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愛してるの言葉

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  • 1:

    名無しさん

    こんなにも                                           
    切なくて                                            
    こんなにも                                           
    胸があったかぁくなった

    2006-11-18 05:17:00
  • 500:

    名無しさん

    走るのをやめて歩く。ゆっくり。どんな顔してどうやってヒロの話を聞けばいい?どうやったらいいの?                                                             
    大好きなヒロから                                                                                        
    今から別れを告げられるのに。。。

    2006-11-25 05:04:00
  • 501:

    名無しさん

    分からないなりにも足は、美香の足はヒロが待つ広場に向かい、美香の目はヒロの姿を見つけた。                                                                            
    ドクン、、、ドクン、、、                                                                        
    胸がはりさけそうだ。。。

    2006-11-25 05:05:00
  • 502:

    名無しさん

    いつもならヒロ笑って迎えてくれて、美香は抱きつくとヒロはやさしく抱き締めかえしてくれる。                                                                            
    「ヒロ。。。」美香が呼び掛けるとヒロは美香の顔を見て悲しく微笑んだ。                                                                          
    馬鹿だねヒロ。。無表情の方がね傷つかないんだよ?こういう時って。。。そんな顔しないでよ。。。

    2006-11-25 05:09:00
  • 503:

    名無しさん

    手をのばせばヒロの手は握れた。大好きなヒロの手。美香の大好きなヒロのあったかぁい手。                                                                  
    けど握れない。。美香はコートのポケットに手をつっこみ、ヒロに笑いかけた。いっぱいいっぱいだ。。

    2006-11-25 05:11:00
  • 504:

    名無しさん

    「どっか入る?」ヒロの言葉に美香は頭をふる。するとヒロは少し遠くを見てから、                                                                                  
    美香の顔を見てうなずいた。風がヒロの髪を揺らしヒロの目に前髪がかかる。                                                 
    美香ね、ここでいいよ。一緒にいるとさぁきっとヒロを困らせる事になっちゃうから。。ここでいい。充分だよ。

    2006-11-25 05:15:00
  • 505:

    名無しさん

    広場はティッシュくばりの人や待ち合わせしてる人や通り過ぎる人がたくさんいた。                                                          
    美香はそんなのに視線をうばわれずにただヒロを見た。美香の目にヒロをいっぱい写したいから。                                                                            
    「なぁ美香?」

    2006-11-25 05:17:00
  • 506:

    名無しさん

    リアルタイム?主さん頑張ってください???

    2006-11-25 05:18:00
  • 507:

    名無しさん

    ドクン。。                                                                   
    息をしたら、美香は崩れてしまう。。ヒロの話をちゃんと聞くって決めたんだから。。しっかりしなきゃ。。                                                                                   
    「ん?」美香は精一杯声をだした。胸がつまって声が出ない。。

    2006-11-25 05:20:00
  • 508:

    名無しさん

    晴れた空。澄みきった空。深い深い青をつくる空。 まるで美香の事、見守ってるみたいだね。                                                                 
    「俺、美香の事幸せにするって言ったやん?」ヒロは美香の目を見てそう言った。真面目な顔して。美香の目を見ながら。言葉を選びながら。                                                        
    ドクン。                                                                    
    美香はこんな時に何微笑んでるんだ。。

    2006-11-25 05:24:00
  • 509:

    名無しさん

    美香はうなずく。本当はうなずきたくない。                                        
    うなずく事はね理解してる事になっちゃうもん。けどねうなずかなきゃダメなんだね。ヒロの気持ち考えなきゃ。

    2006-11-25 05:27:00
  • 510:

    名無しさん

    「世界一幸せにするって言ったよな?」                                                      
    そうだよ。美香の事抱き締めながら、優しく言った。今は思い出したくないよ。                                                
    美香はうなずく。声が出ないの。胸がつまって。。

    2006-11-25 05:29:00
  • 511:

    名無しさん

                                                    
    ヒロは一瞬言葉をつまらせた後美香にこう言った。                                                                         
    「約束守れなくなった。」                                                                        
    ドクン。。                                                                               
    「お互いの未来を進もう」

    2006-11-25 05:32:00
  • 512:

    名無しさん

    「美香の事、、、美香の事嫌いになっちゃったん?」                                                            
    泣いちゃだめ、泣いちゃだめ。。ちゃんと聞かなきゃ絶対後悔する。

    2006-11-25 05:33:00
  • 513:

    名無しさん

    ヒロ、優しいヒロ。美香の大好きな大好きなヒロ。                                                             
    いつも抱き締めてくれて、アイシテルって言ってくれた。そんなヒロはもういない。                                                          
    ヒロは美香の目の前で小さくうなずいた。「美香、ごめん」

    2006-11-25 05:36:00
  • 514:

    名無しさん

                                                    
    美香は目をそらすことなく、ヒロに笑った。                                                                            
    「そっか」                                                                   
    そんな言葉どっから出たんだろ。。ヒロが美香を嫌いになっちゃったから?                                                              
    どこが嫌とかどうしたらいい?とか美香は聞けないの。むなしくなるからね、せめてかっこよくいたいからね、ヒロを攻めないの。

    2006-11-25 05:38:00
  • 515:

    名無しさん

    「いいよ!別れよ!美香もヒロがいてね仕事しにくいなぁって思ってたねん」ヒロに向かって苦笑い。                                                              
    ヒロは美香に悲しくほほ笑み「そっか」そう言った。                                                                                    
    ヒロは美香の支えだからね邪魔なんかになるわけないのに、何が「そっか」なの?ばかだね。

    2006-11-25 05:44:00
  • 516:

    名無しさん

    ヒロは一瞬美香に笑いかけ、真面目な顔をした。                                                                                      
    「美香?幸せになれよ」                                                                                     
    美香の幸せはヒロなのに。

    2006-11-25 05:46:00
  • 517:

    名無しさん

    「うん!ヒロもね!」                                                                          
    そんな事全然思えないのに。                                                                                                           
    「じゃあ行くわ」                                                                                        
    ヒロ?美香いやだ。

    2006-11-25 05:48:00
  • 518:

    名無しさん

    ヒロは手を差し出してきた。                                                                                   
    別れの握手。                                                                                          
    美香が手を差し出すと、ヒロはぎゅっとにぎった。

    2006-11-25 05:49:00
  • 519:

    名無しさん

    この手を放すとヒロとさよならなんだね。                                                                             
    「元気でな」                                                                              
    ヒロからの言葉に美香はうなずけずにうつむいてしまった。

    2006-11-25 05:51:00
  • 520:

    名無しさん

    ヒロの手があったかくて、いつもと変わらないあったかさ。                                                                                 
    ぎゅっ。                                                                                            
    ヒロの指に力がはいって、ヒロは美香から手を放した。

    2006-11-25 05:53:00
  • 521:

    名無しさん

    美香は顔をあげてヒロに手をのばそうとした時、それをさえぎるかのようにヒロと美香の間を人が通った。                                                            
    そしてヒロは背中を向けゆっくり歩いていく。美香を残して。ゆっくり歩き始めた。                                                                                  
    美香はこんな時なのに涙が出ない。。

    2006-11-25 05:56:00
  • 522:

    http://i.pic.to/82xv1

    2006-11-25 06:04:00
  • 523:

    主。

    途中で寝てしまうのがみなさんに失礼だと思い、別れの部分をかきあげました。話はまだ続きます!                                                               
    眠いので寝ます!書き込みありがとうございます!

    2006-11-25 06:09:00
  • 524:

    名無しさん

    一番ハマって読んでます!かなり好き!完結まで頑張ってください!

    2006-11-25 07:14:00
  • 525:

    名無しさん

    小さくなるヒロの背中。大好きなヒロの、ヒロの背中。                                                           
    ――美香が引き止めればまだ間に合うよ―――――                                                                                     
    ううん。それはね、そういうのはねない。ありえないの。美香ね、ヒロの性格ちょっとは分かってるからね

    2006-11-25 14:49:00
  • 526:

    名無しさん

    ヒロは決めたら最後なの。                                                                        
    最後なんだ。                                                                                          
    ありったけの愛で美香を包んでくれたヒロ、美香のヒロの背中はこの町に住んでいてももうたぶん見る事はない。

    2006-11-25 14:52:00
  • 527:

    名無しさん

    ―――♪♪♭――――                                                  
    ヒロとは違う着信音が美香のカバンで鳴ってる。美香に悲しむ時間はありませんってまるであざわらうかのように悲しく響いた。

    2006-11-25 14:55:00
  • 528:

    名無しさん

    カバンから携帯を取出し電話に出た。ヒロの姿見えないや。。                                                                                            
    「はいはい」『後ろ見て』客から言われた一言。美香はびっくりして後ろを向くと                                                                                                                                   
    ヒロと出会った時の客がこっちに近づいてきた。。ふっ。美香はちょっと笑ってしまった。

    2006-11-25 14:59:00
  • 529:

    名無しさん

    まるであの時に戻ったみたいだね。ヒロに出会ったあの日みたい。                                                                                          
    「おはよう!こんな時間になにしとん?」客はびっくりしながら美香に話てくる。美香は「今からミーティングやねん!また終わったらメールするな!」そう言って笑顔で答えた。

    2006-11-25 15:03:00
  • 530:

    名無しさん

    そして美香は歩きだした。ヒロが歩いた方向と逆の方向へ。                                                                                             
    悲しみはなぜかなかったの。けどヒロ、忘れないで?                                                                                                
    美香はあなたを愛してる。永遠に愛しい。。

    2006-11-25 15:06:00
  • 531:

    名無しさん

                                                                            
    http://h.pic.to/82mys
    銀座。。                                                                                
    「ママ今日面接に来る子ママと同じ関西出身らしいですよ」チーフがそう言った。美香は着物の襟元を鏡を見ながら直す。

    2006-11-25 15:13:00
  • 532:

    名無しさん

    「えっ?そうなの?」                                                                          
    そう言った時店のドアがゆっくり開いて、一人の女の子が恐々入ってきた。                                                                                      
    チーフが行こうとした時美香が制止して目で合図をした。美香が行くから。と。チーフは一瞬びっくりした後優しくほほ笑みカウンターの中に入った。

    2006-11-25 15:17:00
  • 533:

    名無しさん

    「こんばんわ。さぁどうぞ。よく来たね」美香は、女の子の前に立ち女の子の手を握り握手をした。                                                                                                   
    女の子の手は震えていた。だからぎゅっと握った。握る事で、体温を感じる事で全てが安心に変わるのを美香は色んな人から教えてもらったんだ。

    2006-11-25 15:21:00
  • 534:

    名無しさん

    面接用紙に女の子は書いてる間、美香は身分証をチーフにコピーさせに行った。                                                                                    
    20かぁ。若いなぁ。そう思ってると女の子が美香に面接用紙を渡してきた。                                                              
    可愛らしい字 でぎっしりちゃんと書き込んである。それにゆっくり目を通す。

    2006-11-25 15:25:00
  • 535:

    名無しさん

                                                    
    ・・・?!・・・あるところで美香の動きがとまる。だって、美香が働いていたあの店の名前がかかれてあったから。                                                                               
    「あなたDOORにいたの?!」女の子はうなずく。「はい。オーナーから東京で働くなら、ここにしろってこの店を勧められました」

    2006-11-25 15:29:00
  • 536:

    名無しさん

    オーナーって・・・そうかマネージャーオーナーになったんだった!                                                                                         
    思わず吹き出してしまう。「ごめんねっ。。。はっはっはっは!あ〜っおかしぃ笑笑。涙でちゃった!オーナー元気?頭はげてない?!いつ?いつまでいたの?すごい懐かしいわぁ!」                                                                                                 
    「先週までです。オーナー今日一緒に来てくれてるんですよ。。」女の子の言葉を聞き美香はびっくりしすぎて立ち上がった。「えっ?今?どこにいるの?!呼びなさい☆」美香がそう言うと女の子は携帯をとりだし電話をかけはじめた。

    2006-11-25 15:35:00
  • 537:

    名無しさん

                                                    
    オーナーに会うのは、美香が東京に出てくる日以来だ。連絡は半年前にして以来していない。                                                                                                      
    「おぉ!美香ぁ笑!久々やなぁ!お前着物着るよぅなったんかぁ!」美香の店にオーナーがやってきてオーナーは笑った。

    2006-11-25 17:17:00
  • 538:

    名無しさん

    女の子はびっくりした顔だがオーナーがいるので安心してるのだろう笑顔になった。                                              
    チーフは烏龍茶の入ったグラスをテーブルに置きオーナーに「初めましてチーフの松林です」名刺をオーナーに渡した。

    2006-11-25 17:20:00
  • 539:

    名無しさん

    オーナーは丁寧に名刺を受け取るとスーツの胸ポケから名刺入れをだしそこから一枚名刺をだし                                                                             
    「初めまして、関西で店やってる荒川です」名刺をチーフに渡した。                                                                                         
    「オーナーご飯食べた?」美香がそう言うと「まだやけど」オーナーはそう答えたので美香は店をチーフに任せ開店まで一時間半くらい時間があったので女の子と三人で食事をすることにした。

    2006-11-25 17:33:00
  • 540:

    名無しさん

                                                                
    近くにある寿司屋に入り、席に座る。                                                                               
    「美香、うちの店で一番やった由美はどうや?こっちで頑張れる思うか?」オーナーがそう言って由美が合うかどうか聞いてきて美香は笑った。

    2006-11-25 17:37:00
  • 541:

    名無しさん

    「合う合わないじゃなくて、合わせるんだよ?笑!オーナー何言ってんの?けど由美なら大丈夫かな!髪を暗くしてストレートにしようね!」美香がそう言うと由美は返事をした。                                                                           
    キラキラした目でいっぱい希望溢れる瞳で美香を見る。。ん?。。。誰かに似てる気がする。。

    2006-11-25 17:40:00
  • 542:

    名無しさん

    「美香気付いたか?」オーナーがにんまり笑いながら話、美香は疑問の表情をみせる。                                                                                 
    けどこの子の雰囲気、、誰かに、、、ん?                                                                             
    「美沙の妹や」

    2006-11-25 17:42:00
  • 543:

    名無しさん

    オーナーの一言で美香は気付いた。                                                                                            
    そうだ。この子美沙さんに似てる。。。うん!よく似てる!                                                                                 
    まだあどけないけどそれは美香がもう31だからだろう。

    2006-11-25 17:48:00
  • 544:

    名無しさん

    「ねぇ、あなた美沙でいきなさいよ!うん!美沙がいいよ!わぁぁ、オーナー素敵な子をありがとうね!」オーナーと美香と美香の憧れでいまだにおいつけていないと思う名前をつけた美沙は乾杯した。

    2006-11-25 17:53:00
  • 545:

    名無しさん

    美香の大好きな美沙さんはもう五歳になる子供がいて、今でも連絡はたまにとっている。                                                                                
    美香の大好きな大好きないつまでも憧れの美沙さん。                                                                        
    美香の大好きな美沙さんの妹が、美香の店で働くんだね、今日から。美香のひらいたお店で!

    2006-11-25 17:56:00
  • 546:

    主。

    http://e.pic.to/at4m9

    2006-11-25 18:01:00
  • 547:

    名無しさん

    なんでヒロクンと別れちゃうことになったんですか?ヒロクンが別れをきりだした理由がいまいち分からないんですけど。

    2006-11-25 18:02:00
  • 548:

    主。

    その理由はまだ先ですが美香が分かることになります。                                                           
    美香自体この時点ではわかっていない設定なんですよ。                                                                                   
    衝撃的な結末があなたを待っています。。

    2006-11-25 18:05:00
  • 549:

    名無しさん

                                                                                                    
    美香はたまにヒロを思い出す。。ヒロの顔はもうはっきりは思い出せない。                                                                          
    今でも好きかと聞かれたら美香は素直にはうなずけないし町でばったり会ってもたぶん分からないだろう。                                                                        
    この空の下にきっといるんだ。。

    2006-11-25 18:11:00
  • 550:

    名無しさん

    時間はいくら止めようとしたって止まりはしない。常にチクタクと音をたて進み続ける。                                                                                
    美香はヒロから卒業するのに何年も時間がかかりすぎた。。ヒロと過ごした場所にいることでいつまでも縛られている自分が嫌で選んだ場所がここ。東京だった。

    2006-11-25 18:13:00
  • 551:

    名無しさん

                                                    
    美香がDOORを辞めると決めてすぐマネージャーに報告するとマネージャーは美香を止めることなくうなずいてくれた。25の美香にキャバクラはちょっとしんどかったから。                                                                                           
    理沙は美香が22の時に、客と結婚すると言って寿退社したし、舞さんは新地でママになっていた。                                                                            
    みんなそれぞれの道を歩み初めているのに美香はいつまでも同じ場所に居たままで。。

    2006-11-25 18:20:00
  • 552:

    名無しさん

    それからすぐ東京に来て、わけがわからないまま家を借りて。。。                                                                              
    がむしゃらだった。本当にがむしゃらだった。一人は慣れていたけど、知らない土地に言葉の壁。                                                                            
    それでも美香は生きてきたんだよ。生きてきたんだ。

    2006-11-25 18:23:00
  • 553:

    名無しさん

                                                                            
    東京の町に店を出すのを考えだした時、美香の携帯に電話がなった。28才の時。

    2006-11-25 18:25:00
  • 554:

    名無しさん

                                                                
    「お父さんがさっき息をひきとった」                                                                               
    母さんからの電話。いきなりの電話だった。                                                                            
    美香は気付けば新幹線にのっていた。それまで、美香は母さんが何を言おうが無視していたし、父さんが倒れたって聞いても耳すら貸さなかった。

    2006-11-25 18:29:00
  • 555:

    名無しさん

    新幹線の中、窓から見える景色に目をうばわれながら、頭の中は父でいっぱいだった。大嫌いな父。美香の父さん。                                                                                
    美香は泣かない自信があった。悲しくなんてない。だってずっともう親子なんかじゃないって思ってきたから。

    2006-11-25 18:32:00
  • 556:

    名無しさん

    最後くらい顔を見ようという程度の気持ちで、美香は何も考えなかった。。                                                                                      
    その時の話をきいてください。

    2006-11-25 18:35:00
  • 557:

    名無しさん

    『大阪〜大阪です』車内にアナウンスが流れ、美香は大阪の地に足をつけた。三年ぶりの大阪。こんな形で戻ってくるなんて。。。                                                                                     
    カバンから携帯を出し、母さんに電話をかける。通夜は明日だよね。。どこにおるんやろ。                                                                   
    階段をおりながらコール音を聞いていると母さんが出た。

    2006-11-25 18:38:00
  • 558:

    名無しさん

    「○●病院にいるから」母さんはちょっと落ち込んだように話した。                                                                             
    タクシーに乗り病院の名前を言う。泣かないと思っていたのに何だか父さんの顔は見たくない。見たくないんだ。

    2006-11-26 00:20:00
  • 559:

    名無しさん

    病院に行くにはちょっと派手すぎる美香の服。母さんにまた嫌味言われるかもしれないけどもう会う事のない人。関係ない。                                                                            
    バタン。病院前でタクシーは停まり美香は下りた。

    2006-11-26 00:22:00
  • 560:

    名無しさん

                                                                
    はぁ。。。深呼吸をしてから美香はゆっくり歩きだした。父さんと会うのは17以来。。もう11年。。そう考えながら美香は歩く。

    2006-11-26 00:25:00
  • 561:

    名無しさん

                                                    
    病室の前で美香はためらう。一瞬ドアを開けるのが恐くなった。

    2006-11-26 00:26:00
  • 562:

    名無しさん

    ガチャ。呼吸を整えドアを開けると母さんが視界に入る。。美香に気付くと椅子から立ち上がり「美香。。。」なんだかいつもの母さんとは違い落ち込んでいて美香は拍子抜けしてしまった。                                                                                              
    ベットのうえに眠っている小さくなった父さんの姿が目に入り、美香は母さんに「遅くなってごめん」そう謝った。。素直に謝ったのは素直に悪いと思ったから。

    2006-11-26 00:31:00
  • 563:

    名無しさん

    会うには遅すぎた。父さんこんなシワがあったっけ。。こんな小さかったっけ。。                                                                                   
    美香は眠っている父さんの顔を見た。何でこんな固まってるの??美香は父さんの顔に手をのばしほっぺを触った。                                                                                            
    冷たい。。

    2006-11-26 00:34:00
  • 564:

    名無しさん

    「一週間前から急に体調悪くして。。。」母さんの言葉に耳を傾ける。                                                                                        
    「最後に美香の名前を呼んだねんよ?ずっと父さん美香の心配ばかりしてたから」                                                                                   
    美香は父さんの顔を触りながら唇をかみしめた。。美香の心配。。。?父さんが?

    2006-11-26 00:37:00
  • 565:

    美奈

    やり方わからないんで、誰か500からよめるようにお願いします?

    2006-11-26 02:10:00
  • 566:

    2006-11-26 03:02:00
  • 567:

    あれ?>>500->>600    こうかな。

    2006-11-26 03:03:00
  • 568:

    名無しさん

    >>500>600

    2006-11-26 03:04:00
  • 569:

    2006-11-26 03:05:00
  • 570:

    2006-11-26 03:06:00
  • 571:

    主。

    出来ない(*_*)どうやんの?

    2006-11-26 03:08:00
  • 572:

    名無しさん

    美香の事なんていつも怒って美香だけ殴ってたくせに。。美香いっつも何かするたび殴られてたのに。。心配なんてうそだ。                                                                                        
    「そんなの嘘だよ…‥私の事邪魔だったくせに」                                                                          
    美香は母さんに小さな声で言った。心配するより美香の事が邪魔だったから美香を殴ってたんだよ。父さんは。

    2006-11-26 03:12:00
  • 573:

    名無しさん

    「その逆や。。。美香の事いっつも心配してなぁ、、美香が帰ってこない時なんか全然寝てなくて。。お父さん口より手が出る人やったから。。。成人式にあんたが着る着物も父さん買ってたし、あんたがいつ帰ってきてもいいように部屋そのままにしとけって。。。っ。。。お父さん。。。美香を一番に。。。一番に考えとったんよ。。。?!」                                                                                    
    母さんは言葉をつまらせて泣きだした。声をあげて。                                                
    この人が泣くなんて。。。

    2006-11-26 03:17:00
  • 574:

    名無しさん

    成人式なんて美香出てなかった。みんなが着物きてる中美香は仕事だったから同伴してたんだ。。。                                                                                       
    動かない父さんの顔。。こんなおじいさんみたいになって。。。                                                                                           
    「自業自得じゃん。。自分が悪かったんだもん。。私のせいにしないで」

    2006-11-26 03:20:00
  • 575:

    名無しさん

    「再婚した理由知ってる?母さんが泣きながら話しだした。                                                                     
    「あんたの事、好きになったからでしょ?」美香は父さんの顔を見ながら話すと母さんがこう言った。                                                                                      
    「ばかね・・父さんはね、自分のせいで美香を一人にさせてしまって・・・母親がいないせいでひどいいじめにあってるのを知って、母さんにお願いしてきたの・・母さんは最初断ってたんだけど・・・何度も何度も頭を下げて・・・」

    2006-11-26 03:27:00
  • 576:

    名無しさん

                                                    
    そんなの美香今初めて知った。                                                                                              
    美香のために?                                                                                         
    「不器用ながらも、美香には必死で。。美香の話をする時、父さんいつもやさしい顔するのよ。。。殴ったのはしつけだったんよ。。殴ったあと美香が家を飛び出したあと、父さん辛そうな顔して・・・後悔してたんよ・・」

    2006-11-26 03:33:00
  • 577:

    名無しさん

                                                                
    美香は父さんに殴られるのが嫌で門限一分でもすぎたら帰れなくて彼氏の家に逃げてたっけ。。。家に帰ったら父さん美香に怒鳴りつけて殴って。。                                                                             
    美香殴られたあと家飛び出して、そのあとの父さんの事なんて知らない。。考えたことなかった。。                                                                           
    たばこ吸ったときも、警察に世話になったときも一番にすごい怒ってまわりなんて気にしないで美香をひきずりまわして。。

    2006-11-26 03:38:00
  • 578:

    名無しさん

                                                    
    美香が悪いことしてたからだったの?美香はただ家が嫌でしてた事。。。父さんをずっとずっと恨んでた。。。                                                                                  
    「美香が警察の世話になった時ね母さんが美香を悪く言ったら父さん美香をかばったの。本当は素直ないい子で、こうなったのは自分のせいだって・・・」

    2006-11-26 03:42:00
  • 579:

    名無しさん

                                                                            
    父さんの顔に美香は手をあててから思い切り平手打ちした。                                                                                 
    バーン!!!病室に響く。。                                                                                   
    「美香!」母さんが美香の腕を強くもって止めようとしたけど美香の顔を見てその手を放した。。

    2006-11-26 03:45:00
  • 580:

    名無しさん

                                                                
    「起きろや・・・・・」父さんの顔をまた平手打ちした。                                                                                  
    何で動かない。。。。動かない。。。                                                                   
    「起きろって・・・美香やで?!美香ここにおるねんで?!早く早く起きろや!!!・・・っおきろやぁ!」

    2006-11-26 03:48:00
  • 581:

    名無しさん

    美香の目は涙で溢れていた。                                                                       
    体を揺すってもたたいても何も変わらない。。ただ冷たくかたくなってる。。                                                                                     
    “今までどこにおったんやぁ?!”って怒鳴っていいから。殴っても我慢する。今なら我慢するから・・・

    2006-11-26 03:51:00
  • 582:

    名無しさん

    美香は床に崩れ落ちただ怒鳴り続けた。                                                                              
    「起きろや!おき・・・おきろやぁ!!おき「もういいから!美香わかったから」                                                                       
    美香の体を強く母さんが抱き締め、美香は母さんの胸を何度もたたいた。

    2006-11-26 03:53:00
  • 583:

    名無しさん

                                                    
    本当は、大好きでした。                                                                                                 
    素直になれないでいただけで、本当は父さんの事大好きでした。                                                                                           
    美香の小さい頃のアルバムには美香を抱く父さんがいて、やさしくほほえんでいました。

    2006-11-26 03:56:00
  • 584:

    名無しさん

    ――美香ぁ!重くなったなぁ―――そう言って美香を抱き上げ抱き締めた。                                                                          
    ――ほら!タコさんやぞ!はははっ―――お風呂で美香にいっぱい楽しい遊びを教えてくれた。                                                                             
    ―――美香!こっちや!ほらっ!よしよし!――――自転車の練習の時、美香が乗れるまでずっと教えてくれた。

    2006-11-26 04:00:00
  • 585:

    名無しさん

    ママがいなくなったあと、父さんは毎朝毎晩ご飯をつくってくれて、毎週日曜はかならずずっといてくれた。                                                                                               
    今頃、それに気付くなんて、、美香悪いことばっか忘れないようにしすぎてたからいいこと忘れてた。。忘れてしまってた。

    2006-11-26 04:03:00
  • 586:

    名無しさん

    数えきれないくらい美香は父さんから愛されていたのに、何で何も分かろうとしなかったの?                                                                                          
    何で意地ばっかはってたの?そんなの何にもならないのに。。。                                                                               
    父さんの通夜が終わり、葬式が終わり最後に顔みる時美香は箱の中に父さんにずっと渡したくても渡せなかった父の日のプレゼントを入れた。

    2006-11-26 04:07:00
  • 587:

    名無しさん

    そして、                                                                                
    冷たくなった父さんの胸に最後に顔をひっつけた。

    2006-11-26 04:08:00
  • 588:

    名無しさん

                                                    
    「父さん、大好き・・・大好き・・・美香父さんの娘で・・・本当によかった・・」                                                                                                                                  
    そう言った後、体を放すと、父さんは蓋をしめられた。。。

    2006-11-26 04:11:00
  • 589:

    名無しさん

                                                    
    写真には美香を抱き上げ笑ってる父さんがいる。                                                                          
    「美香は世界一大好きやからなぁ!」                                                                               
    父さんの声が聞こえた気がした。

    2006-11-26 04:19:00
  • 590:

    http://l.pic.to/982n0

    2006-11-26 04:40:00
  • 591:

    名無しさん

                                                                                        
    28の美香の身に起こった出来事…‥…。                                                                              
    一日一日を大切にしようと思った。そして人を大切にしようと思った。

    2006-11-26 05:19:00
  • 592:

    名無しさん

                                                                
    でも会うすべを美香は知らない。どこにいるのかさえ分からない。                                                                              
    けど強く願えばかならずまた巡り会える。会えるんだ。。そう。かならず会えるんだ。

    2006-11-26 05:25:00
  • 593:

    名無しさん

                                                                            
    前編終了。                                                                               

    2006-11-26 05:26:00
  • 594:

    主。◆tRd/QWYm5M

    スレが1000を軽くこえてしまうので新しくスレをたてます。

    2006-11-26 05:30:00
  • 595:

    名無しさん

    >>58襖はノックしないよ

    2006-11-26 23:18:00
  • 596:

    名無しさん

    2006-12-01 03:35:00
  • 597:

    名無しさん

    新しいスレもぅできてますか?

    2006-12-03 06:44:00
  • 598:

    名無しさん

    2007-05-25 09:09:00
  • 599:

    名無しさん

    .

    2007-05-30 17:03:00
  • 600:

    名無しさん

    ?

    2007-06-21 08:41:00
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