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∞毬栗姫様∞
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1:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
『そぅ。そらよろしかった☆あら、もうこんな時間。ほな、あたしもそろそろ出勤準備しなあかんしまた連絡させてもらいます☆はい、はーい☆』
ポチッッ2005-11-26 18:06:00 -
101:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
リアはメールをカコカコ打つ
相手はユウ。
あまりにドキドキして手が震える。何とか打って送信☆
内容
《ヤバイって(。´-`。)ノ》2005-11-30 01:53:00 -
102:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
?名無しサン?ありがとうございます??また感想待ってます?
2005-11-30 01:54:00 -
104:
さく
読みアゲッ?
2005-11-30 15:35:00 -
105:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
??皆様申し訳ありません??携帯が壊れて?機になったのでトリップも変わりました?また後で更新します?
2005-11-30 16:12:00 -
106:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
リアは仕事中、ずっと上の空だった。
元カレに金をたかられてる事など頭からすっかり抜け落ちていた。
ドキドキドキドキ(゚Θ゚・)
カミが視界に入る度、ドキドキして結局ずーッッとドキドキしていた2005-11-30 21:36:00 -
107:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
仕事が手に着かず、
何組か来たお客とも盛り上がる事なく、
勤務時間が中盤に差し掛かった頃、待機席にポスンっと座り、
携帯を開く。
『あ、ユウからメールきてたんや。何やろ』2005-11-30 21:39:00 -
108:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
《大丈夫yO☆》
ん?(゚Θ゚・)なんやそら。大丈夫やヶドも。チゥしたって事を言いたかった訳やし。
何を勘違いしてらっしゃるのかしら。
リアがメールを返信しようとしてカコカコしているとボーイがリアを呼ぶ。
『リアさんご指名です』2005-11-30 21:44:00 -
110:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
そんな感じで飲んで意味なく話して笑って*+*+*閉店*+*
『(*´Д`)疲れたァァ』
リアは客席のでっかい黒いふわふわしたソファにもたれる。
『リアさん(。゚∀゚。)』
『んー?カリナちゃんやん。どーしたー?』2005-12-01 00:55:00 -
111:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『ご飯行きませんかッッ☆』
『いーね(。・v・。)ノいこっか☆今あたしかなり寿司食いたいんやヶドいい?』
リアは今日前半はカミで頭の中いっぱいだったけど体調はすこぶる良いので食欲旺盛☆
『全然いいですよ☆タモツも一緒いいですか?』
『タモツちゃんって最近入った子やんね?いーよ行こ行こ☆』2005-12-01 00:59:00 -
112:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
カリナは入店1ヶ月目でくりくりおめめが可愛い妹キャラ。
ご新規のお客さんに人気。仕事に対して真剣で、リアに憧れ、良く絡んでくる。
最近はリピート率も上がってきていて好調。
タモツちゃんは、そんなカリナに連れられ最近入店した女の子である。
普通に可愛いが、化粧が濃すぎて素がわからない。あんまり回りに合わせたりしないで、勝手な行動が多く、ヘルプでお客さんに口座の悪口を言うのがたびたび、なので最近女の子達から雲行き怪しい声がちらほら。2005-12-01 01:07:00 -
113:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
リアはいわゆる、『姉さん』と呼ばれる立場である。
売り上げ、指名数で稼ぐトップは店の看板でもあり、女の子にとっての憧れであり厳しいママにでも自然となりうる。
もちろんユウもだ。
リアとユウはClubuの看板で、教育指導も勤めなければならないのである。
この業界は、昔の遊郭とよく性質が似ていて、自分が売れたら下の新芽を育てて行く。むしろ下を育てて、やっとこさ一人前になる。古いやり方はClubu初代代表が決めたしきたり。2005-12-01 01:16:00 -
114:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
話はもどってタモツだが、
リアの聞く分に、いろいろと耳に余る部分が多く、ゆっくり話をしたいと思っていた。
『じゃあカリナちゃんタモツちゃん寿司行こか(。´v`)ノ』
一行は新地を歩く2005-12-01 01:19:00 -
115:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
カラカラカラカラカラ。。。
『おッッ!!!リアちゃん久しぶりやなッッらっしゃいッッ☆』
『おいちゃん久しぶり☆相変わらず旨いんかッッ(。゚∀゚。)』
『ったり前やんけ☆ホラホラ寒いやろっ!!!べっぴんさん達カウンター座りい!!!』2005-12-01 01:54:00 -
116:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
熱すぎるおしぼりをパタパタしながら値段の書いていないメニューに目を通す。
『キャ!(*゚Д゚)!リアさんカリナそんな軍資金ないっすッッ』
『えーからたらふく食べ。タモツちゃんも食べやぁ☆』
『…はぁ。』タモツ愛想悪☆2005-12-01 01:57:00 -
117:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
旨い寿司をつつきながら飲んで数時間たった頃。
いつのまにか熱燗で酔っ払ったのか、後ろの座敷でカリナが倒れていた。
『カリナ倒れてるやないの』
リアが笑った。その時。
『リアさん、あんなあたし…』2005-12-01 02:00:00 -
118:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『ん?』
珍しくタモツが口を開いたのでリアは嬉しくて笑顔で耳を澄ましてイカサシを摘んだ。
『あんな、あたし店長すきなんやん』2005-12-01 02:03:00 -
121:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『(。゚∀゚。)。。。ん?』
『いや、だからあたし店長の事すきやねんか』
『(゚Θ゚・)』
『リアさんさぁ、やたら店長の事意識してへん?ぶっちゃけ見てて嫌やねん』
リアはイカサシを摘んだまま固まった。2005-12-01 13:13:00 -
122:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
タモツは続ける。
『あたしが問題児なんわなぁ、店長にかまって貰う為やねんやん?やし別にリアさんにこんな風に飯とか連れてきて貰ったりとかあんま嬉しくもないし、逆に迷惑ってゆーかぁ』
えぇぇぇ(*゚Д゚)エェッ!!?2005-12-01 13:16:00 -
123:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
まだまだ続く
『で、リアさんに言っときたい事あってんヶドー。』
『…はぁ。何でしょ』
『店長な、タモツの事いっつも『手ぇかかる女や』って言うねんやん。でも『リアの次にやけどな』って付け足すねんかー。ぶっちゃけ迷惑やん?ってかリアさんは店長に何がしたいん?店長困ってんねんし、あたしからしても邪魔?やしぃ、もーちょっと自粛して?22歳やったっけ?大人やん?』2005-12-01 13:22:00 -
124:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
(*゚Д゚){ついこの間まで21でしたー!!!しかも誕生日からまだあんまり立ってないから気持ち21やもーん!!!ってか、たかだか3歳差やんか!!!18歳と何が違うん!!!肌か!!?肌は確かに曲がり角やけどな!!!
言えない(。´v`。)ノただ固まったまま。リアはいきなりの予想外の事態に対する対応力ゼロな女である2005-12-01 13:26:00 -
125:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『ま、そーゆー事やし。お疲れ様でーす☆』
タモツはさっさと帰ってしまった。
リアは固まったまま。
『たしかに若い方がいいかもしれんヶドやな、、、』
呟く声は虚しくイカサシにしか届かない。2005-12-01 13:29:00 -
126:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
コトッッッ。。。
リアの前にポコポコとあったかい茶碗蒸しが置かれた。
『ま、なんや!!おいちゃんからのさーびすャ☆』
『おいちゃんッッ(*゙Д゙)』2005-12-01 13:54:00 -
127:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
リアはあったかい茶碗蒸しをつっついてポーっとしていた。
♪♪ロンコロ♪♪ロンコロ♪♪
(*゚Д゚)●着信●カミ●
なんとなく話したくなかったので電話は開けてすぐ閉じた。
それからカリナが目を覚ますまでリアはポーっとしていた2005-12-01 13:57:00 -
128:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
カリナの家はちょっと遠いのでタクシーで送り、
リアは、まだ朝には程遠い空を車内の小さな窓から見上げて煙草をユラユラとくゆらせていた。
♪♪♪ロンコロ♪♪♪ロンコロ♪♪2005-12-01 14:01:00 -
131:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
●着信●ユウ●
ピッッッ
『はいょ(゚Θ゚・)あんた店仮病で休んで何やってたんゃぁ』2005-12-02 00:46:00 -
132:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『あらリア起きてたの☆』
携帯からは、いつも通りに底抜けに明るく優しいユウの声が聞こえてきた。
『起きてるよ。今どこ?』
『んー?内緒☆』
『なんでょ(。´∀`。)』2005-12-02 00:49:00 -
133:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『リアー?』
『んー?』
『アハハ。何もない☆』
『はぁ(。´∀`。)』
『先に家着くから起きて待っててあげるねー☆』2005-12-02 00:51:00 -
134:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
プッツーッツーッー。。。。。
『何やあいつ(。`∀´。)』
リアは意味不明なユウからの電話にちょっと笑ってムセた。
ゲッホケホケホ。
あぁ、やっぱりユウが居てくれてよかったなぁ。と、リアはなぜかしみじみと感じた。タクシーは、朝にはまだちょっと遠い薄暗い青い世界を、リアを乗せてユラユラと走る。2005-12-02 00:56:00 -
135:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
ガチャガチャッッ、カチャ。。。
『ただいまー』
(゚Θ゚・)?アレ?先に帰ってんじゃなかったのかょ。
リアはステステと廊下を歩き居間につくと、パチンと部屋の電気を点け、お気に入りのソファにバックを放り投げ、取り出した携帯と煙草を無下にガラステーブルに置く。
『ん。。。?何これ。』2005-12-02 01:03:00 -
136:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
テーブルに何かを見つけ、リアは目を凝らす。
『(*゚Д゚)!!?えっ!?なんでシロの名前書いてんのッッ!?しかもメアドまで』
ユウは天然なのか、どこか抜けている。
*+*+*+*ケイタと電話で話しているときに殴り書きしたメモを捨て忘れて放置していたのだ。2005-12-02 01:07:00 -
137:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『あいつは本当に。(*´Д`)ハァ何て言うか。ハァ。。。』
リアは呆れてその場に座り込んだ。
ふかふかとした黒いフェイクファーの敷物をスリスリしながらしばらくポーッッとして、
『ハァ、ハッアッハッハッアハハハハッッ』
笑い出した。2005-12-02 01:11:00 -
138:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
ゆっくりと考えると、
仕事馬鹿なユウが、今日休んだ理由も、今どこから帰ってきてるのかも、さっきの電話も。
大体検討がついて一本の線になった。
『ユウ何やらかしたんやろ。』と、誰もいない部屋でリアは一人ぽつりと呟いた。2005-12-02 01:15:00 -
140:
名無しさん
ぉ塚リン孑?
2005-12-02 01:45:00 -
142:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『ただいまァン(。´v`。)ノ』
『あ、おかえりィィ(。゚∀゚。)』
リアはトイレに入る。ユウは居間に入ると、ソファにポスンと腰を降ろしてガラステーブルのリアのセブンスターメンソールに手を伸ばした。
『んーッッ、ん゛(゚Θ゚・)?』2005-12-02 12:06:00 -
143:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
リアは廊下のドアからちらりと居間を覗いた。
『あわあわあわ(*゚Д゚)!!!!あたしったらこの紙捨ててなかったの!!?リアに気付かれたのかしらッッ!!アャアャアャャヤャヤ!!』
ユウったら凄い顔。リアは笑いそうになったが、必死でこらえ、廊下からちらりちらりとユウの滑稽な顔や動きをイチハラエツコばりに見つめていた。 ̄v ̄。)チラ2005-12-02 12:13:00 -
144:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
カチャッッ
ドアから出てきたリアは冷蔵庫からマカディアスパークリングとスミノフの瓶を出す。
『ユウ飲む?ってか、ヨシ!!!飲むか(。・v・。)』
『リア、あの…』
『飲むぜィィ(。゚∀゚。)!!』2005-12-02 12:17:00 -
145:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
『とにかく飲むぞコラ!!!!ォイッッてめぇ寝ようとしてんじゃねーぞコラ(*゚Д゚)!!』
『あんッッ。ちょーっと優しくなったかと思いきや、やっぱり、リアはリア様姫様俺様、なのね(。´Θ`。)ハァ』
『ホレっ(。゚∀゚。)ホレホレ飲め飲め☆グダグタぬかすでない!!!苦しゅうないぞ☆飲めやぃ☆』
リアは後ほどいつも通りぶっ飛び、ユウにベットに運ばれる。2005-12-02 12:29:00 -
146:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
Zzz♪♪♪♪スピースピースピースヒ(。´μ`。)ムニャムニャ♪♪♪♪
Zzz2005-12-02 12:33:00 -
147:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
パチッッパチクリ☆
『っいててて、頭イタぁ。。』
(pΘ`・)ゴシゴシ
『あれ、あたしまたユウに運ばれたんか。ってイテテ』。。
リア姫は、夜明けにユウと飲みだしてから後の、記憶もすっかりなくなって目が覚めた。2005-12-02 12:37:00 -
148:
さく
読みアゲッ?
2005-12-02 12:52:00 -
149:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
Tシャツに手を突っ込み胸の下をポリポリしながらパンツ一丁で居間に行き、
秋から冬に代わる頃、
ユウが気管支の弱いリアの為買ってくれたイオンヒーターのスイッチを押したら
冷たい烏龍茶を片手にソファにかける。2005-12-02 22:13:00 -
150:
ぉまめ ◆.gqsZh/ggQ
ほわほわと優しくあったかい空気が部屋を満たし始める。
『ねむゥゥ(*´Д`)ファア』
リアはチカチカ光る携帯を開く。
●不在着信●2件●2005-12-02 22:25:00