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氷の女王
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11:
少年は少女に連れられお城の中へと入りました。すると老人が立っていました。手に猟銃を持ちながら…。『誰じゃ?』老人は低い声で少年に話しかけました。『…け…決して怪しい者ではありません…』とビビりながら少年は答えました。『お祖父様…この方は発作で倒れていた私を助けてくれたのです…それでお礼に食事でもと思いお連れしたのです』少女がそう言うと『おお…そうじゃったか…おっとすまん…危なっかしいもんを持っていたな…』と老人は言い猟銃をなおし少年を食堂へ案内しました。『さあ…どんどん食べてくれ…ワシが言うのもなんじゃがあの子の料理は絶品じゃぞい…』次々と運ばれてくる少女の料理はどれも本当に美味しい物でした。少年はたらふく食べてお土産までもらいお城を後にしました。すると少年はそのお土産を玄関に忘れて来た事に気付きました。
>>13?何かいやらしい感じがするなぁ…。もういらないや。
>>14?何かいやらしい感じがするなぁ…。こそっと玄関に取りにいくか。
>>12?いやいや今すぐ堂々と取りに行こう。2007-09-20 23:53:00 -
13:
そして何年かたちました。少年は立派な青年になり新たな仕事を見つけ平和に暮らしていました。今でもあの城や老人、少女の事をたまに思い出したりします。『どうなったんだろう?』全ては謎に包まれたままでした。『お父さん、キャッチボールしよ?』青年の息子が言いました。
『よし!やるか!』
エンド4
『幸せな生活』2007-09-20 23:56:00 -
16:
少年は少女に覆い被さり振り下ろされる杖を代わりに受けました。『いてっ!…ジジィ!てめぇ味覚がおかしいのか!あんな美味しかったのに…こんな可愛い子に…頭までおかしいんじゃねえのか!』少年は少女を守る様に抱き抱えながら言いました。『少年…君には関係のない事じゃ…』老人は少し息を切らせながら言いました。『おい!歩けるか!こんなところにいてはダメだ!行くぞ!』少年は少女に言いました。『ま…待つのじゃ!その子は…』老人が何か言っていますが話も聞かずに少年は少女を連れて城から飛び出しました。何分か走り先ほど少女が倒れていたところまできました。『どうしてあんなひどい事をされてお前が謝るんだ!悪いのはあのジジィだろ!』少年は少女に言いました。『…いえ…悪いのは私です…私は幸せになってはいけないのです…』少女は泣きながらそう言いました。少年はその少女の泣き顔を見て不謹慎にも何て綺麗なんだろうと思いました。そして少年の心に芽生えたのは甘く淡い恋心。『じゃあ俺がお前を幸せにしてやる!死ぬまで守ってやる!世界で一番お前を愛してやるから…そんな寂しい事を…言うなよ…』少年も泣きながら言いました。少女は驚いた様な顔をして泣き止み、そして初めて…少しだけ少年に笑顔を見せるとそのまま倒れました。すると老人が現れました。『少年よ…言わなければならん事がある…城に戻ってくれ…』
>>18?少年は少女を抱え城に戻る事にしました。
>>17?『…ふざけるな!』少年は少女を抱えて森を抜けました。2007-09-21 00:00:00 -
17:
少年は倒れた少女の意識がもどらないので病院に連れて行きました。しかし医者は『原因が分からない…』の一点張りでした。ついには少女が再び目を覚ます事のない状況になっしまいました。さっき守ってやるって言ったばかりなのに…。少年はずっとずっと泣き続けていました。
エンド5
『謎の死』2007-09-21 00:01:00 -
18:
少年は少女をベッドに寝かせ、老人の待つ部屋に向かいました。老人は椅子に座りながら話し始めました。『実は…あの子はとても変わった病気にかかっておるのじゃ…』老人は椅子から立ち上がり窓の外を見て続けました。『もともと体の弱い子でな…心臓の病気を持っておるのじゃ…今日あの子が倒れていたのも心臓発作じゃよ…たまにおきる…しかもその発作が確実におきる条件がある…』老人はわなわなと震えている。『…どんな条件ですか?』少年は困惑気味に尋ねた。『…にわかには信じられんかも知らんが…あの子は…嬉しいと感じたり…楽しいと感じたり…つまり幸せを感じると心臓発作がおきるんじゃ…分かるか!実の孫を愛してやれぬ気持ちが!不幸だと実感しなければ生きる事さえ出来ぬ孫の気持ちが!』いつしか老人は泣きながら話していました。『実は…わしはもうそんなに長くない…ただあの子を一人残して逝くのが心残りでな…少年がさっきあの子に言った言葉が本当ならば…あの子を助けてあげてほしい…そばに…いてあげてほしい…』少年は悩みました。好き子に不幸を常に与え続けれるだろうか?そこまでして生きる意味はあるのだろうか?
>>19?『…分かりました』
>>13?『…すみません…俺にはそんなの無理です…もう帰ります…』2007-09-21 00:02:00 -
19:
あれから何年かたち、少年は立派な青年になっていました。そして二人は結婚しそれからすぐおじいさんは亡くなりました。そして二人の結婚生活は当然幸せなものではありませんでした。愛する人に愛してると気付かれてはいけないのです。そんな二人の生活もそう長くは続きませんでした。『…あなた…私はきっと…もうすぐ死ぬわ…』と少女は咳き込んで言いました。『はは…お前はゴキブリみたいに生命力が強いからしぶとく生きるよ…』と青年は言いました。『…あなた…最後にもう一度だけ愛してると言ってほしいの…』青年は悩みました。
>>20?『…世界中の誰より…君を愛しているよ…』
>>21?『…愛しているわけないだろ…俺は…この城がほしくてお前と結婚したんだ…愛してなんか…』2007-09-21 00:03:00 -
20:
青年は、かすれた声で泣きながら彼女に言いました。『ありがとう…私も愛していたわ…』彼女はそういうと泣きながら瞳を閉じ静かに息を引き取りました。
エンド6
『最後の言葉』2007-09-21 00:04:00