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‥ァナタょリ先に‥‥
-
1:
鞠花
あなたは最愛の人より先に死ぬのと、あとで死ぬの…どちらがいいですか??
鞠花は…………
2006-01-07 22:08:00 -
2:
削除削除されますた
あぼ~ん -
3:
鞠花
19のトキ、夜の仕事に疲れて、慣れない昼の仕事を始めた。
マンションから徒歩5分のちぃさなパン屋さん。
2年付き合っていた彼氏、学利も喜んでくれた。
パン屋さんのバイトは正午から九時まで。2006-01-07 22:16:00 -
4:
名無しさん
頑張って??読んでるから
2006-01-07 22:18:00 -
5:
鞠花
その日の閉店間近、店長と二人で売り上げ計算をして雑談なんかをしてた。
「鞠ちゃん、来週のシフト、カレンダーに書き込んどぃてな」
「わかりました〜★」
パン屋さんのバイトにも慣れ、店長ともバイトの子とも仲良くやってた。楽しかったなぁ…2006-01-07 22:20:00 -
6:
鞠花
名無しさんありがとぉござぃます?急用できたんでまた書きます??
2006-01-07 22:24:00 -
7:
鞠花
「明日の仕込みやったら俺も店閉めるし、鞠ちゃん、もぉ上がっていいで」
「わかりました〜お疲れ様です★」
午後9時07分、店を後にした。2006-01-07 22:58:00 -
8:
鞠花
鞄からマンションの鍵を手探りで探す。
鞠花のマンションは通りに面した店の裏の方。薄暗い路地裏をコツコツ歩く。
梅田までタクでも1000円くらい。電車でも?分ちょぃ。便利な場所やけど、この辺の夜は静かだ。2006-01-07 23:01:00 -
9:
鞠花
「…すいません」
低い小さな声―
誰?!!
こんなトコでキャッチなんてありえないし…近所に知り合いもいない。2006-01-07 23:05:00 -
10:
鞠花
恐る恐る振り替えるとうつむき加減で、長い前髪の合間からこちらを覗き見る男がいた。
「…な…んですか?」
「…ぁ…あぁ……あ………あ…の……」
何この人!気持ち悪い!!そぉ思い走ってマンションを目指した。2006-01-07 23:10:00 -
11:
鞠花
「うあ゛ぁ〜!!あ゛ぁぁあ゛う゛〜…」
奇怪な叫び声が後ろで響いたかと思うと、
ドス!!!!鈍い音…
今までに感じた事のない激痛…2006-01-07 23:14:00 -
12:
鞠花
「あ゛ぁぁぁぁぁぁ〜!」
最後に耳にしたのはその男の叫び声。
鞄から携帯を取り出そうとすると、また…ナイフのようなもので、うつぶせに倒れている鞠花の首元を刺してきた。2006-01-07 23:16:00 -
13:
鞠花
意識が遠退く…
学利……
まなと………2006-01-07 23:17:00 -
14:
鞠花
最期の力を振り絞り鞄から携帯を取出し履歴から学利にコールした。
アスファルトが真っ赤に染まっていく―
痛みを通り越し気がおかしくなりそぉだ―
意識が………2006-01-07 23:19:00 -
15:
鞠花
『もし?鞠ぃ〜?』
学利ゃ…鞠花の大好きな学利の声ゃぁ…
涙が溢れた。遠退く意識の中、学利との今までの事が鮮明に昨日の事の様に頭を駆け巡る。
『鞠?!どなぃしてん?鞠?!』2006-01-07 23:33:00 -
16:
鞠花
『…ま…な―?』
『鞠?!おまえ今どこやねん?!ぉい!何かゆえって!鞠!!』
『……………ま…な……一生―――大…す、き…や…か…ら――――』
2006-01-07 23:36:00 -
17:
鞠花
神様―なんで鞠花なん?
鞠花…何か悪い事した…?
2006-01-07 23:38:00 -
18:
鞠花
気付くと病院だった。
と言うより…病室に鳴り響く『ピー』と言う機械音と泣き叫ぶ家族に囲まれている《佐藤鞠花》を見つめていた。2006-01-07 23:41:00 -
19:
鞠花
あぁ…
鞠花、死んだんだ
2006-01-07 23:43:00 -
20:
鞠花
嫌ゃぁぁぁぁ!!
死んだのに涙が溢れる。死んだのに声が出せる。手足が動かせる。
ただ違うのは…誰も鞠花に気付かない。
ベットの上の鞠花にすがりついてるだけ。
鞠花ここやで??2006-01-07 23:47:00 -
21:
鞠花
ママ?パパ?ぉ姉??鞠花ここいてるで??なぁ?
なぁ!!気付ぃてやぁ!!2006-01-07 23:50:00 -
22:
鞠花
―ガチャ
病室の扉が開いた。
…………学利。2006-01-07 23:51:00 -
23:
鞠花
学利は泣き崩れてた。
ママかぉ姉が知らせてくれたんやな…
そっと学利の頬に触れた。でも学利は気付かない。
学利…愛してる。何で鞠花が死ななあかんかったん?!土曜買物行く約束したからちゃんと休みもらってんで?明日仕事終わったら学利にゴハン作り気やってんで?2006-01-07 23:58:00 -
24:
鞠花
ひとりぼっち。
鞠花はひとりぼっちになった。
霊暗室に運ばれた鞠花のカラダ。鞠花から見ても眠っているようにしか見えなかった。家族も学利も帰った。通夜は明日。お葬式は明後日らしぃ。…カラダ焼かれたら今の鞠花も消えるのかな…2006-01-08 00:01:00 -
25:
あい
名無しやけど名前あいにした??頑張って
2006-01-08 00:02:00 -
26:
鞠花
気付くと眠ってて、もぉ午後四時だった。
テレビのニュースを見るため、喫煙所へ行ってみた。なかなか鞠花のニュースは流れない。
あんなとこで、19の女が一人殺されたくらぃ…世の中ね人にとってはどぉでもぃぃ事なんやな。
やりきれないくらいの淋しさと虚しさに襲われた。2006-01-08 00:06:00 -
27:
ぅちも最初カラ読まして貰ってまぷッッ???鞠花サンゎ生きてるんですか??ちょっと疑問に思っちゃぃました??応援してるんで頑張って?さぃ??
2006-01-08 00:06:00 -
28:
鞠花
あいちゃんありがとぉです?
みぃさん?これはフィクションて形で書かせてもらってます?やから書いてる鞠花は生きてますょ★笑
話の中の鞠花は死んぢゃってて霊?になってる感じです?わかりにくくてすみませン?2006-01-08 00:10:00 -
29:
みぃ? ◆fMBIUkSmfQ
納得デス??ぁらが?げざぃますッッ??楽しみに読まして貰ぃますっ??
2006-01-08 00:12:00 -
30:
鞠花
みぃさん、ゃゃこくてすぃませンでした?また読んでください?
2006-01-08 02:01:00 -
31:
鞠花
テレビで自分のニュースを見る事もできず何も目的がなくなった。
通夜のため、「カラダ」はもぉ実家に行ってるよぉだ。
鞠花実家は大阪市内南部。電車乗るお金もないし…
って、鞠花誰にも見えないんだっけ。2006-01-08 03:10:00 -
32:
鞠花
地下鉄に乗り実家へ行った。考えるのは学利のことばかり。
学利とは17のときからずっと一緒だった。ケンカもいっぱいしたけど別れた事なんて一度もなかった。学利が最後の彼氏がいい―なんて言って、結婚の約束もしたのに…まぁほんとに鞠花にとっては最後の彼氏になったけど…2006-01-08 05:42:00 -
33:
鞠花
学利は昨日、冷たくなった鞠花の横でいっぱい泣いてくれてた…二年も一緒にいたけど学利があんなに涙流すとこ見たのは初めて。
でも…学利もいつかは鞠花の事忘れて、新しい誰かと幸せになるのかな…
考えただけで涙が出た。2006-01-08 05:46:00 -
34:
鞠花
学利…誰のモノにもならんといて…
鞠花にしてくれたみたく他の女に優しく笑いかけたり、手ぇ繋いだり、抱き締めたりしやんといて…
鞠花だけを想ってこれからを生きてゃぁ…
切ない想いが込み上げて涙が止まる事なく溢れた。
何で鞠花が………昨日まであんなに毎日普通に過ごして、楽しくて、幸せで…不満なんて何もなかったのに…何でなん…2006-01-08 05:54:00 -
35:
鞠花
昨日から同じ事ばかり考える。考えても、恨んでも、あの男を憎んでも、鞠花が死んでしまったという今の現実が変わるわけないのに。そんなのわかってる…わかってるけど恨まずになんていられない。
鞠花の人生は昨日で終わってしまったんだから。
あの男にそんな権利があったの?!!2006-01-08 06:00:00 -
36:
鞠花
通夜の会場である実家には行けなかった。
門のところまで行ったけど…つらくて、現実を見たくなかった。
親友の明日美が泣き崩れてた…パン屋さんの店長も来てくれてた…バイトのなっちゃんも、地元の先輩、後輩、学利の友達………みんな、鞠花のためにわざわざ来てくれてた…
それだけ見て、公園に向かった。2006-01-08 06:07:00 -
37:
削除削除されますた
あぼ~ん -
38:
削除削除されますた
あぼ~ん -
39:
鞠花
ベンチに座りぼーっとしてたら辺りはいつの間にか真っ暗だった。
実家に向かう途中、近所に住む幼なじみ、アユコのママ達とすれ違った。2006-01-08 06:18:00 -
40:
鞠花
「ほんまありえへんな!何もしてない鞠花ちゃんがなんでこんな若くに死ななあかんねん!」…アユコママは涙をいっぱぃ溜めてた。
鞠花のために涙してくれる人がいたなんて今まで考えもしやんかった。
「私、佐藤さんに何て声かけたらいいかわからへんかったわ…」さやかママや。さやかママも来てくれてんや…2006-01-08 06:26:00 -
41:
鞠花
実家に戻ると通夜は終わり、家の中には、パパ、ママ、お姉、学利、おじいちゃん、おばぁちゃんがいた。
ママとお姉は目が腫れて真っ赤…久しぶりに見たおじいちゃんとおばあちゃんもずっとハンカチで目を覆っている。2006-01-08 06:32:00 -
42:
鞠花
パパはテーブルに伏せて肩を震わせてた…
学利は鞠花と撮ったプリクラが待ち受けになってる携帯を見つめて涙をいっぱい流してくれてた…
みんな…鞠花はここやで?2006-01-08 06:37:00 -
43:
鞠花
リビングに会話はなかった。
パパが学利に、「学利くん、今日は鞠花の部屋に泊まってやってくれへんか?」と言った。「はぃ。そぉさせてください。」学利はそぉ言って鞠花の家族に頭を下げて三階の鞠花の部屋に向かった。鞠花も学利の後をついていった。2006-01-08 06:46:00 -
45:
鞠花
もぉ鞠花は学利と並んで歩くコトも、じゃれあったり、ケンカしたり、声をかけることすらもできへん…
学利―淋しぃ…鞠花淋しくて耐ぇられへん。
そっと学利に抱きついた。
学利はソファにあったスティッチのクッションを抱き締め声を殺して泣いてた…2006-01-08 16:46:00 -
46:
鞠花
学利も淋しぃって思ってくれてること、家族も友達も、鞠花が存在しなくなったことに悲しみの涙を流してくれてたこと、それがせめてもの救いやった。
「…リ…カ…」
2006-01-08 16:48:00 -
47:
鞠花
「鞠花…痛かったやろ…?最後俺に…電話してくれたのに…俺、最後の最後まで…何もしてやられへんくて…ごめんな?…―ま―りかぁ……何でおまえやねん!何で俺の前から……ずっと一緒やゆうたやん!鞠花ぁ!!」――――学利が泣きながら、二人笑顔で並んで写った写真につぶやいてた。
2006-01-08 16:54:00 -
48:
鞠花
淋しいのは鞠花だけちゃうねんな…学利は鞠花の死を悲しんでくれてる。それは鞠花にとって十分幸せなことやんね??
学利…鞠花はここやで?
2006-01-08 16:56:00 -
49:
鞠花
学利は、写真やプリクラを見たり、二人で夏休みにふざけてつけた絵日記を開いたり、よく聴いたお気に入りのMDを聴いたり…鞠花との思い出を辿ってくれてた。
2006-01-08 17:00:00 -
50:
名無しさん
頑張って(:_;)
2006-01-08 18:30:00 -
51:
鞠花
51さんありがとうございます?読んでくださっている方がいると素直に嬉しいです?
2006-01-08 19:16:00 -
52:
名無しさん
あた∪も読んでます(*'-'*)頑張ってください☆+゜
2006-01-08 19:20:00 -
53:
鞠花
泣き疲れたのか、数時間後―照れながら初めて二人並んで寝たベットで学利は眠りについた。
「学利??絶対絶対、鞠花のこと忘れんとってな?約束やで?学利?…他の誰かを鞠花以上に大事にしやんといて…」
―――――こんなの鞠花のエゴやんな…死んじゃった鞠花にはもぉ学利に何かしてあげれることは何もないもん…
死んじゃった鞠花にはもぉ学利から与えてもらえるもの、何もないもん…2006-01-08 19:23:00 -
54:
鞠花
せめてものお願い…
鞠花を忘れなぃで…?
2006-01-08 19:24:00 -
55:
鞠花
53さんありがとうございます★頑張って書きますね★
2006-01-08 19:25:00 -
56:
鞠花
学利を抱き締めて眠った。明日は《佐藤鞠花》のお葬式。
鞠花のカラダが火葬されたら…鞠花はどぉなるのかな…?2006-01-08 19:27:00 -
57:
鞠花
お葬式の朝。
棺に眠る鞠花を見つめる学利がいた。
鞠花を見つめ、学利はまた涙を流した。
「鞠花…愛してる。大好きやで?」
学利は冷たくなった鞠花の頬にそっと手を当て、冷たくなった唇にそっと口付けしてくれた。2006-01-08 19:30:00 -
58:
鞠花
パパは涙をこらえながら喪主を努めてくれた。
明日美は泣き崩れ、鞠花の部屋で休んでいた。
「明日美…」声をかけてみたけど明日美には届かない。2006-01-08 19:32:00 -
59:
鞠花
「まりかぁ!!嫌ゃぁ…!明日美、鞠花おらな嫌ゃぁ!」泣きながらベットにもたれかかり、二人が写るプリクラや写真に向かって叫ぶ明日美。
「明日美…鞠花の分もいっぱい幸せになってな?…明日美は強がりやけどほんまは淋しがりやし…鞠花心配や……明日美?今まで楽しかった。明日美と友達なれてよかった。大好きやで…離れたないゎ…」泣きながら震える明日美を抱き締めてつぶやいた。
…涙って枯れるコトないねんな。2006-01-08 19:37:00 -
60:
鞠花
学利がいない。
探すとリビングのソファで泣き崩れてた。隣には愁くん。
「なんで鞠花やねん!!鞠花殺したやつ見付け出して俺が殺したんねん!!」
学利……そんなコト思っててくれてんや…でも、それは間違ってる―。2006-01-08 19:46:00 -
61:
鞠花
「…学利。気持ちわかるけど…そんなんしても鞠花は喜ばへんて…。」そぉやで学利。鞠花も最初はあの男のコト、気ぃおかしくなるくらぃ憎んだ。けど…昨日と今日でわかってん。
あの男にだって…人殺しにだって、死んだら悲しくて涙を流す人がいてるから…2006-01-08 19:49:00 -
62:
鞠花
学利には人殺しになんてなってほしくなぃ。鞠花や学利があの人殺しを憎むみたく、学利が誰かに憎まれながら生きてくなんて嫌ゃょ?
学利には、いつもみんなに好かれていつも笑顔で笑っててほしぃねん…2006-01-08 19:51:00 -
63:
鞠花
「…ン!!………愁に何がわかんねん!!…鞠花は……鞠花はッ……」
愁くんは学利の肩に腕を回し「…ゴメン」と、消えそぉなくらいの小さな声でつぶやき、涙を流す―。
二人とも、それ以上言葉を口にしなかった。2006-01-08 19:55:00 -
64:
鞠花
胸が苦しくて…
現実を受け入れたくなくて…
みんなとまだ笑っていたくて…
鞠花だけ、これからの時間を歩むコトを拒絶されて…
くやしぃ………どれだけ流しても涙、枯れへんねん…2006-01-08 20:00:00 -
65:
鞠花
式が終わって、火葬場に身内と学利がいた。
頑張ってダイエットして保った体重。自分なりにスタイルのいい女になりたくてエステ通ってジム通ってメンテした鞠花のカラダ。
学利は色白でロングヘアーな子好きやから日サロも行かず手入れした白い肌、長い髪。あの日の衝撃で折れてしまったネイル。
お姉と明日美が綺麗に化粧してくれてる……鞠花にはピンクよりブラウンのチークのが映えるのになぁ…でも、ありがとぉ…。
鞠花のカラダはもぉ還るんやなぁ……みんな…ありがとぉ…忘れやんといて…2006-01-08 20:09:00 -
66:
鞠花
火葬されてる間も火葬が終わってからも鞠花はまだ地上にいた。死ぬって…こぉなるもんなん??
未知の世界な体験に戸惑った。―火葬されたら今ある意識もなくなると思ったから。
意識があるのは嬉しいけど半分虚しい。だって誰にも鞠花は見えないし、声も聞こえない…じゃぁ何で鞠花はまだここに存在してるん?2006-01-08 20:13:00 -
67:
鞠花
その日は実家で眠った。学利が部屋から写真を持ちかえってた。
お姉の部屋から泣き声が聞こえた。
二つ上の大好きなお姉。学利のコト、学校のコト、仕事のコト、いっぱぃ相談にのってくれたり、元気づけたりしてくれたお姉…
鞠花も淋しいよぉ…2006-01-08 20:17:00 -
68:
鞠花
あの日から一週間も経たないうちに“あの男”は捕まった。実家に警察から電話がかかってきた。
テレビでも報道された。
テレビ画面に映し出されたあの男を見て、恐怖が甦った…あの日、あのいつもの道での出来事が脳裏にフラッシュバックされる。2006-01-08 20:21:00 -
69:
ぁみ
これって本間の話??
2006-01-08 20:59:00 -
70:
鞠花
ぁみさん、これはフィクションです??
2006-01-08 22:59:00 -
71:
かな
かいて?
2006-01-09 00:54:00 -
72:
鞠花
かなちゃんありがとぉ?今日はあまり時間がなぃので少ししか更新できませン??すぃませン?
2006-01-09 22:33:00 -
73:
鞠花
ブラウン管の中のアナウンサーがニュース記事を読む。『犯人の供述によると、殺人動機は、《依然から殺人に興味があり、好意を抱いていた佐藤さんに相手にされなかったことから殺害に及んだ》とのこと―』
2006-01-09 22:36:00 -
74:
鞠花
は??!
相手にされなかった?!
ちょっと待ってよ…あんな挙動不審な人に声かけられたら誰だって…
しかも包丁を持参してたなんて、明らか最初から殺意あるやん!!
なんやねん…その理由…そんな理由でなんで鞠花が死ななあかんかってん…2006-01-09 22:41:00 -
75:
鞠花
くやしくて、やるせなかった。
学利もこのニュースを耳にしてるかな?
学利の家に行った。2006-01-09 22:43:00 -
76:
鞠花
学利はいなかった。
大学かな??
学利のママがいた。
いつも娘のよぉに鞠花を可愛がってくれてた学利ママ。お葬式にも参列してくれてた。おばちゃんに学利のグチ言ったりも、もぉできなぃ…
学利の部屋で学利の帰りを待った。2006-01-09 22:47:00 -
77:
鞠花
昨日からやっと大学にも復帰したみたい。
嬉しかった反面…
学利が普通の生活に戻るにつれて、鞠花を忘れんちゃぅかなって…淋しくなった。2006-01-09 22:50:00 -
78:
鞠花
学利に淋しいツライ顔なんてしててほしくない。―けど…忘れられるのはもっといや…
もぉ鞠花は、死んだ過去の人なくせに、どこまでわがままなんだろ…情けない。2006-01-09 22:52:00 -
79:
?あぁ?
めっちゃ気になるぅ??
2006-01-09 23:06:00 -
81:
?ルナ?
フィクションってわかってても涙が止まりません?自分がもし‥って思ったら?
これからも応援してるんで完結頑張ってください??2006-01-10 00:26:00 -
82:
かな
ゆっくりでいいから頑張ってな?更新楽しみにしてるょ?
2006-01-10 00:38:00 -
83:
鞠花
あぁ?さん、81さん、ルナさん、かなさん?読んでくれてありがとぅござぃます??かなり励みになります?寝るまでの時間、更新します。
2006-01-11 05:46:00 -
84:
鞠花
夜中まで待った。
学利は日付が変わっても帰ってこなかった。
鞠花のコトなんてもぉ忘れて、すっかりもとの暮らしに戻ったん?!今も誰か違う女と過ごしてるん?!…そぉ思ったら気が狂いそぉだった。2006-01-11 05:49:00 -
85:
鞠花
深夜3時。
乱暴にドアが開く音と共にお酒臭い学利と愁くんが帰ってきた。
「愁くんごめんな。」―眠そうな学利ママの声。
「や、全然気にしやんとってください。…学利、弱いくせにやけ酒して……。とめへんかった俺らが悪いんです。すいませんでしたこんな時間に。」―申し訳なさそぉな愁くん。――――――学利?ほんま酒弱いくせに…2006-01-11 05:52:00 -
86:
鞠花
ベットに寝かされた学利は、すごく苛立っていた。
「ちょぉ!もぉえぇから二人ともどっかいけや!」―学利は普段ママにも愁くんにもこんなコトゆぅ子やなぃ。
「学利!あんた愁くんわざわざここまで送ってくれたんやろ!!何ゆうてんの!!」
「や、いんですいんです。ンな俺帰りますね。起こしてもぉてすいませんでした。
学利?明日も迎えくるし用意しとけよ?俺帰るゎな。おやすみ。」2006-01-11 05:57:00 -
87:
鞠花
愁くん…ほんま優しいなぁ。
同い年やのにいつも鞠花と学利のお兄ちゃんみたいな人やった。2006-01-11 05:59:00 -
88:
削除削除されますた
あぼ~ん -
89:
鞠花
[俺らは、鞠花のコト忘れろとかゆゎへんから。学利にとってどんだけでかい存在か知ってるし。今学利の苦しみ全部理解するとか俺らには無理やけど、学利の力にはなりたいから!学利は一人ちゃうねんで!!一人が嫌なときはいつでもゆぅてきてな!!また明日、迎え行くからちゃんと起きとけよ?]
それはさっき出て行った愁くんからのメール。
学利……苦しくってヤケ酒なんかしてんな……愁くんに八つ当りしてもぉて後悔してるから泣いてるんやんな…2006-01-11 06:12:00 -
90:
鞠花
学利…鞠花も苦しぃねん…
2006-01-11 06:13:00 -
91:
鞠花
「鞠…花ぁ…
逢いた…い。」
もぉ二度と学利の体温を感じるコトができない。
2006-01-11 06:16:00 -
92:
鞠花
学利は泣きながら何度も何度も鞠花の名前を口にして、「逢いたい」「淋しい」「何で鞠花やねん」と言ってた。
鞠花も一緒やで??鞠花、当たり前に一生学利と一緒やと思ってた。学利なしの生活なんて無理やって思ってた。―――学利もそぉ思ってくれててんな…。
嬉しくて…それなのに抱きつくことすらできなくて…涙があふれた。2006-01-11 06:23:00 -
93:
鞠花
ァナタょリ先に…
死にたくなかった。
2006-01-11 06:25:00 -
94:
鞠花
2006-01-11 06:25:00 -
95:
鞠花
学利は…
大学にも毎日通うよぉになったし、よく笑うよぉにもなった。
毎日壁に張られた鞠花の写真に向かって「いってきます」って言って家を出る。「ただいま」って言ってほほ笑みかけてくれる。
鞠花はまだ学利の中にいるってことやんな?2006-01-11 06:52:00 -
96:
鞠花
独占欲強いんかな…
死んだくせに、まだまだずっと学利は鞠花だけの学利でいてほしぃ。鞠花だけを思っててほしぃ…2006-01-11 06:55:00 -
97:
鞠花
でも…死んだ人間は過去のヒト。生きてる誰もが先を見つめ《現在》を歩む。《未来》は生きたヒトにのみ歩むことを許された場所。鞠花は《未来》に拒絶されたヒト。
学利の《未来》を鞠花で染めるなんて無理なコト…2006-01-11 07:01:00 -
98:
鞠花
最近、学利はよく女の子とメールしてる。名前は《夏海ちゃん》
ねぇ…学利??
夏海ちゃんは…鞠花と付き合ってるときに学利に告白してきてたあの子やんな?2006-01-11 07:03:00 -
99:
鞠花
[学利、つらぃこと抱えこまんといて?夏海がいてるから…?][夏海が学利、少しでも元気にしてあげたぃ??][夏海、ガンバッテ学利の支えになるから??][一緒にいろんなとこいっぱぃ行きたいな??]……どれもこれも、鞠花が学利にかけてあげたい言葉…。
学利に何もしてあげられない自分なのに…狂った様に《夏海ちゃん》に嫉妬した。2006-01-11 07:09:00 -
100:
削除削除されますた
あぼ~ん -
101:
鞠花
鞠花は心の狭い人間やったんかな?
生きてる頃、学利とこんな話をしたことがある。2006-01-11 07:12:00 -
102:
鞠花
「もし俺が死んだら鞠花どぉする?」
「え〜…?一生学利好きなまま一人で生きてくゎ〜!笑」
「いやいや〜!それはないやろ!笑」
「なんでゃぁ?鞠花には学利しかいーひんからありえるもん★」2006-01-11 07:14:00 -
103:
鞠花
鞠花がそぉ言ったら、学利、髪を撫でてこぉ言ってくれたよね?
「あかんで。俺のコトばっか思って泣いてる鞠花見てたら俺つらいやんか。ゃからな
俺より男前で優しくて包容力ある男と、俺と付き合ってるときより幸せにしてもらえよ!!俺より不細工で冷たくて鞠花を泣かせてばっかな奴と、おもんない恋愛してたら呪ってしばきたおすで?笑」2006-01-11 07:18:00 -
104:
名無しさん
更新されてる?今一番きになる小説です??
2006-01-11 07:24:00 -
105:
鞠花
「え〜嫌ゃ!」
「でも、誰のもんになっても、一生忘れんとってなぁ?俺と過ごした時間とか!………まぁ俺は100まで生きるけどな!笑」
「…鞠花は、もし鞠花が死んでも学利にはず〜っと鞠花を想っててほしぃ!!誰のもんにもなってほしなぃ〜!!」
学利は心の広い、優しい人やから、あんなコト言ったのにね。鞠花は心の狭い、独占欲の固まりみたいな子やからそんな思いをぶつけたよね。2006-01-11 07:25:00 -
106:
鞠花
学利は笑って、可愛いなぁ。ってキスしてくれたね。
…結局、《誰のものにもなってほしくなぃ》って言った鞠花の気持ちへの返事…もらってないやん…。いまさらやけど、やっぱりあのときちゃんと聞いとけばよかった。2006-01-11 07:30:00 -
107:
鞠花
107さん?ありがとぅござぃます??かなり嬉しぃです??期待に応えれるかはわかりませんが、せめてスムーズ更新していけるょぉに頑張ります?
2006-01-11 07:31:00 -
108:
鞠花
あのときの返事聞いとけば、今、夏海ちゃんと仲良くしてる学利に、何の後ろめたさもなく嫉妬してたのに……鞠花だけを好きでいてってゆったやん!って、心底恨んだのに…
2006-01-11 07:36:00 -
109:
鞠花
学利はあのとき…《鞠花だけを想って生きてくなんて無理》って言いたかったんかな…
毎日の様に夏海ちゃんと楽しそうにメールする学利を見てたら…嫉妬でおかしくなりそぉ―鞠花の大好きな学利に近付かんといて…仲良くしやんといて…
―学利…鞠花以外の女を好きにならんといて…2006-01-11 07:40:00 -
110:
鞠花
だって…学利、鞠花のコト忘れるやろ?
2006-01-11 07:41:00 -
111:
鞠花
ある日の日曜日、愁くんから学利に電話がかかってきた。
電話では、学利と夏海ちゃんのコトを愁くんが楽しそうに喋ってる。
「夏海まぢいい子やしいいやん!絶対学利に気ぃあるって!」
「ちゃぅやろ〜。俺ずっと落ち込んでたから夏海なりに元気付けてくれてるだけやって。それに一回ふってるしなぁ…」2006-01-11 07:46:00 -
112:
鞠花
「ンなことないって!俺とかリサとかに学利の好きな食べモンとか聞いてきて、今日めっちゃ楽しみにしてたし!!」―え?今日??食べ物??
「まぁ〜いいやんそんな話!!」―照れ臭そうに笑いながら会話してる学利…
「や、まじで。」―愁くんの声のトーンが変わった。2006-01-11 07:50:00 -
113:
鞠花
「もぉすぐ、あの日から9ヵ月やん…あの日から今までずっと学利がつらい思いしてたんみんな知ってるし……」
「いいやんもぉ。やめよこの話」―冷たく言う学利。
「…もぉいんちゃぅ?学利は学利で幸せなれって。誰も学利責めたりしやん。学利は頑張ったって。まじで。」2006-01-11 07:57:00 -
114:
鞠花
え???学利は…誰かに責められるのが嫌で、鞠花を今まで想ってくれてたん…?
学利…?ちゃうやんな?
2006-01-11 08:01:00 -
115:
鞠花
「頑張ったってか……やっぱ俺にとって鞠花はでかい存在やねん…。やっと鞠花なしの生活にも慣れてきたけど…まだ夏海のコトすきかとかわからへん。俺が一人になって淋しいのと同じくらい、鞠花も淋しくてつらい思い…どっかでしてると思うねん」
この言葉を聞いてほっとした鞠花はやっぱり、大好きな人の幸せも願ってあげられないダメな奴なんかなって心底思った。
そして涙が出る程嬉しかった。2006-01-11 08:15:00 -
116:
鞠花
こんなコト、鞠花が思ってるって知ったら学利は鞠花に呆れる?嫌いになる?
こんな鞠花を好きになってくれてありがとう。2006-01-11 08:19:00 -
117:
鞠花
愁くんは「まぁなんし、今日楽しんでこいよ!」と言って電話を切った。
―今日?学利どっか行くんかな??2006-01-11 08:24:00 -
119:
??
バリ気になるやぁんっ???
2006-01-11 15:02:00 -
121:
鞠花
121さん、??さん、123さん、呼んでくれてありがとぅござぃます??
2006-01-13 07:31:00 -
122:
鞠花
学利は着替えて出掛ける準備を始めた。
車のキーを手に取り出掛けていく。…もしかして??
嫌な予感がした。
―夏海ちゃんの家行くの??2006-01-13 07:33:00 -
123:
鞠花
案の定―
学利の車は夏海ちゃんのマンション付近のパーキングへ。
学利への苛立ち、夏海ちゃんへの嫉妬…何とも言えない虚しい、腹立たしい気持ちでいっぱいになった。2006-01-13 07:35:00 -
124:
鞠花
何でなん?!たった10カ月でもぉ鞠花を忘れたん?!さっき愁くんに言ったコトは嘘やったん?!何で夏海ちゃんと2人で逢ぅん?!
クチに出してみても届くはずのない怒り…2006-01-13 07:37:00 -
125:
鞠花
鞠花にとっては
[たった]10カ月。
学利にとっては
[もぉ]10カ月[も]経った。
ってことなん?!2006-01-13 07:38:00 -
126:
鞠花
学利と過ごした2年が、
鞠花が生きた19年が…
こんなにも脆かったって知った。知りたくなかった…。2006-01-13 07:41:00 -
127:
鞠花
学利と共に夏海ちゃんの部屋に入る。―甘い猫撫で声の女の子に出迎えられる…
学利が告白されたと知ったとき、いつか学利をとられるんちゃぅかって、不安になった。でも、鞠花の大好きな自慢の彼氏、学利のよさをわかってくれて好きになってんやんな。って思ったら嫉妬や不安はなくなった。
…でもそれは、あのとき学利が夏海ちゃんに揺らぐことなく鞠花だけを見つめ続けてくれていたからこそ、なくなっただけ。2006-01-13 07:45:00 -
128:
鞠花
―――だったら…今は??2006-01-13 07:46:00 -
129:
鞠花
今は違う。確実に。
だって鞠花はもぉ存在しやん過去の人。未来を見つめる2人には振り向いてももらえないヒト…
あのトキのあんな大らかな気持ちなんて今の鞠花には微塵もなかった。ただただ、夏海ちゃんに腹を立てた。ムカついた。嫉妬した。2006-01-13 07:48:00 -
130:
鞠花
耳に残る甘ったるい猫撫で声…
そんな声で、上目使いで…そんなに学利に気に入られたいわけ?!夏海ちゃんはきっと鞠花が死んだコト喜んでる!自分にもチャンスが来たって、学利と付き合えるかもって……夏海ちゃんの明日はキラキラしてるねやろ??!
そぉ思ったらおかしくなりそぉだった。2006-01-13 07:52:00 -
131:
鞠花
2人は楽しそうに笑う。ゴハンを食べる。テレビを見る。昨日の出来事なんかを話しては微笑みあう。
そこは…
学利の隣は
鞠花だけのもんやったのに2006-01-13 07:55:00 -
132:
鞠花
その日を境に―
学利と夏海ちゃんの距離はより一層縮まった。2人で遊ぶことなんてしょっちゅぅで…
鞠花から見てもまるで彼氏と彼女。
やりきれないくらいつらいとき、明日美にグチっては泣いて…いつの間にか笑えてた。
お姉に相談しては、励まされ、時にはお説教もされてた。2006-01-13 07:58:00 -
133:
鞠花
それでもどぉしよぅもないくらい、心の隙間が埋めれないときには、学利に逢いたい。って、喧嘩してても、ごめんね。って言って、抱き締めてもらってた…
じゃぁ今のこのやりきれない気持ちは…ダレが助けてくれるの??
ヒトリってこんなにも苦しいって初めて知った。2006-01-13 08:01:00 -
134:
鞠花
学利と夏海ちゃんが《彼氏・彼女》に一歩ずつ着々と近づいている…
世界中のみんなに忘れられてもいい…
学利だけは…
学利だけは鞠花を忘れずにダレよりも一番に想っててほしかった。
ずっと…ずーっと……2006-01-13 08:04:00 -
136:
鞠花
季節は“あの日”に近づいてきていた。
鞠花が死んでから11カ月が経った。
次の土曜日は鞠花の誕生日。
二十歳か……
もぉどぉでもいいよ。2006-01-13 08:08:00 -
137:
鞠花
138サン読んでくれてありがとぉ?
2006-01-13 08:08:00 -
138:
鞠花
もぉみんなと一緒の時間を歩むことができないなら…自分がいなくなった世界の《未来》なんて見てたくなかった。心が醜くなっていくだけだった。嫉妬でおかしくなりそぉになっても出口がなくて…ひたすら泣いて悔やむことしかできないなんて…この虚しさがわかるヒトなんていない。
ダレも鞠花を助けてくれなぃ…2006-01-13 08:13:00 -
139:
鞠花
鞠花の誕生日、お墓にいろんな人が来てくれた。
明日美、アユコ、奏子、美香、アキラ、章太、和史、7人でお墓の前でケーキにローソク20本立ててくれた。綺麗に掃除してくれて、鞠花の大好きなカスミソウをいっぱい生けてくれた。2006-01-13 08:16:00 -
140:
鞠花
何十人の人に
「おめでとう」って言ってもらったかなぁ…
もぉ涙で目の前がよく見えへん。
「ありがとぉ」って心の中で何回も何十回も叫んだ。2006-01-13 08:21:00 -
141:
???
頑張ってな?
2006-01-13 08:22:00 -
142:
鞠花
嬉しくて嬉しくて、
みんなと一緒にずっといたくなった。
でも夕方になっても
大好きな学利はこない…2006-01-13 08:23:00 -
143:
鞠花
???さんありがとぉ??もぉすぐ完結なんで頑張ります?
2006-01-13 08:24:00 -
144:
鞠花
愁くんと、友達が来た。
『鞠花〜元気かぁ?誕生日おめでとぉ!こんなにケーキばっかあるけど食い過ぎんなよ?笑』―そぉ言って愁くんもまた苺のケーキを墓前に並べた。
ありがとぉ。愁くん。覚えててくれてんや。2006-01-13 08:27:00 -
145:
鞠花
日が沈みかけた頃には、人がいなくなった。
それでも鞠花は、学利が来てくれるのをずっと待った。鞠花の誕生日を学利が忘れるわけないもん。
きっと大学の課題に追われてて忙しいだけ。もぉすぐ来てくれる。鞠花の大好きな苺のケーキを持って『遅くなってゴメンな!』って…笑って…駆け寄ってくれるよね……何時間もそんなことを思って学利を待ってた。月が輝き出した頃には涙がとまることなく溢れ続けた。2006-01-13 08:31:00 -
146:
鞠花
何でこぉへんの??
なぁ…学利ぉ………
もぉ、夏海ちゃんに嫉妬する気力もなかった。
ただただ胸が痛かった。
学利におめでとぉ!って言ってほしかっただけやのに………それすらもぉ、鞠花のヮガママなん??2006-01-13 08:34:00 -
147:
更新されるたびに読んでますッッ??完結まで頑張っちゃて?さぃ???応援してます??めっちゃ好きで?きましたぁ?????応援してまふ????
2006-01-13 12:00:00 -
148:
鞠花
みぃさん?読んで下さってありがとぅございます?
入院しててかなり更新遅れましたが完結まで頑張ります!2006-01-20 22:58:00 -
149:
削除削除されますた
あぼ~ん -
150:
鞠花
大きなカスミソウの花束と小さなケーキの箱を持った見慣れた顔が視界をよぎる―
学利ぉ…!!!!!
2006-01-20 23:02:00 -
151:
鞠花
逢いたくてしょぉがなかった人が目の前にいる。
抱き締めることも触れることも声をかけることすらできないけど…
世界一愛する人が目の前にいる。涙がとめどなく溢れる。2006-01-20 23:04:00 -
152:
鞠花
学利ぉ…何してたんよ!誕生日過ぎてもぉたやん!あほぉ!!
怒りのことばしか出てこやんのに…顔はゆるみっぱなし。怒りながら涙しながら、でも顔はなぜか笑顔になってた。逢いたくてしょぉがなかった学利…逢えただけで幸せやん鞠花。2006-01-20 23:06:00 -
153:
鞠花
学利はお墓を掃除してくれた。
「さすがにみんなが掃除してくれたあとやから汚れてないな。
鞠花、遅れたけど…二十歳の誕生日おめでとぉ!鞠花の好きなケーキやで!」
ケーキと花束を並べ、学利は墓前に座りタバコに火をつけた。2006-01-20 23:09:00 -
154:
鞠花
学利は何か考え事をしているような顔で静かにタバコを吸う。
「…あんなぁ…?」
重い口を開く学利…
都合の悪いことや鞠花が嫌がるであろう話を切り出すとき学利はいつも「あんなぁ?」で話を始めてたね。2006-01-20 23:12:00 -
155:
鞠花
今回はさすがに分かった。
鞠花もそこまでアホちゃうよ?
学利……2006-01-20 23:13:00 -
156:
鞠花
…鞠花以外の誰かを幸せにする気なん?
2006-01-20 23:13:00 -
157:
鞠花
「…夏海と…付き合うことにした。…鞠花の誕生日前に告られて……俺、迷っててん…今も迷ってる。けど…一生鞠花のコトは忘れへんから…鞠花は俺ん中でいつも一番やから。」
わかってた。
いつか学利が違う人を見つめる日がくること。2006-01-20 23:16:00 -
158:
鞠花
でも…嫌や。
ほんまに嫌やねん。
忘れるやん!そんなんゆうても、いつかは夏海ちゃんが一番になって夏海ちゃんでいっぱいになるやろ?!気休めで一生鞠花が一番とかゆわんといて!2006-01-20 23:18:00 -
159:
鞠花
くやしい…
ケンカしたわけでも嫌われたわけでもなぃのに…
鞠花だけの学利じゃなくなるなんて2006-01-20 23:20:00 -
160:
鞠花
「鞠花ぁ……!俺鞠花に逢いたい…また隣で笑ってぇや…美味い飯食わしてぇやぁ…手ぇ繋いで散歩しよゃぁ…」
両手で顔を覆って…
学利は泣いてた。2006-01-20 23:22:00 -
161:
鞠花
「鞠花おらな俺めっちゃ弱いしょーもない男やねん………俺んとこ…戻ってきてやぁ…逢いたくてしゃぁないねん……………」
学利ぉ…ごめん。鞠花のことそんなに思ってくれててんや…学利だって苦しかったり淋しかったりしたのに…責めてごめん。2006-01-20 23:25:00 -
162:
鞠花
すっかり辺りが暗くなるまで学利はいてくれた。
立ち上がった学利はポケットから何かを取り出した。
「…約束、鞠花ちゃんと覚えてんか??」そぉ言って、鞠花の遺骨が収められているとこの石を動かした。2006-01-20 23:28:00 -
163:
鞠花
――――カツン
中に何かを置いて、
また石を元に戻し、学利は行ってしまった。2006-01-20 23:29:00 -
164:
鞠花
何やったんかな?
そぉ思って目を向けた瞬間…ことばを失った。2006-01-20 23:31:00 -
165:
鞠花
「なぁ〜んで10代最後やのにオモチャの指輪なん?!」
19の誕生日、学利にもらったプレゼントはオモチャ売場のお姫サマセットに入っているよぅなプラスチックの指輪。
「鞠花にはそれで十分やねんて〜!笑」
「なんやねんそれぇ!!」−ふざけ合って笑ったね。でも嬉しかったよ。部屋に飾ってるミニーちゃんの指につけてあげてんで?2006-01-20 23:35:00 -
166:
鞠花
「二十歳の誕生日には本物の愛の証買ったるやん!?」
1年前の学利のセリフ…
学利…覚えてくれててんなぁ…2006-01-20 23:38:00 -
167:
鞠花
きらきら光るダイヤの指輪がそこにはあった…
内側には…
《NEVER ENDING LOVE STORI M.M》と掘られていた。
―決して終わるコトのないラブストーリー 学利、鞠花……2006-01-20 23:41:00 -
168:
名無しさん
STORI じゃなくてSTORYやろ 綴り間違えてるで〜
2006-01-20 23:59:00 -
169:
名無しさん
掘られていた じゃなくて 彫られていた やろ
2006-01-21 00:00:00 -
171:
名無しさん
めっちゃ泣ける…?体調悪ぃのにありがとう??
2006-01-21 00:34:00 -
172:
まみ
早く次が読みたいです?
2006-01-21 05:18:00 -
173:
鞠花
172.173さん?間違ってました?アホ丸出しですみません?ご指摘ありがとうございます?
174.175.まみさん?読んで下さってありがとぅございます?誤字も目立ちますが気をつけて書いていきますね?2006-01-22 06:17:00 -
174:
鞠花
ありがとぉ…
学利……学利の中に鞠花は存在し続けていけるんかな…?
学利、これからは夏海ちゃんの《彼氏》やけど…鞠花のコト忘れんといてくれるやんな?
鞠花は、そぉ願うし、そぉ信じ続けたい…2006-01-22 06:20:00 -
175:
鞠花
鞠花との思い出だけでも学利の中で生き続けて…
2006-01-22 06:27:00 -
176:
鞠花
2006-01-22 06:28:00 -
177:
鞠花
「まなとぉ〜」
鞠花の大好きな人《学利》を呼ぶ声。学利の彼女夏海ちゃんの声…
「なんやねん!夏海起きるん早すぎ!!」
「だってめっちゃ天気いいし寝てたらもったいないで!」―彼氏と彼女の会話…ここは学利の部屋。2006-01-22 06:31:00 -
178:
鞠花
そこにいるべきではないのは鞠花自身だ。わかってる。でも…まだ―現実がつらすぎて…
学利と夏海ちゃんは仲良く毎日を過ごしてる。
鞠花は一人、自分が触れることのできない現在を彷徨ってる。2006-01-22 06:34:00 -
179:
鞠花
「…明日で、あの日から1年やな…」
「…せやな。夏海も墓参り行くか?」
「いいわ。何で学利の好きな子に会わなあかんねん。ライバルやし。会いたないわ」
「…ンな言い方すんな。」冷たく短く言い放つ学利。
「何で学利が切れるん?!怒りたいんは夏海やん!いつまでも引きずって!てか死んでまで学利を独占してるあの女がいっちゃんむかつくわ!!早く壁の写真も捨ててぇゃ!!」2006-01-22 06:41:00 -
180:
鞠花
――――――パシンッ……
2006-01-22 06:43:00 -
181:
鞠花
左頬に手をあて俯き震えてる夏海ちゃん……
「鞠花は死にたくて死んだんちゃうねん!そんな言い方すんな!!」
「…最低やな学利!」
それだけつぶやき、夏海ちゃんは荷物を持って学利の部屋を飛び出した。2006-01-22 06:49:00 -
182:
鞠花
ソファに頭を抱え倒れこむ学利。
学利…手なんか上げる子ちゃうもんな?やから後悔してんやろ??早く夏海ちゃん追い掛けたり?
優しい学利が感情的になってしまうくらい鞠花を思っててくれてんな?…夏海ちゃんの言葉…正直痛かった。でも学利がかばってくれて嬉しかった。
でも…夏海ちゃんの気持ちに応えるって、決めたなら…頑張って?仲良くしてかな…あかんで…?2006-01-22 06:54:00 -
183:
鞠花
泣きながら…自分自身に言い聞かせるよぉに…学利に届くはずのない気持ちを声に出した。
でもやっぱり…
届かない声だった。
学利はソファでつらそうな顔をして何度も自分の右手を壁にぶつける…後悔してるからやろ?ちゃんと謝らな…頑張れ学利!2006-01-22 07:03:00 -
184:
鞠花
あれ??
何で鞠花…応援してるん?
自分でもよくわからなかった。さっきあんなコトを言われたばっかりだし、夏海ちゃんにはヤキモチ妬いてばっかりだったし、くやしかったのに…
とりあえず、夏海ちゃん探しに行こ!!夏海ちゃんも相当ショック受けてるやろし…2006-01-22 07:08:00 -
185:
名無しさん
頑張って??
2006-01-24 08:44:00 -
186:
名無しさん
???
2006-01-30 04:00:00 -
188:
名無しさん
かかんの?
2006-02-02 07:10:00 -
189:
鞠花
189.190.191.192さん?読んでくれてあリがとぅござぃます?私情で更新かなり遅れてすみませんでした??
2006-02-03 09:45:00 -
190:
鞠花
夏海ちゃんの行きそうなところなんて思いつくはずもなく、とりあえずマンションへ向かってみたがいなかった。
心の中で―
学利が夏海ちゃんと付き合うことになったと鞠花に告げたあの日から、
早く別れればいい。
夏海ちゃんなんていなくなればいい。そぉ思ってた…2006-02-03 09:49:00 -
191:
鞠花
でも…
今は何かが違う。
言葉では言い表わせられないけど…ただ学利には笑っててほしい…
2006-02-03 10:00:00 -
192:
鞠花
あてもなく、この広い街で一人の女の子を見つけだすなんて不可能だった。
途中、学利の家に戻ってみたが夏海ちゃんの姿はなかったし、学利が携帯に電話しても《電波の届かない場所にあるか…》と告げられていた…
きっと今夏海ちゃんは…つらくて苦しいねんなぁ?2006-02-03 10:03:00 -
193:
鞠花
怒りの矛先は、鞠花やもんな…死んだ人間やもんな…やり場のない怒りを持て余す気持ち…鞠花にはよくわかる。
鞠花の夏海ちゃんに対する気持ちと一緒やもんな…
鞠花には何もしてあげられないのはわかってる。でも夏海ちゃんの気持ちが痛い程わかる分、ほっとけなかったし、気になった…2006-02-03 10:07:00 -
194:
鞠花
街の時計は20時半を告げていた。
探すあてもなく…
吸い寄せられるかの様に
鞠花は自分が眠る墓地へと向かった。2006-02-03 10:09:00 -
195:
鞠花
約1ヵ月前の誕生日以降も、ダレかがお祝いに来てくれた形跡があった。
何だか幸せを感じるコトができた。2006-02-03 10:10:00 -
196:
鞠花
みんなに忘れられてもいいから
学利だけは忘れず鞠花だけの学利であってほしぃ
なんて思ったコトを後悔したし、恥ずかしく思った。
2006-02-03 10:12:00 -
197:
鞠花
神様?訂正させてください。
2006-02-03 10:13:00 -
198:
鞠花
鞠花…生きてるとき、ダレかの役に立ててたかわからへんし、みんなから好かれてたなんて自信もありません。
でも…鞠花のために涙を流してくれた人…1年が経とうとしている今も忘れないでいてくれてる人…
そんな人たちの記憶に…その人たちのこれからの生きていく時間の中に―
1分でも1秒でも長く…
《佐藤鞠花》という存在を【記憶】という形で生きさせて下さい…。2006-02-03 10:18:00 -
199:
鞠花
自分のお墓の前で泣き続けた。
みんな…ありがとぉ…
みんな…鞠花の分も幸せになって…
2006-02-03 10:21:00 -
200:
鞠花
パサッ―――
何かが乱暴に置かれた。
2006-02-03 10:22:00