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‥ァナタょリ先に‥‥

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  • 1:

    鞠花

    あなたは最愛の人より先に死ぬのと、あとで死ぬの…どちらがいいですか??

    鞠花は…………

    2006-01-07 22:08:00
  • 2:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 3:

    鞠花

    19のトキ、夜の仕事に疲れて、慣れない昼の仕事を始めた。
    マンションから徒歩5分のちぃさなパン屋さん。
    2年付き合っていた彼氏、学利も喜んでくれた。
    パン屋さんのバイトは正午から九時まで。

    2006-01-07 22:16:00
  • 4:

    名無しさん

    頑張って??読んでるから

    2006-01-07 22:18:00
  • 5:

    鞠花

    その日の閉店間近、店長と二人で売り上げ計算をして雑談なんかをしてた。
    「鞠ちゃん、来週のシフト、カレンダーに書き込んどぃてな」
    「わかりました〜★」
    パン屋さんのバイトにも慣れ、店長ともバイトの子とも仲良くやってた。楽しかったなぁ…

    2006-01-07 22:20:00
  • 6:

    鞠花

    名無しさんありがとぉござぃます?急用できたんでまた書きます??

    2006-01-07 22:24:00
  • 7:

    鞠花

    「明日の仕込みやったら俺も店閉めるし、鞠ちゃん、もぉ上がっていいで」
    「わかりました〜お疲れ様です★」
    午後9時07分、店を後にした。

    2006-01-07 22:58:00
  • 8:

    鞠花

    鞄からマンションの鍵を手探りで探す。
    鞠花のマンションは通りに面した店の裏の方。薄暗い路地裏をコツコツ歩く。
    梅田までタクでも1000円くらい。電車でも?分ちょぃ。便利な場所やけど、この辺の夜は静かだ。

    2006-01-07 23:01:00
  • 9:

    鞠花

    「…すいません」
    低い小さな声―
       誰?!!
    こんなトコでキャッチなんてありえないし…近所に知り合いもいない。

    2006-01-07 23:05:00
  • 10:

    鞠花

    恐る恐る振り替えるとうつむき加減で、長い前髪の合間からこちらを覗き見る男がいた。
    「…な…んですか?」
    「…ぁ…あぁ……あ………あ…の……」
    何この人!気持ち悪い!!そぉ思い走ってマンションを目指した。

    2006-01-07 23:10:00
  • 11:

    鞠花

    「うあ゛ぁ〜!!あ゛ぁぁあ゛う゛〜…」
    奇怪な叫び声が後ろで響いたかと思うと、
       ドス!!!!鈍い音…

    今までに感じた事のない激痛…

    2006-01-07 23:14:00
  • 12:

    鞠花

    「あ゛ぁぁぁぁぁぁ〜!」
    最後に耳にしたのはその男の叫び声。

    鞄から携帯を取り出そうとすると、また…ナイフのようなもので、うつぶせに倒れている鞠花の首元を刺してきた。

    2006-01-07 23:16:00
  • 13:

    鞠花

    意識が遠退く…

    学利……

    まなと………

    2006-01-07 23:17:00
  • 14:

    鞠花

    最期の力を振り絞り鞄から携帯を取出し履歴から学利にコールした。
    アスファルトが真っ赤に染まっていく―
    痛みを通り越し気がおかしくなりそぉだ―
    意識が………

    2006-01-07 23:19:00
  • 15:

    鞠花

    『もし?鞠ぃ〜?』
    学利ゃ…鞠花の大好きな学利の声ゃぁ…
    涙が溢れた。遠退く意識の中、学利との今までの事が鮮明に昨日の事の様に頭を駆け巡る。
    『鞠?!どなぃしてん?鞠?!』

    2006-01-07 23:33:00
  • 16:

    鞠花

    『…ま…な―?』
    『鞠?!おまえ今どこやねん?!ぉい!何かゆえって!鞠!!』
    『……………ま…な……一生―――大…す、き…や…か…ら――――』

    2006-01-07 23:36:00
  • 17:

    鞠花


    神様―なんで鞠花なん?
    鞠花…何か悪い事した…?

    2006-01-07 23:38:00
  • 18:

    鞠花

    気付くと病院だった。
    と言うより…病室に鳴り響く『ピー』と言う機械音と泣き叫ぶ家族に囲まれている《佐藤鞠花》を見つめていた。

    2006-01-07 23:41:00
  • 19:

    鞠花


    あぁ…
    鞠花、死んだんだ

    2006-01-07 23:43:00
  • 20:

    鞠花

    嫌ゃぁぁぁぁ!!
    死んだのに涙が溢れる。死んだのに声が出せる。手足が動かせる。
    ただ違うのは…誰も鞠花に気付かない。
    ベットの上の鞠花にすがりついてるだけ。
    鞠花ここやで??

    2006-01-07 23:47:00
  • 21:

    鞠花

    ママ?パパ?ぉ姉??鞠花ここいてるで??なぁ?
    なぁ!!気付ぃてやぁ!!

    2006-01-07 23:50:00
  • 22:

    鞠花

    ―ガチャ
    病室の扉が開いた。

    …………学利。

    2006-01-07 23:51:00
  • 23:

    鞠花

    学利は泣き崩れてた。
    ママかぉ姉が知らせてくれたんやな…
    そっと学利の頬に触れた。でも学利は気付かない。
    学利…愛してる。何で鞠花が死ななあかんかったん?!土曜買物行く約束したからちゃんと休みもらってんで?明日仕事終わったら学利にゴハン作り気やってんで?

    2006-01-07 23:58:00
  • 24:

    鞠花

    ひとりぼっち。
    鞠花はひとりぼっちになった。
    霊暗室に運ばれた鞠花のカラダ。鞠花から見ても眠っているようにしか見えなかった。家族も学利も帰った。通夜は明日。お葬式は明後日らしぃ。…カラダ焼かれたら今の鞠花も消えるのかな…

    2006-01-08 00:01:00
  • 25:

    あい

    名無しやけど名前あいにした??頑張って

    2006-01-08 00:02:00
  • 26:

    鞠花

    気付くと眠ってて、もぉ午後四時だった。
    テレビのニュースを見るため、喫煙所へ行ってみた。なかなか鞠花のニュースは流れない。
    あんなとこで、19の女が一人殺されたくらぃ…世の中ね人にとってはどぉでもぃぃ事なんやな。
    やりきれないくらいの淋しさと虚しさに襲われた。

    2006-01-08 00:06:00
  • 27:

    ぅちも最初カラ読まして貰ってまぷッッ???鞠花サンゎ生きてるんですか??ちょっと疑問に思っちゃぃました??応援してるんで頑張って?さぃ??

    2006-01-08 00:06:00
  • 28:

    鞠花

    あいちゃんありがとぉです?
    みぃさん?これはフィクションて形で書かせてもらってます?やから書いてる鞠花は生きてますょ★笑
    話の中の鞠花は死んぢゃってて霊?になってる感じです?わかりにくくてすみませン?

    2006-01-08 00:10:00
  • 29:

    みぃ? ◆fMBIUkSmfQ

    納得デス??ぁらが?げざぃますッッ??楽しみに読まして貰ぃますっ??

    2006-01-08 00:12:00
  • 30:

    鞠花

    みぃさん、ゃゃこくてすぃませンでした?また読んでください?

    2006-01-08 02:01:00
  • 31:

    鞠花

    テレビで自分のニュースを見る事もできず何も目的がなくなった。
    通夜のため、「カラダ」はもぉ実家に行ってるよぉだ。
    鞠花実家は大阪市内南部。電車乗るお金もないし…
    って、鞠花誰にも見えないんだっけ。

    2006-01-08 03:10:00
  • 32:

    鞠花

    地下鉄に乗り実家へ行った。考えるのは学利のことばかり。
    学利とは17のときからずっと一緒だった。ケンカもいっぱいしたけど別れた事なんて一度もなかった。学利が最後の彼氏がいい―なんて言って、結婚の約束もしたのに…まぁほんとに鞠花にとっては最後の彼氏になったけど…

    2006-01-08 05:42:00
  • 33:

    鞠花

    学利は昨日、冷たくなった鞠花の横でいっぱい泣いてくれてた…二年も一緒にいたけど学利があんなに涙流すとこ見たのは初めて。
    でも…学利もいつかは鞠花の事忘れて、新しい誰かと幸せになるのかな…
    考えただけで涙が出た。

    2006-01-08 05:46:00
  • 34:

    鞠花

    学利…誰のモノにもならんといて…
    鞠花にしてくれたみたく他の女に優しく笑いかけたり、手ぇ繋いだり、抱き締めたりしやんといて…
    鞠花だけを想ってこれからを生きてゃぁ…
    切ない想いが込み上げて涙が止まる事なく溢れた。
    何で鞠花が………昨日まであんなに毎日普通に過ごして、楽しくて、幸せで…不満なんて何もなかったのに…何でなん…

    2006-01-08 05:54:00
  • 35:

    鞠花

    昨日から同じ事ばかり考える。考えても、恨んでも、あの男を憎んでも、鞠花が死んでしまったという今の現実が変わるわけないのに。そんなのわかってる…わかってるけど恨まずになんていられない。
    鞠花の人生は昨日で終わってしまったんだから。
    あの男にそんな権利があったの?!!

    2006-01-08 06:00:00
  • 36:

    鞠花

    通夜の会場である実家には行けなかった。
    門のところまで行ったけど…つらくて、現実を見たくなかった。
    親友の明日美が泣き崩れてた…パン屋さんの店長も来てくれてた…バイトのなっちゃんも、地元の先輩、後輩、学利の友達………みんな、鞠花のためにわざわざ来てくれてた…
    それだけ見て、公園に向かった。

    2006-01-08 06:07:00
  • 37:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 38:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 39:

    鞠花

    ベンチに座りぼーっとしてたら辺りはいつの間にか真っ暗だった。
    実家に向かう途中、近所に住む幼なじみ、アユコのママ達とすれ違った。

    2006-01-08 06:18:00
  • 40:

    鞠花

    「ほんまありえへんな!何もしてない鞠花ちゃんがなんでこんな若くに死ななあかんねん!」…アユコママは涙をいっぱぃ溜めてた。
    鞠花のために涙してくれる人がいたなんて今まで考えもしやんかった。
    「私、佐藤さんに何て声かけたらいいかわからへんかったわ…」さやかママや。さやかママも来てくれてんや…

    2006-01-08 06:26:00
  • 41:

    鞠花

    実家に戻ると通夜は終わり、家の中には、パパ、ママ、お姉、学利、おじいちゃん、おばぁちゃんがいた。
    ママとお姉は目が腫れて真っ赤…久しぶりに見たおじいちゃんとおばあちゃんもずっとハンカチで目を覆っている。

    2006-01-08 06:32:00
  • 42:

    鞠花

    パパはテーブルに伏せて肩を震わせてた…
    学利は鞠花と撮ったプリクラが待ち受けになってる携帯を見つめて涙をいっぱい流してくれてた…

    みんな…鞠花はここやで?

    2006-01-08 06:37:00
  • 43:

    鞠花

    リビングに会話はなかった。
    パパが学利に、「学利くん、今日は鞠花の部屋に泊まってやってくれへんか?」と言った。「はぃ。そぉさせてください。」学利はそぉ言って鞠花の家族に頭を下げて三階の鞠花の部屋に向かった。鞠花も学利の後をついていった。

    2006-01-08 06:46:00
  • 44:

    名無しさん

    2006-01-08 07:10:00
  • 45:

    鞠花

    もぉ鞠花は学利と並んで歩くコトも、じゃれあったり、ケンカしたり、声をかけることすらもできへん…
    学利―淋しぃ…鞠花淋しくて耐ぇられへん。
    そっと学利に抱きついた。
    学利はソファにあったスティッチのクッションを抱き締め声を殺して泣いてた…

    2006-01-08 16:46:00
  • 46:

    鞠花

    学利も淋しぃって思ってくれてること、家族も友達も、鞠花が存在しなくなったことに悲しみの涙を流してくれてたこと、それがせめてもの救いやった。
    「…リ…カ…」

    2006-01-08 16:48:00
  • 47:

    鞠花

    「鞠花…痛かったやろ…?最後俺に…電話してくれたのに…俺、最後の最後まで…何もしてやられへんくて…ごめんな?…―ま―りかぁ……何でおまえやねん!何で俺の前から……ずっと一緒やゆうたやん!鞠花ぁ!!」――――学利が泣きながら、二人笑顔で並んで写った写真につぶやいてた。

    2006-01-08 16:54:00
  • 48:

    鞠花

    淋しいのは鞠花だけちゃうねんな…学利は鞠花の死を悲しんでくれてる。それは鞠花にとって十分幸せなことやんね??

    学利…鞠花はここやで?

    2006-01-08 16:56:00
  • 49:

    鞠花

    学利は、写真やプリクラを見たり、二人で夏休みにふざけてつけた絵日記を開いたり、よく聴いたお気に入りのMDを聴いたり…鞠花との思い出を辿ってくれてた。

    2006-01-08 17:00:00
  • 50:

    名無しさん

    頑張って(:_;)

    2006-01-08 18:30:00
  • 51:

    鞠花

    51さんありがとうございます?読んでくださっている方がいると素直に嬉しいです?

    2006-01-08 19:16:00
  • 52:

    名無しさん

    あた∪も読んでます(*'-'*)頑張ってください☆+゜

    2006-01-08 19:20:00
  • 53:

    鞠花

    泣き疲れたのか、数時間後―照れながら初めて二人並んで寝たベットで学利は眠りについた。
    「学利??絶対絶対、鞠花のこと忘れんとってな?約束やで?学利?…他の誰かを鞠花以上に大事にしやんといて…」
    ―――――こんなの鞠花のエゴやんな…死んじゃった鞠花にはもぉ学利に何かしてあげれることは何もないもん…
    死んじゃった鞠花にはもぉ学利から与えてもらえるもの、何もないもん…

    2006-01-08 19:23:00
  • 54:

    鞠花


    せめてものお願い…
    鞠花を忘れなぃで…?

    2006-01-08 19:24:00
  • 55:

    鞠花

    53さんありがとうございます★頑張って書きますね★

    2006-01-08 19:25:00
  • 56:

    鞠花

    学利を抱き締めて眠った。明日は《佐藤鞠花》のお葬式。
    鞠花のカラダが火葬されたら…鞠花はどぉなるのかな…?

    2006-01-08 19:27:00
  • 57:

    鞠花

    お葬式の朝。
    棺に眠る鞠花を見つめる学利がいた。
    鞠花を見つめ、学利はまた涙を流した。
    「鞠花…愛してる。大好きやで?」
    学利は冷たくなった鞠花の頬にそっと手を当て、冷たくなった唇にそっと口付けしてくれた。

    2006-01-08 19:30:00
  • 58:

    鞠花

    パパは涙をこらえながら喪主を努めてくれた。
    明日美は泣き崩れ、鞠花の部屋で休んでいた。
    「明日美…」声をかけてみたけど明日美には届かない。

    2006-01-08 19:32:00
  • 59:

    鞠花

    「まりかぁ!!嫌ゃぁ…!明日美、鞠花おらな嫌ゃぁ!」泣きながらベットにもたれかかり、二人が写るプリクラや写真に向かって叫ぶ明日美。
    「明日美…鞠花の分もいっぱい幸せになってな?…明日美は強がりやけどほんまは淋しがりやし…鞠花心配や……明日美?今まで楽しかった。明日美と友達なれてよかった。大好きやで…離れたないゎ…」泣きながら震える明日美を抱き締めてつぶやいた。
    …涙って枯れるコトないねんな。

    2006-01-08 19:37:00
  • 60:

    鞠花

    学利がいない。
    探すとリビングのソファで泣き崩れてた。隣には愁くん。
    「なんで鞠花やねん!!鞠花殺したやつ見付け出して俺が殺したんねん!!」
    学利……そんなコト思っててくれてんや…でも、それは間違ってる―。

    2006-01-08 19:46:00
  • 61:

    鞠花

    「…学利。気持ちわかるけど…そんなんしても鞠花は喜ばへんて…。」そぉやで学利。鞠花も最初はあの男のコト、気ぃおかしくなるくらぃ憎んだ。けど…昨日と今日でわかってん。
    あの男にだって…人殺しにだって、死んだら悲しくて涙を流す人がいてるから…

    2006-01-08 19:49:00
  • 62:

    鞠花

    学利には人殺しになんてなってほしくなぃ。鞠花や学利があの人殺しを憎むみたく、学利が誰かに憎まれながら生きてくなんて嫌ゃょ?
    学利には、いつもみんなに好かれていつも笑顔で笑っててほしぃねん…

    2006-01-08 19:51:00
  • 63:

    鞠花

    「…ン!!………愁に何がわかんねん!!…鞠花は……鞠花はッ……」
    愁くんは学利の肩に腕を回し「…ゴメン」と、消えそぉなくらいの小さな声でつぶやき、涙を流す―。
    二人とも、それ以上言葉を口にしなかった。

    2006-01-08 19:55:00
  • 64:

    鞠花

    胸が苦しくて…
    現実を受け入れたくなくて…
    みんなとまだ笑っていたくて…
    鞠花だけ、これからの時間を歩むコトを拒絶されて…
    くやしぃ………どれだけ流しても涙、枯れへんねん…

    2006-01-08 20:00:00
  • 65:

    鞠花

    式が終わって、火葬場に身内と学利がいた。
    頑張ってダイエットして保った体重。自分なりにスタイルのいい女になりたくてエステ通ってジム通ってメンテした鞠花のカラダ。
    学利は色白でロングヘアーな子好きやから日サロも行かず手入れした白い肌、長い髪。あの日の衝撃で折れてしまったネイル。
    お姉と明日美が綺麗に化粧してくれてる……鞠花にはピンクよりブラウンのチークのが映えるのになぁ…でも、ありがとぉ…。
    鞠花のカラダはもぉ還るんやなぁ……みんな…ありがとぉ…忘れやんといて…

    2006-01-08 20:09:00
  • 66:

    鞠花

    火葬されてる間も火葬が終わってからも鞠花はまだ地上にいた。死ぬって…こぉなるもんなん??
    未知の世界な体験に戸惑った。―火葬されたら今ある意識もなくなると思ったから。
    意識があるのは嬉しいけど半分虚しい。だって誰にも鞠花は見えないし、声も聞こえない…じゃぁ何で鞠花はまだここに存在してるん?

    2006-01-08 20:13:00
  • 67:

    鞠花

    その日は実家で眠った。学利が部屋から写真を持ちかえってた。
    お姉の部屋から泣き声が聞こえた。
    二つ上の大好きなお姉。学利のコト、学校のコト、仕事のコト、いっぱぃ相談にのってくれたり、元気づけたりしてくれたお姉…
    鞠花も淋しいよぉ…

    2006-01-08 20:17:00
  • 68:

    鞠花

    あの日から一週間も経たないうちに“あの男”は捕まった。実家に警察から電話がかかってきた。
    テレビでも報道された。
    テレビ画面に映し出されたあの男を見て、恐怖が甦った…あの日、あのいつもの道での出来事が脳裏にフラッシュバックされる。

    2006-01-08 20:21:00
  • 69:

    ぁみ

    これって本間の話??

    2006-01-08 20:59:00
  • 70:

    鞠花

    ぁみさん、これはフィクションです??

    2006-01-08 22:59:00
  • 71:

    かな

    かいて?

    2006-01-09 00:54:00
  • 72:

    鞠花

    かなちゃんありがとぉ?今日はあまり時間がなぃので少ししか更新できませン??すぃませン?

    2006-01-09 22:33:00
  • 73:

    鞠花

    ブラウン管の中のアナウンサーがニュース記事を読む。『犯人の供述によると、殺人動機は、《依然から殺人に興味があり、好意を抱いていた佐藤さんに相手にされなかったことから殺害に及んだ》とのこと―』

    2006-01-09 22:36:00
  • 74:

    鞠花

    は??!
    相手にされなかった?!
    ちょっと待ってよ…あんな挙動不審な人に声かけられたら誰だって…
    しかも包丁を持参してたなんて、明らか最初から殺意あるやん!!
    なんやねん…その理由…そんな理由でなんで鞠花が死ななあかんかってん…

    2006-01-09 22:41:00
  • 75:

    鞠花

    くやしくて、やるせなかった。
    学利もこのニュースを耳にしてるかな?

    学利の家に行った。

    2006-01-09 22:43:00
  • 76:

    鞠花

    学利はいなかった。
    大学かな??
    学利のママがいた。
    いつも娘のよぉに鞠花を可愛がってくれてた学利ママ。お葬式にも参列してくれてた。おばちゃんに学利のグチ言ったりも、もぉできなぃ…
    学利の部屋で学利の帰りを待った。

    2006-01-09 22:47:00
  • 77:

    鞠花

    昨日からやっと大学にも復帰したみたい。
    嬉しかった反面…
    学利が普通の生活に戻るにつれて、鞠花を忘れんちゃぅかなって…淋しくなった。

    2006-01-09 22:50:00
  • 78:

    鞠花

    学利に淋しいツライ顔なんてしててほしくない。―けど…忘れられるのはもっといや…

    もぉ鞠花は、死んだ過去の人なくせに、どこまでわがままなんだろ…情けない。

    2006-01-09 22:52:00
  • 79:

    ?あぁ?

    めっちゃ気になるぅ??

    2006-01-09 23:06:00
  • 80:

    名無しさん

    2006-01-10 00:11:00
  • 81:

    ?ルナ?

    フィクションってわかってても涙が止まりません?自分がもし‥って思ったら?
    これからも応援してるんで完結頑張ってください??

    2006-01-10 00:26:00
  • 82:

    かな

    ゆっくりでいいから頑張ってな?更新楽しみにしてるょ?

    2006-01-10 00:38:00
  • 83:

    鞠花

    あぁ?さん、81さん、ルナさん、かなさん?読んでくれてありがとぅござぃます??かなり励みになります?寝るまでの時間、更新します。

    2006-01-11 05:46:00
  • 84:

    鞠花

    夜中まで待った。
    学利は日付が変わっても帰ってこなかった。
    鞠花のコトなんてもぉ忘れて、すっかりもとの暮らしに戻ったん?!今も誰か違う女と過ごしてるん?!…そぉ思ったら気が狂いそぉだった。

    2006-01-11 05:49:00
  • 85:

    鞠花

    深夜3時。
    乱暴にドアが開く音と共にお酒臭い学利と愁くんが帰ってきた。
    「愁くんごめんな。」―眠そうな学利ママの声。
    「や、全然気にしやんとってください。…学利、弱いくせにやけ酒して……。とめへんかった俺らが悪いんです。すいませんでしたこんな時間に。」―申し訳なさそぉな愁くん。――――――学利?ほんま酒弱いくせに…

    2006-01-11 05:52:00
  • 86:

    鞠花

    ベットに寝かされた学利は、すごく苛立っていた。
    「ちょぉ!もぉえぇから二人ともどっかいけや!」―学利は普段ママにも愁くんにもこんなコトゆぅ子やなぃ。
    「学利!あんた愁くんわざわざここまで送ってくれたんやろ!!何ゆうてんの!!」
    「や、いんですいんです。ンな俺帰りますね。起こしてもぉてすいませんでした。
    学利?明日も迎えくるし用意しとけよ?俺帰るゎな。おやすみ。」

    2006-01-11 05:57:00
  • 87:

    鞠花

    愁くん…ほんま優しいなぁ。
    同い年やのにいつも鞠花と学利のお兄ちゃんみたいな人やった。

    2006-01-11 05:59:00
  • 88:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 89:

    鞠花

    [俺らは、鞠花のコト忘れろとかゆゎへんから。学利にとってどんだけでかい存在か知ってるし。今学利の苦しみ全部理解するとか俺らには無理やけど、学利の力にはなりたいから!学利は一人ちゃうねんで!!一人が嫌なときはいつでもゆぅてきてな!!また明日、迎え行くからちゃんと起きとけよ?]
    それはさっき出て行った愁くんからのメール。
    学利……苦しくってヤケ酒なんかしてんな……愁くんに八つ当りしてもぉて後悔してるから泣いてるんやんな…

    2006-01-11 06:12:00
  • 90:

    鞠花



    学利…鞠花も苦しぃねん…

    2006-01-11 06:13:00
  • 91:

    鞠花

    「鞠…花ぁ…
     逢いた…い。」
    もぉ二度と学利の体温を感じるコトができない。

    2006-01-11 06:16:00
  • 92:

    鞠花

    学利は泣きながら何度も何度も鞠花の名前を口にして、「逢いたい」「淋しい」「何で鞠花やねん」と言ってた。
    鞠花も一緒やで??鞠花、当たり前に一生学利と一緒やと思ってた。学利なしの生活なんて無理やって思ってた。―――学利もそぉ思ってくれててんな…。
    嬉しくて…それなのに抱きつくことすらできなくて…涙があふれた。

    2006-01-11 06:23:00
  • 93:

    鞠花


    ァナタょリ先に…
    死にたくなかった。

    2006-01-11 06:25:00
  • 94:

    鞠花





    2006-01-11 06:25:00
  • 95:

    鞠花

    学利は…
    大学にも毎日通うよぉになったし、よく笑うよぉにもなった。
    毎日壁に張られた鞠花の写真に向かって「いってきます」って言って家を出る。「ただいま」って言ってほほ笑みかけてくれる。
    鞠花はまだ学利の中にいるってことやんな?

    2006-01-11 06:52:00
  • 96:

    鞠花

    独占欲強いんかな…
    死んだくせに、まだまだずっと学利は鞠花だけの学利でいてほしぃ。鞠花だけを思っててほしぃ…

    2006-01-11 06:55:00
  • 97:

    鞠花

    でも…死んだ人間は過去のヒト。生きてる誰もが先を見つめ《現在》を歩む。《未来》は生きたヒトにのみ歩むことを許された場所。鞠花は《未来》に拒絶されたヒト。
    学利の《未来》を鞠花で染めるなんて無理なコト…

    2006-01-11 07:01:00
  • 98:

    鞠花

    最近、学利はよく女の子とメールしてる。名前は《夏海ちゃん》
    ねぇ…学利??
    夏海ちゃんは…鞠花と付き合ってるときに学利に告白してきてたあの子やんな?

    2006-01-11 07:03:00
  • 99:

    鞠花

    [学利、つらぃこと抱えこまんといて?夏海がいてるから…?][夏海が学利、少しでも元気にしてあげたぃ??][夏海、ガンバッテ学利の支えになるから??][一緒にいろんなとこいっぱぃ行きたいな??]……どれもこれも、鞠花が学利にかけてあげたい言葉…。
    学利に何もしてあげられない自分なのに…狂った様に《夏海ちゃん》に嫉妬した。

    2006-01-11 07:09:00
  • 100:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 101:

    鞠花

    鞠花は心の狭い人間やったんかな?
    生きてる頃、学利とこんな話をしたことがある。

    2006-01-11 07:12:00
  • 102:

    鞠花

    「もし俺が死んだら鞠花どぉする?」
    「え〜…?一生学利好きなまま一人で生きてくゎ〜!笑」
    「いやいや〜!それはないやろ!笑」
    「なんでゃぁ?鞠花には学利しかいーひんからありえるもん★」

    2006-01-11 07:14:00
  • 103:

    鞠花

    鞠花がそぉ言ったら、学利、髪を撫でてこぉ言ってくれたよね?
    「あかんで。俺のコトばっか思って泣いてる鞠花見てたら俺つらいやんか。ゃからな
     俺より男前で優しくて包容力ある男と、俺と付き合ってるときより幸せにしてもらえよ!!俺より不細工で冷たくて鞠花を泣かせてばっかな奴と、おもんない恋愛してたら呪ってしばきたおすで?笑」

    2006-01-11 07:18:00
  • 104:

    名無しさん

    更新されてる?今一番きになる小説です??

    2006-01-11 07:24:00
  • 105:

    鞠花

    「え〜嫌ゃ!」
    「でも、誰のもんになっても、一生忘れんとってなぁ?俺と過ごした時間とか!………まぁ俺は100まで生きるけどな!笑」
    「…鞠花は、もし鞠花が死んでも学利にはず〜っと鞠花を想っててほしぃ!!誰のもんにもなってほしなぃ〜!!」
    学利は心の広い、優しい人やから、あんなコト言ったのにね。鞠花は心の狭い、独占欲の固まりみたいな子やからそんな思いをぶつけたよね。

    2006-01-11 07:25:00
  • 106:

    鞠花

    学利は笑って、可愛いなぁ。ってキスしてくれたね。

    …結局、《誰のものにもなってほしくなぃ》って言った鞠花の気持ちへの返事…もらってないやん…。いまさらやけど、やっぱりあのときちゃんと聞いとけばよかった。

    2006-01-11 07:30:00
  • 107:

    鞠花

    107さん?ありがとぅござぃます??かなり嬉しぃです??期待に応えれるかはわかりませんが、せめてスムーズ更新していけるょぉに頑張ります?

    2006-01-11 07:31:00
  • 108:

    鞠花

    あのときの返事聞いとけば、今、夏海ちゃんと仲良くしてる学利に、何の後ろめたさもなく嫉妬してたのに……鞠花だけを好きでいてってゆったやん!って、心底恨んだのに…

    2006-01-11 07:36:00
  • 109:

    鞠花

    学利はあのとき…《鞠花だけを想って生きてくなんて無理》って言いたかったんかな…

    毎日の様に夏海ちゃんと楽しそうにメールする学利を見てたら…嫉妬でおかしくなりそぉ―鞠花の大好きな学利に近付かんといて…仲良くしやんといて…
    ―学利…鞠花以外の女を好きにならんといて…

    2006-01-11 07:40:00
  • 110:

    鞠花



    だって…学利、鞠花のコト忘れるやろ?

    2006-01-11 07:41:00
  • 111:

    鞠花

    ある日の日曜日、愁くんから学利に電話がかかってきた。
    電話では、学利と夏海ちゃんのコトを愁くんが楽しそうに喋ってる。
    「夏海まぢいい子やしいいやん!絶対学利に気ぃあるって!」
    「ちゃぅやろ〜。俺ずっと落ち込んでたから夏海なりに元気付けてくれてるだけやって。それに一回ふってるしなぁ…」

    2006-01-11 07:46:00
  • 112:

    鞠花

    「ンなことないって!俺とかリサとかに学利の好きな食べモンとか聞いてきて、今日めっちゃ楽しみにしてたし!!」―え?今日??食べ物??
    「まぁ〜いいやんそんな話!!」―照れ臭そうに笑いながら会話してる学利…
    「や、まじで。」―愁くんの声のトーンが変わった。

    2006-01-11 07:50:00
  • 113:

    鞠花

    「もぉすぐ、あの日から9ヵ月やん…あの日から今までずっと学利がつらい思いしてたんみんな知ってるし……」
    「いいやんもぉ。やめよこの話」―冷たく言う学利。
    「…もぉいんちゃぅ?学利は学利で幸せなれって。誰も学利責めたりしやん。学利は頑張ったって。まじで。」

    2006-01-11 07:57:00
  • 114:

    鞠花

    え???学利は…誰かに責められるのが嫌で、鞠花を今まで想ってくれてたん…?

    学利…?ちゃうやんな?

    2006-01-11 08:01:00
  • 115:

    鞠花

    「頑張ったってか……やっぱ俺にとって鞠花はでかい存在やねん…。やっと鞠花なしの生活にも慣れてきたけど…まだ夏海のコトすきかとかわからへん。俺が一人になって淋しいのと同じくらい、鞠花も淋しくてつらい思い…どっかでしてると思うねん」

    この言葉を聞いてほっとした鞠花はやっぱり、大好きな人の幸せも願ってあげられないダメな奴なんかなって心底思った。

    そして涙が出る程嬉しかった。

    2006-01-11 08:15:00
  • 116:

    鞠花

    こんなコト、鞠花が思ってるって知ったら学利は鞠花に呆れる?嫌いになる?

    こんな鞠花を好きになってくれてありがとう。

    2006-01-11 08:19:00
  • 117:

    鞠花

    愁くんは「まぁなんし、今日楽しんでこいよ!」と言って電話を切った。
    ―今日?学利どっか行くんかな??

    2006-01-11 08:24:00
  • 118:

    名無しさん

    2006-01-11 14:05:00
  • 119:

    ??

    バリ気になるやぁんっ???

    2006-01-11 15:02:00
  • 120:

    名無しさん

    2006-01-11 19:45:00
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