わかった…。愛は瑠璃についていくよ!」「じゃ、さっそくプリンセスに行こう!」

    2006-09-13 15:15:00
  • 28:

    亜美◆O57ekZTKi6

    お金のないあたしたちは徒歩でプリンセスまで向かった。            プリンセスに着き、入り口に立っていたボーイにことの事情を話した。       「あたしたち、ここで働きたいんです!」「今、店長を呼んできますので、少しお待ちください。」「はい。」しばらくたち、店長らしき人がやってきた。まだ若いが貫禄のある男だった。「あなたたちがうちのキャストになりたいという子ですか?」「はい。」あたし達は声をそろえて返事をした。

    2006-09-13 15:21:00
  • 29:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「わかりました。ではさっそく面接をしましょう。」「ありがとうございます!」           あたし達はプリンセスの中に通された。中には噴水があった。ホールでは、きれいに着飾った女の子たちが接客をしている。       事務所に通され、ソファに座った。「では、何日ぐらい入れますか?」「週6でお願いします。」「経験はありますか?」「あります。」「わかりました。今日体験入店していきますか?」「ハイ!!ぜひ!」「三階に美容院があるのでそこでセットしてもらってきてください。」「はい。」

    2006-09-13 15:42:00
  • 30:

    亜美◆O57ekZTKi6

    髪の毛をセットしてもらうのは初めての経験だ。いつも自分で巻いていたから。「愛、行こっ。」「うん。」           三階に着き、髪をアップにしてもらった。「セットとか、嬉しくない?」「嬉しい〜♪」セットが済み、貸しドレスに着替えた。貸しドレスって、ダサいイメージがあったけど、どれも可愛いものばかりだった。あたし達はホールに降り、待機席に座った。あとは、接客をするのみ。

    2006-09-14 01:41:00
  • 31:

    名無しさん

    楽しみにしてます?

    2006-09-18 20:58:00
  • 32:

    名無しさん

    あげ★

    2006-09-22 11:52:00
  • 33:

    名無しさん

    かかないの?

    2006-09-27 18:44:00
  • 34:

    名無しさん

    待ってるよ?

    2006-09-28 16:20:00
  • 35:

    名無しさん

    あげ

    2006-12-18 19:23:00
  • 36:

    名無しさん

    こんなんあったんや〜?

    2006-12-19 02:16:00
  • 37:

    名無しさん

    おもろいあげ

    2006-12-19 21:29:00
  • 38:

    名無しさん

    楽しみにしてるんで書いてくださぁい?

    2006-12-23 08:23:00
  • 39:

    亜美0818

    「じゃ、まずは瑠璃ちゃん頑張ってこようか。」ボーイがあたしの肩を叩いた。 え、あたしから?    戸惑いながら、ハイ、と頷いた。「あのドンペリの降りてる席。」「ハイ!」    あたしは長いドレスを翻し席へ向かった。

    2006-12-23 20:45:00
  • 40:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「こんばんわ〜!失礼します!」「こんばんわー。座って座って。」「ありがとうございます。」「初めて見る顔だね。入ったばっかり?」「はい、今日体験なの。」「そうなんだ。さっき卸したんだけど、飲む?」そう言って客はドンペリをくいっと持ち上げた。「いいんですか?頂きます!」

    2006-12-23 20:49:00
  • 41:

    亜美◆O57ekZTKi6

    いっぱい飲んでできるとこ見せなくっちゃ!あたしは張り切りシャンパングラスに注いだドンペリを一気した。  「飲むねぇ。」客が嬉しそうに笑い、おかわりを注いでくれた。「ありがとうございます!こんな大箱で働くの初めてだから喉乾いちゃって。」そしてまた一気。           あたしはシャンパンというものがどれだけ酔いやすいかわかっていなかった。

    2006-12-23 22:12:00
  • 42:

    亜美◆O57ekZTKi6

    ヘルプに着き20分ほど経過した時、ボーイに席を外すように言われた。「ほんとにごちそうさまでした!」あたしはニッコリ笑いグラスを持って立った。                    グラッ。立ち上がった瞬間足元がフラついた。     ヤバイ……。それでもなんとか足を踏張り待機席まで歩いた。         待機席に戻ると愛はいなかった。

    2006-12-23 22:17:00
  • 43:

    亜美◆O57ekZTKi6

    待機席に倒れこむように座り手で顔を仰いだ。   アツイ…。ドンペリって強いお酒なのかな?まさかこんな酔うなんて…。     「ただいま〜!」愛が小走りで戻ってきた。「どーしたの、瑠璃顔赤いよ?酔ってんの?」「ヤバイよ…。さっきヘルプで張り切って飲み過ぎちゃってさ。」「大丈夫〜?でも飲ませてもらえるだけいいじゃん!愛なんてねだったけど一杯も飲ませてもらえなかったよ笑」            その時、あるボーイが近づいてきた。「瑠璃さん、だいぶ酔ってますね。はい、これ……。」そう言って冷たいお絞りをくれた。   「ありがとうございます。すいません…なんかあたし張り切りすぎちゃって。」「張り切るのは良いことですけど無理しないでくださいね。」そう言って彼はまた仕事に戻っていった。 河本涼介、と書かれた名札を胸に下げていた。               河本涼介ーーー……。

    2006-12-23 22:29:00
  • 44:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「見た?かっこいいボーイさんだねー!」愛がキャッキャッと騒いだ。確かに端正な顔立ちをしていた。     でも透に勝てる人なんて誰もいない。あたしはそう思った。今日日払いもらったら透に会いに行こう。              それからあたしはヘルプまわりをひたすら頑張り、ちょっとでもボトルの中身が減ればと、飲みまくった。終わる頃には舌がうまく回らなかった。        「愛〜、あたし今日送りいらないからねぇ。」「え〜どうしてぇ?」「お金もらったし透に会いにぃ行くんだぁ!」「ハマっちゃってるじゃん〜!やめときなよ〜!」「もぅうるさぁい!会いたいのぉ!じゃ、あたし行くからぁ!」「わかった…。程々にしておきなよ?じゃ、愛も車行くね。また明日ね〜!ばいばぁい!」「ばいばーい!お疲れ〜。」           それからあたしはフラフラとした足取りでKINGに向かった。

    2006-12-23 22:42:00
  • 45:

    亜美◆O57ekZTKi6

    外はもう肌寒くなってきていた。厳しい冬が刻一刻と近づいて来ている。               「いらっしゃいませーー!!」KINGの扉が開くとホスト達が一斉にこっちを見た。「担当のホストはいらっしゃいますか?」「あ、はい。透で…。」       う…なんか緊張してきちゃったよぉ。       「こちらへどうぞ。」一人のホストが席まで案内してくれた。

    2006-12-23 22:50:00
  • 46:

    亜美◆O57ekZTKi6

    フカフカのソファに座り、渡されたおしぼりで手を拭きながら透が来るのを待った。             「瑠ー璃ー♪おはよっ!」ドサッ。急に透が横に座った。ふわっ。あ、いい匂い……。「透いい匂いするー!」クンクンクン…あたしは透の体中を犬のようにかぎ回った。「瑠璃、酔ってるやろ笑」「うん♪悪いー?」「ううん、もっと酔わせたる笑」

    2006-12-23 22:57:00
  • 47:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「お願いします!」急に大きな声で透はボーイを呼んだ。「テキーラお願い♪」「はい。」          「って…いきなりテキーラ!?」「ゲームしよっ!」透がニッと笑った。                   「かめかめピョン!」「きゃーまた負けだあ!」「ハイ、瑠ー璃の一気が見たいからー!」コールがかけられ、あたしは並々と注がれたテキーラを一気する。「もぉやばぃぃ〜……。」そう言ってあたしは透の肩にもたれかかった。「ハハッ。じゃーもーゲームやめぇ。ハイッもたれんとちゃんと座って!」透はあたしの背中をグイッと伸ばした。拒否られたなんて思ってないあたしは透とゲームできて上機嫌。「透〜次は何するの〜?」「ちょっと俺席外さなきゃなんない。」「え、何で?」「指名かぶってるから。じゃ、ちょー行ってくるわ!大人しぃしときや!」ポン!透はあたしの頭に軽く手を乗せ、いってしまった。

    2006-12-23 23:36:00
  • 48:

    亜美◆O57ekZTKi6

    ポンやってぇ〜あたしは一人でニヤつく。その時、「失礼します!咲夜です!」「へ…?あぁ、ヘルプか。」「なんですかその言い方!笑。俺じゃ嫌なんですか!?」「や、そういう意味で言ったんじゃないからね笑」「飲み物何します〜?」「どーしよ…。とりあえずメニュー持ってきて。」「はい。ボーイさぁぁんメニュー!!!」咲夜と名乗ること男はやたらと声が大きい。

    2006-12-23 23:47:00
  • 49:

    名無しさん

    ?

    2006-12-24 00:41:00
  • 50:

    名無しさん

    楽しみ?

    2006-12-24 05:23:00
  • 51:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「わかった!じゃカクテル何にする?」「んーとヨギーパイン!」「オッケェイ♪ボーイさぁぁぁん!!」       咲夜は再び大きな声でボーイを呼び、ヨギーパインを注文してくれた。       「もうすぐ透さん戻ってくるからね!」「うん☆待ってる!」「えらいねー!あ、戻ってきた!じゃ、俺行くねっ。ばいばーい!」「どーもありがとう。ばいばい!」                     「ごめんな〜あっ、何飲んでるん?」「ヨギパだよ。透も何か飲む?」「いいん〜?ありがとう!じゃ、俺ビール頂くわ〜。お願いしまーす!」透はボーイを呼び、ビールを頼んだ。

    2006-12-24 21:14:00
  • 52:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「ごめんね、ビールぐらいしかご馳走できなくて。あたし金欠なんだ。」「そんなこと気にしんくていいって〜。」「でも、給料出たら何かボトル卸すから!」「ありがとう!嬉しい!」透はニッコリ笑った。                  やっぱりカッコイイ……。彼女になりたい。あたしはそう思った。

    2006-12-24 21:18:00
  • 53:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「今日はありがとーな!」「いいよ〜!あたしこそなんか酔っ払いでゴメンね。また来るね!」「うん。待ってる。」「じゃ、バイバーイ!」「バイバーイ!」   透に送り出しをしてもらい、あたしは歌舞伎町の街をとぼとぼ歩いた。                まだ始発は走っていない。だけど、タクシーに乗るお金もない。                     あたしは仕方なく駅の入り口に座り込んだ。                今日は楽しかった。プリンセスで働いて、キングにも行けて。透の笑顔も見れたし。

    2006-12-24 21:25:00
  • 54:

    亜美◆O57ekZTKi6

    あたしは幸せな気分でいっぱいだった。      冬の始まりの寒さも気にならない程だった。                それからしばらく下を向いてケータイを見ていた。   その時ーーーー。                  「瑠璃さん?」

    2006-12-24 21:27:00
  • 55:

    亜美◆O57ekZTKi6

    パッと上を向くと、プリンセスのボーイである河本涼介が心配そうに立っていた。河本涼介は今日、お絞りを渡してくれたボーイだ。「か、河本さん…。」「何してるんですか。こんなところで。」「えっと…始発待ってます。」「タクシー使ったらいいじゃないですか。」「お金ないから……。」あたしは恥ずかしくなって下を向いた。「風邪引きますよ。」そう言って河本はスーツの上着を脱いで手渡してくれた。「そんな、いいです!大丈夫ですから!」「いいから。俺も始発待ちなんですよ。…隣いいですか?」「あ、はい。」

    2006-12-24 21:35:00
  • 56:

    亜美◆O57ekZTKi6

    あたしと河本は並んで駅の入り口に座った。    あたしは河本に渡された上着を自分の肩にかけた。 「今日、頑張ってましたね。」河本が遠くを見つめながら言った。「見てたんですか…?」「ホール全体を見てますから。」「あ…そうですよね。今日は…初日ってこともあって頑張りすぎちゃいました。」「まだ酔ってます?」     キングで飲み直したなんて言えなかった。「や、もう大丈夫です。」

    2006-12-24 21:43:00
  • 57:

    亜美◆O57ekZTKi6

    河本涼介というこの男はどこか悲しい雰囲気を持っていた。伏し目がちな目に長いまつげが影を落としていた。          ハッ。見とれてた。「あっ、河本さんは何才何ですか?」「俺ですか?22です。」透と同い年……。

    2006-12-24 22:30:00
  • 58:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「瑠璃さんは…?」「あ、あたしは20です…。っていうか寒くなってきましたね…。これ返します。」あたしは河本から借りた上着を脱ごうとした。「いいって!着ててよ。大事なキャストに風邪ひかれたら困るから。」「……はい。ありがとう…。」

    2006-12-24 22:35:00
  • 59:

    亜美◆O57ekZTKi6

    その時河本はくしゃみをひとつした。「っクシュン!」「風邪引いちゃいますよ!」「大丈夫。バカは風邪引かないから。笑」                河本はニコッと笑った。              「………………………。」「ちょ、瑠璃さん何見てるんですか。」「や、笑ったとこ初めて見たから…。かわいい笑顔するんですね。」「ーーーーっ。やめてくださいよ。」河本は照れて横を向いてしまった。

    2006-12-24 22:43:00
  • 60:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「河本さんって何か純なんですね笑。あははは!」「………………。」「って何見てるんですか!笑」「俺も笑ったとこ初めて見た。」「もぉーっ!」あたしも照れて横を向いた。                           「あっ、開いた!」駅の柵ごうしが開いた。

    2006-12-24 23:20:00
  • 61:

    亜美◆O57ekZTKi6

    小説の途中ですがご挨拶させて頂きます???皆様放置してしまいすいませんでしたぁぁ???なんか煮詰まっちゃって全然書けなかったんです?今ゎ読者の方少ないと思うのでぼちぼち書かせて頂きます。

    2006-12-25 00:15:00
  • 62:

    名無しさん

    楽しみにしてます??

    2006-12-25 00:29:00
  • 63:

    名無しさん

    自分のペースで頑張って?

    2006-12-25 00:42:00
  • 64:

    待ってたょぉ?
    ゅっくりでも完結させてね?応援してますッ?

    2006-12-25 07:14:00
  • 65:

    名無しさん

    待ってました?ほんとゆっくりでィィんで完結してください??
    最後までついていきます?

    2006-12-25 11:46:00
  • 66:

    名無しさん

    あげ?

    2006-12-25 11:50:00
  • 67:

    ゅな

    主サン待ってましたァァ??最後まで読ませてもらぅんでガンバって下さぃねッ??

    2006-12-25 14:29:00
  • 68:

    亜美◆O57ekZTKi6

    67さん?68さん?69さん?70さん?71さん?ゆなさん?レスどうもありやす???今仕事から帰ってきて、疲れたぁと思いながらここ見たらレスたくさんあって感激しました?ほんまに待たせてしまってごめんなさい?これからはできたら毎日更新しますね?ほんまにありがとう??

    2006-12-25 21:02:00
  • 69:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「やっと帰れますね〜!」あたしは立ち上がりながら河本に話し掛けた。「やっとだね。じゃあ、俺行くから。」「はい!お疲れさまでした!」あたしはペコっとお辞儀をして、河本と別れた。                     切符を買い改札を抜ける。ホームはガラガラだった。 ふと反対側のホームを見ると、ちょうど河本が階段を降りてきた所だった。   あたしは手を振った。「お疲れさまでーす!」人がいないのであたしは恥ずかしげもなく叫んだ。「おーお疲れさまー。」河本も手を振り返してくれた。               あたしはその時の河本の顔を見て思った。この人、何か影がある。やっぱり悲しい雰囲気を持ってる。  なんとなく、河本がホームに飛び降りちゃうんじゃないかと心配になった。

    2006-12-25 21:11:00
  • 70:

    亜美◆O57ekZTKi6

    そんな心配をよそに、河本の方のホームに電車が来て河本は普通に電車に乗り行ってしまった。                  あたし何考えてんだろ…。河本さんが自殺するだなんて…。         プッ……馬鹿な考えに笑いがもれた。                   それからあたしの方面の電車もまもなく到着し、あたしは軽い足取りで乗り込んだ。          電車のイスに身を沈め、あたしは思った。

    2006-12-25 21:17:00
  • 71:

    亜美◆O57ekZTKi6

    今日は幸せだった。透のこともっと知りたい。透ともっと話したい。                 だけど…そうするにはお金がいる。あたしと透の間にはホストと客、つまりお金という厚い厚い壁が立ちふさがっている。                  お金、稼がなきゃ………!            本当はそんなの嫌だった。お金で繋がれた透とあたし。だけどしょうがない。しょうがないのだ。

    2006-12-25 21:42:00
  • 72:

    亜美◆O57ekZTKi6

    家に帰り、お酒を抜くために熱いお風呂に入った。その日は疲れたのかすぐに眠りが訪れた。                              夢を見た。温かい夢だった。誰かに大切そうに抱き締められる夢。あたしを壊れ物のように扱ってくれるあなたは誰ーーーー?                 気が付いたら夕方だった。ーーーー!ヤバイ!遅刻する!あたしは急いで化粧をすませ、髪の毛は簡単に一つにまとめ家を飛び出した。プリンセスに美容師さんがいてくれてよかった…。     なんとか電車に乗り、プリンセスに着いた。      「おはようございまーす!」「あっ瑠璃!遅いじゃーん!昨日どうだった〜?」セットを済ませたらしい愛が駆け寄ってきた。「昨日?あぁ、キング?超楽しかった!」「え〜よかったね〜!んじゃ早くセット行って来なよ!」「うん!」                あたしはエレベーターで上の階まであがり、美容師さんにカールハーフアップを頼んだ。              セットを済ませピンクの貸しドレスに着替え、待機席に行った。そこには愛がすでにスタンバイしていた。

    2006-12-25 21:57:00
  • 73:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「愛〜今日予定ある?」予定とはつまり、客が来てくれる?ということだ。  「ないよ〜。瑠璃は?」「ない〜…。呼べる客なんていないし…。うちらヤバイよねぇ。」「ヤバイ〜。でもプリンセスなら新規もガッツリ来るでしょ。」「そうだよね。よし!新規掴もう!そんでB指入れてもらおう!」「うん!頑張ろうね!」              気合いが入ったあたし達は軽く化粧直しをして呼ばれるのを待った。

    2006-12-25 22:05:00
  • 74:

    亜美◆O57ekZTKi6

    この頃は、ただひたむきだった。ひたすら前を向いていた。すべてうまくいくと信じていた。                  ねぇ、見てくれてる?この頃、あたしバカだったよね。でも真剣だったんだよ。今よりずっと楽しかったーーーー。ね、笑ってもいいよ。あたし、輝くために何でも犠牲にできると思ってたんだ。浅はかだよね……。

    2006-12-25 22:11:00
  • 75:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「瑠璃さんお願いします。」ボーイが呼びにきた。「新規のお客さまです。」「ハイ!」来たーーーー。新規だ!掴まなきゃ!                   「こんばんわぁ。失礼しまーす☆」「どうぞー。」若い客だった。スーツを着ていて、いかにも会社帰りという感じ。「お仕事帰りですか?」「うん。そうだよー。疲れちゃってさー癒されに来たんだー。」「そうなんだ。瑠璃で癒せるかわかんないけど頑張るねっ。」「なんか明るいねー。」「そう?いっつもこんな感じだよー。」       客と他愛ない話で盛り上がり、結構いい感じ?と思った。「ねぇ、なんか喉乾いちゃった。」「いいよ飲んでも。」「ほんとー?!やったねー!お願いしまーす。」あたしはビールを頼んだ。

    2006-12-25 22:28:00
  • 76:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「いただきまーす!乾杯☆」「どうぞー。」あたしはビールを半分ほど飲んだ。 その時ボーイが来た。「瑠璃さんお願いします。」つまり、指名交渉をしろってこと。「ねー時間なんだって。どーする?」自信があった。なぜなら会話もスムーズだったしドリンクもご馳走してくれたから。     「うーんと……ごめん、色んな女の子見てみたいんだ。」「そ…っか。わかった!じゃあ行くね!」「うん、ごめんね。」「いいよー気にしないで!じゃあねー!」笑顔で席を後にした。            だが、席を離れた瞬間悔しさで一杯になった。なんで?なんで指名くれないの?なにが足りないの?               待機席に戻ると、愛がケータイをいじっていた。「あ、おかえりー。どうだった?」「だめだった…。」「ちょっとー瑠璃顔恐いよー?大丈夫?」「大丈夫…。」

    2006-12-25 22:41:00
  • 77:

    亜美◆O57ekZTKi6

    ポン。その時急に後ろから軽く頭をたたかれた。振り替えると河本が立っていた。「…河本さん。」「気にすんなって。運が悪かっただけだよ。」「え…見てたの?」「俺はいっつもホール見てるから。」「そっか…。」あたしは力なく笑った。「気にしなくていーよ。もともとあの客、指名する気なんかないよ。」「そう…なの?」「見てなよ。今着いてる女の子も帰ってくるから。」「うん…。あ、河本さん、励ましてくれてありがとうございます。」「そんなのいーよ笑。あ、涼でいいから。ここの人たちみんなそう呼ぶから。それから、敬語やめよう。俺も使わないようにするし。」「あ……はい。じゃないや、うん。」      ポン。また軽くあたしの頭をたたくと、涼は行ってしまった。

    2006-12-25 22:57:00
  • 78:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「ちょっと何あれー!?いつのまにあの格好いいボーイさんと仲良くなっちゃってんの!?ずるい〜!!」愛が食い付いてきた。「や…ちょっと色々あってさ。」「何よ〜愛も涼って呼びたいよ〜!!」「笑。呼んだらいーじゃん。」あたしは少し得意げに行った。  その時、さっきの客に着いていた女の子が帰ってきた。           あ……。涼の言ってたこと、ほんとになった……。

    2006-12-25 23:02:00
  • 79:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「瑠璃さん、新規だよ。頑張ってきな。」涼が後ろから近づいてきて言った。「………あ、あたしのことも瑠璃って呼んで。じゃ、頑張ってくる!」「…わかった。」                     新規に着かされたのは団体客だった。すでにできあがっている。「おじゃましまーす!」あたしは団体客全員に聞こえるように言った。「おっ!来た来た!座って座ってー。」「失礼しまー…ちょっと!!」客の手があたしのおしりを触った。「いいからいいから。指名入れてあげるからねっ。」「……っ。」それから客は腰に手を回し、おしりから腰にかけて嫌らしい手つきでなで回してきた。「ちょ……!」「指名、ほしいでしょ?」       我慢すれば指名が入る。あたしは耐えようと決めた。            「お姉ちゃん名前なんてゆーの?」「る、瑠璃です。」

    2006-12-25 23:31:00
  • 80:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「瑠璃ちゃんかぁ〜。よろしくね!」言うと同時におしりをグッと掴んできた。ーーーーその時だ。「お客さん!困ります!」ーーーー涼だった。          「なんだよ!なんにもしてないよ!」「見てましたから。代金置いて出ていってください。」「ーーーーっ!こんなとこ二度と来るか!皆の前で恥かかせやがって!」客は万札をテーブルに叩きつけ、店を後にした。残った他の客はざわついていた。

    2006-12-25 23:36:00
  • 81:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「瑠璃、おいで。」涼はあたしの手を引き、更衣室まで連れていった。    「大丈夫…?」「だ、大丈夫…。」「俺がちゃんと見てるから。ちゃんと守るから…。」        えっ……。「涼…?」「それだけっ。じゃっ。」バタン。涼は出ていってしまった。           涼……もしかして………。

    2006-12-25 23:43:00
  • 82:

    ?

    前の小説から読んでまぁす??完結まで楽しみにしてます?続き気にナル??

    2006-12-26 09:47:00
  • 83:

    亜美◆O57ekZTKi6

    そのあと、あたしも何もなかったように更衣室を出た。           それからは新規に着く暇もなく、ひたすらヘルプまわりをし、夜は更けていった。            「あ〜疲れたぁ。」「愛も〜!今日は真っすぐ帰りなよ?」「うん…わかった。」あたし達は送迎車に乗り込んだ。                    家に着き、鞄のなかの整理をした。        「…あっ!嘘ぉ…。」化粧ポーチをプリンセスに忘れてしまったのだ。あれがなきゃ、明日出勤できないじゃん!あたしは急いでプリンセスに電話をした。

    2006-12-26 22:49:00
  • 84:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「もしもし。あの、瑠璃ですけど、化粧ポーチを忘れてしまって…。」「あ、じゃあスタッフの誰か手が空いてる人に届けさせます。履歴書の住所で間違いありませんね?」「はい。」「じゃ、10分後くらいに着くように行かせますから。」「ありがとうございます。」「じゃ、お疲れさまです。」「お疲れさまでーす。」ピッ。ラッキー!よかった!               あたしはスウェット上下に着替え、呑気に客とメールをしていた。        ピンポーン。ピンポーン。   「あ、はーい!今あけます!」ガチャッ「わっ……!びっくりしたぁ!」来てくれたのは涼だったのだ。「これ…。忘れ物。」「ありがとー!良かった!これがないと外に出れないんだー笑」「そんなにスッピンひどいの?笑」「ひどいってもんじゃないからぁ〜。笑」「見せてよ。」「は!?」「今から化粧とってみて。」「いや〜!なんでよ?」「見たいから。」涼はニヤっと笑った。

    2006-12-26 23:07:00
  • 85:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「やだ!絶対やだからね!」「お願い!お願いー!」手を合わせて懇願された。「プッ。キャラじゃないじゃん涼。」「うるさい笑。てかほんとに見たいんだって!一生のお願い!」「ん……もぉ…。わかったよっ!」あたしの負け。     「落とすの時間かかるから上がって待ってて?」「いいの?」「いいよ!減るもんじゃないし!」あたしは部屋に涼を招き入れた。 「じゃ、待っててね。」そう言い残しあたしはお風呂場に入った。付けまつげをとり、メイクオフオイルでくるくると化粧を落としていった。顔を水で洗い、すっかりすっぴんになってしまった。そうだ、あたしってこんな顔してたよね……。「あのー!やっぱやなんだけど!」あたしは涼に聞こえるよう大きい声で叫んだ。「だめー!今そっち行くから!」「えっ!?ちょ、待って待って待ってー!!」ガチャッ。          「なんだ……可愛いじゃん。」え……、今何て言った?

    2006-12-26 23:33:00
  • 86:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「可愛いーよ。自信持ちな。」ポン。涼はあたしの頭の上手をにおいた。「え、あ、はい笑」      「じゃ、俺帰るよ。」「うん。わかった。気を付けてね。」「ん。ばいばーい。」「ばいばーい!」ガチャン。           「プッ。まさかスッピンなるなんて思ってなかったぁ。まいーや。」       透の前では絶対スッピンになんかなれないな…。               次の日ーーーー。目が覚めるとすっかり夕暮れ時だった。「さ、用意しよっと♪」 化粧も済ませ、いつものように髪をくくり、家を出た。

    2006-12-27 00:05:00
  • 87:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「おはようございまーす!」愛はまだ来てないみたいだし先セットいっちゃおーっと。あたしはドレスに着替え、三階へと向かった。              「巻き巻きにしてサイドにして!」「あ〜はいはい。」            髪の毛も完成し、下に降り、待機席で愛が来るのを待った。

    2006-12-27 00:11:00
  • 88:

    亜美◆O57ekZTKi6

    ?さん?レスありやす??風嬢VS風嬢から読んでくれてたんですね?メチャ嬉しい??顔ニヤけちゃいます??中途な感じですが今日ゎここまでです?

    2006-12-27 00:15:00
  • 89:

    ななみ

    久しぶりに見たら進んでる?
    完結までゆっくり頑張ってください??

    2006-12-27 18:02:00
  • 90:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「おっはよ〜♪」「あ〜愛おはよう。」「瑠璃今日早かったんだねー」「うん。やる気まんまんだって!」「愛も!頑張ろーね!じゃあたし着替えてセット行ってくる〜」「はーい。」              それからしばらく一人で携帯を触っていた。    「あの…。」急に綺麗なキャストの一人に声をかけられた。「はい…?」「瑠璃さんですよね、あたし愛羅です。」「あ、はい。何であたしの名前知って…。」「あの、あたしも透担当なんだ。」「えっ!?ウソぉ?」「ホント。こないだキングにいたでしょ?あたしもいたの。」

    2006-12-27 19:34:00
  • 91:

    名無しさん

    気になる木

    2006-12-29 02:52:00
  • 92:

    亜美◆O57ekZTKi6

    ななみさん?96さん?レスぁりやす??       やっと今年の仕事が終わりました??今から寝るまでダラダラ更新しまぁす??

    2006-12-30 22:58:00
  • 93:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「そーなんですか…。」「瑠璃さん、いきなりだけどあたし透のこと好きなの。だから…もし透のこと好きなら諦めてほしいの。」「な、なんであたしが諦めなきゃなんないの?」「やっぱり瑠璃さん透のこと好きなんだ。」「好きだよ?でも諦めないから。あたし、ここで稼いで透に認められるように頑張りたいの。だから悪いけど、諦めれない。」「じゃ、あたし達ライバルね。」「そうだね。それでもいいよ。」その時、ボーイが近づいて来て愛羅に告げた。「愛羅さん、指名はいりましたのでお願いします。」「わかった。」  愛羅はヒールをカツカツ鳴らし行ってしまった。                なによ…あれ……。ライバルって何……?                  「瑠璃〜どう?この髪型〜」愛がスキップしてやって来た。「あ、うん…。」「何その反応!ちゃんと見てよね〜!」

    2006-12-30 23:15:00
  • 94:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「愛、愛羅さんって知ってる?」「愛羅さんってNo.3の?」「え!?No.3?!」「そぉだよー。愛羅さんっていったらこの店じゃ有名だよー。瑠璃知らないのー?」「知らなかった…。」 No.3がライバル…。手強すぎ!あたしなんて入ったばっかのペーペーなのにライバルだなんて…。                   その時、涼が近づいてきた。「瑠璃、新規だよ。頑張れ。」「え!うん、頑張る!」

    2006-12-30 23:20:00
  • 95:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「こんばんわ〜失礼しますー。」いつものように笑顔で隣に座った。     「君どっかで会ったことない!?」「え?」あたしは客の顔をじっと見つめた。「うーん…ごめん、わかんないや。」「まぁいいや!名前何ていうの?」「瑠璃!」「瑠璃ちゃんか〜なんか瑠璃ちゃんとは仲良くできそう!」「ほんとー?仲良くしよーよ!」「うん☆」           それからその客とは芸能人について話が弾んだ。「俺はアユよりクーチャンだね。」「えぇ!?絶対アユだって!可愛さが全然違うよ!格が違う!」「瑠璃ちゃんわかってないね〜。俺が女の色気について今からみっちり教えてあげるよ!」「え〜でもそろそろ女の子交替なんだけど…。」「瑠璃ちゃんに指名入れてあげるよ!話すことまだまだあるし。」「え……!!ホントにいいの!?」「何、指名がそんなに嬉しいの?」「うん…!!あたし、プリンセスに来て初指名だよ!!」「ほんとにー!?」「うん、ほんとだよ。ありがとー!じゃあ、ボーイさんに伝えるね!お願いしまーす!」

    2006-12-30 23:35:00
  • 96:

    名無しさん

    気になる気になる木〜♪

    2007-01-04 17:01:00
  • 97:

    名無しさん

    マジいいとこで…

    2007-01-05 05:47:00
  • 98:

    名無しさん

    早く書いてよ??いっつも放置やん??

    2007-01-05 11:46:00
  • 99:

    名無しさん

    あげ?

    2007-01-05 13:39:00
  • 100:

    亜美◆O57ekZTKi6

    ボーイが来てくれ、指名だということを伝えた。               涼が来てくれれば、いいとこ見せれたのにな…。  あたしは残念に思った。             それからその客はクーチャンについて延々一時間話し、最後にいいちこのフラスコを入れてくれた。初指名、初ボトルだった。                    あたしは程よく酔いつつ、客を送り出した。ドレスのままで外に出たら初冬の風があたしを震え上がらせた。            「今日はほんっとにありがとう!」「全然!俺も楽しかったし!ありがとう、瑠璃ちゃん。」「気を付けて帰ってね!」「うん!ばいばーい!」

    2007-01-09 22:09:00
  • 101:

    亜美◆O57ekZTKi6

    待機席に戻ると愛が営業電話をかけていた。    「お願い!愛を助けると思って店にきて〜!愛このままじゃ給料ヤバイんだって!え〜…わかった。うん、ばいばい…。」                  愛が電話を切り大きなため息を吐いた。「まただめだった…。あれ、瑠璃いたんだ。おかえりぃ。」「ただいま。聞いてよー初指名ゲットしちゃったぁ。」「えーマジで!?いいなぁ〜!」

    2007-01-09 22:31:00
  • 102:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「いいでしょ〜。」あたしは得意になった。                            その日、他にも新規についたがあたしはなぜか好調でもう一本指名をもらうことができた。                   「じゃあねーお疲れぇ。」「はーい。ばいばーい。」愛と送りの車のなかで別れ、あたしは家に帰った。             家のソファに座り、タバコに火を点けた。

    2007-01-09 22:42:00
  • 103:

    亜美◆O57ekZTKi6

    細く長く煙を吐き出した。            その時携帯が鳴った。  ♪♪♪着信・透♪♪♪  あたしは急いで通話ボタンを押した。「も、もしもし!」「あー瑠璃?今何してんのー?」「今帰ってきたトコ…。仕事だったから。「そんなんやぁ。あんなぁ、明日同伴しぃひん?」「えっ?同伴?」「うん、そー。嫌?」「全っ然!嫌じゃないよ!行く!」「ほんまぁ笑 ほんじゃあ、12時にマクドの前でいい?」「いいよ!」「ほんなら明日なー。ばいばーい。」「ばいばい…。」ツーツーツー。                 明日…ほんとはあたしも仕事なんだけどな。だけど、せっかくの透からの誘いだ。断るバカはいない。

    2007-01-09 22:50:00
  • 104:

    亜美◆O57ekZTKi6

    101さん?102さん?103さん?104さん?更新遅くてほんとにごめんなさい?今から電車に乗ってる間書いていきますね?

    2007-01-11 18:14:00
  • 105:

    亜美◆O57ekZTKi6

    あたしはプリンセスに電話をかけた。         「あ、もしもし、瑠璃ですけど…。」「おーどうした?」声で涼であるということがすぐにわかった。  「明日なんだけど…ちょっと行けなくなっちゃって。悪いんだけどお休みほしくて…。」「あ、そーなの?わかったー。じゃ、明後日からまた頑張ろうな!」「うん、じゃあね。」「はーいバイバイ。」ピッ。               ………あーあ。休んじゃった。                      ホストとの同伴っていったい何するもんなんだろ。お金いっぱいかかるのかなぁ…。

    2007-01-11 18:23:00
  • 106:

    亜美◆O57ekZTKi6

    あたしは財布の中を見た。今日の日払いと合わせて6万円…。もっと稼ぎたいのになぁ……あーあ。               あたしはそれからお風呂を溜め、明日の同伴に向けて半身浴をした。

    2007-01-11 18:26:00
  • 107:

    亜美◆O57ekZTKi6

    次の日ーーー。      あたしはジーパンにロンTにヒールに薄手のトレンチを羽織り、マクド前で透を待っていた。 「まだ5分前だもんな…。」はーっ。吐き出した息が微かに白い。      「あ、瑠璃ー♪」遠くから手を振る透の姿が見えた。「透ー!ひさしぶり!」「おー一週間ぶりぐらいちゃう?さ、行こ行こ♪」「どこ行くの?」「いいとこ☆」そうしてあたしは透と並んであるいた。透と歩いてると女たちの視線がすごかった。羨望の眼差しって言うんだろうな、こういうの。

    2007-01-11 18:33:00
  • 108:

    亜美◆O57ekZTKi6

    土曜日ということもあり、歌舞伎町はホストのキャッチやお水風の女、酔っ払いなどでごった返していた。   「俺から離れんなや。」そう言って透はあたしの手を取った。        ドキッ………。

    2007-01-11 18:36:00
  • 109:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「透、大丈夫なの?お客さんに見られない?」「大丈夫大丈夫♪」      この時、透はやけにご機嫌で、あたしまで何だか嬉しくなったのを覚えてる。 「ここ。」着いた先は一件のフランス料理屋だった。              ここってあたしが払うのかな!?どうなんだろう…。「あの、透、あたしあんまりお金無いんだけど…。」「あー、この店?当たり前やけど俺払うって!」「え、そうなの?!普通客が払わない?」「ホストは違うよ。一応男だしね。」「そうなんだ…。」あたしは正直ホッとした。

    2007-01-11 20:23:00
  • 110:

    亜美◆O57ekZTKi6

    軽く注文を済ませ、あたし達はビールを頼んだ。   「あ、そういえば。こないだね、職場で絡まれたんだけど…。透、愛羅さんって知ってる?」「え?愛羅ってプリンセスの?」「そう。」「え、瑠璃プリンセスなん?」「え、言わなかったっけ?」「あーそうなんや。はいはい。愛羅知ってんで。俺の客やで。」「やっぱり?こないだね、愛羅さんに透のこと諦めてって言われたんだぁ。」透はニヤっとイタズラっぽい顔をした。   「……で、諦めるん?笑」「え!?いや、あの………諦めません笑」「アッハハハ!かわいい笑。」かわいいだなんて…………。あたしは顔が熱くなるのを感じた。

    2007-01-11 21:08:00
  • 111:

    亜美◆O57ekZTKi6

    料理が届き、あたしたちはおいしいフレンチに舌鼓をうった。          「おいしーい!」「やろ?ここ結構雰囲気いい感じやから好きやねん。」   ビールも飲みおわり、あたしはいい感じに酔った。  「ーーーさ、そろそろ出よか。」「うん。」会計は透が現金で払った。「ごちそうさまでーす。」「はーい。」「ほんなら店行こかぁ〜。」「はーい。」透は再びあたしの手を取り、店まで話しながらゆっくり歩いた。

    2007-01-11 21:37:00
  • 112:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「いらっしゃいませぇ〜!」           午前2時ーーー。ホストクラブキングは大勢の客で賑わっていた。           「飲みもんどーする?」「あ、どうしよ…。」「結構長い時間いてくれるんやったらボトル卸したほうが安いで。」「そうなの?一番安いのでいくら?」「ジンロで15000円。」「ふーん……。じゃ、それにしよっかな。」「わかった♪じゃ、取ってくるから待っててな。」クシャ。透はあたしの髪をなでてから行ってしまった。           初ボトル。初同伴。今日は初めてずくしだな。    「おまたせ〜!はい初ボトル!」「おお〜。」「じゃ、ネックに名前書いてや〜。」「オッケィ〜。」      あたしは、ネックに透☆瑠璃と書いた。

    2007-01-11 21:54:00
  • 113:

    亜美◆O57ekZTKi6

    それから透がジンロで水割りを作ってくれた。    「何に乾杯するの?」「えーっと、ほんなら瑠璃との初同伴に〜」「カンパーイ!!」あたし達はグラスを合わせた。 「どう?初ボトルは。」「超いい感じ☆」あたし達は笑って話して、また笑って…それを繰り返した。            そのうちに透は指名がかぶったみたいで、他の席に行ってしまい、あたしはヘルプと飲んでいたのだが、お酒の強くないあたしはすぐに酔っ払ってしまった。「だめ!もう飲めない!」「なに、もうだめなの?でもシュワシュワがまだ出てないじゃん!」ヘルプが言った。「なぁに?シュワシュワ?」「そう?シャンパンのこと☆今こっそり卸したら透さん喜ぶよ〜!」「………いくら?」「一番安いカフェパって酒が20000円♪」「あたし60000円しか持ってないんだけどたりる!?」「たりるよ!じゅーぶん!」「じゃ、一本だけ…。」「ありやーす!!!6番テーブル瑠璃姫からカフェドパリ頂きやした〜!!」急にヘルプが大きい声で叫んだ。            カフェパが持って来られ、氷で冷やされていく。               そうしてるうちに透が戻ってきた。「瑠璃どーしたん!?」「へへ。卸しちゃった♪」「大丈夫なん!?」「大丈夫!」

    2007-01-11 22:28:00
  • 114:

    名無しさん

    早くかいてよぉ??

    2007-01-15 23:11:00
  • 115:

    名無しさん

    あげ

    2007-01-16 05:02:00
  • 116:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「オーソドックスに布袋でいいやんな?」透があたしにほほ笑みながら聞いた。「布袋?あの布袋?なんでもいーよっ。」「よっしゃ。」             まもなくして爆音で布袋が流れた。「飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで〜♪」透が一気する。「きゃ〜かっこいい!!」「お次は瑠璃ちゃん♪」透から瓶を手渡されあたしも一気。焼酎でだいぶ回ってたのにコールに押され、たくさん飲んでしまった。

    2007-01-18 21:35:00
  • 117:

    亜美◆O57ekZTKi6

    コールが終わりホストたちが去っていった。「ちょ〜楽しかったぁ!」「ほんまかぁ!良かった良かった〜。ほんまありがとぉなぁ。」「全っ然いいよっ!」それから1〜2時間はキングにいた。             「ほんまに今日はありがとぉな。」「こっちこそありがとう!また来るね。」「あっ忘れもん…」……………………チュッ。                             ………え?…ってマジ!?透があたしの頬に軽いキスをしたのだ。「びっくりしたぁ〜もぉ〜!!」「今日のお礼♪んじゃあ気ぃつけてな!」「うん!ばいばーい!」あたし上気する頬を押さえながらキングを後にした。その時だったーーー。 「瑠璃……。」振り返るとそこにいたのは涼だった。ものすごく顔が赤くなるのがわかった。見られてた………!!あたしは下を向いて黙りこんだ。「なぁ!何今の!?おまえホストなんかに行ってんのか!?……ちょー来いっっ!!!」「痛っはなしてよ涼!」「いいから来いっ!!」

    2007-01-18 23:08:00
  • 118:

    亜美◆O57ekZTKi6

    遅れてしまってホントに申し訳ないです?今からまた書いていきますので良かったら見てやってください??

    2007-01-18 23:37:00
  • 119:

    亜美◆O57ekZTKi6

    連れてこられたのは一件のマンションだった。「ちょ…ここどこ…?」「俺んち。」          涼はスーツを脱ぎシャツを脱ぎ、上半身があらわになった。「りょ、涼?」「何ビビってんの笑。着替えるだけだから。つか見ないで?エッチ。」「は、はい。」あたしは下を向いた。   なんで部屋なんか連れてこられちゃったのぉ!?も〜ヤダ…。        「もういいよ。普通にしてて。俺コーヒー入れるから。」「へ?コーヒー?」「うん、ちょっと待って。コーヒー飲んだら説教だからな。」「………。」説教………。

    2007-01-18 23:57:00
  • 120:

    名無しさん

    何でまた中断なん?

    2007-01-19 03:30:00
  • 121:

    亜美◆O57ekZTKi6

    コト。あたしの前にコーヒーが置かれた。「あ、ありがと…。」涼があたしの前に座り口を開いた。「……で、ハマってんの?あいつに。」「ハマってるってゆーか…別に大金使ってるわけでもないし…。」「必死で指名交渉して必死で酒飲んで、その金でホスト遊び?」涼は冷たい目で言い放った。「………。だって…、一目惚れだったんだもん。しょーがないじゃん…。」「俺、この世界にいて色んな女を見てきたけど、せっかく綺麗に着飾ってプリンセスで働いてたのに、ホストにハマって風俗に落ちてった女を何人も見てるから言ってるんだけど。」「あたしはそんなことしないよ!!」「いや、そのうち未収するようになって、プリンセスの給料じゃ払えなくなっていくのがオチ。」

    2007-01-19 12:46:00
  • 122:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「透はあたしに未収なんかさせないよ!」「ハハッ。ホストなんだから未収の一つや二つ、させるに決まってんじゃん。」「もぉ!涼うるさいッ!余計なおせっかいだよっ!!」                   シーン。涼は黙り込んだ。「あっ…ごめ…涼…。」「瑠璃本気?その透って男に。」「……ほ、本気……。」「あ、そ。じゃ、もう帰ったら?」涼は立ち上がった。「せいぜい頑張ることだな。」涼はあたしを見下ろして言った。      「かっ帰るし!別にあたしの人生なんだから、これからはほっといてよね!」あたしもまけじと言い返した。その時ーーーー。     グイッ。                     え……。                    涼はあたしをキツく抱き締めた。

    2007-01-19 13:07:00
  • 123:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「ちょ、涼…!」「心配だからほっとかない。」「え?」「これからも反対し続けるから。瑠璃は俺が守って言ったじゃん…。」「涼…。」ぎゅーッ。抱き締める力が強くなる。「く、苦しいよ!」パッ。そして急にその手を離した。「送る。」涼は笑って言った。「う、うん…。」                 それから涼は車を出してくれ、あたしは家まで送ってもらった。                   「じゃ、今日ちゃんと来いよ。」「うん。行く。」「じゃ。」「うん、ばいばい。」

    2007-01-19 13:17:00
  • 124:

    名無しさん

    しおり(?▽?)?

    2007-01-19 18:21:00
  • 125:

    亜美◆O57ekZTKi6

    家に入り簡単にシャワーを浴び、あたしはすぐ眠りについた。                      透…どんなに周りに反対されてもあたしは透が好きだよ。                      ピピピピピピピピ!!  「ん〜!もう!」バン!目覚ましを叩いて止め、あたしは起き上がった。カバンから鏡をとりだし覗くと顔がパンパンにむくんでいた。「うっわ…ひど…。」昨日飲み過ぎた。       本当は休みたいところだけど涼と約束してしまった以上行くしかない。

    2007-01-19 21:39:00
  • 126:

    亜美◆O57ekZTKi6

    あたしはむくんだ顔を隠すためいつもより念入りに化粧をした。髪は後ろに束ねいつも通り帽子をかぶってサングラスをかけた。                その時。♪♪♪着信・愛♪♪♪          ピッ。「はい!」「あ〜もしもしぃ。愛だけどぉ、今から出勤?」「うん、ちょうど家出るとこだよ。」「昨日何で来なかったの?愛待ってたんだけど!」「あー…ごめん、キング行ってたぁ。」「は!?マジで言ってんの!?瑠璃大丈夫なの!?」「えっ、何が?」「お金だよ!せっかく指名とってもホストに使ってちゃ意味ないじゃん!」

    2007-01-19 21:51:00
  • 127:

    名無しさん

    130→さゆみ?

    おっ?リアルタイム??
    最後まで頑張って下さい(ノ´∀`*)??

    2007-01-19 21:58:00
  • 128:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「意味なくないよ!あたしは、透のためにキャバ嬢やってるんだもん。」「なにそれ〜!もう愛知らないからね!てゆうか愛今日同伴だし!」「え!マジで!」「うん。毎日毎日営業電話してたかいあったよ〜。」「よかったじゃん!じゃあ遅れてくるんだよね?」「うん。後から行く。」「わかったぁ。じゃあ、店でね!」「うん、ばいばい!」「はーい。」ピッ。    愛同伴か…。なんかあたしだけ置いてかれてる気がする…。透にハマるのもいいけど、仕事ちゃんとしなきゃキングにも行けないわけだし、頑張るしかない!

    2007-01-19 21:59:00
  • 129:

    亜美◆O57ekZTKi6

    さゆみちゃん?レスありがとうございます?今お風呂に浸かりながら書いてるんです?頑張りますね??

    2007-01-19 22:01:00
  • 130:

    亜美◆O57ekZTKi6

    あたしは早足で出勤した。            「おはよーございまぁす。」「あ、おはよう。」涼がグラスを拭く手を止め、笑顔で返してきた。「あ、涼…おはよ。」「ちゃんと来れたじゃん。えらいね。」「あ、うん!」なんか恥ずかしい。昨日抱き締められたからかな…。あたしは更衣室に行き着替えた。   「あ、瑠璃さんおはよう。」振り返ると、愛羅がいた。「あ、愛羅さん…。今日同伴じゃないんだ。」「うん。たまには早く来るのもいいかなと思って。ね、それより、昨日キング行ってたでしょ?」「え!?何で知って…。」「あたしも仕事終わってから行ったから。カフェパ卸してたよね。」「あ…うん…。」「透にそんな安い酒飲ませて悪いと思わないの?」え……。

    2007-01-19 22:10:00
  • 131:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「透はね、No.1になるべき人なんだよ?そんな人に席ついてもらってカフェパ一本なんて、なめてる。」「でも…透喜んでくれたよ。」「喜んでるフリに決まってるでしょ。」頭がぐるぐる回る。そうなの…?透…。

    2007-01-19 22:15:00
  • 132:

    さゆみ

    しおり?

    2007-01-20 18:09:00
  • 133:

    亜美◆O57ekZTKi6

    「通うのはいいけどもっとお金落としてあげてよね。じゃ。」バタン!愛羅は出ていってしまった。    あたしは茫然と立ち尽くした。悔しい………!!!!            透の為にもっと、もっと頑張らなきゃ……!    あたしも更衣室を後にした。

    2007-01-20 19:26:00
  • 134:

    亜美◆O57ekZTKi6

    セットに行き、いつも通り接客した。「こんばんわぁ!瑠璃です!」「お〜。こんばんわぁ。座り座り!」「ありがとうございまーす!」           にこやかに接客し、あたしはよく笑い、よく喋り、よく聞いた。プリンセスで接客をするうちにだんだん自分のキャラができてきていた。             底抜けに明るく、客に対して献身的な女。それがあたし。          「よし!瑠璃ちゃんに指名!」「ほんとにー!?ありがとうございます!」  そんな日が続き、あたしはいつの間にか、プリンセスでのB指No.1になっていた。

    2007-01-20 19:36:00
  • 135:

    名無しさん

    またぁ書いてないしぃ??????????????

    2007-01-22 15:35:00
  • 136:

    名無しさん

    待ちましょう。

    2007-01-23 04:15:00
  • 137:

    さゆみ

    ここまで読みますた??

    2007-01-25 00:23:00
  • 138:

    名無しさん

    続きないん?

    2007-02-13 07:54:00
  • 139:

    名無しさん

    主サン書いて??
    お願いします??

    2007-02-15 02:24:00
  • 140:

    みーこ

    風女vs風女から読んでるよ?続き気になるからアゲ?

    2007-02-19 21:33:00
  • 141:

    名無しさん

    早く書いてよ

    2007-02-20 02:02:00
  • 142:

    名無しさん

    オモロシイ?更新待ってます??

    2007-02-20 07:18:00
  • 143:

    名無しさん

    ★しおり★

    2007-02-20 15:12:00
  • 144:

    名無しさん

    2007-02-21 05:58:00
  • 145:

    ?あぁちん?

    風俗vs風俗カラよんでます?めちゃ気になるんでかいてください?

    2007-02-27 14:52:00
  • 146:

    名無しさん

    続き書いてほしい?

    2007-03-20 11:35:00
  • 147:

    名無しさん

    おもしろぃ?

    2007-04-02 18:03:00
  • 148:

    名無しさん

    この主小説向いてないわ

    2007-04-06 00:52:00
  • 149:

    名無しさん

    まだ??

    2007-04-06 22:57:00
  • 150:

    名無しさん

    呆れますわ

    2007-04-07 01:36:00
  • 151:

    名無しさん

    もーいーかい

    2007-04-07 02:43:00
  • 152:

    名無しさん

    書いて

    2007-04-27 16:23:00
  • 153:

    名無しさん

    続きよみたいよ

    2007-04-28 05:40:00
  • 154:

    名無しさん

    書いてぇ

    2007-05-04 01:27:00
  • 155:

    名無しさん

    ゆっくりし-や?

    2007-05-20 03:20:00
  • 156:

    亜美◆O57ekZTKi6

    忙しく過ごしていましたのでなかなか書けずでしたがまた少しずつながらも書かせてもらいます。

    2007-05-20 15:28:00
  • 157:

    名無しさん

    頑張って!

    2007-05-21 20:51:00
  • 158:

    名無しさん

    かいて

    2007-05-30 15:06:00
  • 159:

    名無しさん

    待ッてます??

    2007-06-01 11:19:00
  • 160:

    にャ?

    風嬢VS風嬢から読んでます???おもしろかったしこの小説も頑張ってください??

    2007-06-02 13:30:00
  • 161:

    名無しさん

    2007-06-03 07:31:00
  • 162:

    名無しさん

    2007-06-03 07:45:00
  • 163:

    名無しさん

    2007-06-03 08:04:00
  • 164:

    名無しさん

    早く書いてくれよ

    2007-06-26 15:54:00
  • 165:

    名無しさん

    あげ

    2007-06-27 07:35:00
  • 166:

    名無しさん

    あげ??楽しみにしてます?

    2007-07-07 03:02:00
  • 167:

    名無しさん

    書いて

    2007-07-14 15:54:00
  • 168:

    名無しさん

    a

    2007-07-14 16:34:00
  • 169:

    名無しさん

    2007-07-14 23:09:00
  • 170:

    名無しさん

    書いて

    2007-07-17 19:48:00
  • 171:

    名無しさん

    早く書いてよ?

    2007-07-19 03:58:00
  • 172:

    名無しさん

    中途半端にするなら書き始めるな?

    2007-07-26 05:37:00
  • 173:

    名無しさん

    はやくかいてほしいな?

    2007-08-14 14:01:00
  • 174:

    亜美◆O57ekZTKi6

    まだあったんや?また書こうかな?

    2008-07-21 13:01:00
  • 175:

    名無しさん

    書いて書いて?

    2008-07-21 13:27:00
  • 176:

    名無しさん

    どうせ中途半端なんやろうし
    もういいです。

    2008-07-21 13:43:00
  • 177:

    名無しさん

    おもしろいから書いて?

    2009-01-12 07:35:00
  • 178:

    名無しさん

    2009-01-14 09:52:00
  • 179:

    名無しさん

    続き読みたい?

    2009-01-14 21:31:00
  • 180:

    名無しさん

    ?

    2009-03-19 19:23:00
  • 181:

    名無しさん

    続きメッチャ気になるなー?
    再開すること願う?

    2009-03-20 16:29:00
  • 182:

    名無しさん

    楽しみにしています?
    また、ゆっくりでいいので気が向いたら書いてください?

    2009-03-29 04:51:00
  • 183:

    名無しさん

    なかなか完結出来てない作品が多い中で、前回のは本当に見事?やったのに……。
    結局こうなるの?? 

    主サン頑張れ゚+。(・∀・)。+゚

    2009-03-30 15:11:00
  • 184:

    亜美◆O57ekZTKi6

    削除依頼出したのに消えてない?

    2010-03-09 20:20:00
  • 185:

    名無しさん

    >>191
    最後まで書かんのやったら最初から書くな。クズがよ

    2010-03-10 18:09:00
  • 186:

    しょーつ?

    パンコ?

    2010-03-11 01:43:00
  • 187:

    名無しさん

    >>1-50

    2010-04-04 23:07:00
  • 188:

    名無しさん

    2010-04-04 23:23:00
  • 189:

    名無しさん

    2010-04-06 08:17:00
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