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うちのネエチャン観察日記?
-
1:
名無しさん
昔あったワシ?ちゃんのやつ、だれかコピ保存持ってたらはってくれませんか?
どうしてももっかい読みたいです?2007-05-19 02:04:00 -
2:
名無しさん
途中まではあるけど、、あの後再開したなら続きがない?ずっと夜遊び小説見てなかったから…
2007-05-19 02:12:00 -
3:
名無しさん
ぜひはってください?お願いします(>人
2007-05-19 12:01:00 -
4:
2
途中まででいいの?
じゃあ夕方か夜ぐらいからコピペしていきますね2007-05-19 12:26:00 -
6:
ネエチャンを観察?? ワシとは違う人
種と判明。ほんまにおんなし母
から産まれてきたんかオマエゎ…
? 日々そんな疑問にさらされる
ワシの独り言&ネエチャンの回想&観察
日記?。皆様の暇つぶしになれ
ば幸いです。2007-05-19 13:32:00 -
7:
ワシ?⇒性別♀・本屋アルバイト・好きな食物:もずく・嫌いな食物:カレー・趣味:ネエチャンの観察とヲタク全般・特技:ヲタ臭をかくすこと
ネエチャン(メイク前)⇒性別オッサン・職業:引きこもり・好きな食物:米・嫌いな食物:生肉・趣味:寝る・特技:ひたすら寝る
ネエチャン(メイク後)⇒性別♀・職業:男だまし・好きな食物:ケーキ・嫌いな食物:生肉(ここは変わらんらしい)・趣味:ショッピング・特技:ネイルアート
2007-05-19 13:49:00 -
8:
ネエチャンは嘘つきだな。ウン。どんぐらいかとゆうと…ワシが中1の時に読書感想文?をかわりに書いてもらった。ワシあまりにも文章へたすぎたから。ネエチャンは本の〈後書き〉だけ読んでサラサラッと書いた。…【文部大臣賞】受賞( ̄ロ ̄;)! 学校で絶賛されるワシ!天才扱いされるワシ!ひきつり笑いで取材されるワシ!
2007-05-19 13:54:00 -
9:
【文部大臣賞】受賞!に味をしめる先生方…当然2年の〈読書感想文コンクール〉に学校代表としてワシを推薦しやがった! ネエチャンはまた後書きだけ読んでサラサラッと書いた。【講談社大賞】受賞( ̄ロ ̄;)!! ワシ逃げ出したい!取材しないで?!すっかり学校では「ワシちゃんは作家になれるょね♪」と尊敬の目で見られていた。ちがう…牛乳ビンの底みたいな眼鏡かけたネエチャンが寝転んで鼻ほじりながら書いたねん!て叫びたかったワシ…
2007-05-19 14:13:00 -
10:
当然3年生でもコンクールに推薦され、これまた当然のように【角川大賞】をとった。偉い作家先生が書いたぶ厚い本の、ほんの3ページほどの後書きを読んで鼻ほじりながら書いたネエチャン…こやつのほうが作家になれるんちゃうやろか…と真剣に思った。 そしてワシは3年間バレへんかとひやひやして過ごした。先生方はワシが【学校で書く作文】と【家で書く読書感想文】のできに【幼稚園児】と【文豪】なみに差があることにはふれてこんかったがな…
2007-05-19 14:16:00 -
11:
ネエチャンの容姿について述べだしたらきりがないけど、述べとくか…? 中学ん時にネエチャンが似てると言われたんは【トミーズ雅】【トミーズけん】…ひとりトミーズ…女子なのに…。【パグ】…もう人ですらない。ぁあ【ムッシュかまやつ】もあったな。見事にオッサン顔(しかもブサイク)なわけだな! 中学生?今にいたるまで家ではビン底眼鏡に中学の体操着ジャージ(上下)、髪をひっつめてくくり前髪はチョンマゲ。
2007-05-19 14:19:00 -
12:
しかしワシは別の日に聞いてしまった!ネエチャンとおんなし中学やった男子が何年かぶりにネエチャン(フルメイク済)を見た時の会話を! 注:ワシはネエチャンから離れた場所にいたのだが、男子達はワシの前にいたわけだ。「うわ!あのこバリべっぴん!」「ほんまや!目ぇでかっ!」「あゆやん!」「かわいすぎやろ!」 …いやいや…あんたらが【ひとりトミーズ】だの【ムッシュかまやつ】だの言うてた子やがな( ̄ロ ̄;)!!【あゆ】って!【あゆ】ってえぇぇぇ! 平静を装っていながらのたうち回って笑いたかったワシ!そして同級生にまったく気付かれない【メイク済ネエチャン】!ビバ!メイク済!
2007-05-19 14:38:00 -
13:
そう、ネエチャンは【劇的☆ビフォーアフター】女なのだ。劇的すぎて(家族ですら)困っちゃう!メイクとゆうより特殊メイク。なぜ【ひとりトミーズ】が【あゆ】になるのか、どの段階がターニングポイントなのか何回メイク行程を凝視してもわからん?。目を話したすきに人が入れ替わってるとしか思えん! あ、ちなみにワシはメイクしてもしなくても変わらん薄?いのぺっとした顔ですんで。平ぺったいとゆう単語はワシのためにある。
2007-05-19 14:41:00 -
14:
そのネエチャンにワシが「家にいるぶっっさいくな屁こきのトミーズ雅と、外での顔がゼンゼン違うんじゃないん!?」と気付くキッカケがあったな…そういえば。ワシそん時からネエチャンを観察してきた気がする…
2007-05-19 14:44:00 -
15:
ワシらが育ったのは田舎でも都会でもない町。まさにワシらにお似合い!んでワシらの家はこれまた普通の市営住宅。どこまでも普通なワシら…。 ネエチャンは家から徒歩10分のまさに普通!の公立中学に通っていた。 昭和初期の【正しい女学生】として図になりそうな制服姿でな。 髪はぴっちり三つ編み、前髪はピン止め。ビン底眼鏡オン!標準そのままのセーラー服にスニーカーはミズノの白! その昭和初期っぷりを認められ、生徒会の【風紀委員長】なんぞをやっていた…。
2007-05-19 14:53:00 -
16:
学校ではいわゆる【陰キャラ】であろうことが見ず知らずの人にも想像できるその外見。 全員が何かに所属しなければならないクラブ活動は【英語研究会】とゆう、ネエチャンと数人の陰キャラ以外は【ヤンキー系サボリ常習犯】のかたがたが名前だけおいておくようなクラブに入っていた。
そんなネエチャンが中3になってしばらくしたある春の日。ワシは日課であるしゃもじの早朝散歩に、公園までテクテク歩いた。母はもうパートに出ており、ネエチャンは惰眠をむさぼっている。
2007-05-19 14:56:00 -
17:
「( ̄ロ ̄;)!?」ワシはわが目を疑った。のどかな朝7時の公園にハデハデなバイクが何十台もギュウギュウに! 呆然と立ち尽くすしゃもじとワシ…。立ち去りたいのに目が釘づけである。 なんじゃこのバイクだまりゎ…あれが噂の特攻服か…実物初めて見た… 漢字だらけやし、こいつらある意味【日本人のカガミ】やな… 漢字検定受けろよ… と思いながら生あたたかい目で見ていると、先頭にバイクを止めていた男が話しかけてきた!
2007-05-19 14:59:00 -
19:
…ワシ生まれて今までこの地に根付いてますが、舞香ちゃんなんぞ聞いたことがない。この区域には〇〇付属中学に通うようなお嬢様もいなければ、アイドル顔の子もいない。 この暴走族「アイドル」て言いよったで!と内心ニヤッとつっこみつつ「知りません…」と答えて立ち去った。チラッと振り返るワシとしゃもじ。赤西仁と(おそらく)手下達はぼんやり公園で光合成?していた。
2007-05-19 15:05:00 -
20:
ワシとしゃもじが家にもどると、寝起きのムッシュかまやつがヨレヨレのジャージのまま飯を食っていた。ワシはさっきの【目撃!朝の暴走族イン公園!】を話し、寝起きのムッシュかまやつはぼんやりソレを聞いていた。しかし目は民謡のすごさを紹介する番組に釘づけだった…。ロウソクの火を消さないように大声を出す練習。…コイツ…まさかやる気か…そう思いながら先に家を出て小学校にむかった。
2007-05-19 15:08:00 -
21:
帰宅したワシは、まだ帰ってないネエチャンの部屋にお菓子をあさりに行った。ドアを開けた瞬間「なぬっ(*д*;)!?」昭和のコント的表現が出てしまったワシ! ネエチャンのベッドの上には見覚えのあるでかいピンクの花束が… いやいや…ないない…誰も見てないのに顔の前で手をブンブン振って打ち消すワシ。 しかし見れば見るほど今朝赤西仁が持っていた花束に見える… ワシは塾から帰ったらネエチャンに問い詰めることを決意しつつ、お菓子をあさるのも忘れて部屋を出た。
2007-05-19 15:11:00 -
22:
頭の中に???が浮かんだまま塾を終え、家に帰ると …やりおった…! ビン底眼鏡のトミーズ雅が、リビングのテーブルにロウソクを立てて顔を近付け【ドナドナ】を歌っている! …期待を裏切らないヤツめ…。
「子牛?売られてゆくよ?♪」「あかん!消えるゎぁ( ̄? ̄)ξ」
…アンタが売られてしまえ!ったくこの雅は…
2007-05-19 15:14:00 -
23:
「なぬっ!!!」 再びワシは昭和のコント的表現! リビングの花瓶に例の花束がワッサ?と埋けられてるではないか! 「こっ…この花どないしたん!?」するとキッチンから出てきた母がうれしそうに言った。
「ああこれ!ネエチャンがくれたんよ♪いきなりプレゼントやって!優しいなぁ?」 「へぇ!ネエチャン優しいな!」棒読みに近い口調でそう言うと…ワシはまだドナドナを歌い【間違った民謡練習】をしているネエチャンを引きずって部屋に連れてった。
2007-05-19 15:17:00 -
24:
「ネエチャン…花束ワシが今朝話した舞香ちゃんにもろたん?知り合い?どこらへんの子なん?」 その質問にネエチャンはビン底眼鏡の奥の包丁みたいな目でニヤッと笑って言った。「舞香ってわしやでぇ。」
うそーん( ̄ロ ̄;)!!だってアンタ千原兄弟の兄貴みたいな顔やん!?ジュニアみたいな包丁型の目やん!?赤西仁は「アイドルみたいな子」言うたやん!?千原兄弟は芸人ですが!?トミーズ雅は大物芸人ですが!? こんな一人称が〈わし〉なオッサンがアイドルなわけあらへん… ビックリしすぎて言?葉に?でき?な?い?♪ ハッ!しっかりしろワシ!逃避して歌ってる場合ちゃうやん!
2007-05-19 15:20:00 -
25:
気を取り直せワシ!質問や!
ワシ「ほなあの赤西仁と知り合いなん?なにもん!?てかなんで花束??」 姉「いちお彼氏かな?花束はネエチャン今日お誕生日やし。」 ワシ「ふ・ふ?ん…へ!?あれ彼氏!?てかアンタ誕生日2月にすんだばっかやん!」
もうどこにビックリしたらええんかさえわからん。彼氏が暴走族(しかもリーダー)なことか、赤西仁似の美男子なことか、そもそもこのぶさいオッサン風味のネエチャンに彼氏がいたことか!? アイドル呼ばわりされた上にさらになぜ誕生日詐称…ネエチャンよ… このあとネエチャンから聞いた今日のことの顛末を、ネエチャンの回想をまじえて述べとくか…
2007-05-19 15:23:00 -
26:
━ネエチャンの今朝━
妹(ワシ?)の話を聞きながらネエチャンはあせった。 まぢかよ!家の近くまで来るとかありえんな?あの暴走野郎め…うざっ(;-_-+
とりあえず妹が家出たらダッシュで化粧や!しかしこの民謡おもろいわ?。コレは家帰ったらやらなあかんやろ。 妹が家を出たら即座に化粧を始める。
2007-05-19 15:29:00 -
27:
━ネエチャンの回想:中1冬━
ネエチャンが自分は【劇的☆ビフォーアフター】な特殊メイク顔だと気付いたのは中1の冬だった。 母の化粧品を使って見よう見真似でメイクをしてみると… 鏡には目がクリクリで頬はばら色の天使みたいな美少女が映っていたのだ!思わず後ろを振り返るネエチャン… …やっぱわしやん!美少女すぎやろ!… そぅ。その天使ちゃんは自分だった! ネエチャンはうっとりと自分をながめ、自分の【目の錯覚】ではないことを確かめるべく行動を開始した。
2007-05-19 15:33:00 -
28:
ホモネタにむはむはしていたネエチャンだが、本来の目的を忘れてはいない!行くのだネエチャン! 夜も更けて人数が集まりだした頃をみはからい、ネエチャンはまた広場に近付いた。 離れた場所からうかがうと広場内にはたくさんのバイク、ど真ん中にはフルスモークの車。みんなその車を囲むようにして話していた。 広場の端のベンチには下っぱっぽい少年達がたむろっている。 ネエチャンははいていたパンプスを脱ぎ、手に持つと全速力でダッシュした!
2007-05-19 15:40:00 -
29:
ベンチにたむろっている中ですばやく一番美少年をみつけると【小池徹平似】めがけてダッシュ&体当たりをくらわす!
ドスッ!! 徹平「ぅおっ!いって?!自分どないしたん!?」 姉「たっ助けてくださいっ!変な人が追い掛けてきてっっ!」 徹平に抱きとめられた体勢のまま、涙をギリギリこぼさない程度のうるんだ瞳で見上げる。
…コイツは15ぐらいかな…かわいい顔しとるの?!オッサンにヤラレとるとこ見たいわい!と思いながら。
2007-05-19 15:43:00 -
30:
一瞬の間の後、「どいつや!?」と口々に言いながら少年達が飛び出そうとする。 姉「大丈夫ですっ!さっき逃げてったっぽいし。…急にごめんなさい」言いながらさらに徹平の胸にしがみつき、プルプルふるえてみせた。
…ぁあ?ええニオイやんけ。ほんま受けキャラやなコイツ…と思いながら。
「恐かったやろ?」「あ!足ハダシやからケガしてんちゃん!?」「大丈夫か?」少年達がネエチャンを取り囲んで騒いでいると、騒ぎを聞き付けて上の人が見にきた。 例の赤西仁だ。
2007-05-19 15:48:00 -
31:
仁「どした?」 そう言われてネエチャンは仁の目を見つめたまま弱々しく微笑んだ。 徹平が状況を仁に説明している。
…コイツがリーダーやな…18才てとこか…コイツもえらいカッコえ?の?… ネエチャンは目星をつけると仁にむかって涙目のまま頭をさげた。「お騒がせしてすいませんでした。」 徹平にも礼を言うとパンプスをはき、駅にむかって歩きだそうとした…その瞬間!「待って!」徹平が声をかけてきた。 …ちっ。オマエかょ…と思いつつ振り返る。 徹平「危ないから俺駅まで送るわ!」 仁「いや、足痛そうやし俺の単車で送る。」
…よっしゃ!!仁よお言うた!なんぼ美少年受けキャラでも下っぱはいらんねん!わしの思い通りの展開やん!ビバ!わし!ネエチャンは内心ほくそ笑んだ。
2007-05-19 15:52:00 -
32:
仁はひょいっとネエチャンをお姫様抱っこし、広場中心の自分の単車まで運ぶ。ビックリしている少年達の間を、仁にお姫様抱っこされて恥ずかしそうにうつむくネエチャン。
…めっさハーレムやんけ?全員下僕にしたりたいわ?…と思いながら。
ネエチャンを単車に乗せ、仁は車の中の人に挨拶してから走りだした。
2007-05-19 15:56:00 -
33:
家の近くの公園(ワシ?としゃもじのお散歩公園だ)に着き、仁はネエチャンを見つめた。 仁「何才?あんなトコで何してたん?」 姉「13です。お茶とお華のお稽古が遅くなってしまって…駅にむかってて…こんな遅くなることないのに…」また涙ぐんで見せる。
…ネエチャン、さすがに13や言うたら相手されんかもな?…でも見た目こんだけ大人っぽかったらイケるか!?と自問自答しながら答える。もちろんお茶もお華もやったことございませんのよ。ヲホホ…
仁がじっとネエチャンを見つめる。 今や!!ネエチャンは右目からポロッと大粒の涙をこぼした【秘儀!片目涙!】
2007-05-19 16:00:00 -
35:
名無しさん
おもろいぁりがとぅ
2007-05-19 17:00:00 -
36:
解説しよう? ネエチャンは涙を片目ずつコントロールするとゆうけったいな特技を持つ。 両目で涙をこぼすより、最初の【片目から大粒の涙】は印象的らしい。また車の中など、横に座っていて片目しか見えない場合や両目で泣くほどではない場合にもこの【秘儀!片目涙】は役立つのだ。
2007-05-19 17:25:00 -
37:
仁「俺、仁てゆうねん。17やで。」 注; もちろん登場する男子達には名前があるが、イメージしやすくするために今後【似ている有名人】の名前をおかりします?。
…仁…かかったな…ふわふわピンクの天使ちゃんが泣いててかからん男はおらんやろしな…初実験やしユックリいかせてもらおか… ネエチャンは仁の手を両手でキュッとにぎりしめニッコリほほえむ。「仁くんありがと。アタシ舞香。ホンマに怖かったから舞香うれしかったぁ。じゃぁ帰るね。バイバイ」そう言うとクルッと背をむけて歩きだす。
…あれっ!?なんで呼び止めんねん!?はよ呼び止めんかいハゲっ! 赤西仁似にむかってハゲ呼ばわりである。 ネエチャンがやきもきしながら歩いているとやっと仁が走ってきた! 「なぁ!次の金曜の夜暇やったらまた広場来てや。いちお連絡先言うとくし。」 ネエチャンは仁の携番を暗記した。ネエチャン【陰キャラ中1】やし携帯なんぞ持ってなかったしな。
2007-05-19 17:29:00 -
38:
帰ったフリをして民家の間に身をひそめるネエチャン。仁が走り去ったのを確認するとまた公園にもどり、トイレの水道でメイクを落とし、髪をギッチリ三つ編みに編む。 今までいた【天使ちゃん】は天国にお帰りになり、ゴツくるしい顔の千原兄弟(兄)がそこに降臨していた! ピンクのふわふわファーコートに三つ編みとゆう犯罪なみにおそろしい姿の千原兄弟(兄)は家の駐輪場に隠しておいたセーラーに着替え、塾用のかばんを持つ。 ファーコートやパンプスは玄関横の廊下に備え付けてある物置に押し込んだ。
…ギリギリ12時前か…セーフゃな…
2007-05-19 17:34:00 -
39:
姉「ただいまぁ。居残り学習してきたよ!」 母「お帰り!頑張ったなぁ。はよお風呂入って寝えや。」 姉「うん。あ!次の金曜も居残り学習あるから、参加してくるね!」 …ちゃっかり金曜の伏線をはり、集会に行く気のネエチャン… 母「無理せんときやぁ。そんな勉強せんでもできるんやし」 …そぅ。ネエチャンは要領がいいらしく、校内では常にトップの成績なのだ! 母はそんなネエチャンが自慢だった。 顔がぶさいくなぶん頭がよくていいやん!てなかんじに思っていたらしい… 母よ… 娘ふたりに対してどこまでも失礼な母よ…?
2007-05-19 17:37:00 -
40:
次の金曜ネエチャンは当然また広場に行った。 白い羽根のふわふわが付いた真っ白なコートで。これまた羽根の付いた白い手袋をして。 完璧に天使を意識しているネエチャン…
ネエチャンの予想通り早い時間から仁が来ていた!あえて一度も連絡はしていない。ネエチャンを見つけて仁が走ってくる。
…ぉお?男前が走ってきよるで!そない走らんでもええがな。そないわしに会いたかったんか?え?どや!?… …ナカミは完璧にオッサンなままのネエチャン…しかも下町のオッサン…ステテコはいて腹巻してるオッサン…
2007-05-19 17:40:00 -
41:
仁「舞香!なんで連絡してこおへんねん!今日も来んのかと思った?!」 姉「ごめんなさい。迷惑かと思って…。でも仁くんに会いたいから来ちゃった!」 古典的少女漫画のように【テヘッ!】と舌を出すネエチャン! ポ?っとなる仁と少年達! メイクを落としたら【ひとりトミーズ】または【ひとり千原兄弟】とも知らずに…合掌…
【かわいいけれどもギャルっぽかったりヤンキー系な女の子】ばかりが周りにいた仁が【愛くるしい天使みたいな舞香】に夢中になるのにたいして時間はかからなかった。…合掌…
2007-05-19 17:44:00 -
42:
━ネエチャンの回想終了━
「ほなその後ネエチャンと仁は恋に落ちて付き合いだしたんか?」 驚きのあまり鼻息荒く聞いていたワシ。 たずねたワシにネエチャンは言いはなった! 「仁が一方的にな。わしは合わせてるだけやもん。」
( ̄ロ ̄;)!!こっ…このオッサンがぁぁあ!オマエ鏡見たことあんのか!? 赤西仁をつかまえて「合わせてるだけやもん。」!? 「合わせてるだけやもんんんん?」!??? 死?に?さ?ら?せ?!!!!! アッパーをくらわして壁までネエチャンを吹っ飛ばすとゆうスローモーションを思い描いてしまったワシ…
2007-05-19 17:47:00 -
43:
どつきの妄想によりハァハァと肩で息をしつつ核心にせまった質問を投げ掛けたワシ。 「…ネエチャン仁とヤッたん?」 「うん。そりゃ彼氏やもん」 ケロッと言う千原兄弟(兄)!
やっぱし( ̄ロ ̄;)!!くあーっ(>д2007-05-19 17:51:00 -
44:
しっかしこの【ムッシュかまやつ】がHねぇ?…。 ベッドに大の字になり、ぼりぼりとケツをかきながらやおい漫画を読むネエチャンをチラッと見る。 ワシはまだこの時ネエチャンの【特殊メイク後】を見たことがなかったから、ただただ〈オッサンと美少年のH〉しか想像できんかった。 ワシ「化粧してみせてよ!」 姉「だるい。今度な」 …チーン。終わった…コンニャロ?…妄想ちゃうんか…なにがアイドルじゃい…鬼瓦みたいな顔しやがって… 心の中でブツブツ言いながらスゴスゴと自分の部屋にもどるワシ。 しかし次の日、ネエチャンの妄想が現実であるとゆう証言を入手することになるのだ。
2007-05-19 17:57:00 -
45:
赤西仁がデカい花束をビン底眼鏡のムッシュかまやつに渡し、ムッシュかまやつが特殊メイクをほどこすと浜崎あゆみになることを聞かされ衝撃をくらった翌日。 ワシはしゃもじと公園まで夕方の散歩に出た。
おっ(・_・?あやつは昨日一緒にきてた暴走続の一員でわ!? 公園のベンチに小池徹平似の少年が座ってたそがれている! ネエチャンの話に出てきた【小池徹平】に違いない!と思ったワシは、しゃもじを柵にくくると好奇心を押さえ切れず近寄って話しかけた!
2007-05-19 18:00:00 -
46:
主
コピペしてくださった方へ?
こんなたいへんな作業やったんですね?
ぼんっと過去スレのURLはるもんやと思ってました?
知らずにめんどうなこと頼んでしまってすいません? たいへんやったらもうけっこうですから?2007-05-19 18:54:00 -
47:
コピペ人
主>
倉庫みてみたらあったけど、携帯からは全部みれないと思う・・
どうしよう??2007-05-19 19:19:00 -
48:
名無しさん
初めてみたので、是非続きがよみたいです!
2007-05-19 21:04:00 -
50:
ワシ「なあ?昨日舞香ちゃん探してたお兄ちゃんやんな?」 「ぁ!犬つれてた子やん!」徹平が驚いてワシを見る。 …ひょ?!!!美少年じゃの?!!肌白っ!目茶色っ!確かに〈受け〉キャラ!!こりゃ萌え?だねっ♪… …しかしなんやねん。男が無駄にキレイな顔しくさって…。毒づきながらも自分の顔ののっぺり具合と比べてへこみ気味のワシ… ワシ「実は舞香ちゃんとイトコやねんかぁ。昨日はビックリしたから知らん言うてもたけど。実の妹みたいにかわいがってもろてんねん!」 徹平「まじで!?ゼンっゼン似てないな?!!!」 …すいませんね…地味顔で…実の妹やっちゅーねん…ネエチャンのスッピン見たらなかなか似とると思うで… むしろスッピンはワシのがマシゃ…( -_-)
2007-05-19 22:12:00 -
51:
知らずに失礼な暴言をはいた徹平は思い詰めたようにワシを見て、手のひらサイズの箱をとりだした。「なあ…これ舞香ちゃんに渡してくれん?」 ワシ「なにこれ?」 徹平「誕生日プレゼントやねん。昨日渡したかったけど、仁さんおったしな。」 照れながら、でも淋しそうに言う徹平… ま、ましゃか( ̄ロ ̄;)!? なにその〈はにかんだ笑顔〉!!! ワシ「…お、お兄ちゃん…舞香ちゃん好きなん…!?」 徹平「うん。実はそやねん。」 ドゴーン(ーロー;)!まっマジすかぁぁあぁぁ!!!
2007-05-19 22:15:00 -
52:
徹平はワシがお子ちゃまなことに「どうせわからんやろ?」と気をゆるしたらしく、せつない〈舞香ちゃんへの想い〉を語りだした。 …ふっ…甘い。甘いよ徹平。…
♪女の?子?は?いつでも?耳年増?♪お勉強?して?るのよ?ぁあ?毎日?♪ てゆう昭和の名曲を知らんのかキミは! 小学女子をなめんなよ! 地味顔のワシでも日々勉強しとるんじゃい!! やおい漫画でな!! ♂×♂の絡みに関してはキミより上だよ、徹平くん!ハッハッ
2007-05-19 22:18:00 -
53:
意外と詩人(笑)な徹平によると、あの日舞香ちゃんが徹平にぶつかった瞬間〈天使に魂を奪われた〉らしい。 「あんな可愛い子初めて見てさぁ…でかい目が涙でキラキラしててすいこまれるかと思た…フワフワで天使みたいやってんなぁ…俺にしがみついてブルブルふるえてて、初対面やのに守ったりたい!と思ってん。」 遠い目をしてウットリと語る徹平。 ゲッソリと遠い目になるワシ…。 …徹平よ…オマエが惚れてる舞香ちゃん、ほんまは【メダカを横から見た】みたいな目してんで?包丁ゆうよりあの細さは【果物ナイフ】みたいな目やねんで? ブルブルふるえながら「こいつがオッサンにヤラれるとこ見たいわ?」って思われててんで? 徹平よ…ぁあ徹平よ…不憫なり……
2007-05-19 22:23:00 -
54:
そして徹平は、舞香ちゃんがまわりにも【天使】と呼ばれて大人気なこと・仁が溺愛してること・徹平を含め下っぱの子らは仁に遠慮して【天使】に近寄りたくても近付けないこと・一年以上惚れてることなどを熱く語り続けた。 熱くなる徹平と反対にどんどん寒くなるワシ!! 寒っっ!!!なんじゃこの話!ワシ凍死するやん!!はよ帰ろ( -_-) 「アンタが惚れてるんは下町のオッサンや!!」と叫んでしまう前に帰ることにした。 プレゼントはちゃんと渡すと約束をし、地面をほじくりたおして遊んでいたしゃもじと共に帰宅した。
2007-05-19 22:26:00 -
55:
「お帰り?♪」ネエチャンが出てきた。 ワシが散歩に行ってる間に帰宅したらしい。 …そのカッコは一体…しゃもじをなでるネエチャンをしげしげと観察するワシ。
ヨレヨレにのびきったスウエットのズボンを自分で切って短パンにしたもの(やまぶき色)をはき、中学の体操服の上にバアチャンのおさがりのカギ針編みのチョッキ(うぐいす色)を重ねて着ている。 …ちょっと寒かったんか?…ネエチャン… 前髪はデコぎりぎりでチョンマゲぐくり。まるで【ちょうちんアンコウ】の触角のようだ。 三つ編みはもちろんギッチリ編んである。 さらにその毛先をくるっと上に持ってきて、前髪と一緒にピンクのゴムでくくっている!!! そして首にはタオル。ビン底眼鏡は踏ん付けたのを直したらしく、斜めにいがんで鼻に乗っている… そんないでたちのトミーズ雅は、「ほれ」とワシにバナナをくれた…
2007-05-19 22:29:00 -
56:
ワシ「あ、ありがと。あ!今公園に徹平おってな?。ネエチャンに渡してってプレゼント預かったで。」 姉「へ!?そうなん!?あのこ可愛らしい顔やろ?♪プレゼント現金かな?♪」 …げ、現金て…んなわけないやんネエチャン… 箱を渡すと、ソファに座るなりバリバリとものすごい勢いで包装紙を破るネエチャン。
パカッ!! ふたを開けチラッと目をやった瞬間、パコッ!!ポイッ!! …( ̄ロ ̄;)!? 閉めた!?しかもソファにほり投げた!? そのまま何事もなかったようにバナナを食すネエチャン。 唖然とするワシ! ワシ「ね、ネエチャン、プレゼントなんやったん!?」 姉「んあ゙?わひゅ゙ひゃん゙みゃんかぁ゙」 バナナをほおばりハムスターみたいなネエチャン。 …ぬ…?…見てみればってことやな?…と理解して箱を開けてみる。
2007-05-19 22:33:00 -
57:
ワシ「お?♪かわいいやん♪」 箱には華奢なシルバーのネックレスが入っていた。 ちっちゃいタマゴに天使の羽根が付いている。 …徹平よ…やはりオマエにはこのオッサンは【天使】のイメージなのか… 思わず遠い目になるワシ。 ワシ「ネックレス付けへんの?せっかくくれたのにもったいないやん!」 ネエチャン「そやなぁ…ほな付けるわ!」 …そうそう。人サマからいただいたんやから付けや。ネエチャン。
「しゃもじが。」 …しゃもじかーい( ̄ロ ̄;)!! この2日間でもはや【( ̄ロ ̄;)!!】がワシの普段の顔になりそうなイキオイ… 徹平に同情しつつ目をやると、ネエチャンはしゃもじにネックレスを付けてやりご満悦?だった。
2007-05-19 22:37:00 -
58:
この衝撃の2日間からワシの【ネエチャン観察?】が始まった。 ネエチャンもワシを味方に引きいれたほうがなにかと役立つとふんだらしく、ワシになんでも話すようになったしな。 ネエチャンの中3の一年間は〈地味なネエチャン〉にふさわしく〈なんの波乱もなく地味に〉すぎた。…表向きは…。 実際はなんだかんだ事件を起こしやがったので、ワシが「こ…こいつゎ…?」と思ったものをいくつか観察?報告いたします…。
2007-05-19 22:40:00 -
59:
ネエチャンの中学校はたいして生徒会活動もさかんではなく、【超進学校】ねらいの地味?な生徒が内申書のために役員になっている。 ネエチャンは地味?な【風紀委員長】として誰もこない生徒会室を独占していた。 お菓子やジュース・CD・ゲーム・やおい漫画(ネエチャン必須アイテム)にメイク道具…私物置きたい放題のやりたい放題である。 コッソリ合鍵も作っているネエチャン。ぬかりなし。
2007-05-19 22:43:00 -
60:
中3のネエチャンは【米村でんじろう先生】なみに実験クンだった。 …ただし【男女の実験】…
地味でブサイクきわまりないオッサンだったが学校一成績のいいネエチャンは〈正しい中学生〉〈進学率アップの星〉として先生方の信頼も厚い。 その日は風紀委員長がイキナリ言いだして実施した〈ぬきうち服装検査〉により、大量の〈改造制服〉が没収された。 もちろん〈ミニスカセーラー〉をタダで手に入れたいがためのネエチャンの勝手な取り締まりだ! ネエチャンのもくろみどおり、ミニスカセーラー・メイクグッズ・キャラクターグッズ・ネイルなどが豊作でネエチャン大満足?である。
2007-05-19 22:46:00 -
61:
ここぞとばかりに実験を開始するネエチャン。 服装検査の後、学校で一番若くてマシな先生【山口達也似】に声をかけた。 姉「山口先生、放課後に生徒会室に来ていただけますか。没収物をチェックしていただきたいので。」 下っぱで他の先生から雑用を押しつけられ慣れている山口先生。 アッサリO.Kした。 ビン底眼鏡の奥で果物ナイフの目がキラリと光る!!! …ネエチャン、ロックオン☆である…。
2007-05-19 22:50:00 -
62:
放課後、誰にも見られずに生徒会室に侵入するネエチャン。 窓のカーテンをひくと没収したミニスカセーラーを着る。 鏡に写った自分を見て、今日の歴史の授業中クラスメイトに言われた言葉を思いだす。
「ちょー、こいつバリおまえに似てんで!!」 彼が指差した社会科資料集には某【新選組隊員】の白黒写真が… そう…トミーズ雅似の某新選組隊員だった…。 彼は得意げにまわりの席の子達にも資料集を見せる。 「なぁ!?似てるよな!?」 「似てるー!!!」 「似すぎやろ!!」 大絶賛の嵐だった…。
今鏡を見て思う。 確かに似てる…。 ぶっさいくやなあ?わし!!! 自分がオッサン顔であると認めている点はネエチャンのいい所だ。
2007-05-19 22:55:00 -
63:
ハッ!!!ミニスカのトミーズ雅に見とれてる場合じゃないわっ!! 我に帰るネエチャン。
ビン底眼鏡をはずしコンタクトにする。 おもむろにメイクグッズを広げメイクを始めた。 念入りにメイクし、最後の仕上げにつけマツゲも装着! ギッチギチに編んでいた三つ編みをほどくと、ふわっふわの髪が…。 没収グッズの中にあった白とピンクの花を髪に付ける。
「できましたがな?♪」
2007-05-19 22:58:00 -
64:
コンコンっ★★タイミングよく扉をノックする音が…。…何も知らずに獲物登場… 姉「はい?」
ガラッ━… 「風紀委員長おる…!!??」 扉を開けた山口達也が固まる! たっぷり10秒ネエチャンを凝視! 山口「あっ!えっ…と…風紀委員長は…」 キョロキョロと室内を見回す。
姉「アタシも呼ばれたんですけどぉ…いなくてぇ…」
…ぬぁぁんちゃってねぇ!!わしやわしっ。オマエの目の前や?。
2007-05-19 23:01:00 -
65:
姉「とりあえずぅ?中で待ちませんかぁ??」 脳みそにハエがとまっているかのようなトロさでしゃべるネエチャン!! ニッコリ笑って山口達也の手をとり、引き入れる。 フラフラと魅入られたように引き入れられる山口!
カチャッ…後ろ手でカギを閉めるネエチャン。 …やる気や…カギ閉めよったでコイツ…
2007-05-19 23:05:00 -
66:
山口達也は椅子に座ると、窓際に立つネエチャンを上から下までジロジロ見た。
…こんな美少女この学校におったんや…
ぺーぺー教師でまだ担任を持たない山口。 しかも所属は1年生なので3年生の生徒などまったく把握していない。
2007-05-19 23:10:00 -
67:
…陶器のように白くスベスベな肌にカーテン越しの夕焼けが映りピンクに染まる…長いマツゲにふちどられた大きなうるんだ瞳…サクランボのように赤くツヤツヤした唇… ふわふわの髪が軽く顔にかかりまるで天使みたいだ… ギャル系女子が付けると安っぽく見える造花でさえ、まるで生花のように見える。
山口は見とれるを通り越してもはや感動さえ覚えた!!
2007-05-19 23:13:00 -
68:
…見とれすぎな山口よ…。 …オマエもこのオッサンを【天使】と呼ぶのか山口よ…
…アンタが見とれてる【陶器のような肌】ほんまは毛穴開きたい放題!!やで。 【毛穴の黒ずみ】はオバハン通り越してオバアチャンの域な肌やで。 マツゲまばらでスッカスカやで。 端から端まで付けマツゲしかも目尻は二枚重ねなんやで。 目はハリウッドもビックリ!!!特殊メイク万歳!!!やで。 唯一原型をとどめてるんは唇ぐらいやし、ソレもほんまはかなり黒ずんでるねんで。 世間には【コンシーラー】って便利なもんがあるんやで。 その場にいられたら淡々と図説で述べてあげたいワシ。 指し棒必須。
そんなヤツに見とれてる自分を恥じろよ?山口… そんなヤツ相手に理性をなくすなよ?山口…
2007-05-19 23:27:00 -
69:
姉「先生ぃ?顔になにかついてますかぁ?舞香の顔ばっかり見て…」 恥ずかしそうに伏し目がちで言うネエチャン。
山口「あっ!!ごっごめん!! そ、それにしても風紀委員長は遅いなあ。」 見とれていたことを指摘され、ドギマギした様子で立ち上がる。 窓際にやってくるとカーテンを開けようとした。
2007-05-19 23:31:00 -
70:
主
コピペ人様>たいへんめんどくさいのにありがとうございます(>人
2007-05-19 23:31:00 -
71:
…ハゲッ!! カーテン開けたらアカン!! グイッと山口をひっぱり、窓に背を向けさせるネエチャン。
姉「あぁ!先生の胸んとこになんか付いてる…」 すかさず山口のジャージの下のTシャツの胸元をつかみ、ギリギリまで顔を近付ける。 両手でTシャツをもむようにこする。
「…!!」息をのむ山口。
2007-05-19 23:33:00 -
74:
密着感によって張り詰めた緊張感が漂う。
姉「舞香ねぇ?先生のことずっとカッコいいなって思ってたんですぅ?」 密着したままの体勢でふいに顔をあげ、美少女はゆっくりとまばたきをした。
すっ吸い込まれる??ぅぅ?!!! うるんだ瞳に魂を吸い込まれかけたが、かろうじて理性により魂のシッポをつかんだ山口。
2007-05-19 23:48:00 -
75:
山口「えっ!?ま、舞香ちゃんは3年生!?何組!?」 窓に背を押しつけられたままの体勢だが、美少女の体には手をふれないように気をつける。 いくら密着されても!!イチゴの香りにクラクラしても!!教師として体面を保ち、なけなしの理性で耐える山口。
…あと一押しやな…ニヤリと笑うネエチャン。
2007-05-19 23:53:00 -
77:
姉「…舞香3年生ですぅ。クラスは秘密ですょぉ。」
スッと美少女が右手を伸ばす。 山口の唇に人指し指をキュッと押しつけた。 美少女は山口の唇を指でなぞりながら、赤い舌で自分の唇をゆっくりなめた。
2007-05-20 00:02:00 -
78:
右手は山口の唇にふれたまま、左手で山口の手をとる。 そっと自分の唇にふれさせる。 グロスたっぷりの赤い唇。 山口は唇から目をそらせない。
━・・チュプ。山口の指先を美少女が口に含んだ。
グワッシャーン━!!! …山口の理性崩壊の音。
2007-05-20 02:45:00 -
79:
「…!!」舞香が山口の口に指先を入れる。
ジュプッ…それと同時に山口の指先は舞香の口の奥へ吸われた。 ネットリと柔らかい舌の感触。
「…?」指先に何かかたい物がふれる。 そのまま舞香は山口の指をチュクチュクと出し入れし続ける。
2007-05-20 02:48:00 -
80:
チュポッ…おもむろに舞香は山口の指を引き抜く。 口を軽くあけて見せた。
姉「せんせぇ…イチゴアメ…欲しい?」
指先にふれていたかたい物はアメだった。
2007-05-20 02:51:00 -
81:
…ゴクッ!! 舞香には山口が生唾を飲みこむのがわかった。 赤い唇に真っ赤なアメがヌラヌラと光る… おそるおそる唇を寄せる山口。 唇がふれた瞬間、こらえきれずに舞香の腰を抱き寄せる。 イチゴアメをお互いの口に行き来させながら唇を、舌をむさぼりあう。
「アッ…フッ…ゥンッ…せんせぇ…」甘い声に興奮はさらに増す。
2007-05-20 02:54:00 -
82:
山口はセーラーの中に片手をやり、ブラの上から胸をつかんだ。
「アン…ッ!!」舞香がせつなげな声をもらす。 舞香の真っ白な首すじをなめながら、小ぶりな胸を荒々しくもむ山口! そのままブラを上にずらし、乳首を指ではさみながらもむ。 「ハァ…ッ…ァンッ!!…ァアッ…せん…っせぇ…ンアッ!」
舞香の押し殺した喘ぎ声が部屋に響く。
2007-05-20 02:57:00 -
83:
もつれあったまま窓際から離れ、山口は舞香をテーブルの上に押し倒した。 ミニスカートがめくれ、白い太ももがあらわになる。 制服はブラと一緒に胸の上へずりあがり、上気した頬にうるんだ瞳がなまめかしい。
2007-05-20 03:00:00 -
84:
胸に舌をはわせながら、手は太ももをまさぐる。 「ぁあっ…せ…んせぇ…感じちゃう…」 山口が舞香の下着に手をかけようとした瞬間!!
━ピ・ピピピッ!!・ピピピッ!! 舞香の腕時計のアラームがけたたましく鳴り響いた。 ハッ!!とする山口。 舞香「あっ!!舞香行かなくちゃ!!先生またねっ」 山口を押しのけ、パパッと乱れた制服をなおすと部屋から素早く出た。
2007-05-20 03:03:00 -
85:
…あっぶねー!!まじあぶなかったでっわしっ!!!!実験初回でヤられるか思たわ!アラームもうちょい早くセットするべきやったな…
ぶつくさ言いながらダッシュでトイレにかけこむネエチャン。
生徒会室があるのは、職員室・校長室や実験室、教員控え室のある棟なので放課後には生徒の姿はほとんどない。 今も静まりかえっている。
2007-05-20 03:06:00 -
86:
ネエチャンはトイレにあらかじめ用意しておいたシートタイプのクレンジングでメイクを落としだした。 …胸元まで。 山口が「真っ白」と感動した首や胸元。 残念!!山口!!ネエチャン地黒やで!!!
江戸時代の【おいらん】みたいに胸元までこってり白塗りやねんで。 ネエチャン前世は【おいらん】ちゃうかな?。
アンタなめまわしてたみたいやけど…まだ白かったかい?山口…。 白かったんならウオータープルーフって素晴らしいよ…。
2007-05-20 03:09:00 -
87:
…あ゙?!!ヨダレでべっそべそやん!!きんも??!! グリグリワシワシふきまくるネエチャン。
…乳もふいとこ。 上半身裸になり、タオルを水に濡らしてゴシゴシふきまくるネエチャン。
そういえばネエチャンは貧乳だ。 確かBカップとCカップの間をウロウロしているはず。 「もうちょいデカなる予定やったのにな?」と言っていた。 …予定は未定やな。ネエチャン。?ニヤリ。
2007-05-20 03:12:00 -
88:
ぬっ…【前世】で思い出したが…。 ワシとネエチャンが機械の【前世占い】をした時…。 ネエチャンの前世は【水道の蛇口のひねるとこ】だった!! …まあワシも【朝顔の支柱についてる輪っか(最下段)】だったからネエチャンを笑えんけどな…?。
2007-05-20 13:48:00 -
89:
ネエチャンが部屋から駆け出して行った後、実験大好き米村でんじろう先生!に狙われてしまった【教師山口達也】は放心したままだった。 イチゴの香りの美少女で頭がいっぱいな山口。 【風紀委員長を待つ】とゆう本来の目的なんてきれいさっぱり忘れさっていた。
…俺…生徒相手になんてことを?!! でもめっちゃエロかったな… 思いだしてついニヤニヤしてしまう山口。
2007-05-20 13:51:00 -
90:
グフフッと妖怪みたいな笑いを浮かべ、トイレの陰から頭を突き出してうかがうネエチャン。 ふらつきながら生徒会室を出ていく山口。
…あのハゲめっちゃニヤニヤしとるやん。よっしゃよっしゃ♪ 第一段階大成功?♪
どんなに美形だろうがどんなに髪がフッサフサだろうが男の二人称は【ハゲ】…。
2007-05-20 13:54:00 -
91:
ネエチャン自身の一人称は〈メイク後〉=【舞香】…ネエチャン曰く、美少女は自分を名前で呼ぶものらしい。
〈メイク前〉=【わし】…まあオッサンやし当然といえば当然やわな。 しかし〈メイク前〉であっても公共の場では【私】なネエチャン…。 なんやその使い分け…サラリーマンかアンタは…。
2007-05-20 13:57:00 -
92:
ここでネエチャンの普段の中学生活を延べとくか…。 このままではネエチャンが単なる【エロエロ実験大好き?☆米村でんじろう先生】と思われてしまう!! まあその通りなんですがね…。 前にも延べた通り、ネエチャン見た目は【昭和初期の正しい中学生】。 地味?に地味?に片隅でヒッソリと生息するシダ植物のようなネエチャン。
2007-05-20 14:00:00 -
93:
成績は常にトップ。
ある日またまたネエチャンの部屋にお菓子をあさりに行ったワシ。 くしゃくしゃの紙が突っ込まれたポッキーの空箱が落ちていた。 …ごみ箱に入れろよ、ネエチャン。 心優しくも拾ってあげるワシ。 くしゃくしゃの紙は模試の結果表だ。
…おっ。ネエチャン最近どやねん?赤西仁やらにかまけて塾さぼりたおしとるしな?… ピラッと紙を開く。
( ̄ロ ̄;)!? なんじゃこりゃぁぁぁ(ーロー;)!!
2007-05-20 14:03:00 -
94:
目を疑うワシ!!
【中3・4月実施全国模試・受験総数 12836人・総合順位 9位】…
きゅ、きゅきゅきゅ9位!? 9位て!? うそぉ?ん( ̄ロ ̄;)!! や、やるやんけネエチャン…ハアハア… 驚きのあまり鼻の穴が広がるワシ。
2007-05-20 14:06:00 -
95:
…ネエチャン…無造作にポッキーの箱に捨てよってからに…ワシやったらリビングの壁にでも飾るのに?!! あ、ワシは成績【中の下】ですんで。あしからず。
…ぜんぜん勉強してへんくせにあのブサイクわ…(;-_-+ ほんまよおわからんヤツやで… 衝撃をくらったワシはまたお菓子を忘れて部屋を出たのだった。
2007-05-20 14:09:00 -
96:
スポーツはまあ人並みなネエチャン。 しかし体育授業の準備や後片付けを人一倍こなす姿は、体育教師に感動を与えていた!! 実は「体育の成績あがるねん。」とゆう打算的な理由だったが…。ネエチャンよ…。
手先が器用なネエチャン。 美術や音楽なんかもかなりうまかった。 絵は毎回はりだされ、賞をとる。 歌は独唱させられる。 英語弁論大会で優勝し、もちろん作文系のコンクールは入賞しまくった。さすが【嘘つきネエチャン】!!
2007-05-20 14:12:00 -
97:
少女漫画なら【あこがれのヒーロー】に、少年漫画なら【学校のマドンナ】になれそうな活躍ぶりのネエチャン!! もってもて大人気☆なはずのネエチャン!!
しかしネエチャンはシダ植物だった…。 体育館裏の日陰にヒッソリと生息するコケ類だった…。 …なんせ地味だし…ムッシュかまやつだし…
2007-05-20 15:09:00 -
98:
学校をしょって立つほどの大活躍なのにこれほど目立たない陰キャラな生徒がいるであろうか!? いやいない!!! …反語?。
ネエチャンは奇妙な存在だったようだ…。 ついでにここで一つ【おっとこまえ】なネエチャンの武勇伝を述べとくか…。
2007-05-20 15:12:00 -
99:
ネエチャン中1の冬のことだ。
ネエチャンは塾に行っていた。 …この頃はまだネエチャン自身【劇的☆ビフォーアフター顔】を知る直前だったから、本当に塾だったはずだ…
母とワシがだらけていると夜にいきなりネエチャンの担任〈小林聡美似〉と校長〈ガッツ石松似〉が家にやってきた。
2007-05-20 15:15:00 -
100:
とりあえず茶とお菓子を出す母。 ちゃっかりご相伴にあずかるワシ。 小林聡美が語りだした。
その日の最後の授業はロングホームルームで、生徒が司会をし、いわゆる〈学級会〉としてクラスの問題点をダラダラ話す時間だったらしい。 ちなみにこのクラスの割り合いは… 〈ヤンチャ系5:普通3:陰キャラ2〉 な感じであるそうな。 当然【陰キャラ2】に属するネエチャン。
2007-05-20 15:18:00 -
101:
小林聡美はロングホームルームが〈生徒主体〉のため、職員室での雑務をこなしてから後半をすぎて教室へむかった。 …あ?やっぱザワザワしてるなあ。隣のクラスに迷惑やったかな… と思いつつ教室のドアに手をかけようとしたその時…
「小林うざない!? 無視ろやぁ!!」
ひときわ大きな声が聞こえた。
2007-05-20 15:21:00 -
102:
ドアの寸前で手が止まる!!
「わかるー!!いちいちうっといよなぁ。」 「慣れ慣れしいからうざいしな!!」 「いいやん無視決定な!みんなわかった!?」
ぞくぞくとあがる声はヤンチャ系の子達だ。 言いだしたのは女子だが、ちらほら男子の声も聞こえる。
2007-05-20 15:24:00 -
103:
小林は廊下に立ち尽くした。 涙がにじんでくる。 自分なりに親身になってきたつもりが、生徒にそんな風に言われるなんて!! 悲しかったし悔しかった。 ため息をついてドアを少し開けた時…
「…幼稚!!!」 鋭い声とともに女子が一人立ち上がり、教壇まで歩いてきた。 静まり返る教室。 入るタイミングをのがし、ドアの隙間からのぞき見る小林。
2007-05-20 15:27:00 -
104:
つかつかと教壇にむかうネエチャン。 司会の生徒をグイッと脇に押しのけ、自分が教壇に立つ。 端から端までジロッと見渡す。
「中1にもなってそんな幼稚で下等なことを? その提案をするのも乗るのも恥ずかしいことやな。 一生懸命な小林先生をうざい、慣れ慣れしいと思うなら、いちいちかまわれて注意される自分を恥じるべきやろ?」
無表情にたんたんと話すネエチャン。
2007-05-20 15:30:00 -
105:
「今張り切って意見してた者の中で、【先生を無視するメリット】を延べられる人は? あちらは【先生】、私たちは【生徒】。無視した場合、教わる立場の私達にはデメリットしかないように感じますが?」
クラス中を見回す。
「いないんですね?でわ小林先生をうざいと言った人の中で、私や他の人達が納得する理由を延べられる方こちらへどうぞ。」
教壇の横を指し示す。
2007-05-20 15:33:00 -
106:
張り切っていたヤンチャ系の生徒達はグズグズ言うものの、面とむかって意見できる者はいない。 何か反論しようものならこの【学校の星☆的秀才】に理路整然と追い詰められるだろうし。
「でわ以上を踏まえた上で下等かつ幼稚な提案【無視する】に賛成の人は挙手を。」
そんな言われ方で手をあげる生徒なんていない。 教室は無音になった。
2007-05-20 15:36:00 -
107:
「無視しようと言いだした人達、やるんならお好きにどうぞ。この結果でわかったと思いますが私達は協力しませんから。 以上。解散!!」
バンッ!!と教壇をたたくネエチャン。 固まっていた全員がビクッ!!とした時、タイミングよく終了のチャイムが鳴った。
つかつかと自分の席に戻るネエチャン。 誰も動かない中、カバンを持つと何事もなかったように教室からでた。
2007-05-20 15:39:00 -
108:
廊下に立ち尽くしていた半泣きの小林と目が合う。
「さようなら」
ペコリと無表情に頭をさげて廊下を歩いてゆくネエチャン。 その後ザワザワとクラスの生徒達が出てきた。
「あ!先生さよなら?」「ばいばーい!」 口々に挨拶をして帰っていく。 小林はこみあげてくる涙をこらえるのに必死だった。
2007-05-20 15:42:00 -
109:
ネ…ネエチャンかっこいー!!!カッキーン!!武勇伝♪武勇伝♪
と言いたいトコロだが…な…なんてイヤな13才なんだ…。 こんなヤツがクラスメイトじゃなくてよかった…ワシ…。 理路整然と意見を述べて追い詰めてくる13才なんかイヤすぎやろ…。きっついでぇ…ネエチャン…。
茶菓子の入っていた皿に対して遠い目になるワシ。
2007-05-20 15:45:00 -
110:
んっ??? 異様な気配に顔を上げるワシ。
げっ( ̄ロ ̄;)!!全員泣いてるぅぅぅ!!!
小林聡美は話の途中から感動がぶり返したらしく泣きだしていたが…。 我が子の素晴らしさを改めて知り、その成長ぶりを誇らしく思いキラキラした笑顔で泣く母。 …となぜか感涙にむせぶガッツ。 男泣き。
2007-05-20 15:48:00 -
111:
…な…なぜか素直に感激できん…ひねくれてんのかな…ワシ…。 ズズッと茶をすする。
ネエチャンの【正義感】の素晴らしさを讃え合う小林と母はもう手をとり合わんばかりの興奮っぷりだ!! 突然カバンから何やら取り出すガッツ。 ネエチャンに渡してほしいと母に手渡したのは色紙だった。 横からのぞきこむワシ。
━正義━……ガッツよ…
2007-05-20 15:51:00 -
112:
色紙には黒々とした毛筆書きの2文字が踊っていた!! ワシ、目が点!!!
「まあぁ!!校長先生達筆!!」「正義ってピッタリですね!!」誉める母と小林。
「この話を聞いたら書かずにおれなくなりましてね?」照れるガッツ。
…い、いらんやろ?!!これはいらんで!!ネエチャンこの色紙捨てるでたぶん…ガッツ直筆の色紙をながめつつ色紙の行く末を思うワシ。
2007-05-20 15:54:00 -
113:
小林聡美とガッツ石松が帰り、しばらくすると千原兄弟(兄)が帰ってきた。
ちなみに母は元モデルなのでたいへん美しい。 しいて言うなら松田聖子に似ている。 今現在もう50だが、よくネエチャン(当然メイク後!)と姉妹に間違われるほどピッチピチだ。 3人でいる時、ネエチャン(しつこいがメイク後)はあゆだし、母は松田聖子だし、なかなかに華やかで人目をひくのだがひとりだけ地味なワシ…。 まるで付き人である。
2007-05-20 15:57:00 -
114:
離婚したワシの父は田中邦衛に似ている…。
「ワシちゃんはお父さんにそっくりやな?!!」とよく言われる…とゆうことは…ワシは田中邦衛似なわけで…。 それがなんだかイヤなワシは名作「北の国から」を見たことがないわけで…。 松田聖子の【遺伝子】は田中邦衛に負けたわけで…。 年ごろの【お嬢さん】が田中邦衛似なのはなかなかにセツナイわけで…。
2007-05-20 16:00:00 -
115:
ハッ!! 話がそれたうえに暗くなってしまった!! 「お帰り?!!さすがネエチャンね?!!」 今だ興奮さめやらぬ様子の母。 帰ってくるなり誉められていぶかしげなネエチャン。 ネエチャンに夜食を食べさせながら、ウキウキの母はさっそく話し出した。 盛り上がる二人。
2007-05-20 16:03:00 -
116:
母「やっぱり間違ったことが許せんかったんやな?。ネエチャンかなりの正義感やなっ!」
姉「うん。イジメみたいなん嫌いやもん。間違ってることは間違ってるって言わなあかんから!」 眼鏡の奥の果物ナイフがキラリと光る!!!
…ネ、ネエチャンかっこい?!!カッキーン!!再び…。
2007-05-20 16:06:00 -
117:
母「そやっ!ガッツ校長が色紙くれはったから、はっときなぁ☆」 手渡された色紙をながめるネエチャン。 姉「へぇ?正義かあ?。せっかくくれたし大事にするわぁ。」
…あれッ!?…大事にするんや!!…意外?!! 寒い目をして「いらんっ。」て言うんやろな?と予想していただけにビックリなワシ。
2007-05-20 21:00:00 -
118:
どうしても【色紙の行く末】が気になって寝る前にネエチャンの部屋を訪ねるワシ。 ワシ「なあなあ?。」
ガチャ…━ドアを開けるとすでに暗い。 電気をつけるとネエチャンは人として最小限の反応を示した。
姉「あん?」 もうふとんに入っていて目さえ開けてくれないネエチャン。 目ぐらい開けてくださいよ…。
2007-05-20 21:03:00 -
119:
ワシ「ネエチャン今日なかなかやるやん!!どないしたんよ!?かっこええし?。」 まあ多少はすごいと思ったのでめずらしくネエチャンを誉めてみるワシ。
姉「ん?あ?…はよ帰らな【暴れん坊将軍】の再放送間にあわんしな?。今日ビデオ予約忘れてたから、授業終わってすぐ学校出な時間ヤバかってん。」
( ̄ロ ̄;)!? …あ、暴れん坊将軍!?しかも再放送( ̄ロ ̄;)!?な、なんとーっ!?!?
2007-05-20 21:06:00 -
120:
ワシ「でっ…ででででもネエチャン! せっ先生をかばったんやろ!?」 どもりまくるワシ。 まったく目も開けないネエチャンはたんたんと述べる。
姉「あぁ、小林が廊下で半泣きなんわかってたし。あっこで教室入ってこられたらそれこそ【話し合い】で長なりそうやから、わしがまとめきってヤツが入ってくる前に終わらせたろー思ってん。ヤツ隙間から見てたし、わしの株うなぎのぼりやろ。イヒヒ♪」
うそーん(ーロー;)!!…ネエチャン…先生おんの知ってたんやあ!!…しかも【うなぎのぼり】て!!久しぶりに聞いたよ!!
2007-05-20 21:09:00 -
121:
ワシ「…でもネエチャン、ヤンキー達に意見したんわ…?」 〈地味にヒッソリ生きる〉が信条の【シダ植物ネエチャン】らしからぬ行動に疑問をもつワシ。
姉「…言いだしっぺの女がこないだトイレの鏡の前で〈アタシ今クラスの男に取り合いされててさあ?♪〉みたいな自慢話を延々としてやがってうっとーしかったから。へこましてみた。…フフッ…かっこ悪…フフッ…」 目を閉じたままグフフと笑うネエチャン…。 エクソシストにでも出てきそうだ…。
2007-05-20 21:12:00 -
122:
…それだけの理由で【幼稚】やら【下等】やら…クラス中の前で追い込まれて恥じかかされたんか…言い寄ってきてる男子の見てる前でなぁ… ニヤリとしつつも、思わずヤンキーさんに同情すら覚えるワシ。
…それよりアンタ!! 小林とガッツ!! ふたりの涙を返したれよ…ネエチャン…
2007-05-20 21:15:00 -
123:
…そういえば某メーカーの頭痛薬、半分が【やさしさ】でできているとゆう噂。 ネエチャンの半分は【周囲の勝手な勘違い】、のこり半分は【策略】でできてます。…合掌…。
しかしガッツ…せっかく━正義━って書いたのになぁ… あっ!! 色紙はっ!?
思い出したワシ。
2007-05-20 21:22:00 -
124:
ワシ「ネエチャン、ガッツ色紙は!?」 姉「んぁ゙?」 寝る寸前のネエチャンは、プルプルと手をもちあげて指差す。 …死ぬ寸前かアンタわ…? 指差した先には【エロフィギュア】ぎっしりの棚が。
…へ!?エロフィギュアの棚に!? どこや?見当たらんな?… と思いながら棚を見ていると…
( ̄ロ ̄;)!!ありましたがな!!
2007-05-20 21:25:00 -
125:
エロフィギュアの棚にではなく、棚の下、正しくは棚と床の間に( ̄ロ ̄;)!!
…そういえばネエチャン、こないだ「棚がグラつくんよな?。厚紙ないし新聞折ったヤツでもかませとこかな。」て言うてた!! …ガッツ色紙…かませたんですね…ネエチャン。 …良かったね…ちょうどかたい紙ほしがってたもんね…。 あぁガッツよ、永遠に。 さようなら━正義━…。
2007-05-20 21:28:00 -
126:
色紙「いる」って言うから、おかしいと思っててん…でもまさか棚と床の間にとは… 色紙とガッツに対してせつない気持ちになるワシ。
━ン…ングワッ…ンゴー …寝やがったよ…ネエチャン…。 ほんまコイツは… ハァ?。ため息をついて部屋から出たワシであった。
2007-05-20 21:31:00 -
128:
ネエチャンの【エセ武勇伝】も終了したトコロで、〈ネエチャン中3の春〉にもどるとするか…。
生徒会室で【イチゴ美少女】に禁断の誘惑をされた翌日、山口達也は生徒名簿で美少女を探した。
写真つきやしすぐ発見や♪とはりきる山口。 …あれ?見落としたかな?… 見おわってしまった!! …おかしいなぁ。もっかい見よ。 また最初のクラスに戻る山口。
2007-05-20 21:37:00 -
129:
…山口…何っっっ回見てもおらへんで?!! だってワシ見たことあるけど、名簿の写真のネエチャン、まんま【千原兄弟(兄)】ゃもん…。
「オッサン堂々と女子の中にまぎれてたらアカンやろー!!」って爆笑したもん…ワシ…。 ネエチャン自身も「女装しきれてない犯罪者みたいやろ?!!そのうちクラスの女子順番に犯しよんでコイツ!!」て相変わらずマニアックな発言してたもん…。
…コイツてアンタ…アンタ自身やがな…女子を犯したいのか?ネエチャン…。
2007-05-20 21:40:00 -
130:
写真どころか名前すら見つけられない山口。 しかし三年生の先生にいきなり特定の女生徒〈しかも下の名前のみ〉のことを尋ねるわけにもいかず、腑に落ちないまま名簿を閉じた。 山口「クラス多いし見落としたかな…」 …ポジティブな奴め…。
それから一週間、やたら三年生の先生方エリアに近寄っていく山口の姿があった…。
2007-05-20 21:43:00 -
131:
山口の担当教科は数学だ。 職員室以外に各教科ごとの準備室があり、どちらにいてもいいことになっている。
その日は昼からの受け持ち授業がなく、昼休みから準備室でグラフ作りをしていた山口。 休み時間〈終了5分前〉を示す予鈴が鳴る。 生徒達は各教室に戻りはじめ、教員棟からは先生が出て行く。
━コンコンッ。 小さくノックの音がした。
2007-05-20 21:46:00 -
132:
山口「どうぞ?」
━ガチャッ… グラフから顔を上げ、ドアを見た山口が止まる。
山口「舞香ちゃん…!」 舞香「えへっ。先生ひとりみたいやし、舞香来ちゃったぁ?」 そこには一週間、寝ても覚めても頭から離れなかった美少女が!!
山口「そ、そうなん…」 …「えへっ。」て舌出した!「えへっ。」て!!か?わ?い?い?!!!!! 平静を装いつつ心の中で盛大に身もだえる山口。
2007-05-20 21:49:00 -
133:
…あれっ?なんやイマイチな反応やな…日おきすぎたか…? いぶかしむネエチャン。
ネエチャン、昼休みなってすぐに【体調不良により早退】。 なんの疑いもなく許可された。 家まで送ってくれるとゆう先生をなんとか拒否し、コソコソと生徒会室に忍び入るネエチャン。 変身タイムである。
2007-05-20 21:52:00 -
134:
【学校期待の星】のネエチャン、職員室にも出入り自由。ちゃっかり山口のスケジュールも入手済だった。
…今日はいただくで…山口…。ニヤリと笑うネエチャン。 こってりと下地やファンデを塗りたくると〈毛穴黒ずみ放題〉の肌は消え〈陶器のようなツルスベ肌〉が。 手先が器用なネエチャン、「どんだけ塗んねん( ̄ロ ̄;)!!」てぐらい塗りたくっても、なぜか素肌っぽく仕上げる。 …アンタ特殊メイク会社に就職したら…?毎回思うワシ。
2007-05-20 21:55:00 -
135:
…そうそう、ヤツにはイチゴちゃんやったな?♪ 最後の仕上げに没収したままのイチゴコロンをふる。
「でっきあっがりー!!」鏡の前でクルッと回る。 そこに映る美少女。 ミニスカートは没収物の中からこないだより短めのものを選んでいる。 …ヤル気まんまんなネエチャン…。
2007-05-20 21:58:00 -
136:
「えへっ☆」片目をつぶり、舌をちょろっと出してみる。 ブサイクがやればブッ飛ばしたくなるような仕草も、美少女にはピッタリだ。
…「えへっ☆」やって! おえ?ッ!! おいおい、何やってんねん、わし!!きもっ!!!
自分で突っ込んで、気持ち悪さのあまりよろけるネエチャンだった…。
2007-05-21 01:24:00 -
137:
人目を忍んで数学準備室に入ったネエチャン。 もはやその動きは【忍びの者】…。 「密会だし見つかったらイヤやから鍵かけちゃぃますね?」 と、ちゃっかり鍵をかける。
ガチャッ…━…山口の逃げ道が閉ざされた音…
━キーンコーンカーンコーン♪…授業開始を告げる本鈴が鳴った。
2007-05-21 01:27:00 -
138:
山口「授業始まるけど舞香ちゃん教室行かなアカンやろ? 何組なん?」 模造紙にグラフを書く手を休めず、舞香に背をむけたままで言う。 ドアの前に立ったまま動く気配のない舞香。 舞香「行かないっ。先生がグラフ作るの見てる?♪」 …何組?とゆう質問はスルーなネエチャン…。
2007-05-21 01:30:00 -
139:
シンとした室内に、山口が紙を動かすガサガサとゆう音だけが響く。 ジッと後ろから見つめる舞香。 二人の間には緊迫した空気が漂っていた。
…息苦しいな…。 山口は舞香を意識していることを悟られないように、黙々と作業を続ける。
…コイツ…駆け引きする気か?…ネエチャン、気分はリング上のボクサーである。 ぶんぶん腕を振り回し、首も回してみる(イメージ)。
ファイツッ!!! ━カーン!! ゴングが鳴った。
2007-05-21 01:33:00 -
140:
山口の背中に近寄る。 気配を感じても気付かないフリをする山口。 立ち止まるり、後ろからそっと手をのばし背中にふれる舞香。
「…!!」ビクッと止まる山口。 舞香「先生…背中ギュッてしてもいい?」
山口の答えを待たずにギュッと強く抱きつく。 後ろから山口の胸に指をはわせると、胸からお腹をゆっくりとなでまわす。
2007-05-21 01:36:00 -
141:
山口「あっアカンって! やっぱ生徒に手だすとか良くない…」 舞香の手をつかみ、離そうとする。 舞香はその手に指をからめ、シッカリと握る。
舞香「先生…舞香に会いたくなかった…?」 ピトッ…背中に頬をくっつけてささやく。 イチゴの香りが山口にこないだのことを思い出させる。
山口「あ…会いたかった…」
2007-05-21 01:39:00 -
142:
舞香「こっち向いて、舞香をギュッして。」 腕をとられ、向きをかえさせられる山口。 その反動のまま、舞香を抱きしめた。
…だっダメだ!!相手は生徒やしっ!!負けるな俺の理性っ!! 必死で自分に言いきかせる。
舞香「先生、舞香なんのニオイする?」 うるんだ瞳が山口を見上げる。
2007-05-21 01:42:00 -
143:
山口「…イチゴ…」 舞香「あたりぃ。舞香はイチゴのニオイ!! あのね…先生にイチゴのニオイつけたいの…。」 山口「えっ!?」 二人の唇と唇との距離は10cmほどだ。
舞香「舞香が先生にイチゴのニオイつけたら、他の生徒に〈先生イチゴのニオイする〉って言われるたびに【舞香のニオイする】って言われてるんだよ…? 【舞香の】って言われてるみたい…」
2007-05-21 01:45:00 -
144:
無邪気に微笑んだ大きな瞳が、ものすごく妖艶に見えた!! 瞬間、山口は舞香の唇を荒々しく奪っていた。 …まっ負けたァァァァ!! 強烈なアッパーをくらった山口の理性はリングの外まで吹っ飛んで行った。
…よっしゃ!!勝ったァァァ!! ━カンカンカンカンカーン!!♪ リング上で肩車されてガッツポーズのネエチャン(イメージ)。 紙吹雪きである。
2007-05-21 01:48:00 -
145:
この後ふたりは結ばれるのだが、ただでさえ文才のないワシ?。 こないだ生徒会室でのふたりの濡れ場を書いてみたものの、いまいち官能へたくそですから、しっ省略しちゃおかな?…?
2007-05-21 01:51:00 -
146:
数学準備室から首だけをだし、キョロキョロとうかがうネエチャン。 誰もいないのを確認すると素早く走りだし、生徒会室にかけこんだ。
ミニスカセーラーを脱ぎ、用意していた濡れタオルで体をふきまくる。 真っ裸のまんま肩にタオルをかけメイクを落とすネエチャン。 …真っ裸の肩にタオルって…銭湯のオッサンか…。パンツぐらいはけよ…ネエチャン。
2007-05-21 16:38:00 -
147:
真っ裸で仁王立ちのままグビグビ水を飲む。 ゴッキュゴッキュゴキュ…「ゲェッフッ!!」 …まさにオッサン丸出しですな…ネエチャン。
【昭和初期セーラー】を着て髪をギッチリ三つ編みにしながら …はぁ?気持ち良かった?!!さっきの情事を思い出しニヤニヤするネエチャン。
2007-05-21 16:41:00 -
148:
…グフフ…ニタつきながら回想するネエチャン。
山口の舌が舞香の舌に激しくからみつく。 舌全体で舞香の口の中をクチュクチュとなめまわす。 背筋をはい上がってくる快感に思わず声をもらした。 「ンァ…!!ンッ…ンフッ…!」 口をふさがれたまま喘ぐ舞香のくぐもった声で、背中を抱く山口の腕にいっそう力が入った。 舞香「アッ…ンッせっんせ…痛いっ…」 山口「ごめんっ!!」 舞香を抱く腕がゆるんだ。
2007-05-21 16:44:00 -
149:
セーラーを脱がせるとフワッとイチゴの香りがたちのぼる。 舞香「…スカートははいたままでいい?」 山口「え?…いいけど…。」
舞香「あ、スカーフで舞香の腕しばって…」 「えっ!?」
山口はビックリしたが舞香の希望通り、スカートは脱がさずにテーブルの上に座らせた。 そのまま押し倒すと頭の上に腕を伸ばさせスカーフでキュッと手首をしばる。
2007-05-21 16:47:00 -
150:
制服のスカートをはき、靴下とブラも身につけたままの美少女。 瞳をうるませ白い頬を上気させて腕をしばられている。
…エロすぎるっ!!…山口は息をのんだ。 舞香の足の間に立つと、ブラの上から胸をつかむ。
「アンッ!!」眉間に軽くしわを寄せ、ピクリと小さくのけぞる舞香。 ブラをグイッと押し上げると乳首に舌を押しつけた。
2007-05-21 16:50:00 -
151:
ゆっくり下から上へ胸をなめ上げる。 「ヤッ…やぁんッ…ァアッ…!!」 身をよじりせつなげな声をあげる舞香。 「おっぱい感じるの? 廊下だれか通ったらやばいから、声あんま出すなよ…」胸をもみながら舌先で乳首をツンツンとつつき、ジュパジュパと吸いつく。 「ァンッ!!ダメぇ…ヒァッこっ声でちゃうぅ!!…おっぱいカンジちゃぅぅぅ!!」 頭の上にあげた舞香の腕を押さえながら、首や脇もなめまわす。 「ィヤァンっ…!!ダメダメぇ…アッ!!」舌の動きにあわせて身をくねらせビクビクと反応する舞香。
2007-05-21 16:53:00 -
152:
首から胸、お腹へと唇をすべらせながら、手は太ももをまさぐる。 すべすべの太ももを手のひら全体で感じる。 下着のフチをなぞりながら…
山口「舞香ちゃんのアソコ、どうなってんのかな?」 舞香「やだぁ…もうパンツ濡れちゃうぅ…」 快感でうるんだ瞳が色っぽい。 大きく足を広げさせ、下着の上から指先で割れ目をなぞる山口。
舞香「ハッ…ハァァンッ…! ぬ…濡れちゃうぅ…」 山口「もう濡れてる…グチュグチュやしパンツ脱がななぁ。」
2007-05-21 16:56:00 -
153:
スカートは脱がさずにパンツだけを脱がせた。 ━ニュチュ…パンツと舞香のアソコの間にネットリと糸をひく。 舞花のアソコはもうグチュグチュで、てらてらと光っている。
山口は舞香をテーブルの上に上がらせ、腕は頭の上でしばったままよつんばいにさせた。 テーブルの端に膝をつき、グッとお尻を突き出させる。
まだ昼の1時すぎ。カーテンを閉めていても丸見えだ。
2007-05-21 16:59:00 -
154:
山口「舞香ちゃんのオマンコ丸見えやで…。ヒクヒクしていやらしいなぁ。」 山口はお尻をわしづかみ、ベチャベチャと音をたてながらなめる。 お尻をなめまわしながら、クリトリスから穴の入り口までを指でニュルニュルといじる。 ━クチュ…ニュチュグチュ…
舞香「いやっ…!!ァアァンッ!!…恥ずかしい!!…ァンっアッ!ファッ…見たらいやぁっ!」 イヤイヤをするようにお尻をふる。
2007-05-21 17:02:00 -
155:
━ジュッ!ジュパッ。ちゅくちゅく… 両手でお尻をつかみ、横に広げながら舞香のアソコに吸い付く山口。 ぬらぬらと濡れたひだに沿って舌を激しく動かし、舌先でクリトリスを刺激する。 「ァアッ…ァンッァンッ!!…ヒアッ…せっ先生っ!!やめてぇ…」 言葉とは逆に、舞香はお尻を山口の顔に押しつけてくる。 蜜のあふれる穴に舌を激しく出し入れし、奥まで入れてかきまわす山口。
2007-05-21 17:05:00 -
156:
あふれだした蜜と山口の唾液で下半身をベチャベチャに濡らした舞香。 お尻を抱きかかえ、床におろす山口。 頭の上でしばっていた腕をいったんほどく。 今度は背中に腕をまわして後ろでしばった。 ジャージとパンツを足元まで下ろすと、その前にひざまづかせる。
山口「なめて?」
舞香「あ…先生のおっきい…」 可愛らしい唇で先っぽにふれてくる。
2007-05-21 17:11:00 -
157:
最初は恥ずかしそうに、伏せ目がちのまま舌をとがらしてチロチロと先端をつつくようになめていた。 その姿を見下ろす山口。
…手をしばられた半裸の美少女が、ひざまづいて俺のモノをなめている!! しかも学校で!! シチュエーションが山口の興奮を倍増させる。
山口「ウッ…!!気持ちいい…ネチョネチョ出てきた??」 コックリとうなずく舞香。
2007-05-21 17:14:00 -
158:
山口の先端から出るヌルヌルとした液体を、舌先ですくいとるようになめている。 ━ちゅぱっ!! 唇をすぼめて先端に吸い付く。 「クッ…!!」こらえきれず声をもらす山口。
レロレロと真っ赤な舌を唇の間からわざと見せ付けるようにしながら、ヌルヌルの先端を円をえがくようになめる。
2007-05-21 17:17:00 -
159:
ネットリと舌をからめながら山口のモノを口の奥へとくわえこむ。 ━ヂュッ…チュプ…ヂュパッ…ヂュッ!!クチュ… 舞香の口の動きに合わせていやらしい音が響く。
山口「…ハァ…舞香…こっち見て。」 山口のモノをくわえこんだまま、大きな瞳が見上げてきた。 たまらず舞香の頭を両手でつかみ、ゆっくり前後に動かす。 「ン゙ッ…ン゙ン゙ッ…!!ンッ!!」奥まで出し入れされて苦しそうにうめきながらも、うるんだ大きな目は山口をじっと見つめたままだ。
2007-05-21 17:20:00 -
160:
このまま口の中に出したい!!! 衝動を押さえ、引き抜く。 山口「入れてほしい?」 ひざまづいたままの舞香に尋ねる。 恥ずかしそうにうなずく舞香。
舞香「あ、先生、ゴム持ってる…?」 そう言われ、山口は彼女に【ゴムを常備】させられているのを思い出し、財布にひそませてあるゴムを取り出してつけた。
2007-05-21 17:23:00 -
161:
舞香のまだ幼ぃ肉壁が、山口のモノをギッチリと包み込む。 山口「クッ…!きつッ…すごい締まってる…」 視線の先には、自分のモノを根元までくわえこむ美少女のツヤツヤとしたお尻。 お尻を両手でもみしだきながら快感にまかせて突き上げる。 舞香「アッ!!アンッアンッ!!…ヤッ!!ぁあッ!スゴッ…ぃいいっ!アッ…すっ…ごぃ奥まで来るのぉー!!ァアッ!!」
2007-05-21 17:29:00 -
162:
泣き声まじりのあえぎ声をあげる舞香。
山口「奥っ?奥…が気持ちいいの?…クゥッ!」 ━パンッパンッ!!パンッ! と肉を打つ激しい音があえぎ声と入り交じる。
舞香「いいっ!!ァ…ンッ!!!奥っ…奥がぁぁっ…気持ちッいいのぉっ!!も…もっと奥までぇ!!」
山口「ここ!?ここか!?」 突き上げながら舞香の乳を後ろから強くつかむ。 グリグリと腰を押しつけ、奥までえぐるように突く。
2007-05-21 17:32:00 -
163:
舞香「アアァァッ!!!おっ…おっぱい気持ちいいっ…!!せっんせ…舞香もぅイッちゃうぅぅ!!」 手に力を入れると舞香の肉がさらに山口のモノをしめつける。 激しく抜き差しを繰り返し、少しゆるめてはまたスピードをあげて突く。
舞香「ダメッもぅダメぇぇー!!…そんっ…なァッ!そんなに突いたら…ぁあっ!! アッ…イッちゃうイッちゃう!!イクイクぅぅぅっ!ぁあぁぁんっ!!!」 山口「クッ!!…舞…香そんな声出したら…俺もっ…ッアアァァッ!!!」 ものすごい快感に、ドクドクと大量放出する山口。 引き抜いたら、舞香のアソコはパックリと開きヒクヒクと痙攣していた。
2007-05-21 17:35:00 -
164:
もうすぐ授業が終わり、教師棟にも人が増えてくる時間だ。 あわただしく身仕度をし、無言でドアに近づく舞香。
山口「あのっ、舞香ちゃん連絡先教えてくれない!?」 舞香「…先生、彼女いるでしょ? だからダァメっ!! 舞香が会いたくなったらまた来ちゃう♪」 ペロッと舌を出して無邪気に笑う美少女には先程までの妖艶さはない。 山口が何か言う前にスルリとドアから出て行った。
2007-05-21 20:50:00 -
165:
…さっ帰るとすっかな?。 しかし山口デカいし、なかなか良かった…しばらくヤラセてもらおか… 完全に思考回路がエロオヤジのネエチャン。 赤西仁が【初体験】、まだ山口が2人目なのに…。
まるで魔法がとけたように、とゆうより呪いがかかったようにすっかり【女装のトミーズ雅】に戻ると、生徒会室を出るネエチャン。
2007-05-21 20:53:00 -
166:
なんせもともとが【実験大好き♪米村でんじろう先生】なネエチャン。 この後から山口で覚えたことを仁に、仁で覚えたことを山口に試していく。 プラス【やおい漫画】で学んだマニアックなこともちまちまとHで試していくので、徐々に【床上手】になっていくのだった。 …そうゆう勉強は熱心なんだね…ネエチャン…。
2007-05-21 20:56:00 -
167:
まず骨がでかいらしい。 以前原付でこけて肩を強打したネエチャン。 近所の外科に行ってレントゲンを撮ってもらい、診察室に呼ばれると…
先生「あれっ?レントゲン間違ってない?」 看護婦「いえ。その方のですが?」
2007-05-21 21:02:00 -
168:
キョロキョロとレントゲンとネエチャンを見比べる先生。
先生「えっ!?はぁ?!!骨でかいねえ!!このレントゲン男の子の骨かと思った!! がっしりしてるなあ!!」 姉「…(;-_-+」
…外科の先生が間違うぐらいだから、なかなかシッカリした骨ですな…ネエチャン。 【華奢】とゆう言葉とは程遠い骨組みですな。ニヤリ?。
2007-05-21 21:05:00 -
169:
そしてその【でかい骨組み】の上にはタップリと霜降り肉がついております。
チューブトップやベアワンピなんぞ着た日には、胸の上に脇肉がモニッと乗っていて…さながら【プチ力士】であります。
もちろんヒップハングデニムにはぼってりと腹肉、横に腰肉がはみだして乗っております…。 太ももは自分で「競輪選手なみやで?!!」と言ってるぐらいたくましいのです…。
2007-05-21 21:08:00 -
170:
こないだ上半身ブラだけにヒップハングデニムとゆう、細身の子ならカッコいいような姿であぐら座りでメイクしていたネエチャン。 衝撃を受けるワシ!!
鏡餅( ̄ロ ̄;)!! …後ろ姿は確かに鏡餅のシルエット…!!!
ぎゃっ( ̄ロ ̄;)!? …なんとネエチャン、腹肉と腹肉、腹肉とデニムの間にタオルを波形に挟んでいるではないか!! …肉の間に汗かくんやな…ネエチャン…。
2007-05-21 21:11:00 -
171:
ネエチャン(メイク前)の最も似ている有名人が【トミーズ雅】や【千原兄弟(兄)】なのは、この体型のせいもあるようだ。 オバチャン体型とゆうより微妙にオッサン体型なんだな…。
でも最近自分で「わし南海キャンディーズのしずチャンと体型似てるよな?」としみじみ言っていたネエチャン。 …でもしずチャンみたいにオパーイでかくないじゃんか…。
2007-05-21 21:14:00 -
172:
さすがに体型に危機を感じたのか、最近スポーツクラブに入会したネエチャン。 プールに入る時(もちろんスッピン)、インストラクターに
「格闘技やってましたよね!?」とにこやかに聞かれたらしい…。
肯定文で聞かれるネエチャン…ププッ…。 普通【女子】はやってないだろ…格闘技…。
2007-05-21 21:17:00 -
173:
【ニート代表ぐうたらネエチャン】は週2回ほどいやいやスポーツクラブに通っている。 と言っても、夕方によろよろと出かけて行きプールでよろよろ歩いて帰ってくるだけだが…。
2007-05-21 21:43:00 -
174:
ごくたまに午前中に起きてプールに行こうものなら、「もうわしの一日は終わった!!」と豪語しキッチリ午後は寝てすごすネエチャン…。
…アンタの一日は【プールで1時間歩く】で終了ですか…? ワシ本屋で最低8時間は立ちっぱなしで働いてますけど…?
2007-05-21 21:46:00 -
175:
よく「ジム通ってんのに痩せへんわ?」って言うよね…ネエチャン…。 アンタが通ってんのは【ジムに付属のプール】ですから…。
しかも週2回、各1時間よろよろ歩くぐらいを【運動】と豪語しないでください…ってアスリートはきっと言いますよ…。 ワシもそう思いますよ…?ネエチャン…。
2007-05-21 21:49:00 -
176:
あ、あと出かけるたびに豪勢な食事を食べさせてもらってるし、お茶するといえばケーキ食べさせてもらってますよね?
…誰が見ても!!明らかに!!【摂取カロリー】が【消費カロリー】を大幅に越えてんねん!!!!この腐れニートがぁあぁぁぁ!!!
2007-05-21 21:52:00 -
177:
ハッ!!つい興奮してしまった!! せっかくフツフツと沸き上がる気持ちを押さえてたんたんと述べていたのに…ワシったら…。 まだまだ修業がたりませぬな?。
2007-05-21 21:55:00 -
178:
こんな【ペチャパイ】で【ガタイのいい】ネエチャン。
なぜ周りにネエチャンがけして「太め」と言われず、「スタイルいい?!!」って言われるのか疑問に思うワシ。 ネエチャンの買い物に何度かお供するうちにわかった。
【異常に服選びがうまい】のだ( ̄ロ ̄;)!!
2007-05-21 21:58:00 -
179:
服屋「このデザインおすすめなんですよ?♪今日入ったばっかりです!」 姉「あ、その形はナシです。それより〇〇な形のはどれですか?。」 おすすめはにべもなく断り自分の基準を述べるネエチャン。 服屋のお姉さんタジタジ。 店員の対応や服装をチェックする目も厳しく、まるでメーカー側から視察に来た人間のようだ。
2007-05-21 22:01:00 -
180:
獲物を狙うハゲ鷹のように眼光鋭く、自分の基準をクリアーした服をテキパキと厳選していくネエチャン。 …ば、バイヤーみたいやな…ネエチャン…。
ネエチャンが目からビームを出しながら店内を物色している間、ひとりたたずむワシ。
2007-05-21 22:04:00 -
181:
名無しさん
しばしば間をもてあました服屋のお姉さんに「お友達は服の系統ちがうよね?♪」と話かけられるワシ。
ワシ「妹です。」
服屋「えっ( ̄ロ ̄;)!!!?」 …はいはい。ごめんなさいね。荷物持たされて付き人なみに地味な田中邦衛で。 もう慣れましたよ。その反応?。フン。
2007-05-21 22:09:00 -
182:
↑名前ぬけてました;;
下着や服の素材までも駆使した〈自然なボディメイク〉はもはや職人技!!なネエチャン。 【体型カバー】どころじゃないですやん!! 特殊メイクに引き続き、体型までも特殊加工ですか…。
【自分をキレイに見せる服】や【スタイルアップの服選び】等の企画をお持ちの雑誌編集者さん、ぜひうちのネエチャンを雇ってみてください…。
2007-05-21 22:12:00 -
183:
ワシが日々「ぬぬぬ…?」と観察していたところ、ネエチャンが【霜降り肉】なことも【衝撃★体型特殊加工】の大きな要因だと思われる。 やわらかぁ?いプヨンプヨンの肉は、骨の上を自由自在に移動してるんではなかろうか…。
だってネエチャン、調子いい日でもCカップ止まりやのに、【ガッツリ外出服!!】の時はE、へたしたらFカップ巨乳なのだ…。
2007-05-21 22:15:00 -
184:
ワシの働く本屋にネエチャン(メイク後)が遊びに来た時のこと。 棚の本を並べ替えるとゆう地味な作業に精を出すワシ。 同僚やお客さんたちがざわざわする声が聞こえた。
「あの人めっちゃ乳でかいしキレイー!!」 「ほんまや!!目でかいし外人さんみたいやなぁ!!」 「彫り深いし佐田真由美に似てない!?グラマーやぁ!」 「オーラありまくりやな!」
2007-05-21 22:18:00 -
185:
…なにっ!?!?佐田真由美!?そんなべっぴんさんが!!!? 必見じゃーい!!!
美少年はもちろん、美少女にも目がないワシ。 同僚達の後ろからフガフガと鼻息荒く話題の人物を探す!!
━しゅるるるる…
…萎えた…。オマエかよ…。 一気にしぼむワシ。
2007-05-21 22:21:00 -
186:
本棚整理に戻ろうとした時、話題の主がめざとくワシを発見しやがった。
姉「あ!!ワシ?♪休憩まだ!?茶ぁ行かへん!?」 ブンブン手を振りこっちに来る。 …ちっ。見つかったか…。目ざといヤツめ…。
「ええっ!?ワシちゃんのネエチャンなん!?」 「うっそー!?ぜんぜん似てへんなぁ!!」 騒ぐ同僚達。 …はいはい。ごめんなさいね。【グラマーでオーラをふりまく佐田真由美】と【存在感なさすぎで幼児体型の田中邦衛】が実の姉妹で…。
2007-05-21 22:24:00 -
187:
ざわつく店内を気にもとめずワシに近寄ってきたネエチャン。 …芸能人か…オマエわ…。
姉「なぁ?!んな迷惑そうな顔せんでも、わし今日は客やでなぁ!! 帰りに社割でわしの本買って帰ってやあ。」
ワシの働く本屋は、【社割ノート】とゆうモノに【日付・名前・書籍名・金額】を記入すれば定価の5%引きで本が買える。
ワシ「ええけど…なんの本よ?」
2007-05-21 22:27:00 -
188:
姉「今月の〈月刊コスプレメイト〉と〈ボーイズマニア鬼畜特集・俺様と下僕〉やろ?♪あと〈図説・性の秘本〉の3巻?♪」
( ̄ロ ̄;)!!? ワッ…ワシを社会的に抹殺する気かオマエーーッッ!!! どんだけマニアック丸出しのセレクションやねん!! 【社割ノート】やで!? 【名前と書籍名】書かなあかんて知ってますよね!?
2007-05-21 22:30:00 -
189:
ワシ「…却下…。」 姉「えー!!ケチ?。」 愛くるしくツヤツヤな唇をとがらすネエチャン。
…いや…ケチとかそんな問題じゃなくてね…ネエチャン…。 まだしばらくこの本屋でヒッソリとつつがなく働いていたいのよ…ワシ…。
しかしなんだね。チラチラこちらをうかがう人達は、【佐田真由美似の美人】がまさかこんな会話をしてるなんて思ってないだろうね…。
2007-05-21 22:33:00 -
190:
その日ワシが帰宅したらもう【風呂あがりのムッシュかまやつ】が首にタオルを巻いて、お笑い番組をみながら晩酌していた。
鼻が低いので眼鏡はずり落ちる寸前の【鼻眼鏡】…。 髪はまだ半乾きのまま、後ろへ流しっぱなしで【おすべらかし】状態…。 【おすべらかし】とはお雛様の髪型です。 オールバックのふくらんだアレですな。
2007-05-21 22:36:00 -
191:
ヨレヨレに伸びきった黒のTシャツに、中学の時のジャージズボン…。 …それにしても顔でかいな…ネエチャン…。
ちょうどテレビ画面には【長州小力】が…。
( ̄ロ ̄;)!!ネエチャン…やっぱりアンタが似てるんはオッサンばっかやで… 今まさに小力やん…。 佐田真由美様に謝りなさい…。
2007-05-21 22:39:00 -
192:
ワシ「ネエチャン今日、店の子らが佐田真由美みたいやて言うてたで。」
姉「あ?最近たまに言われるなぁ。まぁメイクによってあゆと半々てとこ?グフフ…」
こっ…小力ーーッッ!!! 堂々とコヤツっ(ーロー;)!! 雅と健半々の【一人トミーズ】やろがいっ!! あつかましいにも程があるわっっ!!
2007-05-21 22:42:00 -
193:
姉「あ!でもほら、ワシもアレに似てるやん!」
ワシ「アレ?誰さ?」
姉「グリンピース!! 豆から出したばっかの新鮮なんじゃなくて、湯がいてから皿にだしてしばらくたったぐらいの。 ちょっとシワ寄ったグリンピースに似てるで!! 可愛い?♪」
グ…グググググリンピース( ̄ロ ̄;)!?!? 豆類!?!? 生きてすらないやん!!!
2007-05-22 16:32:00 -
194:
ワシ「豆って!! ぜんぜんウレシないしっ!!」 自分【佐田真由美】や【あゆ】で、ワシ【グリンピース】!? 愕然とするワシ。
姉「え??可愛いやん??」 真剣に心底不思議そうなネエチャン。 シワシワの豆に似てると言われてうれしい方、いらっしゃったら挙手願います…。
2007-05-22 16:36:00 -
195:
母によると、夕食の手伝いをしていてグリンピースを見たネエチャン。
「ワシに似てるな?!! 可愛いなっ!?」とものすごくウレシそうに母に同意を求めてきたらしい…。
母「アンタまたそんなん言うたらワシに怒られるで?。」 …いや、アンタもワシに整形をすすめてきましたやん…母よ…。アンタも確実に怒られるで…。ワシに。
2007-05-22 16:39:00 -
196:
姉「なんで?可愛いやん?食べるんもったいないわ?♪」 ウレシげにそう言って、グリンピースを一粒小皿に乗せ部屋に持ってったらしい…。
その話をする時、母は「ほんまネエチャンはワシ?がかわいいんやなあ。」とほほえましそうだった…。
…ほんまか?…でもグリーンピースはないでネエチャン…若干複雑な気分のワシであった。
2007-05-22 16:42:00 -
197:
しばらく現在のネエチャンについて述べてきましたが、また中学3年に戻るとするか…。
うららかな春の日、昼休み中もヒッソリと自分の席で小説を読むネエチャン。 この頃ネエチャンは生徒会長と仲が良く、【西村京太郎トラベルミステリーシリーズ】を貸し借りしあっていた…。渋い中学生だ…。
2007-05-22 16:45:00 -
198:
隣の席ではヤンチャ系男子達がたむろっている。 「舞香…」
ぬぬっ!?舞香!? ふいに聞こえてきた名前に、小説を読むふりで聞き耳をたてるネエチャン。
「こないだの集会で見れてん! 可愛いかった?!!」 「まぢで!?俺もチラッと見たけど仁さんが恐いし近寄れんよなぁ。」
…グフフフフフ… くぐもった奇妙な笑い声が…。
2007-05-22 16:48:00 -
199:
…ネエチャンか!? いやいや違った。 男子の内の一人(小出恵介似)がニマニマと笑っている!!
「じゃーん!!」 満面の笑みで人差し指をみんなの前に突き立てる。 指先にはバンドエイドが…。
小出「天使ちゃんに巻いてもらってん!!」 ええー!?まぢ!?ずるい!!と大騒ぎの男子達。 …天使ちゃんて…アンタ達の横にいるシダ植物のことですか…??
2007-05-22 16:51:00 -
200:
…あ?、そういやこないだコイツらおったな。 眼鏡の隙間から小出を盗み見るシダ植物…じゃなくてネエチャン。
バンドエイド争奪戦をする小出とその他男子。 全員集会には来ているものの、中学生は中心には入れず、いつも周りで騒いでいた。 彼らにとって、中心で上の人達に守られている【天使ちゃん】は憧れの存在らしい。
2007-05-22 16:54:00 -
201:
それはこないだの土曜の夜。 いつもどおり【塾の自習教室】で深夜まで勉学に励むネエチャン。 …てことになってます。ハイ。
以外と門限なんかには厳しい母、【遊び】の理由では中学生を夜に外出させてくれなかった。 都合のいいことにネエチャンの通っていた超難関進学塾には深夜12時まで利用できる【自習ルーム】があったのだ。 …ワシなんてこの超難関進学塾、受験すらできませんでしたよ。トホホ…。
2007-05-22 16:57:00 -
202:
集会が開かれる広場の中にはだいぶ人が集まってきていた。
ネエチャンはとゆうと…。 ちゃっかり中心に止められたフルスモーク車の後部座席。 言うなれば【上座】!! その周囲にたむろする単車たち。
お姫様扱いである!!コンニャロ?…。
なんで車の中なのか!?
2007-05-22 17:00:00 -
203:
主
コピペ人様>ほんまめんどくさい作業やのにありがとうございます(>_
2007-05-22 18:57:00 -
204:
コピペ人
主さん>
いいえ^^
また後で更新します2007-05-22 19:44:00 -
206:
…しかしなんですな…恋とは時として恐ろしいものですな…。
仁…あなたが大事に大事に守っている美少女は、車の中からヨダレをたらして少年達を物色し 「アイツは受けやな?!!よがっとる顔が想像できるわ!アンアン言わせたい!!」とか
「あ?…あの子とあの子ガップリからませたい!!3Pやったらあの子も…」 とかばっかり考えてるオッサンですよ…。
美少女の着グルミに入ったトミーズ雅ですよ…。 あぁ男って…男って…。チーン…
2007-05-22 20:48:00 -
207:
仁が外にいるので、車の中で先輩と話をするネエチャン。 もちろん内心はムハムハしながら少年達を物色中。 たまには外に出てしゃべってみたいのに、仁やその手下?が外に出してくれない。
…くそ?。仁厳しすぎんねん…こんなヤキモチ焼きなん予想外や…。 もっとチャラい思てたのに重いんじゃい!! …な!なんたる暴言!!アンタその顔(スッピン)とナカミ(エロヲタオヤジ)で、赤西仁にそんなこと思えるとわ( ̄ロ ̄;)!! 身の程知らずもはなはだしいぜ!?ネエチャン!!!
2007-05-22 20:52:00 -
208:
先輩「どないした? 黙ってもて、しんどいんか?」 急に黙った【天使ちゃん】を見て心配そうに聞く先輩。
舞香「あっ!違いますぅ?。仁くん離れてるから舞香淋しくなっちゃったんですぅ?。」 淋しそうにゥリュゥリュ?っと涙をためてみせる!!
出た!!!【涙自由自在の術】!!!
…コイツと会話してたん忘れとったわ。【天使ちゃん】たらウッカリさんっ!テヘッ☆…ってわしキモすぎっ…テヘッ☆てなんやねん!!ダハハッ!!… 内心突っ込みたい放題のネエチャン…。
2007-05-22 20:55:00 -
209:
コイツ呼ばわりされた上に、一瞬で存在を忘れられていたことなど知るはずもなく、「ほぇ?…やっぱごっつ可愛いわ?…」と見とれる先輩。 …ぁあ…男って…。
その時、広場の端の方で騒ぎが起きた。 小池徹平が車に近寄ってきて、先輩に報告している。 たいして興味もなくまだまだ少年達を物色中のネエチャン。
徹平「中学生どうしがケンカなりかけてちょっとケガしただけみたいですよ。」
キュピーン!!! ネエチャンの目が光る。 チャーンス!!!!
2007-05-22 20:58:00 -
210:
━ガチャッ!! 勢いよく車のドアをあけると、外に飛び出したネエチャン。
姉「徹平くん!ケガって!? 様子見てくるね!!」
「舞香ちゃん!?」 あっけにとられる先輩と徹平を無視して、騒ぎの起こったほうへ駆け出す。 イキナリ飛び出してきた【天使ちゃん】にビックリする少年達。
…よっしゃ?♪緊急事態発生!! コレはわしが外出て手当てしたらなあかんやろ! 待っときやぁケガ人っ!! 天使ちゃんが行きまっせぇ?♪ ウキウキでダッシュするネエチャン。
2007-05-22 21:01:00 -
211:
姉「…けっケガした人って誰!? 大丈夫!?」 ハァハァと息をきらして駈けてきた【天使ちゃん】。 その場にいた少年達が驚き、お互いに顔を見合わせている。 ケガをした子が元気に手をあげた。
小出「俺っす!」
ンゲッ( ̄ロ ̄;)!!? オマエ隣の席の小出っっ!!! わしゃオマエのために走ってきたんかーいっ!!
2007-05-22 21:04:00 -
212:
…とか言ぅてる場合ちゃうって!!わし! さすがに隣の席やし小出気付きよったらどないしよー! …って、うわっ!!コイツら何人かうちのクラスのやつらやん(ーロー;)!!
〈至近距離にクラスメイト〉とゆう大ピンチな状況に焦りまくるネエチャン。 サッと顔をふせ、バッグからバンドエイドを取り出すと無言で小出の傷口に巻き付けた。
2007-05-22 21:07:00 -
213:
…くっそ?…小出ェェ…しょ?もないケンカしくさって…指先切っただけってなんじゃい!! んなことでわしを来さすな! このガキっ!!!
内心は激しくぶつくさ言いながら、顔は心配そうに涙目になってみる。
…「ガキが!!」ってアンタ、クラスメイトやから同い年やん?…しかもウキウキでダッシュしてったん自分やん?…小出を逆恨みしたらあかんで…ネエチャン…。
2007-05-22 21:10:00 -
214:
姉「他にケガない?」 うつむいたまま尋ねるネエチャン。 少年達にはその姿が、恥ずかしそうで【可憐】に見えた…。
小出「あっ、ないっす!!」 …【天使ちゃん】マツゲなげぇ?!!いいニオイ?!!… 自分の前でうつむく【天使ちゃん】をぽえ?っと見とれていた小出。
…アンタが見とれてるの、アンタ達が【雅】とか【柴田】(唯一ネエチャンが女性で似てると言われる柴田理恵)って呼んでる隣の席の陰キャラさんやで…。
2007-05-22 21:13:00 -
215:
仁「舞香!なんしてんねん!!こんなとこおらんと車戻れや!!」 ビクッ!!として少年達が振り返ると、不機嫌な顔の仁がいた。 舞香が車から飛び出していったことを徹平に知らされて駆け付けてみると、少年達の頭ごしにうつむく舞香が見えた。
仁「オマエらコイツになんかしたんか?」 明らかに声が怒っている。 徹平が事情を説明しようとした時。
2007-05-22 21:16:00 -
216:
舞香「仁くぅん!」 うつむいていた舞香がパッと顔をあげ、【天使みたいな】笑みを浮かべる。 小出の横をすり抜けて仁の胸に飛び込んだ。 そのままギュッとしがみついている。
舞香「あのねっ。徹平くんにケガ人出たって聞いて、舞香、手当てしないと!って飛び出したねぇん。でもケガちょびっとやったし、車から出てもて仁くんに怒られるかなって思って泣きそぅになってたぁ。男の子いっぱいで恥ずかしかったし…。」
2007-05-22 21:19:00 -
217:
仁に抱きついたまま、赤くなった【天使ちゃん】が恥ずかしそうに少年達を振り返る。 タタッと小出の前に寄ってきて、バンドエイドを巻いた指をキュッと両手で持つ。 小出を見つめて恥ずかしそうにほほ笑みながら言った。
舞香「ケガ、ちょびっとでよかったぁ。でもケンカしたら舞香心配やし、あんまりせんとってね。」
2007-05-22 21:22:00 -
218:
小出「━ドギューン!!! そん時俺まじで打ち抜かれたって! 最初仁さんに笑った時とかホンマやばかったしなぁ!」 目をキラキラ輝かせてその時の状況を語っていた小出。
「わかるー!!俺もガン見やったし!!」 「仁さん来た時絶対怒られる思たのに、あの二コッ☆で助かってん!二コッ☆で!!」 「さすが【天使】やぁ!」 興奮気味に語る少年達。 小説を読む姿勢のまま聞き耳を立てまくるシダ植物の化身ネエチャン。
2007-05-22 21:25:00 -
219:
グフフっとくぐもった笑いをもらすネエチャン。
「柴田なにわろてんねん! 俺らの話聞いてんちゃうやろなぁ?」 「昼休みに一人で本てほんまお前暗いし!!」 グフフっを聞き付けてネエチャンに話かけてくる。
姉「は?あんた方の話なんか聞いてませんが?」 キラーンと光るぶ厚いビン底眼鏡に、冷たい口調。
2007-05-22 21:28:00 -
220:
小出「あ?あ、雅と【天使ちゃん】の共通点は【女子】ってことだけよな。」 「確かに!!!」 「柴田やしなぁ?!!」 しみじみネエチャンの顔を見てから爆笑する少年達。
…グフッ… またもほくそ笑むネエチャン。 …見事に気付かんのやな、小出。 アンタの【天使ちゃん】はわしやで、わ・し?!! 毎日【天使ちゃん】の横にいられて幸せでちゅね?♪
2007-05-22 21:31:00 -
221:
…ほほ?…おぬし達そないわしのバンドエイドが欲しいか? 今おんなじモンがカバンに入っとるからやろか?
「【天使ちゃん】て誰よ!?」 イキナリとげのある鋭い声が。
「うげっ!?」 「いやいや、なんもないし?」 「聞いてたん!?」 焦る小出たち。 いつの間にか後ろに来ていたのはクラスのヤンチャ系女子たちだ。 声の主、リーダー格の子(元モー娘。の辻希美似)は小出の彼女である。 その他の子たちもそれぞれカップルだったり、お気に入りだったりする。
2007-05-22 21:34:00 -
222:
辻「やたら集会行くのウキウキなん【天使ちゃん】見たいからなんやな!?」 「ふ?ん…そんな可愛いんや?」 「誰似なん!?」 女の子たちは口々に各自の彼氏を問い詰めている。
小出「いや…まあ…誰ってゆうか【天使】!?〈お人形〉って感じかなぁ!?」 「おー!!!それな!!」 「確かに人形っぽいよな!」 言わんでいいことを言ってしまう少年達。
2007-05-22 21:37:00 -
223:
↑ちょっとミスりました;
しかしネエチャンの祈り、じゃなかった…〈陰オーラにこめた念〉は小出恵介に届かなかった。
小出「ん?まあ連れてってもええけど、【天使ちゃん】と直で話すとかは無理やで!? 【天使ちゃん】がらみは仁さんやら先輩の目がばり恐いしな。」2007-05-22 21:46:00 -
224:
辻希美「別にしゃべらんでいいで。どんなんか見たるだけやん!!」 「そうそう。アンタらの言う〈お人形さん〉がどんなモンか見るだけ?♪」 ライバル意識むき出しの辻とその他女子たち。
…そない見たいか…見てどないしたいんじゃ!? 【天使ちゃん】今アンタらの横におるわ!! 今思う存分、心ゆくまでわしを眺めるがいいっっ!! 握手でもサインでもなんでもしたる!! だから集会に来るなァァァ!! わしバレたら悲惨やでなぁ!!
2007-05-22 21:49:00 -
225:
ネエチャンが小説の端を握りしめてそんなことを思っても、残念ながら辻たち女子が見たいのは【お人形みたいな天使ちゃん】であってけして 【女装のトミーズ雅】じゃないからな…ネエチャン…。
学校でのあなたはまさに【陰キャラシダ植物】。体育館裏にヒッソリはえてるような存在やし。 ご愁傷さま。イヒヒ♪
しかーしっっ!!! 【ご愁傷さま】なのはネエチャンではなくワシ?だったのだ…。
2007-05-22 21:52:00 -
226:
…ぬっ?今なんと?この人「服作れ」言わんかった?小学生のワシに??生きてきて今までワシ「家庭科得意やねん」って言ったことありました?いや、むしろヘタクソやし…
頭の中が〈?〉だらけのワシを放置して、雑誌をめくりだすネエチャン。
姉「あ!これいいやん!ただこのラインがな?…」 ブツブツ言いながら物色中。
2007-05-22 21:58:00 -
227:
ワシ「?ネエチャン?誰が着るん?誰が作るん?なんのために??」 まったく状況もわからないので質問してみるワシ。
「ワシちゃんが作るっ!!」 断言してビシッ!!とワシを指差すネエチャン。
ワシ「はぁ!?自分で作ったらいいやん!?」
姉「わし才能ないねん。アンタには才能がある!! 器用やもん!! わしを〈お人形さん〉にするためにヲタ服を作るのぢゃ!!」
…サルの着ぐるみ持ってるやん…ソレでも着てモンチッチにでもなっといてくださいよ…ネエチャン…。 横暴さと、ワシに服を作らせる無謀さに気が遠くなりかけたワシ。2007-05-22 22:01:00 -
228:
ドールが着ているドレスと、ゴスロリ服には共通点がある。 不必要にレース!!レース!!レース!! 無駄にフリル!!フリル!!フリル!! 乙女の象徴リボン!!リボン!!リボン!!
ものすごく布地をタップリ使い、ドレープをもりもり寄せ、フリルを作り、レース、リボンを死ぬほど付ける。
…その作業を小学生のワシにせよと…鬼ですかアンタわ…。虎のパンツ作ったるからソレはいてなさい…。
2007-05-22 22:04:00 -
229:
そもそも【長州小力】を【ドール姫】に仕立てあげろだなんて…。 ワシにはそんな魔法の様な力はございません…。 もしあったらまず自分の田中邦衛顔ともっちゃり幼児体型をどうにかしてるっちゅーねん…。 いきさつを説明しながら雑誌を物色するネエチャン。 ぼてっと座るもさい姿を見てため息をつくワシ。
2007-05-22 22:07:00 -
230:
けっきょく説得されて、とゆうか丸めこまれて【仕立て屋さん】に任命されてしまった…。ぅう…ご愁傷さまなワシ…。
ネエチャンと二人で選んだコテコテの【ヲタ服】を、〈まぁ日常着ててもギリギリ大丈夫〉なぐらいにフリフリやドレープを押さえて作ることに決定。 季節も春だし、【姫といえば】とゆうことでピンクでハリと光沢のある生地を使う。 レースは白で。 いちいち形を細かく指示してくるネエチャン。 簡単に言うなよ…ったく…。
2007-05-22 22:42:00 -
231:
ワシの短い人生で(当時まだ小学生だしね。)最も多忙な4日間だった。
まったく素人のワシが手さぐりで型紙を起こし、ネエチャンがテレビを見ながらのんきに切る。 学校から帰ると格安でも良く見える生地を求めてチャリで手芸屋さんをハシゴ。 平日で暇そうな手芸屋の店員さん達に相談しながら手伝ってもらう。 ワシが必死なので店員さん達はかなり手伝ってくれた。
2007-05-22 22:45:00 -
232:
店員さん達ありがとうございます。 何も知らず〈お誕生日会の衣裳〉として、ネエチャンのくだらん策略にご協力いただいて…。 人の情けが身に染みるワシ。
ぐうたらネエチャンも睡眠時間を削ってミシンをかける。 みるみるうちに形ができてきた。
…やはりモトモト手先が器用なんだね…すごいじゃん…ネエチャン…そんだけできるんやったら一人でやってよ…。
2007-05-22 22:48:00 -
233:
「でっできたぁー!!」
土曜の夕方、ネエチャンの部屋で歓声をあげる二人。 集会は今日の夜。 本当にギリギリ出来上がった! ドラマみたいなタイミングだが、実話なのだ。
全体は薄いシャンパンピンク。 ノースリーブで胸元はウエストの少し上まで深いV開き。 Vの先端には造花とフワフワのリボン、パールを重ねて作ったコサージュを。 そこからハイウエストで切り替えを作り、たっぷりドレープをとったスカートが広がる。
2007-05-22 22:51:00 -
234:
V開きの胸元には何重にもかさねたレースを縫い付けてある。 背中も大きくVに開けてあり、こちらはレースをつけずに細いリボンをいくつもクロスさせて編みあげる。 隙間から肌が見えるように。
ハリのあるスカートの下には、さらにボリュームをだすためにこれまた手作りのパニエをはく。 パニエはゴスロリ必須アイテムなのだ!
100均で買ったパールネックレスをほぐし、一粒ずつリボンに縫い付け、ソレを手縫いでスカートに所々付けた。
2007-05-22 22:54:00 -
235:
…エクセレント!! マーベラス!! すっ、素晴らしいっっ!!!
苦労の末に出来上がった【(格安)豪華ドレス】に見とれる二人。 お互いを讃えあい、自画自賛万歳!!!である。
姉「ハッ( ̄ロ ̄;)!!見とれてる場合ちゃうやん!! メイクせなメイクっっ!!」 我に返ると慌てて用意を始めるネエチャン。
…〈メイク〉と言いきるのかアンタわ…もう〈変身〉とか言うてや…。
2007-05-22 22:57:00 -
236:
眼鏡をコンタクトにかえ、毛穴開きたい放題の顔を塗りこめていくネエチャン。
姉「なんやねん。見すぎやろ?。」
ワシ「んっ!? いや?どやったらこのオッサンからあんな美少女ができるんかな?と思て…。 歌舞伎の女形なみよな。」
真横で凝視するワシ。 しかし今回もまた、一体どの段階が【トミーズ雅→あゆ】のターニングポイントなのか見極めることはできなかった。 む、無念…。
2007-05-22 23:00:00 -
237:
特殊メイクを終え、ちょんまげにしていた前髪をおろし、三つ編みをほどくと器用にハーフアップを作るネエチャン。 フワフワに逆毛をたてると、ワシがドレスに合わせて作ったコサージュを付ける。 花を4つとレースやパールももっさり付けてある。 ワシ渾身の作!!
姉「メイクでけた♪」
フギャ( ̄ロ ̄;)!! だっ誰じゃオマエわぁぁぁぁ!!!
2007-05-22 23:03:00 -
238:
なんでそんな顔ちっちゃなってんねん!? その前に顔の輪郭まで変わってないか!? アンタめちゃ四角いし頬骨出てる【雅顔】やん!? そのホッソリ卵形の輪郭なんじゃっ!? エラと頬骨、削りました…?
目が20倍ぐらいにデカくなった気がするし…。
何回みてもあまりの不可解さに動悸が激しくなって冷や汗をかくワシ。
2007-05-22 23:06:00 -
239:
姉「さっ♪ドレス着よ?♪ワシ、背中のリボン頼むなっ。」 ウキウキで立ち上がるヨレヨレジャージの美少女…。 ぬぬぬ?とまだ納得いかずに観察するワシ。
ドレスの背中のややこしいリボンをちまちま結んで、オーガンジーのストールを肩にフワッとかけてできあがり!
姉「どない!? 似合う?!?」 クルッと振り返るネエチャン。
2007-05-22 23:09:00 -
240:
ドゲーン(ーロー;)!! にっ似合いすぎるーっ!!てゆうか誰ですかっっ!? 体型変わっちょるがなぁぁぁ!!! あのあり余ってたダルンダルンの肉はどこへ!?
…お人形さんや…!! モトモト【ドールフェチ】なワシ。 不覚にもネエチャンに見とれてしまった!! さっきまで【もっさいオッサン】やったことを知っているのに!! ワシったら( ̄ロ ̄;)!! …そりゃ男どもは惑わされるわなぁ…。
ワシの前には愛読書【ドールブック】から抜け出してきたような【生きたお人形さん】が立っていた…。
2007-05-23 01:27:00 -
241:
ワシ「あっ!! でもネエチャン家でドレス来てもて、どやって集会んとこまで行くん!?」 こんなお人形さんが家から駅まで歩き、電車なんか乗ったら目立って目立ってしょーがない。
姉「へ?このまま行くわけないやん。1コ手前の駅でおりてトイレで着替えるねん。さっ、脱ぐから袋につめてや?。背中ほどいて。」
ワシ「トイレって、ひとりで着れるん!? 背中の編みあげ大丈夫!?」 さっきちまちまと結んだリボンを、またちまちまとほどくワシ。
2007-05-23 01:30:00 -
242:
この無数のリボンをひとりでどないする気やろ…と思った瞬間。
姉「何言うてんねん。アンタも行くんや!! 誰がこんなんひとりで着れるねん。」
( ̄ロ ̄;)!?…やっぱし!?そゆことは事前に本人に確認しといてくださいよ…ネエチャン…。
2007-05-23 01:33:00 -
243:
ワシ「でもネエチャンは塾の時間帯やからいいけど、ワシお母さんに怒られるしっ。」
姉「大丈夫。おかん今日は遅番やし、アンタはおかん帰るまでに帰宅させるしな。」 …あ…さようですか…。横暴なやつめ…
2007-05-23 01:36:00 -
244:
ネエチャンが脱いだドレスやコサージュをばかデカい袋に詰めるワシ。 帰りは【塾帰り】の設定なので制服に着替えるネエチャン。
…そりゃこんな女生徒やったら先生も惑わされるわな…常にメイクしてったら【ひとりトミーズ】やら【新選組】やら言われへんのに…まあ今さらメイクして行けへんわな?…
制服姿の美少女(元オッサン)を見て思わずため息のワシであった。
2007-05-23 01:39:00 -
245:
二人してばかデカい袋を持ち、近所の人の目を避けながらコソコソと駅へ。 日も暮れていたし、知り合いには会わずにすんだ。 電車に乗って集会の開かれている駅より1つ前の駅でおりた。
駅のトイレの個室に二人で入る。 ネエチャンにパニエをはかせてドレスをかぶせる。 狭い個室でスカートに押しつぶされそうなワシ…。
…み、身動きがとれん…! ギュウギュウの個室の中、壁に押しつけられながらまたちまちまとリボンを編みあげた。
2007-05-23 01:42:00 -
246:
姉「んどっこいしょっ!!」 わっさわさとドアにひっかかりながら個室から脱出するネエチャン。 ネエチャンの脱いだ制服と靴を袋に詰めるワシ。 まさに【付き人】…。
鏡の前でメイクを直し、髪にコサージュを付ける〈お人形〉に、なぜ1つ手前の駅でおりたか聞いてみた。
姉「こっから1駅だけタクるねん。広場の入り口何ヶ所かあんねんけど、タクがとまれる道のほうに、下っぱの奴らがたむろってんねん。わしのクラスの奴らもそこにおるはずやしな。」
2007-05-23 01:45:00 -
247:
ワシ「(・・?)よおわからん。」 キョトンとするワシにむかって、鏡ごしのネエチャンがニヤリと笑った。
姉「さ。行くで。アンタもタクから一緒におりて見てたらわかるわ。」
ワシ「え!?でもワシ一緒にいて大丈夫なん?」
姉「大丈夫や。アンタ地味やし誰も気付かん。気付いてもわしのインパクトが強いからな?。」 …あ…はいはい…そうすね(;-_-+…確かにこの〈お人形〉と一緒なら誰もワシなんか見ませんわな…。
2007-05-23 01:48:00 -
248:
タクに乗りこみ広場前に到着。 ネエチャンが言っていたとおり、広場の入り口付近からすでに人がわんさかいた。 みんな中学生ぐらいだ。 女の子のグループもちらほら見える。
…ほえ?!…みんな派手っちゅーかきらびやかっちゅ?か…! 今時の子らって感じじゃの?… ジイサンバアサンのような感想を抱くワシ。
ネエチャンはワシに荷物を持っておりるように指示し、タクをおりた。 …ほんまワシ付き人やん…ったく?…。
2007-05-23 01:51:00 -
249:
━ワシとネエチャンが電車に揺られていた時刻━…
小出恵介とその仲間、各彼女達、さらにその友達は広場の入り口付近ですでにたむろっていた。 中央付近に小池徹平の姿を見付け、走っていく。
小出「徹平さん!!」
徹平「お?。今日やたら女の子来てるやん!! オマエの彼女やらツレらしいなぁ。やっぱ女の子おるんもええな?♪」
集会には女の子が普段ほとんどいないため、少年達はウキウキしている。 女の子達もいろんな男の子達との会話にはしゃいでいた。
2007-05-23 01:54:00 -
250:
小出「あの?、仁さんと【天使ちゃん】は何時ぐらいに来るんすか?」
徹平「【天使ちゃん】は今日来るかどうかわからんなぁ。なんか用事あるから、はよ終われたら来るらしいけど。仁さんはそろそろかな。どした?」
小出「あっ、いやっ、こないだのバンドエイドのお礼言おかな?って。」
まさか学校の女子達が【天使ちゃん】を値踏みしに来ているとは言えない。
2007-05-23 05:40:00 -
251:
徹平「ん?…でもあんま【天使ちゃん】に近寄んなよ。仁さん恐いし。」
苦笑する徹平。
小出「はいっ。」 確かにあの時の仁さん恐かった…間違っても女子達が【天使ちゃん】を傷つけんようにせなっ!! また広場の入り口に戻り、【天使ちゃん】を待ち構えている辻希美たちに忠告する。
小出「オマエら絶対【天使ちゃん】にいらんこと言うなよ。」
2007-05-23 05:43:00 -
252:
辻「なにがよ?【天使ちゃん】がどんなんか見るだけやしな。」 「そうそう。普通に話しかけるだけやん!」 「うちらと同いやろ?しゃべるぐらいええやんなぁ!?」
女子達はみんないつも以上にオシャレに気合いが入っている。 ソレが集会に集まった少年達をデレデレさせているし、自分達でもそんな少年達の視線を感じていた。
…めっちゃイチャモンつける気まんまんやん… 不安になる小出。
2007-05-23 05:46:00 -
253:
辻希美「そういえば仁さんて【天使ちゃん】の彼氏なん? どんな人?」
小出恵介「そやで。俺らのチームの現リーダーやなぁ。ま、俺らはまだちゃんと入れてもらってないけどさ。めっちゃ恐いけどめっちゃカッコええねん!! 面倒見もええし。 …でもこの夏でメンバーは引退みたいな噂やなぁ。」 小出の言葉に、少年達は淋しそうな顔をする。
2007-05-23 05:49:00 -
254:
辻「んな淋しそうな顔して!えらい人気ある人なんやな! 仁さん見るんも楽しみ?♪ でも引退てことは次のリーダー誰よ?」
小出は広場の中央を見る。 小池徹平をはじめ、数人が車のまわりで話しこんでいた。
小出「あの中の誰かやろ。一番有力なんは徹平さんちゃうか。」 うんうん、とうなずく少年達。
「徹平さんカッコカワイイ?♪♪」女の子達はキャアキャア言っている。
2007-05-23 05:52:00 -
255:
「なんやねん。俺らもそのうちあんなんなるわっ。」 「アンタらじゃ無理やろ?!!」 「無理かなぁ!?」 「あ、あの人もカッコよくない!?」
騒ぎながらみんなでたわむれていると、広場の入り口横の道路に、タクシーが止まった。 みんなの視線が集まる。
━うわあっ…!!!
その場にいた全員、お互いが息を飲む音が聞こえたような気がした…。
2007-05-23 05:55:00 -
256:
その一部始終を横っちょから見ていたワシ?。
ネエチャンが車から降り立った様は、さながら【天使降臨】のようだった…!! いや、大げさじゃなくてね。 今思い出しても鳥肌が立つもん。ワシ。
ま、ネエチャンの言うてたとおり、ワシには誰も注目せんかったから、堂々と近くで見れましたよ…。…ちょっとせつないですが…。地味の宿命&特権ですな…?。
2007-05-23 05:58:00 -
257:
【お人形】が車から片足を地面におろした瞬間、広場の喧騒の中で、その一角だけが静寂に包まれた。
入り口の街灯がスポットライトみたいにネエチャンを照らす。
光の中で優美なほほ笑みをたたえるお人形。
驚きと称賛が入り混じった表情で見つめる少年少女。 誰一人、声も出ない。
2007-05-23 06:01:00 -
258:
…し、宗教の教祖様みたいじゃ…!!今にもみんな「ははーっっ」てひれ伏しそうな勢いやで!!ネエチャン!!…後光がさして見えるー!!…教祖様または【王女様】と、初めて王女様に謁見した【奴隷】みたいやなっ…
少年少女の皆さんにタイヘン失礼な感想を抱くワシ。 しかし本当に「誰か絵にするんちゃうか…」てなぐらいに【神々しい】場面だったのだ…。
ワシの苦労が報われた瞬間でもありました…。ウウ…感涙…。
2007-05-23 06:04:00 -
259:
誰も動けずに固まっていると、お人形が静かに小出にむかって歩いてきた。 小出の手をそっととり、両手で胸の前に持ってくる。
「指、もう大丈夫?」
小さく首をかしげ、小出の目をのぞきこむ【天使】。
小出「…はははははいっっ!!」 はじかれたように返事をする。 ニッコリほほ笑む【天使】。 小出の手をはなすと、辻たちに気付いた様子で不思議そうに小出を見る。
2007-05-23 06:07:00 -
260:
小出「あっ!俺のツレとか彼女っス!来てみたいって言うから…。」
そう聞くなり、パッと満面の笑みをうかべ、辻たちのそばに近寄る【お人形】。 今度は辻の手をとりキュッと握った。
姉「わぁ。女の子いるなんてうれしい! 舞香いっつも一人やから淋しかったぁ。みんな何才?」 真っ白な肌、頬がばら色に染まっているのが街灯の下でもわかる。
2007-05-23 16:00:00 -
261:
辻「あっ!はいっ!ちゅ中3ですっ!!」 慌てて返事をする辻に、【お人形】はクスッと笑う。
姉「同い年やね。普通にしゃべってゃぁ。アタシ、舞香ってゆうねん。今日こんなカッコでごめんねぇ。みんな可愛いカッコやし浮いちゃって…。」 恥ずかしそうにドレスを見る。
2007-05-23 16:03:00 -
262:
辻「はっはいっ。あ、アタシは辻希美ですっっ! へんじゃないです!めっちゃキレイですっ!!なんかあったんですか?」
会うまでの威勢の良さは跡形もなく、真っ赤になってうつむく辻。 まるで貴族にお言葉をかけられた一般庶民みたいだった…。
【お人形】は辻の手を握ったまま、クスクスと愛らしく笑う。
姉「うん。お友達のお誕生日会があったの。一回帰ったら、家だしてもらえんし恥ずかしいけどドレスのまま来ちゃった。エヘッ☆」
2007-05-23 16:06:00 -
263:
…しかしすごいよ…ネエチャン…!! アンタ女優になれるよ!! 男だけじゃなくて、女の子までウットリしてるやん!! あらさがしに来た女の子やで!? イチャモン付けに来た子らやで!? ネエチャーン!!ブラボー!!ブラボー!!…
ものかげ(ゆーても至近距離)から感極まって見守っているワシ。 …ネエチャン…この演出のためにタク乗ったんやなぁ…納得?。2007-05-23 16:12:00 -
264:
…あ、【萌え萌え☆受け少年】やん。… ワシがネエチャンの演技に驚愕していると、異様な空気に気付いた小池徹平が走ってきた。
辻の手をとり話している【天使】を見て、目をキラキラさせるチワワ…じゃなくて徹平。
徹平「舞香ちゃん!!来れたんや!?」
2007-05-23 16:15:00 -
265:
姉「あっ。徹平くぅん。」 愛らしいピンクオーラ全開で振り返るネエチャン。 …ほんまのオーラ見てもらったら、きっと〈黒?グレー?ヘドロ系深緑〉あたりのキレイなグラデーションやと思うよ…ネエチャン…。
その時!!
ワシは見た!!! 徹平の目が驚きに見開かれるのをっっ!!!
徹平「と、とりあえず車入ってよ。もう仁さん来るし。」 あきらかに動揺する徹平。
2007-05-23 16:18:00 -
266:
姉「はぁい。でももうちょっと希美ちゃん達と話したいの?。」
徹平の目を、ジッとうるんだ瞳で見つめながら話す【天使】。
…二人の間に奇妙な緊迫感を感じるワシ…。
「あれっ!?どしたん!?こんなとこで!?」 その声に全員がハッと入り口を見る。 スーツ姿の仁が立っていた。
2007-05-23 16:21:00 -
268:
…かっ…こいー!!!
辻や女の子達の目がハート形になった。THE 昭和的。 あ、小出たちメンズの目もハートになってましたな…。
よっ!!仁さん、両刀使いっ!!!イヒヒ♪
…せつなげに二人を見る徹平に気付いたのは、横っちょから見てたワシだけだった…。…恋ってせつないのぅ…泣くなよ?チワワ…。…アンタなんかあの妖怪変化に食われちゃうよ…。
2007-05-23 16:27:00 -
269:
徹平「仁さん、スーツ…仕事前すか?」
仁「ん。このあと店。なんや今日は女の子おるやん? なんかあんの?」 辻たちを見て不思議そうにする仁。
小出「あのっ。俺のツレっす!見学ってゆうか…」 見慣れないスーツ姿で普段より大人っぽい仁に、モゾモゾと緊張しながら答える小出。
姉「舞香、仲良くしてもらうの?♪女の子あんまりおらんのやもん…。だからうれしい?エヘッ☆」
2007-05-23 17:05:00 -
270:
嬉しげに言って見上げてくる【天使】を、この上なく愛しそうに見る仁。
色白でキレイな顔。細く筋肉質な体に、細身のスーツが似合う。 腕に付けたゴツいシルバーのブレスと、いくつものリングが動くたびに鈍く光る。
…こないだはちゃんと観察できんかったけど…なんか〈しなやか〉な〈野性〉って感じの人やな…色気あるってゆーか…確かにカッコええ… 鼻の穴がふくらむワシ。
2007-05-23 17:08:00 -
271:
仁「まあ仲良くしたってや。コイツ世間知らずやからなぁ。」 【天使】の頭をポンポンと叩きながら女の子達に笑いかけた。
「はいっっ!!」 一斉に大きな声の返事が。 みんな笑いだし、和やかな空気になった。
仁「んじゃ舞香、徹平、あっち行くで!」 【天使】の手をとり、広場中央へと歩きだす。
姉「じゃぁ、またね。」 振り返り 最後にまた【天使】は華のように笑った。
2007-05-23 17:11:00 -
272:
…完璧や!!ネエチャン!!…
すべてを見届け満足?なワシ。 この後すぐ近くの駅から帰る予定だが、しばらく小出たちの会話に聞き耳を立てる。 …【隠密】みたいやな…ワシ。
「ビックリしたぁ! 本気で人形やん!!」 「ほんま!!目めっちゃデカいし!!」 「【天使】やなぁ!!」 あんなに値踏みしようと息まいていた女の子たちが口々に【天使ちゃん】を誉め讃え大騒ぎだ。
2007-05-23 17:15:00 -
273:
小出「辻なんで丁寧語やねーん!!」
辻「あんな迫力、タメ語で話せんわ!!恵介もやん!? 人形やら天使やら、どないやねん!!思てたけど、アレはやばいわぁ…。」
ぼんやりとため息まじり。
あまりにも彼氏やクラスメイトが騒ぐから、どうせたいしたことないだろうと見にきてみた。 でも自分にほほ笑みかけた【天使】には有無を言わせない迫力があった。
2007-05-23 17:18:00 -
274:
…完敗、とゆうか勝負にならへん人種やなぁ…姫やなぁ…あんな子おるんや…とぼんやり思う。
辻「しかもめっちゃええコみたいやしなぁ…。仁さんとお似合いやし。」
姫にジャケットをかけてあげる仁の姿を思い出す。 顔もカッコええし、姫を大事にしてて【大人の男】って感じ!! 横にいる自分の彼氏、小出をチラッと見る。
小出「ん?なんやねん?」 辻「…いや、なんも…。」
2007-05-23 17:21:00 -
275:
…ネエチャン、完勝おめでとう。ワシもドレス作った甲斐がありましたよ…しかしクラスメイトやのにまったくバレんかったな…特殊メイクとはいえ、アンタ学校でどんだけ影薄いねん…心配してまうわ… ま、帰りますかね?…
よっこいせ、とオバチャンみたいな掛け声で荷物を持ち上げ、駅に向かって歩きだす隠密。
「ワシ?ちゃん!」
呼ばれて振り返ると、小池徹平だった。
2007-05-23 17:24:00 -
276:
ワシ「なッ、なんすか!?」
徹平「やっぱワシちゃんやったか!暗がりから見てたやろ?!?」
…はい…見ておりましたよ。ヒッソリと。暗がりから…。あのシダ植物がライトを浴びて大輪の薔薇になるさまを!! このグリンピースが暗がりから…。
徹平「あの…ネック渡してくれたんや。ありがとう。」 …はにかんでる!!チワワがはにかんでるー!! 必要以上に萌え?!なワシ。
2007-05-23 17:27:00 -
277:
徹平「俺、家ででもつけてくれたらええなぁって思っててん。やのに今日つけてくれてるなんて…。ビックリした。」
…そう。ネエチャンを見た時の徹平のビックリした顔は、自分がプレゼントしたネックをつけていたからだった。
彼氏の仁がいる前で。 ドレスに合わせて。
ワシ「…言うたらアカンかもやけど…。舞香ちゃん家でもずっとつけてるみたいやで。 今日つけてたから、彼氏に気マズない?みたく聞いたねん。 じゃぁ〈大好きなドレス着る特別な日やから〉って言うてた。 それ以上聞けんかったけど、あのネック特別なんやね。」
2007-05-23 17:30:00 -
278:
徹平「まじで…!?」
驚きがかくせない徹平。
言いにくそうにうなずくワシ。 それから一瞬考え込むように黙ると、「ソレ聞いてよかった。ありがとな。」と笑う。 その後、ご親切にも荷物を持ちワシを駅まで送ってくれた。
…ネエチャン…ワシ、あんたの〈成分〉訂正するわ…。ネエチャンの〈半分が策略〉でできてるって言うたけど、〈7割〉に上げさせてもらっていいすか…。
2007-05-23 17:34:00 -
279:
━数時間前in家━…
一回着てみたドレスの編み上げリボンをワシにほどかせるネエチャン。 …コイツの体どんな構造してんねん…肉どこ行きよってん…ありえんやろ?…。 むむ…?となりながらちまちまほどいていると、ふと思いついたようにネエチャンが言った。
姉「そや!しゃもじの首輪はずしといてか。アレ今日つけるから。」
2007-05-23 21:23:00 -
280:
ワシ「首輪?」 …首輪ってアンタ、こないだ小池徹平がくれた〈タマゴに天使の羽根〉のネックレスのことですよね…? …く、首輪って…確かにしゃもじの首輪やけどさ…。 徹平が気の毒でしかたがないワシ。
ワシ「つけるん?ドレスやしコサージュ首にもつけるのに、わざわざ??」
姉「…ドレスやからやん…グフッ…」
2007-05-23 21:26:00 -
281:
グフッ( ̄ロ ̄;)!? その妖怪みたいな笑い!! またコヤツなんかたくらんでるっ!! なんや!?何をたくらんでるんやー!?
リビングで丸まってウトウトしているしゃもじ。 フカフカの首から華奢な首輪を外し、ネエチャンに渡す。
ワシ「で?なんでなん?」
姉「…仁が夏で引退したら、次たぶん徹平がリーダーやねん。…ま、そろそろ徹平もな…グフッ…」
2007-05-23 21:29:00 -
282:
ぬおっ( ̄ロ ̄;)!! ましゃか徹平を毒牙にかける気か!? 「ま、そろそろ」じゃないやろー!! しかも〈リーダーになるから〉!? プレゼントをしゃもじの首輪にするような扱いやったくせに… ア、アンタって人は…。 細い目がさらに半目になるワシ。
2007-05-23 21:32:00 -
283:
姉「ええか。わしのそばにおったら、絶対徹平がアンタに気付きよるからな。 アンタが帰ろうとしたら声かけてくる。 んで絶対わしがネックレスつけてること言うてくるわ。 そしたらアンタはこう言うんや。」
…そう言って教えられたのが、ワシが徹平に言ったセリフだ…。
ワシ「徹平が声かけてくるかどうかわからんやん!?」
2007-05-23 21:35:00 -
284:
姉「いや、確実や。やからちゃんとセリフ覚えてや。〈ドレス〉が〈特別〉やからつけてるってのがポイントやでな。 まさか仁の前でつけると思ってない上に、特別なドレスの日につけてる。〈自分があげたモンは特別〉=〈自分は特別〉って思うはずやし。」
自信満々なネエチャン。
「んな読みどおりにいくかねぇ?」と半信半疑なワシ。
2007-05-23 21:38:00 -
285:
…読みどおりにいきましたね…ネエチャン…。 恐ろしいほどに…。 女子達に自分の美貌!?を見せ付け、さらに徹平に伏線も… アナタ【脚本家】にもなれるんじゃぁ…。 あ!!脚本もメィクも衣裳も、さらに演技も自分でこなせるやん!ネエチャン!! すばらしいやん!!…なぜその才能を【ニート】に生かすのか…姉よ…。
2007-05-23 21:41:00 -
286:
まあ大人の女ならこんな策略めぐらせてもいいと思うんすよ、ワシも。 でもネエチャン、この頃まだ中3なったばっかやったのに…。 頭良すぎで性格悪い、とゆうたいへんイヤ?な中3でございました…。
━電車に戻る━…
電車に揺られながら、家での会話を思い出し、ゲッソリするワシでありました。
2007-05-23 21:44:00 -
287:
ワシが寝る用意をしていると帰ってきましたよ。セーラー服を着た【女装のトミーズ雅】が。
…ブサイク…とゆうかまず顔がでかい…さっきまであんなちっちゃかったのに!!ものすご四角いやん!! エラと頬骨、戻ってきたんか!?ネエチャン!!
ワシの疑問をよそに、母と楽しげに会話するネエチャン。 寝る前に、心の中で改めて今日のネエチャンに乾杯☆したワシであった。
2007-05-23 21:47:00 -
288:
月曜の朝は生徒会役員による〈挨拶運動〉が行なわれる。 朝っぱらから校門に立つネエチャン。 登校してくる生徒に「おはようございます!!」と元気に声をかける。 何度か通りすがりに見たことがあるワシ。
…ネエチャン、地味な生徒会役員の中でもひときわ地味で…言いにくいけど…ブサイクでした…。 女の子に混じって立っているのに、ビン底眼鏡がキラリと朝日に反射して、なんだか一人だけ【オッサン風味】なんやもん…。
2007-05-23 21:50:00 -
289:
〈朝の挨拶運動〉を終え、教室に入るネエチャン。 隣の席には小出、辻を中心にヤンチャ系の子達が集まっていた。
小出「おっ。雅お疲れ?!」 小出が声をかけてくる。
姉「どうも。」 無愛想に答え、席に座ろうとしたら椅子がない。
辻「あ、ごめ?ん!柴田の椅子借りてたねん。」 うなずき、無言で椅子を受け取るネエチャン。 …く、暗い…。さすがシダ植物…。 湿気が…。
2007-05-23 22:23:00 -
290:
めったに本名は呼ばれないネエチャン。 男子はなんの遠慮もなくネエチャンを【雅】や【パグ】と呼ぶ。 女子は一応気を使ってか、【柴田】と呼ぶ。 まぁそれも【柴田理恵】が性別♀ってだけで、あまり「似てる」と言われてうれしい人じゃないってことは関係ないらしい…。
ワシ「いやじゃないん?」 て聞いたことがある。
姉「別に。雅や柴田は自分でも似ててビックリすることあるしな?。」 と納得していたネエチャン…。 …確かに…。
2007-05-23 22:26:00 -
291:
確かに柴田理恵とトミーズ雅自体は似てませんよね? しかーし!! ネエチャンは見方によって両方に、さらに千原兄弟(兄)やムッシュかまやつ氏にも長州小力にまで似ているのです…。まぁ基本オッサンなわけですな…。
515さんのおっしゃる通り、骨格が同類項であると思われます。 ごつくるしくて頬骨が出ている…。 そういえばこないだサバンナの八木にも似ていると言われていた…。 …母に。
2007-05-23 22:29:00 -
292:
そんなネエチャン。 ワシのバイト中にこないだ写メを送ってきやがった。
地味に本棚整理をしていると、ピロリ?ン♪とメールが。
ギャッ( ̄ロ ̄;)!! 見た瞬間、心臓止まるかと思いましたよ…ワシ。 メールにはこの世のものとは思えない恐ろしくブサイクなスッピンのネエチャン(しかもどアップ)がっ!!
周りから見てたら、ワシ〈ビクッ!!!〉てなってたやろな…。
2007-05-23 22:32:00 -
293:
ワシ「なんやこの妖怪写メは!!」 すぐメールを返す。
姉「思いついてスッピン撮ってみたらあまりにもブサイクでさぁ?!せっかくやからアンタにも見せよーと思って送ってん♪」
…ね、ネエチャン…。【ニート】で暇すぎなんか…? しかしこの写メ、【魔除け】として絶大な効果を発揮してくれそうやな…。 真剣にそう思い、ブサイク写メを保護るワシでありました。
2007-05-23 22:35:00 -
294:
ちなみにネエチャン、よく「しゃべりがメッセンジャー黒田みたい!!」と言われている…。 【ごきげんブランニュ】を毎週かかさず見ているネエチャン。 そういえば雅も黒田も出てるよね…。だから好きなんかな…?…ネエチャン…。
2007-05-23 22:38:00 -
296:
辻「そういえば、仁さんスーツやったけど何の仕事?」
小出「バーテンらしいで。」
そう。 仁はバーテン。
ネエチャンと知り合ってから一人暮らしを始め、それまでのバイトを辞めてちゃんと仕事を始めた。 ボーイズバーではなくごく普通のショットバーだが、スタッフが「かっこいい子ばっかり」と評判の店。
仁の先輩がオーナーで、元ホストだからか、ホストのお客も多かった。 仁目当ての女性客も多い。 ホストに勧誘されることもしばしば。2007-05-23 22:44:00 -
297:
普段は母に〈塾の後、自習室に行く〉と言っているネエチャン。 塾はたまには行っても、自習室なんてまず行かない。 だいたい仁の部屋にいた。
夕方、合鍵で部屋に入ると仁が寝ているふとんにもぐりこみ一緒に寝る(なんせコヤツの特技は寝ること。)か、買い出しに行ってご飯を作る。 …以外にもネエチャンは料理ができた。まぁ手先は器用やしな…。
仁が起きたらエッチしたりしなかったり。 …けっこうしてたらしい…よ。
2007-05-23 22:47:00 -
298:
ご飯食べさせたら、いちゃこらラブラブして、仁が先に家を出る時は見送り。 後片付けをしてから帰る。
仁が遅くから店の日は、単車で〈しゃもじお散歩公園〉まで送ってもらう。
正しいラブラブカップル!とゆう甘?い日々を過ごしていたわけですな…ネエチャン。 聞いた時、反応に困ったもん。ワシ。 …だってその話した時、アンタ【スッピン】でぼっさぼさやったから…。 下町のオッサンと美少年の甘い生活…おえッ…。
2007-05-23 22:50:00 -
300:
その後しばらくゆる?い日々が続き、季節は梅雨。 あいかわらず【劇的☆ビフォーアフター】生活のネエチャン。 なに事もなく平和な日々もあるんじゃの?…と御隠居みたいにまったりしていたワシ。
…が。【実験大好き♪米村でんじろう先生】の一番弟子、ネエチャンがまったりしていたわけがなかった…。
2007-05-24 11:40:00 -
301:
ワシ「今日は雨やなくてよかったなぁ?。雨やったらべそべそなるもんな。」 しゃもじに話しかけながら夕方のお散歩するワシ。 公園の前をテクテク歩いていたら見覚えのあるチワワが…。
徹平「ワシちゃん。待っててん。」
ワシ「ワシを!?どしたんすか!?」 …この地味代表な小学生のワシに、チワワ…じゃなくて小池徹平がなんの用ぢゃ… しゃもじを柵につなぎ、徹平に見られない様にさりげなく【首輪】をはずしポケットに入れる。
…あッぶな?!!しゃもじの首輪にしてるんバレるとこやった(>д2007-05-24 11:43:00 -
302:
二人並んでベンチに座る。 黙ったままの徹平。 仕方なくたずねるワシ。
ワシ「舞香ちゃんとなんかあったん?」 …小学生に空気読ませるなよ…徹平…。
徹平「…舞香ちゃんなんか言うてた?」
ワシ「は?何を?」 …なんやねん。はよ言いなさい。
2007-05-24 11:46:00 -
303:
徹平「俺さぁ…こないだ舞香ちゃんと…! そっから会えてなくて…舞香ちゃんどう思ってんのかな…。」 うつむいたままつぶやく徹平。
んげっ( ̄ロ ̄;)!? 舞香ちゃんと!?舞香ちゃんとなんすか!?!? ま、ましゃかヤッ・ちゃっ・たぁぁ-!!!? あのオッサンいつの間にチワワを(ーロー;)!! いやいや、違うかもしれんし一応確認せな!ワシ!
ワシ「エッチしてもた…とか?」
2007-05-24 11:49:00 -
304:
徹平「うん…。」
ゴイーン(ーロー;)!! やはりそうでしたか…。
ワシなんて言うべきなんや!?ネエチャンっっ!! このしょぼくれてるチワワに!! アンタ【策士】なんやから、そうゆーことは前もって言うとかんかいっ! こんな状況どないしたらええねん、ワシ! 思わずしゃもじに助けを求めたが、しゃもじは土をほじくり返して楽しんでいた。
…しゃもじー!!
2007-05-24 11:52:00 -
305:
徹平「ごめんなぁ。ワシちゃんなんでも聞いてるわけちゃうよな。舞香ちゃんと仲ええって言うてたから、もしかしたらなんか聞いてるかなぁと思ってん。」 ワシが何も返事できずにしゃもじを見ていると、うるうるした大きな目でワシに謝るチワワ。
…あぁ…そんな目で見ないでください…。ワシ、自分がものすごく汚れてる気がしてきます…。 こんなか弱そうなチワワを苦しめてるのが、あの【下町のオッサン】なのだから…。
2007-05-24 11:55:00 -
306:
徹平と別れ、「しゃもじ、助けてくれんかったやろ?(;-_-+」と恨みがましくブツブツ話しながら帰宅しすると【下町のオッサン】も学校から帰宅していた。
…アンタそのカッコ…。
いつもながら素晴らしいファッションのネエチャン。 黒Tシャツの胸には有名アニメ【ドラゴンボール】の 【神龍の球】が。 背中にはハゲ頭の【クリリン】がアップでプリントされている。 そして後ろの襟の部分にはカタカナで堂々と【ヤムチャ】!!
2007-05-24 11:59:00 -
307:
…( ̄ロ ̄;)!? ヤムチャ!? クリリンですよね!? 突っ込まずにはいられない!! 海外製らしいのでその間違いは冗談なのか本気なのか…。 ちなみにネエチャン、ワシにも同シリーズのTシャツを1枚くれた。
背中のプリントは【悟空】。 襟部分は【ベジータ】…。 …本気…??
2007-05-24 12:02:00 -
308:
ネエチャンはもちろん首にタオルを巻き、もう5年ははいているであろうジャージの半パン。 ウエストのゴムがゆるゆるで、歩く時に「よいしょっ」とずり上げている…。 そして今日ゎなぜかシャワーキャップをすっぽりかぶっていた…。 前髪もイン…。
…なぜシャワーキャップ…髪がうっとーしかったんか…ネエチャン…。いや、もう服装にはふれるまい…。
2007-05-24 12:05:00 -
309:
ワシ「ちょっと!!ネエチャン!! 今公園で徹平にお悩み相談されましたけど!? なんかあったんやったら言うてくれとかな、対処に困るやん!!」
姉「ぐぇ。まじで?!? そういえばワシちゃんに言うん忘れてたなぁ。チワワなんて!?」
…たくも?(;-_-+…と思いながら、報告するワシ。
姉「で、なんて返事した!?」
2007-05-24 12:08:00 -
310:
ワシ「え?…とりあえず、〈集会の日はネックしていってよかった〉って喜んでた?。とか、最近悩んでる感じしたけど徹平くんのことなんやなぁ、とかあたりさわりないことを。 次会ったら聞いてみるね!って言うて別れたけど。」
姉「お?♪うまいこと言うてるやん!!まあそんなもんやろ♪」
…無邪気に誉められた…アンタが報告しててくれたらワシあんな焦らんですんだっちゅーねん…。
2007-05-24 12:11:00 -
311:
━ネエチャンの回想━数日前━
いつも通り、仁の家で夕食を食べさせたネエチャン。 仁のひざに座りラブラブタイムを過ごしていた。 すると遅出のはずの仁に、オープンから店に入るよう頼む電話が。 しぶっていた仁だが、けっきょく急遽オープンから出勤になった。 スーツに着替え、髪をセットする仁。 その間ネエチャンは後片付けを…してなかった…。
2007-05-24 12:14:00 -
312:
…なんとこのバカップル、仁が用意している間、【舞香ちゃん】は愛らしく仁に抱きついたりじゃれたりしていなければならないらしい…。 …ブッ飛ばしちゃっていいすか…?
ワシ「着替え中て…仁くんウザいんちゃうん…?」 あきれて尋ねるワシ。 目は半目(-д-;)
姉「わしがだるいわ。仁がそうしてほしいみたいやねんもん。チュウしてきたりさぁ?。 ちゃっちゃと用意せえよ!ってここまで出そうになる時あるで!! ここまで!」
2007-05-24 12:17:00 -
313:
そう言ってネエチャンが指さしたのは、下唇だった。 …アンタ、そんな超ギリギリて…今にも言うてまいそうなんか…? 言うたらアカンでその面(この時スッピン)で…。
仁の用意が終わると玄関でおみ送り。 抱きついてうるうると涙目になってみせる。
姉「仁くぅん。お店でいっぱい女の子いても舞香のこと忘れたらイヤやでっ。」 頬をかるくプクッとふくらませる。
2007-05-24 12:20:00 -
314:
ガバッ!!とまた抱きしめる仁。
仁「あほっ!オマエのことばっかり考えてるわ!!」
舞香「仁くぅん…。」
…毎回玄関でこんなことしてるらしいっすよ?コイツら。けっ。 アンタ達ほぼ毎日会ってるでしょうが…。
ひとしきり名残を惜しんで仁が出勤していった。
2007-05-24 12:23:00 -
315:
…はぁ?。行った行った! ったくはよ行ってくれなドラマ進んでまうっちゅーねん。 毎回毎回いちゃこらいちゃこら…飽きんのかアイツわ…。 さっ。洗いもんしてわしも帰ろっ。
…なんちゅー言い草や…ネエチャン…このバチあたりがっ…。アンタみたいなオッサンを大事にしてくれる美少年やで!? 国宝級に大事にしなさい。…
━ピンポーン♪ チャイムが鳴った。 ドアを開ける。
舞香「仁くん忘れもの? …!!!えっ…徹平くん!?」
2007-05-24 12:26:00 -
316:
立っていたのは徹平。
徹平「あ、仁さんは?」
舞香「今出勤したとこ?。ビックリしたぁ! 徹平くんどしたぁん?」
徹平「え!?そうなんや。ちょっとシャツ貸してもらおかな?と思ってんけど…。じゃあまた来る。」
…キラーン☆ ネエチャンの目があやしく光る。 …チャンスや…!!2007-05-24 12:29:00 -
317:
舞香「じゃあ選んで借りていきなよ?。着てないのいっぱいあるし。大丈夫やわぁ。お茶入れるねっ!」
ニッコリ笑うと、グイッと徹平を引っ張り部屋に入れる舞香。 徹平のとまどいを背中に感じながらグフフ…とひそかに笑っていた。
2007-05-24 12:32:00 -
318:
…これ【神様が与えてくれたチャンス】って言いましたよね…ネエチャン。
この頃から現在までよく【神様のおぼしめし】やら【神様がくれたチャンス】やら言ってますよね。 無宗教なのに…。
…でもさぁ、ネエチャン。 アンタが【神様】と呼んでるの、世間一般では【真逆の名前】で呼ばれてる例のアレではないですか…? どうもワシにはそんな気が…?。
2007-05-24 12:35:00 -
319:
クローゼットから何枚か仁のシャツを取り出し、徹平に渡す。 舞香がキッチンで紅茶を入れている間、二人とも黙ったままだ。
…まぁ突然の事態に、チワワは緊張し、ネエチャンは「チャンスや!!どないしたろかいな?」とたくらんでたから沈黙してたんですがね…
…よっしゃ、いくでチワワ!!…
2007-05-24 20:19:00 -
320:
━カーン!!! ファイッ!! ゴングが鳴りまたまたリング上で構えるボクサーネエチャン。(イメージ。)
舞香「はいっ。紅茶どうぞ。でもなんでシャツがいるん?」 テーブルにカップを置きながら尋ねる。
徹平「あ、ありがと。シャツはちょっとね?。」 照れたように笑う徹平。
舞香「ふぅん…。…なんか徹平くんと二人っきりでちゃんと話すの初めてやねっ。確か最初に集会のとこ行った時、舞香がぶつかったの、徹平くんやったよね?♪」 …あん中でおぬしが一番かわいかったからのう…グフフ…。 …THE 妖怪。
2007-05-24 20:22:00 -
321:
徹平「そうそう!裸足で走ってきたしビックリしたわぁ! 飛びこんできて舞香ちゃん泣きそうやったしなぁ。」
…俺、あん時【天使】みたいやと思ってん。…言ってしまいそうになって口をとじた。 それからまた沈黙になる。
…今、舞香ちゃんと二人っきり!…シャツを選びながら緊張する徹平。 緊張感を増やすため、沈黙を続ける間をはかっているネエチャン。
…よし、今や!! 拳をくりだすネエチャン(イメージ)。
2007-05-24 20:25:00 -
322:
舞香「…舞香ね、あの時徹平くんに助けてもらってうれしかったの。ありがと。 お誕生日のネックレスもありがとう。 おうちでずっと付けてるよ。(しゃもじが。) すごく大事やから…。」
徹平「えっ!?」 顔をあげると、舞香は恥ずかしそうにうつむいて両手でカップを包み込んでいた。 愛らしい顔がピンク色に染まっている。
2007-05-24 20:28:00 -
323:
思わず立ち上がり、舞香の隣に移動する徹平。 うつむいたままの顔をのぞきこむ。
…ええい!!やめんかっ!このチワワっ。顔はアカン、顔はっ。わし半笑いなんがバレるやん!
徹平「こないだのドレスの時、付けてくれてたよな。仁さんいるのに…。」
深くうつむいたままコクッとうなづく舞香。 ひざの上の両手が小刻みにふるえている。 …コヤツ…笑いそうなんこらえてるのでは…
2007-05-24 20:31:00 -
324:
舞香「だって…大事なんやもん…。あのドレス一番好きやし、徹平くんのネックレスしてたかったもん…。」 そう言って顔をあげると、目にいっぱい涙をためていた。
…うおー!!涙ためるん間に合ったー!!あっぶねー!! あっぶねー!!!
…ネエチャン間一髪。
2007-05-24 20:34:00 -
325:
…キューン!!
…な、なんの音っ!? あ、徹平の胸がときめいた音か…(;-_- 。 ビックリするやん。 ワシでよかったら【憐れチワワ!!妖怪にコロッとだまされる】って紙芝居でも書きましょうか?
徹平「舞香ちゃん!」 ガバッ!!と抱きしめる徹平。
徹平「俺っ…ずっと好きやってん!! 仁さんいてるし、言うたら困らせるんわかってる。 でももう抑えれん!! 俺のもんになってくれ!!」 抱きしめて頬と頬をくっつけたままついに想いを打ち明けた。
2007-05-24 20:37:00 -
326:
舞香「徹平くん…でも舞香、仁くん…んっ!!」 言い終わらないうちに徹平が唇をふさぐ。
舞香「やっ…!!んっっ…徹平くんっ…!!」 軽く抵抗してくる舞香を抱きしめたまま、唇を離さない。 ドサッとラグマットの上に押し倒した。
徹平「わかってる!わかってるけどっ…!! 俺じゃアカンの?」 真剣な目で舞香の目をのぞきこむ。 舞香は何も答えず、そっと徹平の頬に両手でふれる。 そのまま引き寄せ、もう一度唇を重ねた…。
2007-05-24 20:40:00 -
327:
徹平の想いが伝わるような、優しいキスが続く。 唇に、頬に、まぶたに…。 唇をはなし、ジッと見つめると舞香の瞳に自分の顔が映っているのが見える。
初めてぶつかってきた日から、もう一度ふれたいとずっと思っていた【天使】が今自分の腕の中に…。 …徹平、感無量。
2007-05-24 20:43:00 -
328:
また長いキスが続き、準備万端♪にうるおうネエチャン。
舞香「ンッ…フ…ァッ!」 クチュクチュと舌をからめられ自然と声ももれる。 …さぁカモーン!!チワーワ!! オパーイカモーンっ!! …もぅ中身のオッサンが【天使】の着ぐるみを突き破って飛び出してきそうな勢いだ。
舞香「…?? どしたの、徹平くん…?」 急にのしかかっていた重みがなくなり、閉じていた目を開けると、徹平が体を起こしていた。 …な、なんじゃっ!? 訳がわからず起き上がるネエチャン。
2007-05-24 20:46:00 -
329:
徹平「…キスしてもてごめんな。仁さんちやのに…。 止めれんかった。…でも俺、まじうれしい。めっちゃ満足や。」 心底うれしそうにほほえみ、舞香の髪をなでる徹平。
エエエエッ(ーロー;)!? 何ほざきよんねんこのハゲッ!! 真面目万歳!!かオマエわっ!! わしのこのほてった体をどないしてくれんねんーッ!!
…愛らしい【チワワ】に対してもやはり二人称は【ハゲ】なネエチャン。
2007-05-24 21:28:00 -
330:
舞香「えっ!?なっ…う、うん。そやねっ。仁くんちでこんな…アカンやんね。」 あやうく「なんでやねん!!」と言ってしまいそうになったのを無理矢理飲み込むネエチャン。
かろうじて【天使の皮】が【オッサン】に破られずにすんだらしい。
強烈なボディブローをくらいガックリとリングの真ん中に膝をつくネエチャン(イメージ)。
…ああ…負けるんか、わし…? いやっ!!まだや!! まだダウンせえへん!! 立て!!立つんだジョオーーッ!! じゃなくてわしーッ!!わしーっわしーッ…(←エコー。)
2007-05-24 21:31:00 -
331:
舞香「あのっ、舞香もう帰るんやけど徹平くんバイクやったら送ってくれる?」 徹平の手をキュッとつかみ、上目使いで見つめる。
徹平「うん!夜道は危ないからな。変なヤツも出てくる時期やし。シャツはまた仁さんに言お。」 うれしそうに舞香の頬にふれる徹平。
…危ない…変なヤツ…両方アンタをペロッと食おうとして目をキラキラさせているこの【妖怪やおいマニア】のことかな…? 真に危ないのはズバリ!!あなたです!!!
2007-05-24 21:34:00 -
332:
バイクの後ろに【欲望のオッサン】を乗せているとも知らず、ウキウキな徹平。 ワシ?としゃもじの〈お散歩公園〉に到着。
昼間は子供達でにぎわう公園も、夜にはまったく人気がない。 …嗚呼!!チワワ徹平の運命やいかに!? …紙芝居風。
…じゃなくて!! ちょっと待てぇい!!
ワシ「アンタまさかワシ?としゃもじの〈憩いの公園〉でちょめちょめを!?」
2007-05-24 21:37:00 -
333:
姉「うん。おいしく食しました♪」
うそーん(ーロー;)!! や?め?てぇ?ぇ?!! ワシ?毎日〈さわやか〉な気分でお散歩公園行くのに、オッサンが美少年を犯した現場かと思うとっ…ボェー(-д-;) 生々しいんじゃいっ!! 〈さわやか感〉を返せぇっ!! ワシ、猛抗議。
そう、ネエチャンとチワワは公園で結ばれ(てしまっ)たのでした…。 …よかったね、ネエチャン…あの時ダウンせずに立ち上がって…?。
2007-05-24 21:40:00 -
334:
ワシ「でもネエチャン、チワワどないかしたらんと。えらいしょぼくれてたで。」 公園で会ったチワワのしぼみっぷりを思い出すワシ。 …あわれぢゃ…。
姉「あ?!そういやあれから会ってへんしなぁ! 一仕事終えてスッキリした気になっとったゎ!」 ガハハと豪快に笑うネエチャン。
…一仕事って…チワワが聞いたら自殺するで…アンタって人は…。 …しかしコヤツ、ろくな死に方せんな…刺されて死ぬか絞め殺されて死ぬか殴られて死ぬで…。 頼むから新聞の三面記事にだけはなってくれるな!!と心の底から祈るワシであった?。
2007-05-24 21:43:00 -
335:
紙には【第一志望;職人(鳶)】 【第二志望;職人(西陣織り)】 【第三志望;;自衛隊(陸自・武器)】 とデカデカと書かれていた。
…し、職人になりたいんかネエチャン(ーロー;)!! でも〈鳶〉と〈西陣織り〉って…真逆とゆうか… どんな二択やねんッッ!!
いやいや、それより【自衛隊】てなんやねん( ̄ロ ̄;)!! しかも〈武器〉指定!? 何作る気ぢゃオマエわ!!
2007-05-24 21:52:00 -
336:
…って、待て待てぇい!! 職種うんぬんはこのさい置いといてっ。 学校トップが【就職希望】はアカンやろ?!! アンタ【進学率アップの星】やろ!? 全国9位やろ!? それが第三志望まですべて【就職】って!! ガッツ泣くでッッ!!
…しかしなぜ職人…?。 またそこに戻るワシ。
ああもうツッコミ所がどこなのかさえわからない!! 我がネエチャンながら、まったく不可解…。
2007-05-24 21:55:00 -
337:
あ…思い出した? ワシが中3の時の【進路希望調査】にコンニャローは勝手に書き込みやがったのだ…。
夕食が終わり、自室に戻るワシ(中3)。 調査の志望校を書こうと机の上の紙を見たら…。
【第一志望;起き上がりこぼし】 【第二志望;昼行灯(ひるあんどん)】 【第三志望;蝉の幼虫】
2007-05-24 23:00:00 -
338:
( ̄ロ ̄;)!? なんぢゃコレっ!? 書きやがったなアンニャロー!!
紙をつかんで部屋からダッシュでリビングへ行くワシ。 ぼへ?っとだらけるネエチャンと母。
ワシ「ネエチャン!! これなんよっ!? 勝手に書いたやろ?。」 紙を突き出すワシ。
姉「ワシちゃんにピッタリやろ♪ちゃんと理由もあるねんで。」 ニヤリと笑うネエチャン。
紙をみて目を丸くする母。2007-05-24 23:05:00 -
339:
母「も?、またネエチャンはこんなん書いて。ワシちゃんに謝りや?。」 しかしなぜか紙とワシをチラ見して半笑い…。母よ…。
ワシ「理由ってなんよ?!?」 ぷくっとふくれるワシ。 …どうせくだらん理由なんやろうけど一応聞いてみよかな…。
2007-05-24 23:08:00 -
340:
姉「まず第一志望の【起き上がりこぼし】はな。 何回倒されても倒されても、こづき回されてもこづき回されても、起き上がるとゆう素晴らしいヤツやねん。 ワシちゃんにはそんな強い子に育ってほしいわけよ!」
…(-д-;)…な、なにを語ってんねん…それ、ワシがこづき回されて倒されまくること前提やん…。 ワシにそんな悲惨でハードな人生を歩めと…? もうちょっと順調に生きさせてくださいよ…。
2007-05-24 23:11:00 -
341:
姉「第二志望の【昼行灯(ひるあんどん)】はな。おるかおらんかわからん、とか。おっても役に立たん人間のことやねん。 〈必殺仕事人〉で〈昼間の中村主水〉がよく言われてるアレよ。 そうゆう人間のほうが細く長?く、出世もせず地味に生きていけるねんで。」
…(-д-;)…をい。…ワシは出世もせず、おるかおらんかわからん存在で生きていけと…? なんの盛り上がりもない人生なわけですな…。 そしてヒッソリと死んでゆけと…?…ほほ?…。 だいたい〈昼の中村主水〉って…ダメ人間ですやん…。
2007-05-24 23:14:00 -
342:
姉「第三志望の【蝉の幼虫】はな。アンタ〈ヲタク〉やし。 ふとんもぐり込んで本読んでるの好きやろ。 蝉の幼虫は7年間、土の中で寝っぱなしやねんで。 うらやましいやろなぁ?と思ってな?♪」
…(-д-;)…孵化して1週間で死に至りますけど…?
ネエチャンの話にふんふんとうなづく母。 こらっ!!納得するんじゃないっっ!!
姉「この中やったらどれがいい?」 うれしげに聞いてくるネエチャン。
2007-05-24 23:17:00 -
343:
ネエチャンの進路希望に話を戻しますかな…?。
なんとネエチャンは恐ろしいことに、そのまま【志望調査】を提出したのだ。 先生方に衝撃が走った!! 【超進学校】に絶対行って進学率を引き上げてもらいたい生徒がなぜか【就職希望】!!
先生方は説得を開始した。
なんとその日から校長室で昼食をとるようになったネエチャン。 毎日、昼休みになると校内放送で校長室に呼び出されるのだ。
「至急弁当持参で校長室へ来てください。」
2007-05-24 23:23:00 -
344:
数日たつと、昼休みになり〈ピンポンパンポ?ン♪〉と放送の合図が鳴るだけでクラスメイトが 「雅?!ガッツが呼んでるで?!」 と言うようになった。
校長室の応接ソファで、ガッツや担任と向かい合って弁当をつつくネエチャン。 …プッ??。
ひたすら毎日「【超進学校】に行ってもらいたい!!」 「うん、と言うてくれるまであきらめん!」 「君ならトップ合格やから!学校のためやと思って頼むから進学してくれ?!」 となだめすかし、おだて、頼み込む先生方。
まったく聞き流すネエチャン。 先生方とネエチャンの攻防は2学期末の受験校確定ギリギリまでつづいたのだった…。
2007-05-24 23:26:00 -
345:
2学期末になぜ攻防が終了したのか? ネエチャンが【超進学校】を受験することに同意したからだ!!
ホッと胸をなでおろすガッツと担任。 校長室ではネエチャンの目の前で習字セットを広げ、またまた直筆色紙を渡すガッツの姿が…。 帰宅したネエチャンに見せてもらうワシ…。
2007-05-24 23:29:00 -
346:
━誠意━
…ぬぬ?…自分の誠意が通じたとでも言いたいのか…?…ガッツ…。
残念ながらまったく通じてないらしいよ…。
だって「色紙どこやったんやろ?…今回…。 さすがに捨てたんかな…。」 と思ってキョロキョロしてたら…ありましたよ。 リビングのすみっこに。 しゃもじの水とご飯入れる食器の下に。 …し、敷かれてる…。 …ランチョンマットですか…。
2007-05-24 23:32:00 -
347:
もちろん【合格】しましたよ。おかげ様で。フンッ。
なんかさ?…神様っているのかな…。 遠い目で空を見上げるワシ。 確実にネエチャンの言うところの【神様】は存在するんだな…と思ったね…。 ネエチャン、【神様】とやらに魂売っちゃってるんじゃないの…。
だってまっったく受験勉強もせず、塾も例のごとくさぼりたおし、入試当日は寝坊して開始ギリギリに到着。 そんなヤツが【超進学校】に合格するなんておかしい(>д2007-05-24 23:44:00 -
348:
受験の日の夕方、塾で行なわれた【自己採点】の結果を母に報告するネエチャン。
姉「社会の地理がマイナス2点やったわ?。 答え〈鮭〉やってんよな?。」 …答え〈鮭〉て。どんな問題ぢゃ…。
ワシ「んで他の教科は?」
姉「は?満点やけど。」
満点( ̄ロ ̄;)!? こっコイツ?!!しゃあしゃあとッッ!! なんで!?なんでこんなオッサン風味が!? パコッと頭蓋骨あけて脳みそ見てみたい…!! …なんにせよ【神様】の存在がどうしても腑に落ちないワシでありました…。
2007-05-24 23:47:00 -
349:
名無しさん
ワシちゃん久しぶりやんか!楽しみに読んでたで! また読むから頑張ってな
2007-05-24 23:47:00 -
350:
大変残念なことですが、これをもちましてこの小説を終了させていただきます。
ワシ?のつたない初小説を今まで応援してくださり、励まし、あたたかく見守ってくださった皆様、本当に有難うございましたm(__)m 皆様、お元気で。ワシ?。2007-05-24 23:50:00 -
353:
367
(´・ω・`)勘違いしてますた すんまへん そしてコピペお疲れ様 ありがと
2007-05-25 00:02:00 -
354:
主
コピペ人様>タイヘンな作業をお願いしたのにこころよく貼ってくださってほんとに有難うございました(>_
2007-05-25 01:02:00 -
355:
ぇな?
めぇっちゃぁォモシロかたぁ???
進学後の話スゴイ読みたぃゎぁ?
ほゃケド終ゎりゃもんしかたナィょね??
コピペしてくれた方ぁりがとぅ?ホントォモシロかったぁ?2007-05-25 07:12:00 -
356:
名無しさん
コピペありがとぅござぃます??
2007-05-25 08:52:00 -
357:
名無しさん
ありがとう?続きはもう書いてないんよね!残念?
2007-05-25 16:22:00 -
358:
ねむ
めっちゃおもろいや〜ん??
続きバリ読みたいわあ???
コピペありがとおなあ??2007-05-25 17:54:00 -
361:
名無しさん
コピーしてくれた方面白かったです?
2007-05-28 23:59:00 -
362:
名無しさん
.
2007-05-30 14:46:00 -
363:
名無しさん
2007-05-30 23:06:00 -
364:
名無しさん
a
2007-06-01 11:51:00 -
365:
名無しさん
続き持ってる人いませんか?
2007-06-01 22:10:00 -
366:
名無しさん
続き書いてないやろ?
2007-06-01 22:49:00 -
367:
名無しさん
あげ
2007-06-08 00:21:00 -
368:
?
ワシちゃん?お願い!続きが見たい!
2007-06-08 03:42:00 -
369:
名無しさん
コピペして下さってる方?もう終わったのでしょーか?
2007-06-09 00:07:00 -
370:
名無しさん
終わりって書いてはりましたよ?
2007-06-09 21:25:00 -
371:
名無しさん
久しぶりに読んだら面白かった?
2007-09-11 11:56:00 -
372:
名無しさん
やっぱこの小説が1番おもろかったなぁ
2007-09-11 14:18:00 -
373:
名無しさん
文章が素人じゃないよね?
2007-09-11 15:01:00 -
375:
名無しさん
続き持ってる方いませんか??
2007-09-18 17:00:00 -
376:
名無しさん
コピペありがとう????確か、続き出てたよね
あらしにあってたような
気ぃする?
勘違い?2007-09-27 00:30:00 -
377:
名無しさん
コピペしてくださった方大変な作業なのにありがとぉございました??
ワシさん、もし続きあるなら是非読ませて下さいm(_?_)m2007-10-02 06:01:00 -
380:
名無しさん
続きめちゃ気になる?
2007-10-04 14:24:00 -
381:
名無しさん
?
2007-10-24 03:29:00 -
382:
名無しさん
ばり懐かしい?コピーしてくれた人ありがとう?やっぱめちゃくちゃおもしろかった?ワシちゃんはネエチャンに負けない文才ありまくりやな?続き読みたい?
2007-10-24 21:48:00 -
383:
名無しさん
続きみたいな?
2007-10-25 08:39:00 -
384:
名無しさん
あげ
2007-11-10 11:47:00 -
385:
名無しさん
めっさぉもろかった?コピペしてくれてた方に感謝です??
2007-11-15 00:14:00 -
386:
名無しさん
続き見たい?
2007-11-25 10:06:00 -
387:
名無しさん
あげ??
2008-01-05 17:17:00 -
388:
名無しさん
あげ?
2008-01-18 01:43:00 -
389:
名無しさん
よみたぁい
2008-01-18 12:05:00 -
390:
名無しさん
久々あげ
2008-02-21 22:57:00 -
391:
名無しさん
久々あげ
2008-02-21 22:58:00 -
392:
名無しさん
あげ
2008-03-27 04:14:00 -
393:
名無しさん
あげ
2008-06-15 16:50:00 -
394:
名無しさん
?
2008-06-26 03:39:00 -
396:
名無しさん
続き始まったらまた前に荒らしてたんとおんなじ奴が荒らすんかなあ…
2008-07-04 09:06:00 -
397:
名無しさん
?
2008-09-09 20:42:00 -
398:
名無しさん
あ?
2009-11-14 06:52:00 -
399:
名無しさん
あげ?2010-01-25 00:36:00 -
400:
名無しさん
ほい?2010-04-17 22:13:00 -
401:
名無しさん
あ
2011-02-12 07:42:00 -
402:
削除削除されますた
あぼ~ん -
403:
削除削除されますた
あぼ~ん -
404:
削除削除されますた
あぼ~ん -
405:
名無しさん
おもろいアゲ?
2014-05-26 07:25:00 -
406:
名無しさん
あげ
2016-03-19 23:02:10 -
407:
名無しさん
数年ぶりに読んだ。面白かった。
途中で終わってたんやね。
荒らしがいなかったら最後まで読めたんだね。最後まで読みたかった。2016-03-21 11:55:09