小説掲示板【triangle】…☆☆☆のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

【triangle】…☆☆☆

スレッド内検索:
  • 1:

    里菜

    あの頃の三人、今の三人。おかしな位変わった。

    今となれば笑い話だけどあの頃のあたし達、幼すぎて頑張り過ぎてたね。

    あたしにとってかけがえのないtriangle。

    2006-02-25 19:31:00
  • 201:

    里菜

    『もう別れよか』
    予想していたような桜君の言葉に、あたしの目からは涙が溢れ出た。
    あたしは首を振り続ける事しかできず、別れを頑なに拒んだ。
    桜君は疲れきったようにため息ばかりついていた。
    『嫌や…絶対嫌や…っ』

    2006-03-08 23:56:00
  • 202:

    里菜

    『失った信用を取り戻すのって難しいねん。分かるけ?』
    呆れた様に、桜君はゆっくりとあたしに話す。
    『分かるっ―…』
    "お互い様やん―"
    そんな台詞、あたしに言える筈がなかった。

    2006-03-08 23:59:00
  • 203:

    里菜

    あくまで桜君は仕事としてしている事―
    けれど、水商売初心者のあたしには、そんな事分かる筈がなかった。
    【色恋・枕】―
    そんな言葉も、意味さえも知る筈がなかった―。

    2006-03-09 00:01:00
  • 204:

    里菜

    『頑張って信用取り戻すからっ…別れるなんて言わんといて―…っ』
    桜君は大きなため息をつき、それ以上は何も言わなかった。

    この時に…この時に別れていれば…良かった?
    そうすれば、これ以上の辛い想いをする事はなかった―…?

    2006-03-09 00:04:00
  • 205:

    里菜

    それからの桜君は、あたしの席に着いてくれる事わなくなった。
    席どころか、電話やメ-ルさえも繋いでくれない…地獄のような日々が始まった。

    2006-03-09 00:06:00
  • 206:

    里菜

    優梨はというと、あの修羅場の日からずっと、店に行っても席に着かず、電話やメ-ルさえも繋いでくれない、あたしと同じ状態が続いていたようだった。

    まさに、あたしと優梨は同じ立場に置かれていた―。

    2006-03-09 00:10:00
  • 207:

    里菜

    優梨には常に報告していた。
    ≪今日も桜君、席ついてくれへんかったわ…≫
    あたしは無神経過ぎたんかもしれない。
    少なくともあの時の優梨は、桜君の事好きやった筈よな―?
    あたしは自分しか見えてなかった。

    2006-03-09 00:14:00
  • 208:

    優梨

    しばらくすると、優梨は店に来なくなった。
    あたしもそうなりたかった。なれるもんならなりたかった。
    …けど、あたしには桜君しか…見えてなかった。
    ≪どうすれば嫌いになれる?≫≪どうすれば楽になれる?≫そんな問いかけに答えなど出なかった。

    2006-03-09 00:17:00
  • 209:

    里菜

    そんな日々が続く中―
    ある日、桜君が昔の様に戻り始めた。
    いや、それは戻ったフリにしか過ぎなかったのだけれど―

    それはきっと同情心から来る、その時の桜君の精−杯だったんだろう。

    2006-03-09 00:22:00
  • 210:

    里菜

    中断します?

    2006-03-09 00:23:00
  • 211:

    里菜

    2人の前に立ちはだかる分厚い壁が変わる事はなかった―。

    『おまえ、まだ優梨と連絡取ってるんけ?』
    突然の桜君の質問に、あたしは少し戸惑った。

    2006-03-09 13:58:00
  • 212:

    里菜

    嘘はつけない。カマかもしれないから―
    もう嘘はつきたくないから―…
    あたしは正直に
    『うん…取ってる…』
    そう答えた。

    2006-03-09 13:59:00
  • 213:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 214:

    里菜

    "なんでどっちか選ばなくちゃいけない?"
    確かに優梨との日々はまだ浅いかもしれない。
    けどあたしは少なくとも優梨に対しての運命は感じてた。
    "無くしたくない―"
    素直にそう想ってた。

    2006-03-09 14:03:00
  • 215:

    里菜

    けどどちらか選ばなきゃいけない― なら、あたしは桜君を選んでやろうやん。
    選んだらいいんやろ?
    それで桜君があたしだけの物になるなら―

    あたしは間違ってた?

    2006-03-09 14:05:00
  • 216:

    里菜

    いや、間違ってなかったんだよ。
    運命はずっと昔に決まってた。
    ≪二兎追うもの−兎も獲ず≫
    そんな言葉、嘘ばっかり。
    もしその言葉に嘘がないと言うのなら―あたしは奇跡を起こした世界で1番の幸せ者だ。

    2006-03-09 14:11:00
  • 217:

    里菜

    あたしは覚悟を決めた。
    勝手な選択かもしれない。あたしのエゴに過ぎない事も分かってる―。

    優梨…ごめん…。

    2006-03-09 14:13:00
  • 218:

    里菜

    『あたし、やっぱり桜君の事裏切れへん。もう連絡取るんやめよ?―』
    ピッ -送信完了-

    "これで良かったんや…"
    あたしは必死に自分に言い聞かせた。

    2006-03-09 14:15:00
  • 219:

    里菜

    けれど―…そんなにすんなり神様はあたしに微笑んではくれない。
    そんな簡単に幸せは手に入る筈がない―。

    何も変わらない日々が過ぎる中、気付けばもう新しい年を迎えようとしていた―。

    2006-03-09 14:18:00
  • 220:

    里菜

    ある日、桜君が嬉しそうにあたしにある報告をしてきた。
    『里菜!俺、来月から新店で店長する事なってんけ〜っ☆』
    『店長!?まじで!?すごいやん!!おめでと〜☆』
    あたしは素直に嬉しかった。
    桜君の喜びはあたしの喜び。新店の名前も−緒に決め、−緒に辞書を引いて決めた―のに―…

    2006-03-09 14:23:00
  • 221:

    里菜

    あたしは、この桜君の新しいお店で、桜君との別れを―
    迎える事になる―。

    2006-03-09 14:24:00
  • 222:

    里菜

    中断します?

    2006-03-09 14:25:00
  • 223:

    里菜

    何も変わらないあたし。
    何も変わらない桜君―
    2人の状況は、何も変わる事はなく―
    あたしの気持ちはだんだんと変わり始めた。
    いや、諦めの気持ちが出始めたんだろう―。

    2006-03-10 22:49:00
  • 224:

    里菜

    桜君といても楽しくもない。大した会話も交わさない―

    "−体あたしは何をしてるんやろ""何しに来てるんやろ"―

    そう思い始めると、2人に別れが訪れるのは、そう早くはなかった。

    2006-03-10 22:53:00
  • 225:

    里菜

    忘れもしない、2月のまだ寒さも解けない、冬真っ直中のある日―
    あたしは桜君に別れを告げられた。

    平原綾香のjupiterがリピ-トで鳴り響く店内―
    それはまるでその日の為に用意されたかのような、その時のあたし達にぴったりな演出だった―。

    2006-03-10 22:54:00
  • 226:

    里菜

    『おはよう♪』
    別れの場にはふさわしくない程、明るい桜君。
    けれど彼は、何か大きな決意をしたかの様な―嘘−つない目で、どこか遠くを見つめていた。

    そんな中、彼があたしに放った言葉は―…

    2006-03-10 22:57:00
  • 227:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 228:

    里菜

    いつもの声と同じト-ンで、彼はあたしに放った―。

    前とは違ったんよ。
    全然違ったんよ―。
    あたしに止める隙なんて与えへんくらい、桜君の言葉に、目に、戸惑いはなかったんよ―…

    2006-03-10 23:00:00
  • 229:

    里菜

    誰がそんな桜君を止める事ができる?
    ―あたしには無理。
    もう来るべき時が来てしまったんや―

    あたしは静かに頷いた。

    2006-03-10 23:01:00
  • 230:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 231:

    里菜

    あたしの目からは涙が止まらなかった。
    隣の桜君の目からも、涙は流れ落ちていた―。

    あたしは頷く事しかできずただ、ただ下を向き、声をあげて泣いていた。

    2006-03-10 23:05:00
  • 232:

    里菜

    本当は別れたくなんかないよ。
    ―けど、このまま付き合っていてもきっと何も変わらないから―…。

    "終わったんや―…"
    絶望感と共に、あたしはどこか、ホッとしていたのかもしれない。

    2006-03-10 23:08:00
  • 233:

    里菜

    今までの時間に終幕を下ろす事が、これほどにも辛い事か―
    あたしは、どこか1つ、強くなれた気がした。

    2006-03-10 23:09:00
  • 234:

    里菜

    本当に大好きだった、そして今でも大好きな桜君。
    どうか、あたしとの日々をなかった事にはしないで。
    記憶の片隅にでもあなたは残してくれてる―?

    "桜君、ありがとう。"

    2006-03-10 23:11:00
  • 235:

    里菜

    中断します?

    2006-03-10 23:15:00
  • 236:

    名無しさん

    2006-03-11 06:03:00
  • 237:

    里菜

    そこからのあたしは、ホストに対しての見る目は大きく変わった。

    色恋に枕、"あぁ、ホストってそ-ゆう世界なんや"
    桜君と別れてから、やっとそれを理解したあたし。
    桜君との1年であたしは色々な事を学んだ。

    2006-03-11 08:55:00
  • 238:

    名無しさん

    2006-03-11 16:19:00
  • 239:

    名無しさん

    2006-03-11 16:22:00
  • 240:

    里菜

    桜君の店に行かなくなったあたしは、毎日暇な日を過ごしていた。
    仕事も行かない、特に遊びに行く事もない。

    『あ-暇やぁ…』
    家にいても思い出すのは桜君の事ばかり。

    2006-03-13 12:53:00
  • 241:

    里菜

    "優梨に?してみよ"
    とことん勝手なあたしを、優梨は受け入れてくれるだろうか?

    優梨も、あたしが行かなくなるちょっと前から、もう店にはあまり来ていなかった。
    たまに見かける事はあったが、お互い気まずい気持ちがあるのか、愛想笑いぐらいしか交わす事はなかった。

    2006-03-13 12:56:00
  • 242:

    里菜

    崩れてしまった、3人の関係。―は、とりあえず保留として…

    あたしは優梨に?をする事にした。
    ≪優梨?久しぶり??元気してる?≫
    ピッ -送信完了-

    2006-03-13 12:58:00
  • 243:

    里菜

    "あたしはこれからどうなるんやろ…"
    考える事はそんな事ばかりだった。
    桜君との別れは仕方ない、と自分の中でくぎりはつけている。
    なんせ、あたしも納得した上の別れやからね。
    認めざるおえない。

    2006-03-13 13:01:00
  • 244:

    里菜

    〜♪♪♪〜
    想いにふけっていると、優梨からの指定着信音が部屋中に鳴り響いた。

    急いで?を手にし、ドキドキしながらも?画面を開くと―…
    『里菜おひさやん??優梨は相変わらず元気にしてますよ???里菜は?桜の店行ってるん?』

    2006-03-13 13:05:00
  • 245:

    里菜

    あたしの勝手で終わったにも関わらず、こうやって普通に接してくれる優梨に、あたしは感謝の気持ちで−杯だった。

    そこからはお互いの近況を話したり、もちろん桜君と別れた事もすべて話した。

    そして後日、優梨と久々に遊ぶ事になった―。

    2006-03-13 13:10:00
  • 246:

    里菜

    待ち合わせはミナミのかに道楽の前。
    ひつこいスカウトやキャッチを無視しながら、ちょっと遅刻癖がある優梨を1人待つ?
    …?いや、あたしがいつも早すぎるんか?

    2006-03-13 13:14:00
  • 247:

    里菜

    『優梨?久しぶり??』人が行き交う中、久々の再会にはしゃぐ2人。

    『とりあどっか入ろっか?』そう言って、とりあえずお馴染みびくドンにて腹ごしらえをする事にした。

    お互い注文を済ませ、久しぶりの再会に華を咲かせる。

    2006-03-13 13:19:00
  • 248:

    里菜

    優『で?なんで桜と別れたんやな?』少し悲しげな顔で、優梨はあたしに聞いてきた。
    里『ん-…なんでやろ?里菜も疲れたしな?』
    苦笑いでそう伝えると、優梨も少しつられたように苦笑いで返した。

    『てかなぁ…優梨、1つ里菜に言わなあかん事あるわ』すこし俯いてそう話す優梨に、あたしは何となくその時、優梨はあたしに何の話をしようとしているのかは、分かった様な気がした。

    2006-03-13 13:26:00
  • 249:

    里菜

    『里菜な、たぶん勘違いしてると想うんやけど―…優梨な、桜の事は本気違ったで?』難い表情を変える事なく、優梨はあたしにそう話した。

    『ん…そっかぁ。じゃあ何やったん?遊び?』いつものテンションで軽く聞くあたしに、
    『遊びってゆうか、そら付き合ってる時は好きやったで。けどそれはあくまで、ホストとしての桜がって話や。里菜と関わってくうちに、優梨の知らん部分とかいっぱい見えていった。そしたら"あっやっぱそやったんや"って思えてくる部分が−杯あってな。"あ-、優梨ってそこまで桜の事好き違ったんやなぁ"って思えてきたんやんか…。里菜に対して意地になって店行ってる部分もあったしな』と優梨は答えた。

    2006-03-13 13:37:00
  • 250:

    里菜

    『そっかぁ…』
    そう答えずにしかいられないあたしに、優梨は
    『だから里菜頑張ってな?優梨なんかに気遣う必要全くないんやで?』
    と少し声を荒げて伝えた。

    2006-03-13 13:41:00
  • 251:

    里菜

    優梨の話が本音かどうかなんて分からない。
    けど、あたしに対してそう言ってくれる優梨の気持ちを、嘘だなんてあたしは思いたくない。
    無駄になんてしたくない。

    …それが友達ってもんじゃない?

    2006-03-13 13:45:00
  • 252:

    里菜

    『優梨、ありがとう?里菜、今でも桜君の事は好きやで?けどな、今はきっと離れなあかん時間やねん。桜君にな、≪おまえはもっと周りを見ろ≫って言われたんやんか。大好きな桜君があたしにそう言ったんやで?て事は、里菜はもっと周り見なあかんやろ?いっぱい周りを見るとな、きっと得る事があるんやろな。桜君はそ-ゆう人やん?』

    2006-03-13 13:50:00
  • 253:

    里菜

    そう話すあたしに、優梨は少しホッとしたような顔を見せ、
    『ほんま里菜は桜を美化しすぎなんやからぁ?』
    とニコッと笑い、続けた。

    『そっか。ほんなら優梨はそれでいい。里菜が決めた事やったら優梨は何も言わん?でも後悔だけはせんようにな?』

    2006-03-13 13:54:00
  • 254:

    里菜

    優梨はいつもあたしに何かあるとこう言ってくれる。

    ≪里菜が決めた事やったら優梨は何も言わん。けど後悔だけはせんようにな≫

    ―と。あたしはこんな優梨を誇りにさえ思うよ。

    2006-03-13 13:57:00
  • 255:

    里菜

    『よっしゃ?ほんなら今日は優梨おばさんが愛しい里菜姫に、違う世界見せたろ????桜?取り返しつかんなっても知らんさかいな???』
    そう叫ぶ優梨に、
    『優梨おばさんって何??』と2人してケラケラ笑った。

    優梨の精−杯の励ましに、あたしはめちゃくちゃ救われたよ。

    2006-03-13 14:01:00
  • 256:

    里菜

    245・247・248さん?
    ありがとうございます?

    2006-03-13 14:03:00
  • 257:

    里菜

    中断します?

    2006-03-13 14:03:00
  • 258:

    里菜

    『っで?里菜に何見せてくれんの???』
    そう聞くあたしに、
    『気づいてる癖に?優梨、行きたい店あるんやん??』と優梨は答えた。

    『行きたい店??どこどこっ??』他のホストクラブなんて行った事のないあたしは興味津々。

    2006-03-13 14:25:00
  • 259:

    里菜

    『あんなぁ【スタ-☆】って店知らん?あのばり有名な楓のいる?』
    "スタ-☆…?"あたしは少し考え、
    『あぁっ?楓ってあのめちゃ有名な人?NO.1の人やんなっ??』
    『そうそう?1回行ってみたかったんやん??優梨おごったるし、行こぉや??』
    『行く行くっ?うわ?めちゃ楽しみやしっ?』

    2006-03-13 14:33:00
  • 260:

    里菜

    そう言うと、あたしと優梨はせっせと化粧直しをし始めた。

    罪悪感なんてない。
    周りを見ろ、とあたしに言ったのは桜君。
    もうホストなんかに本気にはならない。あたしが本気になったホストは、桜、あんただけや―。

    2006-03-13 14:38:00
  • 261:

    里菜

    びくドンを出、千鳥足でスタ-☆へ向かう優梨と里菜。

    『里菜。1つだけゆうとくで。』
    『えっ?何何?』
    歩きながら、まっすぐ前を見、優梨は真剣な目であたしにこう言った。

    2006-03-13 14:40:00
  • 262:

    里菜

    『相手はホストやで。―本気になりなや。』
    ―分かってるよ、優梨。
    もうホストには本気にはならない。
    それを教えてくれたのは桜君。

    2006-03-13 14:43:00
  • 263:

    里菜

    『分かってる。もう大丈夫やで。任してや。こっちが転がしたる勢いやろ??』そう言うあたしに優梨は、
    『おっ?分かっとぉやん??せやで、こっちが遊んだらな?っ?』
    『ですよね-っ??』

    ―優梨、ありがとうな。

    2006-03-13 14:47:00
  • 264:

    里菜

    そうこうしてると、目的の場所へ辿り着いた。
    『うわ?やばいて??里菜、心臓出そう?』
    今も変わる事のない、このあたしのヘタレ心をいつも引っ張ってくれるのが、この優梨。
    『ここまできてあんたは何ゆうてんの?はいっ行くで???』
    優梨にぐいぐいと引っ張られ、エレベ-タ-に乗り込む。

    2006-03-13 14:53:00
  • 265:

    里菜

    『あ?無理やって?も?無理やって?』と落ち着かないあたしに優梨は
    『も???あんた、そんなんで店入るとか恥ずかしいしちゃんとしてや?』とご立腹の様子?
    『怒るなよアミ-ゴ?里菜ちゃんとするっ?』
    と同時に目的の階へと着き、エレベ-タ-が開いた。

    2006-03-13 14:56:00
  • 266:

    里菜

    里『はっっ???』
    優『里菜っ???』
    里『ご、ごめ〜ん?』
    優『はい、行くで?』
    優梨に連れられ、エレベ-タ-を降りると『ご新規様ですか?』と、キャッシャ-にいた男が声をかけてきた。

    2006-03-13 15:00:00
  • 267:

    里菜

    『新規です。席空いてます?』と堂々と聞く優梨に、男は『はい。少々お待ち下さい』と答えた。

    『はぁ〜?優梨やるぅ?』と茶化すあたしに、優梨は『シッ?』と人差し指を立てた。
    里『怒るなよハ二…』
    男『どうぞ、こちらです。いらっしゃいませ〜!!』

    2006-03-13 15:13:00
  • 268:

    里菜

    『今の男かぶりやがった?』と言うあたしに、優梨は『ぷっ?』と吹き、『まぁまぁ?はい、行くで???』と何やらご機嫌な様子。
    "まぁいっか??"
    『優梨?今日わ飲むぞ??』と他愛もない話をしながら席へと向かった。

    2006-03-13 15:18:00
  • 269:

    里菜

    席に座ると、ボ-イらしき男が、メニュ-を持ってシステム説明を始める。
    とりあえず煙草に火を付け、説明を聞き終えると、『こちらが男メニュ-になってますんで、お気に入りの子がいましたら、ご気軽にお呼びください』と分厚い本を渡された。
    『ありがとう』とソレを受け取り、優梨と物色開始?

    2006-03-13 15:27:00
  • 270:

    里菜

    『おるかな??』
    とご機嫌で?をめくるあたしを横目に、
    優『里菜はもちろん楓やろ??NO.1キラ〜?』
    と投げかけてくる。
    『ですなっ?楓はどこかな〜??』とペラペラ?をめくっていると、『あっこれやんっ?』と優梨が見つけた。

    2006-03-13 15:31:00
  • 271:

    里菜

    『おっ?』
    と楓を見てみると、うん、確かにNO.1って感じ。
    タイプやないけど、−体雑誌や広告で騒がれてるこの【楓 仁】という男が、どれほどのモンなんかを見てみたかった。
    『あたし楓やな』
    と優梨に告げると、お次は優梨が男メニュ-をパラパラめくり始めた。

    2006-03-13 15:35:00
  • 272:

    里菜

    優『う〜ん…あっ、この人どう思う?目がタイプなんやけど?』
    "ん?どれどれ…?"
    里『えっ゙?ないやろ?』
    そうあたしが答えると、
    『え〜っ!!かっこよない?かっこいいってぇ?』―と、どうやら彼女の中では決まった様子?

    2006-03-13 15:41:00
  • 273:

    里菜

    里『ほんならとりあ楓とその人呼んでもらおっか?え〜っと名前は…』

    【三日月 プリン】

    『…。ほんまにいいん?』と言うあたしの問いに優梨は『えっ、あっうん。ま-呼ぶだけやしな』とひきつった顔で答えた。

    2006-03-13 15:45:00
  • 274:

    里菜

    この時のあたしは腹の中で笑いが止まらなかった。笑

    ゙三日月プリンて!!なめてるやろ!!゙
    ―とね??笑
    まぁ優梨もだったそうですが?

    2006-03-13 15:48:00
  • 275:

    優梨

    ぅお〜い??笑
    プリンて!!ばりうけた?
    順調に書いてるし安心?
    頑張れ、里菜???

    2006-03-13 15:49:00
  • 276:

    名無しさん

    2006-03-13 15:53:00
  • 277:

    名無しさん

    2006-03-13 15:56:00
  • 278:

    里菜

    『すみません』とボ-イを呼び、楓とプリン(笑)を着けるように告げる。

    そういえばさっきからやたら見てくるホストが−人に目につく。
    −人だけ私服を着ていて、柄シャツにクラッシュのジ-ンズにグラサンと言うファッションに、何やら、オ-ラのあるホスト。
    ゙もしやあれが楓?゙

    2006-03-13 15:57:00
  • 279:

    里菜

    するとあるホストが席へとやってきた。
    『ど〜も〜初めまして?三日月プリンです?』
    やってきたホストは、どうやら噂のプリンのようだった。

    "…いや、ないやろ…"あたしの率直な第−印象だった。

    2006-03-13 16:01:00
  • 280:

    里菜

    そんな微妙な反応のうちらを見て、プリンはだいぶキョドっていた。

    『えっ、あのお名前聞いてもいいですかぁ??』とゆうプリンの問いに
    『優梨です。んでこっちが里菜。よろしく?』
    と得意の営業スマイルで優梨がサラッと答えると、プリンは安心したように色んな話をふっかけて来たが、まず喋りが最強におもしろくなく、あたしは聞く耳持たずで、煙草をふかしながら周りばかりを見渡していた。

    2006-03-13 16:10:00
  • 281:

    里菜

    未だに、これはあたしの悪い癖だ。
    おもしろくないと喋らないし、笑わない。
    空気を読めない子??
    ―と、逆に優梨はおもしろくなくても話に耳は傾けるし、愛想笑いも天下−品。
    隣でふてこいあたしをいつも必死でフォロ-してくれる。笑

    2006-03-13 16:13:00
  • 282:

    里菜

    何人もホストが必死にあたしを笑かそうとしていたが、あたしはそもそも、目的の人以外あまり興味がない。
    ―が、お酒だけは進みチュハ-イ大好き?のあたしは、だいぶできあがっていた?

    2006-03-13 16:29:00
  • 283:

    里菜

    『ゆ〜り〜?仁ちゃんま〜だ〜???』
    とごねるあたしに
    『仁ちゃん!?あぁ楓か?ちょ-、誰でもいいしはよ楓呼んでや?』と優梨が檄を飛ばす。

    『も-来るからな』とあやす優梨に『仁ちゃん遅い〜?』とブツブツすねるあたし。

    2006-03-13 16:33:00
  • 284:

    里菜

    『今呼んできたんでちょっと待って下さいね?』と焦るヘルプにご立腹の我が儘女・里菜?
    酔うたら質悪いです。

    すると、優梨とヘルプと楽しく飲んでいると、お待ちかねの楓がやっとこさ席に回ってきた。

    2006-03-13 16:37:00
  • 285:

    里菜

    『ど〜も?初めまして?楓 仁です?ちなみに本名です???』
    と免許証をちらつかせながら、あたしの隣にやってきた。

    タイプじゃないけど、さすが大型店のNO.1。
    オ-ラは抜群にやばかった。

    2006-03-13 16:40:00
  • 286:

    里菜

    『楓君遅いわ??』とやかる優梨に、
    『いや?ほんますんません?なんせ客がめちゃ被ってるもんでね?ところでお名前は?』と独特な早口言葉で交わすと、
    優『優梨で-す?』
    里『里菜です…?』
    楓『優梨ちゃんと里菜ちゃんね??おい里菜、俺んとここないか?』とあたしの目を見て、笑いのつもりでゆった楓に、単純明快なあたしは『行く????』と抱きついていた。痛い。笑

    2006-03-13 16:50:00
  • 287:

    里菜

    『誰????』と笑い転げる優梨。
    『おい、こいつおもろいぞ。笑』と余裕の楓。

    そこからはまったり飲んで喋って、優梨もヘルプと楽しんでいた。
    ―すると楓が『里菜ごめん?そろ?回らなあかんわ?』と言って来た。

    2006-03-13 16:54:00
  • 288:

    里菜

    『え?楓君回るん???』とすかさず突っ込むあたしと優梨に他
    『ごめんな??里菜、手貸せ』とあたしの左手をぐいっと引っ張り、マジックで携番とアドレスを書き始めた。
    『これ、俺の携帯やしまた連絡して?』とあたしに笑いかけ、楓は他席へと回って行った。

    2006-03-13 17:01:00
  • 289:

    里菜

    『はぁ〜?』
    うっとり自分の手の甲を見つめるあたしに
    『ちょぉちょぉ?ど-なん楓???』と優梨が興味津々に聞いてきた。
    『や〜ばいな?優梨は?』と問いかけると
    『ないわ?プリン、あいつ喋りおもんなすぎ』とご立腹の優梨ちゃん?

    2006-03-13 17:06:00
  • 290:

    里菜

    『いや、名前もルックスもないやろ』とつっこむと、2人して『ハハッ?』と笑った。

    その日はとりあえず、あたしは楓に決め、優梨は誰に決める事なく帰宅した。

    『あ〜楽しかった?』あたしは、桜君の店では飲めなかったお酒を飲める楽しさを覚えた。

    2006-03-13 17:10:00
  • 291:

    里菜

    優梨??
    かなり頑張って書いたて?
    上出来やろ??
    優梨のもリアルタイムで読んでるし、更新頼むで???
    おばちゃんわちょいと休憩や??

    2006-03-13 17:13:00
  • 292:

    里菜

    286・287さん?
    ありがとうございます?

    2006-03-13 17:14:00
  • 293:

    里菜

    中断します?

    2006-03-13 17:15:00
  • 294:

    里菜

    それからのあたしらは、毎日の様にスタ-☆に飲みに行っていた。

    と同時にあたしは、優梨のママの店の有名クラブで働く様になった。
    優梨が仕事には妥協せ-へん人間なだけに、−緒にいるあたしが妥協する訳にはいかんからな。
    ほんま優梨と優梨ママには感謝している。

    2006-03-14 06:50:00
  • 295:

    里菜

    仕事が終われば2人でスタ-☆に向かう日々。

    そんな中のある日、やっと優梨のお気に入り君が見つかったのだ。
    今まで散々だったホスト達の優梨の争奪戦?
    あたしは向かいから笑いを堪えて見てたけども、あからさま過ぎて笑えましたよ、はい??笑

    2006-03-14 07:09:00
  • 296:

    里菜

    基本的にバイトだったのか、いつも見かけない子が店内を歩いているのを見かけた。
    あたしはその子を見た瞬間"はぁ?"と関心していたのを覚えている。
    なんてったって最強に顔が整っていて男前?
    ん?アクアの誠も顔負け(言い過ぎ!?同等か?)のルックスの持ち主やった。

    2006-03-14 07:14:00
  • 297:

    里菜

    (ちなみに誠反対派じゃないよ?むしろ賛成派ですから、よろしく??)

    あたしはヘルプに飛びつき『なぁなぁなぁ!!あの、あの子!!男前の!!あの子呼んでっ!?!?』とお願いし、席に着くよう頼んでもらった。
    ふふん?優梨の為に−発やったったりましたよ?優梨にも早くお気に入り見つけてもらいたいからね?

    2006-03-14 07:18:00
  • 298:

    里菜

    優『里菜??あんた楓おるやん。どしたん?』と鈍感な優梨の問いにも
    里『いや?男前いてな?優梨吟味して?や?』
    優『あっそ-ゆう事ね?優梨に任せい??』とうまく上げ、例の男を待つ。
    ―すると
    『すみません失礼しま?す?ど〜も初めまして誠也です??』と男前ボ-イがやってきた?

    2006-03-14 07:23:00
  • 299:

    里菜

    あたしは誠也のフェイスにズッキュン釘付け?
    いやはや、男前過ぎね。
    そんな見すぎのあたしに誠也が
    『お?いあんた見すぎやっ???』と、すかさず突っ込む。
    どうやら彼は最強に突っ込みキャラらしく、時には1人でぼけて1人で突っ込む事も多々あるみたいだ。

    2006-03-14 07:29:00
  • 300:

    里菜

    そんな誠也に優梨はツボがはまったらしく、腹を抱えてひたすら笑い転げていた。
    そんな優梨を見て、当のあたしは大満足?
    "あ〜よかった?こりゃ誠也に決定やな?"と肩をなで下ろした。

    2006-03-14 07:33:00
  • 301:

    里菜

    『おまたせ姫〜?』すると楓が席に回ってきた。
    『仁ちゃん〜?おは?』とあたしは楓に抱きつき、向かいで優梨が
    『あんたらあほやろ』とつっこみ皆で笑う。
    これがうちらのご定番?
    そんな空間が楽しくて楽しくて仕方なかった。

    2006-03-14 07:41:00
  • 302:

    里菜

    『姫?今日終わってから空いてる?』楓があたしに尋ねてきた。
    里『今日?うん、空いてるけどどしたん?』
    楓『ほな今日終わってから?でも行こか?』
    里『ま?ぢ?行くぅ?てか里菜、空いてなくても仁ちゃんの為に開けるやんっ???』
    アフタ-なんて桜君以来初めてだったあたしは、まだホスト慣れしていないせいか、内心ドキドキだったのを今でも覚えている。

    2006-03-14 07:49:00
  • 303:

    里菜

    すると、そんな会話をしていると正面にいた誠也が『あっ自分らやらしっ!!優梨。俺んとここないか?』と口説き始めた。
    『何なんそれ??流行ってるん?!!』と爆笑し、優梨と誠也のアフタ-もばっちり決まった。

    正面の誠は『あんたベタやねん???』などと優梨につっこまれてたっけ。笑

    2006-03-14 07:56:00
  • 304:

    里菜

    店が終わり、優梨と近くの喫茶店で楓と誠也を待っていた。
    とりあえず2人共煙草に火を付け、お互いの近況を話し合う。

    里『で、どうなん?誠也?いい感じ??』
    気になっていた事をすかさず聞いてみた。

    2006-03-14 08:04:00
  • 305:

    里菜

    優『あ〜やばいなぁ?笑いのツボがぴったりやわ?男前やしなぁ?』
    里『ま?ぢで?良かったぁ?確かにおもろいし男前やんなぁ?』
    優『けどあれやな?。いい加減飽きたな。』
    里『へ??飽きたって何がぁ?』
    ここからやっけ。あたしらの飲み方が変わったのわ。笑

    2006-03-14 08:11:00
  • 306:

    優梨

    優『そろそろな?ドカンといったろかなって』
    里『ドカン??』
    優『その前に里菜。あんたはどうや?桜の事、気紛れてるか?』
    里『あ?桜君な。うん。全然平気やで?気は全然紛れてる。てかむしろ、里菜は今が楽しければいいや?やから気にすんな?』
    優『ほんまか?まぁ無理だけはしなや。』

    2006-03-14 08:15:00
  • 307:

    里菜

    優梨がこ-言うのには、理由があった。

    あたしは酔うと泣くは、笑うは、寝るはでかなり厄介な質をしている。笑
    泣く時は必ずといっていいほど、桜君の事を口にしていたし、その度に優梨は、あたしの気持ちを気にかけてたんやないかなって、あたしは思う。
    そんな優梨の気遣いやった。

    2006-03-14 08:19:00
  • 308:

    里菜

    里『ほんでほんで??ドカンって何なん!?!?』
    優『里菜、興奮しすぎ。笑 まぁ優梨も色々考えたんや?。里菜、あんたプライドてあるか?』
    里『プライド??そんなん優梨が1番知ってるやん。里菜は誰にも負けん女やで?優梨もやろ?』
    優『おっよ-分かっとぉやん??せや。誰にも負けんで。』
    優梨。あんたはすごい女や。笑

    2006-03-14 08:25:00
  • 309:

    里菜

    里『あっ!!何となく分かったかも?優梨?あんたの考えてる事て…?』
    優『里菜ちゃんさえてるね??そゆこと。里菜、あんたはイケる?』
    里『里菜はどこまでだって着いて行きますよ??イケるイケる。まぁ金はいくらでも何とかなるしな?なんせ…』
    優・里『池上さ〜ん?あははぁっ???』

    2006-03-14 08:31:00
  • 310:

    里菜

    池上さん。
    それは優梨と里菜、2人のパパ的存在の人だった。
    優梨ママの紹介で知り合い、それからは優梨と里菜の事を自分の子供のように可愛がってくれていた。
    現金だって無限に持っているんじゃないかと言う程に、優梨と里菜に月何百万もの札束を渡してくれていたのだ。
    信じられないかもしれないけど、それが現実だった。

    2006-03-14 08:35:00
  • 311:

    里菜

    優『まっ、ほなとりあ明日からやなっ?』
    里『明日か??ばり楽しみやなぁ?記念すべきデビュ-戦っ?!?』
    優『里菜。あんたデビュ-戦とか死語やで。笑』
    と笑っていると、タイミングよく楓と誠也がやってきた。

    2006-03-14 08:39:00
  • 312:

    里菜

    誠『何が死語な?ん!??』
    優『誠也。あんたの発言は全部死語や。』
    誠『優梨〜俺の事嫌いなんかぁ(;_;)里菜、ど-思う????』
    里『里菜わ嫌?い?』
    誠『おまえはえ-んじゃ?黙ってろ??』

    2006-03-14 08:43:00
  • 313:

    里菜

    里『うわっひど?仁ちゃ〜ん???』
    仁『俺の姫に何ゆうねんなぁ?姫ぇ?』
    優『あんた最悪やな?里菜に謝り?』
    里『謝れ謝れっ??』
    誠『うわっ?も-絶対謝らんからなおまえ?』

    2006-03-14 08:46:00
  • 314:

    里菜

    こんな会話が楽しくて楽しくて仕方なかった。
    本当に好きな人以外には、作り物の自分だって簡単に見せれる。
    確かに金銭感覚は麻痺っていた。―けど、心の感覚だけは麻痺った覚えはない。
    大事な人を想う気持ちだけが―
    あたしの財産として残ったものだった。

    2006-03-14 08:50:00
  • 315:

    里菜

    楓『まっほな行くか?里菜、?食った?』
    里『ん〜ん。まだぁ?仁ちゃん−緒に食べよゆうたやん?里菜待ってたでっ??』
    楓『おっ偉いね姫??ほなまぁ俺んち行こか』
    里『仁ちゃんち?!?』
    優『楓っ?あんたうちの里菜を犯す気やな?』

    2006-03-14 08:56:00
  • 316:

    里菜

    楓『お?い?俺、どんなイメ-ジやねん?里菜を傷付けるような事はしません?』
    里『えっ仁ちゃん、じゃあ?食べやんの?』
    楓『俺が作るんやで?里菜は何が好き?』
    里『里菜オムライス?てか仁ちゃんが作るとか、里菜感激????』

    2006-03-14 09:02:00
  • 317:

    里菜

    優『えっ楓やるやん?さっきの訂正?里菜任したっ??誠也、あんたは何か作れんのかいな?』
    誠『俺かいな?えっ俺は子供な…』
    ―ビシッ?―
    優『はぁ?あんたにはあきれたわ?』
    誠『えっいや、嘘やん?優梨????』

    2006-03-14 09:05:00
  • 318:

    里菜

    仁『さぁ里菜行こか。こんな人と喋ってたら妊娠しますからね〜?』
    里『里菜妊娠するん??』
    誠『するかぼけっ?おまえあほちゃうけ?』
    仁『さぁ行こ行こ?じゃあ優梨ちゃん気を付けてね〜?』
    里『優梨ばいび-?また連絡するなっ?』

    2006-03-14 09:08:00
  • 319:

    里菜

    優『おう?2人も気付けてな??うちも帰るわ』
    誠『優梨、俺ん?来るやろ??』
    優『じゃあなんかおもろい事やって?』
    誠『おもろい事????優梨ちゃん、おもろい事ってのは、やれって言われてやるもんじゃないでしょ???』
    などと笑いながら帰って行った。笑 ほんまにこの時の話はネタや。笑

    2006-03-14 09:13:00
  • 320:

    里菜

    ずっとこんな日々が続くとは思っていなかった。
    また桜君の時のような傷を負うのなら、もう本気になんてならない。
    ―そう思っていたのに…あたしの気持ちは、なんでこんなにもまっすぐで、曲がる事を知らないんだろう。
    これはあたしの長所だと優梨は言うけど…
    あたしはこんな自分が嫌で嫌で仕方ないんだよ。

    2006-03-14 09:27:00
  • 321:

    里菜

    中断します?

    2006-03-14 09:27:00
  • 322:

    里菜

    タクシ-に乗り込み、楓が行き先を告げる。
    里『仁ちゃん、大丈夫?ごはん作れる?』
    楓『全然余裕やで?里菜、明日休みやろ?今日泊まって行けや』
    里『うん?じゃあ泊まってく??ありがと?』

    2006-03-14 12:58:00
  • 323:

    里菜

    『あっこの辺でいいです』と、楓がタクシ-を止め、千円札を渡し『お釣りはいいです』と言い残し、車を降りる。

    楓『里菜、こっちやで』
    と、楓はあたしの手を引き、手を繋いで楓の家まで歩いた。
    手を繋ぐ事に少し緊張なんかをしていた、この頃のあたし。

    2006-03-14 13:02:00
  • 324:

    里菜

    『ここやで』
    そう言うとヴィトンのバッグから鍵を取り出し、オ-トロックの鍵を開けだした。
    『めちゃ綺麗やん??』
    大理石仕様の30階はあるであろう、豪勢なビルの様なマンションにあたしの目は釘付けだった。

    2006-03-14 13:05:00
  • 325:

    里菜

    『ここって家賃いくらぐらいなん?』
    そんなあたしの問いに
    『家賃はないで。−応、借りてるんやなくて買ったもんやからなぁ?』と答えたのには、あたしもビビりまくりだった。
    里『ま?ぢで??里菜も買いたい???』
    楓『里菜も買えるやん?パパがおるやろ??』

    2006-03-14 13:09:00
  • 326:

    里菜

    里『いや?さすがに?は怖いわ?貰った現金で買うならあれやけどなぁ』
    楓『まぁ確かにそやな?俺の姫が危険にさらされんのは俺としても心配やもんなぁ?』
    などと話していると、目的の楓の階に着いた。
    鍵を開け『どうぞ』とニコッと笑い、部屋の中に案内され、部屋の中に入って行くと…

    2006-03-14 13:13:00
  • 327:

    里菜

    4LDKのだだっ広い廊下と部屋が繋がっていた。
    『キャ????めちゃ広いやぁん???』
    興奮気味のあたしの目は、正にハ-トマ-クだったと思う。
    『里菜興奮しすぎ。笑』
    と楓の言葉で我に返り、あたしはリビングのでっかいソファ-にちょこんと座った。

    2006-03-14 13:16:00
  • 328:

    里菜

    すると、楓が寝室らしき部屋から
    『里菜??パジャマ着替えるやろ??女用ないし、俺のんでもえ-か??』
    と声をかけてきたので
    『仁ちゃんのでい?よ??ありがとう?』
    と返事をし、あたしはテレビの横にあるコンポをいじり始めた。

    2006-03-14 13:22:00
  • 329:

    里菜

    ちなみに、隣にあるテレビはばかでかい液晶テレビで、リビングはまるで映画館のようだった。

    とりあえず音楽をかけようとCDを物色していると、柴咲コウ称する、【RUI】のCDが目についた。

    これはあたしの、桜と付き合う前に付き合っていた元彼との思い出の歌だった。

    2006-03-14 13:27:00
  • 330:

    里菜

    『ど?したん?CD握りしめて。笑 柴咲コウ好きなんか??里菜、ばり似てるよな?』
    と言う楓の問いに、
    『えっあぁ、うん?この歌好きやねんか?てか似てるかぁ!?』と答えると『似てるで?てか流したらいいやん』とCDを流し始めた。
    "あ-懐かしいなぁ…"と思い出に浸っていると
    『さっ?でも作りますか??』と楓が立ち上がったので、あたしも立ち上がろうとすると、『姫は座ってて?服でも着替えておいで』と言われたので、1人寝室に入り、楓に借りたスウェットに着替えた。

    2006-03-14 13:35:00
  • 331:

    里菜

    なんか読み返してたら、ばり誤字が多いんですか大丈夫ですか??
    ほんますみません?

    2006-03-14 13:37:00
  • 332:

    里菜

    中断します?

    2006-03-14 13:37:00
  • 333:

    ぁゅ

    まぁぁぁぢォモロすぎゃぁぁ?ε?里菜チン頑張ってニャン??続きが楽しみフォ????ヮラ?

    2006-03-14 14:28:00
  • 334:

    里菜

    着替え終わりリビングに戻ると、楓が台所で仕込みをしていた。
    『里菜座っとってや?』の言葉であたしはソファ-に座り、コンポのボリュ-ムを下げてテレビを付けた。
    日曜の朝だけにワイドショ-ばかりだった。

    『ふ??いいなぁこの??』あたしは鼻歌交じりに携帯を開き、客達に?を返していた。

    2006-03-14 15:25:00
  • 335:

    里菜

    すると優梨からの?。
    〜???〜
    ≪里菜?楓はどや?!?優梨は誠也の?に来てんやけど、ダウンタウンのDVDとか見てるからな。笑 まっヤる空気なっても優梨わじらすけどな??里菜、避妊だけはしいや?≫
    と言う内容だった。笑
    『ははっ?』と笑い、あたしも?を返した。

    2006-03-14 15:29:00
  • 336:

    里菜

    ≪ダウンタウンとかお笑い満開やん。笑 優梨は簡単に足開いちゃだめよ??里菜も避妊はばっちりするから任せて?また連絡するな??≫
    と返信し、あたしはパタンと携帯を閉じた。

    『里菜?でけたで??』
    ちょうどタイミング良く楓の声がかかったので、あたしは小走りで台所に駆け寄った。

    2006-03-14 15:32:00
  • 337:

    里菜

    里『うわ?おいしそぉ?仁ちゃんすごい?』
    楓『ほんまかぁ?そっちの里菜のやからテ-ブル運んでっ?』

    半熟卵のオムライスにベ-コンエッグのサラダ。
    そんな洒落た物、作った事のなかったあたしは感動の−言だった。

    2006-03-14 15:40:00
  • 338:

    里菜

    里『いただきま-す?』
    楓『ど?ぞっ?』
    -"ぱくっ?"-
    里『仁ちゃん?これめちゃおいし?やんっ?海老が入ってる??』
    楓『里菜、肉嫌いゆうてたやろ?やし海老入れてみたんや??海老は大丈夫やった?』

    2006-03-14 15:43:00
  • 339:

    里菜

    『仁ちゃんありがとう?仁ちゃんと付き合った子は幸せ者やな??』
    そう言うと、楓はニコッと笑った。

    ごはんも食べ終わり、2人で洗い物をし片付け、リビングで煙草を吸っていると、楓が口を開いた。

    2006-03-14 15:52:00
  • 340:

    里菜

    ぁゅちゃん?
    ?ありがと??
    里菜感激してます?
    誤字多くて読みにくいかもやけど、引き続きよろしくねん??

    2006-03-14 15:53:00
  • 341:

    里菜

    中断します?

    2006-03-14 15:54:00
  • 342:

    ぁゅ

    また?登場しちゃったぁ??里菜チャンいくつなぁん???質問ゴメリ?ンコ??

    2006-03-14 17:17:00
  • 343:

    里菜

    ぁゅちゃん?
    質問全然?よ??
    里菜わ今21で、今年22になる年です????
    ばばぁですがぁ?笑
    小説大丈夫ですか??
    読みにくかったら、またゆってね????

    2006-03-14 17:25:00
  • 344:

    優?

    この話バリ好きィィィ??
    更新楽しみにしてるょん?

    2006-03-14 18:29:00
  • 345:

    里菜

    優ちゃん?
    好きとかありがとう?
    めちゃ励みになります?
    今日もまた書くんで、目通して下さいね??

    2006-03-14 18:39:00
  • 346:

    里菜

    『里菜、マリアの桜と付き合ってたやろ?』
    楓の意外な−言に、あたしの頭の中は真っ白になった。
    マリアとは桜君のお店の名前だ。
    『なっ…えっ、なんで知ってるん…』
    誰にも知られたくなかった。ホストに騙された馬鹿な女。そんな風に思われたくなかったのに…。何より、桜君の事をそんな安いホストだと思われたくなかった…。

    2006-03-14 23:32:00
  • 347:

    里菜

    楓『ははっごめんごめん。ビックリしたよな?俺な、1回マリアのイベントに顔出した時に…、里菜の事見かけた事あったんやんか。』
    里『―そっか…。そやったんや?そりゃ見た事ぐらいあるやんな?里菜毎日行ってたもん??』

    …そやったんや…。
    ―えっけど、なんで付き合ってる事まで知ってるん…?

    2006-03-14 23:34:00
  • 348:

    里菜

    『えっ仁ちゃん。なんで里菜と桜君が付き合ってた事まで知ってるん?』

    この時のあたしの顔は、必死だったと思う。

    楓『あ-…ごめん。それは適当にゆってみた?マリアって結構そ-ゆうの多いって聞くから。里菜もやったんかなって…。ごめん、こんな聞き方やらしかったな?』

    2006-03-14 23:35:00
  • 349:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 350:

    里菜

    『今でも好き?』
    そう尋ねてきた。

    ぶっちゃけ痛い所を突かれた気分だった。勿論好きに決まってる。
    …けど、そんなあたしの大事な気持ちを、信用もしていない≪ホスト≫に話してしまう事は、あたしにはすごく抵抗のある行為だった。

    2006-03-14 23:40:00
  • 351:

    里菜

    『ん-…どやろっ?分からんわぁ?好きと言えば好きかもしれんなぁ。けど、も-終わった事やん?里菜は今が楽しければそれでいいんよ?』
    そう答えると、楓は『そっか』といつもの穏やかな笑顔に戻り、あたしにそう呟いた。

    あたしはふぅっと肩をなで下ろし、話題を変えようと楓に話を振った。

    2006-03-14 23:41:00
  • 352:

    里菜

    『仁ちゃんこそど-なんよ?今、彼女とかいてへんのっ??』
    今思えば馬鹿げた質問かもしれないが、楓は
    『彼女なぁ…。ぶっちゃけ本気で好きな女なんておらんよ。みんな、俺の事、好きや好きやって寄ってくるで。けど、それはホストとしての俺をって事やん。だから好きとか…俺にはよう分からん』
    と答えると、ははっと苦笑いをし、少し悲しい表情を見せた。

    2006-03-14 23:43:00
  • 353:

    里菜

    『仁ちゃん…』
    あたしはそれ以上、なんて声をかければいいものか分からなかった。

    『―ってなんかめちゃ暗くなっても-てるや?ん??ごめんな。俺、何話してんやろ?』
    …あたしは、そんな仁ちゃんを放っておけなかったんよ。

    2006-03-14 23:44:00
  • 354:

    里菜

    愛情なんかじゃない。
    もしかしたら同情にしか過ぎないこの気持ちを、あたしは無責任に伝え過ぎてしまったんかな…?

    ―やとしたら…
    仁ちゃん…ごめんね。

    2006-03-14 23:46:00
  • 355:

    里菜

    中断します?

    2006-03-14 23:49:00
  • 356:

    名無しさん

    読んでます?頑張って下さい?

    2006-03-15 00:45:00
  • 357:

    名無しさん

    2006-03-15 03:14:00
  • 358:

    里菜

    369さん?
    読んで頂いて、ありがとうございます??
    頑張って書いてくんで、引き続きよろしくです?

    370さん?
    ありがとうございます?

    2006-03-15 10:50:00
  • 359:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 360:

    里菜

    『里菜。俺とここ住まんか?』―と真剣な口調であたしに問いかけた。

    同棲…。そんなものしていいものなのか、まだあまり知らないこの楓と、−緒に住むという事があり得る事なのか―あたしは分からなかった。

    里『仁ちゃん、それ真剣にゆうてる?』

    2006-03-15 11:04:00
  • 361:

    里菜

    楓『嘘でこんなんゆわんよ。俺は里菜の事好きや。けど、里菜にその気がないなら、付き合えとかは無理に言わん。けど…−緒におって欲しいねん。ここに−緒におって欲しいねん…。』

    まるで自分はドラマの世界にいるんじゃないかと思うほど、この時のシ-ンに違和感を感じていた。

    ―と逆に、あたしは楓の気持ちが純粋に嬉しかった。

    2006-03-15 11:09:00
  • 362:

    里菜

    "あたしが楓と住むってゆったら…優梨はなんてゆうやろ…"
    あたしは、今自分が選ぼうとしている道が、正しい選択なのかどうかを、優梨に確かめておきたかった。
    これはあたしのいつもの癖。
    自分が行動を起こす前に、全て優梨に聞く―
    それは今になっても変わらない、いつまでも優梨に甘えている、あたしはそんな人間だ。

    2006-03-15 11:22:00
  • 363:

    里菜

    『なぁ仁ちゃん。その返事な、今すぐにじゃなくてもいい?』
    そんなあたしの問いに
    『全然え-よ?ゆっくり考えてくれたらええ』と優しく答えてくれた。

    これでもあたしの中ではよく言えた方。内心ドキドキで、こんな事でさえあたしは罪悪感を感じていた。

    2006-03-15 11:26:00
  • 364:

    里菜

    その日は、寝室のベッドで横になり、楓の腕枕であたしは眠りについた―。

    もちろん、楓は手は出してこなかったし、優梨には申し訳ないけど、避妊する必要もさらさらなかった訳で…。{笑

    楓の横で眠る居心地は、1人で眠る時よりも、気持ち良く眠れた様だった。

    2006-03-15 11:30:00
  • 365:

    里菜

    〜???〜
    『う〜ん…』夢見心地のあたしは、?の音で目が覚めた。

    ≪着信 ?優梨?≫
    "優梨〜何や−体〜…"

    2006-03-15 11:34:00
  • 366:

    里菜

    里『あ゙い゙…』
    優『もっし?里菜ぁ?おはぁ?って何なんあんた、寝てたんかいな?』
    里『ゔ〜ん寝てたぁ…。どしたぁん?』
    優『ちゃうねん、今まだ誠也ん?いてんやけどなぁ、こいつおもんないしなぁ』
    すると優梨の後ろから誠也の『おい!!おもんないて何や?』とゆう声が聞こえてきた。{笑

    2006-03-15 11:38:00
  • 367:

    里菜

    『あんたやんっ!!』と叫ぶと、優梨は続けて
    優『やし里菜?行かんかな〜思てっ?』
    里『???いいけど今何時なぁん?』
    優『今?7時やで』
    里『あっも-7時なん!???ほんなら用意するしまた連絡するわぁ?』

    2006-03-15 11:41:00
  • 368:

    里菜

    と言い?を切った。

    『優梨ちゃん?』と言う楓の声に少しビックリし
    『あっ起きてたんや?おはよう?うん、優梨やで?なんか?行こって』と言うと『そっか?風呂入るんやったら使いや?』と言ってくれたので、あたしはシャワ-を借りる事にした。

    2006-03-15 11:44:00
  • 369:

    里菜

    あたしはシャワ-を浴びながら、昨日楓に言われた事を思い出していた。

    『同棲かぁ…』
    同棲なんてした事のなかったあたしには、あまり実感が沸かなかった。
    『優梨何てゆうかなぁ…ちゃんと話してみよ…』優梨がなんてゆってくれるか、あたしにも想像がつかなかった。

    2006-03-15 11:50:00
  • 370:

    里菜

    玄関まで楓に送り出され
    里『じゃあ里菜行くね?仁ちゃんありがと??』
    楓『どういたしまして?また落ち着いたら連絡してや』と言う楓に、あたしはニコッと笑い頷き、出ようとすると…

    『里菜っ!!』少し大きな声で叫ぶ楓にあたしはビックリし『どしたん?』と振り返った。

    2006-03-15 11:57:00
  • 371:

    里菜

    『昨日言った事…ちゃんと考えとってな』
    と、あたしの目をまっすぐ見て真剣に話す楓の目を、あたしはいつそらしたらいいものなのか分からなかった。

    『うん…ちゃんと考えるよ?』そう言い残すと、あたしは持っていたシャネルのグラサンをかけ『ばいばい』と告げ、楓の家を後にした。

    2006-03-15 12:02:00
  • 372:

    里菜

    中断します?

    2006-03-15 12:03:00
  • 373:

    ぁゅ

    里菜チャン???小説バッチぃけてますэ??読みやすぃしねぇ???ハマってるちぃ?完結マデ頑張ってなぁぁぁ?

    2006-03-15 17:24:00
  • 374:

    里菜

    ぁゅちゃん?
    あゆちゃんありがと??里菜頑張って書きますっ?またちょこ?感想戴けたら、里菜も頑張れるんでいつでも?して下さいねっ?

    2006-03-15 17:41:00
  • 375:

    ゆうき

    いつも楽しみにしてます?優梨ちゃんのと同時進行で読んでます?頑張って下さい?

    2006-03-15 18:10:00
  • 376:

    ゆうき

    こちらこそいつも楽しませてもらって?また覗きに来ますねぇ?

    2006-03-15 19:25:00
  • 377:

    里菜

    ゆうきちゃん?
    また覗きに来てね?
    頑張りまぁ?す??

    2006-03-16 10:15:00
  • 378:

    里菜

    タクシ-に乗り込み、とりあえず優梨に?。
    優『はいはい?』
    里『優梨?今出たで?』
    優『あっほんま!?ほな優梨も出るし、ひっかけで待ち合わせな??』
    里『ほいよ??』

    2006-03-16 10:18:00
  • 379:

    里菜

    『はぁ…』ミナミまでのタクの中、あたしは楓の事を考えてた。
    "なんでホストはみんな付き合うとか−緒に住もとか…そんなんばっかゆうんやろ。"
    あたしはこんな事ばかり思っていた。
    "もうあんな傷みは負いたくないのに…はまってまう前に手を打たんと"
    あたしはそう思った。

    2006-03-16 10:23:00
  • 380:

    里菜

    ひっかけに着き、相変わらず少し遅刻癖のある優梨を待つ。
    今日は日曜なだけにホストも全然いない。だるいキャッチもない。

    すると
    『里菜〜!!ごめ-ん?』とまたまた小走りで優梨がやって来た。

    2006-03-16 10:26:00
  • 381:

    里菜

    里『いいなりよ?それより里菜、腹減った??』
    優『優梨もやて?今日は何食べに行くよ?』
    里『里菜肉食べたい?』
    優『おっいいね??ほんなら龍興やな?』
    里『間違いないな?』

    2006-03-16 10:31:00
  • 382:

    里菜

    龍興とは、ミナミでも超有名な焼き肉屋さん。
    2人で食べに行っても軽く8万らするほどのなかなかやり手な店である。

    (ちなみに、優梨も里菜も食べる量は並です??)

    龍興に着き、馴染みのおっちゃんと軽く会話を交わし、とりあえず生を2つ注文した。

    2006-03-16 10:38:00
  • 383:

    里菜

    −通り注文を通し、優梨と生で乾杯。

    優・里『お疲れ〜い?』
    優『って優梨は何も疲れてないけどっ?里菜はばっちりヤッたんか??』
    里『いや〜?ヤるとかそ-ゆう次元の話やなかったなぁ?』

    2006-03-16 10:40:00
  • 384:

    里菜

    優『へ〜?楓、そんな激しかったんか?』
    里『ちゃ〜うし?あなた何言ってるの?ヤッてないっすよ??』
    優『え〜!!ヤッてないん!!ほな何したんさ?』
    里『ん〜したってゆうかなぁ…ある決断を迫られたって感じ。』
    優『決断?あ〜!!告られたとか?優梨もやて?あの三流ホストめ…?』

    2006-03-16 10:44:00
  • 385:

    里菜

    里『へっ!?告られたん!?あの男ベタやな??』
    優『ベタベタやわ?ってえっ、告られたんとちゃうんかいな?』
    里『ん?告られたってゆ-かぁ…−緒に住も-言われてんやん』
    優『−緒に住も〜!?!?まぢで言われたん??』
    里『うん?まぢで。』

    2006-03-16 10:47:00
  • 386:

    里菜

    優『ほんであんた何てゆったん?』
    里『いや、ちょっと考えさせてって。優梨に聞こ-おもてさ…』
    優『そっかそっか…。』
    里『優梨はど?思う?あたしと楓が−緒に住む事ど?思う?』
    ―優梨、やっぱあんたはあたしの親友やわ。

    2006-03-16 10:51:00
  • 387:

    里菜

    『反対やな。優梨は反対』そう言うと、飲んでいたジョッキをドンっとテ-ブルの上に置いた。

    優『あんたな、今自分の気持ちは誰に向いてる?』
    里『…桜君やな。』
    優『やろ?優梨は、まだ桜の事も忘れられてないあんたに、楓との同棲なんて勧められん。楓をきっかけに桜の事を忘れろ、ともよ-ゆわん。それは何でか分かる?楓がホストやからや。ただでさえ情の入りやすいあんたが楓と住んでみ?その後のあんたなんて目に見えたぁる。そうちゃう?』

    2006-03-16 10:57:00
  • 388:

    里菜

    "ごもっともや…。
    優梨の言っている事は最もな意見やった。
    今、既に情が入りつつあるあたしが、楓と住むとゆう事、それがどれほど後々自分を苦しめる事になるかなんて…自分が−番分かってる事やった。

    今のあたしなら、ホストの1人や2人、もて遊ぶぐらいの器は持ち合わせている。余裕だってある。…だけど、この時のあたしには、そんな器や余裕なんて…なかったんだ。

    2006-03-16 11:44:00
  • 389:

    里菜

    中断します?

    2006-03-16 11:45:00
  • 390:

    名無しさん

    2006-03-16 12:06:00
  • 391:

    里菜

    405さん?
    ありがとうございます?

    2006-03-16 20:25:00
  • 392:

    里菜

    『やっぱそうやんな…』
    あたしは1つ大きな溜息をついた。
    『まぁあくまで優梨の意見やけどな。でも、最後は里菜が決める事やぁゆうても、優梨は今のあんたにそんな余裕なんてないと思う。』
    "間違いないな…"
    『だってあんたが楓の事好きなようには全く見えんもん』と優梨は続けた。

    2006-03-16 20:29:00
  • 393:

    里菜

    『けど、それは間違いじゃないんやで。むしろ正しいわ。自分が"このホストになら金使える"そう思える気持ちだけで十分やん。あくまで【ホスト遊び】やねんで。真剣な気持ちなんていらん。優梨はそんなもんもういらんねん。』
    そう言うと少し悲しい表情を見せた。

    うちら…疲れてたもんな。もうホストなんてこりごり。真剣になるだけあほをみる。んなあほな話あるか?
    ―あたしが愛したホストは桜君、あんたが最初で最後や。

    2006-03-16 20:37:00
  • 394:

    里菜

    里『?。もう気持ち固まったわ。優梨ありがと』
    優『いんや?優梨は全然ええんやで?ほんでちゃんと楓にゆうんか?』
    里『それやね?ん?里菜、そんなんよ-ゆえん?』
    優『やろ-なぁ?まぁ次楓に聞かれた時ちゃんとゆうたらええんちゃうか?』
    里『かな?まぁ出来るだけそ-ゆう空気作らんように持ってくわ?も-里菜わスタ-☆でホスト遊びについていっぱい学ばせてもらう???』

    2006-03-16 20:43:00
  • 395:

    里菜

    優『ほんまそれやで??金なんて腐る程あんねんし、惜しみなく使ったったらえ-ねん??』
    里『ですよねぇ?とりあ明日からやな??けどな?んか楓とか既にNO.1やし使い甲斐ないわ??』
    優『まぁええ男はそんなもんやて?』
    里『かねぇ?ま-ええけど??楽しみ??』
    優『優梨もやて??』

    2006-03-16 20:50:00
  • 396:

    里菜

    あたしには優梨の顔もある訳で、適当に仕事なんてやってられない。
    この時点でのあたしのナンバ-は3だった。
    1はもちろん優梨。2は麗美さんという古株さん。麗美さんとの差なんてないに等しい位まで上り詰めていた。
    今月からあほほど金を使う気でいる。気なんて抜いてられない。

    2006-03-17 00:13:00
  • 397:

    里菜

    〜???〜
    PM4:00のアラ-ムで起床し、1日が始まる。

    クラブで働き始めてからは実家を出、ミナミからタクで5分程の家賃16万円の2LDKのマンションで1人暮らしを始めた。
    実家自体は大好きやし、離れる事は寂しかったけど、それも愛犬のウェンディを連れ、出てきたお陰で寂しさも半減だった。

    2006-03-17 00:24:00
  • 398:

    里菜

    起きると、毎日の様にあたしの腕枕で寝ているウェンディに『おはよ?』と告げ、台所に向かいポカリを飲む。
    これがあたしの日課。
    リビングのソファ-に腰掛け、?を8チャンに回し再放送ドラマを横目に?チェック。
    −通り着信と受信?に目を通し、客よりホストより誰よりも先に?を送る主は優梨。
    これは返信ではなく、起きてから『おはよう?』と?をする事がうちらの恒例行事だった。

    2006-03-17 00:31:00
  • 399:

    里菜

    優梨に?をしてから、客から順番に?を返して行く。
    金山さんからもばっちり?は来ており、18時にミナミのシャネル前で待ち合わせと書いてあった。
    とりあえず風呂に入り、日課の半身浴をし、用意を始める。
    と言っても、メイクは美容院でセット中にする事にしているので、用意なんて早いものだ。

    2006-03-17 00:37:00
  • 400:

    里菜

    クラブで働き始めてから、ブランド物に目がないあたしの身につける物は、カルティエ・シャネル・エルメスの物ばかり。
    カルティエは優梨が好きなので、自然とあたしも影響された感じ?
    まぁあたしの−番のお気に入りは、パシャの?なんだけど?
    これは未だに付けてます?
    魔性の女・りなになんかあたしは負けませんからっ?笑

    2006-03-17 00:42:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
【triangle】…☆☆☆を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。