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生まれ変わったら。。。

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  • 1:

    生まれ変わったら。。。



    生まれ変わったらあなたのお嫁さんにしてくださぃ。

    2005-12-19 16:59:00
  • 401:

    会話がはずんできたそのとき、『失礼しま〜す』背の低いかわぃぃホスくんがやってきた。
    あたしはちらっと見て無視していた。今ついてるセイヤくんを指名しようとしていたから。

    2006-01-25 16:38:00
  • 402:

    『そろそろいくなぁ!』セイヤがいった。
    『いかんといて?』
    『また戻ってくるからな?』
    『わかった。いってらっしゃい。』セイヤはいってしまった。

    2006-01-25 16:40:00
  • 403:

    『お名前聞いていいですか?』
    『香奈だよ。あなたは?』
    『俺ひかる。よろしく。』
    『よろしく。』

    2006-01-25 16:41:00
  • 404:

    二時間経過した。『そろそろ帰るわ。』ヒカルにいった。
    『まだかえらんといて?ラストまでおって?』
    『もう七時やしなぁ。。』
    『お願い。1500円にしとくから。』
    『お金は別に気にしてないねん。』

    2006-01-25 16:44:00
  • 405:

    『おねがい。。』ひつこぃなぁ。。『わかったよ。。』
    『ありがとう。客帰らしてくるから少し待ってて。』
    『はいよ』

    2006-01-25 16:46:00
  • 406:

    十分後、ヒカルはもどってきた。それからずっとあたしにつきっぱなしだった。お酒も入ってるせいか不倫してることとか話してしまった。。そのせいで色をかけられてしまった。
    『今日休みやから遊びにいこう。』営業が始まった。。『いけたらね。』冷たく言い放つ。

    2006-01-25 16:49:00
  • 407:

    結局ラストまでいた。
    『ありがとう。バイバイ。』

    2006-01-25 16:50:00
  • 408:





    2006-01-25 16:50:00
  • 409:

    純ちゃんとずっと連絡とってなくて淋しかった。夜中になると淋しさが倍増する。ひとりでいたくない。勝手に手が動く。ヒカルに電話をしてしまった。。

    『もしもし、ヒカルと遊びたい』
    『ぃぃよ。ミナミこれる?』
    『今からぃくわ。』

    2006-01-25 16:55:00
  • 410:

    あわてて用意してタクシーにのる。

    ヒカルに電話をかける。『ミナミついたよ。』
    『今店おるから、店の前で待ってて。』

    2006-01-25 16:58:00
  • 411:

    きら

    最初カラ読んだ?
    楽しみにしてるね????

    2006-02-13 07:47:00
  • 412:

    名無しさん

    2006-02-13 07:59:00
  • 413:

    名無しさん

    2006-02-13 08:01:00
  • 414:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『待たせてごめんなぁ!』ヒカルがあわててやってきた。
    『ぃぃよ。』

    『どこぃく?』

    2006-02-13 10:04:00
  • 415:

    ◆IIQVZM1CgQ

    同年代の男の子と遊ぶのが久しぶりだったせいかあたしは緊張して倒れそうだった。みんなは何して遊ぶのだろうか??お客さまや純ちゃんとかとしか出掛けることがあまりないあたし。若い子ともたまにはあそばなあかんみたいやね。

    2006-02-13 10:25:00
  • 416:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『ヒカルに任せるよ。』

    『いきたいとこなぃの?』
    あたしの顔をじっと見るヒカル
    『。。。』思わず黙ってしまった。

    2006-02-13 10:27:00
  • 417:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『どぅしたん?俺と遊ぶの嫌?』心配そうな顔をしてみつめるヒカル。

    『違うよ。。若い子と遊ぶの久しぶりすぎてどこいってぃぃかわからへん。。』
    いきなりヒカルが笑いだした。『おまえも若いやん!ぢゃあカラォケいこぅか』

    2006-02-13 10:31:00
  • 418:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『ぅん。。』

    ヒカルの後ろについて歩いた。
    今日は火曜日。ヒカルの店ゎ営業中。『ひっかけ歩いて大丈夫なん??』
    『そんなん気にしてたらあそばれへんやん。気にしなくてぃぃよ。』のんきなヒカル。

    2006-02-13 10:36:00
  • 419:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『ヒカルさん、おはよーございます。』 ひっかけでキャッチしてるホストがあいさつをしている。
    『おはよ!俺仕事休みやねん。ぃぃやろ?笑がんばってなぁ!』
    『ありがとうございます。』

    2006-02-13 10:38:00
  • 420:

    ◆IIQVZM1CgQ

    そんな感じでカラォケいくまでにヒカルは何人ものホストに挨拶をされていた。
    一緒に横を歩くのが嫌だった。あたしを風俗まで落としたマサヤもミナミのホスト。マサヤに逢いたくない。ヒカルと一緒に歩いてるの見られたくない。

    2006-02-13 10:42:00
  • 421:

    ◆IIQVZM1CgQ

    もしマサヤがあたしとヒカルが一緒にいるのをみたらきっと笑うだろう。あのバカ女、次は違うホストにだまされてる。って心の中で笑うだろう。

    なんであたしはヒカルといるの?マサヤの件があってからあたしはホストが嫌いだった。中にはぃぃホストもいてるだろうがあたしは出会ったことがない。完全友営で有名だった某ホストくんだってあたしに手をだしてきた。そこまで嫌いなホストとなんで一緒にいるんだろう?淋しいから??

    2006-02-13 10:47:00
  • 422:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-13 10:51:00
  • 423:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『香奈先に歌って?』

    『ヒカルが先に歌ってよ〜。』まだ緊張している。

    『おまえ元気ないぞ?一気しろ!』ヒカルがあたしにカシスオレンジを渡す。

    2006-02-13 10:56:00
  • 424:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『こんなにムリだよ。。』

    『ぢゃぁ半分なぁ!』

    『わかったよ。。』泣きそうになりながら半分一気した。

    2006-02-13 10:59:00
  • 425:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『さすがやなぁ!』
    急に酔いが回る。。逆に酔ったほぅがぃぃのかも。。緊張してヒカルの顔すらみえない。。

    『歌うんやめよ!』ヒカルが急に言った。『今日はゆっくり話しよ??』

    2006-02-14 18:31:00
  • 426:

    ◆IIQVZM1CgQ

    不倫してること、今まで経験したこと全部話してしまった。ヒカルなら話してもいいと思った。さすがに飛田で働いたことあるとはいわなかったけど。。

    このとき全部話さなければヨカッタ。。あたしは隠したりうそつくことができない。たまには嘘や隠すことも必要なんだとあとで気付くことになる。

    2006-02-14 18:35:00
  • 427:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ヒカルのことも聞いた。嘘か本当かわからないけど。。でもこのとき話してくれたことあたしは信じる。信じてあげないと可愛そうだと思った。だってヒカルのコトバがひっかかるから。。

    『ホストしてたら信じてもらえない。いつも疑われる。。』悲しそうな表情。悲しそうな声。

    2006-02-14 18:48:00
  • 428:

    ◆IIQVZM1CgQ

    営業かもしれない。けどヒカルのあの表情と声は本心だろう。だから信じようとした。一人の人間として信じてあげたかった。

    2006-02-14 18:52:00
  • 429:

    ヒカル『次どこぃく?』

    あたし『ヒカルにお任せするわ★』

    ヒカル『とりま、梅田いこか』

    2006-02-14 18:54:00
  • 430:

    梅田に到着。まだ五時。どこもお店は開いてない。梅田を途方もなくぐるぐる歩き回った。ヒカルはずっとあたしを笑わせてくれる。急に踊りはじめたり、おもしろいこといったり。。

    2006-02-14 18:57:00
  • 431:

    『ヒカル?仕事しなくていいよ?普通にして?』あたしは思わずいってしまった。
    『これが普通やで!香奈が笑ってるとこみてたいねん。』

    胸が熱くなった。不倫や仕事で疲れきってあたしは笑うことを忘れていた。ヒカルはあたしに笑顔を取り戻してくれた。笑うことを思い出させてくれた。

    2006-02-14 19:02:00
  • 432:

    ◆IIQVZM1CgQ

    一時間ほど歩いた。二人とも疲れ切っていた。目の前にあった漫喫に入ることにした。

    店内は狭い。これが漫喫?って感じだった。
    『俺の思ってる漫喫と違う〜!』ヒカルが小声でいった。
    『ほんまやなぁ。小さいし。』あたしの声が店内に響く。しまった( ̄□ ̄;)!!
    ヒカルが『こらっ!』って可愛く怒ってくれた。

    2006-02-14 19:09:00
  • 433:

    ◆IIQVZM1CgQ

    同年代のカップルってこんなんなんかなぁ?!
    普通の恋愛はこんな感じなのかなぁ。。あたしも普通の恋愛がしたい。普通っていう根拠がわからないけど。。
    あたしの中で普通っていうのは、不倫ぢゃない恋愛。お互いが愛し合ってる同士の恋愛。どっちかが利益のために恋人を演じてない恋愛。それが普通の恋愛だと思う。

    2006-02-14 19:15:00
  • 434:

    ◆IIQVZM1CgQ

    あたしは眠さに限界が達していた。
    『香奈帰るか?』ヒカルが心配そうな顔をしている。

    帰るっていいたかったけど言えなかった。ヒカルと一緒にいたかった。ヒカルのそばにいることによって元気でいられる。楽しい。だから離れたくない。。

    2006-02-14 19:18:00
  • 435:

    ◆IIQVZM1CgQ

    《純ちゃんごめんなさい。。あたしなこんな恋愛がしたい。カラオケいったり漫喫いったり。ヒカルとは付き合っていないけど、カップルみたいで楽しいねん。純ちゃんとはこんな恋愛できひんやん。。あたしいっつも我慢してる。つらいねん。。》

    2006-02-14 19:21:00
  • 436:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『大丈夫やで。ヒカルこそしんどぃやろ?帰る?』素直にいえなかった。まだ一緒にいたいって。。そぅいえばあたしが色を求めてると勘違いされたら嫌だから。。今はプライベート。けどあくまで客とホスト。

    2006-02-14 19:24:00
  • 437:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ヒカルは黙り込んだ。。何か考えてる様子。
    あたしはパソコンの画面をじっと眺めていた。。

    2006-02-14 19:26:00
  • 438:

    ◆IIQVZM1CgQ

    重い沈黙がつづく。。

    ヒカルが口を開いた。『俺んちくるか。。?』ちょっとためらっていた。

    『ぅん。。』

    2006-02-14 19:28:00
  • 439:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-14 19:32:00
  • 440:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ヒカル、このときあたしのことカルイって思った??あたしは体の関係とかなしにヒカルのそばにいたかっただけやで。。ヒカルが横にいるだけで楽しいねん。

    2006-02-14 20:05:00
  • 441:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『部屋かなり汚いで!ごめんなぁ。。』
    『そんなんきにしないよ。片付けようか?』
    『大丈夫やで。ありがとぅ。』

    部屋を片付けはじめたヒカル。片付けるというか、モノを一つの場所にかきあつめてるだけ。。

    2006-02-14 20:08:00
  • 442:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ヒカルをみているだけで笑顔がこぼれる。純ちゃんと出会ったころを思い出した。。たしか純ちゃんもあたしに笑顔を思い出させてくれた人。

    神様はあたしが落ちてるときに素敵な人と出会わせてくれてるみたい。

    2006-02-14 20:12:00
  • 443:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『シャワー浴びてくるなぁ!適当にテレビみたり音楽聞いたりしとぃて。』

    ヒカルの部屋の様子をみて彼女は今はいてないみたい。昔同棲してた様子。あと枕もしてるみたいだった。イロカノかなんかわからんけど女の子と撮ったプリクラが床に落ちていた。コンドームやローションがそのへんに落ちている。歯磨きセットまで常備している。

    2006-02-14 20:20:00
  • 444:

    ◆IIQVZM1CgQ

    もしや。。あたしに枕する気なんか!?あたし枕とか色とか求めてないし!!簡単に家にきたこと後悔した。

    2006-02-14 20:24:00
  • 445:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『あ〜すっきりしたぁ。香奈もシャワー浴びてくる?』
    これはまずいと思った。『化粧おとしある?』
    『なぃわ。。』
    よかったぁ。。思わず心の中で喜んだ。
    『ぢゃあやめとくわ。』

    2006-02-14 20:27:00
  • 446:

    ◆IIQVZM1CgQ

    沈黙がながれた。。



    2006-02-14 20:29:00
  • 447:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『香奈ってカルイやろ?』ヒカルが口を開いた。簡単に家にくるんぢゃなかったって後悔しまくった。
    『なんで?簡単に家にきたから?』
    『夜二年もしてたら雰囲気でわかる。香奈は昔遊びまくってた感じする。あと意地っぱりで寂しがりややなぁ。』当たってる。。

    2006-02-14 20:33:00
  • 448:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『そんな風にみえるんやぁ。ショック。。』

    『俺やからいいけど簡単に男信用したらあかんで!男の家入ったりしたらあかんで?』

    『はぁーい。気を付けるわ。』

    2006-02-14 20:36:00
  • 449:

    ◆IIQVZM1CgQ

    こんなホスト初めてやわ。。ヒカルは普通に応援したくなった。たまに店いってあげてもぃぃなって思った。

    『一緒の布団やったら嫌やろ?もぅひとつ敷くゎ』ヒカルは気を使ってくれる。仕事だからかもしれないけど。

    2006-02-14 20:41:00
  • 450:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『おやすみ。』

    ヒカルはかなり疲れていたんだろう。すぐ眠りについていた。寝顔がものすごく可愛くてみとれてしまっていた。

    2006-02-14 20:43:00
  • 451:

    ◆IIQVZM1CgQ

    あたしはなかなか寝れなくてずっとヒカルの寝顔をみつめていた。
    急に純ちゃんと別れたくなった。ヒカルの傍にいたい。。ケータイをとりだしメールを作りはじめた。

    2006-02-14 20:47:00
  • 452:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『純ちゃんには奥さんも子供もいてる。あたしには勝ち目ないやん?最初ゎ割り切ってるつもりやった。けど終わりが見えてる恋愛やん。そんなん苦しい。あたし普通に恋愛して普通に結婚したいねん。』
    あえてヒカルのことは出さなかった。純ちゃんと中だししてから生理が遅れてるから。。あたしはずるい女です。

    2006-02-14 20:53:00
  • 453:

    ◆IIQVZM1CgQ

    何回か検査薬をした。みんな陰性。けど、最近お酒がよわくなったり、胃の調子が悪かったり、微熱がつづいたり。。まわりの友ダチはできてるんぢゃないかって心配をしていた。

    2006-02-14 20:58:00
  • 454:

    ◆IIQVZM1CgQ

    あたしはのんきにしていた。だって純ちゃんの子供できてたら純ちゃんがあたしのモノになると思ったから。。かなり最低です。体張ってでも純ちゃんと一緒になりたかった。
    そのくせ、純ちゃんと逢ってなくて淋しいからヒカルと遊んでヒカルに惚れてしまってる。あたしは都合のぃぃ女。

    2006-02-14 21:10:00
  • 455:

    名無しさん

    2006-02-14 21:13:00
  • 456:

    ◆IIQVZM1CgQ

    まとめていただぃてありがとうございます??

    2006-02-14 21:21:00
  • 457:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ケータイの着信音で目が覚めた。いつのまにか寝てたみたい。
    純ちゃんの部下であるシュンちゃんから電話だった。

    2006-02-14 21:23:00
  • 458:

    ◆IIQVZM1CgQ

    なんだろぅ?少し不安になった。純ちゃんになにかあったんかなぁ?
    恐る恐る電話にでた。

    『もしもし、どぅした?』

    2006-02-14 21:25:00
  • 459:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『社長帰ってくるの遅くなるみたいやで。』

    『なんでなん。、?』恐くなった。なんかあったんかなぁ。。

    『一緒にハワイいった人が怪我して手術してるらしいわ。帰国一週間ぐらい遅れるらしいわ。だから連絡なくても心配すんな。社長ケータイ忘れていってるみたいやから』

    2006-02-14 21:32:00
  • 460:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『ありがとお。けど今さっき純ちゃんにお別れメィル送ってん。。』

    『なんでなん?』

    『先のない恋愛したくない。普通に恋愛したい。。』

    2006-02-14 21:36:00
  • 461:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『気持ちわかるけど、社長にさっきのメイル関係ないですってあとでメィルいれときや!』

    『なんでよ?もぅツライもん。。』

    『社長はおまえのことかなり好きやと思うで。社長のデスク、ガチャピンの人形と置物だらけやし、従業員にまでガチャピンあげてるんやぞ。俺ももらったしなぁ』笑いながらシュンちゃんはいった。

    2006-02-14 21:40:00
  • 462:

    ◆IIQVZM1CgQ

    しゅんちゃんの話を聞いて少し嬉しかった。
    『わかった。謝りメィルいれるわ。』

    電話をきりすぐにメィルを送信した。

    2006-02-14 22:20:00
  • 463:

    ◆IIQVZM1CgQ

    《さっきのメィルは関係ないです。ごめんなさい。》

    2006-02-14 22:26:00
  • 464:

    ◆IIQVZM1CgQ

    あたしはなんて単純なんだろう。いつもまわりに流される。そんな自分が嫌だ。

    2006-02-14 22:35:00
  • 465:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『香奈おはよ〜』眠そうな声。

    『ごめん。。おこしちゃった?』

    『違うよ。爆睡してごめんなぁ。』眠そうな顔も声もかわぃぃ。

    2006-02-14 22:49:00
  • 466:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『もぅ八時かぁ!俺同伴やから用意するわ!』

    『はぃはぁ〜ぃ!』

    2006-02-14 22:54:00
  • 467:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ヒカルがシャワー浴びてる間、化粧をなおしたり、布団片付けたりした。

    ヒカルのケータィは休みなく鳴り続けている。

    ホストも大変やなぁ。。

    2006-02-14 22:57:00
  • 468:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-14 23:03:00
  • 469:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『香奈、俺のスーツ姿みたことなぃやんなぁ?』

    『うん。まだみたことない。スーツ似合いそうやね。』

    『ぢゃあ今日スーツ着よう!』にこにこしてるヒカル。

    2006-02-14 23:05:00
  • 470:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『ちょっと着替えるから待ってなぁ。』鼻歌を謡ながら着替えてるヒカル。

    お別れの時間が迫る。淋しい。。

    2006-02-14 23:07:00
  • 471:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『香奈みて。どぅ?』モデルみたいに気取っている。行動がほんまにかわぃぃ。
    『似合ってるで。ホストみたいやなぁ。笑』

    『ホストやしぃ〜!!』

    2006-02-14 23:18:00
  • 472:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『香奈みてみて。』お腹を指差す。

    『何なに?』

    ぽこっとお腹がでている。思わず笑ってしまった。『俺、お腹でてるからスーツ着るときお腹へこましてるねん。スーツきたくなぃわ。。』

    2006-02-14 23:23:00
  • 473:

    ◆IIQVZM1CgQ

    他愛もない会話。それが楽しい。
    楽しい時間はすぐ去っていく。
    離れたくない。。

    2006-02-14 23:25:00
  • 474:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『そろそろいこっか!』

    『。。うん。。』淋しい。けど淋しいなんか言えない。あたしはヒカルの客。

    『今日はありがとう。楽しかったわ。俺、自分から遊ぶの誘ったりしぃひんねんで。』

    2006-02-14 23:28:00
  • 475:

    ◆IIQVZM1CgQ

    色?だと思った。でも口に出さない。
    『ほんまに?誘ってくれてありがとう。すごく楽しかったよ。』
    お別れの時間。バイバイ。

    2006-02-14 23:33:00
  • 476:

    ◆IIQVZM1CgQ

    タクシーに乗りながら優と電話で話した。
    『どぅやったん?Hしたぁ?』優は興味深々な様子。
    『してなぃよ。するわくなぃやん。』

    2006-02-14 23:35:00
  • 477:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『なんでなん?』

    『浮気になるしなぁ。てか襲われなかったし。笑あたし魅力ないんかも〜。てか、逆に簡単に男の部屋入ったらあかんよって怒られたわ〜』

    2006-02-14 23:40:00
  • 478:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『めっちゃぃぃホストやん。あたしにちょうだぃ。』笑ってる優。

    『こんなホスト初めて出会ったわ。ホストぢゃなかったらぃぃのになぁ。』
    これが本音。ホストを差別するつもりぢゃないけど過去を思い出してしまうからホストは嫌い。

    2006-02-14 23:44:00
  • 479:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『もしや、運命の人違う?お地蔵さんが出会わしてくれたんちゃん?』優が言った。

    『そぅなんかなぁ。。まっ様子みてみるわ』

    2006-02-14 23:46:00
  • 480:

    名無しさん

    2006-02-15 03:28:00
  • 481:

    名無しさん

    2006-02-15 03:34:00
  • 482:

    ◆IIQVZM1CgQ

    まとめていただぃてありがとうござぃます(^O^)

    2006-02-15 09:34:00
  • 483:

    ◆IIQVZM1CgQ

    運命の人かぁ。。

    もしヒカルが運命の人やったら。。

    2006-02-15 09:36:00
  • 484:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-15 09:36:00
  • 485:

    ◆IIQVZM1CgQ

    毎日ヒカルは連絡をくれた。でも明らかな営業。

    《おはょ★今日仕事か?どこで働いてるん?俺客予定なくてやばいわ(*_*)》

    ヒカルが客予定ないわけがない。いちお役職ついてるしナンバーも入ってるみたい。

    この頃のあたしは、前働いてたキャバクラで盗難にあってから働く場所を失っていた。とにかく時期が悪すぎる。一月の末。水商売にとって大変な時期がもうすぐやってくる。だから時給だとか待遇が悪すぎてなかなかみつからないでいた。たまに派遣でラウンジやクラブで働いた。

    2006-02-15 09:43:00
  • 486:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ヒカルが営業を始めたのはあたしのせいだ。あたしがマサヤのことを話したから。。遊んだとき話さなかったら。。

    今更、後悔しても無駄。一緒にいて楽しかったヒカル。それが連絡とりたくない相手へとかわる。

    2006-02-15 09:47:00
  • 487:

    ◆IIQVZM1CgQ

    営業がひつこすぎた。あたしはヒカルを試すことにした。

    《ヒカル毎日連絡くれてありがとう。悪いけど、あたしホスクラもぅいく気なぃねん。。応援できなくてごめんね。》

    メィルを送信した。

    2006-02-15 09:52:00
  • 488:

    ◆IIQVZM1CgQ

    すぐにヒカルからメィルきた。

    《俺ホストホストっていわれるん嫌やねん。だからもう連絡しいひんわ。体に気を付けて頑張ってな。》

    客にならないとわかれば切る。あたしはヒカルにとって普通に客でしかなかった。客とわかっているけど、ヒカルのこのメィルはあかんと思った。ここで嘘でも『店はきたくなったらでぃぃよ。だから普通に連絡とろう』って言ってくれてたらあたしはヒカルを応援していただろう。

    2006-02-15 09:57:00
  • 489:

    ◆IIQVZM1CgQ

    あたしは純ちゃんと逢えない淋しさや連絡のとれない苦しさをヒカルで紛らわしていた。ヒカルの存在で淋しさ苦しさを忘れていた。

    だから辛かった。この日からヒカルから一切連絡がこなくなった。

    2006-02-15 10:00:00
  • 490:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-15 10:01:00
  • 491:

    ◆IIQVZM1CgQ

    生理が遅れて二週間がたった。検査薬を何度もしても陰性。明日の朝産婦人科にいこう。そう考えていたそのとき、ケータィがなった。

    着信中   純ちゃん

    2006-02-15 10:05:00
  • 492:

    ◆IIQVZM1CgQ

    画面をみてびっくりした。あんなメィル送ったし、正直一生連絡こないと思っていた。

    慌てて電話にでる。

    2006-02-15 10:07:00
  • 493:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『もしもし。。』電話に出たのはぃぃけど何言われるのか恐かった。さよならを告げられるんかなぁ。。

    『もしもし?あのメィルはなんや?別れたいんか!』

    2006-02-15 10:09:00
  • 494:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『ごめんなさぃ、、あのときはそんなふうに思ってん。。』
    『どぅするんや?別れるんか?』
    『。。わかれたくない。。』
    『んぢゃぁあんなこと二度というなよ?』
    『わかったぁ。。』

    2006-02-15 10:12:00
  • 495:

    ◆IIQVZM1CgQ

    あたしは純ちゃんと別れたくなかった。別れたらひとりぼっちになる気がした。

    ほんまにズルイ人間です

    2006-02-15 10:14:00
  • 496:

    ◆IIQVZM1CgQ

    電話をきった直後、生理になっているのに気付いた。。嬉しいような残念なような。。

    2006-02-15 10:19:00
  • 497:

    ◆IIQVZM1CgQ

    純ちゃん、もし、あたしに赤ちゃんできてらどうしてた?
    喜んでくれた?
    あたしと結婚してくれた?

    それとも、あたしと別れていた?

    2006-02-15 10:22:00
  • 498:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-15 10:26:00
  • 499:

    ◆IIQVZM1CgQ

    その一週間後、純ちゃんに逢った。日焼けして真っ黒だった。

    お連れさんが入院してる間、ハワイでサーフィンしていたらしい。

    あたしがお別れメィルを送ってしまったせいか、かなり純ちゃんはやさしくなっていた。あたしに気を使ってくれていた。いつもあたしが気を使っていたけど、立場が逆転したみたい。

    2006-02-15 10:33:00
  • 500:

    ◆IIQVZM1CgQ

    純ちゃんのことは好きだ。けど、いつか離れなくてはいけない。
    今なら離れることができる。だってまだ付き合って二ヵ月だから。。

    このまま離れることができなかったら。。あたしは一生純ちゃんから離れることができなくなるだろう。

    2006-02-15 10:36:00
  • 501:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-15 10:37:00
  • 502:

    ◆IIQVZM1CgQ

    着信中   ハナちゃん

    めずらしい人から電話がかかってきた。
    ハナちゃんはあたしがキャバデビューしたときのお店の女の子。大学生でたまにキャバで働いている。知り合って8ヵ月。ごくたまに連絡を取り合っている。

    2006-02-15 10:41:00
  • 503:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『もしもし〜』電話にでた。
    『もっし〜。今日ヒマしてる?』
    『うん。予定ないよ。』
    『ぢゃあ久しぶりに話そう。』
    『わかったぁ。ミナミで待ち合わせしよぅ』

    2006-02-15 10:43:00
  • 504:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ハナちゃんに逢うのは夏ぶりぐらいかなぁ。。

    ミナミの街を歩く。平日の夕方なのにすごい人。学生、社会人、ホステス、スカウト、ホスト。。たくさんの人でごったがえしている。

    2006-02-15 10:46:00
  • 505:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『遅くなってごめん〜』
    ハナちゃんが駆け寄ってくる。
    『ぃぃよ。』
    『たくさん話したいしどっか入ろう!』
    近くの喫茶店に入った。

    2006-02-15 10:48:00
  • 506:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『アンナチャン最近どうなん?彼氏できた?』
    『できたけど。。不倫やで。』
    『えっ?不倫?やめとき!!てか、紹介いらへん?』
    これが直哉との出会い。

    2006-02-15 11:05:00
  • 507:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『紹介?してほしい。』久しぶりにわくわくした。心が踊る。

    『この子やで。ホストやけどぃぃ?』クリアウェブにのってるパネルをみせてもらった。

    ホストか。。恐いなぁ。。

    2006-02-15 11:08:00
  • 508:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『営業されへんかなぁ?』心配だった。だまされたりするん嫌。もぅ傷つきたくない。

    『大丈夫!早くメィルおくり!』

    2006-02-15 11:10:00
  • 509:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『メィル返ってこなぃわ。』まだ逢ったこともない直哉くんからのメィルが待ち遠しかった。
    『寝てるやろ?あっしも彼氏からメィルけーへん。。』ハナちゃんは最近彼氏ができたらしぃ。相手はミナミのホスト。

    2006-02-15 11:47:00
  • 510:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『そろそろ帰ろうか!』



    2006-02-15 11:48:00
  • 511:

    ◆IIQVZM1CgQ

    電車にのってるときもケータイを取出し問い合わせを何回もした。メィルがこなぃ。。

    久しぶりにドキ2した。ワク2した。

    クリアウェブのパネルを何度もみた。直哉くんはいったいどんな子なんだろぅ!?

    2006-02-15 11:51:00
  • 512:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ケータィが鳴った。
    直哉くんからだった。
    《仲良くしてなぁ★遊んだりしようなぁ!》

    嬉しかった。純ちゃんとはたまにしか連絡とってなくて淋しかった。あたしは人一倍寂しがりや。淋しいのが耐えられない。ダレカがそばにいないとダメな子。もっと強くなりたい。一人で生きていけるようにならなきゃ。。

    2006-02-15 11:55:00
  • 513:

    ◆IIQVZM1CgQ

    直哉くんにはホストいったことないことにした。直哉くんはホストという職業が嫌らしい。

    直哉くんの口癖。

    《ホストは時間と金の無駄。絶対にいったらあかん。》

    2006-02-15 11:58:00
  • 514:

    ◆IIQVZM1CgQ

    直哉くんにはあたしが今までしてきたことは隠そうと思った。隠さないと営業されると思った。

    もぅだまされたくない。

    2006-02-15 12:01:00
  • 515:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-15 12:01:00
  • 516:

    ◆IIQVZM1CgQ

    メィルして四日後、直哉くんと逢うことになった。梅田で待ち合わせ。朝十時やのにホストがたくさんいた。
    『今からどこいくん?遊びにいこう?』
    『番号教えてや〜』
    いろんなホストに声をかけられる。もちろん無視。下をむいて早歩きで歩く。

    2006-02-15 12:04:00
  • 517:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ラウンドワンの前で待ち合わせ。
    直哉くんに電話をかけた。『ついたよ!』
    『今レースしてるからちょい待って!』その一言で電話がきれた。
    いいかげんな子やなぁ。。それから10ふんぐらいたってから直哉くんらしき人があたしの前にやってきた。

    2006-02-15 12:07:00
  • 518:

    ◆IIQVZM1CgQ

    あたしの顔をみてにやにやしているスーツ姿の男が一人。

    無言でじーっとみつめてくる。

    2006-02-15 12:11:00
  • 519:

    ◆IIQVZM1CgQ

    変な子やなぁ。。直哉くんかなぁ?でもパネルとまったく違うで??思い切って話し掛けてみた。

    『直哉くん。。!?』

    『違うで〜』

    2006-02-15 12:13:00
  • 520:

    ◆IIQVZM1CgQ

    しまった!!はずかしくなってこの場から立ち去ろうとした。

    その瞬間。。

    2006-02-15 12:14:00
  • 521:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『ごめんごめん。直哉やで!』後ろから声がした。

    はぁー。ため息を吐いた。後ろを振り替える。

    『びっくりしたやん。。』

    2006-02-15 12:16:00
  • 522:

    名無しさん

    2006-02-15 13:05:00
  • 523:

    ◆IIQVZM1CgQ

    まとめていただいてありがとうございます??

    2006-02-15 13:25:00
  • 524:

    ◆IIQVZM1CgQ

    直哉くんはあたしのほぅをみてにやにやしている。
    『なんかおかしい?』思わず聞いてみた。
    『別に〜。』
    またにやにやしている。
    直哉くんはほんとに変わった子。見た目は明らかホスト。にやにやしていて落ち着きがなぃ。B型みたいだけどA型らしぃ。

    2006-02-15 13:28:00
  • 525:

    ◆IIQVZM1CgQ

    時計の針が11時をさす。

    『ご飯たべにいこぅ。』
    『うん。あっさりしたものね?』
    『んぢゃあしゃぶしゃぶやなぁ。』直哉くんは自信満々な様子。ほんまに変わった子。

    2006-02-15 13:32:00
  • 526:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ご飯食べているときもずっとにやにやしている。ある意味純ちゃんと似ている。

    なんかわからんけど、直哉くんは前から知っていたような不思議な感覚がする。初めて逢ったのに緊張しない。ありのままのあたしでいられる。

    2006-02-15 13:36:00
  • 527:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『どこいく〜!?』直哉くんが聞いてきた。そぅぃえば、ハナちゃんが直哉くんカラォケ好きやでって言っていたなぁ。。『カラオケいこぅ?』
    『カラオケ嫌いやし』
    あれ!?おかしい。。ハナちゃんは直哉くんと遊んだらいつもカラオケって言っていたのに。。ほんとに直哉くんは何考えているか掴めない不思議な子です。

    2006-02-15 13:40:00
  • 528:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『んぢゃぁ直哉くんきめてよ。』
    『ほんま年下はだるいわ!映画いこ。俺ねるわ。』直哉くんはあたしの一つ上の20サイ。直哉くんは何も考えずことばを発している様子。普通に直引きしてることとか初対面のあたしに言ってきた。しまいには『香奈も直引きしいや』って言ってきた。冗談だと思うけど。。てか、冗談って思いたい。

    2006-02-15 13:45:00
  • 529:

    ◆IIQVZM1CgQ

    梅田ピカデリーで映画をみることにした。

    映画が始まった。

    2006-02-15 13:47:00
  • 530:

    ◆IIQVZM1CgQ

    急に直哉くんの手があたしの膝にやってきた。

    ぎゅっと触ってきた。。すごくどきどきした。。

    2006-02-15 13:50:00
  • 531:

    ◆IIQVZM1CgQ

    あたしは思わず直哉くんの手をぎゅっと握った。膝がこしょばかったから。。
    直哉くんはあたしの手をぎゆっとぎゅっと握り締めた。
     
    あたしの体は熱くなる。。だんだん手が汗ばんできた。。

    2006-02-15 13:52:00
  • 532:

    ◆IIQVZM1CgQ

    直哉くんの顔をみた。すやすや寝ていた。。寝ながらもあたしの手を何度も何度もぎゅっと握ってくれた。。

    純ちゃんごめんなさい。。あたしは二度も心の浮気をしています。。もぅ別れよう。淋しいとかそんなんで付き合ってるのは最低だね。。

    2006-02-15 13:58:00
  • 533:

    ◆IIQVZM1CgQ

    いきなりケータイが鳴った。純ちゃんからだった。。思わず電話をきった。

    掛け直しにはいかなかった。もぅさよならするんだ。自分に言い聞かせた。

    今純ちゃんか直哉くんどっちが好きかといわれればきっと直哉くんだと答える。だって直哉くんは独身。未来のある恋愛ができる。純ちゃんとは未来のない恋愛。いつまでたっても純ちゃんとあたしは一緒になれないんだ。

    2006-02-15 14:02:00
  • 534:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-15 14:03:00
  • 535:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『映画楽しかったなぁ!』とにやにやしながら直哉くん。
    『ずっと寝てたやん。。』
    『みてたし。最後ハッピーエンドやったしな。』
    『はぃはぃ。わかったよ。』

    2006-02-15 14:05:00
  • 536:

    ◆IIQVZM1CgQ

    結局直哉くんは最初と最後しかみてなかった。それでも楽しかった。手をぎゅって握ってくれて嬉しかった。純ちゃんと手は繋いだことがない。映画なんかみにいけない。。普通のカップルにはなれない。禁断の恋愛だから。
    『俺かえるなぁ。またなぁ。』直哉くんがもっとやさしくてマメな子だったらいいのになぁ。。あたしはぜいたくすぎるな。純ちゃんと付き合ってるくせに、直哉くんと遊んでる。

    2006-02-15 14:10:00
  • 537:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-15 14:53:00
  • 538:

    ◆IIQVZM1CgQ

    電車にのってるとケータィが鳴った。直哉くんだった。
    直哉《今日はありがとう。寝てしまってごめんなぁ。早く俺の彼女になってなぁ!》

    香奈《こちらこそありがとう。早く直哉くんの彼女になりたぃなぁ。》

    2006-02-15 14:57:00
  • 539:

    ◆IIQVZM1CgQ

    直哉《俺頑張るわ。》

    香奈《頑張ってなぁ。笑》

    直哉《俺想像通りやった?違うかった?》

    2006-02-15 14:59:00
  • 540:

    ◆IIQVZM1CgQ

    香奈《想像通りやったよ。あたしのタィプやなぁ★笑》

    直哉《香奈早く俺のハニーになって?》

    香奈《ぃぃよ笑。》

    2006-02-15 15:01:00
  • 541:

    ◆IIQVZM1CgQ

    直哉《信用してくれる?》

    香奈《信用してるよ。》

    直哉《これからよろしく。俺信用してもらえるように頑張るわ。》

    2006-02-15 15:03:00
  • 542:

    ◆IIQVZM1CgQ

    こんな感じであたしと直哉くんは付き合った。付き合うのも早ければおわるのも早い。結局一週間ぐらいで別れた。逢ったのもこのときが最初で最後。付き合ってから逢うことがなかった。

    2006-02-15 15:06:00
  • 543:

    ◆IIQVZM1CgQ

    純ちゃんとは直哉くんと付き合ってすぐ別れを告げた。直哉くん一筋になりたかったから。。直哉くんとは普通に恋愛したかった。けど連絡ないし逢う時間作ってくれなかった。もぅホストとは付き合いたくないし関わりをもちたくい。色だとか本営だとか考えるの嫌やし。。なんで恋愛するのに疑ったりしなあかんの??

    2006-02-15 15:10:00
  • 544:

    ◆IIQVZM1CgQ

    あたしは普通の恋愛がしたい。自分も尽くして相手からも尽くされて。。休みの日には手をつなぎながらデートがしたい。毎日笑い合えるようなそんな恋人が欲しい。。それがあたしの夢。

    2006-02-15 15:13:00
  • 545:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-15 15:14:00
  • 546:

    ◆IIQVZM1CgQ



    ケータィが鳴った。誰だろう??

    2006-02-15 15:15:00
  • 547:

    ◆IIQVZM1CgQ

    見覚えのある番号。。

    うーん、誰だっけ?えーっと。。

    あっっ純ちゃんだ!!

    2006-02-15 15:16:00
  • 548:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『もしもし。。』恐る恐る電話にでた。

    『もしもし、俺と本気で別れるんか、、??』声がいつもの純ちゃんぢゃなかった。淋しそうな声。胸がしめつけられる。

    2006-02-15 15:18:00
  • 549:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『わからへん。。どぅしたらぃぃんかわからへん。。』急に涙があふれ出てきた。

    『もぅ一緒におりたくないんか?おまえが嫌ならもぅ連絡しいひん。。』いつもの声ぢゃなぃ。はじめて聞いた純ちゃんの悲しい声。

    逢うたびいつもホテルにいってたからあたしのことなんてどぅでもぃぃと思われていると思っていた。純ちゃんのこの声は真剣なんだ。

    2006-02-15 17:46:00
  • 550:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『。。離れたくない。。』涙が止まらない。これだけ涙を流したのはどれぐらいぶりだろう。

    『ぢゃぁもぅ二度と別れるとかいうなよ?』いつもよりやさしい声。

    『ぅん。。』

    2006-02-15 17:55:00
  • 551:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-15 17:56:00
  • 552:

    ◆IIQVZM1CgQ

    あたしと純ちゃんは寄りを戻した。けどすれ違い。。純ちゃんから電話かかってきたときにあたしはお風呂に入ってたり仕事中だったり。。あたしが掛けなおしても出なかったり。。

    すれ違いがずっとつづいた。

    2006-02-15 17:59:00
  • 553:

    ◆IIQVZM1CgQ

    こんな感じで逢えない日々が続く。すれ違いで一週間ほど連絡がとれなかったり。。

    ねぇ、神様?あたしと純ちゃんを離すつもりでぃるの?

    2006-02-16 12:31:00
  • 554:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-16 12:31:00
  • 555:

    ◆IIQVZM1CgQ

    プルル、プルル。
    ケータィが鳴る。午後11時。仕事が休みだったから寝ていた。

    誰だろう?ケータィをみる。

    2006-02-16 12:36:00
  • 556:

    ◆IIQVZM1CgQ

    着信中  純ちゃん

    タイミングよく電話がかかってきた。すごく嬉しかった。いつもすれ違いで電話で話すらできなかった。純ちゃんはメィルをしないからあたしが一方的に送るだけ。『今から仕事にいってきます』とか『今から〜と遊んできます』とか報告だけ。『連絡して』とかウザイメィルは一切送らない。だって純ちゃんはダルイのが嫌いだから。

    2006-02-16 12:40:00
  • 557:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『もしもし。』

    『もしもし、おばあちゃん亡くなったから今沖縄におるねん。だから連絡2、3日ムリやわ。。淋しい思いさせてごめんなぁ。。』

    本当にすれ違い。あたしは期待をしていた。『今から逢えるよ』っていう電話だって。。

    2006-02-16 12:43:00
  • 558:

    ◆IIQVZM1CgQ

    プープープー。。。

    ケータイ電話から淋しい音が聞こえる。

    涙があふれだした。

    2006-02-16 12:46:00
  • 559:

    ◆IIQVZM1CgQ


    ねぇ、神様。。

    あたしと純ちゃんを引き離さないで。。

    2006-02-16 12:48:00
  • 560:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-16 12:49:00
  • 561:

    ◆IIQVZM1CgQ

    純ちゃんと逢えない日々が一ヵ月続いた。。

    あたしはミナミの某クラブで頑張っていた。同伴しなくちゃ!必死だった。。気持ちだけが汗って空回り。

    純ちゃんに逢えない淋しさを仕事で紛らわせていた。

    2006-02-16 12:51:00
  • 562:

    ◆IIQVZM1CgQ

    仕事が休みの日は淋しさで押しつぶされた。。

    淋しい淋しい淋しい。

    涙があふれ出てきた。。あたしは何のために生きてるの?あたしはダレカに必要とされてる?意味もなくそんなことを考えていた。あたしはダレカに必要とされていたい。

    2006-02-16 12:54:00
  • 563:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-16 12:55:00
  • 564:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ブルル、ブルル。ケータイがあたしのポーチの中で鳴っている。
    今は仕事中。ケータイなんかいじれない。
    あわててトイレに駆け込んだ。

    2006-02-16 12:58:00
  • 565:

    ◆IIQVZM1CgQ

    着信中  純ちゃん

    『もしもし。』
    『今日仕事何時におわるんや?』これは誘いの電話。
    『12時半〜1時だよ』

    2006-02-16 13:00:00
  • 566:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『わかった。おわったら連絡して。』

    今日はお店がかなり暇だった。2月13日。バレンタインの前日。

    2006-02-16 13:02:00
  • 567:

    ◆IIQVZM1CgQ

    12時を過ぎた。。暇すぎて待機をしていた。

    トイレにいってケータイを取り出した。

    純ちゃんにメィルを送った。

    2006-02-16 13:05:00
  • 568:

    ◆IIQVZM1CgQ



    《今日暇だから12時半におわりそうだよ》

    2006-02-16 13:07:00
  • 569:

    ◆IIQVZM1CgQ

    黒服がトイレにやってきた。『アンナさんお願いします。』

    えっ?もぅ12時まわってるやん。。

    いやな予感がした。神様どこまでイヂワルなん?

    2006-02-16 13:09:00
  • 570:

    名無しさん

    575とか578の空白はなに?ムダやん

    2006-02-16 13:09:00
  • 571:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ママのお客さんがきた。

    『いらっしゃいませ、アンナです。』自己紹介を済ませ、乾杯。
    席にはこのクラブに努めて二年のおねえさんとママとあたし。

    2006-02-16 13:12:00
  • 572:

    ◆IIQVZM1CgQ

    空白は話の切れ目です。読みにくくしてすみません?もうすぐ完結なんでお付き合いくださいm(__)m

    2006-02-16 13:13:00
  • 573:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ママが抜けた瞬間、お客さまがおねえさんにアフターの誘いをしはじめた。
    『ご飯たべにいこう?』
    『ごめんなさい。。先約があって。。』

    嫌な予感的中!

    2006-02-16 13:15:00
  • 574:

    名無しさん

    偉そうに言ってごめんね
    完結まで頑張って
    でも勤めてだよ

    2006-02-16 13:17:00
  • 575:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『あっっ、君お腹すいてないか?』

    あ〜〜!!発狂しそうになった。どこまで神様イヂワルなん。。純ちゃんに逢いたいのに。。

    『かなりお腹すいてます』顔は笑っているが心の中は怒りでいっぱいだった。

    2006-02-16 13:18:00
  • 576:

    ◆IIQVZM1CgQ

    意見ありがとうございます(>_

    2006-02-16 13:20:00
  • 577:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『ぢゃあ予約するなぁ!クラブいったりするんか?』

    『あたしクラブいったことないからいってみたぃ!!』これが仕事。プライベートをはさんぢゃいけない。彼氏よりお客さまが優先。当たり前のこと。

    2006-02-16 13:22:00
  • 578:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『ぢゃあよかった!クラブのビップ席予約するわ』

    『すごく嬉しい!!ありがとうございます。着替えてきますね。』

    するりと席をぬけ、純ちゃんに電話。

    2006-02-16 13:24:00
  • 579:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『もしもし、アフターはいってしまっていかなあかんねん。。』

    『はっ?何時におわんねん?』不機嫌そうな声。

    2006-02-16 13:26:00
  • 580:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『ご飯食べに行くだけやから一時間もかからないと思うよ。』
    『わかった!』


    プープープー。。電話をきられてしまった。

    2006-02-16 13:28:00
  • 581:

    ◆IIQVZM1CgQ

    慌てて服に着替える。

    客席に戻った。

    『そろそろいこうか。』お客さまが席を立つ。『ごちそうさまです。』

    2006-02-16 13:29:00
  • 582:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『ありがとうございました。いってらっしゃい。』

    『いってきます。』

    お客さまとタクシーに乗る。

    2006-02-16 13:31:00
  • 583:

    ◆IIQVZM1CgQ

    5分ほどでクラブについた。19年間生きてきて初めてのクラブ。どきどきした。

    『いらっしゃいませ。』

    中は薄暗くて、スーツ姿の人や若者が踊っていたり、お酒を飲んだり。。圧倒された。

    2006-02-16 13:34:00
  • 584:

    ◆IIQVZM1CgQ

    休憩します。

    2006-02-16 13:35:00
  • 585:

    名無しさん

    ???

    2006-02-16 13:35:00
  • 586:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ビップ席に座り、料理を注文した。

    お客さまは話するのが好きみたい。奥様と離婚をしたらしく、淋しいらしい。このままだと一時間では帰れない。。

    『お手洗いいってきますね。』さりげなくケータイをとり席を立つ。

    2006-02-16 13:49:00
  • 587:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『もしもし、まだかえれそうにないから先に帰ってて。。』

    『俺待ってるしな!おわったら連絡してくれ』不機嫌そうな声。

    5分待つのも嫌な純ちゃんが待ってくれている。。嬉しかったけど、気味悪かった。

    2006-02-16 13:52:00
  • 588:

    ◆IIQVZM1CgQ

    お客さまとはいろんな話をした。未来のこと、過去のこと、現在のこと。

    あたしの顔が帰りたいモードになっていたのか。。お客さまの一言。『遅くなってごめんね。帰ろうか。』

    2006-02-16 13:55:00
  • 589:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『はいっ。』タクシーチケットを渡された。
    『ありがとうございます。おやすみなさい。』

    タクシーに乗り込んだ。

    2006-02-16 13:56:00
  • 590:

    ◆IIQVZM1CgQ

    ケータイをコートのポケットから取り出した。純ちゃんに電話をかける。

    『今おわったよ、遅くなってごめんね。。』

    『府立体育館まできて』

    2006-02-16 14:00:00
  • 591:

    ◆IIQVZM1CgQ

    タクシーのおじさんに伝えた。『府立体育館まで。』

    一ヵ月ぶりの再会。嬉しい反面、仕事をおろそかにしてしまったという後悔。これからは仕事とプライベートは一緒にしないと誓った。

    2006-02-16 14:02:00
  • 592:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『着いたよ。』純ちゃんに電話をかけた。

    『わかった、すぐいく。』

    電話をきると純ちゃんは漫喫からでてきた。

    2006-02-16 14:04:00
  • 593:

    ◆IIQVZM1CgQ

    『逢いたかった。。』ぎゅっと抱き締められた。

    あたしはびっくりした!いつもの純ちゃんと違う。。こんなんする人ぢゃない。

    『あたしも逢いたかったよ。。』

    2006-02-16 14:07:00
  • 594:

    ◆IIQVZM1CgQ

    もぅ三時をすぎていた。近くのラブホにむかった。

    2006-02-16 14:08:00
  • 595:

    ◆IIQVZM1CgQ





    2006-02-16 14:09:00
  • 596:

    ◆IIQVZM1CgQ

    この日は何もしなかった。純ちゃんはベットの中であたしをぎゅ〜っと抱き締めていた。離さなかった。
    『俺のこと愛してる?』
    『もちろん!』
    『もぅ俺のそばからはなれんといて?』

    2006-02-16 14:11:00
  • 597:

    ◆IIQVZM1CgQ

    うん!って素直にいえなかった。アタシ達は不倫をしている。いつか離れなくちゃいけない。あたしは黙っていた。。

    2006-02-16 14:13:00
  • 598:

    ◆IIQVZM1CgQ

    純ちゃんが口を開いた。『俺は妻も子供もいてる。だからおまえには淋しい思いさして悪いって思ってる。。俺はおまえの性格が好きや!だまされやすいとこイヂッパリなとこ全部好きや。俺はおまえを守ってやりたい。おまえにふさわしい男が現われるまで。。
    俺の次に付き合う男がおまえの結婚相手や!その男が現われるまで俺がおまえをいい女にする。。だからそれまで浮気したり俺から離れんといてくれ。。』

    2006-02-16 14:18:00
  • 599:

    ◆IIQVZM1CgQ

    涙がとまらなかった。。純ちゃんとあたしはいつか離れる。二人の恋愛に結婚という文字はない。

    2006-02-16 14:20:00
  • 600:

    ◆IIQVZM1CgQ

    でも決してツライお別れぢゃない。あたしが旅立つときがくるまで。そのときがくるまで純ちゃんとともに成長していきたい。
    純ちゃんと出会ってよかった。あなたがいなければあたしは今頃どうしてただろう。。
    きっと人を愛すこと、笑うこと何もかも忘れた冷たい人間になっていただろう。

    2006-02-16 14:25:00
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