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1:
理紗
風嬢の理紗とキャバ嬢の沙耶。1人の男を巡って、今日も壮絶なバトルを繰り広げる。??
2006-01-04 01:32:00 -
151:
理沙
らいむタン?しおりおおきにぃ?
2006-02-10 00:25:00 -
152:
理沙
ダンスしてる集団の中でスペイン人のボォ〜イに一際激しくセックスアピールするアメリカ人ジェーン。それってダンスなん??ストリップなん??ってぐらい放送ギリギリのキワドイ舞いを披露しておられる…。スペインボォ〜イ若干メロメロ。今夜はテイクアウトね★遠くから2人を見てると笑けて仕方ない。ストロベリーマルガリータっていうカクテルをチビチビ飲みながら葵とダラダラ語る。滞在すること4時間。そろそろこの場所にも飽きてきた。ジェーンに伝えて葵と店を出ると、近所のローソンへと寄り道。
2006-02-10 01:02:00 -
153:
理沙
「おっ!!ヘブン出てるやん♪」『ぉおっ!?【男はこれでオチる!!25の恋愛法則】やて!!』2人一斉に本コーナーにかじりついた。理沙の方が早く読み終わり、ふと外に目をやった。 『え…っ。何でなん??』 理沙の見つめる先には、笑って歩く男と女。見間違いなんかじゃない。それは、紛れもなく陸と沙耶の姿だった。。
2006-02-10 01:11:00 -
154:
理沙
「もぉ〜。またちっこく載ってるしぃ!!…理沙??理沙どないしたん??」『…あれ。。』「あっ!!陸やん★ここ通り道やし、あんなんどうせ客やろ??迎えに行っただけちゃう??」『ちゃうねん…。』「えっ??」『あの女、沙耶やねん。』「うそぉ…。嘘やろっ!?」『ほんまやで。あれが沙耶。陸の客やったんやぁ。』沙耶と入れ違いに入った葵は初めて生沙耶を見てア然としていた。店や龍の店で沙耶の話題は出していたが、写真も見たことがないらしい。しかもあんなに綺麗と思わんかったんやろな。 「沙耶って子理沙の昔の連れちゃうん。あんま評判良くない子やんな??あの子なんやぁ…。」
2006-02-10 01:22:00 -
155:
理沙
『う〜ん、そうやなぁ。』「あんな性悪女所詮客止まりやってぇ。なっ!!理沙っ!!」『…。』2人の姿が見えなくなっても、そこから目を離せなかった。体の震えが止まらない。すごく嫌な予感がする。理沙はしばらくこの場所から動けなくなってた。。 「理沙、カラオケでも入ろっかぁ。」葵が気を使ってくれたお陰でようやく外に出るキッカケができた。「何か起こりそうなん??」『うん。それが何かは分からんけど…、今回は沙耶と衝突しそうな気ぃする。』「金絡み??」『たぶんそう…。』アイスカフェオレに刺さったストローを触りながら葵に話した。
2006-02-10 01:39:00 -
157:
理沙
悪い予感がしたり落ち着かないとき、何か触ってしまうのが理沙の癖。葵がそれを察知したのか、「落ち着きや。大丈夫やからな。」と言いながらずっと理沙の背中をさすっててくれた。後輩に慰められて少し恥ずかしかったけど、側に葵がいてくれて本当に良かった。誰もいなかったら、きっと寝ずにフラフラさまよっていただろう。。 理沙の悪い予感はそれを上回るくらい当たる。そしてその日は、思っていたよりも早く訪れてしまった。
2006-02-10 01:49:00 -
158:
理沙
あれから2週間。。理沙はいつものようにカクテルをすすりながら陸との会話を楽しんでいた。先週のデートでかなり距離が縮まったお陰か、なるべく長くついてくれるようになっていた。だけどそんな幸せな時間もすぐに中断。「他の客放置してるからちょっと回って来るなぁ。」『はいよっ★』タバコに火を付けて液晶画面に映る店の宣伝を眺めてると、遠くの席が急に騒がしくなった。シャンパンコールの始まりだ。「沙耶ちゃんありがと〜!!」えっ??沙耶??チラッとそっちに目をやると、ボディコンみたいな扇子をヒラヒラさせながら誇らしげに座る沙耶がいた。「沙耶ちゃんから一言!!3・2・1・キュッ!!」「そこのブッサイク!!陸返してや。て事で、ピンドン下さいぃっ!!」
2006-02-10 02:21:00 -
159:
理沙
?今日はココマデ?
2006-02-10 02:22:00 -
161:
理沙
名無しさん?いつもありがとう?
2006-02-11 00:51:00 -
162:
理沙
その言葉を聞いて唖然とした。常識外れな事が大嫌いだったあの沙耶が、今では常識知らずの救いようのないただのバカ女になっていたのだ。世間一般から見て職業は格上げかもしれないが、女としてはドン底だ。「なぁなぁ〜。あの沙耶って子めっちゃ態度デカない??」隣の席に座ってたポッチャリちゃんが理沙に絡んで来た。何か気まづい。。『あの言い方は失礼やけど、あの子なりの飲み方なんやし仕方ないん違うかな。』「腹立たんのぉ!?」『他のお客さん見に来てる訳じゃないから…。』「ふぅん。うちは無理やわぁ。アンタみたいな子やったら全然かまへんのやけどなぁ〜。」あたしも無理やわ…。そう言いたかったが愛想笑いで誤魔化した。
2006-02-11 02:49:00 -
163:
名無しさん
この小説めっちゃおもしろい?楽しみにしてますね?
2006-02-11 03:04:00 -
164:
理沙
それから沙耶は何本もシャンパンを卸し続け、ようやく長い祭が終わった。これ以上ここにいると身がもたない…。そう察知した理沙はついてくれたヘルプ君に『陸に送り出しいらんからって言うといて。』と言い残してチェックした。オツリを確認して財布に入れようとしたそのとき…、悲劇は起こった。 「あれぇ??理沙やん。おひさやなぁ★もう帰んのぉ??」このギャル口調は…。 恐る恐る顔を上げると、ヒジキ睫毛をバサバサ羽ばたかせながら理沙を見下ろす沙耶がいた。「もう会計しちゃったんかぁ。まぁいいや。沙耶おごるし久しぶりに一緒に飲もうやぁ★」 『いや、遠慮するわぁ。』「そんな水臭い事言わんとっ★これも何かの縁やん??なっ★行こっ!!」沙耶に手首を握られ席に連れて行かれる。さっきまで喋っていたポッチャリちゃんが口ポカン状態で見つめる。理沙は陸に誤解されたくないという気持ちでいっぱいだった。陸がどんどん近くなる。それと同時にどんどん恐怖感が沸き上がる。それでも沈着冷静な子を装った。。
2006-02-11 03:13:00 -
165:
理沙
173タン?ほんまありがとぉ?携帯替えて読み辛くなってしまってごめんなさい?なるべく長く書きたいから改行しないようにしてるんやけど…?意見とかありましたらカキコお願いしますm(__)m
2006-02-11 03:18:00 -
166:
理沙
「えっ??自分ら連れなん??」「ただのお知り合いっ★久しぶりの再会やし一緒に飲んでもいいやん。あっ★そうそう。そこのボーズ!!オシボリと、ゴニョゴニョ…お願いね。早よしてや。」「??はい。分かりました!!」沙耶がヘルプに耳打ちすると、奥からオシボリとファブリーズを持って猛ダッシュで戻って来た。一体何を始める気なんだろう。。 沙耶はオシボリにファブリーズをかけて手を念入りに拭き始めた。「はぁキレイになったぁ★…あ。まだ除菌せなアカンとこあったわぁ〜。」理沙が出されたチェイサーに口を付けようとしたそのとき…。。 プシュッ!! 『ひゃっ!!』 沙耶が理沙の顔目がけてファブリーズを振りかけた。「だってぇ〜、きったないモンくわえてる口なんか絶対不潔やんかぁ。てか風嬢って全身からアレ臭しててくっさいねん。除菌せなあかんやろっ!!キャハハッ!!」 一同沈黙。というかドン引き。。沙耶は一気に世界中の風俗嬢を敵に回した。そしてこんなに人がいる所で、理沙に大恥をかかせた。
2006-02-11 03:43:00 -
167:
理沙
「アンタその顔のがキレイやで★ファブも滴るド淫乱!!ってかぁ〜??今のおもろない??なぁっ??キャハハッ★」『アンタようそこまで成長したねぇ〜。関心するわぁ。お金もいっぱいあるみたいやし今めっちゃ楽しいやろ??良かったなぁ★』「当たり前やん。まぁ所詮アンタらみたいなドブネズミには一生理解できひんやろなぁ。体売る事しか脳ないもんな。そぉいやぁ最近羽振りが悪い様ですねぇ〜。パッパァ〜ン♪に逃げられたんやろぉ〜。なぁ??」『うん。そうやでっ★』「じゃあまたあんときみたいに勝負しよっかぁ。陸のBDまでに多く金使ったモンが勝ち。ただし途中で相手の金額聞くのはナシな。おもろそうやろ??バクチ好きの理沙ならもちろんやるやんなぁ??」『うん。いいよぉ〜。』「えらい余裕かましてんねんなぁ。まぁ沙耶が勝つのは目に見えてるけどなっ★明日からスタートにしたるわ。今日はもう目障りやし帰って。」『じゃあまた明日ねぇ。』
2006-02-11 04:04:00 -
168:
理沙
理沙は笑って手を振りその場から立ち去った。「何であんな奴相手にすんねん。」『ちょっとオイタが過ぎるみたいやから、お仕置きしてあげようと思って★』「けど愛人契約もしてないんやろ??」『一昨日ねぇ、魔法のカードがパワーアップして還って来たんよぉ。コレで戦車買えるらしいねぇ〜。』理沙は財布から黒く輝くカードを取り出して陸に見せた。「ブラックやん…。理沙すごいなぁ!!」『すごいのはあたしじゃなくてこの子やで★じゃあまた明日。仕事頑張ってねぇ。』タクシーに乗り込み、手も振らずにこの街を出た。やっぱり予感は的中したなぁ。ファブ攻撃は予想外やったけど。笑。手帳を開き陸のBDを確認すると、あと2ヶ月しかない事に気付いた。理沙はその足で東京へ向かった。オッサンに会いに行く為だ。早速大金を使うのだから、あらかじめ許可を得ておかないと後でややこしい事になる。慎重にいかないと…。。
2006-02-11 04:24:00 -
169:
理沙
?今日はココマデ?
2006-02-11 04:29:00 -
170:
プリン?
頑張ってネ??
2006-02-11 06:45:00 -
172:
?リィ?
めちャハマる-更新楽しみにしてマス?
頑張ッてねェ??2006-02-13 00:15:00 -
173:
ナナミ?
だぃスキです?頑張って下さぃ?
2006-02-13 04:25:00 -
174:
理沙
プリン?タン?名無しさま?リィタン?ナナミ?タン?みんなレスありがとう?めっちゃ頑張るんで、また目通したって下さい?
2006-02-14 00:15:00 -
175:
理沙
「只今お呼びしますので、こちらでお待ち下さい。」だだっ広い会議室に理沙一人。毎回ながら緊張する。理沙は目の前に出されたお茶も飲まずに財布から魔法のカードを出してテーブルに置いた。「おぉ。待たしてすまんなぁ。連絡もなしに来るからビックリしたわぁ。」『お久しぶりです。コレいつものですが召し上がって下さい。』オッサンに新大阪で買った土産を差し出して機嫌良くさせた。『どうしても社長の顔を見てお礼がしたかったもので…。飛んで来てしまいました。』「そうかぁ。そんな気ぃつこてくれんでもええのに。まぁ、ありがとうなぁ!!もう少しで終わるからフレンチでも行くか??」『ありがとうございます。では向かいの喫茶店で待ってます。』笑顔でオッサンにお辞儀すると、やたら広いロビーを颯爽と歩く。受付の女がガン見するのもおかまいなしにわざとらしくヒールの音を響かせた。
2006-02-14 01:22:00 -
176:
あい
続き楽しみにしてます?頑張ってください(*′Д`人)☆
2006-02-14 10:02:00 -
177:
理沙
あいタンおおきにっ?
2006-02-15 01:01:00 -
178:
理沙
『第一関門突破っとォ★』喫茶店に入るなりタバコ吹かしてニヤリ。。 そもそもオッサンとの出会いは前働いてた店だった。客に嘘ついてお涙ちょうだいするのが楽しくてしょうがなかった19歳の頃「将来何したい??」とオッサンに聞かれ、かわい子ぶって『お店出したいのぉ〜★』と言ったのが始まり。それから理沙が辞めるまで毎日来ては喋って帰るだけの変なオッサンに名刺を渡され連絡とるようになって今に至るのだ。まさかこんな関係になるとは思ってもみなかったわ…。オッサンには現在SHOP店員と言ってある。今も現役バリバリ風嬢です★なんて言ったら金が入って来なくなるからね…。
2006-02-15 01:06:00 -
179:
理沙
完璧な嘘を突き通すために実際働いてみたりして知識もあるつもりだ。ここ何年間ずっと嘘ついてるけど、オッサンがアホなのか全くバレないのが不思議すぎる。タルトを口に含んで窓からビルを眺めてると、オッサンが秘書と一緒に出てきた。窓越しに営業スマイルで手を振ると鼻の下伸ばしてノコノコやってきた。「遅なってすまんなぁ。ほな行こか。」『はい★』「ほんま久しぶりやのぅ。三日ぐらいコッチおるやろ??理沙の好きな六本木のホテルとっといたからな。領収書うちに送ってくれ。」『分かりました。わぁ〜っ★久しぶりの東京やぁ♪明日お買い物でも行こうかなっ★』めいっぱい嬉しがってるフリ。内心、チャッチャと片付けて大阪に帰りたいんぢゃ!!何で三日もおらなあかんねん!!しばくぞクソオヤジ!!。ここまでしてもらってボロクソ言う理沙様。
2006-02-15 01:58:00 -
180:
理沙
今回ばかりはかなり焦ってしまってる。相手はあの沙耶なだけあってちょっとやりにくい。ライズで見せたあの羽振りの良さ…、そして今の飲み方…。キャバ以外に何かしてるに違いない。その『以外』が分からない分尚更怖い。今の沙耶なら陸に変な約束取りつけてそうやし…。沙耶が陸に惚れてないのを願うしかない…。。「理沙どないした??ココの料理口に会わんか??」『ううん!!そんな事ないよ。ちょっと考え事してただけ…。』「わしに何か頼みに来たんやろ??」いろんな意味で深刻そうな顔してる理沙に、話を持ちかけやすそうな状況を作ってくれた。こういうときのオッサンは気が利く。
2006-02-15 02:20:00 -
182:
名無しさん
続き読みたい?
2006-02-15 05:47:00 -
183:
ナナミ?
頑張って?
2006-02-15 10:42:00 -
184:
理沙
名無しさま?193タン?ナナミ?タン?ありがとねぇ?
2006-02-16 01:45:00 -
185:
理沙
『…金ぢゃい!!バクチぢゃい!!世の中何でもバクチぢゃぁ!!へひひひひひっ。』『何見てんのん。』「…すいません。」さっきの女が走って出てった。そないにビビらんでもええのにぃ〜。スッキリした所で塗装工事の修正してから必要以上に巻き髪を揺らして颯爽と歩いて席に戻る。ワイン飲んでるフリしとるが鼻の下伸びきってんのバレバレよ★ホント男ってバカよねぇ〜。。『お待たせ★』「ほなボチボチ行こか。」食事を済ませて銀座のクラブへ連行される理沙。「うちねぇ、先月テレビに出たのよぉ〜。あたし映り悪くってビックリしちゃったわよォ。せっかく永久保存版にしようと思ってたのにホント残念よ。」あたしはアンタの顔にビックリだわ。そして銀座やのに仕事できひんブサイクだらけで非常に残念ですわぁ。
2006-02-16 02:10:00 -
186:
理沙
チャララララァ〜ン♪ホステスの会話にも飽きてきた頃、都合よくさくらんぼが鳴り響いた。あら、葵じゃないの。仕事中じゃないのかい??『すいません。ちょっと失礼しますね。』『もしもぉし??』「葵やよぉ〜★」「ジェーンよぉ♪」「今どこおるん??」『今東京やねん。』「東京の何て所ぉ??」『銀座やでぇ〜。』「分かったぁ!!あと30分くらいで着くと思うわぁ〜。ほんならねぇ★」「次はぁ〜、東京。東京でございます。。」ブチッ!!…はぁっ!?あの子ら来たん!?エレベーター前でしばらくオロオロするしかなかった。一体何の理由があってコッチへ??何で二人とも仕事休んでんのぉ??
2006-02-16 02:34:00 -
187:
理沙
とにかくオッサンに報告せねば!!ひとまずトイレに入って表情作りしてからオッサンに話した。快くOKしてくれたのはいいけど…。問題は葵とジェーンだ!!葵にはまだオッサンの事話してないし、ジェーンはまだ勘違いしてるし…。何よりボロ出されたらヤバイ!!みっちり計画練らなければ…。チャララララ〜ン♪『はい。』「着いたぁあっ!!」「葵ぃ〜。コレなぁに??」『今どこにおるん??』「うんとなぁ〜、ようテレビで映る所。時計みたいなんある建物の前やでぇ〜。」『そこで待ってて。すぐ迎えに行くからっ!!』『ちょっと迎えに行って来ます。』「ウチの者に行かせますけど??」『結・構・です!!』ママにそれだけ言って理沙は猛ダッシュで待ち合わせ場所へと向かった。
2006-02-16 02:55:00 -
188:
マャ
頑張れェ???
マヂぉもろぃッ?さリレナ〃ズット見τナニぁ???ヮラ
ゅっ<リでィィから頑張っτナぁぁ???2006-02-16 04:16:00 -
189:
あい
2回目の??続きメチャ気になるッッ?
2006-02-16 13:29:00 -
190:
理沙
マャタン?あいタン?ほんまおおきにっ?昨日更新中に寝てしまった?起きたら電源切れてて書いたんパァーやし?今から書きますぅ?
2006-02-16 23:08:00 -
191:
理沙
「理沙ぁ〜っ★こっちぃ!!」声がする方を見てビックリ!!何でアンタらスッピン+ジャージなんすかっ!!そして缶コーヒー飲みながらタバコ吸うでないっ!!二人の姿を見て赤面する理沙にはおかまいなしにデカイトランクをゴロゴロ言わしながら駆け寄って来た。『アンタら場所考えてやぁ…。』「ごめぇん。急いでたからさぁ。東京ってすごいなぁ!!どこ見ても一緒じゃない??」『とっ、とりあえず話あるし着替えてもらわな困るから喫茶店入ろか。』「いやぁ〜ん。せっかく会いに来たったのに理沙冷たいやぁ〜ん。」「ヒドォ〜イ。ブーブー。」『いいから早くっ!!』「はぁ〜い。」近くにあった喫茶店に急いで入り、二人にはお姉系の服でバッチリ決めてもらった。
2006-02-16 23:21:00 -
192:
理沙
二人が真剣に塗装工事をしてる間にオッサンの説明をした。そのとき…「やっぱりそうなんやぁ〜。」『えっ??知ってたん??』「理沙やったらそんな人がおってもおかしくないと思ってた。悪い意味じゃなくていい意味で。理沙の事ほっとく男なんかおらんやろぉ。うちが男で金持ちやったら全く同じ事してるやろなぁ〜。うまい事話合わせるから任してっ!!うちもSHOP店員してたことあるし全然余裕っ★隣の店で働いてる言うたら理沙の事アレコレ聞かれる心配ないやろ。」『ほんまありがとうっ★恩にきるわぁ!!』「何で私ダケ外人バーの人??」『無理に話合わせるのしんどいやろ??よっしゃ!!それでいこかっ★』『そういえば、二人とも何であたしが東京おるって分かったん??』「店長に聞いたぁ★」「アト、理沙のコト心配なん…。」『店長め…。。てか心配って??』「沙耶って子と対決するんやろ??夜遊場見たら書いとったから…。昨日って書いてたし理沙がうちらに何も言わんと東京行ったんも何か理由あるんやろなぁと思って。」
2006-02-17 00:10:00 -
194:
理沙
『そっかぁ。。店は大丈夫やったん??』「すんなりOKしてくれたでぇ★この三日間は新人に稼がすって。ばり嫌味やわぁ〜。ワラ。店長も何やかんや言うて理沙の事心配してんねんって!!最近みんな理沙元気ないって気にしとってんでぇ??うちらは理沙にオッサンがおろうがどんな悪どい事してようが理沙のこと好きやねん。アネゴ肌でいつも励ましてくれてる理沙がヘコんでたらうちらが一番悲しいねん。」『…』「リサ??ドウシタ??」『…グスッ。ごめん。』「うちら何か悪い事言うてもた!?」『ちゃうねん…。嬉しくて。。』
2006-02-17 01:59:00 -
195:
理沙
『歳とったらつい涙脆くなって…あかんなぁ。ハハッ…。ほんまにありがとう★』「どういたしましてぇ♪今までの詫びできてうちらもスッキリしたっ★そろそろ行こかぁ!!」「困ったときはお互いネェ★」『お互い様やろっ★うんっ!!行こっ。』キャリーバッグをガラガラやかましく引きながらクラブへ戻る。理沙がいない間に、宿なし二人組のために同じホテルをとってくれてたオッサンにはさすがに感謝した。一時間程滞在し、もうすぐ嫌な時間が始まる。オッサンに『二人ホテルまで連れてく。あと荷物の整理もしたいし。』と適当に言い訳して、少しでも邪魔者がいない時間を作った。葵もジェーンも感激してベッドに飛び乗るわ全裸になるわの大はしゃぎ。葵はしばらくジェーンの部屋で飲むようだ。『ほんなら行って来るわぁ。』「うん。気ぃつけてな。早めに帰れたらここおいで??うちらずっと待ってるから。」『ありがとっ。じゃあねぇ。』
2006-02-17 02:22:00 -
196:
理沙
「ふぅ〜っ。やっぱりお前はええ女やのぅ。他の女とは比べモンにならんわぁ。」『そう??ありがとぉ★』そりゃあそういう仕事してますからねぇ。他のペットちゃんとは違うでしょ。他の女にナンボ貢いでんのか知らんけど、アンタそのうち嫁から訴えられるわぁ〜。 頭の中でボロクソ言いながら営業スマイルでバスローブを羽織る。「今日も泊まってってほしい所やけど、友達も来とる事やしのぅ。たまにはゆっくり話しておいで。明日あの子らも一緒に食事でも行こか。また連絡するわ。ゆっくり休めよっ。」『ありがとう★おやすみなさぁい。』オッサンから往復のタクシー代とチップを貰い、最後まで作り笑顔を絶やさずにドアを閉めた。今日のビジネスは案外早く終わったなぁ。タクシーの中でジェーンに電話をかけた。どうやら寝てるみたいだ。長旅で疲れたんやろ。ゆっくり寝かせてあげよ。。 部屋に入ってシャワーを浴び、しばらくベッドに寝ていろんな事を考えてた。葵、ジェーン、店長、店のみんなの事…。考えれば考える程嬉しくて涙が止まらない。あたしって…、自分で思ってたよりも大事にされてんねんなぁ。今まで一人で頑張ってきたつもりやったけど、みんなに助けられて生きててんなぁ。『…
2006-02-17 02:53:00 -
197:
削除削除されますた
あぼ~ん -
198:
理沙
しかも嬉しい事って、案外次々起こるモンだということを初めて知った。。 ブーッブーッ。『あれ??亮やん。』『もしもしぃ〜??』「理沙さん久しぶりぃ〜。元気してた??」『元気やでぇ★どうしたぁ??嬉しい知らせでも持って来てくれたん??』「そうっ★俺デビューできるかもしらん!!」『まじでっ!!おめでとう★やっと夢叶う所まで来れたなぁ!!これで元カノにも気持ち伝えれるやん。』「そうやねん!!でなぁ、デビュー出来るキッカケになった曲何やと思う??」『…北風かぁ〜??』「それも評判良かってんけど、理沙さんの体験談書いた詞がめっちゃ共感できる言うて一番人気やねん!!」『…あんっな暗いのがぁ!?』「それをしっとりバラードに変えんのが俺らの必殺技ですやんっ★とにかく聞いてみてやぁ〜。ちょっと待ってや。」耳に携帯を当てたまましばらく待ってると、ギターやらドラムやらのテストしてる音がかすかに聞こえた。そしてゆっくりと優しいギターのメロディーが聞こえて来た。「アナタがアタシを見つめてくれる目が美しすぎて、アタシはいつも魔法にかけられてしまう。アナタの隣に座ってアナタの膝しか見れないアタシを見て、笑って「かわいいなぁ」そう言ってくれる
2006-02-17 03:25:00 -
199:
削除削除されますた
あぼ~ん -
201:
理沙
「…ガチャガチャッ。。どうやったぁ??」『…』「もしもぉし??」『めっちゃ…いい歌やん。』「やろぉ??これも理沙さんのお陰やで。来月ぐらいMDに全曲入れて送るからっ★是非聞いたってなぁ♪」『うん。分かったぁ!!』「理沙さん今大変なんやろ??しんどいときはさっきの歌思い出して元気なって下さい。」『ありがとう!!亮も頑張れよっ★んじゃあねぇ。』電話を切って携帯を握りしめながら、亮も立派になったなぁ〜。なんて思いながらさっきの歌を口ずさむ。そしてまた大号泣。最近ホント涙脆くなっちゃって…。気がついたら泣き疲れて寝てしまってた。。 それから三日間、飲みに行ったり買い物したりと久しぶりにたっぷり楽しめた。大阪に帰って、また普通の生活に戻るのがちょっと嫌になってきていた。でも帰らないと。沙耶と戦わなきゃ…。
2006-02-17 03:43:00 -
202:
理沙
?今日はココマデ?
2006-02-17 03:44:00 -
204:
ナナミ
頑張って?楽しみッ?
2006-02-18 03:01:00 -
205:
理沙
名無しさん?ナナミタン?いつもありがとう?
2006-02-18 05:13:00 -
206:
理沙
『おっはよぉ〜っ!!店長っ★理沙と葵とジェーン、只今戻りましたぁ♪コレ土産の東京バナナよっ。みんなで召し上がってちょうだい。』「ドアホっ!!急に三日間も休むやなんて、どないなっとんねん!!お前らのせいで女の子にも迷惑かけとるし客からはクレームの嵐ぢゃっ!!」『ひぃぃ〜!!ごめんなさぁい。』「次こんなことしたらクビやぞ!!分かっとるやろなぁ!!」『はいっ!!』「ほんま返事だけは一丁前やねんからなぁ。理沙、ゆっくり休養とれたんか??」『もっちろん!!この通りピンピンしてますよぉ★』「ほんなら今日は休憩なくても充分やな。」『でぇっ!!そりゃナイすわぁ。』「休んだ罰ぢゃ!!」『…はぁ〜い。。』店長は散々怒鳴り散らした後、振り返り様に安心したような顔をしてた。そして無表情で外へ出て行く。ほんの一瞬のことだったけど、理沙はそれだけで嬉しかった。
2006-02-18 05:34:00 -
207:
理沙
何だカンだ言って、店長は30分も休憩時間をくれた。しばらく仕事してないせいで体が追い付かないのを知ってるのだ。さすが店長!!その日三人の客は全てリピーターで終わり、ほとんど喋ってばっかで仕事終了。シャワー2・3回しか浴びてへんし★「理沙、ほんまに行くん??」「ダイジョーブ??」『うん。大丈夫★すぐ出るから龍の店で飲んどいてくれへん??あたしのボトル適当に出して飲んでて。また連絡するなぁ。』いつものごとくヒールをカツカツ鳴らして陸の店へ向かう。心の中は恐怖でいっぱいだった。『魔法のカード様…。どうかあたしに勇気をください…。』呪文のように何度も唱えて店のドアを開けた。「いらっしゃいませぇ!!」『陸いてる??』「もちろんいてますよぉ〜★今沙耶って奴いてないんで、今のうちにくつろいでって下さい★」
2006-02-18 07:20:00 -
208:
名無しさん
あげ
2006-02-19 00:33:00 -
209:
理沙
217タン?おおきに?
2006-02-19 04:59:00 -
210:
理沙
「理沙今まで何しててんっ!!」『ん〜??旅行っ★』「こんなときによう呑気に旅行なんか行けんなぁ。ここ三日間で沙耶に250も差つけられてんねんで!?」『お互いの額聞くの反則やから言わんといてね。陸レッドアイやんな??あたしビールいただくわぁ。お願いねっ★陸がそんなけ焦ってるって事は、沙耶に何か要求されたんやろぉ??』「…アイツが勝ったら、沙耶のモンになれって。。」『つまり付き合ってってことやんな??』「婚約しろって…。」『えっ??』「あいつマイク通して言いやがった。ほんまに婚約届持ってたし。」やっぱり…。『そっ…そうなんや。まぁあの子もええ歳やし、そろそろ焦り出したんちゃうかぁ??結婚ぐらいしたったらいいやん。』「俺アイツなんかと結婚したないって!!それやったら理沙とするわぁ。」『!!…もぉ〜。ほんま冗談うまいわぁ。』「俺は本気やねんけどなぁ〜。俺らも同じ事する??」『ハハッ!!ないないっ★あたしは沙耶にお灸据えるために勝負するだけやし。約束したとしてもまだ好きな事したいから結婚なんて考えてません★』「ふぅん。何か残念やなぁ〜。」またもや理沙の予想は的中した。沙耶が婚約届まで持つという
2006-02-19 05:53:00 -
211:
削除削除されますた
あぼ~ん -
212:
理沙
婚約届じゃなくて婚姻届でした?ごめんなさい?
2006-02-19 05:55:00 -
215:
名無しさん
読んでまぁす☆これって実話ですか?
2006-02-19 22:35:00 -
216:
理沙
名無しさん?アンカーありがと?223タン?カキコありがとう?コレ実話じゃないんですよ?あたしの妄想で書いておりますが、各モデルはいます?職業ぐらいかな?実話は?
2006-02-20 00:11:00 -
217:
削除削除されますた
あぼ~ん -
218:
理沙
「理沙、この子沙耶と同じ店で働いてる「恋(レン)」な。ちなみに俺の客です。」「初めまして恋です。お忙しい所本当にごめんなさい。あっ!!散らかしちゃってすいません!!はい。どうぞ★」『あ、どうも。。』この子…すごいやん!!お人形さんみたいで可愛いけど、口悪くて礼儀とかなってないと思ったら…。完璧やん!!完璧すぎるやんっ!!でも何で代表は恋を会わせたんだろう。沙耶と同じ店だったら、こうして会った事も全部沙耶に筒抜けになるのに…。「沙耶の事全部暴露してや。」「ほんまにええの??恋言い出したら止まらんで??」「理沙さん…。これからあたしが話す事、誰にも言わんといて下さいね。」『うん。もちろん…。』異様な緊張感の中、理沙はテーブルの下で手を握って生唾飲んだ。
2006-02-20 00:56:00 -
219:
理沙
「あたしと沙耶、今スパイラルっていう店で働いてるんですけど、あの子マク嬢なんですよね。人の客寝取って自分の客にして…。誰とでもすぐ寝るし店外だって当たり前やし。何かあったらすぐヤクザ呼ぶだの何だのって脅して金巻き上げてるみたいなんですよ。あと本人談なんですけど、パパみたいな人2人いてるみたいです。」「あたしらも怒ったんですよ!?けど「取られたアンタラが悪い」の一点張りで…。上の人らに可愛がられてるから、あたしらが店長に何か言った所で聞く耳もってくれないんです。理沙さん…。沙耶って前からあんな感じやったんですか??」『ううん。真逆やで。思いやりのあるいい子やったよ。恋ちゃん、何であたしに話してくれたん??』「沙耶の事嫌いやから。死んでほしいくらい憎んでます。あたしだけじゃなく店の女の子全員ですね。」
2006-02-20 01:54:00 -
221:
理沙
?今日はココマデ?少なくて申し訳ない?
2006-02-20 01:57:00 -
222:
ちぁき
超おもしろい?
楽しみにしてまぁす?2006-02-20 16:02:00 -
223:
はる
めっちゃぉもしろぃ(*・艸ー)更新楽しみにしてるカラ頑張ってネ♪
2006-02-20 17:57:00 -
227:
あい
あげ?
2006-02-21 16:43:00 -
228:
理沙
ちぁきタン?はるタン?あいタン?名無しさん?ほんま感謝ですっ?
2006-02-21 23:31:00 -
229:
理沙
「沙耶が来るまではみんな仲良く一致団結して楽しく仕事してたんですよ。客層も良かったし。沙耶のせいでみんなイライラして仲間割れするし女の子同士潰し合いばっかになって…。客もほとんどが持ち帰り目的。サイトに「スパイラルはパン子の集まり」「簡単にヤれる」って書かれる始末…。沙耶のせいでメチャクチャなんですよ。」「理沙さん、あたし沙耶と仲良いフリしていろいろ聞き出します。無理に理沙さんの番号は聞きません。全部翔太に報告するんで、翔太通して聞いて下さい。それなら理沙さんも安心やと思うし…。」「理沙それでもええか??」『うん…。恋ちゃん、ほんまにありがとう。いろいろ手間かけてごめんね。スパイラルの子らの分まで沙耶懲らしめるから。』
2006-02-21 23:46:00 -
230:
理沙
「ありがとうございます!!理沙さん頑張って下さいね。」『うん。さてと!!あたしも人待たしてるからそろそろ戻ろっかな??恋ちゃん、遅くまでごめんね。ほんまにありがとう!!』青山を出て恋をタクに乗せ一万円渡した。拒否られたが無理矢理渡した。年上女の意地だ。『気を付けてね。おやすみぃ〜★』「あっ!!理沙さんっ!!」『ん??』「沙耶、陸の事本気みたいですよ。理沙さんは…違いますよね??」『…ハハっ!!当たり前やんっ。あたしはただの客やでぇ★じゃあねぇ。』最後の恋の言葉には少しばかり胸が痛んだ。『やっぱ…そうやんなぁ。。』敵とはいえ何年も連れ添ってきた仲間。だからといって、こんなとこまで一緒じゃなくていいやん…。
2006-02-21 23:59:00 -
231:
理沙
「理沙も陸の事好きなんやろ。」『えっ!?んなっ…んな訳ないやんっ!!ほんまにただの客やしぃ!!』「もうええって。」『…』「陸って奴の事よう知らんけど、そいつが一流ホストなんやったら理沙を選ぶやろ。うまくいったらいいなっ★祈っとくわ。」『…ありがと。。さてとっ!!戻ったらワビでピンドンでも開けたろかなっ★』「今日は俺におごらしてや!!」『いや、そういう訳にはいかん!!卸さして下さいな!!』「久しぶりに恋してる理沙見れたから何か祝いたいねん★」『アンタもほんっま口達者になったなぁ〜。』「ホストですからっ♪」あれ…!?この目は…。。 夜の世界を腐る程見てきて悲しいぐらいに曇っていた代表の目が、初めて?1になれて自信を持つようになった頃と同じくらい輝いてる。それは横顔からでもハッキリ分かった。 『そういえば、昔もこんな会話しながらタコ焼き食べたりしてたよな??』「そうやなぁ〜。あんとき「貯金五億貯まったら二階建てのホスクラ出すねん」言うて調子乗っとったなぁ〜。」『そうそう!!あんときの代表の口癖「ホストですからっ★」やったよなぁ♪ワラ』昔話に花咲かせながら、久しぶりに手なんか繋いじゃったりして繁
2006-02-22 00:26:00 -
232:
削除削除されますた
あぼ~ん -
233:
理沙
『代表とこんな話できるなんて…、もうないと思ってたなぁ。』代表の横顔を見てチョット照れてみたり…。「代表、理沙、おかえりぃ!!…でぇっ!!何で手繋いでるんすかっ!?」『恋人ごっこ♪ワラ』「理沙顔赤いで…。」『まじで??ハハっ!!こんなん久しぶりやからなぁ★代表に酔うたわぁ〜。よっしゃ!!飲むでぇ♪祭ぢゃ祭ぃっ!!』「理沙元気なったネェ〜★」「ほんまになっ♪うちらも何か卸そっ★」「テキィ〜ラッ!!フゥ〜ッ!!」「はい却下。カフェパリのライチちょうだい!!」『ぉおっ!!アオジェ(アオイ+ジェーン)女前やんっ★いただきっ♪ん??あの子…。』理沙達の席の斜め向かいには、四日前に陸の店で絡んできたポッチャリちゃんが一人ポツンと座っていた。「あの子知り合いなん??」『陸の店でチョットね。』「俺のお客さんやで。」『代表の!?』「うん。円香(マドカ)。いつもあぁやって一人で飲んでんねん。「仕事してる姿を遠目から見るんが好きやから」って誰も付けさせへんねん。変な子やろ??」『ここに代表口座おらんし呼んで来たってもいいかな??』「えっ!?…あぁ。まぁ…いいけど…。。」
2006-02-22 00:49:00 -
234:
理沙
下向いて一生懸命携帯をいじってる円香に気付かれないようにコッソリ近付いた。。『円香ちゃんやんな??』「うわっ!!あ…あ、理沙さん!!あのっ、えっと…。。この前はタメグチとかきいちゃってごめんなさいっ!!酔っててつい…。それでずっと謝りたいと思ってて…。でもなかなか言えなくて。。ほんとにごめんなさいっ!!」『??そんなん全然かまへんよっ★一人で退屈じゃない??代表もいいって言うてるし良かったら一緒に飲まへん??』「そんなっ!!あたしなんかが行ったら迷惑やし…」『迷惑やなんて誰も思ってへんから★一緒に騒ごうやっ♪』「いいん…ですか??」『うんっ★是非っ!!』すると円香は携帯を落としたのにも気付かず、花が咲いたようにパァッと明るい笑顔を見せた。よく見たら、白いモチ肌に赤ホッペ。雪ん子ちゃんみたいでめっちゃ可愛かった。
2006-02-22 01:04:00 -
235:
理沙
『連れて来たでぇ★円香ちゃん、こっちの観月ありさみたいなんが葵でこっちのボインボインがジェーンなっ!!』「知ってます…。」『まじで??ひょっとしてあたくし達有名人なのかしらぁ??もォいややわぁ〜★』「理沙さんは、あたしの…憧れの人なんです。雑誌載ってたらチェックしてたんで、葵さんとジェーンさんの事も知ってました…。」『…まじぃ??あたしなんかやめときぃ★』「いえっ!!あたし理沙さんに憧れて大阪出て来たんです。いつか理沙さんに会いたいなぁ〜っと思って。」『そうなん…や。』「はいっ!!でも、もうこうやってお話できないんです。。」『何で??大阪出るん??』「あたし…沙耶って人に「理沙の事見てたいんやったら200万あげるからずっと監視しといてや。」って頼まれて…。だからもう…。。」『それほんまなん??』「はい…。」すると円香は恐る恐る携帯を開いてメール画面を見せてきた。。
2006-02-22 01:23:00 -
236:
理沙
「お前アイツと喋ったりしたらどうなるか分かってんやろなぁ。金払ってんねんから仕事してもらわな困るわぁ。言われた通りやらんかったらほんまヤクザに売り飛ばしたるから。頼むで。」「アイツ何卸した??」「陸と何喋ってる??」「会計は??」「はぁ!?よう見とけや。もうええわ。」時間を見ると、確かに理沙が飲みに行ってた時間帯だ。『お金はもう受け取ってもうたん??』「…はい。。でも怖くてまだ一円も使ってません。」『そっかぁ。それ、あと二ヶ月持っとける??陸の誕生日、沙耶に返しに行こっか。沙耶のメールは適当にあしらっといたらいいよ。。しかし沙耶、最低やなぁ。こんないい子利用して…。沙耶に脅されて怖かったらいつでも連絡しておいで??携帯変わってるから沙耶に見られても名前だけ変えたら大丈夫やから。』「ありがとう…ございます。…グスッ。」「泣〜かした泣ぁ〜かしたぁ〜♪せんせぇ〜に言うたぁ〜ろっ♪」『もぉうっさい!!ワラ。円香ちゃん泣かんでぇ〜!!笑かしたるから泣かんでぇ〜!!』
2006-02-22 01:42:00 -
238:
理沙
名無しさん?おおきに?
2006-02-22 23:23:00 -
239:
理沙
『おはよぉ。店長いてる??』「あ、はい。事務所の方に…。今面接してるんですけど。」『そう。ありがと。でもすぐ報告したい事あるから行って来るわ。』夕方、理沙は店長に話があって事務所へ向かった。『失礼しまぁ〜す。店長おはようございますぅ。…えっ!?』「ハッ!!理沙さん。おはようございます★」『円香…ちゃん??』「はいっ★」「理沙知り合いか??」『知り合いも何も…。あたし店長に『うちの店で働きたい言うてる子がおる』って言いに来たんですけど…。』「この子か??」『そうっ!!円香ちゃんいつ電話したん??』「今朝ですっ★すぐにでも働きたいってお願いしたら今日さっそく面接してくれて。」ナイス店長!!さすが「西の伊集院光」!!顔だけやけど★「何でこんな可愛い子早よ紹介してくれんかったんやぁ〜。」いやいやアンタの好きなタイプちゃうやん。アンタの好きな女優、松嶋菜々子と黒木瞳やん??どっちか言うたらデキる女タイプやん!!何をおっしゃいますやら。
2006-02-22 23:46:00 -
240:
理沙
━一ヶ月目締日━ 『陸、あのボトルくださいな。』「ん??どれ??」『あっこに一つだけ置いてる一際キンピカしたやつ。綺麗やから3つぐらい置いときたいねん。在庫ある??』「理沙さん見る目ありますねぇ〜。アレめっちゃ綺麗でしょ??1500万するレアモンやねん。」「でもアレ沙耶さんも…。」「お前しばくぞ!!…はははっ。在庫確かめてすぐ持って来ますねぇ〜。」沙耶もあれに手ぇ付けたか。。ケラケラ笑いながらアホな子を演じ心で舌打ちした。あたしも最低やな…。酒の名前なんて覚えてない。勝負する為にただ卸すだけの酒なんて、覚える意味もない。。
2006-02-23 00:42:00 -
241:
理沙
『陸ありがと。またね。』「うん!!また明日なぁ★」タクに揺られジェーンの家へ向かう。『陸も…変わってきたなぁ。。』いつしか陸は「ありがとう。」という言葉を使わなくなっていた。金に目がくらみ、当たり前の事さえ分からなくなったんだろうか…。。理沙はだんだん陸に対して何の感情も持たなくなった。もう好きじゃない。興味もない。どうでもいい存在…。 ピリリリッ!!「受信・陸 今日はほんまビックリしたわ。明日もまじ頼むでっ!!絶対沙耶に勝ってな。」『…。』 ピピピピッ…「一件削除しました。」
2006-02-23 00:53:00 -
242:
陸
『こいつも所詮他のホストと一緒か。。お陰で目ぇ醒めたわ。』「何か言いました??」『??いや、独り言ですよ。そこの信号左折した所で結構です。』ローソンに寄ってジェーンの好きなカラアゲ君と2リットル緑茶買うとマンションまで歩き合鍵を刺す。最近家にいるのがしんどくて、こうしてよくジェーンの家へ行くようになった。葵は実家やし円香は寮。ジェーンの家が一番落ち着く。。洋楽のCDもレゲエのCDもあるしDVDいっぱいあるしぃ??ワラ。視聴料一回500円とられるけど、とにかく落ち着く。下着一丁になってソファーに腰かけ、何となく昨日見てたDVDをもう一回観てた。 『もう5時半か。ジェーン遅いなぁ。まだ飲んでんかなぁ??』チャラララ〜ン♪『あ、代表や。』『はぁい??』「理沙!!今どこおる??」『ジェーン家やけど??』「丁度良かった!!ジェーン暴れてるから止めに来てくれ!!」『はっ!?何で暴れてんの!?』「また後で話すから!!早よ来て!!」『分かった。すぐ行くわ。』勝手にジェーンの愛車を乗り回しまたあの街へ戻る。こんなときに限って信号赤続き。おまけに原付引きそうになる始末…。何か嫌な予感がした。
2006-02-23 01:33:00 -
243:
理沙
『遅くなってごめん!!ジェーンは!?』「一応裏連れてったんやけど…まだ暴れてるわ。」「%%#♀♂サヤ*&@@ッッ!!」「もう分かったから落ち着いて下さいよォ…。」…沙耶??『ジェーン!?どないしたん??』「リサ??…リサ!!サヤが!!」『とにかく家帰ろ。』「アイツしばく!!」『やめとき。しばいて何になんの。いいから帰るで。』龍と達也が暴れまわるジェーンを担いで無理矢理店から出した。『営業終わってからでいいから事情聞かして。ジェーンからも聞くけど、今感情的になってるからうまく説明できひんと思う。』「分かった。ほんまごめんな…。」理沙はジェーンの飲み代を払いながらそんな話をしていた。ジェーンの会計、セットとドリンク2杯のみ。酒強いジェーンはこんなけでは絶対酔わない。
2006-02-23 02:03:00 -
244:
理沙
?今日はココマデ?
2006-02-23 02:04:00 -
245:
ナナミ?
ナナたん登場??ワラ?これカラも頑張って下さぃ??
2006-02-23 02:09:00 -
246:
名無しさん
アゲ
2006-02-24 01:21:00 -
252:
理沙
ナナミ?タン?254さん?名無しさん?ありがとう?
2006-02-25 00:19:00 -
253:
理沙
『沙耶…来たんや。』「うん。理沙おると思って嫌がらせしに来たみたいやな。そんですぐジェーン飲みに来て…この有り様や。」『沙耶は??』「すぐ帰った。」理沙はすぐ店内を見渡した。ジェーンがいた席の斜め右の席にピンクの羽とパーラメントが落ちてる。それを見てすぐに代表を睨んだ。『この店の配置やったら、お互い気付かんようにできたんちゃうの??何でそうせんかったん。』「ごめん…。」『はぁ…。とにかく、落ち着いたら連絡する。』まだ怒りの治まらないジェーンを後部座席に乗せて車を走らせる。なぜかすごくイライラする…。
2006-02-25 01:16:00 -
254:
理沙
ようやく家に着き、気持ちを落ち着かせるためにクラシックをかけてお香を焚き紅茶を入れた。ビバ★癒しルーム!!ジェーンは雰囲気とかすごい気にするからね。。『ジェーン何があったん??ゆっくりでいいから説明して??』「沙耶に、風俗嬢ってバカにされた。わざわざ日本来て風俗してキモイって。日本人のアッコ好きなだけちゃうんって。ワタシ沙耶にそんな事言われたくない。本物のマイコさん、なりたいん。だからしてる。」「ワタシの悪口だけなら我慢できる。理沙の悪口言ったからキレたん。沙耶だって風俗してた。ワタシ達の気持ち、分かるはず。なのに何であんな事言うの??何であんなに悪い人なった??沙耶はワタシ達の事、嫌いになった??ワタシ沙耶の事好き。いい子に戻ってほしい。。」ジェーンの悲しそうな顔を見て理沙は息詰まった。
2006-02-25 01:54:00 -
255:
理沙
『もう…仕方ないんよ。痛い目遭って反省させるしかないねん。。』「リサ、ヒトツ聞きたい事ある。」『…何??』「何で友達同士として話しない??」『えっ。。』「リサなら、何でいきなりワタシ達の事嫌いになったか聞けるはず。何でそうしない??」『向こうが避けてるから…。』「ソレ言い訳!!避けてるのはリサの方ね。」『あたしが…??』「そう。話すキッカケいっぱいあるのに、リサいつも沙耶に逢わないように逃げてる。」ジェーンの言う通りだ。あたしは沙耶に言われた「風俗嬢やから。」って言葉をずっと根に持って、無理矢理『沙耶なんかもう友達じゃない。』と思い込んでた。それ以外に別の理由があったもしれない。「風俗嬢やから。」そう言うしかなかったのかもしれない。それなのに、その一言を真に受けて壁を作ったのはあたしだった。
2006-02-25 02:21:00 -
256:
理沙
『そう…やんな。。』明日、沙耶と話してみよう。今でもあたし達の事、心底嫌ってないんなら話してくれるかもしれない。『あたし明日沙耶と話…、寝てるやん。』考え込んでるうちに怒り疲れて寝てしまったんやろ。ジェーンをベッドに運んでまたDVDを付けた。 ピンポーン♪『あっ。代表ちゃうか。』「お疲れ。ジェーンの機嫌治った??」『一応ね。今さっき寝た所。』「かなり体力消耗したもんなぁ。」『そうさしたん誰やねん!!』「すんません。」『ジェーンから大体聞いたわぁ。風嬢ってバカにしたらしいなぁ。相変わらず人の気持ち考えへんねんな。』「う〜ん、まぁ、それだけじゃないんやけど…。」『他にも何か言うたん??』「バカでっかい声で理沙とジェーンの秘密言いよった。」「理沙が愛人契約してる事。月いくら貰ってとか…。ジェーンは彼氏の事やな。モデルと交際6年目って…。今サイト見たらもうそのネタ書かれてたわ。サイトで理沙らの潰しするつもりちゃうか。」
2006-02-26 03:50:00 -
257:
理沙
『サイトぐらい別にいいよ。勝手にやらしといたらいいねん。そのうち自分に返って来るって。愛人契約だって、今となっちゃお互い様やん??ジェーンのだって、ただのヒガミとしか思われへんしな。』「あ、思い出した!!その事やねんけど、恋が本格的に沙耶潰しにかかったで。アイツかなりのヤリ手やし、愛人契約切れるのも時間の問題やな。」ほんまに嫌ってたんやぁ…。『そうなん。分かった。恋ちゃんにここまでしてもらったら悪いなぁ。陸の事片付いたら龍入れてダブル同伴でもしよか。そのときは会計あたしにつけといて。』「…理沙えらいシビアやなぁ。」『そんなことないけど。』「そっか…。」「そういやぁ、もう一ヶ月切ってんなぁ〜。おもしろくなんのはこれからか。」『そうやね。。まぁボチボチ頑張りまっさ★』「まだ陸のこと好きなんか??」『ううん。全然っ!!むしろ嫌いやわぁ。ほんまは席にもついてほしくないし。』「可愛い理沙ちゃん見れたんほんの一瞬やったなぁ〜。」『はぁ??うっさい!!ワラ。ジェーン起きるしとっとと帰っておくれやす!!』「朝メシぐらい作ってやぁ〜。きんぴら作って★」『んなモンできるかっ!!嫁に作ってもらえや!!ワラ。』こ
2006-02-26 04:36:00 -
258:
削除削除されますた
あぼ~ん -
260:
理沙
名無しさん?おおきに?
2006-02-26 22:33:00 -
261:
理沙
「あ…当たり前やん。アレまみれの風嬢なんかツレにおって同類と思われたら気ぃ悪いしな。毎日オッサンのアレ舐め回してる奴らなんか女としてゲスレベルやん??どんなけいい子でも風嬢は風嬢やん。沙耶はそれに気付いただけ。今までお情けで相手したっててんからありがたく思ってほしいモンやわぁ。」「そんな話してくるってことはぁ、今になって負け認めるってゆう事やんなぁ。体売っても所詮沙耶には勝たれへんねやろ。あはははっ!!」『勘違いせんといてな。アンタがどんな方法でそんな大金手に入れてんのか知らんけど、どうせキレイな金じゃないんやろ。今のうちに楽しい夢見せてもらいや★』「それお互い様な。まぁせいぜいもがき苦しんでっ♪」『ありがと。』
2006-02-26 23:05:00 -
262:
あい
アゲ?続き楽しみ?
2006-02-27 09:33:00 -
263:
理沙
あいタン?ありがとっ?そろそろクライマックス突入よ?
2006-02-28 01:06:00 -
264:
理沙
お互い『「フフンッ」』と鼻で笑って挑発し合う。「なぁんか胸クソ悪いしスードンおろすわぁ。」「ありやぁ〜す!!」シャンパンコールがジャンジャカ鳴り響いた。ホスト達が吐きそうになるのを無理矢理飲ませる沙耶。その表情ときたら…。『白雪姫の魔女』じゃないの。目ぇすわっちゃって…。今度、近所の幼稚園招待するわ。学芸会でタンポポ組『ヘンゼルとグレーテル』するらしいからっ★「理沙さん、ますます差つけられますよ??ほっといていいんですか??」『アレで喜んでるみたいやから今だけでも楽しましたり。』「でも…。」『いいのっ。そのうち分かるやろうから★さてとォ!!そろそろおいとまするわぁ。』
2006-02-28 01:22:00 -
265:
あい
めちゃ楽しみ?頑張ってね?
2006-02-28 01:23:00 -
266:
理沙
『もしもし??龍口座の理沙ですけど。あ、呼ばなくていいです。今から一人で行きたいんですけど席空いてますか??…はい。じゃあ10分くらいで着くと龍に伝えて下さい。失礼します。』時刻はもうすぐ5時。どこも忙しくなる時間帯。陸の店を出てすぐ、龍の仕事の邪魔しないように店に電話した。葵たちがいないときはだいたいこんな感じ。「いらっしゃい★」『龍っ!!忙しいんやから出て来んでいいのにぃ〜。』「理沙は俺のオカン的存在やから特別やのっ!!客もなぜか理沙やったら文句言わんし。」『そ…そうなん??それって怖がられてんちゃうの??』「ちゃうちゃう。客もちゃんと分かってくれてんねん。恋ちゃんって子知ってるやんな??飲みに来てんでっ★相席にしといた♪」『ありがとぉ!!龍ほんま成長したなぁ★おかぁちゃん嬉しいわぁ。』「理沙泣かんといてやぁ。俺まで泣いてまうやん。」『ははっ★はいはいっ。』「理〜沙さぁ〜んっ!!おひさしぶりですぅ〜!!」ビップルームにいたお人形さん恋が理沙に気付いて大きく手を振り駆け寄って来る。理沙はすかさずぬいぐるみみたいな恋をダッコした。。だってちっこいし可愛いし、ほんまにぬいぐ
2006-02-28 01:46:00 -
267:
削除削除されますた
あぼ~ん -
268:
理沙
「あのねっ!!理沙さんに報告したい事いっぱいあるんですよっ★ささっ、狭い店ですけど多分ゴキブリ系いないんでゆっくりしてって下さい★」「お前が言う事かい。」「うっさい!!今は恋がしゃしゃるとこやねんから黙って。」「…はいはい。」『恋ちゃん酔うてんの??』「はいぃ!!祝い酒ですからねぇ〜っ★」「あのねっ★ゴニョゴニョゴニョ…でゴニョゴニョ…なんですっ★」『…??(。д゚)??』「つまり恋が言いたいのは、沙耶のパパ二匹潰したったって事っ。」『…うそぉっ!?』「ほんまっ!!あっ、本当ですっ★恋頑張ったでしょ??まだ完全に潰した訳じゃないんですけど多分一週間くらいには潰れるんちゃいますかね??」『どんな手使ったん…。』「それは企業秘密です★」恋恐るべし…。敵に回さなくて良かったぁ…。。
2006-02-28 02:04:00 -
269:
名無しさん
もぅすぐクライマックス〜?!なんか寂しいなぁ☆バリこの話楽しいから好きやわ♪頑張ってな☆
2006-02-28 02:06:00 -
270:
理沙
「さっき陸の店行って来たんでしょ??沙耶どんな感じでした??」『相変わらずやったわぁ。』「ふぅん。それが何日続くかしらねぇ。」「理沙さんだいぶイライラしてるでしょ??ルイ飲めたら飲んで下さい★調子乗って卸したけど恋こういう系全く飲めないんでっ。」『あ、ありがと。』 それ以来、恋とこうして飲む機会が多くなった。恋の口から沙耶の動きが事細かくポンポン入って来る。それでも沙耶があんな勝ち気でいられるのは何故なんだろう。 月日が過ぎるのはとても早く、あっという間に決戦日がやってきた。。
2006-02-28 02:26:00 -
271:
理沙
?少し休憩?
あいタン?マメにチェックしてくれてありがとう?276タン?そろそろですよぉ?最後まで楽しんでもらえるように頑張るねっ?2006-02-28 02:30:00 -
272:
山っこ
私も読ωでるよ?おもろぃから、大しゅき???
2006-02-28 02:49:00 -
273:
理沙
山っこタン?おおきにっ?気合い入れて更新します?
2006-02-28 04:20:00 -
274:
ララ?
め+ニおもろい?
早く次見+ニい?2006-02-28 04:31:00 -
275:
理沙
ララ?タン?ありがと?
2006-02-28 04:36:00 -
276:
理沙
「リサ!!いってらっさい。」「絶対勝って来んねんでっ!!負けたら知らんからなぁ!!」『おうっ★行って来るぜぃ!!』葵とジェーンに店前まで見送ってもらい、バッグを握り締めて店のドア前に立った。『大丈夫…。大丈夫やから…。』呪文みたいに何度も唱え、そっとドアを開けた。「いらっしゃいませぇい!!」『うん。』陸のBDなだけあって店は大盛況。理沙たちの戦いを見に来た子もチラホラいるらしく…。見せモンじゃねえぞゴルアァ!!腹で怒り顔で笑う。「おっそいなぁ。アンタ来んからもうルイ卸してもたわぁ。あははっ★」『あ、そう。。まぁよろしくね。』「えらい自信なさげな返事ですこと。負け認めるんなら今やでぇ??」『ううん。そんな事せえへんよ。』隣同士、火花を散らせながら勝負開始のゴングが鳴った。
2006-02-28 05:03:00 -
277:
理沙
「リシャ3本!!」『リシャール2本。』「おもんないなぁ〜。テンション上げてこか。ゴールド5本!!コール有りでぇ!!」『なぁみんなお腹空いてない??コレでフルーツ盛り合わせお願いねっ★あっ!!もうすぐマノアールからケーキ届くと思う。めっちゃ美味しいし食べなもったいないからみんなで分けて??それでも食べながら楽しもやぁっ♪』「アホちゃう??そんなんしたかて陸の売り上げに入らんし。ゴールド追加ぁ!!」『カクテル飲みたくなってきたなぁ。ヨギーパインください。』「アンタほんまナメてんの!?」『いんや。舐めてもおいしくないし。』「そういう所ほんっまムカツクわぁ!!スードン7本!!」沙耶は頭に血が登って気付いてない。あたしにとってヨギーパインが勇気をくれる飲み物だという事が…。そしてこのヨギーパイン一杯で、どれ程の効果があるのか…。
2006-02-28 05:29:00 -
278:
理沙
この店には代表が大事に隠し持ってる秘密の酒がある事をあたしは知ってる…。酒に詳しいこの店の代表が、あの手この手使って手に入れた酒。さぁいくらで売るだろう。。時刻は7時を少し回った所。沙耶はこれでもかという程シャンパンを卸し続けている。最初あんなにゴールドだのスードンだの言ってた沙耶が、いつのまにかクリュグまで値段を下げて来ていた。そろそろ限界が近付いて来たのかも。。「ドンペリ!!」『カフェパライチ。』「アンタもう限界なんやろ。このへんでギブすればぁ??」『閉店までの勝負やろ??約束は守らなぁ。』「アホやなぁ。もうすでに決着ついてるやん。どう挽回すんの??」『さぁ??どうしよっかな。』『代表っ!!あたしワイン飲みたいんやけど、赤でめっちゃ濃厚で…。そうやなぁ。ちょうど代表が産まれた年くらいのオススメのワインない??』「やっぱり赤ならラブジャッジやわ!!って…。えっ!?」『あるやんな??』「いやっ、でもアレはっ!!」『あるんやんなぁ??』「ある事はあるけど売り物じゃないんで…。」『いくらで売る??』「いや、だから売り物じゃっ!!」『銀座にこの種類ワイン置いてる所知ってるよ。全種類買ったら…億はくだらんよね?
2006-02-28 06:06:00 -
279:
削除削除されますた
あぼ~ん -
280:
あい
(*o>ω<o)ハマリすぎてマス?頑張ってね?最後まで応援してるから?
2006-02-28 07:32:00 -
286:
理沙
あいタン?常連さんなってくれてありがと?名無しさんアンカー多いね?さて、そろそろ完結といきましょうかっ?
2006-02-28 22:58:00 -
287:
理沙
銀座のワイン専門店コピーした紙をピラピラさせて誘惑した。『こういうときって、店から特別サービス!!とか欲しいよねぇ〜。』「う〜ん…。」『それに三億出すわ。』「えっ!?」「…まぢ??」『三億でそのワイン買います。まだ足らん??』カラカラカラ…ヂャリンッ!!「…ええいっ!!持ってけ泥棒!!」「お前セコイねん!!じゃあ沙耶三億五千万出す!!」沙耶が焦って名乗り出る。…かかったな沙耶っ!!『なぁ沙耶。この世の中には二つの買い物の仕方があるって知ってる??』「はぁ!?」『一つは現金・カード。もう一つは…ツケ。。沙耶、ずっと未収なんやろ。もう辞めとき。』
2006-02-28 23:47:00 -
288:
名無しさん
めっちゃおもろい!続き気になって寝れましぇん(`Д´)ノ
2006-02-28 23:49:00 -
289:
理沙
「な…っ!!」『半月前に愛人契約破棄なったんやろ??金なくなってもオイシイ思いしてきた分後に引かれへんようになって見栄だけが残って、自分でもう止められへんねやろ??』『アンタはもう…病気や。。』「…っ!!お前探り入れたやろ!!」『探りもお互い様じゃない??円香脅してまで探ったんはそっちやん。』「もしかしてあのオッサンらも…。」『そう。あたしやで。アンタ鬼竜組と絡んだらしいな。引き離すの手こづったわ。アンタほんま命知らずやなぁ。』ほんまは恋が鬼竜組の親戚やっただけやけどっ★『未収は払ってからやっと『使った』になるんやんな??どう考えたって沙耶の負けや。諦め…。』
2006-03-01 00:03:00 -
290:
理沙
よっしゃ!!あたし完璧やん★ 最後のとどめを刺してタバコに火をつけワインが注がれていくのをボンヤリ眺めた。すると…。「納得…いかへん。」ガクンと肩を落とした沙耶が、目に涙をいっぱい溜めてつぶやいた。『まだ何かするつもり??』「…」『何か言いや。』「何でいつも理沙ばっかりいい思いすんの??沙耶がどれだけ頑張ったって誰も誉めてくれへんのは何で??理沙には許されて沙耶は許されへんのは何で??納得いかへん…。沙耶は一体何なん!?なぁっ!!教えてや!!」
2006-03-01 00:24:00 -
291:
理沙
「所詮金なんやろ??なぁっ!!お前らみんな沙耶の事金としか思ってへんねやろ!?だから沙耶がアホ程金使っても当たり前なんやろ!?それやったらこいつも同じように金として見ろや!!こいつも金やねんから誉めたりすんなや!!体売ってる汚い風嬢なんかに感謝すんなや!!」 沙耶がやっと胸の内を吐き出した。沙耶はただ、一人の女の子として見てほしかっただけなんや。普段は「他人の事なんて関係ない。自分は自分」って口癖のように言ってたけど、本当は人と比較されるのが嫌だったんだ…。そして誰よりも「可愛がられたい。愛されたい」という欲望が大きかったんだ…。。
2006-03-01 00:37:00 -
292:
☆☆ ◆1XTggopdao
最初からずっと楽しんで読ませてもらってました☆レスは初めてですけど(>__
2006-03-01 00:49:00 -
293:
ララ?
頑張れ〜??
2006-03-01 01:27:00 -
297:
理沙
294タン?☆☆タン?ララ?タン?名無しさん?レスおおきにっ?昨日また更新中に寝てしまった?完結さしたかったのに?
2006-03-02 02:53:00 -
298:
理沙
「どうせアンタも沙耶の事引き立て役としか思って無かったんやろ??沙耶が今までどんな気持ちやったと思ってるん!?散々振り回したあげく『あたしみんなから可愛がられてますよぉ〜。』って毎回見せ付けられたらどんな気する!?気ぃ悪いんちゃうの!?そんなんをアンタは平気な顔してやってきてんねん!!アンタ最低やわ!!」『…』「沙耶はアンタの事一生許さんから。陸、バイバイ。」 ヒールの音をカツカツ響かせて沙耶が去っていく。。理沙はその後ろ姿を見ながら心の中で『ごめん…。』と言い続けるしかなかった。
2006-03-02 03:10:00 -
299:
理沙
『チェック…お願いします。あと、沙耶の未収も…あたしが肩代わりします。』 魔法のカードを取り出し会計を済ませる。━こんなの…もう、ただのプラスチック板や。━ 急いで外へ出たが、もう沙耶の姿はない。『こんな勝負、全然意味なかったやん…。』どこへ行く訳でもなく、ただひたすらこの繁華街をうろついてた。同じ道を行ったり来たり…。周りの雑音も一切耳に届かない。目の前に映るネオンが全部同じに見えて、どうしようもない悲しさだけが理沙を襲う。
2006-03-02 03:22:00 -
300:
理沙
「あっ!!理沙久しぶりやなぁ★タコ買いに来てくれたんかぁ??」『姉…??』元気のない顔を横に向けると、たこ焼き屋の姉さんが椅子に座って笑っていた。『そっか。ココ姉の…。』「そうやっ。今タコ焼けたばっかやで。おまけしたるわな★いつものやな??」『今日はいい…。』「えらい元気ないなぁ。どうしたん??」近くにあった椅子に腰かけ、姉さんに事情を説明した。『あたしは沙耶にいろんな所見せてあげたかっただけやねん。あたしをもっと知ってほしかっただけ。でもあたし…ずっと気付かず酷い事してた。。沙耶の気持ちも分かってあげれずに…。』「それは確かにアカン事やなぁ。自分をアピールするのとエゴ押し付けるのとは意味が違うからな。」「アンタの頑張り次第で沙耶は絶対帰って来るわ。アンタがほんまに大事やと思うんやったら納得いくまでやってみ。それでアカンかってもやるだけの事はやってんから諦めや。」『何をしたらいいん??』「それはアンタが一番よう分かってるはずや。」『そっか…。』「タコ食べるか??姉のタコは元気出るでっ★」『姉商売上手やなぁ〜。じゃあ、いつものちょうだいっ♪』
2006-03-02 04:18:00