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∞ぽん酢∞
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1:
あたしの名前は御浜めい。友達には、マメって呼ばれたり呼ばれなかったり。昭和五十年後半に産声を上げてはや二十年は過ぎました。そんなの私の今までのお話。始まり始まり*。'・゚;*。・。
2005-12-12 17:01:00 -
391:
『ハッ!なにゆーてるん』
フルフルと、生々しく震えるアイリの手でグラスの破片が光っている。
*+*+*尋常ではないようだ。2006-01-03 23:43:00 -
392:
『隆介?帰ッッ…帰ろ…なぁ!!地元帰ろ!!!なぁ!?』
『隆チャン、あたしは…』
『あんたの気持ちなんか聞いてへんわ!!!!隆介!隆介帰ろうや!!』
───震えは声にまで達したアイリの怒鳴るような金切り声が耳をつんざく。2006-01-03 23:47:00 -
396:
----向かいのソファに座って無表情に携帯をいじっていたコウタの声が耳に届いた頃。
『ハハハ…アハハハハハ!邪魔するからや!あたしと隆介の!邪魔するからやぁ!』
─・・・・覆いかぶさるようなアイリの狂喜に狂った笑い声が、刺された腕からしたたる血をより一層リアルなものと仕立て上げてゆく。2006-01-04 00:00:00 -
397:
『ッッ!お前!!ゴルァ!!』
──隆介の怒鳴り声が真横で聞こえる。
・・・ポタ・・ポタ・・ポッッ・・・ポタッ・・・・ポ・タッ・・
流血する当の本人、豆は、流れる血が白いファーの絨毯を少しずつだが均一に、染料の様に鮮明な朱へと染めて行くのを見ている。2006-01-04 00:10:00 -
398:
『アハハハハハ!!!血やぁ!血ぃ出てるやーん』
----闇雲にも、
アイリの狂った笑い声を聞いて『狂喜乱舞とはこのことか』なんてボンヤリ思っていた。
『大丈夫?手当てしよ』2006-01-04 00:15:00 -
399:
場慣れしているのか、根っからの性格なのか、隆介が血の滴る腕に触れた。
『あ、大丈夫大丈夫。』
----さすがに神経が逆立っているのか腕をよける。
『ヘタレやん!!隆介はなぁ?あんたみたいなヘタレやったらあかんわ!なぁ隆介?黒浜シバいて今地元しきってんねやん!やしな!あん…』
『アイリ!黙れや』2006-01-04 00:24:00 -
400:
『なんでなん!?シンタもゆってたんで!!隆介さん帰ってこーへんからおもんないって!こんな所住み出してから、地元にも帰ってこんくなったんやん!!この女のせいやろ!!』
『アイリ!』
『なぁ!帰ろやぁ・・・・地元帰ろうやぁ…みんな待ってるねん…帰ろうやぁ!!!』2006-01-04 00:31:00 -
405:
『帰ろうやぁ・・・昔みたいに…みんなで集まって…ズッ…なぁ隆介ぇ…』
──アイリは隆介の腕をひっつかみ、今にも崩れ落ちるかのようにすがる。
『って・・・』
冷静さを取り戻した豆は、渇いて少し黒くなった赤い腕を掴んで小さく呟く。2006-01-04 22:14:00