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俺ら、いくらで買ってくれますか?
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1:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
ようやく夢に見たNO.1にのしあがった。今、あいつらは二人は今何やってるんだろう?
紫苑、ヒカリ。
たまには俺だって感慨深くなるさ。
会いてぇな、お前らに。2005-11-09 22:42:00 -
341:
名無しさん
続き待ってます☆
2006-01-26 18:57:00 -
342:
名無しさん
あげ
2006-01-27 15:13:00 -
343:
りぃ
ガンバってね☆彡
2006-01-31 14:12:00 -
344:
名無しさん
書いてほしぃ☆
2006-02-05 05:57:00 -
345:
名無しさん
これって主!?IPちゃぅくなぃ?
2006-02-05 12:32:00 -
346:
名無しさん
あげ
2006-02-07 14:59:00 -
347:
名無しさん
ipちゃぅしトリップついてなぃから偽やろ★
2006-02-08 16:11:00 -
348:
名無しさん
もし主が違うくてもおもろくなぃ?
2006-02-08 17:07:00 -
349:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
お待たせしてます。
混乱させて申し訳ありませんが、携帯とPCで書いていますので両方主です。
ほんとうに不定期な書きこみですがよければお付き合いください。2006-02-08 17:27:00 -
350:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
傷…疵…キズ…。
切り傷?火傷?あざ?
ヒカリの身体の華奢なラインには無数の傷跡が残っていた。
明らかに故意に誰かにつけられたものだ。2006-02-08 17:30:00 -
351:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
びっくりして声も出せない紫苑に気を使ったのか、ヒカリがシーツで自分の身体を隠す。
「ゴメンな、気持ち悪いやろ??これでもだいぶマシになったんやけどな」
2006-02-08 17:33:00 -
352:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「な…なんでそんな傷…事故とかじゃないよね?誰がそんなこと…女の子なのに」
動揺していた。
聞くべき事なのかそうじゃないかという判断さえ冷静に下せないくらいに。2006-02-08 17:36:00 -
353:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
その晩ゆっくりとヒカリの口からこぼれ落ちる凄惨な言葉と事実に紫苑は自分の耳を疑う。
そんな親がいることに、そんな境遇の人間がいることに、そんな人々がいるということを想像すら出来なかった自分の甘さと無知を疑った。2006-02-08 17:42:00 -
354:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
終始うっすらと微笑みを崩さず、まるで眠れぬ子供にお伽話を聞かせる母親のようなヒカリ。
でもそれはお伽話でなく自分の痛々しい真実。2006-02-08 17:45:00 -
355:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「…人にこんな話が出来るとは思わへんかったわ。やさしい人なんやね、聞いてくれてほんまありがとう」
そんな事…。
不意に涙が伝う。2006-02-08 17:48:00 -
356:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
あふれる涙は止まらない。嗚咽を堪えられない。
自分がなぜ泣いているのか、なぜこんなに悲しいのか。
紫苑にはよく分からなかった。2006-02-08 17:50:00 -
357:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
気が付くとヒカリの腕に包まれていた。
優しく暖かい体温。
ヒカリの中でぐちゃぐちゃになるまで。
涙がシーツに大きなしみを作っていた。2006-02-08 17:53:00 -
358:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
翌月、二人は家を出る。
幸いなことに綺麗な容姿の紫苑にはいくらでもめんどうを見てくれる人がいた。自分の身体を売ること、それでヒカリをもう誰にも傷つかせないように守りたい。2006-02-08 18:04:00 -
359:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
どんな事をしても。
ヒカリを守っていかないと。
あれから二人に身体の関係はない。
彼女でもない。2006-02-08 18:06:00 -
360:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
愛情、敬愛、保護。
紫苑にとってヒカリは聖母のような存在だった。
マリアさまを守る騎士になりたい。2006-02-08 18:08:00 -
361:
名無しさん
また待ちぃ?
2006-02-09 19:19:00 -
362:
名無しさん
http://vl-o-l.jp/gaogaojgmjgp/
2006-02-09 22:51:00 -
363:
名無しさん
あげ
2006-02-12 00:54:00 -
365:
名無しさん
待ってます
2006-02-20 13:14:00 -
366:
?ヒメ?
これホンマぉも∪ろぃ??一気に読みま∪た??
続き楽∪みに待ちます?2006-02-24 09:58:00 -
368:
名無しさん
あげ
2006-02-25 22:47:00 -
369:
名無しさん
おもしろい!
2006-02-28 11:13:00 -
370:
名無しさん
気になる!
2006-02-28 22:31:00 -
371:
名無しさん
あげ
2006-03-01 10:58:00 -
372:
名無しさん
?????しおり????
2006-03-02 05:33:00 -
373:
トウヤ
毎度毎度お待たせしています。
それでもこんな風にみて下さってありがとうございます★2006-03-02 06:22:00 -
374:
トウヤ
>369の続き
二人で住むのには狭くて汚い1DKの部屋。
戸惑いながら。手探りながら。2006-03-02 06:24:00 -
375:
トウヤ
「ヒカリ〜帰ったよ!」
「お帰り〜今日なスーパーで豚肉安かってん。紫苑生姜焼き食べれるやんな??」
「好きすき!!おいしそうじゃん、いただきま〜す…」2006-03-02 06:26:00 -
376:
トウヤ
「……なにこれ」
「いや生姜焼きや言うてたやん、むしろそれ以外何に見えるん?」
「違うよ!なんかタレが!!関東の生姜焼きは甘辛いタレじゃなくてシンプルに塩コショウと生姜のみで味付けるんだよ〜」
「そんなん邪道やん。この甘辛いタレがあってこその生姜焼きやろ!」2006-03-02 06:29:00 -
377:
トウヤ
たわいない会話の幸せ。
家に帰ると普通の同棲カップルみたいな平凡な毎日。
贅沢なわけでも華美なわけでもない。
2006-03-02 06:31:00 -
378:
トウヤ
ただ違っていたのは、彼の職業が「若いツバメ」でそして彼らは恋人同士でない、という事。
それでも騎士は忠実に聖母を守るべく歯を食いしばって耐える。
2006-03-02 06:33:00 -
379:
トウヤ
男色のヤクザ。
3Pじゃないと満足出来ない風俗嬢。
小水を飲む奥様。2006-03-02 06:35:00 -
380:
トウヤ
紫苑の客はひと筋縄ではいかない客ばかりであった。
1時間2万円。
それがその時の紫苑の「値段」
2006-03-02 06:37:00 -
381:
トウヤ
2万円をくれる人ならすべての人がお客様。
嫌もクソもない。
それでも家に帰ると安穏とした空間がある。
親元にいた時と比べると忙しく嫌な仕事をしているのに関わらず、心はひどく穏やかだった。
2006-03-02 06:40:00 -
383:
名無しさん
トリップなし、偽物だ?
2006-03-04 02:01:00 -
384:
↑
PCと携帯使ってる言ぅてたし偽か分からんゃん☆
2006-03-04 06:23:00 -
388:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
見てくださってありがとうございます。↑のかたがおっしゃってくれたように、PCと携帯で書いているのでトリップ付いてないときもありますが、御了承ください。
2006-03-04 18:10:00 -
389:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「きゃぁぁぁぁ…ッ!!」
狭い部屋にヒカリの悲痛な叫びが響く。
「大丈夫、大丈夫だから!ヒカリ!僕が横にいるから!!」2006-03-04 18:10:00 -
390:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
ヒカリは真っ青な顔でガタガタ震え、額には汗がにじみ出ていた。
何度目だろうか。
突然フラッシュバックのように悪夢にうなされる。2006-03-04 18:12:00 -
391:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
それでも今日はマシなほうだ。
何日か前など気付くのが少し遅れ、ヒカリは包丁で自分の太ももに何ヶ所も痛々しい傷を作っていた。
2006-03-04 18:15:00 -
392:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
こんな遠い場所にいてなおヒカリを傷つけるのか。
ヒカリをここまで追い詰めた奴らに、そしてこれ以上救うすべのない自分自身がやるせなくてしかたなかった。2006-03-04 18:18:00 -
393:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「なぁ、紫苑話しあるねんけどちょっといい?」
もうすぐ日の落ちそうな午後。窓からはこの街で一番大きなタワーが夕日を浴びてより一層赤く染まる。2006-03-04 18:21:00 -
394:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「改まってどうしたの?」
そう言いつつも嫌な予感がする。
「仕事の事なんやけど…あたし紫苑がどういう事してあたしを養ってくれてるか知ってるねやん」2006-03-04 18:23:00 -
395:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
思わずうつむく。
ヒカリには仕事の事を一切告げていなかった。
それはもちろん、ヒカリに罪悪感を与えたくなかったからだ。
賢しいヒカリの事。事実を知れば身を退くだろう。2006-03-04 18:25:00 -
396:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
何としてでもそれだけは避けたかった。
ヒカリのためでもあるし、紫苑自身のため。
せっかく生きる糧を意味をもらったのだ。
2006-03-04 18:27:00 -
397:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
ヒカリを護りたい。
何かをしたいなんて気持ちになれた事が紫苑にとっと奇跡。
それがなくなればまた元通りだ。2006-03-04 18:29:00 -
398:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「僕自身が僕の意志で、ヒカリを護りたいと思ってるんだ。そのために手段を選ぶつもりはない」
「……なんであたしのためにそこまでしてくれるんか、よく分からへんねん」2006-03-04 18:31:00 -
399:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「でもな、一つ覚えてて欲しいんが、紫苑があたしの事をそう思ってくれてるようにあたしも紫苑のこと思ってる」
「……ヒカリ」2006-03-04 18:33:00 -
400:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「それにな、ずっと考えててん。あたしもこんな体治したいんやんか。この先ずっと自分自身に傷つけられて、生きたくない………だから…あたしも働く。ショック療法や」
2006-03-04 18:37:00 -
401:
まゆみ
しおりん?
2006-03-04 20:54:00 -
406:
名無しさん
更新待ってます?続き読みたいです??
2006-03-08 14:40:00 -
407:
名無しさん
あげ★
2006-03-12 23:15:00 -
408:
名無しさん
書いて
2006-03-16 17:08:00 -
410:
名無しさん
…
2006-03-17 14:08:00