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━欲望━果てぬもの
-
1:
麗 ◆ySQsCb6HNw
桐矢 麗 18歳 現実の彼方を識る――
2005-09-08 21:07:00 -
2:
麗 ◆ySQsCb6HNw
誰にだって人に言えない過去ぐらいある。けれど、ソレを乗リ越えればまた強くなれるんだと思ぅ。
私わ、保育園の頃からずっと“おっちゃん”に辱められていた過去。16歳の時にいろんな奴に回された過去。パンコと呼ばれた過去。
そのすべて消したいぐらい許せない。2005-09-08 21:16:00 -
3:
麗 ◆ySQsCb6HNw
けれどそのすべてを打ち明けても愛してくれる人に出会った。
私も本当に愛しく想うし、それわこれからも変わらないと思っていた。2005-09-08 21:18:00 -
4:
麗 ◆ySQsCb6HNw
それなのに、人の感情わ果てぬ事を知らない。
「お前本気でしばくぞ?!悪い思ってないんけ?!」『男のツレと飲みに行っただけやん!あかんの?!』その瞬間―― バシャッ!!2005-09-08 21:23:00 -
5:
麗 ◆ySQsCb6HNw
手に持っていたビールをかけられた。さんざん蹴リ殴られた上に。
「お前がなぁっ…!」 私わ無視してシャワーに入った。
――あリえへん…!!――頭からかぶったビールを流した。2005-09-08 21:28:00 -
6:
麗 ◆ySQsCb6HNw
シャワーから出て、何か話しかけてくるのも無視してホテルを出た。
総平とわ付き合って半年になる。私の過去すべてを受けとめて愛してくれる。なのに最近無駄な争いが多いのわなぜだろぅ…? 今回の事だって私わ悪いなんて思わない。 ただの友達と飲みに行っただけだから。2005-09-08 21:34:00 -
7:
麗 ◆ySQsCb6HNw
一人で住むにわ長い廊下を抜け、リビングへのドアを開ける。
ソファに座ってテレビを見ている顔がこちらに向く。「おかえリ、姉さん。」
『また来てたんやぁ〜もぅ、ママわ?』 「知らん。家おっても俺一人やし。」2005-09-08 21:52:00 -
8:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『ちょッしん…っ』 キスをしながら、テーブルに押し倒してくる。
『テーブルわご飯食べるとこやねんで…っん…』
「今から姉さん食べるもぉん」そぉ言って私のスカートに手をいれてくる…‥
――ピンポーン2005-09-08 22:01:00 -
9:
麗 ◆ySQsCb6HNw
真の手をはらい、インターホンの画面を見ると総平だった。
「開けてくれ」 『玄関も開けとくから勝手に入ってきて。』 「男?」真が嫌な顔をしている。
『あんたと同じいっこ下やねんから仲よくしてよ?』「姉さんにあざつける男なんかいらんわ。」 腕を見ると青あざがいくつもあった。2005-09-08 22:07:00 -
10:
麗 ◆ySQsCb6HNw
何も言えずにいると、総平が入ってくる音がした。
「麗…!」
リビングに入ってくるなリ叫ぶ総平に、真わあからさまに嫌な顔した。
それを見た総平も疑いの目をしている。
――もぅ!真…!―― 『弟の真。んでなに?』 「あ、あぁ弟…ちがっ今日ごめん…」2005-09-08 22:13:00 -
11:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『もぅいいょ…今からご飯食べるけど食べてく?』
「あ…弟いてるみたいやしやめとく。また電話する」
総平が帰るなリ真わすリ寄ってくる。 「あんな男やめや…」今度わ寝室に移してベッドに横たわる。 私の上にまたがリ、胸を愛撫する。その顔わ姉の私から見ても綺麗。
『真こそ彼女つくリ…ん』「俺わ姉さん以外いらん」2005-09-08 22:22:00 -
12:
麗 ◆ySQsCb6HNw
真わ一度も彼女をつくった事がない。つくろうと思えばいくらでもいけるだろうに。
『…はぁっん…』 真が私の中に入ってくる。
「姉さんもっと声だして…」必死に息を切らしながら腰を振る姿が、とても愛しい。それが兄弟愛なのかなんなのかわ分からない。2005-09-08 22:27:00 -
13:
麗 ◆ySQsCb6HNw
だけどやはリ罪にわ罰がある。
いつもの様に真の部屋で二人で寝ていたある日だった。いきなリドアが開く音がして――――
ママが立っていた。 大好きなママが。2005-09-08 22:38:00 -
14:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「気持ち悪い…‥!」
ただ一言叫んだ。
けれどママもこの頃から狂っていた。金のある男をとっかえひっかえし、金をひっぱリ続けていた。 私たち姉弟を女手一つで育ててくれたママを私わ尊敬していたし大好きだったから何も言わなかった。2005-09-08 22:44:00 -
15:
麗 ◆ySQsCb6HNw
それでもママわ叫んだ。
キモチワルイ――― と。 そして、私と真を離すためこのマンションを私に与えた。 24階建て分譲。
何も嬉しくない。
「母さんなんか嫌い」 真わいつも呟く。
「俺と姉さんを離れ離れにしようとするから」2005-09-08 22:51:00 -
16:
麗 ◆ySQsCb6HNw
だって真…‥私たちわいけない事をしてるんだよ…?禁断を破ったんだから… 私と真わ同じ血が流れているんだから――――
それでも今更止められない
この事わ誰一人知らない。知ってわいけない真実――2005-09-08 22:57:00 -
17:
麗 ◆ySQsCb6HNw
眠る真の横で私わセブンスターに火をつけた。 コンポにCDを入れ、流す。 神戸出身の四人組ボーカルグループ。
―?―【フォー】
真とSEXした後にこの曲を聞くのが私の日課みたいなものになっている。2005-09-08 23:06:00 -
18:
麗 ◆ySQsCb6HNw
切ない旋律に歌詞。
いつも考えさせられる―― 私わ総平を愛してる。
それわ変わらない。
真の事があっても。2005-09-08 23:09:00 -
19:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私わ真と関係を持ってからも彼氏を作リ続けていた。平常心を保てなくなリそうで恐いから。
自分から落ちたくせに守ろうとする。
だけど真わ手放せない。 龍を求めた気持ちや総平への愛とわ違ぅ。
失くしてしまえば終わリなのにそれすらできない――2005-09-08 23:15:00 -
20:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「昨日の、弟あれ何?」 ファミレスで食事しながら総平がぼやいた。
『いつもあんなんやで?麗も真が彼女連れてきたらふてこいし-』2005-09-08 23:20:00 -
21:
麗 ◆ySQsCb6HNw
嘘だ。
真の事に関しての嘘わ、何の罪悪感もない。
隠さなければいけないことだから。 「ふ〜ん。まぁブラコンもほどほどにしてくれって言うといてや。」
ハンバーグを食べるその手つきからも苛立っているのが分かる。
『ま、いいやん!なんし…』 ――ピルルル…2005-09-09 01:32:00 -
22:
麗 ◆ySQsCb6HNw
―真や…もぉあいつわ…―『はぁい?』
「俺今学校終わって行くけど姉さんどこ?」
総平が睨んでくる。
『今天王寺やで。待っといて…』
「俺姉さんのグラタン食べたぁい!はよ帰ってきてな」2005-09-09 01:37:00 -
23:
麗 ◆ySQsCb6HNw
電話を切リ総平に目をやると、さらに手つきが荒くなっている。
――弟やんか…―― ひとつため息ついて、『ごめ……』「ほらこれ!!」
何か差し出され遮られた。『何これ…えっ!うそぉッめちゃ嬉しいッ!!』2005-09-09 01:42:00 -
24:
麗 ◆ySQsCb6HNw
―?―の新曲だった。
「お前ほしい言うてたし限定のんらしぃから…」
私わとくに、SHOWというメンバーが好きできゃあきゃあ言ってるといっつも怒っているのに。
『あリがと☆』 何か争いがあっても簡単な事で許せてしまうし、忘れてしまぅ。
「今日わ帰るか。グラタン作らなあかんねやろ?」2005-09-09 01:48:00 -
25:
麗 ◆ySQsCb6HNw
皮肉な笑顔。
――聞こえてたんや?―― 「今度俺にも作ってね」
「姉さん、なんかいいことあった?」2005-09-09 01:51:00 -
26:
麗 ◆ySQsCb6HNw
キッチンのカウンター越しに真がまっすぐな瞳で見てくる。
『ん〜?―?―の新曲げっちゅしたねぇん♪』
「…あっそ。」
いきなリふてこい態度。 たまに、真の気持ちが重い時がある。私みたいに中途半端じゃない…恐くなってしまう。2005-09-09 01:56:00 -
27:
名無しさん
麗サンの新作読みました。前の凄く感動したし今回のもすぐに入り込めてこれからも楽しみに見ます。
2005-09-09 21:17:00 -
28:
麗 ◆ySQsCb6HNw
レスあリがとぅございます??奏も見てくれたンですね??がんばるのでこんなんでよかッたら読んだってくださぃ??
2005-09-09 23:35:00 -
29:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『真〜あんた麗が総平とおるのん狙って電話してくんのやめてくれへん?』
「何かあかんの。」 顔も見ずに言い放つ。
「俺わ姉さんが好きやねんから。」
どうしてそんなに真っすぐな想いが私なのか分からない。どうして血が繋がった姉なのか…――それでも私も離れられないのが現実。2005-09-09 23:41:00 -
30:
麗 ◆ySQsCb6HNw
怖いほどに私を愛する真の気持ちに気付いたのわ中二のとき。
それまでも、本当に仲のいい姉弟だった。 ずっと真わ私と結婚をすると言っていた…‥
けれどそれが本気だったなんて。2005-09-09 23:45:00 -
32:
麗 ◆ySQsCb6HNw
中二の冬、私が龍のことを好きで好きでたまらなくて部屋で泣いていたある日だった。
真が入ってきた。
何も言わず、ただ横に座っていた。
私わ慰めてくれるのかと思い、『あリがとう。』と呟いた。
だが真わ真っすぐに答えた2005-09-09 23:49:00 -
33:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「何で俺じゃないん?」
あの時の真の表情も、声も、私の手に触れた温度も……すべて覚えている。
ただ恐怖を感じた。 この時わ。2005-09-09 23:53:00 -
34:
名無しさん
リァルタイムゃ━?
2005-09-09 23:54:00 -
35:
麗 ◆ySQsCb6HNw
あの時の私わ真を拒否した 可愛い弟の真。
いつも私の後ろにいて……そんな真だったのに。
だけどそんな真だったから 私わ龍の事で狂ってしまった時に真を求めた。2005-09-09 23:59:00 -
36:
名無しさん
携帯から見たらAA略になってるょ
2005-09-10 00:00:00 -
37:
麗 ◆ySQsCb6HNw
真の事ばかリ責められない私わ中途半端に真にすがってしまったから。
ただ耐えられない寂しさに真の気持ちを利用した。
姉弟という禁断も破って。
どうか真が幸せになリます様に…‥なんて祈ったところでこんな私の願いなんて届くはずもない。2005-09-10 00:03:00 -
38:
麗 ◆ySQsCb6HNw
36サン?リアルタイムあリがとぅございます?
38サンスイマセン?改行しすぎました?これから気をつけますね?2005-09-10 00:05:00 -
39:
名無しさん
わたしわ ぢゃなくてちゃんと わたしは ってかいてほしい。わ でさめる
2005-09-10 00:06:00 -
40:
麗 ◆ySQsCb6HNw
終わリを求めても求めても辿リ着かない。
だけど一生このままでいいかなんて…‥――――
「グラタン焦げんで?!姉さん!」2005-09-10 00:09:00 -
41:
麗 ◆ySQsCb6HNw
41サンスイマセン?
これからそぉします?
これからも読みにくい事があれば指摘してくださぃ?2005-09-10 00:12:00 -
42:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『へっ?!あぁっ!!』
「何してんねん?!もぉ〜俺姉さんのグラタンがいっちゃん好きやねんから」
無邪気な笑顔。
このグラタンはママの得意料理…‥。
『ごめん?! ハイッできたよ☆』2005-09-10 00:16:00 -
43:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「やぱうまい☆」
『口についてんで?』 ほっぺたにクリームをつけていつまでも子供みたいに可愛い。「姉さんとって♪」『もぉ〜っ』
「あの男に作ったりせんとってや。」
クリームをとる私の手を掴み低い声で言う。
『…‥作らんよ。』2005-09-10 00:24:00 -
44:
麗 ◆ySQsCb6HNw
たまに真が見せる真剣な表情。私にもママにも似ていなくて、見たことない父親の顔に似ているのかな…と思う。
弟ながらにその顔を見ると男を感じる。
「俺だけのもんやのに…」2005-09-10 00:28:00 -
45:
名無しさん
きょうだいもの好き?もっと書いて???
2005-09-10 00:30:00 -
46:
麗 ◆ySQsCb6HNw
また……‥
背筋に寒気を感じる。
お願いだから可愛いままの真でいて。
――ピルルル…‥――
真の言葉を聞こえていないフリして電話に出た。2005-09-10 00:32:00 -
47:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『もぉし-?うん!いいよ!待ってるわぁ〜はぁい☆』「誰?」
すかさず真が聞いてくる。『沙羅やで。今から来るって』 沙羅は中学の時からの私の数少ない友達と言える存在だ。
「ふ〜ん。」
真はいつも口に出さないが私の友達が来のを嫌がる。 きっと、私に触れられないから。そんな真を愛おしく感じてしまう。2005-09-10 00:40:00 -
48:
麗 ◆ySQsCb6HNw
平常を装っているフリをして……崩れているのは誰でもない私かもしれない――
「おっじゃましまぁす!おッ真久しぶり☆相変わらず男前やなぁっ」 『沙羅…あんたおっさんみたいなってんで!』2005-09-10 00:44:00 -
49:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「どーも。」
――ふてこいねん…!――真は誰に対してもクールぶっている。私の前でだけ可愛い姿を見せる…‥
「あっははは!ふてこいのんも相変わらずやな!あんたら姉弟顔似てんのに中身ちゃうよなぁ〜」 ――…は?!
『「顔似てるかぁ?!』」2005-09-10 00:50:00 -
50:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「ぷっ!はもってるし!やぱ中身も似てるかもな笑」
私は真と顔を見合わせた。真が顔を赤くしている。
――嬉しいんかな…?――「麗〜そーへーとどぉなぁん?」
一瞬で真の顔が無表情になった。 『んっ?普通やで?半年なったし』2005-09-10 00:57:00 -
51:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「いいなぁ〜ッ沙羅もぉ無理やわぁ〜沙羅も年下にしよっかな?真!沙羅と付き合わぁん笑♪」
「…俺風呂。」分かりやすすぎて飽きれてしまう。
「沙羅なんかあかん事言うた〜?」
『うぅん!ほっといてー』――後で機嫌とるの大変やな…‥――2005-09-10 01:05:00 -
52:
麗 ◆ySQsCb6HNw
47サン?レスあリがとぅござぃます??
2005-09-10 01:07:00 -
53:
まぃ
?作目からずっと見てて名無∪で?∪てま∪tニ?
更新終ゎる時?∪て<れませンか??気になって∪ゃ━なぃ?頑張って?パィねッッ??2005-09-10 17:33:00 -
54:
コアラ
麗さん3作目ですね?頑張って書いてください??
2005-09-10 18:40:00 -
55:
麗 ◆ySQsCb6HNw
まぃサン?初めから読んでくれてるトヵ嬉しすぎマス??これからわ終了の時カキコしますネ??
コアラサン?いつも02あリがとぅござぃます?また今回も読んでくれてるンですネ??2005-09-10 22:27:00 -
56:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「真もお風呂入った事やし沙羅帰るわぁ〜またにッ」 ソファーに一人座る。最近、以前にも増して真が来る様になった。一人はあまり好きじゃないから嫌な事もないんだけれど―……
ピルルル…――2005-09-10 22:31:00 -
57:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『はぁい』
「グラタン作ったんかぁ?」『なに総平あんたも作ってほしいん〜?』
――ガタッ真がお風呂から上がってきた。無言で私の隣に座る―「作ってよ〜?」
『ん〜?……っ!』
――真…‥!!――2005-09-10 22:36:00 -
58:
麗 ◆ySQsCb6HNw
いきなり私のスカートを捲くし上げ下着をとり、舌で愛撫しだす。
『…また今度なぁ…ふッ』――嫌…!声が出る…――「麗〜?もぉし-?」
目で訴えても
真は止めない。
『ちょっ待って…!』 携帯を離そうとしても真が耳に押しあててくる。2005-09-10 22:42:00 -
59:
麗 ◆ySQsCb6HNw
愛撫されながら喋る…――「麗どしたぁ?」
真が満足そうにほくそ笑んでいる。
きっと、私は今快楽に歪んだ顔をしているんだ。 『なんもない…よ?』
必死に普通に話そうとしても…もぅこれ以上我慢できない。2005-09-10 22:48:00 -
60:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『ごめんまた電話する!』私は早口で電話を切ると、そのまま真を押し倒した―
この瞬間だけは、私は真、あなたのものなんだよ…
それだけじゃ駄目?2005-09-10 22:54:00 -
61:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「どっこもいかんとって… 姉さんお願い…」
私の胸の上で甘える真。 とても可愛い。だけど…‥2005-09-10 22:59:00 -
62:
麗 ◆ySQsCb6HNw
あなたに愛されるほど胸が痛い…―――――
「麗の胸の上気持ちぃ。」私はハッとした。 今甘えているのが真だと錯覚した。2005-09-10 23:06:00 -
63:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『そぉかそぉか』
総平の頭を優しく撫でる…「昨日の電話どないしたん?なんかあったんかぁ?」手を止めた。
何もない訳がない。 それでも私は…‥
『何もないよ?テレビおもろかっただけ』
――嘘をつく。2005-09-10 23:15:00 -
64:
麗 ◆ySQsCb6HNw
今まで何人も付き合ってきて、何人も嘘を突き通してきた。
嘘も通せば本当になる、それも嘘じゃないと思う程。総平は、今まで付き合ってきた男とは違う。
それでも、止められない。
きっと、私が歩いてきた道を振り返ってみても、暗く何も残っていない。2005-09-10 23:24:00 -
65:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「お前、本間にあの弟と血ィ繋がってるん?」
『ばん?やで!普通に〜顔似てるやろ?』
自分で思った事はないが昨日沙羅が言っていたから。「言われたら似てるけどさぁ〜なんか仲よすぎってか…ちょぃ嫉妬。」2005-09-10 23:35:00 -
66:
名無しさん
頑張って?
2005-09-10 23:38:00 -
67:
麗 ◆ySQsCb6HNw
68サン?あリがとぅございます??
とリあえず今日わここまでです???2005-09-10 23:44:00 -
68:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『…弟やんか。』
「分かってるわ!ま、お前は俺のモンやしなっ!」
明るくほほえむ。
私は一体誰のもの………?
2005-09-12 04:27:00 -
69:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「姉さんぎゅってして」 ベッドに寝そべる真が、座っている私の背中越しに話す『ん〜?そぉいえば真、あんたちょっとSHOWに似てんね。』
―?―のCDを眺めながら答えた。2005-09-12 04:34:00 -
70:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「ほんまっ?姉さん、そいつ好きなんやろ?なんか嬉しい!」
『なんとなく、やで』
「はぁってかぁ〜早く。ぎゅってしてよ?」
こんな事で喜ぶ真。
そんなだから離れられない『はぁいはいッぎゅぅ〜ッ』2005-09-12 04:40:00 -
71:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「痛い痛い!力強すぎやねんって!!」
『アハハ!』
――ピンポーン「誰やねんこんな時間に」時計を見ると、深夜の二時。『……?誰やろ。』
「ほっとったええやん!」こんな時間に来るなんて、ただ事じゃない。気になったのでリビングに出た。2005-09-12 04:44:00 -
72:
麗 ◆ySQsCb6HNw
画面に映し出された姿に私は言葉を失くした。
『ママ…‥』「開けて頂戴!」
いつぶりくらいかに見たママの姿。何ひとつ変わらず美しい声を尖らせている。「誰なん?」
真も気になったのかリビングへ入ってきた。
『真…‥!』2005-09-12 04:51:00 -
73:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「真もいてるんやろぅ?! 開けて頂戴!」
声を荒げるママを私は無視した。
「黙れ!はよ帰れや!」
しかし真は反抗した。
「あんたらいつまでこんなん続けるつもりやねん?!気持ち悪い…気持ち悪い!」2005-09-12 04:58:00 -
74:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「気持ち悪い!!」
「黙れや…はよ帰れ!!」「…一生二人でおったらええわ。」
ママわ画面から消えた。
キモチワルイ――頭がおかしくなる…
「姉さん…大丈夫?姉さん!」2005-09-12 05:05:00 -
75:
麗 ◆ySQsCb6HNw
真…私たちは間違ってるけど間違ってなんかないよ… だけど私はまた言葉を失くす。
まだ画面が消えていない液晶に誰かが映りこんだ。
『……総‥平…?』2005-09-12 05:10:00 -
76:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『な…にしてるん?』
平常心を保たないと………「お前に会いたなって…さっきの麗のおばちゃんやんな…」
平常心を…―――――
「なぁ…どうゆう意味?」ママを見られてる。
あの会話を…‥ 聞かれていた―?2005-09-12 05:18:00 -
77:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『意味もなんも…ただの親子喧嘩やん!!』
まだ大丈夫―。
まだ…‥
「普通ちゃうやろ?!何やねん…‥」
「俺は姉さんが好きやねん…お前なんかよりな!!」2005-09-12 05:22:00 -
78:
麗 ◆ySQsCb6HNw
何かが音をたてて激しく崩れた――――
「そんだけや。文句あるか?」真…‥真…総平…―――
画面に映し出される総平は泣いている様に見えた。
『……ごめん。』2005-09-12 05:27:00 -
79:
麗 ◆ySQsCb6HNw
気付けば総平の姿もなく、画面は消えていた。
私は動く事もできずただ立ち尽くしていた。
「姉さん…‥」
私たちは間違ってない…!間違ってるけど…間違ってないんだよ……なのに何故涙が止まらない――?2005-09-12 05:31:00 -
80:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私のすべてを受けとめ、愛してくれた総平。
それだけじゃ足りなかったんじゃない……
真は…私が真と体を重ねるのは…――どうしてなの?
愛だとかそんなものじゃない。2005-09-12 05:37:00 -
81:
名無しさん
書いてぇー?
2005-09-12 22:16:00 -
82:
名無しさん
ぁげとけ?
2005-09-13 16:45:00 -
83:
麗 ◆ySQsCb6HNw
83サン?84サン?あリがとぅござぃます??
2005-09-13 16:49:00 -
84:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「姉さん…怒ってるん?」私は答えず煙草に火を点けた。
「俺があの男に言うたから?!」
セブンスターの香りが部屋に広がる。
「あかんことなん?!俺は姉さんを好きやのに…!」その瞬間私は真にキスし、押し倒した。2005-09-13 16:54:00 -
85:
まぃ
リァルタィムゃ━?
2005-09-13 16:55:00 -
86:
削除削除されますた
あぼ~ん -
87:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「ちゃんと教えてほしい」静かな喫茶店で、総平が口を開いた。2005-09-13 17:00:00 -
88:
麗 ◆ySQsCb6HNw
あれから、総平が話がしたい、と電話をかけてきた。 『話す事なんてない』
そぅ伝えた。だけど唯一私のすべてを受けとめてくれた総平。
私は会う事を承諾した。
そして私は今、にぎやかなミナミの街に似合わない静かな喫茶店に総平といる。2005-09-13 17:06:00 -
89:
麗 ◆ySQsCb6HNw
氷が、カラン とグラスの中で音をたてた。
「教えて?」
私の胸が締め付けられる―『真が言ったとおり……麗は真とSEXしてる。』
総平の顔が歪む。
泣くな。私は泣いてはいけない――私がした事なんだから。2005-09-13 17:12:00 -
90:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「何でやねん!何で俺がおんのに…!」
『……ごめん‥』
「俺の事好きやなかったんか?!なぁ!」
好きやで…――
でも今更弁解にもならない2005-09-13 17:19:00 -
91:
麗 ◆ySQsCb6HNw
まぃちゃ?リアルタイムあリがとぅ???今わとリあえずここまで?夜また更新します?
2005-09-13 17:28:00 -
92:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「近親相姦やんけ!気持ち悪い!」
キモチワルイ――――
何も言えなかった。
「ごめん…もぉ会わんわ」私に背を向け歩きだした。2005-09-13 23:22:00 -
93:
削除削除されますた
あぼ~ん -
94:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私は真を愛してる…?
愛しいと感じる事はあってもそれが 愛 とは違う。
もはや真の存在は―――― 侵食。
私は侵されている―――。 ――ガタッ!私は席を立ち、飛び出した。ミナミのにぎやかな街を走った。2005-09-13 23:40:00 -
95:
麗 ◆ySQsCb6HNw
いてもたってもいられない止まる事ない涙は、幸い降りだした雨がながしてくれる。
とにかく走った。
ひっかけ橋に入ったその時 ―――ドンッ!2005-09-13 23:47:00 -
96:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「いて…っ」
私は涙で濡れた瞳で睨みつけた。
その人の、サングラス越しの瞳と瞳が合う―――
一瞬、時が止まる。
いきなり腕をつかまれた。 『ちょっ……!』2005-09-13 23:52:00 -
97:
麗 ◆ySQsCb6HNw
そのままその人は走りだした。私の腕を引っ張って。人混みの中、走り過ぎる私とその人。
誰…‥!?――――
『痛いっ!てか誰よ?!』タクシー乗り場まで来たところで私は腕を振り払った。2005-09-13 23:57:00 -
98:
名無しさん
?????
2005-09-14 00:12:00 -
99:
名無しさん
気になるわ?
2005-09-14 00:15:00 -
100:
麗 ◆ySQsCb6HNw
100番サン?キリ番足跡あリがとございます??
101番サン?今から更新します?レスあリがとございます??2005-09-15 03:39:00 -
101:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「えーから!はよ乗れ!」私は無理矢理タクシーに押し込まれた。
――はぁ?!何なん…
「〇×ホテルまで。」
『何なんよ?!誰よ?!』「ごめんな?ついさっきの瞳に惹かれて…」
そう言ってサングラスをはずした。 ――え…?!私は目を疑った。2005-09-15 03:45:00 -
102:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『…SHOW?!』
タクシーの運転手が鏡越しに見てきた。
だがまぎれもなく、私が今タクシーに同乗しているのは―?―のSHOWだ。
「しーッ!」人差し指を口にあてがい小さく話す。
「翔です。」2005-09-15 03:49:00 -
103:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私は口を開いたまま何も言えなかった。
――意味わからへん……! どぅゆう事なん?!
「無理矢理で悪いね。ちょっと付き合ってや?」
状況をうまく掴めないまま、でも何となく理解できた。そして覚悟した。2005-09-15 03:53:00 -
104:
麗 ◆ySQsCb6HNw
部屋に着くなり 翔 は、半裸になった。
「何してたん?泣いてたみたいやけど?」
私は答えなかった。
無言で服を脱ぎ、下着姿で翔の上に乗った。
そのまま翔がブラのホックをはずす……2005-09-15 04:00:00 -
105:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私は翔を睨んだ。
それに興奮したのか、激しく私をよがらせる。
「その瞳…感じるねぇ…」 私は燃えた。
狂ったかの様に。
すべてをぶつける様に。2005-09-15 04:03:00 -
106:
麗 ◆ySQsCb6HNw
翔が激しく突き立てる。 何もかも壊れるぐらい、揺さ振ってほしい……
『……もっと…』
気付けば私は囁いていた。
翔だからこんな事をしたんじゃない。何かあれば誰かと体を重ねずにいられない、私の逃げ道。2005-09-15 04:34:00 -
107:
麗 ◆ySQsCb6HNw
昔と何一つ変わっていない。いつまでたっても何かにすがりついて成長できない 一体どこまでいけば…いつになれば変われるの―――
2005-09-15 05:21:00 -
108:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「その瞳…なんかあるん?」綺麗な顔立ちにそぐわない関西弁で私に尋ねる。
私は黙ってシャワーを浴びにバスルームにむかった。
芸能人とした…何も変わらない。思っていたものとは違った。それでも、再びあの顔で求められれば私は拒否しないだろう。2005-09-15 05:27:00 -
109:
麗 ◆ySQsCb6HNw
――帰ろう。現実にも戻ら なあかん……
「ハイ、これ着ぃ。」
シャワーから出ると、バスローブを渡された。
「寝て帰るやろ?もぉ九時やし。」
『……へ?』
――おってもいいん……?2005-09-15 05:36:00 -
110:
麗 ◆ySQsCb6HNw
略↓↓
―――おってもいいん…?2005-09-15 05:37:00 -
111:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「あははっ!へっていうたな笑。大丈夫俺も寝るし」翔に会ってから、突っ張っていたのが切れた様に私は安心した。
いや、正気に戻った―――
『なんで麗なん…?』2005-09-15 05:45:00 -
112:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「言うとぉやろ?その瞳やぁて…‥」
――め?私の…?見なくていいものばかり見てきた私の瞳……?
『よくわからへん…』
まともに話すのは少し緊張した。
「なんせそんままよ-?…」そぉ言って翔は寝息をたてだした。2005-09-15 06:00:00 -
113:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私は携帯を取り出した。
不在着信25件。
友達の瞳1件と、残りすべて真だった。連絡する気にもならず、電源を落とした。
眠る翔の頭を少し撫で、私も横になった。 ―――すぐ眠れそぅ……2005-09-15 06:05:00 -
114:
削除削除されますた
あぼ~ん -
115:
麗 ◆ySQsCb6HNw
深い、深い眠りについた。真の事も総平の事も―――夢だったらいいのに。
2005-09-15 06:11:00 -
116:
麗 ◆ySQsCb6HNw
けれど、目を覚ませば現実で、夢だったのは翔の事。部屋を見渡しても翔がいない。2005-09-15 06:14:00 -
117:
麗 ◆ySQsCb6HNw
ドラマや漫画みたいに、書き置きがある訳でもなく― 私は帰る支度をした。
『夢やないんよなぁ‥…』すると、電源を落としたはずの携帯が鳴った。2005-09-15 06:16:00 -
118:
?????
めた?気になるやン?毎Θ楽UみにチェックUてるからねン(??∀?)?
2005-09-15 13:19:00 -
119:
名無しさん
ちょいNANAとネタかぶってるね?
2005-09-15 13:44:00 -
120:
麗 ◆ySQsCb6HNw
?????ちゃ?二回目レスあリがとござぃます??122番サン?この話わ実話なんです?もっとも、翔わ有名な人やけど芸能人でわなかったですが?
これからわ実話にフィクションを織リ交ぜて書いていくので……そぅ思われたならすいません?よかったら続きも見てくださぃ?2005-09-15 14:15:00 -
121:
名無しさん
ってコトゎ弟とホンマにHしてたぁ?んッ????
2005-09-15 14:30:00 -
122:
麗 ◆ySQsCb6HNw
話のとおリです?
これからどぉなっていくかわ書いていくので??2005-09-15 14:44:00 -
123:
名無しさん
そっかぁ? 頑張ってゃ???? 応援してるしッ????
2005-09-15 14:52:00 -
124:
麗 ◆ySQsCb6HNw
あリがとぅございます??めちゃ励みなる???
2005-09-15 21:51:00 -
125:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『は……「もぉ麗!!なんで電源ブッチよぉ〜?!」『ごめんどないしたん?』「瞳、最近麗に会ってないから久々飯でも行かんかな思てんけど〜」
『いいょ!ミナミでい?』瞳と二時間後待ち合わせをして電話を切った。
携帯をしばらく眺めたが真には連絡しなかった。2005-09-15 22:00:00 -
126:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「麗〜ッ久しぶり!」 『おはよ☆』
私たちは適当に店に入った。2005-09-15 22:03:00 -
127:
削除削除されますた
あぼ~ん -
128:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「順調やで☆っつってもまだ二ヵ月やけどな」
瞳は妊娠している。
中学から沙羅と三人での付き合いだけど、ちゃんと瞳は成長してる。
『そっか。ならよかった。』「沙羅、なんやかんや言うて今の男と同棲するみたいやでぇ?」
――沙羅だって。
「あの子らよぅ喧嘩するからなぁ笑」2005-09-15 22:16:00 -
129:
麗 ◆ySQsCb6HNw
略↓↓
「あの子らよぅ喧嘩するからなぁ笑」2005-09-15 22:17:00 -
130:
麗 ◆ySQsCb6HNw
何も変われないのは私だけ いつまでも、いつまでも同じ事を繰り返して……
「麗も大人なったよな笑」2005-09-15 22:21:00 -
131:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『そぉかぁ〜?』
何にも。変わってないのに。「何でよ龍クン時に比べたら大人なったやん!瞳と沙羅まじで心配やってんから」『お世話になりました笑』私たちは笑った。
辛い過去ほどいい思い出―なんていいものじゃないけれど。2005-09-15 22:25:00 -
132:
削除削除されますた
あぼ~ん -
133:
麗 ◆ySQsCb6HNw
ふと携帯に目をやると、真からメールが来ていた。
メールを嫌う真から。私は怖いものを感じながら――
「俺の事嫌いなったん?」 嫌いになんてなる訳がない。なれたらどんなに楽か…2005-09-15 22:35:00 -
134:
?????
ヮク???弟カッコエエωやろ-な??ぁ-Uの弟めた?ブサイク??バクショ
頑張ってねエエ(?ノ・?・)ノ2005-09-16 02:29:00 -
135:
麗 ◆ySQsCb6HNw
?????ちゃあリがと???真わご想像におまかせしまッす???
2005-09-18 03:40:00 -
136:
名無しさん
更新終わる時言うって約束したんじゃないんー?!
2005-09-18 09:59:00 -
137:
コアラ
しおり?
2005-09-18 10:55:00 -
138:
麗 ◆ySQsCb6HNw
139番サンすいません?これからわかならず?します?コアラサン?いつも02あリがとござぃます??
2005-09-19 19:37:00 -
139:
麗 ◆ySQsCb6HNw
瞳と別れ家に着くと、いつもリビングにいる真がいない。
その代わりに真の部屋から音楽が聞こえてくる。
いつも真が、何かあれば聞いている曲。2005-09-19 19:40:00 -
140:
麗 ◆ySQsCb6HNw
【人を愛し人に愛され人を傷つけ傷つけられてやがて人は大きくなって 誰よりも優しくなれる】
私が真を拒否した時も、受け入れた時も―――
聞いていた。2005-09-19 20:07:00 -
141:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私が聞き入っていると、真が無言でリビングに入ってきた。
テレビの電源を入れる。
騒がしいテレビの音だけがリビングに響く。
「俺、なんかした?」2005-09-19 20:10:00 -
142:
麗 ◆ySQsCb6HNw
顔も見ず、ただ無造作にリモコンでチャンネルを変えながら真が呟いた。
なんかした――?今までの私たちの関係では何もしてないよ……
だけどそれ以前に、“何か"してない訳ない。2005-09-19 20:19:00 -
143:
麗 ◆ySQsCb6HNw
すいません?今日わここまでです??
2005-09-19 20:21:00 -
144:
名無しさん
みじかっ???
2005-09-19 21:16:00 -
145:
名無しさん
↑ワラ
2005-09-20 01:58:00 -
146:
?????
頑張れエエ(?≧艸≦)?"
全然先がどぉ-なるωかゎからωからイイゎ????
どω?続きが気になるもωッッ???2005-09-20 16:42:00 -
147:
名無しさん
早く書けや?
2005-09-21 01:28:00 -
149:
麗 ◆ySQsCb6HNw
147サン・148サン短くてすいません?仕事が忙しくて?少しでも多く更新していくので??
?????ちゃんいつもあリがとぅ??
150サン?今から更新します?2005-09-21 16:54:00 -
150:
麗 ◆ySQsCb6HNw
だけどそれは口に出してはいけないもの―――
私は真の果てぬものに求められ続け、侵されてゆく。
そして受け入れる。2005-09-21 16:56:00 -
151:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『なんもないよ?瞳と飲んでて…連絡せんくてごめんな?』
――すると、まっすぐに私を見つめるその顔が安心したかの様にほころぶ。
「…よかっ‥たぁ」
そぉ言ってすり寄ってくる真が可愛すぎて、思わず抱き締めた。2005-09-21 16:59:00 -
152:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「…やっぱ姉さんやわ。」優しく頭を撫でてやると、まるで猫の様に甘い声を出す。
総平の事を気にせずに真に触れられるのは、やはり… ――その時、私はテレビに視線を奪われた。2005-09-21 17:06:00 -
153:
麗 ◆ySQsCb6HNw
《今、人気沸騰中の―?―の皆さんです!》
――翔だ。
私が昨日寝た……
ブラウン管越しに目が合う 今さらながら自分はこの人と寝たんだと、この人はすごい人なんだと実感した2005-09-21 17:15:00 -
154:
麗 ◆ySQsCb6HNw
それを思えば、何だか自分が少し特別な気がしてくる ――そんな事などない。
私も利用した。
総平への気持ちを紛らわすため。
何かあれば誰かと体を重ねる事によって私は安心できる。2005-09-21 17:22:00 -
155:
名無しさん
頑張って?楽しみにしてるしぃっぱぃ書いてぇ??
2005-09-21 17:26:00 -
156:
麗 ◆ySQsCb6HNw
そうなったのは、私が体の大切さを失うきっかけとなった、“おっちゃん”の事があってから。
それから瞳と沙羅が体の大切さを伝えてくれて、総平と出会い変わったはずだったのに。
人の弱さは見え隠れする。2005-09-21 17:33:00 -
157:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「なんでずっとSHOW見てるん?!」
私は一瞬戸惑った。
今私の横にいるのは真で、私を求めてくれるのも、唯一真だけなのだ。2005-09-21 17:39:00 -
158:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『……やっぱ男前やな〜思てっ』
「はぁっ…」
黙ってキスをする。
同じ血を通わす真だからだろうか…
唇を重ねるだけで他の人にはない何か感じる事ができる。2005-09-21 17:44:00 -
159:
麗 ◆ySQsCb6HNw
それは―― 禁断のぬくもり。
2005-09-21 17:48:00 -
160:
麗 ◆ySQsCb6HNw
158サン?あリがとぅございます??
今日わここまでです?
また少なくてすいません?2005-09-21 17:50:00 -
161:
名無しさん
一番始めの小説ってどんなんやったっけ?
2005-09-21 21:07:00 -
162:
コアラ
“欲望”ゃで?
2005-09-22 19:05:00 -
163:
名無しさん
弟の声を〜猫の様に甘ぃ声やって〜 気持ち悪い ッ? 過去にどんな辛い事あったかしらんけどぉそんなん誰だって辛い過去くらいもってんのにぃ? 弟と出来てるとか最悪やし 何があってそれはしたらあかんと思うわぁー
2005-09-23 00:07:00 -
164:
名無しさん
↑ひとの勝手やんワラ
2005-09-23 00:23:00 -
165:
名無しさん
あたしお兄とできてまーす★悪い〜?キャハハ★
2005-09-23 00:25:00 -
166:
名無しさん
人の勝手で済む事か?兄弟とヤって出来る子供って普通の子供できんかな?
2005-09-23 00:53:00 -
167:
名無しさん
つくらんかったらいーやん
2005-09-23 18:55:00 -
168:
名無しさん
最初の小説読んだけど、忘れたから軽く教えて
2005-09-23 19:48:00 -
169:
名無しさん
自分で読み直せ!忘れたとかアホやな!ワラ
2005-09-24 12:27:00 -
170:
名無しさん
↑おまえの頭よりマシ
2005-09-25 08:10:00 -
172:
名無しさん
まぁ気持ち悪いって思う人おっても普通やろぉ 他人事やから笑って見れるけど実際身近におったらきもいもん
2005-09-25 19:09:00 -
173:
名無しさん
一生懸命書いてるのにひどいんちゃう?キモいとか言うなら読まんかったら?やいやい言う奴にかぎってもっとヤバイ事してるやろ!人の事言うまえに性格治したら?
2005-09-25 21:21:00 -
174:
麗 ◆ySQsCb6HNw
色々な意見があリますが、私がした事わ一般的に普通でわないと自分でも思います。法律で許されてないし、だから総平にも母にもキモチワルイと言われたと思います。
これから真とどぉなっていくか、気持ちの変化など書いていくのでよければ読んでくださぃ??
ちなみに最初の小説わ私が龍を求める話です?2005-09-25 21:30:00 -
175:
麗 ◆ySQsCb6HNw
目を閉じれば、すべて暗く何も見えない。
現実でも、何も見なくてすんだらいいのに―――
遠くの方から―?―の曲が聞こえる……2005-09-25 21:35:00 -
176:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私は眠りから覚めた。
隣にいるはずの、
真がいない。
ただステレオから流れる音楽と、夕焼けが差し込む部屋にひとり。2005-09-25 21:39:00 -
177:
麗 ◆ySQsCb6HNw
久しぶりにひとりで、何だか真がいないのがおかしいぐらい―――
ピルルル…――
『…はぃ?』
「麗〜!あんたちょっとすごいやぁんッ!」2005-09-25 21:43:00 -
178:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『はぁ?何が…』
「プリクラ!真とのやつ〜アレ麗が送ったん〜?」
沙羅が話す事に理解できずリビングにでた。
『なに言うて…‥』
テーブルに置いてある雑誌をなにげなくめくり、私は動きを止めた。 「姉弟で載るとかちょっとすごいやん〜!」2005-09-25 21:55:00 -
179:
麗 ◆ySQsCb6HNw
ある雑誌のプリクラコーナーに、私と真のプリクラが載っている。
『麗知らんねんけど?!』カップルが投稿するものなのに、しっかりと“姉弟”と書かれている。
真が―――?2005-09-25 22:05:00 -
180:
麗 ◆ySQsCb6HNw
すいません今日わここまでです?
2005-09-25 22:09:00 -
181:
名無しさん
頑張ってね?皆言いたい放題やけど応援してくれてる人は沢山居てるし?法律で引っ掛かる事してる人なんか山ほどおるし?別に良いやん?人殺したりしてるわけじゃないねんから?兄弟であったとしてもそれはそれやん?いつか気付く事あるはずやし?負けたらあかんで?
2005-09-26 01:05:00 -
182:
名無しさん
頑張れゃン??
??応援??
?とおよ??2005-09-26 21:35:00 -
183:
名無しさん
>1-184
2005-09-27 05:17:00 -
187:
リナ
頑張ってねぇ☆
続きたのしみにしてるし〜☆2005-09-27 18:06:00 -
188:
麗 ◆ySQsCb6HNw
184サン?185サン?リナサン?
あリがと-ございます??仕事休みの時更新しますので??がんばリます?2005-09-29 22:21:00 -
189:
麗 ◆ySQsCb6HNw
静かにドアが開く音が聞こえた。
「まぁなんにせよあんたの顔売れたやぁん♪」
――真と瞳が合う。
『うん……じゃあね。』2005-10-02 21:51:00 -
190:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『真……!』
私は言葉を失くした。
真が満面の笑みで立っている。
「これ見たん?」
あの雑誌を指差す。2005-10-02 21:54:00 -
191:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『見たよ!アレ真が……』「俺、めっちゃ嬉しいねんけど!」
いつかに見た無邪気な笑顔を見せる。
「あれさぁ陽一が勝手に送ってんけど載るとか思わんかった!」
陽一は、真が唯一心を開く友達だ。一体何を思って… 「仲良し姉弟ってかたちやったら堂々とみんなに言えるねんで?姉さんと…」2005-10-02 22:07:00 -
192:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『真――!』ガタッ!
「姉さん好き…!」
抱き締められる腕が震えてる。
真も悩んでいるの?
陽一はそれを知ってるの?2005-10-02 22:14:00 -
193:
麗 ◆ySQsCb6HNw
単純な事でもなければ許される事でもない。
それでも私も真も離れられない理由は何―――?
真の心が知りたい。
「姉さん…姉さん…‥。」
けれど怖い――2005-10-02 22:23:00 -
194:
麗 ◆ySQsCb6HNw
いつまでもこのままじゃいられないと知っていたのに
だけど今でも
あの時何をどうすればよかったかなんて分からない―
2005-10-02 22:48:00 -
195:
麗 ◆ySQsCb6HNw
昨日の夜、総平を見た。
友達と楽しそうに遊んでいた。 私がいなくても大丈夫―― ――――やわらかい音が聞こえる…2005-10-02 22:55:00 -
196:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私、翔と寝た。
真…真…‥弟の……
―?―の曲で目が覚めた。すべてからも醒めれたらよかったのに。2005-10-02 22:59:00 -
197:
コアラ
しおり★☆
2005-10-03 20:26:00 -
198:
?????
おもろい?? 頑張って??
2005-10-03 22:53:00 -
199:
名無しさん
更新遅い
2005-10-06 08:47:00 -
200:
?
???
2005-10-06 13:02:00 -
201:
麗 ◆ySQsCb6HNw
コアラサン?いつもあリがと-???
?????サン?あリがと?がんばリますッ?
202サンすいません?今日更新します?2005-10-06 21:43:00 -
202:
名無しさん
読んでて内容自分に置き換えたら吐気しそうな位キモいんけど?
オェッ2005-10-07 05:56:00 -
203:
名無しさん
ォェッッ?
2005-10-07 06:50:00 -
205:
名無しさん
気持ち悪いんなら見るな!お前の性格が一番気持ち悪い。
2005-10-07 07:10:00 -
206:
麗 ◆ySQsCb6HNw
205サン206サン気分悪くしたならすいません??
208サン,あリがとござぃます?けど他にも良く思わない人わいてると思います。
それほどの事を私わ書いているヵラ?それでも読んでもらって意見もらぇれば私わ嬉しいです2005-10-07 09:55:00 -
207:
麗 ◆ySQsCb6HNw
眠る真を見て現実に戻る。
もう甘えてられる年ではなくなったのに、私はどこまでいけば気付くのだろう― 『真、学校遅刻すんよ-』2005-10-07 10:01:00 -
208:
麗 ◆ySQsCb6HNw
布団から出ようとしない真を起こす。
『し〜んっ!』
「寒いねん!先飯作って!」布団を無理矢理めくると、寝起きの悪い真がもっと悪くなる。
『ちゃんと起きよ-?』 そう言ってキッチンへ向かった。2005-10-07 10:06:00 -
209:
削除削除されますた
あぼ~ん -
210:
麗 ◆ySQsCb6HNw
思い出したくなくても嫌でも心に染み付いている。
「…はよ」
眠い目をこすりながら真が起きてきた。
『おはよ☆』
「…なんか姉さん機嫌よくない?」2005-10-07 10:24:00 -
211:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『そぉか?普通やで?』
「…あっそ。」
そう言う真は機嫌悪そうにパンを口に運ぶ。
「今日仕事?」
『ん-ん休み。家いてるよ』私はショップの店員とバーで働いている。バーって言っても知り合いの店でたまに手伝いに行く感じで、真も一緒に行く時もあった。2005-10-07 10:30:00 -
212:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「じゃあ今日陽一連れてくるわ!」
『はっ?別に麗おらんくてもえぇやん?』
「久々に姉さんに会いたいねんてさ」
『ぢゃ待ってるわ☆』
「別に化粧とかいらんで!」そぅ言い残し慌ただしく用意し始める。2005-10-07 10:36:00 -
213:
こぅ
続き楽しみぃ??
2005-10-07 11:15:00 -
214:
麗 ◆ySQsCb6HNw
こぅサン?あリがとござぃます??今ヵラちょっとやけど更新します??
2005-10-08 09:36:00 -
215:
麗 ◆ySQsCb6HNw
弾丸で用意をした真は、あっと言う間に家を出ていった。
「直で帰ってくるから!」不気味な程笑顔で。
私はどおせ暇だし、適当に掃除して化粧する事にした。しなくていいと言われたし別にしたい訳でもないけれど。2005-10-08 09:41:00 -
216:
麗 ◆ySQsCb6HNw
それにしても――
真が友達を連れてくるなんて珍しい。
とは言っても陽一だけしか連れてきた事ないけれど。 それは、母と暮らしていた幼い頃から変わらない。
2005-10-08 09:46:00 -
217:
麗 ◆ySQsCb6HNw
それが何を意味するかなんて追求しない。
真の性格の事だから、あまり友達ができないだけかもしれないし…―――
―――そもそも真があんな風になったのは何故?
昔、本当に昔。
あの時は違ったのに。2005-10-08 09:50:00 -
218:
麗 ◆ySQsCb6HNw
友達と遊ぶ様になる年頃―物心がつくまでは
違ったのに。
それはきっと―――。
「おじゃましまぁっす!」懐かしい元気な声がリビングに響いた。2005-10-08 09:53:00 -
219:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『よぉいち!久しぶりやなぁっ元気やったかぁ?!』「ただいま。」
真と陽一が入ってくるなり私は声を張った。
「おぅ!姉やん綺麗なったなぁ〜!」
陽一は私の事を姉やんと呼ぶ。なんだか照れるけど、クールぶる真とは正反対の陽一が言うから許せる。
よく二人でいれるなといつも思う。2005-10-08 09:59:00 -
220:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私は一瞬ドキッとした。
『まぁでも今日は何でまた急に?』
「あ〜プリクラあるやん?あの事怒ってるかな思て」真がこっちを見てる。
『…全然?ちょい恥ずかしかったかな〜』
「本間か!悪いなぁツレらとあのプリクラ見ててコレ雑誌いけんちゃぁんなってさ。賞金あるもんで笑☆」真がこっちを見てる―― 意味ありげな笑顔で。2005-10-08 10:10:00 -
221:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『気にすんなよッ!』「元からしてないけどね!」 不思議な事がある。
真は、私がいつも誰か男と話していたなら怒るのに、陽一だけは違う。 今だって笑って眺めているだけ。
陽一はすべてを知っている…―――?2005-10-08 10:18:00 -
222:
こぅ
気になるぅ?
2005-10-08 14:10:00 -
223:
こぅ
更新待ってまっ??
2005-10-08 22:57:00 -
224:
麗 ◆ySQsCb6HNw
こぅサン??02回もカキコあリがと???今から更新しまッす?
2005-10-10 18:56:00 -
225:
麗 ◆ySQsCb6HNw
そう思えばたまらなく陽一の前で、真の隣に座っているのが嫌になる。
怖くなる。
汚らわしく見えてるんじゃないかと―――
自分で選んだ道なのに、自分ですら肯定できずにいて止まれずにいる。
陽一と目が合う…―――まるですべて知ってるよと言われている様な目。2005-10-10 19:02:00 -
226:
麗 ◆ySQsCb6HNw
陽一は、私たちがこの場所に引っ越してきてすぐ真が家に連れてきた。
私が小六のとき。
私は友達を作れずにいたのに、真はそれからずっと陽一と友達でいる。
中学に入れば私も一緒に遊んだりしていた。そんな陽一だから知られるのは怖かった。
真が唯一心を開く陽一。 私は沙羅と瞳にでさえも教えていないリアル。2005-10-10 19:12:00 -
227:
麗 ◆ySQsCb6HNw
そんな事、嘘だと言って。私の勘違いだと笑って。
―――陽一が私と真の関係を知っているなんて。
「ぁあっ!!煙草切れた!」静かな私の心を乱す様に陽一が叫んだ。2005-10-10 19:19:00 -
228:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『れっ麗のん吸いや?』
「姉やん俺がメンソしか吸われへんの知ってて言うてんの〜?」
必死で思考を読み取られない様に目を背ける。
『あっあぁごめん…』
「俺買ってきたるわ!」2005-10-10 19:26:00 -
229:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『……はっ?!』
「陽一、お前クールマイルドやったよな。」
「おぅ!悪いな!」真が?マンションからコンビニまで片道十分はかかると言っていつも絶対行かない真が……
「気ぃつけてな!」 ―――その一瞬、真と陽一が目で何かを交わした。
2005-10-10 20:09:00 -
230:
麗 ◆ySQsCb6HNw
何もない訳がない。
――――何も。
真は、笑顔で家を出ていった。
何か腑に落ちない感じ…
「姉やん…。」2005-10-10 20:18:00 -
231:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『…ん?』
「あっ…あのさぁ〜…‥」一瞬黙り、何か考えた様に陽一は口を開いた。 「俺、スキやねん。」
なぜか翔を思い出した――2005-10-10 20:26:00 -
232:
名無しさん
更新終わる時教えてね
2005-10-10 20:30:00 -
233:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『……は?』
私は理解できずにいる。
「スキやねん…!
姉やんのこと。」
悪い夢なのか善い夢なのか……どちらにせよ私はできるならずっと覚めないでいたい。2005-10-10 20:31:00 -
234:
麗 ◆ySQsCb6HNw
陽一が私を――?
私と真の関係を知っているんじゃないの……
「姉やん!俺本気やで!ずっとスキやねん…!」
なんとなく…
気付いていたのかもしれない。自分でも分からない程に、気付いていないフリをしていた。2005-10-10 20:37:00 -
235:
麗 ◆ySQsCb6HNw
――けれど。
『ごめん…あたし…』
「やっぱ無理なん…?」きっと、真と【普通】の姉弟だったならば。
私、陽一を好きになってた。 『陽一、あんたはな…もぉ真と一緒で弟みたいなモンやねん。だから…』2005-10-10 20:43:00 -
236:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「その弟とヤッてるくせに…」
――その時、陽一の携帯がけたたましく鳴りだしたのと、陽一の声が小さかったので聞き取れなかった。
『ごめんなんて?』
「やぱ姉やんは姉やんか!」着信が切れ、また鳴りだす。『今のままがいっちゃんいいよ。』2005-10-10 20:49:00 -
237:
麗 ◆ySQsCb6HNw
今のまま。残酷な言葉。
今のままでいいなんて、少しも思っていないのに。
ただ、逃げ道も辿り着く場所もない私は悶えるだけ。 鳴りしきる着信音。
無駄に頭に響く――
『出らんでええの?』2005-10-10 20:53:00 -
238:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「あぁ、ええねん。どぉせしょおもない奴やから!」
そぉ言って、携帯を裏返す。上に向けていたディスプレイが半転して――
さっきまで見えずにいたのに、反射して見えた。
《 着信:真 》2005-10-10 21:00:00 -
239:
麗 ◆ySQsCb6HNw
236サン??読んでくれてあリがとござぃます??
とリあえず今日わここまでです??? また暇があればきます??2005-10-10 21:03:00 -
240:
名無しさん
きになる☆
2005-10-11 03:41:00 -
241:
名無しさん
気になる気になる〜っ☆
2005-10-11 03:44:00 -
242:
こぅ
めっちゃェェとこゃん??主気になるぅ??
??書ぃちゃってッ??2005-10-13 18:29:00 -
243:
名無しさん
遅すぎッッッ
2005-10-14 12:55:00 -
244:
名無しさん
よく聞き取れなかったのになんで弟とヤッてるくせにってわかったん?実話っぽぃことゆーてたけどやはりフィクションなん?
2005-10-14 18:51:00 -
245:
名無しさん
頑張って!前書いてたのんってもぅ読まれへんの??前のも読みたいなぁって(>_
2005-10-15 10:51:00 -
247:
麗 ◆ySQsCb6HNw
250サン?251サン?読んでもらッてあリあっす??
前の小説わ普通に見れると思います?
今から更新します?2005-10-16 17:44:00 -
248:
麗 ◆ySQsCb6HNw
―――真…?
……意味が分からない。 なぜ電話にでない…?
「姉やんっさっきのアレ忘れてな!」
『え?あぁ、うん…。』
未だ鳴リ続ける着信音。 なぜか陽一に聞けない。2005-10-16 17:52:00 -
249:
名無しさん
更新終わる時言うって約束したやん?
守られへんねやったら最初から約束せんといてくれへん。2005-10-17 01:39:00 -
250:
麗 ◆ySQsCb6HNw
254サンスィマセン?昨日あのまま寝てしまったんです??ちゃんとおわる時わ言います??
2005-10-17 09:57:00 -
251:
麗 ◆ySQsCb6HNw
なんで真の電話出やんの? ―――聞けない。
「真には言うた事ないねん。だから…」
『わかってるよ。』
電話に出ないのはただ今はこんな話だからかもしれないし。2005-10-17 10:03:00 -
252:
麗 ◆ySQsCb6HNw
陽一が私を好きだと言うことを真が知らないということは―――
真と私の関係を陽一は知らない――?
――ピンポーン2005-10-17 10:11:00 -
253:
麗 ◆ySQsCb6HNw
スイマセンいったん休憩します??
2005-10-17 10:12:00 -
254:
名無しさん
????????????
2005-10-17 18:58:00 -
255:
こぅ
?ぬち頑張ってネ?
2005-10-17 19:41:00 -
256:
麗 ◆ySQsCb6HNw
259サン?あリがと???
こぅサン?いつもあリがと?がんばリます??2005-10-18 13:18:00 -
257:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「真やん?」
『鍵もってくの忘れたんかな。開けたよ〜』
「…あいつ遅かったな〜」一瞬、陽一の顔が強ばるのを見逃さなかった。
「ただいま〜。…はぃ陽一」私と陽一を見て、何か雰囲気を確かめた様に煙草を陽一に渡す真。 「悪いな!」2005-10-18 13:23:00 -
258:
麗 ◆ySQsCb6HNw
何かある様な素振りの二人なのに、つかめない。
ただの考えすぎならいいのだけれど―――
「姉さん腹減ったぁ〜」2005-10-18 13:25:00 -
259:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『もぉ晩ご飯の時間か。陽一今日泊まってくやろ?』「お言葉に甘えて!」
適当に、シチューでも作ろうとキッチンに立った。
カウンターの向こうで、二人が何か言い合ってる声が聞こえる。 「なんもないって!」2005-10-18 13:30:00 -
260:
麗 ◆ySQsCb6HNw
陽一の声。
気になったけど、あえて無視して料理し続けた。
―― 「姉やんの料理、久しぶり!」
『うまいやろっ?』
「姉さん料理だけは上手いもんな〜」2005-10-18 13:34:00 -
261:
麗 ◆ySQsCb6HNw
さっきとなんら変わらない二人。
言い合いの事を聞けない。なんだか、おかしい。
陽一が、真の電話に出なかった事も聞けない。
―――
聞けない空気が流れてる。 「姉さん、先お風呂入ったら?」2005-10-18 13:39:00 -
262:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『うん?そぉするわ…。』今日はなんだか気疲れした。見えない何かに向かって攻撃してる感じ…―――。 ――ポチャン
湯槽に水滴が落ちる。
もし、もし陽一に私と真の関係を打ち明けたらどうなるのだろう…――――2005-10-18 13:43:00 -
263:
麗 ◆ySQsCb6HNw
今すでに、知っていたら? 考えたって
終わらない。
まだ何も始まっていないのだから。2005-10-18 13:45:00 -
264:
麗 ◆ySQsCb6HNw
まだ水滴が垂れるまま、体にタオルを巻き、暗い廊下を一人ひたひたと歩いた。 ドアを開いたなら、
現実が待っている――。
「お前なにしてくれてんねん!」2005-10-18 13:49:00 -
265:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私はその場で立ち尽くした 「俺は姉さんの気持ちを聞けって言うたやろ?!」
「んなもん自分で聞けや!」 ―――言い合う二人。私…? 水滴が体をつたって床に落ちる。
「お前最低やな!んならはなっからいいなんて言うなや!!」2005-10-18 13:53:00 -
266:
麗 ◆ySQsCb6HNw
まったく状況がつかめないまま、私は何も言えない。「姉やんが驚いてるやろ!でかい声だすなや!」
『…‥なに‥』
「ええ加減にせぇや!!」真が怒ってる。
こんな姿、初めて見たかもしれない。
2005-10-18 13:58:00 -
267:
麗 ◆ySQsCb6HNw
真が陽一を殴ろうとする― ―――こんな状況なのに、私の瞳には静かに真が写っていた―――……あっ!!
「真…気ぃつけぇよ。」
陽一は軽く右手で真の手を止めた。2005-10-18 14:03:00 -
268:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「…ごめん姉やん!今日やっぱ用事あっから帰るわ!」いつもの明るい声で、
陽一は帰っていった。
『‥真…何があったん…』やけに静かになったリビングで、私は濡れたままソファに座りこんだ。2005-10-18 14:07:00 -
269:
麗 ◆ySQsCb6HNw
今日わここまでです???
2005-10-18 14:08:00 -
270:
?????
続き気になる??カキコだいぶぉ久U??
2005-10-18 14:41:00 -
271:
こぅ
久しぶりの?更新?に??ヮク???したぁ??
2005-10-18 18:27:00 -
272:
名無しさん
あげ
2005-10-20 08:56:00 -
273:
名無しさん
ぁげぅ
2005-10-21 16:09:00 -
274:
ひな
初めて読んだァ、読みやすけて続きみたい♪
2005-10-22 09:28:00 -
275:
名無しさん
?θも更新∪てなぃケドなンか?っtニの??
2005-10-28 22:35:00 -
276:
名無しさん
更新まってりゅ?
2005-10-28 22:37:00 -
277:
麗 ◆ySQsCb6HNw
?????ちあん?こぅサン?いつもあリがと???
277サン?278サン?ひなサン?あリがとぅ??
280サン?281サン?スイマセン?仕事が忙しくて?今から更新します??2005-10-29 14:05:00 -
278:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「なんもない…」
真の暗い声に、それ以上何も聞けなかった。
『寝る…?』
「ちゃうねん…あいつ…。 陽一…」2005-10-29 14:09:00 -
279:
麗 ◆ySQsCb6HNw
真が口開いた。
陽一が何――?
「あいつ姉さんに告ったんやろ…?俺そんなんいっこも言うてへんのに!」
『…真?どおゆう意味?』「俺あいつが姉さんの事好きとか知らんかった!!」『…真?!』2005-10-29 14:13:00 -
280:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「俺…‥陽一に頼んでんやん。姉さんの気持ち知りたくて…俺の事どぉ思ってるか聞いてくれって。」
―――――
…陽一が。
知ってる。
私と真の関係を。2005-10-29 14:29:00 -
281:
麗 ◆ySQsCb6HNw
また夜更新します?
AA略多くなってしまってスイマセン?2005-10-29 14:31:00 -
282:
名無しさん
更新せぇへんの??(´?`)?
2005-10-30 00:55:00 -
283:
麗 ◆ySQsCb6HNw
スイマセン?今から更新します??
2005-10-30 18:45:00 -
284:
麗 ◆ySQsCb6HNw
気付いてたはずなのに、いざ現実となると受けとめられない。
「それやのにあいつ姉さんに告ったから…!」
ずっと…‥ずっと。
私と真だけの秘密だった。そのはずだったのに。2005-10-30 18:48:00 -
285:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『いつから知ってるん…陽一は麗らの事…』
真が企んだ事などどおでもよかった。
ただ陽一は私達の事をどう見ていたのだろう――
「俺が姉さんとヤッた次の日に言うた。」2005-10-30 18:58:00 -
286:
麗 ◆ySQsCb6HNw
―――― ……あぁ。
やっぱりそおなんだ…。
私達の関係を知ってから陽一は私と会っていない。2005-10-30 19:02:00 -
287:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「姉さん…」
涙が溢れる。
隠しとぉさなきゃと思っていたのは私だけ?
総平に知られた時だって。私はあんなにショックだったのに。2005-10-30 19:07:00 -
288:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『陽一には…ちゃんと無理やって言うたよ…?』
「知ってる…。」
『麗の事で喧嘩するとかやめてな。仲直りしぃな…』 真に求められ続けていい。それでも私は、私は―――。
2005-10-30 19:11:00 -
289:
麗 ◆ySQsCb6HNw
朝、真よりも早く目覚めて真がまだ眠っている間に家を出た。
仕事場に着くと、店長、スタッフの皆に挨拶する。2005-10-30 19:14:00 -
290:
麗 ◆ySQsCb6HNw
誰も私がまさか、血の繋がった弟と関係を持っているなんて知る由もないだろう そんな仮面をつけて日々過ごす。
真は、陽一と仲直りしただろうか。
陽一は、私達二人を許すのだろうか。2005-10-30 19:18:00 -
291:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私達二人の関係を知りながら、何も変わらず接する時点で陽一は、許してしまっているのだけれど―――― 誰か。私達を戒めてほしい。罪なんだと。
キモチワルイ。
母と総平の言葉が頭に回る それでも足りなかった。私と真が気付くには。2005-10-30 19:23:00 -
292:
麗 ◆ySQsCb6HNw
今日わここまでです??
2005-10-30 19:24:00 -
293:
名無しさん
頑張ってにぇ??
2005-10-31 04:01:00 -
294:
削除削除されますた
あぼ~ん -
295:
削除削除されますた
あぼ~ん -
296:
削除削除されますた
あぼ~ん -
297:
コアラ
久しぶりに顔出します??麗さん頑張ってネッッ??
2005-11-04 17:33:00 -
298:
削除削除されますた
あぼ~ん -
299:
名無しさん
298サン?コアラサン?あリがと-??
299サン303サンスィマセン??仕事が忙しくてなか02更新できなかったんです?
今から更新するので?平日わ更新するの難しいので待っていただければ嬉しいです?2005-11-06 12:36:00 -
300:
麗 ◆ySQsCb6HNw
もう、考えないでいたい。涙すら出ない。
私の日常。
誰にも否定させない。
それなのに誰かに気付いてほしい。教えてほしい。
―――止まり方を。2005-11-06 12:41:00 -
301:
麗 ◆ySQsCb6HNw
気付けば日は沈み、月が夜を迎えてくれる。
そんな風にして一日は巡っていく。
何もかも飲み込んで。
冬の風が胸に凍みる。
何があっても歩いていかなきゃならない――2005-11-06 12:48:00 -
302:
麗 ◆ySQsCb6HNw
静かにドアノブを回す。
――真はいない。 静かに携帯が振動しだした。2005-11-06 12:57:00 -
303:
麗 ◆ySQsCb6HNw
陽一からメール?
━姉やん昨日ごめんな?? あんな話あんねんけど〜 俺前プリクラ雑誌に送っ て載ったやんか?あれで 雑誌の表紙に真と写って ほしぃて編集部から連絡 きてんか!!すごい事や んっ?真はいいって言う てんねんかぁ報酬あるし やってみたら☆━━2005-11-06 13:07:00 -
304:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『はぁっ?』
私は陽一に電話をかけた。意味が分からない。
「もぉし?」
『陽一っ何言うてるん?!』「何がって…表紙やん…」 「…やるよ。陽一、伝えといてや。」
いつの間に帰ってきたのか、真が携帯を奪った。2005-11-06 13:12:00 -
305:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『はぁっあんたらちょぉ待ちや…ッ』
「本気やで。俺前言うたやんな?姉弟って形やったら世間に認められるのが嬉しいって。」
何も言えない。
ただ真も私たちが認められない事をわかってる。
「陽一、おまえも昨日姉さんの気持ちわかったやんな?協力してくれよ。」2005-11-06 13:21:00 -
306:
削除削除されますた
あぼ~ん -
307:
麗 ◆ySQsCb6HNw
ここまでです?
また夜できたら更新します?2005-11-06 13:26:00 -
308:
名無しさん
待ってたのに??
2005-11-07 02:04:00 -
309:
麗 ◆ySQsCb6HNw
313サンすいません?今から更新します?
2005-11-10 12:13:00 -
310:
麗 ◆ySQsCb6HNw
中学生の頃、沙羅が芸能人になりたいって言っていたな…。
私はそう思わなかったけれど―――
現実なんていつ越えるか分からない。2005-11-10 12:21:00 -
311:
麗 ◆ySQsCb6HNw
明るい照明に、慌ただしいスタッフ。
なぜ私はここにいるのだろう……隣で真は、まっすぐに前を見つめている。2005-11-10 12:24:00 -
312:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「いきなりでごめんね!なんか気になって。」
スタジオに入るなり編集長らしき人が声をかけてきた。「姉弟なんだよね?どことなく似てるところがいいんだよね…」
話し続けてきたけど私は聞き流した。
真を見ると目が合った。
「姉さん…」2005-11-10 12:30:00 -
313:
麗 ◆ySQsCb6HNw
周りに見えない様に、さりげなく私の手に触れようとする……
「はぁいじゃ二人こっち来て〜!」
パッと手を離す。
この瞬間。
私と真は触れ合ってはいけない存在なのだと思い知る。
「姉弟設定でいくけど〜姉弟に見えない様なイメージで!」2005-11-10 12:35:00 -
314:
麗 ◆ySQsCb6HNw
略部分
「姉弟設定でいくけど〜姉弟に見えない様なイメージで!」2005-11-10 12:38:00 -
315:
削除削除されますた
あぼ~ん -
316:
麗 ◆ySQsCb6HNw
だけど。もし、真が弟じゃなかったら。
私は同じ様に真を必要としただろうか…――
「少し絡んでみてくれるー?肩に手置くかんじで〜」慣れた手つきで真が私に触れる。
大勢他人がいる中で。2005-11-10 12:48:00 -
317:
麗 ◆ySQsCb6HNw
真は、これが嬉しいんだ。
誰も関係なく触れ合える。姉弟としてなら。
フラッシュが眩しく思考も途絶えさせる。
まるで、スタジオにいる人全員に笑われている様な、すべて見透かされている様な―――
感覚に陥る。2005-11-10 12:53:00 -
318:
麗 ◆ySQsCb6HNw
――侵食は止まらない。 「おつかれさまでした〜! ありがとうね、本当に。来週発売だからお家に届けるからね。」
私たちはただ顔を見た。
『いえ……こちらこそ。』「また機会があれば頼んでいいかな?」
何も言わず頭を下げてスタジオを出た。2005-11-10 13:03:00 -
319:
麗 ◆ySQsCb6HNw
ここまでです?
スィマセン?2005-11-10 13:04:00 -
320:
名無しさん
更新待ってました。
2005-11-11 02:56:00 -
321:
名無しさん
更新短ぃし…確実ャル気なぃなぁ
2005-11-11 10:02:00 -
322:
名無しさん
今回の小説、なんかテンポわるい?ちょびっと更新よりたまにでいーからドバっと更新したほーが話しにはいりこめるのては?
2005-11-11 12:47:00 -
323:
名無しさん
はいりこめるのては?ワラ
2005-11-11 18:20:00 -
324:
麗 ◆ySQsCb6HNw
325サン☆326サン☆327サン☆328サンスィマセン?これからわできるだけ一気に更新していくよぅにします??
2005-11-14 09:29:00 -
325:
麗 ◆ySQsCb6HNw
帰りの電車の中、私たちは言葉を交わさなかった。
私の思いと真の思い。
それは重く私の心にのしかかり、交わろうとしながら離れていく。
だけど離れきれない何かで繋がれている。
「俺、陽一と遊んでから帰るわ。」2005-11-14 09:33:00 -
326:
麗 ◆ySQsCb6HNw
ふと真が口を開いた時には、もう地元の駅だった。
『そぉなん?ほな家で待ってるわな。』
真と駅で別れて、私は久々に駅からマンションまで歩くことにした。
秋風が吹いて葉が揺れる。ひとつ葉が目の前で舞う。私は顔をあげた。2005-11-14 09:39:00 -
327:
削除削除されますた
あぼ~ん -
328:
麗 ◆ySQsCb6HNw
――ガンッ! 『痛っ… 真…ッ痛い!』
「俺のもんやろ?!姉さんはっ…俺だけのもんやろっ?!」2005-11-14 09:53:00 -
329:
麗 ◆ySQsCb6HNw
――――
帰ってくるなり私を押し倒し、乱暴に触れる。
「ちがうんけ?!」
真が悩んでる。何かあると私の体にあたる真の悪い癖。
『真…あんたのもんやから。…優しくして?』2005-11-14 10:01:00 -
330:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私の頬にしずくが落ちる。―――真の涙。
「俺…まちがってる…?」
2005-11-14 10:09:00 -
331:
麗 ◆ySQsCb6HNw
――――真が泣いてる…? 『…真……』
悲しいけれど私たちは間違ってる――
わかってるのに。
『まちがってないよ…』
その 血 すら越えるぬくもりが欲しくて―――。2005-11-14 10:18:00 -
332:
麗 ◆ySQsCb6HNw
本棚に並ぶ私と真の顔。
今日はあの雑誌の発売日。 なんだか変な気がする。
自分が表紙だなんて。
うまく実感が沸かないまま、私は家への道を急いだ。2005-11-14 10:29:00 -
333:
麗 ◆ySQsCb6HNw
鍵を開け、静かな部屋へ進む。真は学校だからいない。 置きっぱにしていた携帯を見ると、不在着信がいろんな人からすごかった。
きっとあの雑誌の話だ。
私はほとんど無視して沙羅にだけかけ直した。2005-11-14 10:33:00 -
334:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「もぉ〜麗なんで言うてくれへんかったんよぉ〜!」『なんかはずいやん?!麗もびっくりやしなぁ』
沙羅は相当はしゃいでいてすごく喜んでくれた。
「ほんますごいやん〜うらやましぃし☆」
『あはは!あっ沙羅キャッチやからまた電話するな』2005-11-14 10:37:00 -
335:
麗 ◆ySQsCb6HNw
番号を見ると、知らない番号だった。
『…誰やろ…?』
少し悩んで、私は出た。
『…はい』
「もしもし♪誰か分かるか〜?」2005-11-14 10:39:00 -
336:
麗 ◆ySQsCb6HNw
携帯を通しても分かる綺麗な声。
この声はあの人だけ…
『‥何で知ってるん?!』「なにがぁ?誰かほんまわかってんの?」
――――翔…。
『…なんで翔が麗の番号知ってるん?』2005-11-14 10:46:00 -
337:
名無しさん
あげ
2005-11-14 10:47:00 -
338:
麗 ◆ySQsCb6HNw
何かずれてしまったのかもしれない。
また翔と話せるなんて。
「お前が寝てる間に番号メモらしてもろたよ」
――あっ!!
……だからあの時電源切 ったはずなのに入ってた んだ。だけどなんで――「お前、やっと俺に近づいたな〜」2005-11-14 10:50:00 -
339:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『…は?』
「言うたやろ?お前の瞳が気になったぁて。」
何を言っているのかわからない。とにかく私が今話しているのは―?―の翔で…「近いうち俺らまた会うわ。じゃっそん時まで♪」
そう言って電話は切れた。 ―――また会う?
私と翔が――?2005-11-14 10:56:00 -
340:
麗 ◆ySQsCb6HNw
確かに感じた。
この時。現実を越える、その彼方が見えることが――。 誰もこれ以上私を侵さないでほしいのに。
胸の鼓動は止まらない。2005-11-14 11:00:00 -
341:
麗 ◆ySQsCb6HNw
呆然と立っていると、ドアの開く音がした。
「姉さんっただいま!」
いつもの無邪気な笑顔。
だけど機嫌のいい理由もすぐ分かる。右手に持たれた雑誌。
「俺っ有名なりたいとかそおゆう気持ちないけどやっぱり姉さんと普通にこぉやって認めてもらえるん嬉しい!」2005-11-14 11:05:00 -
342:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『けどちょい恥ずかしいね笑。』
「かんけーないしっ!」
そう言って私をソファに座らせ、膝に頭をのっける。
「だから、はじめ嫌って思ったけど―?―のプロモもやろかな思った!」
―――何…?―?―??2005-11-14 11:10:00 -
343:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「姉さんまだ知らんかったっけ?―?―の新曲のプロモに出てほしいって、二日前電話あってん。」
私と真と。そして翔。
見えない何かで引き寄せられる様に、私の心に侵入してくる。
現実を現実と見なさない現実――――すぐそこに。2005-11-14 11:15:00 -
344:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『いいよ。やってみよう』「姉さんSHOWが好きなんやろ?腹立つけどそいついっぺん見てみたいし。」
翔が言っていた近いうちに会うってこの事か。
仕掛けられた罠にはまってあげる。何が待ってるかなんて分からないけれど――2005-11-14 11:21:00 -
345:
麗 ◆ySQsCb6HNw
ここまでです?
343サン?あリがとござぃます??2005-11-14 11:22:00 -
346:
優
読んでるでぇ??
入り込んでまうし、もっと読みたなる。
がんばってなぁ?2005-11-14 17:54:00 -
347:
削除削除されますた
あぼ~ん -
348:
削除削除されますた
あぼ~ん -
349:
☆∪゛ゅvノ☆
めっちゃ久々に夜遊び小説見てみたら麗タンの小説見っけぇッ(=^―^=)奏もスゴく良かったし,今回のも完結まで楽しみしてるからぁ♪仕事タィヘンゃと思ぅヶド完結までガンバッテね(*UεU*)-¢нЦ☆
2005-11-21 00:55:00 -
350:
名無しさん
まだ
2005-11-26 11:33:00 -
351:
麗 ◆ySQsCb6HNw
優サン?353サン?あリがと???がんばリます??
じゅリちあん?めっちゃうれしいッ?また読んでくれてるんやァ?
354サン356サンスイマセン?遅くなリました?2005-11-27 21:04:00 -
352:
麗 ◆ySQsCb6HNw
まさか私がずっと憧れていた―?―のプロモに出るなんて。
まさか私が翔と寝るなんて。 何も理解できないまま時は進んでいく。2005-11-27 21:08:00 -
353:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「姉さん緊張してる?」
あるホテルの一室で、真が煙草を手にしながら口開いた。
『…別にやで?』
―――胸の鼓動が止まらない。覚悟はしたものの、恐い……
重たい沈黙が続く。2005-11-27 21:18:00 -
354:
麗 ◆ySQsCb6HNw
それを切り裂く様に、ドアが開いた。
頭が真っ白になる…
マネージャーらしき人のあとに、―?―の四人が入ってきた。 翔だ――。2005-11-27 21:38:00 -
356:
麗 ◆ySQsCb6HNw
―?―は、翔と、毅(THUYOSHI)暁(AKIRA)武(TAKERU)の四人。その四人が今目の前にいる。
現実を受けとめられない― 「初めまして、リーダーの翔です。」
その言葉に真は、あからさまに嫌な顔をした。敵対心剥き出しの様な。
事務所の人が何か説明しだしたけれど、私にはそんな話聞こえなかった。2005-11-27 22:01:00 -
357:
麗 ◆ySQsCb6HNw
翔と視線が絡むから。
隣にいる真は何も知らない 視線を交わす翔も、私と真の関係を知らない。
「じゃあ、撮影は一週間後なので、お願いします。」その言葉で我にかえった。2005-11-27 22:05:00 -
358:
麗 ◆ySQsCb6HNw
プロモのイメージは、何も知らない男と女が惹かれ合っていくもの。
曲は切ないメロディーに共感できる歌詞で、これを一週間聞いてイメージを具体的にしてほしいと言われた 私と真が絡み合うシーンもあるらしいけれど、抵抗がある訳もない。2005-11-27 22:16:00 -
359:
コアラ
リァルタィム?? 頑張ってッッ??
2005-11-27 22:27:00 -
360:
麗 ◆ySQsCb6HNw
頭が朦朧とする中、私はトイレへ向かった。
意識をしっかり持たないと―――…… バンッ!! 『…えっ?!』
「元気でやっとん?」2005-11-27 22:29:00