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1:
◆8x8z91r9YM
「一夜の夢見せます」
2006-01-11 00:11:00 -
129:
◆8x8z91r9YM
いつも行くコンビニにその日も行った。
何気なく飲料水売場である一人の大学生らしき女の子が
ドサドサッ…「きゃっ」僕とぶつかってカバンを落とした。女の子が落ちて床にちらばった物を急いで拾う姿に「あっ、すいません!」僕は慌てて床に転がった教科書やノートを拾って渡した。2006-01-12 13:19:00 -
130:
◆8x8z91r9YM
薄いメイクの女の子の目が合った。「すいません。ありがとうございました」控えめな笑顔で僕の手から教科書とノートを取りカバンに直して一礼してペットボトルのジュースを手に取りレジに行った。
なんかすっげぇ新鮮。。彼女から朝の匂いがした。僕は…夜の匂いがする…
これが彼女との出会いだった。2006-01-12 13:23:00 -
131:
◆8x8z91r9YM
ふと思えば恋愛…まったくしてない…。店と家の往復だなぁ。私服買ったのいつやろう…タクシーに乗りながら外を歩く人達をサングラス越しに見る。
仕事で必要な物にお金をかけてるけど、プライベートな時間にお金をかけていない。貯金をこつこつしているし実家に仕送りもしている。2006-01-12 13:28:00 -
132:
◆8x8z91r9YM
彼女…ほしいな。…ブランドとか興味ないさっきのコンビニにいた子みたいな人がいいなぁ…手料理食べたいなぁ…。
はぁ…。
ぼぉっと考えてる間僕の携帯は胸ポケットで絶えず震動しては止み、また震動の繰り返し。
ほっといてほしい時もあるのに…2006-01-12 13:35:00 -
133:
◆8x8z91r9YM
気付かないうちに、気持ちに余裕が少し出てきていて、プライベートの事まで考えれるようになった。
半年という間ひたすらに仕事の事だけ考えていた。ちょっとは成長できてんのやなぁ。
2006-01-12 13:48:00 -
134:
◆8x8z91r9YM
僕は北国で生まれた。
それを知ってるのは店長とオーナーくらいだ。
ヒカルという人間は出身はお客さんには神戸と言ってある。もちろん何を聞かれても答えれるように調べまくった。
まだ一度も足を運んだ事はないけど…そのうち行くよ…面倒だけどね。2006-01-12 14:03:00 -
135:
◆8x8z91r9YM
人から言われる
――綺麗な顔――
鏡に映る自分の顔をじぃっと見て変な顔をして自分で吹き出した。「はははっ!」こんな姿絶対見せれないよな。客は僕の便したりする姿が想像できないらしい。普通にしますよ。2006-01-12 14:06:00 -
136:
◆8x8z91r9YM
作り上げたヒカルという人間から、
芹沢 海―せりざわ うみ―という人間に変わる。芹沢海は、面倒くさがりで人に興味があまりない。寝るのが大好き。2006-01-12 14:10:00 -
137:
名無しさん
ヒカルという人間は
妖艶に微笑み目を見つめるのが得意。
女心をよくわかっていて、物知りだけど嫌味がない。オーダーした香水はヒカルに変身するための道具。
芹沢海は、面倒臭がり。その一言でまとめれる。2006-01-12 14:17:00 -
138:
◆8x8z91r9YM
分かってる、一息つく時間作るべきだって。
本当の僕を見てくれる誰かがいなくて気貼りっぱなしじゃいつかヒカルに居場所とられて、芹沢海がいなくなってしまうって。
そうはなりたくないんだ。2006-01-12 14:27:00 -
139:
◆8x8z91r9YM
「ヒカル?どないしたん?」寿司屋のカウンター。客と食事中僕はついぼぉっとしてしまった…いかんいかん!ヒカルヒカルヒカルヒカル!!気持ちを切り替えてお客の顔を見て「うまいなぁ」そう言うと客は微笑んだ。2006-01-12 14:34:00 -
140:
◆8x8z91r9YM
この客明美はもともとはミツルさん口座。僕口座になってから一ヵ月が経った。チーフいわくホスト狂いらしい。ソープで働きホストに貢のが好きらしい。
「そうや!ヒカルに教えたるわ!ミツルの事」耳元で明美は得意気にそう言った。「いいよ…そういうのは人に言っちゃだめやで?」僕からの制止を聞こうとせず明美は
「ミツルなぁ春菜って彼女おんねん」そう言って酒を飲んだ。僕は驚いて明美の顔を見た。2006-01-12 14:41:00 -
141:
◆8x8z91r9YM
「え?春菜?」僕はつい聞き返してしまった。
「そやで、大学生のお嬢さん☆調べて分かったんやけどな、ヒカル知らんかったん…って店則で決まってるしミツル自分の事隠すタイプやもんな、分かるわけないか」2006-01-12 14:45:00 -
142:
名無しさん
「夜遊びで今春菜が話題やで笑!まぁヒカルにだけ教えるけどうちが書き込みして写メのせてん!うちがヒカルを一番にしたるからな」
「調べたって…どうやって?」「は?そんなん探偵使ったに決まってんやん笑。常識常識♪」
こいつ…頭おかしい…寒気がした。本気で恐くなった。2006-01-12 14:50:00 -
143:
◆8x8z91r9YM
ダメだ…平常心平常心!
話題を変えなきゃ。
「そろそろ出よっか…」そう言うと明美は時計を見て「本間やぁ!もうこんな時間…いこっか」そう言って会計した。2006-01-12 14:54:00 -
144:
◆8x8z91r9YM
休憩します。
書き込みよろしくっす2006-01-12 15:02:00 -
146:
名無しさん
ぉもしろぃ?
2006-01-12 17:45:00 -
147:
◆8x8z91r9YM
この事は黙っておくべきか…店長に相談すべきか…
この世界には、〔つきもの〕だよな…そんな事でミツルさんが潰されるわけない。これでつぶされたら例え本当の事だとしても所詮その程度。
うん。そうだ。そうだよな2006-01-12 17:45:00 -
148:
名無しさん
書いて((+_+))気になる(。・_・。)ノ
2006-01-12 17:52:00 -
149:
◆8x8z91r9YM
明美は三階フロアで飲む。一度一緒に席まで行くとヘルプが来て、二階のオフィスに行く。
オフィスにはNO2のリュウジさんが居て僕は挨拶した。
「おはようございます」「おぅ。おはよう…同伴か?」りゅうじさんは携帯をいじりながらそう言った。
「はい。明美さんです」「そうか…今月同伴頑張ってんな☆」2006-01-12 18:31:00 -
150:
◆8x8z91r9YM
「明美には気つけろよ」ぽんっ
ソファから立ち上がりそう言って僕の肩に手を置いてからリュウジさんがドアを開けてオフィスを出ようとした時「おぅっ!りゅうじぃ☆おっはぁ」ミツルさんが入ってきた。
「はよぉございまぁす」リュウジさんはそう言って店内に戻りオフィスに僕とミツルさんだけになった。2006-01-12 18:35:00 -
151:
◆8x8z91r9YM
「おはようございます」ミツルさんに挨拶するとミツルさんは笑顔で「おぅっ!おはよう☆久々やなぁ話すんの」そう言いながらロッカーにミツルさんはコートとサングラス、エルメスのカバンを入れてから香水をふった。
やっぱかっこいいなぁ。華があるよな。
「はい。あの…ミツルさん…」僕がそう言うと鍵をかけた後ソファに座ったミツルさんが「ん?…何?」そう言った。2006-01-12 18:40:00 -
152:
◆8x8z91r9YM
「明美さん…の事で」「ん?明美の事?あぁ口座変えしてはったなぁ☆何?お前気にしてたんか?」
タバコを吸いながらそう言って笑った。
「そんな事いちいち気にしてたらなぁ仕事やってられへんぞぉ笑!気にすんな気にすんな笑☆」カチャ
チーフが入ってきた「ヒカル!早く三階に行け」そう言ってドアをしめた。2006-01-12 19:08:00 -
153:
◆8x8z91r9YM
そう言われ僕がオフィスを出ようとした時。
「お前はいずれ俺より遥かにすごくなる…客が口座お前にするのなら俺は本望や」ミツルさんがそう言った。
「えっ?」振り返った時ミツルさんの横顔が淋しそうに見えた。2006-01-12 20:16:00 -
154:
◆8x8z91r9YM
王座を譲る時期はそう遠くない。
ミツルさんはあの時確信したんやと思う。
夜遊びの一件でつぶされたんじゃなく、俺に注目しはじめた雑誌やテレビ。そう…いつまでも華麗に咲き続けてはいけない。2006-01-12 20:22:00 -
155:
◆8x8z91r9YM
ホスト雑誌だけじゃなく、ファッション雑誌にまで出ていたりもした。
僕が入店したのはその後。だから直接ものすごさを知らないけど、店のオフィスにある雑誌や、入店三ヶ月までレンタルされるスーツを見れば何となくは分かる。2006-01-12 20:32:00 -
157:
◆8x8z91r9YM
あの日は三月月末なのに雪が降った。さらさらの粉雪。
入店して7ヵ月。とうとう俺はトップになった。2006-01-12 20:40:00 -
158:
◆8x8z91r9YM
売り上げ俺2500万 ミツルさん2000万。
俺はうれしかった。店長からほめられた。ミツルさんからもほめてもらえた。
けど、別れもおとずれた。2006-01-12 20:44:00 -
159:
◆8x8z91r9YM
オーナーが花束を持って二階店内に入ってきた。店内にいたホストも役職もボーイも総立ち。オーナーを見たのは二度目だった。
店内に緊張がはしる。
一体何が始まるんだ?2006-01-12 20:47:00 -
160:
◆8x8z91r9YM
「みんな今月もよう働いてくれたなぁ!ごくろうさん。おっ、ヒカル一位おめでとさん!ははっ」周りから拍手され俺はオーナーに一礼した。
「ミツルもおつかれさんやったな…ほれ、受け取れ」オーナーからミツルさんにでっかい花束が渡された。何で花束なんやろ?2006-01-12 20:52:00 -
161:
◆8x8z91r9YM
「みんなミツルは今日で7を辞める」
―――?!―――
オーナーの言葉に動揺する従業員。役職の人達はうなずいていた。2006-01-12 20:55:00 -
162:
◆8x8z91r9YM
「ミツル…今まで本間によう頑張ってくれたな…お前は俺の自慢やし誇れる人間や…」オーナーが優しく微笑みミツルさんの肩に手を置くと、あのミツルさんが涙を流し「5年間本当にお世話になりました!」深く頭を下げた。それにつられ涙を流す従業員がつぎつぎに拍手しだした。
2006-01-12 21:00:00 -
164:
◆8x8z91r9YM
俺は…俺には…やっと掴めたと思った地位がこの指からするりと涙も誘わず擦り抜けていく…そんな気がした。
ミツルさんから握手され「今日からお前がうちの看板だ」そう言われた。たかが半年たらずの俺が「看板」?3年間ずっと2位だったリュウジさんはどうなるんだよ? ふと視線を感じて見てみるとリュウジさんと目が合った
恨みのこもった目。2006-01-12 22:58:00 -
165:
◆8x8z91r9YM
そう
本当の王座に座る大変さはあの瞬間から始まった。
全てが始まった。2006-01-12 23:01:00 -
166:
◆8x8z91r9YM
その日の夜、夜遊びサイトがパンクしたらしい。
告知もせず、辞めたミツルさんの話題。
それは俺も正直不思議だった。普通前もって告知して最後はぱぁっとパーティするもんだとばかり思っていた。
ミツルさんは嵐のように突然現われ伝説をつくり、幻のようにキラキラしたまま7から姿を消した。2006-01-12 23:06:00 -
167:
◆8x8z91r9YM
明美さんは自分がミツルさんを潰したと自慢気に話していたが、そんなわけはあるわけがない。
ばかばかしすぎて真剣に聞いてられへん。
ミツルさんの大量の口座客は見事に散らばった。俺口座になった客もいればリュウジさんやふみやさん口座にした客もいるし、他の店に流れた客もいた。2006-01-12 23:10:00 -
168:
◆8x8z91r9YM
俺は、いきなり消えた目標。
正直腑抜けした。入り口に貼られるランキングの一位の所に妖艶に微笑む自分を見てもしっくりこない。
ビルの中の吹き抜けにかけられた巨大ポスターはすぐに撤去されたみたいで何だか心に穴があいたみたいだった。2006-01-12 23:15:00 -
169:
◆8x8z91r9YM
オフィスのロッカーも指名グラフからも『ミツル』という名前がなくなり、ミツルさんがよく座っていたオフィスのソファは冷たくただそこにあった。
俺…何やってんやろ。2006-01-12 23:20:00 -
170:
◆8x8z91r9YM
なぁ、ヒカル?
お前本間に俺をぬいたな!2006-01-12 23:23:00 -
171:
◆8x8z91r9YM
昼間のホスト街。7ビルの前で立ち止まるスーツ姿の男がいた。
「裕二?どうしたの?」女が振り返り男の元へ駆け寄ると男は微笑み「ほら、ここが7ビル!春菜初めて見るやろ?」指差した。
目の前にどかんと立ち構える7ビルを見上げ春菜は
「うん!初めて!へぇすごいやん!ここで裕二一番やったんやなぁ」そう言うと裕二が笑った。
「そう!伝説のホスト、ミツル!ははっ」2006-01-12 23:30:00 -
172:
◆8x8z91r9YM
【MITSURU STORY】ENTER?
YES2006-01-12 23:33:00 -
173:
名無しさん
「はぁ?日本初?俺そ〜いうの興味ないんで」土曜の夜の三の宮のショットバーでいきなり黒スーツ二人に声かけられた。
「興味なくていいから一度見て決めてくれ!ビルは大阪にあるから迎えに来させるし」名刺を渡された。
桜井若。わか?変な名前やな笑!
これがオーナーとの出会いやった。2006-01-13 00:09:00 -
174:
◆8x8z91r9YM
黒服二人去った後、連れが俺のもとに来た。
「何あいつら?これもんか?」「いや…何か来月からオープンするクラブの従業員をスカウトしにわざわざ大阪から神戸にきたらしい」名刺を破ろうとしたけど、何かジーパンの後ろポケットに入れた。2006-01-13 00:13:00 -
175:
◆8x8z91r9YM
ホストなんて俺には向いてない。第一ばばぁとやらなあかんのやろ?
無理!どついてまいそうやわ。しかもただでさえチャラチャラしとんのにや、仕事までチャラチャラ…って俺今何もしとらんやんけ仕事。2006-01-13 00:15:00 -
176:
◆8x8z91r9YM
何しても長く続かない。気付けば中卒。職歴パチンコ。って職歴ちゃうやんけ!女は好きやけどデブとぶっ細工は嫌い。ふらふらしながら、もう二十歳になってもた。お先真っ暗。今日が大事。ははっ、俺ってきもっ
2006-01-13 00:23:00 -
177:
◆8x8z91r9YM
朝方家に帰る。俺ん家団地。
オカンは、朝っぱらからガミガミ俺にどなってきたから壁パンチ!あ〜あ。また壁に穴あいてもた。きったねぇ。鏡に映る自分の顔。自分で脱色した髪に、あごにはひげ生やして、黒い肌。う〜んサーファー!2006-01-13 00:28:00 -
178:
名無しさん
ジーパンのポケットから名刺を出して布団に寝転がりながら名刺を眺める。
…ホストねぇ…日本初ねぇ…ビル全部が店で…来月オープン…大阪の寮…う〜ん
寝よっ!2006-01-13 00:33:00 -
179:
名無しさん
「でっかぁぁ!!」お迎えのベンツにもびびったが、ビルの外観にもびびった。「白いし!」俺がビルの外で叫んでると迎えに来てくれた、セバスチャン←俺が今つけた名前。がくすくす笑いながら「さぁ、中入りましょう」そう行って俺をビルの中に入れた。2006-01-13 00:46:00 -
180:
◆8x8z91r9YM
そう。結局来てしまった。電話先でオーナーはなんだか喜んでいた。俺ごときに喜ぶ意味が全く分からない。
ビルは新しい匂いがした。何かわくわくする。このビルの中で働きたくなってきたぜ!2006-01-13 00:49:00 -
181:
◆8x8z91r9YM
チ〜ン。
二階に付いた。うおっ!何かテレビで見たことあるようなでっかい扉やんけ!エレベーターを降りて扉の前まで行くとセバスチャンがばかデカイ扉を開けた。俺、シンデレ〜ラ?!2006-01-13 00:55:00 -
182:
◆8x8z91r9YM
真っ白なばかデカイ部屋の真ん中にオーナーと男前が二人いた。
「どうぞ」セバスチャンがそう言う。俺は真っ白な中に入っていく。そしてそこにいる男前二人と目が合う。2006-01-13 00:58:00 -
183:
名無しさん
なぁ、ヒカル
お前の名前決めたのには理由があったんやぞ。
ヒカルって名前の理由。
2006-01-13 01:06:00 -
185:
名無しさん
ぉもしろぃですね♪これからもどん?書いちゃってくださぃ☆続きが早く読みたいでぇす〇(*≧∀*)ο
2006-01-13 02:02:00 -
186:
名無しさん
ミツルがL|なくなった時こっちまで寂∪くなリまし+ニ(;_;)読んでるので頑張って下さL|☆★
2006-01-13 02:28:00 -
187:
???
読んでます??
あんまり書き込みすると読む時邪魔になるかなって思って…?完結までぜーったい読むんで頑張って下さいね?楽しみにしてます? 今一番はまってます???2006-01-13 03:30:00 -
188:
あや
カナリ好きです???
2006-01-13 03:33:00 -
189:
名無しさん
へたやなー…
2006-01-13 03:41:00 -
190:
名無しさん
続き楽しみ?
頑張って最後まで書いてね(p′V`★)2006-01-13 03:45:00 -
191:
?紫乃?
毎日読ませてもらってます??完全にハマってます??場面背景が浮かんで来るのがよく分かります?頑張って下さいッッ??
2006-01-13 07:07:00 -
192:
◆8x8z91r9YM
「来月のオープンまで今日から研修するから、とにかくこのノートとこの研修本を毎日持って来てきっちり頭に叩きこむこと!」入店が決まった次の日俺は大阪にある寮に引っ越した。
寮って言ってもごっついマンション。オーナーの所有するマンションらしく地方から来た100人近い奴が住むらしい。マンションの門前に警備員二人、門をくぐるなんかごっつい庭と噴水。そして一階がごっつい広いロビーになっとって、二階にジム、三階事務所。
ってかさぁこんな男前ばっかりよう集めたなぁ…。俺いっちゃんぷ〜やんけ。2006-01-13 11:54:00 -
193:
◆8x8z91r9YM
「今ここ二階フロアにいるのは50人。地方や神戸東京からオーナーや私黒川が、スカウトした素人。三階に50人地方で売れてたホスト。四階に20人。ここ大阪で売れてたホスト。全部で120人!同じように研修するからよろしく」えぇっ?!ひゃっひゃっ120人?!おっとこまえが?!
俺絶対指名なんか無理やん。2006-01-13 12:07:00 -
194:
◆8x8z91r9YM
研修本とやらをぺらぺらめくってみてびびった。
これホストちゃうでぇ!学校?!字ばっかやん( ̄□ ̄;)!!わぁぁぁ!
めくってもめくっても字まみれ。最初にオーナーの歴史みたいなんが書いてあって芸能界やあらゆる業界と交流してるらしくなんかごっつい人やって事がわかった。
勉強嫌いやのになぁ〜今から一ヵ月近く研修かよ…はぁ。2006-01-13 12:13:00 -
195:
◆8x8z91r9YM
なんか店長さんとやらが、ひたすらべらべらしゃべっていて、おきょうに聞こえてきたぁぁ。
「はぁ…」ため息をついたのは俺じゃなく隣に座ってる奴。
そいつと目が合った。
そう、それがヒカルや。のちに俺と売り上げ競う事になる奴!ははっ☆なっつかすぃ〜2006-01-13 12:17:00 -
196:
◆8x8z91r9YM
一時間程何か店長がひたすら、話して、その後一時間研修本を読む時間と自由時間が設けられ、俺は隣にいたため息ついた奴に話し掛けた。
「どっから来たんすか?」「俺?東京だけど…そっちは?」何か俺とは雰囲気全くちがうくて、綺麗な顔してる
「神戸です☆あっ、ミツルって名前なんで!二十歳です!よろしく!」俺がそういうとそいつは微笑み
「同じ年☆俺ヒカルです!よろしく」俺とヒカルは握手した!かっかっかっけぇぇぇ!かっこよすぎぃ!2006-01-13 12:25:00 -
197:
◆8x8z91r9YM
その後いろんな奴と仲良くなり知らないうちに10人くらいでわいわい話したりしていた。みんな男前!身長だってみんなほぼ180近くある。
研修本は遊び半分で適当に目を通した程度。へへっ☆
その日はとりあえず顔合わせ程度で夕方まで店にいて寮に帰った。店から少し離れた所にあって送迎車が何台も何人かずつ積んでマンションまで送ってくれた。2006-01-13 12:34:00 -
198:
名無しさん
研修の間は朝晩食事付き。マンション八階の食堂というかレストランみたいな店で決められたメニューを食べるらしい。昼は店で出される弁当だってよ。
このマンションごっつすぎ!
あっ、九階はスーツ屋とエステがあり、エステ入店三ヶ月まで無料。脱毛とかもやってるらしい。
食事は栄養を考えたメニューが出されとにかく飲み物は水。朝はココア。甘いのが嫌いな奴は水。2006-01-13 12:43:00 -
199:
◆8x8z91r9YM
次の日から10人ずつグループを決められ研修がはじまった。
人間ドックにもいきました。
俺の自慢のヒゲは見事に剃り落とされ、髪は栗色に染められ何か雑誌に出てくる流行りの髪型にされ、眉毛も髪の色に合わせ染められた。爪はエステできれいに整えられ日が経つにつれなんだか俺は男前みたいになってきた。2006-01-13 12:48:00 -
200:
◆8x8z91r9YM
毎日二時間ジムで運動もさせられ、わっけのわからん女性雑誌や心理学の本とかも読まされた。
話し方の特訓、接客の心得、おしぼりの渡し方、あっ、歯医者にも通わされた。親不知ぬいたで!虫歯も治した!2006-01-13 12:52:00 -
201:
◆8x8z91r9YM
研修中俺のグループの奴は誰も弱音を吐かず楽しみながらやってた。
俺は、とにかくよく怒られた。あっ、喧嘩もした。そりゃ若い奴の集まり。喧嘩だってあるやん。そのたび店長から怒鳴られたっけ笑。そんでもって店長にも切れた!そして俺は罰を受けた!まぁクラブ7の名誉のため内緒やけどな笑!泣く子も黙るさ!2006-01-13 12:58:00 -
202:
◆8x8z91r9YM
「なぁミツル?お前何位くらいに入りたい?」夕食の為レストランでヒカルと後、マナブ、アキヤ、サトシ、シンゴとかまぁ同じグループの奴10人で飯食ってる時、同じテーブルにいたヒカルが言いだした。2006-01-13 13:13:00 -
203:
◆8x8z91r9YM
「ん〜そうやなぁ…俺はなぁ「俺、一位になる」
ヒカルがそう言った瞬間俺のグループの奴がし〜んとした。俺もびっくりした。
マナブ「じゃあ俺も一位!」サトシ「じゃあじゃあ俺も!」シンゴ「ちょお!俺も!」次々に一位宣言をしだして俺が立ち上がった。
「俺が一位になる!」そうでっかい声で言って座るとみんな笑いだした。2006-01-13 13:20:00 -
204:
◆8x8z91r9YM
シンゴ「ないない!いっちゃん問題児のミツルはケツから一位笑」リョウ「客にキレて、暴れて首やろ笑」みんな手たたいて笑いだした。
ヒカルも笑ってやんの。俺むかついてテーブルに八つ当り
ガーンッ!!
「ほらな!すぐキレる」また笑いだしやがった。なんちゅう奴らや!俺がすねてると。2006-01-13 13:25:00 -
205:
◆8x8z91r9YM
「いよいよ明後日からだな」
ヒカルがそう言った。周りの笑ってた奴等もうなずいた。俺はすねたまま。「どうせやるならさぁ、伝説作らないか?」ヒカルの言葉にみんな興味をしめす。2006-01-13 13:28:00 -
206:
◆8x8z91r9YM
「日本一の店で売り上げ一億上げよう。しかもここにいる俺達の中の誰か」
2006-01-13 13:30:00 -
207:
名無しさん
まだ希望に溢れていた、たかが二十歳そこらの俺たちは本当の大人の世界を何も分かっちゃいなかった。
世の中甘くみすぎてたんだ。
だから俺はなおさらあの時の約束をこの手で掴み取った。それは俺一人じゃなく消えてった仲間と掴み取ったんや。2006-01-13 13:35:00 -
208:
◆8x8z91r9YM
なぁヒカル?
今、お前の視界に映る世界はなぁ、簡単にあまりにも簡単にお前の前から崩れ落ちる。
だからな、王座に座り続けろ。どんな暗やみでも光りつづけろ2006-01-13 13:40:00 -
209:
名無しさん
????????????
2006-01-13 13:42:00 -
210:
にゃんこ
めっちゃオモロイ!早く続きが読みたい(>_
2006-01-13 13:48:00 -
211:
◆8x8z91r9YM
あれ?
今、ミツルさんの声がした気が…
振り返るとどっかの店のホストと目が合った。2006-01-13 13:50:00 -
212:
◆8x8z91r9YM
ミツルさんの声は、酒焼けしていてガラガラ声。ハスキーボイス。
あれに憧れて必死に声枯らしたけどすぐ元に戻った。あの人が去って一年半しか経ってないのに、もう何年も前の事のように思える。
会いたいなぁ。2006-01-13 13:54:00 -
213:
◆8x8z91r9YM
「いしや〜き〜いも〜ぉぉぉおいもぉぉ〜いもいもぉぉ〜いもいもいもいも〜まだまだいも〜」
ぎゃはははは!
みんなが手叩いて大笑い。俺にんまり顔☆2006-01-13 13:56:00 -
214:
◆8x8z91r9YM
「ミツルの声って客うけ絶対悪いでぇ!何だよその顔!あはははは!腹いってぇ」研修最終日。夕食の時間。
俺のこのガラガラ声を使って物真似披露していた。ポーカーフェイスなヒカルも吹き出した。あ〜ぁおもろっ☆2006-01-13 14:01:00 -
215:
◆8x8z91r9YM
「じゃあ店長の真似☆おい!ミツルゥ人の話は目を見て聞けって言ってる先からいしやぁぁぁきぃぃいもぉぉ〜黒川ぁの顔はぁこんな顔ぉ〜」
ぎゃははははは!!みんな大笑い!涙流して笑ってやがるよ?へへへっ!2006-01-13 14:05:00 -
216:
◆8x8z91r9YM
「誰の真似だって?」
後ろから声がしたので振り替えってみると、そこには店長が立っていた。ぎゃぁぁぁぁ( ̄□ ̄;)!!
みんな黙って飯食ってるし!最悪やんけっ!
「はぁ…お前は小学生レベルやなぁ本間に」ため息まじりに店長がそう言った。2006-01-13 15:29:00 -
217:
◆8x8z91r9YM
そう言いながら俺が座ってたテーブルの椅子に座ってタバコを持った。
カチッ!!
そこに居た俺含めて10人全員が一斉にライターに火を付け差し出した。
店長がヒカルに指差しグーッドのマークを指で見せヒカルの付けた火でタバコに火を付けた。2006-01-13 15:35:00 -
218:
◆8x8z91r9YM
くっそ〜。みんな席に戻る。店長が口から煙をだしながら「このグループからはヒカルにしようかな」
そう言いだした。
ヒカルが店長の顔を見ると店長がヒカルを見ながら「明日雑誌撮影するから10時に7ビル五階に来い」2006-01-13 15:40:00 -
219:
◆8x8z91r9YM
スタート、俺らグループの中でヒカルがいきなり先頭を走りだした。
くっそ〜うらやますぃかぎりっす!2006-01-13 15:58:00 -
220:
◆8x8z91r9YM
「い〜な〜雑誌い〜な〜!ヒカルいいなぁ」店長が去った後、俺はひたすらそう言っていた。
「諦めろミツル!ヒカルにはかなわないよ」水を飲みながらツヨシがそう言った。俺らグループん中でも一番男前やし物覚えいいしまぁ仕方ないっちゃあ仕方ないかぁ、はぁ。
ヒカルは研修本を読みながら「たまたまだよ」そう言ってタバコを持った。
カチッ
…あれ?
「ば〜か。ライター反対だよ」ヒカルがそう言い自分で火つけた。2006-01-13 16:06:00 -
221:
名無しさん
略∞
カチッ
…あれ?
「ば〜か。ライター反対だよ」ヒカルがそう言い自分で火つけた。2006-01-13 16:07:00 -
222:
◆8x8z91r9YM
こんなんで本間大丈夫なんか。。。?。。。頑張れ!俺!
まぁあの後、他のグループの奴と喧嘩したんだけどな笑☆そして店長に「お前はパネルもださへんぞ?!ぼけっ!」そう言われちゃったわけだ。自分で自分励ますしかないよな。2006-01-13 16:11:00 -
223:
◆8x8z91r9YM
「うおぉぉぉっ!俺さぁ俺さぁホストみたいやん!すっげぇ!おぉっ!お前等もかっこえぇな!」開店当日夜9時。スーツ姿の仲間達が集まった。店から20人美容師がマンションのレストランに来て一人一人セットしはじめた。2006-01-13 16:15:00 -
224:
◆8x8z91r9YM
「お前は馬鹿か?ホストなんだよ今日から俺達っていうかここにいる全員」マナブがそう言うと他のグループの奴等が
「よろしくな!」そう言ってきた。俺と喧嘩した奴。そうか仲間だもんな!「おぅよ!ははっお前なかなかかっこええやんけ☆」俺が言うと「お前もな笑!はは」なんか知らんけど抱き合った。2006-01-13 16:20:00 -
225:
◆8x8z91r9YM
そう、こいつがナリシ!のちに7の二階チーフとして働く藤沢ナリシ!
一応こいつもホストとして最初7で働いてた。よく喧嘩したなぁ。2006-01-13 16:22:00 -
226:
名無しさん
ずっと見てます?めっちゃスキ?
2006-01-13 16:35:00 -
227:
◆8x8z91r9YM
書き込みめっちゃうれしいです!本間ありがとうです。今から休憩します。
2006-01-13 16:59:00 -
228:
名無しさん
頑張って??
?????2006-01-13 17:02:00 -
230:
◆8x8z91r9YM
今日初めてホスト全員顔合わせ。送迎はリムジン。ビル前にはものすごい数の祝いの花が並びビルの中までつづく。警備員もビル前に立ち、車から次々と下りビルに入る姿を見ようとする人達でホスト街が騒ついていた。
2006-01-13 18:46:00 -
231:
◆8x8z91r9YM
俺もリムジンから下りてホスト街、群がる人たちを見た。「こらミツル早く入れ」次々と下りてくる仲間達にそう言われビルに入った。
このビルで数々の伝説が生まれるんだ。きったねぇ見苦しい俺は、そこにはもう居なかった。
ホストミツルが殻を破り嵐のように誕生だ。2006-01-13 18:51:00 -
232:
名無しさん
????
?2006-01-13 19:04:00 -
233:
◆8x8z91r9YM
「おい!マナブ!あいつ等白スーツや!すっげぇ」エレベーター前、白スーツ集団がいた。
セイ「あっ!やっぱそうや!あいつらテレビで見たことある!東京のホスト!えぇぇっ!ごっつ」「おぃぉい!そんなごっつい奴らと指名争い?めちゃくちゃやんけ!」オレらがこそこそ話してたらテレビで見た事ある奴と目が合った。2006-01-13 21:00:00 -
234:
◆8x8z91r9YM
そして…見下したような目付きをした後。
ぷいっ
またエレベーターを見た。おいおいおーい!ちょう待てやぼんくらぁぁぁ!
「東京バナナの分際でぇぇ」俺が少し歩きながら小さい声でそう言うと同じグループの奴らに押さえらるた。おさえらるぅたぁぁぁ!「おい!ミツル!落ち着け!」2006-01-13 21:04:00 -
235:
◆8x8z91r9YM
「おぉぉい!そこのとうきょあなかたはなか!!んぷっんぷっ」仲間が俺の口をふさぐ。そしてなぜだか抱き合った。
そうしてるうちに東京バナナ軍団がエレベーターに乗って消えた。俺はその場にいた奴らに八つ当り。そして警備員に取り押さえられ、店長にどつかれた。2006-01-13 21:09:00 -
236:
◆8x8z91r9YM
「お前なぁ!次なんかしたら給料なしやからな!よりによって…はぁ。。自分の立場をわきまえろ」「立場?東京バナナ軍団と俺の立場?んなもん同じっすやん!たかがホストのくせに…ったぁぁ」店長に頭はたかれた。
「たかがホストってなぁ、お前もやろが!お前と白スーツの奴等も仲間!敵対意識もつなら売り上げで勝負しろ!」2006-01-13 22:00:00 -
239:
◆8x8z91r9YM
くっそぉぉ!この怒りはどこにぶつけたらええんや!
そう思いながら店長に二階フロアに連れてかれた。そして俺の目の前にものすごい数のホスト達がずらりと並んでいた。オーナーが何や話していた。「ほら、お前あそこに立て!」同じグループの奴らの後ろに立った。2006-01-13 22:04:00 -
240:
名無しさん
えっ、テレビカメラが三台も。。?。。えぇっ?!テレビに流れんの?!
俺がびっくりしてるのをよそに、「はい。今日からいよいよオープンするわけだが、君たちは今初めて顔合わせした。今日からみんな仲間であり、よきライバルだ!みんな期待してるぞ!おおいに盛り上げてくれな!」オーナーのあいさつが終わり、拍手。
何じゃこの店!なんかすごくないか?!テレビに流されんのかよ!2006-01-13 23:39:00 -
241:
◆8x8z91r9YM
緊張しまくりで固まってる俺をよそに役職の人の挨拶もスムーズに終わり、気付けばみんな散らばっていた。
はっ
( ̄□ ̄;)!!
わぁぁぁぁ!!わぁぁぁぁ!!2006-01-13 23:44:00 -
242:
◆8x8z91r9YM
カメラがぁ目の前にぃぃ!テレビカメラァ!
「君ちょっとインタビューしてもいいかなぁ」カメラマンの後ろからテレビ局の人が姿を表し俺にそう言った。まわりの奴等が笑ってる。緊張してんのばればれやねんな…くっそ!
「はい!…よろしゅうおま」ひぃっ!俺何言ってんやぁ!みんな爆笑。俺苦笑い。2006-01-13 23:48:00 -
243:
◆8x8z91r9YM
「あれ?ねぇ、ヒカル君?」
2006-01-13 23:53:00 -
244:
◆8x8z91r9YM
7ビルの前で後ろから声をかけられて振り返った。
見たことない綺麗な顔立ちの男の人がこっちを向いて立ってた。
「えっ…そうですけど…すいません、どちら様ですか?」俺がそう言うと、にっこりその人はほほ笑み
「初代ヒカルです☆」そう答えた。2006-01-13 23:57:00 -
245:
◆8x8z91r9YM
俺、きっとミツルさんに期待されてたんだ。
色々お世話になりっぱなしで恩返しもさせてもらえないまま辞めたと思ったけど
ミツルさん俺がトップになるの待ってから辞めてくれたんだと、ヒカルさんに会って話きいて初めて分かった。2006-01-14 00:01:00 -
246:
◆8x8z91r9YM
ヒカルという名前の由来が、ヒカルさんという人に会って話して俺は知る事になる。そして伝説の意味もミツルさんはずっと孤独で今にも潰れそうだった事を知る事になる。
やっぱミツルさんには、かなわないや…笑2006-01-14 00:05:00 -
247:
名無しさん
初代ヒカルとかどーゆう意味ですか(・・?)
2006-01-14 00:21:00 -
248:
◆8x8z91r9YM
初代ヒカルは、ミツルと同じ日に入店したヒカルです。
2006-01-14 00:45:00 -
249:
名無しさん
????????????
2006-01-14 00:45:00 -
250:
名無しさん
頑張れっ?
2006-01-14 00:50:00 -
251:
◆8x8z91r9YM
「お久しぶりです店長」
二人のヒカル登場に店長はびっくりしていた。しかもたまたま俺が今日は早く店に来たのも重なって。
「ヒカルやないかぁ!ひっさしぶりやなぁ!座れ座れ!お前等知り合いか?」
「違いますよ笑☆近く来たんで顔出そうと思ったらビル前にヒカル君がいたから声かけたんです。な?」初代ひかるさんに言われてうなずいた。2006-01-14 01:12:00 -
252:
◆8x8z91r9YM
3人で店内のソファに座る。「おい!茶持ってきてくれ!」店長がボーイにそう言ってから笑いだした。やけに嬉しそうだ。
「相変わらずすごい人気っぷりですね7。店の中もビルも綺麗なまま全然変わらないけど店長ふけましたね笑。」ひかるさんがそう言うと店長は笑った。こんな嬉しそうな店長見るの初めてだ。2006-01-14 01:17:00 -
253:
◆8x8z91r9YM
「ミツル辞めたんですね…久々に今日会ってびっくりしました」
―――?!―――
会った?!ミツルさんに?俺はびっくりして思わずひかるさんを見つめた。「ん?どうした?」ひかるさんに聞かれて「ミツルさん元気ですか?」そう答えた。2006-01-14 01:21:00 -
254:
名無しさん
「相変わらずうるささだけは変わらないまま…いつまでたってもばかだ」ひかるさんがそう言うと店長が手たたきながら笑った。
ミツルさんが馬鹿?!は?俺は意味がわからなかった。「ミツルさんとはどういう関係なんですか?」2006-01-14 01:24:00 -
255:
◆8x8z91r9YM
「名前呼ぶのややこしいから一志でいいか?」店長がそう言うとひかるさん…一志さんはうなずいた。
「一志がいた頃のミツルと居なくなってからのミツルはまったく変わってしまって、あの頃のミツルの面影どころか今ここで働いてるホストはミツルと一緒に働いた事ないやつらばかりでなぁ、まぁここにいるヒカルもそうなんだが絶大な尊敬と憧れなんや…だからなぁこうやってヒカルが驚いてるわけや」2006-01-14 02:20:00 -
256:
◆8x8z91r9YM
店長がそう話すと一志さんは切ない顔で微笑んだ。
「あいつ、オレ等の夢たった一人きりで叶えたんですね」店長「あれはすごかったなぁ!あいつ一人で本間に一億売り上げたんやからな…正直無理やと思ったんやけど…ミツルはやりよったな」一志「あいつに命救われたんですよね、オレ」店長と一志さんがそう話している。2006-01-14 02:27:00 -
257:
◆8x8z91r9YM
「お前は仲間やねんからな!オレがお前守ったる…そう言ってあいつ最後まで見捨てんといてくれたんです。店長とあいつだけでした」
ちょっとだけ聞いた一志さんからの話をあなたたちにも…聞いてください。2006-01-14 02:30:00 -
258:
名無しさん
BEST FREND STORY
ENTER?
YES2006-01-14 02:34:00 -
259:
名無しさん
この僕やミツルさんの話…歴史を読んでくれてるあなたには
守り抜ける自信はありますか?
後ろ指さされながらも今の仕事を辞めなくてはいけなくなってもたかが同僚のために…
僕は…僕にはできない。2006-01-14 02:39:00 -
260:
名無しさん
今日はここまでです!書き込み本間励みになります!ありがとう!
2006-01-14 02:45:00 -
262:
?リズ?
めっちゃ面白い?????更新も早いし読みやすいし??番好きな小説?です?これからも頑張って下さいね(????)?〃
2006-01-14 04:32:00 -
263:
名無しさん
読んでても意味ゎからんトコぁるゎー
2006-01-14 07:38:00 -
265:
◆8x8z91r9YM
7がついにオープンした
2006-01-14 12:12:00 -
266:
◆8x8z91r9YM
次々と花束を持った人が来店してくる。
各界で活躍する人も次々ビルに入る。店はフル回転ミツルやヒカル達も東京からやってきた有名ホストも今は同じ『入店一日目』だ。
「いらっしゃいませ!ようこそ7へ!!」そう迎えられてお客は楽しそうに席に座り、次々にボトルをおろし祝いのシャンパンをぬき、楽しそうにホストと会話している。2006-01-14 12:23:00 -
267:
名無しさん
意味わかんなぃとことかなぃし♪主ファイト♪
2006-01-14 16:06:00 -
268:
名無しさん
頑張って続きかいてねっ?
2006-01-14 20:05:00 -
270:
名無しさん
ぁげ?
2006-01-15 01:19:00 -
274:
名無しさん
書いて??、
2006-01-17 07:01:00 -
275:
名無しさん
まだ書かへんの?
2006-01-18 07:58:00 -
276:
名無しさん
書いてください
2006-01-20 09:00:00 -
277:
名無しさん
もうやめます!
2006-01-21 20:33:00 -
278:
名無しさん
いろいろ読んだけどこれが一番おもしろかった。書き方もうまいし、ほんま夢中になります☆続き書いてほしぃな〜!!
2006-01-22 04:35:00 -
279:
名無しさん
すごい気になる??おもしぃょぉ(ハ-?・`)意味わからないとかありえない?ちゃんと読んでればすんなりわかる??続き待ってます?
2006-01-22 10:46:00 -
280:
名無しさん
おもしろい!
2006-01-23 06:16:00 -
283:
◆8x8z91r9YM
更新おくれてすいません。やめるとか書き込みしたの僕じゃないんで、安心してください。
仕事忙しくてなかなかかけませんが頑張ろうと思います。2006-01-23 12:49:00 -
284:
ゆゆ
頑張ってください?
2006-01-23 13:35:00 -
285:
みー
頑張って下さい??あげ????
2006-01-25 23:21:00 -
286:
名無しさん
かぃて下さい。
待ってマス????2006-01-26 03:56:00 -
287:
名無しさん
毎日毎日更新されてるかみてるよ?期待してるからはやくかいてね
2006-01-26 05:01:00 -
288:
名無しさん
待ってます☆
2006-01-27 06:14:00 -
290:
名無しさん
あげる
2006-02-07 00:11:00 -
291:
名無しさん
ぷりっ
2006-02-11 20:31:00 -
292:
?ミサ?
更新楽しみにしまマス??
2006-02-13 00:17:00 -
294:
名無しさん
主です。かなり間があいたのでベストフレンドストーリーは省かせてください。
2006-02-13 02:12:00 -
295:
名無しさん
今の7は忙しく雑誌やテレビでもひっぱりだこ。
7ビルは関西一…いや…日本一と言ってもいいくらいだ。
その店の「看板ホスト」のヒカル。彼には人並みならぬ悩みや不安があった。その話をしよう。2006-02-13 02:17:00 -
296:
名無しさん
一気に読んだ!ほんまおもしろすぎやから?
2006-02-13 03:59:00 -
297:
名無しさん
―――『王座』―――
今のヒカルはその位置に当たり前のように座っている。その王座という言葉の意味、電波にのって暴走しつづける自分の名前、もうヒカルという名前の彼を追い越した遥か遠いところにいる作られたもう一人の自分。2006-02-13 13:47:00 -
298:
名無しさん
――カチッ……
画面に映る海外で撮影された美しい町並みを見るヒカルの横顔は何か淋しそうだ。
カチッカチッ…2006-02-13 13:54:00 -
299:
名無しさん
【LOVE STORY】ENTER?
∞YES∞2006-02-13 13:57:00 -
300:
削除削除されますた
あぼ~ん -
301:
名無しさん
「はぁい!OKでぇす!おつかれさまでしたぁ!」「おつかれさまでしたぁぁ」
パチパチパチ!!
海外撮影2日目。写真集のため俺は1000枚の写真を二日で撮った。業界初の全国発売になる俺の写真集。テレビの番組で企画された。費用は全部局もち。有名なカメラマンに海外で活躍するメイクさんに美容師。みんな真面目で『真剣』だ。2006-02-13 14:08:00 -
302:
名無しさん
俺に許された時間は三日だけ。四日も店を休むのはさすがに無理だとオーナー直々に言われた。
過酷スケジュールのなか行われた撮影でいろんなポーズをとり、泳ぎ、笑い、レンズに映るのはヒカルという名のもう一人の自分だった。2006-02-13 14:15:00 -
303:
名無しさん
鳴りやまない携帯と撮影の日々、ホームページに設けられた俺の相談コーナーに寄せられる何百件のメール。
色々なサプリメントに栄養ドリンクは「健康でいるため」のものではなく「ヒカルを持続させるため」だけのもの。風邪をひいても休む事は許されない。休みたくても毎日お客は波のようにやってくる。2006-02-13 14:27:00 -
304:
名無しさん
疲れた体と目を休ませるために枕の下に携帯をもぐらせ眠る日々。アフターや同伴はここ半年できてない。そんな時間ないんだ。
夜起きたら真っ先に携帯を開いて着信確認。そして受信を開く。同じような内容のメールが次々と入ってきて二時間かけて返信する。2006-02-13 14:32:00 -
305:
名無しさん
やっと返信が終わるとまたメールの嵐。時間的に準備しなきゃ間に合わないのでリビングのソファに携帯を置き浴槽に湯をため、風呂に入る。
そして仕事の準備して店に行く。そんな繰り返し。プライベートなんてあるわけがない。休みたくても休めない。撮影の日はどれだけ辛くても昼間起きて三時間撮影。唯一の週に一度休みの日は夕方に起きて勉強の為車で少し離れた街へ出て雑誌を買いはやりの歌、映画をレンタルし家で見る。家に帰るまで気がぬけないのは帽子を深くかぶっていてもサングラスをしていても誰かに見られては困るからだ。本当は堂々と家の近くを帽子もサングラスもせず歩きたいが休みの日にまで見られたくない。
マナーモードにした携帯はベッドルームに置いたまま。2006-02-13 14:52:00 -
306:
名無しさん
「好き」
うれしいその言葉をいつから俺は避けたい言葉に変わったんだろう。有名になると同時に自分自身を捨てる事だと気付いたときにはもう『自由』は無くなっていた。真っ暗な空間に閉じ込めた本当の自分が助けを求めていた。2006-02-13 15:06:00 -
307:
名無しさん
ミツルさん?
俺、この店に勤めて一年半が過ぎてやっと今頃あなたの本当の姿が、気持ちが分かってきました。
応えてくれないあなたの声を求めながら俺は何かに迷った時や自分を見失いそうになった時あなたに胸の中で問い掛けてます。
本当にあなたには適わないよ…2006-02-13 15:11:00 -
308:
名無しさん
写真集が発売され、ホームページに一枚使われる事になった写真は俺が選んだ。夜になる前の薄紫色の空と美しいビルがたちならぶ街を見ている俺の横顔。上半身裸でただ遠くを見ていた。カメラマンから要求された“好きな人の事を思って”と言われ片思いのあの人を思い切なくなった瞬間の顔。ヒカルとしての顔ではないけどどうしても使いたくて。
2006-02-13 15:17:00 -
309:
名無しさん
とてつもなく楽しみ???&おもしろいわぁ??ガンガンアゲてけッッ?????
2006-02-13 18:36:00 -
310:
名無しさん
とてつもなく楽しみ???&おもしろいわぁ??ガンガンアゲてけッッ??????
2006-02-13 18:37:00 -
311:
名無しさん
夜の街は昼間と違いきったない道でもビルでも美しくなる。隠された汚い部分はまるでホストや客も同じだろう。
この時間俺は振り向かずただ真っすぐ歩く。どんだけ名前を呼ばれようが気にしない。陰口なんていつものことさ。2006-02-13 22:09:00 -
312:
名無しさん
綺麗事で固めた世界だって裏は汚い。
生きてくために、自分や大切な人を守るために金を稼ぎ衣食住を保つ。
俺は『7』という店があってこそ輝いている。いつまでも今のままじゃいられない事も、急に倒れて寝たきりになれば一人になってしまう事もわかってる。
今だけ。ちやほやされているのは今だけ。2006-02-13 22:19:00 -
313:
名無しさん
頭の隅の方にいつもその言葉を置いていた。
恋愛はできない。続ける自信なんてない。。誰かに甘えたい時だってあるけどきっと相手を傷つける形で終わってしまう。仕事だっておろそかにしてしまうかもしれない。
俺の人生って何なんだ?2006-02-13 22:23:00 -
314:
名無しさん
広子さんは雑誌を見てレイ口座になった。一年くらい週に一度のペースで来る。雑誌に出てきそうなファッションと元クラブで働いていただけあって上品な顔立ち。そして笑った顔とたまに聞こえてくる可愛らしい声。そう一目惚れにちかいかな。この事は誰も知らない。絶対適わない恋。
2006-02-13 22:31:00 -
315:
名無しさん
スレってどぉやって立てるんですか?
2006-02-13 22:33:00 -
316:
名無しさん
気持ち伝える事はもちろんできない。広子さんが俺口座になったとしてもそういう関係にはなれない。
週に一度くる人。そして2分くらいしか見れない人。正直レイが羨ましかった。2006-02-13 22:41:00 -
317:
名無しさん
なんでトリップつけないん?
2006-02-13 22:42:00 -
318:
名無しさん
俺の恋は叶う事はないまま終わった。あっけなかった。そんなもんだろう。
広子さんはしばらくしてから全く来なくなり俺が風俗誌に映る広子さんを見るだけ。
話さえできなかった。
もっと細かい話までしたいが、ミツルさんいわく「恋は自分の中でしろ。口にすれば“夜遊びサイト”行き」らしいのであっけらかんと終わるよ。2006-02-13 22:45:00 -
319:
名無しさん
ただ言える事は好きな相手がどんな仕事してようが関係ないって事かな。
風俗嬢だからとかホストだからとか言う奴はそれまでなんだ。
今から半年前に終わった片思いでした。。2006-02-13 22:48:00 -
320:
◆8x8z91r9YM
トリップつけるの忘れてました。
2006-02-13 22:49:00 -
321:
◆8x8z91r9YM
…カチカチッ…
JTGMAJTGJTAMJTMAJ℃¥$¢*@§☆◎●◇…
??いきなり勝手に画面にさまざまな文字があらわれた。2006-02-13 22:57:00 -
322:
◆8x8z91r9YM
真っ暗な部屋に明かりがつけられ7のホームページが映るノートパソコンを閉じられ。
「あっ、ミツルさん」振り向けば俺を見下ろすミツルさんの姿が…2006-02-13 23:00:00 -
323:
◆8x8z91r9YM
・ミツル「お前なぁ夜遊びまた書き込みされとうで?ちゃんと営業しとんかいや」頭をこつかれた。苦笑い。
・ヒカル「だって面倒やし。。夜遊びなんかほっときましょうや!ってか俺夜遊びで小説書いてんすよ!」2006-02-13 23:03:00 -
324:
◆8x8z91r9YM
ミツルさんがちょっとだけ目を通してタバコを吸った・ミツル「なんやねんクラブ7って笑!俺一億売り上げとか笑!お前身長168しかあらへんやんけ!こんなクラブあるわけあらへんがな!ってかこの寮くっさいねん!お前早く用意しろ!今日一緒に同伴やで!」
そう言って部屋をあとにした。2006-02-13 23:07:00 -
325:
◆8x8z91r9YM
そう。これは僕の空想した話。あっ、実際二人は存在してます笑。まぁ容姿や売り上げとか嘘やけど。
けど最近売り上げもあがってきたし同伴も増えたんで夜遊びなかなかのぞけませんでした!2006-02-13 23:10:00 -
326:
◆8x8z91r9YM
んじゃ今日も行ってきます!
中途半端でごめんやで!いつかクラブ7作りたい!
終わり。2006-02-13 23:11:00 -
327:
名無しさん
完結?
2006-02-13 23:42:00 -
328:
名無しさん
お疲れ様でした('-^*)/面白い話しだった?
2006-02-14 00:53:00 -
329:
名無しさん
最後納得いかない
2006-02-14 03:28:00 -
331:
名無しさん
主さんホンマにホストしてるんや〜!頑張りよ〜??めっちゃ面白かったでぇ???
2006-02-14 07:05:00 -
332:
名無しさん
こんな暇時なホストおるかいや
2006-02-14 07:21:00 -
333:
◆8x8z91r9YM
店体調悪くて休みもらった時に書いてたんです。っていつも僕暇人っすからね!売れないホストですんません。
2006-02-14 07:41:00 -
334:
名無しさん
これ書いたのディープの子?
2006-02-15 14:31:00 -
335:
名無しさん
頑張って頑張って、めちゃめちゃ頑張って売れっ子なってね????
2006-02-15 16:21:00 -
336:
名無しさん
現役なら忙しいやろうし仕方ないけど、終わり方を急いだ気がしたから残念や。
2006-02-16 01:08:00 -
337:
名無しさん
確かに?
2006-02-16 07:42:00 -
338:
名無しさん
あ
2006-03-27 08:20:00 -
342:
◆8x8z91r9YM
続き読みたい方いたら違うバージョン書きます!
2006-04-12 20:58:00 -
343:
繭
読みたぃ読みたぃ(●>∀<●)
2006-04-12 23:16:00 -
344:
名無しさん
読みたい???
2006-04-15 11:52:00 -
346:
◆8x8z91r9YM
書き込みありがとうございます!設定や名前考えてから書くんで夜から書き始めます!
2006-04-16 07:48:00 -
350:
名無しさん
http://7hp.jp/?id=vuranka
2006-04-27 04:25:00