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中坊???

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  • 1:

    ◆gDX.w4gSCI



    ―?キーンコーンカーンコーン?―

    2005-12-20 23:25:00
  • 2:

    『バリ久しぶり、これ。キンコンカンコン?』
    『チャィムでしょ。』
    『鐘やろ!』
    『絶対どっちでもィーな!』
    ――時刻はPM7:00?季節は泣く子も黙る真冬。雪がチラホラ。ココはうちらの地元でかの有名な石公園。略して『石公』????ィェィ? ユリカゴに揺れる女4人。

    2005-12-20 23:41:00
  • 3:

    『てか?、どっか入らへん?寒すぎりゅッ????』『かなえ、おばはん?』
    『羽梨、帰らんで大丈夫なん?』
    『あー大丈夫??光様は仕事の人らと忘年会やヵラ』 『鬼の居ぬまに。やね?』

    宮崎羽梨。?歳。最近チョット、イヤ、だいぶ調子が悪い。とゆうか、若くナィです?ハイ????

    2005-12-20 23:47:00
  • 4:

    『てか、久しぶりに会ったケドなんてゆうか…、皆老けたね???笑』
    『ィャ、お前だけやから?』『??』

    皆の声が揃うのはいつ位ぶりやろう――?青春、中坊時代。いつもツルんでた?人組の今日はプッチ同窓会?何やかんやそれぞれあり、全員集合は?年振りくらいでしょうか。。
    〈う?ん?懐かしいけどやっぱり皆変わらないわね。〉

    2005-12-20 23:54:00
  • 5:

    『美羽、携帯鳴ってナィ?』『あー。素・虫で?笑』
    『翔太?笑 羽梨も美羽も大変でんなァ〜。』
    『まる子は男おらんから楽そーでいーね??』
    『嫌味かよ!!!?』
    ――とまぁ、いつもまぁ、こんな感じ。変わったコトと言えば、?人それぞれ"別"の道で"幸せ"を探しているコト。。。くらいかな。

    2005-12-21 00:02:00
  • 6:

    うちら?人組は、
    あたし、羽梨と美羽。
    そして、かなえとまる子。?コ一同士がくっついたモノです。

    もちろんいつも?、仲良し?と言うわけではなく、?対?で激しく醜い?バトル?を繰り広げるコトもあったのです??

    2005-12-21 00:08:00
  • 7:

    その壮絶な女の戦いを、どうぞ、御覧あれと言うコトなのです。

    元凶はと言えば、あたし、羽梨とかなえの『男の趣味』なのでございます。?

    『かなえ、"神田くん"に会ってみたい!!』

    2005-12-21 00:12:00
  • 8:

    『ぶッッ(◎Σ○))!!!!』
    『ギャッ!!(〃ε〃*)』

    あたしは飲んでたホットミルクティを目の前に座ってるまる子に吐き出してしまった。
    『ごめごめッ!笑』『笑いながら謝るな!?笑 ホンマお前汚い!!笑』―――余談だが、まる子は昔から"こうゆうキャラ"なので??

    2005-12-21 00:19:00
  • 9:

    『羽梨がそこまでゆー男なら、絶対かなえもタイプなハズやん!!?』
    『イヤ??笑 どーでしょ』

    あたしが多分この世の中で?番大好きな男、神田くんでさえ、かなえの手にかかればヒョィっと取っていってしまうかも。。と、正直思っちゃう位、かなえは魅力的で、悔し涙が出る程、可愛い女なのだ。

    2005-12-21 00:26:00
  • 10:

    『アンタらもぅャメてやぁ!笑 男取り合うんは!笑』『ホンマそれ??笑 もうあんなんイヤやで!』
    と、美羽とまる子???

    あたし『大丈夫。ナィから?笑』
    かなえ『アレはかなえももぅ嫌やわ。笑』

    2005-12-21 00:34:00
  • 11:

    ?人皆、目を合わせて苦笑い――。???。。
    きっと今、皆の頭の中は、中学校?年の頃までタイムマシンしてるはず―……。

    あぁ、あの頃はホンマに楽しかった。そして戦いやったな。毎日が――…?

    2005-12-21 00:43:00
  • 12:


    ―?年前、春?―

    みんな若き清き(?)?歳頃。青春真っ只中。???
    うちらの戦争は始まる――。

    2005-12-21 00:49:00
  • 13:

    『全員クラス離れた!!?』『ギャッッ??んまやッッ』
    『おもんナィ?????』

    もうすでに仲良し?人組やったうちらは全員、クラスはバラバラ?。うーん。きまずい。。
    ?組中で?人バラバラ。。うーん。淋しい??

    2005-12-23 14:11:00
  • 14:

    『ぢゃぁかなえ帰るわ?』『マジれッッ?』
    『おれや。おもんなぁぃ』

    セーラーの短い裾からおへそを出して、ィャ、もぅブラジャーまで見えそうな勢いのかなえチャンは、このシラけたクラス替えがおもしろくないみたいで、短すぎるスカートをヒラヒラさせて即効帰宅してしまった??

    2005-12-23 14:17:00
  • 15:

    残された?人――。
    『美羽?組。羽梨はぁ?』『あたし?。端っこや。まるはぁ?』
    『?組。反対の端っこ。』『…?』?人で顔を見合わせて、タメ息をもらす。
    『ほな?後でぇ』――そしてそれぞれの教室へ向かった?。
    〈憂欝やぁ??〉

    2005-12-23 14:23:00
  • 16:

    ―ガラッ―?
    『いでッッ???』
    『おまえ遅いんじゃぁ!!!はよ席つけ花村〜!!』
    『チョーク投げるトカないわ!古いのもえートコやわ!笑 みかポン!!?』
    『古ナィわ!!ぽけッ!???痛かったか、ヨシ。座れ』―――この先生、あたしの?年間ズット一緒の担任の女。?美川。通称;みかポン?なかなかコイツは手強い奴で、この後のうちらの恋愛騒動にもたくさん?登場します。

    2005-12-23 14:31:00
  • 17:

    〈またコイツが担任トカ?絶対コイツはあたしを自ら選んだに違いナィ???〉
    ―ガタンッ―。心の中で考えながら席に着く。
    『花村羽梨!!おまえ今、「またコイツ担任かぁ?ダルダルぅ?」とかおもてたやろ????』すかさずみかポンがあたしの思考を見抜いてきた。
    あたし『ダルダルぅ?笑』みかポン『ホンマにおまえは小憎たらしい奴やのう??』―フン?。。
    みかポンいわく、あたしは"小:憎たらしい"らしい。?「小」がつく意味がちょっと気になったり。。

    2005-12-23 14:38:00
  • 18:

    余談だが、みかポンはいわゆる「問題教師」なのだ?当時、今で言う少し前の倖田来來チャンみたいな黒と金メッシュと言う、明らかに親やPTA様を興奮させる様なヘアスタイルをしてたの?。身体暴力アリ、精神的暴力もアリ。。
    ――なかなか個性的、そして挑発的な先生だ?。でも何故かほぼ毎日プーマジャージ。
    まぁなんしか、変な奴なのよ、みかポンは…。

    2005-12-23 14:48:00
  • 19:

    『出席とる前に転校生しょーかーい!女子喜べ。男子やぞーー!!』
    みかポンのこの言葉に一気に騒つく、新?組諸君。
    もちろんあたしも…??

    このありきな"転校生"が、あたしとかなえを対決させる引き金となる事など、思っちゃいなかった訳やから――。。

    2005-12-23 14:53:00
  • 20:

    名無しさん

    2005-12-26 20:52:00
  • 21:

    名無しさん

    はよ書いて。

    2005-12-29 09:53:00
  • 22:

    羽梨ちャぁ〜ん?
    また見てるから
    頑張ッてネェ★′3`)ノ

    2005-12-29 10:08:00
  • 23:

    ??姫嘩??

    続きみたぁぃ????

    2005-12-29 10:50:00
  • 24:

    名無しさん

    ?

    2005-12-29 17:22:00
  • 25:

    名無しさん

    また中途なん?

    2005-12-30 17:04:00
  • 26:

    すいません皆様。ちょっと事情あってバタバタしててしばらく書けません?年明けぐらいから書く予定です。必ず書くので待ってて?サィ(>_

    2005-12-30 17:58:00
  • 27:

    今ヵラ読ましてもらぃま?す?????
    >>1-21

    2005-12-30 20:08:00
  • 28:

    ?K玉??姫嘩???名無し玉?カキ?ありがとうございます????
    遅くなりましたが再開します???

    2006-01-02 17:40:00
  • 29:

    『え〜とぉ、初めましてぇ、響英太です。え〜とぉ。宜しくお願いしまぁす。』

    ――――?――――。。

    彼の名は、"ヒビキエイタ"この瞬間にあたしの頭の中に即インプットされたと同時に、あたしのココロにも刻みつけられたのだ。

    2006-01-02 17:51:00
  • 30:

    『羽梨ィー、隣あけたれぇ』ミカポンに言われ、隣に置いてるカバンをどけた。『あ、ども。スイマセンッ』
    ニカッと笑うと、目がなくなる彼の笑顔。
    『あ、いえいえ、どーぞ』

    彼はあたしの右隣の席に座った。コレがあたしと彼の出会いで、コレがすべての幕開けだった――。

    2006-01-02 17:56:00
  • 31:

    『ほなまぁこれから?年仲良くなー!!』
    ミカポンの長話しが終わり、さぁ帰ろうと立ち上がった時、セーラー服の裾を捕まれた。"彼"に――。
    『なんすか??』
    『あの…俺家わからんねんやんか。。』悪戯っぽく笑う彼。
    『は?笑』あたしもつられて笑う。

    2006-01-02 18:03:00
  • 32:

    『だからぁ、家がぁ、な。わからへんからぁ〜。笑』『うんうん?笑』
    『帰り一緒に帰ってくれへん〜?笑』

    あたしは笑って頷いた。語尾をちょっと伸ばして上げる、コイツの可愛らしい喋り方に、やられたんやな?きっと。。

    2006-01-02 18:08:00
  • 33:

    《発信?美羽?》
    『もし!!ゴメン先帰っててぇ。ウン。まぁ後で話すヮ?まる子んち??はいはい。ほな。後でねーばいちゃ。』

    教室の前で、美羽に電話をかけ終わったのを見ていた彼が一言、言う。
    『ごめんな??良かったぁ??』また、語尾が上がる。

    2006-01-02 18:33:00
  • 34:

    《可愛いにゃ?‥》

    あたしにとって響の第一印象ゎコレで決まり。
    『いよ。さ。家探しいきましょか。笑』
    響が笑う。その顔を見て、あたしの顔も自然に緩む。ソソクサと校門を出る――。

    2006-01-03 02:04:00
  • 35:

    あたしにとっては住み慣れた町を、右も左もわからない彼と?人で歩く、テクテク――。
    ?歳━転校生の男の子。。胸を下げて裾を上げたセーラー服に、第?ボタンまで開いてる学ラン━━。

    今思えば、めちゃめちゃくすぐったい?青春????笑

    2006-01-03 03:24:00
  • 36:

    ◆9I08LwLz06

    『てか、どっから来たん?』ありきたりな会話を弾ませながら、家路を歩く。
    『んー??○○やでぇ〜?てか、おなか減ったぁ』
    『あたしも。』
    『あ!!ローソンヨッテい?』と、あたしの手を引っ張り近くのローソンに走り出す彼。『まてッ!!まて?笑』 《犬みたいな奴やな!!?》

    2006-01-05 12:45:00
  • 37:

    ローソンに入り、あちこち動き回る彼。何故かあたしの手を離さない。
    『どれ食べるぅ????』『ぇ。笑 ぢゃぁあたし牛丼。笑』
    『牛丼好きなん?俺も牛丼!!何飲むぅ??』と、牛丼を?つ手に取り、次はジュースのコーナーに小走りする彼。『どれ?』『ぁ。笑 ぢゃぁレモンティで。笑』
    するとレモンティとユキコをひょぃっと取り、雑誌コーナーに向かう彼。。??
    《なんやなんや。笑》

    2006-01-05 12:53:00
  • 38:

    『あ!!かわな、コレ。』と、手に取ったのは、バイクの本。
    《バイクが好きなんや。あ〜、ポィ???あ。》
    あたしも別マを見つけて手に取る。今月まだ買ってなかったけェ?。何でもィィヶドあたしゎ漫画大好き?
    すると彼は、あたしの手から別マをひょぃっと自分の手に取り、レジに向かって歩きだした。

    2006-01-05 13:01:00
  • 39:

    『ぇ。あのッッ。』
    ―ピッピッ―。
    『あ、からあげクンもちょーだい。黄色ィのん?つ。』と彼。
    『はい。三千八十円です。』『あ〜い。』と、ポッヶから財布を取り出す彼。その時、13歳ながらビックリしたのは、彼が財布を広げた時に見えた、ピラピラとあった諭吉サンたち。
    《すっげ???》

    2006-01-05 13:17:00
  • 40:

    そこから?万円札をピラっと広げてレジに出す彼が、中坊ながら、カッコ良く見えたりしたんよなァ。。

    『ありがとうございましたー。』コンビニを出て、お金を払おうとあたしがカバンから財布を出そうとしてたら、彼はあたしのカバンを奪って走り出した。
    『何ョ???笑』
    『探偵しよっか。俺、ぬすっと!!んなスタートぉ!!』『マヂ?笑』

    2006-01-05 13:23:00
  • 41:

    そう言うと、本当に走り出した彼。?
    『ちょッッ!!待ちやアンタ!!笑 道わからんのじゃナィん??ォーィ??笑』
    『ヒャハハハ???笑』
    そして彼は足がやたら早い!!あたしもまぁ50m走には自信があるヶド、追い付けナィ???
    いつしか必死で彼を追い掛けてた。

    2006-01-05 13:30:00
  • 42:

    これまた青春???マティ〜??。
    『待ってって!!響!!笑』

    ―この時、あたしは初めて彼の名前を呼んだ。彼はニマーと可愛い笑顔を見せて、走るのをやめ、
    『そっちゎ名前は?』と、聞いてきた。

    2006-01-06 07:26:00
  • 43:

    『花村羽梨。』
    『……花ちゃんやな!!』――?。。。
    今現在もあたしのコトを"花ちゃん"と呼ぶのは響だけ。名字が変わった今だからきっとこれからも、彼ただひとりだけ。
    『花ちゃん、牛丼くおッ??』『ココで??笑』
    そして当時たまり場だった石公園で、?人で牛丼をむさぼった??想い出は、鮮明に、綺麗に、愛しく、あの頃のまま――。

    2006-01-06 07:34:00
  • 44:

    ―――?????――――

    『ココで食ったん??ココのどこよ?』『は?だからこのゆりかごやん。』
    『そんなんかなえ今知ったしなぁ?英太やっぱり羽梨狙いやったんかアイツ!!?笑』『かなえ、今更怒るな?もぅ時効や。笑』
    ━━月日は経ち、変わらないあたし達は今日久々にココ、"石公"に集まっているのだ。変わらない場所で。

    2006-01-06 07:40:00
  • 45:

    昔話はとどまる事なく弾んで、あたしと響の出会いを今語りに入っている???

    『英太、まだなん??』
    『まだ仕事やろ。もーちょいちゃう。』
    ――実は今日のプチ同窓会には、彼、響も来る予定?全然会ってナィカラ、あたしは闇で楽しみなのだ??多分きっとかなえもね。。。

    2006-01-06 07:45:00
  • 46:

    さて?彼が来るまでの時間を使って、お話の続きと共に、あたしら?人を詳しく紹介して行きましょうか?

    『カナ、タバコ買ってくるわ?皆なんかいる??』

    まずゎ━可奈衣━(カナエ)。通称:カナ。A型。一言で言うと、モテ子。中学生の頃から"色気がある"と言われていた、セクシーガール??只、若さ故に昔は男関係に一癖あったかな。?

    2006-01-06 07:55:00
  • 47:

    『あたしもタバコ買ってきてぇ???』
    『羽梨マルメラよな。わかったいってき〜?』

    カナは良く気が回って人辺りがィィ。そしてガンコで少し腹黒い??典型的なA型サンだ??
    今となれば大人なお姉さまだが、当時のカナは何事もやりすぎだった。精神状態が常に悪かったんだろう…

    2006-01-06 08:04:00
  • 48:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 49:



    《響 英太》 彼の名は、あっと言う間に学校中に知れ渡った――?。
    彼が転校してきて、中学?年になって、?日目―。
    《日暮 可奈衣》 彼女と彼が、顔を合わしてしまった日、戦争が静かに静かに幕を開ける――。

    2006-01-06 08:16:00
  • 50:

    『ギャッハッハッ?マヂれかよッッ???笑』
    『マジ??笑 ミカポン必死で子供背中とお腹おぶってチャリ?こいどったわ?笑』
    ――AM:?時?.羽梨と美羽。チャリ通中???笑 あたし達は決して不良ではナィので毎日学校に行く??

    わかかりし、ニコイチ??は、朝の光が何より苦手だった。?笑

    2006-01-06 08:25:00
  • 51:

    『てか美羽、例の転校生今日こそ見る!!??笑』
    『おいで???笑 可愛らしいで??笑』
    『あーマジはょ見たい!!笑羽梨はその子狙いなあん???』『ィャ????笑』

    キャピ?言いながら学校?へ向かった。彼は今学校中の噂の的だ?見た目はチョッピリヤンチャッぽくて、中坊的にはいわゆるモテるタイプの男の子なのだ。

    2006-01-06 08:33:00
  • 52:

    《こないだマンガも買ってくれたし、今日はお昼ゴハンオゴっちゃろカナぁ?》

    そんな噂の転校生と誰よりも先に仲良くなれたあたしは少し優越感??
    この?日――。授業中も隣の席同士で喋っている。
    響とは、あの日、石公園で牛丼を食った時に気付いたが、多分、気が合う。彼と話すのが楽しみ。

    2006-01-06 08:39:00
  • 53:

    ウキウキして教室へ向かう???美羽と手を繋ぎながら――。笑
    『チカラの限りィイ???』『ゴーゴゴゴゴー?笑 堀ケン大好きィイ???』
    『キャハハ????笑』

    周りも気にせずはしゃぎながらあたしのクラスの扉を開けたその瞬間、胸がズキンと疼いた――‥。

    2006-01-06 08:45:00
  • 54:

    ──"カナ"だ―――…。

    あたしの目に飛び込んできたのは、あたしの席に座り楽しそうに笑う可奈衣と、その隣でいつもの様に、あたしの席に向かって座り、笑う響。。

    ?人の姿。楽しそうな、初々しい、?人の笑顔。

    2006-01-06 08:50:00
  • 55:

    『あれッッ、カナやん?学校きてたんや。』美羽があたしの後ろから驚いた様に顔を出す。
    『んまやね。しばらくきいひんゆうてたのに?』
    『あの隣、転校生か??』『ウン。そやれぇ。』

    この時スデにあたしは感じ取っていたのカモ。響と可奈衣の只ならぬホワホワした柔らかい空気に。"何か起こる"って事――。恋のオーラってヤツや!!???

    2006-01-06 08:56:00
  • 56:

    『あ!!羽梨ー美羽???おはぁ?』
    あたしらに気付いたカナがこっちに向かって大きく手を振る。その後すぐ
    『日暮サン!!そんな手ェ上げたらブラジャー見えるから!!???笑』
    と、目を手で覆いオチョくる響。『ィャぁ?もぅアホッッ!!?笑』と、すかさず手をおろすカナ…
    ――あたしと美羽は顔を見合わせ眉を動かす。そして以心伝心。「始まったな」と…――。

    2006-01-06 09:03:00
  • 57:

    その後すぐにカナは立ち上がり、
    『ゴメンょ羽梨ィ〜はぃ座りなッ。』とあたしを席に座らせて、響に
    『羽梨をよろしゅぅな??笑』そう言い、肩を軽く叩き自分の教室へとソソクサと帰って行った。

    あたしも美羽もすべてをわかっている??カナのこの数分間の言動はすべて「作りもの」。その黒〜い?腹できっちり鮮明に計算し尽くされての事なんでしょ?(☆ー☆)?カナちん。

    2006-01-06 09:14:00
  • 58:

    《カナは響狙いやのぅ??》
    美羽と?人テレパシーで通じ合ってにんまりしていたら、響があたしのホッペをツン?してきた。?
    『花ちゃん。顔おもろい。笑』
    『うっさいわい??笑』
    『マジおもろいッッ!!?笑 てかお隣は花ちゃんの友達??顔一緒やん!!笑 キモ』『うちらニコイチですから?????笑』

    2006-01-06 09:20:00
  • 59:

    美羽も響とすぐ打ち解けて仲良くおしゃべり??
    人懐っこくて、人をひきつける雰囲気を持っている彼は、きっと誰とでもすぐ仲良くなれるし、誰からでも気に入られるタイプ。そーゆー才能の持ち主。誰かさんに少しだけ似てるのカナ。。??笑

    つまりきっと今思えば響はあたしの好きなタイプのモロストライク?だったのだろう。

    2006-01-06 09:26:00
  • 60:

    だからこそ気付かないフリをしていた。あたしは彼が堪らなく好きだった。
    だからいつでも手の届くトコロにいたかった。誰より近くにいたかったから。
    "彼女"になろーなんて思わない。チガウな。
    相手が悪すぎた――。自信がなかった。けど、どうしても負けたくなかった。可奈衣。アンタにだけは――……。。

    2006-01-06 09:33:00
  • 61:

    遅れましたが、

    あたし、━羽梨━(ウリ)AB型典型的???
    二重人格、変子、気性が激しい。ハィ?まさにあたしです。自分で自分を説明出来ない位我ながら意味不な性格だが、恐らくカナとは全く違うタイプの人間だ。似てる所と言えば頭が回る方やと思われ。
    (決して良かないよ??)二重人格というより、多重人格だろう。人に気を遣うのは生れつきなもんで。でも周りいわく遣い方がおかしいらしい??フン。

    2006-01-06 09:54:00
  • 62:

    そして凹みやすく、マイナス思考で、変なトコロで自信家のカナに比べて、
    同じく凹みやすいあたしだが、実はアホみたいに打たれ強い。???笑

    カナみたいなフェロモンはあたしからはどうやったって出ないし、モテナィ?。が、打たれ強さだけは絶対負けない気満々だ??

    2006-01-06 09:59:00
  • 63:

    "いざという時"。あたしは何故かいつも強い。
    だから平気だった。あの時、、響とカナが付き合いはじめた時も……。

    "いざという時"。いつもとは打って変わってカナは弱い。その素直な女の子らしさが羨ましくて仕方なくて堪らない時があった。。

    2006-01-06 10:05:00
  • 64:

    カナとあたしは正反対で、いつもお互い「ないものねだり」をしていたんだろう。
    ――響、アンタもきっと同じやろ?


    『英太!!一緒に帰ろッッ!!』

    2006-01-06 10:09:00
  • 65:

    『ほ?い待って???』――ミーンミーン―???

    セミ達がチラホラ鳴き始める?月初夏。教室が蒸し暑くってシャツが汗でベタついたり、水泳授業が始まったり。。そうゆう季節。

    あたしは相変わらず、彼の隣にチョコンと白いセーラーを包まして、ピッタリとくっついている。

    2006-01-06 10:18:00
  • 66:

    『あっつあっつぃ???』『サウナみたいやねぇ響さぁん???笑』
    あたしは自前の扇子で彼に風を送る。
    『ん〜?ィィゎ?花チャン!!?笑 もっと?!!笑』
    『はいはい?笑 てか、はよ行きや。カナ待ってるがな。?〃』
    『や〜ん?もちょっと!!笑』――相変わらず彼はあたしに笑顔をくれている。

    2006-01-06 10:26:00
  • 67:

    『ハイオマエら黙れー座れー暑苦しい-???笑』
    そうこうしている内にミカポンの好き放題HRが始まった。
    『こら?英太??お前日暮と先帰ろうなんか許さんカラな???』
    『うわあん?笑 うるさいし?笑 ミカポンが暑苦しいわ!!笑』
    恥ずかしそうに顔を伏せる彼に、入り口で彼を待つ彼女。もぅ学校"公認"カップルへと成りつつある?人――。。

    2006-01-06 10:32:00
  • 68:

    名無しさん

    2006-01-06 13:09:00
  • 69:

    ――複雑な心境だ?。。
    『ラボラボだね、響ィー笑』『うっさィヮ?笑』照れまくる彼は、やたら可愛くてチョクりたくなってしまう。『てか花チャン、今日もクラブ?』
    『もち!!???あたし夏の大会出たいからね??』
    『無理ッしょ???笑 花チャントンネルとかやたらしそう。笑』
    『あんた?あたしのソフトにかける情熱を知らんな?笑』

    2006-01-06 15:15:00
  • 70:

    『は?笑 情熱?そんなんあったん花チャンに?笑』『あ?あたしムカついた?笑 』
    こんな話をしていた時に、彼が言ったのだ。

    『じゃあキャッチボールする??笑 みたるわ。笑』と。
    この日のあたしのクラブが終わった後、キャッチボールをする約束をした。

    2006-01-06 15:19:00
  • 71:

    カナはあたしらのその会話を聞いて、笑っていた。
    『カナもしてみたあい!!?羽梨はよ来てなぁ?』

    そう言って響とカナは?人帰って行った。
    あたしはひとりダッシュで部室へ??

    2006-01-06 15:23:00
  • 72:

    『美羽たん???千本ノックお願いしま????』

    部室に入ると女子ソフト部員達が、お菓子を食ったり着替えていたり、化粧をしてたり――…。

    『はぁ?笑 何やねいきなり。笑 美羽ノック今日パスやわ、腕痛い〜昨日寝違えたからぁ〜?』

    2006-01-06 15:27:00
  • 73:

    『チッ??あ。部長のマッキィ玉??今日あたしだけノックして??』
    一生懸命まゆげを抜いていた部長:マッキィ(エース) は、あたしを睨む??
    『お前邪魔すんな!!気ィ散るやろがぃッッ!!』
    『????』…マッキィは毛抜きにはうるさいの。
    《しゃあない??》諦めて、副部長:田中(キャッチャー)に。『なぁたなさん、ノックしてぇ???』『うち今日家でぷよぷよするから帰るネン?ゴメンな?羽梨チャンも来る??』 ッッてオイ〜〜〜??ワライ!!

    2006-01-06 15:36:00
  • 74:

    『ちょっとちょっと待ってよ皆???何なんコノやる気のナィチャラけた部ゎ?笑 大会前やで??普通もっと張り切って"ガンバロなぁ???"とかナィワヶぇ????部長はまゆげ抜いてて副部はぷよぷよて????笑何やそれ??笑 ってなぁ??』

    ━シーン…━となったその直後。みんなが一言。

    『ィャ。お前にゆわれたくナィし。笑』

    2006-01-06 15:43:00
  • 75:

    『あーオッヶ?????皆その意気や??チームワークだけはィィねんからこの部わぁぁ〜?笑』
    『ぅし。一年生。用意してー!!』『ィャシカトかょ??』やっとマッキィは毛抜きをしまい立ち上がり
    『どーゆー風の吹き回しなん。笑』
    そう言いながらあたしにノック用のバットを渡してきた。《よっしゃぁ??》
    『あー??マッキィ?ヨッ、さすが部長!!まゆげが綺麗!!…いでッ!!』『はよ行くで!!あほ。』やっとの事でみんなでぞろぞろグランドに出る――。

    2006-01-06 15:52:00
  • 76:

    『キャッチボールゥゥーー?』『オラーイ。』

    広いグランドの端っこで練習をする、あたし達は、弱小ソフト部?。。?ネン生は大会で乱闘騒ぎを起こしたから早々と引退していていない。代々受け継がれる、"弱小部"、"厄介部"と言う汚名をあたし達の代で晴らしたいところだが。。。

    美羽『いって!!!死ぬ!!突き指したぁ?!!』

    2006-01-06 16:01:00
  • 77:

    『大丈夫かぁー???』あたしが美羽に駆け寄ろうとしたら、マッキィがあたしの体操服を掴んで後ろに戻した。
    『誰か!!救急箱?持ってきたって!!』『ハィ?』
    ?年生が部室へ走る。その間にマッキィはデッカイため息をつきながら美羽を見下ろす。
    『お前なんでグローブナィ方で取ろうとするねん?笑 アホとちゃうか。笑』
    『だって右にボールきてんも?ん??』『いつか手折れんぞ、バカちん!!笑』

    2006-01-06 16:09:00
  • 78:

    『きゃぁあ???』
    『次ゎ何や??』と、マッキィとあたしは叫び声の方へと振り返る。
    『ゴメン?大丈夫?ゴメンなマヂで???』
    振り向いた先には、うずくまってる?年生に、?年生ライトのアヤ。
    大方、フライボールが顔面に直撃でもしたんだろう。あたし『あーあー。いたぁ?笑』マッキィはまたため息。『はぁ??笑 ネタやな。このクラブは。。笑』

    2006-01-06 16:15:00
  • 79:

    ――そう。何を隠そう、この部はソフト部でありながらキャッチボールさえまともに出来ない連中の集まりなのだ。?臭い青春ドラマみたいでしょ。笑
    顧問の先生でさえいつもいっていた。
    『皆散らばって、それぞれチガウ部に入ったらどうや?いらんやろ。笑 』

    こんなあるまじき発言も、納得してしまう程、あたしらは"弱小"。

    2006-01-06 16:22:00
  • 80:

    でもたったひとつ。誉められるべき点があった。それはさっきも言った様に、
    「チームワーク」というより「仲の良さ」かな。?

    でも、こんな弱小部でもみんな夢があったのさ。ちっさい?夢やけども。

    2006-01-06 16:26:00
  • 81:

    ノックの準備中、マッキィがポソリと言ったのをあたしは聞き逃さなかった?
    『やっぱ?回ぐらい、勝ちたかったナ。。』
    マッキィは、この弱小部ではもったいなさすぎる位、ィィ玉をほるピッチャーだ?先生達も言っている。小さい頃からお父さんとソフトの練習をしていたと、いつか言ってたっけ。
    『てか、何の弱きで過去形やねん。笑』
    あたしがそぅ言うと、マッキィは思いっ切りあたしの方に振り向いた。

    2006-01-06 16:32:00
  • 82:

    『アンタ勝つ気あんの?』『はぁ?シャカリキあるがな?笑 てか、頑張ったら?回ぐらい勝てンちゃン?普通に。あ。あとくじ運良かったら。?笑』
    冗談半分でゆってみたヶド、マッキィは目を輝かせてこう続けたのだ。
    『マジで?勝つ気ある奴いてたんや??そーか?…アンタサボってばっかやしやる気ナィ思てたヮ?良かったぁ???』
    『夏の大会絶対勝とや?』『うわぁ?それやったらアタシめちゃ頑張るヮ????』

    2006-01-06 16:39:00
  • 83:

    『よしこ?い??マッキィ?そうと決まったらノックや??』『オラーイ??』
    ――カキーン――?

    こうしてあたしの何気ない一言でマッキィのソフト魂に火をつけてしまったみたいで、、今日カラ本当の情熱の日々が始まってしまうハメになったのだった。
    《正味、毎日部活出るとか死ぬって?笑》

    2006-01-06 16:44:00
  • 84:

    部活も終わり、帰り道?。

    『ホンマに勝てんのかよ。笑』
    チャリんこぎながらあげクンを食って笑う美羽。
    『しらんがな?笑 でもマキが本気なってしもたんやし勝つしかナィっしょ』同じくケツでからあげクンを食うあたし。

    2006-01-06 16:49:00
  • 85:

    『どやろねぇ…てか、ドコにおるん。カナ達は?』
    『石公?。皆いてるってぇ?』『オキマリやな。』

    チャリんこをリンリン言わせて石公に向かった。
    《響とキャッチボールぅ??絶対あたし今日で上達したわ!!??》

    2006-01-06 16:57:00
  • 86:

    『おつー??』
    ―ニコイチ・石公到着―???男の子も女の子も、この石公に集ってそれぞれ何やら遊んでいる。その中から響を目で探す――。あ?発見

    『響ィイ??グローブ持ってきたでぇ?笑』
    すぐにチャリを飛び降りて彼の元へ。『あ。花チャンお疲れぇ????やろかぁ〜』

    2006-01-06 17:04:00
  • 87:

    《――ん??》
    彼の背後に俯いてる人影。あぁ‥カナや。え、てか。泣いてる――?
    あたしはその場にいた幼なじみ、「周貴」にこい??と手招きしてみた。
    『周貴。カナ泣いてん?どしたん?』
    『うーん。ワッカラン。家の事情ちゃうのォ?』と、興味なさげに答える彼。

    2006-01-06 17:11:00
  • 88:

    『あ、そう?てかアンタ、まだあたしよりちっこいンちゃうの?笑』
    『アホか?笑 オレのが普通にデカイわボケ。お前こそ乳だけデカなって。笑』『うっさいわチビが??笑』
    彼は幼稚園の頃からの幼なじみで、同じマンションに住んでいる、隣のクラスの男の子。「赤松 周貴」

    これからあたしとカナの戦いを更に盛り上げてしまう人だ。

    2006-01-06 17:18:00
  • 89:

    『赤松!!』
    あたしと周貴が身長を比べ合いッこしてた時、カナが少し怒った口調で周貴を呼んだ。
    『え。何オレ?』とキョドりながら周貴はカナの方へ歩いて行った。それと同時に響がこっちに歩いてきた。

    『花チャン。グローブわぁ???』

    2006-01-06 17:28:00
  • 90:

    『え。てかアンタ。カナは?』あたしがそう聞くと響は少しダルそうに頭をかきながらこう答えた。
    『ん〜…てか、今ィィ。アイツ。正味だるいわ。』

    響の口から、初めてカナの愚痴を聞いた瞬間だった。『だるいって何がよ?』 すかさず聞き返すあたし。

    2006-01-06 17:32:00
  • 91:

    『んー。てかなんか、意味ワカランしな。最近特に。いかなし切れて、いかなし泣くし。笑』
    苦笑いで答える彼を見て、やっぱりあたしはカナが羨ましくなる。
    だってそうやん。響はカナが好きやから、こんな事をあたしに言うんやろ?

    それにあたしはつきあった人に多分、"いきなし切れたり泣いたり"出来ない性格。それはカナ特有。

    2006-01-06 17:37:00
  • 92:

    チラッとカナを見ると、周貴の腕を掴んで泣いていた。
    その場にいたまる子はそそくさと美羽の隣へ移動し、呆れた顔でカナを見ている。
    明らか周貴は困って響に何か口パクで伝えている。
    響は顔の前で両手を合わせて、ジェスチャーで周貴に謝っていた。
    《何やねん、一体。》きっと美羽もまる子も思っているはず。。

    2006-01-06 17:42:00
  • 93:

    加奈衣はいつもこうだ。
    カナの家は再婚でママ母、カナにはお姉ちゃん?人と血の繋がらナィ兄弟がいる。カナいわく、カナ達兄弟は母親の元で暮らしたいらしい。でもそれが出来ない事情があるとか、ナィとか。。

    カナは家の状態が悪いと人が変わる位に荒れる。そのとばっちりを受けるのはいつも彼氏。そして友達のうちら――。

    2006-01-06 17:49:00
  • 94:

    最初はうちらも話を聞いたり色々カナを助けてあげようとしたヶド、カナは優しくしても、叱っても、構われる度に荒れる。
    "わかってる"んやと思う。あたしらでカナは助ける事はできん。カナは不器用。捌け口を知らない。家族を愛してるから、周りに当たってしまう。それしか出来ずにどうしようもナィ。
    なかなか厄介な子やヶド?あたしら?人はカナの居場所やと思うから、最近じゃあえて何も言わずに当たりたい人に当たらせてあげて、いつものカナに戻るのをひたすら待つ。
    うちらなりに見つけた、「カナの精神安定策」は今のところはこれだけ。。

    2006-01-06 17:58:00
  • 95:

    あたしが思うに、カナは響が好きなんやろーヶド、"足りひん"ねやろゥ。それで周貴の事も気に入ってるんやろーな。。

    『ィィよ、花チャン。早くボール???』『えッ。』

    ふと気付けば響がグローブをはめてボールを待っていた。

    2006-01-06 18:04:00
  • 96:

    《さすがにカナが泣いてるのに…なぁ?》
    『ちょッ!!まるッ!!ほれッッ』『ふゃ??何よ??』
    あたしは近くにつっ立ってたまる子にグローブを投げて、カナの元へ向かった。

    三角座りして泣いてるカナ。そすてそのカナに腕を掴まれて困った顔をしてくる周貴。《フゥ??》

    2006-01-06 18:08:00
  • 97:

    あたしはカナの前にチョコンと座って頭をポンポン。
    『カナッ?てぃッ。笑 どしたんや。大丈夫か?』
    するとこれまたカナったら…??
    『大丈夫…羽梨、英太の相手したってぇ??ごめんな…』ですって。。《あたしはお邪魔な訳ね?》
    あたしは周貴と顔を合わせて顔を揺らしながら響の元へ戻った。

    2006-01-06 18:14:00
  • 98:

    名無しさん

    2006-01-06 20:28:00
  • 99:

    名無しさん

    2006-01-07 02:28:00
  • 100:

    名無しさん

    ひゃく

    2006-01-07 03:28:00
  • 101:

    ???

    頑張って?

    2006-01-07 04:17:00
  • 102:

    100取られたあ???笑
    ???サンありやす???
    ガンバりまぁす????

    2006-01-07 17:46:00
  • 103:

    『な?無理でしょォ〜笑』早々と戻ってきたあたしに響が耳打ちをする。
    『カナのアレは今に始まった事じゃナィカラ?まぁ彼氏サン頑張って。笑』
    『降参かも。笑』『ォィ??笑』《もーいっか??》

    カナは周貴に任せて、あたし達はその場にいた皆で悠々とキャッチボールを楽しんでいた??

    2006-01-07 17:51:00
  • 104:

    その間、カナは周貴にベッタリでしまいにゃ抱きつく始末???あーあー、周貴ったらニャヶてますやん?笑

    美羽『今日はカナ激しいな。笑 てか響、可哀相。』まる子『それやな。』

    そうだ?。彼氏が目の前にいるのに。ってゆってもコレもきっと構って欲しくてやってるカナの我儘だ。チキョゥ?!!笑 あたしには真似できん。てか、似合わぬ。。

    2006-01-07 17:58:00
  • 105:

    『真剣ダルィカモ…。』
    気付けば、響の顔が怒ってた。モヤモヤする。
    いつも笑ってて楽しそうな響が、怒ったり、呆れたり、見た事ナィ顔をあたしに見せるのは、全部?カナの事。モヤモヤする。
    カナは確信犯なんは確かなのに。それに見事にハマる男。今まで皆そうだった。響も一緒か。
    《モヤっともやっとするがな!!?》

    2006-01-07 18:08:00
  • 106:

    『羽梨。取っちゃえばぁ?笑』
    フと言う、美羽ちゃん??アンタって子は。。?笑
    まる子はそれを黙って聞いていた。

    あたしはそれをシカトしつつ響とキャッチボール??『花チャン、普通にうまいやん。笑』『やろ?笑』

    2006-01-07 18:13:00
  • 107:

    『あたしら夏の大会絶対勝つって決めたから???』『弱小やろ?笑』響はそう笑いながらも、『ガンバれッ?。』と言ってあたしの頭を撫でてくれた。
    《ぅわッッ?本気でガンバろッッ?笑》

    あたしは本気でソフトボールに情熱を注ぐ事になる。あの日から…更に。。

    2006-01-07 18:18:00
  • 108:

    PM??時をまわった頃、周期があたしを呼んだ。
    『ちょーお前、送ってや!!俺テレビ見たいから帰るからぁ!!』『はぁ?笑 まぢでぇ?ダルぅ?笑』
    ぁたしら皆でソフト話に熱中してる真っ最中??
    『何やね?いつも俺送ったってるやろ?笑』
    『え????』そんな言い合いをしていたら、それきた?といわんばかりにカナが口を開いた。

    2006-01-07 18:26:00
  • 109:

    『カナ送って行くわ。カナももぅ帰るしッッ。』
    『え?でも…』周期が戸惑ってるトコロに、響がまたジェスチャーした。
    周期はそれに頷いてカナとチャリんこで帰って行った?

    チラッと響を見る。『ハァ?』と、デッカイため息を漏らす。。

    2006-01-07 18:33:00
  • 110:

    そこにまる子や他の男子が響をチョクり出す。
    『おまえ日暮、周期に食われんぞ!!パクッと。笑』
    『せやでぇ?赤松やありチンやかあらなぁ〜笑』『ほんで日暮のあのフェロモンときたら。笑 周期じゃなくても…なぁ?笑』
    ケラケラ笑うみんなを前に、響はいつものあの笑顔で言う。
    『うっさい!!お前らぁ??笑 ぽけ!!かす!!』

    2006-01-08 00:17:00
  • 111:

    それから、皆で夏休みの話やら、学校の誰かの話やらで気付けば時計の針はPM?時過ぎ。

    『そろそろ解散しよっか』誰かの一声でパラパラとみんな帰りだす。さぁあたしらも帰ろうかと美羽とチャリにまたがった時、まる子があたしに抱きついてきた。

    『なー、羽梨ィ、?ヶ?してぇ?』『はぁ?笑 何でょ。アンタ。笑』

    2006-01-08 00:29:00
  • 112:

    聞くとまる子はカナとチャリ?ケツで来たらしく、足がナィらしい。
    美羽『カナあかんわ?笑』あたし『アンタ見捨てられてるやん?笑』
    まる子『うわ?ん?さっきカナからメル?きたもん?笑 ほらコレ????』と、まる子がメールを見せてくれた。

    「FROM:カナ カナ今日はおっても皆に気ィ遣わす思うし、先帰るわ???まる誰かに送ってもらってぇ?ホンマにごめんな??』

    2006-01-08 00:41:00
  • 113:
    2006-01-08 02:28:00
  • 114:

    名無しさん

    2006-01-08 06:37:00
  • 115:

    名無しさん

    >>1ー150

    2006-01-08 08:10:00
  • 116:

    名無しさん

    2006-01-08 08:11:00
  • 117:

    レスアンカーで?げてくれてる方、わざ?お気遣いありがとうございます???
    ペース遅いと思いますがコレから盛り上げていくので、宜しくお願いします???

    2006-01-08 17:19:00
  • 118:

    『さすがカナやな?』

    悪気がナィのか、アルのか、何なのか。。あたしら同性から見るとカナの言動はかなりしらじらしく鼻につく?。。でも何故か憎めナィ。そんな感じだった。

    今日までは――……。

    2006-01-08 17:24:00
  • 119:

    『サンヶ?でもィィヶドおまえ前乗れよ?笑』
    『え?ややぁ??笑乗ってや美羽???』『は?おまッッ??このチャリ?どんなけ重ィか知ってん??お前のしたらパンクどころか破裂やわ??笑』と、
    ケンカをしだしたまる子&美羽???
    『もぉー?あたしがこいだらええんかいな?笑』
    『オッ?さすがスポーツマン?笑』

    2006-01-08 17:34:00
  • 120:

    そんなやり取りを見ていた響が笑いながら言った。
    『花チャン俺送りましょ』 『えッッ???』『自分らサンヶ危うぃヮ?笑 おいで。』あたしは言われるがまま響の元へ。
    まる子『あ?と?響??』美羽『でもお前まえやからな?』『ちッ?ィデッ!!』

    ギャーギャー言いながらも美羽とまる子は『羽梨ヨロシク?』と叫んで、まる子運転のフラフラのチャリで帰って行った?〜。

    2006-01-08 17:43:00
  • 121:

    みんなもぅ帰宅して残ったのは、あたしと響、?人だけ――。
    『久しぶりやね、俺ら?人だけなんの。笑』
    響が二マーッとまた笑う。笑うと目がなくなるこの笑顔があたしをいつも元気にしてくれる。
    『そやね。笑』?人きりになった瞬間、覚醒してしまう事に気付く。
    "あたしは響の事が好き。"

    2006-01-08 20:11:00
  • 122:

    転校初日が懐かしい。ココで?人で牛丼食べたっけ…。気がつけば、季節は夏―。気がつけば、"カナの響"――変わらないあたし。

    『てか、俺ら初めて会った日ココでローソン牛食ったよなぁ。笑』ゆりかごを揺らしながら、呟く彼。
    『あたしもそれ今思い出してたし。笑』『んま?笑 以心伝心〜?』
    《……。》同じ思い出をイッショに振り替えれるのが嬉しい。だってそこにだけはカナはいない――。

    2006-01-08 20:20:00
  • 123:

    『ちょっと喋る?』
    内心嬉シィ。そしてドキドキ??そんなのは全部隠して『いいねー笑』と、軽く笑いさり気なく彼の近くに寄る。《あ‥》
    そしてまた、覚醒する。ドキドキする?
    大きいカッターシャツ、そこから透けてる黒のノースリーブに、細い腕。でも筋肉は程よくついてて。ちょうど??差で見上げる位の彼の背丈。ワックスでちょっとイヂってるのだろう、女のあたしより綺麗な茶色くツヤの光る髪。
    やばい?やばすぎる。。すでにシルエットだけでもストライクだって言うのに―???

    2006-01-08 20:38:00
  • 124:

    『花チャン、こっち乗り??こっち?』
    『え?てかあたしの方が重いとか嫌ょッ。笑』
    『まぁさぁかぁ??笑』と、あたしのカバンを取り上げ、ゆりかごに乗せる彼。『はやく乗って?』
    『…?…ハァィ。。笑』
    そんな可愛い顔で、可愛い口調で喋られたら、もう…ねぇ。。笑《……たまらんがなッッ??》

    2006-01-08 20:44:00
  • 125:

    まだまだある、あたしが響に感じる「魅力」?――。
    『響、それ可愛い??首のんッッ。』『ん?これぇ?』と、つけてるネックを触る彼。『みして???』ガン見するあたし。
    ――花村羽梨、?歳。初めて「GUCCI」を付けてる同級生に出会いました。笑

    『噂のグッチ???笑』『誰の噂?笑』『おにいがいっつもゆうてはる。笑』

    2006-01-08 20:55:00
  • 126:

    ゥリゥリぉ久(o^□^o)
    今イッキに読んだょ♪なんか自分の青春時代と照らし合わせて見てたからなんか懐かしい気持ちになれたわぁ(>ω

    2006-01-09 02:05:00
  • 127:

    名無しさん

    2006-01-09 04:54:00
  • 128:

    ???

    頑張ってな?

    2006-01-09 05:22:00
  • 129:

    名無しさん

    2006-01-09 07:29:00
  • 130:

    ?ゅか?

    ?しおり??

    2006-01-09 11:38:00
  • 131:

    ゅら玉?お久しです???もっと青春思い出してもらぇる様に書いていきマスね????笑 懐かしんでくれると嬉シィヮ???
    ありがとう???

    ????ありやすッッ????ゅか??毎度ありがとうやでぇ???

    2006-01-09 16:56:00
  • 132:

    《作業着姿もカッコィィんやろなぁ…??》

    ?歳━。"好き"だけで良かった。純粋に恋する気持ちだった。見返りなんて求めなくても楽しくて嬉しくて仕方なかった。

    『花チャン、帰らんで大丈夫?』気がつけばポリリ達が見回る位の遅い時間だ?《あ…。》

    2006-01-09 17:04:00
  • 133:

    『大丈夫。?』少し携帯の時計を気にしながらも、笑顔で答えた。こんな素敵な時間ってナィもの?
    『ホンマ?。てか花チャン、ストロー噛みすぎ。欲求不満か?笑』
    あたしが飲んでたパックのレモンティのストローを見て響が言ってきた。
    『ィャィャ??ちゃうカラ!!?笑 クセやカラ!!笑』すると響が少し意地悪そうに笑う。
    『寂しがり屋さんやな。』

    2006-01-09 17:12:00
  • 134:

    「寂しがり屋」――誰にも言われた事のナィ、そのあたしに似合わない言葉にやけにドキっとする。
    『それを言うならカナでしょ?笑』と、とっさに話題を変えてみる。
    『はぁ〜アイツゎ究極やな!笑 「寂しがり」とかそんな可愛いモンちゃいますやん。?笑』『まあな。笑』

    そこからは途切れる事なくカナの話や、学校や、ミカポンの話をしていた。

    2006-01-09 17:18:00
  • 135:

    リかチあン?

    今初めて読んだょ?めたおもろぃゎぁ???本間青春やねッ??続き気になるぅ?これからどんな戦いがあるのかぁ………?完結まで見届けるから頑張ってニャ???

    2006-01-10 05:54:00
  • 136:

    リかチあん?
    嬉シィご感想ありがとう??青春感じてもらえたら何よりでふ???笑
    これからどんどんみんな戦ってくんで見てやって?サィ???笑?

    2006-01-10 14:38:00
  • 137:

    夜は好き?。昼間、学校で会うみんなとはチョット違うみんなになるから。チョット、深くなれる様な気がするから。夜は開放的だ。空が暗い。チョット。ほんのチョットだけ、逃げれる。色ンなダルィ事から。今朝の事が遠く感じて落ち着いたりするし。
    授業も、うるさい大人も、部活も、テストも、今はおやすみ――。
    言うなら、明日の朝までの唯一の、休憩時間。

    ――でも、楽しい時間はすぐに終わる。

    2006-01-10 14:53:00
  • 138:

    『送ろか。あんま遅なったら明日学校こおへんそうやからな、花チャン。笑』――と、響があたしのカバンを片手にゆりかごから降りた。
    『…はぁぃ?』《チェッ?》と、聞き分けの良いフリをしてあたしも響の後に続きながら、ふと、考える。

    "カナなら――。"
    こうゆう時、可愛く上目遣いなんかしながら、あるいは手なんか握っちゃって、「まだ帰りたくナィ…」とか、ゆっちゃうんやろうな。………………

    2006-01-10 15:07:00
  • 139:

    …………『さむッ???』《可愛いんカモしらんヶドあたしにはぜっったいムリや?あたしがゆったら絶対キショィ??》
    思わず出たあたしの気色の悪い独り言に、響が反応。『は?笑 もう夏やで?笑』『あッ、あつッの間違いやった?笑』
    『どしたん、君!?笑』呑気に笑うな?!!笑

    笑いながら?人でテクテク歩いてたら響が立ち止まり、ポケットをゴソゴソ――…

    2006-01-10 15:15:00
  • 140:

    ―カチャッ。ブゥゥン―…
    『…てあんた?笑 原チャリ登校?』
    『今日だけ。笑。てか急いでる時だけぇ?。』と、原チャリに荷物を乗せ、またがる彼。『マヂか?笑』
    原チャリ、バイク大好きなあたしはやたら興奮???笑『すげすげ!!あたしに運転さしてやッ??出来るやんなぁ?笑』『アホ?笑 女ゎ危ないわ?笑 また今度な。はよはよ、乗って?』『ウホ?ィ?笑』あたしははしゃぎながら彼の後ろにまたがる。

    2006-01-10 15:26:00
  • 141:

    『ちゃんと乗った??』
    『おう???さぁいこ?ぜ響の旦那ッ???』
    『オマエ本田か!!笑 ちゃんとスカート押さえとかな苺のパンツ丸見えやで!』『おうよ???』そう言うと彼はを勢い良く走りだした。――ブゥゥゥゥゥン――《風が気持ちィィ??…って。ん?え。え??》

    『てかアンタ?何であたしのパンツの柄知ってンのよ????笑』『おっそ?笑気付くの!さっきゆりかご乗ってる時ずうっと見えてた??笑』

    2006-01-10 15:37:00
  • 142:

    『あほ?笑』『てか、ぶっちゃけゆったら学校でも常見えてる?笑花チャンよく暴れてるからあ?』
    『え?なんて???』
    『なぁんもないッ?笑』

    風で遮られない様にデッカイ声で喋る?人――。《楽しい楽しい??》でもこれまたあっと言う間に、あたしのマンションの下に到着。――キィィィィィッ。カチャ。。

    2006-01-10 15:43:00
  • 143:

    『お疲れ??』『響、今度原チャリ乗せてや?約束やで?笑』『わかったわかった。笑 ハィ。約束な?』と、小指を差し出す彼。《ぇッッ。。》――初めて彼と、"指切り"をした。
    『ありがと!!??笑』
    『ハィ??明日ちゃんと遅刻しんとおいでやぁ〜〜笑』『ウン??んじゃあ響もキィつけてなぁ。ばいばあいッ??』と、エレベーターホールに小走りした。

    あたしがエレベーターに乗るまで、彼は原チャリを降りてずっと手をふって見ていてくれた。

    2006-01-10 15:53:00
  • 144:

    《アカンゎ。ヤバィ。笑 やっぱ好きやぁ??》
    あたしは彼への恋心と魅力を再確認した。ドキドキも冷めぬままエレベーターが?階に到着。
    そして大きく、深呼吸する。
    『…行くか。』
    そしてマンションの通路をテクテク歩く――。

    2006-01-10 15:59:00
  • 145:

    ━「1003」━。
    この部屋番を確認し、小さくタメ息をつき、カバンから鍵を取り出す――。
    "楽しい時間はココまで。"

    ―ガチャガチャッ…―。。そして心の中で、一瞬お祈りしながら扉を開ける。

    2006-01-10 16:03:00
  • 146:

    《どうか今日はやってませんように――…》。

    『ただい…』玄関の扉を開けた瞬間、皿が割れる音が耳に飛び込む。
    ―ガチャーンッパリーンッッ!!―― 『黙れや!!キチガィが!!』それと同時に、怒鳴り声――…
    《ムダやったか…。》あたしはまた小さくタメ息をついて、コンバースを脱ぎ、リビングに繋がるガラス扉を覗く。。

    2006-01-10 16:11:00
  • 147:

    そして恐る恐る、その扉を開く。
    『だだいま‥。。』

    案の定、リビングはスゴィ事になっていた。ガラスが散乱し足の踏み場はなく、晩ご飯のオカズだろう、餃子と唐揚げは床に転がり、イスは倒れ、フローリングの穴が今朝よりも確実に増えていた。
    あたしはゆっくりと開けた扉を静かに閉める。

    2006-01-10 16:18:00
  • 148:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 149:

    ―ガチャ。あたしは自分の部屋に入ってカバンを放り、ジャージに着替え、セーラー服をハンガーにかける。

    『なぁ羽梨。まだやってたぁ?』そこにテレビを見ていた妹が、話し掛けてきた。『まだやってる。今日ゎいつもよりヤバ気やな?』 『そっかぁ。』それだけ言うと、妹は布団に入った。

    ?紹介しよう??笑 あたしの妹、「優」。?つ違いで当時小学校?年生。末っ子のお子ちゃまだ。

    2006-01-10 16:45:00
  • 150:

    でも、コイツもお子ちゃまながらに家の状態ってゆうモノを理解しているらしく、『ウチは大変や。』と、口癖の様に言っている。
    《ダルイわぁ?おにい大丈夫カナ。。》
    あたしは前髪をチョンマゲにして、ドァを少し開けてその隙間からリビングを覗く。コレも"いつもの事"だ?

    目に移るのは、お兄がテーブルをガンガン蹴ってる光景。恐ろしい??

    2006-01-10 16:52:00
  • 151:

    お兄は本来、お調子者でなかなかおもしろい奴だが、この時ばかりはあたしでさえお兄にビビっていた。ハンパじゃナィ恐さを家の中で見せ付けられてたから。
    最近はキックボクシングを初めて学校にも行かず、パチスロに入り浸り…?たまに現場仕事に言って、家に帰ってきたかと思えば、キチガイ親父と乱闘騒ぎ―…。

    とにかく荒れていた。理由はわからない。しいて言えば家庭環境だろうか…。お兄はオトンが昔から嫌いだった。

    2006-01-10 17:08:00
  • 152:

    中学入学あたりからそれを理由に家に帰らなくなった。オカンに説得され、戻ってきたかかと思うと、今まで家族も周りも誰もが恐くて逆らえなかった父親に、反発し始めた。
    それがどんどん?激しくなり、現在に至る――。

    親子と言えど、お兄?歳。もう充分の大人の体だ。オトンとさえ張り合える強さもある。

    2006-01-10 17:17:00
  • 153:

    ?>>138-155?
    まで書きましたあぁ???

    2006-01-10 17:28:00
  • 154:

    ?ゅか?

    勇気クン登場????? 実ゎ?ゅか??バン好きゃってん?笑 ぅりぅりのぉ兄様??笑 続きが楽しみ?ガンバレ???

    2006-01-10 20:04:00
  • 155:

    名無しさん

    2006-01-10 20:19:00
  • 156:

    ?ゅか??ゎお兄ファンでつか???バカお兄喜ぶわぁ???笑 本命でゎバカ満開やったヶドこっちでゎ見直したってな???笑
    カキ?あいやとおやで?

    2006-01-11 00:09:00
  • 157:

    『お前、何時まで遊んどんぢゃぃ。』
    やたらガタィのィィ、イカツィ顔の男があたしに言う?。『ごめん。皆おったカラ』あたしは必要最低限の言葉だけを吐き出す。
    『お前ナメとんかぃ!中坊のガキが親ナメとったらアカンぞヮレェ??』そばに落ちてあったガラスのコップを裸足で蹴り飛ばす、そぅ、何を隠そうこの男こそが、あたしの紛れもない父親。?

    通称:「キチガイ?の花村」だ。。

    2006-01-11 00:19:00
  • 158:

    コィツはどうしようもナィ本物のキチガイだ。?説明するのは難しいが、暴力・女・酒・ギャンブル・薬・裏商売…とにかく何でもありのキチガイ?
    (注;決してヤーさんじゃぁナィ?)
    いつからだろう。きっと生まれた時からだろう。イヤ、生まれる前からだろうか。

    ――とにかく、奴には誰もが手を妬いている?。奴の親も、知り合いも、あたしら家族も…みんな?奴にビビっている。

    2006-01-11 00:25:00
  • 159:

    ヤンパパ?チンピラ――?そんな可愛いもんじゃナィ?"何をするかワカラナイ。""何を考えてるかワカラナイ。"だから「キチガイ?」だからコワイ…。
    もちろんビビって何も言い返せないあたしの前にオカンが立ち、盾になるかの様に言い放つ。
    『もうええやろ?アンタと勇気のケンカにこの子関係ナィやないの?』
    『ワレは黙っとかんかい?』と、キチガイ親父はオカンの胸ぐらに掴みかかる。《嫌やって…!》思わずあたしは目を瞑る――…。条件反射だ。その時…――――――ドンッッ!!!!
    あたしとオカンが吹っ飛んだ――。

    2006-01-11 00:37:00
  • 160:

    『女相手にんま、頭ィってんちゃうん?お前?』

    あたしとオカンは唖然とその影を見上げた。
    《お兄―――…。。》
    お兄がオカンの服から奴の手を引っ剥がしたのだ。

    2006-01-11 00:41:00
  • 161:

    『ヮレ誰に向かって口聞いとんのかわかっとんのかぁ??ぇえ?』次にオトンは即座にお兄に掴みかかる。
    『勇気???』オカンがそう叫んだ時、お兄はオトンの体ごと食器棚に叩きつけた―――ガシャーン!!――
    《ぅわッッ。。》またガラスが割れる。そしてお兄が腹の底から怒鳴り声を上げた――。

    『お前なんか親でもなけりゃ子でもナィわ?キチガイが?お前のおかげでこの家めちゃくちゃじゃ??ちゃっちゃオカンと離婚してこの家出て行けや??迷惑なんぢゃ??意味ワカラン事ばっかしやがって』

    2006-01-11 00:50:00
  • 162:

    ――シーン――…。。

    一瞬の沈黙の後、"殺られる――!"あたしが本気でそう思ったその時、 ―ピーンポーン――
    運良く、玄関のインターホンが鳴った。

    2006-01-11 00:55:00
  • 163:

    皆、モニター画面に釘付けになる――。
    『チッ?』オトンは軽く舌打ちをしながら立ち上がり、辺りの食器やらを蹴り散らしながら玄関の方へ大股で歩いて行った。

    ―助かった…―― ホッとしつつ、まだピリピリしてる神経を尖らせオトンが玄関を出るのを待つ。
    ―バタンッ―……。 《行ったな。》皆それそれ、深いタメ息を漏らした。

    2006-01-11 01:01:00
  • 164:

    『…三田さんタイミングよおきてくれたわ。』やっとオカンが口を開く。
    『…その場しのぎじゃ意味ないやんけ。』お兄はそう一言投げ捨てて、自分の部屋へ戻って行った――…。

    残されたあたしとオカン――……。無言で散らばったゴハンやガラスの破片を拾う。
    あたしはこの時間が死ぬ程キライだ。なんてゆうか、気まずい。虚しい。言葉がナィ――。。。

    2006-01-11 01:07:00
  • 165:

    "イッタぁ…"

    そしてやっとの事で今日と言う日が終わり、眠りにつく。
    《あぁ…明日またみんなに会える。響に会える。》
    ――夜眠りに就く頃には、いつも朝が待ち遠しい。

    2006-01-11 01:24:00
  • 166:



    『おまッッ!!大丈夫か?』

    2006-01-11 01:29:00
  • 167:

    『は?何があ?』

    ――PM8:50?職員室。??いつもより早く起きれたヶド、やっぱり遅刻?「遅刻者カード」とゆう意味不明な紙キレを手に、みかポンのトコロへおはようの挨拶。

    『何がちゃうわ!笑 その顔や!!笑 』 みかポンはあたしの顔を指差して、笑いながら心配しはる。?これも"いつもの事"――。

    2006-01-11 01:35:00
  • 168:

    『しらん。でもあたし起きた時もうおらんかった?スロットちゃう?』
    みかポンの席に座り、鏡を見直して髪を結びながら答える――。
    『そかぁ。アイツぅ??あたしがあれだけ真面目に学校行けゆうたのにのぅ?』

    と、怒り気味のみかポンは、昔のお兄の担任でもある。兄妹共々、この先生に世話になっているのだ?。

    2006-01-11 01:51:00
  • 169:

    みかポンもお兄には手を妬いたんやと。?

    『まぁアイツ根はぇぇ奴やからなぁ。お前もちょっとはオバちゃん助けたれや。殴るんはオバちゃん悪いけどやなぁ。』『う?ん?。。まぁあたしもお年頃やし遊びたいやあん??』

    みかポンはあたしの家の事情を知り尽くしていて、いつもこうやって話を聞いてくれる、実はなか?ィィ奴なのだ???

    2006-01-11 01:57:00
  • 170:

    ?キーンコーンカーンコーン?―

    『あッ。あたしの好きな体育の時間??行くわ、みかポン??』『お前どーせプール見学やろ!!笑』『ははん??笑 じゃあにー??』『またなんかあったらゆえよ!』『??笑』

    こんなやりとりをして、職員室を出た――。

    2006-01-11 02:08:00
  • 171:

    『ハァ??』タメ息をつきながら、教室までの廊下を歩いていると、
    『羽梨なんぢゃそりゃあ???』と、後ろから誰かに抱きつかれた。こんなボディタッチの激しい奴はぁ――…??
    『慣れ慣れし?わ?まるオ?笑』『にゃははん??まる子やゆうねん?笑 おぱようッッ!!』
    まる子はあたしの腕を組んでピッタリとくっついてくる。

    2006-01-11 02:17:00
  • 172:

    『てかなんで眼帯?笑』
    『う?ん?あのオバちゃんの襲撃や。笑』
    『またか!!笑 てか大丈夫か?』『余裕????』
    『そか。どうしても家嫌ってなったらウチこいよな?!』
    まる子はそう言ってニカっと笑った。《ありがと…??》コイツは何も考えてなさそうで、ィィ奴だ。

    2006-01-11 02:23:00
  • 173:

    彼女は━桃━(モモ)
    愛称:まる子。典型的B型。名字が桜井という事から愛称はきている??何となくちびまる子ちゃんの名前に似てるでしょ。笑

    コイツは小太りのオチビちゃん?顔はロリ系で可愛い。ヶド、汚れ・チョクられキャラなのでモテナィ?笑(この学校ではね。)
    恐らくコイツはあたし達の中の誰よりも人生を楽しんで生きているとあたしは思う?まる子の脳みそはィィ意味で軽い。でも物事は真剣。そこが魅力。人懐っこくて可愛らしいのが、すごく憧れるトコロだ。?

    2006-01-11 02:46:00
  • 174:

    名無しさん

    2006-01-11 22:55:00
  • 175:

    名無しさん

    >111-200

    2006-01-11 23:14:00
  • 176:

    名無しさん

    2006-01-11 23:15:00
  • 177:

    あキ??

    今初めて読みましたあ-??本命もスト-リ-忘れたけど読みました??完結するまで読むンで頑張って下さいねェ-??"

    2006-01-11 23:37:00
  • 178:

    あキ???
    前のも読んでくれたんですね??ありがとうございます???前の作品に劣らない様にガンばりマスね???カキ?嬉シィです??

    2006-01-12 02:57:00
  • 179:

    ゅら

    ☆しぉり☆
    いやぁ-家荒れてるねェェ-(>_

    2006-01-12 15:25:00
  • 180:

    名無しさん

    2006-01-12 16:02:00
  • 181:

    ???

    しおり?

    2006-01-12 16:06:00
  • 182:

    名無しさん

    ぁげ?

    2006-01-13 01:00:00
  • 183:

    名無しさん

    2006-01-13 08:13:00
  • 184:

    ↑間違えた???
    ???玉でした??

    更新?しまあす。

    2006-01-14 03:30:00
  • 185:

    ただ?つだけ、欠点をあげるなら『虚言癖』。意味のナィ、バレバレな嘘をつく。そーゆー子って結構おらん??笑 まる子の家は父子家庭で色々訳アリ。あたしが勝手に思うに虚言癖のある子は家庭に何か問題がある、と思う。
    とまぁ、人ンちの事言えるモンじゃナィが?。。笑
    あたしはまる子が好き。なんだかんだで憎めナィ奴なのだ――。

    『あ!やっと来た!』まる子と?人で?組の前を通ろうとした時、ダレかに呼ばれて振り返った――。

    2006-01-14 03:43:00
  • 186:

    『おーおぱよー周期?』
    『お前何そのカオ!危ういぞ!笑』と、窓から身を乗り出して笑う周期―?。。『あたし海賊やから?今日は船長って呼べ。笑』彼に近寄り眼帯をアピる?
    『てかそんなんィィから、チョット!』『そんなんって何や??笑』『ィィから?!』
    〈――??〉
    あたしはまる子に『ゴメン!』と一言告げて周期の教室に入り、窓側の彼の席へ――。

    2006-01-14 03:53:00
  • 187:

    『どったん??』彼の隣に腰掛ける。
    『ココじゃなんやし食堂!』『はぁ?何ィ??』彼はあたしのカバンを引っ張り、ガヤガヤうるさい教室を足早に後にした。
    『あ?体育受けようと思てたのにィ??』階段を下り、?階の端の食堂へ迎向かう。『まあ座れ。』
    ―シーンとしてる食堂に、ポツリと?人。あたしは自販機の前のベンチに腰掛けた。―ガチャンッ―
    『ほぃッ』と、周期がレモンティをあたしに投げる。『あッ。あんがと。』受け取ると同時に周期もベンチに座り出した。

    2006-01-14 04:06:00
  • 188:

    『カツ丼食いたい。』と、ミルクティを飲みながら言う彼。
    『ィィねえ?周チャンゴチってや、お昼??笑』
    『ィィよ。』『マジ?どしたん周期今日優しい!!笑』『いつもやろ!笑 てか、今から告白するから、誰にもゆーなよ。』と、あたしの目を見る周期…
    〈―え!!!〉『て、てかちょっと待って?え。周期…うそん!!笑 アンタあたしの事‥』――バシン!――『いだぁぃ??』言い終わる前に周期の手が頭に飛んできた。
    『アホか!!笑 その告白ちゃうから!笑 キショィぞお前。』〈――?!笑〉 『なんや。びっくりしたぁ〜笑』『俺のがびっくりやわ!アホちゃうお前。』

    2006-01-14 04:19:00
  • 189:

    周期はかなりの毒舌野郎?女だってお構いなし!特にあたしにはいっつもボロクソゆう???。
    『アホとキショィしかゆえんのか、お前は?!』『アホ。キショィ。アホ。キショィ。』『黙れ!チビ死ね!?笑』――とまぁ、うちらは昔からこんな感じやねんヶド―…
    『てかお前大じょーぶ、家。』周期が携帯をいじりながら無愛想にボソっと言う。
    『え?あ、ウン。何とか。笑 下響いてる?笑 ゴメンな?』
    『かなり。そろそろ訴えよかなお前んち』『嫌や??あたしご近所トラブルとか!!笑』あたしは周期の肩をバンバン叩きながら騒ぐ。

    2006-01-14 04:33:00
  • 190:

    すると彼はあたしの顔を見て小さく呟く。
    『プッ…あほちゃう。笑』―ドキン―…『うっさい?笑』周期は意地悪そうに笑いながらまた携帯に視線を戻して口を開く。

    『ま、命の危険感じたらゥチ逃げてきたイんちゃう。なんつっても真下やし.ネ。』『はは。笑 ベランダから飛び降りてもィィしな??』『やめろ。お前は死ぬ。笑』――と、また携帯を見ながら、笑う周期の顔を間近で見ながら、あたしは思う。
    〈カッコよなったよなぁ〜…〉――最近、周期を見る度、実はいつも思っていた。

    2006-01-14 04:50:00
  • 191:

    名無しさん

    終わる時言って?

    2006-01-14 05:05:00
  • 192:

    名無しさん?少ないですがお弁当つくらななんでココまでです???
    リアルで読んでくれてたんですね。ありがとう??

    2006-01-14 05:26:00
  • 193:

    寝れない??
    ので少し書きまあす???

    2006-01-14 08:02:00
  • 194:

    『あ。すまそ。笑 チョット分析してましたわ。笑』
    『キショ。キモチ悪。』と、ほらね。この毒舌ッぷり?。もう慣れた??

    『てゆうか、アンタ。なんか話あったんちゃうの?』『あ〜ウン。ぶっちゃけるヶドおぉ〜』と、周期は携帯を閉じてポッヶにしまった。
    可愛かった周期。なんだかんだでィィ奴だった周期。今奴が「ぶっちゃけ」る内容を聞いて、あたしは周期にあんな感情を抱くハメになるとは――……。 『俺な。』

    2006-01-14 08:25:00
  • 195:

    周期はためらう様子もなく一言――。
    『日暮とヤってもた。』
    『はぁ??』『ほら。昨日アイツ家入れたったら、まぁなんてゆうか…流れ的に、な。笑』『本気でゆうてんのアンタ??』『ウン。』〈ありえへん――…?。〉あたしはベンチから立ち上がり周期に言った。

    『最低!このちんかす!?連れの彼女やろ!!』

    2006-01-14 08:36:00
  • 196:

    『向こうから誘ってきてんもん。しゃーナィやん?俺もやっぱ男やし。笑』
    〈なんて呆れた事!!?〉笑いながら答える周期に軽蔑な眼差しを送る?歳の純粋なあたし――?。
    『なんや。その目ぇ。笑』『別に?。ほんで?。何で?それを?あたしに?ゆうわけ?』目を細めていかつめフェィスのあたしを見てまた笑い出す周期!
    『その顔やめて、ウケる!笑』〈――コイツァホンマにィイ???〉
    ――????―――『あ、もしい?』話の途中に電話に出る周期。恐らく電話の相手は――……。

    2006-01-14 08:45:00
  • 197:

    『誰?』『え?日暮さん』〈やっぱり。。。〉悪びれる様子もナィ周期のほっぺたを思いっきりつねる。
    『ィタッ!!ィダィ何やの!』あたしの手を払おうとする彼の手をもう片方の手でつねった。『ィデッ!!』

    『響が可哀相や。』『ん。でも俺がゆうのも何やヶド英太にも原因あるんちゃう。』『お前がゆーな??』『イダダダッ。笑』
    ――なんてことだ。。。

    2006-01-14 08:54:00
  • 198:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 199:

    『あ♪サボりっ子発見♪』『ぅわあぁッッ??』噂をすれば響くん!!
    『ビックリしすぎィ。てかどしたんその目!!?』と、いつもの様にカッターシャツをはためかせ、ヒョィとあたしの机の前にしゃがみ腕をつく彼。
    『あ、コレはちょっと??昨日あのあと家族戦争してまして。笑』とっさに目を手で覆い答えるあたし。
    『え、もしかしてしばかれたん??昨日遅かったからちゃん?』『ちゃう???』『ほんまに?ごめんやで?』
    可愛い彼。〈カナと周期の知ったらショックやろな…〉頭の中はそればっかり。

    2006-01-14 09:17:00
  • 200:

    『目みしてみ?』あたしの顔に彼の大きい手が近づく。『大丈夫???』
    響の手があたしの頬に触れた時、ふいに目が合う――。〈近い、恥ズカシ―…〉
    ――その瞬間、彼は立ち上がり、座ったままの机越しのあたしの手をもう片方の手で握った。
    『え…』
    『花チャン、手きれい。』 そう言うと同時に、彼の顔があたしの目の前まで来て、あたしは動けなくなった。そして――、、

    2006-01-14 09:27:00
  • 201:

    『……ッ。』

    ――時間が止まった感じがした。授業中。誰も居ない教室の中の左後ろのあたしの席。窓からはセミ達の泣き声と、運動場から聞こえる生徒の笑い声が耳に心地良く響く。不思議な空間の中で

    初めて彼とキスをした――――。夏の始まり。

    2006-01-14 09:39:00
  • 202:


    ――ココからが、少し遅れた響とあたしの"始まり"だった。
    このキスは、あたしの中で今でも?番心に残ってるキス―――

    2006-01-14 09:43:00
  • 203:

    ――彼が、そっと唇を離す。。?人共、無言―――。あたしの心臓はバックバク…〈え。てか、え!!!〉

    『ごめん。』
    おそらく、りんごちゃん?になってたであろう、キョドるあたしの髪を、響がポンポンっと撫でた――。
    『ゴメンな?嫌やった?』

    2006-01-14 09:49:00
  • 204:

    彼が机に手をつき、座ったまま動けナィあたしの顔を覗き込んでくる。
    『え。大丈夫やで。』
    何が大丈夫かヮカランヶド、あたしはそう答えるので精一杯やった。――ドックン、ドックン――…。〈ヤバイ。〉心臓の音が止まらへん。心臓出そう!?
    『ほんまに大丈夫?』と、あたしの顔を見ようとする彼の目を、あたしの手で覆った。
    『何何?笑 花チャン!』『みんとって?!笑』もう片方の手では、自分の顔を覆う。

    2006-01-14 09:58:00
  • 205:

    さっきの名無しさん

    終わる時言って??

    2006-01-14 10:02:00
  • 206:

    『え。泣いてンの?』とあたしの手をのける響に、
    『ちゃう!笑 ハズィの!!?笑』と怒鳴った。

    『マジ?笑』響は笑ってる『マジや!笑』あたしも何故かニャけてしまう。その時――ガラッ――!!?
    教室のドアが勢い良く開いた――。

    2006-01-14 10:04:00
  • 207:

    ビックリして振り返った先には――…
    『あ。お邪魔やった??笑』――!!!?!!!――
    ニカっと笑ってこっちを見るプーマジャージのパッキン女―……

    あたし&響『みかポン?????笑』

    2006-01-14 10:12:00
  • 208:

    『ごめ???笑 悪ぃな。二ヤリ??あたしちょっと教室に忘れモンしてなぁ〜…決して悪気はナィからなぁ〜あ!あったコレコレッ!!』と、
    教台の中からビッグ三角定規を取り出すみかポン。△▲?
    〈明らかそれ今いらんやろ???笑?ほんでお前数学の先生ちゃうがな????笑〉
    心の中で突っ込みつつも、この時はそれを声に出す余裕もなく、あたしは唖然とした顔でみかポンをガン見していた。そこで彼はいつもと同じ様に笑い、みかポンに一言。
    『めっちゃ邪魔やわ。笑 せっかくィィとこやったのに?笑』

    2006-01-14 10:24:00
  • 209:

    するとみかポンは悪ガキの様に響に言う。
    『フン??お前、あたしにそんな態度とっとったら日暮にチクったるからな!ヒッヒッヒ?よー覚えとけよ!??』『うっざ…笑』
    頭を抱えて笑う響。なんか可愛い。
    『それとお前ら!次サボってんの見つけたら生徒指導室呼び出しやからな!ヒッヒッヒー!!?』
    そう言うと、みかポンは楽しそうにビッグ三角定規を手に教室を出ていった。?――ピシャッ――!!

    2006-01-14 10:33:00
  • 210:

    『なんやろうな。あの先生は…笑』

    みかポンが帰って行ったと同時に、クラスのみんなが体育から帰ってきて、自然にあたしと響はそれぞれの友達の元へ行き、それぞれ何事もなかったかの様に楽しく喋っていた。

    ――ドキン、ドクン――。〈うわ、ヤバイわ??笑〉あたしはこの日一日ドキドキしてた。そう、響とのキスで、浮かれていたのね。?

    2006-01-14 10:37:00
  • 211:

    周期やカナや、色んな事が頭ん中を回ってたヶド、とりま「嬉シィ」!!これが素直な感情で、これが?番大きかった――。

    ―?キーンコーンカーンコーン?―

    ?時間目、大ッキライな理科の授業だ。チラッと右隣を見る――。。〈…ぅう??〉頬杖をつき、隠しながら携帯をいじる響の姿。こんな普通な姿にさえ、トキめく。胸がキューンとする。いつも以上に――。。

    2006-01-14 10:47:00
  • 212:


    『それは激しく恋やな?笑そして急展開やな?笑』
    『…やんなァー??あーヤバいわぁ〜響〜…?笑』

    トコロ変わってココは食堂の裏。隣には美羽。手にはレモンティとタバコ。この草村がいわゆるみんなの"喫煙所?"なのだ?。

    2006-01-14 10:54:00
  • 213:

    白い煙が夏空にのぼる――。
    『なぁ〜美羽うぅ〜??』『何や。てか、とろけやんとってくれるか?笑 この暑さやヵラ美羽までとろけそーやわ?笑』『ァハハ〜??』『キモ。笑』と、
    草村に無造作に置かれてある木の机に腰掛け、一服中の?人。そう。
    あたしは誰かに言いたいこのトキメキを抑え切れず、そして隣にいる彼に対する恥ずかしさがMAXに達して、授業を抜け出して、美羽タンをココに呼び出したのだ?。
    ココなら先生にも見つからない???カナ達?人で見つけた秘密の場所。?ャンキーじゃナィので隠れて吸います?ハィ。??

    2006-01-14 11:07:00
  • 214:

    ?さっきの名無しサン?
    結構睡魔が来てるので今日はココまでで終わります??また読みにきてくれて嬉シィヮ????
    名無しサン来てくれたカラいっぱい書きましたよォ?????また覗きにきたって?サィ??? でゎ??、おやすみなさい???

    2006-01-14 11:13:00
  • 215:

    名無しさん

    2006-01-14 17:58:00
  • 216:

    『てかもう響ゎ羽梨にくるんちゃう?』『ナィやろ。』『カナも周チャンとヤったらアカンわな??』

    ――周期との秘密事。早速バラしてしまいました。笑あたしは美羽にだけは大概何でも言ってしまう。
    美羽『なんしか響ゎしらんのやったら黙っとかなな!』『それ。?お願いしますわ。』
    それから授業が終わるまで昨日の家での出来事なんかを?人で語っていた。

    2006-01-14 21:01:00
  • 217:


    『あ。』――トコロ変わって、食堂、やっとの事でお昼休み。美羽とまる子と『何食うー』と騒ぎながら歩いていると、周期や響たち男子の団体に遭遇。
    『ギャハハハハ?!!』――ドッキーン?――としてると『お前ちょっとッ。』と周期が立ち上がりあたしの腕を引っ張る。『何?』また無愛想に答えるあたし。『まだその顔?笑 ほら、カツ丼買いいくぞ!』
    響と目も合わせられそうになかったし、美羽とまる子を席に残してあたしは周期と売場に向かった。
    〈てか…ハズィわ?響と絶対しゃべれん??〉

    2006-01-14 21:15:00
  • 218:

    ひとり焦ってるあたしにデコピンする周期。『ィタッ?!!』『どしたん。』
    『なんもナィわ!やりチン?』『うるさいわ!笑 あ、オバちゃんカツ丼?つ。』お金を払いトレイを受け取る周期。
    『な、周期。?人で食わナィ??笑』
    『あ?何で?』と相変わらず無愛想に、お箸を口に加えながら席に戻ろうとしてる彼のおしりまで下がってるズボンを引っ張った。
    『ィィやナィ、たまには??うちらの仲でしょ。笑』

    2006-01-14 21:24:00
  • 219:

    『さわんな。』
    そう一言、また冷たく言い放ちながらも彼は響と美羽たちと少し離れた席に腰かけた。
    『あんがと?周様?』
    『お前ずっとそう呼べな。ん。』と、割り箸をあたしに手渡してくれた。〈やっぱり周期は優しぃなぁ。。?〉?人並んで割り箸を割る。――パキンッ――そしてカツを口に入れながら周期が口を開く。
    『てか、なんで離れんの、アイツらと。』

    2006-01-14 21:34:00
  • 220:

    『ん?イヤ別に。たまには周様と?人っきりになりたいな、と。』周期の顔を見て軽くウィンク??
    『気色悪。』と彼が一言。『もう!!?周期その毒舌なんとかならんのォ???女に嫌われるで!!』
    『心配すんな?お前にだけやから。』『ムカチク!?笑』
    言い合いしながらカツ丼を頬張る。そして思う。〈やっぱ周期落ち着くわ―…。〉

    2006-01-14 21:40:00
  • 221:

    彼は幼なじみ。多分、美羽の次にあたしはコイツと仲がィィ。まる子より、カナよりも。一緒にいてすごく楽。
    カツ丼を食いながら、また携帯をカチカチする周期を横目に、あたしはひとり考える――。
    〈周期にさっきあーゆったヶド、あたしも友達の彼氏とチュゥしちゃったんやから一緒よな…。〉

    周期は毒舌、オラオラ。やりちん。自分が一番。そして自己中極まりナィ。ヶド、「嘘」はつかナィ。あたしには結構何でも話してくれるし、何かといつも堂々としててスゴイなと思う。

    2006-01-14 21:52:00
  • 222:

    あたしは見た事ナィヶド、学年?喧嘩が強いとゆう噂?〈確かに強そう、口も悪いしな?〉
    『食わんねやったらくれ』『あぁ???』ちょっと手を休めてる間にカツを取られた!!
    『ムカツク返せぇぇ???』『ほんなちゃっちゃ食え。アホ。』『うわぁーん?』

    そんなやり取りをしてる時、ポンっと誰かに肩を叩かれて振り返った――。

    2006-01-14 22:06:00
  • 223:

    『おはよッ?。』
    『カナッ!!おはよッ。』

    あたしが周期とカナの事を知ってるなんか思いもしないだろうカナは、いつも通り胸元が激しく開いてるセーラーを着こなして、薄ら香水の匂いを漂わせて笑っている。
    『カツ丼カナも食べよッカナ??てか何でみんなと離れて食べてんのォ??』と、カナちゃん。『あ、今下の階の苦情タイムやねんよ。笑』あたしもとっさにうまく返す。

    2006-01-14 22:14:00
  • 224:

    sage

    2006-01-14 22:17:00
  • 225:

    するとカナは、
    『ハッハ?マヂで!笑 んなまーまた後でねぇ。』と笑って響や美羽の席へと走って行った。
    『ん。やっぱエロィな。』『やね?笑』周期とカナを見ながら納得する。

    『アレを拒む奴のがどおかしてるやろ。』周期はそう言うと、『昼ドラ見たいから早退する』とか行って食堂を後にした。

    2006-01-14 22:21:00
  • 226:

    昼休み。また美羽とまる子と一緒にトイレ前で騒いでたら、近くの廊下でカナと響がケンカしてるのが見えた。
    『だから何でアンタはわかってくれへんのよ!!』

    ――しばらくカナの怒鳴り声が聞こえた後に廊下を覗くと、泣きながらカナが響に抱きついているのが見えた――。

    2006-01-14 22:26:00
  • 227:

    イラッとするキモチと、ズキンとする痛さで、胸の中が〈モヤモヤする―…。〉

    ―?キーンコーンカーンコーン?―

    『はよ座れボケがー!!』 ━?時間・家庭科━。みかポンの授業中、隣に響がいる空間になんか居心地の悪さを感じて、『腹が痛い』と言って早退した――。

    2006-01-14 22:33:00
  • 228:

    家に帰ると、お兄が居て、機嫌が悪かったんかして『うるさいねん』と文句をつけられお尻を蹴られた。

    『ハァ??』〈おもんナィなあぁ…?。〉ひとり部屋にこもっていると、色ンな事が頭に浮かぶ。
    ――響とキス。カナと周期のえっち。響とカナのさっきのケンカ――……。
    『ァカン!!』?人で考え込んだら止まらない!そう思ったあたしは制服のまま再び玄関を飛び出した。

    2006-01-14 22:41:00
  • 229:

    エレベーターに乗り込み、?階のボタンを押す。―チーン―すぐ様降りて、歩き慣れた通路を歩く。
    ━「903」━
    部屋番をチェックし、勝手に玄関のドアを開けた――。 『誰ェー??』奥から聞きなれた声で叫んでいる。
    『あたしも早退しちゃった!笑』
    あたしはそう言いながら玄関から一番近い部屋のドアをバッと開けた。

    2006-01-14 22:51:00
  • 230:

    ――――!!!その瞬間、信じられない、光景があたしの目に飛び込んできた。

    『え…!?…』
    『…なぁ…してんの……。』
    口も目も、すべての穴が全開のまま。。あたしは固まったまんま立ち尽くす。"幼なじみ"の部屋の前で――。

    2006-01-14 22:58:00
  • 231:

    『羽梨…。』

    その時、久しぶりに周期があたしの名前を呼んだ気がする。その声と重なり、小さくしか聞き取れなかったヶド、確かにもう?人、あたしの名前を呼んだ――。

    『カナ…。』

    2006-01-14 23:02:00
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